JP4983895B2 - 複写機 - Google Patents

複写機 Download PDF

Info

Publication number
JP4983895B2
JP4983895B2 JP2009264867A JP2009264867A JP4983895B2 JP 4983895 B2 JP4983895 B2 JP 4983895B2 JP 2009264867 A JP2009264867 A JP 2009264867A JP 2009264867 A JP2009264867 A JP 2009264867A JP 4983895 B2 JP4983895 B2 JP 4983895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
printing
color
mark
copying machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009264867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011107579A (ja
Inventor
俊輔 南川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009264867A priority Critical patent/JP4983895B2/ja
Priority to US12/944,332 priority patent/US8654418B2/en
Publication of JP2011107579A publication Critical patent/JP2011107579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4983895B2 publication Critical patent/JP4983895B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems

Description

本発明は,複数の画像を重畳してカラー画像を形成する複写機に関する。さらに詳細には,画調整用のマークを形成する複写機に関するものである。
従来から,カラー印刷機能を有する複写機では,例えば,シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各色の画像を形成し,形成した各画像を重畳することでカラー画像を形成している。このようにカラー画像を形成するためには,複数の画像を重畳する必要があることから,複写機では各画像の位置や濃度にずれが生じないように画調整を行っている。画調整の手順としては,例えば,画調整用の画像パターンであるレジストパターンを色ごとに形成し,基本色のレジストパターンと被検色のレジストパターンとのずれ量(調整値)を取得し,その調整値に基づいて被検色の画像の位置ずれを補正する。
また,画調整用の画像パターンを形成する複写機では,その画像パターンの形成を含む画調整の実行中,読み取った画像の印刷処理を実行できない。そのため,例えば画像を読み取った後に画調整を開始すると,印刷処理の開始が遅延することがある。そこで,例えば,特許文献1には,印刷実行が予想される動作を契機に,印刷指示を受け付ける前に画調整の実行を開始する画像形成装置が開示されている。
特開2007−219174号公報
しかしながら,前記した従来の複写機には,次のような問題があった。すなわち,モノクロ画像を印刷する際,カラー印刷に関する画調整は不要である。そのため,モノクロ画像の印刷では,生産性を優先して画調整を行わない方が好ましい。一方で,従来の画調整は,原稿画像がモノクロかカラーかを区別せずに画調整が行われる。そのため,カラー印刷を実行しないにも拘らず画調整を実行してしまうことが考えられ,トナーの無駄な消費やユーザの待ち時間の増加等の問題を招く。
本発明は,前記した従来の複写機が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,カラー印刷が可能な複写機であって,効率よくカラー印刷に関する画調整を実行する複写機を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた複写機は,原稿の画像を読み取る読取手段と,読取手段が読み取った画像を被記録媒体に印刷する印刷手段と,読取手段にて読み取った画像からカラー画像を検知する検知手段と,検知手段がカラー画像を検知したことを契機に,そのカラー画像のカラー印刷を行う前に,画調整のためのマークを形成するマーク形成処理を行う形成手段とを備えることを特徴としている。
本発明の複写機は,原稿の画像を読み取り,さらにその読み取った画像データに基づいてカラー画像を検知する。そして,カラー画像を検知したことを契機に,そのカラー画像のカラー印刷を行う前に,必要に応じて画調整のためのマークを形成する。画調整のためのマークとしては,例えば,位置調整用のレジストパターンや濃度調整用の濃度パターンが該当する。
すなわち,本発明の複写機では,カラー画像を検知したときのみ画調整用のマークを形成する。言い換えると,カラー画像を検知しない場合には画調整用のマークを形成しない。これにより,画調整の必要性に乏しいにもかかわらず画調整用のマークを形成してしまうような無駄な動作を減らすことができる。
また,形成手段は,前回のマーク形成処理が行われてからの稼働量が規定値未満のときは,マーク形成処理を行わないとよい。マークを頻繁に形成しても調整量の変化は少ない。むしろ,マークを頻繁に形成すると印刷に使用しない着色剤の消費が多くなったり,ユーザの待機時間が増えたりして,無駄が大きい。そこで,マーク形成処理の実行条件となる稼働量(印刷枚数や稼働時間等)の規定値を用意し,検知手段がカラー画像を検知したとしても稼働量がその規定値未満のときはマークを形成しないことで,品質維持と無駄削減との良好なバランスを保つことができる。
また,本発明の画像形成装置は,モノクロ印刷を指定する指定手段を備え,形成手段は,モノクロ印刷が指定されている場合には,マーク形成処理を行わないとよい。モノクロ印刷が指定されている場合には,カラー画像を検知したとしてもその指定を優先してモノクロ印刷を行うため,カラー印刷用の画調整は不要である。そのため,モノクロ印刷が指定されているときは,検知手段がカラー画像を検知したとしてもマーク形成処理を行わないとすることで,より適切に対応できる。
また,本発明の画像形成装置は,印刷開始前に,原稿の全ページ分の画像を記憶し,カラー印刷するページ間でマーク形成処理の実行条件が成立するか否かを判断する確認処理を行う確認手段を備え,確認処理にてマーク形成処理の実行条件が成立すると判断された場合,形成手段は,カラー印刷を行うページのうち先頭ページの印刷開始前に,マーク形成処理を行うとよい。すなわち,1つの印刷ジョブの出力途中でマーク形成処理が行われると,マーク形成前とマーク形成後とで,1つの印刷ジョブの出力物の中で色合い等に違いが生じることがある。そこで,全ページ分の画像を取得し,カラー印刷の各ページ間でマーク形成処理の条件を満たしてしまうことがあるかを印刷開始前に確認する。そして,マーク形成処理の条件を満たすことが確認された場合には,カラー印刷が開始される前にマーク形成処理を実行する。これにより,1つの印刷ジョブの中で,画像品質が揃うことが期待できる。
また,確認手段は,前回のマーク形成処理が行われてからの稼働量が,マーク形成処理の実行条件となる規定値の間近であるか否かを判断するための第2規定値以上である場合に確認処理を行い,第2規定値未満の場合には確認処理を行わないとよい。すなわち,確認処理は全ページ分の画像を記憶することから,メモリへの負担が大きい。そこで,稼働量が間近なときにのみ確認処理を行うことで,メモリかける負担を抑えつつより適切に対応できる。なお,第2規定値は,規定値よりも稼働量が少ない値となる。
また,確認処理は,複数部数を印刷する際には,全部数の印刷が全て完了するまでに,カラー印刷するページ間でマーク形成処理の実行条件が成立するか否かを判断するとよい。複数部数を印刷する場合には,その部数全ての印刷が完了するまでにマーク形成が必要か否かを確認することで,各部間で品質が揃うことが期待できる。
本発明によれば,カラー印刷が可能な複写機であって,効率よくカラー印刷に関する画調整を実行する複写機が実現される。
実施の形態にかかる複写機の概略構成を示す斜視図である。 図1に示した複写機にかかる画像形成部の内部構成を示す概念図である。 図1に示した複写機にかかる画像読取部の内部構成を示す概念図である。 図1に示した複写機の電気的構成を示すブロック図である。 第1の形態にかかるコピー処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかるコピー処理の手順を示すフローチャートである。 第3の形態にかかるコピー処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる複写機を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,カラーコピー機能とモノクロコピー機能とを有する電子写真方式の複写機に本発明を適用したものである。
[複写機の全体構成]
実施の形態の複写機100は,図1に示すように,用紙に画像を形成する画像形成部10(形成手段,印刷手段の一例)と,原稿の画像を読み取る画像読取部20(読取手段の一例)とを備えている。画像読取部20の前面側には,液晶ディスプレイからなる表示部や,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群から構成される操作部40(指定手段の一例)が設けられ,この操作部40により動作状況の表示やユーザによる入力操作が可能になっている。
また,複写機100は,モノクロ固定機能を有している。モノクロ固定が指定されている場合には,原稿のカラー属性に関係なくモノクロ印刷を行う。一方,モノクロ固定が指定されていない場合には,原稿のカラー属性に従って,原稿がカラー画像であればカラー印刷を行い,モノクロ画像であればモノクロ印刷を行う。
[画像形成部の構成]
画像形成部10は,図2に示すように,トナー像を形成し,そのトナー像を用紙に転写するプロセス部50と,用紙上の未定着のトナーを定着させる定着装置8と,画像形成前の用紙を載置する給紙トレイ91と,画像形成後の用紙を載置する排紙トレイ92とを備えている。
また,画像形成部10内には,底部に位置する給紙トレイ91に収容された用紙が,給紙ローラ71,プロセス部50,定着装置8を通り,排紙ローラ76を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように,略S字形状の搬送路11(図2中の一点鎖線)が設けられている。
プロセス部50は,カラー画像の形成が可能であり,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応するプロセス部を並列に配置している。具体的には,Y色の画像を形成するプロセス部50Yと,M色の画像を形成するプロセス部50Mと,C色の画像を形成するプロセス部50Cと,K色の画像を形成するプロセス部50Kとを備えている。
さらに,画像形成部10は,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kに光を照射する露光装置53と,搬送ローラ73,74によって張架され,用紙を各プロセス部50Y,50M,50C,50Kの転写位置に搬送する搬送ベルト7と,搬送ベルト7上に形成されたレジストパターンを検出する画調整センサ61とを備えている。各プロセス部50K,50Y,50M,50Cは,周知の電子写真方式によってトナー像を形成するものである。
画像形成部10は,給紙トレイ91に載置されている用紙を1枚ずつ取り出し,その用紙をプロセス部50に搬送し,プロセス部50にて形成されたトナー像をその用紙に転写する。このとき,カラー印刷では,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kにてトナー像が形成され,用紙上で各トナー像が重ね合わせられる。一方,モノクロ印刷では,プロセス部50Kのみでトナー像が形成され,用紙に転写される。その後は,トナー像が転写された用紙を定着装置8に搬送し,トナー像をその用紙に熱定着させる。そして,定着後の用紙を排紙トレイ92に排出する。
画調整センサ61は,用紙の搬送方向におけるプロセス部50Y,50M,50C,50Kよりも下流であって定着装置8よりも上流に位置し,搬送ベルト7上に形成されたレジストパターンを検知する。
画像形成部10は,カラー印刷用に画調整を行う機能を有している。この画調整は,例えば,次のような手順で行う。まず,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kが画調整用の画像パターンであるレジストパターンを形成し,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kがそれぞれのレジストパターンを搬送ベルト7上に転写する。その後,画調整センサ61が各レジストパターンを読み取る。そして,各レジストパターンの読み取りタイミングに基づいて,ある1色を基準色とし,その基準色に対する他色の位置ずれ量(調整値)を算出する。そして,画像形成の際に,この調整値に基づいて他色の位置ずれを調整する。調整値の更新タイミングについては後述する。
[画像読取部の構成]
画像読取部20は,図3に示すように,原稿の画像を読み取るスキャナ部21と,原稿の自動搬送を行うADF(Auto Document Feeder:自動原稿供給装置)22とを備えている。スキャナ部21は,その上面に位置する透明なプラテンガラス23,24と,その内部に位置するイメージセンサ25とを備えている。
ADF22は,読み取り前の原稿を載置する原稿トレイ221と,読み取り後の原稿を載置する排出トレイ222とを備えている。具体的に,原稿トレイ221は,排出トレイ222の上方に配設されている。ADF22は,原稿トレイ221に載置された原稿を1枚ずつ取り出し,その原稿をADF22内の搬送路27に搬送し,その原稿の読み取りが行われた後,その原稿を排出トレイ222上に排出する。
原稿の読取方式としては,フラットベッド(原稿固定走査)方式と,ADF(原稿移動走査)方式とがある。フラットベッド方式の場合,原稿を1枚ずつプラテンガラス24(以下,「FBガラス24」とする)上に載置する。その状態で,イメージセンサ25が副走査方向(主走査方向に直交方向,図3の矢印A方向)に移動し,その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。一方,ADF方式の場合,原稿を纏めて原稿トレイ221に載置する。そして,イメージセンサ25がプラテンガラス23(以下,「ADFガラス23」とする)に対向する位置に移動し,固定される。その状態で,原稿が1枚ずつADFガラス23に対向する位置(読取位置)に搬送され,その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
また,イメージセンサ25は,CIS(Contact Image Sensor)方式のものであり,CMOS撮像素子251と,光学素子252と,RGBの発光ダイオードからなる光源253とを備えている。イメージセンサ25で読み取られた原稿の画像データは,R(レッド),B(ブルー),G(グリーン)の3色のRGBアナログデータとして出力される。このRGBアナログデータは,A/D変換器によってRGBデジタルデータに変換された後,画像形成部10での印刷に利用可能なCMYKデータに変換される。
[複写機の電気的構成]
続いて,複写機100の電気的構成について説明する。複写機100は,図4に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35と,ネットワークインターフェース36とを備えた制御部30を備えている。また,制御部30は,画像形成部10,画像読取部20,操作部40等と電気的に接続されている。画像形成部10,画像読取部20,および操作部40は,制御部30によって制御され,それぞれが独立して動作する。
ROM32には,複写機100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,複写機100の各構成要素(例えば,露光装置53の点灯タイミング,搬送路11を構成する各種ローラの駆動モータ(不図示),画像読取部20を構成するイメージセンサの移動用モータ(不図示))を,ASIC35を介して制御する。
ネットワークインターフェース36は,LAN等のネットワークに接続され,複写機100用のドライバが組み込まれた外部装置との接続を可能にしている。複写機100は,ネットワークインターフェース36を介して印刷ジョブのやりとりを行うことができる。
[複写機のコピー処理]
[第1の形態]
続いて,複写機100のコピー制御を実現するコピー処理(検知手段,形成手段,確認手段の一例)を,図5のフローチャートを参照しつつ説明する。複写機100は,画像読取部20に原稿をセットし,操作部40に含まれるスタートボタンを押下することによってコピーを開始する。
まず,コピー設定を取得する(S101)。複写機100では,操作部40への入力操作によってコピーの各種設定を行うことが可能である。コピーの設定としては,例えば,モノクロ固定,印刷部数,倍率,集約などがある。
次に,画像読取部20によって原稿の読み取りを開始する(S102)。画像読取部20が出力する画像データは,制御部30によってRGBデータからCMYKデータに変換される。さらに,変換されたCMYKデータ(印刷データ)は,圧縮された状態でRAM33に保存される。
なお,原稿の読み取り時には,原稿がカラー画像であるかモノクロ画像であるかを原稿1枚ずつ判断し,その結果を記憶する。カラー画像かモノクロ画像かの判断は,例えば,RGBの色成分がほぼ同等(例えば,0〜255で示されるRGBそれぞれの階調レベルが,R:G:B=200:205:195のように,所定の差分量以内に収まるとき)の画素のみでページ全体が構成されていたときは,モノクロ画像と判断し,そうでない場合にはカラー画像と判断する。
次に,モノクロ固定が指定されているか否かを判断する(S103)。モノクロ固定が指定されている場合には(S103:YES),原稿の読み取り時にカラー画像を検知したとしても,ユーザの指定が優先されてモノクロ印刷が行われる。このことから,カラー印刷用の画調整は不要である。そのため,カラー印刷用の画調整を行うことなく,S108に移行して印刷処理を開始する。
モノクロ固定が指定されていない場合には(S103:NO),読み取った原稿がカラー画像であるか否かを判断する(S104)。前述のように,RGBの色成分がほぼ同等であり,カラー画像ではないと判断した場合には(S104:NO),モノクロ印刷を行うことから,カラー印刷用の画調整は不要である。そのため,カラー印刷用の画調整を行うことなく,S108に移行して印刷処理を開始する。
一方,カラー画像である場合には(S104:YES),画調整の調整値を更新するための更新条件を満たしているか否かを判断する(S105)。更新条件としては,例えば,前回の実行からの稼働量(印刷枚数や経過時間)があらかじめ用意した規定値以上であることが該当する。この他,温度や湿度などの環境変化によって調整値を更新してもよい。複写機100では,印刷を行う度に調整値の更新を行うと,トナーの消費量が多くなる。一方で,頻繁に調整値を更新しなくとも画質への影響は少ない。そこで,画調整の調整値を更新する条件を設ける。更新条件を満たしていない場合には(S105:NO),S108に移行して印刷処理を開始する。
更新条件を満たしている場合には(S105:YES),画調整用の調整値を更新する処理を行う。本形態では,まず,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kが画調整用のマーク(本形態ではレジストパターン)を形成し,各レジストパターンを搬送ベルト7上に転写する(S106)。このとき,各レジストパターンは重ね合わせず,ベルト搬送方向に所定間隔で配置されるように転写する。その後,画調整センサ61によって各レジストパターンの位置を読み取る。そして,CMYKのうちの1つを基本色とし,その基本色のレジストパターンと他色のレジストパターンとを比較し,位置ずれ量を取得する。ここで取得したずれ量に基づいて得られた調整値を新たな調整値として更新する(S107)。なお,ここで説明した調整値の更新処理は一例であってこれに限るものではない
その後,調整値に基づいて各色の画像を調整し,調整した画像についての印刷処理を開始する(S108)。モノクロ印刷の場合には,画調整を行うことなく,読み取った原稿の画像データをそのまま利用して印刷する。すなわち,モノクロ画像と判断したときは,K色のプロセス部50Kのみを利用して印刷し,カラー画像と判断したときは,最大CMYK色の各プロセス部50C,50M,50Y,50Kを利用して印刷する。このS108の際,RGB成分からK色への置換やCMYK色への置換が行われる。原稿全ページを印刷した後は,本処理を終了する。
なお,本第1の形態では,原稿の読み取り開始(S102)から印刷処理開始(S108)までの処理を,原稿1枚ごとに行う。そして,カラー画像を検知する度に,調整値の更新条件を判断した上で調整値の更新処理を行う。つまり,原稿1ページごとに,読み取り,更新の判断,印刷の手順を繰り返す。そして,調整値の更新が必要であれば,印刷ページ間で更新を行う。
[第2の形態]
続いて,コピー処理の第2の形態について,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態では,原稿全ページを印刷するまでに調整値の更新の必要があれば,先頭ページの印刷開始前に更新を行う。この点,先頭ページの印刷の開始後であっても調整値の更新を行う第1の形態とは異なる。なお,第1の形態と同じ処理については,同じステップ番号を付して説明を省略する。
まず,コピー設定を取得し(S101),原稿の読み取りを開始する(S102)。そして,モノクロ固定が指定されている場合には(S103:YES),調整値の更新を行うことなく印刷処理を開始する(S108)。
一方,モノクロ固定が指定されていない場合には(S103:NO),更新の実行が間近であるか否かを判断する(S203)。間近であるか否かの判断は,例えば,調整値の更新条件を,前回の実行からの印刷枚数がTh1枚以上であることとすると,その閾値Th1よりもわずかに小さい閾値Th2を用意し,前回の実行からの印刷枚数がTh2枚以上となることで判断できる。すなわち,調整値の更新条件よりもわずかに早い段階で満たされる条件を用意し,その条件を満たすか否かで判断できる。調整値の更新が間近でない場合には(S203:NO),S108に移行して印刷処理を開始する。
調整値の更新が間近である場合には(S203:YES),原稿の全ページ分の画像データを記憶する(S204)。すなわち,全ページ分の読み取りが終了するまで次の処理には移行しない。
全ページ分の画像データの記憶後,読み取った原稿の中にカラー画像であったか否かを判断する(S205)。カラー画像が1つもなかった場合には(S205:NO),調整値の更新を行うことなく,S108に移行して印刷処理を開始する。
一方,カラー画像があった場合には(S205:YES),最終ページに至るまでの各カラー画像間において,調整値の更新条件を満たすか否かを判断する(S206)。すなわち,全ページの印刷が完了するまでに更新が必要か否かを確認する。調整値の更新条件を満たさない場合には(S206:NO),調整値の更新を行うことなく,S108に移行して印刷処理を開始する。
調整値の更新条件を満たす場合には(S206:YES),先頭ページの印刷を開始する前に,マークの形成を開始する(S106)。そして,調整値を取得し,取得したずれ量に基づいて得られた調整値を新たな調整値として更新する(S107)。その後,印刷処理を開始する(S108)。
本第2の形態では,調整値の更新が間近な場合に,印刷を始める前に原稿の全ページを記憶し,全ページを印刷し終えるまでに更新条件を満たすか否かを,先頭ページの印刷開始前に確認する。そして,調整値の更新が必要であれば,先頭ページの印刷開始前に更新を行う。これにより,1つの印刷ジョブの中で,画像品質が揃うことが期待できる。
[第3の形態]
続いて,コピー処理の第3の形態について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。第3の形態では,全部数を印刷するまでに画調整の必要があれば,先頭ページの印刷開始前に画調整を行う。この点,原稿1部単位で画調整の必要を判断する第2の形態とは異なる。なお,第1の形態や第2の形態と同じ処理については,同じステップ番号を付して説明を省略する。
まず,コピー設定を取得し(S101),原稿の読み取りを開始する(S102)。そして,複数部数のコピーが指定されているか否かを判断する(S302)。複数部数でない,すなわち部数が1の場合には(S302:NO),原稿1部用の印刷処理を行う(S110)。具体的にS110は,図6に示した第2の形態のコピー処理の,S103のモノクロ指定の判断からS108の印刷処理までを行う。
一方,複数部数が指定されている場合には(S302:YES),モノクロ固定が指定されているか否かを判断し(S103),モノクロ固定が指定されている場合には(S103:YES),調整値の更新を行うことなく印刷処理を開始する(S108)。
モノクロ固定が指定されていない場合には(S103:NO),原稿の全ページ分の画像データを記憶する(S204)。全ページ分の画像データの記憶後,読み取った原稿の中にカラー画像であったか否かを判断する(S205)。カラー画像が1つもなかった場合には(S205:NO),調整値の更新を行うことなく,S108に移行して印刷処理を開始する。
一方,カラー画像があった場合には(S205:YES),全部数の印刷が完了するまでの各カラー原稿間において調整値の更新条件を満たすか否かを判断する(S306)。すなわち,設定された部数分の印刷が完了するまでに更新が必要か否かを確認する。調整値の更新条件を満たさない場合には(S306:NO),調整値の更新を行うことなく,S108に移行して印刷処理を開始する。
調整値の更新条件を満たす場合には(S306:YES),先頭部の先頭ページの印刷を開始する前に,マークの形成を開始する(S106)。そして,調整値を取得し,取得したずれ量に基づいて得られた調整値を新たな調整値として更新する(S107)。その後,印刷処理を開始する(S108)。
本第3の形態では,複数部数を印刷する場合に,印刷を始める前に原稿の全ページを記憶し,全部数を印刷し終えるまでに調整値の更新条件を満たすか否かを,先頭ページの印刷開始前に確認する。そして,調整値の更新が必要であれば,先頭部の先頭ページの印刷開始前に更新を行う。これにより,1つの印刷ジョブの中で,より画像品質が揃うことが期待できる。
なお,本第3の形態においても,第2の形態と同様に,更新間近か否かを判断してもよい。この場合,例えば,S103とS204との間に,間近を判断するステップ(図6のS203)を挿入し,間近であれば全ページ分の画像データを記憶し,間近でなければS108の印刷処理に移行する。
以上詳細に説明したように複写機100は,読み取った原稿の画像がカラーかモノクロかを判断し,カラー画像と判断した場合にレジストパターンを形成する。言い換えると,カラー画像を検知しない限りは,レジストパターンを形成しない。これにより,画調整が不要なモノクロ印刷にもかかわらず画調整用のマークを形成してしまうような無駄な動作を減らすことができる。よって,複写機100は,効率よくカラー印刷に関する画調整を実行することができる
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,複写機に限らず,複合機等,カラーコピー機能を備えるものであれば適用可能である。また,プロセス部の画像形成方式は,電子写真方式に限らず,インクジェット方式であってもよい。
また,実施の形態では,調整値の取得方法として,レジストパターンを搬送ベルト7上に形成し,画調整センサ61がそのレジストパターンを読み取って自動的に調整値を算出しているが,これに限るものではない。例えば,用紙上にレジストパターンを形成してもよい。また,位置調整用のレジストパターンに限らず,濃度調整用の濃度パターンであってもよい。
また,実施の形態では,モノクロ固定の判断(S103),カラー画像の検知判断(S104),調整値の更新条件の判断(S105)の順に実行しているが,判断順序は問わない。例えば,カラー画像の判断を最初に行ってもよい。
また,実施の形態では,原稿のカラー属性に関係なくモノクロ印刷を行うモノクロ固定機能を有しているが,原稿のカラー属性に関係なくカラー印刷を行うカラー固定機能を有していてもよい。このカラー固定が指定された場合には,原稿がモノクロ画像であったとしても画調整の実行条件に応じてマーク形成を行う。
また,実施の形態では,S102にてカラースキャンを行っているが,モノクロ固定が指定されている場合には,モノクロスキャンに切り換えてもよい。すなわち,モノクロ固定の場合には必ずしもRGBすべての成分を取得しなくてもよい。
10 画像形成部
20 画像読取部
50 プロセス部
61 画調整センサ
100 複写機

Claims (6)

  1. 原稿の画像を読み取る読取手段と,
    前記読取手段が読み取った画像を被記録媒体に印刷する印刷手段と,
    前記読取手段にて読み取った画像について色成分を解析し,RGBの各色成分が所定の差分量以内に収まらない場合に,当該画像をカラー画像として検知する検知手段と,
    前記検知手段がカラー画像を検知したことを契機に,そのカラー画像のカラー印刷を行う前に,画調整のためのマークを形成するマーク形成処理を行う形成手段と,
    を備えることを特徴とする複写機。
  2. 請求項1に記載する複写機において,
    前記形成手段は,前回のマーク形成処理が行われてからの稼働量が規定値未満のときは,前記マーク形成処理を行わないことを特徴とする複写機。
  3. 請求項1または請求項2に記載する複写機において,
    モノクロ印刷を指定する指定手段を備え,
    前記形成手段は,モノクロ印刷が指定されている場合には,前記マーク形成処理を行わないことを特徴とする複写機。
  4. 原稿の画像を読み取る読取手段と,
    前記読取手段が読み取った画像を被記録媒体に印刷する印刷手段と,
    前記読取手段にて読み取った画像からカラー画像を検知する検知手段と,
    前記検知手段がカラー画像を検知したことを契機に,そのカラー画像のカラー印刷を行う前に,画調整のためのマークを形成するマーク形成処理を行う形成手段と,
    印刷開始前に,原稿の全ページ分の画像を記憶し,カラー印刷するページ間で前記マーク形成処理の実行条件が成立するか否かを判断する確認処理を行う確認手段と,
    を備え,
    前記確認処理にて前記マーク形成処理の実行条件が成立すると判断された場合,前記形成手段は,カラー印刷を行うページのうち先頭ページの印刷開始前に,前記マーク形成処理を行うことを特徴とする複写機。
  5. 請求項4に記載する複写機において,
    前記確認手段は,前回のマーク形成処理が行われてからの稼働量が,前記マーク形成処理の実行条件となる規定値の間近であるか否かを判断するための第2規定値以上である場合に前記確認処理を行い,前記第2規定値未満の場合には前記確認処理を行わないことを特徴とする複写機。
  6. 請求項4または請求項5に記載する複写機において,
    前記確認処理は,複数部数を印刷する際には,全部数の印刷が全て完了するまでに,カラー印刷するページ間で前記マーク形成処理の実行条件が成立するか否かを判断することを特徴とする複写機。
JP2009264867A 2009-11-20 2009-11-20 複写機 Active JP4983895B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264867A JP4983895B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 複写機
US12/944,332 US8654418B2 (en) 2009-11-20 2010-11-11 Copying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009264867A JP4983895B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 複写機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011107579A JP2011107579A (ja) 2011-06-02
JP4983895B2 true JP4983895B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=44061892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009264867A Active JP4983895B2 (ja) 2009-11-20 2009-11-20 複写機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8654418B2 (ja)
JP (1) JP4983895B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625331B1 (en) * 1998-07-03 2003-09-23 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2001013753A (ja) 1999-07-01 2001-01-19 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2003307901A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Canon Inc カラー画像形成装置及びその制御方法
JP4259344B2 (ja) * 2004-02-18 2009-04-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2007219174A (ja) 2006-02-16 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および色ずれ補正方法
JP4333732B2 (ja) * 2006-11-30 2009-09-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 カラー画像形成装置
JP2008203602A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP4501082B2 (ja) * 2007-05-25 2010-07-14 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP4697193B2 (ja) * 2007-06-13 2011-06-08 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP2009075155A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置、位置合わせ補正方法、位置合わせプログラム、及び記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011107579A (ja) 2011-06-02
US20110122463A1 (en) 2011-05-26
US8654418B2 (en) 2014-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7821526B2 (en) Image forming apparatus
US9069311B2 (en) Image forming apparatus controlling fixing temperature
JP4924591B2 (ja) 画像形成装置
JP2011183803A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP5062235B2 (ja) 複写機
JP5732271B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
US11386312B2 (en) Image forming apparatus
JP5743971B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP4983895B2 (ja) 複写機
JP2011110822A (ja) 印刷装置
JP2006333410A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の調整方法
JP5789572B2 (ja) 画像形成装置
JP5279806B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び調整用原稿
JP2010187100A (ja) 画像読取装置
JP2008244619A (ja) 画像形成装置
JP2007052073A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JP2006311468A (ja) 複合機システム
JP2007155971A (ja) 画像形成装置
JP2006171322A (ja) 画像形成装置
JP2006191229A (ja) 画像読み取り装置および画像形成装置
JP5851371B2 (ja) 画像形成装置及び画像読取方法
JP6135862B2 (ja) 画像形成装置および画像形成制御方法
JP2023104102A (ja) 画像形成装置
JP2023011238A (ja) 画像形成装置
JP2020175627A (ja) 画像形成装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4983895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3