JP2008500148A5

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Publication number: JP2008500148A5
Application number: JP2007527550A
Authority: JP
Filing date: 2005-05-23
Publication date: 2008-07-03
Anticipated expiration: 2025-05-23

Claims

ａ）腔（lumen）並びに第１及び第２の端部を備え、患者の血管ネットワーク中の使用部位に挿入される大きさのコイルと、
ｂ）前記コイルの前記第１の端部に固定して取り付けられる第１の端部と前記コイルの前記第２の端部に固定して取り付けられる第２の端部とを有する非伸縮性部材と、
ｃ）その各々が前記非伸縮性部材の回りに少なくとも２回巻かれた（wrapped）複数の繊維と、
を備える、患者の血流を閉塞するための血管閉塞装置。
前記非伸縮性部材は、前記コイルの前記腔（lumen）を軸方向に横切ることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記非伸縮性部材は、金属ワイヤで構成されることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記金属ワイヤは、白金、パラジウム、ロジウム、レニウム、イリジウム、金、銀、タングステン、タンタル、又は、これら金属のうちの２つ以上の合金、又は、超弾性金属から選択される金属から構成されることを特徴とする請求項３記載の装置。
前記非伸縮性部材は重合体から構成されることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記重合体は、非生物分解性重合体及び生物分解性重合体のうちの一つであることを特徴とする請求項５記載の装置。
前記非伸縮性部材は、生物活性コーティングをさらに備えることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記生物活性コーティングは、成長因子、遺伝子、オリゴヌクレオチド、ペプチド、海洋生物由来高分子（marine biopolymer）、モノ−サッカライド、ジ−サッカライド、ポリ−サッカライド、コラーゲン及びこれらの組み合わせから選択されることを特徴とする請求項７記載の装置。
前記生物活性コーティングは重合体を備えることを特徴とする請求項７記載の装置。
前記コイルは金属ワイヤで構成されることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記金属ワイヤは、白金、パラジウム、ロジウム、レニウム、イリジウム、金、銀、タングステン、タンタル、又は、これら金属のうちの２つ以上の合金、又は、超弾性金属から選択される金属から構成されることを特徴とする請求項１０記載の装置。
前記コイルは、それ自体巻かれて（wound）二次的な形状となっている一次螺旋から構成されることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記二次的な形状は螺旋であることを特徴とする請求項１２記載の装置。
前記繊維は、生物活性材料及び生物不活性材料のうちの一つであることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記繊維は、グリコール酸と乳酸との共重合体から構成されることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記繊維は、生物活性コーティングをさらに備えることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記生物活性コーティングは、潤滑性の親水性コーティング及び疎水性コーティングのうちの一つであることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記生物活性コーティングは共重合体を備えることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記共重合体は乳酸とグリコール酸とから構成されることを特徴とする請求項１８記載の装置。
前記繊維は、非生物分解性重合体から構成されることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記非生物分解性重合体は、ポリエチレン、ポリアクリル酸（polyacrylic）、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、絹、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート又は綿から選択されることを特徴とする請求項２０記載の装置。
前記繊維は、生物分解性重合体から構成されることを特徴とする請求項１記載の装置。
前記生物分解性重合体は、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシブチレートバレレート（Polyhydroxybutyrate valerate）、ポリオルトエステル（Polyorthoester）、ポリ乳酸、ポリ−ｐ−ジオキサノン（poly(p-dioxanone)）、ポリバレトラクトン（Poly (valetolactone)）、ポリタルトロン酸、ポリ−β−マロン酸、ポリプロピレンフマレート、チロシンを基にしたポリカーボネート（tyrosine based polycarbonate）、及び、ポリエチレンオキサイドとポリブチレンテレフタレートとの共重合体から選択されることを特徴とする請求項２２記載の装置。
グリコール酸の乳酸に対する比は、９９：１、１：９９、９５：５、５：９５、５０：５０、９０：１０及び１０：９０のうちの一つに選択されることを特徴とする請求項１９記載の装置。
前記コーティング材料は、成長因子、遺伝子、オリゴヌクレオチド、ペプチド、海洋生物由来高分子（marine biopolymer）、モノ−サッカライド、ジ−サッカライド、ポリ−サッカライド、コラーゲン及びこれらの組み合わせから選択されることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記生物活性コーティングは、前記コイル及び前記非伸縮性部材に適用されることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記生物活性コーティングは前記繊維に単一層として適用されることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記生物活性コーティングは、前記コイル及び前記非伸縮性部材に単一層として適用されることを特徴とする請求項２６記載の装置。
前記生物活性コーティングは、前記繊維全体にわたって分散されていることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記生物活性コーティングは、細胞接着を促進し、血栓形成を促進するものであることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記生物活性コーティング材料は、コラーゲン、フィブリノーゲン、ビトロネクチン、血管内皮増殖因子、及び、アルギニン−グリシン−アスパラギン酸（ＲＧＤ）配列を備えるペプチドから選択されることを特徴とする請求項１６記載の装置。
前記繊維のそれぞれは第１及び第２の端部を備え、前記第１及び第２の繊維端部のそれぞれは前記コイルから自由に延びていることを特徴とする請求項１記載の装置。
ａ）腔（lumen）、第１及び第２の端部、並びに、張力がかかっていないもとで隣接するワインディング（winding）間で繊維を掴む間隔を備える螺旋状に巻かれたワイヤ芯を得る工程と、
ｂ）前記ワイヤ芯を延伸された状態まで延伸する工程と、
ｃ）前記螺旋状に巻かれたワイヤの前記腔（lumen）の中へ非伸縮性部材を挿入し、前記非伸縮性部材の第１の端部を前記螺旋状に巻かれたワイヤの少なくとも一つの端部に固定して取り付ける工程と、
ｄ）前記非伸縮性部材の回りに複数の繊維を少なくとも２回巻く（wrap）工程と、
ｅ）前記コイルを緩和し、それにより前記コイルの前記隣接するワインディング（winding）に前記繊維を掴まえさせる工程と、
を備える、血管閉塞装置を製造する方法。
前記非伸縮性部材の第２の端部を前記螺旋状に巻かれたワイヤの第２の端部に固定して取り付ける工程をさらに備えることを特徴とする請求項３３記載の方法。
前記巻く工程は前記コイルの複数のワインディング（winding）を通して行われることを特徴とする請求項３３記載の方法。
前記繊維のそれぞれは第１及び第２の端部を備え、
前記方法は、前記繊維のそれぞれの前記第１及び第２の端部を前記コイルから自由に延ばすよう構成する工程をさらに備えることを特徴とする請求項３３記載の方法。
患者の動脈瘤を治療する方法であって、血管閉塞装置を前記患者の体内に導入する工程と、それにより前記動脈瘤を治療する工程とを備え、
前記血管閉塞装置は、
ａ）前記患者の血管ネットワーク中の使用部位に挿入される大きさであって、第１及び第２の端部を備え、第１の表面領域から構成されるコイルと、
ｂ）前記コイルの前記第１及び第２の端部にそれぞれ固定して取り付けられる第１の端部と第２の端部とを有する非伸縮性部材と、
ｃ）複数の繊維であって、その各々が第１及び第２の端部を有し、巻き付けられる（enlaced）繊維のそれぞれが前記非伸縮性部材の回りに少なくとも２回巻き付けられ（wrapped）、前記第１及び第２の繊維端部のそれぞれが前記コイルから自由に延びる繊維と、
を備えることを特徴とする方法。
前記コイルは螺旋であることを特徴とする請求項３７に記載の方法。