JPS5842239B2 - 洗浄組成物 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 汚物およびワックスの除去、特に隅、すそ板（ｂａｓｅ
ｂｏａｒｄｓ）、階段等のごとき掃除の不自由な場所か
らの汚物（５ｏｉｌ ）およびワックスの除去は主婦や
商業用および工業用建物の掃除を受は持つ管理人の両方
にとって長く困惑させられてきた問題であった。

床ワツクスおよび光沢剤最近の開発および改良が従来は
とんど未解消であった重大な除去の問題をつくり出して
きた。

新しいワックスおよび光沢剤製品はその硬度、安定性、
耐摩滅性および耐久性を改良するように処方されている
。

これらのほとんどの性質の付与がこのような改良製品の
除去を不可能でない場合には困難にしている。

いくつかのワックスおよび光沢剤はこれをアルカリ或は
中性媒体に不溶性にするが酸媒体には可溶性にする追加
の除去助剤を含有する。

このような除去助剤はワックスをかけた或は光沢剤をつ
けた表面の通常のアルカリ性洗浄組成物による洗浄を可
能にすることができ、また酸洗浄組成物による表面塗膜
の除去を可能にすることができる。

しかしながら、全てのワックスや光沢剤がこのように処
方されてはいない。

一方、大部分の商業的或は工業的ワックスおよび光沢剤
は経済的な理由で長時間はぎ取り或は除去に対する耐性
を必要としている。

適用後、これらの製品は洗浄水或は中性または温和な洗
剤のどちらかでしめらせて掃除し、上塗り剤を除去する
ことなく表面の汚れを取り除く。

次に上塗りを機械的に磨き、その光沢ある表面を取り返
させる。

このようなワックス或は磨き上塗りは典型的には取り換
えることなく数ケ月間使用される。

このような表面上の集積汚物が見苦しくなるか或は上塗
り層が実際に摩滅した場合には、取りはぎ（完全な除去
）および再塗布が必要になる。

床上塗り組成物は保護性被膜を与えるために広範は種々
の物質のいずれか（たとえば重合体物質）を含有する。

これらの物質のほとんど全部は水−不溶性であるか或は
水−不溶性にすることができる。

これらは一般に適用時に溶液或はエマルジョンの形であ
る。

塗膜を乾燥させると、溶媒が蒸発し、耐水性保護性上塗
り塗膜が残る。

床上塗り組成物（ｆｌｏｏｒ ｆｉｎｉｓｈｉｎｇ ｃ
ｏｍｐｏｓｉ−ｔｉｏｎ ） に現在使用されている代
表的な重合体はスチレン、アクリル酸エチル、メクアク
リル酸メチル、アクリロニｌ−ＩＪルおよびエチレン単
量体を共重合させることにより形成される。

いくつかのワックスはカルナウバ ロウ（Ｃａｒｎａｕ
ｂａ ｗａｘ ）のごとき天然物質とポリアクリレート
或はポリスチレンのごとき合成重合体物質との混合物に
基づくものである。

成る慣用のワックス組成物はカルナウバ ロウとアルカ
リ−可溶性樹脂とを含有している。

別の組成物はフィッシャー−トロプシュロウ（Ｆｉｓｈ
ｅｒ −Ｔｒｏｐｓｃｈ ｗａｘｅｓ ）、酸化 徴−
結晶ロウ、ポリエチレン樹脂、油−溶性樹脂等よりなる
合成ロウ組成物を含有する。

エマルジョン形床上塗り組成物はスチレン、変性シェラ
ツク、スチレン−アクリレート共重合体混合物、アクリ
レート組成物、アクリレートおよび酸−感受性アルカリ
ー耐性混合物を含有しうる。

商業的に成功している洗浄および取りはぎ用組成物はこ
れらの上塗り塗膜に対し効果があるばかりでなく、また
これらの上塗り剤を適用する通常の床表面材に対し有害
であってはならない。

このような床表面材にはビニール、ビニール アスベス
トおよびアスファルト床被覆材、コンクリート、とぎ出
しコンク’） −ト（ｔｅｒｒａｚｚｏ ） 、木材等
が包含される。

本出願人は（１）２−ブトキシェタノール（ブチル「セ
ロソルブ」として商業的に公知）のどとき水−溶性モノ
ブチル グリコール エーテル有機溶媒を含有する水／
有機溶媒系および（２）アルカノールアミン（たとえば
、モノエタノールアミン）のごとき水溶性第１級アミン
或はアンモニアからワックス−除去性洗浄組成物を形成
できることを見出した。

この洗浄組成物はすそ板、弾性タイル、とぎ出しコンク
リート形床およびその他の慣用の材料の床からその表面
に損傷を与えることなく、集積ワックス（ｂｕｉｌｔ
−ｕｐ ｗａｘ ）および汚物を速かに除去する。

このような除去作用は従来公知の洗浄組成物に比べ一層
効果的且つ急速であることが見出された。

本発明の洗浄組成物は従来技術のワックス取りはぎ、洗
浄組成物と組み合せてその不十分性の故に典型的に使用
されてきた磨き用の機械的掃除装置の使用の必要性を排
除する。

さらに、本発明による洗浄組成物はアルカリ性ビルダー
を含有する通常の洗浄組成物に比ベアルカリ性がはるか
に少ない（即ち、１２より小さいｐＨを有する）。

従って、ワックスや汚物を除去する表面に損傷を与えず
、また大部分の正常な感受性をそれぞれ有する使用者の
手に損傷を与えない。

本発明によるワックス−除去性洗浄組成物はまたこの組
成物を垂直表面に適用する場合に流出を防ぐために十分
の水溶性の適合しうる濃化剤を含有することが好ましい
。

本発明の組成物はまた洗浄する表面の浸潤を増強させる
ために十分に適合しうる表面活性剤を含有することもで
きる。

本発明の組成物はまた有機溶媒およびアミンの急速な蒸
発を抑制するために十分に適合しうる水−溶性フィルム
−形成性樹脂を含有することもできる。

本発明による組成物の溶媒系は基本的に主要部の水と全
部の水−溶性モノブチル グリコールエーテル有機溶媒
よりなる。

この目的に適する水溶性モノブチル グリコール エー
テル有機溶媒としては２−ブトキシェタノール（商品登
録名ブチル「セロソルブＪ （Ｃｅ１ｌｏｓｏｌｖｅ
）下に公知である）、ジエチレン グリコール モノブ
チルエーテル（ブチル「カルピトールｊ （Ｃａｒｂｉ
ｔｏｌ ）として商品登録下に公知）、ブトキシ エト
キシプロパノールおよびこれらの混合物が包含される。

４個より少ない炭素原子を含有す′るアルキル基（即ち
、ブチル基以下、たとえばメチル基）を有するアルキレ
ン グリコール エーテルは多くの床上塗り剤に対する
十分な溶剤性を有せず、従って受容できない。

この組成物中に水溶性モノブチル グリコール エーテ
ル有機溶媒が約１ないし２５重量饅含有されていること
が好ましい。

■優より少ない有機溶媒含有量では組成物中でのその効
果は限界的である。

２５φより多い量の有機溶媒をこの洗浄組成物中に使用
することは現在非経剤的であるが、このような組成物は
効果的である。

前記に定義した組成物に有用な第１級アミンは一般式Ｎ
Ｈ２Ｒを有する。

この式中Ｒは１ないし５個の炭素原子を有する低級アル
キル基（たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチル
或はペンチル基）、１ないし３個の炭素原子を有するモ
ノヒドロキシアルキル基（たとえば、−ＣＨ２０Ｈ１Ｃ
２Ｈ４０Ｈおよび−Ｃ３Ｈ６０Ｈ）、２ないし３個の炭
素原子を有するアミノアルキル基（たとえば、−Ｃ２Ｈ
４ＮＩ（２および−Ｃ３Ｈ６ＮＨ２）、或は水素（即ち
、ＮＨ３）を表わす。

この定義内に入り且つ本発明に有用な代表的な第１級ア
ミンにはメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン
、ブチルアミンおよびペンチルアミンのごとき第１級ア
ルキル アミン、エチレン ジアミンのごときアルキレ
ンアミン、モノエタノールアミンのごときアルカノール
アミン、および非−有機化合物、水酸化アンモニウムが
包含される。

皮膚を刺戟せず且つ望ましくないアンモニア臭を有しな
い故にアルカノールアミンを用いることが好ましい。

第１級アミンを本発明の組成物の２ないし２０重量饅含
有することが好ましい（最も好ましくは３〜１０饅）。

アミンが２優より少ない場合、その効果は限界的であり
、本発明の洗浄組成物中に２０優より多い量のアミンを
使用することは現時点で経済的に不合理である。

モノブチル グリコール エーテル溶媒に関する一定の
最小量が１俤であり、またアミンに関する最小量が２饅
であると述べたけれども、これらの成分の各々をその一
定最小量で含有する組成物は受容されない。

たとえば、１饅モノブチル グリコール エーテル溶媒
を使用する場合には、これらの活性成分の有効濃度をう
るためには２多より多い量のアミンを使用せねばならな
い。

一定の組成物中のアミンとモノブチル グリコール エ
ーテル有機溶媒との各々の最小量は式（ｘ＋１）ｙ＝２
５により算出することができる。

この式中「Ｘ」は有機溶媒の重量部を表わし、ｒｙＪは
第１級アミンの重量部を表わし、「Ｘ」はＯより犬であ
り且つｙは１より犬である。

一定の組成物中のこれらの成分の各々の好適な最小量に
関する式はｘ （ｙ−１）＝３６ （但し「Ｘ」は１よ
り犬であり且つｒｙＪは２より大きい）である。

好適な組成物は２−ブトキシ−エタノール１０ないし２
０重量部およびモノエタノールアミン３ないし１０重量
部を含有する。

洗浄される表面を浸、潤されるその能力を増強するため
に、本発明の組成物に少量の適合しうる表面活性剤を使
用することが特に有利である。

この表面はこれを被覆するワックス或は磨削の性質によ
り一般に疎水性であり、成る場合には種々の汚損状態の
いずれかにより生じうる薄い油状表面層を形成している
。

このような表面活性剤は一般に陰イオン性或は非−イオ
ン性である。

商業的に利用できる適当な表面活性剤としては、エトキ
シル化第２級アルコール表面活性剤、たとえば「チルシ
ト−／Ｌ／ Ｊ １５− Ｓ −９（Ｔｅｒｇｉｔｏｌ
）の商品名で販売されているもの、アルキルフェノ
ール エチレン オキシド縮金物表面活性剤、たとえば
「トリトンＪＸＩ ００ （Ｔｒｉｔｏｎ ）の商品名
で販売されているもののごとき非−イオン性表面活性剤
、アルキルベンゼン スルホネート、たとえば商品登録
「ウルトラウェットＪ １００ （Ｕｌｔｒａｗｅｔ
）で販売されているもの、「リカノール」Ａ（Ｒｉｃｈ
ａｎｏｌ ）の商品登録下に販売されているもののごと
きラウリル サルフェートのごとき陰イオン性表面活性
剤、および長鎖脂肪酸塩、即ちタロー或はココナツ油石
けんが包含される。

「表面活性剤」なる用語は合成石けん、天然石けん、洗
剤および表面活性剤を包含することを意味する。

表面活性剤を組成物中に約０．５〜２俤の程度で含有す
るのが好ましい（最も好ましくは約１％）。

さらにまた、組成物を洗浄する表面に適用する間、水溶
性有機溶媒と第１級アミンとの急速な蒸発を抑制するた
めに適合しうる水溶性フィルム形成性樹脂を使用するこ
とが特に有利である。

この樹脂はこれらの揮発性成分を長時間表面と接触させ
ておき、組成物中のこれらの物質の必要有効量を減じさ
せる。

適当なフィルム−形成性樹脂にはナトリウム カルボキ
シメチル セルロースおよびナトリウム ヒドロキシメ
チル セルロースが包含される。

このようなフィルム−形成性樹脂は組成物に少量、たと
えば０．０５ないし０．５重量φ（好ましくは０．１な
いし０．３重量φ）含有される。

２〜３％の過剰量のこれらの樹脂は組成物にゲル化生じ
させることがあり（この状態は望ましい場合も或は望ま
しくない場合もある）、また望ましくない残留物を残す
ことがある。

さらにまた、本発明の組成物の粘度をこの組成物を垂直
表面、たとえばすそ板に適用することができ、そこから
流出しないようにするために、適合する濃化剤を含有さ
せることが特に有利である。

このような流出が生じた場合には、すそ板のワックス集
積物および汚物に対する組成物の帯在時間（すなわち効
果）が減少し、および（または）組成物を望ましくない
部分、たとえばカーペラｈ表面上に流出させることもあ
る。

組成物が２５℃で少なくとも５００ ｃｓｐの粘度を有
する場合に、流出は起らないことが実際に見出された。

特に適当であることが見出された濃化剤はコロイド状マ
グネシウム アルミニウム ケイ酸塩（商品登録名「ビ
ーガムＪ Ｔ （Ｖｅｅｇｕｍ ）で販売されている）
である。

この特別の濃化剤は約０．３ないし約０．６重量類の濃
度で有効であることが見出されたが、この濃度はその他
の公知の濃化剤では変化させることができる。

はぎ取り用組成物（ｓｔｒｉｐｐｉｎｇ ｃｏｍｐｏｓ
ｉｔｉｏｎ ）として使用する場合、本発明の組成物は
典型的には約１０ないし約３５重量φの非−水性部分を
有する。

勿論、この本発明による組成物はより高い非−水性濃度
、５０％或はそれ以上の高い非−水性濃度さえ有する濃
縮溶液として作り、販売することができる。

使用時に、その稀釈組成物は洗浄されるべき表面上に代
表的にはエーロゾルとして噴霧する。

噴霧は慣用の噴霧機械装置により或は低沸点クロルフル
オル−置換アルカン（たとえば「フレオンｊ １２ （
Ｆｒｅｏｎ ） ）或は低沸点アルカン或はまたイソブ
タンとプロパンとの混合物のごときその混合物のごとき
適当なエーロゾル発射剤の有効量と共にエーロゾル散布
容器を使用することにより達成することができる。

本発明の組成物はその他の通常の添加物を含有しうる。

たとえば、本発明の組成物はより審美的な外観を与える
ための着色剤、より受容されうる香りを与えるための香
料および溶液中で生育する細菌を防ぐための保存剤、さ
らにまた洗浄される表面から細菌、かび（ｍｏｌｄ ）
、白かび（ｍｉｌｄｅｗ）等を根絶するために適当な
薬剤を含有しうる。

このような成分は当技術で良く知られており、それぞれ
の特定量は当業者の知識内にあるだろう。

組成物を高度にアルカリ性にする添加剤は前記成分から
生成する比較的緩和なアルカリ性を維持するために避け
るべきである。

本発明の組成物は典型的には１２より小さいｐＨ値を有
する。

次の例は本発明の理解をさらに容易にするだろう。

これらの例は本発明を実施しうる方法を示すものであり
、全ての部は他に特記しないかぎり重量による。

例１ 本発明による好適な組成物を次の成分から製造した： １０％プロパン）９部とともに、２４−オンス（７５０
ｒＩＬｌ）の裏のない錫メツキスチール製エーロゾル容
器中に仕込んだ。

次に、組成物を汚れたビニール プラスティック製すそ
板上に均一に噴霧した。

この板はまた重いワックス集積物を有した。

３ないし５分間残留させ、この時間の後に、ワックス集
積物および汚物が除去するに十分に軟化或は遊離するこ
とが認められた。

この組成物と遊離した汚物とは温和なすり取り性洗浄パ
ッドで容易に除去された。

次に、湿った布を用い、洗浄された表面から組成物の実
質的全部を除去した。

例２〜３２ 本発明による組成物中の水溶性有機溶媒と第１級アミン
との最低有効濃度を測定するために例２〜３２の組成物
を製造した。

この各側の組成物および効能を第１表に示す。

第１表において、「ＭＥＡ」はモノエタノール アミン
であり、「ＢＣ」はブチル「セロソルブ」である。

例２〜３２の組成物はアミンと有機溶媒とが第１表に示
したように変わる以外は例１と同じ取分を含有する。

評価 ９部９インチ（２３Ｘ２３ｃｒｒＬ）平方の白色ビニー
ル アスベスト 床タイルを先ずアクリル系タイプの床
上塗り剤（ニス・シー・ジョンソン社により「コンプレ
ートＪ （Ｃｏｍｐｌｅｔｅ ）の商品登録名で販売さ
れているもの）の１５被覆層で被覆し、各被覆後毎に２
００°Ｐ（９３℃）の温度で１部２時間強制空気オーブ
ン中でこの被覆床タイルを乾燥させ、次に１５番目の被
覆を行なった後に、被覆タイルを２００°Ｆ（９３℃）
で２４時間乾燥させ、約４ミル（１００ミクロン）の乾
燥被覆厚さを生じさせた。

次に、各組成物の試験３滴（約Ｑ、 １ ｍｌ容量）を
この床タイル上に滴下し、１滴は上塗り仕上げ表面上に
約５分間、１滴は約１０分間およびもう１滴は約１５分
間残留させた。

組成物の有効度を示す組成物の上塗り物除去割合を実際
に測定した。

次の等緑系統を使用した：この例の洗浄組成物は前記の
とおりに評価し、「優秀」の評価を有した。

例３４〜５２ アミンおよび有機溶媒が次の第２表に記載のものである
以外は例１と同様にし、第２表に示す例３４〜５２の組
成物を製造した。

これらの組成物を試験パネルを用い、前記の方法を使用
し評価した。

結果を１０分および１５分後にそれぞれ除去された床上
塗り剤の量（袈）として測定した。

例５３ モノエタノールアミン５部、ブチル「セロソルブ」１５
部および水８０部を混合し、洗浄組成物を作り、前記の
ごとく評価した。

「良」の等級を示した。

この組成物は

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １（ａ）水溶性モノブチル グリコール エーテル有機
   溶媒の１−１５重量部；および （ｂ） 式ＮＨ２Ｒ（但しＲは１ないし５個の炭素原
   子を有する低級アルキル基、■ないし３個の炭素原子を
   有するモノヒドロキシアルキル基、２ないし３個の炭素
   原子を有するアミノアルキル基或は水素である）を有す
   る水溶性第１級アミンの３−１０重量部より基本的にな
   り、而して組成物のｐＨが１２より少ないものであり、
   かつ組成物中の前記アミンおよび前記モノベチルグリコ
   ールエーテルの最小量は式（ｘ＋１）ｙ２５（式中、組
   成物の１００重量部当り、Ｘは有機溶媒の重量部を表わ
   し、ｙは第１級アミンの重量部を表わし、ＸはＯより犬
   であり、ｙは１より犬である）によって計算され、 （ｃ）１００部の残余は水である、 ことを特徴とする、すそ板からのねばりついたワックス
   集積物および汚物の除去、床掃除機が届きえない床や階
   段領域の掃除、陶製タイル、クラウチングおよびシャワ
   ー領域からの残留石けんの洗浄およびその他の領域の洗
   浄に適する噴霧できる液状洗浄組成物。 ２ その粘度を少なくとも５００ ｃｐｓにするに十分
   な水溶性の適合しうる濃化剤をさら（こ含有する特許請
   求の範囲第１項に記載の洗浄組成物。 ３ 洗浄される表面の浸潤を増強させるに十分な水溶性
   の適合しうる表面活性剤をさらに含有する特許請求の範
   囲第１項に記載の洗浄組成物。 ４ 除去されるワックス集積物を実質的に完全に軟化さ
   せうるに十分な時間水溶性モノブチル グリコール エ
   ーテル有機溶媒および第１級アミンの蒸発を抑制するに
   十分に適合しうる水溶性フィルム−形成剤をさらに含有
   する特許請求の範囲第１項に記載の洗浄組成物。