JP2019214593A - 方法 - Google Patents

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JP2019214593A JP2019145949A JP2019145949A JP2019214593A JP 2019214593 A JP2019214593 A JP 2019214593A JP 2019145949 A JP2019145949 A JP 2019145949A JP 2019145949 A JP2019145949 A JP 2019145949A JP 2019214593 A JP2019214593 A JP 2019214593A
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Abstract

【課題】改良コンディショニング組成物を作製する方法の提供。【解決手段】コンディショニングゲル相を作製する方法であって:第1の容器中で「共溶融物」であって、脂肪アルコールおよびカチオン性成分を含むならびに共溶融物の0−15重量%の水(A)を含む「共溶融物」を形成すること、50−60℃の水(B)を含有する第2の容器に前記「共溶融物」を添加すること、混合することを含み、前記共溶融物と前記第2の容器中の前記水(B)の混合物の温度をこの温度が56−65℃に維持されるように制御し、前記脂肪アルコールが8から22個の炭素を有し、前記カチオン性成分が0−70重量%のカチオン性成分を含み、カチオン性界面活性剤が式N+R1R2R3R4を有し、より好ましくは30−60重量%のカチオン性界面活性剤成分を含み、R1、R2、R3およびR4が独立して(C1からC30)アルキルまたはベンジルである方法。【選択図】なし

Description

本発明は、改良コンディショニング組成物を作製する方法に関する。
特許文献1は、カチオン性界面活性剤、高融点脂肪化合物および水性担体を含むヘアコ
ンディショニング組成物を開示している。製造方法は、カチオン性界面活性剤および脂肪
化合物を含むプレミックスを調製することを包含し、プレミックスの温度は脂肪化合物の
融点より高い。
特許文献2は、第4級アンモニウム化合物およびC12−C22脂肪アルコールを含む
、ゲル網目を含むコンディショニングシャンプー組成物を開示している。実施例では、セ
チルアルコールが65Cの水に高速で撹拌しながら添加され、続いてCTACが添加され
て、65Cにて均一な分散物が作製される。次にこれが室温の水溶液に適度に撹拌しなが
ら添加される。
特許文献3は、アミノシリコーンを含むヘアケア組成物を開示している。調製方法は、
脱イオン水を85Cまで加熱することならびにカチオン性界面活性剤および脂肪化合物に
混合することを含む。成分が均質化されるまで水は85Cに維持され、次に混合物を55
C付近まで冷却し、この温度に維持してゲルマトリクスを形成する。
従来技術にもかかわらず、改良コンディショニング組成物への要求がなお残されている
欧州特許第2460508号明細書 国際公開第2008/055816号パンフレット 国際公開第2007/136708号パンフレット
したがって(According)、第1の態様において、請求項1に記載のコンディ
ショニングゲル相を作製する方法が提供される。
脂肪アルコールおよびカチオン性界面活性剤の共溶融により、等方性層が形成される。
このことは、構造の発現、すなわち層状コンディショニングゲル相の形成は、共溶融物お
よび水の温度および混合速度によって制御できることを意味する。このようなコンディシ
ョニングゲル相を使用して最終的に作製したコンディショニング組成物は、優れたコンデ
ィショニング機能を有する。
本発明のコンディショニングゲル相を使用して作製したコンディショニング組成物は、
水、脂肪アルコールおよびカチオン性界面活性剤をおよそ70Cで混合して作製した組成
物よりも優れた生成物である。具体的に、優位性は優れた翌日のコンディショニングに関
する便益に現れ、優れたコンディショニングに関する便益は固形分の付着が増加したこと
によるもので、次の日には毛髪は長く垂れ、べたつくと考えられる。
このため水を共溶融物と混合する時点での熱エネルギーのバランスに改善点がある。
水があまりに低温であると、共溶融物は固化して、混合が不十分な系を生じ、これによ
り最終的には低粘度の組成物が提供される。水温が高すぎると、共溶融物と混合する時点
でも水温は高すぎるため、小胞が形成される。これによっても、得られたコンディショニ
ングゲル相を用いて形成したコンディショニング組成物は粘度がより低くなる。
好ましくは、第2の容器中の水を56−60℃に、より好ましくは57−59℃に維持
する。
好ましくは、共溶融物は45−90重量%の共溶融脂肪アルコールを含む。
好ましくは、脂肪アルコールは8から22個の、より好ましくは16から22個の炭素
原子を含む。脂肪アルコールは通例、直鎖アルキル基を含有する化合物である。好適な脂
肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびその混合物
が挙げられる。これらの材料を使用することが特に好ましい。
本発明のコンディショナー(コンディショニングゲル相だけではない)中の脂肪アルコ
ールの濃度は一般に、組成物の重量の0.01から10%、好ましくは0.1%から8%
の、より好ましくは0.2%から7%の、最も好ましくは0.3%から6%の範囲に及ぶ
。カチオン性界面活性剤の脂肪アルコールに対する重量比は、好適には1:1から1:1
0、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。カチオン性界
面活性剤の脂肪アルコールに対する重量比が高すぎる場合、このことは組成物から目に対
する刺激が生じるおそれがある。重量比が低すぎる場合、一部の消費者に毛髪のきしみ感
を生じるおそれがある。
好ましくは、共溶融物は、10−40重量%の共溶融物カチオン性成分を含む。
好適なコンディショニング界面活性剤としては、単独でまたは混合して用いるカチオン
性界面活性剤より選択される界面活性剤が挙げられる。好ましくは、カチオン性界面活性
剤は式Nを有し、式中、R、R、RおよびRは独立して、(
−C30)アルキルまたはベンジルである。好ましくは、R、R、RおよびR
の1、2または3個は、独立して(C−C30)アルキルであり、残りの1個または
複数のR、R、RおよびR基は、(C−C)アルキルまたはベンジルである
。より好ましくは、R、R、RおよびRの1または2個は、独立して(C−C
30)アルキルであり、残りの複数のR、R、RおよびR基は、(C−C
アルキルまたはベンジル基である。アルキル基は、アルキル鎖中に1個以上のエステル(
−OCO−または−COO−)結合および/またはエーテル(−O−)結合を含んでいて
もよい。アルキル基は、1個以上のヒドロキシル基で置換されていていよい。アルキル基
は直鎖または分岐であってよく、3個以上の炭素原子を有するアルキル基では、環式であ
ってよい。アルキル基は、飽和されているか、または1個以上の炭素間に二重結合を含有
してよい(例えばオレイル)。アルキル基は、1個以上のエチレンオキシ基を有するアル
キル鎖上でエトキシ化されていてもよい。
本発明で使用する好適なカチオン性界面活性剤としては、セチルトリメチルアンモニウ
ムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、
テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリ
メチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシル
トリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デ
シルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウム
クロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニ
ウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、二水素化タロージメチルアンモ
ニウムクロリド(例えばアクゾノーベル(Akzo Nobel)製のアルクワッド(A
rquad)2HT/75)、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2−オレ
アンモニウムクロリドおよびその対応するヒドロキシドが挙げられる。さらなる好適なカ
チオン性界面活性剤としては、CTFA名クオタニウム(Quaternium)−5、
クオタニウム−31およびクオタニウム−18を有する材料が挙げられる。上述の材料の
いずれの混合物も好適であり得る。
本発明によるコンディショナーで使用するために特に有用なカチオン性界面活性剤は、
例えばヘキストセラニーズ(Hoechst Celanese)からゲナミン(GEN
AMIN)CTACとして市販されている、セチルトリメチルアンモニウムクロリドであ
る。本発明によるコンディショナーで使用するために特に有用な別のカチオン性界面活性
剤は、例えばクラリアント(Clariant)からゲナミンKDMPとして市販されて
いる、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドである。
好ましくは、共溶融物のカチオン性成分は、0−70重量%のカチオン性成分を含み、
カチオン性界面活性剤は上記のような式Nを有し、より好ましくは3
0−60重量%のカチオン性成分を含む。
単独でまたは1つ以上の他のカチオン性界面活性剤と共に、本発明で使用するために好
適なカチオン性界面活性剤のクラスの別の例は、以下の(i)および(ii):
(i)一般式(I)に相当するアミドアミン:
R1CONH(CH2)mN(R2)R3
(式中、Rは10個以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、RおよびR
は、1から10個の炭素原子のヒドロカルビル鎖より独立して選択され、mは1から約
10の整数である);および
(ii)酸
の組合せである。
本明細書で使用する場合、ヒドロカルビル鎖という用語は、アルキル鎖またはアルケニ
ル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、式(I)に相当する化合物であり、式中、Rは約1
1から約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、RおよびRはそれぞ
れ独立して、1から約4個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基、好ましくはアルキル
基であり、mは1から約4の整数である。
好ましくは、RおよびRはメチル基またはエチル基である。
好ましくは、mは2または3、すなわちエチレン基またはプロピレン基である。
本明細書で有用な好ましいアミドアミンとしては、ステラミド−プロピルジメチルアミ
ン、ステラミドプロピルジエチルアミン、ステラミドエチルジエチルアミン、ステラミド
エチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピル−
ジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミ
ン、ベヘンアミドプロピルジメチル−アミン、ベヘンアミドプロピルジエチルミン(be
henamidopropyldiethylmine)、ベヘンアミドエチルジエチル
−アミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピル−ジメチルアミ
ン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキド−アミドエチルジエチルアミン、
アラキドアミドエチルジメチルアミンおよびその混合物が挙げられる。
本明細書で有用な特に好ましいアミドアミンは、ステラミドプロピルジメチルアミン、
ステラミドエチルジエチルアミンおよびその混合物である。
本明細書で有用な市販のアミドアミンとしては:ステラミドプロピルジメチルアミン(
イノレックス(Inolex)(フィラデルフィア、ペンシルバニア州、米国)から入手
可能な商品名レキサミン(LEXAMINE)S−13および日光(Nikko)(東京
、日本)から入手可能な商品名AMIDOAMINE MSP)、ステラミドエチルジエ
チルアミン(日光から入手可能な商品名AMIDOAMINE S)、ベヘンアミドプロ
ピルジメチルアミン(クローダ(Croda)(ノースハンバーサイド、英国)から入手
可能な商品名インクロミン(INCROMINE)BB)および各種のアミドアミン(シ
ャー(Scher)(クリフトン、ニュージャージー州、米国)から入手可能な商品名シ
ャーコジン(SCHERCODINE)シリーズ)が挙げられる。
酸は、コンディショナー組成物中のアミドアミンをプロトン化できるいずれの有機酸ま
たは鉱酸でもよい。本明細書で有用な好適な酸としては、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸
、乳酸、リンゴ酸、コハク酸およびその混合物が挙げられる。好ましくは、酸は酢酸、酒
石酸、塩酸、フマル酸、乳酸およびその混合物から成る群より選択される。
酸の主な役割は、ヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化して、これ
によりヘアトリートメント組成物中にて第3級アミン塩(TAS)をインサイチューで形
成することである。TASは、実質的に、非永続性の第4級アンモニウムまたは偽第4級
アンモニウムカチオン性界面活性剤である。
好適には、酸は、存在するアミドアミンの95モル%(293K)超をプロトン化する
ために十分な量で含まれる。
本明細書に記載するタイプのアミドアミンが存在する場合、対応する酸成分は共溶融物
中に存在しない。代わりに、酸成分は水と共に第2の容器中に存在する。好ましくは、第
2の容器中の水は、0.01から3重量%のプロトン化成分を含む。
したがって、本発明により10−40重量%の共溶融物カチオン性界面活性剤が必要と
される場合、カチオン性界面活性剤成分は、プロトン化されていないアミドアミンを含ん
でよく、すなわちこのアミドアミンはカチオン的に帯電しないが、水への、ゆえに中に含
有されているプロトン化材料への添加時にプロトン化される。
好ましくは、共溶融物のカチオン性界面活性剤成分は、0−70%のカチオン性成分で
ある、式(I)に該当するアミドアミンを、より好ましくは30−60重量%のカチオン
性界面活性剤成分を含む。
本発明のコンディショニング組成物(単なるコンディショニングゲル相ではない)にお
いて、カチオン性界面活性剤の濃度は、一般に組成物の重量の0.01%から10%に、
より好ましくは0.05%から7.5%に、最も好ましくは0.1%から5%に及ぶ。
好ましくは、水性分散物は、脂肪アルコールを液相で維持するために十分な融点に維持
される。好ましくは、共溶融物は80−85℃に維持される。
好ましくは、水性分散物の混合物の温度は、混合中に56−65℃に、好ましくは58
−62℃に、より好ましくは60℃に維持されるように制御される。
好ましくは、第1の容器の内容物は第2の容器に徐々に添加され、10−34ms−1
の、好ましくは21−27ms−1の、とりわけ好ましくは24ms−1のロータチップ
速度でミキサにかけられる。
好ましくは、この混合ステップは、共溶融物/水混合物の95体積/体積%をミキサに
少なくとも1回かけるのに十分な時間にわたって維持される。通例、これは20−40分
である。
第2の態様において、第1の態様で得られるコンディショニングゲル相を形成すること
、および任意の残りの成分を添加することによって、コンディショニング組成物を製造す
る方法が提供される。通例の残りの成分としては、香料、シリコーン、繊維活性剤または
他の便益剤(benefit agent)が挙げられる。
好ましくは、コンディショニング組成物は、残りの成分が添加された後にもう一度、1
0−34ms−1の、好ましくは21−27ms−1の、とりわけ好ましくは24ms−
1のロータチップ速度でミキサにかけられる。
本発明のコンディショニング組成物または本発明のコンディショニングゲル相を使用す
ることも、従来的に作製されたコンディショニング組成物よりも良好にシリコーンを付着
させる。
したがって本発明の組成物は、コンディショニング性能を向上させるために、シリコー
ンコンディショニング剤の乳化液滴を含有することができる。
好適なシリコーンとしては、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA名ジメチコンを
有するポリジメチルシロキサンが挙げられる。本発明の組成物(特にシャンプーおよびコ
ンディショナー)での使用にまた好適なのは、CTFA名ジメチコノールを有する、ヒド
ロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンである。本発明の組成物での使用にまた
好適なのは、例えば国際公開第96/31188号パンフレットに記載されているような
、低い架橋度を有するシリコーンゴムである。
乳化シリコーン自体(エマルジョンまたは最終の毛髪コンディショニング組成物ではな
い)の粘度は通例、25℃において少なくとも10,000cstであり、シリコーン自
体の粘度は、好ましくは少なくとも60,000cst、最も好ましくは少なくとも50
0,000cst、理想的には少なくとも1,000,000cstである。好ましくは
、製剤を容易にするために、粘度は10cstを超えない。
本発明のシャンプー組成物で使用するための乳化シリコーンは、通例30ミクロン未満
の、好ましくは20ミクロン未満の、より好ましくは10ミクロン未満の、理想的には0
.01から1ミクロンの組成物中の平均シリコーン液滴径を有する。0.15ミクロンの
平均シリコーン液滴径を有するシリコーンエマルジョンは一般に、マイクロエマルジョン
と呼ばれる。
本発明のコンディショナー組成物で使用するための乳化シリコーンは通例、30未満の
、好ましくは20未満の、より好ましくは15未満の、組成物中の径を有する。好ましく
は、平均シリコーン液滴は、0.5ミクロンより大、より好ましくは1ミクロンより大で
あり、理想的には2から8ミクロンである。
シリコーン粒径は、レーザ光散乱技術によって、例えばマルバーンインスツルメント(
Malvern Instruments)による2600Dパーティクルサイザー(P
article Sizer)を使用して測定してよい。
好適なプレフォームエマルジョンの例としては、ダウコーニング(Dow Corni
ng)より入手できるザイアメター(Xiameter)MEM 1785およびマイク
ロエマルジョンDC2−1865が挙げられる。これらはジメチコノールのエマルジョン
/マイクロエマルジョンである。架橋シリコーンゴムは、製剤を容易にするために好都合
である、プレ乳化形態でも入手可能である。
本発明のシャンプーおよびコンディショナーに包含させるためにさらに好ましいシリコ
ーンのクラスは、アミノ官能性シリコーンである。「アミノ官能性シリコーン」とは、少
なくとも1個の第1級、第2級もしく第3級アミン基または第4級アンモニウム基を含有
するシリコーンを意味する。好適なアミノ官能性シリコーンの例としては、CTFA名「
アモジメチコン」を有するポリシロキサンが挙げられる。
本発明での使用に好適なアミノ官能性シリコーンの具体的な例は、アミノシリコーンオ
イルDC2−8220、DC2−8166およびDC2−8566(すべてダウコーニン
グより)である。
好適な第4級シリコーンポリマーは、欧州特許第0530974号明細書に記載されて
いる。好ましい第4級シリコーンポリマーは、ゴールドシュミット(Goldschmi
dt)からのK3474である。
また好適なのは、アミノ官能性シリコーンオイルと非イオン性および/またはカチオン
性界面活性剤とのエマルジョンである。
アミノ官能性シリコーンのプレフォームエマルジョンも、ダウコーニングおよびゼネラ
ルエレクトリック(General Electric)などのシリコーンオイルの供給
者から入手できる。具体的な例としては、DC939カチオン性エマルジョンならびに非
イオン性エマルジョンDC2−7224、DC2−8467、DC2−8177およびD
C2−8154(すべてダウコーニングより)が挙げられる。
シリコーンの総量は、全組成物の好ましくは0.01重量%から10重量%、より好ま
しくは0.1重量%から5重量%であり、最も好ましくは0.5重量%から3重量%が好
適な濃度である。
[実施例]
Figure 2019214593
製剤Aは、脂肪アルコールおよびカチオン性界面活性剤を水中でおよそ70℃にて加熱
することを含む標準工程によって作製され、この間に製剤1が、カチオン性界面活性剤を
脂肪アルコールに添加して85℃にて撹拌することによって作製される。
この混合物を、他の成分を含有する、必要な場合は外部熱源によって維持された、通例
55℃の、しかし混合物の温度を60℃にするために組成物に合わせた温度の水に徐々に
添加して撹拌する。
さらなる水および他の周囲温度の成分を添加することによって、必要な場合は外部冷却
源を使用して、これを周囲温度に向かって冷却し、撹拌する。
組成物は、請求された方法によって作製された組成物の改善されたコンディショニング
性能を示すために、異なる濃度のコンディショニング活性剤を有する。
Figure 2019214593
毛髪が傷んだパネリストおよそ40名分のパネルデータ。直線スケールによる評価。
毛髪が乾燥して傷んだパネリストおよそ40名分のパネルデータ。直線スケールによる
評価。(対照に対して合計5種類の異なる生成物を試験した)
データは、より良好な方法を使用すると、より少ない総固形分を有するにもかかわらず
、より濃厚な生成物(すなわちFAおよびBTAC)を示している。成分はより効率的に
使用されている。
さらに生成物は、また固形分、すなわちコンディショニング活性剤の濃度が低いにもか
かわらず、対照よりもコンディショニング性が著しく高いと共に、翌日の清浄感も著しく
高いが、通常はトレードオフがあるため(コンディショニング性がより高い=より重い)
、このことは珍しい。改良されたコンディショニング便益を適用直後に提供した組成物が
、付着の増加によってこれを達成することが期待される。しかし、このことが当てはまる
場合、翌日の便益は際立って低下するであろう。

Claims (8)

  1. コンディショニングゲル相を作製する方法であって:
    第1の容器中で「共溶融物」であって、脂肪アルコールおよびカチオン性成分を含むな
    らびに共溶融物の0−15重量%の水(A)を含む「共溶融物」を形成すること、
    50−60℃の水(B)を含有する第2の容器に前記「共溶融物」を添加すること、
    混合すること
    を含み、前記共溶融物と前記第2の容器中の前記水(B)の混合物の温度をこの温度が
    56−65℃に、好ましくは58−62℃に、より好ましくは60℃に維持されるように
    制御し、前記脂肪アルコールが8から22個の炭素を有し、前記カチオン性成分が0−7
    0重量%のカチオン性成分を含み、カチオン性界面活性剤が式Nを有
    し、より好ましくは30−60重量%のカチオン性界面活性剤成分を含み、R、R
    およびRが独立して(CからC30)アルキルまたはベンジルである、方法。
  2. 前記共溶融物が45−90重量%の共溶融物脂肪アルコールを含む、請求項1に記載の
    方法。
  3. 前記共溶融物が10−40%のカチオン性界面活性剤を含む、請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 前記共溶融物を、脂肪アルコールを液相で維持するために十分な融点(好ましくは80
    −85℃)に維持する、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第1の容器の内容物を第2の容器に徐々に添加して、10−34ms−1のロータ
    チップ速度でミキサにかける、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記第2の容器が中和剤、好ましくは乳酸を含む、請求項1から5のいずれかに記載の
    方法。
  7. 請求項1から6のいずれかによって得たコンディショニングゲル相を形成することおよ
    び次に任意の残りの成分を添加することによって、コンディショニング組成物を製造する
    方法。
  8. 前記組成物を10−30ms−1のロータチップ速度でミキサにかけることを含む、請
    求項7に記載の方法。
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