JP2004118459A - 金銭入出金方法、金銭処理装置、そのためのプログラム、媒体 - Google Patents

金銭入出金方法、金銭処理装置、そのためのプログラム、媒体 Download PDF

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Taichi Nagashima
長嶋 太一
Haruo Mitamura
三田村 晴夫
Hironori Sakamoto
阪本 浩規
Mitsuaki Yamada
山田 光昭
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Abstract

【課題】入金または出金時にコメント情報を入力することができる、金銭入出力方法、金銭処理装置、そのためのプログラム、そのプログラムを担持した媒体、を提供すること。
【解決手段】所定の口座への入金または出金を指示する金銭処理装置において、金額を入力および処理するための金額入力処理手段2,4と、口座番号を入力および処理するための口座番号入力処理手段2,5と、コメント情報を入力および処理するためのコメント情報入力処理手段2,6と、を備える金銭処理装置。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金銭入出金方法、金銭処理装置、そのためのプログラム、およびそのプログラムを担持した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
所定の口座への入金または出金のためのシステムとしては、銀行や郵便局などの金融機関の窓口だけではなく、金融機関、コンビニエンスストア、駅などの公共の場所に設置されているATM機がある。また、直接金銭に触れることなく送金が可能な家庭用端末や携帯電話を使用した金融機関のオンラインシステムがある。このようなオンラインシステムの例として、金融機関の専用端末を使用した抽選システムがある(例えば、特許文献1参照)。一方で、文字情報の送受信のためのシステムとしては、郵便、FAXなどの紙のメディアを用いたものや、インターネット、携帯電話を使用した電子メールシステムなどがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−202783号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシステムでは、入金または出金のためのシステムと、文字情報の送受信のためのシステムが独立しており、例えば、所定の口座に金銭を送金するときに付随する文字情報を、金銭を受け取る側に送信するためには、別途電子メールを使用しなければならない、という課題があった。また、所定の口座に貯蓄や自動支払いをする場合など、付随するコメント情報を記録したい場合は、上記所定の口座の通帳に手書きで記入するか、別途資料を作成する必要があった。
【0005】
本発明は、上記の課題を考慮し、入金または出金時にコメント情報を入力することができる、金銭入出力方法、金銭処理装置、そのためのプログラム、そのプログラムを担持した媒体、を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、所定の口座への入金または所定の口座からの出金をする金銭処理装置へ指示する際に、少なくとも金額、口座番号、およびコメント情報を入力することができる、金銭入出金方法である。
【0007】
第2の本発明は、所定の口座への入金または所定の口座からの出金を指示する金銭処理装置において、金額を入力および処理するための金額入力処理手段と、口座番号を入力および処理するための口座番号入力処理手段と、コメント情報を入力および処理するためのコメント情報入力処理手段と、を備える金銭処理装置である。
【0008】
第3の本発明は、前記コメント情報入力処理手段が、複数の所定の定型文が格納された第1の記憶手段をさらに備え、前記コメント情報が、前記記憶手段に格納された定型文の中から選択することができる、第2の本発明の金銭処理装置である。
【0009】
第4の本発明は、前記コメント情報が、前記選択された定型文に追加、修正することができる、第3の本発明の金銭処理装置である。
【0010】
第5の本発明は、前記コメント情報が、前記金銭の入金または出金を指示する側に表示される、第2〜4の本発明のいずれかの金銭処理装置である。
【0011】
第6の本発明は、前記コメント情報が、前記金銭の入金または出金を受ける側に表示される、第2〜5の本発明のいずれかの金銭処理装置である。
【0012】
第7の本発明は、前記入金または出金を指示する側に関する情報、前記入金または出金を受ける側に関する情報、前記入金または出金の額に関する情報、および前記コメント情報、の少なくともいずれかを記憶する第2の記憶手段を備える、第2〜6の本発明のいずれかの金銭処理装置である。
【0013】
第8の本発明は、前記入金または出金を受ける側のメールアドレスが格納される第3の記憶手段をさらに備える、第2〜7の本発明のいずれかの金銭処理装置である。
【0014】
第9の本発明は、前記コメント情報が、前記入金もしくは出金を指示する側の通帳、または前記入金もしくは出金を受ける側の通帳に表示される、第2〜8の本発明のいずれかの金銭処理装置である。
【0015】
第10の本発明は、第2の本発明の、金銭処理装置のコメント情報を入力および処理するためのコメント情報入力処理手段として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0016】
第11の本発明は、第10の本発明のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体である。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態の金銭処理装置の構成を示すブロック図である。
【0018】
本実施の形態の金銭処理装置1は、入力インターフェース2と、通帳記入装置3と、入力インターフェース2および通帳記入装置3に接続された、CPU7を構成する、金額処理手段4と、口座番号処理手段5と、コメント情報処理手段6と、CPU7に接続された、本発明の第1の記憶手段の一例であるメモリー11、本発明の第2の記憶手段の一例であるメモリー8、本発明の第3の記憶手段の一例であるメモリー9と、CPU7に接続された通信インターフェース10と、を備える。
【0019】
入力インターフェース2としては、タッチパネル等が使用され、所定の口座への入金または出金を指示する際に、金額、口座番号、コメント情報を入力することができる。
【0020】
入力インターフェース2は、数字、ひらがな、カタカナ、英字を入力することができ、必要に応じて、漢字変換キー(図示せず)を備え、入力したひらがな列、カタカナ列、英字列から漢字に変換することができる。また、入力操作の前後に操作のためのガイダンス、入力内容、および処理内容を画面上に表示することができる。
【0021】
通帳記入装置3は、入出金額、残高、入金者、出金者等、所定の口座の情報を通帳へ記入することができる。また、後述する、コメント情報を通帳に記入することができ、必要に応じて、漢字表示機能を有している。
【0022】
金額処理手段4は、入力インターフェース2から入力された、所定の口座への入金または所定の口座からの出金の金額に関するを処理し、必要に応じて、入金または出金の金額に関する情報を、入力インターフェース2、通帳記入装置3へ、または通信インターフェース10を介して中央処理装置23へ伝達する。本発明の金額入力処理手段は、入力インターフェース2と金額処理手段4に対応する。
【0023】
口座番号処理手段5は、入力インターフェース2から入力された、所定の口座の口座番号、暗証番号等の情報を確認し、必要に応じて、これらの情報を、入力インターフェース2、通帳記入装置3へ、または通信インターフェース10を介して中央処理装置23へ伝達する。本発明の口座番号入力処理手段は、入力インターフェース2と口座番号処理手段5に対応する。
【0024】
コメント情報処理手段6は、入力インターフェース2から入力されたコメント情報を処理し、必要に応じてコメント情報を、入力インターフェース2、通帳記入装置3へ、通信インターフェース10を介して中央処理装置23へ伝達する。また、コメント情報処理手段6は、コメント情報の定型文が格納された、メモリー11から情報を受け取る。本発明のコメント情報入力処理手段は、入力インターフェース2とコメント情報処理手段6に対応する。
【0025】
メモリー11には、コメント情報の定型文が格納され、図2は、そのような定型文の一例を示す。入金のコメント情報の定型文としては、給与所得、売上金、贈与、不動産売却金、株式売却金、仕送り、小遣い、祝い金、見舞金、立替え清算金、年金・・等の項目が選択できるよう用意され、出金のコメント情報の定型文としては、住宅ローン返済、クレジット返済、自動車税、所得税、家賃、保険料、電気代、ガス代、食費、小遣い、慶弔費・・等の項目が選択できるよう用意されている。
【0026】
メモリー8は、必要に応じて、口座開設時に得られた、口座番号等の入金または出金を指示する側の情報、上記入金または出金を受ける側の情報、を中央処理装置23を介して記憶しており、入力インターフェース2から入力された、上記入金また出金の額に関する情報、およびコメント情報を記憶している。
【0027】
図3は、メモリー8に格納される、出金を指示する側Aに関する情報(図3(a))、入金を受ける側Bに関する情報(図3(b))、出金額に関する情報、および出金に際して出金を指示する側Aが指定したコメント情報(図3(c))の一例を示す。出金を指示する側A、入金を受ける側Bの情報としては、例えば、姓名、生年月日、年令、職種、勤務先、役職名、年収、世帯構成等の情報が挙げられる。
【0028】
メモリー9には、入金または出金を受ける側のメールアドレスが格納されている。このメールアドレスは、CPU7からの指令があったときにCPU7に伝達される。
【0029】
中央処理装置23は、他の金銭処理装置11など、複数の金銭処理装置にオンライン回線等の電気通信回線22を介して接続され、各金銭処理装置から伝達される情報を処理し、必要な情報を各金銭処理装置に伝達する。
【0030】
図1に示す他の金銭処理装置11は、金銭処理装置1と同様の構成要素を有し、同様の構成要素には、金銭処理装置1と同一の参照符号を付して示されている。
【0031】
次に、本発明の金銭処理装置1の動作を、出金時、入金時、振込時、自動引き落とし時に分けて説明する。
【0032】
(出金時)
図4に本発明の金銭処理装置1の出金時の動作を示す。以下の出金時の動作の説明において、本発明の所定の口座とは、出金者の口座に対応し、本発明の出金とは出金者の口座から出金することに対応する。
【0033】
金銭を出金するときは、キャッシュカードを金銭処理装置1のカード挿入口(図示せず)に挿入し、通帳を通帳記入装置3の通帳挿入口に挿入する(ステップ101)。CPU7が中央処理装置23に蓄積されているデータからカードおよび通帳の所持者の口座を確認すると、CPU7は、入力インターフェース2へ暗証番号の入力を促す表示をさせる。
【0034】
出金者は、インターフェース2に暗証番号を入力してください、という表示を確認すると、インターフェース2に暗証番号を入力する(ステップ102)。CPU7は、入力された暗証番号を、中央処理装置23から得られたデータを基に確認する。もし、暗証番号を正しくなければ、CPU7は、再度暗証番号を入力してください、という旨の表示を入力インターフェース2に表示させる。入力された暗証番号が正しければ、CPU7は、インターフェース2に金額を入力してください、という旨の表示をさせる。出金者は、インターフェース2に出金しようとする金額を入力する(ステップ104)。
【0035】
CPU7は、入力された金額が、口座から出金可能か、中央処理装置23から得られたデータから確認する(ステップ105)。もし、口座残高が希望出金額よりも少なければ、CPU7は、入力インターフェース2に、口座残高が不足しているので、正しい金額を入力してください、という旨の表示をさせる。
【0036】
口座残高が出金希望額よりも多ければ、CPU7のコメント情報処理手段6は、入力インターフェース2にコメント情報の有無を問う表示をさせる(ステップ106)。図8(a)は、このような場合の入力インターフェース2の画面の一例を示す。図8(a)に示す画面で、「いいえ」を選択すると、コメント情報の入力はされず、金銭処理装置1は、通常のATMと同様の動作により、出金希望額の出金を行なう。
【0037】
図8(a)に示す画面で「はい」が選択されると、コメント情報処理手段6は、メモリー11に格納されたコメント情報定型文を引き出し、入力インターフェース2に、図8(b)に示す画面を表示させる。図8(b)に示す画面には、出金する金銭に関する情報として、選択されるべき項目が列挙され、例えば、公共料金、ローン、税金、慶弔費、生活費、小遣い、学費、その他、の項目が列挙されて表示される。
【0038】
出金者は、列挙された項目から、コメント情報に関連する情報として最適な項目を選択する(ステップ107)。コメント情報処理手段6は、選択された項目についてさらに詳しい項目を、図8(c)に示すようにインターフェース2に表示させる。図8(c)は、図8(b)の画面において、「生活費」の項目が選択された場合の、次の詳細な選択画面の例を示し、例えば、食費、家賃、保険、医療費、駐車場代、新聞代、牛乳代、交通費、その他、の項目が列挙されている。
【0039】
図9(a)は、図8(b)の画面で「食費」を選択した場合の画面の表示を示す。出金者の通帳に記載されるコメント情報として、「食費」という表示のみで十分な場合は、完了を選択する。コメント情報処理手段6は、選択されたコメント情報である、「食費」を通帳に記帳する(ステップ110)。通帳に記載されるコメント情報として「食費」だけでは不十分な場合は、入力インターフェース2に備えられたタッチパネルより、追加または修正すべきコメント情報を入力する(ステップ108)。図9(b)は、「食費」というコメント情報を追加修正し、「8月分食費:来客のため増加」というコメント情報を入力した場合の画面の表示状態を示す。入力されたコメント情報に問題が無ければ、完了を選択する。コメント情報処理手段6は、入力された「8月分食費:来客のため増加」というコメント情報を通帳に記入する(ステップ110)。図9(c)は、上記のように入力されたコメント情報が記帳された通帳を示す。
【0040】
入力されたコメント情報が確定すると、コメント情報処理手段6は、入力されたコメント情報も含めた出金に関する情報を金融機関側に提供してよいか、出金者に確認する画面を入力インターフェース2に表示させる(図10参照)。図10に示す画面で、「はい」が選択されると、コメント情報処理手段6は、出金金額、日付、入力されたコメント情報を、メモリー8に格納する。このとき、メモリー8にはあらかじめ出金者に関する情報が格納されているので、上記の出金金額等の情報は、出金者に関する情報に対応付けられて格納される。
【0041】
このように、出金するときに、コメント情報を通帳に残すことにより、何のための出金だったのか通帳を後から見たときによくわかる。また、通帳が家計簿の代わりにもなり、新たに家計簿を作成する手間を省くこともできる。また、コメント情報として、上記のように詳細な情報を追加修正して入力することにより、例えば食費のように月毎に出金額が変動する出金であれば、変動した要因を詳細に分析することができる。
【0042】
また、出金金額、日付、入力されたコメント情報、出金者に関する情報がメモリー8に格納される場合は、金融機関側は、このようなメモリー8に格納された情報を利用することができる。例えば、出金者の年令、性別、職種、年収ごとに、図8(b)、(c)で選択されたコメント情報の各項目についての統計を取ることができる。すなわち、ある年代における女性は、月あたりの食費として平均いくら消費しているか、また、別のある年代におけるある職種における男性は、月あたりの小遣いとしていくら消費しているか、等の情報を統計として把握することができる。このようにして得られた情報を、他の第3者に転売することにより、金融機関は新たにビジネスチャンスを広げることができる。上記のような情報を購入する第3者の方にしてみれば、金融機関が有する膨大な預金者の消費動向を知ることができるので、市場調査をする手間がかからず効率的にビジネスを展開することができる。
【0043】
(入金時)
図5に、本発明の金銭処理装置1の入金時の動作を示す。以下の入金時の動作の説明において、本発明の所定の口座とは、入金者の口座に対応し、本発明の入金とは、入金者の口座に入金することに対応する。
【0044】
金銭を入金するときは、キャッシュカードを金銭処理装置1のカード挿入口(図示せず)に挿入し、通帳を通帳記入装置3の通帳挿入口に挿入する(ステップ201)。CPU7が中央処理装置23に蓄積されているデータからカードおよび通帳の所持者の口座を確認すると、CPU7は、入力インターフェース2の画面に入金を促す旨の表示をさせる。
【0045】
入金者は、入力インターフェース2の画面を確認後、入金しようとする金銭を、金銭処理措置1の金銭投入口(図示せず)に投入する。CPU7の金銭処理手段4は、金銭投入口に投入された金銭を数えて入金額を算出し、その入金額を入力インターフェース2の画面に表示させる。入金者は、入力インターフェース2の画面に表示された金額を確認し、正しい入金額が表示されていれば、入力インターフェース2での入金操作を完了する(ステップ203)。もし、入力インターフェースに表示される金額が、正しい金額でないときは、金銭投入口から金銭を取り出し、入金しようとする金銭を確認して再度金銭投入口に金銭を投入する。
【0046】
入金金額が確認されると、CPU7のコメント情報処理手段6は、入力インターフェース2に、図8(a)と同様のコメント情報の有無の確認のための画面を表示させる(ステップ204)。この画面において、「いいえ」が選択されると、コメント情報が入力されることなく、入金額が記帳されて入金操作が終了される。上記の画面において、「はい」が選択されると、コメント情報処理手段6は、メモリー11に格納されたコメント情報定型文を引き出し、入力インターフェース2に図11(a)に示す画面を表示させる。図11(a)に示す画面には、入金する金銭に関する情報として、選択されるべき項目が列挙され、例えば、給与、売上金、その他所得、年金、その他、の項目が列挙されて表示される。
【0047】
入金者は、列挙された項目から、コメント情報に関連する情報として最適な項目を選択する(ステップ205)。コメント情報処理手段6は、選択された項目についてさらに詳しい項目を、図11(b)に示すようにインターフェース2に表示させる。図11(b)は、図11(a)の画面において、「その他所得」の項目が選択された場合の、次の詳細な選択画面の例を示し、例えば、不動産売却金、株式売却金、贈与、配当金、その他、の項目が列挙されている。
【0048】
図12(a)は、図11(b)の画面で「株式売却金」を選択した場合の画面の表示を示す。入金者の通帳に記載されるコメント情報として、「株式売却金」という表示のみで十分な場合は、完了を選択する。コメント情報処理手段6は、選択されたコメント情報である、「株式売却金」を通帳に記帳する(ステップ207)。通帳に記載されるコメント情報として「株式売却金」だけでは不十分な場合は、入力インターフェース2に備えられたタッチパネルより、追加または修正すべきコメント情報を入力する(ステップ206)。図12(b)は、「株式売却金」というコメント情報を追加修正し、「株式売却金:関ガス3000株買272売321益141800」というコメント情報を入力した場合の画面の表示状態を示す。入力されたコメント情報に問題が無ければ、完了を選択する。コメント情報処理手段6は、入力された「株式売却金:関ガス3000株買272売321益141800」というコメント情報を通帳に記入する(ステップ207)。
【0049】
このように、入金するときに、コメント情報を通帳に残すことにより、どういう入金だったのか通帳を後から見たときによくわかる。また、通帳が家計簿の代わりにもなり、新たに家計簿を作成する手間を省くこともできる。また、コメント情報として、上記のように詳細な情報を追加修正して入力することにより、例えば株式売却金のように、金額の表示以外に売買情報を盛り込むことにより後から分析するときに役立てることができる。
【0050】
また、入金金額、日付、入力されたコメント情報、入金者に関する情報がメモリー8に格納される場合は、金融機関側は、このようなメモリー8に格納された情報を利用することができる。例えば、入金者の年令、性別、職種、年収ごとに、図11(a)、(b)で選択されたコメント情報の各項目についての統計を取ることができる。すなわち、ある年代における女性は、年間の所得のうち何%が給与所得が占めているか、また、別のある年代におけるある職種の人は、月あたりの売上金がいくらあるか、等の情報を統計として把握することができる。また、統計として把握するのみではなく、金融機関は、上記のような個人情報を利用して、新たにビジネスチャンスを広げることができる。例えば、ある年代のある所得層の預金者に、金融機関が新たに開発した金融商品の案内を送付することもできる。
【0051】
また、金融機関が上記のような個人情報を第3者に転売することにより、利益を上げることもできる。上記のような情報を購入する第3者の方にしてみれば、金融機関が有する膨大な預金者の収入状況に関する情報を把握することができるので、市場調査、または信用調査をする手間をかけずに効率的にビジネスを展開することができる。
【0052】
また、金融機関は、入金された各所得が、課税対象になるか、課税対象になるとしたからどれくらいの税額になるか、等の情報を利用者に提供することもできる。このような情報が金融機関から提供されれば、申告すべき一時所得等の所得を漏らすことなく把握することができるので利用者側にもメリットとなる。
【0053】
(振込時)
図6に本発明の金銭処理装置1の振込時の動作を示す。以下の振込時の動作の説明において、本発明の所定の口座とは、振込者の口座に対応し、本発明の出金とは、振込者の口座から振込のために出金することに対応し、本発明の入金とは、振込受取者の口座に入金することに対応し、本発明の出金を指示する側とは、振込者または振込者が操作するATM機などの装置に対応し、本発明の入金を受ける側とは、一例として振込受取者または振込受取者が操作するATM機、パソコン、携帯電話等の装置に対応する。
【0054】
金銭を振込むときは、キャッシュカードを金銭処理装置1のカード挿入口(図示せず)に挿入し、通帳を通帳記入装置3の通帳挿入口に挿入する(ステップ301)。CPU7が中央処理装置23に蓄積されているデータからカードおよび通帳の所持者の口座を確認すると、入力インターフェース2へ暗証番号の入力を促す。
【0055】
振込者は、インターフェース2に暗証番号を入力してください、という表示を確認すると、インターフェース2に暗証番号を入力する(ステップ302)。CPU7は、入力された暗証番号を、中央処理装置23から得られたデータを基に確認する(ステップ303)。もし、暗証番号が正しくなければ、CPU7は、再度暗証番号を入力してください、という旨の表示を入力インターフェース2に表示させる。入力された暗証番号が正しければ、CPU7は、インターフェース2に金額を入力してください、という旨の表示をさせる。振込者は、インターフェース2に振込しようとする金額を入力する(ステップ304)。
【0056】
CPU7は、入力された金額が、口座から出金可能か、中央処理装置23から得られたデータから確認する(ステップ305)。もし、口座残高が希望振込金額よりも少なければ、CPU7は、入力インターフェース2に、口座残高が不足しているので、正しい金額を入力してください、という旨の表示をさせる。
【0057】
口座残高が振込希望金額よりも多ければ、CPU7は、振込先を入力してください、という旨の表示をインターフェース2の画面上にさせる。振込者は、振込む相手の銀行名、支店名、口座種類、口座番号、を入力する(ステップ306)。CPU7は、入力された上記情報から、振込相手先を、中央処理装置23を介して入手した情報により特定し、特定された振込相手先を入力インターフェース2の画面に表示させる。振込者は、入力インターフェース2の画面上に表示された情報が正しければ、画面に表示される「確認」(表示せず)を選択し(ステップ307)、次のステップに進む。もし、振込相手先として表示される相手が、振込者が振込を希望する相手と相違する場合は、再度、相手の口座番号等を入力し直し、表示された情報が正しければ、画面上の「確認」を選択し、次のステップに進む。
【0058】
CPU7は、振込先が振込者により確認されたことを確認すると、次に、入力インターフェース2に、コメント情報の有無を問う表示をさせる(ステップ308)。図8(a)は、このような場合の入力インターフェース2の画面の一例を示す。図8(a)に示す画面で、「いいえ」を選択すると、コメント情報の入力はされず、金銭処理装置1は、通常のATMと同様の動作により、振込希望額の振込を行なう。
【0059】
図8(a)に示す画面で「はい」が選択されると、CPU7のコメント情報所手段6は、メモリー11に格納されたコメント情報定型文を引き出し、入力インターフェース2に図13(a)に示す画面を表示させる。図13(a)に示す画面には、振込む金銭に関する情報として、選択されるべき項目が列挙され、例えば、購入、贈与、その他、の項目が列挙されて表示される。
【0060】
振込者は、列挙された項目から、振込金に関連する情報として最適な項目を選択する(ステップ309)。コメント情報処理手段6は、選択された項目についてさらに詳しい項目を、図13(b)に示すようにインターフェース2に表示させる。図13(b)は、図13(a)の画面において、「贈与」の項目が選択された場合の、次の詳細な選択画面の例を示し、例えば、仕送り、弔慰金、小遣い、見舞金、祝い金、その他、の項目が列挙されている。次に、コメント情報処理手段6は、選択された項目について、振込先へのメッセージとして適当な複数の定型文のメッセージを表示する。例えば図13(c)に示す定型文は、図13(b)に示す画面で祝い金を選択したときに表示されるメッセージの一覧である。図13(c)の例では、「ご結婚おめでとうございます。」、「ご出産おめでとうございます。」、「ご入学おめでとうございます。」、「30周年お祝い申し上げます。」、「ご開店お祝い申し上げます。」等の定型メッセージが表示される場合を示す。
【0061】
図14(a)は、図13(c)の画面で「ご結婚おめでとうございます。」を選択した場合の画面の表示を示す。振込金受取者に伝達されるコメント情報として、「ご結婚おめでとうございます。」という表示のみで十分な場合は、完了を選択する。振込受取者に伝達されるコメント情報として、「ご結婚おめでとうございます。」では、不十分な場合は、入力インターフェース2に備えられたタッチパネルより、追加または修正すべきコメント情報を入力する(ステップ310)。
【0062】
図14(a)は、「ご結婚おめでとうございます。」というコメント情報を追加修正し、「ご結婚本当におめでとうございます。お二人の門出を心よりお祝い申し上げます。」というコメント情報を入力した場合の画面の表示状態を示す。入力されたコメント情報に問題が無ければ、完了を選択する。
【0063】
次にコメント情報処理手段6は、振込受取者のメールアドレスが登録されていないか、メモリー9または中央処理装置23に確認を取る。振込受取者のメールアドレスが登録されている場合は、コメント情報処理手段6は、上記のように入力されたコメント情報を、振込受取者に電子メールとして送信するよう中央処理装置23に指令を出す。中央処理装置23は、コメント情報処理手段6から上記の電子メールを送信すべき指令を受けると、通信手段(図示せず)から、インターネット等の電気通信回線を経由して、振込受取者のメールアドレスへ上記電子メールを送信するよう指示を出す。振込受取者のメールアドレスへ送信された電子メールは、振込受取者のパソコン(図示せず)や、携帯電話(図示せず)等の端末に送信され(ステップ313)、振込受取者側へ、上記入力されたコメント情報を伝達することができる。
【0064】
振込受取者のメールアドレスが登録されていない場合は、上記のように入力されたコメント情報は、電子メールで送信されず、振込受取者の通帳へ記帳される(ステップ314)。
【0065】
入力されたコメント情報が確定すると、コメント情報処理手段6はまた、入力されたコメント情報も含めた振込に関する情報を金融機関側に提供してよいか、振込者に確認する画面を入力インターフェース2に表示させる(図10参照、ステップ311)。図10に示す画面で、「はい」が選択されると、コメント情報処理手段6は、振込金額、日付、入力されたコメント情報を、メモリー8に格納する。このとき、メモリー8にはあらかじめ振込者、振込受取者に関する情報が格納されているので、上記の振込金額等の情報は、振込者および振込受取者に関する情報に対応付けられて格納される。
【0066】
このように、振込するときに、コメント情報を電子メールで自動送信することにより、振込者が振込みした後に、振込受取者に改めて連絡をする必要が無くなる。すなわち、振込と連絡が一度で済むので、振込者の手間を省くことができる。
【0067】
また、振込金額、日付、入力されたコメント情報、振込者、および振込受取者に関する情報がメモリー8に格納される場合は、金融機関側は、このようなメモリー8に格納された情報を利用することができる。例えば、振込者の年令、性別、職種、年収ごとに、図13(a)、(b)で選択されたコメント情報の各項目についての統計を取ることができる。すなわち、ある年代における女性は、結婚祝い金として、平均いくら拠出しているか、また、別のある年代におけるある職種における男性は、子供の仕送りに平均いくら負担しているか等についての情報を統計的に把握することができる。このようにして得られた情報を、例えば、当該金融機関は、利用者に対して、平均的な慶弔金に対する参考情報として提供することができる。
【0068】
例えば、当該金融機関の顧客から、弔慰金としていくら用意すればよいか、という質問を受けた場合、当該金融機関は、顧客および当該顧客が弔慰金を支払う相手の年令、役職、家族構成、年収、等を調査し、これらの情報から、メモリー8に格納された情報と照合して、最も平均的な情報、または最も当該顧客にふさわしいと考えられる情報を提供することができ、顧客の便宜を図ることができる。
【0069】
また当該金融機関から上記の情報の転売を受けた他の第3者は、当該金融機関の顧客に対して、商品案内等の情報を提供することができ、新たにビジネスチャンスを広げることができる。例えば、結婚祝いの情報を知った業者は、当該金融金の顧客に、結婚祝いとして、または結婚1周年のための贈答品のパンフレット等を送付することができる。
【0070】
なお、以上までの説明では、入力されたコメント情報は、振込受取者側に表示される、としてきたが、振込者側の通帳に表示されてもよい。その場合は、振込者側の通帳を見れば、いつどういう目的で誰に金銭の振込をしたかわかるので口座の金銭の管理がしやすくなる。
【0071】
なお、以上までの説明では、コメント情報は、金銭処理装置1を操作して金銭を入金、出金、または振込みする際に入力される、としてきたが、これらの操作以外のときに金銭処理装置1からコメント情報が入力されてもよい。すなわち、金銭処理装置1は、通帳を金銭処理装置1の通帳投入口に挿入すれば、操作者の操作により、コメント情報を追加、変更することができる機能を有していてもよい。
【0072】
(自動引き落とし時)
図7に、自動引き落としの際の、金銭処理装置1の動作を示す。以下の自動引き落とし時の動作の説明においては、本発明の所定の口座とは、自動引き落としの引き落とし対象者の口座に対応し、本発明の出金とは、引き落とし対象者の口座から出金することに対応し、本発明の入金を指示する側とは、引き落とし受取者または引き落とし受取者が操作する装置に対応し、本発明の出金を受ける側とは、引き落とし対象者または引き落とし対象者が操作するATM機、パソコン、携帯電話等の装置に対応する。
【0073】
所定の口座から料金が自動的に引き落とされる場合、まず、引き落とし要求が当該金融機関の所定の口座において発生する(ステップ401)。引き落とし要求が発生すると、CPU7は、所定の口座に引き落とされる金額以上の残高があるかを確認する(ステップ402)。所定の口座に引き落とされる金額以上の残高が無い場合は、CPU7は、自動引き落としを中断し、引き落とし受取者に連絡するように指令を出す。所定の口座に引き落とされる金額以上の残高がある場合は、コメント情報処理手段6は、適切なコメント情報を自動的に選択する(ステップ403)。
【0074】
例えば、引き落とし受取者がガス会社である場合は、毎月のガス料金が、所定の口座から引き落とされる際に、例えば「8月分ガス代です。」というコメント情報が自動的に月毎に選択される。そして、自動的に選択されたコメント情報が、電気通信回線22を経由して当該ガス会社に送られ、ガス会社から特にコメント情報の変更の指示が無い場合は、次のステップに進む。
【0075】
ガス会社において、コメント情報を変更する必要があるときは、当該コメント情報が追加修正され、電気通信回線22を経由して、金融機関の金銭処理装置1に戻され、次のステップに進む。コメント情報変更の例としては、「8月分ガス代です。来月から従量料金が2円/m値上げになります。」等が挙げられる。
【0076】
次に、金融機関側の金銭処理装置1のコメント情報処理手段6は、引き落とし対象者のメールアドレスが登録されていないか、メモリー9または中央処理装置23に確認を取る(ステップ405)。引き落とし対象者のメールアドレスが登録されている場合は、上記のように入力されたコメント情報を、引き落とし対象者に電子メールとして送信するよう指令を出す。中央処理装置23は、CPU7から上記の電子メールを送信すべき指令を受けると、通信手段(図示せず)から、インターネット等の電気通信回線を経由して、引き落とし対象者のメールアドレスへ上記電子メールを送信するよう指示を出す。引き落とし対象者のメールアドレスへ送信された電子メールは、引き落とし対象者のパソコン(図示せず)や、携帯電話(図示せず)等の端末に送信され(ステップ406)、引き落とし対象者側へ、上記入力されたコメント情報を伝達することができる。その後、CPU7は、引き落とし対象者の口座から引き落とし要求に基づく金額を出金し、引き落とし受取者の口座へ当該金額の金銭を入金する(ステップ407)。
【0077】
引き落とし対象者のメールアドレスが登録されていない場合は、上記のように入力されたコメント情報は、電子メールで送信されず、引き落とし対象者の通帳へ記帳される(ステップ408)。
【0078】
このように、上記のようなコメント情報が記載された電子メールが引き落とし対象者に送信されることにより、引き落とし対象者は、公共料金等の引き落としを確実に把握することができる。また、引き落とし受取者にしてみても、例えば料金値上げ等の重要な情報を確実に引き落とし対象者に伝達することができる。
【0079】
(立替え清算時)
会社員が交通費等を立て替え、会社側から清算してもらうときに、会社の経理から現金で受取るのではなく、一定期間の交通費等が一括して社員の口座に振込まれる場合がある。ここでは、そのような場合の金銭処理装置1の動作を説明する。図15は、そのような場合の本発明の金銭処理装置の動作を示す。以下の立替え精算時の動作の説明において、本発明の所定の口座は、会社員である担当者の口座に対応し、本発明の入金とは、担当者の口座へ振込入金することと対応し、本発明の入金を指示する側とは、会社側、会社側のパソコン、または金融機関側の中央処理装置23に対応し、本発明の入金を受ける側とは、当該担当者または当該担当者が操作するATM、パソコン、携帯電話等の装置に対応する。
【0080】
まず、交通費などの立替え金が発生した場合に担当者は、会社側にあるパソコン(図示せず)に発生した料金を入力する(ステップ501)。上記パソコンのCPU(図示せず)は、ディスプレイ(図示せず)に、図16(a)に示すようなコメント情報選択画面を表示させる。図16(a)は、このような情報選択画面の例として、交通費、出張費、接待費、外食費の選択項目が列挙された例を示す。
【0081】
担当者は、列挙された項目から、立替え金に関連する情報として最適な項目を選択する(ステップ501)。次にディスプレイには、詳細なコメント情報を入力するための画面が表示される。図16(b)は、図16(a)において、「交通費」の項目が選択された場合の詳細なコメント情報を入力するための画面例を示す。担当者は、入力項目毎に必要事項を入力する(ステップ502、503)。図16(b)に示す例では、交通費を立て替えた日付、利用区間、料金、行先等が入力される。そして、画面の下部には、未精算の交通費の合計額が入力されて表示されている。
【0082】
次に、入力された情報は、会社側のコンピュータに送られ、会社側のコメント情報が加えられる(ステップ504)。図16(c)に示す例では、担当者により入力された交通費のうち、例えば会社の前月の決算日から当月の決算日までに立て替えられていた交通費が支払われる旨の表示が追加される場合を示す。
【0083】
次に、修正、追加されたコメント情報は、金融機関側の中央処理装置23に送信される。中央処理装置23は、当該会社の口座残高を確認し(ステップ505)、口座残高が支払われる立替え金よりも多い場合は、当該担当者の口座へ、立替え金が振込まれる(ステップ506)。
【0084】
次に、中央処理装置23は、当該担当者のメールアドレスが登録されているか確認する(ステップ507)。当該担当者のメールアドレスが確認された場合は、中央処理装置23は、上記のように入力されたコメント情報を、電気通信回線22を介して、電子メールとして、当該担当者のメールアドレスへ送信するよう指示を出す。
【0085】
当該担当者のメールアドレスへ送信された電子メールは、当該担当者が管理するパソコン(図示せず)や、携帯電話(図示せず)等の端末に送信され(ステップ508)、当該担当者へ、上記入力されたコメント情報を伝達することができる。
【0086】
当該担当者のメールアドレスが登録されていない場合は、上記のように入力されたコメント情報は、電子メールで送信されず、当該担当者の通帳へ記帳される(ステップ509)。なお、当該担当者への通帳への記帳は、コメント情報が電子メールで送信された場合もなされる(ステップ509)。この場合、通帳に各立替え精算金の詳細情報が全て表示されると、通帳の更新回数が非常に多くなってしまうので、通帳への記帳としては、ステップ504で追加された情報が表示されるのみの方が望ましい。すなわち、上記の例では、通帳には、「○月○日〜□月□日の交通費です。」というコメント情報が表示されるのみである。
【0087】
このように、上記のように立替え金の詳細が記載された電子メールが当該担当者に送信されることにより、当該担当者は、立替え清算金を詳細に把握することができ、精算し忘れ等のトラブルを回避することができる。また、電子メールが送信されることにより当該担当者は、入金のタイミングを知ることができる。また、会社側にしても、振込んだ清算金の詳細について、別途帳票を出力して当該担当者に渡す等の手間が省け、経理担当者の負担を軽減させることができる。
【0088】
なお、以上までの説明では、コメント情報を受ける側の通帳にコメント情報が記帳される、としてきたが、コメント情報が長文におよぶ場合は、コメント情報の全てが記帳できない場合がある。そのような場合は、コメント情報がすべて記帳されていない旨が入力インターフェース2に表示され、コメント情報を、通帳とは別の用紙にプリントアウトすることができる構成であってもよい。
【0089】
さらに、コメント情報が通帳には記帳されず、通帳とは別の用紙にプリントアウトされる構成であってもよい。その場合は、上記別の用紙には、コメント情報が上記の説明の入金または出金に関する情報と関連されて記載される。または、通帳に記載される項目と関連性が示されて記載される。例えば、通帳にはコメント情報あり、という文章またはマーク、およびコメント情報番号のみが記帳され、別にプリントアウトされる用紙には、通帳に記載された対応するコメント情報番号とともにコメント情報が記載される、等が考えられる。
【0090】
また、以上までの説明においては、コメント情報は、漢字かな交じり文で表示されているが、カタカナまたはひらかなのみで表示されてもよいし、顔文字等の絵文字が使用されて表示されてもよい。
【0091】
また、以上までの説明では、コメント情報は、最初にメモリー9に格納されている定型文から選択され、選択された定型文を必要に応じて追加、修正するとして説明してきたが、最初から自由にコメント情報が挿入されても構わない。その場合は、図8(a)に示す画面の次に例えば「自由に入力しますか?」という表示がなされる動作となる。なお、この場合は、自由に入力されたコメント情報の内容の判断が、金銭処理手段6側で難しいときは、上記のように自由に入力されたコメント情報が金融機関側で統計的に利用されることはない。
【0092】
また、以上までの説明では、メモリー9には、入金または出金を指示する側に関する情報、入金または出金を受ける側に関する情報、入金または出金額に関する情報、コメント情報の全てが格納され、金融機関側に提供される、としてきたが、上記の情報のうち、いずれか1つの情報、または上記の情報のうち、いずれかの複数の情報のみがメモリー9に格納される動作であってもよい。
【0093】
以上までの説明における金銭処理装置21の全部または一部の機能は、中央処理装置23側にあってもよい。その場合は、金銭処理手段4、口座番号処理手段5、およびCPU7の一部、メモリー8、メモリー9の各機能が中央処理装置23側にあり、コメント情報処理手段7およびメモリー11の機能が金銭処理装置1側にある、という構成も考えられる。
【0094】
また、以上までの説明では、各金銭処理装置は、中央処理装置23から各情報を受け取り、処理を進めるとしてきたが、中央処理装置23が無い構成も考えられる。その場合は、各金銭処理装置どうしが電気通信回線22で接続され、情報のやり取りがなされる。
本発明に係るプログラムは、上述した本発明の金銭処理装置の、コメント情報を入力および処理するためのコメント情報入力処理手段としての全部又は一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0095】
本発明に係る媒体は、上述した本発明の金銭処理装置の、コメント情報を入力および処理するためのコメント情報入力処理手段としての全部または一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する媒体である。
【0096】
尚、本発明の上記「一部の手段」とは、それらの複数の手段の内の、幾つかの手段を意味し、あるいは、1つの手段の内の、一部の機能又は一部の動作を意味するものである。
【0097】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0098】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0099】
又、本発明のデータ構造としては、データベース、データフォーマット、データテーブル、データリスト、データの種類などを含む。
【0100】
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0101】
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0102】
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0103】
【発明の効果】
入金または出金時にコメント情報を入力することができる、金銭入出力方法、金銭処理装置、そのためのプログラム、そのプログラムを担持した媒体、を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の金銭処理装置の構成示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の金銭処理装置のメモリーに格納されたコメント情報の定型文の一例を示す図である。
【図3】図3は、本発明の金銭処理装置のメモリーに格納された情報の一例を示す図である。
【図4】図4は、本発明の金銭処理装置の動作の一例を示すフロー図である。
【図5】図5は、本発明の金銭処理装置の動作の一例を示すフロー図である。
【図6】図6は、本発明の金銭処理装置の動作の一例を示すフロー図である。
【図7】図7は、本発明の金銭処理装置の動作の一例を示すフロー図である。
【図8】図8は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図9】図9は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図10】図10は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図11】図11は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図12】図12は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図13】図13は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図14】図14は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図15】図15は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【図16】図16は、本発明の金銭処理装置の金銭入力処理手段に表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 金銭処理装置
2 入力インタフェース
3 通帳記入装置
4 金額処理手段
5 口座情報処理手段
6 コメント情報処理手段
7 CPU
8、9、11 メモリー
10 通信インターフェース
22 オンライン回線
23 中央処理装置

Claims (11)

  1. 所定の口座への入金または所定の口座からの出金をする金銭処理装置へ指示する際に、少なくとも金額、口座番号、およびコメント情報を入力することができる、金銭入出金方法。
  2. 所定の口座への入金または所定の口座からの出金を指示する金銭処理装置において、
    金額を入力および処理するための金額入力処理手段と、
    口座番号を入力および処理するための口座番号入力処理手段と、
    コメント情報を入力および処理するためのコメント情報入力処理手段と、を備える金銭処理装置。
  3. 前記コメント情報入力処理手段は、複数の所定の定型文が格納された第1の記憶手段をさらに備え、
    前記コメント情報は、前記記憶手段に格納された定型文の中から選択することができる、請求項2に記載の金銭処理装置。
  4. 前記コメント情報は、前記選択された定型文に追加、修正することができる、請求項3に記載の金銭処理装置。
  5. 前記コメント情報が、前記金銭の入金または出金を指示する側に表示される、請求項2〜4のいずれかに記載の金銭処理装置。
  6. 前記コメント情報が、前記金銭の入金または出金を受ける側に表示される、請求項2〜5のいずれかに記載の金銭処理装置。
  7. 前記入金または出金を指示する側に関する情報、前記入金または出金を受ける側に関する情報、前記入金または出金の額に関する情報、および前記コメント情報、の少なくともいずれかを記憶する第2の記憶手段を備える、請求項2〜6のいずれかに記載の金銭処理装置。
  8. 前記入金または出金を受ける側のメールアドレスが格納される第3の記憶手段をさらに備える、請求項2〜7のいずれかに記載の金銭処理装置。
  9. 前記コメント情報が、前記入金もしくは出金を指示する側の通帳、または前記入金もしくは出金を受ける側の通帳に表示される、請求項2〜8のいずれかに記載の金銭処理装置。
  10. 請求項2に記載の、金銭処理装置のコメント情報を入力および処理するためのコメント情報入力処理手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008299692A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置および自動取引システム
JP2012084101A (ja) * 2010-10-15 2012-04-26 Japan Research Institute Ltd 想い出バンク・システム,想い出情報管理装置およびその動作制御方法

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