JP2008310018A - 光ファイバケーブル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバケーブルの製造時には、1本以上の光ファイバがスロットロッドの溝内から飛び出すことを防止し、製造後には、光ファイバの溝内移動を確実に抑制する。
【解決手段】光ファイバケーブル1は、1本以上の光ファイバ3を内部に収納した1つの溝を有する1溝スロットロッド7と、このスロットロッド7の溝5の開口部11を覆うよう縦添えした縦添えテープ13と、この縦添えテープ13と前記スロットロッド7の周囲を被覆するシース15と、からなる。また、前記スロットロッド7の溝5内の1本以上の光ファイバ3を間欠的に固定すべく、前記縦添えテープ13の長手方向において予め間欠的に固着した紫外線硬化性樹脂17を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバケーブル及びその製造方法に関し、特に1溝スロットロッドの溝内に1本以上の光ファイバを収納し、前記スロットロッドの周囲をシースで被覆する際に前記溝内の光ファイバを間欠的に固定した光ファイバケーブル及びその製造方法に関する。
従来の光ファイバケーブルとしては、光ファイバを内部に収納する1溝を備えたスロットロッド(例えば、C型スロット)の周囲を偏心シースで被覆している。あるいは、センターパイプ型、1方向またはSZスロット型、ユニスロットチューブ型などの光ファイバケーブルがある。
これらの光ファイバケーブルの溝内に収納している光ファイバが、光ファイバケーブルの端末から引き込まれたり、飛び出したりする現象(光ファイバ移動)が起きるので、この光ファイバ移動現象を抑制する手段としては、例えば前記光ファイバが間欠固定材でスロットロッドの溝に間欠的または連続的に固定される必要がある。そこで、従来の光ファイバケーブルにおいては上記の間欠固定材とその固定方法を示す特許文献が幾つか開示されている。
例えば、特許文献1の光ファイバケーブルはセンターパイプ型であり、光ファイバを収納した筒体を中心に配置し、前記筒体とテンションメンバをシースで一括被覆し、前記光ファイバが筒体内に長さ方向に間隔をおいて充填したホットメルト樹脂の充填材(間欠固定材に該当)で間欠固定されている。また、充填材の充填方法は、帯状材料を筒体に成形すると共に、前記筒体内に光ファイバを挿入する。このとき、前記帯状材料及び光ファイバ上に充填材を長さ方向に間隔をおいて充填する。次いで前記筒体とテンションメンバをシースで一括被覆する。
また、特許文献2の光ファイバケーブルは、溝内に光ファイバが収納された1方向またはSZスロット型の光ファイバケーブルであり、溝内には長手方向に間欠的にクッション材(間欠固定材に該当)が設けられ、このクッション材は溝底に配置した長尺部材によって長手方向への移動が妨げられている。クッション材の間隔は例えば1方向スロット型では1ピッチ以上で、SZスロット型では反転ピッチ以上である。クッション材の充填方法としては、クッション材を予め溝に所定間隔で配置し、線条体で押し込むものである。
また、特許文献3の光ファイバケーブルはテンションメンバの周囲に螺旋状に巻かれたフレキシブルなユニスロットチューブ型であり、スロットチューブの溝に収納されている光ファイバテープの最上面側に適宜間隔で前記光ファイバテープ面を弾性的に押圧するクッション部(発泡性樹脂;間欠固定材に該当)を有するテープまたは線条体が収納されている。
また、特許文献4の光ファイバケーブルはC型スロット型であり、1溝スロットロッドの溝内に間欠的に光ファイバの移動を抑制する移動抑制部材(間欠固定材に該当)を充填している。このスロットロッドの外周を押え巻きで覆うことで、前記移動抑制部材がスロットロッドの溝内に間欠固定される。なお、移動抑制部材には種々の樹脂などの材料が使用される。
特開平11−271581号公報 特開平11−64694号公報 特許第2873292号公報 特開平9−166733号公報
ところで、上述した従来の光ファイバケーブルで使用される間欠固定材としては、前述したように、熱可塑性樹脂(ホツトメルト樹脂)、発泡性の熱硬化性樹脂等を用いることが一般的であった。しかし、これらの樹脂を用いる場合、例えば熱可塑性樹脂では、光ファイバケーブルの製造中に、外被材で被覆(シース)する際に熱可塑性樹脂の融点を超えるような高温環境にさらされるため、熱可塑性樹脂が軟化して光ファイバから脱落してC型スロットの溝底に流出し、光ファイバ移動抑制効果が損なわれてしまうという問題があった。
さらに、熱可塑性樹脂では、あらかじめ適当な大きさに切断した部材を等間隔で供給して充填するために、長尺安定性や線速追従性などの制御が困難であり、その製造性が著しく劣るという問題があった。
また、光ファイバケーブルの口出し作業の際に、光ファイバの光損失に影響を与えることなくきれいに除去できる適当な間欠固定材としての樹脂を選定することが困難であった。
また、従来の光ファイバケーブルにおける間欠固定方法としては、例えば特許文献1のように、収納される前の光ファイバに間欠的に付着させる方法の従来例Aや、例えば特許文献2のように、光ファイバを固定する溝内に予め間欠固定材を充填する方法の従来例Bや、例えば特許文献2及び特許文献3のように、溝の長手方向に外径の異なる部材を間欠的に縦添えする方法の従来例Cや、例えば特許文献4のように、光ファイバが集合された後に溝内に間欠的に充填する方法の従来例Dなどが一般的であった。
しかし、従来例Aでは、その充填量や形状によっては溝内に収納できないという問題があった。また、従来例Bでは、間欠固定材が充填された時点では溝内が狭くなるために、光ファイバを溝内に集合する際に前記光ファイバが溝から外れることがあるという問題点があった。さらに、従来例Cでは、間欠固定材を予め製造する必要があり、製造性が著しく悪くなるという問題点があった。従来例Dでは、光ファイバの隙間に間欠固定材の樹脂が回り込み、光ファイバケーブルの端末での光ファイバ接続作業や、中間後分岐の際の光ファイバ取り出しが困難になることが起こるという問題点があった。
また、特に、従来例Bや従来例Dの充填方法などでは、例えば溝内に付着した間欠固定材を剥がしにくいために、光ファイバケーブルの解体時に材料分離が困難となり、光ファイバケーブルのリサイクル性が損なわれてしまうという問題点があった。
上記発明が解決しようとする課題を達成するために、この発明の光ファイバケーブルは、1本以上の光ファイバを内部に収納した1つの溝を有する1溝スロットロッドと、このスロットロッドの溝の開口部を覆うよう縦添えした縦添えテープと、この縦添えテープと前記スロットロッドの周囲を被覆するシースと、からなる光ファイバケーブルにおいて、
前記スロットロッドの溝内の1本以上の光ファイバを間欠的に固定すべく、前記縦添えテープの長手方向に予め間欠的に紫外線硬化性樹脂が塗布、硬化されていることを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバケーブルは、前記光ファイバケーブルにおいて、前記紫外線硬化性樹脂のヤング率が800Mpa以下であることが好ましい。
また、この発明の光ファイバケーブルは、前記光ファイバケーブルにおいて、前記シースが、前記縦添えテープとスロットロッドの周囲を偏心して被覆した偏肉シースであることが好ましい。
この発明の光ファイバケーブルの製造方法は、1溝スロットロッドの溝内に1本以上の光ファイバを収納し、予め前記スロットロッドの溝の開口部を覆うための縦添えテープの長手方向に間欠的に紫外線硬化性樹脂を塗布した後、前記縦添えテープで前記スロットロッドの溝の開口部を覆うように縦添えすることで、前記スロットロッドの溝内の1本以上の光ファイバを前記縦添えテープに塗布した紫外線硬化性樹脂で間欠的に固定し、次いで、前記縦添えテープとスロットロッドの周囲をシースで被覆することを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバケーブルの製造方法は、前記光ファイバケーブルの製造方法において、前記縦添えテープに、紫外線が透過する樹脂テープを使用し、紫外線を前記縦添えテープに透過せしめて前記UV樹脂を照射して硬化させることが好ましい。
また、この発明の光ファイバケーブルの製造方法は、前記光ファイバケーブルの製造方法において、前記縦添えテープとスロットロッドの周囲を偏心した偏肉シースで被覆することが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の光ファイバケーブルによれば、紫外線硬化性樹脂が間欠固定材として用いられているので、光ファイバケーブルが熱履歴を受けても、紫外線硬化性樹脂はスロットロッドの溝内で融解しないので、紫外線硬化性樹脂の形状や大きさが変化しにくいために、光ファイバ引き抜き力が低下することは無く、光ファイバの溝内移動を抑制することができる。
さらに、縦添えテープを除去する際に紫外線硬化性樹脂も一緒にスロットロッドから取り出すことができるので、光ファイバ口出し作業性を損なうことがない。また、光ファイバケーブルの解体時の材料分別が容易となるのでリサイクル性にも優れる。
また、この発明の光ファイバケーブルの製造方法によれば、紫外線硬化性樹脂は高速硬化が可能であるため、光ファイバケーブルの生産性を損なうことなく製造することができる。
また、予め縦添えテープに紫外線硬化性樹脂を塗布、硬化させた後に、スロットロッドの溝の開口部を覆うよう縦添えした縦添えテープの紫外線硬化性樹脂をスロットロッドの溝内に押し込むことで、前記紫外線硬化性樹脂により光ファイバを固定するので、光ファイバケーブルを製造する時に、光ファイバが溝から外れることを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A),(B)を参照するに、この実施の形態に係る光ファイバケーブル1は1溝スロット型の光ファイバケーブルであり、1本以上の光ファイバ3を内部に収納するための1つの溝5を備えたスロットロッド7と、このスロットロッド7の内部に埋設した光ファイバ保護用の線条体としての例えば抗張力体9(テンションメンバ)と、前記スロットロッド7の溝5の開口部11を覆うよう縦添えした縦添えテープ13と、この縦添えテープ13と前記スロットロッド7の周囲を被覆するシースとしての例えば偏肉シース15と、で構成されている。
さらに、前記スロットロッド7の溝5の内部の1本以上の光ファイバ3が上記の縦添えテープ13の長手方向(図1(A)において紙面に対して直交する方向、図1(B)において左右方向)において予め間欠的に塗布(固着)した紫外線硬化性樹脂17(以下、単に「UV樹脂」という)で間欠的に固定されている。すなわち、UV樹脂17が間欠固定材として用いられる。
なお、縦添えテープ13の材質としては、不織布、吸水性不織布、PETテープなどのプラスチックテープなどが挙げられる。また、上記のUV樹脂17としては、損失特性が劣化するような側圧を与えず、かつ光ファイバ移動を抑制できるソフトな材料、つまりヤング率が800Mpa以下である材料を選定することが望ましい。ヤング率が800Mpaを越えたものでは、損失特性が劣化するような側圧を与える可能性が生じるから望ましくない。
また、前記スロットロッド7は、この実施の形態では図1(A)に示されているように溝5が断面円形で、所謂、「C型スロット」であり、前記溝5の内部に1本以上の光ファイバ3が収納されるもので、図1(A)では11枚の光ファイバ3としての例えば光ファイバテープ心線が収納されている。なお、光ファイバ3としては、光ファイバテープ心線に限らず、光ファイバ素線、光ファイバ心線、あるいは他の形態の光ファイバが用いられる。また、上記の溝5の断面形状は、円形状に限らず、U字形状、あるいはその他の断面形状でも良い。
また、上記の抗張力体9としては、スロットロッド7の肉厚が厚い部分に、且つスロットロッド7の長手方向に設けられており、鋼線やFRPなどを用いることができる。
また、上記の偏肉シース15としては、例えばポリエチレン樹脂などの樹脂からなり、溝5の開口部11側のシース厚が溝5の開口部11側と反対側のシース厚よりも相対的に厚くした偏心シース構造としている。なお、シースとしては、上記の偏肉シース15に限らず、ほぼ一定厚さのシースであっても良い。
次に、この実施の形態に係る光ファイバケーブルの製造方法について説明する。
図2を併せて参照するに、1本以上の光ファイバ3が、すなわち、図2では5枚だけ図示されているが、この実施の形態では図1(A)に示されているように11枚の光ファイバテープ心線が、1溝スロットロッド7(この実施の形態では「C型スロット」)の溝5の内部にファイバ集合部19で収納される。なお、1溝スロットロッド7には抗張力体9が図1(A)に示すごとく埋設されている。
一方、縦添えテープ13はスロットロッド7と接する面をあらかじめ反転させ、スロットロッド7と接する面が上面になるように送り出される。この縦添えテープ13は、上方に設けたUV樹脂充填装置21からUV樹脂17が間欠的に噴射、供給され、このUV樹脂17が縦添えテープ13の上に幅方向でほぼ中央に乗るように、且つ前記縦添えテープ13の長手方向において間欠的に塗布される。その直後に、縦添えテープ13上の各UV樹脂17は、縦添えテープ13の送り方向の前方に備えたUVランプ23から照射される紫外線25により硬化して縦添えテープ13に塗布(固着)することになる。
なお、この紫外線照射の他の方法としては、例えば、縦添えテープ13として紫外線25を透過する透明な樹脂テープを使用し、この縦添えテープ13の下面側から紫外線25を照射し、紫外線25が縦添えテープ13を透過してUV樹脂17を硬化させることで、縦添えテープ13にUV樹脂17を塗布(固着)させることができる。
そして、前記縦添えテープ13がガイドローラ27を経て縦添えテープ集合部29へ送られる途中の縦添えテープ反転部31で反転することで、縦添えテープ13に塗布されたUV樹脂17が下向きになる。換言すれば、縦添えテープ13はUV樹脂17を乗せた面がスロットロッド7に接触する側に反転することになる。
次に、縦添えテープ集合部29では、1本以上の光ファイバ3を溝5の内部に収納した1溝スロットロッド7が通過する時に、上記の縦添えテープ13がスロットロッド7の溝5の開口部11を覆うようにして縦添えされる。このとき、縦添えテープ13に塗布されたUV樹脂17がスロットロッド7の溝5の内部に押し込まれることになる。なお、UV樹脂17は、予め、スロットロッド7の溝5の幅以下の大きさになるように充填されることで、溝5の内部に抵抗無く挿入することが可能となる。すると、図1(A),(B)に示されているように、スロットロッド7の溝5の内部の1本以上の光ファイバ3が上記のUV樹脂17で間欠的に固定される。
上述したように、間欠固定材の充填方法は、予め、縦添えテープ13の上に間欠的にUV樹脂17を塗布、硬化し固着させておき、この縦添えテープ13をスロットロッド7の溝5の内部に押し込む方法である。
次に、上記のスロットロッド7は、溝5の開口部11が縦添えテープ13で覆うように縦添えされた状態で押出成形機33の押出ヘッド35内で前記縦添えテープ13とスロットロッド7の周囲を偏心した偏肉シース15で被覆されて押出成形されることにより光ファイバケーブル1が成形される。
次に、この実施の形態に係る光ファイバケーブル1の効果性を確認するために、1溝スロットロッド7を用いて、間欠固定材としてホットメルト樹脂を用いたものと、UV樹脂17を用いたものとの両方の40心の光ファイバケーブルを試作し、それぞれの光ファイバ引き抜き力を調査した。その結果は表1に示す通りである。
なお、光ファイバ引き抜き力の測定は、10m(メートル)の各試作光ファイバケーブルを用いて、光ファイバ3の片端末を引っ張った時の光ファイバ移動時の力を測定する方法である。
Figure 2008310018
以上のことから、UV樹脂17を間欠固定材として用いると、ホットメルト樹脂などの熱可塑性樹脂とは異なり、光ファイバケーブル1を敷設後、あるいは光ファイバケーブル1を製造時に熱履歴を受けても、UV樹脂17はスロットロッド7の溝5の内部で融解することが無いので、間欠固定材の形状や大きさが変化しにくいために、光ファイバ引き抜き力が低下することは無い。したがって、光ファイバ引き抜き力を維持することができるので、光ファイバ3の溝内移動を抑制することができる。
この点は、表1に示されているように、間欠固定材がホットメルト樹脂のときは、光ファイバ引き抜き力が平均で4.1N/10mであったのに比べて、間欠固定材がUV樹脂17のときは、光ファイバ引き抜き力が平均で11.0N/10mで、3倍弱の強さであった。
また、UV樹脂17は高速硬化が可能であるため、光ファイバケーブル1の生産性を損なうことなく製造することができる。また、UV樹脂17の充填方法としては光ファイバ3がスロットロッド7の溝5の開口部11の側から押さえ込まれることで、光ファイバ3が溝5から外れたり、飛び出したりすることを防止することができる。
さらに、縦添えテープ13を除去する際にUV樹脂17も一緒にスロットロッド7から取り出すことができるので、光ファイバ口出し作業性を損なうことがない。また、光ファイバケーブル1の解体時の材料分別が容易となるのでリサイクル性にも優れる。
なお、この実施の形態では、光ファイバケーブル1が偏心シース15であるので、溝5の開口部11側のシース厚が溝5の開口部11側と反対側のシース厚より相対的に厚いので、この部分の機械的強度が補填されているため、外力が作用しても溝5の内部の光ファイバ3の損傷を防ぐことができる。しかも、溝5の開口部11側と反対側のシース厚が薄い部分の機械的強度は、溝5の開口部11側と反対側のスロットロッド7の底部で補填されることになる。
(A)は、この発明の実施の形態の光ファイバケーブルの断面図で、(B)は(A)の矢視IB−IB線の断面図である。 この発明の実施の形態の光ファイバケーブルの製造方法を示す概略的な斜視図である。
符号の説明
1 光ファイバケーブル(この実施の形態の)
3 光ファイバ
5 溝
7 スロットロッド
9 抗張力体(テンションメンバ)
11 開口部
13 縦添えテープ
15 偏肉シース
17 紫外線硬化性樹脂(UV樹脂、間欠固定材)
19 ファイバ集合部
21 UV樹脂充填装置
23 UVランプ
25 紫外線
27 ガイドローラ
29 縦添えテープ集合部
31 縦添えテープ反転部
33 押出成形機
35 押出ヘッド

Claims (6)

  1. 1本以上の光ファイバを内部に収納した1つの溝を有する1溝スロットロッドと、このスロットロッドの溝の開口部を覆うよう縦添えした縦添えテープと、この縦添えテープと前記スロットロッドの周囲を被覆するシースと、からなる光ファイバケーブルにおいて、
    前記スロットロッドの溝内の1本以上の光ファイバを間欠的に固定すべく、前記縦添えテープの長手方向に予め間欠的に紫外線硬化性樹脂が塗布、硬化されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記紫外線硬化性樹脂のヤング率が800Mpa以下であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記シースが、前記縦添えテープとスロットロッドの周囲を偏心して被覆した偏肉シースであることを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバケーブル。
  4. 1溝スロットロッドの溝内に1本以上の光ファイバを収納し、予め前記スロットロッドの溝の開口部を覆うための縦添えテープの長手方向に間欠的に紫外線硬化性樹脂を塗布した後、前記縦添えテープで前記スロットロッドの溝の開口部を覆うように縦添えすることで、前記スロットロッドの溝内の1本以上の光ファイバを前記縦添えテープに塗布した紫外線硬化性樹脂で間欠的に固定し、次いで、前記縦添えテープとスロットロッドの周囲をシースで被覆することを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
  5. 前記縦添えテープに、紫外線が透過する樹脂テープを使用し、紫外線を前記縦添えテープに透過せしめて前記UV樹脂を照射して硬化させることを特徴とする請求項4記載の光ファイバケーブルの製造方法。
  6. 前記縦添えテープとスロットロッドの周囲を偏心した偏肉シースで被覆することを特徴とする請求項4又は5記載の光ファイバケーブルの製造方法。
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