JP2008505887A - パパイヤ抽出液を含む癌の予防、治療、または改善のための組成物 - Google Patents

パパイヤ抽出液を含む癌の予防、治療、または改善のための組成物 Download PDF

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Abstract

パパイヤ(Carica papaya)の葉もしくは他の部分の煎じ液/抽出液成分またはその分画成分は、胃癌、肺癌、膵臓癌、大腸癌などの固形癌、もしくはリンパ腫、白血病などの血液系癌の予防または治療に有効であり、かつ副作用の少ない安全性の高いものであり、その医学的意義は極めて高い。さらに、パパイヤ(Carica papaya)の抽出液成分を、癌を予防または改善するための有効成分として含有する食品組成物は、ヒトの健康維持および増進に寄与する機能性食品となることが高く期待される。

Description

本発明は、癌の予防、治療、もしくは改善のための組成物または食品組成物に関する。さらに詳細には、パパイヤ(Carica papaya)の葉または他の部分を煎じることにより抽出した成分を有効成分として含有し、かつ胃癌、肺癌、膵臓癌、大腸癌、子宮癌、卵巣癌などの固形癌、またはリンパ腫、白血病などの血液系癌の予防、治療、または改善に効果的な組成物または食品組成物に関する。
従来、癌の治療としては、シクロフォスファミド、ブスルファンなどのアルキル化剤;メトトレキセート、5-フルオロウラシルなどの核酸合成阻害剤;アクチノマイシンD、ダウノマイシンなどの抗生物質;を含む化学療法剤を用いた化学療法が広く臨床的に行われている。しかしながら、これらの化学療法剤は癌細胞のみならず正常細胞に対しても毒性を発揮するものが多く、その副作用が問題視されている。これらの化学療法剤に対して、免疫系のマクロファージやT細胞などを活性化して癌を治療する免疫賦活剤を用いた免疫療法が副作用の低い治療法として注目されている。しかしながら、癌治療に有効でかつ副作用が少なく安全性の高い治療剤は未だ開発されていない。
従って、本発明の課題は、癌の治療および予防効果が高くかつ副作用が少なく安全性の高い癌の予防、治療、もしくは改善のための組成物または食品組成物を提供することである。
本発明者らは上記の課題に関して鋭意検討した結果、パパイヤの成分、好ましくは1つまたは複数の抽出したパパイヤ成分が癌に対して優れた治療効果を有し、従って副作用が少なく安全性の高い癌の予防、治療、もしくは改善のための組成物または食品組成物となり得ることを見出し、本発明を完成した。従って、本発明は、1つまたは複数のパパイヤ(Carica papaya)の成分、好ましくは1つまたは複数のパパイヤの一部を煎じることにより抽出した成分を有効成分として含有する癌の予防、治療、もしくは改善のための組成物または食品組成物に関する。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明によれば、有効成分として、パパイヤ(Carica papaya)の成分、好ましくはパパイヤ組織の一部を煎じることにより抽出した成分を用いる。パパイヤの組織としては、その葉、根、茎、果実のいずれでもよいが、特に葉が好ましい。好ましくは、パパイヤの組織を乾燥し、得られる乾燥物を水または熱湯に加えて、長時間沸騰させ、得られる煎じ液を有効成分として用いる。または、パパイヤの葉(または他のいくつかの組織)を乾燥させることなく、水または熱湯に加えて煎じることもできる。より具体的には、例えばパパイヤの葉を、日光の下で通常1日または2日間放置して乾燥させて乾燥物を得る。この乾燥した葉の1〜数枚を、通常400ml〜3000ml、好ましくは500ml〜1000mlの水または熱湯に加えて、通常2時間〜15時間、好ましくは、3時間〜12時間煎じる。煎じる際に用いる容器は、金属製の容器ではないガラス製、木製、プラスチック製などの容器が好ましい。
かくして得られる成分、特にパパイヤを煎じることにより抽出した成分は、癌細胞に対する増殖抑制効果を含み、そのまま本発明による組成物または食品組成物の有効成分とすることができる。さらに、本成分を植物薬(Botanical drug)として提供することもできる。本発明によれば、この煎じ液を、さらに精製工程に供して、癌細胞に対する増殖抑制効果を有する成分を分画し、得られる分画成分を有効成分として用いることもできる。このような分画成分としては、例えば、パパイヤの葉の抽出液を、架橋ポリビニルアルコールゲルを充填したゲル濾過カラムであって、排除限界分子量がサンプルとしてプルランを用いた場合に40,000であるゲル濾過カラムによるゲル濾過クロマトグラフィーに供した時、カラム容積の50〜70容量%に相当する溶出液の部分に溶出して来る成分が好ましい。このようなゲル濾過カラムクロマトグラフィーの例として、ゲル濾過クロマトグラフィーのカラムは、粒子径9μmの架橋ポリビニルアルコールゲルを充填した内径7.6mm×長さ500mmのステンレス管であり、かつ排除限界分子量がサンプルにプルランを用いた場合、40,000であるカラム(Shodex Asahipak GS-310 7G)(昭和電工K.K.)であり得る。溶出液には、中性緩衝液、例えば、リン酸緩衝液を用いることができる。具体的には、例えば、粉末化したDulbecco's PBS(-)“Nissui”(日本製薬)9.6gを脱イオン水1Lに溶解し、121℃で15分オートクレーブにて滅菌した緩衝液(pH 7.3〜7.65)が挙げられる。
このような条件下で、抽出液をゲル濾過カラムクロマトグラフィーに供した時に、カラム容積の50〜70容量%に相当する溶出液の部分を溶出することで得られる分画成分を採取することによって、癌細胞に対して増殖抑制効果を含むこれらの成分を得ることができる。以後の実施例に記載するように、この分画成分を、上記と同様のゲル濾過カラムにかけ、示差屈折率計(RI)および紫外分光光度計(SPD-10AVp)によりクロマトグラムを測定し、分子量既知のプルランおよびオリゴ糖マーカーとの相対的分子量比較に基づき、含有成分の分子量の概算および物性評価を行った。RI検出器により分子量1700、1000、700、600、400、および300の成分が検出された。分子量1700および1000の分子(群)についてはUV(260nm)下でピークが検出され、低分子量(300〜700)についてもまたUV(260nm)下でピークが認められた。従って、パパイヤの葉の抽出液から、さらに精製される抗腫瘍効果を含む分画成分は、UV(260nm)を吸収する1700、1000、および700〜300の分子量の分子(群)およびRIにより検出可能な1700、1000、700、600、400、300、および200の分子量の分子(群)に含まれており、それぞれが単独もしくは複合的に作用して抗腫瘍効果を発揮すると考えられる。
かくして得られる煎じ液/抽出液またはさらに分画した成分は、癌の予防、治療、または改善用にそのまま服用することもでき、またこの煎じ液/抽出液または分画成分をドリンク剤用の通常使用される適当な成分と混合してドリンク剤として服用することもできる。または、この煎じ液/抽出液または分画成分を、必要に応じて乾燥させ、次いで散剤、錠剤などに通常使用される賦形剤またはその他の添加剤を添加した後、散剤、錠剤などの形態にして服用することもできる。
さらに、パパイヤの煎じ液/抽出液成分またはその分画成分は、保存する際には金属製の容器ではないガラス製、木製、プラスチック製などの容器中にて低温、例えば4℃程度の条件下で保存するのが好ましい。
例えばパパイヤの葉から調製された本発明の煎じ液/抽出液成分またはその分画成分は、胃癌、肺癌、膵臓癌、肝臓癌、大腸癌、子宮癌、卵巣癌、神経芽細胞腫などの固形癌、もしくはリンパ腫、白血病などの血液系癌の予防または治療に有効である。好ましい態様において、処置は疾患に罹患した対象に投与される。他の態様において、処置は予防として投与される。煎じ液/抽出液成分またはその分画成分の投与量は、剤型、対象の症状、癌の種類などによる。しかしながら、例えば煎じ液/抽出液を服用する場合、通常、一日当たり100ml〜750mlの量を1ヶ月〜3ヶ月にわたって毎日服用するのが好ましい。分画成分を服用する場合、一日当たり10ml〜200mlの量を1ヶ月〜3ヶ月にわたって毎日服用するのが好ましい。
また、本発明は、パパイヤ(Carica papaya)の煎じ液/抽出液を有効成分として含有する、癌を予防または改善するための食品組成物を提供する。本発明の食品組成物として、一般的な食品の他、例えば、健康食品、機能性食品、特定保健用食品、栄養補助食品、経腸栄養食品などを挙げることができるが、癌を予防または改善する効果を有するものであればこれらの食品に限定されない。食品組成物の製造方法は、当業者にとって周知慣用技術である。すなわち、本発明によるパパイヤ(Carica papaya)の煎じ液/抽出液成分を食品衛生上許容される配合物と混合して、一般的な食品、健康食品、機能性食品、特定保健用食品、栄養補助食品、経腸栄養食品などに加工することができる。例えば安定化剤、保存剤、着色料、香料、ビタミンなどの添加物をパパイヤ(Carica papaya)の煎じ液/抽出液成分に適宜添加し、混合し、常法により、錠剤、ピル、顆粒状、粉末状、カプセル状、液状、クリーム状、飲料などの食品組成物に適した形態とすることができる。さらに、本発明の食品組成物には、該食品組成物および/または該食品組成物中の成分が、癌を予防または改善する効果を含むことを、該食品組成物の包装用容器上および/または販売を促進するためのパンフレットに記載または表示して販売されるものが含まれる。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明を実施例を用いて具体的に説明するが、これらに限定されるとは解釈されない。
実施例1
パパイヤの葉からの抽出液の調製
パパイヤの葉を日光の下で約1〜2日間にわたって大気中に放置して乾燥させ、乾燥したパパイヤの葉の一枚分約27gを、ガラス容器中の500mlの水に加えて12時間、全量が約50mlになるまで沸騰させた。得られる煎じ液をフィルター殺菌して本発明のパパイヤの抽出液を得た。
試験例1
パパイヤ葉の抽出液のMMTアッセイ法による抗癌作用試験
各種の癌細胞を用いて、実施例1で調製されたパパイヤ葉の抽出液の抗癌作用をMMTアッセイ法(Hansen et al.,J.Immunol.Methods 119:203-210,1989)により調べた。
(1)方法
AGS(胃癌細胞株)、Capan-1(膵臓癌細胞株)、DLD-1(大腸癌細胞株)、Dov-13(卵巣癌細胞株)、Karpas(リンパ腫細胞株)、MCF-7(乳癌細胞株)およびT98G(神経芽細胞腫細胞株)由来の癌細胞を、96ウェルマイクロタイタープレートに分注し、10%胎児牛血清を含むRPMI-1640溶液培地で培養し、コンフルエントになるまで培養した。次いで、実施例1で調製したパパイヤ葉の抽出液を20倍(1:20)、150倍(1:150)および400倍(1:400)にそれぞれ培養液で希釈し、各ウェル中の癌細胞株に100μLの容量の希釈液を加えて、2〜8日間にわたって37℃で培養した。その後25μLの3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)2,5-ジフェニルテトラゾリウムブロマイド(MTT)を最終濃度1mg/mlとなるように各ウェルに加え、37℃でさらに2時間培養し、次いで0.04N塩酸を含む100μLのイソプロパノールを加えた。37℃で1晩培養後、570nmの吸光度を測定して対照と比較してどれだけ細胞がパパイヤ葉の抽出液で殺されたか調べた。
(2)結果
得られた結果を図1〜図7に示した。これらの図から分かるように、パパイヤ葉の抽出液は、各癌細胞株に対して濃度依存的に抗癌作用を有した。特に、図5に示すように、Karpas(リンパ腫細胞株)において、抽出液の50倍希釈濃度で培養4日目で細胞死40%の最大値を示した。
試験例2
パパイヤ葉の抽出液の3H-チミジン取り込みによる抗癌作用試験
(1)方法
Hela(子宮癌細胞株)、Karpas(リンパ腫細胞株)、CD26陰性Jurkat(T細胞白血病細胞株)およびCD26陽性Jurkat(CD26形質転換T細胞白血病細胞株)由来の癌細胞を5×103/100μlにて96ウェルマイクロタイタープレートに分注した。次いで実施例1で調製したパパイヤ葉の抽出液を培養液(10%胎児牛血清を含むRPMI-1640液)で様々な希釈倍率で希釈し、各ウェル中の癌細胞株に10μlの各希釈液を加え、それを37℃、5%CO2培養器にて培養した。培養の24および48時間後に、3H-チミジン1μCi(1マイクロキューリー)/10μl量を添加した。4時間後、DNA合成のために癌細胞に取り込まれた3H-チミジン(cpm)量をシンチレーションカウンターにて測定し、癌細胞に対する増殖抑制効果を調べた。
(2)結果
得られた結果を図8〜図11に示した。これらの図から明らかなように、パパイヤ葉の抽出液によって各種癌細胞株の3H-チミジン取り込み、即ちDNA合成が抑制された。これは明らかに増殖抑制効果を示した。
試験例3
患者への適用
胃癌が膵臓に転移した47才の女性患者で、腫瘍マーカー値CEAは49、アルファフェトプロテインは369であった。乾燥したパパイヤ葉1枚を3000mlの水に入れ、木製の容器内で約3時間沸騰させ750mlまで濃縮した。患者は、このパパイヤ葉の抽出液を毎日約750ml、90日間飲み、次いで90日間飲むのを休み、その後90日間飲み続けた。結果、胃癌の膵臓転移が消失し、CEAレベルは2.3に低下し、アルファフェトプロテインも2.0に低下し、その後、再発は認められなかった。
さらに、5例の肺癌患者、3例の胃癌患者、3例の乳癌患者、1例の膵臓癌患者、1例の肝臓癌患者、および1例の血液系癌患者で、パパイヤ葉の抽出液を飲むことにより長期生存が認めらた。
実施例2
パパイヤ葉の抽出液の分画、分画成分の抗腫瘍効果の測定、および分画成分の分析
(1)ゲル濾過クロマトグラフィーによる分画
乾燥パパイヤの葉(約27g)をガラスビーカーを用いて500mlの蒸留水で100℃にて1時間加熱後、さらに55℃で10時間加熱して50ml容量に濃縮した抽出液を調製した。その後、ゲル濾過クロマトグラフィーにより分子量による分画を実施し、かつ抗腫瘍活性物質のさらなる解析を実施した。
ゲル濾過クロマトグラフィーは、室温にて抽出液500μLを用いて行った。送液はLC-10AVp(島津製作所)を用いて実施し、ここで移動相流速は1mL/分とし、かつ分画法は検出器出口からの溶出液を1分間隔で手動で回収する段階を含み、それによって全60分画を得た。ゲル濾過クロマトグラフィーに用いたカラムは、架橋ポリビニルアルコールゲル(粒子径9μm)を充填した内径7.6mm×長さ500mmのステンレス管であり、かつ排除限界となる分子量がサンプルにプルランを用いた場合、40,000のカラム(Shodex Asahipak GS-310 7G)(昭和電工K.K.)であったことに留意されたい。さらに、溶出液には粉末化したDulbecco's PBS(-)“Nissui”(日本製薬)9.6gを脱イオン水1Lに溶解し、121℃で15分オートクレーブにて滅菌したもの(pH 7.3〜7.65)を用いた。
(2)分画成分の抗腫瘍効果の測定
分画成分の抗腫瘍効果を検討するため、Jurkat T細胞を、RPMI-1640培地(sigma)(10%胎児牛血清)中に懸濁し、96ウェル細胞培養用マイクロプレート(平底)(Becton Dickinson & Co.)に、5×103細胞/ウェル(5×104細胞/mL)の濃度で播種した。さらにゲル濾過クロマトグラフィーによって得られた分画成分を、培地100μLに対して10μLの量で各ウェルに添加し、培養を行った。培養開始から48時間後、分画成分添加群および無添加群のJurkat T細胞の両方を、1μCi/ウェルになるように3H-チミヂン(3H-TdR)(PerkinElmer Life Sciences)で標識し、4時間培養した。その後、細胞内に取り込まれた3H-TdRの量を測定し、各Jurkat T細胞によるDNA合成量を評価することによって、各分画成分の抗腫瘍効果を検討した。Jurkat T細胞の増殖に対する、パパイヤ葉浸出液の分画成分添加の影響を図12に示した。
(3)結果
図12に示した結果から、培地中で培養したJurkat T細胞、および分画成分と等量のPBSを添加したJurkat T細胞はそれぞれ、15192.33±413.4(cpm)および16837.33±288(cpm)の3H-TdRの取り込みを示した。一方、ゲル濾過クロマトグラフィーによる溶出時間12分〜13分の間に溶出した分画成分(分画13:カラム容積の53〜57容量%に相当する溶出液の部分)、およびゲル濾過クロマトグラフィーによる溶出時間13分〜14分の間に溶出した分画成分(分画14:カラム容量の57〜62容量%に相当する溶出液の部分)を添加したJurkat T細胞は、それぞれ2757±153.7(cpm)および3080±84.7(cpm)の3H-TdRの取り込みを示した。これは、培養培地で100倍に希釈した(ゲル濾過クロマトグラフィーを行う前の)未分画抽出液を添加したJurkat T細胞による3316.7±516.0(cpm)の3H-TdRの取り込み量に匹敵した。
従って、本発明者らはJurkat T細胞に対する増殖抑制作用(抗腫瘍効果)を含むパパイヤ葉抽出液の分画成分が、分画13および14に存在することを見出した。
(4)分画成分の分析
さらに、ゲル濾過クロマトグラフィーにより得られた抗腫瘍効果を含む分画成分(分画13および分画14)をそれぞれ同様のカラムにかけ、示差屈折率計(RI)(RID-6A)(島津製作所)および紫外分光光度計(SPD-10AVp)(島津製作所)によりクロマトグラムを測定した。分子量既知のプルランおよびオリゴ糖マーカーとの相対的分子量比較に基づき、含有成分の分子量の概算、および物性評価を行った。
その結果、分画13ではRI検出器により分子量1700、1000、700、および300の成分が検出され、分子量1700および1000の分子(群)についてはUV(260nm)下でもピークが検出された。従って、この分画はこの領域に吸収を有する化合物を含むと推測される。一方、分画14ではRI検出器により分子量1700、1000、600、400、および200の成分が検出され、分子量1700および1000の分子(群)、ならびに低分子量(300〜700)についてもUV(260nm)下でピークが認められた。
従って、パパイヤの葉より抽出された抗腫瘍効果を含む分画成分は、本実験系に用いたゲル濾過クロマトグラフィーの開始後12分〜14分の間に抽出され、抗腫瘍効果を含む成分は、UV(260nm)を吸収する1700、1000、および700〜300の分子量の分子(群)、ならびにRIにより検出可能な1700、1000、700、600、400、300、および200の分子量の分子(群)に含まれ、それぞれが単独もしくは複合的に作用して抗腫瘍効果を発揮すると考えられる。
産業上の利用可能性
以上に詳細に説明した通り、パパイヤ(Carica papaya)の葉もしくは他の部分の煎じ液/抽出液成分またはその分画成分は、例えば胃癌、肺癌、膵臓癌、大腸癌などの固形癌、もしくはリンパ腫、白血病などの血液系癌の予防または治療に有効であり、かつ副作用の少ない安全性の高いものであり、その医学的意義は極めて高い。さらに、パパイヤ(Carica papaya)の抽出液成分を、癌を予防または改善するための有効成分として含有する食品組成物は、ヒトの健康維持および増進に寄与する機能性食品となることが高く期待される。
AGS(胃癌細胞株:1000細胞/ウェルおよび2000細胞/ウェル、3日間培養)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の抗癌作用を示すグラフである。 Capan-1(膵臓癌細胞株:1000細胞/ウェルおよび2000細胞/ウェル、5日間培養;40000細胞/ウェル、4日間培養)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の抗癌作用を示すグラフである。 DLD-1(大腸癌細胞株:20000細胞/ウェル、4日間培養)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の抗癌作用を示すグラフである。 DOV-13(卵巣癌細胞株、3000細胞/ウェル、2日間培養)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の抗癌作用を示すグラフである。 Karpas(リンパ腫細胞株)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液50倍希釈液の抗癌作用を示すグラフである。 MCF-7(乳癌細胞株:2500細胞/ウェルおよび7500細胞/ウェル、6日間培養)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の抗癌作用を示すグラフである。 T98G(神経芽腫瘍細胞株:2000細胞/ウェルおよび4000細胞/ウェル、3日間培養)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の抗癌作用を示すグラフである。 Hela(子宮癌細胞株)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の増殖抑制効果を示すグラフである。 Karpas(リンパ腫細胞株)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の増殖抑制効果を示すグラフである。 CD26陰性Jurkat(T細胞白血病細胞株)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の増殖抑制効果を示すグラフである。 CD26陽性Jurkat(T細胞白血病細胞株)に対する本発明のパパイヤ葉の抽出液の増殖抑制効果を示すグラフである。 ゲル濾過クロマトグラフィーにより分画されたパパイヤ葉の抽出液成分の、Jurkat T細胞に対する増殖抑制効果を測定した結果を示す。

Claims (45)

  1. パパイヤ(Carica papaya)を煎じることにより抽出した成分を有効成分として含有する、癌の予防、治療、または改善のための組成物。
  2. 有効成分がパパイヤの葉の抽出液である、請求項1記載の組成物。
  3. 有効成分が、架橋ポリビニルアルコールゲルを充填したゲル濾過カラムであって、排除限界分子量がサンプルとしてプルランを用いた場合に40,000であるゲル濾過カラムを用いるゲル濾過クロマトグラフィーに供した時に、カラム容積の50〜70容量%に相当する溶出液の部分に溶出する、パパイヤの葉の抽出液由来の成分である、請求項1または2記載の組成物。
  4. 固形癌もしくは血液系癌を予防または治療するために用いられる、請求項1〜3のいずれか一項記載の組成物。
  5. ドリンク剤、散剤、または錠剤の形態にある、請求項1〜4のいずれか一項記載の組成物。
  6. パパイヤ(Carica papaya)の抽出液成分を有効成分として含有する、癌を予防または改善するための食品組成物。
  7. 有効成分がパパイヤの葉の抽出液である、請求項6記載の食品組成物。
  8. 有効成分が、架橋ポリビニルアルコールゲルを充填したゲル濾過カラムであって、排除限界分子量がサンプルとしてプルランを用いた場合に40,000であるゲル濾過カラムを用いるゲル濾過クロマトグラフィーに供した時に、カラム容積の50〜70容量%に相当する溶出液の部分に溶出する、パパイヤの葉の抽出液由来の成分である、請求項6または7記載の食品組成物。
  9. 固形癌もしくは血液系癌を予防または改善するための、請求項6〜8のいずれか一項記載の食品組成物。
  10. ドリンク剤、散剤、または錠剤の形態にある、請求項6〜9のいずれか一項記載の食品組成物。
  11. 健康食品、機能性食品、特定保健用食品、栄養補助食品、または経腸栄養食品である、請求項6〜10のいずれか一項記載の食品組成物。
  12. 癌細胞の増殖を抑制する組成物の調製方法であって、方法はパパイヤ由来の葉または他の組織から抽出液を調製する段階を含み、そのように調製された抽出液は癌細胞の増殖を抑制する組成物である、方法。
  13. 抽出液を濃縮する段階をさらに含む、請求項12記載の方法。
  14. 少なくとも約2倍、少なくとも約4倍、または少なくとも約8倍で抽出液を濃縮する段階をさらに含む、請求項12記載の方法。
  15. 抽出液を調製する段階が、水溶液中でパパイヤ由来の葉または他の組織を煎じる段階を含む、請求項12記載の方法。
  16. パパイヤ由来の葉または他の組織が水溶液中で約2〜約15時間加熱される、請求項13記載の方法。
  17. 抽出液をカラムクロマトグラフィーに供する段階、および1つまたは複数の溶出分画を収集する段階をさらに含み、そのように収集された少なくとも1つの溶出分画が癌細胞の増殖を抑制する組成物である、請求項12記載の方法。
  18. 以下の段階を含む、癌細胞の増殖を抑制する組成物を調製する方法:
    (i)パパイヤ由来の葉または他の組織から抽出液を調製する段階;
    (ii)抽出液をカラムクロマトグラフィーに供する段階;および
    (iii)1つまたは複数の溶出分画を収集する段階であって、そのように収集された少なくとも1つの溶出分画が癌細胞の増殖を抑制する組成物である、段階。
  19. そのように収集された少なくとも1つの分画が、RI検出器により検出され得、かつ約1700、約1000、約700、約600、約400、および約300より選択される分子量を有する成分を含む、請求項17または18記載の方法。
  20. そのように収集された少なくとも1つの分画が、260 nmでUV検出器により検出され得、かつ約1700および約1000より選択される分子量を有する成分を含む、請求項17または18記載の方法。
  21. そのように収集された少なくとも1つの分画が、260 nmでUV検出器により検出され得、かつ約300から約700の分子量を有する成分を含む、請求項17または18記載の方法。
  22. 抽出液をカラムクロマトグラフィーに供する段階が、架橋ポリビニルアルコールゲルで充填されたゲル濾過カラムを用いる段階を含む、請求項17または18記載の方法。
  23. 抽出液をカラムクロマトグラフィーに供する段階が、約2000またはそれ以上の排除限界分子量を有するカラムを用いる段階を含む、請求項17または18記載の方法。
  24. 排除限界分子量が、約2000またはそれ以上、約4000またはそれ以上、約10000またはそれ以上、約20000またはそれ以上、および約40000またはそれ以上より選択される、請求項23記載の方法。
  25. 排除限界分子量が約40000である、請求項23記載の方法。
  26. 請求項12〜25のいずれか一項記載の方法によって得ることが出来る組成物。
  27. 請求項12〜25のいずれか一項記載の方法によって得られる組成物。
  28. 請求項26または27記載の組成物の有効量を、それを必要とする対象に投与する段階を含む、癌を予防または治療する方法。
  29. 癌が、胃癌、肺癌、膵臓癌、肝臓癌、大腸癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、神経芽細胞腫、リンパ腫、および白血病からなる群より選択される、請求項28記載の方法。
  30. 癌を予防または治療する方法であって、方法はパパイヤ由来の葉または他の組織の抽出液を含む組成物の有効量を、それを必要とする対象に投与する段階を含み、抽出液は癌細胞の増殖を抑制する組成物である、方法。
  31. 癌を予防または治療する方法であって、方法はパパイヤ由来の葉または他の組織の抽出液をカラムクロマトグラフィーに供することにより収集される1つまたは複数の分画を含む組成物の有効量を、それを必要とする対象に投与する段階を含み、そのように収集された少なくとも1つの分画が癌細胞の増殖を抑制する組成物である、方法。
  32. 癌の予防、治療、または改善のための薬物の調製におけるパパイヤ抽出液の成分の使用。
  33. 抽出液がパパイヤを煎じることにより調製される、請求項32記載の使用。
  34. 抽出液がパパイヤを煎じ、次いでそれをフィルター殺菌することにより調製される、請求項33記載の使用。
  35. 抽出液がパパイヤの葉または他の組織の抽出液である、請求項32記載の使用。
  36. 薬物が固形癌もしくは血液系癌を予防、治療、または改善するために用いられる、請求項32記載の使用。
  37. 薬物がドリンク剤、散剤、または錠剤の形態にある、請求項32記載の使用。
  38. 薬物が薬学的に許容される賦形剤または添加剤をさらに含む、請求項32記載の使用。
  39. 癌の予防、治療、または改善のための食品組成物の調製におけるパパイヤ抽出液の成分の使用。
  40. 抽出液がパパイヤを煎じることにより調製される、請求項39記載の使用。
  41. 抽出液がパパイヤを煎じ、次いでそれをフィルター殺菌することにより調製される、請求項39記載の使用。
  42. 抽出液がパパイヤの葉または他の組織の抽出液である、請求項39記載の使用。
  43. 食品組成物が固形癌もしくは血液系癌を予防、治療、または改善するために用いられる、請求項39記載の使用。
  44. 食品組成物がドリンク剤、散剤、または錠剤の形態にある、請求項39記載の使用。
  45. 食品組成物が添加剤をさらに含む、請求項39記載の使用。
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