JP2008521686A - 車両乗員の膝領域を保護するためのガスサック - Google Patents

車両乗員の膝領域を保護するためのガスサック Download PDF

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Abstract

本発明は、車両乗員の膝領域を保護するための自動車用ガスバッグに関するものであり、そのガスバッグは、衝突の際に車両乗員の膝を保護するべくガスにより膨張可能とされて自動車車両に装着され、ガスバッグを自動車車両の一部に取付ける第1の取付け領域を備える。このガスバッグは、自動車部品(7)にガスバッグ(6)を取付けるために、少なくとも一つの分離可能な第2の取付け領域(9)を備える。この分離可能な第2の取付け領域(9)と第1の取付け領域(8)はガスバッグ(6)において離間して配設され、また分離可能な第2の取付け領域(9)は、ガスバッグ(6)との間の接続部分に力が作用して予め設定された値を上回るときにガスバッグ(6)から分離されるように、ガスバッグ(6)に接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の、衝突の際に車両乗員の膝を支持するべくガスによって膨張する自動車用ガスサックに関する。
この種のガスサックは、一般的に膝バッグに関するものであり、その膨張状態において自動車の高加速時での衝撃吸収、或いは車両乗員の膝の支持機能を果たす。これは、特には衝突の結果、運転状態から短い時間間隔で自動車のブレーキがかけられる高い減速度に関連している。
前記のタイプのガスサックは、それらが自動車部品に取付けられる取付け領域を備える。このガスサックは、特には自動車の下側インストルメントパネルの領域に配設される。
既知のガスサックの場合には、通常、車両乗員の膝領域におけるインストルメントパネルのデザインによりニーバッグの配置が難しくなるという問題がある。膝領域には、たいていの場合エアバッグのためのスペースがなく、或いは膝領域においてインストルメントパネルのデザインにマッチするように、対応するニーエアバッグモジュールを扱い難い構成にしなければならない。自動車部品にガスサックを取付けた結果、自動車部品の設計の結果によってガスサックが所望としない角度で自動車部品から展開する場合があり得る。
本発明は、展開方向をより良くすることが可能なニーバッグ(「ガスサック」、「ガスバッグ」、「エアバッグ」、「膝保護用ガスサック」、「膝保護用ガスバッグ」、「膝保護用エアバッグ」、「ガス袋」とも称呼する)を提供するという目的に基づいている。
前記の目的は、請求項1の特徴を備えるガスサック(「ガスサック」、「ガスバッグ」、「エアバッグ」、「膝保護用ガスサック」、「膝保護用ガスバッグ」、「膝保護用エアバッグ」、「ガス袋」とも称呼する)によって達成される。請求項によれば、ガスサックは、自動車部品にガスサックを取付けるための第1の取付け領域に加えて、同様にガスサックを自動車部品に取付ける機能を果たす、分離可能な第2の取付け領域を備える。これは、同一の或いは異なる自動車部品とされる。分離可能な第2の取付け領域と、第1の取付け領域は、ガスサックの互いに離間した位置に形成される。分離可能な第2の取付け領域は、予め設定された値をこえる力(荷重)がガスサックとの間の接続部分に作用する場合にガスサックから分離されるような形態でガスサックに接続される。
従って、分離可能な第2の取付け領域は、その接続部分に負荷が作用しないか、或いは小さい力のみが付与される間は、ガスサックを自動車部品に取付ける機能を果たす。しかし、例えばガスサックが、力の作用によって、分離可能な第2の取付け領域が取付けられる自動車部品から引き離される場合には、そのときガスサックは、その力が予め設定された値よりも大きいときに、分離可能な第2の取付け領域から、すなわち自動車部品から分離される。この値は、それぞれの材質成分に応じて設定される。ここでは、第1の取付け領域は、ガスサックから分離され或いは解放されることなく、高い耐久性によってガスサックを自動車部品に強固に永続的に繋ぎとめる。
従って、この場合、分離可能な第2の取付け領域は、分離状態においては、もはやガスサックを取付ける機能を果たすことができないが、これは分離状態では、自動車部品に取付けられた状態であるものの、ガスサックにはもはや取付けられていないからである。
ガスサックが、従来のように少なくとも一つの固定状の取付け領域においてのみならず、分離可能な取付け領域によっても自動車部品に接続されるため、第2の取付け領域は、ガスサックの膨張の際にガスサックの展開動作に影響を及ぼすという機能を果たす。分離可能な第2の取付け領域は、未分離状態でガスサックに少なくとも接続されている間は、ガスサックの展開動作に影響を及ぼす。分離可能な第2の取付け領域が分離された後は、ガスサックは自在に展開することが許容される。ガスサックが取付け領域から離間する方向へ直接的に展開することがこの形態によって回避されるが、これはガスサックが、展開動作過程の間、少なくとも第2の位置としての、分離可能な第2の取付け領域によって固定状に保持されるからである。ガスサックの展開動作過程は、このような方法によって制御される。
同時に、ガスサック中の個別のチャンバーを組み合わせた構成によって本発明における解決が可能となり、それによって膨張過程の間のガスサックの展開動作が同様に影響を受ける。
特に好ましい一つの実施の形態では、分離可能な第2の取付け領域とガスサックとの間の接続は、ガスサックが部分的にガスで満たされるときにその接続部分に作用する引張り力によって分離される。この形態では、分離可能な第2の取付け領域は、膨張過程においてガスサックから分離され、ガスサックが完全に展開するのを許容する。ここでは、部分的に充填されたガスサックからその接続部分に作用する引張り力が、当該接続を解除するのに十分となるように、予め設定可能な規定値が設定される。この接続の解除のための充填容量は、最大容量の30から80%の間の範囲とされるのが好ましい。最初にガスサックの第1の領域がガスで満たされ、他の領域が未充填とされる。第1の領域が充填される際、分離可能な第2の取付け領域をガスサックから分離させ、且つそれまで未充填の他の領域も膨張可能とするように引張り力が強められる。
分離可能な第2の取付け領域とガスサックとの間の接続部分には、力の作用下で接続を解除するための分離位置が形成されるのが好ましい。従って、分離可能な第2の取付け領域は、その分離位置に沿って分離され、ガスサックの素材における思いがけない開裂が回避される。
例えば、分離可能な第2の取付け領域は、分離位置においてテアライン(開裂線)、テアシームおよび/または貫通部(貫通穴)によって、ガスサックに分離可能に接続される構成とされる。分離過程の間は、テアラインが開裂するか、或いはテアシームないし第2の取付け領域が貫通部に沿って分離される。
分離可能な第2の取付け領域は、第1の取付け領域よりも低い力でガスサックから分離されるのが好ましい。過度な力が不用意に作用した場合には、第1の取付け領域が引き剥がされるが、この第1の取付け領域は、それにもかかわらず分離可能な第2の取付け領域よりもより高い力に耐えることが可能である。この第1の取付け領域は、特にガスサックが膨張するときに生じる力に耐える。ここでは、力が作用した結果、ガスサック自体が車両乗員の膝を支持可能に留まるような方法によって、分離可能な第2の取付け領域のガスサックからの意図された分離が発生する。分離可能な第2の取付け領域のガスサックへの接続部分における分離点は、ガスサックの布地自体ではなく、その近傍に形成される。この形態では、分離過程の間にガスサックの布地が影響を受けず、ガスサックは、分離可能な第2の取付け領域を用いることなく膨張性を維持し、衝突の際の支持クッション性を提供する。従って、分離可能な第2の取付け領域を用いる結果、ガスサック中には、ガスサックの機能に影響する穴やガス透過性の部位が確保されない。
一つの実施形態では、分離可能な第2の取付け領域は、突出部、特にはガスサック上の少なくとも一つの突起状(ラグ形状)の突出部分として構成される。前記の突出部は、ガスサック自体と同様の素材によって形成される。ガスサックは、一般的に布地素材から構成されており、従ってこの突出部は、分離過程の間にガスサックから分離される突出状の布地片として構成され得る。
これら取付け領域は、ガスサックの両端部(向かい合う端部)に形成されるのが好ましい。この形態では、ガスサックの少なくとも二つの位置は、少なくとも分離前に位置が固定されて、互いに最大距離で離間しているため、ガスサックの展開動作が最も大きく影響を受ける。
ここでは、これら取付け領域は、ガスサックの展開状態において、自動車車両の長手方向に関するガスサックの向かい合う端部に形成される。分離不能な第1の取付け領域は、膨張状態において車両乗員から最も遠くに離間して配設され、一方で分離可能な第2の取付け領域は、未分離状態において車両乗員に面するように配設される。このようにして、ガスサックの二段階の角度による展開動作が得られる。
一つの実施形態では、自動車部品への取付けのための、分離可能な第1および/または第2の取付け領域は、保持プレートの形態および/またはハウジングの形態とされる。第1或いは第2の取付け領域は、プレート或いはハウジングにねじ止めされるか、或いは他の方法によって接続される。
第1及び特には第2の分離可能な取付け領域は、ガスサックを膨張させるべく膨張装置から生じたガスを導入するガス流入開口を備える点において有利である。ここでは、折り畳み状態において、第1及び第2の分離可能な取付け領域と、従って対応するガス流入開口が、装着状態において互いに合致するような方法で、ガスサック自体がひっくり返される。ガスサックは、いずれにせよガスサックを膨張させることが可能なガス発生器に対しある位置にて接続されなければならないため、第1の領域のガス流入開口の構造は特に都合が良い。従って、ガスサックは、ともかくこの位置において自動車車両の一部に接続される。接続点の数を減らすべく、ガス流入開口が第2の分離可能な取付け領域にも形成され、このガス流入開口は、第1の取付け領域の上または下に合致して配設される。
第1及び第2の分離可能な取付け領域は、上述の実施の形態のように、搭載される自動車部品の数を最小限にするべく、同一の自動車要素に取付けられる。
ガスサックは、装着状態において一つの折り畳み部に沿って折り畳まれるのが好ましく、その形態では、ガスサックのうち折り畳み部によって互いに分離される領域に取付け領域が形成される。ガスサックの展開動作過程は、二つの取付け領域が一つの折り畳み部の同じ側に配設された場合よりも大きな影響を受ける。加えて、ガスサックは、そのとき折り畳み部によって少なくとも二つの領域に分割され、そのうちの一つが分離不能な第1の取付け領域(従って一般的なガス流入開口も)を有し、そのうちの他方が分離可能な第2の取付け領域に接続される。ガスサックは、一般的に、空間を抑え、また折り畳み、膨張或いは展開動作過程に影響を与えるために、装着状態において折り畳まれる。
ここでは、展開したガスサックを実質的に半分に分割し、そのまわりに実質的に軸対称となる二つの取付け領域を配する折り畳み部に沿って、ガスサックが折り畳まれることが特に好ましい。ここでは、また両取付け領域の間隔が大きくなることによって、展開動作過程に及ぼす影響が特に大きくなり、特に前記の取付けは、ガスサックが角張った或いは「L型」の形態で展開するのを許容する。
ここで折り畳み部は、ガスサックの装着状態において、自動車車両の長手方向と実質的に交差するように形成されるのが好ましい。この形態では、ガスサックが、車両乗員の両膝を支持する展開位置に達したとき、車両乗員の両膝が均等に負荷を受ける。従って、折り畳み部の前記の配置は、特に膝の保護に効果的である。
ここでは、一つの実施形態において、折り畳み部に対し付加的折り畳み部が実質的に平行に延在する。この付加的折り畳み部は、ガスサックのうちガス流入開口から離れた領域に形成される。第1の折り畳み部は、ガス流入開口を備えており膨張過程の間に最初に充填される領域と、折り畳み部による展開動作を阻止する後流領域とにガスサックを分割する。後流領域における付加的折り畳みが、展開動作を阻止する。変更或いは追加として、後流領域は、展開動作を遅らせるべく巻き上げられる構成とされてもよい。
ガスサックの両側の領域は、装着状態において、車両の長手方向に延在する二つの側方折り畳み部に沿って、ガスサックの中心部に向けて内方へ折り返されるのが好ましい。エアバッグは、インストルメントパネルの全幅にわたって組み込まれる必要がないため、側方領域を内方へと折り返すことで、結果的にエアバッグ装置(「ニーエアバッグモジュール」、「ガスバッグモジュール」、「膝保護用モジュール」とも称呼する)がよりコンパクト化され、従ってより容易に自動車車両のインストルメントパネルに組み込むことが可能とされる。
ここでは、ガスサックの二つの内側部分の接続部は、当該接続部が、自動車車両の長手方向と実質的に交差して、また実質的に二つの側方折り畳み部の間に延在且つ配設される構成であるのが好ましく、これによりガス流入開口を通じてガスサックへ流入したガスが、内方へと折り返された側方領域へと導入される。この接続部は、例えばシーム(縫い目)、織り込まれた接続或いは接着性による接続として形成される。この接続部が、ガスサックの中心部へのガス流れを阻止する。できる限り短い時間で展開して車両乗員の膝を保護する側方領域へと最初にガスが導入される。
前述のように中央領域へのガス流れを阻止することに加えて、ガスサックの内面に分離可能な接続部を設けることができ、その分離可能な接続部は、接続部のうちガス流入開口から離れて、実質的に側方折り畳み部に沿って延在する側に配設される。これにより、内方へと折り返された側方領域をガス流れによって最初に完全に膨張させるとともに、固定状の接続部の単なるバイパスではなく、その後にガスサックの中央領域への直接的な逆流が生じないという効果がある。前記の第2の接続部は、分離可能な特にはテアシームとして形成されており、側方領域が十分にガス充填されるとすぐに取り除かれ、分離可能な接続部に対し予め設定可能な引張り力が作用する。
前述の実施形態において、自動車の長手方向軸に近接して配設される分離可能な接続部を、例えば、第1の分離可能な接続部に対し少なくとも部分的に平行に延在する第2の分離可能な接続部によって補強することが可能とされる。これにより、ガスサックが中央のトンネル部分において過剰に支持され、またガスサックの位置が不都合に移動されるのが阻止される。
本発明の目的では、ガスサックを折り畳む方法によっても達成されるということが基本とされる。請求項のうちのいずれかにおいて、その方法によれば、ガスサックのうち第1の取付け領域が形成される第1の領域が、ガスサックのうち分離可能な第2の取付け領域が形成される第2の領域から、折り畳み部によって分離されるような形態で、折り畳み部に沿ってガスサックが折り畳まれる。
本発明は、図面に示される例示的な実施形態に基づいて、以下においてより詳細に説明される。
これらの図において、同一ないし類似の特徴部分は、同一の参照符号によって示されている。
図1は、自動車のインストルメントパネル2に配設されたニーエアバッグモジュール4(「エアバッグ装置」、「ガスバッグモジュール」、「膝保護用モジュール」とも称呼する)の構成部品であるガスサック6(「ガスサック」、「ガスバッグ」、「エアバッグ」、「膝保護用ガスサック」、「膝保護用ガスバッグ」、「膝保護用エアバッグ」、「ガス袋」とも称呼する)の断面を示すものである。このニーエアバッグモジュール4の位置を明確にするべく、ガスサック6によって保護される車両乗員5或いはその膝が図示されている。
このガスサック6は、モジュールハウジング7上に順に配設される取付け突起3’を備える保持プレート3に取付けられ(止着され)ている。これらモジュールハウジング7、保持プレート3、ガスサック6、及び衝突の際にガスサックを膨張させるガス発生器(図示省略)によって、ニーエアバッグモジュール4が形成されている。保持プレート3は、ガスサック6が車両乗員5の方向に自由に展開するのを許容するべく、モジュールハウジング7のうち車両乗員5とは反対側に配設されている。
減速度が高い場合、特に衝突の際に膨張したガスサックによって車両乗員の膝が最適に保護されるようにガスサック6を膨張させる形態では、自動車車両の中にニーエアバッグモジュールを配置するのが一般的に難しい。その配置の難しさは、インストルメントパネル2の下部領域にニーエアバッグモジュール4が配設されるという設計に起因している。ニーエアバッグモジュールにおけるガスサックとしての既知のニーバッグは、インストルメントパネル外において直線状に延在しまた車両乗員5の頸骨に直交する突出方向(噴出方向)Aのみに関し膨張(拡張)する。図示されたこのニーバッグ(「ガスサック」、「ガスバッグ」、「エアバッグ」、「膝保護用ガスサック」、「膝保護用ガスバッグ」、「膝保護用エアバッグ」、「ガス袋」とも称呼する)は、最初に突出方向Aに膨張するが、その後にガスサック6が部分的にガス充填されると、車両乗員5の頸骨に対し実質的に平行に延在するとともに当該乗員の頸骨の中心から膝へと向かう展開方向Eに向けて拡張される。図1に示すこの実施形態では、この展開方向は、またインストルメントパネル2のうちニーエアバッグモジュール4が配設される部位に実質的に平行とされる。ガスサック6が突出方向Aに最初に膨張し、引き続き展開方向Eに展開する理由は、後述の図面に基づいてより詳細に説明される。
図面の全てにおいて、x、y及びz軸を備える座標系が示されている。この座標系では、x軸は、ニーバッグが装着される自動車車両の長手方向軸(縦軸)に合致するように位置合わせされる。z軸は、自動車車両の長手方向軸xに対し垂直であり、また車両ベースに対し実質的に平行に延在する。y軸は、自動車車両の長手方向軸x及びz軸に対し垂直であり、また自動車車両の垂直軸に対し平行に延在する。
図1に示すニーエアバッグモジュール4は、z軸に対し概ね平行に延在するとともに、車両乗員5の両膝を保護するべく、保護される膝領域よりも下方に配設されている。インストルメントパネル2が傾斜していると、結果的にガスサック6の突出方向Aは、水平な自動車車両の長手方向軸xに対し下方に傾斜する。展開方向Eは、突出方向Aに対し概ね直角に延在し、これによりガスサック6の展開は概ね直角に向きを変え(偏向され)なければならない。ニーエアバッグモジュール4のこのような特殊な配置により、一方では強固に膨らんだエアバッグが、車両乗員5の敏感な膝蓋骨に対し直に衝突することがなく、他方では上部の空間が、例えばグローブボックスやステアリングコラムなどのような他の自動車部品に利用されるという点において有利とされる。
図2には、展開状態で且つ未膨張状態のガスサック6が示されている。互いに重ね合わせ状に合致させて配設され、縁部領域においてシーム(接合線)12により互いに接続された二つの布地層(上部シート及び下部シート)によって、このガスサック6が実質的に構成される。変更例として、上部及び下部シートは、接着力よって接合されるか、或いは他の手法によって互いに固定され得る。図2には、その下に配設された下部シートを覆う上部シート19のみが示されている。保持プレート3は、ガスサック6の内部に配設され、上部シート19を貫通する二つの取付け開口15において、少なくとも一つの取付け突起3’(例えば、ねじ山を有するボルト)がガスサック6の外部へと突出している。
図2に示すガスサック6において、z方向に関しガス流入開口13にそれぞれ隣接する二つの取付け開口15が設けられ、ガス発生器(図示省略)によりガス流入開口13を通じてガスサックが膨張する。上部シート19の領域は、その下に保持プレート3が配設され、また二つの取付け開口15とガス流入開口13の両方が形成される領域であり、第1の取付け領域8を形成する。この取付け領域8は、ガスサック6からの取り外しが不能とされた固定状の取付け領域であり、ニーエアバッグモジュール4或いはそのモジュールハウジング7、従って自動車の一部にガスサック6を取付ける機能を有する。その下に保持プレート3が配設される取付け領域8が、過度な力で不用意にガスサック6から引き剥がされると、これにより前記のガスサック6が影響を受けるためガスサック機能が発揮されない。
この取付け領域8は、上部シート19に位置し、特にはガスサック6のうちx軸方向の長さに関し車両乗員から離間した端部、すなわち自動車車両の前方側に位置している。
ガスサック6のうち車両乗員5或いは車両後方に向かう長さ方向端部に配設された柔軟なラグ(突起)9は、x軸方向に関し第1の取付け領域8から離間して配置されている。このラグ9は、ガスサック布地によって形成されているが、代わりに、別の素材、好ましくは柔軟な素材によっても構成され得る。
ラグ9には、取付け領域8における二つの取付け開口15及びガス流入開口13と全く同じ大きさの二つの取付け開口15’及び一つのガス流入開口13’がz互いに離間して形成されている。前記の取付け開口及びガス流入開口は、実際には、取付け状態において(図4参照)、互いに合致するように回転される。ラグ9は、テアシーム(開裂縫い目)10を備え、これによりガスサック6に接続されている。このテアシーム10或いはそのテアシームを形成する縫い糸は、ラグ9自体よりもかなり低い開裂抵抗となる。従って、ガスサック6に関するラグ9の相対動作の間に、所定の引張り力(引張り荷重)に達すると、このラグはガスサックから剥がれる。この剥れ過程の間に、テアシーム10の開裂作用によって、ラグ9全体がガスサック6から分離する。ラグ9がガスサック6から剥がれるのに要する力は、テアシーム10の長さ、縫い目デザイン及び使用される縫い糸の強度に応じて定められる。
ラグ9は、ガスサックから分離可能で、第1の取付け領域のようにニーエアバッグモジュール4のモジュールハウジング7に固定可能とされる、ガスサックの第2の取付け領域を、テアシーム10とともに形成する。
図3には、図2中のガスサック6のように最初に配設されるガスサック6の変更例が示されている。図3のこのガスサック6は、二つの側方領域14をガスサック6の中央部分に向けて内方へ折り返すようにして、二つの側方折り畳み部11に沿って折り畳まれている。この側方折り畳み部11は、自動車車両の長手方向軸xに対し平行に、また二つの取付け領域8及び9を直に接続する軸に対し実質的に平行に延在する。ガスサック6の側方領域14は、ガスサック6のz方向の大きさが、ニーエアバッグモジュール4の幅であるモジュール幅bとなるように、ガスサック6内へと折り畳まれる。従って、ガスサック6がニーエアバッグモジュール4に挿設されると、側方領域14は、ニーエアバッグモジュール4の側方部分の範囲を越えてはもはや突出しない。
ガスサック6は、側方領域14を折り重ねるか、或いは内方へ折り返すことによって折り畳むことが可能とされ、ガスサック折り畳みの第1のステップを構成する。
図2のガスサック6の変更例として、図3中のガスサック6のラグ9は、上部及び下部シートの接続に供する連続状のシーム(縫い目)12によってガスサック6に固定状に接続されている。貫通部(ミシン目ないし貫通穴)16は、ラグ9において形成され、それに沿って分離過程の間にラグ9が二つに開裂し、ラグ9のうち取付け開口15’及びガス流入開口13’が形成された部位を、ガスサック6にその後も取付けられる部位から切り離す。従って、この場合、ラグ9の分離可能部位は、ガスサック6の第2の分離可能な取付け領域を形成し、一方で当該ラグの残りの部位は、シーム12による残部としてガスサック6に取付けられた状態を維持する。
図4には、図3のように折り畳まれた更なるガスサック6の第2の折り畳みステップが示される。このガスサック6は、z方向に延在する折り畳み部17に沿って折り畳まれる。この折り畳み部17は、二つの取付け領域の間の仮想的な接続線(図示省略)に直交し、二つのガス流入開口13および13’の間の中央部分において、この接続線を正確に横切る。
ガスサック6は、ラグ9の取付け開口15’のそれぞれが取付け領域8の取付け開口15に合致するようにして、折り畳み部17に沿って折り畳まれる。ガス流入開口13’についても同様とされる。
図4中の左側半分においては、ガスサック6のうち見る人に向かう側(上側)に下部シート18が位置し、一方で右側半分においては、ガスサック6の一部がラグ9の下から突出し、その部位において上部シート19はその下方に配置された下部シート18を覆っている。
この折り畳みは、ガスサック6の幅がモジュール幅bに合致するような方法で行われる。ガスサックの横方向の範囲を規定する側方折り畳み部11は、x軸に対し平行に延在する。
図4のガスサック6において、ラグ9は、前述の実施形態と対比すると、下部シート18の突出部分として構成され、図3のガスサックのラグ9のように、ガスサック6からのラグ9の分離を許容する貫通部16を備える。また、そのかわりにラグ9を、上部シート19の突出部分とし、貫通部を備えるように構成することも考えられる。
図5には、図4に示すガスサック6の断面構造が示される。保持プレート3の取付け突起3’は、取付け領域8の取付け開口15を通じ、また取付け領域8の上に配設されるラグ9の取付け開口15’を通じて延在する。ここでは、折り畳み部17は、図1中の車両乗員5に向けて(或いは車両後方に向けて)配置される。ガスサックは、折り畳み部17により結果的に上部シート19がガスサック6の内側においてそれ自体に合わせられて配置されるような形態で折り畳まれる。前述の折り畳み態様によるガスサック6は、外側の範囲が実質的に下部シート18によって規定される。このような形態によって予め折り畳まれたガスサック6は、モジュールハウジング7内及び自動車車両内における組み付けの間に、取付け突起3’によってモジュールハウジング7に接続され、固定状にクランプされる。同時に、この取付け突起3’は、ラグ9をハウジングに固定する機能を果たす。ガスサックはそのときに更に折り畳まれて、モジュールハウジング7に収容される。
前述の装着方法の変更例として、ガスサック6はまたモジュールハウジング7外で完全に折り畳まれて、その後にハウジングに接続される。ガスサック6のこの装着状態、及びニーエアバッグモジュール4のこの装着状態が、図1に示されている。
ガスサック6の展開動作過程は、図1及び図5に基づいて以下に説明され、ガス発生器(図示省略)の点火の後に、流入開口13’とのその下に配設された流入開口13を通じてガスが流れる。流入開口13’は、ラグ9のうち二つの対向部分を接続しており、これにより何ら影響なくガスが流れる一方、流入開口13は、ガスサック6の内部を外部へと接続することによってガスサック6を膨張させる機能を果たす。ガスは、流入開口13と保持プレート3の切り欠き部分(開口部)を通じて、ガスサック6の直接流入領域21へと流れる(図5参照)。ここでは、ガスサック6は、突出方向Aに展開する(図1参照)。
折り畳み部17により結果的に、ガスサック6における直接流入領域21から後流領域22へのガスの流出は、回避され或いは減少される。ガスサック6の内部をガス発生器(図示省略)に接続するガス流入開口13を備え、またシーム12及び少なくとも折り畳み部17によって範囲が規定されるガスサック6内の領域が、この直接流入領域21に含まれている。図示の例では、直接流入領域21は、また二つの側方折り畳み部11によってその範囲が規定されている。
直接流入領域21のガス充填過程の間に、側方領域14は、側方折り畳み部11が平坦化されるように最初に外方へと曲がる。結果的には、ガスサック6のx軸方向に関する大きさは、モジュール幅bをこえて拡張し、車両乗員5の両膝を保護する機能を果たす。車両乗員5の両膝は、理想的な位置でz軸方向に関し前後一列に配設される。
ガス充填された直接流入領域21は、車両乗員5の頸骨とインストルメントパネル2との間に、第1のバブル部(気泡体)を形成し、展開動作の進行につれて、残りのガスサック領域が下方に支持される。ガスサック6の膨張した直接流入領域21は、残りのガスサック領域が自動車車両の足下の空間へと展開するのを阻止する機能を果たす。これは、直接流入領域21は、その装着位置においてニーエアバッグモジュール4のうち車両ベースに向かう側に配設されているからである。
ガスサック6の内圧が予め設定されるレベルを上回る場合には、ラグ9とガスサック6との間の接続は、ラグ9とガスサックとの間の切り離し点として規定された点(テアシーム10或いは貫通部16)において、引張り力によって結果的に解除される。その後、後流領域22は、ラグ9によって車両上にはもはや保持されず、モジュールハウジング7外への移動が可能とされる。前記の後流領域22は、直接流入領域21から平坦状の折り畳み部17を経由して流れるガスによって完全に満たされる。
既に膨張状態の直接流入領域21は、後流領域22が車両乗員5の足の方向へ拡張するのを阻止し、それにより後流領域22は、車両乗員5の膝領域の上方へと展開する。前述の第2の展開動作過程は、展開方向Eで生じる(図1参照)。車両乗員5の頸骨及び膝がガスサック6に衝突した場合、ガスサックは展開方向Eに関し取付け領域8から乗員の膝の上方へと拡張される。
前記の配置は、ガスサック6の最適な位置及び展開動作を確保する。
図6に示す展開状態で且つ未膨張状態のガスサック6は、図1から5に示すガスサックと対比して、更なる有利な膨張機能を果たす。このガスサック6は、図2に示すガスサックと大部分が一致している。しかし、これとは対照的に、分離可能な第2の取付け領域9は、折り畳み部17(図4参照)の領域において、テアシーム10によってガスサックの下部シートに接続されている。
上部シート及び下部シートを互いに固定状に接続する固定状の接続シーム23は、ガス流入開口13と、z軸方向、すなわち車両の長手方向軸に対し直交する方向に関しガスサック6の中央部分との間にて縫合されている。この接続シーム23は、ガスサック6が膨張する際に、ガスがガス流入開口13からガスサックの中央部分の方向へ直接流れるのを阻止する。このガスは、そのかわりにガス流れG方向に沿ってガスサックの側方領域へと導入される。ここで固定状の接続シームは、100%の気密性を有する必要はなく、若干のガス透過性を有することが可能とされる。ここでは、ガスの大部分が最初に側方領域へと流れることが必要とされる。
ガスサック6中にガスが流れる際、接続シーム23によって、装着状態において(図3に示すように)二つの側方折り畳み部11に沿って内方へ折り返された側方領域が最初に展開状態とされる。これは、このように出来る限り短い時間で、ニーバッグが最大の機能を果たす幅に到達するという点において有利である。接続シーム23なしで側方領域14(図3参照)がモジュール幅に関し横方向に折り畳み或いは折り返されると、その結果、中間に位置するガスサック中央領域に最初にガス充填される。従って、いくつかの条件下で形成されたバブル部は、その後の保持においては好ましくないが、保護するべき車両乗員の膝を互いに離間するように押圧する。これは特に、車両乗員の両膝が離間して広げられた位置に設定される場合である。接続シーム23は、従ってエアバッグ幅全体にわたる保護を確保する。
接続シーム23は、可能な限り高い割合のガスを側方領域に導入するべく、実質的に一方の側方折り畳み部11から他方へと拡張する。
ガスサックは、側方折り畳み部11に平行に、ガス流入開口13から離間するように接続シーム23の端部から車両の長手方向に延在するテアシーム24を備える。このテアシーム24は、ガスが接続部23のまわりを流れた後に、ガスサック6の中央領域へと直接的に逆流するのを阻止する。このテアシーム24は、側方領域がほぼ完全にガスで満たされて、テアシームを開裂する規定の引張り力に達するまで、ガスを側方領域に保持する機能を果たす。上部及び下部シートは、結果的にはテアシーム24に沿って互いに接続された状態がもはや保持されず、従ってガスサック6が完全にガス充填されるのを許容する。このテアシーム24は、その後の膝の衝撃緩和の間のエネルギー散逸に十分なガスサック深さを提供するための、分離可能な接続部分とされる。
図6に示す実施の形態では、更にテアシーム24は、同様に分離可能な補強部25によって補強される。前記のタイプの片側補強部としては、複数のテアシームが一方側に設けられて、一方のテアシームに他方のテアシームに必要とされるよりも高い開裂力が必要とされる構成か、或いはその他として、一つのシームのみが一方側に設けられる構成とされる。二重のテアシームは、ガスサックの一方側の展開動作、例えば中央のトンネル部の方向の展開動作を妨げる。前記の二重のテアシームは、ガスサックのうち、装着状態において車両の中央のトンネル部に向かう側に配設される。ガスサックが前記の方向にあまりに早く展開する場合には、そのとき中央のトンネル部において所望しない支持動作が生じる。
図6に示す実施の形態の変更例として、ガスサックは、また固定状の接続シーム23と、補強部の無い等しい長さの二つのテアシーム24とを備える。ここでは、中央のトンネル部に向かうテアシーム24が、例えば縫い目の幅を減らしたり、或いは縫い糸の強度を増やすことで補強されるような設計によって、最適な展開動作が得られる。
図7及び8には、分離可能な取付け領域9を有するガスサック6の更なる折り畳み方法が示される。図4及び5に示す実施の形態では、第1の取付け領域8が、分離可能な第2の取付け領域9の下に合わせられ、二つのガス流入開口13及び13’が一致して互いに合わせられるような方法によって、ガスサック6が折り畳み部17に沿って折り畳まれる。折り畳み部17に平行に、ガスサックは、特にガスサックの後流領域22において、付加的折り畳み部17’によって再び折り畳まれる。従って、後流領域22の膨張は、折り畳み部17によるのみならず、付加的折り畳み部17’によっても付加的に遅れる。第2の折り畳みの変更例として、後流領域22は、遅延効果を得るべく巻き上げられる構成とされる。
本発明では、「自動車用のガスサックであって、当該ガスサックは、衝突の際に、車両乗員の膝を支持するべくガスによって膨張可能とされて、自動車に装着されるとともに、自動車部品にガスサックを取付けるための第1の取付け領域を有する構成であり、
自動車部品(7)にガスサック(6)を取付けるための、ガスサック(6)の少なくとも一つの分離可能な第2の取付け領域(9)を備え、
前記ガスサック(6)のうち互いに離間した位置に分離可能な第2の取付け領域(9)及び第1の取付け領域(8)が形成され、
また、分離可能な第2の取付け領域(9)は、前記ガスサック(6)との間の接続部に予め設定可能な値を上回る力が作用した場合に、前記ガスサック(6)から分離されるように前記ガスサック(6)に接続されており、
前記ガスサック(6)にガスが部分的に満たされたとき、前記分離可能な第2の取付け領域(9)と前記ガスサック(6)との間の接続を解除する引張り力が前記接続部に作用することを特徴とするガスサック。」ないし
「請求項1に記載のガスサックであって、
前記ガスサック(6)にガスが部分的に満たされたとき、前記分離可能な第2の取付け領域(9)と前記ガスサック(6)との間の接続を解除する引張り力が前記接続部に作用することを特徴とするガスサック。」という構成(態様1)が想到される。
また本発明では、「請求項2に記載のガスサックであって、前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、分離部として少なくとも一つのテアライン、テアシーム(10)および/または貫通部(16)によって、前記ガスサック(6)に分離可能に接続されていることを特徴とするガスサック。」という構成(態様2)が想到される。
また本発明では、「請求項1,2、前記態様1,2のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、力の作用によって前記ガスサック(6)からの分離が生じ、これにより前記ガスサック(6)自体が車両乗員(5)の両膝を支持可能な状態とされることを特徴とするガスサック。」という構成(態様3)が想到される。
また本発明では、「請求項1,2、前記態様1から3のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、前記第1の取付け領域(8)よりも低い力で前記ガスサック(6)から分離されることを特徴とするガスサック。」という構成(態様4)が想到される。
また本発明では、「請求項1,2、前記態様1から4のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、突出部、特には前記ガスサック(6)上の少なくとも一つの突起状の突出部分として構成されることを特徴とするガスサック。」という構成(態様5)が想到される。
また本発明では、「請求項1から3、前記態様1から5のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記第1および分離可能な第2の取付け領域(8;9)は、前記ガスサック(6)の膨張状態においても、対応する自動車部品(7)に取付けられるように設計されていることを特徴とするガスサック。」という構成(態様6)が想到される。
また本発明では、「請求項1から3、前記態様1から6のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記取付け領域(8,9)は、前記ガスサック(6)の対向する端部に形成されていることを特徴とするガスサック。」という構成(態様7)が想到される。
また本発明では、「請求項1から3、前記態様1から7のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記取付け領域(8,9)は、前記ガスサック(6)の展開状態において、自動車の長手方向(x)に関し、前記ガスサック(6)の対向する端部に形成されていることを特徴とするガスサック。」という構成(態様8)が想到される。
また本発明では、「請求項1から4、前記態様1から8のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記第1の取付け領域(8)は、ガス流入開口(13)を備え、前記ガスサック(6)は、膨張装置から生じたガスによって当該ガス流入開口を通じて膨張が可能とされる構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様9)が想到される。
また本発明では、「前記態様9に記載のガスサックであって、前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、またガス流入開口(13’)を備え、当該ガス流入開口は、前記ガスサック(6)の装着状態において前記第1の取付け領域(8)の前記ガス流入開口(13)上に配設され、これにより前記ガスサック(6)は、両ガス流入開口(13,13’)を通じて流入したガスによって膨張が可能とされる構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様10)が想到される。
また本発明では、「前記態様10に記載のガスサックであって、前記ガスサック(6)は、装着状態において、前記第1および分離可能な第2の取付け領域(8;9)が互いに合致して配設されるように折り畳まれる構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様11)が想到される。
また本発明では、「請求項1から6、前記態様1から11のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記ガスサック(6)は、一つの折り畳み部(17)に沿って折り畳まれる構成であり、前記ガスサック(6)のうち、前記折り畳み部(17)によって互いに分離される領域(21,22)に前記取付け領域(8,9)が形成されていることを特徴とするガスサック。」という構成(態様12)が想到される。
また本発明では、「前記態様12に記載のガスサックであって、前記ガスサック(6)は、展開した前記ガスサック(6)を実質的に半分に分割し、そのまわりに実質的に軸対称となる二つの取付け領域(8;9)を配する折り畳み部(17)に沿って折り畳まれる構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様13)が想到される。
また本発明では、「前記態様12または13に記載のガスサックであって、前記ガスサック(6)の装着状態において、前記折り畳み部(17)は、自動車の長手方向(x)と実質的に交差するように形成されていることを特徴とするガスサック。」という構成(態様14)が想到される。
また本発明では、「前記態様12から14のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記ガスサック(6)のガス流入開口(13)を備え、前記折り畳み部(17)に実質的に平行に延在する付加的折り畳み部(17’)が、前記ガスサック(6)のうち前記ガス流入開口(13)から離間した領域(22)に形成され、および/または前記ガスサック(6)の前記領域(22)は巻き上げられる構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様15)が想到される。
また本発明では、「請求項1から7、前記態様1から15のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、前記ガスサック(6)の二つの側方領域は、装着状態において、自動車の長手方向(x)に延在する二つの側方折り畳み部(11)に沿って、前記ガスサック(6)の中央部に向けて内方へ折り返される構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様16)が想到される。
また本発明では、「前記態様16に記載のガスサックであって、前記ガスサック(6)の二つのガスサック層(18,19)の接続部(23)を備え、その接続部(23)は、実質的に二つの側方折り畳み部(11)の間において、自動車の長手方向(x)に対し実質的に交差するように延在して配設され、これによりガス流入開口(13)を通じて前記ガスサック(6)へ流れるガスは、内方へと折り返された側方領域(14)に導入されることを特徴とするガスサック。」という構成(態様17)が想到される。
また本発明では、「前記態様17に記載のガスサックであって、二つのガスサック層(18,19)の分離可能な接続部(24)を備え、その接続部(24)は、前記接続部(23)のうち前記ガス流入開口(13)から離間する側に配設され、実質的に前記側方折り畳み部(11)に沿って延在する構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様18)が想到される。
また本発明では、「前記態様17に記載のガスサックであって、分離可能な前記接続部(24)は、補強された構成であることを特徴とするガスサック。」という構成(態様19)が想到される。
図1は、インストルメントパネル中の車両乗員膝領域の下に配設されるガスサックの断面構造を示す。 図2は、一つが固定状で一つが分離可能な取付け領域を有するガスサックを、未膨張で且つ展開した状態にて示す。 図3は、最終的なガスサック幅が規定のモジュール幅と関連するように折り畳まれる二つの側部ガスサック領域とともに、一つが固定状で一つが分離可能な取付け領域を有するガスサックを示す。 図4は、図3に示すガスサックにおいて、二つの取付け領域が互いに合致するように、長手方向軸に対し交差する方向に付加的に折り畳まれた状態を示す。 図5は、図4に示されるガスサックの断面構造を示す。 図6は、一つが固定状で一つが分離可能な取付け領域を有し、膨張動作に影響を及ぼす付加的なシームを備えるガスサックを、未膨張で且つ展開した状態にて示す。 図7は、折り畳み部によって、直接流入領域と、付加的折り畳み部を備える後流領域とに分割されたガスサックを示す。 図8は、図7中のガスサックの断面構造であって、車両交差方向に関し二重に折り畳まれた状態を示す。
符号の説明
2 インストルメントパネル
3 保持プレート
3’ 取付け突起
4 ニーエアバッグモジュール
5 車両乗員
6 ガスサック
7 モジュールハウジング
8 取付け領域
9 ラグ
10 テアシーム
11 側方折り畳み部
12 シーム
13 ガス流入開口
13’ ガス流入開口
14 側方領域
15 取付け要素
15’ 取付け要素
16 貫通部
17 折り畳み部
17’ 付加折り畳み部
18 下部シート
19 上部シート
21 直接流入領域
22 後流領域
23 接続シーム
24 テアシーム
25 補強部
A 突出方向
b モジュール幅
E 展開方向
G ガス流れ

Claims (28)

  1. 自動車用のガスサックであって、当該ガスサックは、衝突の際に、車両乗員の膝を支持するべくガスによって膨張可能とされて、自動車に装着されるとともに、自動車部品にガスサックを取付けるための第1の取付け領域を有する構成であり、
    自動車部品(7)にガスサック(6)を取付けるための、ガスサック(6)の少なくとも一つの分離可能な第2の取付け領域(9)を備え、
    前記ガスサック(6)のうち互いに離間した位置に分離可能な第2の取付け領域(9)及び第1の取付け領域(8)が形成され、
    また、分離可能な第2の取付け領域(9)は、前記ガスサック(6)との間の接続部に予め設定可能な値を上回る力が作用した場合に、前記ガスサック(6)から分離されるように前記ガスサック(6)に接続されていることを特徴とするガスサック。
  2. 請求項1に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)にガスが部分的に満たされたとき、前記分離可能な第2の取付け領域(9)と前記ガスサック(6)との間の接続を解除する引張り力が前記接続部に作用することを特徴とするガスサック。
  3. 請求項1または2に記載のガスサックであって、
    前記分離可能な第2の取付け領域(9)と前記ガスサック(6)との間の接続部には、力の作用下において当該接続を解除するための分離部(10,16)が設けられていることを特徴とするガスサック。
  4. 請求項3に記載のガスサックであって、
    前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、分離部として少なくとも一つのテアライン、テアシーム(10)および/または貫通部(16)によって、前記ガスサック(6)に分離可能に接続されていることを特徴とするガスサック。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、力の作用によって前記ガスサック(6)からの分離が生じ、これにより前記ガスサック(6)自体が車両乗員(5)の両膝を支持可能な状態とされることを特徴とするガスサック。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、前記第1の取付け領域(8)よりも低い力で前記ガスサック(6)から分離されることを特徴とするガスサック。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、突出部、特には前記ガスサック(6)上の少なくとも一つの突起状の突出部分として構成されることを特徴とするガスサック。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記第1および/または分離可能な第2の取付け領域(8;9)は、前記ガスサック(6)が形成されている布地素材によって形成されていることを特徴とするガスサック。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記第1および分離可能な第2の取付け領域(8;9)は、前記ガスサック(6)の膨張状態においても、対応する自動車部品(7)に取付けられるように設計されていることを特徴とするガスサック。
  10. 請求項1から9のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記取付け領域(8,9)は、前記ガスサック(6)の対向する端部に形成されていることを特徴とするガスサック。
  11. 請求項10に記載のガスサックであって、
    前記取付け領域(8,9)は、前記ガスサック(6)の展開状態において、自動車の長手方向(x)に関し、前記ガスサック(6)の対向する端部に形成されていることを特徴とするガスサック。
  12. 請求項1から11のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    自動車部品(7)に取付けられる前記第1および/または分離可能な第2の取付け領域(8;9)は、保持プレート(3)の形態および/またはハウジング(7)の形態とされていることを特徴とするガスサック。
  13. 請求項1から12のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記第1の取付け領域(8)は、ガス流入開口(13)を備え、前記ガスサック(6)は、膨張装置から生じたガスによって当該ガス流入開口を通じて膨張が可能とされる構成であることを特徴とするガスサック。
  14. 請求項13に記載のガスサックであって、
    前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、またガス流入開口(13’)を備え、当該ガス流入開口は、前記ガスサック(6)の装着状態において前記第1の取付け領域(8)の前記ガス流入開口(13)上に配設され、これにより前記ガスサック(6)は、両ガス流入開口(13,13’)を通じて流入したガスによって膨張が可能とされる構成であることを特徴とするガスサック。
  15. 請求項14に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)は、装着状態において、前記第1および分離可能な第2の取付け領域(8;9)が互いに合致して配設されるように折り畳まれる構成であることを特徴とするガスサック。
  16. 請求項1から15のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記第1および分離可能な第2の取付け領域(8;9)は、同一の自動車部品(7)に取付けられる構成であることを特徴とするガスサック。
  17. 請求項1から16のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記第1および分離可能な第2の取付け領域(8;9)は、同一寸法を有する構成であることを特徴とするガスサック。
  18. 請求項1から17のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)は、一つの折り畳み部(17)に沿って折り畳まれる構成であり、前記ガスサック(6)のうち、前記折り畳み部(17)によって互いに分離される領域(21,22)に前記取付け領域(8,9)が形成されていることを特徴とするガスサック。
  19. 請求項18に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)は、展開した前記ガスサック(6)を実質的に半分に分割し、そのまわりに実質的に軸対称となる二つの取付け領域(8;9)を配する折り畳み部(17)に沿って折り畳まれる構成であることを特徴とするガスサック。
  20. 請求項18または19に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)の装着状態において、前記折り畳み部(17)は、自動車の長手方向(x)と実質的に交差するように形成されていることを特徴とするガスサック。
  21. 請求項18から20のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)のガス流入開口(13)を備え、前記折り畳み部(17)に実質的に平行に延在する付加的折り畳み部(17’)が、前記ガスサック(6)のうち前記ガス流入開口(13)から離間した領域(22)に形成され、および/または前記ガスサック(6)の前記領域(22)は巻き上げられる構成であることを特徴とするガスサック。
  22. 請求項1から21のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)の装着状態において、前記分離可能な第2の取付け領域(9)は、前記第1の取付け領域(8)の上に配設される構成であることを特徴とするガスサック。
  23. 請求項1から22のうちのいずれか一項に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)の二つの側方領域は、装着状態において、自動車の長手方向(x)に延在する二つの側方折り畳み部(11)に沿って、前記ガスサック(6)の中央部に向けて内方へ折り返される構成であることを特徴とするガスサック。
  24. 請求項23に記載のガスサックであって、
    前記ガスサック(6)の二つのガスサック層(18,19)の接続部(23)を備え、その接続部(23)は、実質的に二つの側方折り畳み部(11)の間において、自動車の長手方向(x)に対し実質的に交差するように延在して配設され、これによりガス流入開口(13)を通じて前記ガスサック(6)へ流れるガスは、内方へと折り返された側方領域(14)に導入されることを特徴とするガスサック。
  25. 請求項24に記載のガスサックであって、
    二つのガスサック層(18,19)の分離可能な接続部(24)を備え、その接続部(24)は、前記接続部(23)のうち前記ガス流入開口(13)から離間する側に配設され、実質的に前記側方折り畳み部(11)に沿って延在する構成であることを特徴とするガスサック。
  26. 請求項24に記載のガスサックであって、
    分離可能な前記接続部(24)は、補強された構成であることを特徴とするガスサック。
  27. 請求項1から26のうちのいずれか一項に記載のガスサックを折り畳む方法であって、
    前記ガスサック(6)のうち前記第1の取付け領域(8)が形成される第1の領域(21)が、前記ガスサック(6)のうち分離可能な第2の取付け領域(9)が形成される第2の領域(22)から、折り畳み部(17)によって分離されるような形態で、前記折り畳み部(17)に沿って前記ガスサック(6)が折り畳まれることを特徴とする方法。
  28. 請求項27に記載の方法であって、
    前記ガスサック(6)の自動車における装着位置では、前記折り畳み部(17)が自動車の長手方向(x)に対し交差するように配設されることを特徴とする方法。
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