JP2008299692A - 自動取引装置および自動取引システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動取引システムは、銀行ホスト装置12に登録される利用者の口座データに汎用端末15のメールアドレスを含み、利用者が自動取引装置11を操作することにより、その登録されたメールアドレス先に利用者のメッセージや画像をメール送信する。この自動取引システムによれば、登録先から送信されるメッセージや画像を受信し、利用者が自動取引装置11を操作することによりメール閲覧も行う。また、メール閲覧後は必要に応じて取引内容とともに明細票に印字し、あるいは返信することもできる。更に、取引内容を自動的に登録されたメールアドレス先に送信することも可能である。
【選択図】図1
Description
ところで、従来、前記した自動取引装置を用いた自動取引システムにおいて、不正な振込み犯罪の早期解決をはかるために、振り込まれた現金を引き出す際に監視カメラで受取人の画像を撮影し、保存する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、従来、カメラ付き携帯電話やインターネットメール等、メールを送受信するためのツールは存在するが、操作が煩雑であり、特に、高齢者にとっては使いこなすことが困難であった。高齢化社会が進む中、例えば、遠く離れて暮らしている子供とのコミュニケーションがとれず、病気になっても子供が気付かないという社会的問題も発生している。
図1は、本発明の実施形態1に係る自動取引システムのシステム構成の一例を示す図である。
主制御部30は、自動取引装置11の制御中枢となり、内蔵するプログラムを逐次読み出し実行することにより、前記した構成ブロック31〜35のそれぞれを制御し、銀行ホスト装置12との間で金融取引を行う他、ここでは取引メニューの中に含まれるメール送受信も行う。操作表示部31は、例えば、タッチパネルで構成され、利用者は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニタに表示された各種取引誘導画面にしたがいタッチパネルを操作することによりデータ入力を行う。カードリーダプリンタ部32は、カード読取り機構、明細票印字機構を備え、カード挿入口に挿入される銀行カードの磁気やICチップに記録されたデータを読み取り、あるいは取引内容を明細票に印字する。
通信制御部35は、主制御部30による制御の下、通信回線10経由で接続される銀行ホスト装置12、およびメール管理装置13との間の通信を行い、取引内容、およびメールの送受信を行う通信インタフェースを司る。
図3に示されるように、自動取引装置11(図2に示す主制御部30)は、機能的には、GUI(Graphical User Interface)提供部110と、認証要求生成部111と、認証結果取得部112と、メール作成・送信部113と、メール作成支援部114と、画像ファイル添付処理部115と、メール閲覧処理部116と、明細票印字処理部117と、取引処理部118とを備える。
認証要求生成部111は、GUI提供部110を介し操作表示部31にメール送受信メニューを含む取引メニューから成る取引選択画面を表示して利用者に取引メニューの選択を誘導し、当該取引メニューが選択され、利用者IDの入力がなされた場合に、口座を管理する銀行ホスト装置12に対して本人認証を要求する機能を有する。また、認証結果取得部112は、銀行ホスト装置12から認証結果を取得し、後記するように、メール作成・送信部113、メール閲覧処理部116、取引処理部118等を制御する。
なお、メール作成支援部114は、メール入力画面の一部に固定文言の選択操作を誘導する表示領域を割り当て、当該表示領域に表示された固定文言の1つが選択操作された場合、内部もしくは銀行ホスト装置12に格納された該当の固定文言を読み出して作成中のメールを編集する機能を有し、また、画像ファイル添付処理部115は、相手先メールアドレスが選択された場合に監視カメラ部34による利用者の写真撮影を誘導する写真撮影画面を表示し、利用者がこの写真撮影画面を操作することにより撮影される画像を取得して作成メールにファイル添付する機能を有する。
また、明細票印字処理部117は、閲覧画面に表示される印字ボタンの押下を検知して閲覧画面に表示された受信メールをカードリーダプリンタ部32により出力する機能を有する。また、明細票印字処理部117は、自動取引装置11がメール送受信機能を持たない場合、入力される利用者IDに基づき口座を管理する銀行ホスト装置12による本人認証を得て、取引内容、およびメール管理装置13における本人宛受信メールの保管の有無に関する情報を取得し、印字出力する機能も有する。
図4に示されるように、銀行ホスト装置12は、機能的には、口座データが格納される口座DB(Data Base)120と、取引実行管理部121と、口座データ登録部122と、認証処理部123とを備える。
認証処理部123は、自動取引装置11から利用者IDを取得して本人認証を行う機能を有し、取引実行管理部121は、認証処理部123で行われる本人認証の結果を要求のあった自動取引装置11に送信するとともに、本人認証が成立した場合、選択された取引メニューにしたがう取引を実行管理する機能を有する。
メール管理装置13は、機能的には、メール送受信部130と、受信メール蓄積部131と、送信メール蓄積部132とを備える。メール送受信部130は、自動取引装置11、もしくはPCや携帯電話等の汎用端末15から送信されるメールを受信して受信メール蓄積部131、あるいは送信メール蓄積部132に保管し、自動取引装置11、もしくは汎用端末15からの要求に基づき、保管されたメッセージを、要求のあった自動取引装置11、もしくは汎用端末15に送信する機能を有する。
利用者は、自動取引装置11の操作表示部31に表示された取引メニューの中から、「メール送信」または「メール受信」を選択することで、画面に表示された誘導にしたがう操作を行うと、利用者本人の撮影画像とメッセージとをメールにて銀行ホスト装置12に登録されている相手(メールアドレス)に送信し、または受信することができる。
続いて、誘導にしたがい利用者によってID番号が入力されると(ステップS73)、自動取引装置11は、通信制御部35を介し、先に読み取られた口座番号とともにID番号を銀行ホスト装置12に送信する。具体的に、認証要求生成部111は、認証要求を生成し、これを通信回線10経由で受信した銀行ホスト装置12は、認証処理部123で口座DB120を参照することによって本人認証を行い、その認証結果を要求のあった取引端末装置11へ送信する。取引端末装置11は、認証結果取得部112でその認証結果を取得し、その結果に基づき取引が許可され、あるいは禁止される。ここでは、この取引端末装置11と銀行ホスト装置12との間の認証に関する一連のやり取りを単に照会電文送受信(ステップS74)として示している。
一方、利用者は、メール送信先選択画面に表示されたメールアドレス中、送信を希望する相手先メールアドレスを選択する。取引端末装置11は、同画面中に割り当てられた「確認」ボタンを押下されるのを待ち(ステップS76)、GUI提供部110を介して操作表示部31に表示される画面が、例えば、図9にその一例が示される写真撮影画面を表示する(ステップS78)。
前記によりメールにファイル添付する写真データが確定した場合(ステップS81“Yes”)、この写真データは画像ファイル添付処理部115によって取り込まれ、後記するメール作成・送信部113により作成されるメール本文に添付される。このとき、操作表示部31に表示される画面は、例えば、図11にその一例が示されるメッセージ入力画面に遷移する(ステップS82)。
一方、ステップS85で、送信内容確認画面の「取消」ボタンが押下されると(ステップS85“No”)、再びメッセージ入力画面が表示され(ステップS82)、メッセージを入力し直すことができる。
以下、図13に示すフローチャートを参照しながら、図1〜図6に示す自動取引システムのメール受信動作について詳細に説明する。
続いて、利用者によって、受信メール選択画面に表示されたメールリストから見たいメールが選択されると(ステップS137)、操作表示部31に、例えば、図15にその画面構成の一例が示されるメール確認画面が表示され、当該メール確認画面に、該当のメール本文と、ファイル添付された写真が示される(ステップS139)。なお、受信メールがなかった場合(ステップS135“No”)または図14に示される受信メール選択画面の「取消」ボタンが押下された場合(ステップS138“Yes”)、主制御部30は、一連のメール受信処理を終了してカード挿入口から銀行カードを排出して利用者に返却する(ステップS152)。
次に、実施形態2に係る自動取引システムについて説明する。
実施形態2に係る自動取引システムは、実施形態1と同様の図1に示す構成をそのまま使用するが、自動取引装置11による金融取引処理の操作中においてメール送受信機能を備える点で、実施形態1に係る自動取引システムと相違する。
利用者は、各取引操作の中で、「メール送信」、または「メール受信」を選択し、システムの誘導にしたがい操作を行うことで、利用者の撮影画像が添付されたメールを銀行ホスト装置12に予め登録されている相手(メールアドレス)との間で送受信することができる。ここでは、「支払取引」操作中におけるメール送信動作について、図16に示すフローチャートを参照しながら説明する。
次に、利用者によってID番号が入力されると(ステップS163)、自動取引装置11は、読み取った口座番号とともにID番号を銀行ホスト装置12に送信し、本人であることの認証を行う(ステップS164:照会電文送受信)。ここで、本人認証に成功すると、不図示の支払金額入力画面が表示される(ステップS165)。
ここで、利用者によって「メール送信」ボタンが押下されると、自動取引装置11は、図7に示す実施形態1と同様の手順にしたがいメール送信を行う(ステップS168〜S180)。メール送信が完了すると、カードリーダプリンタ部32は銀行カードと明細票を、入出金部33は、相当の紙幣を排出する(ステップS181)。
次に、自動取引装置11による取引実行に伴う自動メール送信機能について、実施形態3として説明する。この場合も、実施形態1と同様、図1に示す自動取引システムが有する構成を使用するものとするが、図17に口座DB120のデータ構造の一例が示されるように、口座データに「自動メール送信アドレス」が用意される点のみ異なる。
まず、利用者によって取引選択画面の「振込み」メニューが押下されると(ステップS181)、銀行カードの挿入誘導画面が表示される。続いて、利用者によって銀行カードがカード挿入口に挿入されると、主制御部30は、カードリーダプリンタ部32により銀行カードの磁気ストライプ等に登録された口座番号等を読み取り(ステップS182)、操作表示部31に、不図示のID入力誘導画面を表示する。
このとき、自動取引装置11(主制御部30)は、取引日時、振込み先、金額等の取引内容を、メール管理装置13、およびIP網14経由で先に受信した自動メール送信アドレスに該当する汎用端末15に送信するとともに(ステップS189)、カードリーダプリンタ部32に取引内容を示す明細票を印字する(ステップS190)。そして、明細票を利用者に提供し、銀行カードを返却する(ステップS191)。
なお、実施形態3においては、カード振込み取引についてのみ説明したが、自動取引装置11で可能なすべての取引で前記した自動メール送信を可能にすることができる。
図19は、実施形態4に係る自動取引システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示す実施形態1との差異は、銀行ホスト装置12に、更に、銀行間オンラインシステムにより他の銀行ホスト装置16が接続されたことにある。ここでは、メール送受信機能を持たない、他の金融機関の自動取引装置11で取引を実行した場合、利用者に受信メールがあることを通知する仕組みが示されている。
以下、図20のフローチャートを参照しながら、図19に示す本発明の実施形態4に係る自動取引システムのメール受信動作について説明する。
要求先の銀行ホスト装置16は、メール管理装置13に対し、該当口座に対応した受信メールの有無を問い合わせ、本人認証の結果とともに受信メールの有無を要求元の銀行ホスト装置12に通知電文により通知する(ステップS204:照会電文送受信)。このとき、通知電文はテキスト、コードのいずれでもよく、銀行間で取り決めた電文とする。
また、実施形態1〜4においては、自動取引装置11を用いたメールの送受信システムについて説明したが、利用者が特定でき、高齢者でも簡単に利用できる顧客操作型の装置であれば自動取引装置11との代替使用が可能であり、例えば、定期券を扱う券売機や、診察カードを使う病院の予約システム等にも同様に適用が可能である。特に、病院は高齢者が多く集まる場所であり、適用するには最適である。
11 自動取引装置
12 銀行ホスト装置
13 メール管理装置
14 IP網
15 汎用端末
16 他銀行ホスト装置
30 主制御部
31 操作表示部
32 カードリーダプリンタ部
33 入出金部
34 監視カメラ部
35 通信制御部
110 GUI提供部
111 認証要求生成部
112 認証結果取得部
113 メール作成・送信部
114 メール作成支援部
115 画像ファイル添付処理部
116 メール閲覧処理部
117 明細票印字処理部
118 取引処理部
120 口座DB
121 取引実行管理部
122 口座データ登録部
123 認証処理部
130 メール送受信部
131 受信メール蓄積部
132 送信メール蓄積部
Claims (12)
- メール送受信を含む取引処理が実行可能であって、前記メール送受信の取引処理が選択された場合、通信回線経由で接続されている銀行ホスト装置に予め登録されている口座情報に含まれる汎用端末のメールアドレスに基づき、前記汎用端末との間で前記通信回線を介してメールの送受信を行う主制御部を備えることを特徴とする自動取引装置。
- 前記通信回線経由で接続され、送受信メールを管理するメール管理装置が備えられ、
前記メール管理装置を介して、前記汎用端末とIP網経由で前記メール送受信を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。 - メール送受信を含む取引メニューから成る取引選択画面とメール入力画面とを表示する操作表示部が備えられ、
前記主制御部は、
前記取引メニューの選択を誘導し、前記取引メニューの1つが選択され、利用者IDの入力がなされた場合に、口座を管理する前記銀行ホスト装置に対して本人認証を要求する認証要求生成部と、
前記認証要求生成部の要求により本人認証が成立した場合、前記銀行ホスト装置から受信される前記口座情報に含まれるメールアドレスのすべてを前記操作表示部に表示して利用者による選択入力を誘導し、前記メールアドレスの1つが選択されたときに、前記メール入力画面を表示してメールの作成を誘導し、作成されたメールを前記メール管理装置を介してIP網経由で接続される前記汎用端末へ送信するメール作成・送信部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 - 前記主制御部は、
複数の固定文言を用いて選択操作を誘導する表示領域を前記メール入力画面に割り当て、前記表示領域に表示された固定文言の1つが選択操作された場合、内部もしくは前記銀行ホスト装置に保持される該当の固定文言を読み出してメールを作成するメール作成支援部、
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の自動取引装置。 - 前記主制御部は、
前記口座情報に含まれるメールアドレスの少なくとも1つが選択された場合、監視カメラによる利用者の写真撮影を誘導する写真撮影画面を前記操作表示部に表示し、利用者が前記写真撮影画面を操作することにより撮影される撮影画像を前記作成したメールにファイル添付する画像ファイル添付処理部、
をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の自動取引装置。 - 前記主制御部は、
前記取引処理の中からメール受信の取引処理が選択された場合に、前記メール管理装置に保管されている本人宛受信メールを取得して、閲覧画面を前記操作表示部に表示するメール閲覧処理部、
をさらに備えることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の自動取引装置。 - 前記主制御部は、
前記閲覧画面に表示された返信ボタンの押下を検知して、前記メール入力画面に遷移させて利用者に返信メールの作成を誘導し、作成された返信メールを、前記メール管理装置を介して前記汎用端末に送信することを特徴とする請求項6に記載の自動取引装置。 - 前記主制御部は、
前記銀行ホスト装置とによる金融取引処理の操作中、利用者の要求に基づき前記メール管理装置を介して前記汎用端末との間でメールの送受信を行うことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の自動取引装置。 - 前記主制御部は、
前記銀行ホスト装置に予め登録されている前記口座情報に含まれるメール送信アドレスに基づき、取引内容を前記メール管理装置を介して前記汎用端末にメール送信することを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 - 前記主制御部は、
前記自動取引装置がメール送受信機能を持たない場合、取引内容および前記メール管理装置における本人宛受信メールの保管の有無に関する情報を取得し、前記本人宛受信メールがあった場合、当該受信メールと前記取引内容とを印字出力する明細票印字処理部、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 - 口座情報を管理し金融取引を行う銀行ホスト装置と、
IP網経由で汎用端末と接続され、送受信メールを管理するメール管理装置と、
前記銀行ホスト装置とは通信回線経由で接続され、メール送受信を含む取引処理が実行可能であって、前記メール送受信の取引処理が選択された場合、前記銀行ホスト装置に予め登録されている前記口座情報に含まれるメールアドレスに基づき、前記メール管理装置を介して前記汎用端末との間でメールの送受信双方を行う自動取引装置と、
を備えることを特徴とする自動取引システム。 - 前記自動取引装置は、
メール送受信を含む取引メニューから成る取引選択画面を表示して前記取引メニューの選択を誘導し、前記取引メニューの1つが選択され、利用者IDの入力がなされた場合に、口座を管理する前記銀行ホスト装置に対して本人認証を要求する認証要求生成部と、
前記本人認証が成立した場合、前記銀行ホスト装置から受信される前記口座情報に含まれるメールアドレスすべてを表示して利用者による選択入力を誘導し、前記メールアドレスの1つが選択された場合、メール入力画面を表示してメールの作成を誘導し、作成されたメールを前記メール管理装置へ送信するメール作成・送信部と、を備え、
前記銀行ホスト装置は、
前記メールアドレスを含む口座を記憶する口座データ登録部と、
前記自動取引装置から利用者IDを取得して本人認証を行う認証処理部と、
前記認証処理部で行われる本人認証の結果を要求のあった前記自動取引装置に送信するとともに、前記本人認証が成立した場合、前記選択された取引メニューにしたがう取引を実行管理する取引実行管理部と、を備え、
前記メール管理装置は、
前記自動取引装置もしくは前記汎用端末から送信されるメールを受信して保管し、前記自動取引装置もしくは前記汎用端末からの要求に基づき、前記保管されたメッセージを、前記要求のあった自動取引装置もしくは汎用端末に送信するメール送受信部、
を備えることを特徴とする請求項11に記載の自動取引システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007146498A JP2008299692A (ja) | 2007-06-01 | 2007-06-01 | 自動取引装置および自動取引システム |
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