JP2008290737A - 自立包装袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】底部形状を安定した形状に保つ自立包装袋を提供する。
【解決手段】平面的に構成された袋本体10の底部12に、二つ折り形状に折り込まれた底部ガゼット20が設けられ、内容物の重量によって底部ガゼット20が前後に拡がって袋本体10との底シール部15が開き、開いた袋本体10の底シール部下端15aを脚として自立する構成となっている自立包装袋において、底シール部内縁に下方に向かって尖った形状の角部16が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】平面的に構成された袋本体10の底部12に、二つ折り形状に折り込まれた底部ガゼット20が設けられ、内容物の重量によって底部ガゼット20が前後に拡がって袋本体10との底シール部15が開き、開いた袋本体10の底シール部下端15aを脚として自立する構成となっている自立包装袋において、底シール部内縁に下方に向かって尖った形状の角部16が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、たとえば電子レンジ加熱用のスタンディングパウチなどに利用される自立包装袋に関し、特に底シール部の形状に関する。
従来のこの種の電子レンジ加熱用の自立包装袋としては、たとえば、図5に示すような構成となっている。すなわち、図5(D)に示すように、平面的に構成された袋本体110の底部112に、二つ折り形状に折り込まれた底部ガゼット114が設けられ、内容物の重量によって、図5(A)乃至(C)に示すように、底部ガゼット114が前後に拡がって袋本体110との底シール部115が開き、開いた底シール部下端115aを脚として自立する構成となっている。袋本体110には、加熱時の蒸気を抜くための蒸気抜きシール部130が設けられている。
底シール部115の内縁116の形状は、袋本体110の左右側辺側より中央側が下方に位置する凹形状で、従来は下方に凸の円弧形状となっており、底部ガゼット114は底シール部115の内縁116に倣って舟底形状に開き(図5(B)参照)、脚となる底シール部下端115aは前後に円弧状に開く構成となっていた(図5(C)参照)。
このような電子レンジ加熱用の自立包装袋としては、たとえば、特許文献1に記載されている。
このような電子レンジ加熱用の自立包装袋としては、たとえば、特許文献1に記載されている。
しかし従来の自立包装袋は、底シール部115が円弧状に膨らんでいるだけなので曲げ剛性が弱く、電子レンジ加熱時の内圧上昇により袋本体110が膨張した際(蒸気抜き機構が作用する直前の状態)、図5(E),(F)に示すように、袋本体110を正面から見て底シール部115の中央部分に内側に屈曲する折れ曲がり120が発生するという問題があった。折れ曲がり120が発生すると設置幅が狭くなって自立安定性を損ない、転倒するおそれがある。
また、このように折れ曲がる現象は、加熱時だけではなく、店頭に陳列されている状態でも、内容物の自重により発生する場合があり、外観を損ねるという問題があった。
また、このように折れ曲がる現象は、加熱時だけではなく、店頭に陳列されている状態でも、内容物の自重により発生する場合があり、外観を損ねるという問題があった。
一方、特許文献2には、底部ガゼットの広がりを抑制するため、底シール部中央部に凸型のシール部を形成し、底部の広がりを抑制する技術が記載されている。
しかし、この特許文献2の場合には、底シール部中央部の広がりを規制するだけで、圧力が大きくなると、凸型のシール部において折れ曲がらないとしても、凸型のシール部に隣接する幅の狭い部分が折れ曲がったり、複雑な折れ曲がりが生じ、見栄えも悪くなるし、自立安定性を損なうものと思量される。
特開2005−187079号公報
特開2005−335795号公報
しかし、この特許文献2の場合には、底シール部中央部の広がりを規制するだけで、圧力が大きくなると、凸型のシール部において折れ曲がらないとしても、凸型のシール部に隣接する幅の狭い部分が折れ曲がったり、複雑な折れ曲がりが生じ、見栄えも悪くなるし、自立安定性を損なうものと思量される。
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、底部形状を安定した形状に保つことができる自立包装袋を提供することにある。
上記目的を達成するために、本請求項1に係る発明は、平面的に構成された袋本体の底部に、二つ折り形状に折り込まれた底部ガゼットが設けられ、内容物の重量によって底部ガゼットが前後に拡がって袋本体との底シール部が開き、開いた底シール部下端を脚として自立する構成となっている自立包装袋において、
前記底シール部内縁には下方に向かって尖った形状の角部が設けられていることを特徴とする。
前記底シール部内縁には下方に向かって尖った形状の角部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、底シール部の内縁形状は、2つの斜辺部によって構成されるV字形状となっていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、袋本体には、圧力を解放するための蒸気抜き機構が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、蒸気抜き機構は底シール部の角部よりも先に破断する構成となっていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、蒸気抜き機構が、所定の圧力が越えるとシール部が破断して圧力を解放する蒸気抜きシール部であって、角部を通ると共に袋本体の短辺側のシール部内縁に内接する内接円に接するか、少なくとも一部が内接円より内側に位置するように配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、袋本体には、圧力を解放するための蒸気抜き機構が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、蒸気抜き機構は底シール部の角部よりも先に破断する構成となっていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、蒸気抜き機構が、所定の圧力が越えるとシール部が破断して圧力を解放する蒸気抜きシール部であって、角部を通ると共に袋本体の短辺側のシール部内縁に内接する内接円に接するか、少なくとも一部が内接円より内側に位置するように配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、内容物の重量によって、底部ガゼットは、袋本体の左右側辺との交点と、底シール部内縁の角部先端を頂点とする立体形状に開き、底部下端部は前後に菱形状に開く形状となる。底シール部の角部が最も前後に張り出しており、自立包装袋を電子レンジで加熱し、内圧が大きくなった場合、内圧が前後の角部を突出させる方向に作用して角部の形状が維持されるので、従来のように底部に折れ曲がりは発生せず、安定した形状を維持することができる。
また、陳列した状態でも、内容物の重量が角部を張り出す方向に作用しており、しかも剛性の高い角部によって底部の形状が保持されるので、角部が前後に張り出した安定した形状が維持され、折れ曲がり等は発生せず、見栄えのよい立ち姿勢を維持することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、底シール部内縁形状を、2つの斜辺部によって構成されるV字形状としておけば、底部ガゼットと底シール部が、折り紙のように、各面が過不足なく折り曲げられた立体形状となるので、しわより等の無い見栄えのよい立ち姿勢を維持することができる。
また、請求項3に記載のように、袋本体に蒸気抜き機構を設けておけば、袋本体のシール部が不用意に破断することを防止することができる。
請求項4に記載のように、蒸気抜き機構は底シール部の角部よりも先に破断する構成としておけば、角部の破断を防止することができる。
さらに、請求項5に記載のように、蒸気抜きシール部を、角部を通ると共に袋本体の短辺側のシール部内縁に内接する内接円に接するか、少なくとも一部が内接円より内側に位置するようにしておけば、V字の角部頂点がシール後退せず、蒸気抜きシール部から確実に作動する。
請求項4に記載のように、蒸気抜き機構は底シール部の角部よりも先に破断する構成としておけば、角部の破断を防止することができる。
さらに、請求項5に記載のように、蒸気抜きシール部を、角部を通ると共に袋本体の短辺側のシール部内縁に内接する内接円に接するか、少なくとも一部が内接円より内側に位置するようにしておけば、V字の角部頂点がシール後退せず、蒸気抜きシール部から確実に作動する。
以下に本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る自立包装袋を示している。
この例では、電子レンジ加熱用の自立包装袋で、平面的に構成された袋本体10の底部12に、二つ折り形状に折り込まれた底部ガゼット20が設けられ、内容物の重量によって底部ガゼット20が前後に拡がって袋本体10との底シール部15が開き、開いた底シール部下端15aを脚として自立する構成となっている。
図1は、本発明の実施の形態に係る自立包装袋を示している。
この例では、電子レンジ加熱用の自立包装袋で、平面的に構成された袋本体10の底部12に、二つ折り形状に折り込まれた底部ガゼット20が設けられ、内容物の重量によって底部ガゼット20が前後に拡がって袋本体10との底シール部15が開き、開いた底シール部下端15aを脚として自立する構成となっている。
袋本体10は、図1(A)乃至(C)に示すように、表裏一対の四角形状の平面フィルム11,11によって構成され、左右側辺部が側辺シール13,13によって所定幅でシールされる。上辺は空の状態では開口しており、内容物を充填した後に上辺シール14によって所定幅でシールされる。
一方、この袋本体10と底部ガゼット20は、底シール部15にて接着される。底シール部15は、図1(E),(F)に示すように、二つ折りの底部ガゼット20の各折り片と各平面フィルム11,11とが接着される構成で、表裏の底シール部15,15が左右側辺のポイントシール部18,18によって接合されている。このポイントシール部18は、底部ガゼット20に切り欠き21を設け、この切り欠き21を通じて表裏の平面フィルム11,11をヒートシールすることによって形成される。
一方、この袋本体10と底部ガゼット20は、底シール部15にて接着される。底シール部15は、図1(E),(F)に示すように、二つ折りの底部ガゼット20の各折り片と各平面フィルム11,11とが接着される構成で、表裏の底シール部15,15が左右側辺のポイントシール部18,18によって接合されている。このポイントシール部18は、底部ガゼット20に切り欠き21を設け、この切り欠き21を通じて表裏の平面フィルム11,11をヒートシールすることによって形成される。
平面フィルム11及び底部ガゼット20を構成するフィルム材としては、ヒートシール性を有するプラスチック積層フイルムが使用される。プラスチック積層フィルムとしては、例えばヒートシール性を有する熱可塑性樹脂を他の熱可塑性樹脂等と積層した多層フイルムが挙げられる。
ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂としては、例えば公知の低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂、比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂、ポリエステル乃至コポリエステル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等が使用される。
ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂としては、例えば公知の低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂、比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂、ポリエステル乃至コポリエステル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等が使用される。
また、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂と積層する他のプラスチック材料としては、ヒートシール性を有し又は有さない熱可塑性樹脂を使用することができる。
このような熱可塑性樹脂としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、EVAケン化物、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;ポリアクリル系樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリル重合体;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;各種ポリカーボネート;フッ素系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。これらの熱可塑性樹脂は単独で又は二種以上をブレンドして使用することができ、また、各種の添加剤を配合して使用してもよい。
このような熱可塑性樹脂としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、EVAケン化物、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;ポリアクリル系樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリル重合体;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;各種ポリカーボネート;フッ素系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。これらの熱可塑性樹脂は単独で又は二種以上をブレンドして使用することができ、また、各種の添加剤を配合して使用してもよい。
本発明で使用するプラスチック積層フイルムは、上記のヒートシール性を有する熱可塑性樹脂フィルムと、ヒートシール性を有し又は有しない樹脂からなる未延伸の、或いは一軸又は二軸延伸したフイルムを、常法により積層することによって得ることができる。
本発明では、このようなプラスチック積層フイルムにより平面フィルム11,11及び底部ガゼット20を構成し、常法によりヒートシールすることにより電子レンジ用の自立包装袋を構成する。フイルムがヒートシール性を有する熱可塑性樹脂とヒートシール性を有さない熱可塑性樹脂との積層フイルムである場合には、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂層同士が内面となるようにヒートシールする。
本発明では、このようなプラスチック積層フイルムにより平面フィルム11,11及び底部ガゼット20を構成し、常法によりヒートシールすることにより電子レンジ用の自立包装袋を構成する。フイルムがヒートシール性を有する熱可塑性樹脂とヒートシール性を有さない熱可塑性樹脂との積層フイルムである場合には、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂層同士が内面となるようにヒートシールする。
底シール部15の内縁形状は、2つの斜辺部17,17によって構成される下方に凸のV字形状で、各斜辺部17,17は、二つ折りの底部ガゼット20の山折り稜線201と袋本体10の左右の側辺シール13,13の内縁との交点を基点c,cとし、中央の角部16に向けて直線状に延び、角部16において交わっている。
角部16の先端には、僅かなアールをとっても構わない。このアールは、側片シールの内縁間の幅を1としたときに、アールと斜辺部17との接点間が0.2以下、好ましくは0.15以下とする。また、アール形状ではなく、短い直線形状であってもよく、その場合は0.1以下、好ましくは0.05以下とする。
角部16の先端には、僅かなアールをとっても構わない。このアールは、側片シールの内縁間の幅を1としたときに、アールと斜辺部17との接点間が0.2以下、好ましくは0.15以下とする。また、アール形状ではなく、短い直線形状であってもよく、その場合は0.1以下、好ましくは0.05以下とする。
底シール部15は、中央の角部16において底シール部下端15aとの間のシール幅が最小となる。この最小のシール幅は、左右の側辺シール13とほぼ同一幅となっている。底シール部15は、角部16を境にして左右対称の台形状部151,151を有する構成となっている。
角部16は必ずしも中央にある必要はなく、中央から左右にずれていてもよい。また、斜辺部17,17は直線である必要はなく、たとえば、図4(A)に示すような下方に凸の円弧状、図4(B)に示すように上方に凸の円弧状、あるいは図4(C)に示すように、中途部で傾斜角度が変化するような折れ線構成でもよく、要するに、袋本体10の左右側辺側の基点c,cから袋本体10の中央に向かって下方に向かうような凹形状で、その途中、特にその中央に下方に向かって尖った形状の角部16を有している形状であればよい。
また、底シール部下端15aは直線に限らず、切り欠き部や張り出し部を設けてもよく、角部16を含む底シール部15が、耐圧強度などの実用強度が確保されるようにシール幅を設定すればよく、必ずしも角部16でシール幅が最小とならなくてもよい。
また、底シール部下端15aは直線に限らず、切り欠き部や張り出し部を設けてもよく、角部16を含む底シール部15が、耐圧強度などの実用強度が確保されるようにシール幅を設定すればよく、必ずしも角部16でシール幅が最小とならなくてもよい。
袋本体10には、蒸気抜きシール部30が設けられている。この蒸気抜きシール部30は、内圧上昇時に底シール部15の角部16よりも先に破断して圧力を開放する。
蒸気抜きシール部30は、表裏の平面フィルム11,11を部分的にシールしたもので、環状の外シール部30aと、外シール部30aによって囲まれる領域に設けられる貫通孔あるいは半貫通孔等の開口部30bとを有する構成で、図示例では袋本体10の上隅に設けられている。この蒸気抜きシール部30は、内圧が所定圧以上になると、外シール部30aの接着面間が圧力で剥離して袋本体10の内部空間と開口部30bが連通し、開口部30bを通じて蒸気が抜ける。
蒸気抜き機構としては、上述の蒸気抜きシール部30の他に、周縁シールの一部を狭幅シールとしたり、易剥離性フィルムを挟んでシールするなどして、内圧が上昇した際に優先的にシールが剥離するようにしたもの、マイクロ波の照射で発熱する発熱体をフィルム材に貼り付け、フィルム材が溶融して蒸気が抜けるようにしたものなど、公知の技術を適用できる。
蒸気抜きシール部30は、表裏の平面フィルム11,11を部分的にシールしたもので、環状の外シール部30aと、外シール部30aによって囲まれる領域に設けられる貫通孔あるいは半貫通孔等の開口部30bとを有する構成で、図示例では袋本体10の上隅に設けられている。この蒸気抜きシール部30は、内圧が所定圧以上になると、外シール部30aの接着面間が圧力で剥離して袋本体10の内部空間と開口部30bが連通し、開口部30bを通じて蒸気が抜ける。
蒸気抜き機構としては、上述の蒸気抜きシール部30の他に、周縁シールの一部を狭幅シールとしたり、易剥離性フィルムを挟んでシールするなどして、内圧が上昇した際に優先的にシールが剥離するようにしたもの、マイクロ波の照射で発熱する発熱体をフィルム材に貼り付け、フィルム材が溶融して蒸気が抜けるようにしたものなど、公知の技術を適用できる。
上記構成の自立包装袋は、袋本体10を、底部12を下にして立てると、内容物が底部12側に移動し、内容物の重量によって、底部ガゼット20が開く。底部ガゼット20が開いた形状は、底シール部上縁の斜辺部17,17の左右の基点c,cと、前後の角部16,16を結ぶ2つの三角形部201,201を有する立体形状となる(図1(B)乃至(D)参照)。この三角形部201,201は、図1(B)に示すように、前後の角部16,16を結ぶ谷折れ線Mを境にして折れ曲がった形状で、前後の角部16,16間の距離は、折り畳まれた形態の底部ガゼット20の山折り稜線20aに対して、角部16から引いた垂直線の2倍の長さとなる。谷折れ線Mは明確には現れないが、両端の角部16,16付近には高剛性の屈曲部が形成されている。
一方、脚となる底シール部下端15aについては、底シール部15を構成する左右の台形状部151,151が、角部16において前後に迫り出すように所定角度で屈曲し、脚となる底シール部下端15aが菱形形状となる。
したがって、この自立包装袋の底部12は、菱形形状に開いた底シール部15の4面の台形状部151と、谷折れ線Mで下方に屈曲した2面の三角形部201の6面で構成されることになる。この六面構造は、底部ガゼット20を、底シール部上縁の斜辺部17,17に沿って折り曲げて形成される立体形状で、折り紙のように、各面が過不足なく折り曲げられ、しわより等の無い安定した形状となる。
したがって、この自立包装袋の底部12は、菱形形状に開いた底シール部15の4面の台形状部151と、谷折れ線Mで下方に屈曲した2面の三角形部201の6面で構成されることになる。この六面構造は、底部ガゼット20を、底シール部上縁の斜辺部17,17に沿って折り曲げて形成される立体形状で、折り紙のように、各面が過不足なく折り曲げられ、しわより等の無い安定した形状となる。
自立包装袋を電子レンジで加熱し、内圧が大きくなった場合、内圧は前後の角部16を突出させる方向に作用するので、角部16の突出形状が維持される。内圧が高くなるほど角部16の剛性が高くなるので、従来のように底部12に折れ曲がりは発生せず、図2に示すように、安定した自立状態を維持することができる。
また、陳列した状態でも、内容物の重量が角部16を張り出す方向に作用しており、しかも剛性の高い角部16によって底部の形状が保持されるので、角部16が前後に張り出した安定した形状が維持され、折れ曲がり等は発生せず、見栄えのよい立ち姿勢を維持することができる。
次に、上記自立包装袋の蒸気抜きシール部30と角部16の位置関係について、図3を参照しながら説明する。
蒸気抜きシール部30は、袋本体10が縦長の場合には、図3(A)に示すように、底シール部15の角部16と短辺側の上辺シール14に内接する内接円C1に対して、蒸気抜きシール部30が接するか又は少なくとも一部が内接円C1より内側に入り込むように設けられる。
蒸気抜きシール部30は、袋本体10が縦長の場合には、図3(A)に示すように、底シール部15の角部16と短辺側の上辺シール14に内接する内接円C1に対して、蒸気抜きシール部30が接するか又は少なくとも一部が内接円C1より内側に入り込むように設けられる。
袋本体10が横長の場合には、図3(B)に示すように、短辺側である左右の側辺シール13,13の内縁に内接し、かつ角部16に接する内接円C2に対して、蒸気抜きシール部30が接するか又は少なくとも一部が内接円C2より内側に入り込むように設けられている。
このようにすれば、電子レンジで加熱した際に、圧力の増大と共に底シール部15の角部16のV字頂点がシール後退しない間に、蒸気抜きシール部30の外側シール部30aが剥離して蒸気が確実に抜け、角部16の剥離を防止することができる。
このようにすれば、電子レンジで加熱した際に、圧力の増大と共に底シール部15の角部16のV字頂点がシール後退しない間に、蒸気抜きシール部30の外側シール部30aが剥離して蒸気が確実に抜け、角部16の剥離を防止することができる。
10 袋本体
11 平面フィルム
12底部
13 側辺シール
14 上辺シール
15 底シール部
15a 底シール部下端
151 台形状部
16 角部
17 斜辺部
18 ポイントシール部
20 底部ガゼット
20a 山折り稜線
201 三角形部
30 蒸気抜きシール部
11 平面フィルム
12底部
13 側辺シール
14 上辺シール
15 底シール部
15a 底シール部下端
151 台形状部
16 角部
17 斜辺部
18 ポイントシール部
20 底部ガゼット
20a 山折り稜線
201 三角形部
30 蒸気抜きシール部
Claims (5)
- 平面的に構成された袋本体の底部に、二つ折り形状に折り込まれた底部ガゼットが設けられ、内容物の重量によって底部ガゼットが前後に拡がって袋本体との底シール部が開き、開いた底シール部下端を脚として自立する構成となっている自立包装袋において、
前記底シール部内縁には下方に向かって尖った形状の角部が設けられていることを特徴とする自立包装袋。 - 底シール部内縁形状は、2つの斜辺部によって構成されるV字形状となっている請求項1に記載の自立包装袋。
- 袋本体には、圧力を解放するための蒸気抜き機構が設けられている請求項1又は2に記載の自立包装袋。
- 蒸気抜き機構は底シール部の角部よりも先に破断する構成となっている請求項3に記載の自立包装袋。
- 蒸気抜き機構が、所定の圧力が越えるとシール部が破断して圧力を解放する蒸気抜きシール部であって、角部を通ると共に袋本体の短辺側のシール部内縁に内接する内接円に接するか、少なくとも一部が内接円より内側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の自立包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007137165A JP2008290737A (ja) | 2007-05-23 | 2007-05-23 | 自立包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007137165A JP2008290737A (ja) | 2007-05-23 | 2007-05-23 | 自立包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008290737A true JP2008290737A (ja) | 2008-12-04 |
Family
ID=40165889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007137165A Pending JP2008290737A (ja) | 2007-05-23 | 2007-05-23 | 自立包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008290737A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9422098B2 (en) | 2013-06-13 | 2016-08-23 | Dow Global Technologies Llc | Pouch for fresh produce item and method |
WO2019163305A1 (ja) | 2018-02-26 | 2019-08-29 | 東洋製罐株式会社 | フィルムの立体成形方法、フィルム成形体の製造方法、およびフィルム成形体 |
-
2007
- 2007-05-23 JP JP2007137165A patent/JP2008290737A/ja active Pending
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WO2019163305A1 (ja) | 2018-02-26 | 2019-08-29 | 東洋製罐株式会社 | フィルムの立体成形方法、フィルム成形体の製造方法、およびフィルム成形体 |
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