JP2505078B2 - キャップ付き容器からの内容物取出し具 - Google Patents

キャップ付き容器からの内容物取出し具

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JP2505078B2
JP2505078B2 JP3233748A JP23374891A JP2505078B2 JP 2505078 B2 JP2505078 B2 JP 2505078B2 JP 3233748 A JP3233748 A JP 3233748A JP 23374891 A JP23374891 A JP 23374891A JP 2505078 B2 JP2505078 B2 JP 2505078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、ドラム缶な
どの密閉容器の取出し口に対して、キャップを着脱自在
に装着しているキャップ付き容器から、液体などの内容
物を取出すための取出し具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、非常に大きな重量物であるドラム
缶などの密閉容器から、液体などの内容物を、一部、あ
るいは全部、取出す場合には、容器頂部に配置されてい
る取出し口から、ドラムオ−プナ−などの工具を用い
て、キャップを外し、この取出し口にコックやバルブを
取付けた状態にし、その後、リフト、ホイストなどを用
いて容器を吊り上げ、傾けて、上記コック、バルブを介
して内容物を外部に導出するか、上記取出し口に専用の
ポンプ(手動式、空気式あるいは電動式など)を装着
し、これを用いて、内容物を外部に汲み出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内容物取出し方法では、取出し口を上にした
状態で、キャップの取付け、取外しを行わなければなら
ないし、また、少量取出しの場合には、上記コック、バ
ルブなどを取出し口に取付けたまま置いておかなければ
ならないので、容器の取扱いの過程で、上記コック、バ
ルブなどが損傷すると、内容物が外部に漏れ出るなどの
不都合がある。特に、内容物が有毒である場合には、こ
のことは重大な人身事故の原因となる。また、内容物が
揮発性である場合には、キャップの開閉時に、揮発した
ガスが外部に漏出する点も問題である。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記事情に基づいてなされたも
ので、ドラム缶などの、この種の容器は、取出し口が筒
状で、しかも、キャップが上記取出し口周縁よりも内側
で上記取出し口に螺合する点に着目して、これに適合す
る構造を工夫したものであり、この構造を用いること
で、内容物が所定の箇所に取り出せる状態にしてから、
キャップの開閉ができ、取出し口から流出される内容物
が外部に曝される虞がなく、また、仮に、容器に対する
取出し口の位置が、内容物のレベルより下にあっても、
取出し口に対してキャップの開閉操作が行える、キャッ
プ付き容器からの内容物取出し具を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
密閉容器の筒状の取出し口に対して、その周縁よりも内
側で上記取出し口に螺合するキャップを着脱自在に装着
しているキャップ付き容器からの内容物取出し具におい
て、上記取出し口の周縁に気密あるいは液密に接合され
る胴部材を有し、上記胴部材の側部に導出口を設け、ま
た、上記胴部材を上記取出し口の外周にクランプするク
ランプ手段を上記胴部材に設けるとともに、上記胴部に
対してに進退する、上記キャップ中心で回転自在なキャ
ップ着脱部材を備え、上記キャップ着脱部材には、上記
キャップに対して、その半径方向に進退する弾持片が、
弾持機構を介して装備されており、上記キャップに対し
て着脱できるように構成している。
【0006】
【作用】このように、胴部材をクランプ手段で気密ある
いは液密に接合した状態で、キャップ着脱手段で、容器
の取出し口に対してキャップを着脱して、内容物を導出
口から取出しできるので、容器の内容物を外部に曝すこ
となく、所要個所に導出でき、しかも、容器の姿勢如何
に拘らず、例えば、リフト、ホイストなどを用いて容器
を吊り上げ、傾けた状態で、キャップの開閉操作が行え
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例にもとずいて具
体的に説明する。図において、符号Dはドラム缶などの
容器であり、その一端には円筒状の取出し口Pが開口し
てある。上記取出し口Pには雌ねじSが形成してあり、
開口端末には外周方向に突出する円環状のフランジ部P
1 が形成してある。そして、上記取出し口には内側に窪
んだ嵌合部C1 を備えたキャップCが着脱自在に螺合し
てある。そして、上記嵌合部C1 内に位置して、上記キ
ャップCには一対の係合突起C2 が備えられている。
【0008】一方、この容器Dの内容物を取出すための
取出し具は、以下に述べるような構成になっている。す
なわち、図中、符号1は円筒状の胴部材であり、基端側
には軸受け2が装備してあり、先端側にはフランジ部1
Aが形成してあり、その内周縁の段部には、気密あるい
は液密のためのO−リング3が嵌めてあって、上記フラ
ンジ部P1 に当接されるようになっている。上記胴部材
1の側部には導出口4が設けてあり、ここから、所要の
個所に向けて、上記容器Dの内容物(例えば、塗料、そ
の溶剤などの液体)を供給できるようになっている。上
記軸受け2には、上記胴部材1内に進退自在に挿入され
る支軸5が軸支してあり、その内端には、上記嵌合部C
1 内に嵌合するキャップ着脱部材6が装着してある。ま
た、上記支軸5の外端にはル−プ状のハンドル5Aが取
付けられている。
【0009】上記キャップ着脱部材6には、キャップC
の半径方向に進退できる弾持片7、7が摺動自在に嵌合
してあり、内部に設けた、例えば、圧縮コイルスプリン
グなどの弾持機構8で半径方向に弾持されている。な
お、この実施例では、上記弾持片7、7には、キャップ
C側に向けて、傾斜面7A、7Aが形成してあり、上記
嵌合部C1 にキャップ着脱部材6が挿入される時、上記
嵌合部端縁に対して当接した状態で、上記弾持機構8に
抗して、上記弾持片7、7を上記キャップ着脱部材6内
に退入するガイドの役目を持っている。
【0010】また、上記胴部材1の先端側には、半円弧
状のクランプ片9A、9Bを備えるクランプ手段9が設
けられている。上記クランプ片9Aは、上記胴部材1の
外周に設けた支持部材1Cに固定され、上記クランプ片
9Bは、その基端をピン10で、上記支持部材1Cに枢
支してあり、また、その先端に設けたトッグル機構11
で上記クランプ片9A側に引き寄せられるようになって
いる。上記トッグル機構11は、リンク11Aとトッグ
ルレバ−11Bとより構成される、至極、通常のクラン
プ手段に採用される構造である。
【0011】このような構成では、例えば、図示のよう
に、容器Dを横倒しにした状態で、キャップCの開閉、
内容物の取出しを行う場合には、先ず、図3に示すよう
に、取出し口Pの先端に、O−リング3を介して胴部材
1の先端を当接した状態で、上記取出し口Pのネック部
にクランプ片9A、9Aを左右からはめ合わせ、トッグ
ル機構11を働かせて、上記クランプ片を締め付け、上
記胴部材1を上記取出し口Pに気密あるいは液密に接合
する。次に、図4に示すように、ハンドル5Aを操作し
て、支軸5を胴部材1内に押込むようにして、軸方向に
動作し、キャップ着脱部材6をキャップCの嵌合部C1
に挿入する。この時、弾持片7、7は上記嵌合部C1
内周壁に弾接されている。
【0012】次に、ハンドル5Aを回動操作して、キャ
ップ着脱部材6をその回転方向に関して上記キャップC
の係合突起C2 に係合した状態で、上記キャップCを旋
回し、図5に示すように、取出し口から螺脱する。その
後、支軸5を胴部材1の外側に引くことで、図6に示す
ように、容器D内の内容物を導出口4から外部の所要個
所に導出する。
【0013】このように、本発明の取出し具を用いれ
ば、予め、胴部材1を容器D側に取付けてからキャップ
Cの開閉操作ができるので、内容物を外部に曝すことな
く、目的の外部容器などに上記内容物を取出すことがで
き、しかも、取出し口が、容器の上部に位置されるよう
に、容器の姿勢を変えなくても、換言すれば、容器がど
のような姿勢であっても、内容物の取りこぼしがない状
態で、取出し口に対してキャップの開閉操作ができる。
【0014】なお、取出し口Pに対して、上記キャップ
Cを取付けるには、支軸5、ハンドル5Aを上述とは逆
に操作すれば良い。これによって、胴部材1を容器に対
して装着した状態のままで、上記取出し口Pにキャップ
Cを螺合できる。
【0015】なお、この実施例においては、ハンドル5
Aの操作で、支軸の進退調整をすれば、単位時間当たり
の内容物の取出し量を調整できる。また、キャップの形
状に依っては、それに適合する専用アダプタ−を上記キ
ャップ着脱部材6に設け、あるいは、代えてもよいこと
は勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、密
閉容器の筒状の取出し口に対して、その周縁よりも内側
で上記取出し口に螺合するキャップを着脱自在に装着し
ているキャップ付き容器からの内容物取出し具におい
て、上記取出し口の周縁に気密あるいは液密に接合され
る胴部材を有し、上記胴部材の側部に導出口を設け、ま
た、上記胴部材を上記取出し口の外周にクランプするク
ランプ手段を上記胴部材に設けるとともに、上記胴部に
対してに進退する、上記キャップ中心で回転自在なキャ
ップ着脱部材を備え、上記キャップ着脱部材には、上記
キャップに対して、その半径方向に進退する弾持片が、
弾持機構を介して装備されており、上記キャップに対し
て着脱できるように構成しているので、胴部材をクラン
プ手段で取出し口の外周にクランプし、また、実施例で
示すように、O−リングなどを介して、取出し口の周縁
に対して気密あるいは液密に接合した状態で、キャップ
着脱手段の操作および弾持機構の構成で、容器の取出し
口に対してキャップを螺動して、開放し、内容物を導出
口から取出すことができる。このため、容器の内容物を
外部に曝すことなく、所要箇所に導出でき、キャップの
開閉操作が行え、また、内容物が劇毒物などの場合に、
皮膚付着を予防できるなどの優れた効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための概略斜視図
である。
【図2】同じく、反対側からの概略斜視図である。
【図3】本発明の使用態様を説明するための縦断側面図
である。
【図4】本発明の使用態様を説明するための縦断側面図
である。
【図5】本発明の使用態様を説明するための縦断側面図
である。
【図6】本発明の使用態様を説明するための縦断側面図
である。
【図7】本発明のクランプ手段の使用態様を説明するた
めの正面図である。
【図8】同じく、クランプ手段の使用態様を説明するた
めの正面図である。
【符号の説明】
1 胴部材 2 軸受け 3 O−リング 4 導出口 5 支軸 5A ハンドル 6 キャップ着脱部材 7 弾持片 8 弾持機構 9 クランプ手段 9A、9B クランプ片 10 ピン 11 トッグル機構 D 容器 P 取出し口 C キャップ C1 嵌合部 C2 係合突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器の筒状の取出し口に対して、そ
    の周縁よりも内側で上記取出し口に螺合するキャップを
    着脱自在に装着しているキャップ付き容器からの内容物
    取出し具において、上記取出し口の周縁に気密あるいは
    液密に接合される胴部材を有し、上記胴部材の側部に導
    出口を設け、また、上記胴部材を上記取出し口の外周に
    クランプするクランプ手段を上記胴部材に設けるととも
    に、上記胴部に対して進退する、上記キャップ中心で回
    転自在なキャップ着脱部材を備え、上記キャップ着脱
    材には、上記キャップに対して、その半径方向に進退す
    る弾持片が、弾持機構を介して装備されており、上記キ
    ャップに対して着脱できるように構成していることを特
    徴とする、キャップ付き容器からの内容物取出し具。
JP3233748A 1991-08-22 1991-08-22 キャップ付き容器からの内容物取出し具 Expired - Fee Related JP2505078B2 (ja)

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