JP2009075155A - カラー画像形成装置、位置合わせ補正方法、位置合わせプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

カラー画像形成装置、位置合わせ補正方法、位置合わせプログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】温度センサを配置することなく、既存の構成で適切なタイミングで位置合わせ補正が実行できるようにする。
【解決手段】複数の像担持体を並設して画像形成を行う際、搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正する位置合わせ補正手段を有するタンデム方式のカラー画像形成装置において、前記位置合わせ補正手段が、前記位置合わせ補正を自動で実行する際、ある条件下で予め取得した前記カラー画像形成装置の基準状態情報と現在の状態情報とを比較し(S201,S202)、その比較結果に基づいて前記両状態の差が、所定の閾値以上であれば補正すると判断し、前記位置合わせ補正を実行する(S203)。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の像担持体を並設して画像形成を行う際、搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正するカラー画像形成装置、このカラー画像形成装置で実行される位置合わせ補正方法、この位置合わせ補正方法をコンピュータで実行するための位置合わせプログラム、及び位置合わせプログラムをコンピュータによって読み取り、実行可能に記録した記録媒体に関する。
従来、カラー画像形成装置において、光学装置やレンズ特性のバラツキ、環境温度の変化や機内温度の変化などによる作像条件の変化による影響で、各色の作像位置や大きさがずれ、結果として鮮明な画像が得られなくなると言う問題がある。そこで、定期的に位置合わせ補正を行い、色ずれを補正している。この色ずれ補正の技術として、例えば特許文献1記載の発明が公知である。
この発明は、転写紙の用紙サイズによらず常に一定のタイミングで位置合わせ用パターンを形成することを可能とし、パターンの位置合わせ管理の簡略化を図るため、複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置における位置ずれ補正方法において、副走査画像領域信号のネゲートタイミングを起点として、転写紙領域外にプロセスコントロール用パターン、位置合わせ補正用パターン及びクリーニングブレード捲れ防止パターンの少なくとも1つのパターンを形成し、このパターンを読み取って位置合わせ補正を行うというものである。
特開2007−155750号公報
ところで、位置合わせ補正は前述のようにして専用のパターンを搬送体上にパターンを作像し、センサで読み取り、この読み取り結果に基づいて行っているが、色ずれ量をリアルタイムに測定することは難しいため、一定のタイミング、例えば、累積印刷枚数あるいは経過時間などで判定し、位置合わせ補正を実行している。しかし、このように一定のタイミングで位置合わせ制御を実施するような場合、本当に補正が必要な場合以外にも補正を行ってしまう可能性があり、また、必要なタイミングで補正が実行できないという可能性もある。さらに、位置合わせ補正実行には時間がかかるため、不要なタイミングで実行してしまうと、ダウンタイムが増え、待ち時間が増加し、生産性の低下を招くと言う問題がある。
一方、色ずれ量は光学系の温度に大きく依存しているので、光学系の温度変化を知るために温度センサを配置すれば適切なタイミングでの実行が可能となるが、コストアップに繋がる。
そこで本発明では、温度センサを配置することなく、既存の構成で適切なタイミングで位置合わせ補正が実行できるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、複数の像担持体を並設して画像形成を行う際、搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正する位置合わせ補正手段を有するタンデム方式のカラー画像形成装置において、前記位置合わせ補正手段が、前記位置合わせ補正を自動で実行する際、ある条件下で予め取得した前記カラー画像形成装置の基準状態情報と現在の状態情報とを比較し、その比較結果に基づいて前記両状態の差が、所定の閾値以上であれば前記位置合わせ補正を実行することを特徴とする。
第2の手段は、複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置の搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正する位置合わせ補正方法において、前記位置合わせ補正を自動で実行する際、ある条件下で予め取得した前記カラー画像形成装置の基準状態情報と現在の状態情報とを比較し、その比較結果に基づいて前記両状態の差が、所定の閾値以上であれば補正すると判断し、前記位置合わせ補正を実行することを特徴とする。
第3の手段は、複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置の搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正する位置合わせ補正をコンピュータで実行するコンピュータプログラムにおいて、ある条件下で予め取得した前記カラー画像形成装置の基準状態情報と現在の状態情報とを比較する処理と、前記処理による処理結果が両状態の差が、所定の閾値以上のときに前記位置合わせ補正を実行すると判断する処理と、を含み、前記判断する処理の判断結果に基づいて前記位置合わせ補正を自動的に実行させることを特徴とする。
なお、前記基準状態として保存しておく情報は位置合わせ補正量であり、前回位置合わせ補正からの経過時間に基づいて、あるいは前回位置合わせ補正からの累積印刷枚数に基づいて前記位置合わせ補正の自動実行タイミングを判断する。
また、所定時間以上の経過時間後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とし、前記基準状態情報を更新し、あるいは、前回位置合わせ補正制御から一定以上の経過時間後、かつ前回位置合わせ補正制御から一定以上の環境温度変化後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とする。
なお、第3の手段におけるコンピュータプログラムは、コンピュータによって読み取られ、実行可能に記録媒体に記録され、頒布される。
光学系の温度変化を他の情報(位置合わせ補正量)で置き換え、予め記憶してある基準状態での情報との差が閾値以上になった場合、位置合わせ補正を行うので、機内の光学系温度センサがなくとも適切なタイミングで位置合わせ補正を実行することが可能となり、これによりダウンタイムの低減、位置合わせ精度の向上を図ることができるとともに、センサ削減によるコストダウン化を促進することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の要部を示す概略構成図である。このカラー画像形成装置は、搬送ベルトの回転方向に沿ってYMCK各色の画像形成部が並び、転写紙1上に直接各色の画像を重畳してフルカラーの画像を形成する直接転写方式のタンデムタイプと称される画像形成装置である。
図1において、転写紙1搬送方向上流側から下流側にイエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:Kのそれぞれ異なる色の画像を形成する第1ないし第4の画像形成部SY,SM,SC,SKが、転写紙1を搬送する搬送ベルト2に沿って一列に配置されている。搬送ベルト2は、駆動回転する駆動ローラ3と従動回転する従動ローラ4との間に張架されており、駆動ローラ3の回転により矢印方向に回転する。
搬送ベルト2の下部には、転写紙1を収納した給紙トレイ5が設けられている。この給紙トレイ5に収納された転写紙1のうち最上位にある転写紙が、画像形成時にピックアップローラによって取り出され、分離ローラによって1枚ずつに分離され、前記画像形成部に給紙される。転写紙1は静電吸着によって搬送ベルト2上に吸着される。吸着された転写紙1は、第1の画像形成部SM(マゼンタ)に搬送され、ここでマゼンタの画像形成が行われる。第1の画像形成部SMは、感光体ドラム6Mと感光体ドラム6Mの周囲に配置された帯電器7M、露光器8、現像器9M、感光体クリーナ10Mから構成されている。感光体ドラム6Mの表面は、帯電器7Mで一様に帯電された後、露光器8によりマゼンタの画像に対応したレーザ光11Mで露光され、静電潜像が形成される。
形成された静電潜像は現像器9Mで現像され、感光体ドラム6M上にマゼンタのトナー像が形成される。このトナー像は感光体ドラム6Mと搬送ベルト2上の転写紙と接する位置(転写位置)で転写器12Mによって転写され、転写紙1上に単色(マゼンタ)の画像が形成される。転写が終わった感光体ドラム6Mは、ドラム表面に残った不要なトナーを感光体クリーナ10Mによってクリーニングされ、次の画像形成に備えることとなる。このように、第1の画像形成部M(マゼンタ)で単色(マゼンタ)の画像を転写された転写紙1は、搬送ベルト2によって第2の画像形成部C(シアン)に搬送される。ここでも、同様に感光体ドラム6C上に形成されたトナー像(シアン)は、マゼンタの画像が転写された転写紙1上に転写される。転写紙1は、さらに第3の画像形成部Y(イエロー)及び第4の画像形成部K(ブラック)に搬送され、同様に形成されたイエロー及びブラックのトナー画像が、前工程で形成されたトナー像上に転写され、4色のトナー画像が重畳されたフルカラーのトナー画像が形成される。そして、第4の画像形成部Kを通過してカラー画像が形成された転写紙1は、搬送ベルト2から剥離され、定着器13で定着された後、排紙される。
また、搬送ベルト2上には、位置合わせ用のパターンやプロセスコントロール用パターンを検知するための検知センサユニット14が取り付けられている。形成されたパターンは、検知センサユニット14にて検出が終了した後、クリーニングユニット15によりクリーニングされる。
図2は搬送ベルト2上に形成された各色のプロセスコントロール用パターン、位置合わせ用パターンを検知センサユニット14によって検出する構成を示す図である。検知センサユニット14には、主走査方向Sに奥側、中央部、前側の3個所に位置合わせ用センサ16,17,18が取り付けてあり、これら3個所のセンサ16,17,18は前記センサ位置に対応して書き込まれる位置合わせ用パターン19,20,21の検出を行っている。
一方、検知センサユニット14にはプロセスコントロール用パターンを検出するためのセンサ22,23,24,25が別途取り付けられている。プロセスコントロール用パターンはセンサ22,23,24,25に対応して、各色で並列パターン26(K)、27(C)、28(M)、29(Y)として形成され、前記センサ22,23,24,25によって検出される。
位置合わせ制御では、前記位置合わせ用センサ16,17,18により基準色(この場合K)に対するスキュー、副走査レジストずれ、主走査レジストずれ、主走査倍率誤差の計測が可能であり、各位置合わせ用センサ16,17,18で検出された最大の位置ずれ量の1/2だけ、位置ずれ方向と逆向きに画像をシフトさせることにより、主走査方向の倍率偏差によるずれ量を目立たないように補正することが可能となっている。また、3点を計測することにより走査線曲がり(湾曲)も合わせて検出するため、副走査レジスト補正を最適化することができる。各種のずれ量、補正量の算出及び補正の実行命令は、後述のCPU45により行われる。
一方、プロセスコントロールにおいては、センサ22,23,24,25の検知結果に基づいて所定の演算を行い、帯電、現像、転写等のプロセス条件を変更する。このような位置ずれ補正/プロセスコントロールは、装置のユーザメニュー、サービスメニュー又はプリンタドライバからの指示により実行する。あるいは、所定の実行判定条件、例えば電源ON時、積算プリント枚数あるいは不図示の装置内の個所の温度上昇等により自動実行される。
図3は位置合わせ処理、プロセスコントロール処理を行うためのコントローラCONの構成を示すブロック図である。
コントローラCONは、入力出力のインターフェースとしてのI/Oインターフェース30、前記プロセスコントロール用パターンを検出するためのセンサ22,23,24,25からの入力信号を処理するためのマルチプレクサ(MUX)31、A/D変換器32、第1の制御回路33及びレジスタ34と、位置合わせ用センサ16,17,18からの入力信号を処理するためのマルチプレクサ(MUX)32、A/D変換器36、デマルチプレクサ(DMUX)38、センサ出力毎に設けられたデジタルフィルタ回路(LPF)39,40,41、エッジ検出回路42,43,44、第2の制御回路37及びレジスタ34と、これらの制御を司るCPU45,ROM46及びRAM47からなる。なお、CPU45はROM46に格納されたプログラムコードをRAM47に展開し、このRAM47をワークエリアとして使用しながら前記プログラムコードで示される制御を実行する。
このような構成要素を持つ制御回路では、プロセスコントロール用パターン検出センサ22,23,24,25によって検出された検出電圧は、I/Oインターフェース30を介しマルチプレクサ31に入力される。マルチプレクサ31、A/Dコンバータ32は制御回路33により、パターン形成中にのみセンサchの選択及びA/D変換動作を行うように制御され、得られたデジタルデータはレジスタ34に格納される。CPU45は得られたデータにより、帯電、現像、転写等のプロセス条件を変更する。
一方、位置合わせ用パターン検出センサ16,17,18の検出電圧は、I/Oインターフェース30を介しマルチプレクサ35に入力される。マルチプレクサ35、A/Dコンバータ36は制御回路37により、パターン形成中にのみセンサchの選択及びA/D変換動作を行うように制御され、得られたデジタルデータはデマルチプレクサ38に入力される。デマルチプレクサ38は、センサのch各々に用意されたLPF回路(デジタルフィルタ回路:積和演算回路)39,40,41のどのchに変換されたデジタルデータを出力するかを選択する。そして、LPF回路39,40,41により入力された信号は高周波成分がカットされ、より正確に後段回路によりパターン位置を認識できるようになる。
LPF回路39,40,41の後段のエッジ検出回路42,43,44では、検出電圧波形を所定のスレッシュ電圧と比較し、立下り/立ち上がりのポイントを抽出し、その中央をパターン中央位置と認識し、レジスタ34に格納する。レジスタ34に格納されたデータをもとに、CPU45はROM46に格納されているプログラムに従い、RAM47にデータを格納しながら、プロセス条件の変更演算、設定及び位置合わせ演算、設定を行う。設定はI/Oインターフェース30を介し、書き込み制御部及びプロセス装置へと行われる。I/Oインターフェース30、ROM46、RAM47はそれぞれアドレスバス48及びデータバス49により接続されている。
また、CPU45は、
1)レジスタ34の設定値を変更することにより、サンプリングスタート/ストップ、A/D変換を行うセンサchの切り替え等の動作を制御回路33,37により実行する。
2)レジスタ34の設定値を変更することにより、LPF回路39,40,41のカットオフ周波数を変更する。
3)レジスタ34の設定値を変更することにより、エッジ検出回路42,43,44のスレッシュ電圧を設定する。
の各動作を行う。
また、位置合わせ制御において、ハードウェアで行う演算処理とは、図3において、
1)LPF回路(デジタルフィルタ回路)39、40、41による積和演算。
2)エッジ検出回路42,43,44によるセンサ出力電圧(A/D変換及びフィルタ処理後)とスレッシュ電圧とを比較し、スレッシュ電圧を最初に下回ったポイントを立下りポイント(パターンのエッジ部1)、次にスレッシュ電圧を最初に上回ったポイントを立ち上がりポイント(パターンのエッジ部2)と認識し、その中央をパターン中央位置として認識する。
というものである。
本実施形態は、図1に示した直接転写方式のタンデム型画像形成装置における色合わせ補正を対象としている。図4及び図5は自動色合わせ補正実行判断の判断タイミングに関する処理手順を示すフローチャート、図6は図4及び図5における自動色合わせ補正実行判断の処理手順を示すフローチャートである。なお、これらのフローチャートにおいて、
T1:自動色合わせ補正実行判断を行うタイミングについての経過時間の閾値
T2:色合わせ補正の実行判断に用いる経過時間の閾値
A0:基準状態での色ずれ補正量
A:現在の色ずれ補正量
Ath:は色合わせ補正の実行判断に用いる閾値
T3,T4:基準状態更新の判断に用いる経過時間の閾値
B0:基準状態での環境温度
B:現在の環境温度
Bth:基準状態更新の判断に用いる温度の閾値
をそれぞれ示す。
図4のフローチャートは、電源ON時、あるいは省エネ状態からの復帰時の処理手順を示すもので、前回の色合わせ補正からの経過時間が前記閾値T1以上になった時点(ステップS100−Y)で、色合わせ補正実行判断処理が実行される(ステップS200)。一方、図5のフローチャートでは、印刷時に前回色合わせ補正からの累積印刷枚数が規定値N0になったか否かを判断し、規定値N0になった時点(ステップS101−Y)で、色合わせ補正実行判断処理が実行される(ステップS200)。
色合わせ補正は、例えば、
・電源ON時や省エネ状態からの復帰時
・印刷開始時
・連続印刷中、一定の印刷枚数間隔(例.1枚印刷毎)
等のタイミングで定期的に色合わせを実行し、補正実行判断処理を行う。
補正実行判断処理は図6のフローチャートに示す処理手順に沿って実行される。すなわち、色合わせ補正実行可否判断時、前回色合わせ補正からの経過時間Tが閾値T2以上であり(ステップS201−Y)、かつ、現在の色ずれ補正量Aと基準状態での色ずれ補正量A0の差の絶対値がAth以上の場合(|A−A0|≧Ath…ステップS202−Y)、色合わせ補正を行う(ステップS203)。
さらにTが前記閾値T3以上の場合(ステップS204−Y)、基準状態を更新する(ステップS206)。基準状態の更新とは、色合わせ補正の結果、色合わせ補正量がA’となったと仮定すると、A0の値をA’に更新することを意味する。
次に、T3の判定に従い、長時間放置状態が続いた場合は基準状態が変わっていると判断し、基準状態を更新する。また、T4の判定及びBthの判定に従い、放置時間が短い場合でも環境温度が大きく変わっている場合、基準状態が変わっていると判断し、基準状態を更新する。T4及びBthの判定とは、ステップS204でT3の判定がNであった場合、T3よりも短時間であるT4を閾値として、経過時間をこの閾値と比較し、かつ現在の環境温度Bと基準状態での環境温度B0の差の絶対値を閾値Bthと比較して判定することを意味し、前者がT4以上であり、後者が|B−B0|≧Bthであるときに(ステップS205−Y)、ステップS206で基準状態を更新する。基準状態の更新では、A0に色合わせ補正結果を保存し、B0に現在の環境温度を保存する。
これにより、機械の置かれた環境と、そのときの位置合わせ補正量を記録でき、基準状態と現在状態での補正量の差(=|A−A0|)から、基準状態取得以降に連続印刷などによる大きな機内状態の変化が発生したか否かが判断できる。大きな変化が発生していた場合(=|A−A0|≧Ath)、位置合わせ補正を行うことにより、位置ずれ状態を常に良好に保つことができる。また、大きな機内状態の変化がなかった場合(=|A−A0|<Ath)、位置ずれ状態は良好であると判断し、位置合わせ補正を行わないことにより、補正によるダウンタイムを低減することができる。
なお、本実施形態では、搬送体である搬送ベルト2上に転写紙1を静電吸着し、転写紙1上に直接1色ずつカラー画像を形成し、4色重畳してフルカラーの画像を得る直接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置を例示しているが、複数の像担持体を並設し、中間転写ベルト上1色ずつカラー画像を重畳しながらフルカラーの画像を得て、一度に転写紙に転写してフルカラー画像を形成する間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置にも適用できることは言うまでもない。
このように構成し、制御することにより、適切なタイミングで位置合わせ補正を実行できるので、ダウンタイムの低減、位置合わせ精度の向上を図ることができる。また、機内監視用温度センサを使わずに機内状態の監視が可能となるため、センサ削減によるコストダウン化を促進することができる。
本発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。 搬送ベルト状に形成された各色のプロセスコントロール用パターン及び位置合わせ用パターンを検知センサユニットによって検出する構成を示す説明図である。 位置合わせ処理、プロセスコントロール処理を行うための制御構成を示すブロック図である。 自動色合わせ補正実行判断の判断タイミングに関する処理手順を示すフローチャートである。 自動色合わせ補正実行判断の判断タイミングに関する処理手順を示すフローチャートである。 図4及び図5における自動色合わせ補正実行判断の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
14 検知センサユニット
16,17,18 位置合わせ用センサ
19,20,21 位置合わせ用パターン
22,23,24,25 プロセスコントロール用センサ
26,27,28,29 プロセスコントロール用パターン
31,35 マルチプレクサ
32,36 A/D変換器
33,37 制御回路
34 レジスタ
38 デマルチプレクサ
39,40,41 LPF回路(デジタルフィルタ回路)
42,43,44 エッジ検出回路
45 CPU
46 ROM
47 RAM
48 アドレスバス
49 データバス

Claims (20)

  1. 複数の像担持体を並設して画像形成を行う際、搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正する位置合わせ補正手段を有するタンデム方式のカラー画像形成装置において、
    前記位置合わせ補正手段は、
    前記位置合わせ補正を自動で実行する際、ある条件下で予め取得した前記カラー画像形成装置の基準状態情報と現在の状態情報とを比較し、
    その比較結果に基づいて前記両状態の差が、所定の閾値以上であれば前記位置合わせ補正を実行することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 請求項1記載のカラー画像形成装置において、
    前記基準状態として保存しておく情報が位置合わせ補正量であることを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 請求項1記載のカラー画像形成装置において、
    前記位置合わせ制御手段は、前回位置合わせ補正からの経過時間に基づいて前記位置合わせ補正の自動実行タイミングを判断することを特徴とするカラー画像形成装置。
  4. 請求項1記載のカラー画像形成装置において、
    前記位置合わせ制御手段は、前回位置合わせ補正からの累積印刷枚数に基づいて前記位置合わせ補正の自動実行タイミングを判断することを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 請求項3又は4記載のカラー画像形成装置において、
    前記位置合わせ制御手段は、前記位置合わせ補正を行う際の前記基準状態情報を定期的に更新することを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 請求項5記載のカラー画像形成装置において、
    前記位置合わせ制御手段は、所定時間以上の経過時間後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とし、前記基準状態情報を更新することを特徴とするカラー画像形成装置。
  7. 請求項5記載のカラー画像形成装置において、
    前記位置合わせ制御手段は、前回位置合わせ補正制御から一定以上の経過時間後、かつ前回位置合わせ補正制御から一定以上の環境温度変化後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とすることを特徴とするカラー画像形成装置。
  8. 複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置の搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正する位置合わせ補正方法において、
    前記位置合わせ補正を自動で実行する際、ある条件下で予め取得した前記カラー画像形成装置の基準状態情報と現在の状態情報とを比較し、
    その比較結果に基づいて前記両状態の差が、所定の閾値以上であれば補正すると判断し、前記位置合わせ補正を実行することを特徴とする位置合わせ補正方法。
  9. 請求項8記載の位置合わせ補正方法において、
    前記基準状態として保存しておく情報が位置合わせ補正量であることを特徴とする位置合わせ補正方法。
  10. 請求項8記載の位置合わせ補正方法において、
    前回位置合わせ補正からの経過時間に基づいて前記位置合わせ補正の自動実行タイミングを判断することを特徴とする位置合わせ補正方法。
  11. 請求項8記載の位置合わせ補正方法において、
    前回位置合わせ補正からの累積印刷枚数に基づいて前記位置合わせ補正の自動実行タイミングを判断することを特徴とする位置合わせ補正方法。
  12. 請求項10又は11記載の位置合わせ補正方法において、
    前記位置合わせ補正を行う際の前記基準状態情報を定期的に更新することを特徴とする位置合わせ補正方法。
  13. 請求項12記載の位置合わせ補正方法において、
    所定時間以上の経過時間後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とし、前記基準状態情報を更新することを特徴とする位置合わせ補正方法。
  14. 請求項12記載の位置合わせ補正方法において、
    前回位置合わせ補正制御から一定以上の経過時間後、かつ前回位置合わせ補正制御から一定以上の環境温度変化後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とすることを特徴とする位置合わせ補正方法。
  15. 複数の像担持体を並設して画像形成を行うタンデム方式のカラー画像形成装置の搬送体又は中間転写体上に位置合わせ補正用のパターンを形成し、前記搬送体又は前記中間転写体上の移動方向と直交する方向に設けられた1個以上パターン検出用センサの検出結果に基づいて各色間の画像の位置ずれを補正する位置合わせ補正をコンピュータで実行する位置合わせプログラムにおいて、
    ある条件下で予め取得した前記カラー画像形成装置の基準状態情報と現在の状態情報とを比較する処理と、
    前記処理による処理結果が両状態の差が、所定の閾値以上のときに前記位置合わせ補正を実行すると判断する処理と、
    を含み、前記判断する処理の判断結果に基づいて前記位置合わせ補正を自動的に実行させることを特徴とする位置合わせプログラム。
  16. 請求項15記載の位置合わせプログラムにおいて、
    前記基準状態として保存しておく情報が位置合わせ補正量であることを特徴とする位置合わせプログラム。
  17. 請求項15記載の位置合わせプログラムにおいて、
    前回位置合わせ補正からの経過時間及び/又は前回位置合わせ補正からの累積印刷枚数に基づいて前記位置合わせ補正の自動実行タイミングを判断する処理を含むことを特徴とする位置合わせプログラム。
  18. 請求項15記載の位置合わせプログラムにおいて、
    所定時間以上の経過時間後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とし、前記基準状態情報を更新する処理を含むことを特徴とする位置合わせプログラム。
  19. 請求項15記載の位置合わせプログラムにおいて、
    前回位置合わせ補正制御から一定以上の経過時間後、かつ前回位置合わせ補正制御から一定以上の環境温度変化後に行った位置合わせ制御後の状態を新たな基準状態とする処理を含むことを特徴とする位置合わせプログラム。
  20. 請求項15ないし19のいずれか1項に記載の位置合わせプログラムが、コンピュータによって読み取られ、実行可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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