JP2008307009A - 猿対策用の防獣ネットの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のプラス・マイナス導電ネット素材を、ネット素材に交互に配備する構成を採用した猿等の害獣を撃退する防獣ネットシステムがある。しかし、ネット素材を現場に合った構造とすることに関し、充分な説明がないこと、また忌避剤添加ネット素材を、如何に結節し、防獣ネットにどのように配置するかの説明がなく、これらを明確にする構造と、防獣ネットの構築システムが望まれる処である。
【構成】本発明は、合成樹脂製のネット撚糸と、忌避剤添加ネット撚糸とで構成した紺色の第一ネット撚糸、同緑色の第二ネット撚糸、またワイヤーを撚り上げたプラス・マイナス極用の導電撚糸で結節したプラス・マイナス導電ネット撚糸を着色し、第一ネット撚糸が、空に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、また第二ネット撚糸が、圃場の作物に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、猿の飛来を防止する電撃ネット構造である。
【選択図】図1

Description

本発明は、猪、鹿、猿、たぬき、狐、もぐら、ねずみ等の害獣であって、主として、猿に対応できる猿対策用の防獣ネットの設置方法と、防獣ネットの構造に関する。
従来、害獣対策用の防獣ネットの設置方法と、防獣ネットの構造に関し、害獣全体の飛来、又は侵入を回避することを主眼とすることから、必ずしも、充分でなく、大雑把に防止することを意図する。従って、対応が後手に回ることがおおく、充分な効果を挙げていないのが現況である。
このような現況を踏まえて、先行文献を列挙する。次のような文献(1)〜(4)があるので、その内容を、順次下記において説明する。
文献(1)は、特開平6−225680号の「猿害防止装置」であり、その概要は、猿の侵入防止用の境界線に設けた多数の支柱間に張設されたネットと、このネットの上部に垂設又は斜設した裸電線と、この裸電線に衝撃電流を流す電源装置を備えた猿害防止装置であって、裸電線に流れる衝撃電流の状態を信号で発信し、この信号を自宅等の遠隔場所で受信して衝撃電流の状態を介して、遠隔操作により監視、又は雑草等が裸電線に触れて短絡し、猿に対する衝撃が無くなっている状態等を遠隔操作により監視を図ることで、例えば、農家の手間を少なくし、また果物等の収穫物を荒らす猿による被害の有効防止を図る。
文献(2)は、実開平6−19483号の「防獣用ネット」であり、その概要は、防獣用ネット本体を構成する網脚の一部をマイナス通電網脚とし、その網脚の他部をプラス通電網脚で形成し、この導電網脚に、それぞれ電極を接続して通電状態とする構成とし、この通電状態における接触を介して、衝撃を与えて、害獣の侵入を防止すること、又は猿のように地面から飛び上がる害獣に対しても有効に作用する構成であり、略全ての害獣に対応できる防獣用ネットの提供を意図する。
また文献(3)は、特開平8−112055号の「電気柵」であり、その概要は、導電材で形成した柵本体の上縁に複数本のプラス極を裸電線を設け、この裸電線の下の柵本体にネットを張装し、マイナス極を地中にアース、かつ前記ネットに接続する構成とし、裸電線→猿→柵本体→アース線→地面という経路で衝撃電流を流し、この裸電線とアース線に接触することで、害獣に衝撃を与えて撃退することを意図する。
さらに文献(4)は、特開2003−219788の「防獣システムと、防獣用ネット並びに防獣用ネット係止環」であり、その概要は、合成樹脂製の数本の繊維を撚り上げたネット素材に、合成樹脂製の数本の繊維とワイヤーとを撚り上げた導電ネット素材を適宜間隔で編成し、上下端に錘入りロープを配設した防獣用ネットであって、この防獣用ネットを、農地、果樹園等の圃地に立設した可撓性ポールに張装し、この張装時に防獣用ネットの下方を地面に延展状態で設け、防獣用ネットと地面との隙間をなくし、また錘入りロープを地面に配置し、地面に沿って侵入する猿等の侵入を防止し、さらに導電ネット素材とネット素材間に接触し、飛来する猿等の害獣を、電撃的に衝撃する(電撃とする)構成であり、屋外及び/又は山間で風雪に晒される状況、又は猿等の害獣が習性で飛付く等の過酷な使用状況においても、防獣効果を発揮し、かつ防獣用ネットの損傷を少なくすること、又は防獣用ネットの構造の簡略化と低コスト化、また設置作業・取扱いの容易化、簡略化等を図ること等を意図する。
特開平6−225680号 実開平6−19483号 特開平8−112055号 特開2003−219788
文献(1)〜(3)は、導電性を備えた防獣ネットと、地中のマイナス極とを利用する構造であり、地面に足を置き、防獣ネットに鼻、足、手等の体の一部を接触する動作が達成された状態で、電撃を与える防獣装置である。従って、空中を飛ぶ害獣、例えば、猿等の害獣に対する有効性は、かなり疑問視される処である。そして、この猿の動作及び/又は習性を熟知する専門家であれば、当然に理解できる事柄である。
また文献(1)〜(3)は、防獣ネットと導電部材とを個別にする装置及び/又は設置する構造では、設置・張装作業及び/又はその段取り等が面倒であること、又は防獣ネットの設置・張装と、導電部材の配線に対し、それぞれ専門家が必要であり、これらの設置及び/又は作業に手間を要すること、さらに各種部材、機材等の準備、搬入、運搬、保管等においても、手間及び場所を要すること等の課題が考えられる。
尚、文献(2)は、防獣用ネット本体を構成する網脚を、マイナス・プラス通電網脚を多数配備し、この両通電網脚に接触した際に、害獣に電撃を与える構造である。しかし、このマイナス・プラス通電網脚を回避し、侵入する状況も間々あり、防獣効果において、疑問視されること、又は電撃を与える頻度の低下が考えられる。そして、マイナス・プラス通電網脚は、それぞれ単線形状であり、短絡等して破損した場合は、機能せず、害獣対策としては、十分とは云えないと考えられる。
そして、文献(4)は、プラス・マイナス極用の導電撚糸で結節したプラス・マイナス導電ネット素材を、ネット素材に交互に配備する構造である。これにより、従来の問題である、例えば、空中を飛ぶ猿等の害獣に対する有効性を確保し、また前述の地中にマイナス極を配備する構造の欠点を解消した。しかながら、この文献(4)は、ネット素材を現場に合った構造とすることに関し、充分な説明がないこと、また忌避剤を備えたネット素材を、如何に結節し、防獣ネットにどのように配置するかの説明がなく、これらを明確にする構造が望まれる処である。
請求項1の発明は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットを張装すること、また張装の迅速化を図ること等を意図する。そして、また請求項1の発明は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットを張装するに際し、この防獣ネットの菱形の結節寸法を、全体において、略均一に確保するために、可撓性ポールの間隔に合せて、防獣ネットの張装寸法を保持可能とする猿対策用の防獣ネットの設置方法を提供する。さらに、請求項1の発明は、ポール、可撓性ポール、並びに防獣ネットと、吊下げ用ロープと、設置用ロープとを、現場に個別に、持ち込み、この現場で、ワンタッチで、かつ特別な細工をすることなく、張装できる猿対策用の防獣ネットの設置方法を提供する。
請求項1は、圃場を囲繞するように多数本のポールを立設し、この多数本のポールに、順次、自由端に錘入り吊下げ用ロープを嵌入可能な二重環状部を備えた可撓性ポールを挿入し、この可撓性ポールの一方端部の二重環状部に、前記吊下げ用ロープを係止し、この係止した吊下げ用ロープを、結束を開放された防獣ネットの上方の編成ネット係止部に順次挿入するに際して、その自由端側から、順次、挿入し、この挿入完了後に、防獣ネットを、ポール及び/又は可撓性ポールの一方端部に係止し、この一方端部を固定し、その後、この防獣ネットを、吊下げ用ロープの全体に展開し、当該防獣ネットが展開された状態を確保しながら、順次、前記吊下げ用ロープを、ポールの間隔に対応した間隔で、前記可撓性ポールの二重環状部に、係止し、この防獣ネットの網目の開きを、同じ状態に維持して、この防獣ネットの体裁の確保と、風に対する抵抗の均一化を図り、倒壊防止と、また猿の引っ掛りをなくす作業を順次行い、前記圃場を囲繞した可撓性ポールに、吊下げ用ロープと防獣ネットを吊下げ支持するとともに、この防獣ネットの下方を、前記圃場の地面に重畳するように設置し、この防獣ネットの下方の編成ネット係止部に順次、地面設置用の錘入り設置用ロープを、順次、挿入し、前記圃場を、防獣ネットで囲繞し、かつこの防獣ネットに通電し、しかも、前記可撓性ポールを利用して、猿の防獣ネットの乗越え防止を図り、さらに地面への設置を介して、猿の潜り込みを防止する構成とした猿対策用の防獣ネットの設置方法である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な可撓性ポール及び/又は防獣ネットの関係と、構造を提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の防獣ネットの設置方法であって、
前記ポール及び/又は可撓性ポールの一方・他方端部に、前記防獣ネットを係止するが、他のポール及び/又は可撓性ポールには、前記防獣ネットを係止しない方法とし、猿が、この防獣ネットに跳び付いた状態で、当該可撓性ポール及び/又は防獣ネットが、個別に揺れ動く構成とした猿対策用の防獣ネットの設置方法である。
請求項3の発明は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットが張装できる構造で、かつこの張装の迅速化を図れる防獣ネットの構造を提供することを意図する。そして、また請求項3の発明は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットを張装するに際し、この防獣ネットの菱形の結節寸法を、全体において、略均一に確保することが可能であり、猿の飛来時において、把持できる防獣ネットの重なり箇所を少なくすること、そして、また、可撓性ポールの間隔に合せて、防獣ネットの張装寸法を保持可能とする猿対策用として最適な防獣ネットの構造を提供する。
さらに、請求項3の発明は、ポール、可撓性ポール、並びに防獣ネットと、吊下げ用ロープと、設置用ロープとを、現場に個別に、持ち込み、この防獣ネットの上下端の折返し箇所に、錘入りロープを挿入可能とすることで、現場で、ワンタッチで、かつ特別な細工をすることなく、張装できる猿対策用の防獣ネットの装置を提供する。
請求項3は、請求項1に記載の防獣ネットの設置方法に採用される防獣ネットの構造であって、
合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、菱形に結節して非導電性のネット部を構成し、
この非導電性のネット部の中に、合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるプラス極用の導電撚糸で結節したプラス導電ネット撚糸と、合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるマイナス極用の導電撚糸で結節したマイナス導電ネット撚糸を交互に配置し、かつこのプラス・マイナス導電ネット撚糸の間に、前記忌避剤を添加したネット撚糸を編成し、導電性のネット部を構成し、
前記導電性のネット部を、前記非導電性のネット部の中に、複数列設ける構成の防獣ネットとし、
この防獣ネットを、前記圃場を囲繞するように立設したポールと、可撓性ポールを介して、展開設置し、前記プラス・マイナス導電ネット撚糸に、電池、バッテリー等の電源に接続する電線を連設し、また前記ネット部の上下端の折返し箇所に、錘入りロープを挿入可能とした防獣ネットの構造である。
請求項4の発明は、請求項3の目的を達成すること、この目的を達成するのに最適な防獣ネットの素材及び/又は構造を提供することを意図する。
請求項4は、請求項3に記載の防獣ネットの設置方法に採用される防獣ネットの構造であって、
前記合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、ナイロン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とで構成した第一ネット撚糸であり、この第一ネット撚糸を紺色に着色し、
また前記合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、ポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とで構成した第二ネット撚糸であり、この第二ネット撚糸を緑色に着色し、
さらにポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるプラス極用の導電撚糸で結節したプラス導電ネット撚糸と、ポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーを撚り上げてなるマイナス極用の導電撚糸で結節したマイナス導電ネット撚糸であり、このプラス導電ネット撚糸を赤色に着色し、またマイナス導電ネット撚糸を黒色に着色し、
前記紺色に着色した第一ネット撚糸を、前記防獣ネットの上下方に配置し、緑色に着色した第二ネット撚糸を、前記防獣ネットの中間に配置し、前記圃場に張装した状態で、前記第一ネット撚糸が、空に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、また緑色に着色した第二ネット撚糸が、圃場の作物に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、猿の飛来を防止し、かつプラス・マイナス導電ネット撚糸を介して、猿を電撃(威嚇)する構成とした防獣ネットの構造である。
請求項1の発明は、圃場を囲繞するように多数本のポールを立設し、多数本のポールに、順次、自由端に錘入り吊下げ用ロープを嵌入可能な二重環状部を備えた可撓性ポールを挿入し、可撓性ポールの一方端部の二重環状部に、吊下げ用ロープを係止し、係止した吊下げ用ロープを、結束を開放された防獣ネットの上方の編成ネット係止部に順次挿入するに際して、自由端側から、順次、挿入し、挿入完了後に、防獣ネットを、ポール及び/又は可撓性ポールの一方端部に係止し、一方端部を固定し、その後、防獣ネットを、吊下げ用ロープの全体に展開し、防獣ネットが展開された状態を確保しながら、順次、吊下げ用ロープを、ポールの間隔に対応した間隔で、可撓性ポールの二重環状部に、係止し、防獣ネットの網目の開きを、同じ状態に維持して、防獣ネットの体裁の確保と、風に対する抵抗の均一化を図り、倒壊防止と、また猿の引っ掛りをなくす作業を順次行い、圃場を囲繞した可撓性ポールに、吊下げ用ロープと防獣ネットを吊下げ支持するとともに、防獣ネットの下方を、圃場の地面に重畳するように設置し、防獣ネットの下方の編成ネット係止部に順次、地面設置用の錘入り設置用ロープを、順次、挿入し、圃場を、防獣ネットで囲繞し、かつ防獣ネットに通電し、しかも、可撓性ポールを利用して、猿の防獣ネットの乗越え防止を図り、さらに地面への設置を介して、猿の潜り込みを防止する構成とした猿対策用の防獣ネットの設置方法である。
従って、請求項1は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットを張装すること、また張装の迅速化が図れること等の特徴を有する。そして、また請求項1は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットを張装するに際し、この防獣ネットの菱形の結節寸法を、全体において、略均一に確保するために、可撓性ポールの間隔に合せて、防獣ネットの張装寸法を保持可能とする猿対策用の防獣ネットの設置方法を提供できる利点がある。さらに、請求項1は、ポール、可撓性ポール、並びに防獣ネットと、吊下げ用ロープと、設置用ロープとを、現場に個別に持ち込み、この現場で、ワンタッチで、かつ特別な細工をすることなく、張装できる猿対策用の防獣ネットの設置方法を提供できる特徴がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の防獣ネットの設置方法であって、
ポール及び/又は可撓性ポールの一方・他方端部に、防獣ネットを係止するが、他のポール及び/又は可撓性ポールには、防獣ネットを係止しない方法とし、猿が、防獣ネットに跳び付いた状態で、可撓性ポール及び/又は防獣ネットが、個別に揺れ動く構成とした猿対策用の防獣ネットの設置方法である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な可撓性ポール及び/又は防獣ネットの関係と、構造を提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の防獣ネットの設置方法に採用される防獣ネットの構造であって、
合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、菱形に結節して非導電性のネット部を構成し、
非導電性のネット部の中に、合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるプラス極用の導電撚糸で結節したプラス導電ネット撚糸と、合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるマイナス極用の導電撚糸で結節したマイナス導電ネット撚糸を交互に配置し、かつプラス・マイナス導電ネット撚糸の間に、忌避剤を添加したネット撚糸を編成し、導電性のネット部を構成し、
導電性のネット部を、非導電性のネット部の中に、複数列設ける構成の防獣ネットとし、
防獣ネットを、圃場を囲繞するように立設したポールと、可撓性ポールを介して、展開設置し、プラス・マイナス導電ネット撚糸に、電池、バッテリー等の電源に接続する電線を連設し、またネット部の上下端の折返し箇所に、錘入りロープを挿入可能とした防獣ネットの構造である。
従って、請求項3は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットが張装できる構造で、かつこの張装の迅速化が図れる防獣ネットの構造を提供できること等の特徴を有する。そして、また請求項3は、圃場の周辺に、簡易、かつ確実に防獣ネットを張装するに際し、この防獣ネットの菱形の結節寸法を、全体において、略均一に確保することが可能であり、猿の飛来時において、把持できる防獣ネットの重なり箇所を少なくすること、そして、また、可撓性ポールの間隔に合せて、防獣ネットの張装寸法を保持可能とする猿対策用として最適な防獣ネットの構造を提供できる。さらに、請求項3は、ポール、可撓性ポール、並びに防獣ネットと、吊下げ用ロープと、設置用ロープとを、現場に個別に、持ち込み、この防獣ネットの上下端の折返し箇所に、錘入りロープを挿入可能とすることで、現場で、ワンタッチで、かつ特別な細工をすることなく、張装できる猿対策用の防獣ネットの装置を提供できる実益がある。
請求項4の発明は、請求項3に記載の防獣ネットの設置方法に採用される防獣ネットの構造であって、
合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、ナイロン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とで構成した第一ネット撚糸であり、この第一ネット撚糸を紺色に着色し、
また合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、ポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とで構成した第二ネット撚糸であり、第二ネット撚糸を緑色に着色し、
さらにポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるプラス極用の導電撚糸で結節したプラス導電ネット撚糸と、ポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーを撚り上げてなるマイナス極用の導電撚糸で結節したマイナス導電ネット撚糸であり、プラス導電ネット撚糸を赤色に着色し、またマイナス導電ネット撚糸を黒色に着色し、
紺色に着色した第一ネット撚糸を、防獣ネットの上下方に配置し、緑色に着色した第二ネット撚糸を、防獣ネットの中間に配置し、圃場に張装した状態で、第一ネット撚糸が、空に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、また緑色に着色した第二ネット撚糸が、圃場の作物に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、猿の飛来を防止し、かつプラス・マイナス導電ネット撚糸を介して、猿を電撃する構成とした防獣ネットの構造である。
従って、請求項4は、請求項3の目的を達成できること、この目的を達成するのに最適な防獣ネットの素材及び/又は構造を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
先ず図面の説明をすると、図1は圃場の全体に、防獣ネットを張装し、この防獣ネットに電気を供給する電源等の装置を設置し、この圃場を、防獣ネットで囲繞した一例を示した一部省略の俯瞰図、図2は、図1の一部を拡大して示した模式図である。そして、図3〜図15は、圃場全体を、防獣ネットで囲繞する方法の一例を順に説明するものであり、図3はポールを、地中に適宜間隔で立設する模式図であり、例えば、猿の飛来、地形等を考慮し、その間隔を決定する。図4は地中に立設したポールに、順次、可撓性ポールを差込む状態を示した模式図、図5は、図4においてポールに差込んだ可撓性ポールの二重環状部を示した拡大模式図、図6は、図4においてポールに差込んだ可撓性ポールの二重環状部(ロープホルダ)に、吊下げ用ロープを係止した状態を示した拡大模式図、図7は、防獣ネットの上方の編成ネット係止部を結束する結束具を開放する状態を示した要部の模式図、図8は、防獣ネットの少なくとも、上方の編成ネット係止部の結束を開放し、この開放した上方の編成ネット係止部に、吊下げ用ロープを差入れる状態を示した模式図、図9は、吊下げ用ロープに差入れた上方の編成ネット係止部を、ポール及び/又は可撓性ポールの一方端部に移動し、この防獣ネットを、これに係止した状態を示した模式図、図10は、図9の状態から、吊下げ用ロープを、ポールの間隔に対応した間隔で、可撓性ポールの二重環状部に、係止し、この防獣ネットの網目の開きを、同じ状態に維持して、この防獣ネットの体裁の確保等する状態を説明する模式図、図11は、図10の状態から、吊下げ用ロープを、ポールの間隔に対応した間隔で、次の可撓性ポールの二重環状部に、係止し、この防獣ネットの網目の開きを、同じ状態に維持して、この防獣ネットの体裁を確保等しながら、順次、展開する状態の過程の一部を説明する模式図、図12は、図11の状態から、さらに防獣ネットを展開する状態を示した模式図、図13は、図12の状態から、防獣ネットを、順次、展開し、最終の段階となって、ポール及び/又は可撓性ポールの他方端部に移動した状態を示した模式図、図14は、図13の如く、他方の端のポール及び/又は可撓性ポールに移動し、この防獣ネットを、これに係止した状態を示した模式図、図15は、ポール及び/又は可撓性ポールの一方端部から、ポール及び/又は可撓性ポールの他方端部に、吊下げ用ロープを係止するとともに、防獣ネットを張装し、圃場全体を、この防獣ネットで囲繞した状態の一部を示した模式図である。尚、図16−1は、防獣ネットの略上半分を示した拡大正面図、図16−2は、防獣ネットの略下半分を示した拡大正面図を示している。
最初に、図3〜図15に示した圃場全体を、防獣ネットで囲繞する方法の一例を順に説明する。
この一例では、図1に示した方形状の圃場Aを、防獣ネットB(後述する合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸1(以下、簡略して、[撚糸1]とする)と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸2(「以下、簡略して、[忌避剤添加ネット撚糸2]とする」)と、プラス・マイナス導電ネット撚糸3・4、並びに吊下げ用ロープ5と、装着用ロープ6とを主構成要素とする)で囲繞するために、この圃場Aには、猿の飛来、地形、自然条件、森林環境等を考慮し、多数本の硬性の筒体でなるポール8を、適宜間隔で立設する(図3参照)。
そして、この多数本のポール8には、順次、自由端に錘入り吊下げ用ロープ5を嵌入可能な二重環状部1000を備えた可撓性ポール10を挿入し(図4参照)、可撓性ポール10の一方端部の二重環状部1000に、吊下げ用ロープ5を係止する(図6参照)。そして、この係止した吊下げ用ロープ5の自由端50、結束を開放された防獣ネットBの忌避剤添加ネット撚糸2のループ箇所200(図7参照)に、その自由端50から、順次挿入する(図8参照)。この挿入完了後に、防獣ネットBを、ポール8及び/又は可撓性ポール10の一方端部80、1001に係止し、この一方端部80、1001(場合により、一方も可である)を固定し(図10参照)、この際に、図9の如く、防獣ネットBを、この一方端部80、1001に寄せることが望ましい。
その後、防獣ネットBを、吊下げ用ロープ5の全体に展開し、防獣ネットBが展開された状態を確保しながら、順次、吊下げ用ロープ5を、ポール8(可撓性ポール10)の間隔に対応した間隔で、可撓性ポール10の二重環状部1000に、係止し(図12参照)、防獣ネットBの網目B1の開きを、全ての網目B1において、同じ状態に維持して、防獣ネットBの体裁の確保と、風に対する抵抗の均一化を図り倒壊防止と、また猿の引っ掛りをなくす作業を順次行い(図13参照)、圃場Aを囲繞した可撓性ポール10に、吊下げ用ロープ5と防獣ネットBを吊下げ支持するとともに、防獣ネットBの下方を、圃場Aの地面A1に重畳するように設置し、かつこの防獣ネットBの下方の編成ネット係止部に順次、地面設置用の錘入り装着用ロープ6を、順次、挿入し、前記圃場Aを、防獣ネットBで囲繞し、かつポール8及び/又は可撓性ポール10の他方端部81、1002に係止し、この他方端部81、1002(場合により、一方も可である)を固定する(図14参照)。以上のような作業を介して、圃場Aを、防獣ネットBで囲繞し、かつこの防獣ネットBの上下方には、吊下げ用ロープ5と、装着用ロープ6を介して、盲動防止と、猿の吊下がりによる撓み防止、又は地面A1よりの侵入防止とを図る(図15参照)。
そして、この防獣ネットBのプラス・マイナス導電ネット撚糸3・4を、バッテリー11等の電源に接続する。従って、このプラス・マイナス導電ネット撚糸3・4への通電を介して、この防獣ネットBの全体に通電し、しかも、前記可撓性ポール10を利用して、猿の防獣ネットBの乗越え防止を図り、さらに地面A1への設置を介して、猿の潜り込みを防止する構成とした猿対策用の防獣ネットの設置方法である。
尚、ポール8と可撓性ポール10とは、適宜の長さを確保したら、止め具(図示せず)を介して固止し、かつこの可撓性ポール10の回転防止を図る。また防獣ネットBを、ポール8及び/又は可撓性ポール10の一方端部80、1001、又は他方端部81、1002に係止し、その他の中間のポール8及び/又は可撓性ポール10に係止しない構造とすることで、この防獣ネットBが風になびき、猿の抱持を困難にすること、また猿自身の抱持の困難性を確保する等して、害獣防止に役立つ利点がある。尚、隅部のポール8及び/又は可撓性ポール10に関しては、係止することが、防獣ネットBの形態保持と、盲動及び/又は剥離防止に有効である。
次に、防獣用ネットBの構造を説明すると、ネット撚糸1と、忌避剤添加ネット撚糸2とで構成した第一ネット撚糸20であり、この第一ネット撚糸20を紺色に着色し、またネット撚糸1と、忌避剤添加ネット撚糸2とで構成した第二ネット撚糸21であり、第二ネット撚糸21を緑色に着色し、さらにポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸1と、ワイヤー30とを撚り上げてなるプラス極用の導電撚糸31で結節したプラス導電ネット撚糸3と、ポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸1と、ワイヤー30を撚り上げてなるマイナス極用の導電撚糸40で結節したマイナス導電ネット撚糸4であり、このプラス導電ネット撚糸3を赤色に着色し、またマイナス導電ネット撚糸4を黒色に着色した構成である。従って、紺色に着色した第一ネット撚糸20を、防獣ネットBの上下方に配置し、緑色に着色した第二ネット撚糸21を、防獣ネットBの中間に配置し、圃場Aに張装した状態で、紺色に着色した第一ネット撚糸20が、空に溶け込み、防獣ネットBの存在を攪乱し、また緑色に着色した第二ネット撚糸21が、圃場Aの作物A2に溶け込み、防獣ネットBの存在を攪乱し、猿の飛来を防止し、かつプラス・マイナス導電ネット撚糸3、4を介して、猿を電撃することを特徴とする。そして、プラス・マイナス導電ネット撚糸3、4を、それぞれ個別に着色することで、管理及び/又は接続の容易化と、接続ミスの解消に有効である。
図中32は、防獣ネットBの結節を示している。
図1は圃場の全体に、防獣ネットを張装し、この防獣ネットに電気を供給する電源等の装置を設置し、この圃場を、防獣ネットで囲繞した一例を示した一部省略の俯瞰図 図2は、図1の一部を拡大して示した模式図 図3はポールを、地中に適宜間隔で立設する模式図であり、例えば、猿の飛来、地形等を考慮し、その間隔を決定する 図4は地中に立設したポールに、順次、可撓性ポールを差込む状態を示した模式図 図5は、図4においてポールに差込んだ可撓性ポールの二重環状部を示した拡大模式図 図6は、図4においてポールに差込んだ可撓性ポールの二重環状部(ロープホルダ)に、吊下げ用ロープを係止した状態を示した拡大模式図 図7は、防獣ネットの上方の編成ネット係止部を結束する結束具を開放する状態を示した要部の模式図 図8は、防獣ネットの少なくとも、上方の編成ネット係止部の結束を開放し、この開放した上方の編成ネット係止部に、吊下げ用ロープを差入れる状態を示した模式図 図9は、吊下げ用ロープに差入れた上方の編成ネット係止部を、ポール及び/又は可撓性ポールの一方端部に移動し、この防獣ネットを、これに係止した状態を示した模式図 図10は、図9の状態から、吊下げ用ロープを、ポールの間隔に対応した間隔で、可撓性ポールの二重環状部に、係止し、この防獣ネットの網目の開きを、同じ状態に維持して、この防獣ネットの体裁の確保等する状態を説明する模式図 図11は、図10の状態から、吊下げ用ロープを、ポールの間隔に対応した間隔で、次の可撓性ポールの二重環状部に、係止し、この防獣ネットの網目の開きを、同じ状態に維持して、この防獣ネットの体裁の確保等しながら、順次、展開する状態の過程の一部を説明する模式図 図12は、図11の状態から、さらに防獣ネットを展開する状態を示した模式図 図13は、図12の状態から、防獣ネットを、瞬時、展開し、最終の段階となって、他方の端のポール及び/又は可撓性ポールに移動した状態を示した模式図 図14は、図13の如く、ポール及び/又は可撓性ポールの他方端部に移動し、この防獣ネットを、これに係止した状態を示した模式図 図15は、ポール及び/又は可撓性ポールの一方端部から、ポール及び/又は可撓性ポールの他方端部に、吊下げ用ロープを係止するとともに、防獣ネットを張装し、圃場全体を、この防獣ネットで囲繞した状態の一部を示した模式図 図16−1は、防獣ネットの略上半分を示した拡大正面図 図16−2は、防獣ネットの略下半分を示した拡大正面図
符号の説明
1 ネット撚糸
2 忌避剤添加ネット撚糸
200 ループ箇所
3 プラス導電ネット撚糸
30 ワイヤー
31 プラス極用の導電撚糸
4 マイナス導電ネット撚糸
40 マイナス極用の導電撚糸
5 吊下げ用ロープ
50 自由端
6 装着用ロープ
8 ポール
80 一方端部
81 他方端部
10 可撓性ポール
100 二重環状部
1001 一方端部
1002 他方端部
11 バッテリー
20 第一ネット撚糸
21 第二ネット撚糸
32 結節
A 圃場
A1 地面
A2 作物
B 防獣ネット
B1 網目

Claims (4)

  1. 圃場を囲繞するように多数本のポールを立設し、この多数本のポールに、順次、自由端に錘入り吊下げ用ロープを嵌入可能な二重環状部を備えた可撓性ポールを挿入し、この可撓性ポールの一方端部の二重環状部に、前記吊下げ用ロープを係止し、この係止した吊下げ用ロープを、結束を開放された防獣ネットの上方の編成ネット係止部に順次挿入するに際して、その自由端側から、順次、挿入し、この挿入完了後に、防獣ネットを、ポール及び/又は可撓性ポールの一方端部に係止し、この一方端部を固定し、その後、この防獣ネットを、吊下げ用ロープの全体に展開し、当該防獣ネットが展開された状態を確保しながら、順次、前記吊下げ用ロープを、ポールの間隔に対応した間隔で、前記可撓性ポールの二重環状部に、係止し、この防獣ネットの網目の開きを、同じ状態に維持して、この防獣ネットの体裁の確保と、風に対する抵抗の均一化を図り、倒壊防止と、また猿の引っ掛りをなくす作業を順次行い、前記圃場を囲繞した可撓性ポールに、吊下げ用ロープと防獣ネットを吊下げ支持するとともに、この防獣ネットの下方を、前記圃場の地面に重畳するように設置し、この防獣ネットの下方の編成ネット係止部に順次、地面設置用の錘入り設置用ロープを、順次、挿入し、前記圃場を、防獣ネットで囲繞し、かつこの防獣ネットに通電し、しかも、前記可撓性ポールを利用して、猿の防獣ネットの乗越え防止を図り、さらに地面への設置を介して、猿の潜り込みを防止する構成とした猿対策用の防獣ネットの設置方法。
  2. 請求項1に記載の防獣ネットの設置方法であって、
    前記ポール及び/又は可撓性ポールの一方・他方端部に、前記防獣ネットを係止するが、他のポール及び/又は可撓性ポールには、前記防獣ネットを係止しない方法とし、猿が、この防獣ネットに跳び付いた状態で、当該可撓性ポール及び/又は防獣ネットが、個別に揺れ動く構成とした猿対策用の防獣ネットの設置方法。
  3. 請求項1に記載の防獣ネットの設置方法に採用される防獣ネットの構造であって、
    合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、菱形に結節して非導電性のネット部を構成し、
    この非導電性のネット部の中に、合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるプラス極用の導電撚糸で結節したプラス導電ネット撚糸と、合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーとを撚り上げてなるマイナス極用の導電撚糸で結節したマイナス導電ネット撚糸を交互に配置し、かつこのプラス・マイナス導電ネット撚糸の間に、前記忌避剤を添加したネット撚糸を編成し、導電性のネット部を構成し、
    前記導電性のネット部を、前記非導電性のネット部の中に、複数列設ける構成の防獣ネットとし、
    この防獣ネットを、前記圃場を囲繞するように立設したポールと、可撓性ポールを介して、展開設置し、前記プラス・マイナス導電ネット撚糸に、電池、バッテリー等の電源に接続する電線を連設し、また前記ネット部の上下端の折返し箇所に、錘入りロープを挿入可能とした防獣ネットの構造。
  4. 請求項3に記載の防獣ネットの設置方法に採用される防獣ネットの構造であって、
    前記合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、ナイロン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とで構成した第一ネット撚糸であり、この第一ネット撚糸を紺色に着色し、
    また前記合成樹脂製の繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とを撚り上げた忌避剤を添加したネット撚糸を、ポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、忌避剤を添加した撚糸とで構成した第二ネット撚糸であり、この第二ネット撚糸を緑色に着色し、
    さらにポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーを撚り上げてなるプラス極用の導電撚糸で結節したプラス導電ネット撚糸と、ポリエチレン繊維を数本撚り合せたネット撚糸と、ワイヤーを撚り上げてなるマイナス極用の導電撚糸で結節したマイナス導電ネット撚糸であり、このプラス導電ネット撚糸を赤色に着色し、またマイナス導電ネット撚糸を黒色に着色し、
    前記紺色に着色した第一ネット撚糸を、前記防獣ネットの上下方に配置し、緑色に着色した第二ネット撚糸を、前記防獣ネットの中間に配置し、前記圃場に張装した状態で、前記第一ネット撚糸が、空に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、また緑色に着色した第二ネット撚糸が、圃場の作物に溶け込み、防獣ネットの存在を攪乱し、猿の飛来を防止し、かつプラス・マイナス導電ネット撚糸を介して、猿を電撃する構成とした防獣ネットの構造。
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