JPH0552548U - ガス注入弁 - Google Patents
ガス注入弁Info
- Publication number
- JPH0552548U JPH0552548U JP11411291U JP11411291U JPH0552548U JP H0552548 U JPH0552548 U JP H0552548U JP 11411291 U JP11411291 U JP 11411291U JP 11411291 U JP11411291 U JP 11411291U JP H0552548 U JPH0552548 U JP H0552548U
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- Japan
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- valve
- gas
- chamber
- valve body
- seal ring
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスライター等のガス貯蔵室にガスを補充す
る際に用いるガス注入弁の構造に関する。 【構成】 一端が大気と他端がガス貯蔵室に連通した弁
室3内に、上下動可能な可動弁体4を、スプリング15
を介して配設する。該可動弁体4の略中央に溝部11が
画成され、溝部11に広口の弁口5と該弁口5に連通す
る注入口12が形成される。弁口5を閉塞するように、
環状のシールリング6とコントロールリング7が配設さ
れ、注入桿17が挿入されると、可動弁体4が上昇し弁
口5を開けシールリング6により、注入通路と排気通路
が完全に分離される。
る際に用いるガス注入弁の構造に関する。 【構成】 一端が大気と他端がガス貯蔵室に連通した弁
室3内に、上下動可能な可動弁体4を、スプリング15
を介して配設する。該可動弁体4の略中央に溝部11が
画成され、溝部11に広口の弁口5と該弁口5に連通す
る注入口12が形成される。弁口5を閉塞するように、
環状のシールリング6とコントロールリング7が配設さ
れ、注入桿17が挿入されると、可動弁体4が上昇し弁
口5を開けシールリング6により、注入通路と排気通路
が完全に分離される。
Description
〔0001〕
本考案は、例えば、ガスライターのガス補充の際に用いられるガス注入弁の構 造に関する。 〔0002〕
例えば、ガスライターのタンク等の耐圧容器に設けられている高圧ガス注入弁 として、図3に示す実公平3−35972号公報のように、タンク容器の底部に 一端が大気側に開口し、他端が耐圧容器に連通した弁室20を画成し、該弁室2 0に軸方向に沿って移動自在な円柱状の可動弁体21が、スプリング22を介し て配設されている。 〔0003〕 該可動弁体21は、金属により形成されて、その略中央部分に環状の溝部23 が画成され、下端の中心部に軸方向に沿ってガス注入孔24が穿設されるととも に、前記溝部23に設けた弁口25と連通している。また、溝部23には、環状 シールリング26が嵌合されるとともに、該シーリング26と弁室20の内壁の 間には、その内周面がシールリング26の外周面に圧接されたコントロールリン グ27が配設される。更に、コントロールリング27を支持するとともに、中央 に画成された孔部内で可動弁体21を摺動自在とした弁蓋28が弁室の大気側に 溶着された構造になっている。 〔0004〕 容器内にガスを補充する為、スプリング22の弾発力に抗して充填ボンベ(破 線で示す)が可動弁体21を弁蓋28内に押圧すると、環状シールリング26に 閉塞されていた弁口25が開放されて、ボンベ中のガスがガス注入孔24から弁 口25を経て容器内に注入される。一方、容器内の気体は排出口からコントロー ルリング27の外周壁を経由して、弁蓋28と可動弁体21の隙間から外部に排 出される。 〔0005〕
この構造のガス注入弁は、ガス注入時に注入通路と排気通路とを環状シールリ ングにより、夫々完全な独立通路とするので、注入ガスが排気通路に流入するこ とがないというメリツトがある。しかしながら、金属製の可動弁体に穿設した弁 口の径が小さいので、該可動弁体の製作が難しく、また、切削工具の耐久性が劣 るとともに、一個ずつ弁口を精密に穿設しなければならず、可動弁体の作製に手 間がかかり、製造コストが高くなるという問題があった。 〔0006〕
この課題を解決するためには本考案は、一端が大気側に開口し、他端がガス貯 蔵室内に開口する筒状の壁で画成された弁室と、 前記弁室内に嵌着され大気側開口に臨む弁蓋と、 前記弁蓋に挿入され中央に軸方向に沿って注入口が穿設され、該注入口に連通 する広口の弁口が側壁に形成された合成樹脂製の可動弁体と、 前記可動弁体に挿入され弁口の一部を閉塞する環状のシールリングと、 前記シールリングの外周壁に圧接し、弁室内壁との間に配設され、且つ前記弁 蓋に支持されたコントロールリングと、 からなり、前記弁室と可動弁体の間に配設されたスプリングに抗して可動弁体が 摺動されたとき、弁口がシールリングと離間して注入口とガス貯蔵室を連通する とともに、コントロールリングを介して、ガス貯蔵室と大気とを連通する排気通 路が形成されたるようにした。 〔0007〕
通常は弁室内を移動する可動弁体に画成した注入口に連通する広口の弁口が、 シールリングにより閉塞され、また、弁蓋とシールリングが密着されることで、 ガス貯蔵室に連通する注入口と排気口の通路が閉じられる、ガス注入時は弁口が シールリングと、また、弁蓋とシールリングとが夫々離間して注入通路および排 気通路が夫々独立通路として連通する。 〔0008〕
図1および図2に係る本考案のガス注入弁1は、例えば、ガスライターに用い られる。ガス注入弁1は、ガス貯蔵室であるライター本体2の底部に画成された 弁室3と、該弁室3内に移動自在に挿入された合成樹脂からなる可動弁体4と、 該可動弁体4の弁口5の一部を閉塞するシールリング6と、置換ガスの排気量を 規制するコントロールリング7とからなる。
〔0009〕 ライター本体2の上部には、ガスレバーの操作で上下に移動する流量調整手段 と、該流量調整手段のノズルから噴出するガスに着火させる発火手段とが配設さ れている(図示せず)。ライター本体2の底部の略中央にガス貯蔵室内部に向か って突出し、途中に内側に指向した段部8を有する円筒状の壁により弁室3が画 成される。該弁室3には上端に給気口9が、また、段部8に排気口10が夫々形 成されている。該弁室3の内部に軸方向に沿って、摺動自在に可動弁体4が挿入 されている。 〔0010〕 該可動弁体4は、例えば、ポリアセタールの合成樹脂で形成され、円柱状を呈 し、その略中央部の外周に環状の溝部11が画成されるとともに、下端の中心部 から軸方向に沿ってガス注入口12が穿設され、該ガス注入口12の先端が、前 記環状の溝部11に画成した軸方向に長軸の長方形をした広口の開口を有する弁 口5と連通している。 〔0011〕 可動弁体4の溝部11上端には、合成ゴムで形成されたシールリング6が嵌合 されて弁口5の一部を閉塞するとともに、シールリング6の上端面は弁室3の段 部8に当接する。更に、該シールリング6の外周には環状のコントロールリング 7が、弁室3の内壁に当接して配設される。該コントロールリング7の外周壁面 と弁室3の内端面には荒さが施されており、排気口10からのガスが弁室3の内 壁との間を通過できるようになっており、排気量をコントロールしている。 〔0012〕 前記弁室3の大気側には、中心に孔部13が画成された弁蓋14が配設され、 該孔部13に可動弁体4が挿入される。該弁蓋14はその外周が弁室3の内周壁 と溶着されるとともに、上端面でシールリング6とコントロールリング7とを支 持する。更に、可動弁体4の上部にスプリング15が配設され、充填ボンベを用 いない時に可動弁体4を大気側に付勢している。また、可動弁体4の下端近傍に パッキン16が配設されている。 〔0013〕 このような構成のガス注入弁1において、ガスをガス貯蔵室に注入するに際し 図2に示すように充填ボンベの注入桿17を、可動弁体4のパッキン16に当接 させた後、可動弁体4をスプリング15の付勢力に抗して弁室3内に押圧すると 、可動弁体4の上昇につれ溝部11も上昇して弁口5がシールリング6から離間 し、溝部11の下端とシールリング6とが当接する。この押上する力によってシ ールリング6も押し上げられようとするが、段部8に規制されて係止される。 〔0014〕 従って、充填ボンベからのガスは注入口12を経て、溝部11の上端から臨出 し、開口した弁口5から可動弁体4と弁室3の内壁の隙間を通った後、給気口9 からガス貯蔵室内に流入し液化する。 ガス貯蔵室内の置換されるガスは、排気口10からコントロールリング7の外周 壁面と弁蓋14の間の荒さ面を通った後、弁蓋14と可動弁体4の隙間から外部 に排出される。 〔0015〕 適宜ガスを注入した後、注入桿17を可動弁体4から離間すると、該可動弁体 4はスプリング15の付勢力により軸方向に沿って下方に摺動し、弁口5がシー ルリング6に閉塞されて注入通路が閉じられるとともに、弁蓋14もシールリン グ6により閉塞されて排気通路がふさがれ、従って、ライター本体2の内部が密 封される。 〔0016〕 尚、合成樹脂製の可動弁体4の上端に、スプリングを一体に形成することによ り、別部品であったスプリングを省略することができる。また、可動弁体を熱可 型性のエラストマーで作製してもよい。 〔0017〕
以上のように本考案は、弁口の形状を小孔から広い短形の開口を有する合成樹 脂製の可動弁体としたので、従来一個ずつ作製していた可動弁体を、同時に多数 個作製でき、生産性の向上がはかれるとともに、金型の耐久性の向上がはかれ、 可動弁体の製造コストを低減することができる。
【図1】本考案に係るガス注入弁の縦断面図である。
【図2】ガス注入時におけるガス注入弁の作動図であ
る。
る。
【図3】従来技術に係るガス注入弁の縦断面図である。
1、 ガス注入弁 3、 弁室 4、 可動弁体 5、 弁口 6、 シールリング 7、 コントロー
ルリング 12、 注入口 14、 弁蓋
ルリング 12、 注入口 14、 弁蓋
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が大気側に開口し、他端がガス貯蔵
室内に開口する筒状の壁で画成された弁室と、 前記弁室内に嵌着され大気側開口に臨む弁蓋と、 前記弁蓋に挿入され中央に軸方向に沿って注入口が穿設
され、該注入口に連通する広口の弁口が側壁に形成され
た合成樹脂製の可動弁体と、 前記可動弁体に挿入され弁口の一部を閉塞する環状のシ
ールリングと、 前記シールリングの外周壁に圧接し、弁室内壁との間に
配設され、且つ前記弁蓋に支持されたコントロールリン
グと、 からなり、前記弁室と可動弁体の間に配設されたスプリ
ングに抗して可動弁体が摺動されたとき、弁口がシール
リングと離間して注入口とガス貯蔵室を連通するととも
に、コントロールリングを介して、ガス貯蔵室と大気と
を連通する排気通路が形成されたことを特徴とするガス
注入弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11411291U JPH0552548U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ガス注入弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11411291U JPH0552548U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ガス注入弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552548U true JPH0552548U (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=14629433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11411291U Pending JPH0552548U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ガス注入弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0552548U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222759U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-12 | ||
JPH0335972U (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-08 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP11411291U patent/JPH0552548U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222759U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-12 | ||
JPH0335972U (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-08 |
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