JP2008292878A - レンズバリヤ装置 - Google Patents

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Tetsuya Katsuta
哲也 勝田
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Abstract

【課題】デジタルカメラ等に搭載されるレンズバリヤ装置の簡素化、小型化し、耐衝撃性を高める。
【解決手段】開口部11aを画定するベース10、開口部を開放する開放位置と開口部を閉鎖する閉鎖位置の間を移動自在にベースに支持されたバリヤ羽根20、バリヤ羽根を開閉駆動する駆動機構、バリヤ羽根を閉鎖位置又は開放位置に拘束する拘束機構を備え、駆動機構として、バリヤ羽根に直接連結されて開閉動作を行う駆動モータ30を採用し、拘束機構として、バリヤ羽根が閉鎖位置又は開放位置にあるとき、バリヤ羽根の移動を拘束しかつバリヤ羽根を駆動モータにより移動させる前にその拘束を解除し得るロックピン41を含む電磁アクチュエータ40を採用する。これによれば、構造の簡素化、装置の小型化を達成しつつ、バリヤ羽根の勝手な移動を防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラ等のレンズを保護するために用いられるレンズバリヤ装置に関し、特に、薄型のデジタルカメラ等に適用されるレンズバリヤ装置に関する。
従来のレンズバリヤ装置としては、カメラの前方を覆う閉じ位置とカメラから外れた開放位置との間を移動する1つのバリヤ羽根と、このバリヤ羽根を揺動させて開閉動作を行わせるバリヤ駆動機構を備え、このバリヤ駆動機構として、バリヤ羽根に連結されるシャフト、捩りバネ、ギヤ列、ギヤ列保持部材、バリヤモータ、フォトインタラプタ、フォトインタラプタの検出光を遮光し得る遮光羽根等を採用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このレンズバリヤ装置においては、バリヤモータを一方向に回転させつつ、ギヤ列を介して捩りバネを一方向にチャージすることでバリヤ羽根を一方向に回転させ、一方、バリヤモータを他方向に回転させつつ、ギヤ列を介して捩りバネを他方向にチャージすることでバリヤ羽根を他方向に回転させるようになっている。
しかしながら、このレンズバリヤ装置においては、バリヤ駆動機構が複数の部品により構成されているため、構造が複雑である。また、バリヤモータは捩りバネの付勢力に打ち勝つ回転駆動力を発生させる必要があるため、消費電力が大きくなり、カメラ等に搭載された電池の寿命が短くなる虞がある。
また、バリヤ羽根が閉鎖位置(又は開放位置)にあるとき、捩りバネの付勢力が閉じ方向(又は開き方向)に作用するようになっているが、外部から衝撃力等が作用すると、バリヤ羽根は開放位置(又は閉鎖位置)に移動して、不使用にも拘わらずレンズを露出させる(又は使用中にも拘わらず覆うように移動してレンズ鏡筒に衝突する)虞がある。
特開2001−5050号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、部品点数の削減、小型化等を図りつつ、衝撃力等を受けても開放位置又は閉鎖位置に確実に保持することができ、消費電力を低減でき、開閉動作を素早く行うことができるレンズバリヤ装置を提供することにある。
本発明のレンズバリヤ装置は、開口部を画定するベースと、開口部を開放する開放位置と開口部を閉鎖する閉鎖位置の間を移動自在にベースに支持されたバリヤ羽根と、バリヤ羽根を開閉駆動する駆動機構と、バリヤ羽根を閉鎖位置又は開放位置に拘束する拘束機構を備えたレンズバリヤ装置であって、上記駆動機構は、バリヤ羽根に直接連結されて開閉動作を行う駆動モータを含み、上記拘束機構は、バリヤ羽根が閉鎖位置又は開放位置にあるとき、バリヤ羽根の移動を拘束しかつバリヤ羽根を駆動モータにより移動させる前にその拘束を解除し得る電磁アクチュエータを含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、バリヤ羽根の開閉動作は駆動モータにより直接行われ、バリヤ羽根が開口部を閉鎖する閉鎖位置又は開放位置にあるとき、電磁アクチュエータがバリヤ羽根をその閉鎖位置又は開放位置に拘束して位置決めする。したがって、不使用時にバリヤ羽根が衝撃力等により勝手に移動して開口部を開放するのを防止することができ、又、使用時にバリヤ羽根が衝撃力等により勝手に移動して開口部を閉鎖するのを防止することができる。また、駆動機構としてバリヤ羽根を直接駆動し得る駆動モータを採用し、かつ、拘束機構としてバリヤ羽根を直接拘束し得る電磁アクチュエータを採用したことにより、部品点数を削減でき、構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができる。
上記構成において、バリヤ羽根は、互いに協働して開閉動作を行う一対のバリヤ羽根からなり、駆動モータは、所定の角度範囲を回動するロータと、ロータに一体的に設けられて一対のバリヤ羽根に係合して駆動力を及ぼす駆動ピンを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、通電によりロータを回転させると、その駆動ピンが一対のバリヤ羽根を開閉駆動するため、開き動作及び閉じ動作を素早く行わせることができ、又、バリヤ羽根を一対のバリヤ羽根により形成することで、一つのバリヤ羽根を用いる場合に比べて揺動角度を狭くすることができ、装置の小型化を達成することができる。
上記構成において、バリヤ羽根は、その揺動軸に平行な方向に開けられた係合孔を有し、電磁アクチュエータは、非通電時に突出して係合孔に係合しかつ通電時に没入して係合孔から離脱し得る出没自在なロックピンを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、バリヤ羽根が閉鎖位置又は開放位置にあるとき、ロックピンが突出してバリヤ羽根の係合孔に係合するため、バリヤ羽根をその位置に容易に拘束することができる。また、駆動モータによりバリヤ羽根を(閉鎖位置から開放位置へ又は開放位置から閉鎖位置へ)移動させるときは、その移動に先立って、通電によりロックピンを後退させて係合孔から容易に離脱させることができる。さらに、ロックピンは非通電の状態で、バリヤ羽根を拘束することができるため、消費電力を低減でき、電池の寿命を長くすることができる。
上記構成において、駆動モータは、非通電状態において、バリヤ羽根を開放位置及び閉鎖位置に保持する磁気的付勢力を生じるように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動モータは、非通電の状態で、磁気的付勢力(ディテントトルク)等により、バリヤ羽根を開放位置又は閉鎖位置に保持することができるため、消費電力を低減でき、電池の寿命を長くすることができる。
上記構成において、駆動モータの回転角度位置を検出する検出センサを含み、駆動モータは、所定の角度範囲を回動するロータと、ロータに一体的に設けられてバリヤ羽根に係合して駆動力を及ぼす駆動ピンと、ロータに一体的に設けられて検出センサにより検出される被検出片を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、検出センサによりロータの被検出片を検出することで、ロータの回転角度位置すなわちバリヤ羽根が閉鎖位置及び開放位置のいずれに位置するのかを検出することができる。ここでは、ロータに被検出片が設けられているため、他の連動する部材に設けられた場合に比べて、装置を小型化できると共に、寸法誤差又は組付け誤差が積算されない分だけ検出精度を高めることができる。
上記構成において、被検出片は、駆動ピンの伸長方向と反対側に伸長するように形成されている、構成を採用することができる。
この構成において、ロータに対して駆動ピン及び被検出片を一体的に設けることを前提に、被検出片が駆動ピンの反対側に突出するように形成されているため、検出センサ等を含めた部品の集約化が可能になり、装置をより小型化することができる。
上記構成をなすレンズバリヤ装置によれば、構造の簡素化、部品点数の削減、小型化等を達成しつつ、衝撃力等を受けても閉鎖位置又は開放位置に確実に保持することができ、消費電力を低減でき、開閉動作を素早く行うことができる、デジタルカメラ等に好適な小型のレンズバリヤ装置を得ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図11は、本発明に係るレンズバリヤ装置の一実施形態を示すものであり、図1はこの装置がデジタルカメラに搭載された状態を示す斜視図、図2は装置の分解斜視図、図3は装置に含まれる駆動モータの斜視図、図4は装置に含まれる電磁アクチュエータの斜視図、図5は装置に含まれるバリヤ羽根が閉鎖位置にある状態を示す正面図及び背面図、図6はバリヤ羽根が閉鎖位置において拘束された状態を示す斜視図及び部分断面図、図7はバリヤ羽根が閉鎖位置において拘束を解除された状態を示す斜視図及び部分断面図、図8は装置に含まれるバリヤ羽根が開放位置にある状態を示す正面図及び背面図、図9はバリヤ羽根が開放位置において拘束を解除された状態を示す斜視図及び部分断面図、図10はバリヤ羽根が開放位置において拘束された状態を示す斜視図及び部分断面図、図11は装置の通電制御を示すタイムチャートである。
このレンズバリヤ装置Mは、図1に示すように、薄型のデジタルカメラ1に搭載されており、撮影窓1aの後方(内部)でかつレンズ鏡筒(不図示)の前方(被写体側)に配置されている。
レンズバリヤ装置Mは、図1及び図2に示すように、開口部11aを画定するベース10、開口部11aを開放する開放位置と開口部11aを閉鎖する閉鎖位置の間を移動自在にベース10に支持されたバリヤ羽根20、バリヤ羽根20を開閉駆動する駆動機構としての駆動モータ30、バリヤ羽根20を閉鎖位置又は開放位置に拘束する拘束機構としての電磁アクチュエータ40、バリヤ羽根20の位置を検出する検出センサ50等を備えている。
ベース10は、図2に示すように、羽根ベース11、羽根ベース11に一体的に固定されるモータベース12により形成されている。
羽根ベース11は、図2に示すように、光を通す開口部11a、バリヤ羽根20を回動自在に支持する揺動軸としての2つの支軸11b,11c、後述するロックピン41を出没自在に通す貫通孔11d、後述する駆動ピン31aを揺動自在に通す扇状の貫通孔11e等を備えている。
モータベース12は、図2に示すように、駆動モータ30を固定する固定部12a、電磁アクチュエータ40及び検出センサ50を固定する固定部12b、駆動ピン31aを揺動自在に通す扇状の貫通孔12c等を備えている。
バリヤ羽根20は、図2に示すように、互いに協働して開口部11aの開閉動作を行う一対のバリヤ羽根21,22により形成されている。
バリヤ羽根21は、図2に示すように、支軸11bを通す円孔21a、駆動ピン31aを通す長孔21b、電磁アクチュエータ40のロックピン41を係合させるべくその揺動軸に平行な方向Lに貫通して開けられた係合孔21c等を備えている。
バリヤ羽根22は、図2に示すように、支軸11cを通す円孔22a、駆動ピン31aを通す長孔22b、電磁アクチュエータ40のロックピン41を係合させるべくその揺動軸に平行な方向に貫通して開けられた係合孔22c等を備えている。
そして、一対のバリヤ羽根21,22は、ベース10(羽根ベース11)に対して揺動自在に支持されて、図5に示すように開口部11aを閉鎖する閉鎖位置と、図8に示すように開口部11aを開放する開放位置との間を揺動するようになっている。
このように、バリヤ羽根20を一対のバリヤ羽根21,22により形成することで、一つのバリヤ羽根を採用する場合に比べて、開閉動作に要するそれぞれの揺動角度を狭くすることができ、装置を小型化することができる。
駆動モータ30は、モータベース12の固定部12aに固定されており、図2及び図3に示すように、所定方向Lに伸長する軸線回りに回動し得るロータ31、ロータ31の周りを囲む枠部材32、枠部材32に巻回された励磁用のコイル33、コイル33の外側において枠部材32に嵌合された円筒状のヨーク34、複数の鉄ピン35等を備えている。
ロータ31は、所定方向Lに軸線をもつ円柱状に形成されて、その外周にN極及びS極をもつマグネット(不図示)、径方向に突出すると共に所定方向Lに平行に伸長する駆動ピン31a、駆動ピン31aの伸長方向と反対側に伸長する被検出片31bを一体的に備えるように形成されている。
このように、被検出片31bが駆動ピン31aの伸長方向と反対側に突出する(伸長する)ように形成されるため、検出センサ50等を含めた部品の集約化が可能になり、装置をより小型化することができる。
枠部材32は、モータベース12の固定部12aに固定されており、コイル33を巻回し得るように、鉄ピン35を装着し得るように、又、ヨーク34を外嵌させて固定し得るように形成されている。
複数の鉄ピン35は、コイル33に非通電の状態において、一対のバリヤ羽根21,22を開放位置と閉鎖位置とにそれぞれ保持する磁気的付勢力(ディテントトルク)を生じるように配置されている。
すなわち、ロータ31は、枠部材32により回動自在に支持されており、コイル33を非通電の状態にした状態で磁気的付勢力により一方の回動端に保持され、コイル33に対して一方向に通電すると一方向に所定角度だけ回転して他方の回転端に移動し、この他方の回転端においてコイル33を非通電の状態にすると、磁気的付勢力により他方の回転端に保持され、コイル33に対して他方向に通電すると他方向に所定角度だけ回転して元の一方の回転端に移動するようになっている。
このように、複数の鉄ピン35を配置することで、コイル33に通電することなく、一対のバリヤ羽根21,22を開放位置及び閉鎖位置にそれぞれ保持することができるため、消費電力を低減でき、電池の寿命を長くすることができる。
電磁アクチュエータ40は、ソレノイド型のアクチュエータであり、図2及び図4に示すように、所定方向Lに伸長するロックピン41、ロックピン41を移動自在に支持する枠部材42、枠部材42の周りに巻回された励磁用のコイル43、ロックピン41の途中に一体的に固定された鍔部44、鍔部44と枠部材42の間に圧縮した状態で配置されてロックピン41を突出する向きに付勢するコイルバネ45等を備えている。
ロックピン41は、磁性材料を用いて、円形断面で所定の長さをなす棒状に形成されており、枠部材42に対して所定方向Lに出没自在に支持されている。
枠部材42は、モータベース12の固定部12bに固定されている。
そして、コイル43が非通電のとき、ロックピン41はコイルバネ45の付勢力により突出(前進)して、羽根ベース11の貫通孔11dを通過して、バリヤ羽根21の係合孔21c又はバリヤ羽根22の係合孔22cに入り込んで係合し得るようになっており、一方、コイル43に通電したとき、ロックピン41はコイルバネ45の付勢力に抗して没入(後退)し、バリヤ羽根21の係合孔21c又はバリヤ羽根22の係合孔22cから離脱し得るようになっている。
このように、一対のバリヤ羽根21,22が閉鎖位置又は開放位置にあるとき、ロックピン41が突出してバリヤ羽根21,22の係合孔21c,22cに係合するため、バリヤ羽根21,22をその位置に容易に拘束することができる。
また、駆動モータ30によりバリヤ羽根21,22を閉鎖位置から開放位置へ向けて、又は、開放位置から閉鎖位置へ向けて移動させるときは、その移動に先立って、コイル43に通電してロックピン41を没入(後退)させて係合孔21c,22cから容易に離脱させることができる。
さらに、ロックピン41はコイル43に非通電の状態で、バリヤ羽根21,22を拘束することができるため、消費電力を低減でき、電池の寿命を長くすることができる。
検出センサ50は、発光素子と受光素子を含む透過型の光センサであり、モータベース12の固定部12bに固定されている。
そして、ロータ31の被検出片31bが、発光素子と受光素子の間に入り込んで検出光を遮る遮光の状態と、発光素子と受光素子の間から外れて検出光の通過を許容する通光の状態を生じさせ、これらの状態に基づき、一対のバリヤ羽根21,22が閉鎖位置にあるいか開放位置にあるかを検出する信号を発するようになっている。
このように、検出センサ50によりロータ31の被検出片31bを直接検出することにより、ロータ31の回転角度位置すなわちバリヤ羽根21,22が閉鎖位置にあるか又は開放位置にあるかを容易に検出することができ、又、他の連動する部材に設けられた場合に比べて、装置を小型化できると共に、寸法誤差又は組付け誤差が積算されない分だけ検出精度を高めることができる。
次に、このレンズバリヤ装置Mの動作について、図5ないし図10の動作図及び図11のタイムチャートを参照しつつ説明する。
先ず、デジタルカメラを使用しない状態においては、一対のバリヤ羽根21,22は、図5に示すように、開口部11aを閉鎖した閉鎖位置に位置している。このとき、一対のバリヤ羽根21,22は、駆動モータ30の磁気的付勢力(ディテントトルク)によりその閉鎖位置に保持されて位置決めされている。
また、電磁アクチュエータ40のロックピン41が、図6に示すように、バリヤ羽根21の係合孔21cに突出して係合しており、バリヤ羽根21は移動できないように拘束された状態にあり、又、バリヤ羽根21と連動させる駆動ピン31aを介して、バリヤ羽根22も移動できないように拘束された状態にある。
したがって、外部から衝撃力等を受けても、一対のバリヤ羽根21,22は勝手に移動して開口部11aを開放することはなく、内部に配置されたレンズを保護することができる。
次に、デジタルカメラを使用する際には、一対のバリヤ羽根21,22に開き動作を行わせる必要があるが、その開き動作に先立って、先ず、図11中のP1点に示すように、電磁アクチュエータ40のコイル43が通電される。すると、ロックピン41が、図7に示すように、コイルバネ45の付勢力に抗して没入(後退)し、係合孔21cから離脱する。
続いて、電磁アクチュエータ40のコイル43が通電された状態において、図11中のP2点に示すように、駆動モータ30のコイル33が一方向に通電される。すると、図8に示すように、一対のバリヤ羽根21,22は、開き動作を行って、開口部11aを完全に開放する開放位置に移動する。
続いて、図11中のP3点に示すように、電磁アクチュエータ40のコイル43が非通電にされると、図9に示すように、コイルバネ45の付勢力に抗して没入(後退)した状態にあったロックピン41が、図10に示すように、コイルバネ45の付勢力により突出(前進)して、バリヤ羽根22の係合孔22cに係合する。
これにより、バリヤ羽根22は移動できないように拘束された状態になり、又、バリヤ羽根22と連動させる駆動ピン31aを介して、バリヤ羽根21も移動できないように拘束された状態になる。
したがって、外部から衝撃力等を受けても、一対のバリヤ羽根21,22は、勝手に移動して開口部11aを閉鎖することはなく開放位置に拘束されて、内部に配置されたレンズに向かう光の通過を許容する。
そして、一対のバリヤ羽根21,22が開口部11aを開放した状態において、適宜被写体の撮影が可能になる。
一方、撮影を終了してデジタルカメラを使用しない状態に戻す場合は、一対のバリヤ羽根21,22に閉じ動作を行わせる必要があるが、その閉じ動作に先立って、先ず、図11中のP4点に示すように、電磁アクチュエータ40のコイル43が通電される。すると、ロックピン41が、図9に示すように、コイルバネ45の付勢力に抗して没入(後退)し、係合孔22cから離脱する。
続いて、電磁アクチュエータ40のコイル43が通電された状態において、図11中のP5点に示すように、駆動モータ30のコイル33が他方向に通電される。すると、図7に示すように、一対のバリヤ羽根21,22は、閉じ動作を行って、開口部11aを完全に閉鎖する閉鎖位置に移動する。
続いて、図11中のP6点に示すように、電磁アクチュエータ40のコイル43が非通電にされると、図7に示すように、コイルバネ45の付勢力に抗して没入(後退)した状態にあったロックピン41が、図6に示すように、コイルバネ45の付勢力により突出(前進)して、バリヤ羽根21の係合孔21cに係合する。
これにより、バリヤ羽根21は移動できないように拘束された状態になり、又、バリヤ羽根21と連動させる駆動ピン31aを介して、バリヤ羽根22も移動できないように拘束された状態になる。
したがって、外部から衝撃力等を受けても、一対のバリヤ羽根21,22は、勝手に移動して開口部11aを開放することはなく閉鎖位置に拘束されて、内部に配置されたレンズを保護することができる。
尚、上記一連のバリヤ羽根20の動作において、一対のバリヤ羽根21,22が開口部11aを開放する開放位置にあるときは、ロータ31の被検出片31bが、検出光の通過を許容する通光の状態から検出光を遮る遮光の状態になるため、検出センサ50により開放状態にあることが検出される。
上記のように、このレンズバリヤ装置Mによれば、バリヤ羽根20の開閉動作は駆動モータ30により直接行われ、バリヤ羽根20が開口部11aを閉鎖する閉鎖位置又は開放位置にあるとき、電磁アクチュエータ40がバリヤ羽根20をその閉鎖位置又は開放位置に拘束して位置決めするため、不使用時にバリヤ羽根20が衝撃力等により勝手に移動して開口部11aを開放するのを防止でき、又、使用時にバリヤ羽根20が衝撃力等により勝手に移動して開口部11aを閉鎖するのを防止きる。また、駆動機構としてバリヤ羽根20を直接駆動し得る駆動モータ30を採用し、かつ、拘束機構としてバリヤ羽根20を直接拘束し得る電磁アクチュエータ40を採用したことにより、部品点数を削減でき、構造の簡素化、装置の小型化等を達成できる。
さらに、駆動モータ30には、鉄ピン35が設けられているため、図11に示すように、電磁アクチュエータ40の通電時間に比べて駆動モータ30の通電時間を短くすることができ、消費電力を低減することができる。
上記実施形態においては、駆動機構としてロータ31を含む駆動モータ30を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、バリヤ羽根20を直接開閉駆動するものであれば、その他の駆動モータを採用してもよい。
上記実施形態においては、拘束機構としてロックピン41を含むソレノイド型の電磁アクチュエータ40を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、バリヤ羽根20を直接拘束するものであれば、その他の電磁アクチュエータを採用してもよい。
上記実施形態においては、バリヤ羽根20として、一対のバリヤ羽根21,22を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、開口部11aを開閉し得るものであればその他のバリヤ羽根を採用してもよい。
以上述べたように、本発明のレンズバリヤ装置は、構造の簡素化、部品点数の削減、小型化等を達成しつつ、衝撃力等を受けても開放位置又は閉鎖位置に確実に保持することができ、消費電力を低減でき、開閉動作を素早く行うことができるため、小型のデジタルカメラ等に適用できるのは勿論のこと、銀塩フィルム式のカメラ、その他の衝撃等を伴う虞のあるレンズ鏡胴を備えた光学機器においても有用である。
本発明に係るレンズバリヤ装置がデジタルカメラに搭載された状態を示す斜視図である。 図1に示すレンズバリヤ装置の分解斜視図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれる駆動モータ及び検出センサを示す斜視図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれる電磁アクチュエータを示す斜視図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれるバリヤ羽根が、閉鎖位置にある状態を示すものであり、(a)装置の正面図、(b)は装置の背面図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれるバリヤ羽根が、閉鎖位置において拘束された状態を示すものであり、(a)はその部分斜視図、(b)はその部分断面図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれるバリヤ羽根が、閉鎖位置において拘束が解除された状態を示すものであり、(a)はその斜視図、(b)はその部分断面図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれるバリヤ羽根が、開放位置にある状態を示すものであり、(a)装置の正面図、(b)は装置の背面図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれるバリヤ羽根が、開放位置において拘束が解除された状態を示すものであり、(a)はその部分斜視図、(b)はその部分断面図である。 図1に示すレンズバリヤ装置に含まれるバリヤ羽根が、開放位置において拘束された状態を示すものであり、(a)はその斜視図、(b)はその部分断面図である。 レンズバリヤ装置の通電制御を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
1a 撮影窓
M レンズバリヤ装置
L 所定方向(揺動軸に平行な方向)
10 ベース
11 羽根ベース
11a 開口部
11b,11c 支軸(揺動軸)
11d,11e 貫通孔
12 モータベース
12a,12b 固定部
12c 貫通孔
20 バリヤ羽根
21,22 一対のバリヤ羽根
21a,22a 円孔
21b,22b 長孔
21c,22c 係合孔
30 駆動モータ(駆動機構)
31 ロータ
31a 駆動ピン
31b 被検出片
32 枠部材
33 コイル
34 ヨーク
35 鉄ピン
40 電磁アクチュエータ(拘束機構)
41 ロックピン
42 枠部材
43 コイル
44 鍔部
45 コイルバネ
50 検出センサ

Claims (6)

  1. 開口部を画定するベースと、前記開口部を開放する開放位置と前記開口部を閉鎖する閉鎖位置の間を移動自在に前記ベースに支持されたバリヤ羽根と、前記バリヤ羽根を開閉駆動する駆動機構と、前記バリヤ羽根を閉鎖位置又は開放位置に拘束する拘束機構と、を備えたレンズバリヤ装置であって、
    前記駆動機構は、前記バリヤ羽根に直接連結されて開閉動作を行う駆動モータを含み、
    前記拘束機構は、前記バリヤ羽根が閉鎖位置又は開放位置にあるとき、前記バリヤ羽根の移動を拘束しかつ前記バリヤ羽根を前記駆動モータにより移動させる前にその拘束を解除し得る電磁アクチュエータを含む、
    ことを特徴とするレンズバリヤ装置。
  2. 前記バリヤ羽根は、互いに協働して開閉動作を行う一対のバリヤ羽根からなり、
    前記駆動モータは、所定の角度範囲を回動するロータと、前記ロータに一体的に設けられて前記一対のバリヤ羽根に係合して駆動力を及ぼす駆動ピンを含む、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズバリヤ装置。
  3. 前記バリヤ羽根は、その揺動軸に平行な方向に開けられた係合孔を有し、
    前記電磁アクチュエータは、非通電時に突出して前記係合孔に係合しかつ通電時に没入して前記係合孔から離脱し得る出没自在なロックピンを含む、
    ことを特徴とする請求項2記載のレンズバリヤ装置。
  4. 前記駆動モータは、非通電状態において、前記バリヤ羽根を開放位置及び閉鎖位置に保持する磁気的付勢力を生じるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のレンズバリヤ装置。
  5. 前記駆動モータの回転角度位置を検出する検出センサを含み、
    前記駆動モータは、所定の角度範囲を回動するロータと、前記ロータに一体的に設けられて前記バリヤ羽根に係合して駆動力を及ぼす駆動ピンと、前記ロータに一体的に設けられて前記検出センサにより検出される被検出片を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のレンズバリヤ装置。
  6. 前記被検出片は、前記駆動ピンの伸長方向と反対側に伸長するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のレンズバリヤ装置。
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