JP2008522122A - 冷蔵庫及び/又は冷凍庫 - Google Patents

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Abstract

ガラス板が嵌め込まれる金属フレームを有するガラス扉を備えた冷蔵庫及び/又は冷凍庫に関するものであり、上記金属フレームは、上記扉の外殻を形成しており、上記ガラス板の前面側と周縁側とを覆うとともに上記扉の人目につく側を形成する前面部及び細幅部と、上記外殻に接続される周を取り巻くガラスホルダーとを備えている。本発明の冷蔵庫及び/又は冷凍庫は、上記外殻が、上記扉の人目につく側を継ぎ目無く形成する、周方向に一体化された一部材からなる金属ケーシングで構成されているとともに、上記ガラスホルダーが、上記金属ケーシングの背面側の周方向に発泡体層の裏付けをする、周を取り巻く発泡体に入れ込まれていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス板が嵌め込まれた金属フレームを有するガラス扉を備える冷蔵庫及び/又は冷凍庫に関する。本発明の冷蔵庫は、特にワインを貯蔵するためのclimatic cabinetsにも用いることができる。
従来の冷蔵庫のガラス扉には幾つかの問題点がある。ガラス扉の金属フレームが、留め継ぎ及び接合される、押し出し形成されたアルミニウム異形材から構成される限り、接合点での許容誤差から必然的にズレが生じる。さらに、押し出し形成された異形材に、鍵、視界窓等を組み入れることは困難である。加えて、金属フレームの外郭は、フレーム異形材によってある程度予め決定されており、せいぜい付加的な機械加工によってわずかにアレンジできる程度である。
ガラス扉が、溶接又は充填材料により、押し出し形成されたプラスチック異形材及び/又は射出成形された部品で構成されている限り、高品質の均整がとれた視覚的な外観は得られない。溶接することにより目立った接合点が生じる。加えて、種々のプラスチック部品を組合わせることによって、均一な色彩又は表面を得ることは概して困難である。
それゆえ、先行技術の問題点を回避するとともに後述の利点を得られる、改善された冷蔵庫及び/又は冷凍庫を作り出すことが本発明の根本的な目的である。特に、十分な安定性を有し、高品質の視覚的な外観を備えたガラス扉を作り出す必要がある。
本発明によれば、この目的は、請求項1に記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫によって解決される。本発明の好ましい態様は従属項に係るものである。
このため、本発明では、ガラス板を囲繞する金属フレームは複数の部材からは構成されていない。金属フレームは、少なくとも扉の目につく側が継ぎ目無く形成される、一部材からなる周方向に一体化された金属ケーシングで構成されている。このようにして、これまで得られなかった均質な視覚的な外観が実現する。色彩の偏り、目立ったズレ又は接合点は排除されている。扉の外殻は、完全に均一に製造され且つ整列された材料で構成されている。それにもかかわらず所用の安定性を得るために、金属ケーシングは、発泡体によって周方向に発泡体層の裏付けがされ、又は発泡体が充填されている。その結果、金属フレームに要求される通常の安定性を気にすることなく、一体化された一部材からなる金属ケーシングを実質的に多種且つほぼ要求通りに設計できる。
特に、一体化された一部材からなる金属フレームは、一体化されたシートバーから製造できるとともにガラス板用に中央に打ち抜かれた凹みを備えることができる、非切削で形成された薄板の異形材から構成されている。好ましいことに、金属ケーシングは深絞り成形が可能である。一方又は加えて、曲げ加工や溶着ビードすることができる。曲げ加工又は溶着ビードされていない周縁ウェブは、見えない領域にある接合点で溶接ができる。
金属ケーシングの内側は、その表面を覆う(好ましくはその全表面を覆う)発泡体と接続されている。特に、金属ケースが断面において互いに傾斜した側面を有するときは、発泡体層の裏付けにより相当の硬さを与えることができる。金属ケースの寸法精度は発泡によってかなり改善される。同時に、発泡体層の裏付けがされた金属ケースは、異形材の熱伝達率、いわゆるK値が相当改善される。さらに、発泡体はフレーム状での結露の形成や、ガラスへの移行を顕著に低減する。たとえ加熱しなくとも、金属フレームは、ほとんど結露を生じない。
前面側では、金属ケースは様々な外郭を与えることができる。本発明の有利な具体例によれば、金属ケーシングの前面側は扉の幅及び/又は高さに亘って膨らんでいる。それによって、ダイナミックな視覚的な外観とは別に、扉はそれ自身の剛性を向上させることができる。上記曲がりは、断面の曲がりによっては制限されず、また押し出し形成された異形材も曲げることができる。それどころか、金属フレームの上方及び下方の横方向部材(transverse leg)は、その前面が横方向部の長さ方向に曲がっている、すなわち、曲がりのほぼ垂直軸周りに金属ケーシングの前面側の全体がわずかに曲がっており、それによって金属ケーシングは平面的なガラス板から造形的に突出する。
ガラス板への変わり目においても、明確且つ鮮明に描かれた視覚的な外観を得るために、金属ケーシングは、周方向に一部材からなるカバーフレームが嵌め込まれるガラス板用切欠き部を有している。カバーフレームは、全周でガラス板用切欠き部の範囲を定める金属ケーシングの端部にもたれかかることができるとともに、望むらくはガラス板の平面と略平行に延びている上記端部を、特に差し込むことができる周方向の溝を備えているので、金属ケーシングの端部がカバーフレームによって両側で囲まれる。カバーフレームは、ガラス板用切欠き部に対してわずかに大きめに、一つの部材で形成することが好ましい。それにもかかわらず、カバーフレームは弾性変形によってガラス板用切欠き部に嵌め込むことができる。
有利なことに、カバーフレームは、前面に間隙を生じること無く形成することができるとともに、ガラス板での間隙による解離をほぼ排除できることから、汚れの縞を回避できるとともに、完全な視覚的な外観が長期間保証される。
仮に金属ケーシングが扉の全幅に亘って反っていても、上記カバーフレームは、ガラス板の平面に対する金属ケーシングの前面の曲がりを補うために、変動する奥行きを有することができる。
有利なことに、金属ケーシングのガラス板用切欠き部を角張らせることができる。これにより、丸みのあるガラス板用切欠き部に対して、鮮明且つ明確な視覚的な外観を得ることができる。
しかしながら、このような角のあるガラス板用切欠き部は必ずしも備える必要がない。本発明の他の実施形態によれば、丸みのあるガラス板用切欠き部も金属ケーシングに採用することができる。
したがって、特に金属ケーシングは、ガラス板用切欠き部の方に向かって、金属ケーシングの前面に対して角度を持たせるように曲げられた周縁ウェブを備えることができる。このような角度を持たせた周縁ウェブは、金属ケーシング自体を剛化させ、扉に高い強度を与える。
ガラス板と金属ケーシングの間の許容誤差を補正するために、弾性シールを挿入することができる。特に上述した角度を持たせるように曲げられた周縁ウェブを用いる場合には、ガラス板の前面側で同様に弾性シールを挿入することが基本的には可能である。往々にして目障りとなるシールのrubber beadによって乱されない、高精度の視覚的な外観を外側から得るために、許容誤差の埋合せは内側に移動される。その前面側では、ガラス板は、ガラス板用切欠き部の範囲を定める又は上述したカバーフレームが嵌め込まれる、金属ケーシングの端部に直接に接触する。許容誤差を補正するための弾性シール材は背面に装備される。
ガラス板は様々な方法で金属フレームに嵌めることができる。本発明によれば、フレーム補強材に取り付けることができるガラスホルダーがガラス板に備えられる。仮に上述した発泡体が充填されているなら、ガラスホルダーは発泡体へ入れ込むことができる。
有利なことに、ガラスホルダーは、金属フレームから内側へ突出する支持部材(supporting leg)を備えており、それによりガラス板が支持部材の平面側にもたれかかることができる。支持部材とガラス板との間では好適な結合が得られる。特にガラス板を支持部材に接着することができる。ガラス板にこれらの部品を接着することにより、扉は目的とする剛性を得る。
優れた断熱材を得るために、ガラス板は、複数の板ガラスが互いに少し離れて配列される、本発明に係る多重ガラスである。本発明の一実施形態によれば、端部に備えられた周方向のスペーサーによって互いに連結される3枚の板ガラスを提供することができる。
本発明によれば、ガラス板を囲むとともに弾性リップの補正によりガラス板の厚さを変化させる弾性リップシールは、金属ケーシングとガラス板との間及び/又はガラスホルダーとガラス板との間に備えることができる。一方、これにより湿気の進入が防がれる。他方、整った末端が生じる。
弾性シールは硬さ及び/又は屈曲性の異なる部分を有している。特に柔らかいシールリップは固い結合部に形成される。この目的のために、シール材は、異なるプラスチック材料から二成分法(two−component method)によって射出成形される。また、共有押し出し成形によって、より柔らかいシールリップを成形することも可能である。有利なことに、シール材はガラス板を単に密閉するだけではなく、同時にガラス板の支持機能を呈する。
扉を照明するために、ガラス板に光を案内する照明手段を金属フレームに備えることができる。この目的のために、金属フレームとガラス板との間の変わり目領域に発光ダイオード又は蛍光灯を備えることができる。それによって、装置内部の個別の照明を省略することも可能となる。さらに付加的な応用例として、例えばフレーム暖房装置のようなものも金属ケーシングの内側に備えることができる。
万一、扉が筐体のシールよりも上方及び/又は筐体のシールよりも下方に延長されれば、鍵又は温度計のような付加的な要素を適合できるのと同様に、例えば筐体を覆ったり筐体よりも突出させるための付加的部分(特に扉拡張部分)を金属フレームに取り付けることができる。
次に、好ましい実施形態と関連図を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
図1に示す冷蔵庫1は、それ自体は前面側が開放されているとともに、扉3によって閉じられる略立方体の筐体2を備えている。それ自体は知られているように、扉3は、図1の右側に配置される回転軸に対応するドアハンドル4によって開閉できるように、扉の垂直な回転軸周りに回転可能に筐体2取り付けられている。
図2に詳細に示すように、扉3はガラス板6が嵌め込まれた金属フレーム5を有するガラス扉からなる。このようなガラス扉では、金属フレームは通常やや幅が狭く形成されている。ガラス板6は通常幅や高さの2/3以上を占めている。
金属フレーム5は、特に非切削形成加工で一体化されたシートバーのように一つの部品で形成される、周方向に一体化された一部材からなる金属ケーシング7から構成されている。金属ケーシング7は、特に、深彫り成形又は曲げ加工及び溶着ビードが可能である。そのため金属ケーシング7には、有利なことに、少なくとも図2に示す目立つ側には、多数の金属フレーム部品から構成されていた従来の金属ガラス扉の場合ほど、継ぎ目又は接合点がない。
金属フレーム5の上部の横方向に延びる部分の近傍には、温度計8と鍵9のための打ち抜き穴が金属ケーシング7に形成されている。
金属ケーシング7がビード溶接された場合には、シートの端部と支持材を隠すとともに外観を改善するために、カバーは端面で取り付けることができる。
筐体2に扉3を定着させるために、シール14が、ガラス板6周りの金属フレーム5の背面に周方向に取り付けられており、扉を閉めたときに筐体2への定着を促す。
万一、扉3がシール14よりも上方及び/又は下方に延長されれば、鍵9又は温度計8のような付加的な要素を適合できるのと同様に、例えば筐体を覆ったり筐体よりも突出させるために、付加的部分を組み入れることができる。
図2に示すように、金属ケーシング7は、その前面側が扉の全幅に亘ってわずかに反って形成されている。上下の横方向部材11は、その全長に沿って、すなわち、図1に示すように左から右へわずかに曲がっている。その結果生じるガラス板6の平面部に対する不一致は、後に詳細に述べるように、ガラス板用切欠き部に嵌め込まれるカバーフレーム、又は前面側に対して角度を持つように曲げられる金属ケーシングの周縁ウェブのいずれによっても補正される。
図3に示すように、金属ケーシング7は要求される横断的な外郭を得るために非切削で形成されるので、金属ケーシング7は前面側部分16、背面側部分18はもちろん細幅部分17を含む。したがって、金属ケーシング7によって範囲が定められる背面側の空洞は発泡体が充填されているので、周を取り巻く発泡体19は、金属ケーシング7の背面壁に全面的にもたれかかるとともに、金属ケーシングの寸法精度を大幅に改善する密閉されたフレーム補強材となる。発泡体層の裏付けがされた金属ケーシング7が、改善された断熱材を提供できることは、正当に評価されるべきである。金属フレーム5は実質的にはK値を向上させる。
図3に示すように、ガラスホルダー12は、発泡体19に入れ込まれている一方、ガラス板6のために内側へ突出する支持部材13と、支持部材に対してL字型になるように角度を持たせた終端部材(terminating leg)20を備えている。ガラスホルダー12として用いられる異形材は、金属ケーシング7によって範囲が明確にされていない金属フレーム5の開放側に関して、発泡体19の範囲を明確にする。
ガラス板6は、互いに平行に配列されるとともに、スペーサー24及び25によって互いに接続される3枚のガラス21,22,23から構成される3層ガラスからなっている。スペーサー24及び25は有利なことに全周に延びているので、おおむね塞がれた断熱のガラス容器が得られる。ガラス板6はガラスホルダー12に嵌め込まれ、そこで支持部材13に接着剤26によって取り付けることができる。制限部材(limiting leg)20に対しては、ガラス板6は周方向のシール27によって固着される。
その中にガラス板6が嵌め込まれたガラスホルダー12は、金属ケーシング7の開放側に背後から嵌め込まれ、ガラス板6用に金属ケーシング7の中央に打ち抜かれた凹部の端部が封止されるとともに、金属ケーシング7の端部に位置する追加シール28によって整然と仕切られる。ガラスホルダー12とともに嵌め込まれるガラス板が備えられると、金属ケーシング7の背後に形成される空洞は発泡体層の裏付けがされるので、ガラスホルダー12は、発泡体19へ入れ込まれる。図3に示すように、ガラスホルダー12は、金属ケーシング7の背面側レッグ部分18に寄りかかっている支持部分29を含む。この支持部分29には、支持体2に対して扉3を定着させるドアシール14が形成されている。
図3に示すように、金属ケーシングのガラス板用切欠き部41の範囲を定める金属ケーシング7の端部40は、金属ケーシング7の前面側に対して内側へ曲げられており、更に最縁のウェブは、ガラス板平面と略平行に曲げられている。端部40を曲げたデザインとすることにより、金属ケーシング7は大幅に増強された剛性を得る。シール28は周縁ウェブ40に取り付けられる。ガラス板の前面側で支持されるとともに、許容誤差を補正するシール28のシールリップも同様に全周で差し込まれる。ここで重要なのは製造時の許容誤差だけではない。むしろ、例えば非常に高い高度での輸送中のように、圧力が変化すると多重ガラス板は厚さが変化するので、許容誤差の補正が必要になる。ガラス扉のこの実施形態では、有利なことにガラス板用切欠き部41は、周縁ウェブを形成するために、完全な角状ではなく丸みを帯びている。
図4に示す実施形態も同様に、扉の全幅に亘って反りが形成されるとともに、断面的に3重に曲げられ、その中央の打ち抜かれた凹部にガラスホルダー12を備えたガラス板6が嵌め込まれる、図2に示すような金属ケーシング7を含んでいる。ここでも同様に、ガラスホルダー12は、金属ケーシング7の背面側レッグ部分18に設置される支持部分29を備えている。しかしながら、ガラスホルダー12は、いわゆる裏返しに形成されている。ガラス板6が寄りかかっている支持部材13は、ガラスホルダー12の終端部材20の前面側終端まで延びている。支持部材13と金属ケーシング7の間には、いわゆるラビリンスシールを構成する、カバーフレーム42形式の接合部が備えられている。カバーフレーム42を形成する異形部品31は、中央の打ち抜かれた凹部に隣接するとともにガラス板6の方に延びる、金属ケーシング7の端部を締め付けるように嵌め込まれており、異形部品13はガラス板6に向いているフォークの様にデザインされている。支持部材13に形成された周縁ウェブ32はフォーク型異形材の内側に延びている。カバーフレーム42は、周方向に1つの部材で形成されているとともに、ガラス板用切欠き部41よりもわずかに大きい。図4に示すように、ガラス板用切欠き部41の範囲を定める端部40は、曲げられることなく、すなわち、ガラス板平面と略平行に延びている。カバーフレーム42は、弾性変形するカバーフレーム42によって端部40が挿入される、周方向の溝を有しているので、上記端部は両側で囲まれる。カバーフレーム42によって、特に、図2に示すように、ガラス板に対して金属ケーシングを曲げることもできる。金属ケーシングを曲げた結果、ガラス板平面からの端部40の間隔が変えられる。カバーフレーム42は、横方向部材11の長さ方向に沿って変化する奥行きを有していることから、換言すれば、ガラス板に面する背面側が平坦面に形成されていることから、ガラス板と異形部材31の対応するレッグとの間の間隙を最小限にできる。金属ケーシング7の端部40に全周でもたれかかっている一体化したカバーフレーム42によって、急峻で精密な視覚的な外観が得られる。特に、曲げられていない端部40は、ガラス板用切欠き部41の角状構造に急峻な端部を供給できる。
図4に示す実施形態では、ガラス6の許容誤差の埋合せは背面側に、換言すれば、扉の内側に移動する。背面側では、ガラス板6は、周を取り巻くシール33によってガラスホルダーの中に保持されている。図4に示すように、周を取り巻くシール33はガラスホルダー12と係合可能であるとともに、ガラス板6の端部を覆う。周を取り巻くシール33は、有利なことに、二成分法によって異なるプラスチック材料から射出成形又は共有押し出し成形される。特に、シール33は、固い締結部材44に形成される弾性シールリップ43を備えている。図示した実施形態では、固い締結部材44は、シール33をガラスホルダー12と係合させる係合部材を備えている。弾性シールリップ43によって、ガラス板6に必要な許容誤差の補正が確実に行われる。圧力が減少している間にガラスの厚さが増大しているとき、それに応じてシールリップ43が後退する。
図4に示す実施形態では、金属ケーシング7もまた背面側で発泡体の充填がされる。その結果、ガラスホルダー12は発泡体19に入れ込まれる。
切れ目のない金属ケーシング7によって、完全に一様に彩色されるとともに整列された材料から構成される、均質且つ見事な視覚的な外観が外表面において得られる。彩色の偏り、目立ったズレ又は接合点は、それによって排除される。さらに、印刷、塗装又は熱転写が可能であり、それによって金属フレームの外表面は消費者の特殊な要望に応えることができる。これまでは異なる材料を使用するために限定された範囲でのみ可能であったが、ガラス扉の彩色は当然筐体2に適応させることができる。
概略説明した本発明の好ましい実施形態に係るガラス扉を備えた冷蔵庫の透視図を示す。 図1のA−A線における冷蔵庫のガラス扉の断面図を示す。 金属ケーシングに発泡体が充填されている、本発明の好ましい実施形態に基づく図1のガラス扉の断面図を示す。 図3と同様に、金属ケーシングに発泡体が充填されている、本発明の更に好ましい実施形態に基づくガラス扉の断面図を示す。
符号の説明
3 ガラス扉
5 金属フレーム
6 ガラス板
7 金属ケーシング
8 温度計
11 横方向部材(transverse leg)
12 ガラスホルダー
13 支持部材
15 照明手段
19 発泡体
21、22、23 板ガラス
24、25 スペーサー
27、28 シール
33 弾性シール
40 金属ケーシングの端部、周縁ウェブ
41 ガラス板用切欠き部
42 カバーフレーム

Claims (22)

  1. ガラス板6が嵌め込まれる金属フレーム5を有するガラス扉3を備えた冷蔵庫及び/又は冷凍庫であって、
    上記金属フレーム5は、周方向に一体化された一部材からなる金属ケーシング7から構成されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  2. 請求項1記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記金属ケーシング7は、特に深絞り加工及び/又は曲げ加工並びに溶着ビードされる、薄板に形成された異形材で構成されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  3. 請求項1又は2記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記金属ケーシング7に発泡体層の裏付け又は発泡体の充填がされるように、発泡体19が備えられていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記金属ケーシング7の前面側が、上記扉3の幅及び/又は高さに亘って膨らんでいることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  5. 請求項4記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記金属ケーシング7の上方及び/又は下方の横方向部材11の前面側が、該上方及び/又は下方の横方向部材11の長さ方向に曲がっていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記金属ケーシング7は、周方向に一部材からなるカバーフレーム42が嵌め込まれる、ガラス板用切欠き部41を有していることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  7. 請求項6記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記カバーフレーム42は、全周で上記ガラス板用切欠き部41の範囲を定める金属ケーシング7の端部40にもたれかかっており、
    望むらくはガラス板の平面と略平行に延びている上記端部を、特に差し込むことができる周方向の溝を備え、
    上記端部40が上記カバーフレーム42によって両側で囲まれていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  8. 請求項6又は7記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記カバーフレーム42は、上記ガラス板6に対する上記金属ケーシング7の前面側の曲がりを補う、変化する奥行き45を有していることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記金属ケーシング7は、角のあるガラス板用切欠き部41を有していることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記ガラス板6に取り付けられるガラスホルダー12が上記金属ケーシングに接続されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  11. 請求項3又は6記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記ガラスホルダー12は、上記発泡体19に入れ込まれていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記ガラスホルダー12は、上記金属フレーム5から内側に突出する支持部材13を備え、
    上記ガラス板6が上記支持部材に寄りかかるとともに、望むらくはその平坦側に接着されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  13. 請求項1〜12のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記ガラス板6は、複数枚の板ガラス21,22,23が互いに少し離れて配置され、望むらくは互いにスペーサー24,25によって連結される、多重ガラス板であることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  14. 請求項1〜13のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    特に弾性シールリップ等のシール27,28が、上記金属ケーシング7と上記ガラス板6との間及び/又は上記ガラスホルダー12と上記ガラス板6との間に備えられていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  15. 請求項1〜14のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記ガラス板6は、該ガラス板6を囲むとともに、該ガラス板の許容誤差を補正する弾性シール33によって支持されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  16. 請求項15記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記弾性シール33は、上記ガラス板6のインナードア側に配置されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  17. 請求項15又は16のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記シール33は、硬さ及び/又は屈曲性の異なる部分を有しており、
    特に柔らかいシールリップが固い結合部に形成されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  18. 請求項17記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記シール33は、二成分法によって異なる材料から射出成形又は共有押し出し成形されていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  19. 請求項1〜18のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記金属ケーシング7は、上記ガラス板用切欠き部41の方に向かって、該金属ケーシング7の前面側に対して角度を持つように曲げられる周縁ウェブ40を備えていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  20. 請求項19記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記弾性シールが上記周縁ウェブ40に取り付けられていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  21. 請求項1〜20のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    特に暖房装置、照明手段15、温度計8等の付加的な応用例が、上記金属ケーシング7と上記ガラス板6との間で上記金属フレーム5に設けられていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
  22. 請求項1〜21のいずれか1つに記載の冷蔵庫及び/又は冷凍庫において、
    上記ガラス板6を照明するための照明手段15が上記金属フレーム5に備えられていることを特徴とする冷蔵庫及び/又は冷凍庫。
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