JP2008505803A - 自動車のドア - Google Patents
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Abstract
本発明は、内部ドアライニング、ウィンドウパネル面及び外部ドアパネル(50)を含む自動車ドアに関し、自動車ドア(2)は、外部から内部を見たとき、密封面によってウエット領域(92)とドライ領域(94)とに分離される。本発明は、密封面が成形発泡部品(88)として構成され、ゆえに防音及び防湿を提供することを特徴とする。
Description
本発明は、請求項1の前段による自動車のドアに関する。
最新の乗用車の自動車ドアは、しばしば異なるモジュールから構成される。これに関連して、自動車ドアはしばしば、フレーム、外部パネル及び側部衝突保護帯状体を有する外部モジュールと、基本的に付属部品及びドアライニングの締結の働きをする内部モジュールとを含む。
特許文献1は、2つのこのようなモジュールから構成される自動車ドアについて記載する。この場合、内部モジュールは、内側ドアライニングがさらにコーティング工程によってその上に取り付けられる、プラスチックハウジングを有する。例えば、スピーカなどの、多様なユニット及び要素は又このプラスチックハウジングに締結される。さらに、プラスチックや金属から構成される追加ハイブリッド構成要素は、このプラスチックハウジングにねじ留めされる。このハイブリッド構成要素は、ドアアセンブリを開始ポイントとして、ウィンドウ面の、外側から内側の方向に、略中央に位置決めされる。この場合、ハイブリッド構成要素がその上にねじ留めされる実プラスチックハウジングは、いかなる支持特性も持たない。
このことは、この内部モジュールの、及び自動車ドア全体の剛性が改良できるという事実につながる。さらに、組立内部モジュールの設置にかかる費用は比較的高い。さらに、ドア内の構成空間は、中央にあるハイブリッド構成要素によって最適に使用されず、さらに、このことはまた、とりわけ、内部空間の幅に悪影響を及ぼす。
さらに、自動車ドアは、外部から乗員室内に浸透する湿気を防止しなければならない。この場合、その防湿効果は、特許文献2に記載のようにノイズ低減機能を追加的に実行できる。この文献では、発泡コーティングがプラスチックフィルムに塗布され、そのフィルムは防湿性を確実にする。このようなフィルム積層は、しかしながら、多数の複雑且つ高価な作業工程を採用しなければ製造できない。
本発明の目的は、ノイズ低減と同時に自動車ドアの防湿性を改良することである。
上記目的は、請求項1の特徴を有する自動車ドアによって達成される。
請求項1による自動車ドアは、内側ドアライニング、ウィンドウ面及び外部パネルを含む。この場合、外側から内側の方向に、自動車ドアをウエット領域とドライ領域に分離する密封面が提供される。本発明は、密封面が成形発泡部品で形成されることを特徴とする。
成形発泡部品は、高い費用対効果で製造でき、それは、所望形状に形成にでき、これに関連して、固有の安定性を持たせることができる。成形発泡部品は、ウエット領域からドライ領域に湿気が浸透するのを防止する。さらに、外部からドアを経由して侵入する音波は、成形発泡部品で吸収される。
成形発泡部品は、ウエット領域に面する成形発泡部品の一部が密閉された気孔を有するような形状に構成でき、成形発泡部品の内部部分、すなわち、ドライ領域に面する部分又はその側は通気孔を有する。密閉された気孔は、湿気が浸透するのをより良く防止するが、ドライ領域側の通気孔は、特に簡単に音波を吸収するのに適している。音波は、成形発泡部品の通気孔領域で次第に消滅する。
成形発泡部品は、特に自動車ドアが外部モジュール及び内部モジュールから構成される場合に有利に利用可能である。この場合、成形発泡部品は、内部モジュールに配置されることが好ましい。特に支持内部モジュールの場合、前記内部モジュールは、一般に湿気に敏感である多様なユニット及び制御要素を装備できる。成形発泡部品は内部モジュールを閉鎖し、その結果、自動車ドアのドライ領域が内部モジュールと成形発泡部品によって形成される。成形発泡部品とすでに事前組立されたユニットとを備えた内部モジュールは、それで自動車ドアの外部モジュール上に簡単に取り付けられる。一般に、防湿性及び防音性をさらに改良する、成形発泡部品には全く又は少数の開口部しか必要とされない。
本発明の有利な改良形態において、内部モジュールは、内部モジュールの支持面に取り付けられる内側ドアライニングを有する。
内側ドアライニングはここでは、適当であれば、間に装着された発泡体に取り付けられる、例えば皮、生地又はプラスチックのカバー、さらに例えばハンドルなどの付属部品又は収納室を含む、任意の種類のコーティングを意味するものとして理解される。これらの内側ドアライニングは、内部空間の装飾的構成の働きをし、対応する接合工程によって内部モジュールの支持面に取り付けられる。
この場合、内部モジュールは、補強フレームを含む支持構造を有することができる。この補強フレームは、ハイブリッド構成要素を形成できるようにプラスチック基板支持体に接合される。この場合、ハイブリッド構成要素は、それが最初に内部モジュールの、ゆえに全ドアの剛性を改良し、同時に内側ドアライニングの支持面を形成するように構成される。
補強フレームは、従来の成形技術及び鋳造技術によって製造できる、鋼、アルミニウム又はマグネシウムなどの金属を利用して、しばしば金属フレームの形態で構成される。しかしながら、繊維強化プラスチックの形の挿入物で補強フレームを製造しても好都合である。
内部モジュールの支持構造は、一体化ハイブリッド構成要素によって構成される。ドアの中央に支持ハイブリッド構成要素を欠くと、自動車ドア内の構造空間の利用を著しく改良し、剛性を増し、さらに付属部品をハイブリッド構成要素それ自体に大いに一体化できるので、付属部品の設置が容易になる。
内部モジュールの支持構造は、それがウィンドウ枠及び/又はドア底部、さらにドア後端部側も追加的に含むように構成できる。内部モジュールへの自動車ドアのこれらの狭域側部の一体化により、外部モジュールが対応してより狭い設計のものとなることが可能となり、それは内部モジュールと外部モジュールとの間の分離面を自動車の外部方向にさらに移動できることにつながり、それは次に乗員室内の余地の増加につながる。
この場合、内部モジュールのドア後端部側は、ドアロックがその上に配置されるように構成できる。別々に、事前組立可能な、内部モジュールのドアロックの配置は、自動車ドアの設置中の全設置費用をさらに改良する。
本発明の実施形態において、ドアシールは、外部モジュールと内部モジュールとが一緒に接合される接合面に沿って延びる。このことはまた、第1に接合面をより十分に密封する働きをするのと同時に、さらに、ドアシールで接合面に沿って延びるねじ留めポイントを覆う働きもして、視覚的利点を提供する。
上述のハイブリッド構成要素の形態で構成される、内部モジュールの支持構造は、対応する付属部品用、例えばユニット用の設置空間が内部モジュールに所望通りに形成されるような幾何学的形状にされる。
この場合、有利な方法で、ハイブリッド構成要素の一部を形成する、プラスチック基板支持体は、製造工程でプラスチック基板支持体にすでに一体化されている締結手段を有することができる。これらの締結手段も同様にユニットで付属部品を締結する働きをする。
本発明の実施形態において、ウィンドウリフタの駆動装置は、自動車ドアの外部モジュール内に取り付けられる。このことも同様に既存の構成空間をより良く利用できることにつながる。
これに関して、ウィンドウリフタの駆動装置がウィンドウ面と外側ドアパネルとの間に取り付けられると好都合である。自動車ドアのこの領域はそうでなければ使用されないままとなる。
外部モジュールにドア前端部側面を配置することはさらに好都合であり、そのドア端部側はその断面内で階段状にオフセットされる。階段状にオフセットされるドア端部側の前記領域は、内部モジュールの前端部領域と一緒に、中空断面を画定できる。このようにして、自動車ドアの剛性は、さらに、特に高負荷フロントドア領域において増加される。この増加は特に、内部モジュールのハイブリッド構成要素が中空断面の画定の領域の金属又は金属フレームの形態で構成され、さらに中空断面がゆえに金属によって包囲するように画定されるときにも起こる。
成形発泡部品は、着脱可能な接着接続によって有利に内部モジュールに締結できる。このことは、特に自動車ドアの修理作業の際に特に有利となる。
接着接続に加えて、又は接着接続の代わりに、成形発泡部品は、内部モジュールの包囲溝にクランプ固定される包囲ビードを有することもできる。基本的に、成形発泡部品、内部モジュール及び外部モジュール間の十分な密封はこの種類の接着接続によって行われる。
3つの構成要素、内部モジュール、外部モジュール及び成形発泡部品間のこの密封はまた、これらの3つの構成要素の組立状態において、成形発泡部品を支え、成形発泡部品を内部モジュールに集中的に押圧する密封ビードによって追加的に補完される。
本発明の他の有利な実施形態は、以下の図を参照して詳細に説明される。
以下の文において、有利な成形発泡部品の使用は、モジュラー構成の自動車ドアとの組み合わせにて組み合わされる。分かりやすくするために、自動車ドアの構成を始めに説明する。
自動車ドア2(図4を参照)の外部モジュール4の図は、図1に示される。この場合の外部モジュール4は、外側パネル50が取り付けられるフレーム60を含み;さらに、側面衝突保護手段62がモジュールの前部から後端部まで延び、ドアの前端部側28で終える。ドアの前端部側28は同時にヒンジ66を隠す。ドアの前端部側28の構成は、図7の説明で詳述される。
さらに、外部モジュールは、ウィンドウ68及びウィンドウリフタのレール64、及び側面衝突保護手段62の膨隆部分に装着されるウィンドウリフタの駆動装置44を有する。図5から分かるように、ウィンドウリフタの駆動装置44はウィンドウ面48(図5)の外側にあり、それは内部モジュール6内の構成空間に好都合である。
基本的に、外部モジュールは、ドア底部、ウィンドウ枠及びドアの前端部及び後端部側の領域をも含む。しかしながら、内部モジュール6内にドアのこれらの狭域側部を大部分一体化させる試みもある。
自動車ドア2の内部モジュール6は図2に例示されている。この例示での内部モジュール6は、外側から内側に延在している。内部モジュール6は、基本的に支持構造体10を基礎としており、それは別に、図3で詳細に示される、ハイブリッド構成要素16によって形成される。
ハイブリッド構成要素16に加え、内部モジュール6は、たとえばスピーカなどの様々な付属部品40、又はドア制御装置などの設置ユニット42を有する。さらに、他の付属部品、例えばドアハンドルを締結できる締結手段38は、プラスチック基板支持体14に一体化される(図3を参照)。さらに、内部モジュール6は、ロックを作動させるための、例えば、電気ケーブル又はボーデンケーブルなどの、供給ライン41を含む。ドアロック26も同様にドア後端部側24の領域の内部モジュール内に一体化される。
さらに、この実施形態において、内部モジュールは、ウィンドウ68の方向に乗員室から外側に突き出るウィンドウ枠20、及びドアの下方側を画定するドア底部22を含む。これらの狭域側部、つまりウィンドウ枠20、ドア底部22及びドア後端部側24の一体化は、外部モジュール4と比較して内部モジュール6がより著しく厚い構造のものとなることにつながる。このことにより、次に、内部モジュールにおいて上述された付属部品40やユニット42用の設置空間を提供する可能性が得られるようにする。さらに、この実施形態において、外部モジュール4及び内部モジュール6はそれぞれの三角ミラー69及び69’を含む。
図3は、ハイブリッド構成要素16によって形成される、支持構造体10を詳細に示す。ハイブリッド構成要素16は、基本的に、図3では白で示され、金属フレーム12の形態で構成される補強フレーム12を含む。補強フレーム12は金属フレームとして以下で示される。さらに、ハイブリッド構成要素は、図3による例示において点描形式で実現される、プラスチック基板支持体14を含む。この実施形態において、フレーム12は、この場合、ドア枠20、後端部側24及びドア底部22を含む、複数の挿入金属板構造から構成される。これらの狭域側部に隣接して、金属フレーム12はハイブリッド構成要素16の側面へと延びて、ハイブリッド構成要素16をさらに補強することに寄与する。側面75の中央はプラスチック基板支持体14によって形成される。
ハイブリッド構成要素16を製造するために、最初に、補強フレーム、特に金属フレーム12を形成する全てのフレーム要素が、適当な射出成形型内に投入され、後にプラスチック基板本体14を形成する、空いた領域には、プラスチック化合物が射出される。この場合、フレーム要素は、射出成形型によってプラスチック化合物で封入、及び/又はプラスチック化合物でフレーム要素の開口部領域を通して射出され、ゆえにフレーム要素の固定された強固な接続になる。必要に応じて、成形型に投入される前に、フレーム要素が、溶着によって又は異なる接合方法によって互いに接合されても良い。
この場合、ハイブリッド構成要素16をさらに補強するためにプラスチック基板支持体14にプラスチックリブ74を一体化すると好都合である。この射出成形工程中に、すでに記載の(図2を参照)締結手段38を同時に一体化することもできる。一般に、フレームの領域76は又、第1に、プラスチック基板支持体14と金属フレーム12との間の接続を改良するために必要であり、第2に、そのフレームをコーティングする手段の働きをする、プラスチック基板支持体で覆われる。この手段は又、フレーム12の領域又は金属フレーム12の上の締結手段38をプラスチックから構成できるようにする。金属板部品に加えて、金属フレーム12は又、例えばアルミニウム、マグネシウム、あるいは薄肉鋳鋼製の鋳造部品を含む。さらに、フレーム要素としての繊維強化プラスチックの使用は好都合である。この種類のフレーム要素は、例えば、長繊維の形のガラス繊維、アラミド繊維又は炭素繊維によって、補強されても良い。
金属フレーム12は、単に例として図3のその実施形態で示される。金属フレームの複数の異なる実施形態がここでは考えられ、例えば金属板は、ハイブリッド構成要素16を、斜めに延在することができる。金属フレーム12がハイブリッド構成要素16を外側から狭域側部にそって包囲することはまた、あらゆる場合において前提条件ではない。しかしながら、金属フレームによる狭域側部の構成がハイブリッド構成要素16の好都合で有利な補強となる。
乗員室側(図3では見えない)では、ハイブリッド構成要素16の全体は、例えば皮、生地又はプラスチックライニングによる、コーティングで室内を装飾するために提供される支持面8(図5を参照)を有する。ハイブリッド構成要素16のこの支持面8は、基本的にプラスチック基板支持体14によって形成される。このことは、一般に、ハイブリッド構成要素16の乗員室側で、フレーム12がプラスチック基板支持体14で十分に覆われることを意味する。
ドア枠の領域の図4のラインVに沿った断面図を示す、図5において、外部モジュール4は右側に描かれ、内部モジュール6は左側に描かれる。ウィンドウ68及びウィンドウ面48(破線で示される)は、2つのモジュール間に延びる。自動車ドアの従来形構成と違い、一般にウィンドウ面48と内側付属部品用の支持部分との間に配置される内側ドアパネルが省かれることがここでは分かる。この構成では、通例の内側ドアパネルの補強作用は、金属フレーム12及びプラスチック基板支持体14を備えたハイブリッド構成要素によって形成される。
この内側ドアパネルが存在しないということは、ウィンドウ面が、図1にも示されるように、外部モジュール4で開放状態であることを意味する。ウィンドウ及びウィンドウリフタ構成要素の設置及び設定はそれによって著しく容易になる。
内部モジュール6(その特徴が通例の構成では外部モジュールに取り付けられる)へのウィンドウ枠20の、及び図5に描かれていない、ドア底部22の、及びドア後端部側24の実質的な一体化によって、及び内側ドアパネルの同時の節約によって、その内部モジュール6は、ウィンドウ面48に著しく近くになるようにされ、さらに対応してより薄肉構成のものとなり、それは乗員室の余地に直接的な利点となるものとなる。従来技術に記載のように、ウィンドウ面の前の自動車ドアの中央にハイブリッド構成要素が存在しないことはまた、内部モジュール6が対応的により薄肉構成のものになり、さらに余地が増加され得ることにつながる。
外部モジュールのフレーム60及び外側パネル50に加えて、図5の外部モジュール4は、ウィンドウリフタの駆動装置44が締結される側面衝突保護手段62を有する。特に、凸状ドアを有する自動車の場合、この構成空間は、駆動装置44を収容するために使用できる。
図5の内部モジュール6の断面において、第1に、ウィンドウ枠20を含む、金属フレーム12に加えて、プラスチック基板支持体14も示されている。プラスチック基板支持体14は、重複領域76で金属フレーム12と重複する。この図では、重複領域76は、非常に短くなるように構成される;それは又、すでに示されたように、室内側に金属フレーム12の全領域を含み、ゆえに内側ドアライニング用の支持面8を形成しても良い。さらに、この断面図は、プラスチック基板支持体14に一体化されるが、プラスチック基板支持体14を越えてフレーム12まで延び、ゆえにウィンドウ枠20の領域のここではフレーム12を強化するリブ付き構造74を概略的に描く。
図4のラインVIに沿った自動車ドア2の図6に示された断面図は、ドア底部の領域の自動車ドア2の横断面を示す。右側に、図は、外側パネル50を含む外部モジュール4、及び外部モジュール60のフレームを示し、外側パネル50は図の下方端における折り曲げ部70内のフレーム60に接続される。さらに、ドア底部22の領域の内部モジュール6は図6の左側に描かれている。この領域に、ドア底部22はハイブリッド構成要素16の金属フレーム12で主に形成される。
内部モジュール6は、複数のねじ留めポイント34によって重複接合面32における外部モジュール4にねじ留めされる。ねじ留めポイント34を有する接合面32はドアシール30で隠されている。このことは、第1に、視覚的利点を有し、つまり、接合面を見えなくし、さらに接合面32の封止に寄与する。接着接合又はリベットなどの、他の接続方法も同様に好都合である。
図7は、ドア前端部側の領域の図4のラインVIIに沿った断面図を描く。図7の断面図は、ねじ80によって外部モジュール4にねじ留めされるヒンジ66を示す。外部モジュール4は、このポイントにドア前端部側28を有する。ドア前端部側28は、この実施形態においては外部モジュール4内に配置されるドアの単一の狭域側部である。
ドア前端部側28は、それが断面に段が付けられるように構成される;この実施形態では、2つの段を有するように構成される。それはここでは内部モジュール4の前端部領域52によって覆われ、ドア前端部側28の段付き構造を有するこの前端部領域52はキャビティ54を包囲する。ねじ留めポイント34及びシール30を備えた接合面32(図6に関しすでに記載の)は、中空断面構造54の外側に配置される。ドアの内側に、他のねじ留めポイント86を有する他の接合面84も同様に中空断面構造54の外側に配置される。中空断面構造54を形成する、内部モジュール及び外部モジュールのこの二重張りは、ねじ留めによる二重の接続86、34と共に自動車ドア2全体のさらなる補強を加える働きをする。この場合、中空断面構造54を画定する内部モジュール6のその領域は、中空断面構造54の補強効果をさらに強化するためにハイブリッド構成要素16の金属フレーム12によって実現されることが好ましい。
図8は、図4のラインVIIIに沿った断面図を示すが、有利な改良形態において、成形発泡部品88は内部モジュール6に配置され、ゆえに内部モジュール6と外部モジュール4との間に延びる。成形発泡部品はゆえに、自動車ドア2を、基本的に内部モジュール6で形成されるドライ領域94から、基本的に外部モジュール4で包囲されるウエット領域92に分離する。成形発泡部品88は、外側から見てウィンドウ面48の背後に延び、ゆえに密封面を構成することが好ましい。成形発泡部品は、ウエット空間側に密閉気孔を有するように構成されるか又は追加フィルムを備えていると好都合である。
成形発泡部品88は、例えば着脱可能な接着接続によって、内部モジュール6に接着接合される。この場合、接着接続(図8に図示せず)は、成形発泡部品88と内部モジュール6との間の接続ラインに沿って連続的に延びる。成形発泡部品によって、内部モジュールによって形成され、ここではドライ領域94とも称される、部分的キャビティは、ゆえに防湿性を備えるよう覆われる。修理の際に、成形発泡部品88は、壊されること無く内部モジュールから引き出され、(適切であれば新たな接着接続を用いて)続いて内部モジュールに再び接続される。
さらに、成形発泡部品88に包囲ビードを固定するのに好都合であり、前記ビードは、内部モジュール4の包囲溝(ここでは図示せず)に押圧され、ゆえに外部モジュール4への成形発泡部品88の防湿性を備えた締結を確実にする。当然、この包囲ビードは、追加の、好ましくは着脱可能な接着接続によって補完されても良い。内部モジュールの包囲溝は、ハイブリッド構成要素16の製造中にプラスチックパネル張り14に都合良く挿入される。
さらに、密封ビード90は外部モジュールに提供され、密封ビードは内部モジュール6と外部モジュール4との間の接合面32に沿って延びることが好ましい。密封ビード90によって、ウエット領域92とドライ領域94との間の追加的密封が得られる。
ケーブル(供給ライン41)、制御装置(付属部品40又はユニット42)、プラグ又はドアロック26などの、湿度に敏感な構成要素は基本的にドライ領域に配置される。これらの構成要素が、ウエット空間でも安全である、すなわち防湿性を持つように構成される必要がない場合には費用対効果が高くなる。これらの構成要素の個別の高価な封入を省くことができる。
成形発泡部品88の記載の配置によって達成される効果は、従来のドア構成と違い、事実上全ての湿度に敏感な構成要素がドライ領域に配置されることである。このことは、付属部品40、供給ライン41及びユニット42を支え、自動車ドアの組立中に一体構成要素として取り付けられる支持内部モジュール6を使用する結果であると考えられる。
ウエット領域からドライ領域までいかなる追加的開口部も提供される必要がない(適切であれば、ウィンドウリフタの駆動装置44用のケーブルがウエット領域に案内されることになる)。開口部が少数であると、車内の音響遮蔽性の改良となる。
Claims (22)
- 内側ドアライニング、ウィンドウ面及び外部ドアパネル(50)を有し、外側から内側の方向に、密封面によってウエット領域(92)とドライ領域(94)に分離される自動車ドア(2)であって、
前記密封面が成形発泡部品(88)によって実現されることを特徴とする自動車ドア。 - 前記成形発泡部品(88)は、ウエット領域側が閉じた気孔を有するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動車ドア。
- 前記成形発泡部品(88)は、それがドライ領域側に通気孔を有するように構成されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の自動車ドア。
- 前記自動車ドア(2)が外部モジュール(4)及び内部モジュール(6)を含み、前記成形発泡部品(88)が前記内部モジュールに配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 前記内部モジュール(6)が、前記内部モジュール(6)の支持面(8)上に取り付けられる内側ドアライニングを含み、前記内部モジュール(6)がハイブリッド構成要素(16)を形成できるようにプラスチック基板支持体(14)に接合される補強フレーム(12)を含む支持構造体(10)を有し、前記ハイブリッド構成要素(16)が同時に前記内側ドアライニングの支持面(8)を形成することを特徴とする請求項4に記載の自動車ドア。
- 前記支持構造体(10)がウィンドウ枠(20)及び/又はドア底部(22)を含むことを特徴とする請求項5に記載の自動車ドア。
- 前記支持構造体(10)がドア後端部側(24)を含むことを特徴とする請求項5あるいは6に記載の自動車ドア。
- ドアロック(26)が前記内部モジュールのドア後端部側(24)に配置されることを特徴とする請求項7に記載の自動車ドア。
- ドアシール(30)が前記外部モジュール(4)及び前記内部モジュール(6)の接合面(32)に沿って延在することを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 前記ドアシール(30)が前記外部モジュール(4)及び前記内部モジュール(6)の前記接合面(32)のねじ留めポイント(34)を隠すことを特徴とする請求項9に記載の自動車ドア。
- 前記内部モジュール(6)の前記支持構造体(10)が付属部品(40)及びユニット(42)の設置空間を含むことを特徴とする請求項5〜10のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 前記ハイブリッド構成要素(16)の前記プラスチック基板支持体(14)が付属部品(40)及びユニット(42)の締結手段(38)を有することを特徴とする請求項5〜11のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- ウィンドウリフタ(46)の駆動装置(44)が前記外部モジュール(4)に取り付けられることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 前記駆動装置(44)がウィンドウ面と外部ドアパネルとの間に取り付けられることを特徴とする請求項13に記載の自動車ドア。
- 前記補強フレームが金属強化材で形成されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 前記補強フレームが繊維強化プラスチックの挿入物で形成されることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- ドア前端部側(28)が、前記外部モジュール(4)に設けられ、階段状にオフセットされ、階段状にオフセットされる前記ドア前端部側(28)の領域が、前記内部モジュール(6)の前端部領域(52)と共に、中空断面構造(54)を画定することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 前記中空断面構造(54)は、金属で画定されることを特徴とする請求項17に記載の自動車ドア。
- 前記成形発泡部品(88)が着脱可能な接着接続で内部モジュール(6)に締結されることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 包囲ビードが、前記成形発泡部品(88)に設けられ、前記内部モジュール(6)の溝にクランプ固定されることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の自動車ドア。
- 密封ビード(90)が、前記外部モジュール上に提供され、さらに前記内部モジュール(6)及び前記外部モジュール(4)の組立状態において、前記成形発泡部品(88)を支えることを特徴とする請求項15に記載の自動車ドア。
- 湿度に敏感なユニットが、前記ドライ領域に配置され、前記内部モジュールに締結されることを特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載の自動車ドア。
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