JP2008292173A - 半導体集積回路装置のテスト回路 - Google Patents

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Abstract


【課題】半導体集積回路装置のテスト回路において、複数のテストモードを設定するために二つのテスト端子を専有し制御しなければならない、という問題がある。
【解決手段】複数の試験回路と被試験回路とから構成され、所定の端子に入力した信号が第1のレベルにある場合この複数の試験回路と被試験回路の一部または全部を非活性化する半導体集積回路装置であって、先の所定の端子に入力した信号が先の第1のレベルから第2のレベルへ遷移するエッジを検出するエッジセンス回路と、このエッジセンス回路が検出したエッジに応じ先の複数の試験回路の一部または全部を活性化する活性化信号を生成する活性化信号生成回路と、を備えたことを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路装置のテスト回路に関し、特に半導体集積回路装置のバーンインテストに適したテスト回路に関する。
近年の半導体集積回路装置は、半導体プロセスの超微細化や新材料の採用、及び高密度実装ICパッケージによる小型化など進歩が極めて著しい。 これら新技術に対する品質保証の観点から、初期故障期に不良となる潜在的な欠陥をスクリーングし不良品を除去し製品が出荷される。 より具体的なスクリーニング手法として加速試験、すなわち基準条件より厳しい条件下で製品の故障メカニズムを通常の速度以上に促進し短期間に故障を再現させる試験が実施される。
半導体集積回路装置に対する加速試験の手法としては、温度電圧試験、通称バーンインテスト(Burn in Test、以下では略してBTと記載する場合もある)が実施され、特に酸化膜や金属配線や拡散層の欠陥に関する故障モードを再現させるためにダイナミックBTの重要性が益々高まっている。 ダイナミックBTとは、半導体集積回路の内部信号ノードの電位をハイ状態からロウ状態へ、またはロウ状態からハイ状態へと切り替えながらバーンインテストを行う手法であり、全ての内部信号ノードに対し実際に活性化が可能なノードの割合を示す、トグルカバレッジを高めることが重要となる。
他方で半導体集積回路装置は、高集積化に伴う高機能化や多機能化によりシステムLSIとして複雑化する一方である。 これに伴い、トグルカバレッジを確保するためにダイナミックBTの所要時間を増大させ、且つ多相信号を複数に発信できる高機能なバーンインテスト装置を多数導入する必要が生じ、試験コストの増大を招いている。
コスト削減のためには、試験容易化設計(Design For Testability、以下DFTと略記する)の考え方、すなわち半導体集積回路の制御容易性と観測容易性を向上できる試験回路、例えばBIST(Build In Self Test)回路やスキャンパス試験回路、或いはバウンダリスキャンテスト回路を埋め込むことにより回路内部の故障検出率を向上する考え方、これを導入するならば生来的に少ないオーバーヘッドで高いトグルカバレッジを有する、延いては試験コストを最小化するダイナミックBTが可能となる。
他方、半導体集積回路の大規模化は搭載する機能の複雑化を招いており、従って複数のDFT回路を埋め込み、且つ各々が異なる又は同一の機能単位を独立に試験する様相を呈している。 そこで、これら複数のDFT回路を統合し制御すると共に、バーンインテストへ応用する技術が必要となる。
一例として特許文献1は、限られた資源で効率よく半導体集積回路に含まれるメモリと機能部の活性化を行うことができ、機能部の活性化を行うテスト用プログラムの作成及び共用を容易化するテスト技術を開示する。
図1は、特許文献1に記載の発明の実施図であり、フラッシュEEPROM20、テスト用の命令コードを格納したROM30、機能部10、及びモード選択部40から成る。 ここでモード選択部40は、バーンインテストを行うモード(以下、BTモードと略記する)を選択可能であり、更に試験用データを書き込んだ状態に保持したフラッシュEEPROM20の読み出し動作を行う第1のバーンインテストと、ROM30の命令コードを読み出して実行し機能部10を動作させる第2のバーンインテストと、を互いに独立して制御する。
より具体的にモード選択部40は、モード設定端子41からのHレベルの入力によりBTモードが指定されたならば制御信号C1へHレベルを出力する。 更にモード選択部40は、BTモード状態の下で、モード切替信号入力端子42からのHレベルの入力により制御信号C2へHレベルを出力し上述の第1のバーンインテストに設定でき、またモード切替信号入力端子42からのLレベルの入力により制御信号C2へLレベルを出力し上述の第2のバーンインテストに設定できる。
他の例として、引用文献2は、テストモード切り替え専用のバイナリーカウンタとデコーダを内蔵し、トリガー入力とリセット信号によりバイナリーカウンタの出力バイナリーデータをデコーダがデコードしてテストモードを選択するテスト技術を開示する。 より具体的に引用文献2に記載の考案は、上述のトリガーとリセット信号の各々を入力する二つのテスト専用端子のみで、複数のテストモードを設定できる。
更に他の例として、引用文献3には詳細が図示されていないが、リセット信号が解除された後に、クロック信号によって制御回路5内のバイナリーカウンタのカウントを進めて予め設定されたカウントまで進むと、制御回路5内のデコーダが所定の試験状態を実現するインストラクションビットを出力する、という記載がある。
特開2006−313090号公報(図1) 実開平6−65881号公報(図1、図2) 特開2000−310668号公報(図1、図6)
しかしながら上述した従来技術は何れも、半導体集積回路装置のテスト回路において、複数のテストモードを設定するために二つのテスト端子を専有し制御しなければならない、という問題がある。
特に複数のBTモードを制御し、且つ各BTモードがDFTを流用したダイナミックBTを行う場合には、各BTモードに応じダイナミックBTを履行する多相のクロック信号発生器をバーンインテスト装置に設置し、BTボードを含む複数の半導体集積回路装置へ、先の多相クロック信号を分配する高機能なテストシステムを構築する必要がある。
従って、たとえBTモードの種類が増えたとしても、信号制御すべきテスト専用端子は増やしてはならない対象である。 そして、この信号制御すべきテスト専用端子は、試験コスト軽減の観点から、たとえ一本であっても更に削減すべき対象である。
上記の課題を解決するために本発明の半導体集積回路装置のテスト回路は、複数の回路ブロックを備え、所定の端子への入力信号が第1のレベルにある場合にこれら複数の回路ブロックを無効化する半導体集積回路装置において、先の入力信号がこの第1のレベルから第2のレベルに遷移するエッジに応じ検出信号を生成するエッジセンス回路と、その検出信号に応じそれら複数の回路ブロックを選択的に活性化する活性化信号を生成する活性化信号生成回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明により、唯一つのテスト端子のみで複数のテストモードを設定することができる半導体集積回路装置のテスト回路を提供することができる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において同一要素には同一の符号が付されており、また説明の煩雑さを回避するために必要に応じて重複説明は省略する。
実施の形態1.
図2は、本発明の実施形態1からなる半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 1000は、半導体集積回路装置の全体を示し、半導体ベアチップまたは単体の半導体ダイチップを搭載した各種の半導体集積回路パッケージ、更には複数の半導体ダイチップを単一のパッケージ内に搭載したシステムソリューションであるシステムインパッケージ(System in Package、略してSiP)、これらであっても良い。
半導体集積回路装置1000内の140は、通常モード、すなわち製品の実機に搭載された場合に設定されるべきモードに於いて、半導体集積回路装置1000が主な機能を果すシステム回路を示す。 更にシステム回路140は、先の主機能を果すべき回路として143の第1の被試験回路及び144の第2の被試験回路、並びにこれら主機能に対するDFT回路である141の第1の試験回路及び142の第2の試験回路の各々から構成される。
ここで被試験回路143や144は、各種のマクロ、例えば埋め込みDRAM、SDRAM(Synchronous DRAM)、CPU、SerDes(SERializer/DESerializer)、インターフェイス等であり、一般的なグルーロジック(Glue Logic)でもある。 また試験回路141や142は、各種のDFT回路、例えば各種マクロに対するBIST回路、インターフェイスに対するバウンダリスキャンテスト回路、グルーロジックに対するスキャンパス試験回路等が考えられる。 尚これら被試験回路や試験回路は、ここに成就したものだけに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の回路が適用可能である。
また試験回路141と142は、145と146で示されるリセット付きフリップフロップ回路を各々含み、図示していないがシステム回路140の外部から供給される各種の試験信号に応じ、NT1とNT2で示されるノードへ向けて各種の試験制御信号を発生させる。 ここでリセット付きフリップフロップ回路145と146は、システム回路140の外部から供給されるリセット信号により初期化の状態へ強制的に設定することができ、このリセット信号は111で示される試験モード切替端子から供給される。
被試験回路143と144は、147と148で示されるリセット付きフリップフロップ回路を各々含み、ノードNT1とNT2を仲介として試験回路141と142で発生された各種の試験制御信号により試験が行われる。 ここでリセット付きフリップフロップ回路147と148は、システム回路140の外部から供給されるリセット信号により初期化の状態へ強制的に設定することができ、このリセット信号は試験モード切替端子111から供給される。
試験モード切替端子111からリセット付きフリップフロップ回路145乃至148へ供給されるリセット信号は、システム回路140が何れの試験モードであろうと通常モードであろうと、これらモードに依存せずに有効であり、すなわちリセット付きフリップフロップ回路145乃至148を初期化の状態へ強制的に設定することができる。 但し本発明の要旨に従うならば、試験モード切替端子111から供給されるこのリセット信号は、リセット付きフリップフロップ回路145乃至148に対し、少なくとも通常モードにおいて有効であれば充分であり、必ずしも他の試験モードにおいてリセット付きフリップフロップ回路145乃至148を初期化の状態へ強制的に設定できる必要はない。
130で示される試験モード設定回路は、132と133で示されるアンド回路を含み、131で示される試験モード設定端子から供給される試験モード設定信号に応じ、ND1とND2で示されるノードへ向けて、試験回路141と142を通常モードへ強制的に設定する信号を発生させる。 本実施形態では、試験モード設定端子131から直接に信号を供給する構成を開示しているが、試験モード設定回路130の外部から供給される他の三つの信号をシフトレジスタのデータ入力端子、シフト用クロック入力端子及びリセット入力端子の各々へ供給し、このシフトレジスタから出力する信号を代替え信号として適用する構成を採用しても良い。
上述の試験モード設定回路130は、通常モードと包括的BTモードとの間を二者択一に選択する例だけを示している。 ここで包括的BTモードと言う用語の使用方法は、半導体集積回路装置1000の全体をBTモードに設定するという意味に用いている。
110で示されるエッジセンス回路は、112と113で示されるフリップフロップ回路を含み、上述の試験モード切替端子111に供給される信号のエッジを検出し、且つエッジを感知した結果としてフリップフロップ回路112或いは113はトグル(toggle)する。 本実施形態では、フリップフロップ回路を構成要素とするエッジセンス回路を開示しているが、試験モード切替端子111に供給される信号を微分する回路、及びその微分した信号の正負により立ち上りエッジと立ち下りエッジを見分ける回路を適用する構成を採用しても良い。
120で示される活性化信号生成回路は、121と122で示されるインバータ回路とイクスクルーシブオア回路の各々を含み、上述のフリップフロップ回路112及び113のトグルした結果に応じ、ノードNF1とNF2を仲介としてアンド回路132と133の各々へ向けて、試験回路141と142を試験モードへ設定する信号を発生させる。 また本実施形態の場合、インバータ回路121とイクスクルーシブオア回路122は、フリップフロップ回路112及び113の各トグル周期を決定する信号を出力すると共にフリップフロップ回路112及び113の各々へフィードバックする構成をとる。
図7は、図2の半導体集積回路装置1000のテスト回路の動作を表すタイミングチャートである。 図7(a)は、試験モード設定端子131に入力する試験モード設定信号を示し、Low(以下、「0」と記す場合もある)状態のときに試験回路141と142を通常モードへ強制的に設定する。 他方、その試験モード設定信号がHigh(以下、「1」と記す場合もある)状態に設定された場合、少なくともこの試験モード設定信号だけでは試験回路141と142に対し何ら影響を及ぼさない(don’t care)状態に在る。 この状態が、すなわち上述した包括的BTモードに相等する。
図7(b)は、試験モード切替端子111に入力する信号を示す。 図7(c)と(d)はノードNF1とNF2に現れる信号を示し、同様に図7(f)と(g)はノードND1とND2に現れる信号を示す。 そして図7(p)は、試験回路141と142が設定された状態を示す。 そこで、図2の半導体集積回路装置1000のテスト回路の構成を表す回路ブロックに基き、各信号の挙動を以下に説明する。
図7(c)のノードNF1の信号はフリップフロップ回路112の出力信号であり、インバータ回路121が出力する信号をフィードバックすることに因り、その信号のトグル周期が決定される。 そして、そのトグル周期は、試験モード切替端子111に入力される信号の立ち上りエッジ毎にトグル、すなわち二つの状態(「0」と「1」との状態)を切り替わる。 同様に、図7(d)のノードNF2の信号はフリップフロップ回路113の出力信号であり、イクスクルーシブオア回路122が出力する信号をフィードバックすることに因り、その信号のトグル周期が決定される。 そして、フリップフロップ回路113のトグル周期は、試験モード切替端子111に入力される信号の立ち上りエッジの二回毎に一回トグルする。 なお本実施形態のエッジセンス回路は、立ち上りエッジを感知する回路を開示しているが、立ち下りエッジを感知する回路により実現しても良い。
図7(f)のノードND1の信号は、試験モード設定端子131にLow信号が入力された場合に「0」の固定信号が現れ、試験モード設定端子131にHigh信号が入力された場合に先のノードNF1に現れた信号がそのままに現れる。 そしてノードND1がHigh状態のときに、試験回路141は被試験回路143を試験できる有効状態となり、ノードND1がLow状態のときに、試験回路141は被試験回路143を試験しない無効状態となる。 同様に、図7(g)のノードND2の信号は、試験モード設定端子131がLow状態で「0」の固定信号が現れ、試験モード設定端子131がHigh状態で先のノードNF2が現れる。 そしてノードND2がHigh並びにLow状態に在るのに応じ、試験回路142は被試験回路144に対し試験を実行するための有効並びに無効の各状態と成る。
図7(p)はシステム回路140の状態を示し、試験モード切替信号111に供給される信号に連動して状態が遷移する。 試験モード切替端子111の信号がLow状態にあっては、他の信号に依存せずに試験回路141、142及び被試験回路143、144は初期化の状態へ強制的に設定される。 そして試験モード切替端子111がLow状態からHigh状態へ遷移する立ち上りエッジに応じ、ノードNF1とNF2、乃至ND1とND2が確定する。
図7(b)の試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の符号R1、すなわち最初の立ち上りエッジに於いてノードNF1、NF2、ND1、ND2の全ての信号は「0」に設定され、従ってシステム回路140はモードA1の状態、すなわち試験回路141、142が被試験回路143、144に対し試験実行の無効状態と成る。
続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の符号R2、すなわち二番目の立ち上りエッジに於いてノードNF1、ND1の信号は「1」に、ノードNF2、ND2の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路140はモードA2の状態、すなわち試験回路141が被試験回路143に対し試験実行の有効状態に、試験回路142が被試験回路144に対し試験実行の無効状態と成る。 更に続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の符号R3、すなわち三番目の立ち上りエッジに於いてノードNF1、ND1の信号は「0」に、ノードNF2、ND2の信号は「1」に設定され、従ってシステム回路140はモードA3の状態、すなわち試験回路141が被試験回路143に対し試験実行の無効状態に、試験回路142が被試験回路144に対し試験実行の有効状態へと逆転する。
そして、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の符号R4、すなわち四番目の立ち上りエッジに於いてノードNF1、NF2、ND1、ND2の全ての信号は「1」に設定され、従ってシステム回路140はモードA4の状態、すなわち試験回路141、142が被試験回路143、144に対し試験実行の有効状態と成る。 以後、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の符号R5乃至R8の立ち上りエッジに応じ、モードA1乃至A4の各状態への遷移が同様に起こる。 なお試験モード設定端子131にHigh信号が供給されている限りに於いて、試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジに応じ、モードA1乃至A4の状態遷移が巡回して起こる。
また半導体集積回路装置1000を電源投入した直後に於いて、ノードNF1とNF2、すなわちフリップフロップ回路112と113の出力の信号状態は特定できない。 従って、その後に試験モード設定端子131にHigh信号を供給し試験モードへ設定したとしても、ノードNF1とNF2の信号状態は特定できず、よって試験モードの下でシステム回路140がモードA1乃至A4の何れの状態にあるかも特定できない。
しかしながら、エッジセンス回路110と活性化信号生成回路120で構成される本願のテスト回路は、特に半導体集積回路装置のバーンインテストに適したものである。 更に言い換えるならば、品質保証の観点から初期故障期に不良となる潜在的な欠陥を製品が出荷される前に除去するために、スクリーニング手法として加速試験に適したテスト回路である。 従って、基準条件より厳しい条件下で製品の故障メカニズムを通常の速度以上に促進し短期間に故障を再現することが出来れば必要充分であり、バーンインテストの最中にシステム回路140を構成する被試験回路143或いは144の何れが又は両方が、試験の最中であるか否かを特定する必要がない。 よって半導体集積回路装置1000において、バーンインテストのテスト回路としてエッジセンス回路110と活性化信号生成回路120は必要充分な構成を備えると言える。
図7(a)の試験モード設定端子131に入力する試験モード設定信号がLow状態にある場合も、エッジセンス回路110は試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジR10とR11を検出し、更に活性化信号生成回路120はエッジセンス回路110が検出したエッジに応じノードNF1とNF2へ信号を出力する。 しかしアンド回路132と133は、試験モード設定端子131に入力したLow信号に因り、ノードNF1とNF2の信号変化を塞き止め且つノードND1とND2へ「0」の固定信号を出力する。 よって試験回路141と142は通常モードへ強制的に設定され、且つ被試験回路143と144も通常モードで動作が可能な状態に強制的に設定される。
但し当然ながら、被試験回路143と144の構成要素であるフリップフロップ回路147と148は、試験モード切替端子111に供給される信号に応じ、初期化の状態へ強制的に設定することができる。 すなわち試験モード切替端子111は、通常動作モードにおいても被試験回路143と144を初期化状態へ強制的にリセットするためのリセット信号を供給する端子の役目も果すことが可能である。
既に述べたように、試験モード設定回路130は、通常モードと包括的BTモードとの間を二者択一に選択する例だけを示している。 ここで包括的BTモードと言う用語の使用方法は、半導体集積回路装置1000の全体をBTモードに設定するという意味に用いている。
そこで、更に他の態様として想到される試験モード設定回路130も考えられる。 すなわち試験モード設定回路130は、通常モードと包括的BTモードと他の試験モードとの間の三者択一に選択する態様を有する場合である。 ここで他の試験モードとは、例えばバーンインテストによる加速試験が成された後に行うスクリーニング試験を行うモード(以下、スクリーニング試験モードと称する)に相等する。 包括的BTモードは半導体集積回路装置1000内部ノードのトグルカバレッジを高めることが主であるが、しかしスクリーニング試験モードは、本来あるDFT回路としての試験回路141または142を使い半導体集積回路装置1000の内部故障を検出し、故障があると認められた半導体集積回路装置を不良品として除去する。
上述した実施の形態において試験モード設定回路130は、二者択一および三者択一を例示したが、これらに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施形態2からなる半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 2000は半導体集積回路装置の全体を示し、150は半導体集積回路装置2000が通常モードに於いて主な機能を果すシステム回路を示す。 更にシステム回路150は、その主機能を果すべき回路として153の第3の被試験回路及び154の第4の被試験回路、並びにこれら主機能に対するDFT回路である151の第3の試験回路及び152の第4の試験回路の各々から構成される。
また試験回路151と152は、155と156で示されるトライステートバッファ回路及び255と256で示されるアンド回路を各々含み、図示していないがシステム回路150の外部から供給される各種の試験信号に応じ、NT3とNT4で示されるノードへ向けて各種の試験制御信号を発生させる。 ここでトライステートバッファ回路155と156は、システム回路150の外部から供給されるディセーブル信号に因りアンド回路255と256を介し、ディセーブル状態へ強制的に設定することができ、このディセーブル信号は111で示される試験モード切替端子から供給される。
被試験回路153と154は、157と158で示されるトライステートバッファ回路及び257と258で示されるアンド回路を各々含み、ノードNT3とNT4を仲介として試験回路151と152で発生された各種の試験制御信号により試験が行われる。 ここでトライステートバッファ回路157と158は、システム回路150の外部から供給されるディセーブル信号に因りアンド回路257と258を介し、ディセーブル状態へ強制的に設定することができ、このディセーブル信号は試験モード切替端子111から供給される。
試験モード切替端子111からアンド回路255乃至258を介しトライステートバッファ回路155乃至158の各々へ供給されるディセーブル信号は、システム回路150が何れの試験モードであろうと通常モードであろうと、これらモードに依存せずに有効であり、すなわちトライステートバッファ回路155乃至158をディセーブル状態へ強制的に設定することができる。 但し本発明の要旨に従うならば、試験モード切替端子111から供給されるこのディセーブル信号は、トライステートバッファ回路155乃至158に対し、少なくとも通常モードにおいて有効であれば充分であり、必ずしも他の試験モードにおいてトライステートバッファ回路155乃至158をディセーブル状態へ強制的に設定できる必要はない。
また少なくとも通常モードにおいて有効となるべき試験モード切替端子111への供給信号は、先の実施形態1のシステム回路140においてはリセット信号であり、この実施形態2のシステム回路150においてはディセーブル信号であるが、ここに挙げたものだけに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の信号が適用可能である。 また、全部の被試験回路または試験回路へ分配されている必要はなく、その一部であっても良い。
110で示されるエッジセンス回路は、114と115で示されるリセット付きフリップフロップ回路を含み、上述の試験モード切替端子111に供給される信号のエッジを検出し、且つエッジを感知した結果としてリセット付きフリップフロップ回路114或いは115はトグルする。
120で示される活性化信号生成回路は、121と122で示されるインバータ回路とイクスクルーシブオア回路の各々を含み、上述のリセット付きフリップフロップ回路114及び115のトグルした結果に応じ、ノードNR1とNR2へ向けて、試験回路151と152の各々を試験モードへ設定する信号を発生させる。 また本実施形態の場合、インバータ回路121とイクスクルーシブオア回路122は、フリップフロップ回路114及び115の各トグル周期を決定する信号を出力すると共にフリップフロップ回路114及び115の各々へフードバックする構成をとる。
130で示される試験モード設定回路は、特定の回路を含まないが、131で示される試験モード設定端子から供給される試験モード設定信号を分配し、リセット付きフリップフロップ回路114と115の両リセット端子へ接続すると共に、ノードNR1とNR2に現れる信号を直接に試験回路151と152の各々へ供給する。
なおエッジセンス回路110、活性化信号生成回路120、並びに試験モード設定回路130に関し、先の実施形態1に対する本実施形態2との相違は、以下の三点である。 第一に、本実施形態2のエッジセンス回路110は、先のフリップフロップ回路112と113をリセット付きフリップフロップ回路に入れ替えただけである。 第二に、本実施形態2の活性化信号生成回路120は、回路の構成要素及び信号の接続関係は実施形態1のそれと同一あり、唯一ノード名が先のNF1とNF2からNR1とNR2の各々へ付け替えられただけである。 第三に、先のノードNF1とNF2はアンド回路132と133の各々を介し試験回路へ接続されていたが、本実施形態2ではノードNR1とNR2が仲介する回路無しに試験回路へ直接に接続されている。
図7は、図3の半導体集積回路装置2000のテスト回路の動作を表すタイミングチャートである。 図7(a)は、試験モード設定端子131に入力する試験モード設定信号を示し、Lowのときに試験回路151と152を通常モードへ強制的に設定する。 他方、その試験モード設定信号がHigh状態に設定された場合、少なくともこの試験モード設定信号だけでは試験回路151と152に対し何ら影響を及ぼさない状態に在る。
図7(b)は、試験モード切替端子111に入力する信号を示す。 図7(n)と(o)はノードNR1とNR2に現れる信号を示す。 そして図7(q)は、試験回路151と152が設定された状態を示す。 そこで、図3の半導体集積回路装置2000のテスト回路の構成を表す回路ブロックに基き、各信号の挙動を以下に説明する。
図7(n)のノードNR1の信号はフリップフロップ回路114の出力信号であり、インバータ回路121が出力する信号をフィードバックすることに因り、その信号のトグル周期が決定される。 そして、そのトグル周期は、試験モード切替端子111に入力される信号の立ち上りエッジ毎にトグル、すなわち二つの状態(「0」と「1」との状態)を切り替わる。 同様に、図7(o)のノードNR2の信号はフリップフロップ回路115の出力信号であり、イクスクルーシブオア回路122が出力する信号をフィードバックすることに因り、その信号のトグル周期が決定される。 そして、フリップフロップ回路115のトグル周期は、試験モード切替端子111に入力される信号の立ち上りエッジの二回毎に一回トグルする。
ノードNR1の信号は、試験モード設定端子131にLow信号が入力された場合に、リセット付きフリップフロップ114のリセット機能に因り「0」の固定信号が現れる。 そしてノードNR1がHigh状態のときに、試験回路151は被試験回路153を試験できる有効状態となり、ノードNR1がLow状態のときに、試験回路151は被試験回路153を試験しない無効状態となる。 同様にノードNR2の信号は、試験モード設定端子131がLow状態でリセット付きフリップフロップ115のリセット機能に因り「0」の固定信号が現れる。 そしてノードNR2がHigh並びにLow状態に在るのに応じ、試験回路152は被試験回路154に対し試験を実行するための有効並びに無効の各状態と成る。
図7(q)はシステム回路150の状態を示し、試験モード切替信号111に供給される信号に連動して状態が遷移する。 試験モード切替端子111の信号がLow状態にあっては、他の信号に依存せずに試験回路151、152及び被試験回路153、154はディセーブル状態へ強制的に設定される。 そして試験モード切替端子111がLow状態からHigh状態へ遷移する立ち上りエッジに応じ、ノードNR1とNR2が確定する。
図7(b)の試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の最初の立ち上りエッジR1に於いてノードNR1とNR2の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路150はモードB1の状態、すなわち試験回路151、152が被試験回路153、154に対し試験実行の無効状態と成る。
続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の二番目の立ち上りエッジR2に於いてノードNR1の信号は「1」に、ノードNR2の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路150はモードB2の状態、すなわち試験回路151が被試験回路153に対し試験実行の有効状態に、試験回路152が被試験回路154に対し試験実行の無効状態と成る。 更に続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の三番目の立ち上りエッジR3に於いてノードNR1の信号は「0」に、ノードNR2の信号は「1」に設定され、従ってシステム回路150はモードB3の状態、すなわち試験回路151が被試験回路153に対し試験実行の無効状態に、試験回路152が被試験回路154に対し試験実行の有効状態へと逆転する。
そして、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の四番目の立ち上りエッジR4に於いてノードNR1とNR2の信号は「1」に設定され、従ってシステム回路150はモードB4の状態、すなわち試験回路151、152が被試験回路153、154に対し試験実行の有効状態と成る。 以後、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の立ち上りエッジR5乃至R8に応じ、モードB1乃至B4の各状態への遷移が同様に起こる。 なお試験モード設定端子131にHigh信号が供給されている限りに於いて、試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジに応じ、モードB1乃至B4の状態遷移が巡回して起こる。
また本実施形態2の半導体集積回路装置2000は、先の実施形態1の場合と異なり、電源投入した後に於いても、試験モード設定端子131にLow信号を入力することに因りリセット付きフリップフロップ回路114と115の出力の信号状態を「0」状態にリセットし特定することができる。 従って、試験モード設定端子131にLow信号を供給した後にHigh信号を供給して試験モードへ設定したならば、ノードNR1とNR2の信号状態を特定することができ、よって試験モードの下でシステム回路150がモードB1乃至B4の何れの状態にあるかも特定できることに成る。
他方で、図7(a)の試験モード設定端子131に入力する試験モード設定信号がLow状態にある場合、エッジセンス回路110は試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジR10とR11に拘わらず、リセット状態が維持されノードNR1とNR2への「0」信号の出力を維持する。 よって試験回路151と152は通常モードへ強制的に設定され、且つ被試験回路153と154も通常モードで動作が可能な状態に強制的に設定される。
当然ながら、被試験回路153と154の構成要素であるトライステートバッファ回路157と158は、試験モード切替端子111に供給される信号に応じ、ディセーブル状態へ強制的に設定することができる。 すなわち試験モード切替端子111は、通常動作モードにおいても被試験回路153と154をディセーブル状態へ強制的に設定するためのディセーブル信号を供給する端子の役目も果すことが可能である。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施形態3からなる半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 3000は半導体集積回路装置の全体を示し、160は半導体集積回路装置3000が通常モードに於いて主な機能を果すシステム回路を示す。 システム回路160は、その主機能を果すべき回路として165乃至168と262の被試験回路、並びにこれら主機能に対するDFT回路である161乃至164の試験回路の各々から構成される。 更に被試験回路168は、被試験回路262に対するDFT回路である261の試験回路を含むようなDFT回路の階層構造を有する。
試験回路161乃至164は、図示していないがシステム回路160の外部から供給される各種の試験信号に応じ、NT5乃至NT8で示されるノードへ向けて各種の試験制御信号を発生させる。 被試験回路165乃至168は、ノードNT5乃至NT8を仲介として試験回路161乃至164で発生された各種の試験制御信号により試験が行われる。 さらに被試験回路168は試験回路261を含み、図示していないがシステム回路160の外部から供給される各種の試験信号に応じ、NT12で示されるノードへ向けて各種の試験制御信号を発生させる。 被試験回路262は、ノードNT12を仲介として試験回路261で発生された各種の試験制御信号により試験が行われる。
ここで試験回路161と162、並びに被試験回路165と167は、システム回路160の外部から供給される信号に因り非活性な状態へ強制的に設定することができ、この非活性化のための信号(以下、非活性化信号と言う)は111で示される試験モード切替端子から供給される。 先の実施形態1や2との違いは、先の実施形態の試験回路と被試験回路の全てに非活性化信号が分配されている態様に対し、本実施形態3のそれら一部にのみ分配されている点に違いがある。 つまり必ずしも全ての試験回路や被試験回路に分配されている必要はなく、本件は半導体集積回路装置の設計者に拠る設計事項であり、回路装置の設計仕様に依存するものである。
試験モード切替端子111から試験回路161乃至164並びに被試験回路165乃至168へ供給される非活性化信号は、システム回路160が何れの試験モードであろうと通常モードであろうと、これらモードに依存せずに有効であり、すなわち試験回路161乃至164並びに被試験回路165乃至168を非活性化の状態へ強制的に設定することができる。 但し本発明の要旨に従うならば、試験モード切替端子111から供給されるこの非活性化信号は、試験回路161乃至164並びに被試験回路165乃至168に対し、少なくとも通常モードにおいて有効であれば充分であり、必ずしも他の試験モードにおいて非活性化の状態へ強制的に設定できる必要はない。
130で示される試験モード設定回路は、134乃至137で示されるアンド回路を含み、131で示される試験モード設定端子から供給される試験モード設定信号に応じ、ND4乃至ND7で示されるノードへ向けて、試験回路161乃至164を通常モードへ強制的に設定する信号を発生させる。
110で示されるエッジセンス回路は、実施形態1で示したものと同一である。 120で示される活性化信号生成回路は、121と122で示されるインバータ回路とイクスクルーシブオア回路及び123で示されるデコーダ回路の各々を含み、フリップフロップ回路112及び113のトグルした結果に応じ、試験回路161乃至164を試験モードへ設定する信号を発生させる。 ここでノードNF1とNF2に現れる信号は、デコーダ回路123により復号され4ビットの信号をノードDN1乃至DN4へ送出し、アンド回路134乃至137を仲介にノードND4乃至ND7の各々へ出力する。
図7は、図4の半導体集積回路装置3000のテスト回路の動作を表すタイミングチャートである。 図7(a)は、試験モード設定端子131に入力する試験モード設定信号を示し、Lowのときに試験回路161乃至164を通常モードへ強制的に設定する。 他方、その試験モード設定信号がHigh状態に設定された場合、少なくともこの試験モード設定信号だけでは試験回路161乃至164に対し何ら影響を及ぼさない状態に在る。
図7(b)は、試験モード切替端子111に入力する信号を示し、図7(c)と(d)はノードNF1とNF2に現れる信号を示し、実施形態1で説明したタイミングチャートと同一である。 図7(i)乃至(l)はノードND4乃至ND7に現れる各信号を示し、図7(r)は、試験回路161乃至164が設定された状態を示す。 そこで、図4の半導体集積回路装置3000のテスト回路の構成を表す回路ブロックに基き、各信号の挙動を以下に説明する。
図7(i)乃至(l)において、ノードND4乃至ND7の各信号は、試験モード設定端子131にLow信号が入力された場合に「0」の固定信号が現れ、試験モード設定端子131にHigh信号が入力された場合に先のノードDN1乃至DN4に現れた信号がそのままに現れる。 そしてノードND4がHigh状態のときに、試験回路161は被試験回路165を試験できる有効状態となり、ノードND4がLow状態のときに、試験回路161は被試験回路165を試験しない無効状態となる。 ノードND5乃至ND7に就いても同様の働きをうるので説明を省略する。
図7(r)はシステム回路160の状態を示し、試験モード切替信号111に供給される信号に連動して状態が遷移する。 試験モード切替端子111の信号がLow状態にあっては、他の信号に依存せずに試験回路161乃至164並びに被試験回路165と168は非活性化の状態へ強制的に設定される。 そして試験モード切替端子111がLow状態からHigh状態へ遷移する立ち上りエッジに応じ、ノードNF1とNF2、DN1乃至DN4、並びにND4乃至ND7が確定する。
図7(b)の試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の最初の立ち上りエッジR1に於いてノードNF1とNF2の信号は「0」に設定された後にデコーダ回路123により復号され、ノードDN1乃至DN4を介しノードND4の信号は「1」に他のノードND5乃至ND7の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路160はモードC1の状態、すなわち試験回路161が被試験回路165に対し試験実行の有効状態と成り、他の試験回路162乃至164が被試験回路166乃至168に対し試験実行の無効状態と成る。
続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の二番目の立ち上りエッジR2に於いてノードNF1の信号は「1」に、ノードNF2の信号は「0」に設定された後にデコーダ回路123により復号され、ノードDN1乃至DN4を介しノードND5の信号は「1」に他のノードND4及びd6乃至ND7の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路160はモードC2の状態、すなわち試験回路162が被試験回路166に対し試験実行の有効状態と成り、他の試験回路161及び163乃至164が被試験回路165及び167乃至168に対し試験実行の無効状態と成る。
そして、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の三番目と四番目の立ち上りエッジR3とR4においてはモードC3とC4の各状態へ遷移する。 このモードC3とC4は、同様の態様により、試験回路163が被試験回路167に対してのみ試験実行の有効状態と、試験回路164が被試験回路168に対してのみ試験実行の有効状態の各々に成る。 このように本実施形態3は、試験モードの下で試験回路と被試験回路の有効状態にある組み合わせが常に唯一つである状態を作り出せる。
さらに以後は、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の符号R5乃至R8の立ち上りエッジに応じ、モードC1乃至C4の各状態への遷移が同様に起こる。 なお試験モード設定端子131にHigh信号が供給されている限りに於いて、試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジに応じ、モードC1乃至C4の状態遷移が巡回して起こる。
上述のように被試験回路165乃至168の四つの試験回路は、一度に全回路をテストするのではなく、被試験回路165乃至168の内の一つのみがテストされる状態が巡回して起こる。 被試験回路165乃至168の内の一つのみをテスト状態にする必要は、幾つかの理由によるものである。
一つには、或る被試験回路がテストされるときに、それに対応する試験回路がテストを実行するだけではなく、別の他の被試験回路の一部を試験回路として使う場合が生じるからである。 端的な一つの例として、試験回路164と被試験回路168との関係、及び試験回路261と被試験回路262との関係において、被試験回路168に包含される試験回路261が典型である。 より具体的な例として、被試験回路168がSDRAM制御回路であり、被試験回路262がSDRAM本体であるような構成が考えられる。
このように被試験回路165乃至168の相互依存を遮断する目的と、試験回路161乃至164の各試験の独立性を保証する目的に拠り、試験回路161乃至164の内の一つの試験回路のみが活性化状態となる制御をする必要がある。
いま一つには、バーンインテスト装置を構成する炉の内部温度を制御する容易性を確保するためである。 バーンインテストによるスクリーニング用加速試験は、半導体集積回路装置を高温な雰囲気に晒すことにより行われるが、半導体集積回路装置それ自体に因る発熱も考慮した温度制御が必要である。 この意味では、バーンインテスト装置の炉は、恒温槽と言うべきである。
そこで一度に全回路をテストした場合の半導体集積回路装置の一個当たり発熱量に、恒温槽内に装填された半導体集積回路装置の総個数を掛けた値、すなわち総発熱量が先の恒温槽の温度制御能力以内に抑える必要があることは当然の理である。 従い試験回路161乃至164により被試験回路165乃至168を一度に全てを動作させずに、常に一個のみを動作させることにより半導体集積回路装置の消費電力、延いては発熱量を所定値以下に抑制する回路的な機構が必要となる。
実施の形態4.
図5は、本発明の実施形態4からなる半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 4000は半導体集積回路装置の全体を示し、170は半導体集積回路装置4000が通常モードに於いて主な機能を果すシステム回路を示す。 更にシステム回路170は、その主機能を果すべき回路として174乃至176の被試験回路、並びにこれら主機能に対するDFT回路である171乃至173の試験回路の各々から構成される。
試験回路171乃至173は、図示していないがシステム回路170の外部から供給される各種の試験信号に応じ、NT9乃至NT11で示されるノードへ向けて各種の試験制御信号を発生させる。 被試験回路174乃至176は、ノードNT9乃至NT11を仲介として試験回路171乃至173で発生された各種の試験制御信号により試験が行われる。
ここで試験回路171乃至173並びに被試験回路174乃至176は、システム回路170の外部から供給される信号に因り非活性な状態へ強制的に設定することができ、この非活性化のための信号(以下、非活性化信号と言う)は111で示される試験モード切替端子から供給される。
試験モード切替端子111から試験回路171乃至173並びに被試験回路174乃至176へ供給される非活性化信号は、システム回路170が何れの試験モードであろうと通常モードであろうと、これらモードに依存せずに有効であり、すなわち試験回路171乃至173並びに被試験回路174乃至176を非活性化の状態へ強制的に設定することができる。
130で示される試験モード設定回路は、132乃至133及び138で示されるアンド回路を含み、131で示される試験モード設定端子から供給される試験モード設定信号に応じ、ND1乃至ND3で示されるノードへ向けて、試験回路171乃至173を通常モードへ強制的に設定する信号を発生させる。
110で示されるエッジセンス回路は、112と113で示されるフリップフロップ回路を含み、上述の試験モード切替端子111に供給される信号のエッジを検出し、且つエッジを感知した結果としてフリップフロップ回路112或いは113はトグルする。 これらは先の実施形態1と同一の構成であり、さらにエッジセンス回路110は、116で示されるフリップフロップ回路を含み、同様に試験モード切替端子111に供給される信号のエッジを検出し、且つエッジを感知した結果としてフリップフロップ回路116がトグルする。
120で示される活性化信号生成回路は、121と122で示されるインバータ回路とイクスクルーシブオア回路の各々を含み、上述のフリップフロップ回路112及び113のトグルした結果に応じ、ノードNF1とNF2を仲介としてアンド回路132と133の各々へ向けて、試験回路171と172を試験モードへ設定する信号を発生させる。 また本実施形態の場合、インバータ回路121とイクスクルーシブオア回路122は、フリップフロップ回路112及び113の各トグル周期を決定する信号を出力すると共にフリップフロップ回路112及び113の各々へフィードバックする構成をとる。 これらも先の実施形態1と同一の構成であり、さらに活性化信号生成回路120は、124と125で示されるナンド回路とイクスクルーシブノア回路の各々を含み、上述のフリップフロップ回路116のトグルした結果に応じ、ノードNF3を仲介としてアンド回路138へ向けて、試験回路173を試験モードへ設定する信号を発生させる。 本実施形態の場合、ナンド回路124とイクスクルーシブノア回路125は、フリップフロップ回路116のトグル周期を決定する信号を出力すると共にフリップフロップ回路116へフィードバックする構成をとる。
図7は、図5の半導体集積回路装置4000のテスト回路の動作を表すタイミングチャートである。 図7(a)は、試験モード設定端子131に入力する試験モード設定信号を示し、Low状態のときに試験回路171乃至173を通常モードへ強制的に設定する。 他方、その試験モード設定信号がHigh状態に設定された場合、少なくともこの試験モード設定信号だけでは試験回路171乃至173に対し何ら影響を及ぼさない状態に在る。
図7(b)は、試験モード切替端子111に入力する信号を示す。 図7(c)と(d)はノードNF1とNF2に現れる信号を示し、に図7(f)と(g)はノードND1とND2に現れる信号を示し、何れも先の実施形態1に示したものと同一であり又同一の動作をする。 他方、図7(e)はノードNF3、及び図7(h)はノードND3に現れる各信号を示す。 そして図7(s)は、試験回路171乃至173が設定された状態を示す。 そこで、図5の半導体集積回路装置4000のテスト回路の構成を表す回路ブロックに基き、各信号の挙動を以下に説明する。 なお図7(c)、(d)、(f)、(g)の説明は、先の実施形態1と同一であるから省略する。
図7(e)のノードNF3の信号はフリップフロップ回路116の出力信号であり、イクスクルーシブノア回路125が出力する信号をフィードバックすることに因り、その信号のトグル周期が決定される。 そして、フリップフロップ回路116のトグル周期は、試験モード切替端子111に入力される信号の立ち上りエッジの四回毎に一回トグルする。
図7(h)のノードND3の信号は、試験モード設定端子131にLow信号が入力された場合に「0」の固定信号が現れ、試験モード設定端子131にHigh信号が入力された場合に先のノードNF3に現れた信号がそのままに現れる。 そしてノードND3がHigh状態のときに、試験回路173は被試験回路176を試験できる有効状態となり、ノードND3がLow状態のときに、試験回路173は被試験回路176を試験しない無効状態となる。
図7(s)はシステム回路170の状態を示し、試験モード切替信号111に供給される信号に連動して状態が遷移する。 試験モード切替端子111の信号がLow状態にあっては、他の信号に依存せずに試験回路171乃至173及び被試験回路174乃至176は非活性化の状態へ強制的に設定される。 そして試験モード切替端子111がLow状態からHigh状態へ遷移する立ち上りエッジに応じ、ノードNF1乃至NF3、及びND1乃至ND3が確定する。
図7(b)の試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の最初の立ち上りエッジR1に於いてノードNF1乃至NF3、及びND1乃至ND3の全ての信号は「0」に設定され、従ってシステム回路170はモードD1の状態、すなわち試験回路171乃至173が被試験回路174乃至176に対し試験実行の無効状態と成る。
続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の二番目の立ち上りエッジR2に於いてノードNF1、ND1の信号は「1」に、他のノードNF2、NF3、ND2、ND3の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路170はモードD2の状態、すなわち試験回路171が被試験回路174に対し試験実行の有効状態に、試験回路172、173が被試験回路174、175に対し試験実行の無効状態と成る。 更に続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の三番目の立ち上りエッジR3に於いてノードNF2、ND2の信号のみは「1」に、他のノードNF1、NF3、ND1、ND3の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路170はモードD3の状態、すなわち試験回路172が被試験回路175に対してのみ試験実行の有効状態になる。
そして試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の立ち上りエッジR4乃至R8に従ってノードNF1乃至NF3、並びにノードND1乃至ND3は、引き続き三ビット幅の二進桁上がり計数を行い、モードD4乃至D8の各状態への遷移が同様に起こる。 なお、試験モード設定端子131にHigh信号が供給されている限りに於いて、試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジに応じ、モードD1乃至D8の状態遷移が巡回して起こる。
実施の形態5.
図6は、本発明の実施形態5からなる半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図、及びその半導体集積回路装置がバーンインテストボードに搭載され、更にバーンインテスト装置に装填されたブロック図である。
5000は半導体集積回路装置の全体を示し、180は半導体集積回路装置5000が通常モードに於いて主な機能を果すシステム回路を示す。 更にシステム回路180は、その主機能を果すべき回路として183と184の被試験回路、並びにこれら主機能に対するDFT回路である181と182の試験回路の各々から構成される。
また試験回路181と182は、185と186で示されるリセット付きフリップフロップ回路とトライステートバッファ回路を各々含み、バーンインテスト装置に設置された200で示す多相クロック信号発生器から発生され、195と197で示すバーンインテストボード端子、及び194と196で示す半導体集積回路装置の端子を経由して供給される各種の試験信号に応じ、NF12とNF13で示されるノードへ向けて各種の試験制御信号を発生させる。 ここでリセット付きフリップフロップ回路185とトライステートバッファ回路186は、システム回路180の外部から供給されるリセット信号或いはディセーブル信号により非活性化の状態へ強制的に設定することができ、このリセット信号或いはディセーブル信号は111で示される試験モード切替端子から供給される。
被試験回路183と184は、187と188で示されるリセット付きフリップフロップ回路とトライステートバッファ回路を各々含み、ノードNF12とNF13を仲介として試験回路181と182で発生された各種の試験制御信号により試験が行われる。 ここでリセット付きフリップフロップ回路187とトライステートバッファ回路188は、システム回路180の外部から供給されるリセット信号或いはディセーブル信号により非活性化の状態へ強制的に設定することができ、このリセット信号或いはディセーブル信号は111で示される試験モード切替端子から供給される。
110で示されるエッジセンス回路は、114で示されるリセット付きフリップフロップ回路を含み、上述の試験モード切替端子111に供給される信号のエッジを検出し、且つエッジを感知した結果としてリセット付きフリップフロップ回路114はトグルする。
120で示される活性化信号生成回路は、121で示されるインバータ回路を含み、上述のリセット付きフリップフロップ回路114のトグルした結果に応じ、ノードNR0とNR1へ向けて、試験回路181と182の各々を試験モードへ設定する信号を発生させる。 また本実施形態の場合、インバータ回路121は、フリップフロップ回路114のトグル周期を決定する信号を出力すると共にフリップフロップ回路113へフィードバックする構成をとる。
130で示される試験モード設定回路は、特定の回路を含まないが、131で示される試験モード設定端子から供給される試験モード設定信号を分配し、リセット付きフリップフロップ回路114のリセット端子へ接続すると共に、ノードNR0とNR1に現れる信号を直接に試験回路181と182の各々へ供給する。 本実施形態5において試験モード設定端子131へ供給される信号は、バーンインテスト装置5200に設置された、210で示すVDD電源から、193で示すバーンインテストボード端子を経由して、「1」の固定信号が供給され、従ってこの試験モード設定信号は試験回路181と182に対し何ら影響を及ぼさない状態に在る。
図7(b)は、試験モード切替端子111に入力する信号を示す。 図7(m)と(n)はノードNR0とNR1に現れる信号を示す。 そして図7(t)は、試験回路181と182が設定された状態を示す。 そこで、図6の半導体集積回路装置5000のテスト回路の構成を表す回路ブロックに基き、各信号の挙動を以下に説明する。
図7(n)のノードNR1の信号はフリップフロップ回路114の出力信号であり、インバータ回路121が出力する信号をフィードバックすることに因り、その信号のトグル周期が決定される。 そして、そのトグル周期は、試験モード切替端子111に入力される信号の立ち上りエッジ毎にトグルする。 図7(m)のノードNR0の信号はノードNR1の反転信号である。
図7(t)はシステム回路180の状態を示し、試験モード切替信号111に供給される信号に連動して状態が遷移する。 試験モード切替端子111の信号がLow状態にあっては、他の信号に依存せずに試験回路181と182及び被試験回路183と184はリセット状態とディセーブル状態の各々へ強制的に設定される。 そして試験モード切替端子111がLow状態からHigh状態へ遷移する立ち上りエッジに応じ、ノードNR0とNR1が確定する。
図7(b)の試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の最初の立ち上りエッジR1に於いてノードNR0の信号は「1」に、ノードNR1の信号は「0」に設定され、従ってシステム回路180はモードE1の状態、すなわち試験回路181が被試験回路183に対し試験実行の有効状態に、試験回路182が被試験回路184に対し試験実行の無効状態と成る。 更に続けて、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の二番目の立ち上りエッジR2に於いてノードNR0の信号は「0」に、ノードNR1の信号は「1」に設定され、従ってシステム回路180はモードE2の状態、すなわち試験回路181が被試験回路183に対し試験実行の無効状態に、試験回路182が被試験回路184に対し試験実行の有効状態へと逆転する。
以後、試験モード切替端子111の信号タイミングチャート上の立ち上りエッジR3とR4に応じ、モードE1とE2の各状態への遷移が同様に起こる。 なお試験モード設定端子131にHigh信号が供給されている限りに於いて、試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジに応じ、モードE1とE2の状態遷移が巡回して起こる。
図6で試験モード設定端子131はVDD電源210により「1」の固定信号が供給されているが、若し半導体集積回路装置5000が単独で試験できる場合に於いて、且つ図7(a)の試験モード設定端子131に入力する試験モード設定信号がLow状態にある場合、エッジセンス回路110は試験モード切替端子111の信号の立ち上りエッジR10とR11に拘わらず、リセット状態が維持されノードNR0とNR1への「0」信号の出力を維持する。 よって試験回路181と182は通常モードへ強制的に設定され、且つ被試験回路183と184も通常モードで動作が可能な状態に強制的に設定される。
なお本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
従来の半導体集積回路のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体集積回路装置のテスト回路の構成を表す回路ブロック図である。 本発明に係る半導体集積回路装置のテスト回路の実施の形態5に係るバーンインテストのシステム全体を表す回路ブロック構成図である。 本発明の実施の形態1乃至5に係る半導体集積回路装置のテスト回路の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1000、2000、3000、4000、5000 半導体集積回路装置
5100 バーンインテストボード
5200 バーンインテスト措置
110 エッジセンス回路
120 活性化信号生成回路
130 試験モード設定回路
140、150、160、170、180 システム回路
111 試験モード切替端子
131 試験モード設定端子
112、113、116 フリップフロップ回路
114、115 リセット付きフリップフロップ回路
121 インバータ回路
122 イクスクルーシブオア回路
123 デコーダ回路
124 ナンド回路
125 イクスクルーシブノア回路
132、133、138 アンド回路
134、135、136、137 アンド回路
141、142 試験回路
151、152 試験回路
161、162、163、164 試験回路
171、172、273 試験回路
181、182 試験回路
261 試験回路
143、144 被試験回路
153、154 被試験回路
165、166、167、168 被試験回路
174、175、176 被試験回路
183、184 被試験回路
262 被試験回路
145、146、147、148 リセット付きフリップフロップ回路
155、156、157、158 トライステートバッファ回路
255、256、257、258 アンド回路
185、187 リセット付きフリップフロップ回路
186、188 トライステートバッファ回路
286、258 アンド回路
NF1、NF2、NF3 ノード
ND1、ND2、ND3 ノード
ND4、ND5、ND6、ND7 ノード
DN1、DN2、DN3、DN4 ノード
NR0、NR1、NR2 ノード
NT1、NT2、NT3、NT4 ノード
NT5、NT6、NT7、NT8 ノード
NT9、NT10、NT11 ノード
NT12 ノード
NF12、NF13 ノード
200 多相クロック信号発生器
210 VDD電源
191 バーンインテストボード端子
192 端子
194、196 端子
193 バーンインテストボード端子
195、197 バーンインテストボード端子
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11 立ち上りエッジ

Claims (12)

  1. 複数の回路ブロックを備え、所定の端子への入力信号が第1のレベルにある場合に前記複数の回路ブロックを無効化する半導体集積回路装置において、
    前記入力信号が前記第1のレベルから第2のレベルに遷移するエッジに応じ検出信号を生成するエッジセンス回路と、
    前記検出信号に応じ前記複数の回路ブロックを選択的に活性化する活性化信号を生成する活性化信号生成回路と、を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置のテスト回路。
  2. 前記活性化信号生成回路は、前記検出信号を受け取る度毎に前記活性化信号を変更することを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  3. 前記活性化信号は前記複数の回路ブロックの全部を活性化しない場合も含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  4. 前記活性化信号は前記複数の回路ブロックの全部を活性化する場合も含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  5. 前記活性化信号は、所定の周期に従い巡回することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  6. バーンインテストモードにある場合にのみ、前記活性化信号を前記回路ブロックに供給する試験モード設定回路を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  7. 前記入力信号が前記第1のレベルにある場合に前記複数の回路ブロックをリセット状態にすることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  8. 前記リセット状態は順序回路を初期化した状態であることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  9. 前記入力信号が前記第1のレベルにある場合に前記複数の回路ブロックをディセーブル状態にすることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置のバーンインテスト回路。
  10. 前記ディセーブル状態はトライステート回路をディセーブル化した状態である
    ことを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  11. 前記回路ブロックは試験回路と被試験回路から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置のテスト回路。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置のテスト回路が一つの半導体基板に形成されたことを特徴とする。
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