JP6360478B2 - 方法 - Google Patents

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Description

本発明は、改良コンディショナー組成物を製造する方法に関する。
特許文献1および特許文献2は、脂肪アルコールと第3級アミドアミンおよびカチオン性界面活性剤と共に溶融することによりコンディショニングゲル相を形成することによって、コンディショニング組成物を製造する方法を開示している。
特許文献3は、脂肪アルコールをステラミドプロピルジメチルアミンおよびカチオン性界面活性剤に添加することを含む、コンディショニングゲル相を作製する方法を開示している。
従来技術にもかかわらず、改良コンディショニング組成物への要求がなお残されている。
国際公開第99/62467号パンフレット 国際公開第99/62492号パンフレット 国際公開第2007/019160号パンフレット
したがって、第1の態様において、請求項1に記載のコンディショニングゲル相を作製する方法が提供される。
本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製したコンディショニング組成物は、改良されたコンディショニング性能を有する。より詳細には、本発明のコンディショニングゲル相を使用して作製したコンディショニング組成物は、より低濃度の固形分を使用したときでもより濃厚であり、改良された翌日の清浄感を提供する。これが驚くべきなのは、通常、コンディショニングの改善は、固形分の付着が増加したことに関連付けられ、付着が増加すると、次の日にべたつき感や重さを生じるためである。これと反対のことが提供されれば、消費者の要求が満たされる。
好ましくは、水性分散物の温度は、脂肪アルコールの溶融温度より高く、好ましくは脂肪アルコールの溶融温度より少なくとも5℃高く維持される。
好ましくは、水性分散物は、脂肪アルコールを、加熱され、少なくとも脂肪アルコールの溶融温度に、好ましくは脂肪アルコールの溶融温度より少なくとも5℃高く維持された水に添加することによって形成される。好ましくは、共溶融物は、脂肪アルコールを液相で維持するために十分な融点に維持される。
好ましくは、共溶融物と水の混合物の温度は、混合中に56−67℃に、好ましくは58−65℃に、より好ましくは63℃に維持されるように制御される。
好ましくは、水性分散物およびカチオン性界面活性剤の混合物の温度は、56℃から67℃に維持される。より好ましくは、水性分散物およびカチオン性界面活性剤の混合物の温度は、58℃から65℃に;最も好ましくは63℃に維持される。
脂肪アルコールおよびカチオン性界面活性剤の混合物の温度を制御することは、ゲル構造の形成を制御することを意味する。この方法において、共溶融物および水の混合物の温度は、脂肪アルコールおよびアミドアミン界面活性剤水性混合物に対するカチオン性界面活性剤の温度/割合を調節することによって制御される。あまりに低温または高温であると、構造の混合物を有する系が生じ、これはコンディショニング能力が不十分となる。
ゲル相の形成後に、さらなる水および追加の成分を1回に添加してもよく、または段階的に添加してもよい。
好ましくは、該方法はバッチ法である。
好ましくは、カチオン性界面活性剤の水性分散物との混合は、粘度変化が平衡に達したときに要求された程度の会合が起こり、次にアミドアミンが中和されるように、粘度の測定によって監視される。通例、カチオン性界面活性剤および水性分散物のこのような混合は、20から60分かかる。
このようなコンディショニングゲル相を使用して最終的に作製したコンディショニング組成物は、標準方法を使用して作製した同一の処方で作製した同一のコンディショニング組成物と比較して、改善されたコンディショニング性能を有する。
好ましくは、該方法は、混合物容器の内容物を10〜34ms−1の、好ましくは21〜27ms−1の、とりわけ好ましくは24ms−1のロータチップ速度でミキサにかけることを含む。
好ましくは、水性分散物は、25重量%から50重量%の、より好ましくは35から45重量%の全分散水を含む。
好ましくは、水性分散物は、4から20重量%の全分散脂肪アルコールを含む。
好ましくは、水性分散物は、1から5重量%の全分散アミドアミンを含む。
好ましくは、水性分散物およびカチオン性界面活性剤に添加された中和剤は、少なくとも90重量%のカチオン性界面活性剤を、より好ましくは少なくとも95%のカチオン性界面活性剤、最も好ましくは少なくとも99%のカチオン性界面活性剤を中和するのに十分な中和剤を含む。
好ましくは、脂肪アルコールは8から22個の、より好ましくは16から22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは通例、直鎖アルキル基を含有する化合物である。好適な脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびその混合物が挙げられる。これらの材料の使用が特に好ましい。
本発明のコンディショナー(コンディショニングゲル相だけではない)中の脂肪アルコールの濃度は一般に、組成物の重量の0.01から10%、好ましくは0.1%から8%の、より好ましくは0.2%から7%の、最も好ましくは0.3%から6%の範囲に及ぶ。カチオン性界面活性剤の脂肪アルコールに対する重量比は、好適には1:1から1:10、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。カチオン性界面活性剤の脂肪アルコールに対する重量比が高すぎる場合、このことは組成物から目に対する刺激が生じるおそれがある。重量比が低すぎる場合、一部の消費者に毛髪のきしみ感を生じるおそれがある。
好適なコンディショニング界面活性剤としては、単独でまたは混合して用いるカチオン性界面活性剤より選択される界面活性剤が挙げられる。好ましくは、カチオン性界面活性剤は式Nを有し、式中、R、R、RおよびRは独立して、(C−C30)アルキルまたはベンジルである。好ましくは、R、R、RおよびRの1、2または3個は、独立して(C−C30)アルキルであり、残りの1個または複数のR、R、RおよびR基は、(C−C)アルキルまたはベンジルである。より好ましくは、R、R、RおよびRの1または2個は、独立して(C−C30)アルキルであり、残りの複数のR、R、RおよびR基は、(C−C)アルキルまたはベンジル基である。アルキル基は、アルキル鎖中に1個以上のエステル(−OCO−または−COO−)および/またはエーテル(−O−)結合を含んでいてもよい。アルキル基は、1個以上の水酸基で置換されていていよい。アルキル基は直鎖または分岐であってよく、3個以上の炭素原子を有するアルキル基では、環式であってよい。アルキル基は、飽和されているか、または1個以上の炭素間に重結合を含有してよい(例えばオレイル)。アルキル基は、1個以上のエチレンオキシ基を有するアルキル鎖上でエトキシ化されていてもよい。
本発明で使用する好適なカチオン性界面活性剤としては、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、二水素化タロージメチルアンモニウムクロリド(例えばアクゾノーベル(Akzo Nobel)製のアルクワッド(Arquad)2HT/75)、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2−オレアンモニウムクロリドおよびその対応する水酸化物が挙げられる。さらなる好適なカチオン性界面活性剤としては、CTFA名クオタニウム(Quaternium)−5、クオタニウム(Quaternium)−31およびクオタニウム(Quaternium)−18を有する材料が挙げられる。上述の材料のいずれの混合物も好適であり得る。本発明によるコンディショナーで使用するために特に有用なカチオン性界面活性剤は、ヘキストセラニーズ(Hoechst Celanese)からゲナミン(GENAMIN)CTACとして市販されている、セチルトリメチルアンモニウムクロリドである。本発明によるコンディショナーで使用するために特に有用な別のカチオン性界面活性剤は、クラリアント(Clariant)からゲナミン(GENAMIN)KDMPとして市販されている、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドである。
好ましくは、共溶融物のカチオン性界面活性剤成分は、0−70重量%のカチオン性成分を含み、カチオン性界面活性剤は上記のような式Nを有し、より好ましくは30−60重量%のカチオン性界面活性剤成分を含む。
好適なアミドアミン界面活性剤(プロトン化されているときにはカチオン性である)は、好ましくは一般式(I):(I)R1CONH(CH2)mN(R2)R3の界面活性剤であり、式中、Rは、10個以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、RおよびRは、1から10個の炭素原子のヒドロカルビル鎖より独立して選択され、mは1から約10の整数である。
本明細書で使用する場合、ヒドロカルビル鎖という用語は、アルキルまたはアルケニル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、式(I)に相当する化合物であり、式中、Rは約11から約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、RおよびRはそれぞれ独立して、1から約4個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基、好ましくはアルキル基であり、mは1から約4の整数である。
好ましくは、RおよびRはメチルまたはエチル基である。
好ましくは、mは2または3、すなわちエチレンまたはプロピレン基である。
本明細書で有用な好ましいアミドアミンとしては、ステラミド−プロピルジメチルアミン、ステラミドプロピルジエチルアミン、ステラミドエチルジエチルアミン、ステラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピル−ジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチル−アミン、ベヘンアミドプロピルジエチルミン(behenamidopropyldiethylmine)、ベヘンアミドエチルジエチル−アミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピル−ジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキド−アミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミンおよびその混合物が挙げられる。
本明細書で有用な特に好ましいアミドアミンは、ステラミドプロピルジメチルアミン、ステラミドエチルジエチルアミンおよびその混合物である。
本明細書で有用な市販のアミドアミンとしては:ステラミドプロピルジメチルアミン(イノレックス(Inolex)(フィラデルフィア、ペンシルバニア州、米国)から入手可能な商品名レキサミン(LEXAMINE)S−13および日光(Nikko)(東京、日本)から入手可能な商品名AMIDOAMINE MSP)、ステラミドエチルジエチルアミン(日光から入手可能な商品名AMIDOAMINE S)、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン(クローダ(Croda)(ノースハンバーサイド、英国)から入手可能な商品名インクロミン(INCROMINE)BB)および各種のアミドアミン(シャー(Scher)(クリフトン、ニュージャージー州、米国)から入手可能な商品名シャーコジン(SCHERCODINE)シリーズ)が挙げられる。
酸は、コンディショナー組成物中のアミドアミンをプロトン化できるいずれの有機酸または鉱酸でもよい。本明細書で有用な好適な酸としては、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸およびその混合物が挙げられる。好ましくは、酸は酢酸、酒石酸、塩酸、フマル酸、乳酸およびその混合物から成る群より選択される。特に好ましいのは乳酸である。
酸の主な役割は、ヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化して、これによりヘアトリートメント組成物中で第3級アミン塩(TAS)をインサイチューで形成することである。TASは、実質的に、非永続性の第4級アンモニウムまたは偽第4級アンモニウムカチオン性界面活性剤である。
好適には、酸は、存在するアミドアミンの95モル%(293K)超をプロトン化するために十分な量で含まれる。
本明細書に記載するタイプのアミドアミンが存在する場合、対応する酸成分は共溶融物中に存在しない。代わりに酸成分は水中に存在する。好ましくは、水は、0.01から3重量%のプロトン化成分を含む。
本発明のコンディショニング組成物(単なるコンディショニングゲル相ではない)において、カチオン性界面活性剤の濃度は、一般に組成物の重量の0.01%から10%に、より好ましくは0.05%から7.5%に、最も好ましくは0.1%から5%に及ぶ。
第2の態様において、第1の態様で得られるコンディショニングゲル相を形成することおよび任意の残りの成分を添加することによって、コンディショニング組成物を製造する方法が提供される。通例の残りの成分としては、香料、シリコーン、繊維活性剤または他の便益剤(benefit agents)が挙げられる。
好ましくは、コンディショニング組成物は、残りの成分が添加された後にもう一度、10〜34ms−1の、好ましくは21〜27ms−1の、とりわけ好ましくは24ms−1のロータチップ速度でミキサにかけられる。
本発明による使用に好適なミキサは、好ましくは2−30kw/kgの、より好ましくは10−25kw/kgの、なおより好ましくは15−25kw/kgの範囲のkw/kg値を有する。
本発明のコンディショニング組成物または本発明のコンディショニングゲル相を使用することも、従来的に作製されたコンディショニング組成物よりも良好にシリコーンを付着させる。
したがって本発明の組成物は、コンディショニング性能を向上させるために、シリコーンコンディショニング剤の乳化液滴を含有することができる。
好適なシリコーンとしては、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA名ジメチコンを有するポリジメチルシロキサンが挙げられる。本発明の組成物(特にシャンプーおよびコンディショナー)での使用にまた好適なのは、CTFA名ジメチコノールを有する、ヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンである。本発明の組成物での使用にまた好適なのは、例えば国際公開第96/31188号パンフレットに記載されているような、低い架橋度を有するシリコーンゴムである。
乳化シリコーン自体(エマルジョンまたは最終の毛髪コンディショニング組成物ではない)の粘度は通例、25℃において少なくとも10,000cstであり、シリコーン自体の粘度は、好ましくは少なくとも60,000cst、最も好ましくは少なくとも500,000cst、理想的には少なくとも1,000,000cstである。好ましくは、処方を容易にするために、粘度は10cstを超えない。
本発明のシャンプー組成物で使用するための乳化シリコーンは、通例、30ミクロン未満の、好ましくは20ミクロン未満の、より好ましくは10ミクロン未満の、理想的には0.01から1ミクロンの組成物中の平均シリコーン液滴径を有する。0.15ミクロンの平均シリコーン液滴径を有するシリコーンエマルジョンは一般に、マイクロエマルジョンと呼ばれる。
本発明のコンディショナー組成物で使用するための乳化シリコーンは通例、30未満の、好ましくは20未満の、より好ましくは15未満の、組成物中の径を有する。好ましくは、平均シリコーン液滴は、0.5ミクロンより大、より好ましくは1ミクロンより大であり、理想的には2から8ミクロンである。
シリコーン粒径は、レーザ光散乱技術によって、例えばマルバーンインスツルメント(Malvern Instruments)による2600Dパーティクルサイザー(Particle Sizer)を使用して測定してよい。
好適なプレフォームエマルジョンの例としては、ダウコーニング(Dow Corning)より入手できるザイアメター(Xiameter)MEM 1785およびマイクロエマルジョンDC2−1865が挙げられる。これらはジメチコノールのエマルジョン/マイクロエマルジョンである。架橋シリコーンゴムは、処方を容易にするために好都合である、プレ乳化形態でも入手可能である。
本発明のシャンプーおよびコンディショナーに包含させるためにさらに好ましいシリコーンのクラスは、アミノ官能性シリコーンである。「アミノ官能性シリコーン」とは、少なくとも1個の第1級、第2級もしく第3級アミン基または第4級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。好適なアミノ官能性シリコーンの例としては、CTFA名「アモジメチコン」を有するポリシロキサンが挙げられる。
本発明での使用に好適なアミノ官能性シリコーンの具体的な例は、アミノシリコーンオイルDC2−8220、DC2−8177およびDC2−8566(すべてダウコーニングより)である。
好適な第4級シリコーンポリマーは、欧州特許第0530974号明細書に記載されている。好ましい第4級シリコーンポリマーは、ゴールドシュミット(Goldschmidt)からのK3474である。
また好適なのは、アミノ官能性シリコーンオイルと非イオン性および/またはカチオン性界面活性剤とのエマルジョンである。
アミノ官能性シリコーンのプレフォームエマルジョンも、ダウコーニングおよびゼネラルエレクトリック(General Electric)などのシリコーンオイルの供給者から入手できる。具体的な例としては、DC939カチオン性エマルジョンならびに非イオン性エマルジョンDC2−7224、DC2−8467、DC2−8177およびDC2−8154(すべてダウコーニングより)が挙げられる。
シリコーンの総量は、全組成物の好ましくは0.01重量%から10重量%、より好ましくは0.1重量%から5重量%であり、最も好ましくは0.5重量%から3重量%が好適な濃度である。
[実施例]
Figure 0006360478
処方Aは、脂肪アルコールおよび水を70Cにて混合する標準の従来技術の方法によって作製する。これに対して、処方1は、ステアリルアミドプロピルジメチルアミンおよび脂肪アルコールを、外部熱源によって温度を維持した60℃の水に添加し、撹拌して作製する。
カチオン性界面活性剤、通例、ベヘントリモニウムクロリドをこの混合物に添加し、外部熱源または冷却源を使用して温度を60℃に維持して、撹拌する。
乳酸をステアリルアミドプロピルジメチルアミンに添加し、外部熱源または冷却源を使用して温度を60℃に維持して、撹拌する。
さらなる水および他の周囲温度の成分を添加することによって、必要な場合は外部冷却源を使用して、これを周囲温度に向かって冷却し、撹拌する。
組成物は、請求された方法によって作製された組成物の改良コンディショニング性能を示すために、異なる濃度のコンディショニング活性剤を有する。表示した濃度は、原材料の濃度である。
Figure 0006360478
通常の毛髪(直毛および縮毛の混合)のパネリストおよそ75名のパネルデータ。直線スケールによる評価。
データは、より良好な方法を使用すると、より少ない総固形分を有するにもかかわらず、より濃厚な生成物(すなわちFAおよびBTAC)を示している。成分はより効率的に使用されている。
さらに生成物は、また固形分、すなわちコンディショニング活性剤の濃度が低いにもかかわらず、対照よりもコンディショニング性が著しく高いと共に、翌日の清浄感も著しく高いが、通常はトレードオフがあるため(コンディショニング性がより高い=より重い)、このことは珍しい。改良されたコンディショニング便益を適用直後に提供した組成物が、付着の増加によってこれを達成することが期待される。しかし、このことが当てはまる場合、翌日の便益は際立って低下するであろう。

Claims (11)

  1. コンディショニングゲル相を作製する方法であって:
    i)脂肪アルコールおよびアミドアミンの水性分散物を形成すること;
    ii)カチオン性界面活性剤を前記水性分散物に添加して混合すること;ならびに
    iii)前記アミドアミンを中和することを含み、
    前記水性分散物中のカチオン性界面活性剤の前記混合物の温度を56℃から67℃に維持し、
    前記脂肪アルコールが、8から22個の炭素原子を含み、
    前記カチオン性界面活性剤が、式N (式中、R 、R 、R およびR は独立して、(C −C 30 )アルキルまたはベンジルである)を有し、
    前記アミドアミンが、一般式(I):
    (I) R CONH(CH N(R )R
    (式中、R は、10個以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、R およびR は、1から10個の炭素原子のヒドロカルビル鎖より独立して選択され、mは1から10の整数である)の界面活性剤である、前記方法。
  2. 前記水性分散物が4から20重量%の前記分散脂肪アルコールを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記水性分散物が1から5重量%の前記アミドアミン界面活性剤を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. カチオン性界面活性剤および脂肪アルコールおよびアミドアミンの前記混合物が0.5から5重量%のカチオン性界面活性剤を含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記カチオン性界面活性剤がベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドである、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記アミドアミン界面活性剤がステアリルアミドプロピルジメチルアミンである、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記脂肪アルコールがC16からC18脂肪アルコールである、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記アミドアミンを中和することが酸を添加することを含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記生じたコンディショニングゲル相を10〜34ms−1のロータチップ速度でミキサにかけることを含む、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の方法によってコンディショニングゲル相を形成することおよび次に任意の残りの成分を添加することによって、コンディショニング組成物を製造する方法。
  11. 前記コンディショニング組成物を10〜30ms−1のロータチップ速度でミキサにかけることを含む、請求項10に記載の方法。
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