JP2008531149A - 外科インプラント - Google Patents

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Abstract

【課題】特にヘルニア修復術に適し、腹膜内空間に容易に配置することができ、治癒過程で外科インプラント内への組織の成長を可能にし、かつのちに合併症を引き起こさない外科インプラントを提供すること。
【解決手段】メッシュ状ベース構造2およびフィルム4を有する外科インプラント。フィルム4は、ベース構造2の少なくとも一部の上に延在し、部分領域においてベース構造2に接続されており、ラットの皮膚に対して0.25以下の動摩擦係数を有する。フィルム4は、好ましくは吸収性である。
【選択図】図1

Description

開示の内容
〔発明の分野〕
本発明は、例えば鼠径ヘルニアの修復術に用いることができる外科インプラントに関する。
〔発明の背景〕
欧州特許出願第0898944A2号には、配置装置によって、2層からなるベース部がヘルニア門の下側の前腹膜空間内に位置付けられるヘルニアインプラントが開示されている。このベース部から延びた通路が、ヘルニア門内を通る。このベース部は、端部にカラーを備えている。この不都合な点は、ベース部を前腹膜空間内に必ずしも確実に配置できるわけではなく、ベース部の端部が折れ曲がるか、または詰まって動かなくなるという点である。さらに、ベース部は、比較的硬いままである。
米国特許出願第20030078602A1号には、吸収層と非吸収層の2層からなるヘルニアインプラントが開示されている。
ドイツ特許出願第19613730A1号には、体組織の補強または閉止のための、面積を備えた面インプラント(areal implant)が開示されている。このインプラントでは、吸収性フィルムを、メッシュ状ベース構造の片側または両側に取り付けることができる。
ドイツ特許出願第10155842A1号には、長期に亘って安定なメッシュ状ベース構造を備えた面インプラントが開示されている。このメッシュ状ベース構造は、1.5mm〜8mmの大きさの孔が形成されており、少なくとも一部の領域には、両側に合成吸収性ポリマーフィルムを備えている。この2つのポリマーフィルムは、ベース構造の孔の中で互いに接着または溶接されている。
フィルムを含む面インプラントは、取り付けられたフィルムが障壁となるため、このインプラントを通る組織の成長を僅かにしか許容しない。フィルムが吸収性の場合、この不都合な効果は、少なくとも一時的である。
国際特許出願第2004/012627A1号に、保持構造を備えたヘルニアインプラントが開示されている。この保持構造は、ヘルニアインプラントの配置および安定化を助ける。このインプラントは、ポリプロピレンから形成された、小さな孔を備える、重ね合わされた2つの硬質メッシュと、ePTFEから形成された縫製膜と、ポリプロピレンメッシュ袋内の縫製通路内におけるポリエチレンテレフタレートとからなる補強リングからなる。
この不都合な点は、多量の材料を必要とするポリプロピレンメッシュ袋は、硬質であり、解剖学的環境に適応しにくく、過度の異物反応でプレートを傷付けることがある点である。さらに、ePTFEからなる微小孔膜が組織内に取り込まれずに、組織によって被包され、付着が起こらない。
米国特許第6224616B1号には、2つのメッシュ状の層を備えたヘルニアインプラントが開示されており、メッシュ状の層の間には袋が形成されている。この袋は、一平面においてインプラントを開口させるばね構造を含む。使用の際に、このインプラントの縁が、畳まれたり広げられたりするという不都合がある。
別のヘルニアインプラントが、米国特許第6669735B1号に開示されている。このインプラントでは、吸収性リングが非吸収性メッシュの周囲に固定される。このリングは、曲げることができるが、変形された後に元の形状を回復する。
米国特許第5368602A号には、インプラントの挿入を補助する少なくとも1つの細長い半硬質要素を備えた可撓性外科用メッシュが開示されている。半硬質メッシュは、メッシュと一体的に形成するか、または別個の要素として形成することができる。
原則として、吸収性または非吸収性拡張リングまたは類似の取付け補助具(例えば、ニチノールワイヤまたはばねワイヤなど)によって前腹膜空間内にインプラントメッシュを配置する際に不都合が生じる。
したがって、リングが破損して腸を穿孔する危険性が報告されている。通常の創傷が治癒する際に、組織がメッシュ内に成長すると、傷跡が形成されて創傷が収縮することがある。したがって、内部に組織が成長するメッシュは同様に収縮するが、拡張リングは収縮しない。このため、メッシュの3次元変形が起こり、変形されたメッシュが、ヘルニアを閉じる役割を果たさなくなる。
本発明の目的は、特にヘルニア修復術に適し、腹膜内空間に容易に配置することができ、治癒過程で外科インプラント内への組織の成長を可能にし、かつのちに合併症を引き起こさない外科インプラントを提供することにある。
この目的は、添付の特許請求の範囲の請求項1の特徴を有する外科インプラントによって達成することができる。本発明の有利な実施形態を、従属請求項に明確に記載した。
〔発明の概要〕
本発明に従った外科インプラントは、メッシュ状ベース構造、およびこのベース構造の少なくとも一部の上に延在するフィルムを有する。このフィルムは、その部分領域においてベース構造に接続されている。フィルムは、好ましくは吸収性である。フィルムとラットの皮膚との間の動摩擦係数は、0.25以下である。この値は、ドライ状態(すなわち、予め湿らせられていない)のフィルムの値である。動摩擦係数および対応する静摩擦係数を決定するための試験方法を詳細に後述する。
フィルムとラットの皮膚との間の動摩擦係数は、下限が0を超え、上限よりも小さく、上限が0.25以下である任意の範囲とすることができ、この範囲の全ての可能な数値をここに開示したものとする。
上記した特徴を有する本発明に従ったインプラントおよびその部品を前腹膜空間内に導入する際に、従来の既知のインプラントに関連した、概要を説明した不都合が生じない。このインプラントは、前腹膜空間内に導入された後、メッシュ状ベース構造を備えた側が横筋膜(すなわち、外側)を向き、フィルム側が腹膜(すなわち、腸側)を向くように配置する。インプラントは、フィルムによって、前腹膜空間内への確実な配置に適した十分な初期の剛性を付与するが、吸収性フィルムの場合は、前腹膜空間内のインプラント部分が、数日後または数週間以内に十分に柔らかくなり、体組織の良好な取り込みも可能となる。さらに、フィルムと体組織との間の比較的低い摩擦によって配置が容易になる。フィルムが吸収されると、組織が良好に取り込まれる、剛性が大幅に低下した面インプラントが、前腹膜空間内に残る。
拡張リングなどを用いなくても、確実に配置することすなわち広げることができ、インプラントの縁部が患者を危険にさらさない。少なくともベース構造の縁の部分のフィルムは、少なくともベース構造の縁まで延びるのが好ましく、選択的には、ベース構造の縁を越えて延ばすこともできる。このようにして、容易に触知できる非外傷性の縁が得られる。フィルムがベース構造の縁を越える場合、取付けの際に、端部のメッシュが体組織に容易には引っ掛からないという利点が得られる。フィルムが、少なくともベース構造の縁の部分のベース構造(そして好ましくは、ベース構造の全外周)に接続される場合、ベース構造の縁は、折れたり曲がったりしない。このような特徴により、インプラントの取扱いが格段に容易になる。
本発明に従えば、フィルムは、全表面に亘ってではなく、部分領域、例えば各点でおよび/または縁領域内でメッシュ状ベース構造に接続される。
したがって、フィルムとメッシュ状ベース構造との間に十分な中空空間が存在し、ベース構造をその上に延在する体組織の形状に適合させることができるため、メッシュ側を筋膜構造に確実に配置することができる。創傷治癒の初めの数時間および数日間のうちに、フィブリンが、メッシュを覆うように一方側だけではなく両側に成長することができるため、この初期の創傷治癒の段階で、ベース構造とインプラントが、体内で生じるプロセスによって安定した位置に保持される。このように、例えば急速に吸収される縫合材料によってインプラントを固定することができ、この結果、例えば鼠径ヘルニア修復術の不都合が解消される。なぜなら、鼠径ヘルニア修復術は通常、例えば、分離すると慢性疼痛および神経を刺激することがあるポリプロピレンなどの非吸収性縫合材料で固定されるからである。
上記したように、フィルムによってインプラントを確実に配置することができる。これに関するフィルムの特性は、その材料、剛性、厚み、または前処理(例えば、延伸など)の種類によって調節することができる。好適な実施形態では、フィルムは、0.01mm〜3mm、好ましくは0.025mm〜1mmの厚みであり、フィルムの曲げ弾性率は、2500N/mm2未満である。フィルムが十分な剛性を有するため、縁の特殊な構造が必要ない。
フィルムは、下側の体組織に対する摩擦を大幅に低減し、メッシュ状ベース構造は、組織に対して高い動摩擦係数または静摩擦係数を有し、上側の組織に密接してこの組織を支持する。動物組織に対するメッシュ構造およびフィルムの摩擦係数を決定するための試験方法を後述する。試験結果から、メッシュの摩擦係数は、通常は、選択したフィルムの体組織に対する摩擦係数の少なくとも2倍高い。
好適な実施形態では、ドライ状態のフィルムの動摩擦係数とウェット状態のフィルムの動摩擦係数の差異は、0.2未満、好ましくは0.1未満である。このため、本フィルムは、詳細を後述するように、例えば、ドライ状態よりもウェット状態で相当低い摩擦係数を有するコラーゲンが被覆された材料とは異なる。
フィルムは、例えば、部分領域(例えば、周囲の縁などの線またはストリップに沿った点または領域)における縫付け、刺繍、または接着(熱手段による方法を含む)、または熱溶接などの様々な方法でベース構造に接続することができる。ここで用いる溶接技術には、広い意味で、フィルムの熱変形(フィルムの溶融点よりも低い)も含む。フィルムとベース構造との間の接続は、例えば縁領域が考えられるが、面パターンや矢印の形状なども考えられる。摩擦係数のデータは、例えば刺繍パターンなどの摩擦増大の効果がないフィルムに関連する。
インプラントは、主にエチレンオキシド滅菌によって滅菌されるため、好適な接続方法は、刺繍または縫付けである。なぜなら、接着点または溶融点の場合、製造工程で、このような接着点や溶融点の中に微生物が閉じ込められるのを完全に防止するのが不可能であり、滅菌ガスによって殺菌することができないためである。
刺繍パターンまたは縫付けパターンの例を後述する。刺繍した縁は、触知可能となるように構成して、インプラントの取扱いを容易にすることもできる。インプラントはまた、例えばリブ状構造などの補強として設計された刺繍構造を有することもできる。
本発明に従ったインプラントは、例えば、単にフィルムを備えたメッシュ状構造から構成して、面構造として形成することができる。しかしながら、インプラントは、例えば、フィルムを備えたメッシュ状ベース構造、および3次元構造である別の構造をも有するようにして3次元構造として形成することもできる。3次元への拡張は、湾曲していて、好適には形状が安定した固有の面構造(すなわち、フィルムを備えたメッシュ状ベース構造など)で実現することもできる。
有利な実施形態では、インプラントは、互いに交差して延び、互いに離間した2つのウイングを有する。これらのウイングの少なくとも一方は、メッシュ状ベース構造、および上記した特徴を備えたフィルムを有する。2つのウイングは、この場合、ヘルニア門内に挿入するように設計された円柱状構造によって接続することができる。このようなインプラントは、ヘルニアの治療、特にインプラントで前腹膜空間におけるヘルニアの間隙を覆うことを目的とする場合に適している。本発明に従ったウイング構造が、この場合は、すでに述べたように前腹膜空間に配置され、他方のウイングが、この上に配置されて体組織に接触する。同等のジオメトリのインプラントが、「PHS(Prolene Hernia System)」の名称でエシコン社(Ethicon)により販売されている。また、欧州特許第0898944B1号も参照されたい。本発明に従った3次元インプラントの他のジオメトリも可能である。
フィルムは、前腹膜空間内に良好に配置できるように、1または複数の貫通孔、例えば「PHS」ジオメトリにおける中心開口(例えば、直径18mm)を備えることができる。
メッシュ状ベース構造の材料の例として、α‐オレフィン(フッ素含有α‐オレフィンを含む)のポリマー、例えば、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、脂肪族ポリエステル(例えば、グリコール酸または乳酸の脂肪族ポリエステル)、芳香族ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、およびこれらのコポリマーまたは混合物を挙げることができる。特に適した例は、「Pronova」の名称でエシコン社(Ethicon)が販売する、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマーと、ポリフッ化ビニリデンとの混合物である。部分的に吸収性メッシュ構造も有利である。この適当な例として、「Vicryl」(Polyglactin 910(グリコリドとラクチドとの(90:10)のコポリマー)、エシコン社(Ethicon))とポリプロピレンとを用いた構造、「Monocryl」(Polyglecaprone 25(グリコリドとε‐カプロラクトンとのコポリマー)、エシコン社(Ethicon))と「Pronova」とを用いた構造、好ましくは「Monocryl」とポリプロピレンとを用いた構造を挙げることができる。脂肪族ポリエステルやポリエーテルエステルは、吸収成分として特に適している。
ベース構造は、マルチフィラメントメッシュ、モノフィラメントメッシュ、またはモノフィラメントとマルチフィラメントとの混合物として構成されたメッシュを有することができる。ベース構造の弾性特性は、ドイツ特許出願第19613730A1号に開示されているように構成することもできる。小さい孔を備えたメッシュやモノフィラメントで補強されたメッシュも同様に可能である。
メッシュ状ベース構造は、被覆、例えば、(チタン、ジルコニア、または他の金属により)金属被覆することもできる。被覆は、植え込み後に放出される活性物質(薬物担体)を受容するのにも適している。添加物の例として、例えば、ドイツ特許出願第10355189A1号に開示されている方法でベース構造内に混合することができる、内部可塑剤(例えば、クエン酸塩)またはトリクロサンなどの活性物質を挙げることができる。
フィルムは、ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、トリメチレンカーボネート、ポリヒドロキシブチレート、および/またはポリヒドロキシバレレートのポリマーおよび/またはコポリマーを含むのが好ましい。他の有利な材料は、ポリ‐p‐ジオキサノン(PDS)およびポリオキサエステル(polyoxaester)である。本発明によるインプラントの構成要素として、フィルムは、要求される範囲内の摩擦係数を有する。所与のフィルムでは、摩擦係数は、特に、表面特性も決定するフィルムの製造方法によって決まる。所与のフィルムが要求される範囲内の摩擦係数を有し、従って本発明に従ったインプラントに適しているか否かの問題は、当業者による特定の試験の実施によって容易に確かめることができる。
インプラントの完全な、または部分的な着色により、手術の際のインプラントの方向付けが容易になる。
上記したように、本発明に従った外科インプラントは、ヘルニア修復術、特にインプラントが前腹膜空間内のヘルニア間隙を覆うことを目的としている場合に特に適している。しかしながら、フィルムが、追加として付着防止手段を備えている場合(例えば、ORCやコラーゲンで被覆されている場合)、またはフィルムがポリオキサエステル(polyoxaester)から形成されるか、またはポリオキサエステルで被覆される場合にも、このインプラントは、腹膜内空間に適合しうる。
例を参照して、以下に本発明を詳細に説明する。
〔詳細な説明〕
幾何学的形状の例
図1は、外科インプラント1のある部分を通る長手方向の断面図を示している。インプラント1は、例えばかぎ針編みガルーン(crochet gallon)などのメッシュ状ベース構造2、およびフィルム4を有する。このフィルム4は、例示した実施形態では吸収性である。フィルム4は、ベース構造2の部分領域に設けられたシーム6によってベース構造2に接続されており、図1の長手方向断面図は、このような部分領域を通っている。例示的な実施形態では、シーム6は、ダブルサドルステッチシーム(double saddle stitch seam)である。
図2は、インプラント10の実施形態の平面図を示している。太い線12(ゾーン)は、例えばシームまたは刺繍によってフィルムがベース構造に接続されている部分領域である。この種の部分領域は、ベース構造の周囲に沿って、ベース構造の縁16まで延びている。それゆえ、フィルムは、ベース構造に、ベース構造の縁領域で確実に接続されている。フィルム自体は、縁16を越えて延びることもできるが、図2には示されていない。
図3では、2つのウイングを備えたヘルニアインプラントの下部ウイング20(ベース)の6つの実施形態が、平面図で部分(a)〜(f)に示されている。この種のヘルニアインプラントは、ベース20から離間して延在するウイング(カラー)を有している。このウイングは、円柱構造によってベース20に接続されている。このようなヘルニアインプラントの基礎的な幾何学的原理(「PHS」ジオメトリ)が、欧州特許出願第0898944A2号に開示されている。ベース20は、本発明に従って構成されている。見やすくするために、図3の部分(a)〜(f)に同じ参照符号を用いている。
ベース20は、図1によるインプラント10と同様に構成されており、ベース構造とフィルムとを有する。このフィルムは、例えば縫付け、刺繍、接着または溶接などによって太い線(ゾーン)22でベース構造に接続されている。円形領域24は、上記した円柱構造の取付け部位を示している。例示的な実施形態では、ゾーン22の1つが、ベース構造の縁26に沿って延びているが、フィルムは、縁26を越えて延びていてもよい。
図3の部分(a)〜(f)から分かるように、ゾーン22は、例えば、半径方向に延びた補強部または円形補強部の形態で、構造を補強する役割を果たすこともできる。
実施形態の他の例
以下の表1は、特に、ヘルニアの治療用の「PHS」ジオメトリ(上記参照)を有する2つのウイングを備えた外科インプラントの実施形態および材料の組合せの要約した例を示している。これらのインプラントでは、本発明に従って構成されたウイング(下側)は、前腹膜の空間内にはめ込まれ、他方のウイング(上側)は、この上にはめ込まれる。両方のウイングは、ヘルニア門に位置するようにコネクタによって連結されている。
本明細書で用いる材料の定義は、次の通りである。
PP:ポリプロピレン(「Prolene」の名称でエシコン社(Ethicon)が販売)
Vicryl(商標):Polyglactin 910(グリコリドとラクチドとの(90:10)のコポリマー)、エシコン社(Ethicon)
Monocryl(商標):Polyglecaprone 25(グリコリドとε‐カプロラクトンとのコポリマー)、エシコン社(Ethicon)
Pronova(商標):フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマーと、ポリフッ化ビニリデンとの混合物、エシコン社(Ethicon)
PDS:ポリ‐p‐ジオキサノン
「Vicryl」、「Monocryl」、および「Pronova」は、エシコン社(Ethicon)の商標である。
Figure 2008531149
フィルムの曲げ弾性率を、3点曲げ試験(例えば、軸受の距離が20mm、クロスヘッドの速度が25mm/分)で測定することができる。様々な厚みの「Monocryl」フィルムの場合、曲げ弾性率は約450N/mm2である。
例示的な実施形態では、本発明に従って構成されたインプラントまたはインプラント部品に用いられるフィルムは吸収性である。「Monocryl」は、約3日〜20日以内で、元の破壊強度に対する破壊強度の低下が10%未満(37℃で、リン酸緩衝液中でインキュベートした後に測定)である。同様にPDSの適当なフィルムは、約10日〜50日後に同様に破壊強度が低下する。
接合の例
フィルムは、熱接着によって第2のフィルムを用いてメッシュ状構造に結合することができる。2つのフィルムを互いに、そしてメッシュ状構造に接合する際は、必ず無菌条件下で行わなければならない。
この一例では、「Monocryl」フィルムは、具体的には、中間層(第2のフィルム)によって「Ultrapro」メッシュ(ベース構造;「Ultrapro」:エシコン社(Ethicon)が販売するポリプロピレンおよび「Monocryl」を含むインプラントメッシュ)に接合された。この中間層は、「Monocryl」フィルムの部分領域内に配置され、薄い「PDS」フィルムから形成されている。この例では、「PDS」フィルムは、「Monocryl」フィルム(溶融点:約190℃)と「Ultrapro」メッシュ(溶融点:約165℃)との間で接着フィルムとして機能するように、130℃で溶融した。
摩擦係数の決定
フィルムの摩擦係数(動摩擦係数と静摩擦係数)は、結果を再現するのが容易であり、かつラット組織の入手が容易であるため、ラットモデルを用いてラットの皮膚に対して測定した。
このためには、試験するフィルムを備えた試験片を、金属プレート上に平坦に配置する。浅筋膜が外側を向くように、用意した新鮮なラットの皮膚を、正方形のコルクボード(スライド)上に皺が寄らないように配置する。ラットの皮膚が配置された正方形のコルクボード(ラットの浅筋膜と試験片との間の接触表面は約10cm×10cm)を、規定荷重(押圧力)をかけて、引張試験機(一端がコルクボードに固定され、他端が引張試験機のロードセル上に固定された可撓性ワイヤであって、丸い低摩擦ローラーで案内される)を用いて試験速度200mm/分で試験片全面を引っ張る。静摩擦力および動摩擦力は、得られる力と距離の線図から決定される。この線図から、静摩擦係数および動摩擦係数(引張試験機によって加えられる摩擦力および圧力の係数として)を求めることができる。
実施する試験では、選択した押圧力と接触表面とにより、接触圧力は約730Pa(5.5mmHg)になり、この圧力は下腹部内圧に相当する。(張力がかかっていない状態では、下腹部内圧は、200Pa(1.5mmHg)〜800Pa(6mmHg)の範囲である(ユー・クリンジ(U. Klinge)ら著、「腹壁の病態生理学(Pathophysiology of the abdominal wall)」、デア・ヒルルク(Der Chirurg)(1196)67:229−233)。接触圧力を約1730Pa(13mmHg)まで2倍に上げると、摩擦力が正比例して2倍になるが、試験した圧力範囲内(最大約2200Paすなわち16.5mmHg)の摩擦係数は、殆ど変わらずに維持された。すなわち、「物質定数(matter constants)」とみなすことができる。
摩擦測定の結果
上記したモデル(ラットモデル)を用いて実施した測定によると、市販のメッシュの動摩擦力は、5Nのオーダーであるが、例えば、「Monocryl」フィルムは、1N未満の動摩擦係数を有する。
コラーゲンフィルムとは対照的に、例えば、「Monocryl」フィルムの摩擦力は、周囲の流体によって著しくは影響されない。被覆されたソフラディム社(Sofradim)が販売する「Parietex」メッシュインプラントのコラーゲンフィルム側で測定した、コラーゲンフィルムの比較値は、約3.5N(ドライ)および約0.5N(ウェット)であり、「Interceed」(酸化再生セルロース)では、ドライ状態とウェット状態との間に同様の差異が存在する。
ドライ状態に適した、一方側がコラーゲンフィルムで被覆されたメッシュまたはインプラント、またはドライ状態に適した、「Interceed」で被覆されたメッシュは、一方ではメッシュが引っ掛かり、他方では非常に大きな摩擦係数によって腹膜層への配置が困難になるため、前腹膜空間内にうまく配置できないという不都合がある。
表2は、市販の標準的なインプラントと比較して、様々なサンプルの詳細な測定結果を示している。サンプル1および2は、本発明に従ったインプラントのフィルムであり、他のサンプルは、従来のインプラントである。
本発明に従ったインプラントのフィルムの静摩擦係数および動摩擦係数は、ドライ状態およびウェット状態で約0.03〜約0.20であり、従来のインプラントメッシュに比べて格段に低い。ウェット状態での測定値とドライ状態での測定値との間の差異は、0.1未満である。対照的に、例えばコラーゲンフィルム(ソフラディム社(Sofradim)が販売する「Parietex」メッシュインプラント、コラーゲンフィルムを備えたスペーサーニット;サンプル3)は、ドライ状態では、静摩擦係数が約0.6、動摩擦係数が約0.34であり、ウェット状態では、摩擦係数が約0.06〜0.07である。湿っていない、一側がコラーゲンフィルムで被覆されたインプラントは、前腹膜空間内への配置が困難である。ウェット状態とドライ状態との間のこのような差異は、例えば、ORC(酸化再生セルロース;例えば「Interceed」の商標;例4)で被覆されたインプラント、「Proceed」インプラント(例5)、またはORCを含むインプラントでより顕著である。ドライ状態での動摩擦係数および静摩擦係数は、1を超えており、ウェット状態では、吸収した水分量によって著しく低下する。
市販のポリプロピレンのインプラント(「Prolene」;例6)の摩擦係数は、ドライ状態で低く、ウェット状態で高く、静摩擦係数が0.25〜約0.7であり、動摩擦係数が0.15〜約0.5である。ポリプロピレン成分および脂肪族ポリエステル(「Vicryl」)を含む「Vypro II」(エシコン社(Ethicon);サンプル7)などの孔の大きいメッシュは、純粋なポリプロピレンメッシュよりも高い摩擦係数を有する傾向にある。「Vypro」メッシュ(エシコン社(Ethicon);サンプル8)も、ポリプロピレンおよび「Vicryl」を含む。ポリプロピレンの吸収成分(「Monocryl」)および非吸収成分を備えた別の孔の大きいメッシュが、「Ultrapro」メッシュ(エシコン社(Ethicon);サンプル9)である。
Figure 2008531149
〔実施の態様〕
(1)メッシュ状ベース構造(2)およびフィルム(4)を備えた外科インプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、前記ベース構造(2)の少なくとも一部の上に延在し、部分領域(12;22)で前記ベース構造(2)に接続されており、ラットの皮膚に対して0.25以下の動摩擦係数を有する、インプラント。
(2)実施態様(1)に記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、吸収性である、インプラント。
(3)実施態様(1)または(2)に記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、前記ベース構造(2)の少なくとも縁(16;26)の部分では、前記ベース構造(2)の少なくとも縁(16;26)まで延びており、選択的には、前記ベース構造(2)の縁(16;26)を越えて延びている、インプラント。
(4)実施態様(1)〜(3)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、前記ベース構造(2)の少なくとも縁(16;26)の部分で前記ベース構造(2)に接続されている、インプラント。
(5)実施態様(1)〜(4)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、次の方法、すなわち、縫付け、刺繍、部分領域内での接着、部分領域内での溶接、のうちの少なくとも1つにより、前記ベース構造(2)に接続されている、インプラント。
(6)実施態様(1)〜(5)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記インプラント(10;20)は、補強部として設計された刺繍構造(12;22)を有する、インプラント。
(7)実施態様(1)〜(6)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、0.01mm〜3mm、好ましくは0.025mm〜1mmの厚みを有する、インプラント。
(8)実施態様(1)〜(7)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、2500N/mm2未満の曲げ弾性率を有する、インプラント。
(9)実施態様(1)〜(8)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記フィルム4のドライ状態での動摩擦係数とウェット状態での動摩擦係数との間の差異が、0.2未満、好ましくは0.1未満である、インプラント。
(10)実施態様(1)〜(9)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記インプラントは、面構造(areal structure)として形成されている、インプラント。
(11)実施態様(1)〜(9)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記インプラントは、3次元構造として形成されている、インプラント。
(12)実施態様(1)〜(9)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記インプラントは、
互いに交差して延び、互いに離間した2つのウイング、
を備えており、
前記ウイングの少なくとも一方のウイング(20)が、
メッシュ状ベース構造(2)、および、
実施態様(1)〜(8)のいずれかに記載の特徴を備えたフィルム4、
を有する、インプラント。
(13)実施態様(12)に記載のインプラントにおいて、
前記2つのウイング(20)は、ヘルニア門内に挿入されるように設計された円柱構造(24)によって接続されている、インプラント。
(14)実施態様(1)〜(13)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記ベース構造(2)は、次のリストに挙げる材料、すなわち、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、α‐オレフィンのポリマー、フッ素含有α‐オレフィンのポリマー、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマーとポリフッ化ビニリデンとの混合物、グリコール酸の脂肪族ポリエステル、乳酸の脂肪族ポリエステル、グリコリドとラクチドとのコポリマー、グリコリドとε‐カプロラクトンとのコポリマー、芳香族ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、およびポリエーテルエステル、の少なくとも1つの材料を有する、インプラント。
(15)実施態様(1)〜(14)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、次のリストに挙げる材料、すなわち、ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、トリメチレンカーボネート、ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシバレレート、ポリ‐p‐ジオキサノン、およびポリオキサエステル(polyoxaester)、の少なくとも1つの材料を有する、インプラント。
(16)実施態様(1)〜(15)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記ベース構造(2)は、次のリストに挙げる要素、すなわち、モノフィライメント、マルチフィラメント、被覆、金属による被覆、チタンによる被覆、ジルコニアによる被覆、薬物支持として構成された被覆、内部可塑剤、内部可塑剤としてのクエン酸塩、活性物質、および活性物質としてのトリクロサン、の少なくとも1つの要素を有する、インプラント。
(17)実施態様(1)〜(16)のいずれかに記載のインプラントにおいて、
前記フィルム(4)は、少なくとも1つの貫通孔を有する、インプラント。
メッシュ状ベース構造よびフィルムを備えた、本発明に従ったインプラントの所定の領域を通る長手方向の断面図である。 本発明に従ったインプラントの実施形態の平面図である。 2つのウイングを備えたヘルニアインプラントの、本発明に従って構成されたウイングの様々な実施形態の部分(a)〜(f)の平面図である。

Claims (17)

  1. メッシュ状ベース構造(2)およびフィルム(4)を備えた外科インプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、前記ベース構造(2)の少なくとも一部の上に延在し、部分領域(12;22)で前記ベース構造(2)に接続されており、ラットの皮膚に対して0.25以下の動摩擦係数を有する、インプラント。
  2. 請求項1に記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、吸収性である、インプラント。
  3. 請求項1または2に記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、前記ベース構造(2)の少なくとも縁(16;26)の部分では、前記ベース構造(2)の少なくとも縁(16;26)まで延びており、選択的には、前記ベース構造(2)の縁(16;26)を越えて延びている、インプラント。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、前記ベース構造(2)の少なくとも縁(16;26)の部分で前記ベース構造(2)に接続されている、インプラント。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、次の方法、すなわち、縫付け、刺繍、部分領域内での接着、部分領域内での溶接、のうちの少なくとも1つにより、前記ベース構造(2)に接続されている、インプラント。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記インプラント(10;20)は、補強部として設計された刺繍構造(12;22)を有する、インプラント。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、0.01mm〜3mm、好ましくは0.025mm〜1mmの厚みを有する、インプラント。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、2500N/mm2未満の曲げ弾性率を有する、インプラント。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)のドライ状態での動摩擦係数とウェット状態での動摩擦係数との間の差異が、0.2未満、好ましくは0.1未満である、インプラント。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記インプラントは、面構造として形成されている、インプラント。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記インプラントは、3次元構造として形成されている、インプラント。
  12. 請求項1〜9のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記インプラントは、
    互いに交差して延び、互いに離間した2つのウイング、
    を備えており、
    前記ウイングの少なくとも一方のウイング(20)が、
    メッシュ状ベース構造(2)、および、
    請求項1〜8のいずれかに記載の特徴を備えたフィルム(4)、
    を有する、インプラント。
  13. 請求項12に記載のインプラントにおいて、
    前記2つのウイング(20)は、ヘルニア門内に挿入されるように設計された円柱構造(24)によって接続されている、インプラント。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記ベース構造(2)は、次のリストに挙げる材料、すなわち、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、α‐オレフィンのポリマー、フッ素含有α‐オレフィンのポリマー、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマーとポリフッ化ビニリデンとの混合物、グリコール酸の脂肪族ポリエステル、乳酸の脂肪族ポリエステル、グリコリドとラクチドとのコポリマー、グリコリドとε‐カプロラクトンとのコポリマー、芳香族ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、およびポリエーテルエステル、の少なくとも1つの材料を有する、インプラント。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、次のリストに挙げる材料、すなわち、ラクチド、グリコリド、カプロラクトン、トリメチレンカーボネート、ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシバレレート、ポリ‐p‐ジオキサノン、およびポリオキサエステル、の少なくとも1つの材料を有する、インプラント。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記ベース構造(2)は、次のリストに挙げる要素、すなわち、モノフィライメント、マルチフィラメント、被覆、金属による被覆、チタンによる被覆、ジルコニアによる被覆、薬物支持として構成された被覆、内部可塑剤、内部可塑剤としてのクエン酸塩、活性物質、および活性物質としてのトリクロサン、の少なくとも1つの要素を有する、インプラント。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載のインプラントにおいて、
    前記フィルム(4)は、少なくとも1つの貫通孔を有する、インプラント。
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