JP2002042124A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002042124A
JP2002042124A JP2000232223A JP2000232223A JP2002042124A JP 2002042124 A JP2002042124 A JP 2002042124A JP 2000232223 A JP2000232223 A JP 2000232223A JP 2000232223 A JP2000232223 A JP 2000232223A JP 2002042124 A JP2002042124 A JP 2002042124A
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JP2000232223A
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English (en)
Inventor
Shinya Miyazaki
慎也 宮崎
Hideto Miyazaki
秀人 宮崎
Hiroaki Fukuda
拓章 福田
Rie Ishii
理恵 石井
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Yoshiyuki Namitsuka
義幸 波塚
Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
Sugitaka Otegi
杉高 樗木
Yuji Takahashi
祐二 高橋
Koji Tone
剛治 刀根
Fumio Yoshizawa
史男 吉澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置において、カウンターに冗長性
を持たせることなく、原稿の読み取りにより得られた画
像データ量がカウンターの許容範囲を超える場合でも、
誤動作せずに正常に動作すること。 【解決手段】 センサー・ボード・ユニット202から
圧縮/伸張・データI/F制御部203に、画像の有効
範囲を規定するためのディジタル信号よりなる第1の画
像同期信号301を、画像データの信号302とともに
入力させる。入力画像データが、カウンターにより予定
されている範囲のデータ量を超えた場合、画像バス管理
手段はカウンターの制御信号を無視し、その代わりに、
第1の画像同期信号301を、画像入力を制御するため
のトリガ信号またはイネーブル信号として扱い、それに
よって、予定される範囲を遙かに超えるデータ量の画像
データの入力を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置、特に
スキャナーでの画像の読み取りにより得られたディジタ
ル画像信号に対して画像処理をおこなう画像処理装置に
関し、ディジタル複写機やファクシミリやファイリング
装置に適用して好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コピーやファクシミリやプリンタ
ーやスキャナー等の機能が複合化されたディジタル複合
機として、たとえば特開平8−274986号公開公報
に開示された画像処理装置がある。この画像処理装置で
は、読み取り信号の画像処理、メモリーへの画像蓄積、
複数機能の並行動作、およびそれぞれの画像処理の最適
化が図られており、各種の画像処理を1つの画像処理構
成で実行できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置では、転送可能な画像データ量を制御
するためのカウンターが設けられており、そのカウンタ
ーによって画像データの転送時のデータ量を制御してい
るため、許容量を超える量の画像データが流れるとカウ
ンターがオーバーフローしてしまい、それによって誤動
作が起こるという問題点がある。この対策として、カウ
ンターの最大カウント値を大きくしてオーバーフローを
起こし難くすることが考えられるが、そうすると冗長な
カウンター等による制御用ロジックの大規模化を招くと
いう不都合が生じる。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、カウンターに冗長性を持たせること
なく、原稿の読み取りにより得られた画像データ量がカ
ウンターの許容範囲を超える場合、すなわちカウンター
で制御できる量以上の画像データが転送される場合で
も、誤動作せずに正常に動作する画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかる画
像処理装置は、原稿を読み取ってディジタル信号よりな
る画像信号を生成する原稿読み取り手段と、前記画像信
号よりなる画像データの有効範囲に対応した画像同期信
号を出力する画像同期信号出力手段と、前記画像信号と
画像バスとのインターフェースを一括管理し、予定され
ている範囲のデータ量を超える画像データが前記原稿読
み取り手段から入力されたときに、前記画像同期信号に
基づいて画像入力の制御をおこなう画像バス管理手段
と、を具備することを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明によれば、原稿
読み取り手段により読み取られた画像データのデータ量
が予定された所定サイズの原稿に対応したデータ量を超
える場合、画像バス管理手段が画像同期信号に基づいて
画像入力の制御をおこなうので、画像バス管理手段の入
力側に冗長なカウンターを設けなくても、誤動作せずに
正常に動作する画像処理装置が得られる。
【0007】また、請求項2に記載の発明にかかる画像
処理装置は、原稿を読み取ってディジタル信号よりなる
画像信号を生成する原稿読み取り手段と、前記原稿読み
取り手段による原稿の読み取り開始時に原稿の始まりを
検知する第1のセンサーと、前記原稿読み取り手段によ
る原稿の読み取り中に所定サイズの原稿の終わりを検知
する第2のセンサーと、所定サイズの原稿に対応したカ
ウンター値をカウント可能な制御用カウンターと、前記
第1のセンサーにより原稿の始まりが検知されたときに
前記制御用カウンターのカウントを開始させるセンサー
信号管理手段と、前記画像信号と画像バスとのインター
フェースを一括管理し、前記第2のセンサーのみに原稿
が通っている状態になったときに、前記制御用カウンタ
ーのカウント値をロードする画像バス管理手段と、を具
備することを特徴とする。
【0008】この請求項2に記載の発明によれば、原稿
読み取り手段が所定サイズを超えるサイズの原稿を読み
取る場合、画像バス管理手段は、第2のセンサーのみに
原稿が通っている状態になったときに、原稿の読み取り
開始時にカウントを開始した制御用カウンターのカウン
ト値をロードし、そのカウント値に基づいて原稿の読み
取り終了の制御をおこなうので、画像バス管理手段の入
力側に冗長なカウンターを設けなくても、誤動作せずに
正常に動作する画像処理装置が得られる。
【0009】また、請求項3に記載の発明にかかる画像
処理装置は、原稿を読み取ってディジタル信号よりなる
画像信号を生成する原稿読み取り手段と、前記画像信号
よりなる画像データの有効範囲に対応した画像同期信号
を出力する画像同期信号出力手段と、前記原稿読み取り
手段による原稿の読み取り開始時に原稿の始まりを検知
する第1のセンサーと、前記原稿読み取り手段による原
稿の読み取り中に原稿の終わりを検知する第2のセンサ
ーと、所定サイズの原稿に対応したカウンター値をカウ
ント可能な制御用カウンターと、前記第1のセンサーに
より原稿の始まりが検知されたときに前記制御用カウン
ターのカウントを開始させるセンサー信号管理手段と、
前記画像信号と画像バスとのインターフェースを一括管
理する画像バス管理手段と、を具備し、前記画像バス管
理手段は、予定されている範囲のデータ量を超える画像
データが前記原稿読み取り手段から入力されたときに、
前記画像同期信号に基づいて画像入力の制御をおこなう
か、または、前記第2のセンサーのみに原稿が通ってい
る状態になったときに、前記制御用カウンターのカウン
ト値をロードすることを特徴とする。
【0010】この請求項3に記載の発明によれば、画像
同期信号出力手段から出力される画像同期信号に基づい
て画像入力の制御をおこなう方式と、第2のセンサーの
みに原稿が通っている状態になったときの制御用カウン
ターのカウント値をロードすることによって画像入力の
制御をおこなう方式とに対応しているため、画像処理装
置が適用されるシステムに合わせていずれかの制御方式
を選択することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら、
本発明にかかる画像処理装置の好適な実施の形態を詳細
に説明する。
【0012】まず、本実施の形態にかかる画像処理装置
の原理について説明する。図1は、本発明の実施の形態
にかかる画像処理装置をディジタル複合機に適用した構
成を機能的に示すブロック図である。この画像処理装置
は、画像データ制御ユニット100、画像読取ユニット
101、画像メモリー制御ユニット102、画像処理ユ
ニット103および画像書込ユニット104を備えてい
る。画像読取ユニット101、画像メモリー制御ユニッ
ト102、画像処理ユニット103および画像書込ユニ
ット104は、画像データ制御ユニット100に接続さ
れている。
【0013】画像読取ユニット101は、原稿を読み取
って画像データを得るためのユニットである。画像メモ
リー制御ユニット102は、画像データを蓄積するため
の画像メモリーに対して画像データの書き込みまたは読
み出しをおこなうためのユニットである。画像処理ユニ
ット103は、画像データに対して加工や編集等の画像
処理を施すためのユニットである。画像書込ユニット1
04は、画像データを転写紙等に書き込むためのユニッ
トである。
【0014】(画像データ制御ユニット100)画像デ
ータ制御ユニット100によりおこなわれる処理とし
て、たとえば、つぎの(1)〜(11)の処理がある。
【0015】 (1)データのバス転送効率を向上させるためのデータ
圧縮処理(一次圧縮)。 (2)一次圧縮データの画像データへの転送処理。 (3)画像合成処理(複数ユニットからの画像データを
合成することが可能であり、また、データバス上での合
成も含む)。 (4)画像シフト処理(主走査および副走査方向の画像
のシフト)。 (5)画像領域拡張処理(画像領域を周辺へ任意量だけ
拡大することが可能)。 (6)画像変倍処理(たとえば、50%または200%
の固定変倍)。 (7)パラレルバス・インターフェース処理。 (8)シリアルバス・インターフェース処理(プロセス
・コントローラーとのインターフェース)。 (9)パラレルデータとシリアルデータのフォーマット
変換処理。 (10)画像読取ユニット101とのインターフェース
処理。 (11)画像処理ユニット103とのインターフェース
処理。
【0016】(画像読取ユニット101)画像読取ユニ
ット101によりおこなわれる処理として、たとえば、
つぎの(1)〜(5)の処理がある。
【0017】 (1)光学系による原稿反射光の読み取り処理。 (2)受光素子での電気信号への変換処理。 (3)アナログ−ディジタル(A/D)変換器でのディ
ジタル化処理。 (4)シェーディング補正処理(光源の照度分布ムラを
補正する処理)。 (5)スキャナーγ補正処理(読み取り系の濃度特性を
補正する処理)。
【0018】(画像メモリー制御ユニット102)画像
メモリー制御ユニット102によりおこなわれる処理と
して、たとえば、つぎの(1)〜(10)の処理があ
る。
【0019】 (1)システム・コントローラーとのインターフェース
制御処理。 (2)パラレルバス制御処理(パラレルバスとのインタ
ーフェース制御処理)。 (3)ネットワーク制御処理。 (4)シリアルバス制御処理(複数の外部シリアルポー
トの制御処理)。 (5)内部バスインターフェース制御処理(操作部との
コマンド制御処理)。 (6)ローカルバス制御処理(システム・コントローラ
ーを起動させるためのROM、RAM、フォントデータ
のアクセス制御処理)。 (7)メモリー・モジュールの動作制御処理(メモリー
・モジュールの書き込み/読み出し制御処理等)。 (8)メモリー・モジュールへのアクセス制御処理(複
数のユニットからのメモリー・アクセス要求の調停をお
こなう処理)。 (9)データの圧縮/伸張処理(メモリー有効活用のた
めのデータ量の削減するための処理)。 (10)画像編集処理(メモリー領域のデータクリア、
画像データの回転処理、メモリー上での画像合成処理
等)。
【0020】(画像処理ユニット103)画像処理ユニ
ット103によりおこなわれる処理として、たとえば、
つぎの(1)〜(14)の処理がある。
【0021】 (1)シェーディング補正処理(光源の照度分布ムラを
補正する処理)。 (2)スキャナーγ補正処理(読み取り経の濃度特性を
補正する処理)。 (3)MTF補正処理。 (4)平滑処理。 (5)主走査方向の任意変倍処理。 (6)濃度変換(γ変換処理:濃度ノッチに対応)。 (7)単純多値化処理。 (8)単純二値化処理。 (9)誤差拡散処理。 (10)ディザ処理。 (11)ドット配置位相制御処理(右寄りドット、左寄
りドット)。 (12)孤立点除去処理。 (13)像域分離処理(色判定、属性判定、適応処
理)。 (14)密度変換処理。
【0022】(画像書込ユニット104)画像書込ユニ
ット104によりおこなわれる処理として、たとえば、
つぎの(1)〜(4)の処理がある。
【0023】 (1)エッジ平滑処理(ジャギー補正処理)。 (2)ドット再配置のための補正処理。 (3)画像信号のパルス制御処理。 (4)パラレルデータとシリアルデータのフォーマット
変換処理。
【0024】(ディジタル複合機のハードウエア構成)
つぎに、実施の形態にかかる画像処理装置がディジタル
複合機を構成する場合のハードウエア構成について説明
する。図2は、実施の形態にかかる画像処理装置のハー
ドウエア構成の一例を示すブロック図である。
【0025】実施の形態にかかる画像処理装置は、読取
ユニット201、センサー・ボード・ユニット202、
圧縮/伸張およびデータインターフェース制御部(以
下、圧縮/伸張・データI/F制御部とする)203、
画像処理プロセッサー204、ビデオ・データ制御部2
05および作像ユニット(エンジン)206を備えてい
る。また、画像処理装置は、シリアルバス210、プロ
セス・コントローラー211、RAM212およびRO
M213を備えている。
【0026】読取ユニット201、センサー・ボード・
ユニット202、圧縮/伸張・データI/F制御部20
3、ビデオ・データ制御部205、作像ユニット20
6、プロセス・コントローラー211、RAM212お
よびROM213は、シリアルバス210を介して相互
に接続されている。画像処理プロセッサー204は圧縮
/伸張・データI/F制御部203およびビデオ・デー
タ制御部205に接続されている。
【0027】また、画像処理装置は、パラレルバス22
0、画像メモリー・アクセス制御部221、メモリー・
モジュール222およびファクシミリ制御ユニット22
4を備えている。画像メモリー・アクセス制御部22
1、ファクシミリ制御ユニット224および圧縮/伸張
・データI/F制御部203は、パラレルバス220を
介して相互に接続されている。メモリー・モジュール2
22は画像メモリー・アクセス制御部221に接続され
ている。画像メモリー・アクセス制御部221は外部演
算処理装置である外部PC(パーソナル・コンピュータ
ー)223に接続される。ファクシミリ制御ユニット2
24は公衆回線(PN)225に接続される。
【0028】また、画像処理装置は、システム・コント
ローラー231、RAM232、ROM233および操
作部234を備えている。システム・コントローラー2
31、RAM232、ROM233および操作部234
は、ローカルシリアルバスを介して画像メモリー・アク
セス制御部221に接続される。
【0029】ここで、図2に示す各構成部201〜20
6,221,222と、図1に示す各ユニット100〜
104との対応関係について説明する。読取ユニット2
01およびセンサー・ボード・ユニット202は、原稿
読み取り手段である画像読取ユニット101(図1参
照)としての機能を有している。また、圧縮/伸張・デ
ータI/F制御部203は画像データ制御ユニット10
0(図1参照)としての機能を有している。また、画像
処理プロセッサー204は画像処理ユニット103(図
1参照)としての機能を有している。
【0030】また、ビデオ・データ制御部205および
作像ユニット206は、画像書込ユニット104(図1
参照)としての機能を有している。また、画像メモリー
・アクセス制御部221およびメモリー・モジュール2
22は画像メモリー制御ユニット102(図1参照)と
しての機能を有している。
【0031】つぎに、図2に示す画像処理装置の各構成
部の内容について説明する。原稿を光学的に読み取る読
取ユニット201は、特に図示しないが、たとえばラン
プ、ミラーおよびレンズを備えている。読取ユニット2
01は、原稿に対するランプ照射の反射光をミラーおよ
びレンズにより受光素子に集光させる構成となってい
る。
【0032】受光素子はたとえばCCD(Charge
Coupled Device:電荷結合素子)で構
成される。CCDは、センサー・ボード・ユニット20
2に搭載されている。CCDは、原稿で反射した光信号
を電気信号に変換する。センサー・ボード・ユニット2
02は、電気信号に変換された画像データをディジタル
信号に変換して圧縮/伸張・データI/F制御部203
に出力する。
【0033】圧縮/伸張・データI/F制御部203
は、機能デバイス(処理ユニット)およびデータバス間
における画像データの伝送のすべてを制御する。圧縮/
伸張・データI/F制御部203は、画像データに関
し、センサー・ボード・ユニット202、パラレルバス
220および画像処理プロセッサー204間のデータ転
送、画像データに対するプロセス・コントローラー21
1と画像処理装置の全体制御を司るシステム・コントロ
ーラー231との間の通信をおこなう。RAM212は
プロセス・コントローラー211のワークエリアとして
使用される。ROM213はプロセス・コントローラー
211のブートプログラム等を記憶している。
【0034】圧縮/伸張・データI/F制御部203
は、センサー・ボード・ユニット202から送られてき
た画像データを受信し、画像処理プロセッサー204に
転送する。画像処理プロセッサー204は、光学系およ
びディジタル信号への量子化にともなう信号劣化(スキ
ャナー系の信号劣化とする)の補正をおこなう。画像処
理プロセッサー204は、信号劣化を補正した後、再び
画像データを圧縮/伸張・データI/F制御部203に
転送する。
【0035】画像メモリー・アクセス制御部221は、
メモリー・モジュール222に対する画像データの書き
込みまたは読み出しを制御する。また、画像メモリー・
アクセス制御部221は、パラレルバス220に接続さ
れた各構成部の動作を制御する。RAM232はシステ
ム・コントローラー231のワークエリアとして使用さ
れる。ROM233はシステム・コントローラー231
のブートプログラム等を記憶している。
【0036】操作部234は、画像処理装置がおこなう
べき処理を入力するためのものである。たとえば、処理
の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント
等)および処理の枚数等が操作部234を介して入力さ
れる。これにより、画像データ制御情報の入力がおこな
われる。
【0037】ここで、画像処理装置がおこなうジョブに
は、読み取った画像データをメモリー・モジュール22
2に蓄積して再利用するジョブと、メモリー・モジュー
ル222に蓄積しないジョブがある。それぞれのジョブ
について説明する。
【0038】メモリー・モジュール222に蓄積するジ
ョブの例としては、1枚の原稿について複数枚を複写す
るジョブがある。この場合、読取ユニット201は1回
だけ動作し、原稿は1回だけ読み取られる。得られた画
像データはメモリー・モジュール222に蓄積される。
そして、蓄積された画像データは複数回読み出される。
【0039】一方、メモリー・モジュール222を使わ
ないジョブの例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写す
るジョブがある。この場合、読取ユニット201により
読み取られた画像データはそのまま作像ユニット206
において再生される。したがって、画像メモリー・アク
セス制御部221はメモリー・モジュール222にアク
セスしない。
【0040】画像データをメモリー・モジュール222
に蓄積するジョブとメモリー・モジュール222を使わ
ないジョブのそれぞれについてデータの流れを説明す
る。まず、メモリー・モジュール222を使わないジョ
ブについて説明する。
【0041】画像処理プロセッサー204から圧縮/伸
張・データI/F制御部203へ転送されたデータは、
再度、圧縮/伸張・データI/F制御部203から画像
処理プロセッサー204へ転送される。画像処理プロセ
ッサー204は、センサー・ボード・ユニット202の
CCDによる輝度データを面積階調に変換するための画
質処理をおこなう。
【0042】その画質処理の終了後、画像データは画像
処理プロセッサー204からビデオ・データ制御部20
5へ転送される。ビデオ・データ制御部205は、面積
階調に変化された信号に対して、ドット配置に関する後
処理およびドットを再現するためのパルス制御をおこな
う。その後、作像ユニット206において転写紙上に再
生画像が形成される。
【0043】つぎに、メモリー・モジュール222に画
像データを蓄積し、それを読み出すときに付加的な処
理、たとえば画像方向の回転や画像の合成等をおこなう
場合の画像データの流れについて説明する。
【0044】画像処理プロセッサー204から圧縮/伸
張・データI/F制御部203へ転送された画像データ
は、圧縮/伸張・データI/F制御部203からパラレ
ルバス220を経由して画像メモリー・アクセス制御部
221に送られる。
【0045】画像メモリー・アクセス制御部221は、
システム・コントローラー231の制御に基づいて、画
像データとメモリー・モジュール222のアクセス制
御、外部PC223のプリント用データの展開、および
メモリー・モジュール222の有効活用のための画像デ
ータの圧縮/伸張をおこなう。
【0046】画像メモリー・アクセス制御部221へ送
られた画像データは、データ圧縮後、メモリー・モジュ
ール222に蓄積される。蓄積された画像データは、必
要に応じて画像メモリー・アクセス制御部221に読み
出される。画像メモリー・アクセス制御部221は、読
み出した画像データを伸張し、本来の画像データに戻
す。そして、その画像データは、画像メモリー・アクセ
ス制御部221からパラレルバス220を経由して圧縮
/伸張・データI/F制御部203へ転送される。
【0047】圧縮/伸張・データI/F制御部203に
転送されたデータは画像処理プロセッサー204へ転送
される。画像処理プロセッサー204において画質処理
された画像データはビデオ・データ制御部205へ転送
される。ビデオ・データ制御部205は画像データに対
してパルス制御をおこなう。その後、作像ユニット20
6において転写紙上に再生画像が形成される。
【0048】画像データの流れにおいて、パラレルバス
220および圧縮/伸張・データI/F制御部203で
のバス制御により、ディジタル複合機の機能が実現され
る。ファクシミリ送信機能は、読み取られた画像データ
を画像処理プロセッサー204にて画像処理を実施し、
圧縮/伸張・データI/F制御部203およびパラレル
バス220を経由してファクシミリ制御ユニット224
へ転送する。ファクシミリ制御ユニット224は通信網
へのデータ変換をおこない、公衆回線(PN)225へ
ファクシミリデータとして送信する。
【0049】一方、ファクシミリデータの受信について
は、ファクシミリ制御ユニット224は、公衆回線(P
N)225からの回線データを画像データに変換する。
変換された画像データは、パラレルバス220および圧
縮/伸張・データI/F制御部203を経由して画像処
理プロセッサー204へ転送される。画像処理プロセッ
サー204は、特別な画質処理をおこなわずに画像デー
タをビデオ・データ制御部205に転送する。ビデオ・
データ制御部205は画像データに対してドット再配置
およびパルス制御をおこなう。その後、作像ユニット2
06において転写紙上に再生画像が形成される。
【0050】複数ジョブ、たとえば、コピー機能、ファ
クシミリ送受信機能およびプリンター出力機能が並行に
動作する状況において、読取ユニット201、作像ユニ
ット206およびパラレルバス220の使用権のジョブ
への割り振りは、システム・コントローラー231およ
びプロセス・コントローラー211により制御される。
【0051】プロセス・コントローラー211は画像デ
ータの流れを制御し、システム・コントローラー231
はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理す
る。また、ディジタル複合機の機能選択は操作部234
において選択入力され、コピー機能、ファクシミリ機能
等の処理内容が設定される。
【0052】システム・コントローラー231とプロセ
ス・コントローラー211は、パラレルバス220、圧
縮/伸張・データI/F制御部203およびシリアルバ
ス210を介して相互に通信をおこなう。具体的には、
圧縮/伸張・データI/F制御部203内においてパラ
レルバス220とシリアルバス210とのデータインタ
ーフェースのためのデータフォーマット変換をおこな
い、システム・コントローラー231とプロセス・コン
トローラー211間の通信をおこなう。
【0053】図3は、圧縮/伸張・データI/F制御部
203の構成の一例を示すブロック図である。圧縮/伸
張・データI/F制御部203は、画像データ入出力制
御部501、画像データ入力制御部502、画像データ
出力制御部503、コマンド制御部504、データ圧縮
部505、データ伸張部506、データ変換部507、
2系統のシリアルデータインターフェース508,50
9およびパラレルデータインターフェース510を有す
る。
【0054】画像データ入出力制御部501は、センサ
ー・ボード・ユニット202から送られてきた画像デー
タを受け取る。画像データ入出力制御部501は、画像
処理プロセッサー204に対してデータを出力する。画
像データ入力制御部502は、画像処理プロセッサー2
04からスキャナー画像補正されたデータを受け取る。
【0055】データ圧縮部505は、画像処理プロセッ
サー204から入力されたデータを圧縮し、パラレルバ
ス220での転送効率を高くしてパラレルデータインタ
ーフェース510を介してパラレルバス220へ送出す
る。一方、データ伸張部506は、パラレルデータイン
ターフェース510を介してパラレルバス220から受
け取った画像データ(バス転送のため圧縮されている)
を伸張する。伸張された画像データは、画像データ出力
制御部503から画像処理プロセッサー204へ転送さ
れる。
【0056】データ変換部507は、パラレルデータと
シリアルデータの変換機能を有する。システム・コント
ローラー231はパラレルバス220にデータを転送
し、一方、プロセス・コントローラー211はシリアル
バス210にデータを転送する。
【0057】その際、データ変換部507は、2つのコ
ントローラー231,211の通信のためにデータ変換
をおこなう。一方のシリアルデータインターフェース5
08はシリアルバス210とインターフェースし、もう
一方のシリアルデータインターフェース509は画像処
理プロセッサー204とインターフェースする。
【0058】本実施の形態の画像処理装置では、全体制
御においてはシステム・コントローラー231が中心で
ある。すなわち、圧縮/伸張・データI/F制御部20
3は、パラレルデータインターフェース(I/F)51
0を介してシステム・コントローラー231からコマン
ド要求を受信する。そして、データ変換部507は、そ
のコマンド要求がコマンドデータであることを認識する
と、シリアルデータに変換する。シリアルデータに変換
されたコマンドデータは、シリアルデータインターフェ
ース508を介してシリアルバス210に送出され、プ
ロセス・コントローラー211に転送される。
【0059】このように、基本動作ではシステム・コン
トローラー231がマスターとして動作し、一方、プロ
セス・コントローラー211がスレーブとして動作す
る。しかし、画像処理プロセッサー204での適応処理
のため、演算パラメータに適する画像データをメモリー
・モジュール222内から読み出す場合には、プロセス
・コントローラー211がシステム・コントローラー2
31に対してメモリー・アクセスの要求を発行する。
【0060】この場合、プロセス・コントローラー21
1からの発行コマンドは、シリアルデータインターフェ
ース(I/F)508により受信され、データ変換部5
07によりパラレルデータに変換される。パラレルデー
タに変換されたコマンドデータは、コマンドデータであ
る識別子を付加された後、パラレルデータインターフェ
ース510を介してシステム・コントローラー231に
転送される。
【0061】図4は、画像処理プロセッサー204の画
像処理機能の概略を示すブロック図である。画像処理プ
ロセッサー204は、スキャナー画像処理部601、画
質処理部602、コマンド制御部603、スキャナー画
像処理部601に対する入力インターフェース604お
よび出力インターフェース605、ならびに画質処理部
602に対する入力インターフェース606および出力
インターフェース607を有する。
【0062】スキャナー画像処理部601は、読取ユニ
ット201からセンサー・ボード・ユニット202およ
び圧縮/伸張・データI/F制御部203を経由して送
られてきた読み取り画像データを、入力インターフェー
ス604により受け取る。そして、スキャナー画像処理
部601は、シェーディング補正、スキャナーγ補正お
よびMTF補正等をおこない、読み取り画像信号の劣化
を補正する。また、スキャナー画像処理部601は拡大
/縮小の変倍処理もおこなう。劣化補正後の画像データ
は、出力インターフェース605を介して圧縮/伸張・
データI/F制御部203に転送される。
【0063】転写紙へ出力する場合には、画質処理部6
02は、圧縮/伸張・データI/F制御部203から送
られてきた画像データを入力インターフェース606を
介して受け取り、その画像データに対して面積階調処理
をおこなう。画質処理後のデータは、出力インターフェ
ース607を介してビデオ・データ制御部205に送ら
れる。
【0064】面積階調処理には濃度変換、ディザ処理ま
たは誤差拡散処理等があり、階調情報の面積近似が主な
処理である。本実施の形態にかかる画像処理装置では、
一旦スキャナー画像処理部601にて処理された画像デ
ータをメモリー・モジュール222に蓄積しておけば、
画質処理を変えることによって種々の再生画像の確認を
おこなうことができる。
【0065】たとえば、再生画像の濃度を変えてみた
り、ディザマトリクスの線数を変更してみたりすること
ができ、それによって再生画像の雰囲気を変更すること
ができる。その際、画質処理を変更するたびに、読取ユ
ニット201により画像を読み込み直す必要はない。す
なわち、メモリー・モジュール222に格納された画像
データを読み出し、その画像データに対して種々の画質
処理をおこなうことによって、同一の画像データに対し
て、何度でも異なる処理を実施することができる。
【0066】なお、本実施の形態にかかる画像処理装置
が単体スキャナーに適用された場合、スキャナー画像処
理と面積階調処理は合せて実施され、処理された画像デ
ータが圧縮/伸張・データI/F制御部203に出力さ
れる。
【0067】図5は、ビデオ・データ制御部205の構
成の一例を示すブロック図である。ビデオ・データ制御
部205は、パラレルデータインターフェース701、
データ変換部702、シリアルデータインターフェース
703、エッジ平滑処理部704およびパルス制御部7
05を有し、入力される画像データに対し、作像ユニッ
ト206の特性に応じて追加の処理をおこなう。入力さ
れた画像データは、エッジ平滑処理部704によるドッ
トの再配置処理、およびパルス制御部705によるドッ
ト形成のための画像信号のパルス制御処理を経て、作像
ユニット206へ出力される。
【0068】ビデオ・データ制御部205は、シリアル
データインターフェース703を介してプロセス・コン
トローラー211と通信することができる。さらには、
ビデオ・データ制御部205は、パラレルデータインタ
ーフェース701を介してシステム・コントローラー2
31と通信することができる。
【0069】そして、データ変換部702は、ビデオ・
データ制御部205が単体でプロセス・コントローラー
211およびシステム・コントローラー231と通信す
る際に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマッ
ト変換をおこなう。
【0070】図6は、画像メモリー・アクセス制御部2
21の構成の一例を示すブロック図である。図6におい
て、画像メモリー・アクセス制御部221は、システム
・コントローラーインターフェース(I/F)801、
メモリー・アクセス制御部802、ラインバッファー8
03、ビデオ制御部804、データ圧縮部805、デー
タ伸張部806、データ変換部807およびパラレルデ
ータインターフェース(I/F)808を有し、主にメ
モリー・モジュール222に対する画像データの格納/
読み出しと、外部PC223から入力されたコードデー
タを画像データに展開する処理の制御をおこなう。
【0071】パラレルデータインターフェース808
は、パラレルバス220との画像データのインターフェ
ースを管理する。ラインバッファー803は、外部PC
223からコードデータを受け取り、ローカル領域での
データの格納をおこなう。ラインバッファー803に格
納されたコードデータは、ビデオ制御部804に転送さ
れ、そこでシステム・コントローラーインターフェース
801を介してシステム・コントローラー231から入
力された展開処理命令に基づいて画像データに展開され
る。
【0072】データ変換部807は、その展開された画
像データ、またはパラレルデータインターフェース80
8を介してパラレルバス220から入力された画像デー
タのいずれか一方をメモリー・モジュール222への格
納対象データとして選択する。選択された画像データ
は、メモリー使用効率を上げるために、データ圧縮部8
05により圧縮される。
【0073】メモリー・アクセス制御部802は、その
圧縮された画像データを、メモリー・モジュール222
のアドレスを管理しながらメモリー・モジュール222
に格納する。メモリー・モジュール222に格納された
画像データを読み出す際には、メモリー・アクセス制御
部802により読み出し先アドレスが制御される。そし
て、読み出された画像データはデータ伸張部806によ
り伸張される。伸張された画像データは、パラレルデー
タインターフェース808を介してをパラレルバス22
0へ転送される。
【0074】図7は、ファクシミリ制御ユニット224
の構成の一例を示すブロック図である。ファクシミリ制
御ユニット224はFAX送受信部900および外部イ
ンターフェース部950からなる。FAX送受信部90
0は、FAX画像処理901、画像メモリー902、メ
モリー制御部903、ファクシミリ制御部904、画像
圧縮伸張部905、モデム906および網制御装置90
7を有する。
【0075】FAX送受信部900は、画像データを通
信形式に変換して外部回線に送信し、また、外部からの
データを画像データに戻して外部インターフェース部9
50およびパラレルバス220を介して作像ユニット2
06へ送る。転送された画像データは作像ユニット20
6において記録出力される。
【0076】FAX画像処理に関し、受信画像に対する
二値スムージング処理については、ビデオ・データ制御
部205のエッジ平滑処理部704がおこなう。また、
画像メモリーに関し、出力バッファー機能の一部は、画
像メモリー・アクセス制御部221およびメモリー・モ
ジュール222により分担される。
【0077】画像情報の伝送を開始するときには、ファ
クシミリ制御部904はメモリー制御部903に画像情
報の読み出しを指令する。メモリー制御部903は、画
像メモリー902から、画像メモリー902に蓄積され
ている画像情報を順次読み出す。
【0078】読み出された画像情報は、FAX画像処理
部901により元の信号に復元された後、密度変換処理
および変倍処理を経て、ファクシミリ制御部904に送
られる。ファクシミリ制御部904に転送された画像信
号は、画像圧縮伸張部905により符号圧縮され、さら
にモデム906により変調された後、網制御装置907
を介して宛先へ送出される。送信が完了した画像情報
は、画像メモリー902から削除される。
【0079】受信時には、受信画像は一旦画像メモリー
902に蓄積されるが、その時点で受信画像の記録出力
が可能な状態であれば、1枚分の画像の受信を完了した
時点で記録出力される。また、複写動作中に発呼されて
受信を開始した場合、画像メモリー902の使用率が所
定値(たとえば80%)に達するまで受信画像は画像メ
モリー902に蓄積される。画像メモリー902の使用
率が所定値に達すると、その時点で実行している書き込
み動作は強制的に中断され、画像メモリー902から受
信画像が読み出されて記録出力される。
【0080】このとき画像メモリー902から読み出さ
れた受信画像は画像メモリー902から削除される。そ
して、画像メモリー902の使用率が所定値(たとえば
10%)まで低下した時点で、中断中の書き込み動作が
再開され、その書き込み動作がすべて終了した時点で残
りの受信画像が記録出力される。書き込み動作の中断時
には、そのときの書き込み動作のための各種パラメータ
が内部的に退避させられる。そして、書き込み動作の再
開時に、そのパラメータが内部的に復帰される。
【0081】(予定範囲超える画像データ量に対する画
像入力制御)本実施の形態にかかる画像処理装置では、
圧縮/伸張・データI/F制御部203の図示しない画
像バス管理手段は、従来通り、入力画像のデータ量をカ
ウンターにより監視している。これに加えて、画像バス
管理手段は、このカウンターにより予定されている範囲
のデータ量を超える画像データが入力されたときに、以
下に説明する2種類の画像同期信号のいずれか一方によ
り画像入力の制御をおこなう。
【0082】図8は、画像データの信号と第1の画像同
期信号とのタイミングの関係を示すタイミングチャート
である。第1の画像同期信号301は、画像の有効範囲
を規定するディジタル信号であり、センサー・ボード・
ユニット202において生成され、画像データの信号3
02とともにセンサー・ボード・ユニット202から圧
縮/伸張・データI/F制御部203に入力される。し
たがって、センサー・ボード・ユニット202は画像同
期信号出力手段としての機能を有する。
【0083】入力画像データが、カウンターにより予定
されている範囲のデータ量を超えると、画像バス管理手
段はカウンターの制御信号を無視する。その代わりに、
画像バス管理手段は、第1の画像同期信号301を、画
像入力を制御するためのトリガ信号またはイネーブル信
号として扱う。これにより、予定される範囲を遙かに超
えるデータ量の画像データの入力が可能になる。図8に
おいて、符号303は同期信号である。
【0084】図9は、第2の画像同期信号により画像入
力を制御するための構成の一例を示すブロック図であ
る。図9に示す画像入力制御ブロックは、2個のセンサ
ー401,402、センサー信号管理手段403、制御
用カウンター404および画像バス管理手段405を有
する。
【0085】第1のセンサー401は、原稿を読み取る
ときにその原稿の始まりを検知する。第2のセンサー4
02は、読み取っている原稿の終わりを検知する。第2
のセンサー402は、所定サイズの原稿を読み取る際に
その原稿の終わりを検知する位置に設けられている。第
2の画像同期信号は、これら2個のセンサー401,4
02からの情報によりつぎの3つの状態を表す。
【0086】すなわち、まずはじめに、原稿が第1のセ
ンサー401のみに通っている場合、つづいて原稿が第
1のセンサー401および第2のセンサー402の両方
に通っている場合、最後に原稿が第2のセンサー402
のみに通っている場合である。
【0087】センサー信号管理手段403は、原稿が第
1のセンサー401に差し掛かったら制御用カウンター
404のカウントを開始させる。原稿の読み取りにより
予想される範囲を超える量の画像データが入力されてく
るため、第1および第2の両センサー401,402に
原稿が差し掛かった頃には制御用カウンター404はオ
ーバーフローする。
【0088】制御用カウンター404がオーバーフロー
した時点で原稿が定型サイズ(たとえばA3長手方向の
サイズ)であるとした場合、原稿が第2のセンサー40
2のみに通っている状態になったときの制御用カウンタ
ー404のカウント値は定型サイズで割っていった余り
の原稿長となる。
【0089】前記画像バス管理手段405は、第2のセ
ンサー402のみに原稿が通っている状態になったとき
に、入力画像データが予定の範囲を超えないときの制御
と同様に、制御用カウンター404のカウント値をロー
ドする。これにより、予定される範囲を遙かに超えるデ
ータ量の画像データが入力された場合でも、予定される
範囲内のデータ量の画像データが入力された場合の制御
と同様に、画像入力の制御が可能になる。
【0090】本実施の形態にかかる画像処理装置では、
予定される範囲を遙かに超えるデータ量の画像データが
入力された場合に、上述した第1の同期信号を用いて画
像入力の制御をおこなう構成と、第2の同期信号を用い
て画像入力の制御をおこなう構成とを、画像処理装置の
適用対象であるシステムに対応して任意に切り替えるこ
とができるようになっている。
【0091】(単体スキャナーの構成)本実施の形態に
かかる画像処理装置は、ディジタル複合機に限らず、た
とえば単体スキャナーにも適用可能である。図10は、
本発明の実施の形態にかかる画像処理装置を適用した単
体スキャナーのハードウエア構成の一例を示すブロック
図である。
【0092】システム構成において、図10に示す単体
スキャナーが、図2に示すディジタル複合機と大きく異
なる点は、作像ユニット206およびビデオ・データ制
御部205(図2参照)がないことである。読取ユニッ
ト201において読み込まれた画像データは、センサー
・ボード・ユニット202においてディジタル化された
後、圧縮/伸張・データI/F制御部203を介して画
像処理プロセッサー204に転送される。
【0093】画像処理プロセッサー204は、受け取っ
た画像データに対し、単体スキャナーで要求される画像
処理、たとえば読み取り画像の劣化補正や画面等の表示
装置に適する階調処理などをおこなう。
【0094】ここで、画像処理プロセッサー204はプ
ログラマブルな演算処理装置で構成されている。そのた
め、画像データを転写紙へ出力する場合の画質処理と、
画面へ出力する場合の階調処理に関し、必要な処理手順
のみを設定すればよく、画質処理の手順と階調処理の手
順を常に両方備える必要はない。
【0095】階調処理後の画像データは圧縮/伸張・デ
ータI/F制御部203へ転送され、パラレルバス22
0を経由して画像メモリー・アクセス制御部221に送
られる。メモリー・モジュール222はバッファーメモ
リーとして使用され、バッファーメモリーを介して、外
部PC223に付属するドライバーに対して画像データ
が転送されることによってスキャナー機能が実現され
る。単体スキャナーにおいても、ディジタル複合機と同
様に、システム・コントローラー231およびプロセス
・コントローラー211が画像データの管理とシステム
のリソース管理をおこなう。
【0096】上述した実施の形態によれば、読み取られ
た画像データのデータ量が予定された所定サイズの原稿
に対応したデータ量を超える場合、第1の画像同期信号
301に基づいて画像入力の制御をおこなうか、また
は、第2のセンサー402のみに原稿が通っている状態
になったときに、制御用カウンター404のカウント値
をロードし、そのカウント値に基づいて原稿の読み取り
終了の制御をおこなうので、画像バス管理手段の入力側
に冗長なカウンターを設けなくても、誤動作せずに正常
に動作する画像処理装置が得られる。
【0097】したがって、制御用ロジックの大規模化を
防ぐことができるので、システム上、制御を単純化する
ことができる。また、画像処理装置が適用されるシステ
ムに合わせて、第1の画像同期信号301に基づいて画
像入力制御をおこなう方式と、制御用カウンター404
のカウント値に基づいて画像入力制御をおこなう方式と
を選択することができるので、システム構築での選択性
が増えるとともに、コスト面でも大きな利点を有する。
【0098】以上において本発明は、上述した実施の形
態に限らず、種々設計変更可能であることは勿論であ
る。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、原稿を読み取ってディジタル信号よりな
る画像信号を生成する原稿読み取り手段と、前記画像信
号よりなる画像データの有効範囲に対応した画像同期信
号を出力する画像同期信号出力手段と、前記画像信号と
画像バスとのインターフェースを一括管理し、予定され
ている範囲のデータ量を超える画像データが前記原稿読
み取り手段から入力されたときに、前記画像同期信号に
基づいて画像入力の制御をおこなう画像バス管理手段
と、を具備するため、原稿読み取り手段により読み取ら
れた画像データのデータ量が予定された所定サイズの原
稿に対応したデータ量を超える場合、画像バス管理手段
が画像同期信号に基づいて画像入力の制御をおこなうの
で、画像バス管理手段の入力側に冗長なカウンターを設
けなくても、誤動作せずに正常に動作する画像処理装置
が得られる。したがって、制御用ロジックの大規模化を
防ぐことができるので、システム上、制御を単純化する
ことができるという効果を奏する。
【0100】また、請求項2に記載の発明によれば、原
稿を読み取ってディジタル信号よりなる画像信号を生成
する原稿読み取り手段と、前記原稿読み取り手段による
原稿の読み取り開始時に原稿の始まりを検知する第1の
センサーと、前記原稿読み取り手段による原稿の読み取
り中に所定サイズの原稿の終わりを検知する第2のセン
サーと、所定サイズの原稿に対応したカウンター値をカ
ウント可能な制御用カウンターと、前記第1のセンサー
により原稿の始まりが検知されたときに前記制御用カウ
ンターのカウントを開始させるセンサー信号管理手段
と、前記画像信号と画像バスとのインターフェースを一
括管理し、前記第2のセンサーのみに原稿が通っている
状態になったときに、前記制御用カウンターのカウント
値をロードする画像バス管理手段と、を具備するため、
原稿読み取り手段が所定サイズを超えるサイズの原稿を
読み取る場合、画像バス管理手段は、第2のセンサーの
みに原稿が通っている状態になったときに、原稿の読み
取り開始時にカウントを開始した制御用カウンターのカ
ウント値をロードし、そのカウント値に基づいて原稿の
読み取り終了の制御をおこなうので、画像バス管理手段
の入力側に冗長なカウンターを設けなくても、誤動作せ
ずに正常に動作する画像処理装置が得られる。したがっ
て、制御用ロジックの大規模化を防ぐことができるとと
もに、所定サイズを超えるサイズの原稿を読み取る場合
でも、所定サイズ以下の原稿を読み取る場合のカウンタ
ーによる制御と同様に、原稿の読み取り開始および終了
を制御することができるので、システム上、制御を単純
化することができるという効果を奏する。
【0101】また、請求項3に記載の発明によれば、原
稿を読み取ってディジタル信号よりなる画像信号を生成
する原稿読み取り手段と、前記画像信号よりなる画像デ
ータの有効範囲に対応した画像同期信号を出力する画像
同期信号出力手段と、前記原稿読み取り手段による原稿
の読み取り開始時に原稿の始まりを検知する第1のセン
サーと、前記原稿読み取り手段による原稿の読み取り中
に原稿の終わりを検知する第2のセンサーと、所定サイ
ズの原稿に対応したカウンター値をカウント可能な制御
用カウンターと、前記第1のセンサーにより原稿の始ま
りが検知されたときに前記制御用カウンターのカウント
を開始させるセンサー信号管理手段と、前記画像信号と
画像バスとのインターフェースを一括管理する画像バス
管理手段と、を具備し、前記画像バス管理手段は、予定
されている範囲のデータ量を超える画像データが前記原
稿読み取り手段から入力されたときに、前記画像同期信
号に基づいて画像入力の制御をおこなうか、または、前
記第2のセンサーのみに原稿が通っている状態になった
ときに、前記制御用カウンターのカウント値をロードす
る構成となっているため、画像同期信号出力手段から出
力される画像同期信号に基づいて画像入力の制御をおこ
なう方式と、第2のセンサーのみに原稿が通っている状
態になったときの制御用カウンターのカウント値をロー
ドすることによって画像入力の制御をおこなう方式とに
対応した画像処理装置が得られる。したがって、画像処
理装置が適用されるシステムに合わせていずれかの方式
を選択することができるので、システム構築での選択性
が増えるとともに、コスト面でも大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる画像処理装置をデ
ィジタル複合機に適用した構成を機能的に示すブロック
図である。
【図2】実施の形態にかかる画像処理装置のハードウエ
ア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】実施の形態にかかる画像処理装置を構成する圧
縮/伸張・データI/F制御部の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】実施の形態にかかる画像処理装置を構成する画
像処理プロセッサーの画像処理機能の概略を示すブロッ
ク図である。
【図5】実施の形態にかかる画像処理装置を構成するビ
デオ・データ制御部の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図6】実施の形態にかかる画像処理装置を構成する画
像メモリー・アクセス制御部の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図7】実施の形態にかかる画像処理装置を構成するフ
ァクシミリ制御ユニットの構成の一例を示すブロック図
である。
【図8】実施の形態にかかる画像処理装置において画像
データの信号と第1の画像同期信号とのタイミングの関
係を示すタイミングチャートである。
【図9】実施の形態にかかる画像処理装置において第2
の画像同期信号により画像入力を制御するための構成の
一例を示すブロック図である。
【図10】実施の形態にかかる画像処理装置を適用した
単体スキャナーのハードウエア構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
100 画像データ制御ユニット 101 画像読取ユニット 102 画像メモリー制御ユニット 103 画像処理ユニット 104 画像書込ユニット 201,202 原稿読み取り手段(読取ユニット、セ
ンサー・ボード・ユニット) 202 画像同期信号出力手段(センサー・ボード・ユ
ニット) 301 画像同期信号 401 第1のセンサー 402 第2のセンサー 403 センサー信号管理手段 404 制御用カウンター 405 画像バス管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 拓章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石井 理恵 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 川本 啓之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 波塚 義幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野水 泰之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 樗木 杉高 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 祐二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 刀根 剛治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉澤 史男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA01 CA07 CA11 CB01 CB09 CB15 CB21 CB23 CB25 5C072 AA01 BA01 RA04 UA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取ってディジタル信号よりな
    る画像信号を生成する原稿読み取り手段と、 前記画像信号よりなる画像データの有効範囲に対応した
    画像同期信号を出力する画像同期信号出力手段と、 前記画像信号と画像バスとのインターフェースを一括管
    理し、予定されている範囲のデータ量を超える画像デー
    タが前記原稿読み取り手段から入力されたときに、前記
    画像同期信号に基づいて画像入力の制御をおこなう画像
    バス管理手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿を読み取ってディジタル信号よりな
    る画像信号を生成する原稿読み取り手段と、 前記原稿読み取り手段による原稿の読み取り開始時に原
    稿の始まりを検知する第1のセンサーと、 前記原稿読み取り手段による原稿の読み取り中に所定サ
    イズの原稿の終わりを検知する第2のセンサーと、 所定サイズの原稿に対応したカウンター値をカウント可
    能な制御用カウンターと、 前記第1のセンサーにより原稿の始まりが検知されたと
    きに前記制御用カウンターのカウントを開始させるセン
    サー信号管理手段と、 前記画像信号と画像バスとのインターフェースを一括管
    理し、前記第2のセンサーのみに原稿が通っている状態
    になったときに、前記制御用カウンターのカウント値を
    ロードする画像バス管理手段と、 を具備することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿を読み取ってディジタル信号よりな
    る画像信号を生成する原稿読み取り手段と、 前記画像信号よりなる画像データの有効範囲に対応した
    画像同期信号を出力する画像同期信号出力手段と、 前記原稿読み取り手段による原稿の読み取り開始時に原
    稿の始まりを検知する第1のセンサーと、 前記原稿読み取り手段による原稿の読み取り中に原稿の
    終わりを検知する第2のセンサーと、 所定サイズの原稿に対応したカウンター値をカウント可
    能な制御用カウンターと、 前記第1のセンサーにより原稿の始まりが検知されたと
    きに前記制御用カウンターのカウントを開始させるセン
    サー信号管理手段と、 前記画像信号と画像バスとのインターフェースを一括管
    理する画像バス管理手段と、 を具備し、 前記画像バス管理手段は、予定されている範囲のデータ
    量を超える画像データが前記原稿読み取り手段から入力
    されたときに、前記画像同期信号に基づいて画像入力の
    制御をおこなうか、または、前記第2のセンサーのみに
    原稿が通っている状態になったときに、前記制御用カウ
    ンターのカウント値をロードすることを特徴とする画像
    処理装置。
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