JP2008508422A - 容器をネックで捉えるための制御された把持手段を有する容器処理機械 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、より具体的には、特に酸化しやすい液体を容器に封入することを可能とするという目的のための、マイクロ波プラズマにより、防護を形成する内部塗料を堆積することによる、上述のタイプの容器の処理のための機械であって、この機械は、ネックが設けられた容器のための少なくとも1つの処理ステーションを有し、各処理ステーションは、この容器をこの容器のネックで外部から捉えるための把持手段と、この容器の内部を漏れが生じないように真空ポンプ回路に接続するための手段とを有し、この機械は、ニップルが摺動可能に、処理用の筐体に対してほぼ垂直な軸に沿って、軸方向の搬送位置と軸方向の処理位置との間を、前記容器を前記筐体の中に対応する開口部を介して軸方向に挿入することが可能となるように、取りつけられているタイプで、前記ニップルは、前記筐体の開口部を閉鎖するために、漏れが生じないように前記筐体の対応する部分に軸方向に支持される環状の閉鎖部分を有し、この機械は、前記把持手段が、前記容器のネックと同心状であり、前記ニップルに固定されており、また、前記把持手段には、一連の開口したドリル孔が設けられ、各々のドリル孔は、内側の把持位置と外側の開放位置との間で径方向に可動なボールを受容することを目的としており、前記把持位置では、このボールは、前記ネックと協働して前記容器を捉える、機械に関する。
さらに、この容器がネックで捉えられたとき、前記ボールは、このネックの凸面の軸方向壁に径方向の支持力を印加し、この支持力により、ネックが損傷を受けうる。
本発明は、特に、これらの不都合な点を克服することを目的としている。
前記把持手段は、前記制御カフにそのロックされた位置に向けて圧力をかける少なくとも1つの弾性的な戻り部材を有し、前記駆動手段は、この戻り部材に反して、前記制御カフをそのロックされた位置からそのロック解除された位置に向けて摺動させることを目的としている。
前記駆動手段は、少なくともロック解除の方向に、前記制御カフに軸方向に摺動可能に接続されているピストンが設けられている、空気圧式又は液圧式のジャッキを有している。
前記制御カフは、複数の前記ボールが設けられた前記支持カフに、代替可能なサブ組立体を形成するように、組み立てられている。
図1は、本発明の教示に従って実行される、複数の容器12、この場合ボトル、を処理するための機械10を部分的に示している。
この機械10は、マイクロ波プラズマにより、防護を形成する内部塗料を堆積することを実行することを目的とし、特に、これら容器12に酸化されやすい液体を封入することを可能にすることを目的としている。
従来、機械10は、回転する支持部(図示されていない)に周方向に一様に分布することが可能な、複数の処理ステーション11を有し、各処理ステーション11は、1回に1つの容器12を処理することを目的としている。
これらの図は、単一の処理ステーション11を部分的に示している。
このネック14には、第1の径方向外向きのカラー18と、この第1の外側の径方向カラー18の下に配置されている第1の外側の径方向カラー20とが設けられている。
容器12がボトルの場合、この第1の外側の径方向カラー18は、一般にボトルのネックにある不正開封防止リングからなっていてもよく、ストッパーにある不正開封防止フェルールと協働することを目的とし、また、容器が開かれるときに断裂するならば、好都合である。
部材を、この摺動軸A1に対する配置に応じて、径方向、又は横方向と指示する。
これらの図は、このカバー32の内部に配置されているポンプ用チャンバ31からなり、接続手段28により容器12に接続されることを目的とするポンプ回路30の一部を示している。
この処理筐体34は、この場合その横方向上面により形成されている部分36に、容器12を軸方向に処理筐体34の中に挿入することを可能にすることを目的とする開口部38を有している。
この取り外し位置の使用は、後で説明される。
この本体46の横方向下部端面は、この場合、ニップル22の環状の閉鎖部分40を形成している。
これら径方向のドリル孔52が、支持カフ50の軸方向下端の近傍に配置され、これらドリル孔が角度に関して一様に分布しているならば、好ましい。
ボール54が、これらボールの径方向内側の把持位置を取っている場合、これらボールは、容器12を捉えるように、この容器12のネック14と協働することを目的としている。
これらボール54が、これらボールの径方向外側の開放位置を取っている場合、これらボールは、ニップル22から容器12を引き抜くことを可能とすることを目的としている。
この円筒状の中間部分55は、円筒状の軸方向上部端部分57で、上向きの径方向面61を規定している。
円筒状の軸方向下部端部分53の軸方向の寸法が、第2の外側の径方向カラー20から口のふち16までの容器12のネック14の軸方向の寸法にほぼ等しく、この結果、この容器12が把持手段26により捉えられるときに、口のふち16が、肩部59と実質的に同じ高さで配置され、また、ボール54が、軸方向上方に容器12に圧力をかける目的で、第1の外側の径方向カラー18と接触することにより協働するならば、好都合である。
この制御カフ56は、図4に示されているロックされた軸方向下方位置と図3に示されているロック解除された軸方向上方位置との間を支持カフ50に対して軸方向に摺動可能に取りつけられている。
この制御カフ56は、円錐台形状の支持面58を有し、この支持面は、この制御カフの凹面の軸方向壁60に配置され、また、制御カフ56がそのロック解除位置からロック位置に向かって摺動するときに、径方向にボール54の把持位置へと圧力をかけるようにこれらボールに圧力をかけるように、これらボール54と協働することを目的としている。
逆に、制御カフ56がそのロック解除位置を取るときには、これらボール54は、自由にこれらの把持位置と開放位置との間を径方向に移動する。
この場合図示されている実施形態によれば、把持手段26は、らせん状の圧縮ばね64からなる複数の弾性的な戻り部材64を有している。
これらばね64は、角度に関して一様に分布し、支持カフ50の下に向けられた環状の径方向面66と、制御カフ56の一部である外側の径方向カラー70の上面により形成されている対向する環状の径方向面68との間に軸方向に入れられている。
この場合、この外側の径方向カラー70は、制御カフ56の軸方向上部端に配置されている。
各ばね64は、軸方向ねじ72を中心として巻かれている。この軸方向ねじは、制御カフ56の外側の径方向カラー70を通り、また、そのねじが設けられた上端74で支持カフ50の環状の径方向面66の中にねじ込まれている。
各ねじ72は、その下方端に、制御カフ56の外側の径方向カラー70の下側径方向面に形成されている関連するノッチ78に軸方向に収容されている頭部76を有している。
このノッチ78の軸方向の深さは、この頭部76の軸方向の高さよりも大きいことに明記されたい。
各ノッチ78は、特に図5で見られるように、径方向外側に開いている。
さらに、制御カフ56の外側の径方向カラー70は、各ノッチ78に、径方向外側に開き、また、この外側の径方向カラー70を通して関連するねじ72を通過させることができるスロット82を有している。
この支持カフ50の外側の径方向カラー84は、下側の環状の径方向面86を有している。この下側の環状の径方向面は、外側の径方向カラー84が、支持カフ50を軸方向にカバー32に保持する目的で、上部キャップ42と、カバー32の下部キャップ44との間に軸方向にクランプされることができるように、下部キャップ44の横方向上面88に軸方向に支持されることを目的としている。
この場合、この下側の環状の径方向面86は、外側の径方向カラー84と、関連する下部キャップ44の横方向上面88との間の接触で漏れが生じないことを確実にすることを目的とするOリング90のための容器を有している。
この場合、このピストン92は、制御カフ56と同心状でこの制御カフに対して外部にある管状のカフからなっている。
ピストン92は、その凹面の軸方向壁に、ピストン92が軸方向上方に移動されるときに、制御カフ56をピストン92により駆動することができるように、制御カフ56の関連する径方向支持面80に軸方向に支持されることを目的とし、上を向いている、内側の径方向面94を有している。
この場合、径方向支持面80は、制御カフ56の外側の径方向カラー70の下部の径方向面により形成されている。
ピストン92は、その凸面の軸方向壁に、下を向いており、また、ニップル22の本体46に配置されている対向する径方向支持面98で、このピストン92の制御チャンバ100を軸方向に規定している外側の径方向肩部96を有している。
ピストン92の軸方向のストロークは、非常に小さく、従って、制御カフ56の軸方向のストローク、例えば、2.5mmのオーダー、は非常に小さくなりうることが明記される。
この目的のために、下部キャップ44は、ニップル22の本体46の中に同心状に通じている円筒状の容器103を有している。
代替可能なサブ組立体101は、下部キャップ44の容器103の中へと軸方向に上から下向きに、支持カフ50の外側の径方向カラー84が、この下部キャップ44の横方向上面88に軸方向に支持されるまで、挿入される。
代替可能なサブ組立体101は、上部キャップ42の一部である支持面と、下部キャップ44の横方向上面との間に軸方向にクランプされて取りつけられる。
この接続手段28は、カートリッジ104と称される取り外し可能で、容器12のネックと同心状の管状の形状を有するサブ組立体からなる。
このカートリッジ104は、接続部106と称され、ポンプチャンバ31の内部を延び、径方向の複数のポート108を設けられている、軸方向部分を有している。
このポンプチャンバ31は、これら径方向のポート108のみを介してカートリッジ104の内部と連通し、各ポート108の呼び寸法の結果、処理中に、容器12の内側で放射されたマイクロ波がポンプチャンバ31に向かって拡散することを防止することができる。
この場合、図示されている実施形態によれば、この接続部106は、2つの対角線上で対向し、この接続部の軸方向の壁で切り出されている窓110を有している。
各窓110は、2つの軸方向のピラーにより周方向に規定され、2つの径方向のリム116、118により軸方向に規定されている。
各窓110は、径方向のポート108が配置されている軸方向の壁部材120を取り付けることにより閉じられている。
この場合、この取り付けられた軸方向の壁部材120は、接続部106と同心状で、一体に形成され、2つの窓110を閉じるようにカートリッジ104に軸方向に挿入されている孔が穿たれたカフ120からなる。
この孔が穿たれたカフ120は、軸方向の面全体にわたって延びている多数の同一の径方向のポート108を有している。
この孔が穿たれたカフ120は、例えば、金属から製造される。
このスペーサ122は、容器12の口のふち16と、カートリッジ104の本体105との間に軸方向に入れられている。
このスペーサ122の軸方向下端には、カートリッジ104と容器12との間の漏れが生じない接続を形成することを目的としている管状の封止部128が設けられている。
この連結部130は、中実な軸方向壁を有し、処理中に容器12にアセチレンを注入することを目的とする注射器132のボディと、この連結器の軸方向の自由端で漏れが生じないように接触している。
この円筒状の容器142は、把持手段26の支持カフ50を受容することを目的としている容器103に軸方向に当接するように、キャップ42に配置されている孔からなる。
このフォーク146は、ロックされた位置で横方向平面を延び、カートリッジ104の連結部130の外形にほぼ相補的なノッチを規定するほぼU字形状を有している。
フォーク146の横方向下面には、ロックされた位置で、ほぼ垂直下向きに延び、連結部130の外側の径方向カラー138の径方向上面に軸方向に支持されることを目的とする2つの横方向面をそれぞれ軸方向下端で形成している、2つのスタッド148が設けられている。
この場合、これらスタッド148は、フォーク146の自由端の近くに配置されている。
この結果、外側の径方向カラー138への、このフォーク146の支持面の高さを、スタッド148を形成している各ねじを多く又は少なくねじ込むことにより正確に設定することができる。
上で説明したように、代替可能なサブ組立体101は、制御カフ56をボール54、ばね64及びねじ72と共に支持カフ50に組み立てることにより形成されている。
同様に、カートリッジ104を形成している部材、すなわち、このカートリッジの本体105と、円筒状のスリーブ134と、孔を穿たれたカフ120と、これを備えている封止部とがあらかじめ組立てられている。
この場合、下部キャップ44を、この下部キャップを上部キャップ42に対して上方に回動させることにより、再び閉じることができ、この結果、代替可能なサブ組立体101が、この後、図2、図3、及び図4に示されているように下部キャップ44と上部キャップ42との間に軸方向にクランプされる。
図示を簡単にするために、注射器132の部材は、他の図には図示されていないことに留意されたい。
容器12を把持する段階は、以下のように進む。
把持される容器12が、例えば供給ホイール(図示されていない)により、図3に示されているようにニップル22の軸方向下方に位置する。
この軸方向の処理位置では、容器12の処理が開始できるので、容器12の内部の真空ポンプにより排気を開始することができる。
それから、把持手段26とカバー32とを、上述されたのと同じように、処理される新しい容器12を捉えるように制御することができる。
この結果、カートリッジ104を洗浄することを、スペーサ122とその環状の封止部128とを洗浄することに低減することができる。
この結果、複数の代替可能なサブ組立体101を、駆動手段62並びに/もしくはニップル22の本体46を変更する必要なく、容器12のネック14の形状に応じて供給することができる。
さらに、この代替可能なサブ組立体101を交換する操作は、カバー32の下部キャップ44を下方に傾ければよいため、特に簡単である。
Claims (10)
- 特に、酸化しやすい液体を容器(12)に封入することを可能とするという目的のための、マイクロ波プラズマにより、防護を形成する内部塗料を堆積することによる、容器(12)の処理のための機械(10)であって、この機械は、ネック(14)が設けられた容器(12)のための少なくとも1つの処理ステーション(11)を具備し、各処理ステーション(11)は、この容器(12)をこの容器のネック(14)で外部から捉えるための把持手段と、この容器(12)の内部を漏れが生じないように真空ポンプ回路(30)に接続するための接続手段とを有し、この機械は、前記ニップル(22)が、処理用の筐体(34)に対してほぼ垂直な軸(A1)に沿って、軸方向の搬送位置と軸方向の処理位置との間を、前記容器(12)を前記処理用の筐体(34)の中に対応する開口部(38)を介して軸方向に挿入することが可能となるように、摺動可能に取りつけられているタイプで、前記ニップル(22)は、前記処理用筐体の開口部(38)を閉鎖するために、漏れが生じないように前記処理用の筐体(34)の対応する部分(36)に軸方向に支持される環状の閉鎖部分(40)を有し、この機械は、前記把持手段(26)が、前記容器(12)のネック(14)と同心状であり、前記ニップル(22)に固定されており、また、前記把持手段には、一連の開口した径方向のドリル孔(52)が設けられ、各々のドリル孔は、内側の把持位置と外側の開放位置との間で径方向に可動なボール(54)を受容することを目的としており、前記把持位置では、このボール(54)は、前記ネック(14)と協働して前記容器(12)を捉える、機械において、前記把持手段(26)は、管状の制御カフ(56)を有し、この制御カフは、前記支持カフ(50)と同心状であり、この支持カフの外側にあり、この制御カフ(56)の凹面の軸方向壁に配置されている円錐台形状の支持面(58)が、前記ボール(54)にこれらボールの把持位置へと圧力をかけるためにこれらボールと協働するロックされた軸方向位置と、これらボール(54)がこれらボールの開放位置に向かって自由に移動するロック解除された軸方向位置との間を、前記支持カフ(50)に対して軸方向に摺動可能に取り付けられており、また、前記ニップル(22)は、前記制御カフ(56)をその2つの特定の軸方向位置の少なくとも一方に向けて軸方向に摺動させることができる制御された駆動手段(62)を有することを特徴とする機械(10)。
- 前記把持手段(26)は、前記制御カフ(56)にそのロックされた位置に向けて圧力をかける少なくとも1つの弾性的な戻り部材(64)を有し、また、前記駆動手段(62)は、この弾性的な戻り部材(64)に反して、前記制御カフ(56)をそのロックされた位置からそのロック解除された位置に向けて摺動させることを目的としていることを特徴とする請求項1に記載の機械(10)。
- 前記戻り部材(64)は、前記制御カフ(56)と支持カフ(50)との間に軸方向に入れられていることを特徴とする前記全ての請求項のいずれか1に記載の機械(10)。
- 前記駆動手段(62)は、少なくともロック解除の方向に、前記制御カフ(56)に軸方向に摺動可能に接続されているピストン(92)が設けられている、空気圧式又は液圧式のジャッキを有していることを特徴とする前記全ての請求項のいずれか1に記載の機械(10)。
- 前記ピストン(92)は、管状のカフから構成され、このカフは、前記制御カフ(56)と同心状であり、この制御カフの外部にあり、この制御カフ(56)の関連する径方向支持面(80)に軸方向に支持される径方向面(94)を有していることを特徴とする請求項4に記載の機械(10)。
- 前記制御カフ(56)は、代替可能なサブ組立体(101)を形成するように、複数の前記ボール(54)が設けられた前記支持カフ(50)に、組み立てられていることを特徴とする前記全ての請求項のいずれか1に記載の機械(10)。
- 前記ニップル(22)は、前記処理用の筐体(34)に対して軸方向に摺動可能に取りつけられ、上部キャップ(42)と下部キャップ(44)とを有しているカバー(32)により支持されているタイプの機械において、前記支持カフ(50)は、前記代替可能なサブ組立体(101)を前記カバーに保持するように、前記カバー(32)の前記上部キャップと下部キャップとの間に軸方向にクランプされる外側の径方向カラー(84)を前記ネック(14)に対向する軸方向端に有していることを特徴とする請求項6に記載の機械(10)。
- 漏れが生じない前記接続手段(28)が、ほぼ管状のカートリッジ(104)を有し、このカートリッジは、前記容器(12)のネック(14)と同心状であり、前記カバー(32)に取り付けられ、また、このカートリッジには、その軸方向端の一方に、環状の封止部(128)が設けられ、また、前記支持カフ(50)の凹面の軸方向壁は、この環状の封止部(128)に軸方向に支持されることを目的とする肩部(59)を有していることを特徴とする前記全ての請求項のいずれか1に記載の機械(10)。
- 前記容器(12)のネック(14)は、外側の径方向カラー(18)を有し、また、前記ボール(54)がこれらボールの把持位置に向かって径方向に移動する場合、これらボールは、前記容器(12)に軸方向に前記環状の封止部(128)に向けて圧力をかけるように、前記外側の径方向カラー(18)と協働することを特徴とする請求項8に記載の機械(10)。
- 前記外側の径方向カラー(18)は、前記容器の不正開封防止リングからなることを特徴とする請求項9に記載の機械(10)。
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