JP2008511839A - 新規の安定な脂質標準 - Google Patents

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Abstract

本発明は、脂質および/またはリポ蛋白を検出するために使用される任意の方法のためのキャリブレーション法、および標準、キャリブレーションの検証、直線性および品質管理の物質に有用な材料に関する。本発明は、安定化量のTDPAを含んでなり、そしてさらにとりわけ総コレステロール(CHOL)、トリグリセリド(TRIG)、高密度リポ蛋白(HDL)、アポリポ蛋白A(APO−A)、アポリポ蛋白B(APO−B)、低密度リポ蛋白(LDL)、アポリポ蛋白aLp(a))およびサンプル中のそのような構成要素のレベルを評価するための計測器の使用に関連して、キャリブレーション、標準化、検証、品質管理等に有用な他のアポリポ蛋白部分を含め、目的の実質的に純粋な既知の量の構成要素をさらに含んでなる安定な脂質対照、標準および試薬を生産する方法およびそれにより生産される組成物に関する。

Description

発明の背景
体液中の脂質レベルの測定、特に総称して「脂質」と呼ばれる総コレステロール、高密度リポ蛋白(HDL)、低密度リポ蛋白(LDL)、トリグリセリド、アポリポ蛋白、リン脂質、スフィンゴ脂質およびコレステリルエステルレベルの測定は、最近の酵素的、免疫学的、電気泳動的および超遠心測定法の発展に伴い急速に広く使用されるようになった。その結果、これら脂質の臨床診断の分野における用途が増大し続けている。したがって脂質レベルの測定のための適切な標準溶液が必要である。
ほとんどのコレステロール分析は、色原体の作用試薬を、分析するサンプルと混合し、そして発色後に色の強度を比色計で観察することを含んでなる。作用試薬は一般に、コレステロールエステルを遊離のコレステロールに転換するためのコレステロールエステラーゼ、および遊離コレステロールを酸化してコレステノンを生じ、同時に過酸化水素を遊離するためのコレステロールオキシダーゼを含む。次いで存在するコレステロールの量が、ペルオキシダーゼ/フェノール/4−アミノアンチピリン系を使用して遊離した過酸化水素の量を測定することにより測定され、作用試薬中に存在するものも測定される。またこの分析は作用試薬を既知の濃度のコレステロールを含有する標準溶液に加えることにより調製されるキャリブレーター溶液でも行われるので、意味のある定量的情報を得ることができる。
ほとんどのHDLコレステロール分析は、前処理または遠心工程を必要としない均一アッセイにより行われる。この方法はHDLリポ蛋白粒子のみを可溶化し、そしてHDLコレステロールを放出して上記の酵素的アッセイと反応して発色生成物を生じる独自な界面活性剤に依存している。また同じ界面活性剤がコレステロール酵素とLDL、超低比重リポ蛋白(VLDL)およびカイロミクロン(chylomicron)リポ蛋白との反応をそれらの表面に吸着することにより阻害する。さらに試薬に含まれるポリアニオンは、LDL、VLDLおよびカイロミクロンタンパク質との複合体形成よりHDLコレステロールに対する選択性を強める(非特許文献1を参照にされたい)。
またHDLコレステロール分析は、ポリエチレングリコール(PEG)−修飾化酵素およびデキストラン硫酸を使用した直接法を介して測定される。コレステロールエステラーゼおよびコレステロールオキシダーゼ酵素がPEGにより修飾される場合、それらはリポ蛋白画分に対する選択的な触媒活性を示し、反応性は以下の順序で増加する:LDL<VLDL<カイロミクロン<HDL。マグネシウムイオンの存在下では、硫酸化α−シクロデキストリンが、リポ蛋白の凝集物の沈殿を必要とせずにコレステロールの、特にカイロミクロンおよびVLDL中での反応性を下げる。(非特許文献2を参照にされたい)。これにより血清中のHDLコレステロールの選択的測定が可能となる。
今日までLDLコレステロールアッセイは、非イオン性界面活性剤によるLDL−コレステロールの選択型ミセル可溶化および糖化合物とリポ蛋白(VLDLおよびカイロミクロン)との相互作用を利用して行われてきた。界面活性剤がコレステロール測定用の酵素的方法に含まれる場合、リポ蛋白画分のコレステロールの相対的反応性は以下の順序で増加する:HDL<カイロミクロン<VLDL<LDL。マグネシウムカチオンの存在下では、糖化合物が、VLDLおよびカイロミクロン中のコレステロール測定について酵素的反応を著しく下げる。糖化合物と界面活性剤との組み合わせは、血清中のLDLコレステロールの選択的測定を可能とする(非特許文献3を参照にされたい)。またLDLコレステロールは、とりわけジェンザイム社(Genzyme Corporation)、ベ
ックマン コールター(Beckman Coulter)から入手可能な技術的ニュースレター等に記載されている手順を使用しても測定される。
ほとんどのトリグリセリドアッセイは、色原体の作用試薬を、分析するサンプルと混合し、そして発色後に色の強度を比色計で観察することを含んでなる。作用試薬は一般に、トリグリセリドをグリセロールおよび脂肪酸に転換するためのリパーゼを含み、続いてグリセロールキナーゼにより触媒されるグリセロールとATPの反応により、グリセロール−3−ホスフェートおよびADPを生じる。次いでグリセロール−3−ホスフェートはグリセロホスフェートオキシダーゼにより触媒されてジヒドロオキシアセトンホスフェートに加えて過酸化水素を形成する。存在するトリグリセリドの量は、4−アミノフェナゾンおよび4−クロロフェノールまたは4−アミノアンチピリンおよび3,5−ジクロロ−2−ヒドロキシベンゼンスルホン酸のような色原体基質を転換して、光度計測定用の最終産物を形成するペルオキシダーゼの反応からの色の量を測定することにより決定される。またこの分析は作用試薬を既知の濃度のトリグリセリドを含有する標準溶液に加えることにより調製されるキャリブレーター溶液でも行われるので、意味のある定量的情報を得ることができる。
アポリポ蛋白A−1(APO−A1)は、サンプルがTrisバッファーに加えられ、続いて抗−リポ蛋白A−1抗体が加えられる免疫濁度アッセイ技法を使用して測定される。抗−リポ蛋白A−1抗体はサンプル中の抗原と反応して抗原/抗体複合体を形成し、これは凝集後、濁度で測定される。(非特許文献4を参照にされたい)。
アポリポ蛋白B(APO B)は、サンプルがTrisバッファーに加えられ、続いて抗−リポ蛋白B抗体が加えられる免疫濁度アッセイ技法を使用して測定されることが多い。抗−リポ蛋白B抗体はサンプル中の抗原と反応して抗原/抗体複合体を形成し、これは凝集後、濁度で測定される。(非特許文献5を参照にされたい)。
これらの手順は酵素的、免疫学的または比濁的であってもすべて作用試薬、キャリブレーター、品質管理(QC)物質、および限定するわけではないが血清、血漿等のような水性基質(aqueous matrix)であるサンプルを要する。この特別な基質の必要性は、コレステロールそして一般に「脂質」と呼ばれる他のほとんどの成分が実質的に水に不溶性であるので、キャリブレーター溶液の調製に関して問題を呈する。例えばアルコール中に作成されたコレステロール標準溶液は、水性の作用試薬と合わせた場合、コレステロールの沈殿を生じる恐れがある。これにより許容できないキャリブレーター溶液を生じる。そのような沈殿は、キャリブレーター、QCまたは検量線(calibration)の検証および/または直線性物質に不確実または不適合な発色を導く恐れがあり、そして一般に選択された検体を色の強度とコレステロール濃度との信頼性のある相関には無用なものとする。第2の例では、参照法を用いたトリグリセリドの測定は、アルコール基質中のトリオレインおよび/またはトリパルミチンで作成されたトリグリセリド標準を使用する。
脂質はそれらの疎水性により、一般に有機溶媒に溶解する。次いでこれらの溶液はコレステロール測定のためのアベール−ケンダール(Abell−Kendall)参照法で使用され得る。この技法では、溶媒に可溶化されたコレステロールがアッセイ法に適合している。しかしこれらの標準溶液中の脂質は、血清に存在するものとは存在状態および流体特性が異なる。これにより標準溶液と体液(例えば血清)との間の反応性が異なり、測定値に誤差を生じる。
したがってヒトまたは動物に由来する血清または精製されたリポ蛋白コレステロールが標準溶液として使用されてきた。トリグリセリドは、人工的な水溶性グリセロール、水不
溶性の動物卵黄抽出物、内因性トリグリセリドまたは水不溶性の溶媒に基づく(アルコール)トリオレイン/トリパルミチン標準のような物質を使用して代替的に検量線の作成(calibration)ができる。トリグリセリドの検量線の作成に関しては、グリセロールの使用は遊離のグリセロールがサンプル中に存在し得る場合、これは反応スキームにおいてリパーゼがトリグリセリドをグリセロールへ転換する前に「グリセロールブランキングblanking)」を必要とするので、好ましくない。ナショナル インスティチュート フォ スタンダード アンド テクノロジー(National Institute for Standards and Technology:NIST)は、総コレステロール、総グリセリド、トリグリセリド、HDL−コレステロールおよびLDL−コレステロールに利用することができる標準参照物質(Standard Reference Materials:SRM)を有する。これらのSRM(SRM1951aおよび1951b)は、ロットに特異的な参照濃度値からなる。これらのSRMの基質は、ドライアイス下で輸送され、そして−20℃でわずか(1)週間、および−80℃ではより長い期間安定な「凍結ヒト血清中の脂質」からなる。すべて高い経費、難しい輸送条件、受け取った時に−80℃の保存冷蔵庫の必要性を提示するこれらの媒体は、測定値に影響を及ぼす可能性がある未知の不純物を含む恐れがあり、そして感染源の潜在的存在に関する技術的な困難を提示する。さらにリポ蛋白の精製法は技術的に複雑であり、そして膨大なサンプルの日常的分析を行うには経費がかかる。
結果として、脂質および/またはリポ蛋白および目的の他の構成要素は、表面活性剤を含有する水に溶解され、そして標準/参照溶液として使用されてきた。しかし水に脂質を可溶化するためには大量の表面活性剤が必要である。これは次いで溶液の粘度を上げ、これが時折、取り扱いを難しくする。さらに可溶化された脂質および/またはリポ蛋白を含んでなるサンプルは不安定であり、そして保存中に短い使用期限を示す。これらの課題を克服するために、可溶化された脂質溶液は凍結乾燥された。しかしこれらのサンプルの再構成後、その後の構成要素の活性には損失がある。
種々のアッセイに使用するための既知の標準の調製における困難にもかかわらず、検出可能なアッセイシグナルを定量的な結果(例えば構成要素の濃度)に転換するために、アッセイはまず最初に検量線の作成をしなければならない。検量線の作成は、使用するアッセイ法の製造元からの使用説明に従い、最初にアッセイを予め定めた濃度の一連のサンプルを用いて行う。これらのサンプルを「キャリブレーター」と呼ぶ。キャリブレーターからのシグナルを読むことにより得た結果を使用して、種々の曲線フィットモデルを使用することにより、全アッセイ範囲にわたる検量線が作成される。次いで検量線は、QCの未知のサンプルの濃度、検量線の検証/直線性の評価、またはアッセイが生産するシグナルから未知のサンプルを測定するために使用することができる。キャリブレーターはしばしば、患者の血清または他の試験サンプルとは異なって応答するので、時間に伴うキャリブレーターの変化はキャリブレーターを非効率的とするか、または誤差または不正確な試験結果を引き起こすかもしれない。当該技術分野では、より安定な水性のキャリブレーターおよび検量線、ならびにアッセイの連続した正確性を評価するために品質管理および検量線の検証/直線性物質の必要性が存在する。本発明はこれらの必要性を満たす。
参考文献
ベックマン シンクロン CX ケミストリー インフォメーション マニュアル(Beckman Synchron CX Systems Chemistry Information Manual)No.249595,2000年5月 ロッシュ ダイアグノスティックス社(Roche Diagnostics Corporation,GmbH)、2002、No.05453101, マンハイム、ドイツ ロッシュ ダイアグノスティックス社、2002、技術出版物(Technical Publication)No.054565801、マンハイム、ドイツ ロッシュ ダイアグノスティックス社、2002、技術出版物 No.03032612、マンハイム、ドイツ ロッシュ ダイアグノスティックス社、2002、技術出版物 No.03032639、マンハイム、ドイツ
発明の要約
本発明は、既知の値の実質的に純粋な構成要素および安定化量の酸化防止剤を含んでなる安定な水性脂質参照標準組成物を含み、組成物のpHは約6.5〜8.0の範囲である。
1つの観点では、参照組成物は検量線の作成(calibration)、品質管理、検量線(calibration)の検証および直線性の評価からなる群から選択される少なくとも1つの使用に有用であり、そしてさらに組成物は約6.5〜9.0のpH範囲で有用である。
別の観点では、使用は構成要素を測定するための計測器を含んでなる手動、半自動化、および完全に自動化された方法を含んでなる。
さらに別の観点では、酸化防止剤が3,3’−チオジプロピオン酸(TDPA)である。
さらなる観点では、安定量がリットルあたり約1.1グラム〜リットルあたり約18.0グラムの範囲である。
別の観点では、構成要素が、総コレステロール(CHOL)、トリグリセリド(TRIG)、低密度リポ蛋白(LDL)、高密度リポ蛋白(HDL)、アポリポ蛋白A(APO−A)、アポリポ蛋白B(APO−B)、アポリポ蛋白a(Lp(a))およびアポリポ蛋白の副成分からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素の実質的な純粋な成分である。
別の観点では、副成分が、AII、AIV、B−48、B−100、CI、CII、CIII、D、E1、E2、E3、E4、E5、E6、F、G、HおよびJからなる群から選択される少なくとも1つの副成分である。
別の観点では、CHOLの値が約0〜5000mg/dLの範囲である。
別の観点では、トリグリセリドの値が約0〜4000mg/dLの範囲である。
さらに別の観点では、LDLの値が約0〜5000mg/dLの範囲である。
さらに別の観点では、HDLの値が約0〜1000mg/dLの範囲である。
別の観点では、APO−Aの値が約0〜1000mg/dLの範囲である。
さらに別の観点では、APO−Bの値が約0〜1000mg/dLの範囲である。
さらに別の観点では、Lp(a)の値が約0〜1200mg/dLの範囲である。
さらに別の観点では、副成分の値が約0〜500mg/dLの範囲である。
別の観点では、組成物は組成物のpHが約6.5〜8.0の範囲になるように、N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N−2−エタンスルホン酸(HEPES)を含んで成るバッファーをさらに含んでなる。
さらに別の観点では、組成物はさらに約0.09(重量/容量)%未満の量のアジ化ナトリウムをさらに含んでなる。
別の観点では、組成物はProClin(商標)を百万分の約10部(ppm)から100ppmの範囲の量でさらに含んでなる。
さらに別の観点では、組成物はOxyrase(商標)を約0.05U/mL〜0.5U/mLの範囲の量でさらに含んでなる。
本発明は安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸を含んでなる安定な対照またはキャリブレーション標準組成物を含み、組成物は予め定めた含量の実質的に純粋な被検体をさらに含んでなる。
また本発明は、既知の値の実質的に純粋な構成要素および安定化量の酸化防止剤を含んでなる安定な水性脂質参照標準組成物であり、約6.5〜8.0のpH範囲の組成物を生産する方法も含む。この方法は、水を含んでなる液体を既知の値の実質的に純粋な構成要素とを混合して混合物を生産し、そしてさらに安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸を混合物に加えることを含んでなる。
本発明は、安定な対照または検量標準組成物を生産する方法を含む。この方法は水溶液を安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸と混合し、そして予め定めた含量の本質的に純粋な被検体をさらに加えることを含んでなる。
1つの観点では、水溶液は水、血漿、血清、ウシ血清アルブミンを含んでなる溶液、ヒト血清アルブミンを含んでなる溶液およびグッドのバッファー(Good’s Buffer)を含んでなる溶液からなる群から選択される。
別の観点では、方法はさらに混合物に有効量の抗微生物剤を加えることを含んでなる。
さらに別の観点では、被検体は総コレステロール(CHOL)、トリグリセリド(TRIG)、低密度リポ蛋白(LDL)、高密度リポ蛋白(HDL)、アポリポ蛋白A(APO−A)、アポリポ蛋白B(APO−B)、アポリポ蛋白a(Lp(a))およびアポリポ蛋白の副成分からなる群から選択される少なくとも1つの被検体である。
本発明は計測器(instrument)の検量線の作成、品質管理、検量線の検証または直線性の評価のための方法を含み、ここで計測器は試験溶液中の構成要素の量を測定するために適合されており、この方法は既知の値の実質的に純粋な構成要素および安定化量の酸化防止剤を含んでなり、組成物が約6.5〜8.0のpH範囲である安定な水性脂質参照標準組成物を用いて、計測器を検量線の作成、品質管理、検量線の検証または直線性の評価に供することを含んでなる。
また本発明は、試験溶液中の被検体の量を測定するために適合された計測器の検量線の
作成、品質管理、検量線の検証または直線性の評価のための方法を含む。この方法は、既知の値の実質的に純粋な構成要素および安定化量の酸化防止剤を含んでなり、組成物が約6.5〜8.0のpH範囲であり、ここで酸化防止剤がTDPAである安定な水性脂質参照標準組成物を用いて、計測器を検量線の作成、品質管理、検量線の検証または直線性の評価にかけることを含んでなる。
本発明は、試験溶液中の構成要素の量を測定するために適合された計測器の検量線の作成、品質管理、検量線の検証または直線性の検証のためのキットを含む。このキットは既知の量の構成要素および安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸を含んでなる組成物を含んでなる。このキットはさらにキットを使用するためのアプリケーターおよび使用説明書を含んでなる。
1つの観点では、組成物は約4.0g/LのTDPA、約0.9g/Lのアジ化ナトリウム、約40ppmのProClin(商標)を含んでなり、そしてさらに約pH7.4のHEPESバッファーを含んでなり、ここで組成物のpHは約pH7.2〜7.6の範囲である。
別の観点では、キットは:
a)約10mg/dLの総コレステロール、約5mg/dLのHDL、約0mg/dLのトリグリセリド、約5mg/dLのLDL、約15.6mg/dLのAPO−A、および約3.3mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
b)約200mg/dLの総コレステロール、約37.5mg/dLのHDL、約250mg/dLのトリグリセリド、約162.5mg/dLのLDL、約117.2mg/dLのAPO−A、および約106.9mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
c)約400mg/dLの総コレステロール、約115mg/dLのHDL、約500mg/dLのトリグリセリド、約285mg/dLのLDL、約359.4mg/dLのAPO−A、および約187.5mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
d)約600mg/dLの総コレステロール、約177.5mg/dLのHDL、約750mg/dLのトリグリセリド、約422.5mg/dLのLDL、約554.7mg/dLのAPO−A、および約287.0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
e)約800mg/dLの総コレステロール、約200mg/dLのHDL、約1000mg/dLのトリグリセリド、約600mg/dLのLDL、約625mg/dLのAPO−A、および約394.7mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物
からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる。
さらに別の観点では、キットは:
a)約0mg/dLの総コレステロール、約0mg/dLのHDL、約0mg/dLのトリグリセリド、約0mg/dLのLDL、約0mg/dLのAPO−A、および約0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
b)約200mg/dLの総コレステロール、約60mg/dLのHDL、約250mg/dLのトリグリセリド、約140mg/dLのLDL、約188mg/dLのAPO−A、および約92mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる。
さらに別の観点では、キットは:
a)約100mg/dLの総コレステロール、約20mg/dLのHDL、約90mg/dLのトリグリセリド、約80mg/dLのLDL、約63mg/dLのAPO−A、および約53mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
b)約250mg/dLの総コレステロール、約50mg/dLのHDL、約150mg
/dLのトリグリセリド、約200mg/dLのLDL、約156mg/dLのAPO−A、および約132mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
c)約500mg/dLの総コレステロール、約100mg/dLのHDL、約250mg/dLのトリグリセリド、約400mg/dLのLDL、約313mg/dLのAPO−A、および約263mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる。
さらに別の観点では、キットは:
a)約100mg/dLの総コレステロール、約25mg/dLのHDL、約50mg/dLのトリグリセリド、約75mg/dLのLDL、約78mg/dLのAPO−A、および約49mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
b)約275mg/dLの総コレステロール、約48.75mg/dLのHDL、約287.5mg/dLのトリグリセリド、約226.25mg/dLのLDL、約152.25mg/dLのAPO−A、および約150mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
c)約450mg/dLの総コレステロール、約72.5mg/dLのHDL、約525mg/dLのトリグリセリド、約377.5mg/dLのLDL、約226.5mg/dLのAPO−A、および約251mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
d)約625mg/dLの総コレステロール、約96.25mg/dLのHDL、約762.5mg/dLのトリグリセリド、約528.75mg/dLのLDL、約300.75mg/dLのAPO−A、および約352mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
e)約800mg/dLの総コレステロール、約120mg/dLのHDL、約1000mg/dLのトリグリセリド、約680mg/dLのLDL、約375mg/dLのAPO−A、および約453mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物
からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる。
別の観点では、キットは:
a)約0mg/dLの総コレステロール、約0mg/dLのHDL、約0mg/dLのトリグリセリド、約0mg/dLのLDL、約0mg/dLのAPO−A、および約0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
b)約240mg/dLより高い総コレステロール、約35mg/dL未満のHDL、約100mg/dLのトリグリセリド、約190mg/dLより高いLDL、約120mg/dLより高いAPO−A、および約120mg/dL未満のAPO−Bを含んでなる組成物;
からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる。
さらに別の観点では、キットは:
a)約0mg/dLの総コレステロール、約0mg/dLのHDL、約100mg/dLのトリグリセリド、約0mg/dLのLDL、約0mg/dLのAPO−A、および約0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
b)約240mg/dLより高い総コレステロール、約45mg/dL未満のHDL、約100mg/dLのトリグリセリド、約190mg/dLより高いLDL、約120mg/dLより高いAPO−A、および約120mg/dL未満のAPO−Bを含んでなる組成物;
からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる。
発明の詳細な説明
本発明は3,3’−チオジプロピオン酸が、多数のアッセイのための検量線の作成、品質管理および検量線の検証/直線性物質に有用な水性、血清、血漿および他の基質脂質標
準を安定化するという知見に関する。すなわち本発明は、広範な沢山の技術的に認識されている脂質アッセイの中でも、とりわけキャリブレーション、品質管理に使用することができる安定な参照標準を生産するための新規組成物および方法に関する。また本発明は本発明の新規の安定な脂質標準を含んでなる新規の検量線の作成、品質管理、検量線の検証および直線性を評価する物質を提供する。
定義
本明細書で使用するように、以下の各用語は本章においてそれに関連する意味を有する。
冠詞“a”および“an”は本明細書では1もしくは1より多くの(すなわち少なくとも1つ)冠詞の文法上の対象となる物体を指すために使用する。例として「要素(an element)」は1つの要素、または1より多くの要素を指す。
本明細書において用語として使用する用語「アプリケーター」とは、限定するわけではないが本発明の化合物および組成物を投与するための皮下注射器、ピペット、自動サンプルプローブ等を含む任意のデバイスを意味する。
本明細書において用語として使用する「使用説明書」には、本明細書で言及する種々の疾患または障害に作用し(effect)、緩和し、または処置するためのキットにおいて、本発明の組成物および/または化合物の有用性を伝えるために使用することができる刊行物、記録、図表、プロダクトインサート、または他の任意の表現媒体を含む。場合により、あるいは代替として、使用説明書は本明細書のいたるところに開示するものを含め、細胞または組織または哺乳動物の疾患または障害を緩和する1もしくは複数の方法を記載することができる。
キットの使用説明書は、例えば本発明の化合物および/または組成物を含む容器に付けられるか、あるいは化合物および/または組成物を含む容器と一緒に輸送されてもよい。あるいは使用説明書は受け取り人が使用説明書および化合物を連携して使用することを意図して、容器とは別に輸送することもできる。あるいは使用説明書は使用者への電子化されたファイルの伝達に適する形式でインターネット上で得ることもできる。
本明細書で使用する用語「製薬学的に許容され得る担体」とは、有効成分と合わせることができ、しかも組み合わせた後に有効成分を個体に投与するために使用することができる化学的組成物を意味する。
本明細書で使用する用語「生理学的に許容され得る」エステルまたは塩とは、製薬学的組成物の任意の他の成分と適合性があり、しかも組成物が投与される個体に有害ではないエステルまたは塩形の有効成分を意味する。
本明細書で使用する「安定化量」とは、ある量の物質または化合物が水性または血清もしくは血漿参照組成物に加えられた時、物質または化合物が加えられていない同一の組成物の安定性と比較した場合に、参照組成物を検出可能に安定化する量を指す。すなわち、物質または化合物を含んでなる組成物中では組成物中に存在する構成要素の既知の値が、物質または化合物を加えていない他は同一の組成物中に存在する同一の構成要素の値よりも、時間または保存条件の関数としての変化が少ない。
本明細書で使用する「構成要素」は、一般に「被検体」と互換的であり、その存在または量が目的対象であり、そして当該技術分野で知られている任意の方法により評価することができる任意の物質を指す。好ましくは構成要素は限定するわけではないが、総コレステロール(CHOL)、低密度リポ蛋白(LDL)、高密度リポ蛋白(HDL)、トリグリセリド、アポリポ蛋白A(APO−A、A1およびA2を包含する)、アポリポ蛋白B
(APO−B)、アポリポ蛋白a(Lp(a))、それらの各副成分等に関連する任意の物質を指す。これらのおよび多くの他の目的とする構成要素は、他の技術的に認識されている学術論文、Rifai and Warnick(1994、脂質、リポ蛋白およびアポリポ蛋白の研究室での測定(Laboratory Measurements of Lipids,Lipoproteins and Apolipoproteins),Rafai and Warnick編集、AACC出版、ワシントン、DC)、およびRafai,Warnick and Dominiczak(2000,リポ蛋白試験のハンドブック(Handbook of Lipoprotein Testing)、Rafai,Warnick and Dominiczak編集、AACC出版、ワシントン、DC)の中で検討されている。
本明細書で使用する用語「参照組成物」とは、サンプル中の目的構成要素のレベルおよび/または存在の分析に関する検量線の作成および/または品質管理および/または検量線の検証および/または直線性の評価に使用される任意の組成物を意味する。そのような参照組成物は、サンプル中の構成要素の存在および/またはレベルを評価するための任意の方法またはデバイスを用いて使用することができる。
本明細書で、とりわけ所定の構成要素に関して使用する用語「実質的に純粋」という用語は、構成要素が会合していたかもしれない(例えば生化学的または他の技術による生産過程において、あるいは天然の生物資源から精製する前に)細胞物質、ウイルス物質、血漿、血液、体液または培養基中のもののような他の化合物、生物学的もしくはその他を実質的に含まないことを意味する。例えば実質的に純粋な構成要素は、乾燥重量に基づき少なくとも75%(例えば少なくとも80、85、95または99%)純粋である。純度は適切な標準的方法、例えば当該技術分野で十分に理解されているようなカラムクロマトグラフィー、HPLC分析等により測定することができる。
説明
本発明は当該技術分野で知られているか、または将来開発される広い様々な計測器を使用して、種々の技術的に知られている脂質アッセイに関する検量線の作成、品質管理、検量線の検証および直線性物質に有用な新規の安定な脂質水性(例えば血清、血漿、他のタンパク質に基剤(bsae)等)基質標準の知見に関する。より詳細には、本発明は3,3’−チオジプロピオン酸の水性脂質参照標準への添加が標準の使用期限を大きく延ばすように標準を安定化するという驚くべき知見に関する。これらの結果はさらに安定な水性脂質標準の新規生産法、ならびに標準を使用した新規アッセイおよびそれらに関連するキットを提供する。
I.新規な参照標準を含んでなる組成物
本発明は安定な水性(例えば血清、血漿等)基質の脂質参照組成物を包含する。この組成物は実質的に純粋な既知の値の構成要素、および安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸(TDPA;CAS登録番号111−17−1)(これは限定するわけではないが3,3’−チオビスプロパン酸、β,β’−チオジプロピオン酸、ジエチルスルフィド2,2’−ジカルボン酸、チオジヒドロアクリル酸、TyoxA、4−チアヘプタイン二酸、ビス(2−カルボキシエチル)スルフィドを含むの他の種々の名前で知られている)を含んでなる。これは本明細書のいたるところに記載するデータが、TDPAおよびアッセイされる少なくとも1つの構成要素(例えば総コレステロール、LDL、HDL、APO−A、APO−B、トリグリセリド、Lp(a)等)を含んでなる水溶液が安定化され、TDPAを加えない同一の溶液よりも長い使用期間をもたらすことができることを証明しているからである。
このように本発明は安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸、および予め定めた含量
の被検体、すなわち限定するわけではないが生物学的サンプル(すなわち生きているか、または死んだ生物から得たサンプル)を含む試験サンプル中の特異的成分を含んでなる安定な対照またはキャリブレーション標準組成物を包含する。
当業者は本明細書に提供する開示に基づき、構成要素が試験サンプル中にアッセイされる目的の広範な多くの物質および化合物を含んでなると直ちに想定するだろう。すなわち参照組成物は、目的とする構成要素の量を評価するために使用する計測器を較正し、検量線を検証するために、かつ/または品質管理対照サンプルとして使用することができる。さらに詳細には、本明細書のいたるところで詳細に示すように、組成物を安定化するために十分な量のTDPA、および既知の量の構成要素を含んでなる参照組成物は、試験サンプル中の構成要素の値が参照組成物中の既知の値の同じ構成要素に対して正確に測定されるように、検量線の作成のための標準として、および/またはアッセイに関する品質管理を行うために使用することができる。
当業者は本明細書に提供する開示に基づき、目的の構成要素の存在および/または量を検出するために試験サンプルが分析される場合、試験サンプルをアッセイした結果は、一般に試験サンプル中の構成要素の存在および/または量を評価するために標準に対して比較されると考える。すなわちアッセイに使用する任意の計測器に関する信頼性のある検量線を得るために、および/またはアッセイの正確性を監視するための品質管理および/または検量線の検証および直線性について、アッセイの検証用の正確な参照組成物の必要性が存在する。すなわち、参照標準は計測器の較正をするために、計測器が所望する許容範囲(tolerance)内で未だ作動しているかを周期的に確認するために、またはその両方のために使用することができる。検量線の作成および品質管理の参照標準に関する検討は、例えばBahar et al.の欧州特許出願公開第95201336.5号明細書(欧州特許第0684477A2号として公開)、Gindler et al.への米国特許第4,239,649号明細書、Christiansenへの米国特許第4,363,633号明細書、Hoskinsへの米国特許第4,643,976号明細書、Portenhouser et al.への米国特許第4,701,417号明細書、Rehner et al.への米国特許第4,716,119号明細書、Deeg
et al.への米国特許第4,868,139号明細書およびSamsoodarへの米国特許第6,372,503号明細書に説明され、これらの各々は説明されている場合は全部、引用により本明細書に編入する。
本明細書で示すように、安定化量のTDPAは、TDPAを加えていない同一の参照組成物の安定性と比較した場合、参照組成物の安定性、例えばとりわけ使用期間に検出可能な上昇を媒介する量である。好ましくはこの量はリットルあたり約1.1〜18グラムの範囲である。より好ましくはこの量は約2.6〜約12.0の範囲、さらにより好ましくは約3.3〜10.5、さらに一層好ましくは約3.65〜9.75、さらにより一層好ましくは約4.0〜9.0、そして最も好ましくはこの量はリットルあたり4.0グラム(g/L)である。
本明細書のいたるところで詳細に記載するように、TDPAは酸化防止剤として機能することができる。特にTDPAは本発明の組成物を安定化する目的のために酸化防止剤として機能することができる。本発明に有用な他の酸化防止剤には限定するわけではないが、モノチオグリセロール、フマル酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、N−アセチル−L−システイン、Oxyrase(商標)、アスコルビン酸、フィチン酸ドデカナトリウム塩等を含む。当業者は本開示から着手する場合、本明細書に説明する教示に基づき、本発明に有用な酸化防止剤をどのように同定し、そして特性決定するかを理解している。
2以上の酸化防止剤を本発明に使用できることも理解されている。非限定的例として、Oxyrase(商標)およびTDPAを使用することができる。さらに本開示に基づき、種々の濃度の酸化防止剤を本発明に使用できることが理解されている。加えて、種々の濃度を酸化防止剤およびその組み合わせは、限定するわけではないがHDL、LDL、APOA、APOB、CHOL、Lp(a)およびTRIGを含む種々の標準に関して本発明に包含され、そして任意のアッセイまたは反応条件を、本発明の組成物または方法の意図する使用および/または応用に基づき変動させることができると理解されている。
また本明細書に説明する本発明に基づき、特定の酸化防止剤は他の酸化防止剤と、他の酸化防止剤の組み合わせと、または特定の標準溶液(例えば中でも特定の脂質、特定のトリグリセリド)と適合性でなくてもよいと理解される。非限定的例として、そして実験的実施例10で説明するように、アスコルビン酸のような特定の酸化防止剤は、ペルオキシダーゼ表示アッセイのようなアスコルビン酸を含有する標準溶液を用いて行われる1もしくは複数の下流アッセイを妨害するかもしれない。別の非限定的例として、モノチオグリセロールはTRIG溶液中で酸化防止剤として使用する場合、表示反応においてグリセロールを誤って増加させることによりトリグリセリドヒドロラーゼ反応に貢献する可能性がある。
本発明は、参照組成物の実質的に純粋な構成要素成分の広範な値を包含する。すなわち当業者にはいったん本明細書に提供される教示から着手すれば理解されるように、本発明は目的の任意の構成要素に関して多数の値、およびその組み合わせを含んでなる参照組成物を包含する。特定の構成要素または構成要素の値に限定するわけではないが、本発明は限定するわけではないが総コレステロール(CHOL)、低密度リポ蛋白(LDL)、高密度リポ蛋白(HDL)、トリグリセリド、アポリポ蛋白A(APO−A、A1およびA2を包含する)、アポリポ蛋白B(APO−B)、アポリポ蛋白a(Lp(a))、それらの各副成分等のような多数の構成要素を包含する。これらおよび目的とする多くの他の構成要素は、他の学術論文の中でもとりわけRifai and Warnick(1994、脂質、リポ蛋白およびアポリポ蛋白の研究室での測定,Rafai and Warnick編集、AACC出版、ワシントン、DC)、およびRafai,Warnick and Dominiczak(2000,リポ蛋白試験のハンドブック、Rafai,Warnick and Dominiczak編集、AACC出版、ワシントン、DC)の中で検討されている。
当業者は本明細書に提供する開示に基づき、組成物は限定するわけではないがIDL、VLDL、カイロミクロンおよびAPO−Eのような脂質および/リポ蛋白サンプル中に存在すると当該技術分野で知られている種々の他の基質を包含することができると考えている。すなわち本発明は脂質および/リポ蛋白サンプル中に、またはそれらについて試験されるサンプル中に存在すると当該技術分野で知られている種々の成分および副成分を含んでなる組成物を包含する。
さらに本発明は参照組成物中に存在する任意の構成要素に関する特定の値に限定されないし、または構成要素の特定の組み合わせにも限定されない。例えば本発明の参照組成物は、実質的に純粋なCHOL、LDL、HDLおよびトリグリセリド、あるいはCHOL、LDL、HDL、トリグリセリド、APO−AおよびAPO−Bを含んでなることができる。構成要素のこれら幾つかの組み合わせ、およびそれに関する値は本明細書のいたるところで例示しているが、本発明はそれらに限定されることは全くなく、または他の構成要素の組み合わせまたはそれらに関する既知の値に限定されることもない。むしろ別個に、あるいは試験サンプル中でアッセイされる他の有用な構成要素と組み合わせて使用することができる種々の構成要素も本発明に包含され、そして本発明は任意の構成要素、構成要素の組み合わせ、またはそれらの特定の既知の値に決して限定されることはなく、そして本明細書のいたるところで開示する例示の参照組成物は、具体的説明を目的とし、そして本発明をどのようにも限定しない。
1つの態様では、実質的に純粋な構成要素は総コレステロールであり、そして好適な既知の値が約0.0〜5000、より好ましくは約0.0〜4000、さらにより好ましくは約0.0〜3000、そしてさらにより一層好ましくは約0〜2000mg/dLの範囲である。より好ましくは本発明の参照組成物中のCHOLに関する既知の値は、約0〜1000mg/dLの範囲であり、そして最も好ましくはCHOL範囲の値はアッセイについて特許請求した分析測定範囲、および/または当該技術分野で知られているように、アッセイされる構成要素の確立された臨床的に報告可能な範囲である。
別の態様では、実質的に純粋な構成要素はLDLであり、そして好適な既知の値が約0〜5000、より好ましくは約0〜4000、さらにより好ましくは約0〜3000、さらに一層好ましくは約0〜2000、そしてさらにより一層好ましくは約0〜1000mg/dLの範囲である。より好ましくは本発明の参照組成物中のLDLに関する既知の値は、約0〜500mg/dLの範囲であり、そして最も好ましくはLDL範囲の値はアッセイについて特許請求した分析測定範囲、および/または当該技術分野で知られているようなLDLに関して確立された臨床的に報告可能な範囲である。
別の態様では、実質的に純粋な構成要素はトリグリセリドであり、そして好適な既知の値が約0〜4000、より好ましくは約0〜3000、さらにより好ましくは約0〜2000、さらに一層好ましくは約0〜1000、そしてさらにより一層好ましくは約0〜500mg/dLの範囲である。最も好ましくは本発明の参照組成物中のトリグリセリドの既知の値の範囲は、目的のアッセイについて特許請求した分析測定範囲、および/または当該技術分野で知られているようなトリグリセリドに関して確立された臨床的に報告可能な範囲である。
さらに別の態様では、実質的に純粋な構成要素はHDLであり、そして好適な既知の値が約0〜1000、より好ましくは約0〜900、さらにより好ましくは約0〜800、さらに一層好ましくは約0〜700、そしてさらにより一層好ましくは約0〜600mg/dLの範囲である。より好ましくは参照組成物中のHDLに関する既知の値は、約0〜500mg/dLの範囲である。最も好ましくは本発明の参照組成物中のHDLに関する既知の値は、目的のアッセイについて特許請求した分析測定範囲、および/または当該技術分野で知られているようなHDLに関して確立された臨床的に報告可能な範囲である。
既知の構成要素は実質的に純粋なAPO−Aを含んでなり、そして好適な既知の値が約0〜1000、より好ましくは約0〜900、さらにより好ましくは約0〜800、さらに一層好ましくは約0〜700、そしてさらにより一層好ましくは約0〜600mg/dLの範囲である。より好ましくは本発明の参照組成物中のAPO−Aに関する既知の値は、約0〜500mg/dLの範囲であり、そして最も好ましくはAPO−Aの値の範囲は、特許請求した分析測定範囲、および/または当該技術分野で知られているようなAPO−Aに関して確立された臨床的に報告可能な範囲である。
さらに実質的に純粋な構成要素はAPO−Bであり、そして好適な既知の値が約0〜1000、より好ましくは約0〜900、さらに好ましくは約0〜800、さらに一層好ましくは約0〜700、そしてさらにより一層好ましくは約0〜600mg/dLの範囲である。最も好ましくは本発明の参照組成物中のAPO−Bに関する既知の値は、約0〜500mg/dLの範囲であり、そして最も好ましくはAPO−Bの値の範囲は特許請求した分析測定範囲、および/または当該技術分野で知られているようなAPO−Bに関して確立された臨床的に報告可能な範囲である。
さらに実質的に純粋な構成要素はLp(a)であり、そして好適な既知の値が約0〜1000、より好ましくは約0〜900、さらに好ましくは約0〜800、さらに一層好ましくは約0〜700の範囲である。最も好ましくは本発明の参照組成物中のLp(a)に関する既知の値は、約0〜640mg/dLの範囲であり、そして最も好ましくはLp(a)の値の範囲は特許請求した分析測定範囲、および/または当該技術分野で知られているようなLp(a)に関して確立された臨床的に報告可能な範囲である。
APO−AおよびAPO−Bの各副成分も含むことができる。これらの実質的に純粋な副成分は、限定するわけではないがとりわけAII、AIV、B−48、B−100、CI、CII、CIII、D、E1、E2、E3、E4、E5、E6、F、G、HおよびJであることができる。これら副成分の最も好適な範囲は、約0〜500mg/dLである。
しかし当業者は本明細書に提供する開示に基づき、一連の組成物参照、すなわち少なくとも2つを使用して、連続する各サンプルが互いに既知の値の範囲を含んでなるような検量線を作成することができる。このように本発明は本発明の一連の参照組成物を包含し、これは2つの組成物の間のデルタ値が、異なる値の他の参照組成物に関する理論的値を較正(calibration)するために使用することができるように、既知の少なくとも2つの異なる値のレベルを含んでなる。したがって本発明は異なる既知の値の目的の構成要素の少なくとも2つの参照組成物を含んでなるキットを包含し、ここで2つの値の間のデルタは、較正または検量線の検証標準として知られている。さらに本発明は広範な多数の構成要素を含んでなる種々の連続するそのような参照組成物からなり、唯一の要件は構成要素の値が各参照組成物に関して知られていることであり、そしてそのような多くのレベルの検量線の検証および品質管理用の設定を本明細書に例示するが本発明はそれらに限定されず、他の特定の参照組成物の設定に限定されない。
同様に、HEPESバッファー系を含んでなる参照組成物は約6.5〜8.0のpH範囲であるが、本発明はこれに限定されず、また他のいかなるバッファー系、または実際にいかなるバッファーにも限定されない。すなわち当業者はいったん本明細書に提供する教示から着手すれば、限定するわけではないがBES、MOPS、TES、Trisのようなグッドのバッファー、セーレンセン(Sorensen)のリン酸バッファー、種々の生理学的バッファー系等のような広範な多数のバッファーを本発明に使用することができると考えるだろう。(Tietz,2000:臨床化学の基礎(Fundamentals of Clinical Chemistry)、第5版、Burtis&Achwood編集で、エルセビアサイエンス出版(Elsevier Science Press)、ニューヨークを参照にされたい)。同様に、バッファー系は、生化学製品および試薬を包含する目的分野に列挙されている、より詳細にはバッファーエクスプローラー/バッファー参照のウェッブサイトの中心部に説明されているもののような、シグマ−アルドリッチ(Sigma−Aldrich)のウェッブサイトにも記載されている。
HEPESバッファーは、約6.5〜9.0、さらにより好ましくは約6.8〜8.3、さらに一層好ましくは約7.0〜8.0の範囲の既知のpH値のバッファーを含んでなる。最も好ましくは本発明の参照組成物中のHEPESバッファーに関する既知のpH値は、約7.3〜7.5の範囲である。
BESバッファーは、約6.5〜9.0、さらにより好ましくは約6.8〜8.3、さらにより一層好ましくは約7.0〜8.0の範囲の既知のpH値を含んでなる。最も好ましくは本発明の参照組成物中のBESに関する既知のpH値は、約7.3〜7.5の範囲である。
MOPSバッファーは、約6.5〜9.0、さらにより好ましくは約6.8〜8.3、さらにより一層好ましくは約7.0〜8.0の範囲の既知のpH値を含んでなる。最も好ましくは本発明の参照組成物中のMOPSに関する既知のpH値は、約7.3〜7.5の範囲である。
TESバッファーは、約6.5〜9.0、さらにより好ましくは約6.8〜8.3、さらにより一層好ましくは約7.0〜8.0の範囲の既知のpH値を含んでなる。最も好ましくは本発明の参照組成物中のTESに関する既知のpH値は、約7.3〜7.5の範囲である。
TRISバッファーは、約6.5〜9.0、さらにより好ましくは約6.8〜8.3、さらにより一層好ましくは約7.0〜8.0の範囲の既知のpH値を含んでなる。最も好ましくは本発明の参照組成物中のTRISに関する既知のpH値は、約7.3〜7.5の範囲である。
セーレンセンのリン酸バッファーは、約6.5〜9.0、さらにより好ましくは約6.8〜8.3、さらにより一層好ましくは約7.0〜8.0の範囲の既知のpH値を含んでなる。最も好ましくは本発明の参照組成物中のセーレンセンのホスフェートに関する既知のpH値は、約7.3〜7.5の範囲である。
当業者には理解されているように、本発明の参照組成物は、抗微生物剤を含んでなることができるが、必ずしもその必要はない。そのような抗微生物剤の例には、限定するわけではないがアジ化ナトリウムおよびProClin(商標)がある。本発明はこれらに限定されないし、任意の他の抗微生物剤にも限定されない。むしろ既知の、もしくは将来開発されるであろう多数の抗微生物剤の両方、およびそれらが使用される有効量を本発明に使用することができる。限定するわけではないが米国特許第5,891,734号明細書に説明されているようなものを含む多くの抗微生物剤が当該技術分野では周知であり、したがって本明細書では列挙しない。
本発明の抗微生物剤はアジ化ナトリウムである。好ましくはアジ化ナトリウムの量は容量あたりの重量に基づき(重量/容量)、約0.09%未満である。アジ化ナトリウムの好適な量は、約0.9g/Lである。
あるいはProClin(商標)の量は、約10ppm〜約100ppm、さらにより好ましくは約20ppm約80ppmの範囲であり、さらにより一層好ましくは約30ppm〜約60ppmの範囲の量であり、そして最も好ましくはProClin(商標)の量は約40ppmである。(例えばスペルコ(Supelco)の技術的刊行物No.900を参照されたい)。
参照組成物は、限定するわけではないがOxyrase(商標)のような第2の酸化防止剤を含んでもよい。当業者には理解されるように、本明細書に提供する開示に基づき、Oxyrase(商標)はリットルあたり約9.0グラムより高いTDPAのレベルで参照組成物の安定性に影響を及ぼさない。いかなる理論にも拘束されことを望まないが、Oxyrase(商標)は酸素スカベンジャーとして機能するためにプロトンドナー(例えば乳酸等)を要するかもしれない。さらにOxyrase(商標)を含んでなる組成物は、NaClを含んでなることができるが、必ずしも必要ではない。TDPAはOxyrase(商標)の競合的インヒビターとしても作用することができ、これは高濃度ではその効力を下げるかもしれない。
好ましくはOxyrase(商標)の量は、約0.05U/mL〜約0.5U/mL、さらにより好ましくは約0.1U/mL約0.4U/mLの範囲、さらにより一層好ましくは約0.1U/mL〜約0.3U/mLの範囲の量である。最も好ましくはOxyrase(商標)の量は0.1U/mLである。(例えば米国特許第4,476,224号;同第4,996,073号;および同第5,240,851号明細書を参照にされたい)。
当業者は本明細書に提供する開示に基づき、本発明の参照組成物が好ましくは水溶液として提供され、これは既知の値の少なくとも1つの既知の構成要素に調整するために希釈することはできるが、希釈されない。すなわち組成物は、水溶液を生成するために再構成を必要とせず、これにより取り扱いの誤りおよび経費のかかる操作を減らし、これにより組成物が使用できるようになる前に液体を加えることを必要とする凍結乾燥および/または乾燥もしくは粉末状態で提供される参照組成物に対して有意な改善を提供する。したがって本発明は使用できるようになる前に再構成および/または任意の液体の添加を必要としなくても有意な期間、安定なままである安定な水性または血清/血漿基質の参照組成物を提供する。
II.参照組成物の生産方法
本発明は、実質的に純粋な既知の値の構成要素および安定化量のTDPAを含んでなる参照組成物の生産方法を含む。この方法は、水性またはタンパク質基剤のバッファー基質を含んでなり、これに酸化防止剤および抗微生物剤が加えられる。溶解後、溶液は次いで十分な量とされ(qs)、次いで例えば0.2μmのフィルターを通して濾過される。限定するわけではないがCHOL、HDL、LDL等のような成分(すなわち被検体)が、その所望する目標量で加えられる。次いで溶液を再度、濾過する。参照組成物は目標濃度に確実に達成するように作られた適用可能な化学的分析器でアッセイされる。必要ならば、調整を行い、そしてサンプルを再度アッセイする。
本発明は安定な対照または検量標準組成物を生産するための方法を包含する。この方法は水性または血清/血漿基質溶液と安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸および予め定めた量の実質的に純粋な被検体とを混合することを含んでなる。
当業者は本明細書に提供する開示に基づき、広範な多数の水溶液を使用して本発明の標準を生産することができると考えるだろう。そのような水溶液には限定するわけではないが、とりわけ水、ヒト血漿、ヒト血清、ウシ血清アルブミンを含んでなる溶液、およびヒト血清アルブミンを含んでなる溶液がある。そのような溶液は当該技術分野では周知であり、そして本明細書ではさらに検討しない。
III.参照組成物の使用法
本発明はさらに試験溶液中の構成要素の量を測定するために適合された計測器の較正または品質管理法を含む。すなわち本明細書に開示するデータに示されるように、本発明はサンプル中の構成要素の量を評価するために使用する計測器について較正し、かつ/または検証し、かつ/または品質管理を提供するために、本発明の参照組成物の使用法を示す。
当業者は本明細書に提供される教示に基づき、本発明が任意の特定の計測器に限定されず、むしろ本発明は当該技術分野で知られているような、あるいは将来開発されるであろう広範な多数の計測器を包含すると考えるだろう。すなわちそのようなサンプル中の既知の目的構成要素の存在および/またはレベルをアッセイするための計測器には、限定するわけではないが例えばベックマンコールター(フラートン、カリフォルニア州)のCXモデルおよび/またはLXモデル、ロッシュダイアグノスティックス(マンハイム、ドイツ
)のHitachiおよびIntegraシステム、バイエルヘルスケア(Bayer Healthcare)(タリータウン、ニューヨーク)のCentaur IMSおよびAdivaシステム、アボットダイアグノスティックス(Abbott Diagnostics)(アボットパーク、イリノイ州)のAerosetおよびChem 8000システム、オルトJ&Jクリニカルダイアグノスティックス(Ortho’s J&J Clinical Diagnostics)(ラリタン、ニュージャージー州)のVitrosおよびDTシステム、ダーデ ベーリング(Dade Behring)(ニューアーク、デラウエア州)およびダーデ ベーリング社(Dade Behring Limited)(英国)のDimensionシリーズ、ポリメディコ(Polymedco)(コールトランド マナー、ニューヨーク)のPolychem、エランダイアグノスティックス(Elan Diagnostics)(モリスタウン、ニュージャージー州およびダブリン、アイルランド)のATAC、および多くのその他のようなマルチチャンネル化学分析機を含む。このように当業者は、本明細書に提供する開示に基づき、本発明は本発明の参照組成物を用いてサンプルを調査するために使用される既知の、またはこれから開発されるいずれの特定の計測器に限定されないことを理解するだろう。血清分析器、手持ちのデバイス、1つの試験デバイス等を含むそのような計測器は当該技術分野では周知であり、そして本明細書ではさらに検討しない。
当業者は本明細書に説明する開示から着手する場合に理解するように、本発明の参照組成物が計測器および/またはアッセイを較正するために使用できる。すなわち本発明の参照組成物および方法は、他の用途の中でもとりわけ検量線の作成、検量線の検証、品質管理および直線性試験に有用である。
当業者は本開示に基づき、本発明の組成物が特定の応用の必要性に基づき、修飾することができること知っている。非限定的例として、特定の酸化防止剤がアッセイを妨害する能力を有するか、または参照組成物の1もしくは複数の他の成分を妨害する場合、その酸化防止剤を参照組成物から排除することができる。同様に当業者は本開示に基づき、本発明の方法が特定の応用の必要性に基づき、修飾することができること知っている。非限定的例として、参照組成物は2点検量アッセイに使用することができる。本発明の別の態様では、参照組成物は5点検量アッセイに使用することができる。1つの観点では、参照組成物は有効な(valid)および正確な参照曲線を確立するために必要であると定められる多数の、または少数の参照点を含むことができる。
臨床研究室で使用される多くのキャリブレーションスキームが存在する。より古い方法はしばしば手動で行われ、アッセイ範囲全体にわたる幾つかの濃度レベルを使用し、そして典型的には患者の被検体値を計算するために回収対濃度をプロットするか、または線形回帰を使用する。これらの方法は今でも使用することができる。しかしコンピューター技術の使用および利用性が増すにつれ、今では直線性を示す方法は同じ結果を達成するために1もしくは2つのキャリブレーター点を使用することが多い。多くは1もしくは2つの設定点法は生理食塩水または蒸留水のブランクをさらなる設定点として加え、後者は計測器または試薬の製造元により指示されるように機能する。非線形化学については、従来の取り組みは通常、患者の結果の最終的な計算に使用する数学的モデルにより指示される非線形様式に設定される、5もしくは6レベルのキャリブレーターを提供する。非線形化学に関するより最近の傾向は、このアッセイで測定される高濃度の被検体を含有する1つのキャリブレーターを使用することである。この方法を使用して、系が被検体をキャリブレーションする場合、分析系は次いで飛んでいるこの高濃度の値の必要な希釈を行って、予め定めたキャリブレーションの設定点を作成するように向けられる。
したがって本発明の1つの観点では、方法が参照曲線を作成するために多くのキャリブレーター点の使用を特徴とする。1つの態様では、方法は1より多くの点の使用を特徴と
する。別の態様では、多点の1つがゼロ点である。さらに別の態様では、ゼロ点は多点の1つとして含まれないが、参照曲線中に別個に含めてもよい。本発明の別の観点では、方法は本明細書のいたるところで詳細に記載するように、1つのキャリブレーション点の使用を特徴とする。1つの態様では、方法は1つのキャリブレーション点に加えてゼロ点の使用を特徴とする。
一連の非限定的例として、本発明の方法は検量用の1つの濃度に基づく参照曲線を使用することができ、本発明の方法は1つの濃度に加えて検量用のゼロ濃度点に基づく参照曲線を使用することができ、本発明の方法は検量用の少なくとも2つの濃度に基づく参照曲線を使用することができ、そして本発明の方法は少なくとも2つの濃度に加えて検量用のゼロ濃度点に基づく参照曲線を使用することができる。本発明の1つの観点では、検量サンプルの濃度が分かっている。本発明の観点では、検量サンプルの濃度は未知である。本発明のさらに別の観点では、少なくとも2つの検量サンプルを含有する混合物中の少なくとも1つの検量サンプルの濃度が知られている。
IV.キット
本発明は本発明の新規の安定な水性または血清/血漿基質の脂質標準、アプリケーター、および本発明の方法を行うためのキットの使用を説明する使用説明書を含んでなる種々のキットを含む。例示するキットを以下に記載するが、他の有用なキットの内容物は、本開示に照らして当業者には明白である。これらの各キットを本発明に含む。
1つの観点では、本発明は試験溶液中の構成要素の量を測定するために適合された計測器のキャリブレーションまたは品質管理用のキットを含む。キットは、既知の量の構成要素および安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸を含んでなる参照組成物を含んでなる。キットはさらに、アプリケーターおよびキットを使用するための使用説明書を含んでなる。
キットは本発明に開示する方法に準じて使用される。簡単に説明すると、キットは検量線の作成を行い、検量線を検証し、および/または品質管理の目的に使用することができる。これは本明細書のいたるところでさらに完全に開示しているように、本明細書に開示するデータがTDPAの添加が水性の脂質参照組成物を検出可能に安定化することを証明し、そして中でもとりわけアッセイにおける検量線の作成および品質管理に、そして目的の構成要素の存在および/または濃度を評価するために使用することができる安定な組成物を提供するからである。
キットはさらに関連するアッセイでの使用に安定な標準を投与するために有用なアプリケーターを含んでなる。キットに含まれる特定のアプリケーターは、例えば脂質をアッセイするために使用する方法、ならびに使用する特定の分析計測器に依存し、そしてそのようなアプリケーターは当該技術分野において周知であり、そして他の中でもとりわけピペット、シリンジ、ドロッパーボトル(dropper bottle)等を含むことができる。さらにキットはキットを使用するための使用説明書を含んでなる。これらの使用説明書は単に本明細書で提供する開示を具現している。
キットは本明細書をいたるところに開示しているような種々の構成要素の組み合わせを種々の既知の量で含んでなり、それらには限定するわけではないが1もしくは複数の酸化防止剤、および1もしくは複数の生物学的バッファーを含む。組成物は本明細書のいたるところで説明している適切な量で提供される。
さらにキットは、2つの組成物の間のデルタまたは差異が知られているような既知の構成要素の異なる既知の値を含んでなる少なくとも2つの参照組成物の組み合わせを含む。
そのようなキットは品質管理の目的で計測器を標準化またはキャリブレーションするために、そして本明細書のいたるところで検討しているような計測器のためのキャリブレーション曲線を作成するために使用することができる。すなわち本発明は少なくとも2つの参照組成物を含んでなるキットを包含する。本発明は任意の特定の組に限定されないが、参照組成物の具体的な組み合わせを本明細書のいたるところに例示する。
さらに本発明は3,3’−チオジプロピオン酸を含んでなるキットを包含し、キットが少なくとも1つの構成要素または被検体を含んでなる場合、その値は既知である。すなわちキットは本明細書に提供する開示に基づき、当業者には想定されるように、限定するわけではないが総コレステロール、LDL、HDL、トリグリセリド、APO−A、APO−B、Lp(a)等、およびそれらの組み合わせを含む被検体をさらに含んでなる。
本発明は以下の実験的実施例を参照することにより一層詳細に説明される。これらの実施例は、具体的説明の目的のみに提供され、そして他に特定されない限り限定することを意図していない。すなわち本発明は以下の実施例に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ本明細書に提供する教示の結果として明らかになるありとあらゆる変更を包含すると解釈すべきである。
実施例1:多点キャリブレーション設定
表1は、検量線の作成に多くの設定点を要する方法のために、多点キャリブレーションスキーム用の多くのレベルで本発明を使用する形態を示す。幾つかの市販されている方法は、関与する成分用の多点キャリブレーションを利用する。これらの設定点は、全分析測定範囲を網羅するように設計されている。
Figure 2008511839
種々の組成物は以下のように調製した。簡単に説明すると、キャリブレーター設定用の1リットルの基質バッファーは以下のように生成する:25g(2.5重量/容量%)のヒト血清アルブミン(HSA;セラケア(Seracare)カタログNo.HS430、20g(2.0重量/容量%)のヒトガンマグロブリン(HGG:セラケア カタログNo.HS475または均等物)、34.42gのHEPESナトリウム(約0.1M)(シグマ(Sigma)カタログNo.H7006または均等物)、6.4284g(約8mM)の塩化ナトリウム(シグマ カタログNo.S9888または均等物)、4.0g(約50mM)TDPA(アルドリッチ カタログNo.T3020−1または均等物)、2.242g(約10mM)乳酸ナトリウム(シグマ カタログNo.L7022または均等物)、0.90g(約0.01M)アジ化ナトリウム(シグマ カタログNo.S8032または均等物)、および1.33mL Proclin(商標)300(約40ppm)(スペルコ カタログNo.4−8127)。いったん溶解したら、pHを7.3〜7.5、好ましくは約7.4に1N HClまたは3N NaOHを使用して調整した。溶液は十分量作成した。次いで溶液は、Sartobran P Capsule(ザルトリウス(Sartorius)、PartNo.5231307H5または均等物)を使用して0.2μmで濾過した。
設定点は個別に調製するか、またはレベル5の設定点の希釈から調製する。この場合、キャリブレーターの設定点間で直線関係が存在し、そして標準の濃度がアッセイの報告可能な範囲にわたり出現する従来のマニュアルによる化学アッセイを表す。またこの例は、非線形化学用に設計することもでき、その場合、レベル5の設定点を使用して上限または数値的境界を設定し、そして最適な曲線形および続いて数学的モデルが確立されて臨床的結果の計算が可能となるような濃度で、さらなる設定点をアッセイ範囲全体にわたり加える。
実質的に純粋な脂質濃縮物(リー(Lee)カタログNo.361−10、360−10または均等物)を方法の分析範囲に希釈し、そして適切な計測器でアッセイする。値は濃縮保存物に割り当てる。次いでHDLおよびLDL保存物の適切な希釈を行って、所望する設定点値を得る。例えば総コレステロール濃縮保存物が4000mg/dLならば、1:5を基質バッファー中に作成して、設定点#5を作成する。これは点が個別に調製される場合、各設定点について行う。
APO−AはHDLの副成分であるが、APO−BはLDLの副成分である。故にこれらの構成要素について得た値は、HDLおよびLDLの値に依存している。例えばレベル5の設定点は118.7mg/dLのHDL値を生成した。得られたAPO−A値は369.34mg/dLであった。同じサンプルについて、510.2mg/dLのLDL値が作成されたが、その対応するAPO−B値は335.3mg/dLであった。あるいはAPO−AおよびAPO−Bの目標は、目標とするアポリポ蛋白濃度に依存して、生じるHDLおよびLDL値を用いて設定することができる。
次いで各レベルをアッセイする。調整は目標濃度を確実に達成するために行う。この設定を再度アッセイし、そしていったん正しい濃度に達したら、種々のレベルを0.2μmで濾過する。これらのキャリブレーターは、APO A−1用のIFCC SP1−01参照調製物のような設計された参照法に対して行い、そして標準化して、例えばロッシュのプロダクトインサートAPO A−1バージョン2.0、2002年2月に記載されているような参照値を確立することができる。いったん確立されれば、末端の使用者は臨床分析器をキャリブレーションするために設定点を使用することができる。組成物はTDPAを含まない他は同一の組成物と比べて、延長された安定性を示す。
実施例2:2点キャリブレーション設定
表2は、2つのレベルの設定点でキャリブレーションするように設計した方法のために、2点キャリブレーションスキーム用の2点を使用する形態を示す。しばしば所望する成分の「ゼロ」量を含有する1つの設定点用に、生理食塩水または他の適切なブランク物質が使用される。
Figure 2008511839
表1に関連して前に説明したバッファーを使用して、実質的に純粋な脂質濃縮物を希釈し、そして適切な計測器でアッセイする。次いで値を濃縮保存物に割り当てる。次いで脂質保存物の適切な希釈を行って、所望する設定点値を得る。適切な量のトリグリセリド、HDLおよびLDL濃縮物を加え、そして溶解する。ここでもAPO−AおよびAPO−Bはこれら構成要素の副成分である。溶液をアッセイし、そして必要な調整を行って確実に設定点が合うようにする。次いでサンプルを再試験し、そして0.2μmで濾過する。設定点は表1で説明した組成物に関して記載した内容と同様に、値の割り当てに関する参照方法を実施することができる。いったん確立すれば、次いで末端使用者は2設定点を使用して彼らの臨床的分析器をキャリブレーションすることができる。組成物はTDPAを含まない他は同一の組成物と比べて、延長された安定性を示す。
実施例3:さらなる2点キャリブレーション実験
2点HDLモック(mock)キャリブレーターを作成して、ベックマンCX7に関するベックマン脂質キャリブレーターを模倣した。キャリブレーターは、脂質生成物用の配合物を使用して作成し、ここで被検体は例えば実施例1で説明したようなものを含め、本明細書のいたるところで詳細に説明されているように所望の被検体濃度でバッファーに加えられた。被検体の濃度は2つの必要とされる設定点を満たすように調整された。40名の患者サンプルを脂質分析用に得、そして改良したEP9プロトコールに従い分析した。CX7はベックマン脂質キャリブレーターを使用してキャリブレーションした。患者のサンプルを1回あたり5〜6種のサンプル群で二連で分析した。キャリブレーション間の時間は約2時間であった。計測器はモックキャリブレーターを使用して再度キャリブレーションし、そして同じ患者のサンプルを二連で分析した。全部で40種のサンプルを分析した。
統計的なデータの調査で、キャリブレーターが同等であったかどうかを明らかにした。t Stat<t 両側棄却(t critical two−tail)(95%)ならば、キャリブレーターは同等であることを表す。CX7でのHDLの場合、同等であることが示された。
このモックキャリブレーター実験では、計測器の製造元のキャリブレーションを使用して、モックキャリブレーター設定点の値を確立した。多くの市販されている製品については、設定点はナショナルスタンダードガイドライン(national standard guideline)に従い、NIST参照物質を用いて決定される。
さらなる実験では、1点のCHOLモックキャリブレーターを作成して、Integra40に関するロッシュのCFAS(自動化システムのためのキャリブレーター)キャリブレーターを模倣した。キャリブレーターは本明細書のいたるところに記載する脂質生成物用の配合物を使用して作成し、そして必要な設定点を満たすように調整した。40名の
患者サンプルを脂質分析用に得、そして改良したEP9プロトコールに従い分析した。I400はロッシュのCFASキャリブレーターを使用してキャリブレーションした。患者のサンプルを1回あたり5〜6種のサンプル群で二連で分析した。キャリブレーション間に約2時間休んだ。計測器はモックキャリブレーターを使用して再度キャリブレーションし、そして同じ患者のサンプルを二連で分析した。全部で40種のサンプルを分析した。
統計的なデータの調査では、キャリブレーターが同等であったかどうかが明らかになった。結果は一部、スチューデントt検定を使用して等しい変動を持つ結果について分析した。t Stat<t 両側棄却(95%)ならば、キャリブレーターは同等であることを表す。I400でのCHOLの場合、同等であることが示された。
このモックキャリブレーター実験では、計測器の製造元のキャリブレーションを使用して、キャリブレーションで使用する設定点の値を確立した。多くの市販されている製品については、ナショナルスタンダードガイドラインに従い設定点はNIST参照物質を用いて決定される。
Figure 2008511839
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Figure 2008511839
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実施例4:多構成要素の2点キャリブレーション
多構成要素のモックキャリブレーターは、Hitachi991ではHDL、LDLおよびTRIGに関して、Integra400ではAPOAおよびAPOBに関するCFAS脂質のロッシュキャリブレーターを模倣するために作成した。キャリブレーターは本明細書のいたるところに記載するような脂質生成物用の配合物を使用して作成し、そして目標を各分析器に必要な設定点に合うように調整した。40名の患者サンプルを脂質分析用に得、そして改良したEP9プロトコールに従い分析した。911およびI400はロッシュのCFAS脂質キャリブレーターを使用してキャリブレーションした。患者のサンプルは1回あたり5〜6種のサンプル群で二連で分析した。キャリブレーション間は約2時間あった。計測器はモックキャリブレーターを使用して再度キャリブレーションし、そして同じ患者のサンプルを二連で分析した。全部で40種のサンプルを分析した。
統計的なデータの調査では、キャリブレーターが同等であったかどうかが明らかになった。t Stat<t 両側棄却(95%)ならば、キャリブレーターは同等であることを表す。911でのHDL、LDLおよびTROGの場合、同等であることが示された。I400でのAPOAの場合、同等であることが示された。I400でのAPOBの場合、同等であることは示されなかった。これは誤差が99%信頼まで上昇すれば、同等に達することができることを示唆する。
このモックキャリブレーター実験では、計測器の製造元のキャリブレーションを使用して、モックキャリブレーターの設定点の値を確立した。多くの市販されている製品については、設定点はNIST参照物質を用いて決定される。
Figure 2008511839
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実施例5:多レベルの品質管理設定
表7は臨床研究室で日常的なOC試験に使用されるQC製品の3つのレベルを開示する形態を示す。試験は使用者の必要性に依存してありとあらゆるレベルについて行うことができる。
Figure 2008511839
本明細書のいたるところで以前に開示した多点キャリブレーション設定と同様に、品質管理の設定を個別のレベルとして、または最高レベルの希釈から作成することができる。実質的に純粋な脂質濃縮物は、適切な計測器範囲に希釈した後に値を割り当て、そして試験する。表1に開示する組成物に関して説明したように調製したバッファーを使用して、必要量の成分を加えて、各レベルを個別に作成する。次いでレベルは0.2μmで濾過し、そして試験する。
設定点は割り当て値無しで使用することができる。そのような場合は、末端使用者は彼らの研究室からの臨床検体に基づき、彼ら独自の値を確立してもよい。しかしこれらの設定点は標準参照調製物および割り当てた値に対しても試験できる。分析器をキャリブレーションした後、末端使用者はこれらのレベルを試験してアッセイの性能を検証することができる。品質管理の設定点は問題解決に使用することもできる。組成物はTFPAを含まない他は同一の組成物と比較して、延長した安定性を示す。
実施例6:多レベルの品質管理
上記の脂質生成物が品質管理に使用できることを具体的に説明するために、本明細書のいたるところに記載するような配合物からレベル2の溶液およびレベル3の溶液を43日間、Integra400についての品質管理として使用した。データを集め、そしてTRIGおよびCHOLに関するロッシュのPreci対照およびHLD、LDL、APOAおよびAPOBに関するロッシュの脂質対照を用いて現在得られる結果と比較した。それらの対照は、被検体に依存して52〜85日間分析した。各被検体に関するSDおよびCVの比較により、使用した物質が製造元の対照物質と同等か、それより良いことが示された。
Integraでの対照実験に加えて、脂質生成物をレベル2および5の溶液でLp(a)に関してベックマンのImmageで10日間、単独(singlet)で分析した。レベル2の濃度は参照範囲を表し、そしてレベル3の濃度は範囲の外であった。レベル2のデータは12.7〜15.9の範囲を具体的に説明し、平均14.1mg/dLであった。レベル3のデータは49.5〜59.8の範囲を具体的に説明し、平均54.2mg/dLであった。データは以下の表19に含める。
Figure 2008511839
Figure 2008511839
実施例7:キャリブレーションの検証および直線性のQC設定
表20は、試験した方法の報告可能な範囲を網羅するために、5つの等しく間隔を明けたレベルを使用してキャリブレーションの検証および直線性の試験設定に関する形態を説明する。試験は検証し、または直線性を確認するために必要な範囲を網羅するために、低、中および高い点を使用しなければならない。
Figure 2008511839
実質的に純粋な脂質濃縮物をアッセイし、そして本明細書のいたるところで前に説明した値を割り当てる。表1について前に記載したように調製したバッファーを使用して、レベル1および5は適切な量の脂質濃縮物を加えることにより作成する。レベル1および5をアッセイする。調整を行って各レベルが所望の濃度となるようにする。次いでレベルを再度試験し、そして0.2μmで濾過する。組成物はTFPAを含まない外は同一の組成物と比較して、延長した安定性を示す。
レベル1〜5は、直線性の試験に関するNCCLSのEP6ガイドラインにより利用される好適な「イコールデルタ(equal delta)」法を使用して調製する。(NCCLS、2003、定量的な測定法の直線性の評価:統計的取り組み、認可されたガイドライン(Evaluation of the Linearity of Quantitative Measurement Procedures:A Statistical Approach,Approved Guideline)、23巻(No.16)で、ウェイン、ペンシルバニア州)。レベル2は3部のレベル1と1部のレベル5を合わせることにより調製する。レベル3は等量の両レベル1および5を加えることにより作成する。レベル4は1部のレベル1および3部のレベル5を加えることにより作成する。次いで各レベルを試験して、確実に目標濃度を達成する。キャリブレーションの検証および直線性の設定は、値の割り当てに関する参照法に対して分析することができる。いったん確立したら、末端使用者はこれらの5レベルを患者のサンプルとして分析し、そして直線性の曲線(linearity curve)を作成することができる。組成物はTDPAを含まない他は同一の組成物と比較して、延長した安定性を示す。
実施例8:定性的カットオフ値
表21はポイントオブケア検査(POCT)系に関する形態を説明し、ここでは定性的な結果のみが報告される。物質を使用して低い、または高いカットオフ、または負および正の結果を確立する。
この物質は、2点キャリブレーション設定に関して説明したような、本明細書のいたるところで前に記載したように生成する。負の参照は所望の成分を「ゼロ」量で含む適切なブランク物質であることができる。組成物はTFPAを含まない他は同一の組成物と比較して、延長した安定性を示す。
Figure 2008511839
実施例9:代表的組成物
TFPAを含まない他は同一の組成物と比較して、延長した安定性を示すサンプル組成物は、以下の通りである:
HEPESを含んでなるバッファー、約pH7.4(約7.2〜7.6のpH範囲)に
4.0g/L TDPA
0.9g/L アジ化ナトリウム
40ppm ProClin(商標)
Oxyrase(商標)を加えた。
組成物の安定性
本明細書のいたるところに前に記載した幾つかの配合物をアッセイして、当該技術分野で周知な方法を使用して組成物の安定性を評価した。今日までの分析は、6カ月間のリアルタイム試験にわたり、有意な10%未満の分解が示されている。リアルタイム試験を、保存条件として冷蔵(例えば2〜8℃)および凍結温度(例えば−10から−20℃)の両方で行った。
安定性試験を続け、そして試験した組成物は、TFPAを含まない他は同一の組成物と比較して実質的に少ない分解を示した。市場で望まれる安定性は、約12〜15カ月である。本明細書に開示するデータは、本発明の組成物が市場で望まれる範囲まで、ずっと安定であることを示す。試験は、Oxyrase(商標)を含むか、または含まずに、4から9グラム/リットルの間のTDPAの配合物について行い、そして種々の配合物の安定性はおよそ等しい。
実施例10:標準溶液中での種々の酸化防止剤の使用
選択し、そして試験した酸化防止剤には、フィチン酸ドデカナトリウム塩、N−アセチル−L−システイン、BHT、アスコルビン酸、フマル酸、EDTA、モノチオグリセロール、没食子酸プロピル、ヒドロキノン、イソアスコルビン酸、フィチン酸二カリウム塩およびシステアミンHCLを含んだ。
Figure 2008511839
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溶液は、本明細書のいたるところに記載したような脂質生成物用の配合物を使用して、22mM TDPA、Oxyrase(商標)およびHEPESバッファーを使用して調製した。酸化防止剤を分類し(表22〜24)、そして各群から1つを選択した。続いてレベル5の溶液を、選択した酸化防止剤(TDPAなし)をTDPAと同じ濃度で使用して調製した。溶液をアリコートとし、そして室温で、2〜8℃で、および−10から−20℃で保存した。周期的に保存したアリコートをHDL、LDL、TRIG、CHOL、APOAおよびAPOBについて試験した。この試験の目標は、異なる温度で脂質生成物に及ぼす種々の酸化防止剤が有する保護効果を決定することであった。
Figure 2008511839
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実施例11:組み合わせた酸化防止剤バッファー中の脂質物質の分解に関する特性決定
HDLおよびLDL濃縮物は、N−アセチル−システインおよびフマル酸を含むバッファー中に調製した。レベル5溶液は、前に記載したように調製した。サンプルを凍結し、解凍し、そして以下の温度/範囲で保存した:20℃(RT)、2〜8℃および−20℃。試験は4週間にわたり48時間毎に行った。
以前の実験では、N−アセチル−L−システインのみがN−アセチル−L−システインおよびフマル酸の組み合わせと同じ様式で回収したことを示す。フマル酸のみは以前の実験でCHOLおよびTRIGをより良く回収し、一方APOPは本配合物中で改善した。−20℃でN−アセチル−L−システインおよびフマル酸の組み合わせは、ほとんどの試
験で十分に回収した。
Figure 2008511839
実施例12:標準溶液の安定化に及ぼすバッファー組成物の効果
溶液は、本明細書のいたるところに記載するような脂質生成物に関する配合物を使用して、4g/L TDPA、Oxyrase(商標)およびHEPESを使用して調製した。引き続きレベル5溶液は、種々のバッファー(BES、MOPSおよびTRIS)を使用して、HEPESと同じ濃度に調製した。溶液をアリコートとし、そして室温で、2〜8℃で、および−10から−20℃で保存した。周期的にアリコートをHDL、LDL、TRIG、CHOL、APOAおよびAPOBについて試験した。この試験の目標は、異なる温度で脂質生成物に及ぼす種々のバッファーが有する保護効果を決定することであった。
〜528時間後のデータは、HEPESバッファーが最高の保護効果を提供したことを示した。試験したすべての他のバッファーは保護を提供したが、HEPESバッファーと同じレベルではなかった。
Figure 2008511839
さらなる実験を行って、Oxyrase(商標)および4g/L TDPAを含むリン
酸ナトリウムバッファー中の脂質原材料(HDLおよびLDL濃縮物)の分解について特性決定した。リン酸ナトリウムの添加を含む脂質バッファーを調製し、そして本明細書のいたるところに記載するようにレベル5を作成した。サンプルを凍結し、解凍し、そして以下の温度/範囲で保存した:20℃(RT)、2〜8℃および−20℃。試験は4週間にわたり48時間毎に行った。
672時間の試験後、以下の結果が観察された。HEPESを含有するレベル5溶液に比べて、経時的に分解したリン酸ナトリウムバッファーを含むレベル5溶液中のAPO−AおよびAPO−Bは、本明細書のいたるところで説明するデータに示すように、上昇した。−20℃でリン酸ナトリウムバッファー中のAPO−Aは、624時間後に95%回収され、一方、HEPESバッファー中のAPO−Aは600時間後に113%回収された。−20℃でリン酸ナトリウムバッファー中のAPO−Bは、624時間後に97%回収され、一方、HEPESバッファー中のAPO−Bは600時間後に113%回収された。リン酸ナトリウムバッファーを含むレベル5溶液は、−20℃で試験したすべてで十分に回収し(〜98%)、2〜8℃が続いた(〜93%)。
本明細書に引用するすべての特許、特許出願および刊行物の開示は、それら全部を参照により本明細書に編入する。
本発明を具体的な態様に関して開示してきたが、本発明の他の態様および変更は本発明の精神および範囲から逸脱せずに当業者により考案され得ることは明白である。添付する特許請求の範囲はすべてのそのような態様および均等な変更態様を含むと解釈されることを意図する。

Claims (38)

  1. 既知の値の実質的に純粋な構成要素および安定化量の少なくとも1つの酸化防止剤を含んでなる安定な水性脂質参照標準組成物であって、該組成物のpHが約6.5〜8.0の範囲にある上記組成物。
  2. 請求項1に記載の参照組成物であって、検量線の作成、品質管理、検量線の検証および直線性の評価からなる群から選択される少なくとも1つの使用に有用であり、そしてさらに該組成物が約6.5〜9.0の範囲のpHで有用である、上記参照組成物。
  3. 請求項2に記載の参照組成物であって、上記使用が、上記構成要素を測定するための計測器を含んでなる手動、半自動化、および完全に自動化された方法を含んでなる、上記参照組成物。
  4. 請求項1に記載の参照組成物であって、上記酸化防止剤がモノチオグリセロール、フマル酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、N−アセチル−L−システイン、Oxyrase(商標)、アスコルビン酸、フィチン酸ドデカナトリウム塩および3,3’−チオジプロピオン酸(TDPA)からなる群から選択される、上記参照組成物。
  5. 請求項1に記載の参照組成物であって、上記安定化量がリットルあたり約1.1グラム〜リットルあたり約18.0グラムの範囲である、上記参照組成物。
  6. 請求項1に記載の参照組成物であって、上記構成要素が、総コレステロール(CHOL)、トリグリセリド(TRIG)、低密度リポ蛋白(LDL)、高密度リポ蛋白(HDL)、アポリポ蛋白A(APO−A)、アポリポ蛋白B(APO−B)、アポリポ蛋白a(Lp(a))およびアポリポ蛋白の副成分からなる群から選択される少なくとも1つの構成要素の実質的な純粋な成分である、上記参照組成物。
  7. 副成分が、AII、AIV、B−48、B−100、CI、CII、CIII、D、E1、E2、E3、E4、E5、E6、F、G、HおよびJからなる群から選択される少なくとも1つの副成分である、請求項6に記載の参照組成物。
  8. CHOLの値が約0〜5000mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  9. トリグリセリドの値が約0〜4000mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  10. LDLの値が約0〜5000mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  11. HDLの値が約0〜1000mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  12. APO−Aの値が約0〜1000mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  13. APO−Bの値が約0〜1000mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  14. Lp(a)の値が約0〜1200mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  15. 副成分の上記値が約0〜500mg/dLの範囲である請求項6に記載の参照組成物。
  16. 請求項6に記載の参照組成物であって、上記組成物のpHが約6.5〜8.0の範囲となるように、該組成物がN−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N−2−エタンスルホン酸(HEPES)を含んで成るバッファーをさらに含んでなる、上記参照組成物。
  17. 請求項6に記載の参照組成物であって、
    上記組成物が:
    上記組成物のpHが約6.8〜8.3の範囲になるように、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)を含んでなるバッファー;
    上記組成物のpHが約6.8〜8.3の範囲になるように、3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)を含んでなるバッファー;
    上記組成物のpHが約6.8〜8.3の範囲になるように、N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]−2−アミノエタンスルホン酸(TES)を含んでなるバッファー;
    上記組成物のpHが約6.8〜8.3の範囲になるように、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンスルホン酸(TRIS)を含んでなるバッファー;および
    上記組成物のpHが約6.8〜8.3の範囲になるように、セーレンセンのリン酸バッファーを含んでなるバッファー
    からなる群から選択されるバッファーをさらに含んでなる、上記参照組成物。
  18. 請求項6に記載の参照組成物であって、上記組成物が約0.09(重量/容量)%未満の量のアジ化ナトリウムをさらに含んでなる、上記参照組成物。
  19. 請求項6に記載の参照組成物であって、上記組成物がProClin(商標)を百万分の約10部(ppm)から100ppmの範囲の量でさらに含んでなる、上記参照組成物。
  20. 請求項6に記載の参照組成物であって、上記組成物がOxyrase(商標)を約0.05U/mL〜0.5U/mLの範囲の量でさらに含んでなる、上記参照組成物。
  21. 安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸を含んでなる安定な対照またはキャリブレーション標準組成物であって、該組成物が予め定めた含量の実質的に純粋な被検体をさらに含んでなる上記対照または検量標準組成物。
  22. 請求項1に記載の参照組成物の生産方法であって、水を含んでなる液体を既知の値の実質的に純粋な構成要素と混合して混合物を生成し、そしてさらに安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸を該混合物に加えることを含んでなる、上記生産方法。
  23. 安定な対照または検量標準組成物の生産方法であって、水溶液を安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸と混合し、そして予め定めた量の実質的に純粋な被検体を加えることをさらに含んでなる、上記生産方法。
  24. 水溶液が水、血漿、血清、ウシ血清アルブミンを含んでなる溶液、ヒト血清アルブミンを含んでなる溶液およびグッドのバッファーを含んでなる溶液からなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
  25. 請求項23に記載の方法であって、上記混合物に有効量の抗微生物剤を加えることをさらに含んでなる、上記方法。
  26. 被検体が、総コレステロール(CHOL)、トリグリセリド(TRIG)、低密度リポ
    蛋白(LDL)、高密度リポ蛋白(HDL)、アポリポ蛋白A(APO−A)、アポリポ蛋白B(APO−B)、Lp(a)およびアポリポ蛋白の副成分からなる群から選択される少なくとも1つの被検体である請求項23に記載の方法。
  27. 計測器の較正、品質管理、検量線の検証または直線性の評価方法であって、該計測器が試験溶液中の構成要素の量を測定するために適合されており、該方法が請求項1に記載の参照組成物を用いて該計測器を較正し、品質管理、検量線の検証または直線性の評価に供することを含んでなる上記方法。
  28. 測定が生きている個体の状態に関する情報を提供し、該状態が限定するわけではないが冠状動脈疾患、アテローム硬化症、糖尿病、種々の高脂血症(遺伝型または誘導型)、リポ蛋白代謝の遺伝子異常、閉塞性肝疾患、腎不全、甲状腺機能不全症の診断、処置および/または監視の支持における、コレステロールレベル、トリグリセリドレベル、HDLレベル、LDLレベルおよびApoAレベルおよびApoBレベル、Lp(a)レベルからなる群から選択される請求項27に記載の方法。
  29. 試験溶液中の被検体の量を測定するために適合された計測器の較正、品質管理、検量線の検証または直線性の評価方法であって、該方法が請求項1に記載の組成物を用いて該計測器を較正し、品質管理、検量線の検証または直線性の評価に供することを含んでなる上記方法。
  30. 測定が生きている個体の状態に関する情報を提供し、該状態が限定するわけではないが冠状動脈疾患、アテローム硬化症、糖尿病、種々の高脂血症(遺伝型または誘導型)、リポ蛋白代謝の遺伝子異常、閉塞性肝疾患、腎不全、甲状腺機能不全症の診断、処置および/または監視の支持における、コレステロールレベル、トリグリセリドレベル、HDLレベル、LDLレベルおよびApoAレベルおよびApoBレベル、Lp(a)レベルからなる群から選択される請求項27に記載の方法。
  31. 試験溶液中の構成要素の量を測定するために適合された計測器の較正、品質管理、検量線の検証または直線性の検証のためのキットであって、該キットが既知の量の該構成要素および安定化量の3,3’−チオジプロピオン酸を含んでなる組成物を含んでなり、該キットがさらに該キットを使用するためのアプリケーターおよび使用説明書を含んでなる、上記キット。
  32. 組成物が約4.0g/LのTDPA、約0.9g/Lのアジ化ナトリウム、約40ppmのProClin(商標)を含んでなり、そしてさらに約pH7.4のHEPESバッファーを含んでなり、ここで該組成物のpHが約pH7.2〜7.6の範囲である、請求項31に記載のキット。
  33. 請求項31に記載のキットであって、
    a)約10mg/dLの総コレステロール、約5mg/dLのHDL、約0mg/dLのトリグリセリド、約5mg/dLのLDL、約15.6mg/dLのAPO−A、および約3.3mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    b)約200mg/dLの総コレステロール、約37.5mg/dLのHDL、約250mg/dLのトリグリセリド、約162.5mg/dLのLDL、約117.2mg/dLのAPO−A、および約106.9mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    c)約400mg/dLの総コレステロール、約115mg/dLのHDL、約500mg/dLのトリグリセリド、約285mg/dLのLDL、約359.4mg/dLのAPO−A、および約187.5mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    d)約600mg/dLの総コレステロール、約177.5mg/dLのHDL、約75
    0mg/dLのトリグリセリド、約422.5mg/dLのLDL、約554.7mg/dLのAPO−A、および約287.0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
    e)約800mg/dLの総コレステロール、約200mg/dLのHDL、約1000mg/dLのトリグリセリド、約600mg/dLのLDL、約625mg/dLのAPO−A、および約394.7mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物
    からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる、上記キット。
  34. 請求項31に記載のキットであって、
    a)約0mg/dLの総コレステロール、約0mg/dLのHDL、約0mg/dLのトリグリセリド、約0mg/dLのLDL、約0mg/dLのAPO−A、および約0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
    b)約200mg/dLの総コレステロール、約60mg/dLのHDL、約250mg/dLのトリグリセリド、約140mg/dLのLDL、約188mg/dLのAPO−A、および約92mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる、上記キット。
  35. 請求項31に記載のキットであって、
    a)約100mg/dLの総コレステロール、約20mg/dLのHDL、約90mg/dLのトリグリセリド、約80mg/dLのLDL、約63mg/dLのAPO−A、および約53mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    b)約250mg/dLの総コレステロール、約50mg/dLのHDL、約150mg/dLのトリグリセリド、約200mg/dLのLDL、約156mg/dLのAPO−A、および約132mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
    c)約500mg/dLの総コレステロール、約100mg/dLのHDL、約250mg/dLのトリグリセリド、約400mg/dLのLDL、約313mg/dLのAPO−A、および約263mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる、上記キット。
  36. 請求項31に記載のキットであって、
    a)約100mg/dLの総コレステロール、約25mg/dLのHDL、約50mg/dLのトリグリセリド、約75mg/dLのLDL、約78mg/dLのAPO−A、および約49mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    b)約275mg/dLの総コレステロール、約48.75mg/dLのHDL、約287.5mg/dLのトリグリセリド、約226.25mg/dLのLDL、約152.25mg/dLのAPO−A、および約150mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    c)約450mg/dLの総コレステロール、約72.5mg/dLのHDL、約525mg/dLのトリグリセリド、約377.5mg/dLのLDL、約226.5mg/dLのAPO−A、および約251mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;
    d)約625mg/dLの総コレステロール、約96.25mg/dLのHDL、約762.5mg/dLのトリグリセリド、約528.75mg/dLのLDL、約300.75mg/dLのAPO−A、および約352mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
    e)約800mg/dLの総コレステロール、約120mg/dLのHDL、約1000mg/dLのトリグリセリド、約680mg/dLのLDL、約375mg/dLのAPO−A、および約453mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物
    からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる、上記キット。
  37. 請求項31に記載のキットであって、
    a)約0mg/dLの総コレステロール、約0mg/dLのHDL、約0mg/dLのトリグリセリド、約0mg/dLのLDL、約0mg/dLのAPO−A、および約0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
    b)約240mg/dLより高い総コレステロール、約35mg/dL未満のHDL、約100mg/dLのトリグリセリド、約190mg/dLより高いLDL、約120mg/dLより高いAPO−A、および約120mg/dL未満のAPO−Bを含んでなる組成物;
    からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる、上記キット。
  38. 請求項31に記載のキットであって、
    a)約0mg/dLの総コレステロール、約0mg/dLのHDL、約100mg/dLのトリグリセリド、約0mg/dLのLDL、約0mg/dLのAPO−A、および約0mg/dLのAPO−Bを含んでなる組成物;および
    b)約240mg/dLより高い総コレステロール、約45mg/dL未満のHDL、約100mg/dLのトリグリセリド、約190mg/dLより高いLDL、約120mg/dLより高いAPO−A、および約120mg/dL未満のAPO−Bを含んでなる組成物;
    からなる群から選択される少なくとも1つの組成物を含んでなる、上記キット。
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