JP2008502678A - 新規オキサビスピジン化合物及び不整脈の治療におけるそれらの使用 - Google Patents

新規オキサビスピジン化合物及び不整脈の治療におけるそれらの使用 Download PDF

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Abstract

式(I)(式中、R、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは説明の中に与えられた意味を有する)の化合物を提供する。該化合物は不整脈、特に心房性及び心室性不整脈の予防及び治療に有用である。

Description

発明の詳細な説明
発明の分野
本発明は薬学的に有用な新規化合物、特に不整脈の治療に有用な化合物に関する。
発明の背景及び先行技術
不整脈は、心拍動の速度・規則性・発生部位の異常、又は異常な興奮順序をもたらす伝導障害と定義することができる。不整脈は、推定発生部位によって(すなわち心房及び房室を含む上室性不整脈、及び心室性不整脈)、及び/又は速度によって(すなわち徐脈性不整脈(遅)及び頻脈性不整脈(速))臨床的に分類されている。
不整脈の治療においては、主に伝導速度を緩徐化することによって働く“旧来”の抗不整脈薬(I群抗不整脈薬)を用いた臨床試験における否定的結果(例えば、New England Journal of Medicine、321,406(1989)に報告されたCardiac Arrhythmia Suppression Trial(CAST試験)の結果参照)を受けて、心臓の再分極を選択的に遅延させることによってQT間隔を延長する化合物を求める薬物開発が促進されている。III群抗不整脈薬は、心伝導に影響を与えることなく、膜貫通活動電位持続時間を延長(外向きK電流の遮断又は内向きイオン電流の増加によってもたらされうる)及び不応期を延長する薬物と定義することができる。
再分極の遅延によって作用する従来薬物(III群又はそれ以外)の重要な不利益の一つは、それらの薬物がいずれもトルサード・ドゥ・ポワント(torsades de pointes, turning of points)(心室性頻拍)として知られる特有の形態の催不整脈作用を示すことが知られていることである。これは時として致命的であり得る。安全性の観点から、この現象(フェノチアジン、三環系抗うつ薬、抗ヒスタミン及び抗生物質のような非心臓病薬の投与の結果現れることも示されている)を最小化することが、有効な抗不整脈薬の提供において解決されるべき重要な問題である。
ビスピジン(3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン)に基づく抗不整脈薬は、とりわけ、国際特許出願のWO 91/07405号及びWO 99/31100号、欧州特許出願の306 871号、308 843号及び655 228号、及び米国特許第3,962,449号、4,556,662号、4,550,112号、4,459,301号及び5,468,858号、並びに学術論文、とりわけ、J.Med.Chem.39,2559,(1996)、Pharmacol.Res.,24,149(1991)、Circulation,90,2032(1994)及びAnal.Sci.9,429,(1993)から知られている。
ある種のオキサビスピジン化合物は化学的興味の対象としてChem.Ber.,96,2872(1963)に開示されている。ある種の別のオキサビスピジン化合物の不整脈の治療における使用はWO 01/28992に開示されている。そのようなオキサビスピジン化合物の製造法は、WO 02/28863、WO 02/28864、WO 02/83690及びWO 02/83691に開示されている。片方又は両方のN原子が“鎖内”スルホンアミド基を含む置換基を持つオキサビスピジン化合物は開示も示唆もされていない。
我々は驚くべきことに、新規グループのオキサビスピジン系化合物が電気生理学的活性を示し、従って不整脈の治療に有用であることが期待されることを見出した。新規グループのオキサビスピジン系化合物は、先行技術の化合物と比較して、効力の増強、選択性の増大及び/又は総クリアランスの低減といった有益な性質を有している。これらの有益性は、1日の臨床用量の低減、作用時間の延長、及び/又は副作用プロフィールの改良によって、そのような化合物の薬剤としての使用を卓越したものにすることが可能である。
発明の開示
本発明に従って、式I:
Figure 2008502678
[式中、
は、C1−12アルキル(該アルキル基は場合により、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、Het、−N(R5a)R、−C(O)R5b、−OR5c、−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d、−OC(O)N(R8b)R5e、−S(O)9a、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の基によって置換されていてもよい)を表すか、又はRは、−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表し;
5aは、H又はC1−6アルキル(後者の基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し;
5b〜R5eは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H、C1−6アルキル(後者の基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、Het、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール又はHetを表すか、又はR5d又はR5eは、それぞれR8a又はR8bと一緒になって、C3−6アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい、及び/又は場合により1個以上のC1−3アルキル基によって置換されていてもよい)を表してもよく;
は、H、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール、−C(O)R10a、−C(O)OR10b又は−C(O)N(H)R10c又は−S(O)10dを表し;
10a、R10b、R10c及びR10dは、独立してC1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ及びアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリールを表すか、又はR10aはHを表し;
は、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、C1−12アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、C1−6アルコキシ、Het、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し;
8a及びR8bは、独立して、H、C1−12アルキル、C1−6アルコキシ(後者2つの基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、−D−アリール、−D−アリールオキシ、−D−Het、−D−N(H)C(O)R11a、−D−S(O)12a、−D−C(O)R11b、−D−C(O)OR12b、−D−C(O)N(R11c)R11dを表すか、又はR8a又はR8bは、それぞれR5d又はR5eと一緒になって、C3−6アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい、及び/又は場合により1個以上のC1−3アルキル基によって置換されていてもよい)を表してもよく;
11a〜R11dは、独立して、H、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ及びアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリールを表すか、又はR11c及びR11dは一緒になってC3−6アルキレンを表し;
12a及びR12bは、独立して、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ及びアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はアリールを表し;
Dは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−6アルキレンを表し;
XはO又はSを表し;
9aは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はアリールを表し;
9bは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、H又はC1−6アルキルを表し;
9c及びR9dは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール及びHetから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール又はHetを表すか、又はR9cはHを表し;
は、H、ハロ、C1−6アルキル、−OR13、−E−N(R14)R15を表すか、又はRと一緒になって=Oを表し;
は、H、C1−6アルキルを表すか、又はRと一緒になって=Oを表し;
13は、H、C1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b又は−C(O)N(R17a)R17bを表し;
14は、H、C1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c、−[C(O)]N(R17a)R17b又は−C(NH)NHを表し;
15は、H、C1−6アルキル、−E−アリール又は−C(O)R16dを表し;
16a〜R16dは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、C1−6アルキル(場合により、ハロ、アリール及びHet10から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール、Het11を表すか、又はR16a及びR16dは独立してHを表し;
17a及びR17bは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H又はC1−6アルキル(場合により、ハロ、アリール及びHet12から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール、Het13を表すか、又は一緒になって、場合によりO原子を間に挟んでいてもよいC3−6アルキレンを表し;
Eは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−4アルキレンを表し;
pは1又は2を表し;
Het〜Het13は、独立して、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1個以上のヘテロ原子を含有する5〜12員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、−OH、オキソ、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、アリールオキシ、−N(R18a)R18b、−C(O)R18c、−C(O)OR18d、−C(O)N(R18e)R18f、−N(R18g)C(O)R18h、−S(O)N(R18i)R18j及び−N(R18k)S(O)18lから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
18a〜R18lは、独立してC1−6アルキル、アリールを表すか、又はR18a〜R18kは、独立してHを表し;
Aは、直接結合、−J−、−J−N(R19a)−、−J−S(O)N(R19b)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−(後者4つの基において、−Jはオキサビスピジン環の窒素に結合している)を表し;
Bは、−Z−{[C(O)]C(H)(R20a)}−、−Z−[C(O)]N(R20b)−、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−Z−S(O)−、−Z−O−(後者6つの基において、Zは、R及びRを持つ炭素原子に結合している)、−N(R20e)−Z−、−N(R20f)S(O)−Z−、−S(O)N(R20g)−Z−又は−N(R20h)C(O)O−Z−(後者4つの基において、Zは、場合によりRによって置換されていてもよいフェニル又はピリジル基に結合している)を表し;
Jは、場合により−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいてもよい、及び/又は場合により−OH、ハロ及びアミノから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよいC1−6アルキレンを表し;
Zは、直接結合又は場合により−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいてもよいC1−4アルキレンを表し;
a、b及びcは、独立して0又は1を表し;
nは、0、1又は2を表し;
19a〜R19eは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H又はC1−6アルキルを表し;
20aはHを表すか、又はフェニルもしくはピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、R20aは、場合によりO、S、N(H)又はN(C1−6アルキル)を間に挟んでいる又は末端に持つC2−4アルキレンを表し;
20bはH、C1−6アルキルを表すか、又はフェニルもしくはピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、R20bはC2−4アルキレンを表し;
20c〜R20jは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H又はC1−6アルキルを表し;
GはCH又はNを表し;
は、−OH、シアノ、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル(場合により−N(H)C(O)OR21aを末端に持つ)、C1−6アルコキシ、−N(R22a)R22b、−C(O)R22c、−C(O)OR22d、−C(O)N(R22e)R22f、−N(R22g)C(O)R22h、−N(R22i)C(O)N(R22j)R22k、−N(R22m)S(O)21b、−S(O)N(R22n)R22o、−S(O)21c、−OS(O)21d及びアリールから選ばれる1個以上の所望による置換基を表し;
そして、フェニル又はピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にあるR置換基は、
(i)R20aと一緒になって、場合によりO、S又はN(H)又はN(C1−6アルキル)を間に挟んでいる又は末端に持つC2−4アルキレンを表してもよく、又は
(ii)R20bと一緒になってC2−4アルキレンを表してもよく;
21a〜R21dは、独立してC1−6アルキルを表し;
22a及びR22bは、独立して、H、C1−6アルキルを表すか、又は一緒になってC3−6アルキレンを表す結果、4〜7員の窒素含有環となり;
22c〜R22oは、独立して、H又はC1−6アルキルを表し;そして
41〜R46は、独立して、H又はC1−3アルキルを表す;
以上において、各アリール及びアリールオキシ基は、別途記載のない限り、場合により置換されていてもよい;
ただし、
(a)下記の少なくとも一つに該当する
(i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、
(ii)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
(iii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
(iv)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(v)Zは、N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(b)Aが、−J−N(R19a)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−を表す場合、
(i)Jは、Cアルキレン又は1,1−C2−6アルキレンを表さない;そして
(ii)Bは、R及びRが一緒になって=Oを表さない場合、−N(R20b)−、−N(R20c)S(O)−、−S(O)−、−O−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−N(R20h)C(O)O−Z−を表さない;そして
(c)Rが、−OR13又は−N(R14)(R15)を表す場合、
(i)Aは、−J−N(R19a)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−を表さない;そして
(ii)Bは、−N(R20b)−、−N(R20c)S(O)−、−S(O)−、−O−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−N(R20h)C(O)O−Z−を表さない]の化合物又はその製薬学的に許容しうる誘導体を提供する。
誤解を避けるために述べるが、本明細書中である基を‘上記定義の’、‘本明細書中で先に定義した’又は‘上に定義した’という語で修飾した場合、前記基は、該基に関するそれぞれ及び全ての特別な定義だけでなく、最初に登場した最も広い定義も包含するということは当然理解されるべきである。
特に明記しない限り、本明細書中で定義されているアルキル基及びアルコキシ基は、直鎖、又は十分な数(すなわち最低3個)の炭素原子がある場合、分枝鎖、及び/又は環状であり得る。さらに、十分な数(すなわち最低4個)の炭素原子がある場合、そのようなアルキル及びアルコキシ基は部分環状/非環状であってもよい。そのようなアルキル及びアルコキシ基は、飽和であっても、又は十分な数(すなわち最低2個)の炭素原子がある場合、不飽和であっても、及び/又は1個以上の酸素及び/又は硫黄原子を間に挟んでいてもよい。特に明記しない限り、アルキル及びアルコキシ基は、1個以上のハロ、特にフルオロ原子によって置換されていてもよい。
特に明記しない限り、本明細書中で定義されているアルキレン基は、直鎖、又は十分な数(すなわち最低2個)の炭素原子がある場合、分枝鎖であり得る。そのようなアルキレン鎖は、飽和であっても、又は十分な数(すなわち最低2個)の炭素原子がある場合、不飽和であっても、及び/又は1個以上の酸素及び/又は硫黄原子を間に挟んでいてもよい。特に明記しない限り、アルキレン基は、1個以上のハロ原子によって置換されていてもよい。
“アリール”という用語は、本明細書中で使用される場合、フェニル、ナフチルなどのようなC6−10アリール基を含む。“アリールオキシ”という用語は、本明細書中で使用される場合、フェノキシ、ナフトキシなどのようなC6−10アリールオキシ基を含む。誤解を避けるために述べるが、本明細書中で参照しているアリールオキシ基は、オキシ基のO原子を介して残りの分子に結合している。特に明記しない限り、アリール及びアリールオキシ基は、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−N(R22a)R22b、−C(O)R22c、−C(O)OR22d、−C(O)N(R22e)R22f、−N(R22g)C(O)R22h、−N(R22m)S(O)21b、−S(O)N(R22n)R22o、−S(O)21c、及び/又は−OS(O)21d(式中、R21b〜R21d及びR22a〜R22oは上記定義の通り)を含む1個以上の置換基によって置換されていてもよい。置換されている場合、アリール及びアリールオキシ基は好ましくは1〜3個の置換基によって置換されている。
“ハロ”という用語は、本明細書中で使用される場合、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む。
言及されうるHet(Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het10、Het11、Het12及びHet13)基は、1〜4個のヘテロ原子(酸素、窒素及び/又は硫黄の群から選ばれる)を含有し、環系の総原子数が5〜12個であるものを含む。Het(Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het10、Het11、Het12及びHet13)基は、完全飽和、完全芳香族、部分芳香族及び/又は二環式の性質を有しうる。言及されうるヘテロサイクリック基は、1−アザビシクロ[2.2.2]オクタニル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾジオキサニル、ベンゾジオキセパニル、ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、ベンゾフラザニル、ベンゾモルホリニル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾオキサジノニル、ベンゾオキサゾリジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾピラゾリル、ベンゾ[e]ピリミジン、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾトリアゾリル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、2,3−ジヒドロベンズイミダゾリル、2,3−ジヒドロベンゾ[b]−フラニル、1,3−ジヒドロベンゾ[c]フラニル、2,3−ジヒドロピロロ[2,3−b]ピリジニル、ジメチルイソオキサゾリル、ジオキサニル、フラニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ヒダントイニル、イミダゾリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,3−b]チアゾリル、インドリル、イソキノリニル、イソオキサゾリル、マレイミド、モルホリニル、オキサジアゾリル、1,3−オキサジナニル、オキサゾリル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピロリジノニル、ピロリジニル、ピロリニル、ピロロ[2,3−b]ピリジニル、ピロロ[5,1−b]ピリジニル、ピロロ[2,3−c]ピリジニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、スルホラニル、3−スルホレニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンズ−イミダゾリル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾピラゾリル、5,6,7,8−テトラヒドロベンゾ[e]−ピリミジン、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、3,4,5,6−テトラヒドロ−ピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル、3,4,5,6−テトラヒドロピリミジニル、チアジアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリル、チエニル、チエノ[5,1−c]ピリジニル、チオクロマニル、トリアゾリル、1,3,4−トリアゾロ[2,3−b]ピリミジニルなどである。
言及されうるHetの値は、2,3−ジヒドロベンゾ[b]フラニル、フラニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル及びチアゾリルなどである。
言及されうるHetの値はイミダゾリル及びイソオキサゾリルなどである。
Het(Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het10、Het11、Het12及びHet13)基上の置換基は、必要に応じて、ヘテロ原子を含む環系の任意の原子上に位置できる。Het(Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het10、Het11、Het12及びHet13)基の結合点は、ヘテロ原子(適切な場合)を含む環系の任意の原子を介するか、又は環系の一部として存在しうる任意の縮合炭素環上の原子を介しうる。Het(Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het10、Het11、Het12及びHet13)基はN−又はS−酸化形であってもよい。
製薬学的に許容しうる誘導体は塩及び溶媒和物を含む。言及されうる塩は酸付加塩を含む。
製薬学的に許容しうる誘導体は、オキサビスピジン又は(GがNを表す場合)ピリジルの窒素の所でC1−4アルキル第四級アンモニウム塩及びN−オキシドを形成しているものも含む。ただしN−オキシドが存在する場合、
(a)どのHet(Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het、Het10、Het11、Het12及びHet13)基も非酸化S原子を含有しない;及び/又は
(b)Bが−Z−S(O)−を表す場合、nは0を表さない。
本発明の化合物は互変異性を示してもよい。全ての互変異性体及びその混合物も本発明の範囲に含まれる。
本発明の化合物は1個以上の不斉炭素原子を含有しうるので、光学異性及び/又はジアステレオ異性を示しうる。ジアステレオ異性体は、従来技術、例えばクロマトグラフィー又は分別結晶を用いて分離することができる。様々な立体異性体は、従来の例えば分別結晶又はHPLC技術を用いて化合物のラセミ混合物又はその他の混合物の分離によって単離することができる。あるいは、所望の光学異性体は、ラセミ化又はエピマー化を起こさないような条件下で適当な光学活性出発物質の反応によって、又は例えばホモキラル酸を用いた誘導体化とその後の従来手段(例えばHPLC、シリカ上クロマトグラフィー)によるジアステレオマーエステルの分離によって製造してもよい。全ての立体異性体は本発明の範囲に含まれる。
略語は本明細書の末尾に掲載する。
各可変基の好適な値は次の通りである。そのような値は、適切な場合、本明細書の上記及び下記に定義のあらゆる値、定義、特許請求の範囲、側面又は態様とともに使用されうる。特に、それぞれは式(I)の最も広範囲の定義に対する個別の制限として使用されうる。
本発明の好適な化合物は、
が、C1−8アルキル(該アルキル基は場合により、ハロ、アリール(後者の基は場合により−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ原子によって置換されていてもよい)、−C(O)R22c及び−S(O)21cから選ばれる1個以上の基によって置換されていてもよい)、Het、−N(R5a)R、−C(O)R5b、−OR5c、−C(O)N(R8a)R5d、−OC(O)N(R8b)R5e、−S(O)9a、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(H)S(O)9dから選ばれる1個以上の基によって置換されていてもよい)を表すか、又はRは、−C(O)OR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表し;
5aが、H又はC1−5アルキルを表し;
5b〜R5eが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H、C1−6アルキル(後者の基は場合により、シアノ、ニトロ及び置換されていてもよいアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール(後者の基は場合により−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R22a)R22b(後者の基において、R22a及びR22bは一緒になってC3−6アルキレンを表す)、C1−5アルキル及びC1−5アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、Hetを表すか、又はR5dは、R8aと一緒になって、C4−5アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい)を表し;
が、H、C1−6アルキル、置換されていてもよいアリール、−C(O)R10a、−C(O)OR10b又は−C(O)N(H)R10cを表し;
10a及びR10bが、独立してC1−5アルキル(場合により、ハロ及び置換されていてもよいアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、又は置換されていてもよいアリールを表し;
10cがC1−4アルキルを表し;
が、C1−6アルキル(場合により、ハロ、置換されていてもよいアリール、C1−4アルコキシ及びHetから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し;
8a及びR8bが、独立して、H、C1−6アルキル(後者の基は場合により、ハロ、シアノ及びニトロから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、−D−(置換されていてもよいアリール)、−D−(置換されていてもよいアリールオキシ)、−D−Het、−D−N(H)C(O)R11a、−D−C(O)R11bを表すか、又はR8aは、R5dと一緒になって、C4−5アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい)を表し;
11a及びR11dが、独立して、C1−4アルキル(場合により、ハロ、シアノ、ニトロ及び置換されていてもよいアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又は置換されていてもよいアリールを表し;
Dが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−4アルキレンを表し;
9aが、C1−6アルキル(場合により1個以上のハロ基によって置換されていてもよい)又は置換されていてもよいアリールを表し;
9bが、H又はC1−3アルキルを表し;
9c及びR9dが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、C1−5アルキル(場合により、ハロ、置換されていてもよいアリール及びHetから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、置換されていてもよいアリール又はHetを表すか、又はR9cはHを表し;
が、H、ハロ、C1−3アルキル、−OR13、−N(H)R14を表すか、又はRと一緒になって=Oを表し;
が、H、C1−3アルキルを表すか、又はRと一緒になって=Oを表し;
13が、H、C1−4アルキル、−E−(置換されていてもよいアリール)、又は−E−Hetを表し;
14が、H、C1−6アルキル、−E−(置換されていてもよいアリール)、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c、−C(O)N(R17a)R17b又は−C(NH)NHを表し;
16a〜R16cが、独立して、C1−6アルキルを表すか、又はR16aはHを表し;
17a及びR17bが、独立して、H又はC1−4アルキルを表し;
Eが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−2アルキレンを表し;
Het及びHet〜Hetが、独立して、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含有する4〜10員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、−OH、オキソ、ハロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、フェニル、−N(H)R18a、−C(O)R18c、−N(H)C(O)R18h、及び−N(H)S(O)18jから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
18a、R18c、R18h及びR18jが、独立してC1−4アルキル又は置換されていてもよいアリールを表すか、又はR18a、R18c及びR18hは、独立してHを表し;
Aが、OH及びアミノから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよいC1−4アルキレン、−C1−3 n−アルキレン−S(O)N(H)−又は−C2−3 n−アルキレン−N(H)S(O)−(後者2つの基において、アルキレンはオキサビスピジン環の窒素に結合している)を表し;
Bが、−Z−、−Z−N(H)−、−Z−C(O)N(R20b)−、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−Z−S(O)−、−Z−O−(後者6つの基において、Zは、R及びRを持つ炭素原子に結合している)を表し;
Zが、直接結合又はC1−4アルキレンを表し;
20bが、H、C1−4アルキルを表すか、又はフェニルもしくはピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、R20bがC2−4アルキレンを表し;
20c及びR20dが、独立して、H又はC1−3アルキルを表し;
GがNを表す場合、GはBの結合点に対してオルト、又は特にパラ位にあり;
GがNを表す場合、Rは存在しない(すなわちHを表す)又は1個のシアノ基を表し;
が、−OH、シアノ、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−C(O)N(R22e)R22f、及び−N(R22m)S(O)−C1−4アルキルから選ばれる1個以上の置換基を表し、又はフェニル又はピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にあるR置換基は、R20bと一緒になってC2−4アルキレンを表していてよく;
21cがC1−4アルキルを表し;
22c、R22e、R22f及びR22mが、独立して、H又はC1−4アルキルを表し;
41〜R46が独立してHを表し;
アリール及びアリールオキシ基上の所望による置換基は、別途記載のない限り、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ原子によって置換されていてもよい)、−N(H)S(O)21b及び−S(O)N(H)R22oから選ばれる1個以上の置換基である
化合物を含む。
本発明のさらに好適な化合物は、
が、直鎖もしくは分枝鎖又は部分環状/非環状C1−6アルキルを表し、該アルキル基は場合により酸素を間に挟んでいてもよい及び/又は(i)1個以上のハロ又はOR5c基;及び/又は(ii)フェニル(後者の基は場合により、ハロ、シアノ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されていてもよい)、−C(O)−C1−3アルキル及び−S(O)−C1−4アルキルから選ばれる1個以上(例えば1〜3個)の置換基によって置換されていてもよい)、Het、−C(O)R5b、−N(H)R、−C(O)N(R8a)R5d、−OC(O)N(H)R8b、−S(O)−C1−4アルキル、−S(O)N(H)R9c及び−N(H)S(O)9dから選ばれる1個の基によって置換されていてもよい、又はRは−C(O)OR、−C(O)N(R8a)R5d、−S(O)−C1−5アルキルを表し;
Hetが、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含有する4(例えば5)〜10員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、ハロ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ及び−C(O)−C1−4アルキルから選ばれる1個以上(例えば1〜3個)の置換基によって置換されていてもよく;
5b、R5c及びR5dが、独立して、H、C1−5アルキル、フェニル(後者の基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ピロリジン−1−イル、C1−4アルキル及びC1−5アルコキシ(後者の基は場合により1個以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はHetを表し;
Hetが、酸素及び窒素から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含有する5〜10員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、オキソ、C1−2アルキル及び−C(O)−C1−4アルキルから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
が、H、C1−4アルキル、フェニル(後者の基は場合により1個以上のシアノ基によって置換されていてもよい)又は−C(O)O−C1−5アルキルを表し;
が、場合によりHetによって置換されていてもよいC1−5アルキルを表し;
Hetが、酸素及び窒素から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含有する5〜10員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、C1−2アルキル及び−C(O)−C1−4アルキルから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
8a及びR8bが、独立して、H、C1−5アルキル又は−D−(フェニル)を表し、後者の基のフェニル部分は場合により、ハロ、C1−3アルキル及びC1−3アルコキシから選ばれる1個以上(例えば1〜3個)の置換基によって置換されていてもよく;
Dが、C1−3アルキレン(例えばCH又はC(CH)を表し;
9c及びR9dが、独立して、C1−4アルキル(場合により、ハロ、フェニル(後者の基は場合により、ハロ、C1−2アルキル及びC1−2アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)及びHetから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、フェニル(後者の基は場合により、ハロ、C1−3アルキル及びC1−3アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はHetを表し;
Het及びHetが、独立して、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1〜3個のヘテロ原子を含有する4(例えば5)〜10員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、ハロ、C1−3アルキル及びC1−3アルコキシから選ばれる1個以上(例えば1〜3個)の置換基によって置換されていてもよく;
が、H、−OR13又は−N(H)R14を表し;
がHを表し;
13が、H又はフェニル(後者の基は場合によりシアノ及びC1−2アルコキシから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し;
14が、H、フェニル(後者の基は場合により1個以上のシアノ基によって置換されていてもよい)又は−C(O)O−C1−5アルキルを表し;
AがC1−3 n−アルキレンを表し;
Bが、−Z−、−N(H)S(O)−、−S(O)N(H)−、−Z−N(H)−、−Z−C(O)N(R20b)−、−Z−S(O)−、−Z−O−(後者4つの基において、ZはR及びRを持つ炭素原子に結合している)を表し;
Zが直接結合又はC1−3アルキレンを表し;
20bが、フェニル又はピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、C2−3アルキレンを表し;
GがCHを表し;
が、基Bの結合点に対してオルト及び/又は特にパラ位にある1又は2個のシアノ又はハロ(例えばフルオロ)基を表すか、あるいはBが−Z−C(O)N(R20b)−を表す場合、
(i)フェニル又はピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にあるR置換基は、R20bと一緒になって、C2−3アルキレンを表してよい、そして
(ii)Rは、さらに、基Bの結合点に対してパラ位にあるニトロ基を表してよい
化合物を含む。
本発明の特に好適な化合物は、
が、直鎖もしくは分枝鎖又は部分環状/非環状C1−6アルキルを表し、該アルキル基は場合により酸素を間に挟んでいてもよい及び/又は(i)1個以上のハロ又はOR5c基;及び/又は(ii)フェニル(後者の基は場合により、ハロ、シアノ、C1−2アルキル、C1−2アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されていてもよい)、−C(O)−C1−2アルキル及び−S(O)−C1−2アルキルから選ばれる1個以上(例えば1〜3個)の置換基によって置換されていてもよい)、Het、−C(O)R5b、−N(H)R、−C(O)N(H)R8a、−OC(O)N(H)−C1−4アルキル、−S(O)−C1−4アルキル、−S(O)N(H)−C1−4アルキル及び−N(H)S(O)9dから選ばれる1個の基によって置換されていてもよく;
Hetが、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含有する5又は6員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、ハロ(例えばクロロ)、C1−2アルキル及びC1−2アルコキシから選ばれる1個以上(例えば1又は2個)の置換基によって置換されていてもよく;
5b及びR5cが、独立して、ハロ、シアノ、C1−2アルキル及びC1−2アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基によって置換されていてもよいフェニルを表し;
が、H、C1−4アルキル又は−C(O)O−C1−5アルキルを表し;
8aが、C1−4アルキル(例えばtert−ブチル)又は−D−(フェニル)を表し;
9dが、C1−4アルキル(場合により、ハロ及びフェニル(後者の基は場合により、ハロ(例えばクロロ)、C1−2アルキル及びC1−2アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、フェニル(後者の基は場合により、ハロ(例えばフルオロ)、C1−2アルキル及びC1−2アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ(例えばフルオロ)原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はHetを表し;
Hetが、1個の窒素原子を含有し、場合により酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1又は2個の更なるヘテロ原子を含有していてもよい5又は6員のヘテロサイクリック基を表し、該ヘテロサイクリック基は場合により、ハロ及びC1−2アルキルから選ばれる1〜3個の置換基によって置換されていてもよく;
Aが−(CH1−2−を表し;
Bが、−Z−、−N(H)S(O)−(後者の基において、−N(H)はR及びRを持つ炭素原子に結合している)、−C(O)N(R20b)−(後者の基において、−C(O)はR及びRを持つ炭素原子に結合している)又は−Z−O−(後者の基において、ZはR及びRを持つ炭素原子に結合している)を表し;
Zが直接結合又は−(CH1−2−を表し;
20bが、フェニル又はピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、−(CH2−3−を表し;
が、基Bの結合点に対してパラ位にあるシアノ又はフルオロ基を表す、そしてBが−C(O)N(R20b)−を表す場合、Rは、R20bと一緒になって、−(CH2−3−を表してもよい
化合物を含む。
本発明の特に好適な化合物は、
が、OR5c、フェニル(後者の基は場合により、ハロ(例えばフルオロ又はクロロ)、シアノ、メチル、メトキシ(後者2つの基は場合により1〜3個のフルオロ原子によって置換されていてもよい)、−C(O)CH及び−S(O)CHから選ばれる1又は2個の置換基によって置換されていてもよい)、Het、−C(O)R5b、−N(H)C(O)O−C3−4アルキル、−C(O)N(H)R8a、−OC(O)N(H)−C3−4アルキル、−S(O)N(H)−C3−4アルキル又は−N(H)S(O)9dによって置換されている直鎖又は分枝鎖C1−3アルキルを表し;
Hetが、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を含有する芳香族5又は6員ヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、クロロ、メチル及びメトキシから選ばれる1又は2個の置換基によって置換されていてもよく;
5b及びR5cが、独立して、シアノ、メチル及びメトキシから選ばれる1又は2個の置換基によって置換されていてもよいフェニルを表し;
8aが、tert−ブチル、CH−フェニル又はC(CH−フェニルを表し;
9dが、C1−4アルキル(後者の基は場合により1個以上のフルオロ原子によって置換されていてもよい)、(CH1−2−フェニル(後者の基のフェニル部分は場合により、クロロ、メチル及びメトキシ(後者2つの基は場合により1個以上のフルオロ原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1〜3個の置換基によって置換されていてもよい)、フェニル(場合により、フルオロ、メチル及びメトキシ(後者2つの基は場合により1個以上のフルオロ原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はHetを表し;
Hetが、1個の窒素原子を含有し、場合により酸素、窒素及び硫黄から選ばれる1個の更なるヘテロ原子を含有していてもよい5員のヘテロサイクリック基を表し、該ヘテロサイクリック基は場合により、1〜3個のメチル基によって置換されていてもよく;
がH又は−OHを表し;
Aが−CH−を表し;
Bが、−CH−、−N(H)S(O)−(後者の基において、−N(H)はR及びRを持つ炭素原子に結合している)又は−(CH0−1−O−(後者の基において、−CH−はR及びRを持つ炭素原子に結合している)を表す
化合物を含む。
なお更に好適な式Iの化合物は、
が、
(i)フェニル(後者の基は場合によりメチル及びメトキシ(後者2つの基は場合により1〜3個(例えば2個)のフルオロ原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1〜3個の置換基によって置換されていてもよい)又はフェノキシ(後者の基のフェニル部分は場合によりシアノによって置換されていてもよい)によって置換されているC1−3 n−アルキル、
(ii)−N(H)C(O)O−tert−ブチル、
(iii)−S(O)N(H)−tert−ブチル又は
(iv)−N(H)S(O)9d
を表し;
9dが、
(a)メチル(場合により1〜3個のフルオロ原子によって置換されていてもよい)、
(b)イソプロピル、
(c)n−ブチル、
(d)−(CH)−フェニル(後者の基のフェニル部分は場合により、クロロ、メチル及びトリフルオロメチルから選ばれる1又は2個の置換基によって置換されていてもよい)、
(e)フェニル(後者の基は場合により、フルオロ、メトキシ及びトリフルオロメトキシから選ばれる1又は2個の置換基によって置換されていてもよい)又は
(f)イミダゾリル(例えばイミダゾール−4−イル)又はイソオキサゾリル(例えばイソオキサゾール−4−イル)(後者2つの基は場合により1又は2個のメチル基によって置換されていてもよい)
を表す
化合物を含む。
各可変基の特別な値は次の通りである。そのような値は、適切な場合、本明細書の上記及び下記に定義のあらゆる値、定義、特許請求の範囲、側面又は態様とともに使用されうる。特に、それぞれは式(I)の最も広範囲の定義に対する個別の制限として使用されうる。
はC2−3アルキルを表し、該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基によって置換されている;
9bはH又はC1−3アルキルを表し;
9c及びR9dは、それぞれ独立して、水素、C1−6アルキル(場合により1個以上のハロ基によって置換されていてもよい)、アリール(場合により1個以上のハロ、シアノ、メトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシ基によって置換されていてもよい)又はHetを表し;
及びRは、それぞれ独立して、水素、又はヒドロキシを表し;
Aは、直接結合又はC1−3アルキレンを表し;
Bは、直接結合、C1−3アルキレン又はC1−3アルコキシ(酸素が、場合によりRで置換されていてもよいフェニル基に結合している)を表し;
Gは炭素を表し;
41〜R46は水素を表し;そして
は、シアノ及び/又はハロ(例えばフルオロ)から選ばれる1個以上の所望による置換基を表し、R置換基は、フェニル基上の、基Bが結合している位置に対してオルト及び/又はパラの位置にある。
本発明の特別の化合物は、例えば、式(I)の化合物、又はその製薬学的に許容しうる塩を含み、別途記載のない限り、各可変基のそれぞれは、上で定義の、又は下記(a)〜(d)の項に定義のいずれかの意味を有する。
(a)RはC−Cアルキル基(例えば、エチル、プロピル、ブチル、プロピル又はペンチル)を表し、該基は場合により、4−シアノベンゼンスルホンアミド、プロパン−2−スルホンアミド、1−フェニルメタンスルホンアミド、プロパン−1−スルホンアミド、4−フルオロベンゼンスルホンアミド;ベンゼンスルホンアミド、2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド、メタンスルホンアミド、3−クロロ−1−フェニルメタンスルホンアミド、トリフルオロメタンスルホンアミド、1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド、ブタン−1−スルホンアミド、1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタンスルホンアミド、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド、2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド、[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタンスルホンアミド、2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド、2−シアノベンゼンスルホンアミド、4−メトキシベンゼンスルホンアミド、5−クロロ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド、3−フルオロベンゼンスルホンアミド、5−メチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド、3−シアノベンゼンスルホンアミド、4−シアノ−1−フェニルメタンスルホンアミド、又は2−フルオロベンゼンスルホンアミドから選ばれる1個以上のスルホンアミド基によって置換されていてもよい;
(b)R41〜R46は水素である;
(c)基:
Figure 2008502678
は、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、又は2−ヒドロキシプロピレンを表し、該基は、場合により酸素原子を末端に持つ又は間に挟んでいる及び/又は場合により−SO−NH−又は−NH−SO−基を間に挟んでいる;
(d)基:
Figure 2008502678
は、フェニル、4−シアノフェニル、3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−フルオロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル、2−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、4−シアノ−2−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2−シアノフェニル、3−フルオロフェニル、4−シアノ−2,6−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、3−シアノフェニル、4−クロロフェニル、4−(トリフルオロメチル)フェニル、2,4−ジフルオロフェニル、2−(トリフルオロメトキシ)フェニル、3−クロロフェニル、又は4−メトキシフェニルを表す。
本発明の好適な化合物は以下に開示された実施例の化合物を含む。この点において、言及されうる本発明の好適な化合物は、
(i)N−(2−{7−[(2S)−3−(4−シアノフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)プロパン−2−スルホンアミド;
(ii)N−(2−{7−[(2S)−3−(4−シアノフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(iii)N−(tert−ブチル)−3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロパン−1−スルホンアミド;
(iv)tert−ブチル{2−[7−(2−{[(4−フルオロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}カルバメート;
(v)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(vi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(vii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)プロパン−2−スルホンアミド;
(viii)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(ix)N−[2−(7−{2−[3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(x)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(xii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xiii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xiv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xvi)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xvii)1−(3−クロロフェニル)−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xviii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xix)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド;
(xx)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(xxi)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
(xxii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ブタン−1−スルホンアミド;
(xxiii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
(xxiv)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタンスルホンアミド;
(xxv)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(xxvi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタンスルホンアミド;
(xxvii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(xxviii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
(xxix)1−(3−クロロフェニル)−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xxx)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxi)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(xxxii)4−シアノ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(xxxiii)4−シアノ−N−(2−{7−[4−(ジフルオロメトキシ)ベンジル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxiv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxvi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(xxxviii)5−クロロ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
(xxxix)2−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xl)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド;
(xli)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(xlii)5−クロロ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
(xliii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド;
(xliv)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlv)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlvi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(3,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlvii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlix)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
(l)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(li)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lii)4−シアノ−N−{2−[7−(2−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(liii)4−シアノ−N−(2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(liv)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lvi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−5−メチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lvii)N−{2−[7−(1−ベンゾフラン−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(lviii)4−シアノ−N−{2−[7−(1H−インドール−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(lix)4−シアノ−N−(2−{7−[(1−メチル−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lx)4−シアノ−N−(2−{7−[(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lxii)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(lxiii)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxiv)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(lxv)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(lxvi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxvii)4−シアノ−N−(2−{7−[(2−メチル−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxix)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(3−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxx)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノ−2,6−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxiii)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)プロパン−2−スルホンアミド;
(lxxiv)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(lxxv)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxvi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxvii)N−{3−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxviii)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxix)N−{2−[7−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(lxxx)3−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxi)3−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxii)3−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxiii)2−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxiv)2−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxv)N−(4−シアノベンジル)−2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エタンスルホンアミド;
(lxxxvi)N−(4−シアノベンジル)−2−[7−(2−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エタンスルホンアミド;
(lxxxvii)N−(4−シアノベンジル)−N−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
(lxxxviii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxix)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xc)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xci)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xcii)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(xciii)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(xciv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xcv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xcvi)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(xcvii)3−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xcviii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xcix)N−(2−{7−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(c)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
(ci)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(ciii)4−シアノ−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(civ)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cv)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cvi)4−シアノ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cvii)4−シアノ−N−メチル−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(cviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cix)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cx)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
(cxi)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
(cxii)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
(cxiii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N,3,5−トリメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(cxiv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(cxv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(cxvi)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(cxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(cxviii)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(cxix)4−フルオロ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxx)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(cxxi)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxii)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
(cxxiii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxiv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxvi)N−(2−{7−[2−(1,2−ベンズイソオキサゾール−3−イル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(cxxvii)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxviii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(cxxix)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(cxxx)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxi)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxxii)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxxiii)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxiv)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxv)4−フルオロ−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxvi)N−{2−[7−(1,2−ベンズイソオキサゾール−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(cxxxvii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxxviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxxix)4−シアノ−N−{3−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxl)4−シアノ−N−{3−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxli)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxlii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxliii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxliv)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxlv)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxlvi)N−[3−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)プロピル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(cxlvii)4−シアノ−N−(3−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxlviii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxlix)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cl)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cli)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(clii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cliii)N−(2−{7−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;及び
(cliv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
又はその製薬学的に許容しうる塩を含む。
製造
本発明に従って、式Iの化合物の製造法も提供する。該方法は、
(a)式II:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式III:
−L III
[式中、Lは、ハロ、アルカンスルホネート、パーフルオロアルカンスルホネート、アレーンスルホネート、−OC(O)XR、イミダゾール又はR23O−のような脱離基を示し、式中、R23は、例えばC1−10アルキル又はアリール(該基は場合により1個以上のハロ又はニトロ基によって置換されていてもよい)を表し、そしてX、R及びRは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば室温〜還流温度で、適切な塩基(例えば、トリエチルアミン、炭酸カリウム又は炭酸水素ナトリウムのような炭酸水素塩)及び適当な溶媒(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、THF、トルエン、水、低級アルキルアルコール(例えばエタノール)又はそれらの混合物)の存在下における反応;
(b)Rが、Rに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されたC1−12アルキルを表し、該置換基(1個又は複数個)が−N(R9b)S(O)9d基である/を含む式Iの化合物の場合、式IV:
Figure 2008502678
[式中、R1aはC1−12アルキレン(該基は場合によりRに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式V:
−S(O)9d
[式中、Lはハロのような適切な脱離基を表し、R9dは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば当業者に公知の条件下(例えば周囲温度(例えば15〜30℃)で、適切な塩基(例えばトリエチルアミン、炭酸カリウム又は炭酸水素ナトリウム)及び適当な溶媒(例えばDCM、CHCl、アセトニトリル、DMF、THF、トルエン、又はそれらの混合物)の存在下)における反応;
(c)Rが、Rに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されたC1−12アルキルを表し、該置換基(1個又は複数個)が−S(O)N(R9b)R9c基である/を含む式Iの化合物の場合、本明細書中で先に定義した式IIの化合物と、式VA:
−R1a−SO−N(R9b)R9c VA
[式中、L、R1a、R9b及びR9cは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば当業者に公知の条件下(例えば周囲温度〜還流温度で、適切な塩基(例えばトリエチルアミン、炭酸カリウム又は炭酸水素ナトリウム)及び適当な溶媒(例えばDCM、CHCl、アセトニトリル、DMF、THF、トルエン、又はそれらの混合物)の存在下)における反応;
(d)Rが−C(O)XR又は−C(O)N(R8a)R5dを表す式Iの化合物の場合、式VI:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、R41〜R46、A、B、G及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式VII:
24−H VII
[式中、R24は−XR又は−N(R8a)R5dを表し、R5d、R、R8a及びXは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば本明細書中で先に記載したのと類似の条件下(プロセスステップ(a))における反応;
(e)Rが−C(O)N(H)R8aを表す式Iの化合物の場合、本明細書中で先に定義した式IIの化合物と、式VIII:
8a−N=C=O VIII
[式中、R8aは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば0℃〜還流温度で適当な有機溶媒(例えばジクロロメタン)の存在下における反応、又は当業者に公知の条件下での固相合成による反応;
(f)式IX:
Figure 2008502678
[式中、R及びR41〜R46は本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式X:
Figure 2008502678
[式中、Lは、ハロ、アルカンスルホネート(例えばメシレート)、パーフルオロアルカンスルホネート又はアレーンスルホネート(例えば、2−又は4−ニトロベンゼンスルホネート、トルエンスルホネート又はベンゼンスルホネート)のような脱離基を表し、R、R、R、A、B及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば高めた温度(例えば35℃〜還流温度)で適切な塩基(例えばトリエチルアミン又は炭酸カリウム)及び適当な有機溶媒(例えばアセトニトリル、ジクロロメタン、クロロホルム、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、低級アルキルアルコール(例えばエタノール)、酢酸イソプロピル又はそれらの混合物)の存在下における反応;
(g)Bが−Z−N(R20c)S(O)−を表す式Iの化合物の場合、本明細書中で先に定義した式IXの化合物と、式XA:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、A、G、Z及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば上記プロセス(f)に関して記載した条件下での反応;
(h)AがCHを表し、Rが−OH又は−N(H)R14を表す式Iの化合物の場合、本明細書中で先に定義した式IXの化合物と、式XI:
Figure 2008502678
[式中、YはO又はN(R14)を表し、R、R、R14、B及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば高めた温度(例えば60℃〜還流温度)で適切な溶媒(例えば低級アルキルアルコール(例えばIPA)、アセトニトリル、又は低級アルキルアルコールと水との混合物)の存在下における反応;
(i)Bが−Z−O−を表す式Iの化合物の場合、式XII:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、R41〜R46、A及びZは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式XIII:
Figure 2008502678
[式中、R及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えばミツノブ型条件、例えば周囲温度(例えば25℃)〜還流温度でターシャリーホスフィン(例えばトリブチルホスフィン又はトリフェニルホスフィン)、アゾジカルボキシレート誘導体(例えばジエチルアゾジカルボキシレート又は1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジン)及び適当な有機溶媒(例えばジクロロメタン又はトルエン)の存在下における反応;
(j)GがNを表し、Bが−Z−O−を表す式Iの化合物の場合、本明細書中で先に定義した式XIIの化合物と、式XIV:
Figure 2008502678
[式中、R及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば10℃〜還流温度で適切な塩基(例えば水素化ナトリウム)及び適当な溶媒(例えばN,N−ジメチルホルムアミド)の存在下における反応;
(k)Rが−OR13を表し、R13がC1−6アルキル、−E−アリール又は−E−Hetを表す式Iの化合物の場合、RがOHを表す式Iの化合物と、式XV:
13aOH XV
[式中、R13aはC1−6アルキル、−E−アリール又は−E−Hetを表し、E及びHetは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えばミツノブ型条件下(例えば本明細書のプロセスステップ(h)に記載のような)における反応;
(l)Rが−OR13を表し、R13がC1−6アルキル、−E−アリール又は−E−Hetを表す式Iの化合物の場合、式XVI:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、R41〜R46、A、B、G及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、本明細書中で先に定義した式XVの化合物との、例えば周囲温度(例えば25℃)〜還流温度でウィリアムソン型条件下(すなわち、適当な塩基(例えばKOH又はNaH)及び適切な有機溶媒(例えばジメチルスルホキシド又はN,N−ジメチルホルムアミド)の存在下)における反応(当業者であれば、式XVIのある種の化合物(例えばLがハロを表すもの)も本明細書中で先に定義した式Iの化合物とみなしうることは理解されるであろう);
(m)Rが−E−NHを表す式Iの化合物の場合、式XVII:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、R41〜R46、A、B、E及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物の、例えば適切な圧力で適切な触媒(例えばパラジウム担持炭素)及び適当な溶媒(例えば水−エタノール混合物)の存在下での水素化による還元;
(n)Rが−E−N(R14)R15を表し、R14がC1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c又は−C(O)N(R17a)R17bを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−N(H)R15を表す式Iの化合物と、式XVIII:
14a−L XVIII
[式中、R14aはC1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c又は−C(O)N(R17a)R17bを表し、R16a、R16b、R16c、R17a、R17b、Het、E及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば本明細書中で先に記載した条件下(プロセスステップ(a))における反応;
(o)Rが−E−N(R15)C(O)N(H)R17aを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−N(H)R15を表す式Iの化合物と、式XIX:
17a−N=C=O XIX
[式中、R17aは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば本明細書中で先に記載した条件下(プロセスステップ(e))における反応;
(p)Rが−E−N(H)[C(O)]NHを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−NHを表す式Iの化合物とシュウ酸ジアミドとの、例えば−10〜25℃で適切なカップリング剤(例えば1−(3−ジメチル−アミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド)、適当な活性化剤(例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾール)、適切な塩基(例えばトリエチルアミン)及び反応不活性溶媒(例えばN,N−ジメチルホルムアミド)の存在下における反応;
(q)Rが−E−N(H)C(NH)NHを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−NHを表す式Iの化合物と、式XX:
23O−C(=NH)NH XX
[式中、R23は本明細書中で先に定義の通り]の化合物又はそのN−保護誘導体との、例えば室温〜還流温度で、場合により適切な溶媒(例えばトルエン)及び/又は適当な酸性触媒(例えば、例えば10mol%の酢酸)の存在下における反応;
(r)Rが−OR13を表し、R13が−C(O)R16a、−C(O)OR16b又は−C(O)N(R17a)R17bを表す式Iの化合物の場合、Rが−OHを表す式Iの化合物と、式XXI:
13b−L XXI
[式中、R13bは−C(O)R16a、−C(O)OR16b又は−C(O)N(R17a)R17bを表し、Lはハロ、p−ニトロフェノキシ、−OC(O)R16a、−OC(O)OR16b、−OH又はイミダゾールのような脱離基を表し、R16a、R16b、R17a及びR17bは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば−10℃〜還流温度で適切な塩基(例えばトリエチルアミン、ピリジン又は炭酸カリウム)、適当な有機溶媒(例えばTHF、ジクロロメタン又はアセトニトリル)及び(適切な場合)適切なカップリング剤(例えば1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド)の存在下における反応;
(s)RがH又は−OHを表し、RがHを表す式Iの化合物の場合、R及びRが一緒になって=Oを表す式Iの化合物の、適切な還元剤の存在下及び適当な反応条件下における還元;例えば、RがOHを表す式Iの化合物を形成する場合、還元は、穏やかな反応条件下で、例えば水素化ホウ素ナトリウム及び適当な有機溶媒(例えばTHF)の存在下で実施できる;RがOHを表し、化合物がRが結合しているキラル中心において鏡像異性体的に豊富(又は単一の鏡像異性体)である式Iの化合物を形成する場合、還元は、酵素的に(例えばウマ肝アルコールデヒドロゲナーゼ及びNADPHの存在下のような当業者に公知の条件下)又は当業者に公知の条件下で適切な溶液相(均一)触媒の存在下における水素化によって実施できる;そしてRがHを表す式Iの化合物を形成する場合、還元は、当業者に公知のWolff−Kischner条件下、又は適切な還元剤(例えば水素化ホウ素ナトリウム又はシアノ水素化ホウ素ナトリウム)及び適当な有機溶媒(例えば低級(例えばC1−6)アルキルアルコール)の存在下で適当な薬剤(例えばトシルヒドラジン)を用いての関係C=O基の活性化のいずれかによって実施できる;
(t)Rがハロを表す式Iの化合物の場合、Rが−OHを表す式Iの対応化合物の、適当なハロゲン化剤(例えばRがフルオロを表す化合物の場合、(ジエチルアミノ)硫黄トリフルオリドとの反応)による置換;
(u)R及びRがHを表し、Aが−J−を表し、Bが−N(R20e)−Z−(式中、−N(R20e)はR及びRを持つ炭素原子に結合している)を表す式Iの化合物の場合、式XXII:
Figure 2008502678
[式中、R、R20e、R41〜R46及びJは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式XXIII:
Figure 2008502678
[式中、R、G、Z及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば高めた温度(例えば40℃〜還流温度)で適切な有機溶媒(例えばアセトニトリル)の存在下における反応;
(v)Aが−(CH−を表し、R及びRが一緒になって=Oを表す式Iの化合物の場合、本明細書中で先に定義した式IXの化合物と、式XXIV:
Figure 2008502678
[式中、B、G及びRは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば室温〜還流温度で適切な塩基(例えばトリエチルアミン、炭酸カリウム又は水酸化テトラブチルアンモニウム)及び適当な有機溶媒(例えば低級アルキル(例えばC1−6)アルコール)の存在下における反応;
(w)Rが−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表す式Iの化合物の場合、式XXV:
Figure 2008502678
[式中、R1bは−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表し、R5d、R、R8a、R9a、R41〜R46及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式XXVI:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、A、B及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば室温〜還流温度で適切な塩基(例えば炭酸水素ナトリウム又は炭酸カリウム)及び適当な有機溶媒(例えばアセトニトリル)の存在下における反応;
(x)オキサビスピジン窒素のN−オキシド誘導体である式Iの化合物の場合、適切な酸化剤(例えばmCPBA)の存在下、例えば0℃で適切な有機溶媒(例えばジクロロメタン)の存在下における、対応する式Iの化合物の対応するオキサビスピジン窒素の酸化;
(y)C1−4アルキル第四級アンモニウム塩誘導体(該アルキル基はオキサビスピジン窒素に結合している)である式Iの化合物の場合、オキサビスピジン窒素における、対応する式Iの化合物と、式XXVII:
25−L XXVII
[式中、R25はC1−4アルキルを表し、Lはハロ、アルカンスルホネート又はアレーンスルホネートのような脱離基である]の化合物との、例えば室温で適当な有機溶媒(例えばN,N−ジメチルホルムアミド)の存在下における反応とその後の適切な対イオン供給体(例えばNHOAc)の存在下における精製(例えばHPLCの使用);
(z)当業者に周知の技術を用いて1個のR置換基の別のものへの転化;又は
(aa)当業者に周知の技術(例えば塩素化)を用いて1個以上の(更なる)R置換基の芳香環への導入;
(ab)RがC1−12アルキレンを表し、該基は場合によりRに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されていてもよい式Iの化合物の場合、式II:
Figure 2008502678
[式中、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、適当なアルデヒドとの、例えば当業者に公知の条件下(例えば15〜30℃のような室温)、還元剤(例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、又は類似化合物)及び適当な溶媒(例えば1,2−ジクロロエタン、ジクロロエタン、メタノール、エタノール又はそれらの混合物)の存在下における反応;
(ac)Aが−J−、−J−N(R19a)−、−J−S(O)N(R19b)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−(後者4つの基において、−Jはオキサビスピジン環の窒素に結合している)を表す式Iの化合物の場合、式VII:
Figure 2008502678
[式中、R及びR41〜R46は本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式XXIII:
Figure 2008502678
[式中、R、R、B及びGは本明細書中で先に定義の通り、C0−5アルキレン基は場合によりJに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されていてもよい]の化合物との、例えば当業者に公知の条件下(例えば15〜30℃のような室温)、還元剤(例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、又は類似水素化物供与化合物)及び適当な溶媒(例えば1,2−ジクロロエタン、ジクロロエタン、メタノール、エタノール又はそれらの混合物)の存在下における反応;又は
(ad)上に定義した式Iの化合物の保護誘導体の脱保護
を含む。
式II、IV、IX、X、XI、XII、XVI、XVII、XXII及びXXV の化合物は、WO 01/28992、WO 02/28863、WO 02/28864、WO 02/83690及びWO 02/83691に記載又は参照されている手順に従って又は該手順と同様にして製造できる。これらの文献の開示内容は引用によって本明細書に援用する。
式VAの化合物は、式XXVIII:
HN(R9b)R9c XXVIII
[式中、R9b及びR9cは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式XXIX:
−R1a−SO−L XXIX
[式中、L、L及びR1aは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば当業者に公知の条件下(例えば上記プロセス(b)に関して記載したような条件)における反応によって製造できる。
式XAの化合物は、式XXX:
−SO−A−L XXX
[式中、A、L及びLは本明細書中で先に定義の通り]の化合物と、式XXXI:
Figure 2008502678
[式中、R、G及びZは本明細書中で先に定義の通り]の化合物との、例えば当業者に公知の条件下(例えば上記プロセス(b)に関して記載したような条件)における反応によって製造できる。
式III、V、VII、VIII、XIII、XIV、XV、XVIII、XIX、XX、XXI、XXIII、XXIV、XXVI、XXVII、XXVIII、XXIX、XXX、XXXIの化合物及びそれらの誘導体は、市販されている、文献で公知である、又は本明細書中に記載の方法と類似の方法によって、もしくは従来の合成法によって、標準的技術に従い、容易に入手できる出発材料から適当な試薬及び反応条件を用いて得ることができる。
本明細書中に定義された化合物中のアリール基(例えばフェニル)、及び(適切な場合)へテロサイクリック基上の置換基は、当業者に周知の技術を用いてその他の特許請求されている置換基に変換することができる。例えば、ヒドロキシをアルコキシに変換でき、フェニルをハロゲン化してハロフェニルにすることができ、ニトロを還元してアミノにでき、ハロはシアノで置換できるなどである。
当業者であれば、式Iのある種の化合物内での様々な標準的置換基又は官能基の相互転化及びトランスフォーメーションによって式Iの別の化合物が提供されることも理解されるであろう。例えば、カルボニルを還元してヒドロキシ又はアルキレンにでき、ヒドロキシをハロに変換することができる。
本発明の化合物は、それらの反応混合物から従来技術を用いて単離することができる。
当業者であれば、上記プロセスにおいて、中間化合物の官能基は、保護基によって保護できる、又は保護する必要があることは理解されるであろう。
保護することが望ましい官能基は、ヒドロキシ、アミノ及びカルボン酸などである。ヒドロキシの適切な保護基は、トリアルキルシリル及びジアリールアルキルシリル基(例えばtert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル又はトリメチルシリル)、テトラヒドロピラニル及びアルキルカルボニル基(例えばメチル及びエチルカルボニル基)などである。アミノの適切な保護基は、ベンジル、スルホンアミド(例えばベンゼンスルホンアミド)、tert−ブチルオキシカルボニル、9−フルオレニル−メトキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニルなどである。アミジノ及びグアニジノの適切な保護基はベンジルオキシカルボニルなどである。カルボン酸の適切な保護基は、C1−6アルキル又はベンジルエステルなどである。
官能基の保護及び脱保護は、本明細書中で先に記載したいずれかの反応ステップの前又は後に行うことができる。保護基は、当業者に周知の技術に従って及び本明細書中で以下に記載するようにして除去できる。
保護基の使用については、“Protective Groups in Organic Chemistry(有機化学における保護基)”,J.W.F.McOmie編、Plenum Press (1973)、及び“Protective Groups in Organic Synthesis(有機合成における保護基)”,第3版、T.W.Greene & P.G.M.Wutz、Wiley−Interscience(1999)に十分に記載されている。
当業者であれば、本発明の化合物を代替の様式で、時には更に便利な様式で得るために、本明細書中に記載の個々のプロセスステップを異なる順序で実施したり、及び/又は個々の反応を全体的な経路の中の異なるステージで実施することができる(すなわち、本明細書中で説明した特定の反応に伴う中間体とは異なる中間体に置換基を付加したり、及び/又は化学変換を実施することができる)ことは理解されるであろう。これはとりわけ、特定の基質に存在する他の官能基の性質、主要中間体の利用しやすさ及び採用される保護基戦略(あるとすれば)といった要因に左右されることになる。明らかに、関与する化学のタイプによって、前記合成ステップで使用される試薬の選択、使用される保護基の必要性及び種類、並びに該合成を達成するための順序は影響を受けることになろう。
また当業者であれば、最終脱保護段階の前に製造されうる式Iの化合物のある種の保護誘導体は、それ自体薬理活性を持たないかもしれないが、それらは非経口又は経口投与された後、体内で代謝されて薬理的に活性な本発明の化合物を形成できることも理解されるであろう。従って、そのような誘導体は“プロドラッグ”と言うことができる。さらに、式Iのある種の化合物が式Iのその他の化合物のプロドラッグとして作用することもある。
式Iの化合物の全てのプロドラッグは本発明の範囲内に含まれる。
本明細書中で参照した一部の中間体は新規である。本発明の更なる側面に従って、
(a)本明細書中で先に定義の式IIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
(ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
(iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(b)本明細書中で先に定義の式IVの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
(ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
(iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(c)本明細書中で先に定義の式VIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
(ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
(iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(d)本明細書中で先に定義の式IXの化合物、又はその保護誘導体;ただし、RはC1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す;
(e)本明細書中で先に定義の式Xの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
(ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
(iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(f)本明細書中で先に定義の式XIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(ii)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(g)本明細書中で先に定義の式XIIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、
(ii)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、そして/又は
(iii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる;
(h)本明細書中で先に定義の式XVIIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、
(ii)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
(iii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
(iv)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(v)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(i)本明細書中で先に定義の式XXIIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、そして/又は
(ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる;
(j)本明細書中で先に定義の式XXIIIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(ii)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(k)本明細書中で先に定義の式XXIVの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(ii)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
(l)本明細書中で先に定義の式XXVIの化合物、又はその保護誘導体;ただし、
(i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
(ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
(iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
(iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
が提供される。
医学的及び薬学的使用
本発明の化合物は薬理活性を有するので有用である。従ってそれらは医薬品として示唆される。
そこで、本発明の更なる側面に従って、本発明の化合物の医薬品としての使用を提供する。
特に本発明の化合物は、例えば以下に記載の試験で実証されるような心筋の電気生理学的活性を示す。
従って本発明の化合物は、不整脈、特に心房性及び心室性不整脈の予防及び治療の両方に有用であることが期待される。
そこで本発明の化合物は、心臓疾患の治療又は予防、又は不整脈が主たる役割を果たしていると考えられる虚血性心疾患、心臓発作、心筋梗塞、心不全、心臓手術及び血栓塞栓事象を含む心臓疾患関連の適応における使用が示唆される。
不整脈の治療において、本発明の化合物は、心臓の再分極を選択的に遅らせ、不応期を延長することが見出されている。
本発明の更なる側面に従って不整脈の治療法を提供する。該方法は、治療上有効量の本発明の化合物をそのような状態を患っている又は罹りやすいヒトに投与することを含む。
医薬製剤
本発明の化合物は通常、経口、皮下、静脈内、動脈内、経皮、鼻腔内、吸入、又はあらゆるその他の非経口経路によって医薬製剤の形態で投与されることになる。該医薬製剤は、有効成分を遊離塩基又は非毒性の有機もしくは無機酸付加塩のいずれかとして製薬学的に許容しうる剤形中に含む。疾患及び治療される患者、並びに投与経路によって組成物は様々な用量で投与されうる。
本発明の化合物は、不整脈及び/又はその他の心臓血管疾患の治療に有用な任意のその他の薬物と組み合わせることもできる。特に、本発明の化合物は抗凝固薬と組み合わせることができる。
“抗凝固薬”という用語は、本明細書中で使用される場合、アスピリン(aspirin)、ワルファリン(warfarin)、エノキサパリン(enoxaparin)、ヘパリン(heparin)、低分子量ヘパリン(low molecular weight heparin)、シロスタゾール(cilostazol)、クロピドグレル(clopidogrel)、チクロピジン(ticlopidine)、チロフィバン(tirofiban)、アブシキシマブ(abciximab)、ジピリダモール(dipyridamole)、血漿タンパク分画(plasma protein fraction)、ヒトアルブミン(human albumin)、低分子量デキストラン(low molecular weight dextran)、ヘタスターチ(hetastarch)、レテプラーゼ(reteplase)、アルテプラーゼ(alteplase)、ストレプトキナーゼ(streptokinase)、ウロキナーゼ(urokinase)、ダルテパリン(dalteparin)、フィルグラスチン(filgrastin)、免疫グロブリン(immunoglogulin)、ギンコリド B(ginkolide B)、ヒルジン(hirudins)、フォロパファント(foropafant)、ロセパファント(rocepafant)、ビバリルジン(bivalirudin)、デルマタン硫酸メジオラナム(dermatan sulfate mediolanum)、エプチリバチド(eptilibatide)、チロフィバン( tirofiban)、トロンボモジュリン(thrombomodulin)、アブシキシマブ(abcxmab)、低分子量デルマタン硫酸−オポクリン(low molecular weight dermatan sulfate-opocrin)、エプタコグアルファ(eptacog alfa)、アルガトロバン(argatroban)、フォンダパリヌクスナトリウム(fondaparinux sodium)、チファコギン(tifacogin)、レピルジン(lepirudin)、デシルジン(desirudin)、OP2000、ロキシフィバン(roxifiban)、パルナパリンナトリウム(parnaparin sodium)、ヒトヘモグロビン(human hemoglobin (Hemosol))、ウシヘモグロビン(bovine hemoglobin (Biopure))、ヒトヘモグロビン(human hemoglobin (Northfield))、アンチトロンビンIII(antithrombin III)、RSR 13、ヘパリン−経口(heparin-oral (Emisphere))、トランスジェニックアンチトロンビンIII(transgenic antithrombin III)、H37695、エノキサパリンナトリウム(enoxaparin sodium)、メソグリカン(mesoglycan)、CTC 111、ビバリルジン(bivalirudin)、及びそれらの任意の誘導体及び/又は組合せからなる群から選ばれる一つの物質への参照を含む。
言及されうる特別の抗凝固薬はアスピリン及びワルファリンを含む。
“抗凝固薬”という用語はトロンビン阻害薬への参照も含む。言及されうるトロンビン阻害薬は低分子量トロンビン阻害薬を含む。“低分子量トロンビン阻害薬”という用語は当業者は承知であろうが、トロンビンを実験的に決定可能な程度に阻害し(インビボ及び/又はインビトロ試験による決定)、分子量が約2,000未満、特に約1,000未満のあらゆる組成物(例えば化合物)への参照を含む。
好適な低分子量トロンビン阻害薬は、低分子量のペプチド系、アミノ酸系、及び/又はペプチド類似体系のトロンビン阻害薬、並びにそれらの誘導体を含む。
“低分子量のペプチド系、アミノ酸系、及び/又はペプチド類似体系のトロンビン阻害薬”という用語は、当業者には周知であろうが、1〜4個のペプチド結合を有する低分子量トロンビン阻害薬への参照を含み、ClaessonによるBlood Coagul.Fibrin.5,411(1994)の総括論文に記載されているもの、並びに、米国特許第4,346,078号、国際特許出願WO 93/11152、WO 93/18060、WO 93/05069、WO 94/20467、WO 94/29336、WO 95/35309、WO 95/23609、WO 96/03374、WO 96/06832、WO 96/06849、WO 96/25426、WO 96/32110、WO 97/01338、WO 97/02284、WO 97/15190、WO 97/30708、WO 97/40024、WO 97/46577、WO 98/06740、WO 97/49404、WO 97/11693、WO 97/24135、WO 97/47299、WO 98/01422、WO 98/57932、WO 99/29664、WO 98/06741、WO 99/37668、WO 99/37611、WO 98/37075、WO 99/00371、WO 99/28297、WO 99/29670、WO 99/40072、WO 99/54313、WO 96/31504、WO 00/01704及びWO 00/08014;並びに欧州特許出願648 780、468 231、559 046、641 779、185 390、526 877、542 525、195 212、362 002、364 344、530 167、293 881、686 642、669 317、601 459及び623 596に開示されているものを含む。これら全ての文献の開示内容は引用によって本明細書に援用する。
本願において、トロンビン阻害薬の誘導体は、エステル、プロドラッグ及び代謝産物のような化学修飾(活性でも不活性でも)、並びにこれらのいずれかの製薬学的に許容しうる塩及び溶媒和物(例えば水和物)、並びにあらゆるそのような塩の溶媒和物を含む。
好適な低分子量ペプチド系トロンビン阻害薬は、“ガトラン(gatran)”と総称されているものを含む。言及されうる特別なガトランは、HOOC−CH−(R)Cha−Pic−Nag−H(イノガトランとして知られている)及びHOOC−CH−(R)Cgl−Aze−Pab−H(メラガトランとして知られている)(それぞれ国際特許出願WO 93/11152及びWO 94/29336参照、略語のリストはその中に含まれている)。
国際特許出願WO 97/23499に、トロンビン阻害薬のプロドラッグとして有用であることが分かったいくつかの化合物が開示されている。前記プロドラッグは一般式:
OOC−CH−(R)Cgl−Aze−Pab−R
[式中、Rは、H、ベンジル又はC1−10アルキルを表し、R(Pab−Hのアミジノ単位中の1個の水素原子を置換する)は、OH、OC(O)R又はC(O)ORを表し、Rは、C1−17アルキル、フェニル又は2−ナフチルを表し、RはC1−12アルキル、フェニル、C1−3アルキルフェニル、又は2−ナフチルを表す]を有する。好適な化合物は、ROOC−CH−(R)Cgl−Aze−Pab−OH[式中、Rはベンジル又はC1−10アルキル、例えばエチル又はイソプロピルを表す]、特にEtOOC−CH−(R)Cgl−Aze−Pab−OHを含む。活性トロンビン阻害薬自体はWO 94/29336に開示されている。
本発明の更なる側面に従って、本発明の化合物を製薬学的に許容しうるアジュバント、希釈剤又は担体と混合して含む医薬製剤を提供する。
ヒトの治療に適切な本発明の化合物の日用量は、経口投与で約0.005〜50.0mg/kg体重、及び非経口投与で約0.005〜15.0mg/kg体重である。ヒトの治療に適切な本発明の化合物の好適な日用量の範囲は、経口投与で約0.005〜20.0mg/kg体重、及び非経口投与で約0.005〜10.0mg/kg体重である。
本発明の化合物は不整脈に有効であるという利点を有する。
本発明の化合物は、先行技術で知られている化合物よりも効果が高い、毒性が低い、活性の範囲が広い(I群、II群、III群及び/又はIV群のいずれかを組み合わせた活性を示す(特に、III群の活性に加えてI群及び/又はIV群の活性を示す))、強力である、作用が長い、副作用が少ない(トルサード・ドゥ・ポワントのような催不整脈作用の発生率が低いことを含む)、容易に吸収される、又はその他の有用な薬理学的性質を有しうるという利点も有すると思われる。
生物学的試験
試験A
麻酔モルモットにおける一次電気生理学的効果
体重500〜1000gのモルモットを使用した。動物は実験前少なくとも1週間(ケージに入れて)飼育し、その間餌と水道水は自由に摂取させた。
麻酔はペントバルビタール(50〜60mg/kg)の腹腔内注射によって誘導し、カテーテルを1本の頸動脈(血圧記録及び血液採取のため)と1本の頸静脈(薬物注入のため)に導入した。針電極を肢に取り付け、ECGを記録した(第II誘導)。サーミスタを直腸に配置し、動物を加温パッドに置いて直腸温が37.5〜38.5℃になるようにした。
動物に気管切開術を施し、血液ガスを該動物種の正常範囲内に維持するように設定した小動物用人工呼吸器を用いて室内空気による人工呼吸を行った。自律神経の影響を削減するために両迷走神経を頸部で切断し、実験開始15分前に0.5mg/kgのプロプラノロールを静脈内投与した。
左側開胸術によって左心室心外膜を露出し、単相性活動電位(MAP)を記録するための特注設計吸引電極を左心室自由壁に装着した。電極は、容認可能な信号が記録できる限りその位置に維持し、そうでなければ新しい位置に移動させた。ペーシング用の双極電極を左心房にクリップで留めた。ペーシング(1msの持続時間、拡張期閾値の2倍)は、特注の低電流刺激装置を用いて実施した。心臓のペーシングは、試験期間中5分ごとに30秒間、自発的洞調律より少し高い拍数で実施した。
MAP信号、血圧信号及び第二誘導ECGを、各30秒間のペーシングシークエンスの最後の10秒と、次の1分間の洞調律の最後の10秒の間、パソコンに収集した(サンプリング周波数は1000Hzで各サンプリング時間は10秒間)。信号は特注設計のコンピュータプログラム(PharmLab v4.0)を用いて処理した。
試験手順は、ペーシング及び洞調律中に2回の基本対照記録(3分間隔)を取ることから成っていた。2回目の対照記録の後、初回投与の試験物質を頸静脈カテーテルに0.2mL/kgの容量で30秒間注入した。3分後、ペーシングを開始し、新しい記録を取った。先の投与の5分後、次の試験物質を投与した。各実験の間、6〜10回の連続投与を行った。
データ分析
この分析で測定した多数の変数のうち、3つを活性化合物の比較及び選択に最も重要であるとして選択した。選択した3つの変数は、ペーシング中の75%再分極時のMAP持続時間、ペーシング中の房室(AV)伝導時間(心房のペースパルスと心室MAPの開始間の間隔と定義される)、及び心拍数(洞調律中のRR間隔と定義される)であった。麻酔動物の血行動態を判断するために収縮期及び拡張期血圧も測定した。さらに、不整脈及び/又は形態学的変化についてECGをチェックした。
2つの対照記録の平均をゼロにし、試験物質の連続投与後に記録された効果をこの値からのパーセント変化として表した。このパーセント値を各記録前に投与した蓄積用量に対してプロットすることにより、用量反応曲線を構築することができた。このようにして各実験から、MAP持続時間、AV伝導時間及び洞拍数(RR間隔)の3本の用量反応曲線が得られた。一つの試験物質を用いて実施した全実験の平均曲線を計算し、該平均曲線から効力値を導出した。これらの実験の全ての用量反応曲線は得られたデータポイントの線形接続によって構築された。MAP持続時間をベースラインから10%延長する蓄積用量を、調査中の薬剤のIII群電気生理学的効力を評価するための指標として使用した(D10)。
試験B
HERGチャンネル遮断薬検出のためのRb 流出アッセイ
ヒトether−a−go−go関連遺伝子(HERG)(ヒト遅延整流性カリウムチャンネル遺伝子)は、心臓の速い遅延整流電流IKrの基礎となる電位依存性Kチャンネルをコードする。HERGチャンネル遮断のIC50値は、HERGチャンネルを安定的に発現しているチャイニーズハムスター卵巣細胞からの脱分極誘導Rb流出に基づく高速機能アッセイを用いて決定した。
細胞は、10%FBSと0.6mg/mLのハイグロマイシンBを補給したHam F12(Life Technologies 31765−027)中で成長させ、週2回定期的に継代した。実験的研究のために、細胞を15,000細胞/ウェルの密度でFalcon 384穴組織培養処理黒壁透明底プレートに播種し、その後細胞培養インキュベータ中で一晩37℃でインキュベートした。
一晩のインキュベーション後、細胞プレートを洗浄し、Rb添加緩衝液(Rbを含有する生理学的緩衝液)を加えた。次に細胞プレートを3時間インキュベートし、その後洗浄した。この洗浄後試験化合物を加えた。次に細胞プレートをさらに10分間インキュベートし、このインキュベーション時間後、細胞を脱分極し、HERGチャンネルを活性化するために外部のK濃度を増加させた。増加させたK濃度に10分間暴露した後、上清を新しいマイクロプレートに移し、原子吸光分析を用いてRb含有量を測定した。
基本Rb流出(洗浄緩衝液のみを入れたウェルの上清中のRb含有量(mg/L))を100%阻害と定義し、刺激されたRb流出(増加させた外部カリウム濃度のみに暴露されたウェルの上清中のRb含有量(mg/L))を0%阻害と定義した。
化合物の活性は、
100×[1−(A−B)/(C−B)]
A:試験化合物+増加させた外部Kを入れたウェル中のRb含有量
B:基本Rb流出
C:刺激されたRb流出
と表される。
本発明を以下の実施例によって説明する。
実施例
一般的実験手順
質量スペクトルは以下の装置の一つで記録した。MUX(8)−LCT、ZQ Masspectrometer及びQuattroマイクロ。いずれもWaters Micromass社製。
LC−MS:
分離は、Agilent 1100 Series Modules又はWaters 1525ポンプを用い、ACT (Advanced Chromatography Technologies)のACE C8 3x50mm 3μm上で傾斜溶離により実施した。
サンプルはWaters 2700 Sample Managerを用いて注入した。
移動相:
一般的傾斜を5%〜95%のアセトニトリルに適用した。
10mMの酢酸アンモニウム又は5mMのギ酸アンモニウム/5mMのギ酸を含有する緩衝液を使用した。
質量スペクトルは、陽及び陰イオン化モードを切り替えるエレクトロスプレーインターフェイスを備えたWaters ZQ2000又はWaters ZMDで記録した。UVスペクトルはAgilent 1100 PDA又はWaters 2996 DADで、蒸発光散乱(ELS)信号はSedere Sedex 55又は75で収集した。
データ収集と評価はMassLynxソフトウェアを用いて実施した。
H NMRと13C NMRの測定は、BRUKER社のACP 300並びにVarian社の300、400、500及び600 Mercury、Unity plus及びInovaの分光計を用い、それぞれHの周波数300、400、500及び600 MHz、並びにそれぞれ13Cの周波数75.4、100.6、125.7及び150.9 MHzで運転して実施した。
回転異性体はスペクトルの解釈の容易性に応じてスペクトル中に示した場合も示さない場合もある。別途記載のない限り、化学シフトは溶媒を内部標準として用い、ppmで示す。
中間体の合成
以下の中間体は市販されていなかったので、下記の方法によって製造した。
製造A
4−{(2S)−3−[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ}ベンゾニトリル
tert−ブチル2−{7−[(2S)−3−(4−シアノフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチルカルバメート(2.9g、6.56mmol;WO 01/28992参照)をDCM(30mL)中に溶解した。トリフルオロ酢酸(22.2g、194.7mmol)を加え、溶液を2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、トルエン及びアセトニトリル中に再溶解し、真空下で再度濃縮した。生成混合物をアセトニトリル(50mL)に溶解し、固体KCO(9.7g、10.2mmol)を加えた。該混合物をろ過し、減圧下で濃縮した。次に該混合物をEtOAc及び飽和NaHCO溶液の混合物に再溶解した。該混合物をDCMで2回抽出し、合わせた有機抽出物を乾燥(NaSO)及び蒸発させて1.6g(68.7%)の標記化合物を得た。
製造B
4−{3−[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロポキシ}−ベンゾニトリル、塩酸塩
(i)(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル
4−[3−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)プロポキシ]ベンゾニトリル(6.5g、0.0226mol;WO 01/28992参照)及びtert−ブチル2−ブロモエチルカルバメート(6g、0.0271mol;WO 01/28992参照)を80mLの乾燥アセトニトリルに溶解した。無水炭酸カリウム(4.68g、0.034mol)を加え、混合物を60℃で一晩撹拌した。更なる分量のtert−ブチル2−ブロモエチルカルバメート(2.53g、0.0113mol)を加え、反応を65℃で一晩加熱した。次に該反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。生成物をカラムクロマトグラフィーにより、メタノール−クロロホルムを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物(4.5g)を黄色固体として得た。
(ii)4−{3−[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロポキシ}−ベンゾニトリル、塩酸塩
(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル(4.5g、0.0104mol;上記ステップ(i)参照)をジオキサン中HCl溶液に加えた。反応を室温で2時間撹拌し、その後反応混合物をろ過し、得られた固体をジオキサン、次いでジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させて標記化合物(3.89g)を白色固体として得た。
製造C
{2−[9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}tert−ブチルカルバメート、塩酸塩
(i)2−ブロモエチルtert−ブチルカルバメート
トリホスゲン(76g、0.256mol、0.75当量)の乾燥DCM(150mL)中冷却溶液に、N雰囲気下0℃で3時間かけて、tert−ブチルアミン(25g、0.3418mol、1.0当量)、DMAP(2.08g、0.017mol、0.05当量)及びトリエチルアミン(67.1g、0.6836mol、2.0当量)の乾燥DCM(100mL)中混合物を滴下添加した。混合物の添加終了後、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、2−ブロモエタノール(106.8g、0.854mol、2.5当量)を加えた。次に反応混合物を室温で6時間撹拌後、水で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させた後、減圧下で濃縮した。得られた残渣を減圧下で蒸留し、サブタイトル化合物のカルバメートを無色液体として得た。収量:28g。
(ii){2−[7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}tert−ブチルカルバメート
3−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナンジヒドロクロリド(8g、0.0275mol、1.0当量;WO 01/28992参照)、2−ブロモエチルtert−ブチルカルバメート(9.23g、0.0412g、1.5当量)及び融解KCO(18.96g、0.1375mol、5.0当量)の乾燥アセトニトリル(120mL)中混合物をN雰囲気下70℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、ろ過し減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(最終溶離液として92:8のDCM:メタノールを使用)によって精製し、サブタイトル化合物を得た(5g、43%)。
(iii){2−[9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}tert−ブチルカルバメート、塩酸塩
{2−[7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}tert−ブチルカルバメート(5g、上記ステップ(ii)参照)を乾燥ジオキサン(50mL)に溶解し、得られた溶液を0℃に冷却した。この溶液に、HClで飽和された100mLの乾燥ジオキサンを1滴ずつ連続撹拌しながら加えた。該反応混合物を室温で1時間撹拌した。ジオキサンを注意深くデカントし、吸湿性の固体沈殿物を乾燥エーテルで2回洗浄し、次いで真空下で乾燥させてジヒドロクロリド塩を白色固体として得た。この塩を乾燥メタノール(100mL)に溶解し、次いでこれに10%パラジウム担持炭素を加えた。得られた混合物をH雰囲気下で12時間撹拌した。該反応混合物をCelite(登録商標)を通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、得られた固体を高真空下で乾燥させ、標記化合物を淡黄色固体として得た。収量:3.8g。
製造D
1−[3−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)プロパノイル]インドリン−5−カルボニトリル、塩酸塩
(i)5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール
NaBHCN(19.3g、0.3061mol)を3回に分けて5−ブロモインドール(20g、0.10mol)の氷酢酸(500mL)中冷却(15℃)溶液に加え、この同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチングし、冷却して水酸化ナトリウム錠で塩基性化した。それを次にジエチルエーテルで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルのカラムクロマトグラフィーによって精製してサブタイトル化合物を淡黄色固体として得た。収量:20g。
(ii)5−ブロモ−1−(トリフルオロアセチル)インドリン
5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(20g、0.1010mol;上記ステップ(i)参照)を(100mL)のDCM中に取り、0℃に冷却した。無水トリフルオロ酢酸(42.42g、0.2020mol)を該反応混合物に滴下添加し、次いでこれを30分間撹拌した。該反応混合物を水でクエンチングし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルのカラムクロマトグラフィーによって精製してサブタイトル化合物を白色固体として得た。収量:28g。
(iii)1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニトリル
1−(5−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(19g、0.0646mol;上記ステップ(ii)参照)をDMF(50mL)に溶解した。次いでCuCN(8.68g、0.0969mol)を加え、反応混合物を160℃で4日間撹拌した後室温に冷却し、水で希釈して酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで減圧下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し、サブタイトル化合物を白色固体として得た。収量:13g。
(iv)2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニトリル
1−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニトリル(13g、0.0542mol;上記ステップ(iii)参照)をTHF(100mL)に溶解し、次いでこれに1%NaOHを加えた。室温で5時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を蒸発させてサブタイトル化合物を淡黄色固体として得た。収量:8g。
(v)1−(3−クロロプロピオニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニトリル
2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニトリル(8g、0.0556mol;上記ステップ(iv)参照)のDCM(50mL)中溶液に、0℃でN,N−ジメチルアニリン(13.5g、0.1112mol)、次いで2−クロロプロピオニルクロリド(8.46g、0.0667mol)を加えた。該反応混合物を3時間撹拌した後、水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、次いで減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによって精製し、サブタイトル化合物を淡黄色固体として得た。収量:10.5g。
(vi)tert−ブチル7−[3−オキソ−3−(5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボキシレート
1−(3−クロロプロピオニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−カルボニトリル(3.07g、0.031mol;上記ステップ(v)参照)、9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(3g、0.031mol;WO 01/28992参照)及び炭酸カリウム(6.43g、0.0465mol)を乾燥アセトニトリル(30mL)中に取り、60℃で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。次にこの生成物をカラムクロマトグラフィーによってDCM中メタノールを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を淡黄色固体として得た。収率:5g。
(vii)1−[3−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)プロパノイル]インドリン−5−カルボニトリル、塩酸塩
tert−ブチル7−[3−オキソ−3−(5−シアノ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボキシレート(5g、0.017mol;上記ステップ(vi)参照)を、HClガスで飽和されたジオキサン50mL中に取った。次に該混合物を窒素雰囲気下室温で1時間撹拌した。得られた固体をろ過し、エーテルで洗浄してから真空下で乾燥させ、4.42gの標記化合物をオフホワイト色固体として得た。
製造E
4−シアノ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼン−スルホンアミド
(i)N−(2−ブロモエチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド
2−ブロモエチルアミン臭化水素塩(12.2g、0.0595mol)の乾燥ジクロロメタン(100mL)中氷冷溶液にトリエチルアミンを加え、混合物を15分間撹拌した。ジクロロメタン中4−シアノベンゼンスルホニルクロリド(10g、0.0486mol)を滴下添加した。室温で撹拌を1時間続けた。該反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水と食塩水で洗浄し、次いで硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を蒸発させ、残渣を石油エーテルから結晶化して12.5gのサブタイトル化合物を淡黄色固体として得た。
(ii)7−[2−(4−シアノベンゼンスルホニルアミノ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ−[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
N−(2−ブロモエチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド(5g、0.017mol;上記ステップ(i)参照)、9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(3.96g、0.0173mol;WO 01/28992参照)及び炭酸カリウム(3.6g、0.025mol)のアセトニトリル(50mL)中懸濁液を60℃で一晩撹拌した。該反応混合物をろ過し、溶媒を減圧下で濃縮して粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(溶離液としてクロロホルム中メタノールを使用)によって精製してサブタイトル化合物を淡黄色固体として得た(5g)。
(iii)4−シアノ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼン−スルホンアミド
7−[2−(4−シアノベンゼンスルホニルアミノ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ−[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(5g;上記ステップ(ii)参照)を、HClガスで飽和されたジオキサン30mL中に取った。該混合物を1時間撹拌した後、ジオキサンをデカントして除去し、残った固体をジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物のHCl塩を得た。次にこの塩をDCM−NaHCO(200mL、1:1)中に取り、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。化合物をジクロロメタンで抽出し、水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下で溶媒を蒸発させて3.4gの標記化合物を白色固体として得た。
製造F
4−{2−[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エトキシ}−ベンゾニトリル、三塩酸塩
(i)(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)カルバミン酸tert−ブチルエステル、二酢酸塩
[2−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]カルバミン酸tert−ブチルエステル、2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸塩(10.1g、21.3mmol;WO 02/83690参照)を4−(2−ブロモエトキシ)ベンゾニトリル(5.37g、23.7mmol)及びKCO(7.44g、74.6mmol)と、アセトニトリル(200mL)中で混合した。該混合物を一晩還流した後、更なるKCO(2.88g、21mmol)を加え、該混合物をさらに8時間還流した。該反応混合物をろ過し蒸発させた。そうして得られた生成物をクロマトグラフィー(kromasil C8、100×500mm、CHCN/NHOAc−緩衝液(0.2%ギ酸入り);傾斜40〜80%アセトニトリル)によって精製した。生成物を凍結乾燥させ、二酢酸塩を単離した(10.8g、収率94.5%)。
(ii)4−{2−[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エトキシ}−ベンゾニトリル、三塩酸塩
塩酸(140mmol、ジオキサン中4M溶液35mL)を(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)カルバミン酸tert−ブチルエステルの二酢酸塩(10.75g、20mmol;上記ステップ(i)参照)のジオキサン(50mL)中氷冷スラリーに加えた。該反応混合物を室温で一晩撹拌した。別の4M HCl溶液65mL(260mmol)を加え、その後反応混合物を3時間撹拌してから蒸発させた。残渣を水に溶解し、ジエチルエーテルで洗浄した。水性相の凍結乾燥により8.3g(97%)の標記化合物を白色固体として得た。
1H NMR (D2O): δ 2.78 (m, 4 H), 3.22 (m, 4 H), 3.65 (m, 2 H), 3.71 (t, J = 4.6 Hz, 2 H), 3.91 (m, 2 H), 4.36 (bs, 2 H), 4.57 (t, J = 4.6 Hz, 2 H), 7.16 (d, J = 9 Hz), 7.79 (d, J = 9 Hz).
13C NMR (D2O): δ 33.2, 52.4, 53.0, 53.4, 53.9, 59.2, 63.7, 101.4, 113.1, 117.6, 132.3, 158.5.
製造G
4−(2−ブロモエチル)−1,2−ビス(ジフルオロメトキシ)ベンゼン
(i)3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド
3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド(20g、0.144mol)と炭酸カリウム(40g、0.2898mol)を乾燥DMF(1L)中に取り、−78℃に冷却した。デュワー冷却器を取り付け、フレオンガス(CHClF)を反応混合物に1時間通した。該反応混合物を85℃で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル中石油エーテルを溶離液として使用)によって精製し、サブタイトル化合物を淡黄色液体として得た。収量:11g。
(ii)メチルトリフェニルホスホニウムヨウ化物
トリフェニルホスフィン(30g、0.114mol)のベンゼン(200mL)中溶液に、ヨウ化メチル(11ml、0.1756mol)を滴下添加し、溶液を室温で15分間、窒素雰囲気下で撹拌した。サブタイトル化合物が無色固体として形成され、これをろ過し乾燥させた。収量:30g。
(iii)1,2−ビス(ジフルオロメトキシ)−4−ビニルベンゼン
カリウムtert−ブトキシド(6.7g、0.0683mol)を乾燥THF(25mL)中に取り、0℃、窒素雰囲気下で15分間撹拌した。次にメチルトリフェニルホスホニウムヨウ化物(27.6g、0.0683mol;上記ステップ(ii)参照)を加え、次いで3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(8g、0.034mol;上記ステップ(i)参照)を加えた。次に該反応混合物を室温で1時間撹拌した後、水でクエンチングした。有機溶媒を減圧下で蒸発させ、水性層をジクロロメタンで抽出した。溶媒の蒸発後、残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(酢酸エチル中石油エーテルを溶離液として使用)にかけ、サブタイトル化合物を淡黄色液体として得た。収量:6.5g。
(iv)2−[3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)フェニル]エタノール
1,2−ビス(ジフルオロメトキシ)−4−ビニルベンゼン(10g、0.0431mol;上記ステップ(iii)参照)のTHF25mL中溶液にボラン−メチルスルフィド錯体(10mmol;THF中1M溶液10mL)を滴下添加した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した後、室温に冷却した。過剰のボランを数滴の水を加えて分解し、得られた混合物を2M NaOH(100mL)50%H(87mL)と共に1時間還流した。次に該混合物をジクロロメタンで抽出し、水と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下で溶媒を蒸発させてサブタイトル化合物を淡黄色液体として得た。収量:6g。
(v)4−(2−ブロモエチル)−1,2−ビス(ジフルオロメトキシ)ベンゼン
2−[3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)フェニル]エタノール(6g、0.024mol;上記ステップ(iv)参照)とトリフェニルホスフィン(12.6g、0.048mol)をジクロロメタン(100mL)中に取り、0℃に冷却した。ジクロロメタン中CBr(15.9g、0.048mol)を滴下添加し、混合物を室温で一晩、窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中20%酢酸エチルを溶離液として使用)によって精製し、標記化合物を黄色液体として得た。収量:5.2g。
製造H
4−フルオロ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド
(i)N−(2−ブロモ−エチル)−4−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド
4−フルオロベンゼンスルホニルクロリド(8g、0.0411mol)を0℃で、2−ブロモエチルアミン臭化水素酸塩(10.27g、0.0501mol)とトリエチルアミン(14.3ml、0.1029mol)の乾燥ジクロロメタン(100ml)中溶液に滴下添加し、室温で1時間、窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発によりサブタイトル化合物を液体として得た。収量:11g。
(ii)7−[2−(4−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
N−(2−ブロモ−エチル)−4−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド(7g、0.0179mol;上記ステップ(i)参照)及び9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(11.2g、0.159mol;WO 01/28992参照)及びKCO(9.7g、0.0798mol)の乾燥アセトニトリル(70ml)中懸濁液を60℃で一晩、窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物を食塩水と酢酸エチルの間で分配させた。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発と、その後の石油エーテル中7%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより、サブタイトル化合物を固体として得た。収量:4g。
(iii)4−フルオロ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド、塩酸塩
ジオキサン中HCl(50ml)を7−[2−(4−フルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(4g;上記ステップ(ii)参照)の乾燥ジオキサン(50ml)中溶液に室温で加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。ジオキサンをデカントし、沈殿固体を乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(3回)、真空下で乾燥させて標記化合物を淡黄色固体として得た。収量:3.55g。
製造I
4−シアノ−N−メチル−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド、塩酸塩
(i)4−シアノ−N−メチル−N−(2−オキソ−エチル)−ベンゼンスルホンアミド
50mlの乾燥DCM中4−シアノベンゼンスルホニルクロリド(6g、0.0297mol)を0℃で、N−メチルエタノールアミン(2.67g、0.0356mol)とトリエチルアミン(7.49g、0.0742mol)の乾燥ジクロロメタン(75ml)中溶液に窒素雰囲気下で加え、室温で2時間撹拌した。該反応混合物を水でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発により粗生成物を固体として得た。次にこの固体を石油エーテルで洗浄し(3回)、真空下で乾燥させてサブタイトル化合物を白色固体として得た(5.18g)。
(ii)4−シアノ−N−メチル−N−(2−オキソ−エチル)−ベンゼンスルホンアミド
乾燥DMSO(5.03g、0.0465mol)を塩化オキサリル(4.1g、0.0323mol)の乾燥DCM(100ml)中溶液に加え、室温で30分間、窒素雰囲気下で撹拌した。乾燥DCM(30ml)中4−シアノ−N−メチル−N−(2−オキソ−エチル)−ベンゼンスルホンアミド(5.17g、0.0215mol;上記ステップ(i)参照)を室温で加え、撹拌を室温で2時間続けた。該反応混合物を−78℃のトリエチルアミン(10.85g)でクエンチングし、徐々に室温に温めた。10%クエン酸を加え、該化合物をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下で溶媒を蒸発させ、サブタイトル化合物を黄色油として得た(4.97g)。これをそれ以上精製せず次のステップに使用した。
(iii)7−{2−[(4−シアノ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
ステップ(ii)の生成物4−シアノ−N−メチル−N−(2−オキソ−エチル)−ベンゼンスルホンアミド(4.97g)、及び9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.95g;WO 01/28992参照)及び酢酸(1.7ml)の乾燥ジクロロメタン(50ml)中混合物を室温で3時間撹拌し、次いで0℃に冷却した。NaBHCN(1.96g、0.0312 mol)を加え、撹拌を室温で一晩、窒素雰囲気下で続けた。該反応混合物を水でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出し、水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中28%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を液体として得た(2.2g)。
(iv)4−シアノ−N−メチル−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド、塩酸塩
ステップ(iii)の生成物7−{2−[(4−シアノ−ベンゼンスルホニル)−メチル−アミノ]−エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.2g)をジオキサン(10ml)に溶解し、これにジオキサン中HCl(飽和、20ml)を窒素雰囲気下室温で1滴ずつ加えた。溶媒をデカントし、沈殿固体を乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(3回)、真空下で乾燥させて標記化合物を白色粉末として得た(2g)。
製造J
4−{2−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−ベンゾニトリル
(i)(3−{7−[2−(4−シアノ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
4−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エトキシ]−ベンゾニトリル(6.5g、0.02mol、WO 01/28992参照)、(3−ブロモ−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(6.0g、0.025mol)及び乾燥KCO(13.08g、0.0946mol)の乾燥アセトニトリル40ml中懸濁液を60℃で一晩N雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中20%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を液体として得た(3.5g)。
(ii)4−{2−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−ベンゾニトリル
ジオキサン(15ml、HClガスで飽和)を、(3−{7−[2−(4−シアノ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(3.5g、上記ステップ(i)より)の乾燥ジオキサン5ml中溶液に加え、窒素雰囲気下室温で1時間撹拌した。ジオキサンをデカントし、沈殿固体をろ過し、乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(3回)、真空下で乾燥させて標記化合物のHCl塩を白色粉末として得た(1.7g)。
製造K
4−{3−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−プロポキシ}−ベンゾニトリル塩酸塩
(i)(3−{7−[3−(4−シアノ−フェノキシ)−プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
このサブタイトル化合物は、上記製造J(i)と同様にして、4−[3−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−プロポキシ]−ベンゾニトリルを4−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エトキシ]−ベンゾニトリル(WO 01/28992参照)の代わりに用いて製造した。
(ii)4−{3−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−プロポキシ}−ベンゾニトリル塩酸塩
上記ステップ(i)の(3−{7−[3−(4−シアノ−フェノキシ)−プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(3.5g)を25mlのジオキサン(HClガスで飽和)中に取り、室温で30分間、窒素雰囲気下で撹拌した。ジオキサンをデカントし、固体をジエチルエーテルで洗浄し(3回)、真空下で乾燥させて標記化合物を白色粉末として得た(2.8g)。
製造L
4−シアノ−N−[3−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−プロピル]−ベンゼンスルホンアミド塩酸塩
(i)N−(3−ブロモ−プロピル)−4−シアノ−ベンゼンスルホンアミド:
4−シアノベンゼンスルホニルクロリド(5g、0.0248mol)を、3−ブロモプロピルアミンヒドロブロミド(6.61g、0.0302mol)とトリエチルアミン(6.26g、0.062mol)の乾燥ジクロロメタン(50ml)中溶液に0℃で滴下添加し、室温で一晩、窒素雰囲気下で撹拌した。反応を水でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発によりサブタイトル化合物を固体として得た(6.39g)。これを次のステップにそれ以上精製せずに使用した。
(ii)7−[3−(4−シアノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
N−(3−ブロモ−プロピル)−4−シアノ−ベンゼンスルホンアミド(6.39g、0.021mol;上記ステップ(i)参照)、9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.32g、0.0189mol;WO 01/28992参照)及び乾燥KCO(10.16g、0.0735mol)の乾燥アセトニトリル(70ml)中懸濁液を60℃で一晩N雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中50%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を固体として得た(4.29g)。
(iii)4−シアノ−N−[3−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−プロピル]−ベンゼンスルホンアミド塩酸塩
7−[3−(4−シアノ−ベンゼンスルホニルアミノ)−プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.29g、上記ステップ(ii)参照)を20mlのジオキサン中に取り、40mlのジエチルエーテル(HClガスで飽和)を加え、室温で1時間窒素雰囲気下で撹拌した。溶媒をデカントした。固体を乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(4回)、真空下で乾燥させて標記化合物を白色固体として得た(5.3g)。
製造M
4−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イルメチル]−ベンゾニトリル塩酸塩
(i)7−(4−シアノ−ベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−ブロモメチルベンゾニトリル(10g、0.054mol)、9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(11.5g、0.0439mol;WO 01/28992参照)及び乾燥KCO(21.2g、0.153mol)の乾燥アセトニトリル200ml中懸濁液を60℃で一晩N雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中10%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を無色液体として得た(10g)。
(ii)4−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イルメチル)−ベンゾニトリル、ヒドロクロリド
上記ステップ(i)の7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(10g)を15mlのジオキサン(HClガスで飽和)中に取り、室温で1時間窒素雰囲気下で撹拌した。ジオキサンをデカントし、沈殿固体をろ過し、乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(4回)、真空下で乾燥させてサブタイトル化合物のHCl塩を粉末として得た(7.5g)。これを次のステップにそれ以上精製せずにそのまま用いた。
(iii){3−[7−(4−シアノ−ベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−プロピル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル
4−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル−メチル)−ベンゾニトリルヒドロクロリド(6.8g、0.021mol;上記ステップ(ii)より)、(3−ブロモプロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(3.93g、0.017mol)及び乾燥KCO(8.24g、0.059mol)の乾燥アセトニトリル27ml中懸濁液を60℃で一晩N雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮してサブタイトル化合物を淡色液体として得た(7.5g)。
(iv)4−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イルメチル]−ベンゾニトリルヒドロクロリド
{3−[7−(4−シアノ−ベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−プロピル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(7g、上記ステップ(iii)より)を50mlのジオキサン(HClガスで飽和)中に取り、室温で1時間窒素雰囲気下で撹拌した。ジオキサンをデカントし、沈殿固体をろ過して乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(4回)、真空下で乾燥させて標記化合物を粉末として得た(6.5g)。
製造N
4−{2−[7−(2−アミノ−エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリル塩酸塩
(i)4−ブロモ−2−フルオロフェノール
酢酸(300ml)中に溶解した臭素(68.7ml、1.339mol)を2−フルオロフェノール(150g、1.339mol)の酢酸(1300ml)中冷溶液に1滴ずつ加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。該反応混合物を亜硫酸水素ナトリウム水溶液でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発により、4−ブロモ−2−フルオロフェノール(210g)を液体として得た。これをそれ以上精製せずにそのまま次のステップに使用した。
(ii)4−ブロモ−2−フルオロ−1メトキシベンゼン
ヨウ化メチル(182.1ml、1.319mol)を、よく撹拌した4−ブロモ−2−フルオロフェノール(210g、1.099mol、上記ステップ(i)より)とKCO(303.92g、2.19mol)の乾燥アセトン(1.7L)中溶液に0℃で加え、撹拌を60℃で2日間窒素雰囲気下で続けた。反応混合物をろ過し、溶媒を減圧下で濃縮して4−ブロモ−2−フルオロ−アニソール(225g)を液体として得た。これをそれ以上精製せずにそのまま次のステップに使用した。
(iii)3−フルオロ−4−メトキシベンゾニトリル
4−ブロモ−2−フルオロ−1−メトキシベンゼン(107g、0.5244mol、上記ステップ(ii)より)、CuCN(70.4g、0.7866mol)の乾燥DMF(150ml)中混合物を120℃で一晩撹拌した。該反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発と、その後の石油エーテル中3%酢酸エチルを用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによりサブタイトル化合物を固体として得た(24.4g)。
(iv)3−フルオロ−4−ヒドロキシ−ベンゾニトリル
BBr(23ml、0.242mol)を、ジクロロメタン(200ml)中3−フルオロ−4−メトキシ−ベンゾニトリル(24.4g、0.16mol)に−78℃で加え、撹拌を一晩室温で続けた。別の分量のBBr(23ml、0.242mol)を−78℃で加え、撹拌を室温で2日間、窒素雰囲気下で続けた。反応混合物を氷水でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発により20gのサブタイトル化合物を固体として得た。これをそれ以上精製せずに次のステップに使用した。
(v)4−(2−ブロモ−エトキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
3−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(20g、0.1459mol、上記ステップ(iv)より)、無水KCO(40.33g、0.2918mol)及び1,2−ジブロモエタン(76.8ml、0.8754mol)の乾燥DMF(150ml)中懸濁液を60℃で5日間、窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中2%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を固体として得た(21.6g)。
(vi)7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−(2−ブロモ−エトキシ)−3−フルオロ−ベンゾニトリル(21.6g、0.0885mol、上記ステップ(v)より)、9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(21.1g、0.07965mol;WO 01/28992参照)及び乾燥KCO(48.9g、0.354mol)の乾燥アセトニトリル200ml中懸濁液を60℃で5日間N雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中27%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を固体として得た(20.5g)。
(vii)3−フルオロ−4−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エトキシ]−ベンゾニトリルヒドロクロリド塩酸塩
7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(20.5g、上記ステップ(vi)より)を20mlのジオキサン中に取り、100mlのジオキサン(HClガスで飽和)を加え、室温で1時間、窒素雰囲気下で撹拌した。溶媒をデカントし、沈殿固体を乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(4回)、真空下で乾燥させてサブタイトル化合物のHCl塩を固体として得た(21g)。
(viii)(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
中間体3−フルオロ−4−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エトキシ]−ベンゾニトリルヒドロクロリド(5g、0.0137mol、上記ステップ(vii)より)、及びtert−ブチル2−ブロモエチルカルバメート(3.98g、0.0178mol、WO 01/28992参照)及び炭酸カリウム(7.57g、0.0548mol)の乾燥アセトニトリル(100ml)中懸濁液を60℃で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン中5%メタノールを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を油として得た(4.6g)。
(viv)4−{2−[7−(2−アミノ−エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリルトリフルオロ酢酸塩
(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(4.6g、上記ステップ(viii)より)を乾燥ジクロロメタン(20ml)中に取り、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(75ml)を1滴ずつ加え、反応混合物を室温で2時間、窒素雰囲気下で撹拌した。溶媒とトリフルオロ酢酸を減圧下で蒸発させ、サブタイトル化合物のTFA塩を油として得た(7.6g)。
(x)4−{2−[7−(2−アミノ−エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリル塩酸塩
4−{2−[7−(2−アミノ−エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリルトリフルオロ酢酸塩(8.3g、12.3mmol、上記ステップ(viv)より)をジオキサン(15ml)に溶解した。HCl(ジオキサン中4M溶液15ml)を撹拌しながら加えるとHCl塩の沈殿が得られた。この塩をろ過して乾燥させ、水に溶解して凍結乾燥した。収量:3.6gの標記化合物(固体)。
製造O
4−{2−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリル塩酸塩
(i)(3−ブロモ−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
(Boc)O(13.5g、0.062mol)を0℃で、3−ブロモプロピルアミンヒドロブロミド(15g、0.0688mol)とトリエチルアミン(13.89g、0.1376mol)の乾燥ジクロロメタン(125ml)中溶液に窒素雰囲気下で1滴ずつ加えた。該反応混合物を室温で1時間撹拌し、水でクエンチングした。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発と、その後の石油エーテル中5%酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲル上での精製によりサブタイトル化合物を黄色油として得た(11.6g)。
(ii)(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
3−フルオロ−4−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エトキシ]−ベンゾニトリルヒドロクロリド塩酸塩(5g、0.0137mol、上記ステップN(vii)より)、(3−ブロモ−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(4.24g、0.0178mol、上記ステップ(i)より)及び炭酸カリウム(7.57g、0.0548mol)の乾燥アセトニトリル(100ml)中懸濁液を60℃で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をセライトを通してろ過し、溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン中5%メタノールを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を黄色油として得た(5.8g)。
(iii)4−{2−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリルTFA塩
(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−プロピル)−カルバミン酸イソプロピルエステル(5.8g、上記ステップ(ii)より)を乾燥ジクロロメタン(25ml)中に取り、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(75ml)を1滴ずつ加え、反応混合物を室温で2時間、窒素雰囲気下で撹拌した。溶媒及びトリフルオロ酢酸を減圧下で蒸発させてサブタイトル化合物のTFA塩を油として得た(9g)。
(iv)4−{2−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリル塩酸塩
4−{2−[7−(3−アミノ−プロピル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリルTFA塩(7.79g、11.3mmol、上記ステップ(iii)より)をジオキサン(15ml)に溶解した。HCl(ジオキサン中4M溶液14ml)を加えた。HCl塩が沈殿した。ジオキサンをデカントして除去し、該固体にジオキサン(10ml)次いでHCl(4ml、ジオキサン中)を加えた。溶媒をデカントして除去し、固体を真空下で乾燥させた。該固体を水(5ml)に溶解し、凍結乾燥して2.98gの標記化合物を得た。
製造P
2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エタンスルホン酸4−シアノ−ベンジルアミド
(i)2−クロロ−エタンスルホン酸4−シアノ−ベンジルアミド
クロロエタンスルホニルクロリド(4.8g、0.029mol)を、4−アミノメチルベンゾニトリルメタンスルホン酸塩(7g、0.029mol)とピリジン(24ml)の乾燥ジクロロメタン(25ml)中溶液に−5℃、窒素雰囲気下で1滴ずつ加えた。該反応混合物を室温で2日間撹拌後、水とジクロロメタンの間に分配させた。有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによりクロロホルム中1%メタノールを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物とエタンスルホン酸4−シアノ−ベンジルアミドの混合物を固体として得た(3.4g)。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(ii)7−[2−(4−シアノ−ベンジルスルファモイル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
ステップ(i)の中間体(3.4g、0.013mol)、9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(3.49g、0.013mol;WO 01/28992参照)及び炭酸カリウム(4.54g、0.033mol)の乾燥アセトニトリル(50ml)中懸濁液を60℃で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をろ過し、溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン中1%メタノールを溶離液として用いて精製し、サブタイトル化合物を白色固体として得た(2.2g)。
(iii)7−[2−(4−シアノ−ベンジルスルファモイル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル
7−[2−(4−シアノ−ベンジルスルファモイル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナン−3−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.2g、上記ステップ(ii)より)を乾燥ジオキサン(5ml)中に取り、15mlのジオキサン(HClガスで飽和)を加え、室温で30分間撹拌した。沈殿固体をろ過し、乾燥ジエチルエーテルで洗浄し(3回)、最後に真空下で乾燥させて標記化合物を固体として得た(1.96g)。
製造Q
4−(2−ブロモエチル)−1,2−ジフルオロベンゼン
(i)1,2−ジフルオロ−4−(2−メトキシ−ビニル)−ベンゼン
カリウムtert−ブトキシド(11g、0.098mol)を150mlの乾燥THF中メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(31.12g、0.091mol)に−30℃、アルゴン雰囲気下で加え、1時間撹拌した。60mlのTHF中3,4−ジフルオロベンズアルデヒド(10g、0.07mol)を同じ温度で滴下添加し、撹拌を室温で3時間続けた。該反応混合物を100mlの水、150mlの石油エーテルで処理し、セライトを通してろ過した。有機層を分離し、水性層を石油エーテルで抽出した(2×100ml)。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発と、その後の石油エーテルを溶離液として用いるシリカゲル上での精製によってサブタイトル化合物を無色液体として得た(5.5g)。
(ii)(3,4−ジフルオロ−フェニル)−アセトアルデヒド
1,2−ジフルオロ−4−(2−メトキシ−ビニル)−ベンゼン(5.5g、0.032mol、上記ステップ(i)より)の80mlアセトン中溶液に、66mlの3(M)HClを加え、45℃で4時間撹拌した。アセトンを減圧下で蒸発させ、残渣を水とエーテルの間に分配させた。有機層をNaHCO、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発によりサブタイトル化合物を液体として得た(5.5g)。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(iii)2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−エタノール
NaBH(1.46g、0.038mol)を0℃で(3,4−ジフルオロ−フェニル)−アセトアルデヒド(5.5g、0.35mol、上記ステップ(ii)より)の90mlエタノール中溶液に加え、室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を50mlの1N HClと50mlのジエチルエーテルの間で分配させた。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を減圧下で蒸発させてサブタイトル化合物を液体として得た(5.5g)。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(iv)4−(2−ブロモ−エチル)−1,2−ジフルオロベンゼン
2−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−エタノール(5g、0.032mol、上記ステップ(iii)より)、51.84ml(49%、0.64mol)の酢酸中HBr及び5mlの硫酸の混合物を100℃で4時間撹拌した。該反応混合物を氷に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。有機層をNaHCO、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発と、その後の石油エーテルを溶離液として使用するシリカゲル上での精製(3回)により標記化合物を液体として得た(1.8g)。
製造R
4−ブロモメチル−3−フルオロ−ベンゾニトリル
(i)(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−メタノール
4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(25g、0.123mol)のメタノール(250ml)中溶液にNaBH(7.02g、0.1847mol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。該反応混合物を25mlの水で希釈し、溶媒を減圧下で蒸発させた。化合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発によりサブタイトル化合物を油として得た(25g)。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(ii)3−フルオロ−4−ヒドロキシメチルベンゾニトリル
(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−メタノール(25g、0.122mol、上記ステップ(i)より)、Zn(CN)(9.7g、0.085mol)及びPd(PPh(7.04g、0.006mol)の乾燥DMF(150ml)中懸濁液を90Cで一晩、窒素雰囲気下で撹拌した。該混合物をろ過し、溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中25%酢酸エチルを溶離液として使用して精製し、サブタイトル化合物を白色固体として得た(13g)。
(iii)4−ブロモメチル−3−フルオロベンゾニトリル
乾燥ジクロロメタン(150ml)中四臭化炭素(5.7g、0.172mol)を、ステップの3−フルオロ−4−ヒドロキシメチルベンゾニトリル(13g、0.086mol、上記ステップ(ii)より)とトリフェニルホスフィン(45g、0.172mol)の乾燥ジクロロメタン(50ml)中溶液に加え、室温で一晩、窒素雰囲気下で撹拌した。反応を水でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出し、水及び食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中10%酢酸エチルを溶離液として使用して精製し、標記化合物をオフホワイト色固体として得た(8g)。
製造S
2−(2−ブロモ−エトキシ)−1,3−ジフルオロベンゼ
2,6−ジフルオロフェノール(18g、0.385mol)、1,2−ジブロモメタン(71.6ml、0.83mol)及びKCO(47.86g、0.3463mol)の乾燥アセトニトリル(190ml)中懸濁液を60℃で一晩N雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をろ過し、溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中7%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、標記化合物を無色油として得た(20.8g)。
製造T
4−(3−ブロモ−プロポキシ)−3,5−ジフルオロベンゾニトリル
2,6−ジフルオロ−4−シアノフェノール(6g、0.038mol)、1,3−ジブロモプロパン(46.9g、0.23mol)及び乾燥炭酸カリウム(8g、0.058mol)の乾燥DMF(50ml)中混合物を室温で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中4%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、標記化合物を液体として得た(9.6g)。
製造U
4−(3−ブロモ−プロポキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
(i)3−フルオロ−4−(3−ヒドロキシ−プロポキシ)−ベンゾニトリル
4−シアノ−2−フルオロフェノール(5g、0.0365mol、上記ステップN(iv)より)、3−ブロモプロパノール(10.15g、0.073mol)及び炭酸カリウム(7.6g、0.054mol)の乾燥アセトン(50ml)中混合物を60℃で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をろ過し、溶媒を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中5%酢酸エチルを用いて精製し、サブタイトル化合物を固体として得た(5.5g)。
(ii)4−(3−ブロモプロポキシ)−3−フルオロベンゾニトリル
PBr(8.14g、0.03mol)を3−フルオロ−4−(3−ヒドロキシプロポキシ)−ベンゾニトリル(5.5g、0.028mol、上記ステップ(i)より)の四塩化炭素(50ml)中溶液に0℃で1滴ずつ加え、室温で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。反応を水でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーにより石油エーテル中6%酢酸エチルを溶離液として用いて精製し、標記化合物を液体として得た(4.3g)。
製造U
メタンスルホン酸2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−エチルエステル
(i)メチル−2,6−ジフルオロフェニルアセテート
SO(濃、0.75ml)を(2,6−ジフルオロ−フェニル)−酢酸(14g、0.0814mol)の乾燥メタノール(160ml)中溶液に加え、室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を水とジエチルエーテルの間で分配させた。有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発により16gのメチル−2,6−ジフルオロフェニルアセテートを淡黄色液体として得た。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(ii)2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−エタノール
乾燥ジエチルエーテル(400ml)中LAH(4.7g、0.129mol)を0℃でメチル−2,6−ジフルオロフェニルアセテート(16g、0.086mol、上記ステップ(i)より)の乾燥ジエチルエーテル(80ml)中撹拌懸濁液に加え、室温で2時間、窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物を水、NaOHでクエンチングし、ろ過した。水性層を再度1.5N HClで酸性化し、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発により13.5gの2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)エタノールを液体として得た。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(iii)メタンスルホン酸2−(2,6−ジフルオロ−フェニル)−エチルエステル
メタンスルホニルクロリド(10.76g、0.094mol)を0℃で2−(2,6−ジフルオロフェニル)エタノール(13.5g、0.085mol、上記ステップ(ii)より)及びトリエチルアミン(12.93g、0.128mol)の乾燥ジクロロメタン(135ml)中溶液に加え、窒素雰囲気下で3時間撹拌した。反応を水でクエンチングし、ジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で溶媒を蒸発させて18gの標記化合物を油として得た。
製造V
1−(2−ブロモエチル)−4−トリフルオロメチルベンゼン
(i)1−(2−メトキシ−ビニル)−4−トリフルオロメチルベンゼン
カリウムtert−ブトキシド(13.46g、0.120mol)を150mlの乾燥THF中メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(38.30g、0.112mol)に−30℃、アルゴン雰囲気下で加え、1時間撹拌した。60mlのTHF中4−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(15.0g、0.086mol)を同じ温度で滴下添加し、撹拌を室温で3時間続けた。該反応混合物を100mlの水、150mlの石油エーテルで処理し、セライトを通してろ過した。有機層を分離し、水性層を石油エーテルで抽出した(2×100ml)。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発と、その後の石油エーテルを溶離液として用いるシリカゲル上での精製によってサブタイトル化合物を無色液体として得た(10.5g)。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(ii)(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアルデヒド
1−(2−メトキシ−ビニル)−4−トリフルオロメチルベンゼン(10.5g、0.052mol、上記ステップ(i)より)の158mlアセトン中溶液に、107.3mlの3M HClを加え、45℃で4時間撹拌した。アセトンを減圧下で蒸発させ、残渣を水とエーテルの間に分配させた。有機層をNaHCO、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発によりサブタイトル化合物を淡黄色液体として得た(9.4g)。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(iii)2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−エタノール
NaBH(2g、0.055mol)を0℃で(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアルデヒド(9.4g、0.05mol、上記ステップ(ii)より)の154mlエタノール中溶液に加え、室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を50mlの1N HClと50mlのジエチルエーテルの間で分配させた。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、溶媒を減圧下で蒸発させて10gのサブタイトル化合物を液体として得た。これをそれ以上精製せずそのまま次のステップに使用した。
(iv)1−(2−ブロモ−エチル)−4−トリフルオロメチルベンゼン
2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−エタノール(10g、0.053mol、上記ステップ(iii)より)、86ml(1.06M)の酢酸中HBr及び10mlの硫酸の混合物を100℃で4時間撹拌した。該反応混合物を氷に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。有機層をNaHCO、水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での溶媒蒸発と、その後の石油エーテルを溶離液として使用するシリカゲル上での精製により5gの標記化合物を液体として得た。
製造W
メタンスルホン酸2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−エチルエステル
(i)1−ジフルオロメトキシ−4−((E,Z)−2−メトキシ−ビニル)−ベンゼン(E/Z比 〜3:2)
メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(6.69g、19.5mmol)のTHF(200mL)中懸濁液を約−20℃に冷却した。n−BuLi(ヘキサン中2.5M、7.2mL、18mmol)を分割して5分間かけて加え、オレンジ色−赤色の反応混合物をさらに15分間撹拌した。THF(50mL)中4−ジフルオロメトキシベンズアルデヒド(2.58g、15.0mmol)を−10℃で加え、反応混合物をその温度で30分間、次いで室温で19時間撹拌した。水(100mL)を加え、混合物を減圧下で濃縮した。残った水性相を酢酸エチルで抽出し(2×100mL)、合わせた有機相を水(2×100mL)及び食塩水(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を3回繰り返したシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製した(Horizon(登録商標)、Biotage(登録商標)のフラッシュシステム、カラム:Flash 40+M、40×150mm、溶離液:ヘプタン中3%酢酸エチル)。純フラクションを合わせ、真空下で濃縮して1.60g(53%)の標記化合物を無色油として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ7.56 (2H,副異性体), 7.20 (2H, 主異性体), 7.03 (d, 2H, 副異性体), 7.02 (d, 2H,主異性体), 7.00 (d, 1H, 主異性体), 6.47 (t, 1H, 副異性体),6.47 (t, 1H, 主異性体, 6.14 (d, 1H, 副異性体), 5.78 (d, 1H, 主異性体), 5.20 (d, 1H, 副異性体), 3.78 (s, 3H, 副異性体), 3.69 (s, 3H,主異性体)
(ii)(4−ジフルオロメトキシフェニル)−アセトアルデヒド
1−ジフルオロメトキシ−4−((E,Z)−2−メトキシビニル)−ベンゼン(E/Z比 〜3:2)(1.58g、7.9mmol、上記ステップ(i)より)のアセトン(20mL)中溶液に、3M HCl(3.7mL、11.1mmol)を加え、溶液を45℃で4時間撹拌した。減圧下で濃縮後、水(25mL)を残渣に加え、水性相をジエチルエーテルで抽出した(2×50mL)。合わせた有機相を飽和NaHCO水溶液(50mL)及び食塩水(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮して1.32gの粗生成物を純度約80%の黄色油として得た。該粗生成物はそれ以上精製せずにそのまま次の還元ステップに使用した。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 9.76 (t, 1H), 7.21 (d, 2H), 7.13 (d, 2H), 6.51 (t, 1H), 3.70 (d, 2H)
(iii)2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−エタノール
(4−ジフルオロメトキシフェニル)−アセトアルデヒド(1.22g、6mmol;上記ステップ(ii)より)のエタノール(20mL)中溶液を0℃に冷却した。水素化ホウ素ナトリウム(0.27g、7.2mmol)を加え、得られた反応混合物を0℃で2時間、次いで室温で16時間撹拌した。減圧下で濃縮後、残渣をジエチルエーテル(50mL)及び1M HCl(50mL)で希釈した。相を分離させ、有機相を水(50mL)及び食塩水(50mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を2回反復したシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製した(Horizon(登録商標)、Biotage(登録商標)のフラッシュシステム、カラム:Flash 40+M、40×150mm、溶離液:ヘプタン中25〜40%酢酸エチルの傾斜)。真空下での濃縮により0.62g(50%)のサブタイトル化合物を淡黄色油として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.22 (d, 2H), 7.07 (d, 2H), 6.48 (t, 1H), 3.88-3.80 (m, 2H), 2.85 (t, 2H), 1.55 (m, br, 1H)
(iv)メタンスルホン酸2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−エチルエステル
2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−エタノール(0.582g、3.09mmol、上記ステップ(iii)より)の塩化メチレン(8mL)中溶液を0℃に冷却した。トリエチルアミン(0.52mL、3.7mmol)とその次にメタンスルホニルクロリド(0.26mL、3.4mmol)の塩化メチレン(2mL)中溶液を加え、反応混合物を0℃で90分間撹拌した。該反応混合物を塩化メチレン(40mL)で希釈し、有機相を水(2×30mL)及び食塩水(30mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮して0.78g(95%)の標記化合物を無色油として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.23 (d, 2H), 7.09 (d, 2H), 6.49 (t, 1H), 4.40 (t, 2H), 3.05 (t, 2H), 2.89 (s, 3H)
製造X
1−(3−ブロモプロポキシ)−2−フルオロベンゼン
2−フルオロフェノール(2.24g、20.0mmol)、1,3−ジブロモプロパン(20.3mL、200mmol)、及び炭酸カリウム(2.76g、20.0mmol)のアセトニトリル(30mL)中混合物を80℃で一晩加熱した。該反応混合物をろ過し、ろ液を真空下で濃縮して4.70gの標記化合物を純度約80%の淡黄色油として得た。該生成物をそれ以上精製せずに次の反応ステップに使用した。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.11-7.03 (m, 2H), 6.99 (m, 1H), 6.91 (m, 1H), 4.18 (t, 2H), 3.64 (t, 2H), 2.39-2.31 (m, 2H)
製造Y
2−(3−ブロモ−プロポキシ)−1,4−ジフルオロ−ベンゼン
2,5−ジフルオロフェノール(2.60g、20.0mmol)、1,3−ジブロモプロパン(20.3mL、200mmol)、及び炭酸カリウム(2.76g、20.0mmol)のアセトニトリル(30mL)中混合物を80℃で一晩加熱した。該反応混合物をろ過し、ろ液を真空下で濃縮して4.82gの標記化合物を純度約80%の淡黄色油として得た。該生成物をそれ以上精製せずに次の反応ステップに使用した。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.01 (m, 1H), 6.72 (m, 1H), 6.59 (m, 1H), 4.15 (t, 2H), 3.62 (t, 2H), 2.39-2.31 (m, 2H)
製造Z
4−(3−ブロモ−プロポキシ)−1,2−ジフルオロ−ベンゼン
3,4−ジフルオロフェノール(2.60g、20.0mmol)、1,3−ジブロモプロパン(20.3mL、200mmol)、及び炭酸カリウム(2.76g、20.0mmol)のアセトニトリル(30mL)中混合物を75℃で一晩加熱した。該反応混合物をろ過し、ろ液を真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した(Horizon(登録商標)、Biotage(登録商標)のフラッシュシステム、カラム:Flash 40+M、40×150mm、溶離液:ヘプタン中3%酢酸エチル)。真空下での濃縮により4.35gの標記化合物を純度約90%の無色油として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.06 (dd, 1H), 6.73 (m, 1H), 6.60 (m, 1H), 4.05 (t, 2H), 3.59 (t, 2H), 2.33-2.27 (m, 2H)
製造AA
1−(3−ブロモプロポキシ)−3−フルオロベンゼン
3−フルオロフェノール(2.24g、20.0mmol)、1,3−ジブロモプロパン(20.3mL、200mmol)、及び炭酸カリウム(2.76g、20.0mmol)のアセトニトリル(30mL)中混合物を80℃で一晩加熱した。該反応混合物をろ過し、ろ液を真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製した(Horizon(登録商標)、Biotage(登録商標)のフラッシュシステム、カラム:Flash 40+M、40×150mm、溶離液:ヘプタン中3%酢酸エチル)。真空下での濃縮により3.68gの標記化合物を純度約75%の無色油として得た。該生成物をそれ以上精製せずに次の反応ステップに使用した。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.25 (m, 1H), 6.75-6.63 (m, 2H), 4.12 (t, 2H), 3.62 (t, 2H), 2.38-2.31 (m, 2H)
製造AB
メタンスルホン酸2−(4−フルオロ−ベンジルオキシ)−エチルエステル
(i)2−(4−フルオロベンジルオキシ)−エタノール
水素化ナトリウム(鉱油中60%懸濁液1.9g、ヘプタン洗浄)のTHF(20mL)中懸濁液にエチレングリコール(19.9g、0.32mol)を分割して15分間かけて加えた。該反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで80℃に加熱した。THF(30mL)中ベンジルブロミド(6.05g、32.0mmol)を加え、反応混合物を80℃で3.5時間撹拌した。室温に冷却後、飽和NHCl水溶液(75mL)を加え、相を分離させた。水性相をジエチルエーテルで抽出し(3×75mL)、合わせた有機相を飽和NHCl水溶液(75mL)及び食塩水(75mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空下で濃縮して6.83g(95%)のサブタイトル化合物を純度約90%の油として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.33-7.28 (m, 2H), 7.06-7.00 (m, 2H), 4.51 (s, 2H), 3.77-3.72 (m, 2H), 3.60-3.55 (m, 2H), 2.23 (m, 1H)
(ii)メタンスルホン酸2−(4−フルオロ−ベンジルオキシ)−エチルエステル
2−(4−フルオロベンジルオキシ)−エタノール(5.11g、30.0mmol、上記ステップ(i)より)の塩化メチレン(60mL)中溶液を−10℃に冷却した。トリエチルアミン(5.0mL、36mmol)、次いでメタンスルホニルクロリド(3.78g、33.0mmol)を加え、反応混合物を−5℃で2時間撹拌した。該反応混合物を塩化メチレン(200mL)で希釈し、有機相を水(2×75mL)及び食塩水(75mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空下で濃縮して7.16g(96%)の標記化合物を黄色油として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.33-7.28 (m, 2H), 7.07-7.01 (m, 2H), 4.54 (s, 2H), 4.41-4.37 (m, 2H), 3.76-3.71 (m, 2H), 3.09 (s, 3H)
製造AC
4−{[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]メチル}ベンゾニトリル、塩酸塩
(i)tert−ブチル{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}カルバメート
炭酸カリウム(3.82g、27.6mmol)を、tert−ブチル[2−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]カルバメート(5.00g、18.4mmol)と4−(ブロモメチル)ベンゾニトリル(3.61g、18.4mmol)のアセトニトリル(150mL)中混合物に加えた。該混合物を一晩加熱還流し、室温に冷却し、ろ過し、そして蒸発させた。残渣をジクロロメタン(100mL)に溶解し、水洗し、MgSO上で乾燥させた。分取HPLCによる精製によって7.04g(78%)のサブタイトル化合物を1当量の酢酸及び1当量のギ酸付加塩として得た。
1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 8.49 (1 H, bs), 7.77 (2 H, d), 7.58 (2 H, d), 4.15 (2 H, m), 3.75 (2 H, s), 3.69 (2 H, m), 3.46 (2 H, t), 3.33 (2 H, m), 3.16 (2 H, t) 3.09 (2 H, m), 2.76 (2 H, m), 1.96 (3 H, s), 1.44 (9 H, s)
4−{[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]メチル}ベンゾニトリル、塩酸塩
酢酸エチル中HClの飽和溶液(200mL)をtert−ブチル{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}カルバメートの酢酸及びギ酸塩(7.00g、14.2mmol)の氷冷スラリーに加えた。該反応混合物を室温で3時間撹拌後、ろ過し、得られた固体を酢酸エチルで洗浄した。真空下での乾燥により6.12g(96%)の標記化合物を1当量の残留酢酸エチル付きで得た。
1H NMR (500 MHz, D2O) δ 7.95 (2 H, d), 7.71 (2 H, d), 4.48 (2H, s), 4.31 (2 H, m), 3.69 (2 H, m), 3.52 (2 H, m), 3.20 (4 H, m), 2.77 (4 H, m)
製造AD
メタンスルホン酸2−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル−エチルエステル
(i)2−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル−エタノール
ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル−酢酸(0.86g、4.85mmol)の無水THF(40mL)中溶液に、ボランジメチルスルフィド錯体(0.58mL、10M、5.8mmol)を0℃で滴下添加した。該混合物を室温に温まらせ、一晩撹拌した。MeOH(10mL)を注意深く加え、ガスの発生が止まったら混合物を穏やかな還流下で4時間加熱した。該反応混合物を真空下で濃縮し、残渣をジクロロメタン(20mL)に溶解した。NaCOの水溶液(20mL)を加え、水性層をジクロロメタンで抽出した(3×20mL)。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製し、537mg(67.8%)の標記化合物を得た。
13C NMR (125.7 MHz, CDCl3) δ 163.06, 156.92, 130.27, 123.65, 121.98, 121.65, 110.10, 60.34, 29.01
(ii)メタンスルホン酸2−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル−エチルエステル
2−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル−エタノール(0.537g、3.29mmol、上記ステップ(i)より)とトリエチルアミン(0.55mL、3.95mmol)のジクロロメタン(20mL)中溶液にメタンスルホニルクロリド(0.31mL、3.95mmol)を0℃で加えた。該反応混合物を1時間撹拌し、次いで水(2×20mL)及び食塩水(20mL)で抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮し、818mg(98%)の標記化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.73 (1H, d), 7.61 (2H, m), 7.37 (1H, m), 4.73 (2H, t), 3.49 (2H, t), 3.01 (3H, s)
製造AE
メタンスルホン酸2−(2−フルオロ−フェニル)−エチルエステル
2−(2−フルオロフェニル)−エタノール(4.00g、28.5mmol)とトリエチルアミン(6.36mL、45.7mmol)のジクロロメタン(15mL)中溶液にメタンスルホニルクロリド(2.88mL、37.1mmol)を−5℃で加えた。該混合物を4時間撹拌し、徐々に室温に温まらせた。該混合物をジクロロメタンで希釈し、1M HCl及び水で抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタンを溶離液として用いて精製し、5.88g(94.4%)の標記化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.28-7.22 (2H, m), 7.12-7.02 (2H, m), 4.42 (2H, t), 3.10 (2H, t), 2.88 (3H, s)
実施例
実施例1
N−(2−{7−[(2S)−3−(4−シアノフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド
4−{(2S)−3−[7−(2−アミノエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−2−ヒドロキシプロポキシ}ベンゾニトリル(0.096g、0.28mmol;上記製造A参照)を、1:2の比率のDCM:アセトニトリル(3mL)に溶解した。トリエチルアミン(0.17g、1.68mmol)、次いでフェニルメタンスルホニルクロリド(0.068g、0.36mmol)を加えた。該混合物を室温で一晩KCO(0.38g、2.77mmol)と共に撹拌し、反応混合物中にトリエチルアミンの遊離塩基が確実に存在するようにした。該反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。分取HPLCによる精製で0.1g(72%)の標記化合物を得た。
1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 7.64-7.66 (2H, d), 7.36-7.43 (5H, m), 7.05-7.07 (2H, m), 4.41 (3H, m), 4.17 (2H, m), 4.08 (2H, m), 3.62-3.7 (2H, m), 3.12-3.4 (8H, m), 2.72-2.86 (2H, m), 2.46-2.59 (2H, m)
実施例2
N−(2−{7−[2−(3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)フェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ−[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド
4−シアノ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−ベンゼンスルホンアミド(0.3g、7.5mmol;上記製造E参照)、4−(2−ブロモ−エチル)−1,2−ビス(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(0.26g、9mmol;上記製造G参照)及び炭酸カリウム(0.41g、30mmol)の混合物を60℃で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物をろ過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィーによりクロロホルム中メタノールを溶離液として用いて精製し、標記化合物を白色固体として得た。収量:0.23g。
13C NMR (75 MHz) δ 144.5, 142.31 140.52,132.78, 127.51, 126.91, 122.53, 122.34, 119.23, 117.29, 116.02, 115.76, 112.29, 68.14, 67.50, 66.72, 61.22, 56.34, 55.35, 54.48, 53.33, 39.07, 38.74, 31.39
実施例3
4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−ベンゼンスルホンアミド
4−シアノ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.164g、0.40mmol、上記製造E参照)、メタンスルホン酸2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−エチルエステル(0.128g、0.48mmol、上記製造Wより)、炭酸カリウム(0.210g、1.52mmol)及び水(0.1 mL)のアセトニトリル(4mL)中混合物をマイクロ波照射により加熱した(160℃、15分間)。固体物質をろ過し、ろ液を陽イオン交換カラム(SCX−2、Isolute(登録商標)、2g/15mL)に入れた。カラムを塩化メチレン/アセトニトリル/メタノール(2:1:1、40mL)の溶液で洗浄し、アンモニアで飽和した塩化メチレン中20%メタノール(30mL)で溶離した。ろ液を真空下で濃縮し、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりクロロホルム中メタノールを溶離液として用いて精製した。真空下での濃縮により37mg(18%)の標記化合物を黄色油として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 8.00 (d, 2H), 7.78 (d, 2H), 7.30 (d, 2H), 7.03 (d, 2H), 6.47 (t, 1H), 4.15-3.70 (m, broad, 2H), 3.70-2.25 (m, 16H)
13C-NMR (125 MHz, CDCl3): δ 149.8, 144.9, 137.3, 133.0, 130.3, 127.7, 119.8, 117.5, 116.1, 116.1 (t), 68.2, 62.2, 56.8, 54.7, 53.6, 39.4, 32.1
実施例4
4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド
4−シアノ−N−メチル−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.169g、0.40mmol、上記製造I)、メタンスルホン酸2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−エチルエステル(0.107g、0.40mmol、上記製造W)、炭酸カリウム(0.177g、1.28mmol)、及び水(0.1 mL)のアセトニトリル(4mL)中混合物を油浴(60℃)で20時間加熱した。固体物質をろ過し、ろ液を陽イオン交換カラム(SCX−2、Isolute(登録商標)、2g/15mL)に入れた。カラムを塩化メチレン/アセトニトリル/メタノール(2:1:1、40mL)の溶液で洗浄し、アンモニアで飽和した塩化メチレン中20%メタノール(30mL)で溶離した。ろ液を真空下で濃縮し、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製した。真空下での濃縮により118mg(57%)の標記化合物を固体白色物質として得た。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 7.91 (d, 2H), 7.81 (d, 2H), 7.20 (d, 2H), 7.01 (d, 2H), 6.48 (t, 1H), 3.88 (m, br, 2H), 3.21-3.14 (m, 2H), 2.98 (s, 3H), 2.91-2.79 (m, 4H), 2.75-2.67 (m, 2H), 2.58-2.40 (m, 8H)
13C-NMR (125 MHz, CDCl3): δ 149.5, 142.6, 137.9, 133.0, 130.1, 127.9, 119.6 , 117.4, 116.3, 116.1 (t), 68.4, 61.1, 58.3, 56.4, 46.7, 35.8, 32.3
実施例5
N−{2−[7−(2−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル−エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エチル}−4−シアノ−ベンゼンスルホンアミド
4−シアノ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.123g、0.30mmol、上記製造Eより)、メタンスルホン酸2−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル−エチルエステル(0.076g、0.315mmol、上記製造ADより)及び炭酸カリウム(0.145g、1.05mmol;製造より)に、アセトニトリル(4mL)及び水(0.1mL)を加えた。該混合物をマイクロ波照射により加熱し(10分間、160℃)、次いでろ過し蒸発させた。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製し、60mg(41.5%)の標記化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 8.00 (2H, d), 7.85 (1H, d), 7.78 (2H, d), 7.55 (2H, m), 7.31 (1H, m), 3.91 (2H, m), 3.39 (2H, m), 3.12-2.47 (14H, m, ブロード)
実施例6
4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド
4−シアノ−N−メチル−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.127g、0.30mmol、上記製造I)、1−(2−ブロモ−エトキシ)−2−フルオロ−ベンゼン(0.06g、0.315mmol)及び炭酸カリウム(0.145g、1.05mmol)に、アセトニトリル(4mL)及び水(0.1mL)を加えた。該混合物をマイクロ波照射により加熱し(10分間、160℃)、次いでろ過し蒸発させた。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製し、85mg(58.0%)の標記化合物を得た。
13C NMR (125.7 MHz, CDCl3) δ 153.90, 151.95, 147.02, 142.81, 133.06, 128.02, 124.64, 124.61, 121.54, 117.60, 116.53, 116.38, 116. 33, 115.36, 68.52, 67.57, 58.46, 58.27, 56.96, 56.44, 46.66, 35.93
実施例7
2−{7−[2−(3−フルオロ−フェニル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エタンスルホン酸4−シアノ−ベンジルアミド
2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エタンスルホン酸4−シアノ−ベンジルアミドジヒドロクロリド(0.127g、0.30mmol;上記製造P)、1−(2−ブロモ−エチル)−3−フルオロ−ベンゼン(0.064g、0.315mmol)及び炭酸カリウム(0.145g、1.05mmol)に、アセトニトリル(4mL)及び水(0.1mL)を加えた。該混合物を20分間撹拌した後マイクロ波照射により加熱し(10分間、160℃)、次いでろ過し蒸発させた。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製し、43mg(30.3%)の標記化合物を得た。
13C NMR (125.7 MHz, CDCl3) δ 163.90, 161.94, 144.35, 141.66, 132.65, 130.03, 129.96, 128.11, 123.86, 118.70, 115.12, 114.95, 113.51, 113.34, 111.76, 68.34, 60.85, 56.85, 56.41, 54.40, 47.82, 47.47, 31.35
実施例8
4−シアノ−N−{2−[7−(1−メチル−1H−インドール−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エチル}−ベンゼンスルホンアミド
4−シアノ−N−[2−(9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド(0.101g、0.30mmol)及び1−メチル−1H−インドール−3−カルバルデヒド(0.081g、0.51mmol)の1,2−ジクロロメタン(4mL)中混合物を室温で1.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.216g、1.02mmol)を加え、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。NaCOの水溶液(3mL)を加え、水性層をジクロロメタンで抽出した(3×4mL)。合わせた有機層を真空下で濃縮し、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製し、76mg(52.8%)の標記化合物を得た。
13C NMR (125.7 MHz, CDCl3) δ 144.59, 136.86, 132.87, 130.73, 129.14, 127.65, 121.86, 119.68, 119.10, 117.56, 116.05, 109.75, 68.56, 56.97, 55.04, 54.68, 54.19, 39.40, 32.93
実施例9
N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド
4−{2−[7−(2−アミノ−エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}ベンゾニトリル三塩酸塩(1g、2.35mmol;製造F)及び3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホニルクロリド(0.597g、3mmol)をDCM(25mL)に溶解した。トリエチルアミン(1.95mL、3mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物を濃縮し、次いでDCM(25mL)に再溶解し、相分離器に移した。DCM層を水(30mL)で洗浄し、相を分離させた。保持された水をDCM(25mL)で抽出し、相を分離させた。合わせたDCMフラクションを減圧下で濃縮した。精製は、DCM、EtOAc及びIPAの混合物からの析出によって実施し、固体物質を得た(0.2g、17%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.58-7.60 (2H, d), 6.98-7.00 (2H, d), 4.30-4.33 (2H, m), 3.89 (2H, m), 2.98-3.01 (4H, m), 2.69-2.81 (8H, m), 2.64 (3H, s), 2.44-2.46 (2H, t), 2.39 (3H, s)
13C NMR (125 MHz, CDCl3) δ 173.11, 162.15 157.69, 134.21, 119.43, 116.30, 115.55, 104.18, 68.62, 67.01, 58.45, 57.50, 54.96, 54.22, 38.97, 12.81, 10.91
実施例10
N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N,3,5−トリメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド
N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド(43mg、0.09mmol、上記実施例9より)及びCsCO(86mg、0.26mmol)をアセトニトリル(2mL)中に懸濁させた。ヨードメタン(17μl、0.26mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩窒素雰囲気下で撹拌した。さらにヨードメタン(17μl、0.26mmol)を加えた。該反応混合物を室温で翌日までさらに20時間窒素雰囲気下で放置撹拌した。該反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製し、39mg(88%)の標記化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.59-7.61 (2H, d), 6.96-6.98 (2H, d), 4.12-4.15 (2H, m), 3.90 (2H, m), 3.23-3.26 (2H, m), 2.98 (3H, s), 2.86-2.92 (4H, m), 2.68-2.75 (4H, m), 2.63 (3H, s), 2.49-2.56 (4H, m), 2.40 (3H, s)
実施例11
N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−2,4−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド
4−{2−[7−(2−アミノ−エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]−エトキシ}−3−フルオロ−ベンゾニトリル塩酸塩(0.266g、0.6mmol;上記製造N)及び2,4−ジフルオロベンゼンスルホニルクロリド(0.170g、0.80mmol)をDCM(6mL)に溶解した。トリエチルアミン(0.416mL、3mmol)を加え、反応混合物を室温で20時間窒素雰囲気下で撹拌した。該反応混合物を濃縮し、次いでDCM(3mL)に再溶解し、相分離器に移した。DCM層を水(3mL)で洗浄し、相を分離させた。保持された水をDCM(3mL)で抽出し、相を分離させた。合わせたDCMフラクションを減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製し、173mg(56%)の標記化合物を得た。
1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ 7.89-7.94 (1H, m), 7.46-7.50 (2H, m), 7.10-7.26 (3H, m), 4.42-4.45 (2H, t), 3.86 (2H, m), 3.05-3.09 (4H, m), 2.78-2.82 (4H, m), 2.60-2.65 (4H, m), 2.34-2.37 (2H, m)
実施例12
N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−2,4−ジフルオロ−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド
シアノメチレントリn−ブチルホスホラン(90%、0.158g、0.59mmol)をマイクロ波バイアルに秤量した。N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロ−フェノキシ)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−2,4−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド(100mg、0.2mmol、上記実施例11より)及びTHF(2mL)を加えた。次いでメタノール(16μl、0.39mmol)を加え、反応をマイクロ波照射により160℃で15分間加熱した。MeOH(1mL)を加え、反応をマイクロ波照射によりさらに10分間、過剰試薬を消費するために加熱した。反応混合物を濃縮し、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによりアンモニアで飽和したジクロロメタン中メタノールを溶離液として用いて精製した。単離された生成物はさらにMeOHからの再結晶によって精製でき、固体を得た(55mg、53%)。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ 7.85-7.90 (1H, m), 7.42-7.44 (1H, m), 7.34-7.37 (1H, m), 7.09-7.13 (1H, m), 6.93-7.02 (2H, m), 4.23-4.26 (2H, m), 3.88-3.90 (2H, m), 3.28-3.30 (2H, m), 2.99 (3H, s), 2.89-2,95 (4H, m), 2.77-2.79 (2H, m), 2.70-2.72 (2H, m), 2.48-2.54 (4H, m)
実施例13
下記の化合物を適当な中間体(本明細書中で前記したものなど)から、本明細書中に記載の方法に従って、又はそれと同様にして製造した。
(i)N−(2−{7−[(2S)−3−(4−シアノフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)プロパン−2−スルホンアミド;
(ii)N−(tert−ブチル)−3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロパン−1−スルホンアミド;
(iii)tert−ブチル{2−[7−(2−{[(4−フルオロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}カルバメート;
(iv)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(v)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(vi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)プロパン−2−スルホンアミド;
(vii)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(viii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(ix)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(x)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xi)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xiii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xiv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xv)1−(3−クロロフェニル)−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xvi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xvii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド;
(xviii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(xix)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
(xx)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ブタン−1−スルホンアミド;
(xxi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
(xxii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタンスルホンアミド;
(xxiii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタンスルホンアミド;
(xxiv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(xxv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
(xxvi)1−(3−クロロフェニル)−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
(xxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxviii)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(xxix)4−シアノ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(xxx)4−シアノ−N−(2−{7−[4−(ジフルオロメトキシ)ベンジル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxi)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxiii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxiv)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(xxxv)5−クロロ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
(xxxvi)2−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xxxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド;
(xxxviii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(xxxix)5−クロロ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
(xl)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド;
(xli)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xliii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(3,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xliv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlvi)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
(xlvii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xlix)4−シアノ−N−{2−[7−(2−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(l)4−シアノ−N−(2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(li)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(liii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−5−メチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(liv)N−{2−[7−(1−ベンゾフラン−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(lv)4−シアノ−N−{2−[7−(1H−インドール−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(lvi)4−シアノ−N−(2−{7−[(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lvii)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lviii)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(lix)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(lx)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(lxi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(lxii)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxiii)4−シアノ−N−(2−{7−[(2−メチル−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxiv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxv)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(3−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxvi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxvii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノ−2,6−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxix)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)プロパン−2−スルホンアミド;
(lxx)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(lxxi)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxii)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxiii)N−{3−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxiv)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(lxxv)N−{2−[7−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(lxxvi)3−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxvii)3−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxviii)3−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(lxxix)2−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(lxxx)2−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxi)N−(4−シアノベンジル)−2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エタンスルホンアミド;
(lxxxii)N−(4−シアノベンジル)−2−[7−(2−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エタンスルホンアミド;
(lxxxiii)N−(4−シアノベンジル)−N−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
(lxxxiv)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(lxxxv)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lxxxvi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lxxxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(lxxxviii)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(lxxxix)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(xc)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xci)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(xcii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
(xciii)3−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xciv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xcv)N−(2−{7−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(xcvi)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
(xcvii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xcviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(xcix)4−シアノ−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(c)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(ci)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cii)4−シアノ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(ciii)4−シアノ−N−メチル−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(civ)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cvi)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
(cvii)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
(cviii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
(cix)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(cx)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
(cxi)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(cxii)4−フルオロ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxiii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(cxiv)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxvi)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(cxviii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
(cxix)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxx)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxi)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxii)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxiii)4−フルオロ−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxxiv)N−{2−[7−(1,2−ベンズイソオキサゾール−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(cxxv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxvi)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxvii)4−シアノ−N−{3−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxxviii)4−シアノ−N−{3−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
(cxxix)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxx)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxi)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxiii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxiv)N−[3−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)プロピル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
(cxxxv)4−シアノ−N−(3−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxvi)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxxxvii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxxviii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
(cxxxix)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxl)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
(cxli)N−(2−{7−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;及び
(cxlii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
実施例14
上記実施例の標記化合物を上記試験Aで試験したところ、5.5を超えるD10値を示すことが分かった。
実施例15
上記実施例の標記化合物を上記試験Bで試験したところ、4.5を超えるpIC50値を示すことが分かった。実際、実施例1及び9の化合物は、pIC50値がそれぞれ5.72及び5.49であることが分かった。
略語
Ac=アセチル
API=大気圧イオン化(MS関連)
aq.=水性
br=ブロード(NMR関連)
Bt=ベンゾトリアゾール
t−BuOH=tert−ブタノール
CI=化学イオン化(MS関連)
mCPBA=メタ−クロロペルオキシ安息香酸
d=二重線(NMR関連)
DBU=ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン
DCM=ジクロロメタン
dd=二重線の二重線(NMR関連)
DMAP=4−ジメチルアミノピリジン
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO=ジメチルスルホキシド
EDC=1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド
Et=エチル
EtOAc=酢酸エチル
eq.=当量
ES=エレクトロスプレー(MS関連)
FAB=高速原子衝撃(MS関連)
FBS=ウシ胎仔血清
h=時間
HCl=塩酸
HEPES=4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
IMS=工業用変性アルコール
IPA=イソ−プロピルアルコール(プロパン−2−オール)
m=多重線(NMR関連)
Me=メチル
MeCN=アセトニトリル
MeOH=メタノール
min.=分
m.p.=融点
MS=質量分析
NADPH=ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸、還元型
OAc=アセテート
Pd/C=パラジウム担持炭素
q=四重線(NMR関連)
RT=室温
s=一重線(NMR関連)
t=三重線(NMR関連)
TEA=トリエチルアミン
THF=テトラヒドロフラン
tlc=薄層クロマトグラフィー
接頭辞のn−、s−、i−、t−及びtert−は、それらの通常の意味を持つ。すなわちノルマル、セカンダリー、イソ、及びターシャリーである。

Claims (51)

  1. 式I:
    Figure 2008502678
    [式中、
    は、C1−12アルキル(該アルキル基は場合により、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、Het、−N(R5a)R、−C(O)R5b、−OR5c、−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d、−OC(O)N(R8b)R5e、−S(O)9a、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の基によって置換されていてもよい)を表すか、又はRは、−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表し;
    5aは、H又はC1−6アルキル(後者の基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し;
    5b〜R5eは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H、C1−6アルキル(後者の基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、Het、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール又はHetを表すか、又はR5d又はR5eは、それぞれR8a又はR8bと一緒になって、C3−6アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい、及び/又は場合により1個以上のC1−3アルキル基によって置換されていてもよい)を表してもよく;
    は、H、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール、−C(O)R10a、−C(O)OR10b又は−C(O)N(H)R10c又は−S(O)10dを表し;
    10a、R10b、R10c及びR10dは、独立してC1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ及びアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリールを表すか、又はR10aはHを表し;
    は、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、C1−12アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、C1−6アルコキシ、Het、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し;
    8a及びR8bは、独立して、H、C1−12アルキル、C1−6アルコキシ(後者2つの基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、−D−アリール、−D−アリールオキシ、−D−Het、−D−N(H)C(O)R11a、−D−S(O)12a、−D−C(O)R11b、−D−C(O)OR12b、−D−C(O)N(R11c)R11dを表すか、又はR8a又はR8bは、それぞれR5d又はR5eと一緒になって、C3−6アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい、及び/又は場合により1個以上のC1−3アルキル基によって置換されていてもよい)を表してもよく;
    11a〜R11dは、独立して、H、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ及びアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリールを表すか、又はR11c及びR11dは一緒になってC3−6アルキレンを表し;
    12a及びR12bは、独立して、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ及びアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はアリールを表し;
    Dは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−6アルキレンを表し;
    XはO又はSを表し;
    9aは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(R9b)S(O)9dから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又はアリールを表し;
    9bは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、H又はC1−6アルキルを表し;
    9c及びR9dは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、C1−6アルキル(場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、アリール及びHetから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール又はHetを表すか、又はR9cはHを表し;
    は、H、ハロ、C1−6アルキル、−OR13、−E−N(R14)R15を表すか、又はRと一緒になって=Oを表し;
    は、H、C1−6アルキルを表すか、又はRと一緒になって=Oを表し;
    13は、H、C1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b又は−C(O)N(R17a)R17bを表し;
    14は、H、C1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c、−[C(O)]N(R17a)R17b又は−C(NH)NHを表し;
    15は、H、C1−6アルキル、−E−アリール又は−C(O)R16dを表し;
    16a〜R16dは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、C1−6アルキル(場合により、ハロ、アリール及びHet10から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール、Het11を表すか、又はR16a及びR16dは独立してHを表し;
    17a及びR17bは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H又はC1−6アルキル(場合により、ハロ、アリール及びHet12から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール、Het13を表すか、又は一緒になって、場合によりO原子を間に挟んでいてもよいC3−6アルキレンを表し;
    Eは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−4アルキレンを表し;
    pは1又は2を表し;
    Het〜Het13は、独立して、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1個以上のヘテロ原子を含有する5〜12員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、−OH、オキソ、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、アリールオキシ、−N(R18a)R18b、−C(O)R18c、−C(O)OR18d、−C(O)N(R18e)R18f、−N(R18g)C(O)R18h、−S(O)N(R18i)R18j及び−N(R18k)S(O)18lから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよく;
    18a〜R18lは、独立してC1−6アルキル、アリールを表すか、又はR18a〜R18kは、独立してHを表し;
    Aは、直接結合、−J−、−J−N(R19a)−、−J−S(O)N(R19b)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−(後者4つの基において、−Jはオキサビスピジン環の窒素に結合している)を表し;
    Bは、−Z−{[C(O)]C(H)(R20a)}−、−Z−[C(O)]N(R20b)−、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−Z−S(O)−、−Z−O−(後者6つの基において、Zは、R及びRを持つ炭素原子に結合している)、−N(R20e)−Z−、−N(R20f)S(O)−Z−、−S(O)N(R20g)−Z−又は−N(R20h)C(O)O−Z−(後者4つの基において、Zは、場合によりRによって置換されていてもよいフェニル又はピリジル基に結合している)を表し;
    Jは、場合により−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいてもよい、及び/又は場合により−OH、ハロ及びアミノから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよいC1−6アルキレンを表し;
    Zは、直接結合又は場合により−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいてもよいC1−4アルキレンを表し;
    a、b及びcは、独立して0又は1を表し;
    nは、0、1又は2を表し;
    19a〜R19eは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H又はC1−6アルキルを表し;
    20aはHを表すか、又はフェニルもしくはピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、R20aは、場合によりO、S、N(H)又はN(C1−6アルキル)を間に挟んでいる又は末端に持つC2−4アルキレンを表し;
    20bはH、C1−6アルキルを表すか、又はフェニルもしくはピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、R20bはC2−4アルキレンを表し;
    20c〜R20jは、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H又はC1−6アルキルを表し;
    GはCH又はNを表し;
    は、−OH、シアノ、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル(場合により−N(H)C(O)OR21aを末端に持つ)、C1−6アルコキシ、−N(R22a)R22b、−C(O)R22c、−C(O)OR22d、−C(O)N(R22e)R22f、−N(R22g)C(O)R22h、−N(R22i)C(O)N(R22j)R22k、−N(R22m)S(O)21b、−S(O)N(R22n)R22o、−S(O)21c、−OS(O)21d及びアリールから選ばれる1個以上の所望による置換基を表し;
    そして、フェニル又はピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にあるR置換基は、
    (i)R20aと一緒になって、場合によりO、S又はN(H)又はN(C1−6アルキル)を間に挟んでいる又は末端に持つC2−4アルキレンを表してもよく、又は
    (ii)R20bと一緒になってC2−4アルキレンを表してもよく;
    21a〜R21dは、独立してC1−6アルキルを表し;
    22a及びR22bは、独立して、H、C1−6アルキルを表すか、又は一緒になってC3−6アルキレンを表す結果、4〜7員の窒素含有環が得られ;
    22c〜R22oは、独立して、H又はC1−6アルキルを表し;そして
    41〜R46は、独立して、H又はC1−3アルキルを表す;
    以上において、各アリール及びアリールオキシ基は、別途記載のない限り、場合により置換されていてもよい;
    ただし、
    (a)下記の少なくとも一つに該当する
    (i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、
    (ii)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
    (iii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
    (iv)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
    (v)Zは、N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる;
    (b)Aが、−J−N(R19a)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−を表す場合、
    (i)Jは、Cアルキレン又は1,1−C2−6アルキレンを表さない;そして
    (ii)Bは、R及びRが一緒になって=Oを表さない場合、−N(R20b)−、−N(R20c)S(O)−、−S(O)−、−O−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−N(R20h)C(O)O−Z−を表さない;そして
    (c)Rが、−OR13又は−N(R14)(R15)を表す場合、
    (i)Aは、−J−N(R19a)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−を表さない;そして
    (ii)Bは、−N(R20b)−、−N(R20c)S(O)−、−S(O)−、−O−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−N(R20h)C(O)O−Z−を表さない]の化合物又はその製薬学的に許容しうる誘導体。
  2. が、C1−8アルキル[該アルキル基は場合により、ハロ、アリール{後者の基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ原子によって置換されていてもよい)、−C(O)R22c及び−S(O)21cから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい}、Het、−N(R5a)R、−C(O)R5b、−OR5c、−C(O)N(R8a)R5d、−OC(O)N(R8b)R5e、−S(O)9a、−S(O)N(R9b)R9c及び−N(H)S(O)9dから選ばれる1個以上の基によって置換されていてもよい]を表すか、又はRが、−C(O)OR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表す、請求項1に記載の化合物。
  3. 5aが、H又はC1−5アルキルを表し、そして/又はR5b〜R5eが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、H、C1−6アルキル(後者の基は場合により、シアノ、ニトロ及び置換されていてもよいアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、アリール{後者の基は場合により、−OH、ハロ、シアノ、ニトロ、N(R22a)R22b(後者の基において、R22a及びR22bは一緒になってC3−6アルキレンを表す)、C1−5アルキル及びC1−5アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ原子によって置換されていてもよい)から選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい}、Hetを表すか、又はR5dがR8aと一緒になって、C4−5アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい)を表す、請求項1又は請求項2に記載の化合物。
  4. が、H、C1−6アルキル、置換されていてもよいアリール、−C(O)R10a、−C(O)OR10b又は−C(O)N(H)R10cを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 10a及びR10bが、独立してC1−5アルキル(場合により、ハロ及び置換されていてもよいアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又は置換されていてもよいアリールを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  6. 10cがC1−4アルキルを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  7. がC1−6アルキル(場合により、ハロ、置換されていてもよいアリール、C1−4アルコキシ及びHetから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  8. 8a及びR8bが独立して、H、C1−6アルキル(後者の基は場合により、ハロ、シアノ及びニトロから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、−D−(置換されていてもよいアリール)、−D−(置換されていてもよいアリールオキシ)、−D−Het、−D−N(H)C(O)R11a、−D−C(O)R11bを表すか、又はR8aがR5dと一緒になって、C4−5アルキレン(該アルキレン基は場合によりO原子を間に挟んでいてもよい)を表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  9. 11a及びR11bが、独立してC1−4アルキル(場合により、ハロ、シアノ、ニトロ及び置換されていてもよいアリールから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)又は置換されていてもよいアリールを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  10. Dが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−4アルキレンを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  11. 9aがC1−6アルキル(場合により1個以上のハロ基によって置換されていてもよい)又は置換されていてもよいアリールを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 9bがH又はC1−3アルキルを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  13. 9c及びR9dが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、独立して、C1−5アルキル(場合により、ハロ、置換されていてもよいアリール及びHetから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい)、置換されていてもよいアリール又はHetを表すか、又はR9cがHを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  14. が、H、ハロ、C1−3アルキル、−OR13、−N(H)R14を表すか、又はRと一緒になって=Oを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  15. が、H、C1−3アルキルを表すか、又はRと一緒になって=Oを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  16. 13が、H、C1−4アルキル、−E−(置換されていてもよいアリール)、又は−E−Hetを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  17. 14が、H、C1−6アルキル、−E−(置換されていてもよいアリール)、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c、−C(O)N(R17a)R17b又は−C(NH)NHを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  18. 16a〜R16cが独立してC1−6アルキルを表すか、又はR16aがHを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  19. 17a及びR17bが独立してH又はC1−4アルキルを表す、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。
  20. Eが、本明細書中で使用されている場合の各出現時において、直接結合又はC1−2アルキレンを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  21. Het及びHet〜Hetが、独立して、酸素、窒素及び/又は硫黄から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含有する4〜10員のヘテロサイクリック基を表し、該基は場合により、−OH、オキソ、ハロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、フェニル、−N(H)R18a、−C(O)R18c、−N(H)C(O)R18h及び−N(H)S(O)18jから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよい、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  22. 18a、R18c、R18h及びR18jが独立してC1−4アルキル又は置換されていてもよいアリールを表すか、又はR18a、R18c及びR18hが独立してHを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  23. Aが、OH及びアミノから選ばれる1個以上の置換基によって置換されていてもよいC1−4アルキレン、−C1−3 n−アルキレン−S(O)N(H)−又は−C2−3 n−アルキレン−N(H)S(O)−(後者2つの基において、アルキレンはオキサビスピジン環の窒素に結合している)を表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  24. Bが、−Z−、−Z−N(H)−、−Z−C(O)N(R20b)−、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−Z−S(O)−、−Z−O−(後者6つの基において、Zは、R及びRを持つ炭素原子に結合している)を表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  25. Zが、直接結合又はC1−4アルキレンを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  26. 20bがH、C1−4アルキルを表すか、又はフェニルもしくはピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にある1個のR置換基と一緒になって、R20bがC2−4アルキレンを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  27. 20c及びR20dが、独立してH又はC1−3アルキルを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  28. GがNを表す場合、GはBの結合点に対してオルト又はパラ位にある、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  29. GがNを表す場合、Rは存在しないか、又は単一のシアノ基を表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  30. が、−OH、シアノ、ハロ、ニトロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−C(O)N(R22e)R22f、及び−N(R22m)S(O)−C1−4アルキルから選ばれる1個以上の置換基を表すか、又はフェニルもしくはピリジル基上の、基Bが結合している位置に対してオルトの位置にあるR置換基が、R20bと一緒になってC2−4アルキレンを表してもよい、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
  31. 21cがC1−4アルキルを表し、R22c、R22e、R22f及びR22mが、独立して、H又はC1−4アルキルを表す、請求項1〜28及び30のいずれか1項に記載の化合物。
  32. 41〜R46が独立してHを表す、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  33. アリール及びアリールオキシ基上の所望による置換基が、別途記載のない限り、ハロ、シアノ、ニトロ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ(後者2つの基は場合により1個以上のハロ原子によって置換されていてもよい)、−N(H)S(O)21b及び−S(O)N(H)R22oから選ばれる1個以上の置換基である、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  34. アルキル基及びアルコキシ基が、別途記載のない限り、
    (i)直鎖又は分枝鎖又は環状又は一部環状/非環状;
    (ii)飽和又は不飽和;
    (iii)1個以上の酸素原子を間に挟んでいる;及び/又は
    (iv)1個以上のフルオロ又はクロロ原子によって置換されている
    であってよい、前記請求項のいずれか1項に記載の化合物。
  35. (i)N−(2−{7−[(2S)−3−(4−シアノフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)プロパン−2−スルホンアミド;
    (ii)N−(2−{7−[(2S)−3−(4−シアノフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
    (iii)N−(tert−ブチル)−3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロパン−1−スルホンアミド;
    (iv)tert−ブチル{2−[7−(2−{[(4−フルオロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}カルバメート;
    (v)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (vi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
    (vii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)プロパン−2−スルホンアミド;
    (viii)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (ix)N−[2−(7−{2−[3,4−ビス(ジフルオロメトキシ)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (x)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xiii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
    (xiv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
    (xvi)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xvii)1−(3−クロロフェニル)−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
    (xviii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xix)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,1,1−トリフルオロメタンスルホンアミド;
    (xx)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
    (xxi)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
    (xxii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ブタン−1−スルホンアミド;
    (xxiii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−メチル−1H−イミダゾール−4−スルホンアミド;
    (xxiv)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタンスルホンアミド;
    (xxv)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (xxvi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メタンスルホンアミド;
    (xxvii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (xxviii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホンアミド;
    (xxix)1−(3−クロロフェニル)−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)メタンスルホンアミド;
    (xxx)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xxxi)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (xxxii)4−シアノ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (xxxiii)4−シアノ−N−(2−{7−[4−(ジフルオロメトキシ)ベンジル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xxxiv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xxxv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xxxvi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xxxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
    (xxxviii)5−クロロ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
    (xxxix)2−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xl)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド;
    (xli)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
    (xlii)5−クロロ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−スルホンアミド;
    (xliii)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド;
    (xliv)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xlv)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xlvi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(3,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xlvii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xlviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xlix)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[(4−フルオロベンジル)オキシ]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
    (l)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (li)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lii)4−シアノ−N−{2−[7−(2−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (liii)4−シアノ−N−(2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (liv)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (lv)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (lvi)N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−5−メチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (lvii)N−{2−[7−(1−ベンゾフラン−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (lviii)4−シアノ−N−{2−[7−(1H−インドール−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (lix)4−シアノ−N−(2−{7−[(1−メチル−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lx)4−シアノ−N−(2−{7−[(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (lxii)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
    (lxiii)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxiv)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
    (lxv)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
    (lxvi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxvii)4−シアノ−N−(2−{7−[(2−メチル−1H−インドール−3−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxix)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(3−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxx)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxi)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノ−2,6−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxiii)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)プロパン−2−スルホンアミド;
    (lxxiv)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
    (lxxv)N−(3−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (lxxvi)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (lxxvii)N−{3−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (lxxviii)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (lxxix)N−{2−[7−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (lxxx)3−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxxi)3−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxxii)3−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxxiii)2−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxxiv)2−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxxv)N−(4−シアノベンジル)−2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エタンスルホンアミド;
    (lxxxvi)N−(4−シアノベンジル)−2−[7−(2−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エタンスルホンアミド;
    (lxxxvii)N−(4−シアノベンジル)−N−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
    (lxxxviii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (lxxxix)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xc)N−(3−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xci)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xcii)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xciii)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xciv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xcv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (xcvi)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (xcvii)3−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xcviii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (xcix)N−(2−{7−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (c)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
    (ci)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (ciii)4−シアノ−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (civ)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cv)N−[2−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−4−シアノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cvi)4−シアノ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cvii)4−シアノ−N−メチル−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (cviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cix)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cx)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)メチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
    (cxi)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
    (cxii)N−(4−シアノベンジル)−2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エタンスルホンアミド;
    (cxiii)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N,3,5−トリメチルイソオキサゾール−4−スルホンアミド;
    (cxiv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−1−フェニルメタンスルホンアミド;
    (cxv)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
    (cxvi)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
    (cxvii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミド;
    (cxviii)N−{2−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (cxix)4−フルオロ−N−{2−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (cxx)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
    (cxxi)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxxii)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]ベンゼンスルホンアミド;
    (cxxiii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−2,4−ジフルオロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxiv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxvi)N−(2−{7−[2−(1,2−ベンズイソオキサゾール−3−イル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (cxxvii)N−(3−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxviii)N−(2−{7−[2−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
    (cxxix)N−(2−{7−[2−(4−シアノフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−スルホンアミド;
    (cxxx)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxi)4−シアノ−N−{2−[7−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxii)4−シアノ−N−[2−(7−{2−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]エチル}−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)エチル]−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxiii)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxiv)4−フルオロ−N−(2−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxv)4−フルオロ−N−{2−[7−(2−フェニルエチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}ベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxvi)N−{2−[7−(1,2−ベンズイソオキサゾール−3−イルメチル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]エチル}−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxvii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxviii)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cxxxix)4−シアノ−N−{3−[7−(4−シアノベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
    (cxl)4−シアノ−N−{3−[7−(4−フルオロベンジル)−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル]プロピル}ベンゼンスルホンアミド;
    (cxli)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxlii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxliii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxliv)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxlv)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxlvi)N−[3−(7−ベンジル−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル)プロピル]−4−シアノベンゼンスルホンアミド;
    (cxlvii)4−シアノ−N−(3−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxlviii)4−シアノ−N−(3−{7−[2−(2,6−ジフルオロフェノキシ)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}プロピル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cxlix)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cl)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−N−メチルベンゼンスルホンアミド;
    (cli)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (clii)4−シアノ−N−(2−{7−[3−(2,4−ジフルオロフェノキシ)プロピル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)ベンゼンスルホンアミド;
    (cliii)N−(2−{7−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}エチル)−4−シアノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド;又は
    (cliv)4−シアノ−N−(2−{7−[2−(2,4−ジフルオロ−フェニル)−エチル]−9−オキサ−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナ−3−イル}−エチル)−N−メチル−ベンゼンスルホンアミド;
    である請求項1に記載の化合物又はその製薬学的に許容しうる塩。
  36. 請求項1〜35のいずれか1項に定義の化合物と製薬学的に許容しうるアジュバント、希釈剤又は担体とを混合して含む医薬製剤。
  37. 不整脈の予防又は治療に使用するための、請求項1〜35のいずれか1項に定義の化合物を含む医薬製剤。
  38. 医薬品として使用するための請求項1〜35のいずれか1項に定義の化合物。
  39. 不整脈の予防又は治療に使用するための請求項1〜35のいずれか1項に定義の化合物。
  40. 不整脈の予防又は治療に使用する医薬品製造のための有効成分としての請求項1〜35のいずれか1項に定義の化合物の使用。
  41. 不整脈が心房性又は心室性不整脈である、請求項40に記載の使用。
  42. 不整脈の予防又は治療法であって、該方法は、治療上有効量の請求項1〜35のいずれか1項に定義の化合物をそのような状態を患っている又は罹りやすいヒトに投与することを含む方法。
  43. 不整脈又は心臓血管疾患の治療用医薬品として使用するための、いずれかその他の薬物と組み合わせた請求項1〜35のいずれか1項に記載の化合物。
  44. 請求項1に定義の式Iの化合物の製造法であって、該方法は、
    (a)式II:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは請求項1に定義の通り]の化合物と、式III:
    −L III
    [式中、Lは脱離基を表す]の化合物との反応;
    (b)Rが、請求項1でのRに関する定義の通り1個以上の置換基によって置換されたC1−12アルキルを表し、該置換基(1個又は複数個)が−N(R9b)S(O)9d基である/を含む式Iの化合物の場合、式IV:
    Figure 2008502678
    [式中、R1aはC1−12アルキレン(該基は場合により請求項1でのRに関する定義の通り1個以上の置換基によって置換されていてもよい)を表し、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは請求項1に定義の通り]の化合物と、式V:
    −S(O)9d
    [式中、Lは脱離基を表す]の化合物との反応;
    (c)Rが、Rに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されたC1−12アルキルを表し、該置換基(1個又は複数個)が−S(O)N(R9b)R9c基である/を含む式Iの化合物の場合、上に定義した式IIの化合物と、式VA:
    −R1a−SO−N(R9b)R9c VA
    [式中、L及びR1aは上記定義の通り、R9b及びR9cは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (d)Rが−C(O)XR又は−C(O)N(R8a)R5dを表す式Iの化合物の場合、式VI:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは請求項1に定義の通り、Lは上記定義の通り]の化合物と、式VII:
    24−H VII
    [式中、R24は−XR又は−N(R8a)R5dを表し、R5d、R、R8a及びXは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (e)Rが−C(O)N(H)R8aを表す式Iの化合物の場合、上に定義した式IIの化合物と、式VIII:
    8a−N=C=O VIII
    [式中、R8aは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (f)式IX:
    Figure 2008502678
    [式中、R及びR41〜R46は請求項1に定義の通り]の化合物と、式X:
    Figure 2008502678
    [式中、Lは脱離基を表し、R、R、R、A、B及びGは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (g)Bが−Z−N(R20c)S(O)−を表す式Iの化合物の場合、上に定義した式IXの化合物と、式XA:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、A、G及びZは請求項1に定義の通り、Lは上記定義の通り]の化合物との反応;
    (h)AがCHを表し、Rが−OH又は−N(H)R14を表す式Iの化合物の場合、上に定義した式IXの化合物と、式XI:
    Figure 2008502678
    [式中、YはO又はN(R14)を表し、R、R、R14、B及びGは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (i)Bが−Z−O−を表す式Iの化合物の場合、式XII:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、R41〜R46、A及びZは請求項1に定義の通り]の化合物と、式XIII:
    Figure 2008502678
    [式中、R及びGは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (j)GがNを表し、Bが−Z−O−を表す式Iの化合物の場合、上に定義した式XIIの化合物と、式XIV:
    Figure 2008502678
    [式中、Rは請求項1に定義の通り、Lは上記定義の通り]の化合物との反応;
    (k)Rが−OR13を表し、R13がC1−6アルキル、−E−アリール又は−E−Hetを表す式Iの化合物の場合、RがOHを表す式Iの化合物と、式XV:
    13aOH XV
    [式中、R13aはC1−6アルキル、−E−アリール又は−E−Hetを表し、E及びHetは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (l)Rが−OR13を表し、R13がC1−6アルキル、−E−アリール又は−E−Hetを表す式Iの化合物の場合、式XVI:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは請求項1に定義の通り、Lは上記定義の通り]の化合物と、上に定義した式XVの化合物との反応;
    (m)Rが−E−NHを表す式Iの化合物の場合、式XVII:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、R41〜R46、A、B、E及びGは請求項1に定義の通り]の化合物の還元;
    (n)Rが−E−N(R14)R15を表し、R14がC1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c又は−C(O)N(R17a)R17bを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−N(H)R15を表す式Iの化合物と、式XVIII:
    14a−L XVIII
    [式中、R14aはC1−6アルキル、−E−アリール、−E−Het、−C(O)R16a、−C(O)OR16b、−S(O)16c又は−C(O)N(R17a)R17bを表し、R16a、R16b、R16c、R17a、R17b、Het及びEは請求項1に定義の通り、Lは上記定義の通り]の化合物との反応;
    (o)Rが−E−N(R15)C(O)N(H)R17aを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−N(H)R15を表す式Iの化合物と、式XIX:
    17a−N=C=O XIX
    [式中、R17aは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (p)Rが−E−N(H)[C(O)]NHを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−NHを表す式Iの化合物とシュウ酸ジアミドとの反応;
    (q)Rが−E−N(H)C(NH)NHを表す式Iの化合物の場合、Rが−E−NHを表す式Iの化合物と、式XX:
    23O−C(=NH)NH XX
    [式中、R23は上記定義の通り]の化合物又はそのN−保護誘導体との反応;
    (r)Rが−OR13を表し、R13が−C(O)R16a、−C(O)OR16b又は−C(O)N(R17a)R17bを表す式Iの化合物の場合、Rが−OHを表す式Iの化合物と、式XXI:
    13b−L XXI
    [式中、R13bは−C(O)R16a、−C(O)OR16b又は−C(O)N(R17a)R17bを表し、Lは脱離基を表し、R16a、R16b、R17a及びR17bは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (s)RがH又は−OHを表し、RがHを表す式Iの化合物の場合、R及びRが一緒になって=Oを表す式Iの化合物の還元;
    (t)Rがハロを表す式Iの化合物の場合、Rが−OHを表す式Iの対応化合物のハロゲン化剤による置換;
    (u)R及びRがHを表し、Aが−J−を表し、Bが−N(R20e)−Z−(式中、−N(R20e)はR及びRを持つ炭素原子に結合している)を表す式Iの化合物の場合、式XXII:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R20e、R41〜R46及びJは請求項1に定義の通り]の化合物と、式XXIII:
    Figure 2008502678
    [式中、R、G及びZは請求項1に定義の通り、Lは上記定義の通り]の化合物との反応;
    (v)Aが−(CH−を表し、R及びRが一緒になって=Oを表す式Iの化合物の場合、上に定義した式IXの化合物と、式XXIV:
    Figure 2008502678
    [式中、B、G及びRは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (w)Rが−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表す式Iの化合物の場合、式XXV:
    Figure 2008502678
    [式中、R1bは−C(O)XR、−C(O)N(R8a)R5d又は−S(O)9aを表し、R5d、R、R8a、R9a及びR41〜R46は請求項1に定義の通り、Lは上記定義の通り]の化合物と、式XXVI:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、A、B及びGは請求項1に定義の通り]の化合物との反応;
    (x)オキサビスピジン−窒素のN−オキシド誘導体である式Iの化合物の場合、酸化剤の存在下における対応する式Iの化合物の対応するオキサビスピジン窒素の酸化;
    (y)C1−4アルキル第四級アンモニウム塩誘導体(該アルキル基はオキサビスピジン窒素に結合している)である式Iの化合物の場合、オキサビスピジン窒素における、対応する式Iの化合物と、式XXVII:
    25−L XXVII
    [式中、R25はC1−4アルキルを表し、Lは脱離基である]の化合物との反応;
    (z)1個のR置換基の別のものへの転化;
    (aa)1個以上の(更なる)R置換基の芳香環への導入;
    (ab)RがC1−12アルキレンを表し、該基は場合によりRに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されていてもよい式Iの化合物の場合、式II:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、R、R41〜R46、A、B及びGは上記定義の通り]の化合物と、適当なアルデヒドとの、例えば当業者に公知の条件下(例えば15〜30℃のような室温)、還元剤(例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、又は類似化合物など)及び適当な溶媒(例えば1,2−ジクロロエタン、ジクロロエタン、メタノール、エタノール又はそれらの混合物など)の存在下における反応;
    (ac)Aが−J−、−J−N(R19a)−、−J−S(O)N(R19b)−、−J−N(R19c)S(O)−又は−J−O−(後者4つの基において、−Jはオキサビスピジン環の窒素に結合している)を表す式Iの化合物の場合、式VII:
    Figure 2008502678
    [式中、R及びR41〜R46は上記定義の通り]の化合物と、式XXIII:
    Figure 2008502678
    [式中、R、R、B及びGは上記定義の通り、C0−5アルキレン基は場合によりJに関する上記定義の通り1個以上の置換基によって置換されていてもよい]の化合物との、例えば当業者に公知の条件下(例えば15〜30℃のような室温)、還元剤(例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、又は類似水素化物供与化合物など)及び適当な溶媒(例えば1,2−ジクロロエタン、ジクロロエタン、メタノール、エタノール又はそれらの混合物など)の存在下における反応;又は
    (ad)上に定義した式Iの化合物の保護誘導体の脱保護
    を含む方法。
  45. 請求項44に定義の式IIの化合物、又はその保護誘導体であるが、ただし、
    (i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
    (ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
    (iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20g)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
    (iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる
    式IIの化合物又はその保護誘導体。
  46. 請求項44に定義の式IVの化合物、又はその保護誘導体であるが、ただし、
    (i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
    (ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
    (iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
    (iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる
    式IVの化合物又はその保護誘導体。
  47. 請求項44に定義の式VIの化合物、又はその保護誘導体であるが、ただし、
    (i)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
    (ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
    (iii)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
    (iv)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる
    式VIの化合物又はその保護誘導体。
  48. 請求項44に定義の式IXの化合物、又はその保護誘導体であるが、ただし、RはC1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す式IXの化合物又はその保護誘導体。
  49. 請求項44に定義の式XIIの化合物、又はその保護誘導体であるが、ただし、
    (i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、
    (ii)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、そして/又は
    (iii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる
    式XIIの化合物又はその保護誘導体。
  50. 請求項44に定義の式XVIIの化合物、又はその保護誘導体であるが、ただし、
    (i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、
    (ii)Aは、−J−S(O)N(R19b)−又は−J−N(R19c)S(O)−を表す、
    (iii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる、
    (iv)Bは、−Z−N(R20c)S(O)−、−Z−S(O)N(R20d)−、−N(R20f)S(O)−Z−又は−S(O)N(R20g)−Z−を表す、そして/又は
    (v)Zは、−N(R20i)S(O)−又は−S(O)N(R20j)−を間に挟んでいる
    式XVIIの化合物又はその保護誘導体。
  51. 請求項44に定義の式XXIIの化合物、又はその保護誘導体であるが、ただし、
    (i)Rは、C1−12アルキル(該アルキル基は、少なくとも1個の−S(O)N(R9b)R9c及び/又は−N(R9b)S(O)9d基を含む1個以上の基によって置換されている)を表す、そして/又は
    (ii)Jは、−S(O)N(R19d)−又は−N(R19e)S(O)−を間に挟んでいる
    式XXIIの化合物又はその保護誘導体。
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