JP2008524872A - ディスプレイ素子を密封する方法 - Google Patents

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Abstract

ガラスフリットにより基板の間にディスプレイ素子を密封する方法。この方法は、第1の基板上に波長の関数である光吸収係数αを有するフリットを堆積する工程であって、堆積されたフリットが高さhを有するものである工程、フリットに接触するように第2の基板を配置する工程、約5mm/sより速い速度でフリットに波長λを有するレーザ光を並進させることによって、基板を互いに封止する工程を有してなり、λでのα・hが約0.4と約1.75の間にある。

Description

関連出願の説明
本出願は、米国法典第35編第199条(e)項の下で、ここにその内容の全てを引用する、2005年12月6日に出願された米国仮特許出願第60/748296号の優先権の恩恵を主張するものである。
本発明は、周囲の環境に敏感な薄膜素子を保護するのに適した密封されたガラスパッケージに関し、より詳しくは、そのような素子を密封する方法に関する。
OLEDは、様々なエレクトロルミネセント素子において使用されていることや使用される可能性のために、近年、重要な研究の課題となっている。例えば、1つのOLEDを、別個の発光素子に使用でき、またはOLEDのアレイを、発光ディスプレイまたはフラットパネルディスプレイの用途(例えば、OLEDディスプレイ)に使用できる。OLEDフラットパネルディスプレイは、特に、非常に明るく、良好な色の対比および広い視覚を有することが知られている。OLEDディスプレイの寿命は、その中に配置された有機層と電極が周囲の環境から密封されていれば、著しく増加させられることがよく知られている。しかしながら、OLEDディスプレイ、特に、その中に配置された有機層と電極は、周囲の環境からOLEDディスプレイ中に漏れる水分および酸素との相互作用から生じる劣化を受けやすい。残念ながら、過去において、OLEDディスプレイを密封する封止プロセスを開発することは非常に難しかった。OLEDディスプレイを適切に封止するのを難しくする要因のいくつかを以下に手短に挙げる:
・ 気密シールは、酸素のバリア(10-3cc/m2/日)と水のバリア(10-6g/m2/日)を提供すべきである。
・ 気密シールのサイズは、OLEDディスプレイのサイズに悪影響を与えないように最小(例えば、<2mm)であるべきである。
・ 封止プロセス中に生じる温度は、OLEDディスプレイ内の材料(例えば、電極および有機層)を損傷しないべきである。例えば、OLEDディスプレイ内のシールから約1〜2mmに位置するOLEDの第1のピクセルは、封止プロセス中に100℃より高くに加熱されるべきではない。
・ 封止プロセス中に放出されるガスは、OLEDディスプレイ内の材料を汚染すべきではない。
・ 気密シールは、OLEDディスプレイに進入するための電気接続(例えば、薄膜クロム電極)を可能にするべきである。
OLEDディスプレイを密封するための1つの様式は、特定の波長の光で吸収性の高い材料がドープされた低温フリットを溶融することによって、気密シールを形成することである。例えば、高出力レーザを用いて、フリットがその上に配置されたカバーガラスと、OLEDがその上に配置された基板ガラスとの間で気密シールを形成するフリットを、加熱し、軟化させてもよい。このフリットは、一般に、約1mm幅で約6〜100μm厚である。フリットの吸収および厚さが均一な場合、フリットの位置で均一な温度上昇となるように、封止は、一定のレーザエネルギーおよび並進速度で行うことができる。しかしながら、フリットが比較的薄い場合、レーザエネルギーの100%がフリットにより吸収される訳ではない。例えば、ある程度のレーザエネルギーは、基板ガラス上のOLEDに取り付けられた金属電極により吸収され得るまたは反射され得る。薄いフリットを使用することが望ましく、金属電極は、裸の基板ガラスとは異なる反射率および吸収特性並びに異なる熱伝導率を有するので、この状況により、封止プロセス中にフリット内に不均一な温度分布が生じることがあり、その結果、カバーガラスと基板ガラスとの間に非気密接続が形成され得る。さらに、電極による高い吸収によって、電極が過熱され、その結果、損傷を受けるかもしれない。
この封止問題は、本発明の1つ以上の封止技法を使用することによって解決される。
本発明の実施の形態は、OLEDディスプレイデバイスのためのガラス基板などの、二枚の基板を互いに封止する方法を提供する。
手短に言えば、中でも、方法/装置/システムのある実施の形態を、ここに記載するように実施できる。
ディスプレイ素子を密封する方法であって、第1の基板上に波長の関数である光吸収係数αを有するフリットを堆積する工程であって、堆積されたフリットが高さhを有するものである工程、間にフリットを介して第2の基板上に第1の基板を配置する工程、約5mm/sより速い速度でフリットに波長λを有するレーザ光を並進させることによって、それらの基板を互いに封止する工程を有してなり、λでのα・hが約0.4以上、好ましくは約0.4から約1.75、より好ましくは約0.5から約1.3である方法が提供される。
本発明の別の実施の形態において、波長の関数である光吸収係数αを有するフリットを、高さhを有する壁の形状で第1の基板上に堆積する工程、第1の基板と第2の基板の間にフリットを挟む工程であって、第2の基板にディスプレイ素子および少なくとも1つの電極が堆積され、少なくとも1つの電極がフリットと第2の基板との間に延在するものである工程、約5mm/sより速い速度で第1の基板を通してフリット上に波長λを有するレーザ光を並進させて、フリットを加熱し、溶融し、それによって、第1と第2の基板を互いに封止する工程を有してなり、λでのα・hが約0.4以上、好ましくは約0.4から約1.75、より好ましくは約0.5から約1.3である方法が提供される。
さらに別の実施の形態において、ディスプレイ素子を密封する方法であって、波長の関数である光吸収係数αを有するフリットを、高さhを有する壁の形態で第1の基板上に堆積する工程、フリットを予備焼結する工程、ディスプレイ素子が壁により取り囲まれ、少なくとも1つの電極がフリットの下を通過するように、有機材料を含む1つ以上のディスプレイ素子および少なくとも1つの金属電極がその上に堆積された第2の基板を覆って第1の基板を配置する工程、ピーク波長λを有するレーザ光を用いて第1の基板を通してフリットを加熱して、フリットを溶融し、第1と第2の基板の間に気密シールを形成する工程を有してなり、λでのα・hが約0.4以上、好ましくは約0.4から約1.75、より好ましくは約0.5から約1.3である方法が提供される。
添付の図面を参照して、いかようにも制限を与えずに、以下の説明の過程で、本発明はより容易に理解され、その他の目的、特徴、詳細および利点がより一層明らかになるであろう。そのような追加のシステム、方法、特徴および利点の全ては、この説明に含まれ、本発明の範囲に包含され、添付の特許請求の範囲により保護されることが意図されている。
以下の詳しい説明において、制限ではなく説明を目的として、本発明を完全に理解するために、特定の詳細を開示した例示の実施の形態が記載されている。しかしながら、本発明の開示の恩恵を受けた当業者には、本発明は、ここに開示された特定の詳細から離れた他の実施の形態で実施してもよいことが明らかである。さらに、よく知られたデバイス、方法および材料の説明は、本発明の説明を分かりにくくしないように、省略される。最後に、適用できる限り、同じ参照番号は同じ要素を指す。
本発明の封止技法は、密封されたOLEDディスプレイの製造に関して以下に記載されているが、二枚のガラス基板を互いに封止して、様々な用途およびデバイスに使用できる構造体を形成するために、同じまたは同様の封止技法を使用できることが理解されよう。したがって、本発明の封止技法は、限られた様式で考えるべきではない。
図1を参照すると、第1の基板12、フリット14、第2の基板16、少なくとも1つのOLED素子18およびそのOLED素子と電気接触した少なくとも1つの電極20を備えた、概して参照番号10で示された、本発明のある実施の形態による密封されたOLEDディスプレイデバイスの断面側面図が示されている。簡単にするためにたった1つのOLED素子しか示されていないが、ディスプレイデバイス10は、その中に数多くのOLED素子が配置されていてもよい。OLEDディスプレイデバイス10は、アクティブOLEDディスプレイデバイス10またはパッシブOLEDディスプレイデバイス10であっても差し支えない。さらに、OLEDディスプレイデバイス10が製造されているのではなく、代わりに、本発明の封止技法を用いて、光センサに用いられるものなどの別のガラスパッケージを製造している場合には、OLED素子18以外の別のタイプの薄膜素子を配置しても差し支えない。
好ましい実施の形態において、第1の基板12は、コード1737ガラスまたはEagle2000(商標)ガラスの商標名でコーニング社(Corning Incorporated)により製造販売されているものなどの透明ガラス板である。あるいは、第1の基板12は、例えば、旭硝子社により製造販売されているもの(例えば、OA10ガラスおよびOA21ガラス)、日本電気硝子社、NHテクノ社およびサムソン・コーニング・プレシジョン・ガラス社(Samsung Corning Precision Glass Co.)により製造販売されているものなどの任意の透明ガラス板であって差し支えない。第2の基板16は、第1の基板12と同じガラス基板であってよく、または第2の基板16は不透明基板であってもよい。
図2〜3に示されているように、第1の基板12を第2の基板16に封止する前に、フリット14が第1の基板12に堆積される。フリット14は、第1の基板12にうまく形成されたパターンを提供するプログラマブル・オーガー・ロボットにより、またはスクリーン印刷により、第1の基板12に施すことができる。例えば、フリット14は、第1の基板12の自由縁から約1mm離れて堆積することができる。フリットは、OLEDディスプレイデバイスが組み立てられたときに、額縁と似たようにOLED素子を取り囲む、閉じられた壁構造体として堆積することが好ましい。フリットは、1つ以上のフレーム状取り囲みフリット壁のパターンで堆積してもよい。好ましい実施の形態において、フリット14は、封止プロセスに用いられるレーザの動作波長と一致する所定の波長で、十分な吸収断面積を有する低温ガラスフリットである。フリット14は、例えば、鉄、銅、バナジウム、ネオジムおよびそれらの組合せ(例として)からなる群より選択される一種類以上の吸収イオンを含有してもよい。フリット14には、基板12および16の熱膨張係数と一致するか実質的に一致するように、フリット14の熱膨張係数を変化させる充填剤(例えば、逆転(inversion)充填剤、付加(additive)充填剤)をドープしてもよい。そのようなフリットは、一般に、約500μm2/s、典型的には、約800μm2/sより大きい熱伝導率を有するが、1000μm2/sを超えた熱膨張率を有していてもよい。この用途に用いられる例示のフリット組成物に関するより詳しい説明については、その内容をここに引用する、「Glass Package that is Hermetically Sealed with a Frit and Method of Fabrication」と題する米国特許出願第10/823331号明細書を参照のこと。
フリット14は、第1の基板12を第2の基板16に封止する前に、予備焼結されてもよい。これを実施するには、第1の基板12上に堆積したフリット14を、それが第1の基板12に付着するように加熱する。次いで、その上にフリットパターンが堆積された第1の基板12を炉内に配置して、この炉が、フリット14を、このフリットの組成に依存する温度で「焼成」する。予備焼結段階中に、フリット14は加熱され、フリット内に含まれた有機層材料が燃え尽きる。
フリット14を予備焼結した後、必要であれば、高さの変動が約2〜4μmより大きくならないように、フリットを研磨しても差し支えない。このとき、フリットの一般的な目標高さは、デバイスの用途に応じて、10μmから30μmより大きいが、より一般的に、約12〜15μmである。高さの変動がより大きい場合、第2の基板へのレーザ封止中にフリット14が溶融したときに、隙間が閉じないかもしれず、またはその隙間が応力を導くかもしれず、これにより、基板に亀裂が生じ得る。フリット14の高さhは、二枚の基板を背面から(すなわち、第1の基板を通して)封止できるようにする重要な変数である。フリット14が薄すぎると、レーザ照射を吸収するのに十分な材料が残らなくなり、失敗となる。フリット14が厚すぎると、第1の基板の表面に最も近いフリットを溶融するのに第1の基板の表面で十分なエネルギーを吸収できるが、第2の基板の表面に最も近いフリットを溶融するのに必要なエネルギーが、フリットの熱伝導率のために、フリットのその領域(すなわち、第2の基板16に最も近い領域)に到達するのが妨げられるかもしれない。この後者の筋書きは、厚いフリット層で基板を封止するための律速状況であり、二枚のガラス基板の結合が不十分となったりむらが生じたりするであろう。
予備焼結したフリット14を研磨した後、第1の基板12を穏やかな超音波洗浄環境に施して、この時点までに蓄積した任意の屑を除去してもよい。ここに用いられる一般的な溶液は、余計な付着物が全くないディスプレイ用ガラスを洗浄するために用いられるものより著しく穏やかであって差し支えない。洗浄中の温度は、堆積されたフリット14の劣化を防ぐために、低く維持することができる。
洗浄後、残留した水分を除去するために、最終処理工程を行っても差し支えない。予備焼結した第1の基板12を6時間以上に亘り100℃の温度で真空炉内に配置することができる。その炉から取り出した後、封止プロセスを実施する前に、その上に埃や屑が蓄積するのを防ぐために、予備焼結した第1の基板12をクリーンルームボックス内に配置しても差し支えない。
図4は、1つ以上のOLED素子18およびそのOLED素子を他のデバイスに接続するための1つ以上の電極20を備えた、第1の基板12に封止する前の第2の基板16を示している。典型的なOLED素子18は、1つ以上の有機層(図示せず)および陽極/陰極の電極20を備えている。しかしながら、OLEDディスプレイデバイス10に任意の公知のOLED素子18または将来のOLED素子18を使用しても差し支えないことが、当業者には容易に分かるはずである。
封止プロセスは、フリット14が二枚の基板12および16の間に挟まれ、フリット14のフレーム状パターンが少なくとも1つのOLED素子を取り囲むような様式で、1つ以上のOLED素子18および1つ以上の電極20が上面に配置された第2の基板16の上に、フリット14が付着した第1の基板12を配置する工程を含む。電極20は、フリット14の下を通っている。基板12および16に穏やかな圧力を印加して、封止プロセス中にそれらを接触した状態に維持する。図5に描かれたディスプレイデバイス10の一部の拡大図に示されているように、フリット14が溶融し、基板12を基板16に連結し結合する気密シールを形成するように、レーザ22がそのビーム24を第1の基板12を通してフリット14に向け、フリット14を加熱する。この気密シールは、周囲の環境中の酸素および水分がOLEDディスプレイデバイス10に入るのを防ぐことによって、OLED素子18を保護する。
レーザビーム24は、フリット14内の温度勾配をより緩やかにするために、例えば、約3.5mmのスポット直径に、焦点をぼかしても差し支えない。一般に、フリット14は、溶融前にウォームアップおよびアニール段階が必要である。さらに、予備焼結した第1の基板は、溶融前にO2およびH2Oの再吸着を防ぐために不活性雰囲気中に貯蔵しなければならない。フリットパターンに対するレーザ22の移動速度は、設定したパラメータに応じて、約0.5mm/sから40mm/s超に及び、300mm/sほど速くても差し支えない。必要な出力は、フリット14の吸収係数αおよび厚さ(高さ)hに応じて変動するであろう。必要な出力はまた、あるリード材料20などの反射層または吸収層がフリットの下に配置されている場合、またフリット上をレーザがトラバースする速度によっても、影響を受ける。さらに、フリット14は、充填剤の粒径と共に、フリットの均一性に応じて様々であって差し支えない。このことも、フリットがレーザビームを吸収し、その結果、基板12および16を溶融する様式に悪影響を与え得る。
図5〜6は、基板12および16がレーザ22に関してどのように配置されているかの概念を示している。レーザシステム(図示せず)が含まれていてもよいが、レーザ22からエネルギーを供給するための要件ではない。ここでも、レーザビーム24は、レーザビーム24がフリット14を横断するときの温度勾配を減少させるように、焦点26から焦点28へと焦点をぼかしても差し支えない。勾配が急すぎる(焦点がタイトすぎる)場合、OLEDディスプレイデバイス10はひどい亀裂を生じ、直ちに失敗となるかもしれないことに留意すべきである。
フリット14を備えた第1の基板12を、封止目的のために、第2の基板16と密接に接触した状態に保持するために使用できるいくつかの例示の方策が図6に示されている。第1の手法は、基板12および16が、基板12および16の上に磁石32が載置されて、スチールブロック30上に配置されているものである。他の手法は、掻き傷/突いた跡が付きにくく、平面度が非常に高い、二枚の透明なシリカディスク34および36の間に基板12および16を配置することである。次いで、これらのシリカディスク34および36は、様々な方法で押し付けることができる。これらのディスクは、近赤外線に対して透明である。ディスク34および36が平らで非常に堅い場合、比較的薄い基板12および16がそれらの形状に従って、平面度および互いの直接の接触を維持することができる。
基板12および16を保持するステージ(図示せず)の動作は、第1の基板12上に分配されたフリット14のパターンをトレースするように書かれたプログラムを走らせるコンピュータ(図示せず)により制御することができる。ほとんどのフリット14のパターンは、形状が矩形であり、角部が丸まっている。その角部の曲率半径は、0.5mmから4mmに及び、この区域での過熱を避けるのに必要とされる。y方向の移動動作が増加している間に、x方向の移動動作が減少しているとき、またはその逆のときに、過熱が生じ得る。この過熱の作用をうち消すために、レーザビーム24の速度、出力、または半径を調節することができる。例えば、この作用は、単に、焦点のぼかされたレーザビーム24の重複よりも曲率半径を大きく維持することによって、克服することができる。
フリット14はある程度透明であるので、その下にある反射性の電極20などの任意の層は、レーザビーム24がフリット14に戻るように反射するために追加の熱源を形成する。これは、二重の照射量ではないが、意図されるものよりも実質的に多い。これらの電極20のいくつかは、近IRにおいて吸収性であり得る。このことは、レーザ22により照射されたときに、それらがある程度実質的に加熱を受けることがあることを意味する。電極20が両方の性質を示す場合、封止計画で克服するのに非常に難しい作用が生じる。この作用は、単位時間当たりの出力密度の問題と考えられる。電極20が、フリット14を配置すべき場所により確定せずに、散乱して配置されるので、出力密度の問題に対処する必要がある。
本発明の封止技法により、異なるパターンと性質を有する電極20がフリット14の下を通っている場合でさえも、封止レーザ22は、封止プロセス中にフリット14を加熱し溶融することができる。本発明の封止技法を用いると、封止プロセス中の電極への損傷が避けられる。これを達成するためには、封止技法では、熱拡散の速度に、転じて、封止地点でのフリット14の温度に影響を与え得るいくつかの要因を考慮すべきである。第1に、上述したように、一般的なフリット14の透過率は、組成と厚さに応じて、2%から30%まで変動し得る。第2に、電極20は、その組成に応じて、フリット14を透過した光を吸収または反射できる。
一般に、レーザの移動速度Vとフリットの吸収係数α(距離の逆数の単位当たり、例えば、1/μm)との関係が、拡散の関係式:
Figure 2008524872
から導き出すことができ、ここで、Vは、フリット14を横切るレーザ光の移動速度であり、Dはフリットの熱伝導係数であり、rはフリットの拡散長さであり、Bは倍率である。フリットの総厚は、直接溶融したフリットの厚さと、熱拡散により溶融したフリットの厚さの合計であるので、
Figure 2008524872
であり、ここで、αはフリットの吸収係数である。それゆえ、Vは、
Figure 2008524872
と表すことができ、これは、h>1/α(すなわち、高吸収性フリット)について有効である。式(3)は、封止(移動)速度、フリットの吸収および熱伝導率がどのように密接に関連しているかを示している。
他方で、低吸収性のフリットは、より速い封止速度を可能にするであろう。残念ながら、より速い封止速度には、一般に、レーザからの出力パワーが高い必要がある。電極がレーザ光を吸収する(すなわち、電極が、レーザの出力波長で吸収性である)場合、電極は、電極を損傷するのに十分な温度まで加熱されるであろう。電極の存在を考慮しながら、適切な封止速度を決定するためには、以下の関係:
Figure 2008524872
が用いられ、ここで、Aは電極の吸収係数であり、Rは電極の反射率である。
一般に、商業的に実施可能な封止速度は5mm/sを超え、一方で、その速度では、10〜15ワットより大きい光出力により、電極が損傷するかもしれない。例えば、約10Wを超える光出力により、クロム電極が損傷するであろうし、モリブデン電極は、約15Wを超える光出力で損傷するであろう(約1.8mm未満のスポット直径2ωで)。フリットの表面でのレーザビームのスポット直径は、少なくともフリットの幅ほど大きいことが望ましく、それより大きくてもよいであろう。ここに用いられるように、スポット直径は2ωに等しく、ここで、ωは、ビーム強度が最大ビーム強度の1/e2である、ビーム軸からの距離である。フリットの表面でのレーザビームのスポット直径は、約1.8mmと約25mmの間にあることが好ましい。移動速度は、約0.5mm/sと約300mm/sの間にあることが好ましい。一般に、ピーク光出力は、移動速度、スポット直径などに応じて、0.5Wと1.5kWの間にあるべきである。
参考のために、またスポット直径がフリットの線幅より広い1.8mmであるとすると;約5mm/s以下の移動速度について、ピーク光出力は約15W未満に維持すべきであり;5mm/sより大きく10mm/s以下の移動速度について、ピーク光出力は約25W未満に維持すべきであり;10mm/sより大きく20mm/s以下の移動速度については、ピーク光出力は約36W未満に維持すべきであり;20mm/sより大きく40mm/s以下の移動速度については、ピーク光出力は約45W未満に維持すべきである。再度、これらは参考であり、光出力、移動速度およびスポット直径は、特定の用途について、様々であってよい。
パラメータα・h(フリットの高さhがμmで表されている場合)が約0.4の以上の値、好ましくは約0.4と約1.75の間の値であるように、フリット14がレーザ22の波長で適切な吸収係数αを有するように選択することによって、または逆に、フリットの吸収特性に基づいてレーザの波長を選択することによって、例えば、レーザが電極の上にあるフリットを横切るときに、レーザ出力を変動させるための複雑なスキームなくして、電極への損傷を避けられることが分かった。α・hが約0.5と約1.3の間にあることがより好ましい。
本発明の上述した実施の形態、特に、どの「好ましい」実施の形態も、単なる実施のための可能性のある実例であり、単に本発明の原理をより明白に理解するために述べられたものであることを強調しておく。本発明の精神および原理から実質的に逸脱せずに、本発明の上述した実施の形態に、様々な変更および改変を行ってもよい。そのような変更および改変の全ては、この開示の範囲と本発明の範囲に含まれ、添付の特許請求の範囲に保護されることが意図されている。
本発明によるディスプレイデバイスの断面側面図 第1の基板とその上に堆積したフリットの断面側面図 額縁状の壁の形態で堆積されたフリットを示す、図2の第1の基板の正面図 ディスプレイ素子および電極がその上に堆積された第2の基板の正面図 封止動作中のレーザとレーザビームの位置を示す、図1のディスプレイデバイスの部分断面図 第1と第2の基板を封止するためのいくつかの方策を示す概略図
符号の説明
10 OLEDディスプレイデバイス
12,16 基板
14 フリット
18 OLED素子
20 電極
22 レーザ
24 レーザビーム
34,36 シリカディスク

Claims (20)

  1. ディスプレイ素子を密封する方法であって、
    第1の基板上に、波長の関数である光吸収係数αを有するフリットを堆積する工程であって、堆積されたフリットが高さhを有するものである工程、
    前記フリットに接触するように第2の基板を配置する工程、
    約5mm/sより速い速度で前記フリットに波長λを有するレーザ光を並進させることによって、前記基板を互いに封止する工程、
    を有してなり、
    λでのα・hが約0.4以上である方法。
  2. α・hが、λで約0.4と約1.75の間にあることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記速度が約5mm/sと約300mm/sの間にあることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. α・hが、λで約0.5と約1.3の間にあることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. hが約10μmより大きいことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記レーザビームのピーク出力が約0.5Wと約1.5kWの間にあることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記フリットの表面での前記レーザビームのスポット直径2ωが約1.8mmと約25mmの間にあることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 前記フリットの熱伝導率が約500μm2/sより大きいことを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 前記フリットに、鉄、銅、バナジウム、ネオジム、およびそれらの組合せからなる群より選択されるドーパントがドープされていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. ディスプレイ素子を密封する方法であって、
    第1の基板上に、波長の関数である光吸収係数αを有するフリットを、高さhを有する壁の形状で堆積する工程、
    前記フリットを、前記第1の基板と、ディスプレイ素子および少なくとも1つの電極がその上に配置された第2の基板との間に挟む工程であって、前記少なくとも1つの電極が前記フリットと前記第2の基板との間に延在するものである工程、
    前記フリットを、約5mm/sより速い速度で前記第1の基板を通して前記フリットの上に波長λを有するレーザ光を並進させることによって加熱して、前記フリットを溶融し、前記第1と第2の基板を互いに封止する工程、
    を有してなり、
    λでのα・hが約0.4以上である方法。
  11. 前記ディスプレイ素子が有機材料を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記速度が約40mm/sより速いことを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 前記挟む工程の前に、前記フリットを予備焼結する工程をさらに含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  14. ディスプレイ素子を密封する方法であって、
    第1の基板上に、波長の関数である光吸収係数αを有するフリットを、高さhを有する壁として堆積する工程、
    前記フリットを予備焼結する工程、
    前記第1の基板を、有機材料を含む1つ以上のディスプレイ素子および少なくとも1つの金属電極がその上に配置された第2の基板上に、前記ディスプレイ素子が前記壁により取り囲まれ、前記少なくとも1つの金属電極が前記フリットの下を通るように配置する工程、
    ピーク波長λを有するレーザビームを用いて前記第1の基板を通して前記フリットを加熱して、該フリットを溶融し、前記第1と第2の基板の間に気密シールを形成する工程、
    を有してなり、
    λでのα・hが約0.4以上である方法。
  15. 前記加熱工程が、前記レーザビームを、約0.5mm/sより速い速度で前記フリットの上に並進させる工程を含むことを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. λでのα・hが約0.5と約1.3の間にあることを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 前記フリットの熱伝導率が約500μm2/sより大きいことを特徴とする請求項14記載の方法。
  18. 前記レーザビームのピーク光出力が約0.5Wと約1.5kWの間にあることを特徴とする請求項14記載の方法。
  19. 前記レーザビームを約10mm/sより速い速度で並進させることを特徴とする請求項1う記載の方法。
  20. 前記フリットの熱伝導率が約800μm2/sより大きいことを特徴とする請求項14記載の方法。
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