JPS611723A - 摩擦杭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軟弱地盤及びその他の地盤に適用される支持杭
あるいは摩擦杭に関する。

〔従来の技術〕

一般に、先端支持で設計された杭は、打込み等により支
持地盤に先端を支持させるものであるが、載荷試験によ
り杭の軸力分布を調べたところ、第８図に示すように、
設計荷重の範囲では、表層側で大きな軸力を受ける現象
が見られる事が多い。　又、先端支持力のみならず、杭
周面の摩擦力によっても支持させる必要のある場合にお
いて、従来では、上記軸力に抗するための杭周面の摩擦
力を得るために、杭木数を増し是り、杭長を長くしたり
して−るが、設計上高価になって不経済になる欠点がお
った。

杏述杭局面の摩擦力１−′実質ｉ上刃側程大にして得る
ことのできる杭として、第４図に示す□ ように、その全長にわたって上方！程大径笠なるように
構成したテーパー状の杭（Ｏｌ）　（例えば、特開昭５
１−８１５２６号公報）とか、第６図に示すように、複
数のテーパー杭躯体（Ｏｌｍ）。

（Ｏｌｂ）、（Ｏｌｅ）を継接した杭（例、ｔｔｆ、’
［Ｆｌ１１８５９−８４８２９号公報）があるが、その
いずれもがネガティブフリクションを考慮したものであ
り、先端支持力を確保しながら表層側で大きな杭周面の
摩擦力を得ることのできるものでは無かった。

即ち、前者の場合、−０ｍやＪＯｑあるいはそれ以上の
長尺杭においてテーパーを付せば、その先端側が極めて
小径になり、先端支持力を十分得られない欠点がある。

　他方、後者の場合、テーパ一部どうしの継接箇所で段
部が有シ、その段部に応力が集中し、杭の損壊を招きや
すい欠点がおる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、先端支持力を確保しながら摩擦を負担する割
合の多い表層側で大きな杭周面の摩擦力を得られる杭を
提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の摩擦杭は、上記問題点を解決するために、下半
部分においては柱状体に構成し、かつ、上半部分におい
ては、前記下半部分の上端局部から滑らかに連なった上
方側程拡がり状の錐体に構成するという手段を採用する
。

〔作、用〕

つまり、下半部分の柱状体により、それを細くすること
無く十分な先端支持力を得、そして、上半部分の錐体に
より、その杭周面の表面面積を増大し、十分な摩擦力を
得るのである。

〔発明の効果〕

したがって、下方側では十分な先端支持力を確保できな
がら、上方側では杭周面の摩擦力と鉛直支持力とにより
大きな対地支持力を得ることができ、しかも、柱状体と
錐体とを滑らかに連ならせるから、特定箇所への応力集
中が無く、全体として対地支持強度の大なる杭が得られ
るようになった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を例示図に基いて詳述する。

鋼管杭ｉｌｌにおいて、支持基盤に打込まれる下半部分
が、その長手方向全長にわたって等径の柱状体（２）に
構成され、かつ、表層側の上半部分が、柱状体（２）の
上端局部から滑らかに連なった上方側程拡がり状の錐体
（３）に構成されている。

本発明の摩擦杭としては、上述のような鋼管杭に限らず
、例えば、場所打ちコンクリート杭やｐｃ杭にも適用で
きる。

また、本発明の摩擦杭としては、断面形状が円形のもの
に限らず、例えば、四角形や六角形状のものでも良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体正面図、第２図は第１図の■−■線断面図
、第８゛図は地盤深さと軸力との相対関係を示す模式図
、第４図及び第５図は夫々従来例の杭を示す全体正直図
である。 （２）・・・・・・柱状体、（３）・・・・・・錐体。 代理人　弁理士　北　村　　　修 第１図　　　　　　　７３°　　・ Ｍ４図　　　　　　　第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下半部分においては柱状体（２）に構成され、かつ、上
   半部分においては、前記下半部分の上端局部から滑らか
   に連なつた上方側程拡がり状の錐体（３）に構成されて
   いる摩擦杭。