JP2007182522A - 鏡面処理剤組成物及びそれを用いた鏡面の維持管理方法 - Google Patents

鏡面処理剤組成物及びそれを用いた鏡面の維持管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鏡表面にシリコーン膜を形成することにより、鏡表面に潤滑性と防汚性を与え、日常の作業員の布で乾拭きすることによる拭き上げ負荷、労力を大幅に低減し、かつ作業効率の向上に寄与することができる鏡面処理剤組成物及びそれを用いた鏡面の維持管理方法の提供する。
【解決手段】(A)シリコーンオイルを0.5〜10質量%、さらに、(B)界面活性剤、(C)水、(D)石油系溶剤、(E)アルカリ剤及び(F)ワックスを含有することを特徴とする鏡面処理剤組成物及び鏡面に布で塗布して拭き上げてシリコーン膜を形成する工程と、日常的に上記のようにシリコーン膜が形成された鏡面を布で乾拭きする工程を含むことを特徴とする鏡面の維持管理方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、鏡面処理剤組成物及びそれを用いた鏡面の維持管理方法に関する。さらに詳しくは、鏡表面にシリコーン膜を形成することにより、鏡表面に潤滑性を与え、日常の作業員が布で乾拭きすることによる拭き上げ負荷、労力を大幅に低減し、かつ作業効率の向上に寄与することができる鏡面処理剤組成物及びそれを用いた鏡面の維持管理方法に関する。
従来から、オフィスビル、デパート、スーパーマーケット、ショッピングモール、ホテル、駅、空港等の洗面化粧台、流し台、トイレ等(以下「トイレ等」という)に設置されている鏡の清掃美観の維持管理はそれぞれの建物に駐在するビル管理会社により行われてきた。従来までの具体的な鏡の美観の維持管理方法としては、日常の作業として、ガラスクリーナーを鏡面にスプレーして布で拭き上げて仕上げる方法、また、ガラスクリーナーをその都度用いるのは手間取り作業効率が低下するため、ガラスクリーナーを用いずに、水を固く絞った布で鏡面を拭き上げる方法、さらには、ガラス・鏡専用のクリーニングクロスを用いて拭き上げる方法等が行われてきた。しかしながら、作業者による仕上がりのバラツキ、拭き取りムラ、洗浄剤による不快臭等の問題があった。
そこで、例えば、ポリオキシエチレン型非イオン界面活性剤とポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等を特定比で配合し、さらに沸点が150℃以下の有機溶剤を含有する、優れた洗浄力を有すると共に、拭き取りやすく、しみ残り(拭き残り)の少ないガラスクリーナーが開示されている(特許文献1参照)。
また、非イオン界面活性剤、モルホリン又はアルカノールアミン、グリコールエーテル、低級アルコール、ジメチルポリシロキサン、噴射剤及び水を含有する、拭き染みの原因となる成分を含まず、洗浄力を備えた、不快臭を伴わないエアゾール型清浄剤組成物が開示されている(特許文献2参照)。
一方、ビル管理会社に従事する作業者の多くは、高齢者や女性従業員であり、トイレ等の鏡の洗浄は肩や手首に負担のかかる大変に重労働な作業であるとともに、従業員は限られた時間内で多くの鏡を拭き上げ洗浄しなければならなかった。ビル管理会社においても、手間のかかる鏡の洗浄美観の維持管理に対しての作業効率の改善が求められていた。
特開昭58−21495号公報 特開昭53−56203号公報
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、鏡表面にシリコーン膜を形成することにより、鏡表面に潤滑性と防汚性を与え、日常の作業員の布で乾拭きすることによる拭き上げ負荷、労力を大幅に低減し、かつ作業効率の向上に寄与することができる鏡面処理剤組成物及びそれを用いた鏡面の維持管理方法の提供をその目的とする。
鏡表面にシリコーン膜を形成することにより、鏡表面に潤滑性と防汚性を与え、日常の作業員の布で乾拭きすること、すなわち、上記の目的を達成するため、本発明は、(A)シリコーンオイルを0.5〜10質量%含有することを特徴とする鏡面処理剤組成物を第1の要旨とする。
また、本発明は、上記鏡面処理剤組成物のなかでも、特に、上記(A)成分のシリコーンオイルがJIS K 2283による25℃での動粘度が5〜1,000mm/sであるストレートシリコーンオイルである鏡面処理剤組成物を第2の要旨とする。
また、本発明は、上記鏡面処理剤組成物のなかでも、特に、上記(A)成分のシリコーンオイルがJIS K 2283による25℃での動粘度が5〜1,500mm/sである変性シリコーンオイルである鏡面処理剤組成物を第3の要旨とする。
さらに、本発明は、(B)アニオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤及び(C)水を含有することを特徴とする上記鏡面処理剤組成物を第4の要旨とする。
さらに、本発明は、(D)石油系溶剤、(E)アルカリ剤、(F)ワックスを含有することを特徴とする上記鏡面処理剤組成物を第5の要旨とする。
また、本発明は、上記の鏡面処理剤組成物が噴射剤と共にスプレー容器に充填してなることを特徴とする鏡面処理剤組成物を第6の要旨とする。
さらに、本発明は、上記の鏡面処理剤組成物を鏡面に布で塗布して拭き上げてシリコーン膜を形成する工程と、所定の期間においてシリコーン膜が形成された鏡面を布で乾拭きする工程とを繰り返して行うことを特徴とする鏡面の維持管理方法を第7の要旨とする。
本発明の鏡面処理剤組成物は、鏡表面にシリコーン膜を形成することにより、鏡表面に潤滑性と防汚性を与え、日常の作業員が布で乾拭きするだけで拭き上げ負荷、労力を大幅に低減し、かつ作業効率の向上に寄与することができる。
また、本発明の鏡面処理剤組成物を用いて鏡面に布で塗布して拭き上げてシリコーン膜を形成する工程と、所定の期間において、シリコーン膜が形成された鏡面を布で乾拭きする工程とを繰り返して行うことにより、オフィスビル、デパート、スーパーマーケット、ショッピングモール、ホテル、空港等のトイレ等に設置されている鏡の美観の維持管理に好適に用いることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の鏡面処理剤組成物(以下「本組成物」ともいう)は、(A)シリコーンオイルを含有することを特徴としている。
上記(A)成分のシリコーンオイルとしては、ストレートシリコーンオイル、変性シリコーンオイルがあげられる。これらは、鏡表面にシリコーン膜を形成させるとともに、鏡表面のすべり抵抗荷重を低減させ、潤滑性と防汚性を与える目的で配合されるもので、各々単独で用いても2種以上を併用してもよい。
上記(A)成分のシリコーンオイルは、本組成物全体に対し0.5〜10質量%(以下、%と略す)の範囲で配合される。すなわち、0.5%未満の配合量では、すべり抵抗荷重が高く、潤滑性と防汚性が発揮されず、拭き上げ性にも乏しくなり、一方、10%を超えると、鏡表面のベタつきやムラが発生し、却って拭き上げ性が乏しくなるからである。なお、特に、2.0〜5.0%の範囲に設定することにより、すべり抵抗荷重が低減され、潤滑性と防汚性を発揮するうえで好適である。
また、上記ストレートシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイルがあげられる。上記ストレートシリコーンオイルは25℃での動粘度が5〜1,000mm/sであることが好ましい。すなわち、25℃での動粘度が5mm/s未満では、すべり抵抗荷重が高く、潤滑性と防汚性が発揮されず、拭き上げ性も乏しくなる。一方、1,000mm/sを超えると、組成物としてのシリコーンオイルの乳化性/分散性が乏しくなる。なお、特に、50〜200mm/sの範囲に設定することにより、すべり抵抗荷重低減が低減でき、また、潤滑性と防汚性を発揮するうえで好適なものとなる。
また、上記変性シリコーンオイルとしては、ストレートシリコーンオイルの側鎖や末端にひとつ、又は複数のアミノ基、アミド基、カルボキシル基、ポリエーテル基、エポキシ基、フッ素基、カルビノール基、高級脂肪酸エステル基、メルカプト基、フェノール基等を導入したものがあげられる。上記変性シリコーンオイルは25℃での動粘度が5〜1,500mm/sであることが好ましい。すなわち、25℃での動粘度が5mm/s未満では、すべり抵抗荷重が高く、潤滑性と防汚性が発揮されず、拭き上げ性も乏しくなる。一方、1,500mm/sを超えると、鏡表面のベタつきやムラが発生し、却って拭き上げ性が乏しくなるとともに、シリコーンオイルの乳化性/分散性も乏しくなるからである。なお、特に、400〜900mm/sの範囲に設定することにより、すべり抵抗荷重が低減でき、また潤滑性と防汚性を発揮するうえで好適なものとなる。なお、上述の動粘度の測定はJIS K 2283により測定した。
さらに、本組成物は、必要に応じて、(B)アニオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤を配合することができる。これらは、乳化性/分散性の向上に寄与する目的で配合されるもので、各々単独で用いても2種以上を併用してもよい。
この(B)成分のアニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩等があげられる。詳しくは、アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、アルキルベンゼンスルホン酸ジエタノールアミン等があげられる。このうち、アルキル硫酸エステル塩としては、ラウリル硫酸エステルナトリウム、ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸エステルアンモニウム、ラウリル硫酸エステルカリウム、ラウリル硫酸エステルリチウム、ラウリル硫酸エステルバリウム等があげられ、また、アルキルエーテル硫酸エステル塩としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルトリエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルアンモニウム等があげられる。なかでもラウリル硫酸エステル塩が好ましく用いられる。
そして、(B)成分の非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、多価アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物、グリセリンのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよびプロピレングリコール脂肪酸エステル等があげられる。なかでもソルビタン脂肪酸エステルが好ましく用いられる。
さらに、本組成物は、必要に応じて、(C)水を配合することができる。この(C)成分である水としては、純水、イオン交換水、軟水、蒸留水、水道水等があげられる。これらは、各々単独で用いても2種以上を併用してもよい。なかでも、経済性及び本組成物の貯蔵安定性の点から、水道水、イオン交換水が好ましく用いられる。
なお、上記「水」は、本発明の硬表面用洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水と、外から加えられる水との総和であり、本組成物全体が100%となるよう配合される。
さらに、本組成物は、必要に応じて、(D)石油系溶剤を配合することができる。これらは、拭き上げ性の向上に寄与する目的で配合されるもので、各々単独で用いても2種以上を併用してもよい。この(D)成分としてはパラフィン系、ナフテン系及び芳香族系炭化水素があげられる。なかでもパラフィン系炭化水素が好ましく用いられる。
さらに、本組成物は、必要に応じて、(E)アルカリ剤を配合することができる。これらは、乳化性/分散性の向上に寄与する目的で配合されるもので、各々単独で用いても2種以上を併用してもよい。この(E)成分としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化物、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のケイ酸塩等の無機アルカリ性物質、アンモニア、モルホリン、アルカノールアミン類等の有機アルカリ性物質があげられる。なお、アルカノールアミン類としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン等があげられる。なかでもトリエタノールアミンが好ましく用いられる。
さらに、本組成物は、必要に応じて、(F)ワックスを配合することができる。これらは、潤滑性の向上に寄与する目的で配合されるもので、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。この(F)成分としては蜜蝋、セラック蝋、カルナバ蝋、木蝋、米蝋、キャンデリラワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス及びモンタンワックス等のワックス類があげられる。なかでもマイクロクリスタリンワックスが好ましく用いられる。
また、本組成物は噴射剤と共にスプレー容器に充填して、布にスプレーして使用することが好ましい。なお噴射剤としては、液体プロパンガス、ブタン、ジメチルエーテル、炭酸ガス、フロン等をあげることができる。これらは、各々単独で用いても2種以上を併用してもよい。なかでも液体プロパンガス及びブタンが好ましく用いられる。
また、本組成物には、本発明の効果を妨げない範囲で、任意成分として、pH調整剤、粘度調整剤、染料、香料、防腐剤、防黴剤、金属腐食抑制剤、消臭剤、帯電防止剤、消泡剤等を用いることができる。
そして、本組成物の使用方法は、使用する鏡面1mあたり2〜3gを布にとり、鏡面に塗布して拭き上げてシリコーン膜を形成する。なお、効果の持続性は鏡の設置場所や洗面台の使用頻度等に応じて異なるが、塗布後2〜3週間(所定の期間)においては日常の作業員が鏡面を布で乾拭きする工程のみを行う。すべり抵抗荷重が高まり、乾拭きしにくくなったら、再度本組成物を鏡面に塗布して拭き上げてシリコーン膜を再形成する。これを繰り返して行い鏡面の維持管理を行う。
また、本発明で用いられる布としては木綿、化学繊維及び不織布を材質としたタオル、雑巾、拭き取り用クロス等があげられる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。本発明は、これらに限定されるものではない。
後記の表1〜表4の実施例1〜16及び比較例1〜7に示す組成の鏡面処理剤組成物を調製し、シリコーンオイルの乳化性/分散性、拭き上げ性、すべり抵抗荷重及び防汚性の各項目について評価した。なお、後記の表1〜4において用いた成分は以下の通りであり、表中の数値は、各成分の含有量(純分)で示したものである。
(1)ストレートシリコーンオイル
・ジメチルシリコーンオイル1:
ジメチルポリシロキサン(動粘度1.0mm/s)
商品名:KF−96L−1cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル2:
ジメチルポリシロキサン(動粘度2.0mm/s)
商品名:KF−96L−2cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル3:
ジメチルポリシロキサン(動粘度5.0mm/s)
商品名:KF−96L−5cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル4:
ジメチルポリシロキサン(動粘度10.0mm/s)
商品名:KF−96−10cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル5:
ジメチルポリシロキサン(動粘度50.0mm/s)
商品名:KF−96−50cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル6:
ジメチルポリシロキサン(動粘度100.0mm/s)
商品名:KF−96−100cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル7:
ジメチルポリシロキサン(動粘度200.0mm/s)
商品名:KF−96−200cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル8:
ジメチルポリシロキサン(動粘度500.0mm/s)
商品名:KF−96−500cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル9:
ジメチルポリシロキサン(動粘度1000.0mm/s)
商品名:KF−96−1000cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル10:
ジメチルポリシロキサン(動粘度3000.0mm/s)
商品名:KF−96−3000cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル11:
ジメチルポリシロキサン(動粘度5000.0mm/s)
商品名:KF−96−5000cs、信越化学工業社製
・ジメチルシリコーンオイル12:
ジメチルポリシロキサン(動粘度6000.0mm/s)
商品名:KF−96H−6000cs、信越化学工業社製
・メチルフェニルシリコーンオイル1:
メチルフェニルシリコーンオイル(動粘度100.0mm/s)
商品名:KF−50−100cs、信越化学工業社製
・メチルフェニルシリコーンオイル2:
メチルフェニルシリコーンオイル(動粘度400.0mm/s)
商品名:KF−54−400cs、信越化学工業社製
・メチルフェニルシリコーンオイル3:
メチルフェニルシリコーンオイル(動粘度1000.0mm/s)
商品名:KF−50−1000cs、信越化学工業社製
・メチルハイドロジェンシリコーンオイル:
メチルハイドロジェンシリコーンオイル(動粘度20.0mm/s)
商品名:KF−99−20cs、信越化学工業社製
(2)変性シリコーンオイル
・アミノ変性シリコーン1:
アミノ変性シリコーン(動粘度400.0mm/s)
商品名:BY16−837、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製
・アミノ変性シリコーン2:
アミノ変性シリコーン(動粘度500.0mm/s)
商品名:BY16−893、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製
・アミノ変性シリコーン3:
アミノ変性シリコーン(動粘度900.0mm/s)
商品名:BY16−891、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製
・アミノ変性シリコーン4:
アミノ変性シリコーン(動粘度1000.0mm/s)
商品名:BY16−906、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製
・アミノ変性シリコーン5:
アミノ変性シリコーン(動粘度1500.0mm/s)
商品名:BY16−878、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製
(3)溶剤
・石油系溶剤:
イソパラフィン炭化水素(初留点:166℃、引火点:49℃)
商品名:IP1620、出光石油化学社製
(4)界面活性剤
・界面活性剤1:
ソルビタンモノオレエイト
商品名:ニッサンノニオンOP−80R、日本油脂社製
・界面活性剤2:
ラウリル硫酸エステル塩
商品名:アルスコープTH−330、27%、東邦化学社製
(5)アルカリ剤
・アルカノールアミン:
トリエタノールアミン
商品名:トリエタノールアミン85%、ダウケミカル社製
(6)ワックス
・ワックス:
ソフトマイクロクリスタリンワックス(融点:70℃、針入度:30)
商品名:Hi−Mic 1045、日本精鑞社製
(7)防腐剤
・防腐剤:
ハロゲン系アセトアミドモノイオデート
商品名:デルトップ、日本エンバイロケミカルズ社製
(8)噴射剤
・液体プロパンガス:
プロパン及びブタンの混合リキッドペトリウムガス
商品名:LP4.0kg/cm、新日本石油社製
(1)シリコーンオイルの乳化性/分散性
〔試験方法〕
実施例及び比較例で示す処方によりシリコーンオイルを乳化及び分散し調整液の安定性を目視により確認した。
〔判定基準〕
◎:シリコーンオイルは、分離することなく均一に乳化/分散して均一な状態を保った。
○:シリコーンオイルは、僅かに分離したが、実用上問題ない状態で用いることができた。
△:シリコーンオイルは、しばらくするとかなり分離してしまい、実用上問題であった。
×:シリコーンオイルは、すぐに分離してしまい全く実用に供せなかった。
(2)拭き上げ性
〔試験方法〕
寸法90cm×35cmの壁掛け用鏡(商品名:壁掛けミラー90、マボファッションリビング社製)を垂直に設置し、調製液(塗布量:2〜3gの割合)を拭き取り用クロス(商品名:ふきとりJ.ワイパー、ジョンソン・プロフェッショナル社、ポリエステル70%、ナイロン30%)に含ませ、同クロスで鏡を拭き上げ、調製液の拭き取りの容易さを確認した。
〔判定基準〕
◎:ムラなく拭き取れ、ベタつきもなく、容易に均一に拭き取れた。
○:ムラなく拭き取れたが、少しベタついた。
△:拭き取りづらく、ベタつき、拭き取りムラが残った。
×:ベタつきがひどく、拭き取れなかった。
(3)すべり抵抗荷重
〔試験方法〕
上記(2)で調整液を処理した鏡を水平に静置し、鏡表面にふきとりJ−ワイパー片(寸法:9×6cm)を置き、さらに同じサイズのおもり(荷重:1.75kg)を乗せ、おもりの側面にプッシュ・プル・ゲージを押し付け、ワイパーが動き始めるまで力を加えた。
〔判定基準〕
◎:J−ワイパーはスムーズに動き出した。移動開始に要した荷重は1kg未満であった。
○:J−ワイパーは比較的スムーズに動き出した。移動開始に要した荷重は1.0〜2.0kgであった。
△:J−ワイパーはスムーズに動き出し難くかった。移動開始に要した荷重は2.0〜3.9kgであった。
×:J−ワイパーは非常に動き出し難く、移動開始に要した荷重は4kg以上であった。
(4)防汚性
〔試験方法〕
上記(2)で調整液を処理した鏡の表面にトイレルームや浴場更衣室の洗面台で見られる下記で示す汚れをそれぞれ異なる鏡表面部分に滴下(滴下量:0.5mL)し、そのまま一晩放置、乾燥させた後、同滴下、乾燥部分にふきとりJ−ワイパー片(寸法:4×3cm)を置き、さらに同じサイズのおもり(荷重:400g)を乗せた洗浄ヘッドで各々の汚れをこすり洗いし、汚れが完全に除去されるまでこすり取った。防汚性能は、こすり洗い回数で表した。
〔人工汚垢〕
・人工汚垢1:人工硬水(150ppm)
・人工汚垢2:石鹸カス(固形石鹸0.4%、風呂用人工皮脂セバム汚れ0.004%、硬水(150ppm)33.5%、残部水道水)
・人工汚垢3:市販の歯磨き(ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸塩、塩酸クロルヘキシジン、赤色226号、香料)
〔判定基準〕
◎:5〜10回のこすり洗いで上記汚垢をこすり落とせた。
○:11〜20回のこすり洗いで上記汚垢をこすり落とせた。
△:21〜30回のこすり洗いで上記汚垢をこすり落とせた。
×:31回以上こすり洗いしなければ、上記汚垢をこすり落とせなかった。
Figure 2007182522
Figure 2007182522
Figure 2007182522
Figure 2007182522
上記の結果から実施例1〜16品は、シリコーンオイルの乳化性/分散性、拭き上げ性、すべり抵抗荷重、防汚性のいずれの試験項目においても、良好な性能を有することがわかる。
一方、25℃での動粘度が5mm/s未満である比較例1及び2品は、拭き上げ性やすべり抵抗性及び防汚性が乏しいことがわかり、また、1,000mm/sを超える比較例3〜5品はシリコーンオイルの乳化性/分散性に欠け、成分が容易に分離してしまい、不均質な組成となる為に、他の性能の評価不能であった。
そして、シリコーンオイルの配合量が10%を超える比較例6品はべたつくとともに拭き上げ性やすべり抵抗性及び防汚性が乏しいことがわかり、0.5%未満の比較例7品はシリコーンオイルの乳化性/分散性に欠け、成分が容易に分離してしまい、不均質な組成となる為に、他の性能の評価不能であった。

Claims (7)

  1. (A)シリコーンオイルを0.5〜10質量%含有することを特徴とする鏡面処理剤組成物。
  2. 上記(A)成分のシリコーンオイルがJIS K 2283による25℃での動粘度が5〜1,000mm/sであるストレートシリコーンオイルである請求項1記載の鏡面処理剤組成物。
  3. 上記(A)成分のシリコーンオイルがJIS K 2283による25℃での動粘度が5〜1,500mm/sである変性シリコーンオイルである請求項1記載の鏡面処理剤組成物。
  4. さらに、(B)アニオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤及び(C)水を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の鏡面処理剤組成物。
  5. さらに、(D)石油系溶剤、(E)アルカリ剤、(F)ワックスを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の鏡面処理剤組成物。
  6. 上記1〜5の鏡面処理剤組成物が噴射剤と共にスプレー容器に充填してなることを特徴とする鏡面処理剤組成物。
  7. 上記請求項1〜6のいずれか一項に記載の鏡面処理剤組成物を鏡面に布で塗布して拭き上げてシリコーン膜を形成する工程と、所定の期間においてシリコーン膜が形成された鏡面を布で乾拭きする工程とを繰り返して行うことを特徴とする鏡面の維持管理方法。
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