JP2008304953A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008304953A
JP2008304953A JP2008242899A JP2008242899A JP2008304953A JP 2008304953 A JP2008304953 A JP 2008304953A JP 2008242899 A JP2008242899 A JP 2008242899A JP 2008242899 A JP2008242899 A JP 2008242899A JP 2008304953 A JP2008304953 A JP 2008304953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
transport unit
paper
procedure
jam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008242899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4859252B2 (ja
Inventor
達也 ▲高▼木
Tatsuya Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2008242899A priority Critical patent/JP4859252B2/ja
Publication of JP2008304953A publication Critical patent/JP2008304953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859252B2 publication Critical patent/JP4859252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【解決手段】 第1搬送部が第1媒体、第2媒体をこの順で搬送した場合に、第2媒体のジャムを検知すると片面印刷された第1媒体を第2搬送部である反転機構に保持し、ジャム解除が検知されると暗転機構が第3媒体を搬送し、ひき続き第1媒体を搬送する。
【効果】 搬送手順を変えて印刷処理の高速化を図る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置としてのプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来の印刷装置では、給紙ジャムが発生した場合に、次の対処方法が採用されていた。直ちに印刷処理を停止して、オペレータパネルなどに給紙ジャムの発生を表示し、オペレータに給紙ジャムの解除を要求する。オペレータが給紙ジャムの解除をした後に印刷処理を再開する。この場合に印刷途中にあった媒体は廃棄される。
上記従来の技術には以下に記すような解決すべき課題が残されていた。即ち、給紙ジャム発生時点において、すでに片面の印刷が完了済みであってデュプレックスユニット内に待機している用紙が存在する場合がある。この場合、直ちに印刷処理が停止されてオペレータパネルにジャム発生表示が行われてしまう。このためオペレータが給紙ジャムの解除操作を行って装置がリセットされてしまうため、再度、片面印刷から印刷が開示される。従って、上記デュプレックスユニット内に待機している片面印刷の用紙を廃棄せざるを得なかった。
更に、給紙ジャム発生時において、別のトレイやデュプレックスユニットから給紙可能な状態にあっても印刷処理は直ちに停止され、ジャム発生表示が行われていた。
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
媒体を搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部によって搬送される媒体を検知する第1搬送部センサと、媒体を反転し、反転した媒体を搬送する第2搬送部と、前記第1搬送部又は前記第2搬送部から搬送された媒体上に画像を形成する画像形成部とを備え、前記第1搬送部が第1媒体を搬送した後で第2媒体を搬送するとき、前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャムが検知されると、前記第2搬送部は前記画像形成部から画像形成済みの前記第1媒体を搬送して保持し、前記第1搬送部は、前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャム解除が検知された後、第3媒体を搬送し、前記第2搬送部は、保持した第1媒体を前記第3媒体に続いて搬送することを特徴とする画像形成装置。
媒体を搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部によって搬送される媒体を検知する第1搬送部センサと、媒体を反転し、反転した媒体を搬送する第2搬送部と、前記第1搬送部又は前記第2搬送部から搬送された媒体上に画像を形成する画像形成部と、前記第2搬送部の状態を検知する第2搬送部センサとを備え、前記第1搬送部が第1媒体を搬送した後で第2媒体を搬送するとき、前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャムが検知されると、前記第2搬送部は前記画像形成部から画像形成済みの前記第1媒体を搬送して保持し、前記第2搬送部に前記第1媒体を保持してから前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャム解除を検知するまでに前記第2搬送部センサが前記第2搬送部の状態の変化を検知しなかったとき、前記第2搬送部は保持した第1媒体を搬送することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、第1、第2、第3の媒体を一定順序で搬送及び反転して各媒体に両面印刷を行う場合に、第2の媒体のジャムが検知されると片面印刷済みの第1の媒体を反転側で保持し、ジャムが解除されると搬送順序を変えて第3の媒体に続いて第1の媒体を画像形成部へ搬送するので、効率的な搬送により印刷処理の高速化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
〈具体例1〉
具体例1は、デュプレックスユニットの監視を続け、給紙ジャム発生時から給紙ジャムの解除終了時までの間に、上記給紙ジャムが発生しなかった場合に進行したであろう状態と同一状態が維持されている片面印刷完の印刷媒体が存在する場合には、この印刷媒体の再利用を認める印刷方法に関する。
図1は、具体例1の処理フローである。
図1より、具体例1による印刷装置の印刷方法は、A(1)排出可能媒体の有無監視手順、A(2)給紙ジャム解除要求手順、A(3)給紙ジャム解除確認手順、A(4)デュプレックスユニット内監視手順、A(5)デュプレックスユニット内媒体存否監視手順、A(6)片面印刷完媒体の再利用手順、A(7)片面印刷完媒体の除去手順とを備える。
上記手順について説明する前に他の図を用いて本発明が適用される印刷装置(一例)の構造並びに動作の概要について説明する。この詳細は、例えば特開平11−208962号(出願人本願と同一)に記載されている。
図2は、印刷装置の構造図である。
図2において、印刷装置には、用紙(印刷媒体)2を収納する給紙カセット(トレイ)3が着脱自在に装着されている。給紙カセット3は、矢印方向に抜き出し可能になっている。給紙カセット3の用紙2の繰り出し部上方には給紙ローラ4が回転可能に配置され、更にその上方には搬送ローラ対5が回転可能に配置されている。
搬送ローラ対5よりも搬送方向下流には搬送ローラ対6が配置され、その下流に画像形成部7が配置されている。画像形成部7は、用紙2上に記録データに応じたトナー画像を転写する部分である。画像形成部7の下流には、定着部8が配置されている。定着部8の下流には搬送ローラ対9が配置されその下流には切り替えブレード10が軸10aを中心にして回転可能に配置されている。
切り替えブレード10は、用紙2の搬送方向を切り替える部分で、排出部11へ搬送する経路と用紙2を反転させる経路とに切り替える。切り替えブレード10と排出部(スタッカ)11との間には、搬送ローラ12、13が配置されている。切り替えブレード10の下方には反転ローラ対14が正逆転可能に配置されている。反転ローラ対14の下方で給紙カセット3の後部には待避路A15が形成され、更に給紙カセット3の底部には待避路B15が設けられている。
この待避路A15と待避路B15とをまとめて、以後デュプレックスユニット15と記す。この部分は用紙2が反転する際に挿入される部分である。反転ローラ対14の左方には搬送ローラ対19、20が、それぞれ回転可能に配置されている。給紙ローラ4のそばに給紙センサ22が、デュプレックスユニット15の挿入口近傍に待避路センサ23が、画像形成部7の近傍に記録センサ24が、排出部11の入り口近傍に排出センサ25がそれぞれ配置されている。
以上説明した印刷装置1の内部を用紙2がどのように搬送されるかについて、その概要について説明する。一例としてA4縦型の用紙4枚(1、2、3、4)の表(Fと記す)、裏(Bと記す)の両面に印刷する場合について説明する。通常の場合、1B、2B、1F、3B、2F、4B、3F、4Fの順番で印刷される。
一例として、1枚目の両面が印刷完了して排出部(スタッカ)11に排出される時に他の3枚の用紙が印刷装置1内の搬送路上どの位置にいるかについて図2に黒い太線で示してある。ここで1B、1Fなどと括弧でくくられていない表記は印刷処理完状態を表し、(3B)、(3F)などと括弧でくくられている表記は未印刷処理状態を表している。
即ち、図2の状態は、上記印刷順番にして1B、2B、1Fまで進んだ状態である。この段階では両面印刷処理完1F、1Bの1枚目が排出部11に排出されている。又、片面(裏面)のみ印刷処理完の2枚目(2F)、2Bがデュプレックスユニット15内に挿入されている。更に、次に裏面に印刷処理される予定の3枚目(3F)、(3B)が画像形成部7のそばまできている。4枚目は、まだ給紙カセット3の中にある。
以上で本発明が適用される印刷装置(一例)の構造並びに動作の概要についての説明を終了したので、再度図1に戻って本発明を構成する手順について説明する。
A(1) 排出可能媒体の有無監視手順
給紙ジャムが発生した時に、印刷装置1(図2)内に印刷処理途中の媒体がある場合に、印刷処理途中の面の印刷処理が完了するまで印刷処理の続行を監視する手順である。以後、印刷処理途中の媒体を排出(挿入)可能媒体と記すことにする。尚、給紙ジャムとは、給紙動作が開始されてから一定時間経過しても給紙センサ22(図2)がONしない状態をいう。
この手順は、フローのS(1)1に該当する。排出(挿入)可能媒体が存在している場合には印刷途中の面の印刷処理の完了まで監視が続行される。その面の印刷が完了された後に次のステップへ進む。ただし、給紙ジャムが発生した時に排出(挿入)可能媒体が無ければそのまま次のステップへ進む。ここでは、給紙ジャムが発生していると仮定して新たな媒体は供給されない。この状態を他の図を併用して説明する。
図3は、具体例1の用紙搬送状態説明図である。
図3より、1枚目の用紙1F、1B(両面印刷処理完)は、まだ排出完了していないが、3枚目の用紙(3F)(3B)(両面未印刷処理)が給紙ジャム状態になっている。又、2枚目の用紙(2F)、2Bがデュプレックスユニット15に挿入完あるいは挿入完寸前の場合である。
A(2)給紙ジャム解除要求手順
オペレータパネルなどに給紙ジャムが発生したことを表示してオペレータに対して給紙ジャムの解除を要求する手順である。フローのS(1)2に該当する手順である。排出可能媒体が印刷装置1(図3)の排出部11(図3)又はデュプレックスユニット15(図3)内に排出又は挿入された後にオペレータパネルなどに給紙ジャムの発生を表示してオペレータに対して給紙ジャムの解除を要求する。図3上では、1枚目の用紙1F、1B(両面印刷処理完)が完全に排出され、かつ、2枚目の用紙(2F)、2Bがデュプレックスユニット15に完全に挿入された後に給紙ジャムの解除を要求することになる。
A(3)給紙ジャム解除確認手順
給紙ジャムがオペレータなどによって解除され用紙の供給が正常になったことを確認する手順であってフローのS(1)3に該当する。給紙センサ22(図3)によって用紙の供給が正常になったことが確認されるまでこの手順は続行され、確認されたときに次のステップへ進む。
A(4)デュプレックスユニット内監視手順
給紙カセット3(図3)の取り外しなどについて監視している手順であってフローのS(1)4に該当する。待避路センサ23(図3)等によって監視される。即ち、給紙ジャム発生後、給紙ジャム解除までの間に給紙カセットの取り外しなどがあると、給紙ジャム発生時から前記給紙ジャムの解除終了時までの間に、給紙ジャムが発生しなかった場合に進行したであろう状態と同一状態を維持していることを保証できなくなるからである。例えば反転ローラ対14から2枚目の用紙(2F)、2Bの先端が外れている場合などがあるからである。デュプレックスユニットに変化があった場合にはフローのS(1)7へ進み、変化が無かった場合にはフローのS(1)5へ進む。
A(5)デュプレックスユニット内媒体存否監視手順
デュプレックスユニット15(図3)内に片面印刷完の用紙が存在するかどうかを監視する手順であってフローのS(1)5に該当する手順である。待避路センサ23(図3)などによって判断される。デュプレックスユニット15(図3)内に片面印刷完の用紙が無かった場合はフローのS(1)7へ進み、存在した場合にはフローのS(1)6へ進む。図3の例では2枚目の用紙(2F)、2Bがデュプレックスユニット15内に存在するのでフローのS(1)6へ進む。
A(6)片面印刷完媒体の再利用手順
デュプレックスユニット15(図3)内に存在する2枚目の用紙(2F)、2Bは再利用可能と判断され再利用される手順である。フローのS(1)6に相当する。図3の場合は再利用可能と判断され2枚目の用紙(2F)、2Bが、給紙ジャム排除後に3枚目の用紙(3F)、(3B)に続いて印刷処理されて排出部11(図3)に排出される。ただし、この場合に3枚目の用紙(3F)、(3B)に先行して2枚目の用紙(2F)、2Bを印刷処理することも可能である。
A(7)片面印刷完媒体の除去手順
デュプレックスユニット15(図3)内の片面印刷完の用紙は再利用できないと判断して、取り除くことをオペレータに要求し、片面印刷完の面については再度印刷をやり直す手順である。この手順はフローのS(1)7に相当する。図3の場合に適用すると、2枚目の用紙(2F)、2Bが再利用不可能と判断され、取り除くことがオペレータに要求され、2枚目の用紙は最初から再度印刷されることになる。
以上説明した動作は印刷装置1の図示しない制御部によって実行される。尚、これらの手順の全てが印刷方法として独自に構成されるものとして説明した。しかし、本発明はこの例に限定されるものではない。即ち、各手順の全てが印刷装置1(図3)の制御プログラムの一部として組み込まれ、印刷装置の他の制御と一体になって併用されるものであっても良い。
〈具体例1の効果〉
デュプレックスユニット内の監視を続け、給紙ジャム発生時から給紙ジャムの解除終了時までの間に、上記給紙ジャムが発生しなかった場合に進行したであろう状態と同一状態が維持されている片面印刷完の印刷媒体が存在する場合には、この印刷媒体の再利用を認めることで印刷再開時における無駄な印刷処理を排除することができる。
〈具体例2〉
具体例2は、給紙ジャムが発生した時にデュプレックスユニットからの媒体搬送路が確保されており、かつ、デュプレックスユニット内に片面印刷完の媒体が存在する場合の印刷方法に関する。即ち、すでに片面の印刷が印刷完了済みで、給紙ジャム発生時に他面印刷中の用紙があった場合に印刷処理を続行する。この媒体を排出した後に印刷処理を停止し、オペレータパネルなどに給紙ジャムの発生を表示して給紙ジャムの解除を要求する。オペレータが給紙ジャムの解除をした後に印刷処理を再開する。ここで給紙ジャムとは、給紙動作が開始されてから一定時間経過しても給紙センサがONしない状態をいう。ここで媒体搬送路が確保されているとは、当該媒体の搬送路中に給紙ジャムなどの媒体搬送に障害になる状態が存在しないことをいう。
図4は、具体例2の処理フローである。
図4より、具体例2による印刷装置の印刷方法は、B(1)給紙ジャム検出手順、B(2)デュプレックスユニット内媒体存否監視手順、B(3)デュプレックスユニットからの媒体供給開始手順、B(4)デュプレックスユニットからの媒体供給監視手順、B(5)給紙ジャム解除要求手順とを備える。
図5は、具体例2の用紙搬送状態説明図である。
図5より、1枚目の用紙(1F)、1Bが搬送ローラ対19、20の配置場所にあり、2枚目の用紙(2F)、2Bがデュプレックスユニット15内に存在する状態で、3枚目が給紙ジャムを起こしている。
B(1)給紙ジャム検出手順
給紙ジャムの発生を絶えず監視している手順である。給紙センサ22(図5)が搬送路上を監視し続ける。給紙動作が開始されてから一定時間経過しても印刷媒体が給紙センサ22(図5)通過しない場合に給紙ジャムが検出される。この手順は、フローのS(2)1に該当する。
B(2)デュプレックスユニット内媒体存否監視手順
デュプレックスユニット15(図5)内に片面印刷完の用紙が存在するかどうかを監視する手順であってフローのS(2)2に該当する手順である。待避路センサ23(図5)などによって判断される。デュプレックスユニット15(図5)内に片面印刷完の用紙が無かった場合はフローのS(2)4へ跳び、存在した場合にはフローのS(2)3へ進む。図5の例では1枚目の用紙(1F)、1Bが搬送ローラ対19、20の配置場所と2枚目の用紙(2F)、2Bがデュプレックスユニット15内に存在するのでフローのS(2)3へ進む。
B(3)デュプレックスユニットからの媒体供給開始手順
デュプレックスユニットから媒体が供給される手順であり、フローのS(2)3に該当する手順である。図5の場合には、1枚目の用紙(1F)、1Bと2枚目の用紙(2F)、2Bがそれぞれ印刷されて次のフローへ進む。記録センサ24(図5)などによって確認される。
B(4)デュプレックスユニットからの媒体供給監視手順
デュプレックスユニットから供給された媒体の全てが排出されたか否かを監視し続ける手順であってフローのS(2)4に該当する手順である。記録センサ24(図5)、排出センサ25(図5)などによってデュプレックスユニット15(図5)から供給された媒体の全てが排出されたことが確認されたとき次のフローへ進む。
B(5)給紙ジャム解除要求手順
オペレータパネルなどに給紙ジャムが発生したことを表示してオペレータに対して給紙ジャムの解除を要求する手順である。フローのS(2)5に該当する手順である。片面印刷完の媒体の他の面が印刷され排出部11(図5)に排出された後にオペレータパネルなどに給紙ジャムが発生したことを表示してオペレータに対して給紙ジャムの解除を要求する。図5上では、1枚目の用紙(1F)、1Bと、2枚目の用紙(2F)、2Bとが1F、1B及び2F、2Bとなって排出部11(図5)に排出された後に給紙ジャムの解除を要求することになる。
以上説明した動作は印刷装置1の図示しない制御部によって実行される。尚、これらの手順の全てが印刷方法として独自に構成されるものとして説明した。しかし、本発明はこの例に限定されるものではない。即ち、各手順の全てが印刷装置の制御プログラムの一部として組み込まれ、印刷装置の他の制御と一体になって併用されるものであっても良い。
〈具体例2の効果〉
以上説明したように、給紙ジャムが発生した場合にデュプレックスユニットからの媒体搬送路が確保され、かつ、デュプレックスユニット内に片面印刷完の印刷媒体が存在する場合には、その片面印刷完の印刷媒体の他面を印刷処理して排出した後に給紙ジャムの解除を要求することによって以下の効果を得る。
(1) デュプレックスユニット内に片面印刷完の媒体を無駄にすることが無くなる。
(2) 給紙ジャム解除後に再度片面を印刷処理する必要が無くなる。
〈具体例3〉
具体例3は、給紙ジャムが発生した時に、現時点で媒体を供給している給紙カセットとは異なる別の給紙カセットからの媒体搬送路が確保されており、かつ、上記双方の給紙カセットの媒体条件が同一である場合に、給紙カセットを交換して印刷を続行する場合に関する。ここで媒体搬送路が確保されているとは、当該媒体搬送路中に給紙ジャムなどの媒体搬送に障害になる状態が存在しないことをいう。
図6は、具体例3の処理フローである。
図6より、具体例3の印刷方法は、C(1)走行経路確保手順、C(2)トレイ切り替え可否の判断手順、C(3)トレイ切り替え手順、C(4)印刷処理再開手順、C(5)印刷完了確認手順、C(6)給紙ジャム解除要求手順とを備える。
図7は、具体例3の用紙搬送状態説明図である。
図7より、具体例3において用いられる印刷装置31は、一例として3−1及び3−2の2個(複数)の給紙カセットを有する。給紙カセット3−1から供給された1枚目の用紙(1F)、1Bは、デュプレックスユニット15に挿入され2枚目の用紙(2F)、(2B)が給紙ローラ4の位置で給紙ジャムを起こしている。そのため給紙カセット3−1に代えて給紙カセット3−2から1枚目の用紙(2f)、(2b)が供給されようとしている状態を表している。給紙カセット3−2から供給される用紙は、以後、1枚目の用紙(2f)、(2b)の如く表裏を小英字で表すこととする。
C(1)走行経路確保手順
走行経路が確保されている給紙カセット(トレイ)があるかどうかを調べる手順でありフローのS(3)1に該当する手順である。図7に示すように、現時点で媒体を供給している給紙カセット3−1とは異なる別の給紙カセット3−2が装填されている。給紙カセット3−1での給紙ジャム発生位置が給紙ローラ4の位置であり給紙カセット3−2からの給紙には特に支障が無いと仮定する。このような場合には走行経路が確保されていると判断して次のフローへ進む。これに反して、給紙ジャム発生位置が画像形成部7の位置である場合などは、走行経路が確保されていないと判断されてフローのS(3)6へ跳ぶ。
C(2)トレイ切り替え可否の判断手順
現時点で媒体を供給中の給紙カセット(図7では3−1)と、切り替えようとしている給紙カセット(図7では3−2)との媒体条件が一致しているか否かを判断する手順でありフローのS(3)2に該当する手順である。両カセットでの用紙サイズ、メディアタイプ、メディアユニットなどを比較して切り替え不可能と判断した場合にはフローのS(3)6へ跳び、切り替え可能と判断した場合には次のフローへ進む。この判断は、図示していない用紙サイズセンサなどの各種センサの情報に基づいて判断される。
C(3)トレイ切り替え手順
給紙カセットを現時点で媒体を供給中の給紙カセット(図7では3−1)から切り替え可能な給紙カセット(図7では3−2)へ切り替える手順であり、フローのS(3)3に該当する手順である。ここでは、給紙カセット3−1の給紙ローラ4(図7)が停止し、代わって給紙カセット3−2の給紙ローラ34(図7)が回転して次のフローへ進む。
C(4)印刷処理再開手順
印刷装置31(図7)が、印刷を再開する手順でありフローのS(3)4に該当する手順である。ここでは給紙ジャムが発生している給紙カセット3−1(図7)に代わって、給紙カセット3−2(図7)が新規印刷媒体を供給することになる。
C(5)印刷完了確認手順
給紙カセット3−2(図7)の新規印刷媒体を監視する手段であってフローのS(3)5に該当する手順である。ここでは、給紙センサ22−2(図7)、排出センサ25(図7)などによって給紙カセット3−2(図7)に格納されている用紙全ての印刷が完了して排出部11(図7)に排出されるまで監視され、全ての印刷が完了したと判断された時に次のフローへ進む。
C(6)給紙ジャム解除要求手順
オペレータパネルなどに給紙ジャムが発生したことを表示してオペレータに対して給紙ジャムの解除を要求する手順であってフローのS(3)6に該当する手順である。給紙カセット3−2(図7)に格納されている用紙全ての印刷が完了して排出部11(図7)に排出され全ての印刷が完了したときに実行される手順である。
以上説明した動作は印刷装置31の図示しない制御部によって実行される。尚、上記の説明では給紙カセットが2個装填されている場合に限定して説明したが、本発明は、この例に限定されるものでは無い。即ち媒体搬送路が確保されている限り給紙カセットの数は2個を越える場合であっても良い。又、この具体例3に上記具体例1又は具体例2を併用して動作させることも可能である。
又、上記説明では、具体例3の動作を各手順毎に分解し、これらの手順の全てが印刷方法として独自に構成されるものとして説明した。しかし、本発明はこの例に限定されるものではない。即ち、各手順の全てが印刷装置の制御プログラムの一部として組み込まれ、印刷装置の他の制御と一体になって併用されるものであっても良い。
〈具体例3の効果〉
以上説明したように、給紙ジャムが発生した給紙カセットに代わって媒体搬送路が確保されており、かつ媒体条件の一致する他の給紙カセットに切り替えることによって以下の効果を得る。
(1)切り替えた給紙カセットに新規印刷媒体が格納されている限りにおいて印刷処理を続行することができる。
(2)従って、現在実行中のワークの一区切りがついた後に給紙ジャムの解除処理ができるので効率的な印刷処理の実行が可能になる。
印刷途中で給紙ジャムが発生した場合、印刷途中の媒体を片面又は両面印刷まで終わらせて給紙ジャム解除を行い、印刷を続行することにより正常印刷途中の印刷媒体を利用することができ、排除して無駄にする印刷媒体を減らすことができる。
具体例1の処理フローである。 印刷装置の構造図である。 具体例1の用紙搬送状態説明図である。 具体例2の処理フローである。 具体例2の用紙搬送状態説明図である。 具体例3の処理フローである。 具体例3の用紙搬送状態説明図である。
符号の説明
A(1)排出可能媒体の有無監視手順
A(2)給紙ジャム解除要求手順
A(3)給紙ジャム解除確認手順
A(4)デュプレックスユニット内監視手順
A(5)デュプレックスユニット内媒体存否監視手順
A(6)片面印刷完媒体の再利用手順
A(7)片面印刷完媒体の再除去手順

Claims (5)

  1. 媒体を搬送する第1搬送部と、
    前記第1搬送部によって搬送される媒体を検知する第1搬送部センサと、
    媒体を反転し、反転した媒体を搬送する第2搬送部と、
    前記第1搬送部又は前記第2搬送部から搬送された媒体上に画像を形成する画像形成部とを備え、
    前記第1搬送部が第1媒体を搬送した後で第2媒体を搬送するとき、前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャムが検知されると、前記第2搬送部は前記画像形成部から画像形成済みの前記第1媒体を搬送して保持し、
    前記第1搬送部は、前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャム解除が検知された後、第3媒体を搬送し、
    前記第2搬送部は、保持した第1媒体を前記第3媒体に続いて搬送する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像形成部は、前記第2媒体に形成すべき画像を前記第3媒体の第1面に形成し、続いて前記第1媒体の第2面に次の画像を形成する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記第2搬送部によって搬送される媒体を検知する第2搬送部センサを更に備え、
    前記第2搬送部に前記第1媒体を保持してから前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャム解除を検知するまでに前記第2搬送部センサが前記第2搬送部の状態の変化を検知したとき、ジャム解除の要求が出力される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記第2搬送部に前記第1媒体を保持してから前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャム解除を検知するまでに前記第2搬送部センサが前記第2搬送部の状態の変化を検知しなかったとき、前記第1媒体の第2面の画像形成が許可される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 媒体を搬送する第1搬送部と、
    前記第1搬送部によって搬送される媒体を検知する第1搬送部センサと、
    媒体を反転し、反転した媒体を搬送する第2搬送部と、
    前記第1搬送部又は前記第2搬送部から搬送された媒体上に画像を形成する画像形成部と、
    前記第2搬送部の状態を検知する第2搬送部センサとを備え、
    前記第1搬送部が第1媒体を搬送した後で第2媒体を搬送するとき、前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャムが検知されると、前記第2搬送部は前記画像形成部から画像形成済みの前記第1媒体を搬送して保持し、
    前記第2搬送部に前記第1媒体を保持してから前記第1搬送部センサによって前記第2媒体のジャム解除を検知するまでに前記第2搬送部センサが前記第2搬送部の状態の変化を検知しなかったとき、前記第2搬送部は保持した第1媒体を搬送する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2008242899A 2008-09-22 2008-09-22 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4859252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008242899A JP4859252B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008242899A JP4859252B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002237505A Division JP2004077760A (ja) 2002-08-16 2002-08-16 印刷装置の印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008304953A true JP2008304953A (ja) 2008-12-18
JP4859252B2 JP4859252B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=40233669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008242899A Expired - Fee Related JP4859252B2 (ja) 2008-09-22 2008-09-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4859252B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07128922A (ja) * 1993-11-05 1995-05-19 Canon Inc 画像形成装置
JPH07287425A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Canon Inc 画像形成装置
JPH07309479A (ja) * 1994-05-16 1995-11-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置のジャム処理装置
JPH10152246A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Canon Inc 画像形成装置の制御方法
JPH1184955A (ja) * 1997-09-01 1999-03-30 Canon Inc 画像形成装置
JPH11208962A (ja) * 1997-10-24 1999-08-03 Oki Data Corp 画像記録装置
JP2000112193A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07128922A (ja) * 1993-11-05 1995-05-19 Canon Inc 画像形成装置
JPH07287425A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Canon Inc 画像形成装置
JPH07309479A (ja) * 1994-05-16 1995-11-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置のジャム処理装置
JPH10152246A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Canon Inc 画像形成装置の制御方法
JPH1184955A (ja) * 1997-09-01 1999-03-30 Canon Inc 画像形成装置
JPH11208962A (ja) * 1997-10-24 1999-08-03 Oki Data Corp 画像記録装置
JP2000112193A (ja) * 1998-09-30 2000-04-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4859252B2 (ja) 2012-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004077760A (ja) 印刷装置の印刷方法
TWI472442B (zh) 列印設備及雙面列印方法
US8672568B2 (en) Printing apparatus
US8861989B2 (en) Printer capable of resolving a jam of a print medium
JP2010241029A (ja) 液体吐出装置
JP6112061B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラム
US9162490B2 (en) Sheet supply apparatus and printing apparatus
US8770876B2 (en) Conveyance speed control in a printing apparatus
JP2006282349A (ja) 画像形成装置
JP2018065674A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP7055026B2 (ja) 両面印刷システム
JP4859252B2 (ja) 画像形成装置
JP5672122B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP6911224B2 (ja) 画像形成装置
JP2010083625A (ja) 印刷装置のリカバリー機構及びリカバリー方法
KR100524007B1 (ko) 프린팅기기의 양면 인쇄방법
JP5300450B2 (ja) 画像形成装置
JP2007331125A (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP2010152087A (ja) 画像形成装置
JP2007320249A (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP2018065675A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2018065676A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP6408782B2 (ja) 記録装置及び記録方法
KR20140092673A (ko) 문서 출력 장치 및 문서 출력 방법
JP2023142025A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080922

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees