JP2008208032A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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【課題】健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布時の伸び、なじみが良く、べたつきやごわつきを感じることなく、毛髪にまとまり感、なめらかさなどの付与に優れた毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(a)界面活性能を有するカチオン性化合物の1種又は2種以上及び(b)炭素数18〜24の直鎖高級アルコールの1種又は2種以上を含み、成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上に調整された(A相)と20質量%未満の水を含む(B相)を混合して一次乳化を行った後、残りの水を含み、毛髪化粧料の相転移温度以下、かつ成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上に調整された(C相)を添加して二次乳化を行う。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関し、詳しくは、健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布時の伸び、なじみが良く、べたつきやごわつきを感じることなく、毛髪にまとまり感、なめらかさなどを付与する毛髪化粧料に関するものである。
毛髪に柔軟性、湿潤性を付与し、毛髪を保護すると共に感触を向上させる目的で、リンス、コンディショナー、トリートメントなどの毛髪化粧料が広く使用されている。昨今、ヘアカラーやパーマ人口の増加により消費者のダメージ意識は高まっており、これらのリンス・トリートメント類に対しては、乾燥後の良好な仕上り感が得られることはもとより、塗布時に伸び、なじみがよいこと、べたつきやごわつきがなく、なめらかな使用感が得られることが求められるようになってきている。リンス・トリートメント類は、カチオン性界面活性剤と高級アルコールと水によってゲル状構造体を形成させることによって、塗布してからすすぐまでの間のなめらかさ、いわゆるリンス感を付与するものが多い。従来、これらのリンス・トリートメント類を製造するにあたっては、ゲル状組成物の相転移温度以上で乳化することが一般的であった(例えば、特許文献1参照。)が、これらの方法を用いた場合に得られるリンス感、特に塗布時の伸び、なじみ感の付与、及び、乾燥後のなめらかさの付与等には限界があり、特にヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しては十分満足の得られるものではなかった。
特開平5−271035号公報
本発明者等は、上記背景技術に鑑みて鋭意研究した結果、界面活性能を有するカチオン性化合物と高級アルコールを含む相に水の一部を混合して1次乳化を行った後、残りの水を含み、毛髪化粧料の相転移温度以下、かつ高級アルコールのうち最も融点が低い成分の融点以上に調整された相を添加して二次乳化を行う方法で製造される毛髪化粧料により、飛躍的に使用感及び、乾燥後の仕上がり感を向上させることができ、上記欠点が改善されることを見出し、さらに、植物抽出物がより効果的であることも見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の目的とするところは、健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布時の伸び、なじみが良く、べたつきやごわつきを感じることなく、毛髪にまとまり感、なめらかさなどの付与に優れた毛髪化粧料を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による毛髪化粧料は、下記(A相)、(B相)、(C相)からなり、(A相)と(B相)を混合して一次乳化を行った後、(C相)を添加して二次乳化を行って得られることを特徴としている。
(A相)(a)界面活性能を有するカチオン性化合物の1種又は2種以上、及び(b)下記一般式(1)
−OH ・・・(1)
[但し、Rは、炭素数18〜24の直鎖状アルキル基を表す。]で表される高級アルコールの1種又は2種以上を含み、成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上の温度
に調整された相
(B相)20質量%未満の水を含む相
(C相)毛髪化粧料に配合する残りの水を含み、毛髪化粧料の相転移温度以下、かつ成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上の温度に調整された相
上記成分(a)は下記一般式(2)
Figure 2008208032
[但し、R〜Rのうちいずれか1個又は2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す。]で表される第4級アンモニウム塩が好ましい。
そして、上記成分(a)界面活性能を有するカチオン性化合物の配合量は0.1〜5質量%が好ましく、上記成分(b)一般式(1)で表される高級アルコールの配合量は0.1〜20質量%であることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、さらに、植物抽出物を1種又は2種以上を含有することが好ましい。
本発明によって、健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布時の伸び、なじみが良く、べたつきやごわつきを感じることなく、毛髪にまとまり感、なめらかさなどを付与する毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明の毛髪化粧料は、(a)界面活性能を有するカチオン性化合物と、(b)一般式(1)で表される高級アルコールと、水を少なくとも含有するものであって、これらを特定温度に調整した3つの相に所定の成分を配合し、二度の乳化を行うことにより得られるものである
本発明における(a)界面活性能を有するカチオン性化合物としては、特に限定されないが、たとえば、下記一般式(2)
Figure 2008208032
[但し、R〜Rのうちいずれか1個又は2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す。]で示されるモノアルキル型又はジアルキル型カチオン界面活性剤、下記一般式(3)
CONH(CHN(R ・・・(3)
[但し、Rは、炭素数11〜23の脂肪酸残基、Rは炭素数1〜4のアルキル基、qは1〜4の整数を表す。]
で表されるアミドアミン化合物、下記一般式(4)
Figure 2008208032
[但し、Rは炭素数8〜22のアルキル基を示し、Aは酸を示す]で表されるアルギニン誘導体、分子中にアミド結合を有するアミド型カチオン界面活性剤、分子中にエステル結合を有するエステル型カチオン界面活性剤などが挙げられる。
上記一般式(2)のR〜Rのうちいずれか1個又は2個の炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基としては、例えばセチル基、ステアリル基、ベヘニル基、12−ヒドロキシステアリル基等であり、炭素数16〜22のアルキル基が好ましく、さらに好ましいものとしてはステアリル基及びベヘニル基が、特に好ましくはベヘニル基が挙げられる。残りの炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基は、好ましいものとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が挙げられる。Xのハロゲン原子は、好ましくは塩素原子又は臭素原子である。
上記一般式(2)で示されるモノアルキル型又はジアルキル型カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、及びセチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート等を挙げることができ、その中でも、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム及び塩化ジステアリルジメチルアンモニウムが好ましく、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムがさらに好ましい。
上記一般式(3)で示されるアミドアミン化合物としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルア
ミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロプルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド等が挙げられる。これらの中でも、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドが好適に用いられる。これらのアミドアミン化合物は通常、酸と共に使用され、組成物中でカチオン性物質として存在する。この場合、酸は組成物のpHが2.5〜6.5に調整される量を配合することが望ましく、さらに望ましくはpH3.0〜5.5に調整される。
上記一般式(4)で示されるアルギニン誘導体としては、例えば、N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩等が挙げられ、市販品としては、アミセーフLMA−60(味の素社製)が提供されており、好適に使用できる。
これらの成分(a)は、それぞれ単独でも、また2種以上を組合せても用いることができ、好ましくは一般式(2)で表されるモノアルキル型又はジアルキル型カチオン界面活性剤の1種又は2種以上が、さらに好ましくはモノアルキル型カチオン界面活性剤の1種又は2種以上が用いられ、モノアルキル型カチオン界面活性剤のアルキル分布として、アルキル基の70〜100%、特に80〜100%がベヘニル基であることが好ましい。
これらの成分(a)の本発明の毛髪化粧料中への配合量としては、0.1〜5質量%(以下、単に%と略記する)が好ましく、特に好ましくは、0.2〜4%の範囲である。カチオン性界面活性剤の毛髪処理剤中での含有量が0.1〜5%であると、毛髪に吸着する量が適度となり、好適な感触が得られる上に、組成物の安定性を保つことが容易となり、十分な効果を発揮することができる。
本発明における(b)一般式(1)で表される高級アルコールとしては、セトステアリルアルコール(融点約49〜50℃)、ステアリルアルコール(融点約58〜59℃)、アラキルアルコール(融点約65〜66℃)、ベヘニルアルコール(融点約70〜72℃)、カルナービルアルコール(融点約74〜75℃)などが挙げられ、好ましくはステアリルアルコール及びセトステアリルアルコールが用いられる。これらの高級アルコールは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの成分(b)の本発明の毛髪化粧料中への配合量としては、0.1〜20%が好ましく、さらに好ましくは、0.5〜15%の範囲である。十分な毛髪コンディショニング効果を得るには、配合量が0.5%以上が好ましく、またヘアリンス組成物の粘度を適度なものにするには、20%以下の配合量が好ましい。
本発明における(A相)には成分(a)、(b)の他に本発明の効果を損なわない範囲で、炭化水素油、シリコーン油、植物油、ロウ類、エステル油、多価アルコール、脂肪酸、界面活性剤、有機酸、無機酸、防腐剤などを混合することができ、これらの成分は調整温度において融解または他の成分に溶解することが好ましく、また、調整温度において成分(a)及び/又は成分(b)と相溶性を有することがさらに好ましい。
本発明における(A相)は、上述の成分(a)及び成分(b)を少なくとも含み、成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上の温度に調整される必要があり、好ましくは成分(b)の90%以上が融解する温度、さらに好ましくは成分(b)の100%が融解する温度に調整される。(A相)の温度が、成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点未満では、所望の効果が得られない。また、調整温度において(A相)に含まれる成分の9
0%以上が融解または他の成分に溶解することにより液状を呈することが望ましく、さらには95%以上、特に望ましくは100%が液状を呈するように調整される。
本発明における(B相)には、水20%未満を、さらに好ましくは0.1〜15%を含む。(B相)の温度も、毛髪化粧料の相転移温度以下、かつ成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上に調整されることが好ましい。
本発明における(C相)は、本発明の毛髪化粧料に配合する水のうち(B相)に配合する水を除いた残りの水を含み、毛髪化粧料の相転移温度以下、かつ成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上の温度に調整される。また、(C相)には、本発明の効果を損なわない範囲で、多価アルコール、界面活性剤、ポリマー等の水膨潤性分散物、シリコーンエマルジョン、ワックスエマルジョン、植物エキス、防腐剤などを混合することができる。これらの成分は、調整温度において、(C相)中で溶解又は均一に分散していることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、植物抽出物を1種又は2種以上選択して配合でき、その毛髪浸透効果と被膜形成効果により、特にダメージを受けた毛髪の改善に有用である。これらの配合量は、0.0001%以上が好ましく、より好ましくは0.001%〜10%であり、特に好ましくは0.001〜5%である。
本発明に用いられる植物抽出物の具体例としては、以下の水溶性植物抽出物と油溶性植物抽出物が挙げられる。
水溶性植物抽出物としては、アロエエキス、アロエベラ葉エキス、ウコンエキス、オオムギエキス、オクラエキス、オレンジ果実エキス、カキョクエキス、カリンエキス、キウイエキス、キョウニンエキス、グレープフルーツ果実エキス、コメヌカエキス、サトウキビエキス、サボンソウエキス、シャクヤクエキス、スイカズラエキス、ダイズエキス、チャエキス、チャ葉エキス、ツバキエキス、バラエキス、ヒオウギエキス、ビャクダンエキス、ブドウハエキス、ベニバナエキス、ボタンエキス、ムクロジエキス、モモ葉エキス、ユズエキス、ユズ果実エキス、ラベンダーエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキスなどが挙げられる。
油溶性植物抽出物としては、オリーブ油、オレンジ油、キョウニン油、クルミ種子油、ゴマ油、コムギ胚芽油、コメヌカ油、コメ胚芽油、サザンカ油、月見草油、ツバキ油、ハッカ油、ブドウ種子油、ホホバ油、ローズヒップ油、ユチャ油などが挙げられる。
上記植物抽出物を配合する場合、(A相)〜(C相)のいずれの相に配合してもよいが、油溶性植物抽出物は(A相)に配合し、水溶性植物抽出物は(B相)又は(C相)に配合することが、相溶性に優れ好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、例えば、(A相)と(B相)を混合し、一次乳化・分散させた後、(C相)を添加し、二次乳化・分散させて製造する。混合する際は、(A相)に(B相)を添加すると本発明の所望の効果を得られやすく望ましい。また、二次乳化・分散は後述するように所定の温度に設定することが望ましいが、その他の条件は、通常の設備を用いて常法に従って行えばよい。
本発明の上記製造方法における二次乳化・分散温度は、得られる毛髪化粧料の相転移温度以下かつ成分(b)のうちもっとも融点が低い成分の融点以上の温度に設定することが好ましい。この設定にすると、毛髪に塗布するときの伸び、なじみに優れ、かつ、べたつきやごわつきを感じることなく、毛髪にまとまり感、なめらかさなどの付与に優れた毛髪化
粧料を得ることができる。
本発明の毛髪化粧料は、上記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で毛髪化粧料に通常使用されている任意の成分を使用することが出来る。これらの成分としては、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、油分、紫外線吸収剤、防腐剤、保湿剤、ポリマー類、アミノ酸誘導体、糖誘導体、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、薬剤等が挙げられる。
また本発明の毛髪用化粧料は、ヘアーリンス、ヘアーコンディショナー、ヘアートリートメントの他、シャンプー、染毛剤、パーマ剤など頭髪に使用するものを広く指し、特に塗布後に洗い流さずに使用するものに応用でき、固形、液体、クリーム状、ジェル状、エアゾールフォーム、ポンプフォーム、スクイズフォーム、ミスト等様々な形態のものとして用いることができる。
次に本発明を実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。尚、配合量は全て質量%(以下、%と記す)で示す。
表1に示す処方に基づいて実施例1〜9及び比較例1〜4のヘアトリートメントを調製し、塗布時の伸び、なじみ、べたつきのなさ、ごわつきのなさ、まとまり及びなめらかさの付与を、下記に示す通り官能試験による評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。なお、実施例1〜9及び比較例1〜4のヘアトリートメントの相転移温度は69℃である。また、混合前の(A相)の温度は約80℃、(B相)の温度は約49℃であった。
評価方法
20名の専門パネルを対象に実施例および比較例の毛髪化粧料を使用してもらい、使用感に関し、塗布時の伸び及びなじみの2項目、仕上がり感に関し、べたつきのなさ、ごわつきのなさ、まとまり及びなめらかさの4項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
評価基準
◎・・・良いと答えた人数が16名以上の場合
○・・・良いと答えた人数が11〜15名の場合
△・・・良いと答えた人数が6〜10名の場合
×・・・良いと答えた人数が5名以下の場合
表1の実施例1〜7及び比較例1〜5の試料は、(A相)に(B相)を投入し、均一に混合・分散し、一次乳化した後、(C相)を添加し、表1に示す二次乳化・分散温度の設定で混合した後、35℃まで冷却し、調製した。
Figure 2008208032
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜9のヘアートリートメントはいずれも優れた性能を示していた。
一方、比較例1〜6では、いずれかの特性が劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
実施例10 ヘアートリートメント
(成分) (%)
1.ステアリルアルコール(融点58℃) 1.5
2.セトステアリルアルコール(融点49℃) 0.5
3.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.4
4.ミリスチン酸オクチルドデシル 4.0
5.イソステアリン酸 1.0
6.スクワラン 1.0
7.ジメチルポリシロキサン(100cs) 1.0
8.コメ胚芽油 0.5
(商品名:オリザオイルS−1[オリザ油化社製])
9.クルミ種子油 0.5
(商品名:クルミ油[サミット製油社製])
10.ユチャ油 0.5
(商品名:サザンカ油[横関油脂工業社製])
11.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.5
(商品名:パラソルMCX−AS[ロッシュ社])
12.パラベン 0.1
13.精製水 10.0
14.ヒドロキシエチルセルロース 0.1
15.グリセリン 2.0
16.アミノ変性シリコーンエマルジョン 1.0
(商品名:BY22−079[東レ・ダウコーニング社製])
17.ツバキエキス 0.5
(商品名:ツバキ種子抽出物[丸善製薬社製])
18.ヒオウギエキス 0.5
(商品名:ファルコレックス ヒオウギ[一丸ファルコス社製])
19.コメヌカエキス 0.5
(商品名:米ぬか抽出液[香栄興業社製])
20.香料 適 量
21.精製水 残 余
成分1〜12を80℃にて混合して(A相)とした。成分13を65℃に調整して(B相)とした。成分14〜19及び21を65℃にて混合して(C相)とした。(A相)に(B相)を投入し、均一に混合・分散し、一次乳化した後、(C相)及び成分20を添加し、65℃にて混合した後、35℃まで冷却した。このようにして調製した上記組成のヘアートリートメントの使用感、仕上がり感を官能評価したところ、いずれの特性も優れており、良好な結果を得た。

Claims (5)

  1. 下記(A相)、(B相)、(C相)からなり、(A相)と(B相)を混合して一次乳化を行った後、(C相)を添加して二次乳化を行って得られる毛髪化粧料。
    (A相)(a)界面活性能を有するカチオン性化合物の1種又は2種以上、及び(b)下記一般式(1)
    −OH ・・・(1)
    [但し、Rは、炭素数18〜24の直鎖状アルキル基を表す。]で表される高級アルコールの1種又は2種以上を含み、成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上の温度に調整された相
    (B相)20質量%未満の水を含む相
    (C相)毛髪化粧料に配合する残りの水を含み、毛髪化粧料の相転移温度以下、かつ成分(b)のうち最も融点が低い成分の融点以上の温度に調整された相
  2. 成分(a)が下記一般式(2)
    Figure 2008208032
    [但し、R〜Rのうちいずれか1個又は2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す。]で表される第4級アンモニウム塩である請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 成分(a)の配合量が0.1〜5質量%、成分(b)の配合量が0.1〜20質量%である請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. さらに、植物抽出物を1種又は2種以上を含有する請求項1から3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の洗い流さないタイプの毛髪化粧料。
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