JP2008312189A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メインメモリからプロッタへの原稿画像データの転送を確実に行い、異常画像を回避する。
【解決手段】コントローラ側の第1の記憶手段(第1のMEM122)に格納されたプロットデータを書き込みエンジン側に転送し、前記エンジンによって画像を得る画像形成装
置において、第1の記憶手段122からのプロットデータを一時的に格納する第2の記憶手段(第2のMEM11)を備え、第2の記憶手段11への格納データが、連続して書き
込みエンジン側に供給できるデータ量に達した場合に、第2の記憶手段11からのプロットデータの読み出しを開始し、画像形成動作を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像信号を記録媒体上に可視画像として再生する画像形成装置、画像形成方法及び前記画像形成装置の動作を制御するためのプログラムに関する。
画像信号を処理して印刷用紙等の記録媒体上に画像として形成する画像処理装置は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ、あるいはこれらの機能を複合して備えたMFPと称される複合機等において広く用いられている。例えば特許文献1には、スキャナから画像を読み込んで印刷用紙上に画像を再生する画像処理装置が記載されている。
上記従来の画像形成装置を、その全体構成を示す図17のブロック図により説明する。
当該画像形成装置は、原稿を光学的に読み取る読み取りユニット101と、読み取りユニット101の受光素子(ここではCCD)により電気信号に変換された画像信号をデジタル信号に変換さして出力するセンサ・ボード・ユニット(以下、SBUと称する)102と、機能デバイス及びデータバス間における画像データの伝送を制御する圧縮/伸張及びデータインターフェース制御部(以下、CDICと称する)103と、光学系及びデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化とする)を補正する画像処理プロセッサ(以下、IPPと称する)104と、ドット再配置やパルス制御等を行うビデオデータ制御部(以下、VDCと称する)105と、印刷用紙上に再生画像を形成する作像ユニット106とを備えている。
また、CPUバス110を介して、画像データの流れを制御するプロセスコントローラ111と、RAM112と、ROM113とが設けられている。また、パラレルバス120を介して、画像データとメインメモリのアクセス制御、プリント用データの展開、メモリ有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う画像メモリアクセス制御部121(以下、IMACと称する)と、メインメモリであるメモリモジュール(以下、単にMEMと称する)122と、外部パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)123と、ファクシミリ制御ユニット(以下、FCUと称する)124と、公衆電話回線(以下、PNと称する)125と、IMAC121に接続されたシステムコントローラ131とRAM132とROM133と操作部134が設けられている。
読み取りユニット101のCCDにおいて電気信号に変換された画像信号はデジタル信号に変換された後、SBU102から出力される。SBU102から出力された画像信号はCDIC103に入力される。機能デバイス及びデータバス間における画像データの伝送はCDIC103が全て制御する。CDIC103は画像データに関し、SBU102、パラレルバス120、IPP104間のデータ転送、全体制御を司るシステムコントローラ131と画像データに対するプロセスコントローラ111間の通信を行う。
SBU102からの画像信号はCDIC103を経由してIPP104に転送され、光学系及びデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化とする)を補正し、再度CDIC103に出力する。IPP104からCDIC103へ転送されたデータは、CDIC103からパラレルバス120を経由してIMAC121に送られる。ここではシステムコントローラ131の制御に基づき画像データとMEM122のアクセス制御、PC123のプリント用データの展開、メモリ有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。IMAC121へ送られたデータはデータ圧縮後MEM122へ蓄積され、MEM122に蓄積されたデータを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、本来の画像データに戻してIMAC121からパラレルバス120経由でCDIC103へ戻される。
CDIC103からIPP104への転送後は画質処理及びVDC105でのパルス制御を行い、作像ユニット106によって印刷用紙上に再生画像が形成される。この構成では、画像データの流れをパラレルバス120及びCDIC103でバス制御し、MFPの機能を実現する。
特開2003−316063号公報
しかしながら、例えば制御部131,132,133,134内のプログラムあるいはデータのキャッシュミスが発生し、制御部131,132,133,134とメインメモリ122との間でのデータアクセスが頻繁に発生した場合、決められたLSYNC間隔内にラインデータを確実に転送することができなくなり、印刷用紙上に形成された画像が異常となることがある。なお上記LSYCNとは図9等とともに後述するように書き込みのライン同期信号を意味し、LSYCN間隔とは連続するLSYNC間の間隔を意味する。
このような背景に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、メインメモリと制御部間のデータ転送が頻繁に行われるような場合であっても、異常画像の発生を回避することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、コントローラ側の第1の記憶手段に格納されたプロットデータを書き込みエンジン側に転送し、前記エンジンによって画像を得る画像形成装置において、前記第1の記憶手段からの前記プロットデータを一時的に格納する第2の記憶手段を備え、該第2の記憶手段の格納データ量が、前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送動作に所定の遅延が生じた場合あっても前記第2の記憶手段から所定の転送速度で前記プロットデータを書き込みエンジン側に連続して転送することが可能となるように予め格納しておくべきデータ量に至った場合に、前記第2の記憶手段からの前記プロットデータの読み出しを開始し、画像形成動作を開始することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、画像形成開始指示信号により前記第1記憶手段から前記第2の記憶手段への前記プロットデータのデータ転送を開始し、前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しを開始し、前記書き込みエンジン側へ前記プロットデータを供給することが望ましい。
第3の手段は、第2の手段において、前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、コントローラ側から割り込み信号が出力され、前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しが開始されることが望ましい。
第4の手段は、第2又は第3の手段において、前記画像形成開始指示信号はオペレーションパネルから出力されることが望ましい。
第5の手段は、第2又は第3の手段において、前記画像形成開始指示信号は通信手段を介して接続されたパーソナルコンピュータから出力されることが望ましい。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記画像形成動作が行われることが望ましい。
後述の実施例では、コントローラはIMAC121、システムコントローラ131及び操作部134等に、第1の記憶手段はMEM122に、書き込みエンジンは作像ユニット106に、第2の記憶手段はMEM11に、制御手段はCPU1001及びMCH1003等にそれぞれ対応する。
本発明によれば、第2の記憶手段の格納データ量が、第1の記憶手段から第2の記憶手段に対するプロットデータの転送動作に所定の遅延が生じた場合あっても、第2の記憶手段から所定の転送速度でプロットデータを書き込みエンジン側に連続して転送することを可能にするために予め格納しておくべきデータ量に至った場合に、前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しを開始し、画像形成動作を開始する。このため第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しを開始した後に、第1の記憶手段から第2の記憶手段に対するプロットデータの転送動作に所定の遅延が生じ、その結果第2の記憶手段では第1の記憶手段からの転送され格納されるデータ量より、第2の記憶手段から読み出され画像形成動作に使用されるデータ量の方が多くなり、その結果第2の記憶手段の格納データ量が減少するような状況が生じた場合であっても、第2の記憶手段から所定の転送速度でプロットデータを連続して読み出すことが可能となる。したがって第2の記憶手段から所定の転送速度で連続してプロットデータを書き込みエンジン側に転送し得、決められたLSYNC間隔内にラインデータを確実に転送することが可能となり、異常画像の発生を回避することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施例について説明する。なお以下の説明において、上述した従来技術の構成と実質的に同じ構成要件には同一参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明に係る画像形成装置の実施例1における全体構成を示すブロック図である。
本実施例は、図17に示した従来例におけるIMAC121、システムコントローラ131、RAM132、ROM133を、IMC(イメージコントローラ)12、第2のMEM11、MCH(メモリコントロールハブ)1003、ICH(I/Oコントロールハブ)1004、及びCPU1001に置き換えたもので、IMC12はパラレルバス120に接続され、このIMC12に第2のMEM11とMCH1003が接続されている。MCH1003には、CPU1001、MEM(以下、「第1のMEM」と称す)122、及びICH1004が接続され。ICH1004には、バスを介して外部PC123と操作部134が接続されている。その他の各部は前述の図17と同等に構成されている。
読み取りユニット101は、ランプ、ミラー、及び受光素子(CCD)から構成されている。原稿の読み取りは、原稿に対するランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受光素子に集光し、CCDで電気信号に変換することにより行われる。すなわち、CCDは、SBU102に搭載され、CCDにおいて電気信号に変換された画像信号はデジタル信号に変換された後、SBU102から出力される。SBU102から出力された画像信号はCDIC103に入力される。機能デバイス及びデータバス間における画像データの伝送はCDIC103が全て制御する。CDIC103は、画像データに関し、SBU102、パラレルバス120、IPP104間のデータ転送、全体制御を司るシステムコントローラ131と画像データに対するプロセスコントローラ111間の通信を行う。
SBU102からの画像信号はCDIC103を経由してIPP104に転送され、スキャナ系の信号劣化を補正し、再度CDIC103に出力される。IPP104からCDIC103へ転送されたデータは、CDIC103からパラレルバス120を経由してIMC12Iに送られ、IMC12Iでは送られてきた画像データを一旦第2のMEM11に格納する。CPU1001は、システム全体を制御するもので、プリンタとして使用される場合は、プリンタ言語で構成されたプリントイメージをビットマップ構成の画像へ展開する。MCH1003は、CPU周辺デバイスで、CPU1001と第1のMEM122、ICH1004、IMC12間のデータ転送を制御する。ICH1004もCPU周辺デバイスで、MCH1003との制御と、ICH1004のシリアルバス110等のI/Fに接続されたUSBやLAN等との転送を制御する。第1のMEM122は、CPU1001のワークメモリとなるメインメモリである。
ファクシミリ送信機能は、読み取り画像データをIPP104にて画像処理を実施し、CDIC103及びパラレルバス120を経由してFCU124へ転送する。FCU124にて通信網へのデータ変換を行い、PN125へファクシミリデータとして送信する。
ファクシミリ受信は、PN125からの回線データをFCU124にて画像データへ変換し、パラレルバス120及びCDIC103を経由してIPP104へ転送される。この場合特別な画質処理は行わず、VDC105においてドット再配置及びパルス制御を行い、作像ユニット106において印刷用紙上に再生画像を形成する。複数ジョブ、例えばコピー機能、ファクシミリ送受信機能、プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読み取りユニット101、作像ユニット106及びパラレルバス120の使用権のジョブへの割り振りをシステムコントローラ131及びプロセスコントローラ111にて制御する。
プロセスコントローラ111は画像データの流れを制御し、システムコントローラ131はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。システムコントローラ131とプロセスコントローラ111はパラレルバス120、CDIC103及びCPUバス110を介して相互に通信を行う。CDIC103内においてパラレルバス120とCPUバス110とのデータインターフェースのためのデータフォーマット変換を行う。
MFPの機能選択は操作部134にて選択入力し、コピー機能、ファクシミリ機能等の処理内容を設定する。
図2は図1のIPP104の構成を示すブロック図である。図示するように、IPP104は、第1入力I/F201と、スキャナ画像処理部202と、第1出力I/F203と、第2入力I/F204と、画質処理部205と、第2出力I/F206と、コマンド制御部207とから構成されている。
読み取りユニット101によって読み取られた画像データは、SBU102、CDIC103を介してIPP104の第1入力I/F201からスキャナ画像処理部202へ伝達される。スキャナ画像処理部202では、読み取り画像信号の劣化補正が目的で、シェーディング補正、スキャナγ補正、MTF補正等を行う。読み取り画像データの補正処理終了後、第1出力I/F203を介してCDIC103へ画像データを転送する。
印刷用紙への印刷出力はCDIC103からの画像データを第2入力I/F204より受け、画質処理部205において面積階調処理を行う。画質処理後のデータは第2出力I/F206を介してVDC105へ出力される。
面積階調処理は濃度変換、ディザ処理、誤差拡散処理等があり、階調情報の面積近似を主な処理とする。一旦スキャナ画像処理された画像データをメモリに蓄積しておけば、画質処理を変えることによって種々の再生画像を確認することができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、ディザマトリクスの線数を変更してみたりすることによって、再生画像の雰囲気を変更できる。このとき、処理を変更する度に画像を読み取りユニットから読み込み直す必要はなく、第1のMEM122から格納画像を読み出せば同一データに対し、何度でも異なる処理を実施できる。また、単体スキャナの場合、スキャナ画像処理と階調処理を合せて実施し、CDIC103へ出力する。処理内容はプログラマブルに変更する。処理の切り替え、処理手順の変更等はコマンド制御部207において管理する。
図3は図1のCDIC103の構成を示すブロック図である。図示するように、CDIC103は、画像データ入出力制御部301と、画像データ入力制御部302と、データ圧縮部303と、データ変換部304と、パラレルデータI/F305と、データ伸張部306と、画像データ出力制御部307と、第1シリアルデータI/F308と、第2シリアルデータI/F309と、コマンド制御部310とから構成されている。
画像データ入出力制御部301は、SBU102からの画像データを入力し、IPP104に対してデータを出力する。画像データ入力制御部302には、IPP104でスキャナ画像補正されたデータが入力される。入力データはパラレルバス126での転送効率を高めるためにデータ圧縮部303において、データ圧縮を行う。そしてパラレルデータI/F305を介してパラレルバス120へ送出される。
パラレルバス120からパラレルデータI/F305を介して入力される画像データは、バス転送のために圧縮されているので、データ伸張部306で伸張される。伸張された画像データは画像データ出力制御部307においてIPP104へ転送される。
データ変換部304はパラレルデータとシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ131はパラレルバス120にデータを転送し、プロセスコントローラ111はCPUバス110にデータを転送する。データ変換部304はこのように2つのコントローラの通信のためにデータ変換を行う。第2シリアルデータI/F309はIPP104のために設けられており、IPP104ともインターフェースする。
図4は図1のVDC105の構成を示すブロック図である。図示するように、エッジ平滑処理部401と、制御部402と、パラレルデータI/F403と、シリアルデータI/F404と、データ変換部405とから構成されている。
VDC105は、入力される画像データに対し作像ユニット106の特性に応じて、追加の処理を行う。すなわち、エッジ平滑処理部401がエッジ平滑処理によるドットの再配置処理行い、パルス制御部402がドット形成のための画像信号のパルス制御を行い、上記の処理が行われた画像データを作像ユニット106へ出力する。VDC105は、画像データの変換とは別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換機能を併せ持ち、VDC105単体でもシステムコントローラ131とプロセスコントローラ111の通信に対応することができる。すなわち、パラレルデータを送受信するパラレルデータI/F403と、シリアルデータを送受信するシリアルデータI/F404と、パラレルデータI/F403とシリアルデータI/F404により受信されたデータを相互に変換するデータ変換部405によって両データのフォーマットを変換する。
図5は図1のFCU124の構成を示すブロック図である。このFCU124は、画像データを通信形式に変換して外部回線に送信し、また、外部からのデータを画像データに戻して外部I/F部及びパラレルバスを介して作像ユニットにおいて記録出力するものである。その構成は、図示するように、ファクシミリ送受信部601と外部I/F602とを備えている。ファクシミリ送受信部601は、ファクシミリ画像処理部603と、画像メモリ604と、メモリ制御部605と、ファクシミリ制御部606と、画像圧縮伸張部607と、モデム608と、網制御装置609とから構成されている。なお、この内、ファクシミリ画像処理部603に関し、受信画像に対する二値スムージング処理はビデオ制御部505内のエッジ平滑処理部(図示しない)において行う。又画像メモリ604に関しても、出力バッファ機能に関しては第2のMEM11及び第1のMEM122にその機能の一部を移行する。
図6は図1のIMC12の構成を示すブロック図である。図示するように、メモリアクセス制御部21と、パラレルデータI/F501と、ビデオ制御部505と、データ圧縮部506と、データ伸張部507と、データ変換部508と、MCHI/F1101と、画像編集部1102とから構成されている。メモリアクセス制御部21によって第2のMEM11とのI/F機能を実現している。これにより、IMC12に入力される画像データを一旦バッファメモリである第2のMEM11に格納し、また必要なタイミングで読み出すことが可能となる。
IMC12は、パラレルデータI/F501において、パラレルバスとの画像データのインターフェースを管理する。構成的には第2のMEM11への画像データの格納/読み出しと、主にPC123から入力されるコードデータの画像データへの展開を制御する。
展開された画像データもしくはパラレルデータI/F501を介してパラレルバス120から入力された画像データは、一旦第2のMEM11に格納された後、MCH1003を介して第1のMEM122に格納される。この場合、データ変換部507において格納対象となる画像データを選択し、データ圧縮部506においてメモリ使用効率を上げるためにデータの2次圧縮を行い、メモリアクセス制御部21にて第1のMEM122のアドレスを管理しながら第1のMEM122に画像データを格納する。
第1のMEM122に格納された画像データの読み出しは、メモリアクセス制御部21にて読み出し先アドレスを制御し、読み出された画像データをデータ伸張部507にて伸張する。伸張された画像データをパラレルバス120へ転送する場合、パラレルデータI/F501を介してデータ転送を行う。
図7は、第2のMEM11からの読み出しタイミングを制御する回路を示すブロック図である。この回路は、図3のIMC12内のメモリアクセス制御部21に格納されており、ラインレジスタ(以下、LINEと称する)31と、ラインカウンタ(以下、CNTLと称する)32と、コンパレータ33とを備えている。
LINE31にはCPU1001により、レジスタロード信号ld_lineをアクティブにすることでメモリからの読み出しを開始するときのライン数が予め設定される。CNTL32は、第2のMEM11へ格納されるライン数をカウントするもので、そのリセット信号res_cntlにてカウンタ値がクリアされ、ラインデータが格納されるごとにカウンタインクリメント信号inc_cntlがアクティブになり、カウンタ値がインクリメントされることになる。これらLINE31の値とCNTL32の値はコンパレータ33により比較され、CNTL32の値がLINE31に設定されているライン数以上になったときに、メモリカラの読み出しのタイミングを示すREAD_READY信号がアクティブになるようになっている。
このREAD_READY信号がアクティブになったときに自動でメモリからの読み出しを開始する場合と、制御を行うCPUに対して割り込みを発生する場合がある。
図8は、図1に示したシステム構成で、コピーを取る場合のデータの流れを示す図である。すなわち、読み取りユニット101で読み取られた原稿画像データ(すなわちプロットデータ、以下同様)は、原稿画像データのパスaで示すように、SBU102、CDIC103、IPP104、CDIC103、パラレルバス120、IMC12、MCH1003と転送されて、第1のMEM122中に格納される。その後、原稿画像データのパスbで示すように、MCH1003、IMC12と転送されて、第2のMEM11に格納される。その後に、原稿画像データのパスcで示されるように、プロットデータが第2のMEM11から読み出され、IMC12、パラレルバス120、CDIC103、IPP104、VDC105、作像ユニット106と転送され、最終的に印刷用紙上に形成された画像を得ることになる。原稿画像データのパスdは、CPU1001が同時に他の作業、例えばプリンタのためのビットマップ展開などをワークメモリの第1のMEM122を使用して行っている場合のデータ転送の様子を示す。第2のMEM11から読み出しは、第1のMEM122から第2のMEM11への原稿画像データの転送動作に所定の遅延が生じた場合であっても第2のMEM11から連続して前記書き込みエンジン側に原稿画像データを供給できるデータ量に第2のMEM11の格納データ量が達した場合に開始するようにすればよい。
この場合、IMC12に転送された原稿画像データを第1のMEM122に直接格納することが考えられるが、CPU1001と第1のMEM122間で行われるビットマップ展開のためのアクセスは頻繁となり、このデータ転送性能が、プリンタのスピードに影響を及ぼすことになる。
これらの様子を図9のタイミングチャートに示す。図9はPC123からプリントを行う場合のタイミングチャートを説明する図で、(a)はLSYNC間隔内にラインデータを転送し終る場合を示し、(b)はLSYNC間隔内にラインデータを転送できなかった場合を示している。
図9において、PLOT_STARTは、プリントを開始するための命令で、"0"から"1"になったところで開始となる。CPU⇔MEMのD_1、D_2、・・・は、CPU1001と第1のMEM122間でやり取りするデータを示す。LSYNCは書き込みのライン同期信号を示し、この信号が、"0"から"1"になった時点で1ラインのデータを第1のMEM122から読み出し、VDC105、作像ユニット106へと送信する必要がある。MEM→PLOTのLINE_1、LINE_2、・・・は、第1のMEM122からVDC105、作像ユニット106へと転送されるラインデータを示す。
ここで、書き込みLSYNC間隔内にラインデータを転送し終るという制約がある。もし、LSYNC間隔内でラインデータを転送できなければ、結果的に印刷用紙上に形成された画像が異常となる。
図9の(a)は、書き込みLSYNC間隔内にラインデータを転送し終る場合を示す。この場合、CPU1001と第1のMEM122間のアクセスが発生しているが、書き込みLSYNC間隔内にラインデータを転送できているため、結果的に印刷用紙上に形成された画像は異常画像とはならない。
一方、図9の(b)は、CPUと第1のMEM122間のデータのやり取りが多く、特にD_6、D_7、D_8に示すデータ転送期間が入ってしまい、このため第1のMEM122からラインデータLINE_5のMCH、IMCへの転送が間に合わず、LSYNC間隔内にラインデータを転送できなかった場合で、結果的に印刷用紙上に形成された画像は異常となる。
ここで、第1のMEM122からMCH1003、IMC1002へと転送される画像データの転送速度を以下に示す。
例えば、50[ppm]のプリンタで、書き込み解像度は600[dpi]、線速は250[mm/s]、1画素1ビット画像の場合を考える。ここで、ppmとはPrint Per Minuteの略を示し、50[ppm]とは、1分間に50枚のプリント速度を実現することを示す。また、線速とは、印刷用紙の紙送り方向の速度を示す。
このような場合の書き込みLSYNC間隔の値は、

LSYNC間隔[μs]=25.4×1000000/(dpi×線速[mm/s])
=25.4×1000000/(600×250)
=169.3[μs]

となる。
一方、プロットデータ1ラインのデータ量は、A4サイズ長手方向では、

画素数[pixel]=サイズ[mm]×dpi/25.4
=297×600/25.4
=7016[pixel]

となる。
更に、フルカラー印刷の場合、プロット画像はYMCKの4版で、1BYTE=8bitから、

1ラインデータ量=7016[pixel]×1[bit]×4[plane]/8
=3508[Byte]

となる。
すなわち、結果的に印刷用紙上に形成された画像が異常画像とならないためには、LSYNC間隔169.3[μs]内に、3508[Byte]の転送が必要となり、これを一般的なデータ転送速度[MB/B]で表すと、

転送速度=3508[Byte]/169.3[μs]
=20.7[MB/s]

となる。
また、高速なプリンタで高解像度書込みの場合、例えば、100[ppm]のプリンタで、書き込み解像度は1200[dpi]、線速は500[mm/s]、1画素2ビット画像の場合を考えと、

LSYNC間隔[μs]=25.4×1000000/(dpi×線速[mm/s])
=25.4×1000000/(1200×500)
=42.3[μs]

となる。
一方、プロットデータ1ラインのデータ量は、A4サイズ長手方向では、

画素数[pixel]=サイズ[mm]×dpi/25.4
=297×1200/25.4
=14032[pixel]

となる。
更に、フルカラー印刷の場合、プロット画像はYMCKの4版で、1BYTE=8bitから

1ラインデータ量=14032[pixel]×2[bit]×4[plane]/8
=14032[Byte]

となる。
すなわち、結果的に印刷用紙上に形成された画像が異常画像とならないためには、LSYNC間隔42.3[μs]内に、14032[Byte]の転送が必要となる。これを、一般的なデータ転送速度[MB/B]で表すと、

転送速度=14032[Byte]/42.3[μs]
=331.7[MB/s]

となる。
以上のことは、結果的に印刷用紙上に形成された画像を異常としないためには、原稿画像データが格納された第1のMEM122からMCH1003、IMC12と高速に原稿画像データを転送する必要があることを示している。
ところが、プリントのためのビットマップ展開や他の作業をCPU1001が第1のMEM122へのアクセスで行うため、第1のMEM122からMCH1003、IMC12への画像転送を阻害する場合が考えられる。
更に、CPU1001は高速に処理を行うためにキャッシュメモリを持っている。このキャッシュメモリは一時的にプログラムあるいはデータを蓄えておき、第1のMEM122アクセス時に同じデータがキャッシュメモリに存在した場合にはキャッシュメモリ内のデータを使用し、高速化を図るためのものである。ところが、必要なデータがキャッシュメモリに存在する、すなわちキャッシュヒットした場合には、高速化が可能であるが、必要なデータがキャッシュメモリに存在しない場合、すなわちキャッシュミスした場合には、キャッシュメモリ内の更新されたデータを第1のMEM122内に戻し、新しく必要なプログラムあるいはデータを第1のMEM122からキャッシュメモリ内にロードする必要がある。このようなキャッシュミスを起こすと、図8の原稿画像データのパスdの転送が頻繁になり、そのためにプリントのための画像転送が間に合わず、異常画像となる場合がある。
図10に印刷用紙上に形成された画像の例を示す図で、(a)は正常プロット時の例であり、(b)及び(c)は原稿画像データのラインデータの転送が間に合わなかったときの例である。図10(a)では、原稿画像と同じ印刷用紙上に形成された画像を得ていることが分かる。図10(b)は、前述したように原稿画像データのラインデータの転送が間に合わなかった一例で、ラインずれの不具合を発生している。また、図10の(c)も原稿画像データのラインデータ転送が間に合わなかった一例で、前ラインのデータを引きずった異常画像となっている。
以上のように、IMC12に転送された原稿画像データを第1のMEM122に直接格納すると、このような異常画像の発生が起こる可能性がある。
これに対し、実施例1では、プロット開始時に、第1のMEM122から読み出された原稿画像データはMCH1003、IMC12と転送され、ここで一旦第2のMEM11に格納される。そして、しかる後にこの原稿画像データが第2のMEM11から読み出され、IMC12、パラレルバス120、CDIC103、IPP104、VDC105、作像ユニット106と転送され、印刷用紙上に形成された画像を得ている。
図11は、第2のMEM11からの読み出し制御の様子を示したものである。すなわち、図7の回路からの読み出しタイミングを知らせるREAD_READY信号がアクティブになると、IMC12内のメモリアクセス制御部21が自動的にメモリからの読み出しを開始するようになっており、READ_READYのセットにより第2のMEM11からの読み出しをスタートする。
図12はメモリからの読み出しが開始される様子を示す図である。すなわち、図7に示すREAD_READYがアクティブになることによって、CPU1001への割り込み信号CPU_IRQがアクティブになり、この割り込み信号をCPU1001が検知した場合、第2のMEM11からの読み出しを開始するための読み出しスタート信号READ_STARTをIMC12内のメモリアクセス制御部21にかけ、メモリからの読み出しが開始される様子を示している。
図22(a)は、図8のパスcで示している第2のMEM11から作像ユニット106へ原稿画像データを転送する際のライン数Mと転送時間Tとの間の関係を示したものである。今、前述した100[ppm]の場合を例にとり、A4サイズのプリントを行なう場合を考える。
図22(a)の横軸は、第2のMEM11から作像ユニット106への転送開始からの時間を示し、縦軸は転送されるライン数を示す。時間t1は1枚のA4サイズのプリント終了時間を示し、転送ライン数m1は、A4サイズのライン数を示す。なお、1200[dpi]時のA4サイズのライン数は、以下の式で求められる。

ライン数[Line]=サイズ[mm]×解像度[dpi]/25.4[mm]
=210×1200/25.4
=9921

一方、A4サイズをプリントし終わる時間t1は以下にようにして求められる。なお、1ラインの転送時間は、前記した如く42.3[μs]である。

プリント時間[ms]=LSYNC間隔[μs]×ライン数[Line]/1000
=42.3×9921/1000
=419.7[ms]

以上より、図22(a)のt1は、419.7[ms]、m1は9921[Line]となる。
ここで上記t1,m1を示す点をZとする。そして原点から点Zに斜めに引かれた直線(i)は、時間と共に転送されるライン数を示しており、その傾きs1は転送速度を表す。この転送速度は前記で算出した値331.7[MB/s]となる。
次に、図7のLINE31に設定する値、すなわち図8のMEM122とMCH1003との間の転送が混み(上記所定の遅延が生じ)、転送速度が下がったとしても異常画像とならないようにプリントの開始前に第2のMEM11に格納しておくべきデータ量のライン数を求める。なおここで求めるライン数とは、第1のMEM122から第2のMEM11に対するプロットデータの転送動作に所定の遅延が生じた場合あっても、第2のMEM11から所定の転送速度でプロットデータを書き込みエンジンである作像ユニット106に連続して転送することを可能にするために必要な、第2のMEM11に予め格納しておくべきデータ量を示す。
図8の第1のMEM122とMCH1003との間で、プリントに必要な転送速度は前述の通り、331.7[MB/s]である。今、図8の第1のMEM122とMCH1003との間の転送が、プリントするための画像転送(すなわち第1のMEM122から第2のMEM11への転送)とCPU101と第1のMEM122との間のデータ転送とが重なることで混み(上記所定の遅延が生じ)、最悪の場合で300[MB/s]まで転送速度が下がると仮定した場合を考える。
この場合の状況を図示すると図22(b)のようになる。ここでは時間t1と転送ラインm1とを示す点Zを通り、直線の傾きs2を300[MB/s]とした直線(ii)を考える。当該直線(ii)が縦軸と交差する点が示すライン数の値LINEが上記求めるライン数となる。
従って、この値を図7のLINE31に設定すれば、転送速度が間に合わなくなることを防ぐことができ、異常画像は発生しないことになる。
なお、図7に示すLINE31の設定値は以下の式で求められる。

LINE[Line]=(直線(i)の傾き−直線(ii)の傾き)×(プリントにかかる時間)/(1ラインのデータ量[MB])
=(s1[MB/s]−s2[MB/s])×t1[s]/(1ラインのデータ量[MB])
=(331.7−300)×(419.7/1000)×(1024×1024)/14032
=994.2

従って、ここで得られた算出結果の994.2より大きな整数値995をLINE31に設定すれば良い。
次に、A3サイズの画像をプリントする場合の例について以下に示す。
ここで、A3サイズのライン数は、以下のように求まる。

ライン数[Line]=サイズ[mm]×解像度[dpi]/25.4[mm]
=420×1200/25.4
=19843

一方、A3サイズをプリントし終わる時間t1は以下のように求まる。なお、1ラインの転送時間は、前記した42.3[μs]である。

プリント時間[ms]=LSYNC間隔[μs]×ライン数[Line]/1000
=42.3×19843/1000
=839.4[ms]

従って図7に示すLINE31の設定値LINEは以下の式で求められる。

LINE[Line]=(直線(i)の傾き−直線(ii)の傾き)×(プリントにかかる時間)/(1ラインのデータ量[MB])
=(s1[MB/s]−s2[MB/s])×t1[s]/(1ラインのデータ量[MB])
=(331.7−300)×(839.4/1000)×(1024×1024)/14032
=1988.4

従って、ここで得られた算出結果の1988.4より大きな整数値1989をLINE31に設定すれば良い。
このようにプリントする紙のサイズにより設定値を求めることで予め原稿画像データを第2のMEM11に蓄積する時間を最小化、すなわちプリントにかかる時間を最小化でき、プリント速度を向上することができる。
図23に、プリントを実施する際の制御のフローチャートを示す。同制御はCPU1001が予め第1のMEM122に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
まず、プリントを開始する際、前述したようにCPU1001によりLINE31の設定値を算出する。
次に、算出したライン数設定値を図7で示すLINE31にセットする。同時に、CNTL32のリセット信号res_cntlをアクティブにし、カウンタを"0"の値にリセットする。
次にプリントスタートPLOT_STARTを起動する。これにより原稿画像データが図8の第1のMEM122から第2のMEM11に転送される。このとき1ライン転送される毎に図7のCNTL32のインクリメント信号inc_cntlがアクティブになりライン数がカウントアップされる。
この状態で、CPU1001は第1のMEM122から第2のMEM11に転送される原稿画像データが設定したライン数に到達するまで待つことになる。第1のMEM122から第2のMEM11に転送される原稿画像データが設定したライン数に到達すると、CPU1001に割込みCPU_IRQがかかる。これを受けてCPU1001は図8のパスcで示すように第2のMEM11から作像ユニット106への原稿画像データ転送の起動信号であるREAD_STARTをアクティブにし、プリントを開始する。そして、作像ユニット106で予め設定されたサイズのプリントが終了すると、制御は終了となる。
図13は、以上のような機構により、第1のMEM122から原稿画像データを読み出し、プロットする場合に、CPU1001と第1のMEM122間でのデータアクセスが頻繁に起こった場合の様子を示したものである。
例えば、前述したようにCPU1001のキャッシュミスが発生すると、第1のMEM122とCPU1001間のデータ転送が頻繁になり、例えば前述の図9(b)のように、定められた書き込みLSYNC間隔内にラインデータを転送することができず、結果的に印刷用紙上に形成された画像として例えば図10(b)あるいは図10(c)に示すような異常画像になる場合があった。ところが、図13では、例えばCPU1001と第1のMEM122間のデータD_6、D_7、D_8に示すように、CPU1001と第1のMEM122間のデータ転送が頻繁になっても第2のMEM11には、CPU1001と第1のMEM122のアクセス間で原稿画像データが格納され、例えば前述の図11あるいは図12に示すように第2のMEM11からのラインデータの読み出しが行われるため、書き込みLSYNC内に必要とするラインデータの転送を確実に行えるようになる。
以上より、キャッシュデータの入れ替えや他の処理実行のため、CPU1001と第1のMEM122間のデータアクセスが頻繁になっても同時に実行するプリントにより印刷用紙上に形成された画像が異常となることはなく、常に正常画像を得ることができる。
以下に本発明の実施例2について説明する。
図14は図1のコントローラ側を用いてプリンタを構成した場合を示すブロック図である。この実施例2は、実施例1に対してスキャナ読取機構の読み取りユニット101とSBU102を省略し、CDIC103とIPP104の代わりに、CPUバス110とVDC105とのデータ転送を制御する第2のCDIC1005に置き換えられている。これにより読み取り機能を持たないプリンタとしての構成を実現している。
図15は図14の第2のCDIC1005の構成を示すブロック図である。第2のCDIC1005は、パラレルデータI/F305と、データ変換部304と、画像データ出力制御部607と、シリアルデータI/F1201と、コマンド制御部310とから構成される。
図16は、図14に示したプリンタ構成においてPC123からプリントを行う場合のデータの流れを示す図である。実施例1の場合と同様に、プリント開始時に、原稿画像データのパスbで示すように、第1のMEM122から読み出された原稿画像データはMCH1003、IMC12と転送され、ここで一旦第2のMEM112に格納される。その後、原稿画像データのパスcで示すように、この原稿画像データが第2のMEM11から読み出され、IMC12、パラレルバス120、第2のCDIC1005、VDC105、作像ユニット106と転送され、結果的に印刷用紙上に形成された画像を得ることになる。
原稿画像データのパスeは、PC123から画像データを取り込む場合の流れであり、IHC1004、MCH1003と転送されて、第1のMEM122中に格納される。原稿画像データのパスdは、CPU1001が同時に他の作業をワークメモリの第1のMEM122を使用して行っている場合のデータ転送の様子を示す。
この実施例2においても、前述の実施例1と同様に、図23等とともに上述の制御により、CPU1001と第1のMEM122間のデータアクセスが頻繁になっても同時に実行するプリントにより印刷用紙上に形成された画像が異常となることはなく、常に正常画像を得ることができる。
以上のように、本発明の各実施例では、CPU1001周辺デバイスに接続されるIMC12にバッファメモリである第2のMEM11を接続し、原稿画像データを一旦この第2のMEM11に格納するようにし、その後、プリント開始時にこの第2のMEM11から原稿画像データを読み出すようにしているため、例えばCPU1001内のプログラムあるいはデータのキャッシュミスが発生し、CPU1001と第1のMEM122間でのデータアクセスが頻繁に発生したような場合でも、プリントの際に原稿画像データを転送するプロットパスにおける原稿画像データのデータ転送速度を確保でき、決められた書き込みLSYNC間隔内にラインデータを確実に転送することができるため、結果的に印刷用紙上に形成された画像が異常となることを防ぐことができる。
また、第2のMEM11に格納されるラインデータのライン数を監視し、第2のMEM11からの読み出しをハードウェアで自動的に実現できるようにしているので、ソフトウェアの関与をなくすことができ、制御を容易にすることができる。
更に、第2のMEM11に格納されるラインデータのライン数を監視し、第2のMEM11からの読み出しの条件が揃ったことを割り込みにてCPU1001に知らせるようにしているので、その後CPU1001はプリントスタートをかければよく、プリント開始の制御を容易にすることができる。
なお、図1及び図14の構成に代えて第2のMEM11を省略した図18及び図19の構成も考えられるが、図20及び図21に示すように第2のMEM11と第1のMEM122間の原稿画像データのパスbを構成できないことから、常に実施例1及び2のような正常画像を得る保証がなく、前述の図9(a)及び(b)のような異常画像の発生を回避することが困難な場合があり得る。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の画像処理プロセッサ(IPP)の構成を示すブロック図である。 図1の圧縮/伸張及びデータインターフェース制御部(CDIC)の構成を示すブロック図である。 図1のビデオデータ制御部(VDC)の構成を示すブロック図である。 図1のファクシミリ制御ユニット(FCU)の構成を示すブロック図である。 図1のIMCの構成を示すブロック図である。 図1の第2のMEMの読み出しタイミングを制御する回路示すブロック図である。 図1に示したシステム構成で、コピーを取る場合のデータの流れを示す図である。 図17においてPCからプリントを行う場合のタイミングを示すタイミングチャートである。 印刷用紙上に形成された画像の正常プロット時、及び異常プロット時の状態を示す図である。 第2のMEMからの読み出し制御の状態を示す図ある。 メモリからの読み出しが開始される状態を示す図である。 CPUとMEM間でのデータアクセスが頻繁に起こった場合の状態を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の実施例2における全体構成を示すブロック図である。 図14の第2のCDICの構成を示すブロック図である。 図14に示したプリンタ構成においてPCからプリントを行う場合のデータの流れを示す図である。 従来の画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 実施例1に至る構成の一例を示す図である。 実施例2に至る構成の一例を示す図である。 図18におけるデータの流れを示す図である。 図19におけるデータの流れを示す図である。 第2のMEMからの画像データの読み出し開始タイミングについて説明するための図である。 本発明の実施例による画像形成装置の動作の制御に係るフローチャートを示す図である。
符号の説明
11 第2のMEM(メモリモジュール)
12 IMC(イメージコントローラ)
21 メモリアクセス制御部
31 LINE(ラインレジスタ)
32 CNTL(ラインカウンタ)
33 コンパレータ
101 読み取りユニット
102 SBU(センサ・ボード・ユニット)
103 CDIC(圧縮/伸張及びデータインターフェース制御部)
104 IPP(画像処理プロセッサ)
105 VDC(ビデオデータ制御部)
106 作像ユニット
122 第1のMEM(メモリモジュール)
124 ファクシミリ制御ユニット
1001 CPU
1003 MCH(メモリコントロールハブ)
1004 ICH(I/Oコントロールハブ)
1005 第2のCDIC(圧縮/伸張及びデータインターフェース制御部)

Claims (12)

  1. コントローラ側の第1の記憶手段に格納されたプロットデータを書き込みエンジン側に転送し、前記エンジンによって画像を得る画像形成装置において、
    前記第1の記憶手段からの前記プロットデータを一時的に格納する第2の記憶手段を備え、
    該第2の記憶手段の格納データ量が、前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送動作に所定の遅延が生じた場合あっても前記第2の記憶手段から所定の転送速度で前記プロットデータを書き込みエンジン側に連続して転送することを可能にするために予め格納しておくべきデータ量に至った場合に、前記第2の記憶手段からの前記プロットデータの読み出しを開始し、画像形成動作を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    画像形成開始指示信号により前記第1記憶手段から前記第2の記憶手段への前記プロットデータのデータ転送を開始し、前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しを開始し、前記書き込みエンジン側へ前記プロットデータを供給することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、コントローラ側から割り込み信号が出力され、
    前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しが開始されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置の動作を制御するCPUによる前記第1の記憶手段に対するアクセスと前記第1の記憶手段体から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送とが共通のバスを介して行われる構成とされており、
    前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送動作に生ずる場合がある所定の遅延は、前記CPUによる前記第1の記憶手段に対するアクセスと第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送とが前記共通のバスを介して重複して実行されることにより生ずる遅延よりなる、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. コントローラ側の第1の記憶手段に格納されたプロットデータを書き込みエンジン側に転送し、前記エンジンによって画像を得る画像形成装置における画像形成方法おいて、
    前記画像形成装置は前記第1の記憶手段からの前記プロットデータを一時的に格納する第2の記憶手段を備え、
    該第2の記憶手段の格納データ量が、前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送動作に所定の遅延が生じた場合あっても前記第2の記憶手段から所定の転送速度で前記プロットデータを書き込みエンジン側に連続して転送することが可能なように予め格納しておくべきデータ量に至った場合に、前記第2の記憶手段からの前記プロットデータの読み出しを開始し、画像形成動作を開始することを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項5記載の画像形成方法において、
    画像形成開始指示信号により前記第1記憶手段から前記第2の記憶手段への前記プロットデータのデータ転送を開始し、前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しを開始し、前記書き込みエンジン側へ前記プロットデータを供給することを特徴とする画像形成方法。
  7. 請求項6記載の画像形成方法において、
    前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、コントローラ側から割り込み信号が出力され、
    前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しが開始されることを特徴とする画像形成方法。
  8. 前記画像形成装置の動作を制御するCPUによる前記第1の記憶手段に対するアクセスと第1の記憶手段体から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送とが共通のバスを介して行われる構成とされており、
    前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送動作において生ずる場合がある所定の遅延は、前記CPUによる前記第1の記憶手段に対するアクセスと第1の記憶手段体から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送とが前記共通のバスを介して重複して実行されることにより生ずる遅延よりなる、請求項5に記載の画像形成方法。
  9. コントローラ側の第1の記憶手段に格納されたプロットデータを書き込みエンジン側に転送し、前記エンジンによって画像を得る画像形成装置の動作を制御するためのプログラムであって、
    前記画像形成装置は前記第1の記憶手段からの前記プロットデータを一時的に格納する第2の記憶手段を備え、
    前記画像形成装置の動作を制御するコンピュータを、
    該第2の記憶手段の格納データ量が、前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送動作に所定の遅延が生じた場合あっても前記第2の記憶手段から所定の転送速度で前記プロットデータを書き込みエンジン側に連続して転送することが可能なように予め格納しておくべきデータ量に至った場合に、前記第2の記憶手段からの前記プロットデータの読み出しを開始し、画像形成動作を開始するための手段として機能させる構成を有するプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムであって、
    画像形成開始指示信号により前記第1記憶手段から前記第2の記憶手段への前記プロットデータのデータ転送を開始し、前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しを開始し、前記書き込みエンジン側へ前記プロットデータを供給する手段として前記コンピュータを機能させる構成を有するプログラム。
  11. 請求項10記載のプログラムにおいて、
    前記第2の記憶手段への前記プロットデータの格納が予め設定したライン数に到達したときに、コントローラ側から割り込み信号を出力する手段、及び、
    前記割り込み信号に応じて前記第2の記憶手段からのプロットデータの読み出しを開始する手段として前記コンピュータを機能させる構成を有するプログラム。
  12. 前記画像形成装置の動作を制御するCPUによる前記第1の記憶手段に対するアクセスと第1の記憶手段体から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送とが共通のバスを介して行われる構成とされており、
    前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送動作において生ずる場合がある所定の遅延は、前記CPUによる前記第1の記憶手段に対するアクセスと前記第1の記憶手段体から前記第2の記憶手段に対する前記プロットデータの転送とが前記共通のバスを介して重複して実行されることにより生ずる遅延よりなる、請求項9に記載のプログラム。
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