JP2008292811A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マークの位置の決定結果のばらつきにより画像の形成位置の調整精度が低下することを抑制する。
【解決手段】受光手段115での受光量レベルS1が第1閾値TH1を上回るタイミング、及び、受光量レベルS1が第2閾値TH2を下回るタイミングに基づき対象物31の移動方向におけるマーク119の位置を決定し、マーク119の位置を、マーク119の有無に応じて受光量レベルS1が閾値TH1,TH2を横切る際のレベル変化の傾きが小さいほど大きい補正値で補正し、その補正後のマークの位置に基づき画像の形成位置を調整する。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
例えば従来から、いわゆるタンデム方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、各色(例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)毎に設けられた複数の感光体が用紙搬送用のベルトの周動方向に沿って配列されており、各感光体に担持された各色画像をベルト上の用紙に順次転写する構成になっている。
ところで、このようなタンデム方式の画像形成装置では、用紙に対する各色画像の形成位置がずれると、色ずれが生じたカラー画像が形成されてしまう。このため、従来の画像形成装置には、上記各色画像の形成位置を調整する機能を備えたものがある。この調整機能を実行すると、画像形成装置は、複数のマークからなるレジストレーションパターン(位置合わせ用パターン)をベルト上に形成し、各マークの位置を光学センサによって検出し、この検出結果に基づき上記形成位置を調整する。例えば特許文献1には、主走査方向(上記ベルトの周動方向に直交する方向)に対して互いに異なる角度をなす1対のラインマークからなるレジストレーションパターンをベルト上に形成して、上記主走査方向における形成位置のずれを検出するようになっている。
特開平10−198110号公報
ところで、上記光学センサは、例えば、所定の検出領域内に位置するベルト部分に光を照射する投光素子と、上記検出領域からの反射光を受光する受光素子とを備える。受光信号での受光量レベルは、ベルト移動によって検出領域内を横断する各マークに応じて変化する。各マークの位置は、通常、受光量レベルが閾値を上回るタイミングと下回るタイミングとに基づき決定される。
ところが、例えば次の(1)(2)のいずれかの場合に、マークの位置の決定結果がばらつくため、形成位置の調整を精度よく行えなくなることがある。
(1)受光量レベルが閾値を横切るときにおける受光量レベル変化の傾き(以下、単に「受光量変化の傾き」という)が相違し、且つ、ヒステリシスを持たせるために上記上回るタイミングにおける閾値と上記下回るタイミングにおける閾値とに差を設けた場合。
(2)受光量変化の傾きが相違し、且つ、各マークの周辺にトナーが飛散する場合。
上記受光量変化の傾きが相違する原因としては、例えば各マークの色や濃淡の違いによる反射率の相違がある。また、他の原因としては、上記特許文献1のように、レジストレーションパターンが主走査方向に対して互いに異なる角度をなす複数のマークを有し、且つ、光学センサの検出領域が所定方向に延びた形状となっていることが挙げられる。光学センサの検出領域は正円形であることが望ましいが、実際には投光素子や受光素子の取付け位置や各素子自体の特性ばらつきによって正円形にはならない。この場合、検出領域の延び方向に対して各マークの傾斜角度は異なるため、これに伴ってマーク毎に上記受光量変化の傾きが相違する。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、マークの位置の決定結果のばらつきにより画像の形成位置の調整精度が低下することを抑制することが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像形成装置は、相対的に移動する対象物上に、画像データに基づき画像を形成する形成手段と、マークのデータを前記画像データとして前記形成手段に与える制御手段と、検出領域内における前記対象物上の前記マークの有無に応じた光を受光する受光手段と、前記受光手段での受光量レベルが第1閾値を上回るタイミング、及び、前記受光量レベルが第2閾値を下回るタイミングに基づき前記対象物の移動方向における前記マークの位置を決定する第1決定手段と、前記マークの位置を、当該マークの有無に応じて受光量レベルが閾値を横切る際のレベル変化の傾きが小さいほど大きい補正値で補正する補正手段と、前記補正手段による補正後のマークの位置に基づき前記形成手段における画像の形成位置を調整する調整手段と、を備える。
マークの有無に応じて受光量レベルが閾値(第1閾値、第2閾値)を横切る際の当該受光量レベル変化の傾き(以下、単に「受光量変化の傾き」という)が小さいほど、本来決定されるべき正規の位置(例えばマークの中心位置)から大きく外れた位置にマークの位置が決定され、これに伴って形成手段における画像の形成位置の調整量が正規の調整量(形成位置が所望の位置に一致させることができる調整量)から大きく外れる。そこで、本発明は、決定手段によって決定したマークの位置を、上記受光量変化の傾きが小さいほど大きい補正値(ゼロを含む)で補正するようにした。これにより、マークの位置の決定結果のばらつきにより画像の形成位置の調整精度が低下することを抑制することができる。
第2の発明の画像形成装置は、相対的に移動する対象物上に、画像データに基づき画像を形成する形成手段と、線状部分を有する第1マークのデータと、前記第1マークとは異なる方向に沿った線状部分を有する第2マークのデータとを前記画像データとして前記形成手段に与える制御手段と、検出領域内における前記対象物上のマークの有無に応じた光を受光する受光手段と、前記受光手段での受光量レベルが第1閾値を上回るタイミング、及び、前記受光量レベルが第2閾値を下回るタイミングに基づき前記対象物の移動方向における前記第1マークの位置及び前記第2マークの位置を決定する第1決定手段と、前記第1マークの位置を、前記第2マークの位置に基づき補正する補正手段と、前記補正手段による補正後のマークの位置に基づき前記形成手段における画像の形成位置を調整する調整手段と、を備える。
第1マークと第2マークとは互いに異なる方向に延びる線状部分を有するため、これに伴って受光量レベルの変化特性が互いに異なり、マークの位置のばらつき特性が異なり得る。そこで、本発明は、第1マークの位置および第2マークの位置を考慮して形成位置の最終的な調整量を決定する構成とした。
第3の発明は、第2の発明の画像形成装置であって、前記第1マークと前記第2マークとの位置関係は、前記対象物の移動方向に沿った直線を中心とした線対称である。
第1マークと第2マークとの位置関係は、対象物の移動方向に沿った直線を中心とした線対称であるから、両マークの位置は受光量変化の傾きに応じて相反する方向にばらつく。従って、第1マークの位置を精度よく補正できる。
第4の発明は、第2または第3の発明の画像形成装置であって、前記対象物は周回移動するベルトであり、前記形成手段は、前記第1マークと前記第2マークとを互いに異なる周回において前記ベルト上の同一位置に形成する。
本発明によれば、第1マークと第2マークとは互いに異なる周回においてベルト上に同一位置に形成される。従って、ベルトの周期的な挙動による影響を低減でき、画像の形成位置の調整精度が低下することを抑制することができる。
第5の発明は、第2から第4のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記第1マークの数の方が、前記第2マークの数よりも多い。
第1マークは画像の形成位置の調整量を決定するために直接使用される一方で、第2マークは上記第1マークの位置の補正のために使用される。従って、本発明のように、第2マークを必ずしも第1マークほど多く形成する必要はなく、着色剤の消費軽減を考慮すればなるべく数を少なくすることが好ましい。
第6の発明は、第2から第5のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記第1マークには、互いに対をなし前記線状部分が異なる方向に沿った2種類のマークが含まれ、前記第2マークには、互いに対をなし前記線状部分が異なる方向に沿った2種類のマークが含まれ、前記補正手段は、対をなす前記第1マーク同士の位置間の第1距離を、対をなす前記第2マーク同士の位置間の第2距離に基づき補正する構成とされ、前記調整手段は、前記補正手段による補正後の第1距離に基づき前記対象物の移動方向に直交する方向における前記形成位置を調整する構成とされ、対をなす前記第1マーク同士は前記対象物の移動方向において互いに隣り合う位置に形成され、対をなす前記第2マーク同士は前記対象物の移動方向において互いに隣り合う位置に形成される。
対をなす第1マーク同士の距離や、対をなす第2マーク同士の距離が長いと、その分だけ例えば対象物の位置ずれなどの要因によって第1距離及び第2距離に誤差が生じ得る。従って、本発明のように、対をなす第1マーク同士の距離や、対をなす第2マーク同士の距離をそれぞれなるべく短くすることが好ましい。
第7の発明は、第2から第6のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記形成手段は、前記第1マークを第1有彩色および第2有彩色それぞれの色で形成し、前記第2マークを前記第1有彩色で形成し、前記補正手段は、前記第1有彩色および前記第2有彩色の各第1マークの位置を、前記第1有彩色の第2マークの位置に基づき補正する構成とされている。
有彩色と無彩色(特にブラック)とは、受光量変化の傾きが大きく相違する。これに比べて、有彩色同士は受光量変化の傾きが比較的に近い。そこで、本発明によれば、第1有彩色について第2マークを形成し、その第2マークの位置を利用して、第2有彩色の第1マークの位置を補正する。これにより、第2有彩色について第2マークの形成を省くことができる。
第8の発明は、第7の発明の画像形成装置であって、前記形成手段は、前記第1マーク及び前記第2マークを無彩色でそれぞれ形成し、前記調整手段は、前記無彩色の第1マークの位置を基準に前記第1及び第2有彩色の画像の形成位置を調整する構成とされ、前記第1有彩色の画像の形成位置は、前記第2有彩色の画像の形成位置よりも前記無彩色の画像の形成位置に近い位置である。
本発明によれば、画像の形成位置が基準色としての無彩色に近い方の有彩色を第1有彩色として選択すれば、例えば対象物の位置ずれなどの要因による影響を抑制できる。
第9の発明は、第2から第8のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、所定の実行条件を満たしたかどうかを判断する判断手段を備え、前記形成手段は、前記実行条件が満たされた場合には前記第1マーク及び前記第2マークを前記対象物上に形成し、前記実行条件が満たされない場合には前記第2マークを前記対象物上に形成しない構成とされ、前記補正手段は、前記実行条件が満たされた場合にはそのときに形成した第2マークの位置に基づき補正を行い、前記実行条件が満たされない場合にはそれ以前に前記実行条件を満たしたときに形成した第2マークの位置に基づき補正を行う。
例えば形成位置の調整の時間間隔が短い場合や、その間の画像形成動作の回数が少ない場合には、第2マークの形成を、形成位置の調整ごとに毎回行うことが必ずしも必要ではない。そこで、本発明によれば、第2マークの形成を、所定の実行条件を満たした場合に限り行うようにした。
第10の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記マークのデータとして基準色のマーク及び調整色のマークのデータを前記形成手段に与え、前記基準色のマークと前記調整色のマークとを有し、両マーク間のマークずらし量が互いに異なる複数のマーク対を備えるパターンのデータを前記形成手段に与える構成とされ、前記パターンに応じた受光量レベルに基づき前記基準色のマークの位置に対する前記調整色のマークの位置を決定する第2決定手段を備え、前記補正手段は、前記第1決定手段による前記マークの位置を、前記第2決定手段による前記マークの位置に基づき補正し、前記調整手段は、前記補正後のマークの位置に基づき前記基準色の画像の形成位置に対して前記調整色の画像の形成位置を調整する。
パターンは、基準色のマークと調整色のマークとを有し、両マーク間のマーク位置ずらし量が互いに異なる複数のマーク対を備える構成とされており、このパターンであれば、上述した(1)(2)の問題を抑制できる。
第11の発明は、第10の発明の画像形成装置であって、所定の実行条件を満たしたかどうかを判断する判断手段を備え、前記形成手段は、前記実行条件が満たされた場合には前記基準色のマーク、前記調整色のマーク及び前記パターンを前記対象物上に形成し、前記実行条件が満たされない場合には前記パターンを前記対象物上に形成しない構成とされ、前記補正手段は、前記実行条件が満たされた場合にはそのときに形成したパターンに基づき補正を行い、前記実行条件が満たされない場合にはそれ以前に前記実行条件を満たしたときに形成したパターンに基づき補正を行う。
パターンは複数のマーク対を形成する構成であり、比較的に多くの着色材を要する。そこで、本発明によれば、パターンの形成を、所定の実行条件を満たした場合に限り行うようにした。
本発明によれば、マークの位置の決定結果のばらつきにより画像の形成位置の調整精度が低下することを抑制することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1から図12を参照して説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、本実施形態のプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明においては、図1における右側(右方)をプリンタ1の前側(前方)とする。
図1に示すように、プリンタ1(画像形成装置の一例)は、直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタであって、ケーシング3を備えている。ケーシング3の底部には供給トレイ5が設けられ、この供給トレイ5に、被記録媒体(例えば用紙などのシート材)7が積載される。
被記録媒体7は、押圧板9によってピックアップローラ13に向かって押圧され、ピックアップローラ13の回転によって、レジストローラ17へ送られる。レジストローラ17は、被記録媒体7の斜行補正を行った後、所定のタイミングで、被記録媒体7をベルトユニット21上へ送り出す。
画像形成部19は、搬送手段の一例としてのベルトユニット21、露光手段としての一例としてのスキャナ部23、プロセス部25、定着器28などを備えている。なお、本実施形態では、スキャナ部23及びプロセス部25が「形成手段」の一例である。
ベルトユニット21は、一対の支持ローラ27,29の間に架設される無端のベルト31(対象物の一例)を備える。そして、ベルト31は、例えば後側の支持ローラ29が回転駆動することで図1の反時計回り方向に循環移動し、そのベルト31上に載せた被記録媒体7を後方へ搬送する。
なお、ベルトユニット21の下側には、ベルト31に付着したトナー(レジストレーションパターン121のトナーを含む)、紙粉等を除去するためのクリーニングローラ33が設けられている。
スキャナ部23は、画像データに基づきオンオフ制御されるレーザ発光部(図示せず)を備え、各色画像毎のレーザ光Lを、それぞれの色に対応する感光ドラム37の表面に照射しつつ高速走査する。
プロセス部25は、ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各色に対応して4つ設けられている。各プロセス部25は、トナー(着色剤の一例)の色等を除いて同一の構成とされている。以下の説明において、色毎に区別する必要がある場合は各部の符号にK(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の添え字を付し、区別する必要がない場合は添え字を省略する。
各プロセス部25は、感光ドラム(像担持体、感光体の一例)37、帯電器39及び現像カートリッジ41等を備えて構成されている。現像カートリッジ41には、トナー収容室43、現像ローラ47(現像剤像担持体の一例)等が設けられ、トナー収容室43内のトナーが現像ローラ47上に供給される。
感光ドラム37の表面は、帯電器39により一様に正帯電される。その後、スキャナ部23からのレーザ光Lにより露光されて、被記録媒体7に形成すべき各色画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ47上に担持されているトナーが、感光ドラム37の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム37の静電潜像は、各色ごとのトナー像として可視像化される。
その後、各感光ドラム37の表面に担持されたトナー像は、ベルト31によって搬送される被記録媒体7が、感光ドラム37と転写ローラ53(転写手段の一例)との間の各転写位置を通る間に、転写ローラ53に印加される負極性の転写バイアスによって、被記録媒体7に順次転写される。こうしてトナー像が転写された被記録媒体7は、定着器28に搬送される。
定着器28は、トナー像を担持した被記録媒体7を、加熱ローラ55及び加圧ローラ57によって搬送しながら加熱することにより、トナー像を被記録媒体7に定着させる。そして、熱定着された被記録媒体7は、排紙ローラ61により排紙トレイ63上に排出される。
(プリンタの電気的構成)
図2は、上述のプリンタ1の電気的構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、CPU77、ROM79、RAM81、NVRAM(メモリの一例)83、操作部85、表示部87、既述の画像形成部19、ネットワークインターフェイス89、光学センサ111等を備えている。
ROM79には、プリンタ1の動作を制御するための各種プログラムが記録されており、CPU77は、ROM79から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM81やNVRAM83に記憶させながら、プリンタ1の動作を制御する。
操作部85は、複数のボタンからなり、ユーザによって印刷開始の指示などの各種の入力操作が可能である。表示部87は、液晶ディスプレイやランプからなり、各種の設定画面や動作状態等を表示することが可能である。ネットワークインターフェイス89は、通信回線71を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に接続されており、相互のデータ通信が可能となっている。
(位置ずれ補正処理)
カラー画像を形成可能なプリンタ1では、被記録媒体7に対する各色画像の形成位置(転写位置)がずれると、色ずれが生じたカラー画像が形成されてしまうため、各色画像の形成位置の合わせが重要である。そして、位置ずれ補正処理は、この色ずれを補正するための処理である。
位置ずれ補正処理では、プリンタ1のCPU77が、例えばNVRAM83からレジストレーションパターン121のデータを読み出して画像データとして画像形成部19に与える。このとき、CPU77は、制御手段として機能する。このレジストレーションパターン121は、後述するように、上記4色それぞれの色の複数の第1マーク119(マークの一例)が、ベルト31の移動方向(プリンタ1の前後方向 以下、「副走査方向」という)に沿って並んだものとなっている。画像形成部19は、上記レジストレーションパターン121を、ベルト31の表面に形成する。そして、CPU77は、次述する光学センサ111によってレジストレーションパターン121の各第1マーク119の位置を検出し、その検出結果に基づきずれ量を測定して、このずれ量を相殺するようにレーザ走査位置の補正を行うものである。ここで、レーザ走査位置とは、スキャナ部23が、各色に対応するレーザ光を、各感光ドラム37上に照射する位置であり、この位置を変えるには、スキャナ部23における上記各レーザ光の出射タイミングを変えればよい。
1.光学センサ
光学センサ111は、図3に示すように、ベルト31の後側下方において1または複数台(本実施形態では例えば2台)設けられ、これら2台の光学センサ111が左右方向に並んで配置されている。各光学センサ111は、発光素子(例えばLED)113と受光素子(受光手段の一例 例えばフォトトランジスタ)115とを備える反射型のセンサである。具体的には、発光素子113は、ベルト31の表面に対して斜め方向から光を照射し、そのベルト31の表面からの反射光を受光素子115が受光する。発光素子113からの光が、ベルト31上に形成するスポット領域が、光学センサ111の検出領域Eとなる。
図4は、光学センサ111の回路図である。受光素子115からの受光信号S1は、受光素子115での受光量レベルが高いほど低いレベルとなり、受光量レベルが低いほど高いレベルとなる。そして、上記受光信号S1はヒステリシスコンパレータ117(比較回路の一例)に入力される。ヒステリシスコンパレータ117は、受光信号S1レベルを閾値(第1閾値TH1、第2閾値TH2)と比較し、この比較結果に応じてレベル反転する2値化信号S2を出力する。
2.本実施形態のレジストレーションパターン
図6には、本実施形態のレジストレーションパターン121の全体が示されている。このレジストレーションパターン121は、副走査方向及び主走査方向(ベルト31の移動方向に直交する方向)における色ずれ量を検出するために使用される。具体的には、レジストレーションパターン121は、ブラックのマーク対123K、イエローのマーク対123Y、マゼンタのマーク対123M、シアンのマーク対123Cを、この順番で並べてなるマーク対群が、1組または複数組(本実施形態では4組)だけ副走査方向に沿って並んだ構成となっている。各マーク対123は、1対の棒状の第1マーク119(第1マークの一例)を有し、これら1対の第1マーク119は、それぞれが主走査方向に沿った直線に対して所定の角度だけ傾き、同直線に対して線対称に配置されている。
CPU77は、光学センサ111からの2値化信号S2に基づき、各マーク対123を構成する1対の第1マーク119の位置を決定し、両第1マーク119の中間位置を、各マーク対123の位置とする。次に、上記各マーク対群ごとに、ブラック(基準色、無彩色)のマーク対123の位置に対する他の各色(調整色、有彩色)のマーク対123C,123M,123Yの位置の距離差を検出する。そして、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれの色ごとに全マーク対群における上記距離差の平均値を算出する。この各色ごとの平均値を、ブラック画像に対する他の色画像の副走査方向の位置ずれ量と判断する。そして、スキャナ部23における各色ごとに対応するレーザ光の出射するタイミングを、副走査方向の位置ずれ量に応じて調整することで、副走査方向における色ずれ補正を行う。
また、CPU77は、上記各第1マーク119の位置の決定結果に基づき各マーク対123についてそれを構成する1対の第1マーク119同士の位置間の距離(第1距離の一例 以下「第1マーク距離L1」という)を求める。この第1マーク距離L1は、各マーク対123の主走査方向における形成位置によって異なる。そこで、ブラックのマーク対123K、イエローのマーク対123Y、マゼンタのマーク対123M、シアンのマーク対123Cそれぞれについて、上記第1マーク距離L1の平均値を算出する。この各色ごとの平均値から、ブラック画像に対する他の色画像の主走査方向の位置ずれ量を求める。そして、スキャナ部23における各色ごとに対応するレーザ光の出射するタイミングを、主走査方向の位置ずれ量に応じて調整することで、主走査方向における色ずれ補正を行う。
3.マークの位置の決定結果がばらつく原因
図6,7,12は、上段には各色の第1マーク119が示され、下段には、各色の第1マーク119が上記検出領域Eに進入したときにおける受光信号S1の信号波形(受光波形の一例)を示す。また、同図中、紙面左側が副走査方向(ベルト31の移動方向)である。
なお、本実施形態のベルト31は、例えばポリカーボネート等を含んだ材料からなり、上記4色のいずれの色のトナーよりも反射率が高い。従って、図5等に示すように、発光素子113からの光がベルト31の下地(マークが形成されていないベルト31の表面)に照射されているとき、受光素子115での受光量レベルが高くなり、受光信号S1レベルが最も低くなる。これに対して、発光素子113からの光がベルト31上に形成された第1マーク119上に照射されると、受光素子115での受光量レベルが低くなり、受光信号S1レベルは高くなる。
第1マーク119の位置の決定結果がばらつくのは、例えば次の(1)及び(2)のうちいずれかが原因になっていると考えられる。
(1)第1マーク119の有無に応じて受光信号S1レベル(受光量レベル)が第1閾値または第2閾値を横切る際のレベル変化の傾き(以下、単に「受光信号S1のレベル変化の傾き」という)が相違し、且つ、ヒステリシスを持たせるために第1閾値TH1と第2閾値TH2とに差を設けた場合。
受光信号S1のレベル変化の傾きが相違することは、主として第1マーク119の有無に応じた受光信号S1の信号波形の高低差によるが、その原因の1つとして、光学センサ111の検出領域Eの形状に対する各第1マーク119の傾き角度の相違がある。上記検出領域Eは正円形であることが望ましいが、図6に示すように、実際には発光素子113や受光素子115の取付け位置や各素子自体の特性ばらつきによって正円形にはならず所定方向に延びた楕円形状になる。この場合、検出領域Eの延び方向に対する傾斜角度が、マーク対123を構成する第1マーク119同士で互いに異なるため、これに伴って第1マーク119毎に上記受光信号S1のレベル変化の傾きが相違するのである。
具体的には、副走査方向下流側(図6中左側)の第1マーク119Kは、検出領域Eの延び方向と交差する形状である。従って、その第1マーク119Kの有無による受光信号S1は比較的に緩やかに変化しその信号波形は全体として幅広になる。換言すれば、上記レベル変化の傾きが小さい。これに対して、上流側(図6中右側)の第1マーク119Kは、検出領域Eの延び方向に沿った形状である。従って、その第1マーク119Kの有無による受光信号S1は比較的に急峻に変化しその信号波形は全体として細長になる。換言すれば、上記レベル変化の傾きが大きい。なお、図6はブラックマーク対123Kを例に挙げた図であるが、他の色のマーク対123についても同様に第1マーク119同士でレベル変化の傾きが相違する。
また、受光信号S1のレベル変化の傾きが相違する他の原因としては、各第1マーク119の反射率の相違がある。この反射率は第1マーク119の色や濃淡によって相違する。ブラック第1マーク119Kの反射率は、有彩色第1マーク119C,119M,119Yの反射率よりも高い。換言すれば、ブラック第1マーク119Kは、ベルト31との反射率の相違が大きく、有彩色第1マーク119C,119M,119Yはベルト31との反射率の相違が小さい。このため、マークの形状、大きさ及び濃度(例えば単位面積当たりのドット数)が同一であるという条件下において、ブラック第1マーク119Kからの反射光による受光信号S1の信号波形は、有彩色第1マーク119C,119M,119Yからの反射光による受光信号S1の信号波形に比べてピーク値が高く、レベル変化の傾きが大きい。
ここで、本実施形態では、受光信号S1レベルが第1閾値TH1を上回るタイミングT1と受光信号S1レベルが第2閾値TH2を下回るタイミングT2との中間タイミングT3を求め、この中間タイミングT3に対応するベルト31上の位置P、P'を、第1マーク119の位置と決定する。そうすると、受光信号S1のレベル変化の傾きが小さい第1マーク119Kについて決定されるマークの位置Pは、その真の中心位置O(信号波形の中心)に対して距離dだけ大きくずれる。これに対して受光信号S1のレベル変化の傾きが大きい第1マーク119Kについて決定されるマークの位置P'は、その真の中心位置Oに対して上記距離dよりも短い距離d'だけずれる。このように、各マーク対123を構成する両第1マーク119の位置同士で、真の中心位置Oに対するずれ量が互いに異なるため、特に主走査方向のずれ量検出において、各マーク対123の第1マーク距離L1を正確に求めることができず、検出精度に大きく影響する。
(2)上記受光信号S1のレベル変化の傾きが相違し、且つ、各第1マーク119の周辺にトナーが飛散する場合。
各第1マーク119の副走査方向における後方にトナーが飛散することがある。そうすると、仮に、第1閾値TH1及び第2閾値TH2を同じ値(TH)にしたとしても、図7(点線波形がトナー飛散による影響を受けた信号波形)に示すように、トナーの飛散による影響でマーク位置の決定結果にばらつきが生じ得る。具体的には、図7に示すように、両第1マーク119Kに同じ幅分だけトナーが飛散したとしても、レベル変化の傾きが小さい第1マーク119K(副走査方向下流側)の信号波形は、レベル変化の傾きが大きい第1マーク119K(上流側)の信号波形に比べて大きく幅広(ΔT>ΔT')になる。このため、図6と同様に、各マーク対123を構成する両第1マーク119の位置同士で、真の中心位置Oに対するずれ量が互いに異なることになる。
4.マーク位置の補正
以下の説明では、主走査方向の色ずれ量を補正する場合を例に挙げて説明するが、副走査方向の色ずれ量を補正する場合もほぼ同様である。
CPU77は上記マーク位置の決定結果のばらつきを抑制するための補正を行う。これは、レジストレーションパターン121の各第1マーク119の位置を、当該各第1マーク119の有無による受光信号S1のレベル変化の傾きが小さいほど、真の中心位置Oからのずれ量を相殺する方向において大きい補正値で補正する。このために、本実施形態では、図8に示すような補正用パターン125を利用する。この補正用パターン125は、上記レジストレーションパターン121を、副走査方向に沿った直線を中心に左右反転させたパターンになっている。つまり、補正用パターン125の各第2マーク127(第2マークの一例)及びマーク対129と、レジストレーションパターン121の第1マーク119及びマーク対123とは副走査方向に沿った直線を中心とした線対称の関係である。
CPU77は色ずれ補正タイミングが到来したときに図9に示す位置ずれ補正処理を実行する。色ずれ補正タイミングは、例えば前回の位置ずれ補正処理(後述するS4及びS8の両方の補正を含む)からの経過時間または、画像形成を行った被記録媒体の枚数などが、ある第1基準値に達したときである。まずS1で、実行条件を満たしたかどうかを判断する。この実行条件は、後述する補正用パターンによる補正(S4)の実行時からの経過時間または、画像形成を行った被記録媒体の枚数などが、ある第2基準値(>第1基準値)に達したときである。このときCPU77は判断手段として機能する。
CPU77は、実行条件を満たしたと判断したときには(S1:Y)、S2でNVRAM83からレジストレーションパターン121のデータを読み出して画像形成部19に順次与える。これにより画像形成部19は、図10に示すように、ベルト31上にレジストレーションパターン121を形成する。なお、この形成開始時に、ベルト31の所定の基準点Pは支持ローラ27側の所定位置にあったとする。
そして、CPU77は、光学センサ111から順次送られてくる2値化信号S2に基づき各第1マーク119の位置を決定し、各マーク対123の第1マーク距離L1を算出する。前述したように、第1マーク距離L1は各マーク対123の主走査方向における形成位置によって異なる。従って、各マーク対123の第1マーク距離L1から、基準色画像の形成位置に対する各調整色画像の形成位置のずれ量(以下、「第1ずれ量D1Y、D1M、D1C」という)を算出することができる。このとき、CPU77は第1決定手段として機能する。なお、レジストレーションパターン121は、CPU77によって各第1マーク119に対する2値化信号S2が取り込まれた後に、上記クリーニングローラ33によりベルト31上から除去される。
次に、S3でNVRAM83から補正用パターン125のデータを読み出して画像形成部19に順次与える。これにより画像形成部19は、図11に示すように、ベルト31の所定の基準点Pが支持ローラ27側の上記所定位置にあるときにベルト31上に補正用パターン125を形成し始める。つまり、補正用パターン125を、上記S2におけるレジストレーションパターン121とベルト31上の同じ位置に形成するのである。なお、本実施形態では、例えば支持ローラ27,29の回転速度に応じたパルス信号を出力するエンコーダ(図示せず)が備えられ、このパルス信号のパルスのカウント数によってベルト31の基準点Pが上記所定位置に再び戻ったかどうかを判断する構成になっている。また、上記S2とS3の順番を入れ替えてもよい。
ここで、レジストレーションパターン121では、第1マーク119の位置の決定結果のばらつきにより、算出される第1マーク距離L1(=L0−d+d')が真のマーク距離L0(真の中心位置O同士の距離)よりも短くなる(図6参照)。これに対して、補正用パターン125は、図12に示すように、副走査方向下流側の第2マーク127Kが、上流側の第2マーク127Kに比べて受光信号S1のレベル変化の傾きが大きくなっている。従って、第2マーク127の位置の決定結果のばらつきにより、算出されるマーク距離(第2距離の一例 以下「第2マーク距離L2」という L2=L0−d'+d)が真のマーク距離L0(真の中心位置O同士の距離)よりも長くなる。
CPU77は、光学センサ111から順次送られてくる2値化信号S2に基づき各第2マーク127の位置を決定し、各マーク対129の第2マーク距離L2を算出する。そして、各マーク対129の第2マーク距離L2から、基準色画像の形成位置に対する各調整色画像の形成位置のずれ量(以下、「第2ずれ量D2Y、D2M、D2C」という)を算出する。このとき、CPU77は第1決定手段として機能する。
S4では、上記第1ずれ量D1Y、D1M、D1Cを、第2ずれ量D2Y、D2M、D2Cによって補正する。具体的には、同一有彩色のずれ量の平均値D1Y、D1M、D1Cを算出し、これを基準色に対する各有彩色のずれ量(これは基準色のマークに対する有彩色のマークの相対位置であり、補正後のマークの位置の一例である。)として最終的に決定する。例えばイエローのずれ量の平均値1Yは、〔(D1Y+D2Y)/2〕で算出される。そして、この平均値D1Y、D1M、D1Cを相殺するように、スキャナ部23における各色ごとに対応するレーザ光の出射するタイミングを調整する。このとき、CPU77は補正手段及び調整手段として機能する。例えば、上記距離dが3ドット、距離d'が1ドットであり、真のマーク距離L0が10ドットだとする。そうすると、補正前の第1マーク距離L1は8(=10−3+1)ドットである。
上記S4の補正をすると、レベル変化の傾きが小さい第1マーク119Kのマーク位置Pは、真のマーク距離L0から−3ずれた位置から−2ドットずれた位置に補正される。このときの補正値は+1ドットである(副走査方向を正)。これに対して、レベル変化の傾きが大きい第1マーク119Kのマーク位置P'は、真のマーク距離L0から−1ずれた位置から−2ドットずれた位置に補正される。このときの補正値は−1ドットである。これは、各第1マーク119の位置を、レベル変化の傾きが小さいほど、真の中心位置Oからのずれ量を相殺する方向(本実施形態では副走査方向)において大きい補正値で補正していることを意味する。
また、S5で誤差補正量を算出し、S6でこれを例えばNVRAM83に記憶する。ここで、誤差補正量とは、例えば上記第1ずれ量D1Y、D1M、D1Cと平均値D1Y、D1M、D1Cとの差〔(D2Y−D1Y)/2、(D2M−D1M)/2、(D2C−D1C)/2、〕である。または、有彩色同士で共通の誤差補正量〔{(D2Y+D2M+D2C)−(D1Y+D1M+D1C)}/6〕を算出してもよい。
色ずれ補正タイミングが到来したが、実行条件を満たしていない場合には(S1:N)、S7でS2と同様にレジストレーションパターン121をベルト31上に形成させ、各マーク対123の第1マーク距離L1から第1ずれ量D1Y、D1M、D1Cを算出する。そして、S8でこの第1ずれ量D1Y、D1M、D1Cを、上記誤差補正量によって補正する。例えば〔D1Y+誤差補正量、D1M+誤差補正量、D1C+誤差補正量〕を算出する。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、レジストレーションパターン121に基づく第1ずれ量D1Y、D1M、D1Cを、補正用パターン125に基づき第2ずれ量D2Y、D2M、D2Cによって補正する構成とした。これにより、図6の上流側の第1マーク119Kの位置Pは、図12の上流側の第2マーク127Kの位置P'によって副走査方向に対して正方向に補正され、図6の下流側の第1マーク119Kは、図12の下流側の第2マーク127Kの位置P'によって副走査方向に対して負方向に補正される。つまり、補正用パターン125によって、第1マーク119の位置を、副走査方向を正方向として、当該第1マーク119に対する受光信号S1のレベル変化の傾きが小さいほど大きい補正値で補正している。これにより、マークの位置の決定結果のばらつきにより画像の形成位置の調整精度が低下することを抑制することができる。
しかも、補正用パターン125は、レジストレーションパターン121を、副走査方向に沿った直線を中心に左右反転させたパターンになっている。従って、両第1マーク119,127の位置の決定結果は受光信号S1のレベル変化の傾きに応じて相反する方向にばらつく。従って、レジストレーションパターン121の第1マーク119の位置の決定誤差を精度よく相殺できる。
また、ベルト31は、回動周期ごとに同じような挙動(蛇行など)を繰り返す。そこで、本実施形態では、レジストレーションパターン121と補正用パターン125とを互いに異なる周回においてベルト31上の同一位置に形成する。従って、ベルト31の周期的な挙動による影響を低減でき、画像の形成位置の調整精度が低下することを抑制することができる。
また、対をなす第1マーク119同士の距離や、対をなす第2マーク127同士の距離が長いと、その分だけ例えばベルト31の位置ずれなどの要因によって第1マーク距離及び第2マーク距離に誤差が生じ得る。そこで、各マーク対123を構成する第1マーク119同士、各マーク対129を構成する第2マーク127同士をそれぞれ他のマークが介在しないようにして隣り合うようにした。
仮に、補正用パターン125を利用する補正を、色ずれ補正タイミングが到来する度に常に行う構成とすると、トナーの消費量が多くなる。また、補正用パターン125を利用する詳細の補正は、色ずれ補正タイミングが到来する度に常に行う必要はなく、例えば色ずれ補正タイミングが複数回到来し、ある程度時間が経過した場合に限り行う方が好ましい。そこで、本実施形態では、色ずれ補正タイミングが到来しても上記実行条件を満たしていないときは(S1:N)、そのときNVRAM83に記憶されている誤差補正量を利用して補正するようにした。
<実施形態2>
図13〜図16は実施形態2を示す。前記実施形態との相違は、上記図9の位置ずれ補正処理において、S3の補正用パターンの構成、及び、その補正用パターンに基づく第2ずれ量の決定処理方法にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
(補正用パターン)
本実施形態では、図9のS3において図13に示す補正用パターン131(パターンの一例)を形成する。この補正用パターン131は、基準色のマーク133と調整色のマーク135とを有するマーク対137が、主走査方向及び副走査方向に複数列複数行で配列された構成になっている。副走査方向に沿った各列ごとの複数のマーク対137は、主走査方向において、基準色のマーク133に対する調整色のマーク135のマークずらし量が互いに異なる。このマークずらし量は副走査方向下流側のマーク対137ほど大きくなっている。換言すれば、副走査方向下流側のマーク対137ほど基準色のマーク133と調整色のマーク135との重なり度合いが小さくなっている。隣接するマーク対137同士のマークずらし量差(マークずらし量の最小差)は均一である必要はないが、本実施形態では、一律の値(例えば1ドット)になっている。なお、本実施形態では、基準色のマーク133と調整色のマーク135とは主走査方向の幅が異なる。例えば1ドット分だけ異なる。
(第2ずれ量の決定処理)
図14には、補正用パターン131に基づく第2ずれ量の決定処理が示されている。CPU77は、補正用パターン131をベルト31上に形成しつつS11で光学センサ111から2値化信号S2に基づき図15上段に示す受光波形を取得する(以下、ここで取得した受光波形を「サンプリング受光波形W1」という)。
ここで、基準色のマーク133と調整色のマーク135との重なり度合いによって検出領域Eからの反射光量が異なる。これにより、上記重なり度合いが多くなると、その分だけベルト31の下地の露出範囲が広くなるため、受光信号S1レベルが低くなり、上記2値化信号S2のパルス幅(受光信号S1が第1閾値TH1を上回るタイミングと第2閾値を下回るタイミングとの時間差)が狭くなる。これに対して、上記重なり度合いが少なくなると、その分だけベルト31の下地の露出範囲が狭くなるため、受光信号S1レベルが高くなり、上記2値化信号S2のパルス幅が広くなる。CPU77は、上記2値化信号S2に基づき重なり度合い毎のパルス幅に応じた波形を、上記サンプリング受光波形W1として取得する。
次にS12で複数の理想波形W2の中から特定の理想波形W2'を抽出する。理想波形W2とは、例えばノイズ等による影響がない場合における理想的な受光波形をいう。これは、例えば上記サンプリング受光波形W1を予め取得してそれを加工して得ることができる。また、理想波形W2は上記パルス幅を示す軸と時間軸との2次元座標系のデータとして例えばNVRAM83(記憶手段の一例)に記憶される。複数の理想波形W2は上記時間軸上における位相が互いに異なる。各理想波形間の位相差Δt1は、サンプリング受光波形W1上のサンプリング間隔Δt2(図15上段の白丸同士の時間間隔)よりも短い。つまり、上記位相差Δt1に対応するベルト31上の距離差が上記マーク対137同士のマークずらし量差(サンプリング間隔Δt2に対応するベルト31上の距離)よりも短い。
NVRAM83には、上記複数の理想波形W2のデータと共に、各理想波形W2それぞれの位相に対応した複数のずれ量データとの対応関係を示すデータテーブル(関係情報の一例)が記憶されている。ここで、ずれ量とは主走査方向における画像の形成位置のずれ量であり、基準色と調整色との画像の形成位置が一致しているときのサンプリング受光波形W1に最も近い理想波形W2が基準の理想波形W2とされ、このデータに対応付けられたずれ量がゼロとされている。他の理想波形のずれ量は、基準の理想波形W2との位相差に応じた値に設定されている。なお、データテーブルでなく、各理想波形W2の位相と上記ずれ量との関係式をNVRAM83に記憶しておき、この関係式によって特定の理想波形W2'として抽出された理想波形W2の位相に対応するずれ量を算出するようにしてもよい。
そして、上記複数の理想波形W2の中から、サンプリング受光波形W1との合致度合いに基づき特定の理想波形W2'を抽出する。特定の理想波形W2'は、サンプリング受光波形W1に近似した理想波形W2である。この抽出のために、本実施形態では内積法を使う。具体的には、サンプリング受光波形W1の座標データを(P1,t1)とし、各理想波形W2の座標データを(Px,tx)とする。"P"はパルス幅を示す軸上の値であり、"t"は時間軸の値であり、"x"は理想波形W2の識別番号である。CPU77は、各理想波形W2毎に、サンプリング受光波形W1との内積の累計値(=Σ(P1・Px+t1・tx))を算出する。これは、サンプリング受光波形W1の1周期内の範囲内で計算する。累積値が大きい理想波形W2ほどサンプリング受光波形W1との合致度が高いことを意味する。本実施形態では、上記累積値が最も大きい理想波形W2を1つ特定の理想波形W2'として抽出する。
続いて、CPU77はS13で第2ずれ量を決定する。図15の例では、太線で示した理想波形W2が特定の理想波形W2'として抽出される。基準色と調整色との画像の形成位置が一致していれば、画像形成部19は図13に示す通りの補正用パターン131をベルト31上に形成することができる。このときに、CPU77は、上記基準の理想波形W2を特定の理想波形W2'として抽出し、これに対応するゼロの値を示すずれ量データをNVRAM83から読み出すことになる。
一方、基準色に対して調整色の画像の形成位置が主走査方向にずれている場合には、基準色のマーク133と調整色のマーク135とが最も重なり合うマーク対137の位置が図13に示すパターンとは異なり、それに伴ってサンプリング受光波形W1の位相がずれる。従って、CPU77は、上記基準の理想波形W2とは位相が異なる他の理想波形W2を特定の理想波形W2'として抽出し、これに対応する値(ゼロでない)を示すずれ量データをNVRAM83から読み出すことになる。このようにして読み出されたずれ量データの値が上記第2ずれ量として決定される。このとき、CPU77は第2決定手段として機能する。
以上、調整色1色について説明したが、この調整色1色の第2ずれ量を他の調整色における画像の形成位置の調整に利用する方法もある。しかし、本実施形態では、他の調整色についても同様に、基準色との補正用パターン131を形成し、これに基づき上記第2ずれ量の決定処理を個別に行う。なお、上記S2とS3の順番を入れ替えてもよい。
しかも、各調整色ごとに、理想波形W2の波形を変えている。これは、各調整色の画像形成順序によって光学センサ111にて取得されるサンプリング受光波形W1の波形が異なるからである。例えば図1に示すように、シアン画像の形成位置は他の調整色よりも上流側に位置するため、シアン及び基準色からなる補正用パターン131はマゼンタ及びイエローの各転写位置を通過する際に感光ドラム37と転写ローラ53との間の圧力によって画像全体及び画像エッジが微少につぶれる。従って、図16に示すように、シアン及び基準色からなる補正用パターン131に対応するサンプリング受光波形W1は高低差が小さく幅広な波形(同図上段の点線波形)になる。これに対して、他の調整色(マゼンタ、イエロー)及び基準色からなる補正用パターン131に対応するサンプリング受光波形W1は高低差が大きく幅が狭い波形(同図上段の実線波形)になる。
ここで、仮に、マゼンタ画像の形成位置のずれ量を求めるために、上記高低差が小さい波形(点線波形)を理想波形(同図下段の点線波形)として使用したとする。そうすると、上記内積計算においてサンプリング受光波形W1上のノイズの影響を受けやすくなり、サンプリング受光波形W1から位相がずれた理想波形W2を特定の理想波形W2'として抽出してしまうおそれがある。従って、マゼンタ画像の形成位置のずれ量を求めるためには、それに対応するサンプリング受光波形W1に近似した波形(同図下段の実線波形)を使用することが好ましい。そこで、本実施形態では、各調整色ごとに波形の異なる理想波形を用意し、補正用パターン131の形成及び第2ずれ量の決定処理を個別に行うようにしている。
なお、CPU77は、図9のS4で第1ずれ量と第2ずれ量とによって調整色画像の形成位置を調整する。また、S5、S6では上記第2ずれ量を誤差補正量として記憶する。
(本実施形態の効果)
本実施形態の補正用パターン131は、上記レジストレーションパターン121や補正用パターン125に比べて、前述したヒステリシスやトナー飛散等の影響を受け難い。つまり、上記第2ずれ量の決定処理によって決定された第2ずれ量は、上記影響が抑制された画像の形成位置の実際のずれ量である。従って、この第2ずれ量を基に第1ずれ量を補正して、ヒステリシスやトナー飛散等の影響を抑制することができる。但し、補正用パターン131は多くのマーク対137を形成するため、トナー消費量が多い。従って、本実施形態では、図9に示すように実行条件を満たした場合に限り補正用パターン131を形成するようにしている。
また、複数の理想波形W2の中から、サンプリング受光波形W1との合致度合いに基づき特定の理想波形W2'を抽出し、この特定の理想波形W2'に基づき基準色画像に対する調整色画像の形成位置のずれ量を決定する。従って、例えば図15上段の点線で示すようにサンプリング受光波形W1にノイズが含まれていたとしても、これによる影響を抑制することができる。
また、濃度センサ(図示せず)を用いて検出領域Eからの上記反射光量のピーク値をサンプリングし、これらのピーク値に応じた波形をサンプリング受光波形として取得する方法もある。しかし、このように受光量のピーク値を求める構成を備える濃度センサは上記光学センサ111に比べて高価であることが多い。これに対して、本実施形態では、比較的安価な光学センサ111を用いて2値化信号S2のパルス幅に応じた波形をサンプリング受光波形W1として取得する構成とした。
上記補正用パターン131におけるマークずらし量差を短くすればするほど、更に微小単位で形成位置のずれ量を決定することができるが、その分だけ多くのマーク対137を形成せざるを得なくなる。これに対して、本実施形態では、複数の理想波形W2の位相差Δt1に対応するベルト31上の距離差が上記サンプリング間隔Δt2に対応するマークずらし量差よりも短い。従って、上記マークずらし量差を短くしなくても上記位相差Δt1の設定値に応じた微小単位で形成位置のずれ量を決定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、対象物(ベルト31)の反射率が、無彩色マーク及び有彩色マークよりも大きい構成であったが、逆に、対象物の反射率が、無彩色マーク及び有彩色マークよりも小さい構成では、有彩色マークに対する受光素子の受光量波形が、無彩色マークに対する受光素子の受光量波形に比べてレベル変化の傾きが小さくなる。この場合には、各図の受光波形が正負逆転し、受光量レベルと閾値との大小関係が逆になる。この構成であっても勿論よい。
(2)上記実施形態では、CPU77は、各色の色ずれ量に基づきレーザ光の出射タイミングを変更するなどして形成位置を調整する構成としたが、例えば上記ずれ量が所定値を超えたことを、例えばプリンタ1の表示部87にて報知し、調整処理を行わない構成であってもよい。
(3)「対象物」(パターンが形成されるもの)として、上記実施形態では、被記録媒体搬送用のベルト31であったが、そのベルト31によって搬送される被記録媒体7(用紙やOHPシートなどのシート材)であってもよい。また、画像形成装置が中間転写方式を採用したものであれば、像担持体に形成された現像剤像を、直接担持する中間転写ベルトであってもよい。
(4)上記実施形態では、画像形成装置として、直接転写方式のカラーレーザプリンタを示したが、本発明は、例えば中間転写方式のレーザプリンタ等にも適用することができ、さらにはインクジェット方式のプリンタにも適用することができる。また、着色剤を2色、3色或いは5色以上有するプリンタであってもよい。
(5)上記実施形態では、受光信号S1に生じ得るノイズの影響を排除するためにヒステリシスコンパレータ117を用いた構成としたが、前述したように、仮に、第1閾値TH1及び第2閾値TH2を同じ値にしたとしても、トナー飛散の影響によってマークの位置の決定結果がばらつく。従って、本発明の「画像形成装置」は、第1閾値と第2閾値とが同じ値である構成であってもよい。
(6)上記実施形態では、光学センサ111の検出領域Eの形状に対する各マーク119の傾き角度に相違がある場合を説明したが、前述したように、このような相違がなくてもマーク毎の反射特性の相違によって受光信号S1のレベル変化の傾きが相違する。従って、本発明の「画像形成装置」はマークごとに傾き角度に相違がない構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、図8に示すように、補正用パターン125は、レジストレーションパターン121を副走査方向に沿った直線を中心に左右反転させたパターンであったが、これに限らず、補正用パターンの各マーク(第2マーク)が、それと対応するレジストレーションパターン121のマーク119と異なる方向に沿い、且つ、受光信号S1のレベル変化の傾きに対するマークの位置のずれ方向が相反するマークであればよい。
(8)上記実施形態では、レジストレーションパターン121と補正用パターン125とでマーク数を同数としたが、補正用パターン125のマーク数をレジストレーションパターン121よりも少なくしてもよい。例えばマーク対群を1組だけとする。これであれば、トナーの消費を抑えることができる。
(9)上記実施形態では、レジストレーションパターン121の各マーク対123を構成する1対のマーク119は主走査方向に沿った直線に対して線対称に配置された構成であったが、これに限らず、両マークが同直線に対して互いに異なる角度をなしていればよい。
(10)上記実施形態では基準色をブラックとしたが、これに限らず、これ以外の有彩色を基準色としてもよい。但し、有彩色同士は反射率がブラックに比べて比較的に近いため、有彩色を調整色にした方が都合がよい場合がある。例えば一の有彩色についての補正用パターンに基づく誤差補正量を、他の有彩色に適用することができる。
(11)上記実施形態1では、全ての調整色について補正用パターンを形成したが、これに限らず、一の調整色についてだけ補正用パターンを形成し、その結果得られる誤差補正量を利用して他の調整色のマークの位置を補正する構成であってもよい。この構成は上記したように上記両調整色を有彩色とすることが好ましい。また、この際、上記一の調整色は基準色に画像形成位置が最も近い色が好ましい。基準色との画像の形成位置の距離が長いほどベルト31の挙動による影響を受けてしまうためである。図1の構成ではシアンとなる。
(12)上記実施形態2では、累積値が最も大きい理想波形W2を特定の理想波形W2'として抽出したが、これに限らず、例えば累積値が大きい複数の理想波形W2を特定の理想波形W2'として抽出してもよい。そして、例えば、この複数の特定の理想波形W2'に対応するずれ量の平均値を画像の形成位置のずれ量として決定する。
(13)上記実施形態の補正用パターン131は、主走査方向の色ずれ量を決定するために、基準色のマーク133と調整色のマーク135とが主走査方向において順次ずれた構成としたが、副走査方向の色ずれ量を決定する場合には、基準色のマークと調整色のマークとが副走査方向において順次ずれた構成の補正用パターンを利用することになる。
本発明の実施形態1に係るプリンタの概略構成を示す側断面図 プリンタの電気的構成を示すブロック図 光学センサ及びベルトの斜視図 光学センサの回路図 レジストレーションパターンの模式図 レジストレーションパターンの各色マークと受光信号の波形との関係図(ヒステリシス有り) レジストレーションパターンの各色マークと受光信号の波形との関係図(トナー飛散あり) 補正用パターンの模式図 補正処理を示すフローチャート レジストレーションパターンの形成位置を説明するための模式図 補正用パターンの形成位置を説明するための模式図 補正用パターンの各色マークと受光信号の波形との関係図(ヒステリシス有り) 実施形態2の補正用パターンの模式図及び受光信号の信号波形図 第2ずれ量の決定処理を示すフローチャート サンプリング受光波形と理想波形を示した模式図 調整色別のサンプリング受光波形及び理想波形を示した図
符号の説明
1…プリンタ(画像形成装置)
23…スキャナ部(形成手段)
25…プロセス部(形成手段)
31…ベルト(対象物)
77…CPU(制御手段、決定手段、調整手段、補正手段、判断手段)
115…受光素子(受光手段)
119…第1マーク
123,129…マーク対
127…第2マーク
131…補正用パターン(パターン)
133…基準色のマーク
135…調整色のマーク
E…検出領域
L1…第1マーク距離(第1距離)
L2…第2マーク距離(第2距離)
S1…受光信号
TH1…第1閾値
TH2…第2閾値

Claims (11)

  1. 相対的に移動する対象物上に、画像データに基づき画像を形成する形成手段と、
    マークのデータを前記画像データとして前記形成手段に与える制御手段と、
    検出領域内における前記対象物上の前記マークの有無に応じた光を受光する受光手段と、
    前記受光手段での受光量レベルが第1閾値を上回るタイミング、及び、前記受光量レベルが第2閾値を下回るタイミングに基づき前記対象物の移動方向における前記マークの位置を決定する第1決定手段と、
    前記マークの位置を、当該マークの有無に応じて受光量レベルが閾値を横切る際のレベル変化の傾きが小さいほど大きい補正値で補正する補正手段と、
    前記補正手段による補正後のマークの位置に基づき前記形成手段における画像の形成位置を調整する調整手段と、を備える画像形成装置。
  2. 相対的に移動する対象物上に、画像データに基づき画像を形成する形成手段と、
    線状部分を有する第1マークのデータと、前記第1マークとは異なる方向に沿った線状部分を有する第2マークのデータとを前記画像データとして前記形成手段に与える制御手段と、
    検出領域内における前記対象物上のマークの有無に応じた光を受光する受光手段と、
    前記受光手段での受光量レベルが第1閾値を上回るタイミング、及び、前記受光量レベルが第2閾値を下回るタイミングに基づき前記対象物の移動方向における前記第1マークの位置及び前記第2マークの位置を決定する第1決定手段と、
    前記第1マークの位置を、前記第2マークの位置に基づき補正する補正手段と、
    前記補正手段による補正後のマークの位置に基づき前記形成手段における画像の形成位置を調整する調整手段と、を備える画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記第1マークと前記第2マークとの位置関係は、前記対象物の移動方向に沿った直線を中心とした線対称である。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記対象物は周回移動するベルトであり、
    前記形成手段は、前記第1マークと前記第2マークとを互いに異なる周回において前記ベルト上の同一位置に形成する。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1マークの数の方が、前記第2マークの数よりも多い。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1マークには、互いに対をなし前記線状部分が異なる方向に沿った2種類のマークが含まれ、
    前記第2マークには、互いに対をなし前記線状部分が異なる方向に沿った2種類のマークが含まれ、
    前記補正手段は、対をなす前記第1マーク同士の位置間の第1距離を、対をなす前記第2マーク同士の位置間の第2距離に基づき補正する構成とされ、
    前記調整手段は、前記補正手段による補正後の第1距離に基づき前記対象物の移動方向に直交する方向における前記形成位置を調整する構成とされ、
    対をなす前記第1マーク同士は前記対象物の移動方向において互いに隣り合う位置に形成され、対をなす前記第2マーク同士は前記対象物の移動方向において互いに隣り合う位置に形成される。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記形成手段は、前記第1マークを第1有彩色および第2有彩色それぞれの色で形成し、前記第2マークを前記第1有彩色で形成し、
    前記補正手段は、前記第1有彩色および前記第2有彩色の各第1マークの位置を、前記第1有彩色の第2マークの位置に基づき補正する構成とされている。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記形成手段は、前記第1マーク及び前記第2マークを無彩色でそれぞれ形成し、
    前記調整手段は、前記無彩色の第1マークの位置を基準に前記第1及び第2有彩色の画像の形成位置を調整する構成とされ、
    前記第1有彩色の画像の形成位置は、前記第2有彩色の画像の形成位置よりも前記無彩色の画像の形成位置に近い位置である。
  9. 請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    所定の実行条件を満たしたかどうかを判断する判断手段を備え、
    前記形成手段は、前記実行条件が満たされた場合には前記第1マーク及び前記第2マークを前記対象物上に形成し、前記実行条件が満たされない場合には前記第2マークを前記対象物上に形成しない構成とされ、
    前記補正手段は、前記実行条件が満たされた場合にはそのときに形成した第2マークの位置に基づき補正を行い、前記実行条件が満たされない場合にはそれ以前に前記実行条件を満たしたときに形成した第2マークの位置に基づき補正を行う。
  10. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記マークのデータとして基準色のマーク及び調整色のマークのデータを前記形成手段に与え、前記基準色のマークと前記調整色のマークとを有し、両マーク間のマークずらし量が互いに異なる複数のマーク対を備えるパターンのデータを前記形成手段に与える構成とされ、
    前記パターンに応じた受光量レベルに基づき前記基準色のマークの位置に対する前記調整色のマークの位置を決定する第2決定手段を備え、
    前記補正手段は、前記第1決定手段による前記マークの位置を、前記第2決定手段による前記マークの位置に基づき補正し、
    前記調整手段は、前記補正後のマークの位置に基づき前記基準色の画像の形成位置に対して前記調整色の画像の形成位置を調整する。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    所定の実行条件を満たしたかどうかを判断する判断手段を備え、
    前記形成手段は、前記実行条件が満たされた場合には前記基準色のマーク、前記調整色のマーク及び前記パターンを前記対象物上に形成し、前記実行条件が満たされない場合には前記パターンを前記対象物上に形成しない構成とされ、
    前記補正手段は、前記実行条件が満たされた場合にはそのときに形成したパターンに基づき補正を行い、前記実行条件が満たされない場合にはそれ以前に前記実行条件を満たしたときに形成したパターンに基づき補正を行う。
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