JP2008303506A - かつらベース - Google Patents

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Toshiyuki Yamagoshi
稔幸 山腰
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Abstract

【課題】かつらの分け目部において、ベースネットと下地ネットとが目立たない構成とすると共に違和感のない快適な装着感を使用者に与えることのできるかつらベースを提供する。
【解決手段】かつらベースは少なくとも、分け目部11用の開口部14を有するベースネット12と、上記分け目部11用の開口部14に用いられるシルク調素材13及び下地ネット15とを有し、上記シルク調素材13は、上記開口部14の上方に配置され、上記下地ネット15は、その縁部を上記開口部14の下方においてこの開口部14側に折り返されて配置され、上記シルク調素材13の縁部、上記開口部14の縁部、及び上記下地ネット15の縁部の順に重ねて縫いつけて成るように形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、かつら用網地基布に分け目部を設けたかつらベースに関する。
従来、かつらを愛用する人々がいる。かつらは、おしゃれ用に用いる場合もあるが、多くの場合、薄毛に悩む人が外見上実際の頭髪が増えているように見せるために着用する。したがって、かつらに対しては、実際の頭髪であるような生え方や分け目が形成されていることが要求される。
また、かつらはヘアスタイルに応じて種々の形態に製造されるものであるが、特に頭髪の分け目部を備えたヘアスタイルのかつらにおいては、分け目部分が実際の地肌であるように見えることが望ましい。
この分け目の部分は、人毛又は人工毛が左右に分けられて、分け目に地肌が現れる部分であるため、外見上目立つ箇所である。そこで、従来、この分け目部分を自然に見せるための様々なかつらの製法が提案されている。
例えば、頭髪の分け目部分に人工皮膚を形成したかつらベースが提案されている。このかつらベースでは、人工皮膚から人毛又は人工毛を引き出して形成しているので、実際に毛髪が頭皮から生えているように見える。
そして、かつらベースに上記のように人工皮膚を形成する構成としては、上方からかつら用網地基布(以下、ベースネットという)、人工皮膚として絹織物風薄布(以下、シルク調素材という)及び下地基布(以下、下地ネットという)の順に重ね合わせて三層構造で形成されたかつらベースが提案されている(特許文献1、図4参照)。
また、他の構成としては、上方から人工皮膚としてのシルク調素材、下地ネット及びベースネットの順に重ね合わせて三層構造で形成されたかつらベースが提案されている(図5参照)。
特開2007−70761号公報
しかしながら、特許文献1及び図4に記載されているかつらベースは、ベースネット及び下地ネットの縁部が上方に折り返して形成されており、ベースネットの縁部が外観上目立ってしまうので好ましくない。
また、図5に記載されているかつらベースは、ベースネットの上方にシルク調素材及び下地ネットが形成されているため、特許文献1及び図4より目立たない構成となっている。しかし、このかつらベースは使用者が装着した際にベースネットの縁部が頭皮に当たる構成となっているため、使用者の装着感に違和感を与えるという問題がある。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、かつらの分け目部において、かつらベースに設けた開口部の縁部と下地ネットの縁部とが目立たない構成にすると共に使用者に違和感のない快適な装着感を与えることができるかつらベースを提供することである。
本発明のかつらベースは、少なくとも、分け目部用の開口部を有するかつら用網地基布と、上記開口部において上記かつら用網地基布の裏側に配置され、分け目部人工毛植設用の下地基布と、上記開口部において上記下地基布と重なる位置で上記かつら用網地基布の表側に配置され、上記下地基布に植設される分け目部人工毛の植設部を隠し該植設部より上方の毛先のみを上記開口部の表側に配置すべく設けられた絹織物風薄布と、を有し、上記下地基布は、上記開口部の縁に対向する縁部を上記開口部の縁側に折り返されて配置され、上記絹織物風薄布の縁部、上記開口部の縁部、及び上記下地基布の縁部の順に重ねて縫いつけられて成るように構成される。
上記開口部の縁部は、例えば、上記下地基布側に折り返された折り返し部を有し、この折り返し部は上記下地基布の縁の折り返し部に対向して配置されるように構成してもよい。
また、上記開口部の縁部は、切り欠いて形成されるように構成してもよい。
本発明のかつらベースによれば、かつらの分け目部における開口部の縁部と下地ネットの縁部とが目立たない構成になると共に、ベースネットに設けた開口部の裏側に配置される下地ネットの縁部を開口部の縁側に折り返して縫い付けるので、下地ネットの折り返し部の切り口が直接頭皮に触れることがなくなり、違和感のない快適な着用感のかつらベースを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第一の実施の形態)
図1は、第一の実施の形態におけるかつらベースの構成を示す平面図である。図1に示すように、かつらベース10は、分け目部11用の開口部を有するかつら用網地基布(以下、ベースネットという)12と、分け目部11用の開口部に用いられる絹織物風薄布(以下、シルク調素材という)13と図示しない下地基布(以下、下地ネットという)とを有している。
ベースネット12は、合成繊維の複数本の糸から成る編み地又は織り地による網状の基布で形成されている。網目の結節部に当る部分は、例えば熱溶着等により固定させておくことが好ましい。
このシルク調素材13は開口部の上方に配置されている。また、開口部の下方には、人毛または人工毛が植設されるためのここでは図示しない下地ネットが形成されている。尚、ここでは、使用者がかつらベース10を装着した際に頭皮と接する面側を下方(裏面)とし、頭皮と接しない外観側を上方(表面)としている。
このように、シルク調素材13は開口部の上方に配置されているため、ベースネット12に設けた開口部の縁部及び図示しない下地ネットの縁部が、かつら着用時に外から見ても見えないようになるため、外観上好ましい形状に構成されている。
シルク調素材13は、ポリエステル100%又はナイロン100%の素材からなり、これらの素材を細い糸にし、平織りで編み込んで形成されたオーガンジーに近似の薄布である。
また、このときのシルク調素材13の厚さは、0.10mmから0.15mmで形成される。このように薄くすることで、シルク調素材13を取り付けていない箇所との段差を低くし、目立たないようにすることができる。
また、ナイロンは、気温の変化による影響を殆ど受けないという長所がある。よって、かつらベースとして使用した場合には、優れた外観を長い期間維持することが可能となる。
また、ナイロンは化学的な反応性が比較的あるため薬品による加工がしやすいという長所もある。また、熱による加工が容易であるため糸の伸縮加工をしやすい。これにより、かつらベースを作成する際の手間が軽減される。
尚、図1は人毛又は人工毛を植設させていない状態を示している。よって、かつらとして使用する場合は、このかつらベース10に多数本の人毛又は人工毛が植設される。
図2は図1のA−A´矢視断面を示した図である。図2において、かつらベース10の分け目部11は、上方からシルク調素材13、ベースネット12の開口部14の縁部、下地ネット15の縁部の順に重ねて縫い付けて形成されている。尚、同図は模式的に示されており、縫い糸は図示を省略され、本来は密着している各部の縫い合わせ部を離して示している。また、ここでも、使用者がかつらベース10を装着した際に頭皮と接する面側を下方(裏面)とし、頭皮と接しない外観側を上方(表面)としている。
ベースネット12の開口部14の縁部は、下方に折り返して形成されている。また、下地ネット15の縁部は、上方に折り返して形成されている。そして、それぞれの折り返し部が対向するように配置されている。
ベースネット12の開口部14の上方には、シルク調素材13が配置されている。この状態で、開口部14の縁部はシルク調素材13の外周部によって覆われるため、開口部14の縁部が外観上目立たない構成となっている。
また、ベースネット12の開口部14の下方に配置される下地ネット15の縁部は開口部14側に折り返して形成されている。これにより、使用者がかつらとして装着したとき、下地ネット15の縁部の折り返しの切り口が使用者の頭皮に当接しないので、使用者は快適な着用感を得ることができる。
また、開口部14の縁部と下地ネット15の縁部とは共に折り返して形成されていて、上述したように、この折り返した折り返し部14a、15aは互いに対向して配置されている。このように配置されることで、この各折り返し部14a、15aは、外観上目立たなくなる構成となっている。
図3は、本実施の形態における変形例を示す図である。図3においても、かつらベースの分け目部11は上方からシルク調素材13、ベースネット12の開口部14、下地ネット15の縁部の順に重ねて縫い付けて形成されている。
この変形例では、ベースネット12の開口部14の縁部は切り欠いて形成されている。この縁部の形成方法は、例えば、熱溶着などにより切り口を固定させてほつれを防止させる方法が好ましい。この構成は、折り返しがないので、縁部がより目立ちにくくなる。
このように、本実施の形態によれば、開口部14の上方にシルク調素材13を設け、下方に下地ネット15を設けて分け目部11を構成することで、縁部に人毛及び人工毛を目立ちにくく植設させることができ、これにより、縁部を外観上目立たなくさせることができる。
更に、頭皮と接する下地ネットの縁部が開口部側に折り返されているため、折り返し部の切り口が頭皮と当接することがないので装着感が良い。
第一実施の形態におけるかつらベースの全体構成を示す平面図である。 図1のA−A´矢視断面図である。 第一の実施形態における変形例を示す図である。 従来の分け目部の構成を示した断面図(その1)である。 従来の分け目部の構成を示した断面図(その2)である。
符号の説明
10 かつらベース
11 分け目部
12 ベースネット
13 シルク調素材
14 開口部
14a 折り返し部
15 下地ネット
15a 折り返し部

Claims (3)

  1. 少なくとも、分け目部用の開口部を有するかつら用網地基布と、
    前記開口部において前記かつら用網地基布の裏側に配置され、分け目部人工毛植設用の下地基布と、
    前記開口部において前記下地基布と重なる位置で前記かつら用網地基布の表側に配置され、前記下地基布に植設される前記分け目部人工毛の植設部を隠し該植設部より上方の毛先のみを前記開口部の表側に配置すべく設けられた絹織物風薄布と、
    を有し、
    前記下地基布は、前記開口部の縁に対向する縁部を前記開口部の縁側に折り返されて配置され、
    前記絹織物風薄布の縁部、前記開口部の縁部、及び前記下地基布の縁部の順に重ねて縫いつけられて成る、
    ことを特徴とするかつらベース。
  2. 前記開口部の縁部は、前記下地基布側に折り返された折り返し部を有し、該折り返し部は前記下地基布の縁の前記折り返し部に対向して配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載のかつらベース。
  3. 前記開口部の縁部は、切り欠いて形成される、
    ことを特徴とする請求項1記載のかつらベース。
JP2007152674A 2007-06-08 2007-06-08 かつらベース Pending JP2008303506A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924490U (ja) * 1972-06-01 1974-03-01
JPS58176926U (ja) * 1982-05-20 1983-11-26 株式会社アデランス かつらベ−ス
JP2006336133A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hoshina Trading Kk かつらの製造方法及びかつら
JP2007070761A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Artnature Co Ltd かつら

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