JP2008311527A - 高周波半導体回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】高出力電力増幅ICのチャネル温度を低下させ、信頼性を向上した高周波半導体回路を得ることを目的とする。
【解決手段】パッケージ25のベースに搭載されたGaN−HEMT−IC10、GaN−HEMT−IC10のゲートが接続されるインピーダンス整合用キャパシタ15、GaN−HEMT−IC10のドレインが接続されるインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n形−SiC30、インピーダンス整合用キャパシタ15とパッケージ25に形成されたメタライズ12aを接続するワイヤ16a及びインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n形−SiC30とメタライズ12bを接続する幅広のリボンワイヤ55を備える。
【選択図】図1
【解決手段】パッケージ25のベースに搭載されたGaN−HEMT−IC10、GaN−HEMT−IC10のゲートが接続されるインピーダンス整合用キャパシタ15、GaN−HEMT−IC10のドレインが接続されるインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n形−SiC30、インピーダンス整合用キャパシタ15とパッケージ25に形成されたメタライズ12aを接続するワイヤ16a及びインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n形−SiC30とメタライズ12bを接続する幅広のリボンワイヤ55を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、高周波半導体回路に関し、特に小型で発熱量の大きな高出力電力増幅ICを用いたときの放熱の向上を図った高周波半導体回路に関するものである。
従来の高周波回路基板は、窒化アルミニウムなどのセラミックスにて形成された多層基板のキャビティ内に配置されたトランジスタなどの高周波能受動素子、この高周波能受動素子を駆動する素子駆動電気回路、及び上記高周波能受動素子に接続され、インピーダンス整合回路を有するストリップライン回路を備えている。
このような従来の高周波回路基板において、例えば、高周波能受動素子が入出力インピーダンスが1Ω以下であるような高出力電力増幅ICを用いる場合は、搭載するチップが大きくなるので、パッケージ内を大きくし、また、ワイヤの本数も多くする必要があった(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の高周波回路基板において、例えば、高周波能受動素子が入出力インピーダンスが1Ω以下であるような高出力電力増幅ICを用いる場合は、搭載するチップが大きくなるので、パッケージ内を大きくし、また、ワイヤの本数も多くする必要があった(例えば、特許文献1参照)。
従来の高周波半導体回路においては、従来の高出力電力増幅ICが大きかったので、パッケージ内の熱源の面積も大きく、パッケージの占める熱抵抗は小さく、また、チップが大きいためワイヤの本数も多かった。しかし、例えば、GaN−HEMT−ICを用いる場合は、GaN−HEMT−ICの大きさが、高出力電力増幅ICの1/2〜1/4程度の大きさとなり、熱抵抗が大きくなり、また、ワイヤの本数も1/2〜1/4程度と少なくなり、ワイヤからの熱放散が低下するという問題があった。
さらに、従来の高出力電力増幅ICの代わりにGaN−HEMT−ICを用いる場合は、GaN−HEMT−ICの動作電圧はGaA−ICの10倍程度、LDMOSの2倍程度と高くなり、ドレイン・ワイヤに接続されたインピーダンス整合用キャパシタには高い電圧と高周波による交流電流が流れ、発生する熱量も2〜10倍程度と高くなる問題があった。
また、ソース・ワイヤからの熱放散はベースを通してその下にあるヒートシンクへ効率よく熱放散されるが、インピーダンス整合用キャパシタ(通常セラミック)やセラミックAなどの熱伝導率の悪い素材上の配線であるため、ソース・ワイヤに比べ熱放散の効率が悪く、ドレイン・ワイヤからの熱放散はパッケージ・メタライズとリードを通してまでも外部基板金属配線へと熱放散されるという問題があった。
そのため、熱がGaN−HEMT−ICから逃げにくくなり、GaN−HEMT−ICのゲート・チャネル温度が上昇し、電気特性の悪化ならびに信頼性の低下を生じるという問題があった。
そのため、熱がGaN−HEMT−ICから逃げにくくなり、GaN−HEMT−ICのゲート・チャネル温度が上昇し、電気特性の悪化ならびに信頼性の低下を生じるという問題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、高出力電力増幅ICのチャネル温度を低下させ、信頼性を向上した高周波半導体回路を得ることを目的とする。
本発明に係る高周波半導体回路は、パッケージのベースに搭載された高出力電力増幅IC、前記高出力電力増幅ICのゲートが接続される入力インピーダンス整合用キャパシタ、前記高出力電力増幅ICのドレインが接続される出力インピーダンス整合用キャパシタ及び前記入、出力インピーダンス整合用キャパシタと前記パッケージに形成された入、出力リード端子を各々接続する入、出力ワイヤを備えた高周波半導体回路において、前記出力用インピーダンス整合キャパシタをSiC、AlN、GaNまたはダイヤモンド上に形成したMIMの薄膜キャパシタとし、前記出力ワイヤを幅広のリボンワイヤとしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、出力用インピーダンス整合キャパシタをSiC、AlN、GaNまたはダイヤモンド上に形成したMIMの薄膜キャパシタとし、前記出力ワイヤを幅広のリボンワイヤとしたので、高出力電力増幅ICのチャネル温度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す高周波半導体回路の要部構成を示す斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は高周波半導体回路のパッケージの分解斜視図、図4は高周波半導体回路の高出力電力増幅ICの表面温度比較図、図5は高周波半導体回路の接続ワイヤ形状を示す図である。
図1は本発明の実施の形態1を示す高周波半導体回路の要部構成を示す斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は高周波半導体回路のパッケージの分解斜視図、図4は高周波半導体回路の高出力電力増幅ICの表面温度比較図、図5は高周波半導体回路の接続ワイヤ形状を示す図である。
図1〜図3において、高出力電力増幅IC等で用いられる内部インピーダンス整合型パッケージに実装された高周波半導体回路は、セラミックのパッケージ25が、ベース14,ベース14の上に設けられた枠体であるセラミック枠体A13、セラミック枠体A13の上面に設けられた入、出力リード端子である一対のパッケージ・メタライズ(信号引き出し線)12a、12b、パッケージ・メタライズ12a、12bに各々接続されたリード11a,11b、セラミック枠体A13の上にパッケージ・メタライズ12a、12bを挟んで設けられた枠状のセラミック枠体B22、セラミック枠体B22の上に設けられたシール・リング21及びシール・リング21を挟んでセラミック枠体B22の上を覆う蓋20から構成される。
また、パッケージ25のベース14にはGaN−HEMT−IC10、GaN−HEMT−IC10のゲートが接続される入力インピーダンス整合用キャパシタであるインピーダンス整合用キャパシタ15及びGaN−HEMT−IC10のドレインが接続される出力インピーダンス整合用キャパシタであるインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30が搭載される。
インピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30は熱伝導率の高いSiC上にMIM(金属−絶縁膜−金属)の薄膜キャパシタを形成したものである。
また、ワイヤ16a,16bは、インピーダンス整合のインダクタの役割をする。
インピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30は熱伝導率の高いSiC上にMIM(金属−絶縁膜−金属)の薄膜キャパシタを形成したものである。
また、ワイヤ16a,16bは、インピーダンス整合のインダクタの役割をする。
なお、本発明の実施の形態1を示す高周波半導体回路は、従来の高周波半導体回路と同様の内部インピーダンス整合回路を構成するが、ドレイン・ワイヤ18に接続されている従来の通常セラミック上に形成したキャパシタからなるインピーダンス整合用キャパシタを薄膜キャパシタon n型−SiC10に代えた点が相違する。
この構成において、内部インピーダンス整合は、インピーダンス整合用キャパシタ15、インピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30、パッケージ25のパッケージ・メタライズ12aとインピーダンス整合用キャパシタ15間に接続される入力ワイヤであるワイヤ16a、パッケージ・メタライズ12bとインピーダンス整合用薄膜キャパシタn型−SiC30間に接続される出力ワイヤであるワイヤ16b、GaN−HEMT−IC10のゲートとインピーダンス整合用キャパシタ15間に接続されるゲート・ワイヤ17、GaN−HEMT−IC10のドレーンとインピーダンス整合用薄膜キャパシタn型−SiC30間に接続されるドレイン・ワイヤ18、GaN−HEMT−IC10のソースと接地点を接続するソース・ワイヤ19によって得られる。
また、GaN−HEMT−IC10で発生した熱は、大部分はGaN−HEMT−ICを通して下にあるベース14に放散されるが、ゲート・ワイヤ17、ドレイン・ワイヤ18及びソース・ワイヤ19からも放散される。
さらに、ドレイン・ワイヤ17からドレイン・ワイヤ18に伝わってくる熱をインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30及びベース14を通して、下部のヒートシンク(図示せず)へ効率よく熱放散させる。
さらに、ドレイン・ワイヤ17からドレイン・ワイヤ18に伝わってくる熱をインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30及びベース14を通して、下部のヒートシンク(図示せず)へ効率よく熱放散させる。
図4はGaN−HEMT−IC10の表面温度を周波数2.14GHz、ドレイン電圧50V、電力負荷50%で出力電力50Wの条件でシミュレーションにより比較したものである。図4(a)は本発明のインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30を用いたときのGaN−HEMT−IC10の表面温度、図4(b)は従来のセラミックのインピーダンス整合用キャパシタを用いたときのGaN−HEMT−IC10の表面温度を示す。インピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30を用いたときのGaN−HEMT−IC10の中心部の表面温度は138℃であり、従来のセラミックのインピーダンス整合用薄膜キャパシタを用いたときの143℃に比べ表面温度が広い範囲で低下している。
以上のように、パッケージ25のベースに搭載された高出力電力増幅IC、高出力電力増幅ICのゲートが接続される入力インピーダンス整合用キャパシタ、高出力電力増幅ICのドレインが接続される出力インピーダンス整合用キャパシタ及び入、出力インピーダンス整合用キャパシタとパッケージ25に形成されたメタライズ12a,12bを各々接続するワイヤ16a,16bを備えた高周波半導体回路において、出力用インピーダンス整合キャパシタをSiC上に形成したMIMの薄膜キャパシタとし、ワイヤ16bを幅広のリボンワイヤ55としたので、高出力電力増幅ICのチャネル温度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
また、高出力電力増幅ICは、GaN−HEMT−IC10であるのでGaN−HEMT−IC10のチャネル温度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、 パッケージ・メタライズ12bとインピーダンス整合用薄膜キャパシタn型−SiC30との間の接続を通常のワイヤ16bとしたが、図5に示すように幅広のリボンワイヤ55か、バネ板形状のものとして、GaN−HEMT−IC10のチャネル温度をさらに低下させるようにしてもよい。
また、本実施の形態のように、インピーダンス整合用薄膜キャパシタn型−SiC30でなく、従来の通常セラミックのインピーダンス整合用キャパシタを用いたときでも、内部整合用にキャパシタを使用したときに、交流電流による発熱は、熱伝導率の低いセラミックの場合、下部はヒートシンクから放熱され、発熱領域が上部に集中するので、この発熱を上記構成のものを用いてパッケージ・メタライズ12bに効果的に逃がすことができる。
また、本実施の形態のように、インピーダンス整合用薄膜キャパシタn型−SiC30でなく、従来の通常セラミックのインピーダンス整合用キャパシタを用いたときでも、内部整合用にキャパシタを使用したときに、交流電流による発熱は、熱伝導率の低いセラミックの場合、下部はヒートシンクから放熱され、発熱領域が上部に集中するので、この発熱を上記構成のものを用いてパッケージ・メタライズ12bに効果的に逃がすことができる。
また、本実施の形態では、インピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30は、SiC上にMIM(金属−絶縁膜−金属)の薄膜キャパシタを形成したものであるが、MES(金属−半導体)キャパシタやPN接合を用いたキャパシタでもよい。
また、n型−SiCと記述したが、導電性基板を用いることが重要でありp型でもよい。
また、内部インピーダンス整合キャパシタとして使用したが、整合回路としてではなくドレイン側の熱を逃がすために、例えば、容量が小さい半絶縁性基板を配置してもよい。
また、n型−SiCと記述したが、導電性基板を用いることが重要でありp型でもよい。
また、内部インピーダンス整合キャパシタとして使用したが、整合回路としてではなくドレイン側の熱を逃がすために、例えば、容量が小さい半絶縁性基板を配置してもよい。
また、インピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiC30はドレイン・ワイヤ18に接続される内部インピーダンス整合キャパシタとして使用したが、ゲート・ワイヤ17に接続される内部インピーダンス整合キャパシタとして使用してもよい。
また、内部インピーダンス整合キャパシタについて説明したが、整合回路作成時にキャパシタや分布定数回路だけではなく,低い周波数帯域ではインダクタを用いてもよく、また,静電破壊対策のためにチップとパッケージの間にダイオード(バリスタ)を入れてもよい。
また、内部インピーダンス整合キャパシタについて説明したが、整合回路作成時にキャパシタや分布定数回路だけではなく,低い周波数帯域ではインダクタを用いてもよく、また,静電破壊対策のためにチップとパッケージの間にダイオード(バリスタ)を入れてもよい。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2を示す高周波半導体回路の要部構成を示す斜視図、図7は図6のA−A断面図である。
実施の形態1は、パッケージ25の枠体はセラミック枠体A13であるが、本実施の形態は熱伝導率の高い半絶縁性−SiCに代えたものである。
図6,図7において、実施の形態の図1,図2と同一分には同一の符号を付し説明を省略する。ドレイン・ワイヤ18に接続されるパッケージ・メタライズ12b下部の枠体は半絶縁性−SiC枠体40である。
図6は本発明の実施の形態2を示す高周波半導体回路の要部構成を示す斜視図、図7は図6のA−A断面図である。
実施の形態1は、パッケージ25の枠体はセラミック枠体A13であるが、本実施の形態は熱伝導率の高い半絶縁性−SiCに代えたものである。
図6,図7において、実施の形態の図1,図2と同一分には同一の符号を付し説明を省略する。ドレイン・ワイヤ18に接続されるパッケージ・メタライズ12b下部の枠体は半絶縁性−SiC枠体40である。
この構成において、GaN−HEMT−IC10で発生した熱がドレイン・ワイヤ18、パッケージ・メタライズ12bと半絶縁性−SiC40を通してベース14に熱放散する。
以上のように、パッケージ25のベース14上面に形成された枠体を半絶縁性−SiC40で構成したので、GaN−HEMT−IC10からドレイン・ワイヤ18に伝わってくる熱の熱放散がよくなり、GaN−HEMT−IC10のチャネル温度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3を示す高周波半導体回路の要部構成を示す斜視図、図9は図8のA−A断面図である。
本実施の形態1は、実施の形態1の出力用インピーダンス整合キャパシタはインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiCであるが、本実施の形態はパッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板50の上にメタライズされた内部インピーダンス整合回路パターン51とに代えたものである。
図8は本発明の実施の形態3を示す高周波半導体回路の要部構成を示す斜視図、図9は図8のA−A断面図である。
本実施の形態1は、実施の形態1の出力用インピーダンス整合キャパシタはインピーダンス整合用薄膜キャパシタon n型−SiCであるが、本実施の形態はパッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板50の上にメタライズされた内部インピーダンス整合回路パターン51とに代えたものである。
この構成において、GaN−HEMT−IC10で発生した熱がドレイン・ワイヤ18、パッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板50通してベース14に熱放散する。また、内部インピーダンス整合回路パターン51に加わる高電圧、高周波電流によって発生する熱をパッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板50を通してベース14に熱放散する。
以上のように、出力用インピーダンス整合キャパシタをパッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板50の上にメタライズされた内部インピーダンス整合回路パターン51とで構成し、ワイヤ16bを幅広のリボンワイヤとしたので、GaN−HEMT−IC10からドレイン・ワイヤ18に伝わってくる熱の熱放散がよくなり、GaN−HEMT−IC10のチャネル温度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
また、内部インピーダンス整合回路パターン51で発生する熱もパッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板50を通して、下部のベース14へ効率よく熱を逃がし、結果としてチャネル温度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
また、内部インピーダンス整合回路パターン51で発生する熱もパッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板50を通して、下部のベース14へ効率よく熱を逃がし、結果としてチャネル温度を低下させ、信頼性を向上させることができる。
なお、実施の形態1〜3では高出力電力増幅ICとして、GaN−HEMT−IC10を用いたが、SiC−IC等の半導体素子でもよく、同様な効果を得ることができる。
また、熱伝導率のよい材質としてSiCをあげたが、AlN(窒化アルミニウム)、GaN(窒化ガリウム)やダイヤモンド等の材料でも有効である。
また、AlN、GaNやダイヤモンド等は、材料として特に明記していなかったが、単結晶体や多結晶体でもよい。
また、熱伝導率のよい材質としてSiCをあげたが、AlN(窒化アルミニウム)、GaN(窒化ガリウム)やダイヤモンド等の材料でも有効である。
また、AlN、GaNやダイヤモンド等は、材料として特に明記していなかったが、単結晶体や多結晶体でもよい。
1 GaN−HEMT−IC、12a,12b メタライズ、13 セラミック枠体A、14 ベース、15 インピーダンス整合用キャパシタ、16a,16b ワイヤ、17 ゲート・ワイヤ、18 ドレイン・ワイヤ、25 パッケージ、40 枠体、50 パッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板、51 内部インピーダンス整合回路パターン、55 リボンワイヤ。
Claims (4)
- パッケージのベースに搭載された高出力電力増幅IC、前記高出力電力増幅ICのゲートが接続される入力インピーダンス整合用キャパシタ、前記高出力電力増幅ICのドレインが接続される出力インピーダンス整合用キャパシタ及び前記入、出力インピーダンス整合用キャパシタと前記パッケージに形成された入、出力リード端子を各々接続する入、出力ワイヤを備えた高周波半導体回路において、
前記出力用インピーダンス整合キャパシタをSiC、AlN、GaNまたはダイヤモンド上に形成したMIMの薄膜キャパシタとし、
前記出力ワイヤを幅広のリボンワイヤとしたことを特徴とする高周波半導体回路。 - パッケージのベースに搭載された高出力電力増幅IC、前記高出力電力増幅ICのゲートが接続される入力インピーダンス整合用キャパシタ、前記高出力電力増幅ICのドレインが接続される出力インピーダンス整合用キャパシタ及び前記入、出力インピーダンス整合用キャパシタと前記パッケージに形成された入、出力リード端子を各々接続する入、出力ワイヤを備えた高周波半導体回路において、
前記出力用インピーダンス整合キャパシタをパッケージ内部インピーダンス整合用薄膜半絶縁性SiC基板の上にメタライズされた内部インピーダンス整合回路パターンとで構成し、
前記出力ワイヤを幅広のリボンワイヤとしたことを特徴とする高周波半導体回路。 - 前記高出力電力増幅ICは、GaN−HEMT−ICまたはSiC−ICであることを特徴とする請求項1または2記載の高周波半導体回路。
- 前記パッケージのベース上面に形成された枠体を半絶縁性−SiC、半絶縁性−AlNまたは半絶縁性−GaNで構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高周波半導体回路。
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