JP2008297049A - エレベータ監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】広域停電時においても中央監視装置に停電発報が集中することを防止することができる。
【解決手段】監視対象のエレベータの停電を検出する手段(S1)と、停電を検出した場合に、予め設定された停電用発報先へ停電発報信号を出力する手段(S4)と、停電発報信号に対する応答信号を停電用発報先から受信する手段(S5)と、応答信号に基づいて、停電用発報先が停電しているか否かを判定する手段(S6)と、応答信号を受信しなかった場合または停電用発報先が停電していると判定されなかった場合に、中央監視装置に停電発報信号を出力する手段(S8)と、応答信号により停電用発報先が停電していると判定された場合に、広域停電と判断して、中央監視装置への停電発報信号の出力を停止する手段(S7)とを備えている。
【選択図】図2
【解決手段】監視対象のエレベータの停電を検出する手段(S1)と、停電を検出した場合に、予め設定された停電用発報先へ停電発報信号を出力する手段(S4)と、停電発報信号に対する応答信号を停電用発報先から受信する手段(S5)と、応答信号に基づいて、停電用発報先が停電しているか否かを判定する手段(S6)と、応答信号を受信しなかった場合または停電用発報先が停電していると判定されなかった場合に、中央監視装置に停電発報信号を出力する手段(S8)と、応答信号により停電用発報先が停電していると判定された場合に、広域停電と判断して、中央監視装置への停電発報信号の出力を停止する手段(S7)とを備えている。
【選択図】図2
Description
この発明はエレベータ監視装置に関し、特に、複数のエレベータを監視するためのエレベータ監視装置に関する。
従来より、各地区の設備の動作を監視するための遠隔監視装置が種々提案されている(例えば、特許文献1および2参照。)。
この種の遠隔監視装置は、監視対象設備において停電等の異常が発生すると、当該異常を検出して、中央監視装置に発報を行う。中央監視装置は当該発報を受けて、異常の発生した設備およびその異常内容等の情報をユーザやサービスマン等に通知する。通知を受けたサービスマンは、修理または復旧等の適切な処理を行う。
しかしながら、当該異常が停電発生であり、しかもその停電が広域停電の場合には、停電発生地域の全遠隔監視装置が中央監視装置に停電発報を行うため、中央監視装置への発報が集中することになり、中央監視装置が全ての発報を順次処理するので、多大の時間を要することになる。このため、広域停電発生中に他の重要な発報(例えば、エレベータ乗客の閉じ込め)があっても、中央監視装置への発報が遅れ、対応(乗客の救出活動)までに時間がかかってしまうという問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、広域停電時においても中央監視装置に停電発報が集中することを防止することが可能なエレベータ監視装置を得ることを目的としている。
この発明は、中央監視装置に接続されたエレベータ監視装置であって、監視対象のエレベータが停電した場合に、前記停電を検出する停電検出手段と、前記停電検出手段が停電を検出した場合に、予め設定された停電用発報先へ、停電発報信号を出力する指定先用停電発報手段と、前記停電発報信号に対する応答信号を前記停電用発報先から受信する応答信号受信手段と、前記応答信号に基づいて、前記停電用発報先が停電しているか否かを判定する判定手段と、前記応答信号受信手段が前記応答信号を受信しなかった場合、および、前記判定手段により前記停電用発報先が停電していると判定されなかった場合に、前記中央監視装置に停電発報信号を出力する中央監視装置用停電発報手段と、前記判定手段により前記停電用発報先が停電していると判定された場合に、広域停電と判断して、前記中央監視装置への前記停電発報信号の出力を停止する停止手段とを備えたことを特徴とするエレベータ監視装置である。
この発明は、中央監視装置に接続されたエレベータ監視装置であって、監視対象のエレベータが停電した場合に、前記停電を検出する停電検出手段と、前記停電検出手段が停電を検出した場合に、予め設定された停電用発報先へ、停電発報信号を出力する指定先用停電発報手段と、前記停電発報信号に対する応答信号を前記停電用発報先から受信する応答信号受信手段と、前記応答信号に基づいて、前記停電用発報先が停電しているか否かを判定する判定手段と、前記応答信号受信手段が前記応答信号を受信しなかった場合、および、前記判定手段により前記停電用発報先が停電していると判定されなかった場合に、前記中央監視装置に停電発報信号を出力する中央監視装置用停電発報手段と、前記判定手段により前記停電用発報先が停電していると判定された場合に、広域停電と判断して、前記中央監視装置への前記停電発報信号の出力を停止する停止手段とを備えたことを特徴とするエレベータ監視装置であるので、広域停電時においても中央監視装置に停電発報が集中することを防止することができる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るエレベータ監視装置の構成について図に従い説明する。図1は、本実施の形態に係るエレベータ監視装置が設けられた遠隔監視システムの全体の構成を示した図である。図1において、1は、各ビルに設置されたエレベータ、2は各エレベータ1に接続され、遠隔地からエレベータ1の監視を行うエレベータ監視装置、3はエレベータ監視装置2が接続された公衆網(アナログ公衆回線やPHS回線など)、4は公衆網3に接続され、エレベータ監視装置2からの発報を受信する中央監視装置である。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ監視装置の構成について図に従い説明する。図1は、本実施の形態に係るエレベータ監視装置が設けられた遠隔監視システムの全体の構成を示した図である。図1において、1は、各ビルに設置されたエレベータ、2は各エレベータ1に接続され、遠隔地からエレベータ1の監視を行うエレベータ監視装置、3はエレベータ監視装置2が接続された公衆網(アナログ公衆回線やPHS回線など)、4は公衆網3に接続され、エレベータ監視装置2からの発報を受信する中央監視装置である。
次に、本実施の形態に係るエレベータ監視装置2の動作について、図2のフローチャートに基づいて説明する。図2に示すように、本実施の形態に係るエレベータ監視装置2(例えば、図1のエレベータ監視装置A)は、監視対象のエレベータ1(エレベータA)の停電を検出する(ステップS1)と、他のエレベータ監視装置2(エレベータ監視装置B〜Dのいずれか)からの停電発報を受信したか否かを確認し(ステップS2)、受信した場合には、ステップS9に進み、広域停電と判断し、停電発報信号の出力を停止し、中央監視装置4には停電発報しない(ステップS9)。
一方、ステップS2において、予め設定された所定時間T1の間に、いずれのエレベータ監視装置2(エレベータ監視装置B〜Dのいずれか)からも停電発報を受信しなかった場合には、予め設定された所定時間T1経過後に(ステップS3)、予め設定された停電用発報先(例えば、エレベータ監視装置B)に停電発報を行う(ステップS4)。なお、当該停電発報とは、予め設定された所定の信号(停電発報信号)を出力することである。次に、停電発報先から、停電発報に対する応答信号を受信したか否かを確認する(ステップS5)。所定時間T2経過まで停電発報先からの応答信号がなかった場合には、広域停電と判断せずに、停電発報を中央監視装置4に発報し(ステップS8)、一方、応答信号があった場合には、停電発報先も停電しているか否かを当該応答信号に付加された停電情報に基づいて判断する(ステップS6)。なお、停電情報は、例えば、1ビットのフラグから構成し、停電の場合は0、停電でない場合には1の値を示すようにすればよい。判断の結果、停電発報先も停電していた場合には、広域停電と判断し、停電発報信号の出力を停止し、中央監視装置4には発報しない(ステップS7)。
一方、ステップS6において、停電発報先が停電していないと判断した場合には、広域停電と判断せずに、停電発報信号を中央監視装置4に出力する(ステップS8)。
次に、図2でフローを説明したエレベータ監視装置の動作について、図3のタイミングチャートに基づいて具体的な動作パターンを例に挙げてさらに詳細に説明する。なお、図3の例において、エレベータ監視装置Aには、停電発報先として、予めエレベータ遠隔監視装置Bが設定され、停電検出から停電発報までの所定時間T1として、時間T1a(例えば、10秒)が予め設定されている。
図3に示すように、第一のパターンとして、エレベータ遠隔監視装置Aは、エレベータAの停電を検出する(ステップS1)と、時間T1a経過後、エレベータ監視装置Bに対して停電発報を行う(ステップS4)。エレベータ遠隔監視装置Bがそれに応答し(ステップS5)、エレベータ監視装置Aが当該応答に基づいて、エレベータ遠隔監視装置Bも停電していることを確認する(ステップS6)と、エレベータ監視装置Aは、広域停電と判断し、中央監視装置4に停電発報しない(ステップS7)。また、エレベータ遠隔監視装置Aから停電発報を受けた停電中のエレベータ監視装置Bも(ステップS2)、広域停電と判断し、中央監視装置4に停電発報しない(ステップS9)。
次に、図3に示す第二のパターンとして、エレベータ監視装置Aは、エレベータAの停電を検出すると(ステップS1)、時間T1a経過後、エレベータ監視装置Bに対して停電発報を行い(ステップS4)、エレベータ監視装置Bがそれに応答し(ステップS5)、エレベータ監視装置Aが、それにより、エレベータ監視装置Bが停電していないことを確認すると(ステップS6)、エレベータ遠隔監視装置Aは、広域停電と判断せず、中央監視装置に停電発報する(ステップS8)。
次に、図3に示す第三のパターンとして、エレベータ監視装置Aは、停電を検出すると(ステップS1)、時間T1a経過後、エレベータ監視装置Bに対して停電発報を行う(ステップS4)。しかしながら、エレベータ監視装置Bが通信中などの理由のため、応答しない場合には(ステップS5)、エレベータ監視装置Bの状況がわからないため、エレベータ監視装置Aは、広域停電とは判断せずに、中央監視装置4に停電発報する(ステップS8)。
以上のように、本実施の形態においては、広域停電が発生した場合には、エレベータ監視装置2は中央監視装置4に停電発報する前に、予め設定された他のエレベータ監視装置2に停電発報を行い、他のエレベータ監視装置も停電であった場合には、広域停電と判断して、中央監視装置4に停電発報行わないようにしたので、広域停電時に、各エレベータ監視装置2からの停電発報が中央監視装置4に集中することを防止することができる。この結果、広域停電発生中に他の重要な発報(例えば、エレベータ乗客の閉じ込め)があっても、中央監視装置4へ迅速に発報して知らせることができ、当該発報への対応(乗客の救出活動)を迅速かつ適切に行うことができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るエレベータ監視装置の動作について、図2のフローチャート及び図4のタイミングチャートにて説明する。本実施の形態においては、各エレベータ監視装置(A〜D)は、図2のフローチャートに従い、停電発報を行う。また、エレベータ監視装置Aには、停電発報先として、予めエレベータ遠隔監視装置Bが設定されている。また、停電検出から停電発報までの所定時間T1は、ランダムな時間T1aが発報毎に設定される。なお、時間T1aは、停電検出時に乱数を用いて生成される。また、エレベータ監視装置Bには、停電発報先として、予めエレベータ監視装置Bが設定され、停電検出から停電発報までの所定時間T1として、ランダムな時間T1bが発報毎に設定される。時間T1bも、停電検出時に乱数を用いて生成される。但し、ここで、時間T1a>時間T1bとする。なお、本実施の形態に係るエレベータ監視装置が設けられた遠隔監視システムの全体の構成については、図1と同じであるため、図1を参照し、ここではその説明を省略する。
次に、この発明の実施の形態2に係るエレベータ監視装置の動作について、図2のフローチャート及び図4のタイミングチャートにて説明する。本実施の形態においては、各エレベータ監視装置(A〜D)は、図2のフローチャートに従い、停電発報を行う。また、エレベータ監視装置Aには、停電発報先として、予めエレベータ遠隔監視装置Bが設定されている。また、停電検出から停電発報までの所定時間T1は、ランダムな時間T1aが発報毎に設定される。なお、時間T1aは、停電検出時に乱数を用いて生成される。また、エレベータ監視装置Bには、停電発報先として、予めエレベータ監視装置Bが設定され、停電検出から停電発報までの所定時間T1として、ランダムな時間T1bが発報毎に設定される。時間T1bも、停電検出時に乱数を用いて生成される。但し、ここで、時間T1a>時間T1bとする。なお、本実施の形態に係るエレベータ監視装置が設けられた遠隔監視システムの全体の構成については、図1と同じであるため、図1を参照し、ここではその説明を省略する。
図4に示すように、第1のパターンとして、エレベータ監視装置Aは、停電を検出すると(ステップS1)、時間T1aをランダムに決定し、時間T1a経過後、エレベータ監視装置Bに対して停電発報を行い(ステップS4)、エレベータ監視装置Bがそれに応答し(ステップS5)、エレベータ監視装置Aが、エレベータ監視装置Bも停電していることを確認すると(ステップS6)、エレベータ監視装置Aは、広域停電と判断し、中央監視装置4に停電発報しない(ステップS7)。また、エレベータ監視装置Aから停電発報を受けた停電中のエレベータ監視装置Bも(ステップS2)、広域停電と判断し、中央監視装置4に停電発報しない(ステップS9)。なお、ここでは、時間T1a<時間T1bとしたので、エレベータ監視装置Aが先に発報する。
次に、図4の第二のパターンとして、エレベータ監視装置Aは、停電を検出すると(ステップS1)、時間T1aをランダムに決定し、時間T1a経過後、エレベータ監視装置Bに対して停電発報を行い(ステップS4)、エレベータ監視装置Bがそれに応答し(ステップS5)、エレベータ監視装置Aが、エレベータ監視装置Bが停電していないことを確認すると(ステップS6)、エレベータ監視装置Aは、広域停電と判断せず、中央監視装置4に停電発報する(ステップS8)。
次に、図4の第三のパターンとして、エレベータ監視装置Bは、停電を検出すると(ステップS1)、時間T1bをランダムに決定し、時間T1b経過後、エレベータ監視装置Aに対して停電発報を行い(ステップS4)、エレベータ監視装置Aがそれに応答し(ステップS5)、エレベータ監視装置Bは、エレベータ監視装置Aが停電していないことを確認すると(ステップS6)、広域停電と判断せず、中央監視装置4に停電発報する(ステップS8)。
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、停電検出から他のエレベータ監視装置2への停電発報開始までの時間T1を発報毎にランダムな値としたことにより、各エレベータ監視装置2が同時に停電発報を行って、停電用発報先のエレベータ監視装置2が通信中となって、自身の発報ができなくなることを防止することができる。
実施の形態3.
本実施の形態3に係るエレベータ監視装置の動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施の形態に係るエレベータ監視装置が設けられた遠隔監視システムの全体の構成については、図1と同じであるため、図1を参照し、ここではその説明を省略する。
本実施の形態3に係るエレベータ監視装置の動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施の形態に係るエレベータ監視装置が設けられた遠隔監視システムの全体の構成については、図1と同じであるため、図1を参照し、ここではその説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態に係るエレベータ監視装置2(例えば、図1のエレベータ監視装置A)は、監視対象のエレベータ1(エレベータA)の停電を検出する(ステップS11)と、他のエレベータ監視装置2(エレベータ監視装置B〜Dのいずれか)からの停電発報を受信したか否かを確認し(ステップS12)、受信した場合には、広域停電と判断し(ステップS19)、予め設定された停電用発報先(例えば、エレベータ監視装置B)に停電発報信号の出力を行う(ステップS20)。但し、ここで、停電発報先が中央監視装置4の場合には、停電発報は行わない。
一方、ステップS12において、いずれのエレベータ監視装置2(エレベータ監視装置B〜Dのいずれか)からも停電発報を受信しなかった場合には、予め設定された所定時間T1が経過するまで待機し(ステップS13)、所定時間T1経過後に、予め設定された停電用発報先(例えば、エレベータ監視装置B)に停電発報信号の出力を行う(ステップS14)。
次に、停電発報先からの応答信号の受信の有無を確認する(ステップS15)。所定時間T2経過まで停電発報先からの応答信号がなかった場合には、広域停電と判断せずに、停電発報信号を中央監視装置4に出力し(ステップS18)、一方、応答信号があった場合には、停電発報先も停電しているか否かを当該応答信号に付加された停電情報に基づいて判断する(ステップS16)。停電発報先も停電していた場合には、広域停電と判断し、停電発報信号の出力を停止し、中央監視装置4には停電発報しない(ステップS17)。一方、ステップS16において、停電発報先が停電していないと判断した場合には、広域停電と判断せずに、停電発報信号を中央監視装置4に出力する(ステップS18)。
次に、図5でフローを説明したエレベータ監視装置の動作について、図6のタイミングチャートに基づいて具体的な動作パターンを例に挙げてさらに詳細に説明する。なお、図6の例において、エレベータ監視装置Aには、停電発報先として、予めエレベータ監視装置Bが設定され、停電検出から停電発報までの所定時間T1として、時間T1aが予め設定されている。また、エレベータ監視装置Bには、停電発報先として予めエレベータ監視装置Cが設定され、停電検出から停電発報までの時間T1として、時間T1bが設定されている。同様に、エレベータ監視装置Cには、停電発報先として予めエレベータ監視装置Dが設定され、停電検出から停電発報までの時間T1として、時間T1cが設定されている。最後のエレベータ監視装置Dには、停電発報先として、予め中央監視装置4が設定され、停電検出から停電発報までの時間T1として、時間T1dが設定されている。また、これらの時間T1a,T1b,T1c,T1dは、T1a<T1b<T1c<T1dとなうように決定される。すなわち、本実施の形態においては、各エレベータ監視装置間の停電発報が順序化されており、当該順序に従って、所定時間T1a,T1b,T1c,T1dが順次長くなっていくように設定されている。
図6において、第一のパターンとして、エレベータ監視装置Aは、停電を検出すると(ステップS11)、時間T1a経過後、エレベータ監視装置Bに対して停電発報を行い(ステップS14)、エレベータ監視装置Bがそれに応答し(ステップS15)、エレベータ監視装置Aは、エレベータ監視装置Bも停電していることを確認すると(ステップS16)、広域停電と判断し、停電発報信号の出力を停止し、中央監視装置4に停電発報しない(ステップS17)。
また、エレベータ監視装置Aから停電発報を受けた停電中のエレベータ遠隔監視装置Bは(ステップS12)、広域停電と判断し(ステップS19)、中央監視装置4には発報せず、予め設定されたエレベータ監視装置Cに対して停電発報を行う(ステップS20)。
エレベータ監視装置Bと同様に、エレベータ監視装置Bから停電発報を受けたエレベータ監視装置Cは(ステップS12)、自装置が停電していた場合には(ステップS11)、広域停電と判断し(ステップS19)、中央監視装置4には発報せず、予め設定されたエレベータ監視装置Dに対して停電発報を行う(ステップS20)。
さらに、エレベータ監視装置Cから停電発報を受けたエレベータ監視装置Dは(ステップS12)、自装置が停電していた場合には(ステップS11)、広域停電と判断するが(ステップS19)、予め設定された停電用発報先が中央監視装置4であるため、それに対して停電発報を行わない(ステップS20)。
次に、図6の第二のパターンとして、エレベータ監視装置Bの監視対象のエレベータBのみが停電していない場合(エレベータA,C,Dは停電中)について説明する。
エレベータ監視装置Aは、停電を検出すると(ステップS11)、時間T1a経過後、エレベータ監視装置Bに対して停電発報を行う(ステップS14)。
エレベータ監視装置Bは、エレベータ監視装置Aからの停電発報を受信するが、自装置は停電していないので、他へ停電発報しない(ステップS11のNoの場合に相当)。
エレベータ監視装置Cは、停電を検出するが(ステップS11)、エレベータ監視装置Bからの停電発報を受信しないので(ステップS12)、停電検出後、時間T1c経過後に、エレベータ監視装置Dに対して停電発報を行う(ステップS14)。
エレベータ監視装置Dは、停電を検出し(ステップS11)、エレベータ監視装置Cからの停電発報を受信して(ステップS12)、広域停電と判断するが(ステップS19)、予め設定された停電用発報先が中央監視装置4であるため、それに対して停電発報を行わない(ステップS20)。
以上のように、本実施の形態においては、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、本実施の形態においては、予め設定された停電発報する他のエレベータ監視装置を順序化し、停電検出から他のエレベータ監視装置への停電発報開始までの時間を順次増やしていくようにしたので、広域停電の際にも、順序よくエレベータ監視装置が広域停電であることを判断でき、中央監視装置4に停電発報が集中することを防止することができる。
1 エレベータ、2 エレベータ監視装置、3 公衆網、4 中央監視装置。
Claims (3)
- 中央監視装置に接続されたエレベータ監視装置であって、
監視対象のエレベータが停電した場合に、前記停電を検出する停電検出手段と、
前記停電検出手段が停電を検出した場合に、予め設定された停電用発報先へ、停電発報信号を出力する指定先用停電発報手段と、
前記停電発報信号に対する応答信号を前記停電用発報先から受信する応答信号受信手段と、
前記応答信号に基づいて、前記停電用発報先が停電しているか否かを判定する判定手段と、
前記応答信号受信手段が前記応答信号を受信しなかった場合、および、前記判定手段により前記停電用発報先が停電していると判定されなかった場合に、前記中央監視装置に停電発報信号を出力する中央監視装置用停電発報手段と、
前記判定手段により前記停電用発報先が停電していると判定された場合に、広域停電と判断して、前記中央監視装置への前記停電発報信号の出力を停止する停止手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ監視装置。 - 前記指定先用停電発報手段による前記停電発報信号の出力は、停電検出から所定時間経過後に行われるものであって、
前記所定時間は、各出力ごとにランダムに決定されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ監視装置。 - 前記指定先用停電発報手段による前記停電発報信号の出力は、各エレベータ監視装置間で順序化されて行われるものであって、
前記指定先用停電発報手段による前記停電発報信号の出力は、停電検出から所定時間経過後に行われるものであって、
よって、前記所定時間は、各エレベータ監視装置間で設定された前記順序に従って、順次長くなっていくように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ監視装置。
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