JP2008290651A - 熱交換器のエアダクト構造 - Google Patents

熱交換器のエアダクト構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 エアダクトに変形の基点を設けることにより必要強度を維持しつつ、バンパフェイシアに外力が掛かったときにその応力を吸収できる熱交換器のエアダクト構造の提供。
【解決手段】 バンパフェイシア9の導風開口部9aと熱交換器2を結ぶエアダクト3の途中に、該バンパフェイシア9に外力が掛かったときに速やかに変形する基点となる絞り部10を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱交換器のエアダクト構造に関する。
従来、車両前方外壁面の開口部と熱交換器を結ぶ熱交換器のエアダクト構造の技術が公知になっている(特許文献1参照)。
特開2001−39339号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、エアダクトの剛性が比較的高く設定されていたため、車両前方外壁面に外力が掛かったときにエアダクトと共に熱交換器が損傷してしまう虞があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、エアダクトに変形の基点を設けることにより必要強度を維持しつつ、該車両前方外壁面に外力が掛かったときにその応力を吸収できる熱交換器のエアダクト構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、車両前方外壁面の開口部と熱交換器を結ぶエアダクトの途中に、該車両前方外壁面に外力が掛かったときに速やかに変形する基点となる脆弱部を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、車両前方外壁面の開口部と熱交換器を結ぶエアダクトの途中に、該車両前方外壁面に外力が掛かったときに速やかに変形する基点となる脆弱部を設けたため、エアダクトに変形の基点を設けることにより必要強度を維持しつつ、該車両前方外壁面に外力が掛かったときにその応力を吸収できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の熱交換器のエアダクト構造を示す分解斜視図、図2は図分斜視図、図3は本実施例1のエアダクトとグリルの分解斜視図、図4は同斜視図、図5は本実施例1のエアダクトの底面を示す斜視図である。
図6は本実施例1のエアダクトの側断面図であり、各部材の配置を説明する図、図7は本実施例1の作用を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、本実施例1の熱交換器のエアダクト構造では、車両前部のエンジンルーム内に収容されるラジエータコアサポート1と、このラジエータコアサポート1の前方に固定支持された熱交換器2と、この熱交換器2の前方に配置されるエアダクト3が備えられている。
熱交換器2は、それぞれ上下一対のタンク4,4(一部省略)を備える2つのコア部5a,5bが左右に隣接した状態で一体的に固設されたインタークーラが採用される他、各タンク4,4の側方にはその内部と連通接続された状態で後方へ延設された入出力パイプ6,6がそれぞれ設けられている。
また、熱交換器2は、前方斜め下方へ傾斜した状態で図外のブラケットによりラジエータコアサポート1に固定支持されている。
なお、熱交換器2はインタークーラに限らず、ラジエータ、コンデンサ、オイルクーラ等の一般的な全ての熱交換器に適用しても良い。
以下、エアダクト3について詳述する。
図3〜5に示すように、エアダクト3は、比較的柔軟な低密度樹脂等の素材を用いて車幅方向に長い略矩形の筒状に形成される他、その内部には後述するグリル7(請求項の補強部に相当)が設けられている。
エアダクト3の前端部には、略台形状の開口部8が形成されると共に、該開口部8は、図6に示すように、図外のバンパアーマチュア(請求項のバンパーに相当)の外面と一体的に形成され、且つ、エアガイドを兼ねるバンパフェイシア9(請求項の該車両前方外壁面に相当)の導風開口部9aに臨んだ状態で配置されている。
エアダクト3の中途部には、前端部から内側へ縮径するように絞られた形状の絞り部10(請求項の脆弱部に相当)が設けられ、さらに、その後方は次第に拡径する拡大部11が形成されている。
また、エアダクト3の後端部は、グリル7と、その後方の熱交換器2を配置するための切欠部12が形成されている。
グリル7は、熱交換器2のコア部5a,5bの前方(請求項の熱交換器入口に相当)に配置される他、図3に示すように、斜めに交差する複数の板状の格子部13と、左右両側と中央に配置され、且つ、上下方向に延設される板状の仕切り部14とを有して比較的硬質な樹脂等の素材を用いて一体的に形成されている。
これにより、グリル7の特に上下方向の剛性が向上している上、車両停車時における両コア部5a,5bの前方の熱干渉を中央の仕切り部14によって低くできるようになっている。
また、グリル7は、その上端部がエアダクト3の切欠部12に嵌合され、且つ、その下端部に設けられた複数(本実施例1では3箇所)の固定孔7aとエアダクト3の下端部に設けられた固定孔3a(図6参照)にそれぞれ図外の固定部材が挿通し固定されることにより、エアダクト3に固定されるようになっている。
なお、グリル7とエアダクト3を一体的に形成しても良い。
また、エアダクト3の拡大部11の上下面には、複数の板状のリブ15が一体的に立設され、これにより、周辺部位の剛性が向上している。
従って、エアダクト3の拡大部11付近は、比較的大きく後方へ張り出した形状となっているが、前述したグリル7とリブ15によって形状維持が確保されている。
その他、エアダクト3は、熱交換器2またはラジエータコアサポート1等の周辺部材に図外の固定部材を用いて固定されている。
このように構成されたエアダクト構造では、車両走行時にバンパフェイシア9の導風開口部9aを介してエアダクト3の開口部8から導入した車両走行風を熱交換器2のコア部5a,5bへ導くことができ、エアダクトとして機能する。
この際、エアダクト3内の絞り部10を通過した車両走行風の負圧によってエアダクト3が潰れるのをグリル7とリブ15によって防止することができる。
また、エアダクト3内に進入した異物が熱交換器2のコア部5a,5bに衝突するのをグリル7の格子部13によって防止できる。
そして、車両衝突時において、バンパフェイシア9に前方から衝撃力(請求項の外力に相当)が入力された場合には、図7の一点鎖線で図示するように、エアダクト3が絞り部10を基点として速やかに変形して潰れることにより、該衝撃力をスムーズに吸収でき、これによって、熱交換器2が損傷するのを防止できる。
また、本実施例1では、グリル7に上下方向に延設された仕切り部14を形成したため、ある程度大きな応力が作用しても拡大部11付近が上下に潰れる虞がなく、絞り部10を確実に変形の基点とすることができ、再現性を高くすることができる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の熱交換器のエアダクト構造にあっては、バンパフェイシア9の導風開口部9aと熱交換器2を結ぶエアダクト3の途中に、該バンパフェイシア9に外力が掛かったときに速やかに変形する基点となる絞り部10を設けたため、エアダクト3に変形の基点を設けることにより必要強度を維持しつつ、バンパフェイシア9に外力が掛かったときにその応力を吸収できる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、本実施例1では、補強部を格子部を交差させたグリルとしたが、格子部を並設したルーバとしても良い。
本発明の実施例1の熱交換器のエアダクト構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1の熱交換器のエアダクト構造を示す斜視図である。 本実施例1のエアダクトとグリルの分解斜視図である。 本実施例1のエアダクトとグリルの斜視図である。 本実施例1のエアダクトの底面を示す斜視図である。 本実施例1のエアダクトの側断面図であり、各部材の配置を説明する図である。 本実施例1の作用を説明する図である。
符号の説明
1 ラジエータコアサポート
2 熱交換器
3 エアダクト
3a (エアダクトの)固定孔
4 タンク
5a、5b コア部
6 入出力パイプ
7 グリル
7a (グリルの)固定孔
8 (エアダクトの)開口部
9 バンパフェイシア
9a (バンパフェイシアの)開口部
10 絞り部
11 拡大部
12 切欠部
13 格子部
14 仕切り部
15 リブ

Claims (6)

  1. 車両前方外壁面の開口部と熱交換器を結ぶエアダクトの途中に、該車両前方外壁面に外力が掛かったときに速やかに変形する基点となる脆弱部を設けたことを特徴とする熱交換器のエアダクト構造。
  2. 請求項1記載の熱交換器のエアダクト構造において、
    前記脆弱部はエアダクトを内側に絞った形状の絞り部としたことを特徴とする熱交換器のエアダクト構造。
  3. 請求項1または2記載の熱交換器のエアダクト構造において、
    前記エアダクトの拡大部に補強部を設けたことを特徴とする熱交換器のエアダクト構造。
  4. 請求項3記載の熱交換器のエアダクト構造において、
    前記補強部は熱交換器入口のグリルまたはルーバで形成したことを特徴とする熱交換器のエアダクト構造。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれかに記載の熱交換器のエアダクト構造において、
    前記車両前方外壁面はバンパー外面であることを特徴とする熱交換器のエアダクト構造。
  6. 請求項1〜4のうちのいずれかに記載の熱交換器のエアダクト構造において、
    前記車両前方外壁面はバンパーと一体に設けられたエアガイドであることを特徴とする熱交換器のエアダクト構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005096684A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Toyota Motor Corp 車体前部の導風構造

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