JP5101144B2 - かつらベース及びかつら - Google Patents

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Description

本発明は、人毛又は人工毛が植毛されるネット部で形成されたかつらベース及びこれを備えたかつらに関する。
周知の通り、かつらは毛髪を増毛する方法の一つであり、薄毛に悩む人が外見上実際の頭髪であるように見せるために着用するものである。よって、必然的にかつらには実際の頭髪であるような生え方や分け目を形成することが要求される。
また、かつらはヘアースタイルに応じて種々の形態に製造されるものであるが、特に頭髪の分け目を備えたヘアースタイルのかつらにおいては、分け目部分が実際の地肌であるように見えることが望ましい。
この分け目の部分は、人毛又は人工毛が比較的覆わない箇所であるため、外見上目立つ箇所である。そこで、従来から、上記要求を満足するために様々なかつらが提案されている。
このような要求を満足するために、頭髪の分け目部分に人工皮膚を形成したかつらベースが特許文献1に開示されている。このかつらベースでは、人工皮膚から人毛又は人工毛を引き出して形成しているので、実際に毛髪が頭皮から生えているように見える。
特開2004−68196号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、使用者の頭脂による経年変化により人工皮膚に変色が起こってしまう。また、同じく使用者の頭脂などにより人工皮膚にひび割れなどの劣化が生じてしまう。
つまり、従来の技術では、頭髪の分け目部分の外観性を持続しようとすると、人工皮膚部分の取替えを行わなければならないので、使用者の手間に負担がかかってしまう。しかも、使用者自身での取替えは困難であるため、かつらメーカ等に依頼する必要が生じ、コストや時間的な不利が大きい。また、夏場に使用した際、使用中に汗をかいた場合には、人工皮膚部分がベタベタし、使用者が不快に感じることがある。
そこで、本発明の課題は、環境の影響を受けにくく、爽やかな装着感が得られるかつらベース及びこれを備えたかつらを提供することである。
人毛又は人工毛が植毛されるネット部で形成されているかつらベースにおいて、上記ネット部の一部にシルク調部材を取り付ける構成とした。
好ましくは、上記シルク調部材は、頭髪の分け目部として使用される構成とした。
好ましくは、上記シルク調部材は、頭髪の生え際部として使用される構成とした。
好ましくは、上記シルク調部材が取り付けられる上記ネット部の一部は地肌と近似した色に形成される構成とした。
上記記載のかつらベースを備えることを特徴とするかつら。
本発明のかつらベースによれば、ネット部の一部にシルク調部材を取り付けたので環境の影響を受けにくく、爽やかな装着感を得ることのできるかつらベース及びそれを備えたかつらを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明を行う。
図1はかつらベースの主たる構成であるネット部11を示す平面図である。図1において示されているネット部11は、かつらベースとして形成する前の状態を示している。
ネット部11は人毛又は人工毛の色に近似した色の黒色部12と、地肌の色に近似した色の肌色部13とで形成されている。この肌色部13の上面には、シルク調部材14が重ね合わせるように取り付けられている。尚、シルク調部材14を取り付ける際には縫着及び熱溶着などで取り付けるとよい。肌色部13の上面にシルク調部材14を取り付けることで、このシルク調部材14を頭髪の分け目部とした時に、下層のネット部11の色が肌色のため目立たない。また、このシルク調部材14を頭髪の生え際として使用することもできる。
シルク調部材14は、ポリエステル100%又はナイロン100%の素材からなり、これらの素材を細い糸にし、平織りでネット部11に編み込みこんで形成される。また、このときのシルク調部材14の厚さは、0.10mmから0.15mmで形成される。このように薄くすることで、シルク調部材14を取り付けていない箇所との段差を低くし、目立たないようにすることができる。
周知のように、ポリエステル繊維は、丈夫でシワになりにくいという長所がある。よって、この繊維をかつらベースとして使用した場合には、優れた外観を長い期間維持することが可能となる。
また、ポリエステル繊維は、吸湿性が少ないため乾燥が速いという長所もある。これにより、夏場の暑いときにも頭皮と密着した部分がベタベタしにくく爽やかな装着感が期待できる。
ナイロンは、気温の変化による影響を殆ど受けないという長所がある。よって、かつらベースとして使用した場合、優れた外観を長い期間維持することが可能となる。
また、ナイロンは反応性が高いため薬品による加工がしやすいという長所もある。それにより、熱による加工が容易であるため糸の伸縮加工をしやすい。よって、かつらベースを作成する際の手間が軽減される。
図2は、図1のネット部11を加工したかつらベース16を示す平面図である。かつらベース16は、図1に示す長方形のネット部11を丸く切って円形で形成されている。そのときに肌色部13及びシルク調部材14は、頭髪の分け目又は生え際の部分となるよう形成される。尚、本実施の形態では、肌色部13及びシルク調部材14をネット部11の中央寄りに配設した場合を示しているが、この位置に限定されない。例えば、肌色部13及びシルク調部材14を頭髪の生え際に用いる場合は、ネット部11の周縁部に位置することになる。
図3は図2のIII−III断面を示した図である。この図3においては、シルク調部材14がネット部11に対して段差があるように示してあるが、実際はこの段差は殆どない。
図4は、図2のかつらベース16に人毛又は人工毛17を植毛させて形成されたかつら18を示す平面図である。同図4において、かつら18は、主に人毛又は人工毛を植毛させるためのネット部11で形成されている。尚、ここでは図示しないが、実際にはネット部11にも人毛又は人工毛17が植毛される。
図5はかつら18に更にネット外周縁15を備えたかつら19を示す平面図である。同図5において、かつら19は、主に人毛又は人工毛を植毛させるためのネット部11と、ネット外周縁15とで形成されている。このネット外周縁15に人毛又は人工毛17が植毛されている。尚、ここでは図示しないが、実際にはネット部11にも人毛又は人工毛17が植毛される。
かつら19は、円形で形成されたネット部11の周縁に環状のネット外周縁15を設けている。このネット外周縁15を介して、ネット部11がほぼ曲面状に湾曲され、使用者の頭部に沿うような皿形状を保持する役目をなす。
また、ネット外周縁15は、外周縁を折り返して形成する。尚、形成方法についてはこれに限定されず、弾力性を有する樹脂シートを裁断して成る環状シートをネット部11の周縁に縫着又は熱溶着して設けると良い。
このかつら18及び19の装着方法は、ネット部11又はネット外周縁15に固定ピンなどを用いて装着する方法が考えられる。また、固定ピンなどの代用品として、ネット部11又はネット外周縁15に両面テープを用いて装着する方法も考えられる。また、このような固定ピン又は両面テープなどの固着具を用いない場合には、自毛と人毛又は人工毛とを混毛させ、混毛させた毛髪を固定スプレーなどで固定し装着する方法も考えられる。
本実施の形態のかつらベース16によれば、頭髪の分け目部や生え際部をシルク調部材14で形成しているため、かつらであることが目立たず、また、使用者が夏場の暑いときに装着した場合でも爽やかな装着感が期待できる。
かつらベースの主たる構成であるネット部を示す平面図である。 図1のネット部を備えたかつらベースを示す平面図である。 図2のIII−III断面を示す図である。 図2のかつらベースに人毛又は人工毛を植毛させたかつらを示す平面図である。 図4のかつらに更にネット外周縁を備えたかつらを示す平面図である。
符号の説明
11 ネット部
12 黒色部
13 肌色部
14 シルク調部材
15 ネット外周縁
16 かつらベース
17 人毛及び人工毛
18 かつら
19 かつら

Claims (5)

  1. 人毛又は人工毛が植毛されるネット部で形成されているかつらベースにおいて、
    前記ネット部の一部に取り付けられたシルク調部材を備え
    前記シルク調部材が取り付けられる前記ネット部の前記一部は、肌色に形成され、
    前記ネット部の前記シルク調部材が取り付けられない残りの部分は、前記肌色と異なる色で且つ前記人毛又は前記人工毛の色に近似した色に形成されている、
    ことを特徴とするかつらベース。
  2. 前記シルク調部材は、頭髪の分け目部として使用される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のかつらベース。
  3. 前記シルク調部材は、頭髪の生え際部として使用される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のかつらベース。
  4. 前記シルク調部材の厚さは、0.10mmから0.15mmである
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のかつらベース。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載されたかつらベースを備えることを特徴とするかつら。
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