JP2008297635A - クラフト紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】適度の紙コシを有し、包装用紙としての優れた製袋適性を備えるだけでなく、印刷適性にも優れ、加工時の滑りがなく、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に好適なクラフト紙を提供すること。
【解決手段】JIS P 8124に準拠した坪量が50〜120g/m2で、JIS P 3401に規定されたクラフト紙3種の品質基準を満足し、クラフトパルプを含むパルプからなる基紙の少なくとも片面に、塗工層が設けられ、該塗工層が、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種を含む顔料と接着剤とを主成分とした塗工剤を塗工して形成されたものであり、塗工層表面のJIS P 8147に準拠した滑り傾斜角が20度以上で、塗工層表面のJIS P 8151(ISO 8791−4)に準拠したパーカー・プリント・サーフ粗さが2.0〜5.0μmであることを特徴とする、クラフト紙。。
【選択図】なし

Description

本発明は、クラフト紙に関する。さらに詳しくは、適度の紙コシを有し、包装用紙としての優れた製袋適性を備えるだけでなく、着肉ムラや擦れがなく印刷適性にも優れ、加工時の滑りがなく、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に好適なクラフト紙に関する。
クラフト紙は、木材をクラフト蒸解して得られるクラフトパルプを用いたものであり、JIS P 3401「クラフト紙」に規定されているように、引張強さ等の強度が高く特定されているので、主として農産物、化学薬品、小麦粉、セメント等を充填して搬送するための包装袋として広く用いられている。また、このように強度が優れていることを生かし、封筒にも利用されている。
近年は、クラフト紙に対して、従来からの強度の要求に加え、印刷適性の向上も求められるようになってきている。クラフト紙の印刷適性を向上させる方法としては、例えば中性抄紙化が検討されている。
例えば特許文献1では、パルプ原料に、含有サイズ剤としてアルキルケテンダイマーを所定量添加して抄紙した基紙に、酸化澱粉及び/又はポリアクリルアミドからなる表面処理剤が外添され、坪量あたりのコッブサイズ度が所定範囲に調整されたクラフト包装紙が提案されている。
しかしながら、このように含有サイズ剤としてアルキルケテンダイマーを使用して中性抄紙を行うことにより、確かに印刷適性の向上は望めるものの、原紙滑りの問題を完全に解消することができず、製袋適性の悪化を招いてしまう。一般的に「滑りにくい」クラフト紙を得るためには、例えば防滑剤を使用する方法やカレンダー処理による平滑度を低下させる方法が採用されるが、防滑剤を使用するとコストアップとなり、平滑度を低下させると充分な印刷適性を得られないという問題が生じる。したがって、結局のところ中性抄紙ではなく、従来の酸性抄紙が依然として主に用いられているのが現状である。
またクラフト紙の印刷適性を向上させる別の方法として、例えば基紙の表面に塗工層を設ける方法も検討されている。
例えば特許文献2には、紙基材の少なくとも片面に、顔料と接着剤とを含有した塗工液を所定量塗工して塗工層が形成され、縦横引張り強度の比(縦/横)が所定範囲となるように設定された、坪量が100〜500g/m2の微塗工包装紙が提案されている。
しかしながら、このように表面に塗工層を設けると、紙のコシ(剛度)が低下してしまうため、例えば100〜500g/m2といった高坪量のクラフト紙の場合には、表面に塗工層を設ける技術を採用することが可能であるものの、特に坪量が小さいクラフト紙の表面に塗工層を設けると、紙のコシ不足による製袋適性の悪化を招くという問題が生じる。しかも、特許文献2に開示の微塗工包装紙のような塗工層を設けたクラフト紙は、やはり原紙滑りの問題が充分に解決されたものではない。
したがって、適度の紙コシを有し、包装用紙としての優れた製袋適性を備えるだけでなく、印刷適性にも優れ、原紙滑りの問題が解決されたクラフト紙の開発が待ち望まれている。
特開2006−83488号公報 特開2006−97149号公報
本発明は前記背景技術に鑑みてなされたものであり、適度の紙コシを有し、包装用紙としての優れた製袋適性を備えるだけでなく、着肉ムラや擦れがなく印刷適性にも優れ、加工時の滑りがなく、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に好適なクラフト紙を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
JIS P 8124に準拠した坪量が50〜120g/m2である、JIS P 3401に規定されたクラフト紙3種の品質基準を満足するクラフト紙であって、
クラフトパルプを含むパルプからなる基紙の少なくとも片面に、塗工層が設けられてなり、
前記塗工層が、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種を含む顔料と接着剤とを主成分とした塗工剤を塗工して形成されたものであり、
前記塗工層表面のJIS P 8147に準拠した滑り傾斜角が20度以上で、
前記塗工層表面のJIS P 8151(ISO 8791−4)に準拠したパーカー・プリント・サーフ粗さが2.0〜5.0μmであることを特徴とする、クラフト紙
に関する。
本発明のクラフト紙は、適度の紙コシを有し、包装用紙としての優れた製袋適性を備えるだけでなく、着肉ムラや擦れがなく印刷適性にも優れ、加工時の滑りがなく、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に好適に使用することができる。
(実施の形態)
本発明のクラフト紙は、JIS P 8124に準拠した坪量が50〜120g/m2で、JIS P 3401「クラフト紙」に規定されたクラフト紙3種の品質基準を満足するクラフト紙であり、クラフトパルプを含むパルプを原料とした基紙の少なくとも片面に、塗工層が設けられたものである。
まず、本発明に用いるクラフトパルプについて説明する。クラフトパルプは、機械パルプと比較して、通常繊維長が長く、高強度を確保することができるという利点を有する。かかるクラフトパルプの種類には特に限定がなく、例えば未晒針葉樹パルプ(以下、NUKPという)、未晒広葉樹パルプ(以下、LUKPという)、晒針葉樹パルプ(以下、NBKPという)、晒広葉樹パルプ(以下、LBKPという)等があげられ、これらの中から1種以上を適宜選択して用いることができる。これらのなかでも、得られるクラフト紙に適切な強度を付与するということを考慮すると、NBKPとLBKPとを組み合わせて用いることが好ましい。
前記クラフトパルプのカナディアン・スタンダード・フリーネス(CSF)は、後述するパーカー・プリント・サーフ粗さを2.0〜5.0μmに容易に調整し得るという点から、400mL以上となるようにすることが好ましい。
本発明では、前記クラフトパルプを含むパルプが用いられるが、該クラフトパルプの他にも、例えばストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、リファイナーメカニカルパルプ(RMP)等の機械パルプ;茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙等から製造される離解古紙パルプ、離解・脱墨古紙パルプ、離解・脱墨・漂白古紙パルプ等の古紙パルプ等があげられ、これらの中から1種又は2種以上を適宜選択して使用することができる。
なお本発明において、クラフトパルプとともに機械パルプを用いると、得られるクラフト紙が嵩高になるものの、機械パルプの量があまりにも多い場合には、強度が低下する恐れがあるので、機械パルプはパルプ全量の30質量%以下となるように調整されることが好ましい。
本発明においては、前記クラフトパルプ及び必要に応じてその他のパルプを混合して抄紙原料(紙料スラリー)を調製するが、該パルプに、含有サイズ剤としてアルキルケテンダイマーを含有することが好ましい。
アルキルケテンダイマーをパルプに含有することによってサイズ度を高めることができるので、得られるクラフト紙について、印刷時の紙粉や保管時の吸湿シワの発生を充分に抑制することができる。該アルキルケテンダイマーの種類には特に限定がなく、例えばステアリルケテンダイマー、ベヘニルケテンダイマー等を好適に用いることができる。
パルプにアルキルケテンダイマーを含有する割合は、該アルキルケテンダイマーによる充分なサイズ性を得て、例えば封筒加工時の糊付不良や、基紙吸湿による製袋適性の低下の恐れをなくすには、固形分として0.5kg/t以上、さらには0.8kg/t以上となるようにすることが好ましく、また紙面の滑りが大きくなり、製袋適性が低下する恐れをなくすには、固形分として5.0kg/t以下、さらには4.8kg/t以下となるように含有させることが好ましい。
またパルプには、前記アルキルケテンダイマーの他にも、その他の含有サイズ剤や、紙力増強剤、紙厚向上剤、歩留向上剤等の、通常クラフト紙に配合される種々の添加剤を、その種類及び配合量を適宜調整して用いることができる。
例えば、前記のごとき抄紙原料をワイヤーパートにて抄紙し、次いでプレスパート、プレドライヤーパートに供して基紙を製造し、コーターパートにて後述する塗工剤を基紙の少なくとも片面に塗工した後、アフタードライヤーパート、カレンダーパート、リールパート、ワインダーパート等に供して目的とするクラフト紙を得ることができる。
前記ワイヤーパートにて用いられる抄紙機の形式には特に限定がないが、それぞれループをなす2つのワイヤー間に抄紙原料を吐出して紙層を形成するツインワイヤーフォーマーを用いることが望ましい。該ツインワイヤーフォーマーの種類にも特に限定がなく、例えばギャップフォーマー、ハイブリッドフォーマー等を用いることができる。ツインワイヤーフォーマーを用いることにより、紙の表裏差を抑制することができ、表裏両面において高品位な印刷が可能となるとともに、表裏間で風合いの差が少なくなるという利点がある。
なお、基紙の坪量には特に限定がないが、目的とするクラフト紙の坪量が50〜120g/m2であることを考慮して、通常38〜118g/m2程度となるように基紙の坪量を調整することが好ましい。
前記のごとく抄紙した基紙の少なくとも片面には、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種を含む顔料と接着剤とを主成分とした、特定の塗工剤を塗工して塗工層が設けられる。
前記顔料に含まれる重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料は、いずれも不定形の形状を有する顔料である。
重質炭酸カルシウムは、鉱石を物理的な破砕処理により微粉化させて得られる顔料であり、同一な形状を有したものがなく、毬栗状顔料は、その表面に突出する不連続な毬状突起を有する。したがって、軽質炭酸カルシウムのような略同一の形状を有する顔料を用いた単調な塗工層表面を呈する場合と比べ、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種を含有する塗工層は、不均一な塗工層表面を呈するので、塗工層面の滑りが阻害され、滑り傾斜角を増大させることができる。
さらに、本発明においては、滑り傾斜角が大きく、着肉ムラや擦れがなく印刷適性にも優れ、加工時の滑りがなく、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に好適に使用することができる指標として、従来慣用的に用いられている、測定面が比較的広いベック平滑度(JIS P 8119)よりも、微視的な領域の平坦性を評価することが可能なパーカー・プリント・サーフ粗さ(JIS P 8151)を主に用い、塗工層表面の粗さを調整することで、より的確に課題が解決されている。
一方毬栗状顔料としては、例えば水酸化カルシウムに二酸化炭素含有気体を反応させ、例えば紡錘型や柱状の安定なカルサイト型結晶構造の炭酸カルシウム(カルサイト系炭酸カルシウム)や、準安定なアラゴナイト型結晶構造の炭酸カルシウム(アラゴナイト系炭酸カルシウム)を得る過程において、二酸化炭素含有気体の供給方法を調整したり、脱水、乾燥、熱処理を施す際に、例えば縮合リン酸あるいはその金属塩等の添加剤を添加することで紡錘型や柱状の結晶構造が凝集・結晶化して得られるものが例示される。このような毬栗状顔料は、多数の突起を有するので、摩擦抵抗の向上を図ることが容易であり、また高い吸油性を有して印刷適性の向上効果が大きいという点で好適である。
カルサイト系炭酸カルシウムの場合には、カルサイトが他の結晶構造よりも安定であるので、天然にも石灰石として産出されている。また人工的には、例えば天然の石灰石を高温で酸化カルシウムと二酸化炭素とに分解し(不純物の除去作用あり)、酸化カルシウムを水に入れて水酸化カルシウムとした後(消和)、これに、下記反応式のごとく条件(温度、濃度、撹拌の程度)を制御しながら二酸化炭素を吹き込むことで、カルサイト系炭酸カルシウムを得ることができる。
Ca(OH)2+CO2→CaCO3+H2
またアラゴナイト系炭酸カルシウムの場合も、カルサイト系炭酸カルシウムの製法とほぼ同じであり、その生成時の反応条件を調整することにより、アラゴナイト系炭酸カルシウムを得ることができる。例えば下記反応式のごとく、苛性化反応槽で、消石灰と水とを用い、攪拌翼を取り付けた攪拌機で攪拌混合して石灰乳を調製し、炭酸ソーダの添加速度、添加時間、温度条件を適宜調整して苛性化反応をさせて得られる。
Na2CO3+CaO+H2O→CaCO3+2NaOH
なお、前記重質炭酸カルシウムと毬栗状顔料とを併用する場合、両者の配合割合には特に限定がなく、目的とするクラフト紙の特性等に応じて適宜調整すればよい。
顔料全量中の、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種の割合にも特に限定がないが、クラフト紙の製袋適性及び印刷適性を同時に向上させる効果をより充分に発現させるには、50質量%以上、さらには80質量%以上、特に90質量%以上となるように調整することが好ましい。
塗工剤には、前記重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種の他にも、例えばカオリン、クレー、タルク、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、珪酸、珪酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワイト等の、通常紙の塗工剤に配合される一般的な顔料の中から、その種類や量を適宜調整して配合することができる。
塗工剤の主成分である顔料には、前記重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種が含まれるが、得られるクラフト紙の製袋適性及び印刷適性を、同時にさらに充分に向上させるには、塗工層中の顔料に、特定範囲の体積平均粒子径を有する顔料が主成分として含有されることが好ましく、主成分となる顔料の体積平均粒子径は、0.2μm以上、さらには0.5μm以上、特に1.0μm以上、また4.0μm以下、さらには3.0μm以下、特に2.0μm以下であることが好ましい。該主成分となる顔料の体積平均粒子径が0.2μm未満では、顔料を紙面に定着させるための接着剤の必要量が増加し、結果として、得られるクラフト紙において、剛度低下による製袋適性の低下が生じる恐れがあり、逆に4.0μmよりも大きいと、クラフト紙の精細度合が低下し、満足な印刷適性が得られ難くなる恐れがある。
なお本明細書において、塗工層中の顔料の体積平均粒子径は、走査電子顕微鏡(型番:
S−2150、(株)日立製作所製)にて個別に視認可能な顔料を不連続に実測(n数250個)した値をいう。
顔料全量中の、0.2〜4.0μmの体積平均粒子径を有する顔料の割合にも特に限定がないが、クラフト紙の製袋適性及び印刷適性を同時に向上させる効果をより充分に発現させ、滑り傾斜角が大きく、着肉ムラや擦れがなく印刷適性にも優れ、加工時の滑りがなく、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に好適に使用するためには、平滑度、パーカー・プリント・サーフ粗さと適宜組み合わせながら、80質量%以上、さらには90質量%以上となるように調整することが好ましい。
前記顔料とともに塗工剤に主成分として配合される接着剤の種類には特に限定がないが、例えば澱粉や共重合体ラテックスを好適に用いることができる。
澱粉としては、例えば従来から使用されている、エーテル化澱粉、エステル化澱粉等の変性澱粉、酸化澱粉、陽性澱粉等があげられるが、塗工層の形成性が高く、水への溶出率が低いエステル化澱粉が好適に用いられる。さらには、チキソトロピック性を有する尿素リン酸エステル化澱粉が、塗工時に高流動性を示すが、塗工後には流動性が抑制され、基紙中への塗工剤の浸透が抑制される点で好ましい。
共重合体ラテックスとしては、例えばスチレン−ブタジエン系共重合体、スチレン−アクリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、ブタジエン−メチルメタクリレート系共重合体、酢酸ビニル−ブチルアクリレート系共重合体、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸−メチルメタクリレート系共重合体等の共重合体のラテックスが好適に例示される。
前記澱粉や共重合体ラテックスの他にも、例えばカゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類や、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体等を接着剤として用いることも可能である。
塗工剤中の顔料と接着剤との割合には特に限定がないが、接着剤の量が少なすぎて、塗工層の形成性が低下しないようにするには、顔料100質量部に対して接着剤が5質量部程度以上となるように調整することが好ましく、逆に顔料の量が少なすぎて、得られるクラフト紙の製袋適性及び印刷適性の向上効果が充分に発現されない恐れをなくすには、顔料100質量部に対して接着剤が20質量部程度以下となるように調整することが好ましい。
本発明で用いる塗工剤は、顔料と接着剤とを主成分とするものであるが、これらの他にも、例えば分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤等の通常使用される各種助剤を適宜配合することもできる。
基紙の少なくとも片面への塗工剤の塗工は、例えばドライヤーパートの間のコーターパートにおいてロール転写方式により行うことが好ましい。ドライヤーパートは、前記したように、複数段階、通常はプレドライヤーパートとアフタードライヤーパートとの2段階で行われるが、これらドライヤーパートの間のコーターパートにおいて塗工剤を塗工することが好ましい。ロール転写方式は、微量の塗工剤の塗工性に優れ、基紙表面に対して輪郭塗工が可能であり、平坦性を向上することが可能な点で優れている。またロール転写方式には、例えば2ロールサイズプレス、ゲートロールコーター、シムサイザー、ブレードメタリングサイズプレスといった、通常の装置を用いることができる。
基紙の少なくとも片面に形成される塗工層は、塗工剤を片面あたり固形分として1.0〜6.0g/m2塗工したものであることが好ましい。基紙の少なくとも片面に塗工する塗工剤の量を、片面あたり固形分として1.0〜6.0g/m2とすることで、塗工層表面のパーカー・プリント・サーフ粗さを2.0〜5.0μmの範囲に納めることが容易に可能となり、製袋適性及び印刷適性を同時にさらに向上させることができる。該塗工剤の量は、固形分としてさらには2.0g/m2以上、特に3.0g/m2以上であることが好ましく、また、さらには5.0g/m2以下、特に3.8g/m2以下であることが好ましい。塗工剤の量が片面あたり固形分として1.0g/m2未満では、基紙の被覆が充分でないため、満足な印刷適性が得られ難くなる恐れがあり、逆に6.0g/m2を超えると、相対的に基紙の坪量が低下するため、結果として剛度低下によって製袋適性が低下する恐れがある。
なお、形成される塗工層の厚さには特に限定がないが、塗工層を設けたことによる、得られるクラフト紙の製袋適性及び印刷適性の向上効果を得るために、0.2〜4.0μmの体積平均粒子径を有する顔料を用い、さらにその割合が顔料全量の80質量%以上、さらには90質量%以上となるように調整することを考慮すると、例えば片面1〜5μm程度であることが好ましい。
かくして塗工層が形成された本発明のクラフト紙は、JIS P 3401「クラフト紙」に規定された「クラフト紙3種」の品質基準を満足するものである。なお、このJIS P 3401では、「クラフト紙3種」として、規格坪量(JIS P 8124「紙及び板紙−坪量測定方法」に記載の方法に準拠して測定)が50〜120g/m2である6種類のクラフト紙(SS−50、SS−60、SS−70、SS−80、SS−100、SS−120)について規定されている。
また本発明のクラフト紙は、JIS P 8147「紙及び板紙の摩擦係数試験方法」に記載の方法に準拠して測定した塗工層表面の滑り傾斜角が20度以上であり、好ましくは25度以上、さらに好ましくは28度以上である。該塗工層表面の滑り傾斜角が20度未満では、加工時に滑りが発生するため、製袋適性が悪化してしまう。また塗工層表面の滑り傾斜角があまりにも大きい場合には、印刷時に詰まり等のトラブルが発生したり、手触り感が低下する恐れがあるので、滑り傾斜角は45度以下、さらには35度以下、特に32度以下であることが好ましい。
また本発明のクラフト紙は、「JIS P 8151「紙及び板紙−表面粗さ及び平滑度試験方法(エア・リーク法)−プリント・サーフ試験機法」(ISO 8791−4「紙及び板紙−粗さ平滑度試験方法(空気漏洩法)−第4部:プリントサーフ法」)に記載の方法に準拠して測定した塗工層表面のパーカー・プリント・サーフ粗さが2.0〜5.0μmで、好ましくは2.5μm以上、さらに好ましくは3.0μm以上であり、また好ましくは4.0μm以下、さらに好ましくは3.8μm以下である。該塗工層表面のパーカー・プリント・サーフ粗さが2.0μm未満では、加工時に滑りが発生するため、製袋適性が悪化してしまう。また逆に塗工層表面のパーカー・プリント・サーフ粗さが5.0μmを超えると、満足な印刷適性を得ることができなくなる。
さらに本発明のクラフト紙は、塗工層が設けられた面の紙面pHが6.8以上、さらには7.0以上、また8.0以下、さらには7.8以下であることが好ましい。該紙面pHが6.8未満では、クラフト紙の長期保存性が低下する恐れがあり、逆に8.0を超えると、黄変化等のクラフト紙の色調変動が起こる恐れがある。またこのように、塗工層が設けられた印刷が施される面の紙面pHを6.8〜8.0といった中性領域に保持することで、例えばオフセット印刷において、紙面そのもののインク乾燥性等の印刷適性をさらに向上させることができる。
なお本明細書において、紙面pHは紙面測定用pH計(型式:MPC、共立理化学研究所製)にて実測した値をいう。この場合、該紙面測定用pH計に付属の、pH測定範囲が4.6〜6.8であるBCP溶液での発色、又はpH測定範囲が6.0〜8.0であるBTB溶液での発色を、標準板と対比させて紙面pHを測定することができる。
さらに本発明においては、より優れた印刷適性と加工時の滑りの抑制とを両立させるために、JIS P 8119「紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法」に記載の方法に準拠したベック平滑度が、例えば100〜140秒程度となるようにすることが好ましい。また、該ベック平滑度を100〜140秒程度とし、さらに基紙を製造する際の前記クラフトパルプのCSFを400mL程度以上、塗工剤を調製する際の前記重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種の顔料全量に対する割合を50質量%程度以上とすることで、前記パーカー・プリント・サーフ粗さを容易に2.0〜5.0μmの範囲に調整することができる。
なお、得られたクラフト紙に、例えばソフトカレンダー等の通常のカレンダー設備にて表面処理を施すことにより、ベック平滑度を、例えば前記範囲に容易に調整することができる。
このように、本発明のクラフト紙は、クラフトパルプを用いた基紙の少なくとも片面に、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種といった特定の顔料と接着剤とを含む塗工剤から塗工層が形成されており、該塗工層表面の滑り傾斜角及びパーカー・プリント・サーフ粗さが特定範囲に調整されているので、適度の紙コシを有し、優れた製袋適性と印刷適性とを兼備しながら、加工時の滑りもなく、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に好適に使用することができる。
次に、本発明のクラフト紙を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜12及び比較例1〜9(クラフト紙の製造)
まず、表1に示す種類及び割合で、顔料と接着剤とを常温にて混合撹拌して塗工剤を得た。なお、用いた顔料及び接着剤は以下のとおりである。また表1中の接着剤の配合量は、顔料100質量部に対する値である。
(顔料)
・重質炭酸カルシウム(不定形)
・毬栗状顔料(品番:TP−NPF、奥多摩工業(株)製)
・紡錘状顔料(品番:TP−121、奥多摩工業(株)製)
・針状顔料(品番:TP−123、奥多摩工業(株)製)
・キュービック状顔料(立方体状、体積平均粒径:4.4μm、品番:CUBE、丸尾カルシウム(株)製)
(接着剤)
・スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(品番:R−1395、旭化成(株)製、表1中「SBRラテックス」と表す)
・尿素リン酸エステル化澱粉(品番:スターコート#14、日本食品化工(株)製)
次に、クラフトパルプとして、CSF400mLに叩解したLBKPと、CSF600mLに叩解したNBKPとを準備し(LBKP:NBKP(質量比)=50:50)、古紙パルプとして、離解・脱墨・漂白古紙パルプを準備した。これらクラフトパルプと古紙パルプとを、質量比が50:50となるように配合し、このパルプ1トンに対して、表1に示す割合でアルキルケテンダイマー(品番:KDG、近代化学工業(株)製、表1中「AKD」と表す)を固形分として含有させ、さらにパルプ100質量部に対して、紙力増強剤(品番:DS4350、星光PMC(株)製)を固形分にて1kg/t添加してパルプスラリーを得た。
次に、ワイヤーパート、プレスパート、プレドライヤーパート、コーターパート、アフタードライヤーパート、カレンダーパート、リールパート及びワインダーパートを含む製紙システムを用い、得られたパルプスラリーをワイヤーパートにて抄紙し、次いでプレスパート、プレドライヤーパートに供して基紙を製造した。次いでコーターパートにて、前記のごとく調製した塗工剤を、片面あたりで表1に示す塗工量となるように、基紙の両面に塗工して(比較例2、3以外)、厚さ約1〜5μmの塗工層を形成させた。
次に、両面に塗工層が形成された基紙をアフタードライヤーパートに供して塗工層を乾燥させ(比較例2、3以外)、カレンダーパートにて表面処理を施した後、リールパート、ワインダーパートに供してクラフト紙を得た。
なお、ワイヤーパートではハイブリットフォーマーを用いて抄紙し、コーターパートではロール転写方式のコーターであるゲートロールコーターを用いた。またカレンダーパートではソフトカレンダーを用いた。
また、塗工層中に含まれる顔料の体積平均粒子径を、走査電子顕微鏡(型番:S−2150、(株)日立製作所製)にて実測した(比較例2、3以外)。その結果を表1に併せて示す。
Figure 2008297635
得られたクラフト紙について、物性を以下の方法にて調べた。その結果を表2に示す。
(a)坪量
JIS P 8124「紙及び板紙−坪量測定方法」に記載の方法に準拠して測定した。
(b)滑り傾斜角
JIS P 8147「紙及び板紙の摩擦係数試験方法」に記載の方法に準拠して、用紙の流れ方向(縦)を測定した。
(c)パーカー・プリント・サーフ粗さ
JIS P 8151「紙及び板紙−表面粗さ及び平滑度試験方法(エア・リーク法)−プリント・サーフ試験機法」(ISO 8791−4「紙及び板紙−粗さ平滑度試験方法(空気漏洩法)−第4部:プリントサーフ法」)に記載の方法に準拠して測定した。
(d)紙面pH
紙面測定用pH計(型式:MPC、共立理化学研究所製)にて実測した。
(e)ベック平滑度
JIS P 8119「紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法」に記載の方法に準拠して測定した。
さらに、各クラフト紙について、以下の試験例1〜4に基づいて各特性を調べた。その結果を表2に示す。
試験例1(印刷適性)
オフセット印刷機(型番:ローランドRVK−3B、マン・ローランド社製)を使用し、3000部/時間の印刷速度で、印刷インキ(墨、商品名:TYハイプラスLZ、東洋インキ(株)製)にてクラフト紙の片面にベタ印刷を行った。得られた印刷物について、ベタ部の着肉ムラ及び擦れの状態を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:ベタ部全体で、着肉ムラ及び擦れが全く認められない。
○:ベタ部の一部で、着肉ムラ又は擦れが僅かに認められる程度である。
△:ベタ部の一部で、着肉ムラ及び擦れが認められる。
×:ベタ部全体で、着肉ムラ及び擦れが多く認められる。
なお、前記評価基準のうち、◎及び○の場合を実使用可能と判断する。
試験例2(製袋適性)
自動製袋機(型番:FFDW−3/G−1、冨士製袋工業(株)製)を使用し、クラフト紙から長型4号封筒を加工して糊付け部分の状態を調べ、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:加工状態が全体的に均一で、糊付け部分に波打ちが全く認められない。
○:加工状態が全体的に均一で、糊付け部分に一部波打ちが認められる程度である。
△:加工状態が略均一であるが、糊付け部分に波打ちが認められる。
×:加工状態が均一でなく、糊付け部分の波打ちが大きい。
なお、前記評価基準のうち、◎及び○の場合を実使用可能と判断する。
試験例3(滑り)
試験例2における350枚/分の加工速度について、従来の晒クラフト紙(商品名:スノークイーンG、大王製紙(株)製)を用いて同一条件にて長型4号封筒を加工する際の加工速度と比較し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:従来の晒クラフト紙の加工速度を超える速度での加工が可能であった。
○:従来の晒クラフト紙の加工速度での加工が可能であった。
△:従来の晒クラフト紙の加工速度よりも少し減速して加工した。
×:従来の晒クラフト紙の加工速度よりも大幅に減速して加工した。
なお、前記評価基準のうち、◎及び○の場合を実使用可能と判断する。
試験例4(紙コシ)
クラフト紙を手にした際の手肉感(ボリューム感)について、従来の晒クラフト紙(商品名:スノークイーンG、大王製紙(株)製)の手肉感と比較し、以下の評価基準に基づいて評価した。
(評価基準)
◎:従来の晒クラフト紙を超える手肉感を有し、適度な紙コシである。
○:従来の晒クラフト紙と同様の手肉感を有し、適度な紙コシである。
△:従来の晒クラフト紙よりもやや手肉感に劣り、紙コシもやや不足している。
×:従来の晒クラフト紙よりも手肉感に劣り、紙コシが不足している。
なお、前記評価基準のうち、◎及び○の場合を実使用可能と判断する。
Figure 2008297635
実施例1〜12のクラフト紙はいずれも、JIS P 3401「クラフト紙」に規定されたクラフト紙3種の品質基準を満足するものであり、表1及び表2に示されるように、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種が顔料として用いられた塗工剤にて塗工層が形成されており、かつ該塗工層表面にて特定範囲の滑り傾斜角及びパーカー・プリント・サーフ粗さを呈するものである。したがって、実施例1〜12のクラフト紙は、着肉ムラや擦れが全く〜ほとんどなく印刷適性にも優れ、包装用紙としての優れた製袋適性を備えるだけでなく、加工時の滑りがなく、適度の紙コシを有し、例えば高速で高繊細なオフセット印刷に適した特性を具備したものである。
これに対して、比較例1〜9のクラフト紙は、塗工層が設けられていなかったり、塗工層が設けられているものの、塗工剤に特定の顔料が用いられていないことから、塗工層表面にて特定範囲の滑り傾斜角及びパーカー・プリント・サーフ粗さを呈するものではなく、印刷適性や製袋適性、加工時の滑り、紙コシの点で、実施例1〜12のクラフト紙とは反対に、ほとんどの特性に劣るものである。
本発明のクラフト紙は、例えば高速で高繊細なオフセット印刷等に好適に利用することができる。

Claims (3)

  1. JIS P 8124に準拠した坪量が50〜120g/m2である、JIS P 3401に規定されたクラフト紙3種の品質基準を満足するクラフト紙であって、
    クラフトパルプを含むパルプからなる基紙の少なくとも片面に、塗工層が設けられてなり、
    前記塗工層が、重質炭酸カルシウム及び毬栗状顔料の少なくとも1種を含む顔料と接着剤とを主成分とした塗工剤を塗工して形成されたものであり、
    前記塗工層表面のJIS P 8147に準拠した滑り傾斜角が20度以上で、
    前記塗工層表面のJIS P 8151(ISO 8791−4)に準拠したパーカー・プリント・サーフ粗さが2.0〜5.0μmであることを特徴とする、クラフト紙。
  2. 塗工層中の顔料に、0.2〜4.0μmの体積平均粒子径を有する顔料が主成分として含有され、前記塗工層が、基紙の少なくとも片面に、塗工剤を片面あたり固形分として1.0〜6.0g/m2塗工して形成されたものである、請求項1に記載のクラフト紙。
  3. パルプに、アルキルケテンダイマーが固形分として0.5〜5.0kg/tの割合で含有されてなり、塗工層が形成された面の紙面pHが6.8〜8.0である、請求項1又は2に記載のクラフト紙。
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