JP6549828B2 - 光ファイバケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、複数の光ファイバ心線からなる光ファイバケーブル等に関するものである。
従来から、内部に光ファイバ心線が内蔵され、最外周に被覆層が形成された光ファイバケーブルに対し、外力等によって内部の光ファイバ心線に集中した力が付与されないように、スロット型の光ファイバケーブルが使用されている。このようなスロット型の光ファイバケーブルとしては、例えば、スロットロッドの溝内に光ファイバを収納し、外周に押さえ巻きテープを縦添え巻きして、外被を押し出し被覆したものがある(例えば特許文献1、2)。この場合、押さえ巻きテープのラップ部は、融着や接着によって接合されるか、またはさらに外周に粗巻き紐を巻き付けることで、押さえ巻きテープの開きを防止し、内部の光ファイバ心線の飛び出しが防止される。
一方、スロットロッドを用いないスロットレス型の光ファイバケーブルも用いられている。このような光ファイバケーブルとしては、例えば、光ファイバ心線の外周に、緩衝材としてヤーン(ポリエステル繊維、アラミド繊維、PP繊維など)が集合され、その外周にシースが被覆されたものがある(特許文献3)。
また、光ファイバ心線の外周に、押さえ巻きテープを縦添え巻きし、その外周に外被が被覆された光ファイバケーブルがある(特許文献4)。
特開2004−012914号公報 特開2007−304347号公報 特開2006−337581号公報 特開2001−343571号公報
しかし、特許文献1、2のような、スロット型の光ファイバケーブルは、スロットロッドが高価であるとともに、光ファイバケーブル全体の外径が大きくなる。このため、より高密度化および細径化を達成するために、スロットレス型の光ファイバケーブルが使用される場合がある。
しかし、特許文献3のようなスロットレス型の光ファイバケーブルは、光ファイバ心線の外周に緩衝層が設けられるため、内部の光ファイバ心線の取り出し作業性が悪い。例えば、光ファイバ心線を取り出す際、緩衝層を構成するヤーンの切断とともに、光ファイバ心線を切断する恐れがある。また、除去後のヤーンが繊維状のごみとなるため、取扱い性に問題があった。
これに対し、特許文献4のように、光ファイバ心線の外周に押さえ巻きテープを巻き付けた構造では、ヤーンが用いられないため、内部の光ファイバ心線の取り出し時に、ヤーンの切断作業等が不要である。
しかし、押さえ巻きテープからの光ファイバ心線の飛び出しを防止するためには、例えば、押さえ巻きテープのラップ部を接合するか、押さえ巻きテープの外周に粗巻き紐等を用いる必要がある。しかし、このような構成とすると、製造工程が増えるとともに、光ファイバ心線の取り出し作業性が悪化する。このため、光ファイバ心線の飛び出しを確実に防止するとともに、製造性および光ファイバ心線の取り出し作業性に優れた光ファイバケーブルが望まれる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、光ファイバ心線の飛び出しを確実に防止するとともに、製造性および光ファイバ心線の取り出し作業性に優れた光ファイバケーブル等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の本発明は、複数の光ファイバ心線からなる光ファイバユニットと、前記光ファイバユニットの外周部に設けられる押さえ巻きテープと、前記押さえ巻きテープを覆うように設けられる外被と、を具備し、前記押さえ巻きテープは、前記押さえ巻きテープの長手方向が光ファイバケーブルの軸方向と略一致し、前記押さえ巻きテープの幅方向が光ファイバケーブルの周方向となるように前記光ファイバユニットの外周に縦添え巻きされ、前記押さえ巻きテープは、あらかじめ筒状に成形されており、形成された筒状体の内径は、前記光ファイバユニットの外径よりも小さく、前記筒状体の内部に前記光ファイバユニットが挿入された際に、前記筒状体が前記光ファイバユニットによって広げられて、前記筒状体と前記光ファイバユニットが密着し、筒状に形成された前記押さえ巻きテープの周長に対する前記押さえ巻きテープの周方向のラップ長であるラップ率が、50%以上100%以下であり、前記押さえ巻きテープに50Nの張力を付与した際の幅方向の減少率が、10%以下であることを特徴とし、前記減少率は、幅30mm、長さ250mmとした押さえ巻きテープの長手方向の両端を、チャック間隔が200mとなるようにチャックでつかんでセットし、押さえ巻きテープの長手方向に、50Nの張力を付与し、張力を保持した状態で30秒後の押さえ巻きテープの幅の最も狭い部位を測定して、式[減少率={初期値−(30秒後の幅)}/初期値]により算出した値である、光ファイバケーブルである。
前記押さえ巻きテープのラップ部は、融着または接着されない非接合部であることが望ましい。
第1の発明によれば、押さえ巻きテープのラップ率を50%以上とすることで、押さえ巻きテープの開きを防止することができる。このため、外周にさらに粗巻き紐を設ける必要がない。したがって、内部の光ファイバ心線の取り出し時に、粗巻き紐を切断除去する必要がないため、光ファイバ心線の取り出し作業性が良好である。
特に、押さえ巻きテープのラップ部を、融着または接着していない非接合部とすることで、光ファイバ心線の取り出し作業性をさらに高めることができる。
また、押さえ巻きテープに50Nの張力を付与した際の幅方向の減少率を10%以下とすることで、押さえ巻きテープの縦添え巻時の押さえ巻きテープの幅変化を抑制することができる。このため、安定して、50%以上のラップ率を確保することができる。
押さえ巻きテープが筒状に形成されており、光ファイバユニットによって広げられているため、押さえ巻きテープが元の径に戻ろうとする力で、押さえ巻きテープと光ファイバユニットが密着する。このため、外径の小さな光ファイバケーブルを得ることができる。
第2の発明は、押さえ巻きテープの長手方向が光ファイバケーブルの軸方向と略一致し、前記押さえ巻きテープの幅方向が光ファイバケーブルの周方向となるように、前記押さえ巻きテープを複数の光ファイバ心線からなる光ファイバユニットの外周に縦添え巻きする工程と、前記押さえ巻きテープの外周に、粗巻き紐を巻き付けずに、直接外被を押し出し被覆する工程と、を具備し、前記押さえ巻きテープを縦添えする工程では、前記押さえ巻きテープは、あらかじめ筒状に成形されており、形成された筒状体の内径は、前記光ファイバユニットの外径よりも小さく、前記筒状体の内部に前記光ファイバユニットを挿入することで、前記筒状体が前記光ファイバユニットによって広げられて、前記筒状体と前記光ファイバユニットとを密着させ、筒状に形成された前記押さえ巻きテープの周長に対する前記押さえ巻きテープの周方向のラップ長であるラップ率を50%以上100%以下とし、前記押さえ巻きテープに50Nの張力を付与した際の幅方向の減少率が、10%以下であることを特徴とし、前記減少率は、幅30mm、長さ250mmとした押さえ巻きテープの長手方向の両端を、チャック間隔が200mとなるようにチャックでつかんでセットし、押さえ巻きテープの長手方向に、50Nの張力を付与し、張力を保持した状態で30秒後の押さえ巻きテープの幅の最も狭い部位を測定して、式[減少率={初期値−(30秒後の幅)}/初期値]により算出した値である、光ファイバケーブルの製造方法である。
前記押さえ巻きテープを縦添えする工程は、前記押さえ巻きテープの幅方向が周方向となるように丸めて加熱し、筒状体を成形する工程と、前記筒状体のラップ部を開き、内部に複数の光ファイバ心線からなる光ファイバユニットを挿入した後、前記筒状体を元の形態に戻す工程と、を具備し、形成された前記筒状体の内径は、前記光ファイバユニットの外径よりも小さく、前記筒状体の内部に前記光ファイバユニットを挿入すると、前記筒状体が、前記光ファイバユニットによって広げられた状態としてもよい。
第2の発明によれば、粗巻き紐を設ける必要がないため、製造性が良好であり、光ファイバ心線の取り出し作業性が良好な光ファイバケーブルの製造方法を得ることができる。
また、まず押さえ巻きテープを筒状に形成して加熱することで、筒形状を保持した筒状体を形成することができる。この際、押さえ巻きテープを光ファイバユニットの外周に巻き付けるわけではないので、光ファイバユニットと押さえ巻きテープとの間のクリアランスを設ける必要がない。したがって、クリアランスに相当する分だけ、光ファイバケーブルの外径を小さくすることができる。また、押さえ巻きテープは、自身が筒形状を維持するため、外周に粗巻き紐等を巻き付けなくても、光ファイバ心線の飛び出しを抑制することができる。
本発明によれば、光ファイバ心線の飛び出しを確実に防止するとともに、製造性および光ファイバ心線の取り出し作業性に優れた光ファイバケーブル等を提供することができる。
光ファイバケーブル1を示す断面図。 押さえ巻きテープ7のラップ状態を示す図。 光ファイバケーブル1の製造工程を示す図。 図3のY−Y線断面図。 光ファイバケーブル1の製造工程を示す図。 押さえ巻きテープ7により光ファイバユニット5を覆う工程を示す、押さえ巻きテープ7の断面図で、(a)は図5のM部の断面図、(b)は図5のN部の断面図。 押さえ巻きテープ7により光ファイバユニット5を覆う工程を示す、押さえ巻きテープ7の断面図で、(a)は図5のO部の断面図、(b)は図5のP部の断面図。 筒状体20aを示す図。 押さえ巻きテープ7の評価方法を示す図。 (a)は、光ファイバケーブル1を曲げた状態を示す図、(b)は、通常時のラップ部8の状態を示す図、(c)は、光ファイバケーブル1を曲げた際のラップ部8の開きを示す図。 光ファイバケーブル1aを示す断面図。 光ファイバケーブル1の外被を除去した状態を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、光ファイバケーブル1を示す断面図である。光ファイバケーブル1は、スロットを用いないスロットレス型ケーブルであり、複数の光ファイバ心線3、押さえ巻きテープ7、テンションメンバ9、引き裂き紐11、外被13等から構成される。なお、以下の説明において、複数の光ファイバ心線3の集合体を、単に光ファイバユニット5と称する。光ファイバユニット5は、例えば、Φ0.25mmの単心の光ファイバ心線3を200心集合したものである。
光ファイバユニット5の外周には、押さえ巻きテープ7が設けられる。押さえ巻きテープ7は、縦添え巻きによって光ファイバユニット5の外周を覆うように配置される。すなわち、押さえ巻きテープ7の長手方向が光ファイバケーブル1の軸方向と略一致し、押さえ巻きテープ7の幅方向が光ファイバケーブル1の周方向となるように光ファイバユニット5の外周に縦添え巻きされる。
このようにして筒状に形成された押さえ巻きテープ7は、周方向にラップ部8が形成される。すなわち、押さえ巻きテープ7の幅方向の両端部が重なり合う。ラップ部8は、互いに融着や接着などによって接合されない非接合部となる。なお、ラップ部8の形態については、詳細を後述する。
押さえ巻きテープ7の材質は特に制限はなく、適宜選択することができる。例えば、ポリオレフィン類(例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリアミド類(PA)(例えば、ナイロン−6、ナイロン−12など)、ポリアセタール類(POM)、ポリエステル類(例えば、PET、PEN、PTT、PBT、PPT、PHT、PBN、PES、PBSなど)、シンジオタクチック・ポリスチレン(SPS)、ポリフェニレンサルファイド類(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン類(PEEK)、液晶ポリマー類(LCP)、フッ素樹脂、アイソタクティックポリプロピレン(isoPP)などを用いることができる。これらの中でも、耐久性、力学強度、コストの観点から、ポリオレフィン類、ポリエステル類、シンジオタクチック・ポリスチレン(SPS)が好ましく、特にポリエステル類がより好ましい。
押さえ巻きテープ7は、例えば、一軸や二軸延伸されたフィルム(テープ)を使用することができる。好ましくは、ケーブル成形加工時の張力などを考慮すると二軸延伸されたフィルムが良い。他のテープとして、不織布テープを使用することができる。また、不織布テープとフィルムを貼り合わせたものを使用することもできる。また、後述する外被13との剥離性を向上する目的で、例えば、油類や蝋、シリコーンなどの滑剤を表面にコーティングしたものや、例えば、表面に凸凹状の加工を施したしたものを使用することもできる。
押さえ巻きテープ7の外周には、外被13が設けられる。外被13は、光ファイバケーブル1を被覆して保護するための層である。外被13の内部には、必要に応じてテンションメンバ9、引き裂き紐11が埋設される。
次に、押さえ巻きテープ7のラップ部8について説明する。図2は、押さえ巻きテープ7のラップ状態を示す図である。光ファイバユニット5の外周に筒状に形成された押さえ巻きテープ7の全周長をBとし、周方向のラップ部8の長さをCとする。この場合、全周長Bに対するラップ長C(ラップ率)が50%以上となるように、ラップ部8を形成する。すなわち、C/B≧0.5とする。
このようにするためには、光ファイバユニット5の周長に対して、押さえ巻きテープ7の幅を設定すればよい。すなわち、ラップ部長さC/(押さえ巻きテープ幅W−ラップ部長さC)≧0.5となるように、押さえ巻きテープ7の幅を設定すればよい。この際、押さえ巻きテープ7の伸び(幅の減少)を考慮して、押さえ巻きテープ7の幅を設定することが望ましい。
なお、ラップ率が大きくなると、内部の光ファイバ心線の飛び出しは、より確実に防止することができるが、光ファイバ心線を取り出す際には、押さえ巻きテープ7を開きにくくなる。特に、ラップ率が100%を超えると、3重にラップする部位が形成されるため、押さえ巻きテープ7を開くことがより困難となる。したがって、ラップ率は100%以下とすることが望ましい。
次に、光ファイバケーブル1の製造方法について説明する。図3は、光ファイバケーブル1の製造装置の概略図である。なお、テンションメンバ9および引き裂き紐11については図示を省略する。押さえ巻きテープ7と光ファイバユニット5が、フォーミング装置15に送られる。フォーミング装置15は、先端が丸められて縮径された部材である。押さえ巻きテープ7は、フォーミング装置15に沿って、先端に行くにつれて丸められる。この際、内部の光ファイバユニット5の外周を覆うように、押さえ巻きテープ7が筒状になる。
光ファイバユニット5の外周を覆うように筒状に形成された押さえ巻きテープ7は、ガイド17内に導入される。ガイド17は、筒状の部材であり、押さえ巻きテープ7の筒形状を保持して外被押し出し機19に導入する部位である。フォーミング装置15とガイド17と外被押し出し機19内に配置されたニップル(図示省略)とは、略一直線上に配置される。ガイド17の先端は、外被押し出し機19内に配置されたニップル(図示省略)の端部近傍に位置し、ガイド17によって、フォーミング装置15からニップルに導入するまで、押さえ巻きテープ7の筒形状が保持される。
外被押し出し機19には、図示を省略したテンションメンバ9および引き裂き紐11が導入され、押さえ巻きテープ7の外周に外被13が押し出される。外被13は、例えば低密度ポリエチレンであり、外被13の厚さは例えば2.0mm程度である。以上により形成された光ファイバケーブル1は、図示を省略した冷却水槽を通過して、巻き取り機で巻き取られる。
また、光ファイバケーブル1は、次のようにして製造することもできる。図4は、図3のY−Y線断面図である。フォーミング装置15の先端内部は、光ファイバユニット5と押さえ巻きテープ7が通過するため、光ファイバユニット5および押さえ巻きテープ7との間にはそれぞれクリアランスが形成される。また、押さえ巻きテープ7が丸められてラップする部位において、少なくともフォーミング装置15の厚み分だけ、押さえ巻きテープ7同士の間にクリアランスが形成される。
したがって、フォーミング装置15を通過した状態では、押さえ巻きテープ7の外径は、光ファイバユニット5の外径に対して、クリアランス分だけ大きくなる。このため、押さえ巻きテープ7の外周に所定厚みの外被を押し出すと、必要以上に大きな径の光ファイバケーブルとなる。
一方、図5に示す光ファイバ製造装置は、まず、押さえ巻きテープ7が、フォーミング装置15に送られる(図中矢印A)。
図6(a)は図5のM部における押さえ巻きテープ7の断面図である。フォーミング装置15に送られる押さえ巻きテープ7は、平坦な直線状である。フォーミング装置15は、先端が丸められて縮径された部材である。押さえ巻きテープ7は、フォーミング装置15に沿って、先端に行くにつれて丸められて筒状となる。
フォーミング装置15を出た押さえ巻きテープ7は、筒形状を維持したまま成形装置27に導入される。成形装置27は、筒状のガイド部と加熱部とを有する。成形装置27に導入された押さえ巻きテープ7は、ガイド部内に挿入されて筒状の形状に保持された状態で、加熱部によって押さえ巻きテープ7が軟化して延伸しない温度と時間で加熱される。
図6(b)は図5のN部における押さえ巻きテープ7の断面図である。成形装置27によって、押さえ巻きテープ7は、筒形状の型がつけられて筒状体20となる。すなわち、筒状体20は、成形装置27によって型付けられた筒状の形状を維持する。
成形装置27を出た押さえ巻きテープ7(筒状体20)は、光ファイバユニット挿入装置28に送られる。また、光ファイバユニット挿入装置28には、光ファイバユニット5が送られる(図中矢印Q)。光ファイバユニット挿入装置28では、筒状体20のラップ部が広げられて、内部に光ファイバユニット5が挿入される。
図7(a)は図5のO部における押さえ巻きテープ7の断面図である。光ファイバユニット挿入装置28によって、筒状体20のラップ部が広げられ(図中矢印I)、開口部から光ファイバユニット5が挿入される(図中矢印J)。光ファイバユニット5が挿入された後は、押さえ巻きテープ7は元の状態(筒状体20)に戻り、外被押し出し機19に送られる。
なお、筒状体20を開く方法は特に限定されない。例えば、従来から使用されている、スリット入りチューブ用の通線治具を使用してもよい。通線治具によって、筒状体20のラップ部を光ファイバユニット5が挿入可能な程度に開き、光ファイバユニット5を挿入すればよい。
図7(b)は図5のP部における押さえ巻きテープ7の断面図である。外被押し出し機19に送られる際には、押さえ巻きテープ7は筒状体20への復元力で再び筒状となる(図中矢印K)。
ここで、当初形成された筒状体の内径(図6(b)のH)は、光ファイバユニット5の外径(図7(b)のL)よりも小さい。したがって、押さえ巻きテープ7は、完全に元の形状には戻れずに、光ファイバユニット5によって広げられた状態の筒形状となる。したがって、押さえ巻きテープ7の内面は光ファイバユニット5の外周面に押し付けられて密着する。同様に、押さえ巻きテープ7のラップ部も、押さえ巻きテープ7同士が密着する。このため、押さえ巻きテープ7の内部に余計なクリアランスが形成されることを抑制することができる。
なお、押さえ巻きテープ7の筒形状は円筒形状には限られない。例えば、図8に示した筒状体20aのように、多角形の筒形状としてもよい。この場合でも、光ファイバユニット5の外周部に密着するように、筒状体20aの内径を光ファイバユニット5の外径よりも小さくすることが望ましい。このようにすることで、より確実に、押さえ巻きテープ7を光ファイバユニット5の外周面に密着させることができる。このように、筒状体の断面形状は適宜設定することができる。
ここで、用いられる押さえ巻きテープ7は、長手方向への50Nの引張時の幅の減少率が10%以下であることが望ましい。図9は、押さえ巻きテープ7の幅減少率の評価方法を示す図である。評価する押さえ巻きテープとしては、幅30mm、長さ250mmとする。まず、押さえ巻きテープ7の両端をチャック23でつかむ。この際、チャック23間隔が200mmとなるように、チャック23に押さえ巻きテープ7をセットする。次に、押さえ巻きテープ7の長手方向に、50Nの力を付与する(図中矢印R方向)。
この状態で、30秒保持し、50Nの力を付与した状態で30秒後の押さえ巻きテープ7の幅(最も狭い部位)を測定する。押さえ巻きテープ7の幅減少率は、{初期幅−(30秒後の幅)}/初期幅で計算される。本発明では、この押さえ巻きテープ7の幅減少率が10%以下であることが望ましい。
前述したように、光ファイバケーブル1の製造時には、押さえ巻きテープ7の外周に外被13が押し出されながら巻き取られる。この際、押さえ巻きテープ7には、長手方向に張力が付与される。張力は、通常、40〜50N程度となるため、押さえ巻きテープ7は、この張力によって長手方向に伸ばされる。すなわち、押さえ巻きテープ7の幅が減少する。
ここで、押さえ巻きテープ7の幅減少率が10%を超えると、光ファイバケーブル1の製造時に、押さえ巻きテープ7の幅変化が大きくなる。このため、押さえ巻きテープ7の幅の制御が困難である。前述したように、押さえ巻きテープ7のラップ率は、押さえ巻きテープ7の幅によって設定される。このため、押さえ巻きテープ7の幅変化が大きくなると、安定してラップ率50%以上を確保することが困難となる。このため、ラップ率50%を安定して確保するためには、押さえ巻きテープ7の幅減少率は10%以下とすることが望ましい。
次に、光ファイバケーブル1の機能を説明する。図10(a)は、外被を除去した光ファイバケーブル1を屈曲させた状態を示す図である。光ファイバケーブル1を曲げると(図中矢印D方向)、光ファイバケーブル1の曲げの内周側Eでは圧縮曲げとなり、外周側Fでは引張曲げとなる。
図10(b)に示すように、通常状態(曲げはない状態)では、押さえ巻きテープ7は、製造された際の形状を維持する。しかし、光ファイバケーブル1が曲げられると、図10(c)に示すように、押さえ巻きテープ7が変形する。この際、特に、曲げの内周側Eでは、押さえ巻きテープ7が外側に広がるように変形しやすい(図中矢印G方向)。このため、内周側Eにラップ部8の先端が位置すると、押さえ巻きテープ7が開く方向に変形しやすい。
一方、光ファイバケーブル1の曲げの外周側Fでは、ラップ部8が閉じる方向(図中矢印H方向)に変形しやすい。ここで、ラップ部8のラップ率が小さいと、ラップ部8の先端が曲げ内周側となった際に、ラップ部8が開き、内部の光ファイバ心線3が飛び出す恐れがある。しかし、本発明では、最も押さえ巻きテープ7が開きやすいラップ部8の先端が、曲げ内周側Eに位置した場合でも、他端が外周側Fを超えてラップ部8が形成される。このため、外周側Fにおいては、押さえ巻きテープ7が閉じる方向に変形する。したがって、押さえ巻きテープ7が完全に開くことがなく、内部の光ファイバ心線3の飛び出しを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、押さえ巻きテープ7が開き、内部の光ファイバ心線3の飛び出しを防止することができる。この際、押さえ巻きテープ7の外周に粗巻き紐を巻き付ける必要もない。このため、製造性に優れ、光ファイバ心線3の取り出し作業性にも優れる。
また、押さえ巻きテープ7が開かないため、押さえ巻きテープのラップ部8を融着等によって接合する必要がない。このため、製造性に優れ、光ファイバ心線3の取り出し作業性にも優れる。
また、押さえ巻きテープ7の幅減少率を10%以下とすることで、安定してラップ率50%以上を確保することができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図11は、光ファイバケーブル1aを示す図である。なお、以下の説明において、光ファイバケーブル1と同様の機能を奏する構成については、図1等と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
光ファイバケーブル1aは、光ファイバケーブル1とほぼ同様の構成であるが、支持線21が設けられる点で異なる。光ファイバケーブル1aは、自己支持型の光ファイバケーブルであり、首部を介して、支持線21とケーブル部とが連結される。支持線21は、例えば鋼線等であり、ケーブル部(光ファイバケーブル1と同様の構成)とは、外被13によって一体で構成される。
光ファイバケーブル1aにおいても、ラップ部8のラップ率が50%以上となるように、押さえ巻きテープ7が光ファイバユニット5の外周に縦添え巻きされる。また、必要に応じて、押さえ巻きテープ7を筒状に成形して、光ファイバユニット5に密着させることもできる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、本発明では、押さえ巻きテープ7のラップ率を50%以上とすることができれば、その断面構造は特に制限されない。
実際に、図1に示すような光ファイバケーブル1を作成し、光ファイバ心線3の飛び出しの有無を確認した。Φ0.25mmの光ファイバ心線3を200心集合した光ファイバユニット5の外周に、ラップ率を変更して押さえ巻きテープ7を縦添え巻きした。押さえ巻きテープ7の外周には厚さ2.0mmの外被を、引き裂き紐11とテンションメンバ9とともに押し出し被覆した。
得られた光ファイバケーブル1の両端末において、光ファイバ心線3が移動しないように光ファイバ心線3と外被を固定する。光ファイバケーブル1の両端を3mの間隔に設置した支柱に取り付け、光ファイバケーブル1を適度に弛ませた。設置した光ファイバケーブル1を、図12に示すように、ケーブル略中央の1m(図中S)について、外被13を除去した。外被13の除去は、引き裂き紐11によって、外被13を長手方向に2分割し、その後、外被13およびテンションメンバ9を除去した。
この状態で、内部の光ファイバ心線3の自重で光ファイバユニット5が弛むことにより、光ファイバ心線3の飛び出しがないか確認した。結果を表1に示す。
Figure 0006549828
表1に示すように、ラップ率が50%未満では、光ファイバ心線3の飛び出しが確認されたが、ラップ率50%以上では、光ファイバ心線3の飛び出しは確認されなかった。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a………光ファイバケーブル
3………光ファイバ心線
5………光ファイバユニット
7………押さえ巻きテープ
8………ラップ部
9………テンションメンバ
11………引き裂き紐
13………外被
15………フォーミング装置
17………ガイド
19………外被押し出し機
20、20a………筒状体
21………支持線
23………チャック
27………成形装置
28………光ファイバユニット挿入装置

Claims (4)

  1. 複数の光ファイバ心線からなる光ファイバユニットと、
    前記光ファイバユニットの外周部に設けられる押さえ巻きテープと、
    前記押さえ巻きテープを覆うように設けられる外被と、
    を具備し、
    前記押さえ巻きテープは、前記押さえ巻きテープの長手方向が光ファイバケーブルの軸方向と略一致し、前記押さえ巻きテープの幅方向が光ファイバケーブルの周方向となるように前記光ファイバユニットの外周に縦添え巻きされ、
    前記押さえ巻きテープは、あらかじめ筒状に成形されており、形成された筒状体の内径は、前記光ファイバユニットの外径よりも小さく、
    前記筒状体の内部に前記光ファイバユニットが挿入された際に、前記筒状体が前記光ファイバユニットによって広げられて、前記筒状体と前記光ファイバユニットが密着し、
    筒状に形成された前記押さえ巻きテープの周長に対する前記押さえ巻きテープの周方向のラップ長であるラップ率が、50%以上100%以下であり、
    前記押さえ巻きテープに50Nの張力を付与した際の幅方向の減少率が、10%以下であることを特徴とし、
    前記減少率は、幅30mm、長さ250mmとした押さえ巻きテープの長手方向の両端を、チャック間隔が200mとなるようにチャックでつかんでセットし、押さえ巻きテープの長手方向に、50Nの張力を付与し、張力を保持した状態で30秒後の押さえ巻きテープの幅の最も狭い部位を測定して、式[減少率={初期値−(30秒後の幅)}/初期値]により算出した値である、光ファイバケーブル。
  2. 前記押さえ巻きテープのラップ部は、融着または接着されない非接合部であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 押さえ巻きテープの長手方向が光ファイバケーブルの軸方向と略一致し、前記押さえ巻きテープの幅方向が光ファイバケーブルの周方向となるように、前記押さえ巻きテープを複数の光ファイバ心線からなる光ファイバユニットの外周に縦添え巻きする工程と、
    前記押さえ巻きテープの外周に、粗巻き紐を巻き付けずに、直接外被を押し出し被覆する工程と、
    を具備し、
    前記押さえ巻きテープを縦添えする工程では、
    前記押さえ巻きテープは、あらかじめ筒状に成形されており、形成された筒状体の内径は、前記光ファイバユニットの外径よりも小さく、
    前記筒状体の内部に前記光ファイバユニットを挿入することで、前記筒状体が前記光ファイバユニットによって広げられて、前記筒状体と前記光ファイバユニットとを密着させ、
    筒状に形成された前記押さえ巻きテープの周長に対する前記押さえ巻きテープの周方向のラップ長であるラップ率を50%以上100%以下とし、
    前記押さえ巻きテープに50Nの張力を付与した際の幅方向の減少率が、10%以下であることを特徴とし、
    前記減少率は、幅30mm、長さ250mmとした押さえ巻きテープの長手方向の両端を、チャック間隔が200mとなるようにチャックでつかんでセットし、押さえ巻きテープの長手方向に、50Nの張力を付与し、張力を保持した状態で30秒後の押さえ巻きテープの幅の最も狭い部位を測定して、式[減少率={初期値−(30秒後の幅)}/初期値]により算出した値である、光ファイバケーブルの製造方法。
  4. 前記押さえ巻きテープを縦添えする工程は、
    前記押さえ巻きテープの幅方向が周方向となるように丸めて加熱し、筒状体を成形する工程と、
    前記筒状体のラップ部を開き、内部に前記光ファイバユニットを挿入した後、前記筒状体を元の形態に戻す工程と、
    を具備し、
    形成された前記筒状体の内径は、前記光ファイバユニットの外径よりも小さく、
    前記筒状体の内部に前記光ファイバユニットを挿入すると、前記筒状体が、前記光ファイバユニットによって広げられた状態となることを特徴とする請求項記載の光ファイバケーブルの製造方法。
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