JP2008298298A - 空気調和装置 - Google Patents

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    • F25B2313/0231Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units with simultaneous cooling and heating

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Abstract

【課題】1つの室内で乾燥運転を行う場合であっても、他の室内ユニットの利用者に不便をかけることがない空気調和装置を提供する。
【解決手段】室外ユニット1と、ビル等の複数の室内にそれぞれ設置された室内ユニット5a、5b、5cとを高圧ガス管11、低圧ガス管12及び液管13を有するユニット間配管10によって接続し、各室内ユニット5a、5b、5cの熱交換器6a、6b、6cに接続される高圧ガス管11のそれぞれにこの高圧ガス管11を開閉する切換弁14a、14b、14cを設け、切換弁14a、14b、14cが個々に切換え可能であり、切換弁14a、14b、14cを閉じた状態で冷房運転を行う空気調和装置であって、複数の室内ユニット5a、5b、5cのうち、運転を停止している室内ユニット5bの切換弁14bを開放し、熱交換器6bに高圧ガスを送流させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユニット間配管で接続された複数の室内ユニットで冷暖房運転を行う空気調和装置に関する。
従来、家庭用エアコンの分野では、室内ユニットと室外ユニットとを四方弁で切換えて冷房または暖房運転を行うものがある。この室内ユニットに設けられた熱交換器を冷房運転時に蒸発器として機能させた場合、低温になった熱交換器の外側部分に水滴が付着し易くなる。通常、この水滴は、自重で熱交換器の下側に滴下し、ドレン水として排出されることになるが、熱交換器の外側は濡れた状態のままとなる。この濡れた状態を放置すると、熱交換器の外側にカビが発生したり、異臭の原因となることがあるため、熱交換器の外側を乾燥させるために熱交換器を暖めること(以下、乾燥運転という)が考えられている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1では、冷房運転中に付着した水分を乾燥させるために、或いは除菌効果を得るために、一時的に暖房運転を行うものがある。
特開2000−213795
上述した乾燥運転は、家庭用エアコンのように、利用者が少数である場合には、他の室内の利用者に不便をかけることが少ない。しかしながら、大規模なビルに設置される、いわゆるマルチ型の空気調和装置(複数の室内にそれぞれ配置された室内ユニットを1つの室外ユニットで運転するもの)の場合、1つの室内で乾燥運転を行なおうとした場合、他の複数の室内においても同時に乾燥運転を行わなければならない。そのため、乾燥運転を行うタイミングによっては、他の室内の室温が上昇してしまい、他の室内での複数の利用者に不便をかけてしまうという問題があった。
また、大規模なビルに設置される空調システムでは、冷房運転から乾燥運転への切換えに時間がかかるため、各室内の室温が上昇してしまい、他の室内での複数の利用者に不便をかけてしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、1つの室内で乾燥運転を行う場合であっても、他の室内ユニットの利用者に不便をかけることがない空気調和装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、室外ユニットと、ビル等の複数の室内にそれぞれ設置された室内ユニットとを高圧ガス管、低圧ガス管及び液管を有するユニット間配管によって接続し、各室内ユニットの熱交換器に接続される高圧ガス管のそれぞれにこの高圧ガス管を開閉する切換弁を設け、前記切換弁が個々に切換え可能であり、前記切換弁を閉じた状態で冷房運転を行う空気調和装置であって、複数の前記室内ユニットのうち、運転を停止している室内ユニットの前記切換弁を開放し、前記熱交換器に高圧ガスを送流させることを特徴とする。
この構成によれば、運転を停止している室内ユニットのみを対象として、室内熱交換器に一定時間高圧ガスを流すことができる。
また、前記電磁切換弁を制御する制御部を備え、前記室内ユニットが冷房運転を停止させた後に自動的に前記電磁切換弁を開放するようにしてもよい。
この構成によれば、室内熱交換器の外側に水が付き易い冷房運転の後に、室内熱交換器に高圧ガスを流して乾燥させることができる。
さらに、前記室内ユニットの吹出口に吹出空気を偏向させる移動可能なルーバーを備え、前記電磁切換弁を開放中に、前記吹出空気が前記室内ユニットの吸込口またはこの吸込口に吸いこまれる室内空気の流れに向かうように前記ルーバーを移動させるようにしてもよい。
この構成によれば、吹出口から漏れる暖かい空気が室内を循環しないようにすることができる。
また、前記電磁切換弁を開放中に前記室内ユニットの送風ファンを駆動させることもできる。
この構成によれば、吹出口から漏れる暖かい空気を吸込口に積極的に送り、室内熱交換器を通過させて循環させることができる。
本発明は、室外ユニットと、ビル等の複数の室内にそれぞれ設置された室内ユニットとを高圧ガス管、低圧ガス管及び液管を有するユニット間配管によって接続し、各室内ユニットの熱交換器に接続される高圧ガス管のそれぞれにこの高圧ガス管を開閉する切換弁を設け、前記切換弁が個々に切換え可能であり、前記切換弁を閉じた状態で冷房運転を行う空気調和装置であって、複数の前記室内ユニットのうち、運転を停止している室内ユニットの前記切換弁を開放し、前記熱交換器に高圧ガスを送流させているので、運転を停止している室内ユニットのみを対象として、高圧ガス管内を流れる高圧ガスを室内熱交換器に一定時間流すことができる。これにより、複数の室内に設置された室内ユニットのうち、冷房運転を行っている他の室内ユニットを除いて、室内熱交換器を乾燥させることができる。そのため、冷房運転中の室内の利用者に不便をかけることがない。
また、前記電磁切換弁を制御する制御部を備え、前記室内ユニットが冷房運転を停止させた後に自動的に前記電磁切換弁を開放するようにしているので、室内熱交換器の外側に水が付き易い冷房運転の後に、常に室内熱交換器に高圧ガスを流して乾燥させることができる。その結果、カビの発生や異臭が生じる可能性をより少なくすることができる。
さらに、前記室内ユニットの吹出口に吹出空気を偏向させる移動可能なルーバーを備え、前記電磁切換弁を開放中に、前記吹出空気が前記室内ユニットの吸込口またはこの吸込口に吸いこまれる室内空気の流れに向かうように前記ルーバーを移動させるようにしているので、吹出口から漏れる暖かい空気が室内を循環しない。その結果、室内温度の上昇を少なくすることができる。
さらにまた、前記電磁切換弁を開放中に前記室内ユニットの送風ファンを駆動させているので、吹出口から漏れる暖かい空気を吸込口に積極的に送り、室内熱交換器を通過する態様で循環させることができる。その結果、室内熱交換器の外側に暖かい空気を当てて、より確実に水分を乾燥させることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置30について説明する。図1は、空気調和装置30の冷媒回路を示す。なお、図1では、室内ユニットを3台で構成しているが、例えば、大規模なビル等では、室内ユニットを4台以上(例えば、50台等)が接続される場合が多く、この場合であっても以下の説明に準じた動作が行われる。
室外ユニット1は、圧縮機2と室外熱交換器3と気液分離器4とを備えている。この室外熱交換器3には、圧縮機2の冷媒吐出管7と冷媒吸込管8とに切換弁9a、9bを介してユニット間配管10が分岐接続されている。このユニット間配管10は、冷媒吐出管7と分岐接続された高圧ガス管11と、冷媒吸込管8と分岐接続された低圧ガス管12と、室外熱交換器3と接続された液管13とで構成されている。
また、室内ユニット5a、5b、5cは、室内熱交換器6a、6b、6cを備えている。この室内熱交換器6a、6b、6cには、高圧ガス管11と低圧ガス管12とに夫々切換弁14a、15a,14b、15b,14c、15cを介して分岐接続される一方、液管13に電動式膨張弁等の冷媒減圧器16a、16b、16cを介して接続されている。
バイパス管17は、高圧ガス管11と低圧ガス管12とを接続しており、毛細管18で冷媒絞り抵抗をもたしている。低圧ガス管12には、蒸発圧力調整弁19が介在する態様で設けられており、液管13には、電動式膨張弁等の補助冷媒減圧器20が介在する態様で設けられている。
これらの切換弁9a、9b、切換弁14a、15a,14b、15b,14c、15c、冷媒減圧器16a、16b、16c、蒸発圧力調整弁19及び補助冷媒減圧器20は、電磁式切換弁であってもよく、或いは電動式切換弁であってもよい。
また、この空気調和装置30の室外機1には、制御装置21が設けられている。この制御装置21には、それぞれの切換弁9a、9b、切換弁14a、15a,14b、15b,14c、15c、冷媒減圧器16a、16b、16c、蒸発圧力調整弁19及び補助冷媒減圧器20が配線によってそれぞれ接続されており、この制御装置21からの信号に基づいて、これらの切換弁等が切換え(開閉)られるようになっている。これらの切換えによって、空気調和装置30の各室内ユニット5a、5b、5cの冷房運転、暖房運転、運転停止の制御が行われる。また、この制御装置21には、所定の時間を計測するタイマー機能が設けられている。さらに、制御装置21には、詳細は後述する乾燥運転等を行うためのプログラム及びコントローラ、CPU等が備えられている。
次に、図1を用いて運転動作を説明する。
全室を同時に冷房する場合は、室外熱交換器3の一方の切換弁9aを開くと共に他方の切換弁9bを閉じ、且つ室内熱交換器6a、6b、6cの一方の切換弁14a、14b、14cを閉じると共に他方の切換弁15a、15b、15cを開く。これにより、圧縮機2から吐出された冷媒は冷媒吐出管7、切換弁9a、室外熱交換器3と順次流れてここで凝縮液化した後、液管13を経て各室内ユニット5a、5b、5cの冷媒減圧器16a、16b、16cに分配され、ここで減圧される。然る後、各室内熱交換器6a、6b、6cで蒸発気化した後、夫々切換弁15a、15b、15c、低圧ガス管12、冷媒吸込管8、気液分離器4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように蒸発器として作用する各室内熱交換器6a、6b、6cで全室が同時に冷房される。かかる同時冷房運転時、圧縮機2から吐出された冷媒が高圧ガス管11よりバイパス管17を経て低圧ガス管12に導かれるので、高圧ガス管11に冷媒が溜まり込むことがない。
逆に全室を同時に暖房する場合は、室外熱交換器3の一方の切換弁9aを閉じると共に他方の切換弁9bを開き、且つ室内熱交換器6a、6b、6cの一方の切換弁14a、14b、14cを開くと共に他方の切換弁15a、15b、15cを閉じる。これにより、圧縮機2から吐出された冷媒は冷媒吐出管7、高圧ガス管11を順次経て切換弁14a、14b、14c、室内熱交換器6a、6b、6cへと分配され、ここで夫々凝縮液化した後、各冷媒減圧器16a、16b、16cで減圧されて液管13で合流され、然る後、室外熱交換器3で蒸発気化した後、切換弁9b、冷媒吸込管8、気液分離器4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように凝縮器として作用する各室内熱交換器6a、6b、6cで全室が同時に暖房される。
また、同時に任意の例えば二室を冷房し一室を暖房する場合は、室外熱交換器3の一方の切換弁9aを開くと共に他方の切換弁9bを閉じ、且つ、冷房する室内ユニット5a、5cの一方の切換弁14a、14cを閉じると共に他方の切換弁15a、15cを開き、且つ暖房する室内ユニット5bの一方の切換弁14bを開くと共に他方の切換弁15bを閉じると、圧縮機2から吐出された冷媒の一部が冷媒吐出管7、切換弁9aを順次経て室外熱交換器3に流れると共に残りの冷媒が高圧ガス管11を経て暖房する室内ユニット5bの切換弁14b、室内熱交換器6bへと流れ、この室内熱交換器6bと室外熱交換器3とで凝縮液化される。そして、これら室内熱交換器6b、室外熱交換器3で凝縮液化された冷媒は液管13を経て室内ユニット5a、5cの冷媒減圧器16a、16cで減圧された後、夫々の室内熱交換器6a、6cで蒸発気化され、然る後、各切換弁15a、15cを経て低圧ガス管12で合流され、冷媒吸込管8、気液分離器4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように凝縮器として作用する室内熱交換器6bで一室が暖房され、蒸発器として作用する他の室内熱交換器6a、6cで二室が冷房される。
かかる冷暖房同時運転時、室内ユニット5bの冷媒減圧器16bが全開して冷媒圧力損失が生じないようにしているが、液管13内の液冷媒圧力がアンバランスにならないように補助冷媒減圧器20で圧力調整されている。
なお、一室を冷房し二室を暖房する場合は補助冷媒減圧器20を作動させることにより可能である。例えば、室内ユニット5bで冷房し室内ユニット5a、5cで暖房する場合は室外熱交換器3の一方の切換弁9aを閉じると共に他方の切換弁9bを開き、且つ冷房する室内ユニット5bの一方の切換弁14bを閉じると共に他方の切換弁15bを開き、且つ暖房する室内ユニット5a、5cの一方の切換弁14a、14cを開くと共に他方の切換弁15a、15cを閉じると圧縮機2から吐出された冷媒が冷媒吐出管7、高圧ガス管11と順次経て切換弁14a、14cへと分配され夫々の室内熱交換器6a、6cで凝縮液化される。そしてこの液化された冷媒は夫々全開された冷媒減圧器16a、16cを経て液管13に流れ、この液管中の液冷媒の一部が冷媒減圧器16bで減圧された後に室内熱交換器6bで、且つ残りの液冷媒が補助冷媒減圧器20で減圧された後に室外熱交換器3で夫々蒸発気化され、冷媒吸込管8、気液分離器4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように凝縮器として作用する室内熱交換器6a、6cで二室が暖房され、蒸発器として作用する他の室内熱交換器6bで一室が冷房される。
以上の如く、冷房する室の数冷房容量が暖房する室の数暖房容量よりも多い時は室外熱交換器3を凝縮器として、逆に暖房する室の数暖房容量が冷房する室の数冷房容量よりも少ない時は室外熱交換器3を蒸発器として作用させることにより任意の室を自由に冷暖房することができると共に、この同時冷暖房運転時に蒸発器及び凝縮器として作用する夫々の室内熱交換器で熱回収が行なわれ、運転効率を向上させることができる。
図2は、室内ユニット5aの断面図、図3は、室内ユニット5aを室内側から見た斜視図である。なお、室内ユニット5b、5cについても同じ構成を備えているため、個々の詳細な説明は省略する。また、この空気調和装置30に接続可能な他の複数の室内ユニットについても、同様な構成を備えることができる。また、本実施の形態では、空気調和装置30の一例として4方向天井カセット形を用いて説明する。
空気調和装置30の室内ユニット5aは、図1に示すように、本体部の外側部分を天板36と側板37とで構成され、下側に開口を備えた略角柱形状に形成されている。この室内ユニット5aは、建家側の天井100(天井裏のスペースQを形成する建家の屋根の裏面)と室内側の天井101との間に配置され、天井100から吊りボルト45で吊り下げられている。一方、室内側の天井101には、室内ユニット5aにアクセス可能な開口部102Aが設けられており、この開口部102Aは、室内側から化粧パネル32で塞がれている。
化粧パネル32は、図2に示すように、その外形が矩形形状に形成されており、この化粧パネル32には、中央部に形成された吸込口33と、この吸込口33の周囲を囲むように、4辺に沿って4つの吹出口34とが設けられている。それぞれの吹出口34には、ルーバー35が設けられている。
室内ユニット5aの内部には、図1に示すように、天板36の下面にファンモータ38が固定され、このファンモータ38のシャフトに羽根車39が取り付けられている。これらファンモータ38及び羽根車39によって、送風機40が構成されている。この送風機40を取り囲むように、多角形に曲げられた室内熱交換器6aが、発泡スチロール製の断熱材42の内側に配置されている。
この室内熱交換器6aの下側には、下面41Aを覆うように、発泡スチロール製のドレンパン43が配置されている。
図4(a)は、図2に示すルーバー35(図2の左下に位置するルーバー)の拡大断面図である。
ルーバー35は、回転軸35Aと、図4(a)の断面において吹出口33に向けて少し突出する態様で湾曲した形状を有する導風羽根35Bとを備えている。回転軸35Aは、その長手方向(図4の紙面奥行き方向)の端部で図示しない駆動用モータと連結されている。そして、この駆動用モータの駆動力によってルーバー35を図4(a)に示すT方向に回動(移動)させ、導風羽根35Bの方向を変化させることにより、室内ユニット5aから送風される熱交換後の空気の流れる方向を偏向させることができるようになっている。この回転軸35A用の駆動用モータは、上述した制御装置21と配線によって接続されており、この制御装置21からの信号に基づいて回動可能に構成されている。
ルーバー35は、通常の冷暖房運転時は、図4(a)の位置に配置され、室内ユニット5a内部で熱交換した空気W1は、導風羽根35Bによって吸込口33が位置する方向と逆方向に導かれ、室内の隅々にまで送られるようになっている。
なお、ルーバー35は、回動して偏向するものに限られず、直線的に動くものであってもかまわない。すなわち、ルーバーの移動(回動を含む動き)によって、熱交換後の空気の流れる方向が偏向されるものであればかまわない。
次に、上述の構成を有する空気調和装置30を用いた乾燥運転について説明する。
室外機1に設けられた制御装置21は、冷房運転、暖房運転及び運転停止の他に、それぞれの切換弁9a、9b、切換弁14a、15a,14b、15b,14c、15c、冷媒減圧器16a、16b、16c、蒸発圧力調整弁19及び補助冷媒減圧器20の開閉をそれぞれ制御して、室内熱交換器6a、6b、6cの外側を乾燥させるための乾燥運転を制御する。この乾燥運転とは、室内熱交換器6a、6b、6cに高圧ガス管11内を流れる高圧ガスを送流させ、冷房運転中に室内熱交換器の外側に付着した水滴(水分)を乾燥させるための運転である。また、乾燥運転は、室内熱交換器外側に付着した水分に起因して発生するカビを防ぎ、室内へ送られる空気から異臭が生じるのを防ぐと共に、仮にカビが発生したとしても、このカビを高温によって除去、除菌することを目的にしたものである。
この乾燥運転は、室内ユニット5a、5b、5c毎に個々に行うことができ、例えば、室内ユニット5a、5b、5cの全部を同時に冷房しているときに、室内ユニット5aのみ(或いは室内ユニット5b、5cのいずれかまたは両方と共に)を乾燥運転させることができる。例えば、室内ユニット5a、5b、5cの全てが冷房運転中に、室内ユニット5bのみの冷房運転を乾燥運転に切換える場合には、切換弁15b、冷媒減圧器16bを閉じ、切換弁14bを開くように制御することにより、高圧ガス管11を流れる高圧ガスが切換弁14bを通過して室内熱交換器6bに送られるようにすることができる。他の室内ユニット5a、5cは、そのまま冷房運転を継続する。これにより、冷房運転中に低温となった室内熱交換器6bを高温にし、室内熱交換器6bの外側に付着した水分を乾燥させることができる。室内ユニット5a、5cのいずれかまたは両方で乾燥運転する場合であっても同様である。
また、この乾燥運転では、吹出口34のルーバー35を図4(a)の位置から図4(b)に示す位置までT方向に回動させ、乾燥運転中に室内ユニット5a、5b、5cから漏れる空気W2(乾燥運転中は、室内ユニット内のファンモータ38は駆動していないので、積極的に空気W2は流れない)が、吸込口33、またはこの吸込口33に吸い込まれる室内空気の流れに向かうようにしている。すなわち、図4(b)に示すように、室内ユニットから漏れる空気W2は、室内に拡散されることなく、吸込口33から吸い込まれ、再び室内ユニットの内部に循環されるようになる。
次に、乾燥運転の手順について説明する。図5は、乾燥運転を行う室内ユニットを特定するための手順を示すフローチャートである。
制御装置21は、まず、室内ユニット5a、5b、5cの運転状況を検出し(S01)、前回に検出した運転状況と異なる運転状況であるか否かを判断する(S02)。室内ユニット5a、5b、5cの運転状況に変化がない場合には、引き続き、検出を開始する。
室内ユニット5a、5b、5cのいずれかが、前回に検出した運転状況と変化している場合には、その変化が、冷房運転を停止させたものであるか否かを判断する(S03)。冷房運転を停止させたものでない場合には、その検出を無視し、再び運転状況を検出する(S01)。一方、冷房運転を停止させたものである場合には、その室内ユニット(例えば、室内ユニット5b)を特定し(S04)、その室内ユニット5bで乾燥運転を開始する(S05)。冷房運転を停止させた状態は、例えば、その室内での就業が終わり、その室内に利用者がいない状態であることが想定されるので、乾燥運転をしても利用者に不便をかけることが少ないと推定されるからである。
図6は、特定された室内ユニットで乾燥運転を行う手順を示すフローチャートである。
特定された室内ユニット5bで乾燥運転が行われる場合、制御装置21に設けられたタイマー機能を始動させることにより、所定の時間の計時を開始する(S11)。この所定の時間とは、乾燥運転を行う時間であり、例えば、2分程度に設定することができる。
次に、冷房運転を停止している状態において閉じられている切換弁14b、15b、冷媒減圧器16bのうち、高圧ガス管11と接続されている切換弁14bを開放して、高圧ガスを室内熱交換器5bへ送るようにする(S12)。この場合、冷媒減圧器16bは、閉じた状態か、或いは少しずつ減圧させ、室内熱交換器5bの内部で高圧ガスが送流されるようにする。
次に、ルーバー35を図4(b)に示す状態に回動させ(S13)、空気調和装置30の内部から漏れる空気W2が吸込口33に向かって流れるようにする。そして、所定の時間が経過したことを確認した(S14)後にタイマーをリセットし(S15)、ルーバー35を図4(a)に示す状態に戻し(S16)、切換弁14bを閉じる(S17)。これにより、所定時間だけ室内熱交換器5bに高圧ガスを送流させ、室内熱交換器5bの外側に付着した水分を乾燥させることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置30によれば、室内ユニット5a、5b、5cの所までユニット間配管10が配管されているので、このうちの高圧ガス管11内を流れる高圧ガスを利用して室内熱交換器にこの高圧ガスを送流させることで、室内熱交換器の外側に付着した水分を乾燥させることができる。そのため、それぞれの高圧ガス管11に切換弁を設けて開閉を制御することにより、それぞれの室内ユニット5a、5b、5cのいずれか1つ又は複数で個々に乾燥運転を行うことができる。また、高圧ガス管11が室内ユニットの近くまで配管されているので、室内熱交換器に高圧ガスを送り、水分を乾燥させる時間をより短くすることができる。
また、複数の室内ユニット5a、5b、5cのうち、冷房運転を停止させた後の室内ユニット5bの切換弁14bを自動的に開放し、熱交換器6bに高圧ガスを送流させているので、冷房運転を行っている他の室内ユニット5a、5cの利用者は、引き続き冷房運転を利用できるので、この利用者に不便をかけることがない。
さらに、冷房運転を停止した後に自動的に乾燥運転をしているので、室内熱交換器5bの外側に水分が付着したままの状態で放置する時間を少なくすることができる。そのため、室内熱交換器5bの外側でカビ等が発生する可能性をより低くすることができる。
また、室内ユニット5a、5b、5cの吹出口34に吹出空気を偏向させる回動(移動)可能なルーバー35を設け、切換弁14a、14b、14cを開放中に、吹出空気が室内ユニット5a、5b、5cの吸込口33またはこの吸込口に吸いこまれる室内空気の流れに向かうようにルーバー35を回動させているので、吹出口34から漏れる空気W2が室内で拡散することがない。そのため、冷房運転後の室内温度を高めることがなく、利用者に不便をかけることがない。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態では、冷房運転を停止させた室内ユニット5bについて乾燥運転を行うようにしているが、冷房運転又は暖房運転に係わらず、運転を停止している室内ユニットを対象にして乾燥運転を行うようにしてもよい。運転を停止している状態であれば、室内に利用者が存在しないことが多いため、利用者に不便をかけることが少ないからである。この場合であっても、制御装置21を用いて各室内ユニットの切換弁の開閉を制御することにより、乾燥運転を行うことができる。これにより、室内熱交換器5bの外側に付着した水分を乾燥させることができる他、仮にこの室内熱交換器5bの外側にカビが発生していたとしても、高圧ガスの熱によってカビを除去、除菌することができる。これにより、カビに起因する異臭を防止することができる。
また、乾燥運転を行う際に切換弁14bを開いて、室内熱交換器5bの内部に高圧ガスを送流させるようにしているが、これと同時に、空気調和装置30のファンモータ38を駆動させてもよい。このファンモータ38で送られた空気は、高圧ガスが送流する室内熱交換器5bで暖められ、吹出口34から吹き出すことになるが、ルーバー35が回動して空気W2を吸込口33に向けて送るようにしているので、この暖められた空気W2が室内で拡散されることがない。さらには、この暖められた空気が吸込口33から吸いこまれて、室内熱交換器5bの外側に当たるので、室内熱交換器5bの外側に付着した水分を、より早く乾燥させることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 室内ユニットの断面図である。 図2に示す室内ユニットを室内側から見た斜視図である。 図2に示すルーバーの部分を拡大して示す断面図である。 乾燥運転を行う室内ユニットを特定するための手順を示すフローチャートである。 乾燥運転を行う手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 室外ユニット
2 圧縮機
3 室外熱交換器
4 気液分離器
5a、5b、5c 室内ユニット
6a、6b、6c 室内熱交換器
7 冷媒吐出管
8 冷媒吸込管
9a、9b 切換弁
10 ユニット間配管
11 高圧ガス管
12 低圧ガス管
13 液管
14a、14b、14c 切換弁
15a、15b、15c 切換弁
16a、16b、16c 冷媒減圧器
17 バイパス管
18 毛細管
19 蒸発圧力調整弁
20 補助冷媒減圧器
21 制御装置
30 空気調和装置
32 化粧パネル
33 吸込口
34 吹出口
35 ルーバー
36 天板
37 側板
38 ファンモータ
39 羽根車
40 送風機
41A 下面
42 断熱材
43 ドレンパン
45 ボルト
100 天井
101 天井
102A 開口部
Q スペース

Claims (4)

  1. 室外ユニットと、ビル等の複数の室内にそれぞれ設置された室内ユニットとを高圧ガス管、低圧ガス管及び液管を有するユニット間配管によって接続し、各室内ユニットの熱交換器に接続される高圧ガス管のそれぞれにこの高圧ガス管を開閉する切換弁を設け、前記切換弁が個々に切換え可能であり、前記切換弁を閉じた状態で冷房運転を行う空気調和装置であって、
    複数の前記室内ユニットのうち、運転を停止している室内ユニットの前記切換弁を開放し、前記熱交換器に高圧ガスを送流させることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記切換弁を制御する制御部を備え、前記室内ユニットが冷房運転を停止させた後に自動的に前記切換弁を開放することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記室内ユニットの吹出口に吹出空気を偏向させる移動可能なルーバーを備え、前記切換弁を開放中に、前記吹出空気が前記室内ユニットの吸込口またはこの吸込口に吸いこまれる室内空気の流れに向かうように前記ルーバーを移動させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記切換弁を開放中に前記室内ユニットの送風ファンを駆動させることを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。
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