JP2008290458A - 箔および箔を形成する方法 - Google Patents

箔および箔を形成する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008290458A
JP2008290458A JP2008135332A JP2008135332A JP2008290458A JP 2008290458 A JP2008290458 A JP 2008290458A JP 2008135332 A JP2008135332 A JP 2008135332A JP 2008135332 A JP2008135332 A JP 2008135332A JP 2008290458 A JP2008290458 A JP 2008290458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
foil
layer
tool
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008135332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008290458A5 (ja
Inventor
Michael Scharfenberg
ミカエル シャーフェンベルグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Leonhard Kurz Stiftung and Co KG
Original Assignee
Leonhard Kurz Stiftung and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leonhard Kurz Stiftung and Co KG filed Critical Leonhard Kurz Stiftung and Co KG
Publication of JP2008290458A publication Critical patent/JP2008290458A/ja
Publication of JP2008290458A5 publication Critical patent/JP2008290458A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/06Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the coating material
    • C23C14/14Metallic material, boron or silicon
    • C23C14/20Metallic material, boron or silicon on organic substrates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C1/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects
    • B44C1/10Applying flat materials, e.g. leaflets, pieces of fabrics
    • B44C1/14Metallic leaves or foils, e.g. gold leaf
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/58After-treatment
    • C23C14/5873Removal of material
    • C23C14/588Removal of material by mechanical treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】2つまたはそれより多い層を有する箔を形成する方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、2つまたはそれより多い層を有する箔(1’”)を形成する方法ならびに多層箔、特に転写箔または梱包目的に使用される箔に関する。本方法において、箔の領域(10)内に金属層(13)が全面で設けられる。次に、金属層(13)が工具(3)を用いて機械的に次のように、すなわち金属層が領域(10)全体において多重に中断されて、それによって生じる金属部分(14)が300μmより小さい最小の面寸法を有するように、加工される。
【選択図】図3

Description

本発明は、2つあるいはそれより多い層を有する箔、特に転写箔または梱包目的で使用される箔を形成する方法およびこの種の多層箔に関する。
梱包する目的のため、たとえば包装のため、あるいはその他の装飾目的のための多層箔は、通常、支持体箔と1つまたは複数の装飾層とからなる。この場合に、装飾層の1つが薄い金属層から形成されて、それが装飾箔に金属の輝きを与える場合が多い。この種の箔の例が、従来技術(たとえば、特許文献1、特許文献2または特許文献3を参照)に見られる。さらに、この種の箔は、ラミネート箔または転写箔の形式でも、有価文書のための安全素子として多様に使用されている。
上述した薄い金属層を含む箔を使用する場合に、驚くべきことに、この箔が電子機器およびコンポーネントの機能方法に悪い影響を与えることがあり、電子的なコンポーネントの不具合または故障の原因となる場合があることが、明らかにされた。
ドイツ公開公報DE3319034A1 ドイツ実用新案DE9312475U1 国際公開公報WO91/19610
本発明の目的は、電子機器およびコンポーネントとの関連において問題なく使用することができ、それによってたとえば繊細な電子コンポーネント用の梱包箔として、あるいは電子的な品物のための装飾箔として使用することができる、金属的な外見を示す反射層を有する箔を提供することである。
この目的は、2つまたはそれより多い層を有する箔を形成する方法によって達成され、その方法において、箔の領域内に金属層が全面で設けられ、次に金属層が工具を用いて機械的に、金属層が領域全体において多重に中断され、それによって生じる金属部分が、300μm未満の最小寸法を有するように、加工される。この課題は、さらに、多層箔、特に転写箔、ラミネート箔または梱包目的のために使用される箔によって解決され、その箔は、箔の少なくとも1つの領域内に金属層を有しており、その金属層が工具を用いて機械的に、金属箔が領域全体において多重に中断され、それによって生じる金属部分が300μm未満の最小の面寸法を有するように、加工されている。すなわち、本発明では、所望の機械的損傷によって、金属層に中断部が形成され、その中断部は、一方で、残っている金属部分の間の導通性を所望に削減し、あるいは消滅させるが、他方ではメタリックな反射層の光学的外観を維持する。驚くべきことに、本発明に基づく方法を用いて極めて安価に、メタリックな外見であるが、電気機器および/または構成部品にほとんど影響を与えない層を有する箔を、複雑でコストのかかるコーティングプロセスまたは加工プロセスを使用することなしに、形成することができることが、明らかにされた。
本発明の好ましい改良が、従属請求項に記載されている。
金属層は、好ましくは蒸着方法を用いて、たとえば陰極スパッタリングあるいは真空蒸着を用いて、箔層上またはラッカー層上に設けられる。さらに、この箔層またはラッカー層と金属層との間に、その厚みが0.1μmの領域の大きさにある付着媒介層が設けられることが、可能である。その場合に金属層は、好ましくは100nmより小さい厚み、特に0.1から60nmの厚みを有している。
最小の面寸法というのは、金属部分の残りの対向する側面に比較して、互いに対して最小の間隔を有する、金属部分の2つの対向する側面の間の間隔である。
好ましくはこの間隔は、たとえば面重心を通り、その対向する側面との交点が互いに対して最小の間隔を有する直線に基づいて、金属部分の面重心の高さに定められる。
本発明の好ましい実施例によれば、金属層に中断部が引っ掻きによって形成される。工具、たとえば研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具によって、表面の領域全体が所望に引っ掻かれるので、金属層に微視的な多数の中断部が生じ、それによって上述した金属部分が形成される。その場合に研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具は、好ましくは、金属部分が第1の方向に150μmより小さい平均の最小寸法を有し、それとは異なる第2の方向に30mmまでの平均の最大寸法を有するように、構成され、かつ/または金属層の表面にわたって案内される。この種の方法の利点は、特に、この方法がロール・ツー・ロールプロセスにおける箔の加工と高い製造速度を可能にすることにある。すなわち、この方法は、極めて安価であって、かつ効果的であることが明らかにされた。
他の利点は、金属層が箔の支持体層上に、たとえばPET材料からなる支持体層上に、直接設けられるのではなく、金属層の下方に付加的な、機能的ラッカー層が設けられることによって、得られる。このラッカー層は、好ましくは0.1μmから25μmの厚みを有している。その場合に研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具の引っ掻き深さは、好ましくは、最大の引っ掻き深さが金属層とラッカー層の層厚の合計よりも小さく、かつ平均の引っ掻き深さが金属層の層厚より小さいか、あるいはそれと等しいように、選択される。それによって、一方で、金属層が確実に中断されること、他方では箔の他の機能層が研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具によって破壊されず、あるいはその機能が損なわれないことが、保証される。
本発明の他の好ましい実施例によれば、金属層に打抜き工具を用いて中断部が形成される。打抜きによって、金属層に形成される中断部を正確に制御することが可能である。ここでも、金属層の下方に機能的なラッカー層を設けると、効果的である。その場合に打抜き深さは、好ましくは、金属層とラッカー層の一部とが打抜き工具によって分断され、それによって金属部分が互いに対して確実に分離されるように、選択される。
本発明の他の好ましい実施例によれば、金属層は複製工具を用いて加工される。そのために多層箔内に熱可塑性のラッカー層が設けられ、その上にその後−場合によっては薄い付着媒介層によって分離されて−金属層が設けられる。箔は、金属層の側から、加熱された刻印工具を用いて次のように、すなわちラッカー層が刻印工具から金属層を介して領域的に加えられる圧力とそのようにしてもたらされる熱とによって著しく変形されて、金属層が裂けるように、加工される。このように所望に形成された、金属層の機械的損傷によって、多数の中断部が生じ、その中断部が−上述したように−残っている金属の残りの間の導通性を低下または消滅させ、それによって金属層の電気的特性を著しく変化させる。その場合に刻印工具の進入深さとリリーフ形状は、好ましくは、金属層が刻印の際に領域的に伸張度を越えて伸張されるので、金属層が確実に裂けるように、選択される。この方法も、高い製造速度を達成することができ、高価な廃棄をしなければならない、環境を壊す残留物が残らないことを、特徴としている。
さらに、製造プロセスにおいて、上述した加工方法を組み合わせて使用することも可能である。また、2つあるいはそれより多い研磨工具、ブラシ工具、フライス工具、打抜き工具または刻印工具を、製造プロセス内で相前後して配置された加工ステーション内に設けることも可能であって、それらが金属層を加工し、その場合に金属層内に中断部をもたらすので、加工プロセスの最後に生じる金属部分は、300μmより小さい最小の面寸法を有する。
この場合に、金属層の加工によって生じる金属部分が、金属層の完全に一周する中断部によって互いに分離されていると、特に効果的である。±40%の範囲でランダムに分配して変化させることができる、300μmより小さいラスター幅を有する1次元または2次元のラスターで中断部を規則的に配置することも、効果的であることが明らかにされている。
さらに、機械的加工のパラメータをそれぞれの工具に従って、金属層の面抵抗が50オーム/cmより大きく、好ましくは1Kオーム/cmより大きいように選択すると、特に効果的である。その場合に加工パラメータは、上述した金属部分が形成される場合の調節から始まって、歩進的に、このしきい値の下にある、金属層の面抵抗が得られるまで、変化される。
金属層のための材料として、特に、アルミニウム、銅、スズ、クロム、銀またはその合金を使用することができる。さらに、多層箔がさらに1つまたは複数の装飾層を有し、その装飾層が、たとえば回折光学的安全特徴、屈折作用するマクロ構造、薄膜層システム、架橋化された液晶層または光学的に変化する顔料を含む層を有することが、可能である。その場合に好ましくは、金属層が装飾層と協働し、例えば反射層として作用して、装飾層によって提供される光学的に変化する効果を強める。それによって多層箔は、1つまたは複数の装飾層と金属層の協働によってもたらされる、1つまたは複数の光学的安全特徴を示す。金属層の特殊な加工によって、電子的機器の機能方法に悪い影響を与えることなしに、金属層を安全素子の反射層として使用することが、可能である。
さらに、箔が、特に−上述したように−機械的に加工された、1つまたは複数の他の金属層を有することも、可能である。
本発明に基づく多層箔は、梱包目的のための装飾箔として、あるいは使用物品の表面装飾として、あるいはまたラミネート箔、転写箔または刻印箔として構成することができ、有価文書のための安全素子としても使用することができる。
以下、添付の図面を参照しながら、複数の実施例を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1aは、箔1の領域10を示している。ここで、箔1は、支持体層11、ラッカー層12および金属層13を有している。支持体層11は、透明なプラスチック箔、特に12から60μmの厚みのPET箔またはBOPP箔である。支持体層11上にラッカー層12が、好ましくは0.1から25μmの厚みで全面に塗布されて、場合によっては乾燥される。この場合に、ラッカー層12は、着色されたラッカー層であってもよい。さらに、ラッカー層12がUV硬化可能なラッカー層であることも可能であって、そのラッカー層は、(その硬さに応じて)後で金属層13を研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具を用いて加工する際に、金属層の剥落ちおよびラッカー層12の下方に配置されている箔1の層の破壊を確実に阻止するように構成されている。
さらに、ラッカー層12と金属層13の間に、0.1から0.3μmの厚みの付着媒介層が配置され、ラッカー層12と支持体層11との間にさらに1つまたは複数の他の層が設けられることも可能である。換言すると、たとえば、ラッカー層12と支持体層11との間にさらに1つまたは複数の装飾層、保護ラッカー層あるいはまた剥離層を設けることが可能であって、その剥離層を用いて支持体箔11を、転写層を形成する箔1の残りの部分から分離することができる。装飾層として、たとえば、着色されたラッカー層あるいはまた光学的に変化する効果を発生させる層を、箔1内に使用することができる。たとえば、装飾層の1つまたは複数が、回折光学的構造あるいは屈折作用するマクロ構造、薄膜層システム、架橋化された液晶層あるいは光学的に変化する素子、たとえばUV−アクティブまたはIR−アクティブな顔料を含むことができる。
しかし、ラッカー層12が省略され、金属層13がたとえば直接支持体箔11上に設けられることも可能である。
図1bは、研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具を用いて加工した後の、箔1の状態、すなわちそれによって生じた箔1’の構造を示している。
本発明のこの実施例のために、好ましくは0.1から60nmの領域の金属層13の層厚さと、0.1から25μmの領域のラッカー層12の層厚さとが選択された。
金属層13は、真空内で蒸着された、アルミニウム、クロム、銅、銀または金ないしその合金からなる層である。
ラッカー層12は、たとえば以下の組成を有している:
Figure 2008290458
ブラシ工具として、たとえばMink Buersten社のブラシが使用され、その場合にブラシヘッドの回転速度とブラシヘッドの圧接圧力は、実験によって、金属層が上述したように中断されて、金属部分に分割されるように、調節される。研磨工具として、好ましくはP200からP4000の粒子大きさの研磨粒を有する研磨工具が使用され、その場合にここでも研磨ヘッドの圧接圧力および回転速度は、実験によって定められる。
フライスヘッドとして、たとえば、1つまたは複数の構造部材(カッター)を有するフライスヘッドが使用され、その最大の進入幅は、金属層とラッカー層の層厚さの合計より小さい進入深さの約300μmより小さい。
加工する場合に、箔1が好ましくは回転する研磨ヘッド、ブラシヘッドまたはフライスヘッドと対応されたカウンタープレスローラまたはカウンタープレスプレートとの間に挟持され、続いて、研磨ヘッド、ブラシヘッドまたはフライスヘッドに対して相対移動するように案内される。研磨ヘッド、ブラシヘッドまたはフライスヘッドによって、金属層13が引っ掻かれ、その場合に研磨ヘッド、ブラシヘッドまたはフライスヘッドの回転速度、研磨ヘッド、ブラシヘッドまたはフライスヘッドの構造部材の寸法、および、研磨ヘッド、ブラシヘッドまたはフライスヘッドと箔の間の相対移動は、金属層13が領域10の全体において中断部15によって複数の部分で中断され、それによって生じる金属部分14が第1の方向に150μmより小さい最小面寸法とそれとは異なる第2方向で30mmまでの平均の最大寸法を有するように、選択されている。
この場合に、箔速度は、20から400m/minの間にあって、研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具は、箔の走行方向にも、また、箔の走行方向とは逆にも移動することができ、それによって0から500m/minの絶対的な相対速度を得ることができる。
次に、箔1’が除塵され、その後、全面を保護ラッカー層または接着剤層でコーティングされる。この場合に、好ましくは、保護ラッカー層のために使用されるラッカー層は、その屈折率がラッカー層12の屈折率から0.2未満しか異ならない。
図2aから図2cを用いて、本発明の他の実施例を説明する。
図2aは、図1aに基づく箔1と同様に構成された箔1の領域10を示している。さらに、図2aは、複数の打抜きカッター21を有する打抜き工具2を図式的に示している。この場合に、打抜きカッター21は、有利には、少なくとも1つの方向に150μmより小さいラスター幅を有する規則的な2次元のラスターに従って配置されている。好ましくは打抜きカッター21は碁盤の目形状のパターンの形式で配置されており、そのパターンにおいてラスター幅は両方向に300μmより小さい。
この場合に、打抜き工具2は、カウンター圧力をもたらす、図2aと図2bには図示されていない下部と協働する。この場合に、打抜き工具2も、下部も、ローラ(打抜きローラ、カウンター圧力ローラ)として、あるいは父型状の部材として形成することができる。
図2aから図2cに示す実施例において、金属層13は、好ましくは0.1から60nmの層厚さを有し、ラッカー層12は0.1から25μmの層厚さを有している。その場合にラッカー層12は、好ましくは以下の組成を有している:
Figure 2008290458
図2bに示すように、打抜き工具2が箔1の金属層13に対して押圧され、それによって箔1”が生じる。その場合に、打抜き深さは、打抜きカッター21が金属層13を確実に貫くが、支持体層11の中までは前進しないように、選択されている。すなわち、打抜き深さとして、金属層13の層厚さと、金属層13とラッカー層12の層厚さの合計との間にある値が選択される。打抜きプロセスの終了後に、図2cに示すように、領域10内で金属層13の構造化が生じる。金属層13は、多数の中断部15によって互いに分離された多数の金属部分14を有している。図2cに示すように、中断部15は、金属部分14とは異なり、領域16の面積のわずかな割合しか占めておらず、その場合に中断部15の割合は、ここでは好ましくは10%より少ない。それによって、金属層13がその金属的に反射する外観を得ることが、保証される。
次に、箔1”は、すでに図1bにおいて箔1’に関して説明したように、さらに加工することができる。
図3を用いて、本発明の他の実施例を説明する。図3は、図1aに示す箔1を、刻印工具を用いて加工した後に生じる、箔1'''を示している。
その場合に、図3に示す実施例においては、箔1'''の金属層13の層厚さは、0.1と60nmの間に選択され、ラッカー層12の層厚は、0.1と25μmの間に選択される。
ラッカー層12は、ここでは、たとえば以下の組成を有する、熱可塑性のラッカー層である:
Figure 2008290458
その後、この箔が、刻印工具3を用いて加工される。刻印工具3は、図3に示唆するように、多数の構造部材31を有しており、その構造部材が刻印工具3の表面に1次元または2次元の配置で設けられている。構造部材31は、好ましくはライン形状の隆起であって、その隆起は、50μmから30mmの領域の長さ、0.1から300μmの幅および刻印深さを実質的に定める1nmから20μmの構造高さを有している。構造部材31のそれぞれ選択された刻印深さ、構造形状および幅に従って、刻印の際に金属層13が構造部材31によって多かれ少なかれ伸張される。刻印工具3は、さらに、加熱されているので、熱可塑性のラッカー層12が構造部材31の領域において、領域的に軟化し、この領域内でラッカー層は金属層13の過伸張にわずかな抵抗しか示さない。それによって、簡単な比較実験によって定めることができる、刻印工具3の上述した構造部材31を適切に選択する場合に、金属層13が領域的に著しく伸張されて、そこで裂けて、図3に示すように、金属部分14を互いに分離する多数の中断部15を生じさせる。
ここでも、金属部分14の面寸法は、刻印工具3の形態によって、すなわち刻印工具3のベース面上の構造部材31の配置によって、定められる。一方で、均質な金属的に反射する外観を保証し、他方で、妨げとなる回折効果の発生をできる限り回避するために、構造部材31は、好ましくは、300μmと100μmの間のラスター間隔を有する1次元または2次元のラスターで配置される。
その場合に、刻印工具3は、刻印ローラまたは刻印父型の形式で形成することができる。さらに、箔1'''は、すでに箔1’に関して上述したように、機械的な構造化プロセス後に、さらに加工することもできる。
図1aは、多層箔を、図式的に且つ寸法を無視して示す断面図であり、図1bは、図1aに基づく箔を、研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具による加工後において、図式的に示す断面図である。 図2aから2cは、それぞれ図1aに基づく箔を打抜き工具を用いて加工することを示す図である。 図1aに基づく箔を、刻印工具を用いて加工することを示す図である。
符号の説明
1’、1”、1''' 箔
2 打抜き工具
3 刻印工具
10 領域
11 支持体層
12 ラッカー層
13 金属層
14 金属部分
15 中断部

Claims (18)

  1. 2つまたはそれより多い層を有する箔(1’、1”、1''')、特に転写箔または梱包目的に使用される箔、を形成する方法であって、箔の領域(10)内に金属層(13)を全面に設け、機械的な工具(2、3)を用いて、金属層が領域(10)全体において中断部(15)を形成するように複数の部分に中断し、それによって生じる金属部分(14)が300μmより小さい最小の面寸法を有するように、前記金属層(13)を加工することを特徴とする箔を形成する方法。
  2. 金属層(13)を、蒸着方法またはスパッタリングを用いて設けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 金属層(13)を、60nmより薄い層厚で設けることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  4. 箔が、プラスチック材料、特に10から100μmの層厚のPET材料からなる透明な支持体層(11)を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 金属層(13)を設ける前に、0.1から25μmの厚みのラッカー層(12)を設け、その後ラッカー層上に金属層を設けることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 中断部(15)を、引っ掻きによって金属層(13)に形成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 中断部(15)を、金属層(13)に研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具によって形成することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 金属部分(14)が第1の方向に150μmより小さい平均の最小寸法を有し、それとは異なる第2の方向に30mmまでの平均の最大寸法を有するように、研磨工具、ブラシ工具またはフライス工具を構成し、かつ/または金属層(13)の表面にわたって案内するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 中断部(15)を、金属層(13)に打抜き工具(2)を用いて形成することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 打抜き工具(2)によって金属層(13)とラッカー層(12)の一部とが分断されるように打抜き深さを選択することを特徴とする請求項5および請求項9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 金属層(13)を、熱可塑性のラッカー層(12)上に設け、かつ
    ラッカー層(12)が加熱された刻印工具(3)を用いて金属層(13)の側から領域的に著しく変形して、金属層が裂けることによって、中断部(15)を金属層(13)に形成することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 刻印工具(3)の進入深さおよびリリーフ形状を、刻印の際に金属層(13)が領域的に10%より多く伸張されるように、選択することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 多層箔(1’、1”、1''')、特に転写箔または梱包目的に使用される箔であって、箔(1’、1”、1''')が、箔の少なくとも1つの領域(10)内に金属層(13)を有し、該金属層は、工具(2、3)を用いて機械的に、該金属層(13)が領域(10)全体において中断部(15)によって複数の部分に中断され、それによって生じる金属部分(14)が300μmより小さい最小の面寸法を有するように、加工されることを特徴とする多層箔。
  14. 中断部(15)の面積が、領域(10)の面積の40%より少ないことを特徴とする請求項13に記載の多層箔。
  15. 金属層(13)の金属部分(14)が、金属層が完全に除去される中断部(15)によって互いに分離されていることを特徴とする請求項13または14のいずれか1項に記載の多層箔。
  16. 中断部(15)が、300μmより小さいラスター幅を有する1次元または2次元のラスターで配置されていることを特徴とする請求項15に記載の多層箔。
  17. ラスター幅が、±40%の領域においてランダムに分配されて変化されていることを特徴とする請求項16に記載の多層箔。
  18. 多層箔が、1層または複数層の装飾層を有していることを特徴とする請求項13から17のいずれか1項に記載の多層箔。
JP2008135332A 2007-05-25 2008-05-23 箔および箔を形成する方法 Pending JP2008290458A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE200710024715 DE102007024715B4 (de) 2007-05-25 2007-05-25 Verfahren zur Herstellung einer Folie sowie eine Mehrschichtfolie

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008290458A true JP2008290458A (ja) 2008-12-04
JP2008290458A5 JP2008290458A5 (ja) 2011-07-14

Family

ID=39877243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008135332A Pending JP2008290458A (ja) 2007-05-25 2008-05-23 箔および箔を形成する方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2008290458A (ja)
DE (1) DE102007024715B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104943462A (zh) * 2014-03-26 2015-09-30 北京汉今国际文化发展有限公司 一种双面浮雕贵金属箔片及其成形工艺

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2580968A1 (de) 2011-10-14 2013-04-17 LANXESS Deutschland GmbH Verpackung von Konservierungsmitteln, enthaltend Carbonsäureanhydride

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370174A (en) * 1976-11-30 1978-06-22 Dainippon Printing Co Ltd Production of network like structure
JPS6151399A (ja) * 1984-08-16 1986-03-13 レオナ−ド クルツ ゲ−エムベ−ハ− ウント コンパニ− 箔およびその製造方法
JPS62249739A (ja) * 1986-04-24 1987-10-30 協立ラミネ−ト株式会社 通気性複合シ−トおよびその製造方法
JPH0246620U (ja) * 1988-09-27 1990-03-30
JPH02141990U (ja) * 1989-05-01 1990-11-30
JPH1151877A (ja) * 1997-05-23 1999-02-26 Siemag Transplan Gmbh 連続鋳造製品の材料を機械的に連続除去する場合に表面の欠陥を自動的に検出する方法とその装置
JP2002026362A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Canon Inc 積層体の加工方法及び加工装置
JP2002317280A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Toyo Metallizing Co Ltd 金属化プラスチックフィルム
WO2006000201A1 (de) * 2004-06-28 2006-01-05 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Verfahren zur herstellung einer bereichsweisen metallisierung sowie transferfolie und deren verwendung
JP2006159324A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Ricoh Co Ltd 工作物研磨方法、工作物研磨装置、工作物、光学素子、及び印刷処理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3319034A1 (de) 1983-05-26 1984-11-29 Fa. Leonhard Kurz, 8510 Fürth Dekorationsfolie, insbesondere zur herstellung von zierleisten aus pvc
JPH02160536A (ja) 1988-12-14 1990-06-20 Dainippon Printing Co Ltd 光輝性化粧板の製造法
DE4019765A1 (de) * 1990-06-21 1992-01-02 Porsche Ag Achsantrieb fuer ein kraftfahrzeug
DE9312475U1 (de) 1993-08-20 1993-11-18 Kurz Leonhard Fa Dekorationsfolie

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370174A (en) * 1976-11-30 1978-06-22 Dainippon Printing Co Ltd Production of network like structure
JPS6151399A (ja) * 1984-08-16 1986-03-13 レオナ−ド クルツ ゲ−エムベ−ハ− ウント コンパニ− 箔およびその製造方法
JPS62249739A (ja) * 1986-04-24 1987-10-30 協立ラミネ−ト株式会社 通気性複合シ−トおよびその製造方法
JPH0246620U (ja) * 1988-09-27 1990-03-30
JPH02141990U (ja) * 1989-05-01 1990-11-30
JPH1151877A (ja) * 1997-05-23 1999-02-26 Siemag Transplan Gmbh 連続鋳造製品の材料を機械的に連続除去する場合に表面の欠陥を自動的に検出する方法とその装置
JP2002026362A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Canon Inc 積層体の加工方法及び加工装置
JP2002317280A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Toyo Metallizing Co Ltd 金属化プラスチックフィルム
WO2006000201A1 (de) * 2004-06-28 2006-01-05 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Verfahren zur herstellung einer bereichsweisen metallisierung sowie transferfolie und deren verwendung
JP2006159324A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Ricoh Co Ltd 工作物研磨方法、工作物研磨装置、工作物、光学素子、及び印刷処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104943462A (zh) * 2014-03-26 2015-09-30 北京汉今国际文化发展有限公司 一种双面浮雕贵金属箔片及其成形工艺
CN104943462B (zh) * 2014-03-26 2018-03-02 北京汉今国际文化发展有限公司 一种双面浮雕贵金属箔片及其成形工艺

Also Published As

Publication number Publication date
DE102007024715B4 (de) 2009-04-09
DE102007024715A1 (de) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9537042B2 (en) Non-ablative laser patterning
EP1526973B1 (de) Teilstrukturierte, in der form dekorierbare mehrschichtfolie
EP1629994B1 (de) Verfahren zur Herstellung eines Prägeblechs mit dreidimensionaler Struktur zur Herstellung von Dokumenten mittels Heiss-Kalt-Laminierpresse
JP6856579B2 (ja) 保護フィルム付き機能性シート
TWI432387B (zh) Processing method and processing device for brittle material substrate
JP5889141B2 (ja) 制御された寸法を有する粒子
US20090084278A1 (en) Process for making metalized micro-embossed films
JP2010214522A5 (ja)
JP2008290458A (ja) 箔および箔を形成する方法
EP2848423A1 (en) Security laminate/foil
JP7007265B2 (ja) スタンピングフォイルの装飾セクションを転写する方法及び装置
CN107709033B (zh) 安全元件以及安全元件的制造方法
JP2011224916A (ja) ナノバックリング形状を有する表面微細凹凸体の製造方法、表面微細凹凸体、工程シート原版、及び光学素子の製造方法。
DE102019110030A1 (de) Verfahren zur Herstellung eines dekorierten Kunststoffteils sowie dekoriertes Kunststoffteil
DE102008058912B4 (de) Verfahren zur Herstellung und Weiterverarbeitung eines schichtförmigen Körpers
JP5276596B2 (ja) 冷間成形可能な金属材料をコーティングするためのラミネートフィルム
JP2008290458A5 (ja)
JP2636443B2 (ja) 貴金属複合材の製造方法および絵文字付き貴金属複合板の製造方法
JP2004345218A (ja) 化粧フィルム、および化粧板
EP0659590B1 (de) Strukturieren von Oberflächenschichten
JP2017105038A (ja) 表面平滑積層体の製造方法
KR20150145617A (ko) 슬릿북 라미네이터 및 슬릿북 라미네이팅 방법
CN102759804A (zh) 立体显示器及其制造方法
US20090011190A1 (en) Product comprising a protected microstructured area, and a method and a device for producing the same
KR102294068B1 (ko) 홀로그램 필름 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121210

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130208

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131210