JP2008525329A - 毛髪トリートメント用油中水型エマルジョン - Google Patents

毛髪トリートメント用油中水型エマルジョン Download PDF

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Abstract

本発明は、(a)(i)1種以上の脂肪酸グリセリドである第1の油性成分、および(ii)平均炭素鎖長が炭素原子数20未満の、1種以上の炭化水素油である第2の油性成分を含む油相;(b)(i)水、(ii)少なくとも6のHLBを有するエトキシル化アルコールである非イオン性乳化剤を含む親水性相、ならびに(c)毛髪トリートメントワックスの分散した粒子を含む、毛髪トリートメント用油中水型エマルジョンを提供する。

Description

本発明は、向上した感覚特性および毛髪ベネフィット剤との向上した相溶性を有する、毛髪トリートメント用油中水型エマルジョンに関する。
消費者は、洗浄前および洗浄後に毛髪に油を与える。油は毛髪に栄養を与え、洗浄中に毛髪を保護すると考えられるので、洗浄前オイリングが行われる。洗浄後オイリングは、扱いやすさおよび整髪のために行われる。オイリングの習慣は、中央アジアおよび中東地域の全域のおよそ8億の人々の間で広く行われている。
ココナッツ油は、中央アジアおよび中東地域で毛髪の手入れのために使用されている大変よく知られた油である。ココナッツ油は高水準のコンディショニングベネフィットを提供するが、油っぽさという欠点も持っている。
EP1289479は、油類(脂肪酸グリセリドおよび炭化水素油)の特定の混合物を組み込み、ココナッツ油と同水準のコンディショニングベネフィットを与えることが可能でありながら、より優れた感覚特性を持ち、特に油っぽさをより抑えた髪油を開示している。
製品適用後の毛髪の扱いやすさおよび整髪効果を改善するために、このような油に毛髪トリートメントワックスなどの毛髪ベネフィット剤を組み込むことが、望ましいであろう。
しかしながら、このような毛髪ベネフィット剤は、一般に油と相溶性でなく、および安定した状態で油中に組み込むことができないという問題がある。このようなベネフィット剤を効果的な水準で髪油と組み合わせるとき、それらは、魅力的でない外観および2相の異なる密度が原因で分離する傾向をもつ、2相系を形成しがちである。
本発明者らは、この問題は、非イオン性乳化剤の特定の種類が油に配合された場合に解決され得ることを見いだした。本発明は、向上した感覚特性および毛髪トリートメントワックスなどの毛髪ベネフィット剤との向上した相溶性を有する、油微細構造を提供する。
本発明の定義
本発明は、
(a)(i)1種以上の脂肪酸グリセリドである第1の油性成分、および
(ii)平均炭素鎖長が炭素原子数20未満の、1種以上の炭化水素油である第2の油性成分
を含む油相;
(b)(i)水、
(ii)少なくとも6のHLBを有するエトキシル化アルコールである非イオン性乳化剤、
を含む親水性相、ならびに
(c)毛髪トリートメントワックスの分散した粒子;
を含む毛髪トリートメント用油中水型エマルジョンを提供する。
(発明の詳細な説明)
(a)(i)脂肪酸グリセリド
本発明の油中水型エマルジョンは、1種以上の脂肪酸グリセリドである第1の油性成分を含む油相を含む。
「脂肪酸グリセリド」は、グリセロールとC〜C30カルボン酸などの長鎖カルボン酸との間で生成されるモノ−、ジ−およびトリ−エステルを意味する。カルボン酸は飽和もしくは不飽和であることができ、またはヒドロキシルなどの親水性基を含有することができる。
好ましい脂肪酸グリセリドは、C〜C24、好ましくはC10〜C22、最も好ましくはC12〜C18の範囲の炭素鎖長のカルボン酸から誘導される。
本発明のエマルジョンにおける使用のための適した脂肪酸グリセリドは、TA Instruments Inc.(ニューカッスル、デラウェア州、アメリカ合衆国)製のCarri−Med CSL2 100応力制御レオメータにより測定して、周囲温度(25から30℃)で0.01から0.8Pa.s、好ましくは0.015から0.6Pa.s、より好ましくは0.02から0.065Pa.sの粘度を一般に有する。
さまざまなこれらの種類の物質は、ツバキ油、ココナッツ油、ひまし油、ベニバナ油、ヒマワリ油、落花生油、綿実油、とうもろこし油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油、ゴマ油、羊毛脂および大豆油などの植物油脂および動物油脂中に存在する。これらは、供給源により、種々の範囲の炭素鎖長(通常、炭素原子数約12から約18)を有する。合成油は、トリミリスチン、トリオレイン、トリステアリン、ジラウリン酸グリセリルを含む。植物由来脂肪酸グリセリドが特に好ましく、および脂肪酸グリセリドの供給源として本発明のエマルジョンに組み込むための好ましい物質の具体例は、アーモンド油、ひまし油、ココナッツ油、ゴマ油、ヒマワリ油および大豆油を含む。ココナッツ油、ヒマワリ油、アーモンド油およびそれらの混合物が、特に好ましい。
脂肪酸グリセリドは、本発明のエマルジョン中に、単一の物質または混合物として存在することができる。
本発明のエマルジョンにおける脂肪酸グリセリドの総量は、エマルジョンの全重量に基づいて、適切には10重量%から95重量%、好ましくは20重量%から80%の範囲内である。
(a)(ii)炭化水素油
本発明の油中水型エマルジョンの油相は、平均炭素鎖長が炭素原子数20未満の、1種以上の炭化水素油である第2の油性成分を含む。
適した炭化水素油は、環式炭化水素、直鎖脂肪族炭化水素(飽和または不飽和)、および分枝鎖脂肪族炭化水素(飽和または不飽和)を含む。直鎖炭化水素油は、通常、約6個から約16個の炭素原子、好ましくは約8個から約14個までの炭素原子を含む。分枝鎖炭化水素油は、通常、大きい数の炭素原子、例えば約6個から約20個までの炭素原子、好ましくは約8個から約18個の炭素原子を含むことができ、および含んでいてよい。
適した炭化水素油は、一般に、TA Instruments Inc.(ニューカッスル、デラウェア州、アメリカ合衆国)製のCarri−Med CSL2 100応力制御レオメータにより測定して、周囲温度(25から30℃)で0.0001から0.5Pa.s、好ましくは0.001から0.05Pa.s、より好ましくは0.001から0.02Pa.sの粘度を有する。
好ましい炭化水素油は、軽質鉱油である。鉱油は、石油からワックスを取り除き、より揮発性の高い留分を蒸留により取り除いた、石油から得られる透明な油性液体である。250℃から300℃で留出する留分は、鉱油と呼ばれ、これは、炭化水素分子あたりの炭素原子数が一般にC10〜C40の範囲内である炭化水素の混合物からなる。鉱油は、その粘度の点において特徴づけることができ、軽質鉱油は、重鉱油より相対的により粘性が低い。これらの用語は、U.S.Pharmacopeia, 22nd revision, p.899(1990)において、より具体的に定義されている。本発明における使用のための適した軽質鉱油の市販例は、Silkolene製のSirius M40(炭素鎖長C10〜C28、主としてC12〜C20、粘度4.3x10−3Pa.s)である。
本発明に使用できる、他の炭化水素油は、テトラデカン、ヘキサデカンおよびオクタデカンなどの直鎖飽和炭化水素を含む比較的低分子量の炭化水素、ジオクチルシクロヘキサン(例えばHenkel製のCETIOL S)などの環式炭化水素、分枝鎖炭化水素(例えばExxon Corp.製のISOPAR LおよびISOPAR V)を含む。
炭化水素油は、本発明のエマルジョン中に、単一物質または混合物で存在することができる。
本発明のエマルジョンにおける炭化水素油の総量は、エマルジョンの全重量に基づいて、適切には5重量%から90重量%、好ましくは20重量%から80重量%の範囲内である。
本発明のエマルジョンにおける脂肪酸グリセリド:炭化水素油の重量比は、適切には90:10から10:90、好ましくは80:20から20:80、より好ましくは60:40から40:60の範囲であることができる。特に好ましいものは、[ココナッツ油および/またはヒマワリ油および/またはアーモンド油]と軽質鉱油との混合物であり、この混合物において[ココナッツ油および/またはヒマワリ油および/またはアーモンド油]:軽質鉱油の重量比が、約50:50である。
(b)(i)
本発明の油中水型エマルジョンの親水性相は、適切にはエマルジョンの全重量に基づいて約2重量%以上の水分を含む。適切には水分はエマルジョンの全重量に基づいて約10重量%を超えない。好ましくは、水分は、エマルジョンの全重量に基づいて3から7重量%、より好ましくは4から6重量%の範囲内である。
(b)(ii)非イオン性乳化剤
本発明の油中水型エマルジョンは、少なくとも6のHLBを有するエトキシル化アルコールである非イオン性乳化剤を含む。
適したエトキシル化アルコールは、市販されており、これはエトキシル化第一級脂肪族アルコールおよびエトキシル化第二級脂肪族アルコールを含む。ポリエテノキシ鎖の長さを、疎水性要素と親水性要素の間の望ましいバランスを達成するために調節することができる。
エトキシル化アルコールのHLB値は、適切には6から12、好ましくは7から10、より好ましくは7から9の範囲内である。
適したエトキシル化アルコールの例は、約2.5から20モルの酸化エチレンと縮合されている高級アルコール(例えば、直鎖または分枝鎖配置の約8個から16個の炭素原子を含有するアルカノール)の縮合物を含む。
前述のエトキシル化アルコールの好ましい群には、Neodolエトキシレート(Shell Co.)があり、これらは約2.5から20モルの酸化エチレンと縮合されている、約9個から15個の炭素原子を含有する高級脂肪族第一級アルコールである。具体例は、2.5から10モルの酸化エチレンと縮合させたC9〜11アルカノール(Neodol 91−8またはNeodol 91−5)、3モルの酸化エチレンと縮合されているC12〜13アルカノール(Neodol 23−3)、12モルの酸化エチレンと縮合されているC12〜15アルカノール(Neodol 25−12)、13モルの酸化エチレン(Neodol 45−13)と縮合されているC14〜15アルカノールなどである。このようなエトキシル化合物は、約7から10のHLB(疎水性親油性バランス)値を有する。最も好ましいものは、約8のHLBを有するNeodol 23−3である。
本発明のエマルジョンにおける非イオン性乳化剤の水準は、エマルジョンの全重量に基づいて、適切には10から40重量%、好ましくは15から35重量%の範囲内である。
(c)毛髪トリートメントワックス
本発明の油中水型エマルジョンは、毛髪トリートメントワックスの分散粒子を含む。
適したワックスは、室温(25℃)で0.01g/l未満の水溶性を有する疎水性物質である。
適したワックスは、30℃から150℃、好ましくは40℃から100℃、より好ましくは45℃から80℃の範囲の融点を有する。
適したワックスは、天然に存在するワックス、合成炭化水素ワックス、合成シリコーンワックスおよびそれらの混合物から選択できる。
天然に存在するワックスは、自然の植物、動物または鉱物源から直接または間接に得ることができ、それらは、例えば植物油、動物油脂および植物からの天然ワックスの水素化により得られるワックスである。
ワックスは、実質的に1つの化合物または化合物の混合物を含有することができ、単独または2つ以上の異なるワックスの混合物として使用できる。
適したワックスの具体例は、硬化植物油、カンデリラワックス(カンデリラ植物から抽出)、カルナバワックス(カルナバヤシの木から抽出)、シリコーン−ウレタンコポリマー、綿ろう、ベイベリーワックス、白ろう、鯨ろう、モンタンワックス、米ぬかワックス、羊毛脂、カポックワックス、酢酸ラノリンまたは他のラノリンエステルおよび/またはエーテル、サトウキビワックス、ラウリン酸ヘキシル、ホホバワックス、セラック、パラフィンワックス、コレステロール、水添ひまし油、ワセリン、微結晶ワックス、カカオバターなどに基づくものであり、未だ規定されていないものでおよび前述の適切な範囲にワックスの融点が収まるようにワックスの融点を上げるために適切であるならば、場合により水素化される。
適したワックスの好ましい例は、微結晶ワックス、蜜ろうおよびシリコーン−ウレタンコポリマーである。
用語「微結晶ワックス」は、石油から得られる、主に分枝鎖パラフィンである固体の飽和炭化水素の精製混合物を一般に意味する。
用語「蜜ろう」は、未精製のまたは好ましくは精製したいずれかの状態の蜂の巣から得られる天然の蜜ろうならびに合成および置換されている蜜ろう、同様に、変性されている(例えば、有機的に変性されている)蜜ろうを含む意味である。用語「合成および置換されている」蜜ろうは、天然の蜜ろうの特性と同様の特性を有する物質を含む。
有機的に変性されている適した蜜ろうは、例えばPEG−8蜜ろう、ポリグリセロール−3蜜ろう、およびジメチコンコポリオール蜜ろうなどのシリコンを加えた蜜ろうを含む。
シリコーン−ウレタンコポリマーの適した例は、ポリジメチルシロキサン−ポリプロピレングリコールエーテル/イソホロンジイソシアネート(IPDI)コポリマーである。そのような物質は、Alzo Inc.によりPolyderm PPI−SI−WIという名称で市販されている。
上記の毛髪トリートメントワックスのいずれかの混合物もまた用いることができる。
本発明のエマルジョン中の毛髪トリートメントワックスの総量は、適切にはエマルジョンの全重量に基づいて0.5から7重量%、好ましくは1.5から6重量%の範囲である。
方法
本発明による油中水型エマルジョンを調製するための好ましい方法は、以下の段階:
(I)油相[(a)]および毛髪トリートメントワックス[(c)]を混合する段階;
(II)そのようにして得られる混合物を加熱しワックスを溶融する段階;および
(III)混合物を、非イオン性乳化剤[(b)(ii)]および水[(b)(i)]と混合する段階;
を含む。
製品形態および用途
本発明の組成物は、好ましくは、シャンプーの前後に、毛髪に直接、そのままの形で適用する。
従って、本発明はまた、洗浄前トリートメントまたは洗浄後トリートメントとして、前述のように毛髪に直接油中水型エマルジョンを適用する段階を含む、毛髪のトリートメント方法を提供する。
任意成分
本発明の組成物は、毛髪トリートメント調合物に通常使用される、いかなる他の成分をも含有することができる。これらの他の成分は、Phenoxetol(登録商標)(2−フェノキシエタノール)などの防腐剤、着色剤、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)などの酸化防止剤、芳香剤およびGlycacil−L(登録商標)(ブチルカルバミン酸ヨードプロピル)などの抗菌剤を含むことができる。これらの成分のそれぞれは、その目的を達成するために十分な量で存在する。一般にこれらの任意成分は、個々に、エマルジョンの全重量に基づいて約5重量%の水準まで含有される。
本発明を以下の実施例を用いてさらに説明するが、別に規定のない限り、全ての百分率は全重量に基づいた重量%である。
毛髪トリートメントワックス含有の油中水型エマルジョンを、次表:
Figure 2008525329
に示す成分を有するように調製した。
いずれの場合にも、ヒマワリ油および軽質鉱油をワックス成分と混合し、そのようにして得られた混合物を65℃に加熱し、ワックスを溶融した。ついでNEODOL 23−3を加え、次に水を加えた。得られた調合物は、乳状の油中水型エマルジョンであった。
本発明による上記調合物の比較評価を、50重量%のSirius M40および50重量%のヒマワリ油の対照調合物を使用して行なった。
実施例1から3の調合物をそれぞれ、いくつかの性能属性に関し、対照調合物に対して比較した。評価を、2段階において実施した。
(i)オイリング後
マネキンの頭部の毛髪の半分を、対照調合物でオイリングし、他の半分を試験調合物(それぞれ、実施例1、2または3)でオイリングした。それぞれの半分の頭部をオイリングするために、調合物の2.0mlを使用した。1時間後、専門の美容師によりマネキンの頭部を評価した。
(ii)洗浄後
市販のシャンプーを3.5ml計量し、オイリングした半分の頭部に適用し、ついで通常の方法に従って洗浄し、リンスした。シャンプーおよびリンスの手順を、2番目の適用のために繰り返した。他のオイリングした半分の頭部について、同一の手順を行なった。洗浄およびリンスが完了した後、マネキンの頭部を常温(20から25℃)で乾燥した。乾燥後、マネキンの頭部を、専門の美容師により評価した。
以下の結果が得られた。
オイリング後
対照と比較して、実施例1の調合物は、顕著に(>99%)より良好な毛髪のコシおよび顕著に(>90%)より良好な毛髪コンディショニングを付与した。実施例1の調合物はまた、対照と比較して顕著に(>90%)減少した製品の粘着感を有することが見いだされた。
対照と比較して、実施例2の調合物は、顕著に(>95%)より良好な毛髪のコシおよび顕著に(>90%)より良好な毛髪コンディショニングを付与した。実施例2の調合物はまた、対照と比較して顕著に(>90%)減少した製品の粘着感を有することが見いだされた。
対照と比較して、実施例3の調合物は、顕著に(>90%)より良好な毛髪コンディショニングおよび顕著に(>90%)減少した毛髪の粘着感を付与した。実施例3の調合物はまた、対照と比較して顕著に(>90%)減少した製品の粘着感を有することが見いだされた。
洗浄後
対照と比較して、実施例1の調合物は、顕著に(>90%)より良好な毛髪コンディショニングおよび顕著に(>95%)より良好な毛髪の輝きを付与した。
対照と比較して、実施例2の調合物は、顕著に(>95%)より良好な毛髪コンディショニングを付与した。
対照と比較して、実施例3の調合物は、顕著に(>90%)より良好な毛髪のコシ、顕著に(>90%)より良好な毛髪コンディショニングおよび顕著に(>90%)より良好な毛髪の輝きを付与した。
さらなる試験において、実施例1、2および3のワックス成分を直接対照調合物中に分散させることを試みたところ、即座に分離する不安定な製品という結果になった。
対照的に、実施例1、2および3の調合物は、25℃で6ヶ月間保存しても安定のままであった。

Claims (15)

  1. (a)(i)1種以上の脂肪酸グリセリドである第1の油性成分、および
    (ii)平均炭素鎖長が炭素原子数20未満の、1種以上の炭化水素油である第2の油性成分
    を含む油相;
    (b)(i)水、
    (ii)少なくとも6のHLBを有するエトキシル化アルコールである非イオン性乳化剤、
    を含む親水相;ならびに
    (c)毛髪トリートメントワックスの分散した粒子;
    を含む毛髪トリートメント用油中水型エマルジョン。
  2. 脂肪酸グリセリド源が、ココナッツ油、ヒマワリ油、アーモンド油およびそれらの混合物から選択される、請求項1に記載のエマルジョン。
  3. 脂肪酸グリセリドの総量が、エマルジョンの全重量に基づいて20重量%から80重量%の範囲内である、請求項1または請求項2に記載のエマルジョン。
  4. 炭化水素油が、軽質鉱油である、請求項1から3のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  5. 炭化水素油の総量が、エマルジョンの全重量に基づいて20重量%から80重量%の範囲内である、請求項1から4のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  6. 脂肪酸グリセリド:炭化水素油の重量比が、95:5から5:95、好ましくは90:10から10:90、最も好ましくは80:20から20:80の範囲内である、請求項1から5のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  7. 水分が、エマルジョンの全重量に基づいて3から7重量%、より好ましくは4から6重量%の範囲内である、請求項1から6のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  8. エトキシル化アルコールのHLB値が、6から12、好ましくは7から10、より好ましくは7から9の範囲内である、請求項1から7のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  9. エトキシル化アルコールが、約2.5から10モルの酸化エチレンと縮合されている、約9個から15個の炭素原子を含有する高級脂肪族第一級アルコールである、請求項8に記載のエマルジョン。
  10. エトキシル化アルコールが、3モルの酸化エチレンと縮合されているC12から13アルカノールである、請求項9に記載のエマルジョン。
  11. 毛髪トリートメントワックスが、天然に存在するワックス、合成炭化水素ワックス、合成シリコーンワックスおよびそれらの混合物から選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載のエマルジョン。
  12. 毛髪トリートメントワックスが微結晶ワックスである、請求項11に記載のエマルジョン。
  13. 毛髪トリートメントワックスが蜜ろうである、請求項11に記載のエマルジョン。
  14. 毛髪トリートメントワックスが、シリコーン−ウレタンコポリマーである、請求項11に記載のエマルジョン。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の油中水型エマルジョンを、洗浄前トリートメントまたは洗浄後トリートメントとして毛髪に直接適用する段階を含む、毛髪のトリートメント方法。
JP2007547206A 2004-12-23 2005-11-07 毛髪トリートメント用油中水型エマルジョン Expired - Fee Related JP5372379B2 (ja)

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