JP2008291178A - フロアーポリッシュ用剥離剤組成物およびそれを用いた剥離除去方法 - Google Patents

フロアーポリッシュ用剥離剤組成物およびそれを用いた剥離除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ベンジルアルコールをフロアーポリッシュ用剥離剤組成物中に高濃度に含有しながらも、優れた濡れ性、剥離性および貯蔵安定性とともに、希釈液の安定性に優れたフロアーポリッシュ用剥離剤組成物。また、これを用いた剥離除去方法によって、硬化が進んだフロアーポリッシュ組成物皮膜や、厚くなったフロアーポリッシュ組成物皮膜であっても、容易に剥離除去する方法。
【解決手段】 (A)次の(イ)〜(ハ)で構成される界面活性剤;(イ)側鎖脂肪酸アミン塩0.8〜8質量%、(ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤1〜7質量%、(ハ)フッ素系界面活性剤0.02〜0.5質量%、(B)ベンジルアルコール30〜60質量%、(C)アミン化合物19〜50質量%および(D)水残質量%。さらに(E)グリコール系水溶性溶剤5〜15質量%を含有するフロアーポリッシュ用剥離剤組成物およびそれを用いた剥離除去方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、床面に施された水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離するためのフロアーポリッシュ用剥離剤組成物に関する。
さらに詳しくは、ベンジルアルコールをフロアーポリッシュ用剥離剤組成物中に高濃度に含有しながらも、優れた濡れ性、剥離性および貯蔵安定性とともに、希釈液の安定性に優れたフロアーポリッシュ用剥離剤組成物に関する。
通常、木質系床材、合成樹脂からなる化学床材、コンクリートや大理石等の石床などの床面には、床材の美観を保つとともに、床面の保護を目的として、フロアーフィニッシュ組成物による皮膜が形成されている。上記フロアーフィニッシュ組成物は、「JFPA(日本フロアーポリッシュ工業会)規格−00」、フロアーポリッシュ試験方法通則の用語の定義に規定されている。
この規格において、フロアーポリッシュ組成物は、水性,乳化性,油性の3つに大別されている。そして、現在は、水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物が主流となっており、通常、床面に2〜6層を塗り重ねて床面皮膜が形成されるようになっている。
上記水性ポリマータイプのフロアーポリッシュを塗布した床面(フロアーポリッシュ組成物皮膜)は、光沢のある美観を呈しているが、時間が経過するにつれて、歩行によるスリ傷等の摩耗や汚れがフロアーポリッシュ組成物皮膜に付着して美観が損なわれる。
このため、フロアーポリッシュ組成物皮膜の形成された床面に対しては、中性〜アルカリ性の床用クリーナーを用いた洗浄・すすぎ作業を、1〜2回/月程度の間隔で行うようになっている。そして、上記表面洗浄では完全には除去しきれない汚れが蓄積し、この繰り返しを続けても所望の美観が維持できなくなった時点で、フロアーポリッシュ組成物皮膜の一部または全部を剥離除去し、新たにフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥させて、フロアーポリッシュ組成物皮膜を再形成し、床面の美観を維持管理する作業を行うようになっている。
このような、床面に既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜を除去するためのフロアーポリッシュ用剥離剤組成物としては、次のようなものが広く知られている。
例えば、特表平8−508523号公報には、ベンジルアルコール、α−フェニルエチルアルコール、β−フェニルメチルアルコール、エチレングリコールベンジルエーテルから選ばれ、水に対する溶解度が0.1重量%以上のフェニル置換アルキルアルコールと、フェニル置換アルキルアルコールを完全に可溶化するのに必要な量の3.0倍以上の水溶性有機アミンと水不溶性有機酸を含む酸の塩とからなるカップラーとを配合することにより、硬い表面から塗膜及び/または油脂残留物を除去することを可能にした床塗膜除去用組成物および方法が開示されている(特許文献1を参照)。
特開平9−241687号公報には、(A)式:C−O−(CHCHO)H(nは2,3)の化合物(例えばジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル)5〜75(重量)%と、(B)ベンジルアルコール15〜40%と、(C)アルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、モノプロパノールアミン)等のアミン類10〜20%を主要成分として含有する水性ポリマータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤が開示されている(特許文献2を参照)。
特開平2001−89712号公報には、(A)ベンジルアルコール、及び(B)ベンジルアルコールのエチレンオキシドnモル付加物(nは1〜10)を、好ましくは、成分A100(重量)部に対して、成分Bを10〜1000部を含有する。なお、更に(C)アミン類、例えば、アルカノールアミン等を含有することが好ましく、更に他に(D)水酸化ナトリウム等の無機アルカリ、(E)グリコール系等の有機溶剤、(F)界面活性剤、(G)可溶化剤、(H)染料等を、目的組成物の全重量の5〜50重量%程度添加したフロアーポリッシュ除去剤組成物が開示されている(特許文献3を参照)。
特開2002−275394号公報には、水酸化アルカリ0.1〜5wt%未満、芳香族系アルコール5〜93.8wt%、アルカノールアミン5〜60wt%、グリコール類0.1〜30wt%及び水1〜50wt%を含有する水溶性塗料剥離剤である。この水溶性塗料剥離剤には、必要に応じて防錆剤、界面活性剤、キレ−ト剤、粘度調整剤等を添加することができる。またこの水溶性塗料剥離剤は、必要に応じて水に希釈して使用することができる。水酸化アルカリは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、テトラアルキルアンモニウム水酸化物から選んだ少なくとも1種であり、芳香族アルコールは、ベンジルアルコール及び/またはフェネチルアルコールであるとする水溶性塗料剥離剤が開示されている(特許文献4を参照)。
特開2004−143251号公報には、アミン類と界面活性剤と水溶性溶剤(例えば、ベンジルアルコール等)とを主成分とする樹脂ワックス皮膜剥離剤組成物であって、水溶性溶剤として、へキシレングリコールを含有し、高耐久性樹脂ワックスを使用した場合や、メンテナンスの省力化に伴い厚塗りされて樹脂ワックスが厚く堆積した現場でも、樹脂ワックス皮膜に塗布した際のよれやはじきが少なく作業性に優れた樹脂ワックス皮膜剥離剤組成物が開示されている(特許文献5を参照)。
特開2005−281515号公報には、脂肪酸類と、アミン類と、溶剤類と、α−ヒドロキシ酸類とを主成分として含有し、これらが水希釈可能となるよう水溶または水分散の状態で存在し、pHが中性ないしアルカリ性に調整するようにする。さらに、アセチレングリコ−ル系誘導体類、脂肪族ジオ−ル系誘導体類、ポリビニルピロリドン類、サイクロデキストリン類、N−アルキルピロリドンのいずれかを主成分として含有する。さらに、パーフルオロアルキルリン酸エステル類を主成分として含有する。さらに、アルデヒド類吸着剤を主成分として含有する剥離剤組成物およびその製造方法であって、刺激臭が少なく、作業中に転倒事故の原因でもある滑りに対して高い抵抗性を有し、泡立ちが少なく洗浄汚水の再付着、再汚染防止性に優れた剥離剤組成物およびその製造方法が開示されている(特許文献6を参照)。
また、床面のメンテナンス方法の一つとして、「ドライメンテナンス」という方法が取られている。このメンテナンス方法は、高耐久でバフレスポンス性のあるフロアーポリッシュ組成物を床に何層も塗布し、厚い皮膜を形成して作業労力が掛かる床洗浄や剥離洗浄をできるだけ省く床管理方法である。
床面の日常管理として、艶出しパッドを装着した高速ポリッシャー(毎分1000〜2500回転)を用いて、歩行により傷ついたフロアーポリッシュ組成物皮膜を高速バフ掛けすることで、艶出しパッドとフロアーポリッシュ組成物皮膜との摩擦により発生する摩擦熱によって、傷ついたフロアーポリッシュ組成物皮膜が可塑作用を受け平滑化し光沢を回復させるものである。
該メンテナンス方法にあっては、高耐久性のフロアーポリッシュ組成物が、通常5〜10層程度塗布されるが、該フロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離作業は1年以上なされない場合もある。
このため、既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離せずに、フロアーポリッシュ組成物を塗布することで皮膜が厚くなったり、また、1年以上の長期間にわたり剥離しないことで皮膜の劣化や硬化が進むことによって、1度の剥離作業では除去できず、剥離作業を数回繰り返して行わなければ、完全に剥離除去できなくなる場合があり課題となっている。
また、上記特許文献1〜6にあるように、ベンジルアルコールを含有する剥離剤組成物等が開示されている。
ベンジルアルコールは、既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離除去において、該皮膜を軟化・膨潤させる効果に優れている。
しかしながら、ベンジルアルコールのみを、既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜に塗布した場合には、均質な塗布を行うことができないだけでなく、該皮膜が粘りのあるガム状物質となり、作業性を確保することができない。
さらに、ベンジルアルコールを剥離剤組成物中に高濃度に配合しようとすると、組成物自体の貯蔵安定性が維持できず、分離や沈殿を起こしてしまう。また、高濃度にベンジルアルコールを含有した剥離剤組成物を水で希釈した場合、該剥離剤希釈液もまた分離や沈殿を起こしてしまう。さらに、該剥離剤希釈液を既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜に塗布した場合、「はじき」や「よれ」を生じてしまうために、均質な剥離除去の仕上がりが得られないといった課題がある。
なお、ここでいう「はじき」とは、既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の表面が剥離剤希釈液によって均一に濡れずに、斑にはじいている状態をいい。また、「よれ」とは、剥離剤希釈液の塗布の際に用いられるモップ等のさばき跡に沿うかのごとく、剥離剤希釈液のはじきによって、フロアーポリッシュ組成物皮膜が床面に波打つように軟化・膨潤した状態をいう。
こうした「はじき」や「よれ」を生じると、既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜に均質に剥離剤希釈液が作用せず、剥離ムラを生じるために均質な仕上がりが得られず、剥離除去作業を数回繰り返して行わなければならないといった課題を生じる。
このため、硬化が進んだフロアーポリッシュ組成物皮膜や、厚くなったフロアーポリッシュ組成物皮膜であっても、容易に剥離除去できるフロアーポリッシュ用剥離剤組成物が望まれている。
特表平8−508523号公報 特開平9−241687号公報 特開平2001−89712号公報 特開2002−275394号公報 特開2004−143251号公報 特開2005−281515号公報
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ベンジルアルコールをフロアーポリッシュ用剥離剤組成物中に高濃度に含有しながらも、優れた濡れ性、剥離性および貯蔵安定性とともに、希釈液の安定性に優れたロアーポリッシュ用剥離剤組成物およびそれを用いた剥離除去方法の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、下記の(A)〜(C)成分を、組成物全体に対し、有効成分量として下記の割合で含有するとともに、(D)成分として水を含有するフロアーポリッシュ用剥離剤組成物を第1の要旨とする。
(A)(イ)〜(ハ)で構成される界面活性剤;
(イ)側鎖脂肪酸アミン塩0.8〜8質量%
(ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤1〜7質量%
(ハ)フッ素系界面活性剤0.02〜0.5質量%
(B)ベンジルアルコール30〜60質量%。
(C)アミン化合物19〜50質量%。
更に、組成物全体に対し、有効成分量として(E)グリコール系水溶性溶剤5〜15質量%を含有する上記フロアーポリッシュ用剥離剤組成物を第2の要旨とする。
なかでも、上記(A)成分のうちの(イ)側鎖脂肪酸アミン塩が、イソヘプタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸およびイソアラキジン酸から選ばれる少なくとも一種の側鎖脂肪酸とアミン化合物とから生成された側鎖脂肪酸アミン塩である上記フロアーポリッシュ用剥離剤組成物を第3の要旨とする。
また、上記(A)成分のうちの(ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤のアルキル基の炭素数(C)が8〜18で、且つエチレンオキサイドの付加モル数が2〜40モルであるフロアーポリッシュ用剥離剤組成物を第4の要旨とする。
そして、上記(C)成分のアミン化合物が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルモノエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルモノエタノ−ルアミン、N−ブチルジエタノ−ルアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、モノイソプロパノールアミンから選ばれる少なくとも一種である上記フロアーポリッシュ用剥離剤組成物を第5の要旨とする。
さらに、上記(E)成分のグリコール系水溶性溶剤が、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールから選ばれる少なくとも一種であるフロアーポリッシュ用剥離剤組成物を第6の要旨とする。
そしてまた、上記フロアーポリッシュ用剥離剤組成物を、水で10〜30倍に希釈した剥離剤希釈液を用いた床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離除去する方法を第7の要旨とする。
ベンジルアルコールをフロアーポリッシュ用剥離剤組成物中に高濃度に含有しながらも、優れた濡れ性、剥離性および貯蔵安定性とともに、希釈液の安定性に優れたフロアーポリッシュ用剥離剤組成物が得られる。また、これを用いた剥離除去方法によって、硬化が進んだフロアーポリッシュ組成物皮膜や、厚くなったフロアーポリッシュ組成物皮膜であっても、容易に剥離除去することができる。
更に詳しくは、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物は、ベンジルアルコールを剥離剤組成物中に高濃度に含有しながらも、組成物自体の貯蔵安定性を維持し、分離や沈殿を起こさない。
また、本剥離剤組成物を水で希釈した場合であっても、該剥離剤希釈液もまた分離や沈殿を起こすことがない。さらに、該剥離剤希釈液を既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜に塗布した場合、「はじき」や「よれ」を生じることなく、均質な剥離除去の仕上がりが得られる。このため、剥離ムラを生じることがなく、剥離除去作業を数回繰り返して行なう必要もない。
さらに、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物は高濃度であるために、フロアーポリッシュ組成物皮膜の傷みや厚さ等の状態に応じて、水道水による10〜30倍の高希釈倍率での使用を可能とすることで経済性が高められている。また、貯蔵安定性にも優れている。
つぎに、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物(以下、本剥離剤組成物と略すこともある)は、下記の(A)〜(C)成分を、組成物全体に対し、有効成分量として下記の割合で含有するとともに、(D)成分として水を含有するフロアーポリッシュ用剥離剤組成物である。
(A)(イ)〜(ハ)で構成される界面活性剤;
(イ)側鎖脂肪酸アミン塩0.8〜8質量%
(ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤1〜7質量%
(ハ)フッ素系界面活性剤0.02〜0.5質量%
(B)ベンジルアルコール30〜60質量%。
(C)アミン化合物19〜50質量%。
また更に、組成物全体に対し、有効成分量として(E)グリコール系水溶性溶剤5〜15質量%を含有する上記フロアーポリッシュ用剥離剤組成物にある。
なお、本発明でいうところの「有効成分量として」とは、本剥離剤組成物を構成する各成分を、本剥離剤組成物において有効成分100%に換算して示した含有量をいう。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物に用いられる(A)成分の界面活性剤は、(イ)側鎖脂肪酸アミン塩、(ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤、(ハ)フッ素系界面活性剤の少なくとも3種により構成される。
このうちの(イ)成分である側鎖脂肪酸アミン塩としては、イソヘプタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸およびイソアラキジン酸から選ばれる少なくとも一種の側鎖脂肪酸とアミン化合物とから生成された側鎖脂肪酸アミン塩があげられる。
さらに詳しくは、イソヘプタン酸モノエタノールアミン、イソヘプタン酸ジエタノールアミン、イソヘプタン酸トリエタノールアミン、イソヘプタン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソヘプタン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソヘプタン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソヘプタン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソヘプタン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソヘプタン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソヘプタン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソヘプタン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソヘプタン酸アミン塩、イソノナン酸モノエタノールアミン、イソノナン酸ジエタノールアミン、イソノナン酸トリエタノールアミン、イソノナン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソノナン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソノナン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソノナン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソノナン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソノナン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソノナン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソノナン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソノナン酸アミン塩、イソデカン酸モノエタノールアミン、イソデカン酸ジエタノールアミン、イソデカン酸トリエタノールアミン、イソデカン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソデカン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソデカン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソデカン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソデカン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソデカン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソデカン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソデカン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソデカン酸アミン塩、イソトリデカン酸モノエタノールアミン、イソトリデカン酸ジエタノールアミン、イソトリデカン酸トリエタノールアミン、イソトリデカン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソトリデカン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソトリデカン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソトリデカン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソトリデカン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソトリデカン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソトリデカン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソトリデカン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソトリデカン酸アミン塩、イソミリスチン酸モノエタノールアミン、イソミリスチン酸ジエタノールアミン、イソミリスチン酸トリエタノールアミン、イソミリスチン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソミリスチン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソミリスチン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソミリスチン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソミリスチン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソミリスチン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソミリスチン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソミリスチン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソミリスチン酸アミン塩、イソパルミチン酸モノエタノールアミン、イソパルミチン酸ジエタノールアミン、イソパルミチン酸トリエタノールアミン、イソパルミチン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソパルミチン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソパルミチン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソパルミチン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソパルミチン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソパルミチン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソパルミチン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソパルミチン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソパルミチン酸アミン塩、イソステアリン酸モノエタノールアミン、イソステアリン酸ジエタノールアミン、イソステアリン酸トリエタノールアミン、イソステアリン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソステアリン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソステアリン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソステアリン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソステアリン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソステアリン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソステアリン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソステアリン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソステアリン酸アミン塩、イソアラキジン酸モノエタノールアミン、イソアラキジン酸ジエタノールアミン、イソアラキジン酸トリエタノールアミン、イソアラキジン酸−N−メチルモノエタノールアミン、イソアラキジン酸−N−メチルジエタノールアミン、イソアラキジン酸−N−エチルモノエタノールアミン、イソアラキジン酸−N−エチルジエタノールアミン、イソアラキジン酸−N−ブチルモノエタノ−ルアミン、イソアラキジン酸−N−ブチルジエタノ−ルアミン、イソアラキジン酸−N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、イソアラキジン酸−モノイソプロパノールアミン等のイソアラキジン酸アミン塩等が挙げられる。
これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、他の成分とのバランスによる「はじき」や「よれ」の抑制性能の点から、特にイソステアリン酸アミン塩およびイソアラキジン酸アミン塩が好ましい。
また、上記(イ)成分の側鎖脂肪酸アミン塩は、本剥離剤組成物中に、0.8〜8質量%の割合で含有される。すなわち、0.8質量%未満では、他の界面活性剤とのバランスからベンジルアルコールの可溶化性能/乳化分散性能に乏しく、一方、8質量%を超えて含有した場合には他の成分とのバランスに乏しく、また「はじき」や「よれ」が生じて好ましくない。
特に、ベンジルアルコールの可溶化性能/乳化分散性能と、「はじき」や「よれ」とのバランスから、上記側鎖脂肪酸アミン塩の含有量は0.85〜5質量%の範囲がより好ましい。
なお、上記(イ)成分の側鎖脂肪酸アミン塩は、上述のイソヘプタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸およびイソアラキジン酸から選ばれる少なくとも一種の側鎖脂肪酸と、所望のアミン化合物の一部との中和反応により生成することができる。
該脂肪酸アミン塩は、本剥離剤組成物の製造時において、あらかじめ中和反応により生成した側鎖脂肪酸アミン塩を該製造工程の中で配合してもよいし、また、1つの製造釜による一連の原料の仕込みにおいて中和反応により生成させてもよい。あるいは、市販されている所望の側鎖脂肪酸アミン塩を配合してもよい。
また、本発明に用いられる上記(A)成分のうちの(ロ)成分であるポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤としては、下記の化学式1で表される化学構造を有する非イオン系界面活性剤である。〔ここで、Rは、炭素数(C)が8〜18であり、mとnのエチレンオキサイドの付加モル数の総和(m+n)が2〜40モルである。〕
Figure 2008291178
なかでも、エチレンオキサイドの付加モル数の総和(m+n)が20〜40モルのポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤の使用が好ましく、単独で用いても、エチレンオキサイド付加モル数の異なるものを2種以上を組み合わせて用いてもよい。
そして、上記(ロ)成分のポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤は、本剥離剤組成物中に、1〜7質量%の割合で含有される。
すなわち、1質量%未満では、ベンジルアルコールの可溶化性能/乳化分散性能に乏しく、また、「はじき」や「よれ」を防止する性能に乏しい。一方、7質量%を超えて含有した場合には、他の成分とのバランスから泡立ちが高くなり、該剥離剤希釈液のウエットバキュームによる回収作業やすすぎ作業の効率を低下させてしまうおそれがある。
これらを考慮すると、上記ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤の含有量は、特に1.5〜5質量%の範囲が好ましい。
さらに、本発明に用いられる上記(A)成分のうちの(ハ)成分であるフッ素系界面活性剤としては、電解フッ素化法から合成されるパーフルオロスルホン酸系(PFOS系)活性剤、テロメリゼーション法から合成されるパーフルオロカルボン酸系(PFOA系)活性剤、およびオリゴメゼーション法から合成されるフッ化エチレンの多量体活性剤があげられる。
なかでも、本剥離剤組成物の液性がアルカリ性であることを考慮すると、アルカリに対してより安定なPFOS系か、PFOA系のフッ素系界面活性剤が好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
そして、上記(ハ)成分のフッ素系界面活性剤は、本剥離剤組成物中に、0.02〜0.5質量%の割合で含有される。すなわち、0.02質量%未満では「はじき」や「よれ」を防止する性能に乏しい。一方、0.5質量%を超えて含有しても、比例的に「はじき」や「よれ」を防止する性能のさらなる向上は認められず、また、フッ素系界面活性剤が高価であることから経済的に好ましくない。
これらを考慮すると、上記フッ素系界面活性剤の含有量は、特に0.04〜0.25質量%の範囲がより好ましい。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物に用いられる(B)成分のベンジルアルコールは、本剥離剤組成物中に30〜60質量%の割合で含有される。
すなわち、30質量%未満では、床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜を、軟化・膨潤して剥離できるものの、厚くなったフロアーポリッシュ組成物皮膜や高耐久性のフロアーポリッシュ組成物皮膜への剥離性に乏しく、一方、60質量%を超えて含有した場合には、他の成分とのバランスから所望の性能が得られないばかりでなく、「はじき」や「よれ」も抑えられず、好ましくない。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物に用いられる(C)成分のアミン化合物としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルモノエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルモノエタノ−ルアミン、N−ブチルジエタノ−ルアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、モノイソプロパノールアミン等があげられ、なかでも、皮膜への浸透作用および皮膜が有する金属架橋部分の破壊作用の点から、モノエタノールアミン、N−メチルモノエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、モノイソプロパノールアミン等が好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
そして、上記(C)成分のアミン化合物は、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物中に、19〜50質量%の割合で含有される。
すなわち、19質量%未満では、床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜への浸透作用および該皮膜が有する金属架橋部分への破壊作用に乏しく、一方、50質量%を超えて含有しても、該作用の向上は限られ、また、特に貯蔵安定性において、長期間に保存されると外観上が液の色が褐色化し好ましくない。また、他の成分とのバランスがとれず、また所望の性能を維持しながらベンジルアルコールを高濃度で含有することが困難となる。
これらを考慮すると、上記アミン化合物の含有量は、特に25〜45質量%の範囲が好ましい。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物に用いられる(D)成分の水としては、水道水、軟水、イオン交換水、純水、精製水等があげられるが、経済性の点から水道水を用いることが好ましい。なかでも、本剥離剤組成物の貯蔵安定性の
点から、軟水、イオン交換水、純水、精製水等の使用が好ましい。
また、上記(D)成分である水は、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物中に、他成分との総和が100質量%になるのに必要な残質量%含有される。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物に用いられる(E)成分のグリコール系水溶性溶剤としては、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール等があげられ、なかでも、ベンジルアルコールの補足的水溶化性能および軟化、膨潤した皮膜の剥離剤希釈液中への分散作用の点から、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルおよび3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールが好ましい。これらは単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
そして、上記(E)成分のグリコール系水溶性溶剤は、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物中に、5〜15質量%の割合で含有される。グリコール系水溶性溶剤は、ベンジルアルコールとともに、フロアーポリッシュ組成物皮膜の軟化・膨潤に作用し、また、軟化・膨潤した該皮膜が剥離剤希釈液中に分散・溶解する作用を有する。
5質量%未満では、フロアーポリッシュ組成物皮膜の軟化・膨潤に作用し、また、軟化・膨潤した該皮膜が剥離剤希釈液中に分散・溶解する作用が得られず、一方、15質量%を超えて含有した場合には、他の成分とのバランスからベンジルアルコールによるフロアーポリッシュ組成物皮膜の軟化・膨潤作用の向上は認められない。
これらを考慮すると、上記グリコール系水溶性溶剤の含有量は、特に6〜10質量%の範囲が好ましい。
また、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物においては、必要に応じて他の添加剤、例えば、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属塩、炭酸ナトリウム,炭酸カリウム等の炭酸アルカリ金属塩、ケイ酸ナトリウム,ケイ酸カリウム等のケイ酸アルカリ金属塩から選ばれるアルカリ剤、金属封鎖剤、染料、香料、防腐剤、漂白剤、腐食抑制剤、陰イオン界面活性剤,アルキルポリグルコシド等の非イオン界面活性剤および両性界面活性剤等のその他の界面活性剤(上述の(イ)〜(ロ)成分を除く。)等、を本発明の効果を損わない範囲で適宜含有することができる。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物は、各成分が液体である場合には混合攪拌することにより、また固形成分を含む場合には水にまず溶解後、他の液体成分を添加し混合攪拌することが一般的であるが、その組成によっては、各成分の添加順序、溶解順序、必要に応じて行われる加温/冷却等の製造手順は、特に制限されるものではない。
なお、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物の10質量%水溶液におけるpH( JISZ−8802:1984「pH測定方法」) は、25℃で、11以上であることが好ましい。
本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物を用い、所望の光沢度、美観、耐久性等の回復が困難となったフロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離除去する作業を行うことができる。このとき、上記フロアーポリッシュ用剥離剤組成物は、通常、床面の摩耗状態や汚れ度合いに応じて、10〜30倍に水道水で希釈した状態で用いられる。
そして、上記希釈液の廃水は、ウエットバキュームやフロアースクイジー等を用いて回収することが好適である。
また、フロアーポリッシュ組成物皮膜を剥離除去した床面は、水道水によりすすぎを行い、すすぎ廃液は、上記と同様、ウエットバキュームやフロアースクイジー等を用いて回収する。さらに、床面は、拭き上げた後、乾燥させる。
そして、上記床面に、モップやアプリケーター等を用いて、フロアーポリッシュ組成物を、概ね10〜15g/m の塗布量の割合で塗布・乾燥する工程を繰り返し、2〜6層を塗り重ねることにより、フロアーポリッシュ組成物皮膜を再形成することができる。
なお、上記剥離除去作業時おいては、作業場所や作業面積に応じて、ポリッシャー、自動床用洗浄機を用いた機械剥離除去作業や、モップ、ブラシ等を用いた手作業による剥離除去作業が行われるが、作業効率等から、ポリッシャー、自動床用洗浄機等を用いた機械剥離除去作業であることが好ましい。
特に、機械剥離作業では、ポリッシャー、自動床用洗浄機に装着されるフロアパッドとしては、通常、ワックスの剥離作業用途で用いられる黒パッド(例えば、商品名:ハイプロパッド、ストリッピングパッド/住友3M社製)、茶パッド(例えば、商品名:ブラウンストリッパーパッド/住友3M社製)を用いることが好適である。
つまり、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物は、剥離剤組成物の主成分のベンジルアルコールに対して、特定の界面活性剤(イ)〜(ハ)の組み合わせと、他成分との含有率を維持することで、ベンジルアルコールを高濃度で含有しても、剥離剤希釈液を塗布した際に「はじき」や「よれ」がなく、また剥離ムラを生じさせないために、厚くなったフロアーポリッシュ組成物皮膜や高耐久性のフロアーポリッシュ組成物皮膜でも短時間で効率的に剥離することができる。
そして、本発明のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物は高濃度であるために、フロアーポリッシュ組成物皮膜の状態に応じて、水道水による10〜30倍の高希釈倍率での使用を可能にすることで経済性が高められている。さらに、貯蔵安定性にも優れている。
つぎに、本発明の実施例および比較例を説明する。なお、以下の記載において「%」は質量%を意味する。また、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
後記の表1〜表8に示す組成により、実施例1〜22、比較例1〜23のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物(以下、供試剥離剤組成物と略すこともある)を調製した。そして、得られた供試剥離剤組成物について、希釈液の安定性、濡れ性、剥離性および貯蔵安定性の試験項目について、以下の試験方法と判定基準により評価し、その結果を後記の表1〜表9に併せて示した。
(1)希釈液の安定性
供試剥離剤組成物を、水道水で10倍に希釈した剥離剤希釈液を、希釈直後から5分経過後における該剥離剤希釈液の安定性を目視にて観察し、下記の判定基準で希釈液の安定性を評価した。
〔判定基準〕
◎:油滴状の析出物が全く認められない。
○:僅かに油滴状の析出物を認めた。
△:かなりの油滴状の析出物を認めた。
×:溶解・分散することなく、分離した。
なお、上記◎および○を実用性のあるものと評価した。
(2)濡れ性
〔テストパネルの調整〕
ホモジニアスビニルタイル(東リ社製、商品名:マチコSプレーンNo. 5626、寸法:縦30cm×横30cm)に、フロアーポリッシュ組成物(ジョンソンディバーシー社製、商品名:グランプリ)を、1回当たりの塗布量15±2g/mにて4回塗り重ねた後、80±2℃に保った恒温器中に72時間放置し、その後、24時間室温にて放置したものをテストパネルとして試験に供した。
〔操作〕
上記テストパネルに、供試剥離剤組成物を水道水にて10倍に希釈した剥離剤希釈液を、約20mL/m の割合で、刷毛を用いて塗布し、室温にて3分間放置し、テストパネル表面の「はじき」や「よれ」の有無を目視にて観察し、下記の判定基準で濡れ性を評価した。
〔判定基準〕
◎:「はじき」や「よれ」もなく、濡れ性は良好だった。
○:「はじき」や「よれ」が僅かに確認されたが、概ね濡れ性は良好だった。
△:「はじき」や「よれ」が部分的に発生した。
×:「はじき」や「よれ」が著しく発生した。
なお、上記◎および○を実用性のあるものと評価した。
(3)剥離性
〔テストパネルの調整〕
ホモジニアスビニルタイル(東リ社製、商品名:マチコSプレーンNo. 5626、寸法:縦30cm×横30cm)に、フロアーポリッシュ組成物(ジョンソンディバーシー社製、商品名:グランプリ)を、1回当たりの塗布量15±2g/mにて4回塗り重ねた後、80±2℃に保った恒温器中に72時間放置し、その後、24時間室温にて放置したものをテストパネルとして試験に供した。
〔操作〕
上記テストパネルに、供試剥離剤組成物を水道水にて10倍に希釈した剥離剤希釈液を、約40mL/m の割合で、刷毛を用いて塗布し、3分間放置した後、青パッド片(住友3M社製、洗浄パッド)で均一に一定の力で円を描くようにしてテストパネルを1往復半、こすり洗いを行った。その後、洗浄面を水道水ですすぎ、乾燥した。
剥離洗浄後のテストパネルに塗布されたフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離度合いを目視にて観察し、下記の判定基準で剥離性能を評価した。
〔判定基準〕
◎:完全(100%)に剥離できた。(剥離率:100%)。
○:僅かに皮膜が残っているものの、ほぼ剥離できた。(剥離率:80〜99%)。
△:皮膜がかなり残留し、剥離できていない。(剥離率:50〜79%)
×:皮膜は多く残留し、ほとんど剥離できていない。(剥離率:50%未満)
なお、上記◎および○を実用性のあるものと評価した。
(4)貯蔵安定性
〔試験方法〕
供試剥離剤組成物200mLを、225mL容量の透明ガラス瓶に入れ、恒温槽(小林理化器械工業社製、形式:KAX−734)により50℃の雰囲気下に2週間保管した。そして、その外観を目視により観察し、下記の判定基準で貯蔵安定性を評価した。
〔判定基準〕
◎:分離、沈殿物の析出あるいは変色等は、一切認められなかった。
○:分離、沈殿物の析出あるいは変色等が、僅かに認められた。
△:分離、沈殿物の析出あるいは変色等が、かなり認められた。
×:分離、沈殿物の析出あるいは変色が、著しく認められた。
なお、上記◎および○を実用性のあるものと評価した。
なお、以下の表1〜表8に示した各成分の詳細は以下のとおりである。
また、これらの表における各成分の数字は、有り姿の含有量(質量%)で示した。
〔(A)成分:界面活性剤〕
〔(A)成分中の(イ)成分〕
・イソステアリン酸モノエタノールアミン:
イソステアリン酸とモノエタノールアミンとの反応物
・イソステアリン酸モノイソプロパノールアミン:
イソステアリン酸とモノイソプロパノールアミンとの反応物
・イソステアリン酸アミノアルコールEA:
イソステアリン酸とアミノアルコールEAとの反応物
・イソアラキジン酸モノエタノールアミン:
イソアラキジン酸とモノエタノールアミンとの反応物
・イソアラキジン酸モノイソプロパノールアミン:
イソアラキジン酸とモノイソプロパノールアミンとの反応物
・イソアラキジン酸アミノアルコールEA:
イソアラキジン酸とアミノアルコールEAとの反応物
・トール油脂肪酸アミノアルコールEA(比較例用):
トール油脂肪酸とアミノアルコールEAとの反応物
〔(A)成分中の(ロ)成分〕
・アルキルアミン系界面活性剤1:ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤:
ポリオキシエチレンアルキルアミンのエチレンオキサイド28モル付加物、有効濃度99%以上(三洋化成工業社製、商品名:イオネットCCS−228)
・アルキルアミン系界面活性剤2:ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤:
ポリオキシエチレンアルキルアミンのエチレンオキサイド40モル付加物、有効濃度99%以上(三洋化成工業社製、商品名:イオネットCCS−240)
〔(A)成分中の(ハ)成分〕
・フッ素系界面活性剤1:
ポリオキシアルキレンパーフルオロアルキルエチルエーテル、有効濃度50%(デュポン社製、商品名:ゾニールFSO)
・フッ素系界面活性剤2:
パーフルオロアルキル化合物、有効濃度30%(セイミケミカル社製、商品名:サーフロンS111N)
〔(B)成分〕
・ベンジルアルコール:
ベンジルアルコール(東京応化工業社製、商品名:ベンジルアルコール)
〔(C)成分〕
・アミン化合物1:
モノエタノールアミン、有効濃度90%(日本触媒社製、商品名:MEA−90)
・アミン化合物2:
モノイソプロパノールアミン、有効濃度99%以上(BASFジャパン社製、商品名:イソプロパノールアミン)
・アミン化合物3:
N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、有効濃度99%以上(日本乳化剤社製、商品名:アミノアルコールEA)
〔(E)成分〕
・グリコール系水溶性溶剤1:
エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、有効濃度99%以上(丸善石油社製、商品名:スワソルブETB)
・グリコール系水溶性溶剤2:
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、有効濃度99%以上(日本触媒社製、商品名:シーホゾールDG)
・グリコール系水溶性溶剤3:
3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール、有効濃度99%以上(クラレ社製、商品名:ソルフィット)
〔任意成分〕
・その他の界面活性剤1(陰イオン界面活性剤):
ポリオキシエチレンジスチレン化フェニールエーテル硫酸エステルアンモニウム塩、有効濃度95%以上(第一工業製薬社製、商品名:ハイテノールNF−17)
・その他の界面活性剤2(非イオン界面活性剤):
アルキルポリグルコシド、有効濃度50%(コグニスジャパン社製、商品名:プランタケア2000up)
・その他の界面活性剤3(比較例用):
ポリオキシエチレンアルキルエーテルのエチレンオキサイド12モル付加物、有効濃度99%以上(日本触媒社製、商品名:ソフタノール120)
・その他の界面活性剤4(比較例用):
アルキル硫酸ナトリウム、有効濃度35%(テイカ社製、商品名:テイカライトN4135)
・その他の界面活性剤5(比較例用):
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、有効濃度50%(テイカ社製、商品名:テイカパワーLN2050D)
・その他の界面活性剤6(比較例用):
キシレンスルホン酸ナトリウム、有効濃度40%(テイカ社製、商品名:テイカトックスN1140)
・アルカリ剤1:
水酸化ナトリウム、有効濃度25%(東亞合成社製、商品名:苛性ソーダ25%劇物ショクテン)
・アルカリ剤2:
水酸化カリウム溶液、有効濃度48%(純正化学社製、商品名:液体精製苛性カリ48%劇物)
・消泡剤1:
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、有効濃度99%以上(ライオン社製、商品名:レオコン1020H)
・消泡剤2:
シリコーン系自己乳化型、有効濃度99%以上(信越化学工業社製、商品名:X−50−1066D)
・香料:
グリーンノート系、有効濃度99%以上(高砂香料工業社製、商品名:Perfume AG−4066)
Figure 2008291178

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上記実施例1〜22から、本発明の各種フロアーポリッシュ用剥離剤組成物において、希釈液の安定性、濡れ性、剥離性能および貯蔵安定性のすべての試験項目において良好な結果が得られていることがわかる。
また、比較例1〜23においては、少なくとも一つの試験項目において、所望の効果が得られていないことがわかる。

Claims (7)

  1. 下記の(A)〜(C)成分を、組成物全体に対し、有効成分量として下記の割合で含有するとともに、(D)成分として水を含有することを特徴とするフロアーポリッシュ用剥離剤組成物。
    (A)次の(イ)〜(ハ)で構成される界面活性剤;
    (イ)側鎖脂肪酸アミン塩0.8〜8質量%
    (ロ)ポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤1〜7質量%
    (ハ)フッ素系界面活性剤0.02〜0.5質量%
    (B)ベンジルアルコール30〜60質量%。
    (C)アミン化合物19〜50質量%。
  2. 更に、組成物全体に対し、有効成分量として(E)グリコール系水溶性溶剤5〜15質量%を含有することを特徴とする請求項1記載のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物。
  3. 上記(A)成分のうちの(イ)成分の側鎖脂肪酸アミン塩が、イソヘプタン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸およびイソアラキジン酸から選ばれる少なくとも一種の側鎖脂肪酸とアミン化合物とから生成された側鎖脂肪酸アミン塩であることを特徴とする請求項1または2に記載のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物。
  4. 上記(A)成分のうちの(ロ)成分のポリオキシエチレンアルキルアミン系界面活性剤のアルキル基の炭素数(C)が8〜18で、且つエチレンオキサイドの付加モル数が2〜40モルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物。
  5. 上記(C)成分のアミン化合物が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルモノエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルモノエタノ−ルアミン、N−ブチルジエタノ−ルアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、モノイソプロパノールアミンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物。
  6. 上記(E)成分のグリコール系水溶性溶剤が、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルおよび3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物。
  7. 上記請求項1〜6のいずれかに記載のフロアーポリッシュ用剥離剤組成物を、水で10〜30倍に希釈した剥離剤希釈液を用いた床面既設のフロアーポリッシュ組成物皮膜の剥離除去方法。
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