JP2006306769A - アポトーシス誘導剤、これを含有する飲食物及び薬品並びにアポトーシス誘導剤の製造方法 - Google Patents

アポトーシス誘導剤、これを含有する飲食物及び薬品並びにアポトーシス誘導剤の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 メカブとアスコフィラム属藻類との混合物由来の、安全性が高く、且つ十分なアポトーシス誘導性を有するアポトーシス誘導剤、これを含有する飲食物及び薬品、並びにアポトーシス誘導剤の製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明のアポトーシス誘導剤は、メカブとアスコフィラム属藻類との混合物の抽出物を含有することを特徴とする。また、本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法は、メカブとアスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する工程を備えることを特徴とする。メカブとアスコフィラム属藻類との合計を100質量%とした場合に、メカブは5〜50質量%(特に7〜40質量%)であることが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アポトーシス誘導剤、これを含有する飲食物及び薬品並びにアポトーシス誘導剤の製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、メカブとアスコフィラム属藻類との混合物の抽出物を含有するアポトーシス誘導剤、これを含有する飲食物及び薬品並びにメカブとアスコフィラム属藻類との混合物からアポトーシス誘導成分を抽出するアポトーシス誘導剤の製造方法に関する。
現在、死亡原因の第1位はガンであり、その予防に対する人々の関心は極めて高い。このガンを予防するため、日常的に有効成分を摂取する方法が数多く提案されている。このような状況下、近年、ガン研究の分野では、アポトーシス、即ち、異常となった細胞を除去するためのプログラム化された細胞死に関する研究が盛んになりつつある。このアポトーシスは、生物個体発生における組織及び臓器の形成、並びに生体の恒常性維持及び防御に重要な作用をしている。更に、アポトーシスが多くの病気の発生に深い関わりを有していることが解明されつつある。
細胞のアポトーシスによる制御作用の異常は、ガン形成の原因の1種であると考えられている。本来死滅すべき細胞がアポトーシスに至ることなく生き残ってしまうと、その細胞が様々な刺激を受けて染色体上に変異を重ねることにより、最終的にガン細胞になるとされている。このように、ガン細胞は、アポトーシスに対する耐性機構を備えることによって増殖が可能になると考えられている。即ち、種々の遺伝子変異をともなう細胞のガン化はアポトーシスに対する耐性獲得と関連がある。そして、この耐性獲得を抑えるため、従来から植物由来のアポトーシス誘導剤の製造が検討されている(例えば、特許文献1及び特許文献2等参照)。
特開2001−151676号公報 特開2002−308763号公報
しかし、これまでに提案された植物由来のアポトーシス誘導剤は、限られた植物種から得られたものであり、より確実にアポトーシスの作用が発現するアポトーシス誘導剤を、より多くの種類の植物から得ることが必要である。また、人などに対して処方される植物由来のアポトーシス誘導剤を含有する飲食物及び薬品等は、その効能が処方部位及び個人差によって変動する可能性があるため、より多くの植物種等から抽出された多くのアポトーシス誘導剤を開発する必要がある。
本発明は、上記の従来の状況に鑑みてなされたものであり、海草であるメカブ及びアスコフィラム属藻類由来の、安全性が高く、且つ十分なアポトーシス誘導活性を有するアポトーシス誘導剤、これを含有する飲食物及び薬品並びにアポトーシス誘導剤の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は以下のとおりである。
1.メカブとアスコフィラム属藻類との混合物の抽出物を含有することを特徴とするアポトーシス誘導剤。
2.ガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導する上記1.に記載のアポトーシス誘導剤。
3.上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との合計を100質量%とした場合に、上記メカブの含有量は5〜50質量%である上記1.又は2.に記載のアポトーシス誘導剤。
4.上記抽出物の含有量が0.001〜20質量%である上記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤。
5.上記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤を含有することを特徴とする飲食物。
6.上記飲食物を100質量%とした場合に、上記アポトーシス誘導剤の含有量は0.001〜20質量%である上記5.に記載の飲食物。
7.上記1.乃至4.のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤を含有することを特徴とする薬品。
8.上記薬品を100質量%とした場合に、上記アポトーシス誘導剤の含有量は0.001〜20質量%である上記7.に記載の薬品。
9.メカブとアスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する工程を備えることを特徴とするアポトーシス誘導剤の製造方法。
10.上記アポトーシス誘導成分は、ガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導する成分である上記9.に記載のアポトーシス誘導剤の製造方法。
11.上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との合計を100質量%とした場合に、上記メカブの含有量は5〜50質量%である上記9.又は10.に記載のアポトーシス誘導剤の製造方法。
12.上記溶媒が水系溶媒である上記9.乃至11.のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤の製造方法。
本発明のアポトーシス誘導剤は、植物由来のアポトーシス誘導剤であり、安全性が高く、且つ十分なアポトーシス誘導活性を有し、特にガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導することができる。
本発明のアポトーシス誘導剤において、メカブの含有量が上記範囲であると、十分なアポトーシス誘導活性を有するとともに安価なアポトーシス誘導剤とすることができる。
本発明のアポトーシス誘導剤において、上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との混合物の抽出物の含有量が上記範囲であると、十分なアポトーシス誘導活性を有するとともに安価なアポトーシス誘導剤とすることができる。
本発明の飲食物及び本発明の薬品は、安全性が高く、且つ十分なアポトーシス誘導活性を有する。特に、上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との混合物の抽出物の含有量が上記範囲であると、より安全性が高く、且つ十分なアポトーシス誘導活性を有する飲食物及び薬品とすることができる。
本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法は、操作が簡便であり、且つ効率よくアポトーシス誘導剤、特にガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導することができるアポトーシス誘導剤を製造することができる。
また、本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法において、メカブの含有量が上記範囲であると、十分なアポトーシス誘導活性を有するとともに安価なアポトーシス誘導剤を、効率よく製造することができる。
更に、溶媒が水系溶媒である場合は、安全性が高く、作業が容易である。
以下、本発明を詳細に説明する。
[1]アポトーシス誘導剤
本発明のアポトーシス誘導剤は、メカブとアスコフィラム属藻類との混合物の抽出物を含有することを特徴とする。また、本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法は、メカブとアスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する工程を備えることを特徴とする。
上記「メカブ」は、褐藻類の1種であるワカメの根本にあるひだ状の胞子のうである。上記メカブは、ワカメの繁殖を担う部分であるため、栄養分が凝縮されている。また、
上記「アスコフィラム属藻類」は、褐藻類の1種であり、高緯度圏、特に北緯60〜68度の北欧等に産するヒバマタ目の褐藻である。上記アスコフィラム属藻類として具体的には、例えば、アスコルフィラム・ノドサム(Ascophyllum Nodosum)が挙げられる。上記メカブ及び上記アスコフィラム属藻類の産地は特に限定されず、本発明では、各地に産するワカメから得られるメカブ及びアスコフィラム属藻類を用いることができる。
上記メカブ及び上記アスコフィラム属藻類は、収穫したものを水洗等して用いることができる。更に、例えば、天日干し又は適温で熱風乾燥したものを用いることもできる。これらはそのまま抽出に供することもできるが、効率よく抽出するためには、メカブ及びアスコフィラム属藻類を紐状物、小片又は粉末とし、抽出時の溶媒との接触面積を大きくすることが好ましい。この紐状物の径及び長さは特に限定されないが、径は10mm以下、特に0.5〜5mm、更に0.5〜3mmであることが好ましく、長さは300mm以下、特に2〜200mmであることが好ましい。また、小片の寸法も特に限定されないが、最大寸法が100mm以下、特に2〜30mmであることが好ましい。更に、粉末の平均粒径も特に限定されないが、2mm以下、特に0.1〜1mm、更に0.3〜0.8mmであることが好ましい。更に、上記メカブ及び上記アスコフィラム属藻類は、得られる抽出物のアポトーシス誘導活性を著しく低下させない限り、必要に応じて不純物除去等の前処理をしてもよい。
上記混合物中の上記メカブ及び上記アスコフィラム属藻類の含有量は特に限定されず、必要とされるアポトーシス誘導活性等によって適宜設定することができる。上記混合物中の上記メカブの含有量は、上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との合計を100質量%とした場合に、メカブが5〜50質量%、特に7〜40質量%、更に10〜30質量%であることが好ましい。上記メカブの含有量が上記範囲内であれば、十分なアポトーシス誘導活性を有するアポトーシス誘導剤を得ることができる。
本発明のアポトーシス誘導剤に含まれる上記「抽出物」は、上記メカブとアスコフィラム属藻類との混合物から抽出することにより得られる抽出物を含有する限り、特に製造方法に限定はないが、通常、本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法により製造することができる。即ち、上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する工程を備える方法により製造することができる。従って、後述する本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法についての説明は、本発明のアポトーシス誘導剤に含まれる上記「抽出物」の製造方法についても適用できる。
本発明のアポトーシス誘導剤は、上記抽出物を含有するものであれば、その形態に特に限定はない。例えば、本発明のアポトーシス誘導剤は、液状、固形状、粉末状、顆粒状、造粒した造粒状等とすることができる。上記液状物は、例えば、凍結乾燥等の公知の方法により乾燥した固形物や粉末物を水若しくはエタノール、プロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコール等の有機溶媒、又はこれらの混合溶媒に溶解若しくは分散させることにより得ることができる。また、本発明のアポトーシス誘導剤は、本発明の作用効果を阻害しない限り、品質維持等の目的のために、上記抽出物以外の他の成分を含有していてもよい。
本発明のアポトーシス誘導剤において、上記抽出物の含有量については特に限定はない。アポトーシス誘導剤全量を100質量%とした場合に、上記抽出物の含有量は0.001〜20質量%、特に0.005〜10質量%、更に0.01〜10質量%であることが好ましい。また、例えば、本発明のアポトーシス誘導剤が上記抽出物の粉末等の固形物を溶媒に溶解した液状物の場合、上記抽出物の含有量は0.01mg/ml以上、好ましくは0.1mg/ml以上、更に好ましくは0.3mg/ml以上、より好ましくは0.3〜5.0mg/ml、特に好ましくは0.3〜3.0mg/mlとすることができる。更に、上記抽出物の粉末等の固形物をそのまま用いることもでき、この場合、抽出物の粉末からなるカプセル(粉末100質量%)等の形態のアポトーシス誘導剤とすることができる。
本発明のアポトーシス誘導剤は、単にメカブ抽出物及びアスコフィラム属藻類抽出物の混合物と比べて優れたアポトーシス誘導活性、特にガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導する性能を有していることから、アポトーシス誘導活性を有する薬品、飲食品として利用することができる。また、本発明のアポトーシス誘導剤は、各種飲料及び食品に添加することにより、飲料及び食品にアポトーシス誘導活性を付与することができる。よって、本発明のアポトーシス誘導剤は、飲料及び食品にアポトーシス誘導活性を付与するための飲食品用添加剤として好適に用いることができる。
[2]アポトーシス誘導剤の製造方法
本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法は、メカブとアスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する工程を備えることを特徴とする。
上記「メカブとアスコフィラム属藻類との混合物」については、上述の本発明のアポトーシス誘導剤についての説明が適用できる。
抽出に用いられる上記「溶媒」は特に限定されず、水、並びにアルコール、エステル、エーテル及びアセトン等の有機溶媒のいずれも使用することができる。また、上記溶媒は1種のみ用いてもよいし、2種以上の混合溶媒でもよい。上記アルコールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール及びブチルアルコール等の1価の低級アルコール(炭素数1〜5、好ましくは1〜4)、並びにプロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコール等の常温(例えば、23℃)で液体の多価アルコールが挙げられる。また、上記エステルとしては、酢酸エチルエステル等の低級アルキルエステルが挙げられる。更に、上記エーテルとしてはエチルエーテル等が挙げられる。これらの溶媒のうちでは、水系溶媒が好ましい。この水系溶媒としては、例えば、水、アルコール、並びに水とアルコール、特にメチルアルコール及びエチルアルコール等の1価の低級アルコール(炭素数1〜5、好ましくは1〜4)との混合溶媒が挙げられる。水−アルコール混合溶媒において、水とアルコールとの合計を100質量%とした場合に、アルコールは10〜50質量%、好ましくは15〜40質量%、更に好ましくは20〜40質量%とすることができる。また、上記溶媒としては、安全性が高く、取り扱い易い水が特に好ましい。また、上記水として50〜100℃、好ましくは60〜100℃、更に好ましくは70〜90℃の熱水を用いてもよい。
尚、水以外の溶媒を用いるときは、効率よく抽出するため、可能な限り水を併用することが好ましい。この場合、水以外の溶媒は80質量%以下、特に50質量%、更に40質量%以下(水と水以外の溶媒との合計を100質量%とする。)であることが好ましい。
本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法では、メカブとアスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する。ここで、「メカブとアスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する」とは、メカブとアスコフィラム属藻類とが共に存在する状態で、溶媒によりアポトーシス誘導成分の抽出がなされる限り、手順に限定はない。手順としては、例えば、(1)原料のメカブ及びアスコフィラム属藻類のそれぞれを順次又は同時に容器に投入し、その後、溶媒を加えて抽出する、(2)容器に入れられた溶媒中に、原料のメカブ及びアスコフィラム属藻類のそれぞれを順次又は同時に投入して抽出する、(3)原料のメカブ及びアスコフィラム属藻類の各々を、予めコーンブレンダー等によりブレンドしてブレンド物を得て、次いで、該ブレンド物を容器に投入し、その後、溶媒を加えて抽出する、及び(4)原料のメカブ及びアスコフィラム属藻類の各々を、予めコーンブレンダー等によりブレンドしてブレンド物を得て、次いで、容器に入れられた溶媒中に、該ブレンド物を投入して抽出することが挙げられる。
上記メカブ及びアスコフィラム属藻類と、溶媒との質量割合は特に限定されず、アポトーシス誘導剤のアポトーシス誘導活性等により設定することができる。メカブ及びアスコフィラム属藻類と、溶媒との合計を100質量%とした場合に、メカブとアスコフィラム属藻類との質量割合の合計は、1〜10質量%、特に2〜9質量%、更に3〜8質量%であることが好ましい。メカブとアスコフィラム属藻類との質量割合の合計が上記範囲であれば、十分なアポトーシス誘導活性を有するアポトーシス誘導剤を得ることができる。
本発明のアポトーシス誘導剤の製造方法では、メカブ、アスコフィラム属藻類及び溶媒の他に、抽出を促進する作用を有する塩酸等を0.03〜0.08モル濃度となるように含有させることができる。更に、pHを調整するため、リン酸2水素ナトリウム、酸水素2ナトリウム等の緩衝液などを0.005〜0.015モル濃度となるように含有させることもできる。
上記抽出の条件は、アポトーシス誘導成分を抽出することができる限り特に限定はない。例えば、上記溶媒のpHは通常3〜10、好ましくは4〜9、更に好ましくは5〜8とすることができる。
また、抽出温度についても特に制限されないが、常温又は加熱抽出が好ましい。常温抽出であれば、例えば、上記メカブとアスコフィラム属藻類との混合物を水−メタノール混合溶媒等の溶媒に浸漬し、0.5時間〜5日間程度室温(10〜35℃、特に15〜30℃)にて放置することにより抽出することができる。また、加熱抽出の場合、溶媒の種類等にもよるが、通常40〜100℃、好ましくは50〜95℃、更に好ましくは60〜90℃で抽出を行う。溶媒が水系溶媒、特に水である場合、抽出温度は、40〜100℃、特に50〜100℃、更に65〜95℃であることが好ましい。抽出温度が上記範囲であれば、短時間でアポトーシス誘導成分を含む抽出物を効率よく得ることができ、また、抽出物のアポトーシス誘導活性の低下を抑制することができる。この理由は明らかではないが、アポトーシス誘導活性を有する化合物の分解が抑制されることが一因ではないかと考えられる。
更に、抽出時間も特に限定されない。この抽出時間は、抽出温度等にもよるが、0.5〜6時間とすることができ、1〜5時間、特に1.5〜4時間であることが好ましい。抽出時間が上記範囲内であれば、十分なアポトーシス誘導活性を有する抽出物とすることができる。
この抽出条件としてより具体的には、抽出温度を40〜100℃、且つ抽出時間を0.5〜6時間とすることができる。また、抽出温度が50〜95℃であり、且つ抽出時間が1〜5時間であることが好ましく、抽出温度が60〜90℃であり、抽出時間が1.5〜4時間であることがより好ましい。また、前記のメカブ及びアスコフィラム属藻類と、溶媒との質量割合と、上記の抽出条件との組み合わせは、メカブ及びアスコフィラム属藻類の質量割合を1〜10質量%、抽出温度を40〜100℃、且つ抽出時間を0.5〜6時間とすることができる。更に、メカブ及びアスコフィラムの質量割合が3〜8質量%であり、抽出温度が50〜95℃、且つ抽出時間が1〜5時間であることがより好ましい。この場合、溶媒としては水系溶媒が好ましく、水が特に好ましい。
上記「抽出工程」の後、固形分(メカブ及びアスコフィラム属藻類)と、抽出液(上記「アポトーシス誘導成分」を含む抽出物が溶媒に溶解してなる液)とを分離することにより、アポトーシス誘導剤を得ることができる。上記固形分と上記抽出液とは、フィルタプレス等により分離することができる。抽出に用いた溶媒が、水及び水とエタノールとの混合溶媒等の生体に無害なものである場合、抽出液自体をアポトーシス誘導剤とすることができる。また、上記抽出液から溶媒を除去することにより、固形物のアポトーシス誘導剤を得ることもできる。上記溶媒は、例えば、真空凍結乾燥等の凍結乾燥法及び噴霧乾燥法等により、抽出液から除去することができる。この乾燥方法は特に限定されないが、加熱をともなわず、誘導活性が向上する傾向にある凍結乾燥法が好ましい。また、上記固形物のアポトーシス誘導剤を水及びエタノール等の溶媒に溶解させ、その後、濾過等の方法により夾雑物等を除去し、精製することができる。更に、必要に応じて、滅菌処理等をすることもできる。
[2]アポトーシス誘導剤を含有する飲食物
本発明の飲食物は、本発明のアポトーシス誘導剤を含有する。本発明のアポトーシス誘導剤(例えば、抽出液又は溶媒が除去された粉末等の固形物等)を、そのまま本発明の飲食物としてもよいが、本発明のアポトーシス誘導剤を飲食物の原材料に配合した飲食物とすることもできる。例えば、本発明のアポトーシス誘導剤を飲料に直接配合してもよいし、ビスケット等の固形食品、クリーム状及びジャム状の半流動食品、ゲル状食品の原材料に配合して、本発明のアポトーシス誘導剤を含有するガン予防飲食物、健康飲食物及び機能性飲食物等として提供することができる。また、本発明のアポトーシス誘導剤を、例えば、油脂、エタノール、プロピレングリコール及びグリセリン等のアルコール、並びにこれらの混合物等に溶解させ、その後、飲料に配合するか、又は固形食品、半流動食品若しくはゲル状食品に配合することもできる。更に、必要に応じて、バインダとして作用するアラビアガム及びデキストリン等を配合して顆粒等の形態とし、これを飲料に配合するか、又は固形食品、半流動食品若しくはゲル状食品に配合することもできる。
上記アポトーシス誘導剤を配合する飲食物の種類は特に限定されず、固形食品、クリーム状及びジャム状の半流動食品、ゲル状食品及び飲料等のいずれでもよい。本発明の飲食物としてより具体的には、例えば、特定の保健効果が認められる飲食物、又は生体調整成分の機能を活かした機能性飲食物等とすることができる。本発明の飲食品の具体例としては、酒、炭酸飲料、果実飲料、コーヒー、紅茶、茶、乳酸菌飲料、ヨーグルト、アイスクリーム、飴、ガム、菓子、パン及び麺類等が挙げられる。
本発明の飲食物において、本発明のアポトーシス誘導剤の配合量は特に限定されない。健康食品又は機能性食品等としての摂取は、通常、病気予防、健康維持等を目的とするものであるため、年齢、体重、性別等により、本発明のアポトーシス誘導剤の配合量を調整することが好ましい。本発明の飲食物全量を100質量%とした場合、本発明のアポトーシス誘導剤の配合量(固形物換算)は、0.001〜20質量%、特に0.005〜10質量%、更に0.01〜10質量%であることが好ましい。
本発明の飲食物の処方として具体的には、例えば、下記の処方が挙げられる。下記の本発明のアポトーシス誘導剤の精製乾燥粉末は、抽出液を凍結乾燥させ、その後、精製した粉末である。下記の処方により製造された本発明の飲食物は、ガン予防に有効であるが、この作用効果は、何ら本発明の飲食物の技術的範囲を制限する趣旨ではない。
(1)ソフトカプセル
玄米胚芽油 87.0質量%
乳化剤 12.0質量%
アポトーシス誘導剤(精製乾燥粉末) 1.0質量%
合計 100質量%
(2)清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0質量%
乳化剤 0.5質量%
アポトーシス誘導剤(精製乾燥粉末) 0.05質量%
香料 微量
精製水 残部
合計 100質量%
(3)錠剤
乳糖 54.0質量%
結晶セルロース 30.0質量%
澱粉分解物 10.0質量%
グリセリン脂肪酸エステル 5.0質量%
アポトーシス誘導剤(精製乾燥粉末) 1.0質量%
合計 100質量%
(4)錠菓
砂糖 76.4質量%
グルコース 19.0質量%
ショ糖脂肪酸エステル 0.2質量%
アポトーシス誘導剤(精製乾燥粉末) 0.5質量%
精製水 3.9質量%
合計 100質量%
[3]アポトーシス誘導剤を含有する薬品
本発明の薬品は、本発明のアポトーシス誘導剤を含有する。本発明のアポトーシス誘導剤(例えば、抽出液又は溶媒が除去された粉末等の固形物等)を、そのまま本発明の薬品としてもよいが、本発明のアポトーシス誘導剤と他の医薬成分及び/又はその他添加剤とを配合した薬品とすることもできる。
上記「薬品」には、医薬品及び医薬部外品が含まれる。本発明の薬品は、アポトーシス誘導剤のアポトーシス誘導活性を利用することにより、例えば、ガン治療薬又はガン予防剤とすることができる。上記薬品の形態は特に限定されず、例えば、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤及びシロップ剤等とすることができる。また、上記薬品を経口投与以外の他の方法により投与する場合、抽出液のまま、又は粉末とした後、再び水及びエタノール等に溶解させて調製した溶液等の形態で、更に抽出液、粉末及び/又は溶液に、分散剤、懸濁剤及び安定剤等の各種の添加剤を配合し、注射剤、坐剤などに調製して用いることもできる。上記薬品の投与方法も特に限定されず、例えば、経口投与の他、静脈注射、筋肉内注射、皮下注射により投与することもでき、経口投与であることが好ましい。
アポトーシス誘導剤の投与量は、年齢、体重、症状、治療効果及び投与方法等により調整することが好ましく、通常、成人一人あたり、固形物換算で1回に1〜1000mgの範囲で且つ1日に1回から数回投与することができる。尚、投与量は種々の条件で変動するので、上記の投与量より少量で十分な場合もあるし、上記の投与量の範囲を越えて投与する必要がある場合もある。本発明の薬品全量を100質量%とした場合、本発明の薬品における本発明のアポトーシス誘導剤の配合量(固形物換算)は、0.001〜20質量%、特に0.005〜10質量%、更に0.01〜10質量%であることが好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
[1]アポトーシス誘導活性の評価
(1)メカブ及びアスコフィラム属藻類
メカブ(韓国産);ワカメ(学名「Undoria pinnatifida」)の根元の「胞子のう」の部分を、1〜2mm幅に裁断したものを用いた。
アスコフィラム属藻類(北欧産);アスコフィラム・ノドサム(学名「Ascophyllum nodosum」)を粉砕して、30〜40メッシュ(0.43〜0.60mm)の寸法の粉末とした。
(2)アポトーシス誘導剤の調製
上記メカブ10gと上記アスコフィラム・ノドサム40gとを秤量し、両者を内容積2リットルの攪拌器を備えるガラス容器に入れた。次いで、この容器に更に水1リットルを投入した。その後、容器を加熱して80℃にまで昇温させ、時々攪拌しながら80℃で2時間保持して抽出した。次いで、得られた抽出液を、G200グラスフィルター(東洋濾紙社製)を用いて吸引濾過し、濾液を減圧濃縮し、その後、真空凍結乾燥して粉末化することにより、本発明のアポトーシス誘導剤を得た。
(3)アポトーシス誘導剤を含む濾液の調製
上記(2)で得られた本発明のアポトーシス誘導剤を、リン酸緩衝液(PBS;KCl 0.2g、KHPO 0.2g、NaCl 8.0g、NaHPO・12HO 2.89g/1リットル)に、10mg/mlの濃度となるように溶解した。次いで、孔径0.45μmのポリフッ化ビニリデン製のフィルターにより濾過し、濾液を得た。
(4)アポトーシス誘導率の測定
アポトーシス誘導率は以下のように測定した。
BDファーミンゲン社の「BD Apotosis Detection Kit I」を用いて細胞を染色し、フローサイトメーターとしてBDファーミンゲン社の「FACScaliver」を用いて測定した。アネキシンV−FITCの蛍光が大きい細胞群をアポトーシスが生じた細胞として、このアポトーシスが生じた細胞の、全細胞に対する割合をアポトーシス誘導率として計測した。
[2]評価試験
実施例1
(1)各種の器官のガン細胞に対するアポトーシス誘導率
上記[1](3)で得られた濾液をリン酸緩衝液(PBS)に溶解し、下記の各々の動物細胞用培地(全ての培地は10質量%のウシ胎児血清を含む。)に、最終試料濃度が1.0mg/mlとなるように加えた。その後、1×10〜1×10細胞/サンプルとなるように下記のそれぞれの動物細胞を加え、温度37℃、5体積%のCO存在雰囲気下、24時間培養して、アポトーシスを誘導した。次いで、上記[1](4)に記載の方法によりアポトーシス誘導率を測定した。PBSのみ加えたものをコントロールとした。その結果を図1に示す。尚、PBSのみを加えたものの誘導率は、培地のみの場合と同等であった。
動物細胞用培地及び動物細胞として、以下の動物細胞用培地及び動物細胞を用いた。
(a)培地;「RPMI1640」(100U/ml ペニシリン及び0.1mg/mlストレプトマイシンを含む。)
細胞;「Jurkat」(白血病Tリンパ腫)、「HCS−5」(皮膚扁平上皮がん)、「T47D」(ER陽性乳ガン)、「COLO205」(大腸ガン)、「HEp−2」(喉頭がん)及び「LS174T」
(b)培地;「Minimum Essential Medium Eagle’s」(MEM)
細胞;「SKHep1」
(c)培地;「MEM」[1mMピルビン酸ナトリウム及び0.1mg/mlストレプトマイシン、1×非必須アミノ酸(GibcoBRLL社 MEM 非必須アミノ酸溶液100×)を含む。]
細胞;「T47D」及び「MDA−MB231」
(d)培地;「Dulbecco’s Modified Eagle’s Medium」(D−ME)(100U/mlペニシリン及び0.1mg/mlストレプトマイシンを含む。)
細胞;「A549」及び「HNDF」
(e)培地;「McCoy’s5A」
細胞;「KATOIII」
図1によれば、Jurkat(ヒト白血病Tリンパ腫)細胞では、90%程度のアポトーシス誘導率となっている。また、他のガン細胞でも、その種類による差はみられるものの、アポトーシス誘導を生じていることが分かる。このように、本発明のアポトーシス誘導剤は、広範囲の各種のガン細胞に対してアポトーシス誘導活性を有していることが分かる。更に、正常細胞(NHDF)ではアポトーシスを生じていないことから、本発明のアポトーシス誘導剤は、ガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導する性能を有していることが分かる。
(2)アポトーシス誘導の濃度依存性
実施例2〜3及び比較例1
実施例2として、上記[1](3)で得られた濾液を用いた。また、実施例3として、上記[1](2)における粉末化のための乾燥を噴霧乾燥とし、上記[1](3)に記載の方法により調製した濾液を用いた。更に、比較例1として、上記[1](1)に記載のメカブ及びアスコフィラム・ノドサムをそれぞれ別個に抽出し、粉末化し、これらの粉末を用いて上記[1](3)に記載の方法により得られた各々の濾液の混合液を調製した。上記実施例2〜3の濾液及び比較例1の混合液をリン酸緩衝液(PBS)にそれぞれ溶解し、上記実施例1で用いた培地「RPMI1640」に、最終試料濃度が0.1〜1.0mg/mlとなるように加えた。その後、1×10〜1×10細胞/サンプルとなるように、実施例1で用いた動物細胞「Jurkat」(白血病Tリンパ腫)を加え、温度37℃、5体積%のCO存在雰囲気下、24時間培養して、アポトーシスを誘導した。次いで、上記[1](4)記載の方法によりアポトーシス誘導率を測定した。結果を表1に示す。また、PBSのみを加えたときを0%として、図2のグラフにより示す。
Figure 2006306769
表1及び図2によれば、実施例2〜3及び比較例1のいずれも、0.1mg/mlの試料濃度で数%のアポトーシス誘導活性がみられ、実施例2〜3と比較例1とで大差はない。しかし、試料濃度が高くなり、0.3〜0.6mg/mlの範囲では、実施例2〜3の誘導率が比較例1の誘導率を上回り、優れたアポトーシス誘導活性を有していることが分かる。また、真空凍結乾燥により得られた粉末を用いた実施例2は、試料濃度が0.3〜0.6mg/mlの全範囲で、噴霧乾燥により得られた粉末を用いた実施例3に比べてより優れたアポトーシス誘導活性を有しており、特に試料濃度が0.3mg/mlである場合は、その差が大きく、より優れたアポトーシス誘導活性を有していることが分かる。
実施例4
(3)アポトーシス誘導活性の熱安定性
抽出物を食品の用途に用いる場合、溶解工程及び殺菌工程等において加熱することが多い。この加熱によりアポトーシス誘導活性が失活しないことを確認するため、濾液を加熱し、その後、アポトーシス誘導活性を評価した。
上記[1](3)において得られた濾液を、60℃、80℃、100℃及び121℃の各々の温度で30分間加熱処理した(121℃の場合はオートクレーブにより加熱処理した。)。次いで、それぞれの濾液をリン酸緩衝液(PBS)に溶解し、実施例1で用いた培地「RPMI1640」に、最終濃度1.0mg/mlとなるように加えた。その後、1×10〜1×10細胞/サンプルとなるように実施例1で用いた動物細胞「Jurkat」(白血病Tリンパ腫)を加え、温度37℃、5体積%のCO存在雰囲気下、24時間培養して、上記[1](4)に記載の方法によりアポトーシス誘導率を測定した。結果を図3のグラフに示す。
図3によれば、本発明のアポトーシス誘導剤は、60℃、80℃、100℃、121℃での加熱処理を行っても、室温(23℃)のままで加熱処理しなかった場合と比べて、同等以上のアポトーシス誘導活性を有していることが分かる。このように、本発明のアポトーシス誘導剤は、121℃までの加熱処理で安定であり、加熱によるアポトーシス誘導活性の低下が認められないことが分かる。
本発明は、保健飲料、健康食品、保健食品及び医薬品等の広範な用途で利用することができる。例えば、本発明のアポトーシス誘導剤を飲料に配合して、抗ガン性保健飲料とすることができる。また、本発明のアポトーシス誘導剤を含む医薬品製剤(錠剤、カプセル剤、シロップ剤及び注射剤等)は、経口、又は筋肉注射、静脈注射若しくは動脈注射等により投与することができる。
さまざまな器官のガン細胞に対するアポトーシス誘導率を示すグラフである。 動物細胞におけるアポトーシス誘導活性の試料濃度依存性を示すグラフである。 アポトーシス誘導活性の熱安定性を示すグラフである。

Claims (12)

  1. メカブとアスコフィラム属藻類との混合物の抽出物を含有することを特徴とするアポトーシス誘導剤。
  2. ガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導する請求項1に記載のアポトーシス誘導剤。
  3. 上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との合計を100質量%とした場合に、上記メカブの含有量は5〜50質量%である請求項1又は2に記載のアポトーシス誘導剤。
  4. 上記抽出物の含有量が0.001〜20質量%である請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤を含有することを特徴とする飲食物。
  6. 上記飲食物を100質量%とした場合に、上記アポトーシス誘導剤の含有量は0.001〜20質量%である請求項5に記載の飲食物。
  7. 請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤を含有することを特徴とする薬品。
  8. 上記薬品を100質量%とした場合に、上記アポトーシス誘導剤の含有量は0.001〜20質量%である請求項7に記載の薬品。
  9. メカブとアスコフィラム属藻類との混合物に溶媒を加え、アポトーシス誘導成分を抽出する工程を備えることを特徴とするアポトーシス誘導剤の製造方法。
  10. 上記アポトーシス誘導成分は、ガン細胞に特異的にアポトーシスを誘導する成分である請求項9に記載のアポトーシス誘導剤の製造方法。
  11. 上記メカブと上記アスコフィラム属藻類との合計を100質量%とした場合に、上記メカブの含有量は5〜50質量%である請求項9又は10に記載のアポトーシス誘導剤の製造方法。
  12. 上記溶媒が水系溶媒である請求項9乃至11のうちのいずれか1項に記載のアポトーシス誘導剤の製造方法。
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