パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が装着されている。この前枠2の前端面には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に装着されており、上皿板3の前面には上面が開口する上皿5が固定され、下皿板4の前面には上面が開口する下皿6が固定されている。
下皿板4の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されている。このハンドル台7の後方には発射ソレノイド9が固定されており、発射ソレノイド9には打球槌10が連結されている。この発射ソレノイド9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射ソレノイド9に駆動電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿5内の遊技球を上皿5内から弾き出す。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する効果音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には各スピーカカバー15の下方に位置して2個のランプカバー16が固定されており、各ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17(図3参照)が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、各ランプカバー16は後方の電飾LED17が発光することに基づいて照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13により前方から視覚的に認識可能に覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20相互間には円弧状の発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が固定されており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた領域のうち発射通路21を除く円形状の領域を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技盤18には、図2に示すように、遊技領域22内に位置して始動口24が固定されている。この始動口24は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域22内を転動する遊技球は始動口24内に上面から入賞可能にされている。この始動口24内には始動口センサ25(図3参照)が装着されており、始動口センサ25は遊技球が始動口24内に入賞したことを検出して始動信号を出力する。
遊技盤18には、図2に示すように、遊技領域22内に位置して特別入賞口26が固定されている。この特別入賞口26は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口26には扉27が水平な軸28を中心に回動可能に装着されている。この扉27は特別入賞口ソレノイド29(図3参照)に連結されている。この扉27は特別入賞口ソレノイド29の断電状態で垂直な閉鎖状態になることに基づいて特別入賞口26の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖するものであり、図2は扉27を閉鎖状態で示している。この扉27は特別入賞口ソレノイド29の通電状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉27の開放状態では遊技球が扉27に乗って特別入賞口26内に転がり込むことが許容される。この特別入賞口26内にはカウントセンサ30(図3参照)が装着されており、カウントセンサ30は遊技球が特別入賞口26内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。
遊技盤18には、図2に示すように、遊技領域22内に位置して表示台枠31が固定されており、表示台枠31には特別図柄表示器32が固定されている。この特別図柄表示器32はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が始動口24内に入賞したときには賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿5内に賞品球として払出され、特別図柄表示器32に特別図柄遊技の映像が表示される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものである。この特別図柄の変動表示は特別図柄を予め決められた順序「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「1」→「2」・・・で循環的に変化させることで行われ、特別図柄の停止表示は特別図柄の変動表示を「1」〜「5」のいずれかで停止させることで行われるものであり、特別図柄「3」を確変大当り図柄と称し、特別図柄「5」を通常大当り図柄と称し、特別図柄「1」「2」「4」のそれぞれを外れ図柄と称する。
特別図柄表示器32に確変大当り図柄「3」または通常大当り図柄「5」が停止表示されたときには大当りラウンドが開始される。この大当りラウンドは特別入賞口26を開放し、特別入賞口26内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、特別入賞口26は上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件および開放時間が上限値(例えば30sec)に到達する時間条件のいずれかが満足されるまで開放状態に保持される。この大当りラウンドは固定的な設定回数(例えば15回)だけ繰返されるものであり、大当りラウンドの設定回数の繰返しを大当り遊技と称する。
特別図柄表示器32に確変大当り図柄「3」が停止表示されたときには大当り遊技が終了した直後の特別図柄遊技から確率変動モードが有効化され、特別図柄表示器32に通常大当り図柄「5」が停止表示されたときには大当り遊技が終了した直後の特別図柄遊技から確率変動モードが無効化される。この確率変動モードの有効状態では特別図柄遊技で確変大当り図柄「5」および通常大当り図柄「3」のいずれかが停止表示される確率が確率変動モードの無効状態に比べて高くなり、大当り遊技が行われる確率が確率変動モードの無効状態に比べて高くなる。
表示台枠31には、図2に示すように、装飾図柄表示器33が固定されている。この装飾図柄表示器33は特別図柄表示器32に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器から構成されたものであり、遊技球が始動口24内に入賞したときには装飾図柄表示器33に装飾図柄遊技の映像が表示される。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ14のそれぞれから装飾図柄表示器33の映像に応じた内容の音声が出力され、複数の電飾LED17のそれぞれが装飾図柄表示器33の映像に応じた内容で発光する。
図4は装飾図柄遊技の映像を示すものであり、装飾図柄遊技では装飾図柄表示器33の表示領域内に変動領域Emおよび予告領域Eyが設定される。この変動領域Emは予告領域Eyに比べて上下方向の幅寸法が大きく設定されたものであり、変動領域Em内には左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmが横一列に設定され、予告領域Ey内には左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryが横一列に設定される。
下段の左変動領域Lm〜右変動領域Rmは大きさおよび輪郭形状のそれぞれが相互に同一に設定されたものであり、装飾図柄遊技では左変動領域Lm〜右変動領域Rmのそれぞれが仮想的な領域ではなく映像として相互に離間して表示され、左変動領域Lm〜右変動領域Rmのそれぞれに図柄要素が変動状態および変動停止状態で順に表示される。図5の(a)は装飾図柄遊技で左変動領域Lm内に表示される左列の図柄要素の種類を示すものであり、図5の(b)は装飾図柄遊技で中変動領域Cm内に表示される中列の図柄要素の種類を示すものであり、図5の(c)は装飾図柄遊技で右変動領域Rm内に表示される右列の図柄要素の種類を示すものである。これら各列の図柄要素には「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」の8種類が共通に設定されており、各列の図柄要素の変動表示は図柄要素を予め決められた順序「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」・・・で循環的に変化させることで行われる。これら各列の図柄要素の変動表示は特別図柄の変動開始に時間的に同期して開始されるものであり、左列の図柄要素は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素うちで1番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止し、右列の図柄要素は左列の図柄要素〜右列の図柄要素うちで2番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止し、中列の図柄要素は左列の図柄要素〜右列の図柄要素うちで3番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止する。
左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3者は装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄の組合せには確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せの4種類が設定されている。確変大当りの組合せは、図4の(b)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一の奇数である組合せを称するものであり、確変大当りの組合せには「111」「333」「555」「777」の4種類が設定されている。通常大当りの組合せは、図4の(c)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一の偶数である組合せを称するものであり、通常大当りの組合せには「222」「444」「666」「888」の4種類が設定されている。外れリーチの組合せは、図4の(d)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれに対して異なる組合せを称し、完全外れの組合せは、図4の(e)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せを称する。この装飾図柄は特別図柄遊技で外れ図柄が停止表示される場合には最終的に完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかで変動停止するものであり、特別図柄遊技で通常大当り図柄が停止表示される場合には最終的に通常大当りの組合せで変動停止し、特別図柄遊技で確変大当り図柄が停止表示される場合には最終的に確変大当りの組合せで変動停止する。
上段の左予告領域Ly〜右予告領域Ryは、図4に示すように、大きさおよび輪郭形状のそれぞれが相互に同一に設定されたものであり、左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれの大きさは左変動領域Lmまたは中変動領域Cmまたは右変動領域Rmに比べて小さく設定されている。これら左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれは装飾図柄遊技で仮想的な領域ではなく映像として相互に離間して表示されるものであり、左予告領域Ly内〜右予告領域Ry内のそれぞれには予告要素が変動状態および変動停止状態で順に表示される。図5の(d)は装飾図柄遊技で左予告領域Ly内に表示される左列の予告要素の種類を示すものである。この左列の予告要素には「頭部A」「頭部B」「頭部C」の3種類が設定されており、左列の予告要素の変動表示は予告要素を予め決められた順序「頭部A」→「頭部B」→「頭部C」→「頭部A」・・・で循環的に変化させることで行われる。図5の(e)は装飾図柄遊技で中予告領域Cy内に表示される中列の予告要素の種類を示すものである。この中列の予告要素には「胴部A」「胴部B」「胴部C」の3種類が設定されており、中列の予告要素の変動表示は予告要素を予め決められた順序「胴部A」→「胴部B」→「胴部C」→「胴部A」・・・で循環的に変化させることで行われる。図5の(f)は装飾図柄遊技で右予告領域Ry内に表示される右列の予告要素の種類を示すものである。この右列の予告要素には「脚部A」「脚部B」「脚部C」の3種類が設定されており、右列の予告要素の変動表示は予告要素を予め決められた順序「脚部A」→「脚部B」→「脚部C」→「脚部A」・・・で循環的に変化させることで行われる。
図6の(a)は左列の予告要素が「頭部A」で変動停止し、中列の予告要素が「胴部A」で変動停止し、右列の予告要素が「脚部A」で変動停止したときの映像を示すものである。この場合には予告要素「頭部A」と予告要素「胴部A」と予告要素「脚部A」の組合せから予め決められた完成された1個の予告図柄Aが表示される。即ち、予告要素「頭部A」と予告要素「胴部A」と予告要素「脚部A」のそれぞれは1個の予告図柄Aを3等分することから設定されたものであり、左列が「頭部A」であって中列が「胴部A」であって右列が「脚部A」である3個の予告要素の組合せを完成の組合せと称し、左列が「頭部A」であって右列が「脚部A」であって中列が「胴部A」でない3個の予告要素の組合せを完成崩れの組合せと称し、左列が「頭部A」であって右列が「脚部A」でない3個の予告要素の組合せを未完成の組合せと称し、左列が「頭部A」であって右列が「脚部A」である2個の予告要素の組合せを完成直前の組合せと称する。
図6の(b)は左列の予告要素が「頭部B」で変動停止し、中列の予告要素が「胴部B」で変動停止し、右列の予告要素が「脚部B」で変動停止したときの映像を示すものである。この場合には予告要素「頭部B」と予告要素「胴部B」と予告要素「脚部B」の組合せから予告図柄Aとは異なる完成された1個の予告図柄Bが表示される。即ち、予告要素「頭部B」と予告要素「胴部B」と予告要素「脚部B」のそれぞれは1個の予告図柄Bを3等分することから設定されたものであり、左列が「頭部B」であって中列が「胴部B」であって右列が「脚部B」である3個の予告要素の組合せを完成の組合せと称し、左列が「頭部B」であって右列が「脚部B」であって中列が「胴部B」でない3個の予告要素の組合せを完成崩れの組合せと称し、左列が「頭部B」であって右列が「脚部B」でない3個の予告要素の組合せを未完成の組合せと称し、左列が「頭部B」であって右列が「脚部B」である2個の予告要素の組合せを完成直前の組合せと称する。
図6の(c)は左列の予告要素が「頭部C」で変動停止し、中列の予告要素が「胴部C」で変動停止し、右列の予告要素が「脚部C」で変動停止したときの映像を示すものである。この場合には予告要素「頭部C」と予告要素「胴部C」と予告要素「脚部C」の組合せから予告図柄Aおよび予告図柄Bのいずれとも異なる完成された1個の予告図柄Cが表示される。即ち、予告要素「頭部C」と予告要素「胴部C」と予告要素「脚部C」のそれぞれは1個の予告図柄Cを3等分することから設定されたものであり、左列が「頭部C」であって中列が「胴部C」であって右列が「脚部C」である3個の予告要素の組合せを完成の組合せと称し、左列が「頭部C」であって右列が「脚部C」であって中列が「胴部C」でない3個の予告要素の組合せを完成崩れの組合せと称し、左列が「頭部C」であって右列が「脚部C」でない3個の予告要素の組合せを未完成の組合せと称し、左列が「頭部C」であって右列が「脚部C」である2個の予告要素の組合せを完成直前の組合せと称する。
図7は装飾図柄遊技で装飾図柄の組合せが確定する前に装飾図柄が大当りの組合せとなるか否かを演出するために表示される演出映像1を示すものである。この演出映像1は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素と左列の予告要素と中列の予告要素と右列の予告要素の全てが変動している状態で出現するものであり、演出映像1では装飾図柄表示器33の表示領域に1個の予告連結領域Yが設定され、予告連結領域Y内に演出要素が変動表示される。この予告連結領域Yは左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryを相互に連結してなる横長な長方形状に設定されたものであり、仮想的な領域ではなく映像として表示される。この予告連結領域Yは左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれに比べて面積が大きく設定されたものであり、図8は予告連結領域Y内に変動表示される演出要素の集合体である演出要素群を示している。この演出要素群は予告図柄Aと予告図柄Bと予告図柄Cからなるものであり、演出要素の変動表示は「予告図柄A」「予告図柄B」「予告図柄C」「予告図柄A」・・の順序で循環的に行われる。
図9は装飾図柄遊技で装飾図柄の組合せが確定する前に装飾図柄が大当りの組合せとなるか否かを演出するために表示される演出映像2を示すものである。この演出映像2は左変動領域Lm内と中変動領域Cm内と右変動領域Rm内のそれぞれに図柄要素が変動表示され且つ予告連結領域Y内に演出要素が変動表示された演出映像1の続きとして出現するものであり、演出映像2では、図9の(b)に示すように、装飾図柄表示器33の表示領域に左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcが横3列に設定され、左連結領域Lc内〜右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素が変動表示される。左連結領域Lcは左変動領域Lmおよび左予告領域Lyを相互に連結してなる縦長な長方形状に設定されたものであり、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれに比べて面積が大きく設定されている。中連結領域Ccは中変動領域Cmおよび中予告領域Cyを相互に連結してなる縦長な長方形状に設定されたものであり、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれに比べて面積が大きく設定されている。右連結領域Rcは右変動領域Rmおよび右予告領域Ryを相互に連結してなる縦長な長方形状に設定されたものであり、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれに比べて面積が大きく設定されている。
左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれは仮想的な領域ではなく映像として表示されるものであり、図10の(a)は左連結領域Lc内に変動表示される左列の大演出要素の集合体である左列の大演出要素群を示している。この左列の大演出要素群は左変動領域Lm内に変動表示される左列の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」に左予告領域Ly内に変動表示される左列の予告要素「頭部A」「頭部B」「頭部C」を加えたものであり、左列の大演出要素の変動表示は「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「頭部A」「頭部B」「頭部C」「1」・・の順序で循環的に行われる。図10の(b)は中連結領域Cc内に変動表示される中列の大演出要素の集合体である中列の大演出要素群を示している。この中列の大演出要素群は中変動領域Cm内に変動表示される中列の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」に中予告領域Cy内に変動表示される中列の予告要素「胴部A」「胴部B」「胴部C」を加えたものであり、中列の大演出要素の変動表示は「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「胴部A」「胴部B」「胴部C」「1」・・の順序で循環的に行われる。図10の(c)は右連結領域Rc内に変動表示される右列の大演出要素の集合体である右列の大演出要素群を示している。この右列の大演出要素群は右変動領域Rm内に変動表示される右列の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」に右予告領域Ry内に変動表示される右列の予告要素「脚部A」「脚部B」「脚部C」を加えたものであり、右列の大演出要素の変動表示は「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「脚部A」「脚部B」「脚部C」「1」・・の順序で循環的に行われる。
図9の(c)〜(e)のそれぞれは演出映像2で大演出図柄が停止表示された映像を示すものである。この大演出図柄とは左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素の組合せを称するものであり、大演出図柄には確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと外れリーチの組合せと完成崩れの組合せの4種類が設定されている。大演出図柄の確変大当りの組合せは、図9の(c)に示すように、左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素が相互に同一な奇数の組合せを称するものであり、大演出図柄の通常大当りの組合せは、図9の(d)に示すように、左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素が相互に同一な偶数の組合せを称するものであり、大演出図柄の完成の組合せは、図9の(e)に示すように、予告図柄A〜予告図柄Cのいずれかが完成した組合せを称するものである。大演出図柄の外れリーチの組合せとは左列の大演出要素および右列の大演出要素が相互に同一な数字で且つ中列の大演出要素が左列の大演出要素および右列の大演出要素のそれぞれに対して異なる組合せを称するものであり、例えば「7 6 7」および「7 頭部A 7」が外れリーチの組合せに該当する。大演出図柄の完成崩れの組合せとは左列の大演出要素および右列の大演出要素のそれぞれが変動停止した状態で完成直前の組合せとなり且つ中列の大演出要素が変動停止した状態で完成の組合せとならない組合せを称するものであり、例えば「頭部A 胴部B 脚部A」および「頭部A 7 脚部A」が完成崩れの組合せに該当する。
図11は装飾図柄遊技で装飾図柄の組合せが確定する前に装飾図柄が大当りの組合せとなるか否かを演出するために表示される演出映像3を示すものである。この演出映像3は左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素が変動表示された演出映像2の続きとして出現するものであり、演出映像3では、図11の(c)に示すように、装飾図柄表示器33の表示領域に1個の特大連結領域Bが設定され、特大連結領域B内に特大演出要素が変動表示される。この特大連結領域Bは左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryの6個を相互に連結してなる大きさおよび輪郭形状のものであり、仮想的な領域ではなく映像として表示される。この特大連結領域Bは左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれに比べて面積が大きく設定されたものであり、図12は特大連結領域B内に変動表示される特大演出要素の集合体である特大演出要素群を示している。この特大演出要素群は左変動領域Lm内と中変動領域Cm内と右変動領域Rm内に共通に変動表示される図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」に予告図柄Aと予告図柄Bと予告図柄Cを加えたものであり、特大演出要素の変動表示は「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「予告図柄A」「予告図柄B」「予告図柄C」「1」・・の順序で循環的に行われる。
図3のメイン制御回路50は特別図柄遊技の遊技内容を制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて制御動作を実行する。センサ回路54は始動口センサ25からの始動信号およびカウントセンサ30からのカウント信号のそれぞれをメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50はセンサ回路54を介して始動信号を検出することに基づいて制御コマンドおよび賞球コマンドのそれぞれを設定し、センサ回路54を介してカウント信号を検出することに基づいて賞球コマンドを設定する。ソレノイド回路55は特別入賞口ソレノイド29を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路55を駆動制御することに基づいて特別入賞口26の扉27を開閉操作する。LED回路56は特別図柄表示器32に特別図柄を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路56を駆動制御することに基づいて特別図柄表示器32の表示内容を制御する。
払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて賞品球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドの設定結果が送信されるものであり、賞球コマンドの設定結果を受信することに基づいて駆動信号を設定する。モータ回路61は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられることに基づいて払出モータ62を駆動する。この払出モータ62は遊技球を上皿5内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿5内には払出モータ62が駆動することに基づいて賞球コマンドに応じた設定個数の賞品球が払出される。
演出制御回路70はメイン制御回路50から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71は制御コマンドの設定結果を受信したときにはRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。
表示制御回路80は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路80は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて装飾図柄表示器33に演出制御コマンドの受信結果に応じた映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは装飾図柄遊技で図柄要素「1」〜「8」のそれぞれを表示するための画像データと予告要素「頭部A」〜「頭部C」のそれぞれを表示するための画像データと予告要素「胴部A」〜「胴部C」のそれぞれを表示するための画像データと予告要素「脚部A」〜「脚部C」のそれぞれを表示するための画像データと左変動領域Lm〜右変動領域Rmのそれぞれを表示するための画像データと左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれを表示するための画像データと予告連結領域Yを表示するための画像データと左連結領域Lc〜右連結領域Rcのそれぞれを表示するための画像データと特大連結領域Bを表示するための画像データが予め記録されたものであり、演出要素は予告要素を表示するための画像データを利用して表示され、各列の大演出要素は図柄要素を表示するための画像データおよび予告要素を表示するための画像データを利用して表示され、特大演出要素は図柄要素を表示するための画像データおよび予告要素を表示するための画像データを利用して表示される。このVROMには装飾図柄遊技で背景映像を表示するためのビデオデータが予め記録されており、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器33にR・G・Bの各信号を出力することで装飾図柄遊技の映像をカラーで表示する。
音制御回路90は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路90は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから音声を出力するものであり、音声ICと音声ROMと音声RAMとDACとオーディオアンプとボリュームを有している。音声ICは両スピーカ14のそれぞれから音声を出力するための音声信号を生成するものであり、音声ROMには音信号を生成するための音声データが予め記録されている。音声RAMは音声ICが音声ROMから検出した音声データを展開するためのワークメモリとして使用されるものであり、DACは音声ICから出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するものである。オーディオアンプはDACから出力されるデジタル信号を増幅して両スピーカ14のそれぞれに出力するものであり、ボリュームはオーディオアンプから出力されるアナログ信号のレベルを調整するものである。電飾制御回路100は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路100は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて複数の電飾LED17のそれぞれを点滅するための電飾信号を設定し、複数の電飾LED17のそれぞれを電飾信号の設定結果に基づいて点滅させる。
図13はメイン制御回路50が演出制御回路70に送信する制御コマンドの一覧を示すものである。これら各制御コマンドは2バイトで構成されたものであり、各制御コマンドの1バイト目はMODEデータ(コマンドの分類)であり、各制御コマンドの2バイト目はEXTデータ(コマンドの種類)である。制御コマンド8000(h)〜8051(h)のそれぞれは特別図柄遊技を開始することを演出制御回路70に通知する変動開始コマンドであり、特別図柄遊技を開始してから停止するまでの所要時間を選択するためのEXTデータを含んでいる。この所要時間は特別図柄の変動表示時間に相当するものであり、変動開始コマンドは演出制御回路70に装飾図柄遊技の演出内容を指定する変動パターンコマンドに相当する。
制御コマンド90XX(h)は特別図柄遊技で特別図柄表示器32に停止表示する特別図柄の種類を演出制御回路70に通知する図柄情報コマンドに相当するものであり、図柄情報コマンド9000(h)は特別図柄の変動停止時の態様が確変大当り図柄であることを示し、図柄情報コマンド9001(h)は特別図柄の変動停止時の態様が通常大当り図柄であることを示し、図柄情報コマンド9002(h)は特別図柄の変動停止時の態様が外れ図柄であることを示している。制御コマンドA000(h)は変動開始コマンドのEXTデータに応じた変動表示時間が経過したときに演出制御回路70に送信されるものであり、特別図柄の変動表示が停止することを演出制御回路70に通知する変動停止コマンドに相当する。
制御コマンドA1XX(h)は特別図柄遊技を保留したことを演出制御回路70に通知する保留コマンドに相当するものであり、保留コマンドA100(h)は1回の特別図柄遊技を保留したことを示し、保留コマンドA101(h)は2回の特別図柄遊技を保留したことを示し、保留コマンドA102(h)は3回の特別図柄遊技を保留したことを示し、保留コマンドA103(h)は4回の特別図柄遊技を保留したことを示している。制御コマンドB0XX(h)は1回目を含む各回の大当りラウンドを開始することを演出制御回路70に通知するものであり、今回の大当りラウンドが何回目であるかを演出制御回路70に通知する大当りラウンドコマンドに相当する。制御コマンドB100(h)は1回目を含む各回の大当りラウンドが終了したインターバルの開始時にメイン制御回路50から送信されるものであり、インターバルが始まることを演出制御回路70に通知するインターバルコマンドに相当する。
図14はメイン制御回路50が更新するランダムカウンタの一覧を示している。ランダムカウンタMR1は特別入賞口26を開放する大当りであるか否かを判定するために使用される大当り判定用のものであり、「0」〜「316」の範囲で循環的に更新される。ランダムカウンタMR2は外れリーチであるか否かを判定するために使用される外れリーチ判定用のものであり、「0」〜「49」の範囲内で循環的に更新される。ランダムカウンタMR3は変動開始コマンドを選択するときに使用される変動開始コマンド選択用のものであり、「0」〜「100」の範囲内で循環的に更新される。ランダムカウンタMR4は確変大当りであるか否かを判定するときに使用される確変判定用のものであり、「0」〜「9」の範囲内で循環的に更新される。ランダムカウンタMR5は特別図柄を複数の外れ図柄のうちから選択するときに使用される外れ図柄選択用のものであり、「0」〜「399」の範囲内で循環的に更新される。
メイン制御回路50のROM52には通常時の大当り判定テーブルおよび確変時の大当り判定テーブルが予め記録されている。通常時の大当り判定テーブルは確率変動モードの無効時に大当りであるか否かをランダムカウンタMR1に基づいて判定するための制御データであり、通常時の大当り判定テーブルには、図15の(a)に示すように、ランダムカウンタMR1「7」に対して大当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1「7」を除く残りのそれぞれの値に対して外れの判定結果が割付けられている。確変時の大当り判定テーブルは確率変動モードの有効時に大当りであるか否かをランダムカウンタMR1に基づいて判定するための制御データであり、確変時の大当り判定テーブルには、図15の(b)に示すように、ランダムカウンタMR1「0〜30」のそれぞれに対して大当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1「31〜316」のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードの有効状態では確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で大当りであることが判定される。
メイン制御回路50のROM52には外れ図柄テーブルが予め記録されている。この外れ図柄テーブルはランダムカウンタMR5に基づいて外れ図柄を選択するためのものであり、外れ図柄テーブルには、図16に示すように、外れ図柄「1」に対してランダムカウンタMR5「0〜132」が割付けられ、外れ図柄「2」に対してランダムカウンタMR5「133〜264」が割付けられ、外れ図柄「4」に対してランダムカウンタMR5「265〜399」が割付けられている。
メイン制御回路50のROM52には変動表示時間テーブルが予め記録されている。この変動表示時間テーブルは、図17に示すように、変動開始コマンド#00〜#51のそれぞれのEXTデータに変動表示時間を割付けたものであり、変動開始コマンド#00および変動開始コマンド#01のそれぞれは完全外れが判定されたときに選択対象になる完全外れ用のものである。変動開始コマンド#10と変動開始コマンド#20と変動開始コマンド#30と変動開始コマンド#40と変動開始コマンド#50のそれぞれは外れリーチが判定されたときに選択対象となる外れリーチ用のものであり、変動開始コマンド#11と変動開始コマンド#21と変動開始コマンド#31と変動開始コマンド#41と変動開始コマンド#51のそれぞれは通常大当りまたは確変大当りが判定されたときに選択対象となる大当り用のものであり、変動開始コマンド#00の変動表示時間〜変動開始コマンド#51の変動表示時間は相互に異なる値に設定されている。
メイン制御回路50のROM52には大当り用の変動開始コマンドテーブルと外れリーチ用の変動開始コマンドテーブルと完全外れ用の変動開始コマンドテーブルが予め記録されている。これら大当り用の変動開始コマンドテーブル〜完全外れ用の変動開始コマンドテーブルのそれぞれはランダムカウンタMR3に基づいて変動開始コマンドを選択するためのものであり、大当り用の変動開始コマンドテーブルは通常大当りまたは確変大当りが判定されたときに使用され、外れリーチ用の変動開始コマンドテーブルは外れリーチが判定されたときに使用され、完全外れ用の変動開始コマンドテーブルは完全外れが判定されたときに使用される。図18は大当り用の変動開始コマンドテーブル〜完全外れ用の変動開始コマンドテーブルを示すものであり、完全外れ用の変動開始コマンドテーブルには完全外れ用の変動開始コマンド#00〜#01のそれぞれに対してランダムカウンタMR3が割付けられ、外れリーチ用の変動開始コマンドテーブルには外れリーチ用の変動開始コマンド#10〜#50のそれぞれに対してランダムカウンタMR3が割付けられ、大当り用の変動開始コマンドテーブルには大当り用の変動開始コマンド#11〜#51のそれぞれに対してランダムカウンタMR3が割付けられている。
大当り用の変動開始コマンドテーブルには変動開始コマンド#11に対して「0〜4」の5個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#21に対して「5〜19」の15個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#31に対して「20〜39」の20個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#41に対して「40〜64」の25個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#51に対して「65〜100」の36個のランダムカウンタMR3が割付けられており、大当りが判定されたときには変動開始コマンド#51が最も高い確率で選択され、変動開始コマンド#41が2番目に高い確率で選択され、変動開始コマンド#31が3番目に高い確率で選択され、変動開始コマンド#21が4番目に高い確率で選択され、変動開始コマンド#11が最も低い確率で選択される。
外れリーチ用の変動開始コマンドテーブルには変動開始コマンド#10に対して「0〜34」の35個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#20に対して「35〜59」の25個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#30に対して「60〜79」の20個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#40に対して「80〜94」の15個のランダムカウンタMR3が割付けられ、変動開始コマンド#50に対して「95〜100」の6個のランダムカウンタMR3が割付けられており、外れリーチが判定されたときには変動開始コマンド#50が最も低い確率で選択され、変動開始コマンド#40が2番目に低い確率で選択され、変動開始コマンド#30が3番目に低い確率で選択され、変動開始コマンド#20が4番目に低い確率で選択され、変動開始コマンド#10が最も高い確率で選択される。
メイン制御回路50のRAM53には、図19に示すように、制御データ格納領域140が設定されている。この制御データ格納領域140は特別図柄遊技を行うために必要な各種のデータを格納する領域であり、保留データ格納部141と特別図柄格納部142とフラグ格納部143とタイマ格納部144とカウンタ格納部145を有している。保留データ格納部141は大当り判定用のランダムカウンタMR1の取得結果が記録される領域であり、遊技球が始動口24内に入賞したときにはランダムカウンタMR1の計測値が取得され、ランダムカウンタMR1の取得結果が保留データ格納部141に記録される。この保留データ格納部141は最大で4個のランダムカウンタMR1の取得結果が記録されるものであり、ランダムカウンタMR1の取得結果は取得順序の古さを特定する保留番号「1」「2」「3」「4」のいずれかと共に保留データ格納部141に記録される。
特別図柄格納部142は特別図柄の設定結果が記録される領域であり、例えば確変大当り図柄「3」が設定されたときには特別図柄格納部142に確変大当り図柄「3」が記録される。フラグ格納部143は始動信号フラグと特図プロセスフラグと大当りフラグと確変フラグのそれぞれが格納される領域である。始動信号フラグは遊技球が始動口24内に入賞したか否かを示すものであり、遊技球が始動口24内に入賞することに基づいてオン状態にセットされる。特図プロセスフラグは図46の特別図柄プロセス処理でステップS61の大当り判定処理〜ステップS67のインターバル処理のいずれの処理を択一的に実行するかを指定するものである。大当りフラグは大当りが判定されたか否かを示すものであり、大当りが判定されることに基づいてオン状態にセットされる。確変フラグは確変大当りが判定されたか否かを示すものであり、確変大当りが判定されることに基づいてオン状態にセットされる。
タイマ格納部144は変動タイマMT1とウェイトタイマMT2とインターバルタイマMT3が格納される領域である。変動タイマMT1は変動開始コマンドの設定結果に応じた変動表示時間が初期値としてセットされるものであり、変動タイマMT1が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで特別図柄遊技の残り時間が計測される。ウェイトタイマMT2は一定のウェイト時間が初期値としてセットされるものであり、ウェイトタイマMT2が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで今回の特別図柄遊技が終了してから次回の特別図柄遊技が開始されるまでの残り時間が計測される。インターバルタイマMT3は一定のインターバル時間が初期値としてセットされるものであり、インターバルタイマMT3が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで今回の大当りラウンドが終了してから次回の大当りラウンドが開始されるまでの残り時間が計測される。カウンタ格納部145はランダムカウンタMR1〜MR5および大当りラウンドカウンタMN1が格納される領域である。この大当りラウンドカウンタMN1は大当りラウンドの継続回数を計測するものであり、大当りラウンドが終了する毎に大当りラウンドカウンタMN1が加算されることで大当りラウンドの継続回数が計測される。
演出制御回路70のROM72には、図20に示すように、プロセスデータテーブルが予め記録されている。このプロセスデータテーブルはプロセスデータ番号P00〜P51のうちから変動開始コマンドのEXTデータに応じたものを選択するためのものであり、変動開始コマンド#00のEXTデータ00(h)〜変動開始コマンド#51のEXTデータ51(h)のそれぞれに1個のプロセスデータ番号を割付けることから設定されている。
演出制御回路70のROM72には、図20に示すように、プロセスデータ#00〜#51が予め記録されている。これらプロセスデータ#00〜#51のそれぞれはプロセスタイマ設定値および演出制御データから構成されたものであり、プロセスデータ#00〜#51のそれぞれには1個のプロセスデータ番号が割付けられている。プロセスデータ#00およびプロセスデータ#01のそれぞれは完全外れの判定時に選択対象となる完全外れ用のものであり、プロセスデータ#10とプロセスデータ#20とプロセスデータ#30とプロセスデータ#40とプロセスデータ#50のそれぞれは外れリーチの判定時に選択対象となる外れリーチ用のものであり、プロセスデータ#11とプロセスデータ#21とプロセスデータ#31とプロセスデータ#41とプロセスデータ#51のそれぞれは大当りの判定時に選択対象となる大当り用のものであり、プロセスデータ#00〜#51のそれぞれの演出制御データは、図21〜図26に示すように、表示制御データと音声制御データと電飾制御データを含んで構成されている。これら各表示制御データは装飾図柄遊技で装飾図柄表示器33に表示する映像の演出内容を示し、各音声制御データは装飾図柄遊技で両スピーカ14のそれぞれから出力する音声の演出内容を示し、各電飾制御データは装飾図柄遊技で複数の電飾LED17のそれぞれを点滅させる演出内容を示しており、プロセスタイマ設定値は対応する表示制御データと音声制御データと電飾制御データのそれぞれで演出を発生させるための時間を特定するデータに相当する。
プロセスデータ#00〜#51のそれぞれには、図21〜図26に示すように、表示制御データとして全図変動開始コマンドが共通に設定されている。この全図変動開始コマンドは装飾図柄表示器33に左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Lmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを表示し、図柄要素を左変動領域Lm内と中変動領域Cm内と右変動領域Rm内のそれぞれに変動状態で表示開始し、予告要素を左予告領域Ly内と中予告領域Cy内と右予告領域Ry内のそれぞれに変動状態で表示開始するためのものであり、プロセスデータ#00〜#51のいずれが選択されたときであっても全図変動開始コマンドに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素と左列の予告要素と中列の予告要素と右列の予告要素のそれぞれが変動状態で表示される。
完全外れ用のプロセスデータ#00と完全外れ用のプロセスデータ#01と外れリーチ用のプロセスデータ#10と大当り用のプロセスデータ#11と外れリーチ用のプロセスデータ#20と大当り用のプロセスデータ#21のそれぞれには、図21〜図23に示すように、表示制御データとして左列の図柄要素停止コマンドと左列の予告要素停止コマンドと右列の図柄要素停止コマンドと右列の予告要素停止コマンドと中列の図柄要素停止コマンドと中列の予告要素停止コマンドが共通に設定されている。左列の図柄要素停止コマンドは左変動領域Lm内の図柄要素を変動停止させるためのものであり、左列の予告要素停止コマンドは左予告領域Ly内の予告要素を変動停止させるためのものである。右列の図柄要素停止コマンドは右変動領域Rm内の図柄要素を変動停止させるためのものであり、右列の予告要素停止コマンドは右予告領域Ry内の予告要素を変動停止させるためのものである。中列の図柄要素停止コマンドは中変動領域Cm内の図柄要素を変動停止させるためのものであり、中列の予告要素停止コマンドは中予告領域Cy内の予告要素を変動停止させるためのものである。これら左列の図柄要素停止コマンド〜中列の予告要素停止コマンドには(1)左列の図柄要素停止コマンド(2)左列の予告要素停止コマンド(3)右列の図柄要素停止コマンド(4)右列の予告要素停止コマンド(5)中列の図柄要素停止コマンド(6)中列の予告要素停止コマンドの順序で大きなプロセスタイマ設定値が付与されており、プロセスデータ#00〜プロセスデータ#21のそれぞれが選択されたときには(1)左列の図柄要素(2)左列の予告要素(3)右列の図柄要素(4)右列の予告要素(5)中列の図柄要素(6)中列の予告要素の順序で停止表示が行われる。
外れリーチ用のプロセスデータ#30および大当り用のプロセスデータ#31のそれぞれは左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryの6個を表示した後に予告連結領域Yを表示し、予告連結領域Y内に演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示するためのものであり、プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれには、図24に示すように、全図変動開始コマンドと左列の図柄要素停止コマンドと右列の図柄要素停止コマンドと中列の図柄要素停止コマンドのそれぞれは設定されているものの左列の予告要素停止コマンドと右列の予告要素停止コマンドと中列の予告要素停止コマンドのそれぞれは設定されていない。この外れリーチ用のプロセスデータ#30は外れリーチ用の変動開始コマンド#30が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「20/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#31は大当り用の変動開始コマンド#31が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「20/101」の確率で設定される。即ち、予告連結領域Y内に演出要素を変動表示する演出映像1が発生したときには「50%(=20*100/20+20)」の確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになるように設定されており、演出映像1の信頼度は中値に設定されている。
外れリーチ用のプロセスデータ#40および大当り用のプロセスデータ#41のそれぞれは予告連結領域Yを表示した後に左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを表示し、左連結領域Lc内〜右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示するためのものであり、プロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれには、図25に示すように、全図変動開始コマンドは設定されているものの左列の図柄要素停止コマンドと左列の予告要素停止コマンドと右列の図柄要素停止コマンドと右列の予告要素停止コマンドと中列の図柄要素停止コマンドと中列の予告要素停止コマンドのそれぞれは設定されていない。この外れリーチ用のプロセスデータ#40は外れリーチ用の変動開始コマンド#40が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「15/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#41は大当り用の変動開始コマンド#41が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「25/101」の確率で設定される。即ち、演出映像1から左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素が変動表示される演出映像2に発展したときには「62.5%(=25*100/15+25)」の確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになるように設定されており、演出映像2の信頼度は演出映像1に比べて高い高値に設定されている。
外れリーチ用のプロセスデータ#50および大当り用のプロセスデータ#51のそれぞれは予告連結領域Yおよび左連結領域Lc〜右連結領域Rcを順に表示した後に特大連結領域Bを表示し、特大連結領域B内に特大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示するためのものであり、プロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれには全図変動開始コマンドは設定されているものの左列の図柄要素停止コマンドと左列の予告要素停止コマンドと右列の図柄要素停止コマンドと右列の予告要素停止コマンドと中列の図柄要素停止コマンドと中列の予告要素停止コマンドのそれぞれは設定されていない。この外れリーチ用のプロセスデータ#50は外れリーチ用の変動開始コマンド#50が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「6/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#51は大当り用の変動開始コマンド#51が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「36/101」の確率で設定される。即ち、演出映像1および演出映像2から特大連結領域B内に特大演出要素が変動表示される演出映像3に発展したときには「85.7%(=36*100/6+36)」の確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになるように設定されており、演出映像3の信頼度は演出映像1および演出映像2のそれぞれに比べて高い極高値に設定されている。
外れリーチ用のプロセスデータ#20および大当り用のプロセスデータ#21のそれぞれは左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryの6個を表示した後に演出映像1〜演出映像3のいずれも発生させることなく左変動領域Lm内と中変動領域Cm内と右変動領域Rm内のそれぞれに巣柄要素を停止表示し、左予告領域Ly内と中予告領域Cy内と右予告領域Ry内のそれぞれに予告要素を停止表示するためのものである。この外れリーチ用のプロセスデータ#20は外れリーチ用の変動開始コマンド#20が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「25/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#21は大当り用の変動開始コマンド#21が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「15/101」の確率で設定される。即ち、演出映像1〜演出映像3がいずれも発生しないときには「37.5%(=15*100/25+15)」の低確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになるように設定されている。
演出制御回路70のROM72には、図27に示すように、ビデオデータテーブルが予め記録されている。このビデオデータテーブルにはプロセスデータ番号P30およびP31の両者を除く残りのプロセスデータ番号P00とP01とP10とP11とP20とP21とP40とP41とP50とP51のそれぞれに対して1個のビデオデータ番号が割付けられており、残りのプロセスデータ番号P00〜P51のそれぞれが設定されたときにはプロセスデータ番号の設定結果に応じたビデオデータ番号が選択される。このビデオデータテーブルにはプロセスデータ番号P30およびP31のそれぞれに対して3個のビデオデータ番号が割付けられている。これらプロセスデータ番号P30およびP31のそれぞれに応じた3個のビデオデータ番号には演出要素として予告図柄A〜Cのいずれかが割付けられており、プロセスデータ番号P30およびP31のそれぞれが設定されたときにはプロセスデータ番号の設定結果に応じた3個のビデオデータ番号のうちから演出要素の設定結果に応じたものが選択される。
表示制御回路80のVROMには、図27に示すように、ビデオデータ#V00〜#V51が予め記録されている。これらビデオデータ#V00〜#V51のそれぞれには1個のビデオデータ番号が割付けられており、装飾図柄遊技ではビデオデータ番号の選択結果に応じたビデオデータが再生される。これらビデオデータ#V00〜#V51のそれぞれは装飾図柄遊技の背景の映像を表示するためのものであり、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryと予告連結領域Yと左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcと特大連結領域Bと各列の図柄要素と各列の予告要素と演出要素と各列の大演出要素と特大演出要素のそれぞれはビデオデータに応じた背景映像の前方に重ねて表示される。
演出制御回路70のROM72には、図28に示すように、大当り遊技用のビデオデータテーブルが予め記録されている。この大当り遊技用のビデオデータテーブルには大当りラウンドコマンドの複数のEXTデータのそれぞれに対して1個のビデオデータ番号が割付けられており、大当り遊技中には大当りラウンドコマンドのEXTデータに応じたビデオデータ番号が選択される。表示制御回路80のVROMには、図28に示すように、大当り遊技用の複数のビデオデータが予め記録されている。これら複数のビデオデータのそれぞれには大当り遊技用の1個のビデオデータ番号が割付けられており、大当り遊技中には大当り遊技用のビデオデータ番号の選択結果に応じた大当り遊技用のビデオデータが再生される。
図29は演出制御回路70が更新するランダムカウンタの一覧を示している。ランダムカウンタSR1は「0〜249」の範囲内で循環的に更新されるものである。このランダムカウンタSR1は装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する場合と通常大当りの組合せに設定する場合と外れリーチの組合せに設定する場合と完全外れの組合せに設定する場合のそれぞれに使用されるものであり、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する場合および通常大当りの組合せに設定する場合のそれぞれには各列の図柄要素がランダムカウンタSR1の更新結果に応じて選択され、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合には左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれがランダムカウンタSR1の更新結果に応じて選択され、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には左列の図柄要素がランダムカウンタSR1の更新結果に応じて選択される。このランダムカウンタSR1は予告図柄を完成の組合せに設定する場合と完成崩れの組合せに設定する場合と未完成の組合せに設定する場合のそれぞれにも使用されるものであり、予告図柄を完成の組合せに設定する場合には各列の予告要素がランダムカウンタSR1の更新結果に応じて選択され、予告図柄を完成崩れの組合せに設定する場合には左列の予告要素および右列の予告要素のそれぞれがランダムカウンタSR1の更新結果に応じて選択され、予告図柄を未完成の組合せに設定する場合には左列の予告要素がランダムカウンタSR1の更新結果に応じて選択される。
ランダムカウンタSR2は「0〜162」の範囲内で循環的に更新されるものである。このランダムカウンタSR2は装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合および完全外れの組合せに設定する場合のそれぞれに使用されるものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合および完全外れの組合せに設定する場合のそれぞれには中列の図柄要素がランダムカウンタSR2の更新結果に応じて選択される。このランダムカウンタSR2は予告図柄を完成崩れの組合せに設定する場合および未完成の組合せに設定する場合のそれぞれにも使用されるものであり、予告図柄を完成崩れの組合せに設定する場合および未完成の組合せに設定する場合のそれぞれには中列の予告要素がランダムカウンタSR2の更新結果に応じて選択される。
ランダムカウンタSR3は「0〜72」の範囲内で循環的に更新されるものである。このランダムカウンタSR3は装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合に使用されるものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には右列の図柄要素がランダムカウンタSR3の更新結果に応じて選択される。このランダムカウンタSR3は予告図柄を未完成の組合せに設定する場合にも使用されるものであり、予告図柄を未完成の組合せに設定する場合には右列の予告要素がランダムカウンタSR3の更新結果に応じて選択される。ランダムカウンタSR4は「0〜10」の範囲内で循環的に更新されるものである。このランダムカウンタSR4は演出映像1で停止表示する演出要素を設定する場合に使用されるものであり、演出映像1で停止表示する演出要素を設定する場合には演出要素がランダムカウンタSR4の更新結果に応じて選択される。
ランダムカウンタSR5は「0〜222」の範囲内で循環的に更新されるものである。このランダムカウンタSR5は演出映像2で大演出図柄を確変大当りの組合せに設定する場合と通常大当りの組合せに設定する場合と外れリーチの組合せに設定する場合と完成の組合せに設定する場合と完成崩れの組合せに設定する場合のそれぞれに使用されるものであり、大演出図柄を確変大当りの組合せに設定する場合と通常大当りの組合せに設定する場合と完成の組合せに設定する場合のそれぞれには各列の大演出要素がランダムカウンタSR5の更新結果に応じて選択され、大演出図柄を外れリーチの組合せに設定する場合および完成崩れの組合せに設定する場合のそれぞれには左列の大演出要素および右列の大演出要素のそれぞれがランダムカウンタSR5の更新結果に応じて選択される。
ランダムカウンタSR6は「0〜100」の範囲内で循環的に更新されるものである。このランダムカウンタSR6は演出映像2で大演出図柄を外れリーチの組合せに設定する場合および完成崩れの組合せに設定する場合のそれぞれに使用されるものであり、大演出図柄を外れリーチの組合せに設定する場合および完成崩れの組合せに設定する場合のそれぞれには中列の大演出要素がランダムカウンタSR6の更新結果に応じて選択される。ランダムカウンタSR7は「0〜22」の範囲内で循環的に更新されるものである。このランダムカウンタSR7は演出映像3で停止表示する特大演出要素を設定する場合に使用されるものであり、演出映像3で停止表示する特大演出要素を設定する場合には特大演出要素がランダムカウンタSR7の更新結果に応じて選択される。
演出制御回路70のROM72には、図30に示すように、確変大当り図柄テーブルおよび通常大当り図柄テーブルが予め記録されている。確変大当り図柄テーブルは「1」「3」「5」「7」の4種類の奇数の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する場合には確変大当り図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、各列の図柄要素が共通の選択結果に設定される。通常大当り図柄テーブルは「2」「4」「6」「8」の4種類の偶数の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する場合には通常大当り図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、各列の図柄要素が共通の図柄要素の選択結果に設定される。
演出制御回路70のROM72には、図30に示すように、リーチ図柄テーブルおよび左図柄テーブルが予め記録されている。リーチ図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合にはリーチ図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが共通の図柄要素の選択結果に設定される。左図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には左図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、左列の図柄要素が図柄要素の選択結果に設定される。
演出制御回路70のROM72には、図31に示すように、リーチ外れ図柄テーブルおよび中図柄テーブルが予め記録されている。リーチ外れ図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR2を割付けたものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合にはリーチ外れ図柄テーブルからランダムカウンタSR2の更新結果に応じた図柄要素が選択され、中列の図柄要素が図柄要素の選択結果に設定される。中図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR2を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には中図柄テーブルからランダムカウンタSR2の更新結果に応じた図柄要素が選択され、中列の図柄要素が図柄要素の選択結果に設定される。
演出制御回路70のROM72には、図32に示すように、右図柄テーブルが予め記録されている。この右図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR3を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には右図柄テーブルからランダムカウンタSR3の更新結果に応じた図柄要素が選択され、右列の図柄要素が図柄要素の選択結果に設定される。
演出制御回路70のROM72には、図33に示すように、完成図柄テーブルと完成崩れ図柄テーブルと未完成左図柄テーブルが予め記録されている。完成図柄テーブルは9種類の予告要素「頭部A」〜「脚部C」のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、予告図柄を完成の組合せに設定する場合には完成図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた左列の予告要素と中列の予告要素と右列の予告要素のそれぞれが選択される。完成崩れ図柄テーブルは6種類の予告要素「頭部A」〜「脚部C」のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、予告図柄を完成崩れの組合せに設定する場合には完成崩れ図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた左列の予告要素および右列の予告要素のそれぞれが選択される。未完成左図柄テーブルは3種類の予告要素「頭部A」〜「頭部C」のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、予告図柄を未完成の組合せに設定する場合には未完成左図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた左列の予告要素が選択される。
演出制御回路70のROM72には、図34に示すように、未完成中図柄テーブルが予め記録されている。この未完成中図柄テーブルは3種類の予告要素「胴部A」〜「胴部C」のそれぞれにランダムカウンタSR2を割付けたものであり、予告図柄を完成崩れの組合せに設定する場合および未完成の組合せに設定する場合のそれぞれには未完成中図柄テーブルからランダムカウンタSR2の更新結果に応じた中列の予告要素が選択される。演出制御回路70のROM72には、図35に示すように、未完成右図柄テーブルが予め記録されている。この未完成右図柄テーブルは3種類の予告要素「脚部A」〜「脚部C」のそれぞれにランダムカウンタSR3を割付けたものであり、予告図柄を未完成の組合せに設定する場合には未完成右図柄テーブルからランダムカウンタSR3の更新結果に応じた右列の予告要素が選択される。
演出制御回路70のROM72には、図36に示すように、演出要素テーブルが予め記録されている。この演出要素テーブルは3種類の演出要素「予告図柄A」〜「予告図柄C」のそれぞれにランダムカウンタSR4を割付けたものであり、演出映像1で演出要素を停止表示する場合には演出要素テーブルからランダムカウンタSR4の更新結果に応じた演出要素が選択される。
演出制御回路70のROM72には、図37に示すように、大演出図柄テーブル1および大演出図柄テーブル2が予め記録されている。大演出図柄テーブル1は左列の大演出要素「1」〜「頭部C」と中列の大演出要素「1」〜「胴部C」と右列の大演出要素「1」〜「脚部C」のそれぞれにランダムカウンタSR5を割付けたものであり、確変大当りの判定時に演出映像2で大演出図柄を停止表示する場合には大演出図柄テーブル1からランダムカウンタSR5の更新結果に応じた各列の大演出要素が選択される。大演出図柄テーブル2は左列の演出要素「2」「4」「6」「8」「頭部A」「頭部B」「頭部C」と中列の演出要素「2」「4」「6」「8」「胴部A」「胴部B」「胴部C」と右列の演出要素「2」「4」「6」「8」「脚部A」「脚部B」「脚部C」のそれぞれにランダムカウンタSR5を割付けたものであり、通常大当りの判定時に演出映像2で大演出図柄を停止表示する場合には大演出図柄テーブル2からランダムカウンタSR5の更新結果に応じた各列の大演出要素が選択される。
演出制御回路70のROM72には、図38に示すように、大演出図柄テーブル3および大演出図柄テーブル4が予め記録されている。大演出図柄テーブル3は左列の大演出要素「1」〜「頭部C」および右列の大演出要素「1」〜「脚部C」のそれぞれにランダムカウンタSR5を割付けたものであり、外れリーチの判定時に演出映像2で大演出図柄を停止表示する場合には大演出図柄テーブル3からランダムカウンタSR5の更新結果に応じた左列の大演出要素および右列の大演出要素が選択される。大演出図柄テーブル4は中列の大演出要素「1」〜「胴部C」のそれぞれにランダムカウンタSR6を割付けたものであり、外れリーチの判定時に演出映像2で大演出図柄を停止表示する場合には大演出図柄テーブル4からランダムカウンタSR6の更新結果に応じた中列の大演出要素が選択される。
演出制御回路70のROM72には、図39に示すように、特大演出図柄テーブル1と特大演出図柄テーブル2と特大演出図柄テーブル3が予め記録されている。特大演出図柄テーブル1は特大演出要素「2」「4」「6」「8」のそれぞれにランダムカウンタSR7を割付けたものであり、通常大当りの判定時に演出映像3で特大演出図柄を停止表示する場合には特大演出図柄テーブル1からランダムカウンタSR7の更新結果に応じた特大演出要素が選択される。特大演出図柄テーブル2は特大演出要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」のそれぞれにランダムカウンタSR7を割付けたものであり、確変大当りの判定時に演出映像3で特大演出図柄を停止表示する場合には特大演出図柄テーブル2からランダムカウンタSR7の更新結果に応じた特大演出要素が選択される。特大演出図柄テーブル3は特大演出要素「予告図柄A」「予告図柄B」「予告図柄C」のそれぞれにランダムカウンタSR7を割付けたものであり、外れリーチの判定時に演出映像3で特大演出図柄を停止表示する場合には特大演出図柄テーブル3からランダムカウンタSR7の更新結果に応じた特大演出要素が選択される。
演出制御回路70のRAM73には、図40に示すように、演出制御データ格納領域150が設定されており、演出制御データ格納領域150にはコマンド格納部151とフラグ格納部152とタイマ格納部153とカウンタ格納部154と確定図柄格納部155と仮図柄格納部156と予告図柄格納部157と演出要素格納部158と大演出要素格納部159と特大演出要素格納部160が設定されている。コマンド格納部151はメイン制御回路50から送信される変動開始コマンドと図柄情報コマンドと変動停止コマンドと保留コマンドと大当りラウンドコマンドとインターバルコマンドのそれぞれが記録される領域であり、フラグ格納部152は装飾図柄遊技開始フラグと装飾図柄遊技中フラグと装飾図柄遊技停止フラグと大当りラウンドフラグとインターバルフラグのそれぞれが記録される領域である。
装飾図柄遊技開始フラグはメイン制御回路50から変動開始コマンドが送信されたか否かを示すものであり、変動開始コマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。装飾図柄遊技中フラグは装飾図柄遊技が実行されているか否かを示すものであり、装飾図柄遊技の実行状態でオン状態にセットされる。装飾図柄遊技停止フラグはメイン制御回路50から変動停止コマンドが送信されたか否かを示すものであり、変動停止コマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。大当りラウンドフラグはメイン制御回路50から大当りラウンドコマンドが送信されたか否かを示すものであり、大当りラウンドコマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。インターバルフラグはメイン制御回路50からインターバルコマンドが送信されたか否かを示すものであり、インターバルコマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。
タイマ格納部153は変動タイマST1が記録される領域である。この変動タイマST1は一定の初期値「0」がセットされるものであり、変動タイマST1が初期値から一定の時間間隔で定期的に加算されることで装飾図柄遊技の経過時間が計測される。カウンタ格納部154はランダムカウンタSR1〜SR7が記録される領域であり、確定図柄格納部155は装飾図柄遊技で最終的に停止表示する装飾図柄が記録される領域であり、仮図柄格納部156は装飾図柄遊技で確定図柄格納部155に記録された装飾図柄を停止表示する前に停止表示する仮の装飾図柄が記録される領域である。予告図柄格納部157は装飾図柄遊技で停止表示する予告図柄が記録される領域であり、演出要素格納部158は演出映像1で演出要素を停止表示する場合に演出要素の設定結果が記録される領域である。大演出要素格納部159は演出映像2で各列の大演出要素を停止表示する場合に各列の大演出要素の設定結果が記録される領域であり、特大演出要素格納部160は演出映像3で特大演出要素を停止表示する場合に特大演出要素の設定結果が記録される領域である。
[1]メイン処理
図41はメイン制御回路50のCPU51が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU51は電源が投入されたときにはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2でRAM53の保留データ格納部141と特別図柄格納部142とフラグ格納部143とタイマ格納部144とカウンタ格納部145のそれぞれを初期設定し、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
CPU51はステップS3でCTCを初期設定すると、ステップS4のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はカウンタ格納部145のランダムカウンタMR3およびランダムカウンタMR5のそれぞれを「1」だけ更新するものであり、図14に示すように、ランダムカウンタMR3は初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタMR5は初期値「0」から上限値「399」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新される。
[2]タイマ割込み処理
図42はCPU51がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU51はタイマ割込みが発生する毎にステップS11の入力処理とステップS12のカウンタ更新処理2とステップS13のデータ取得処理とステップS14の特別図柄プロセス処理を当該順序で実行する。
[2−1]入力処理
図43はステップS11の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS21でセンサ回路54からの始動信号の有無を判断する。ここで始動信号がないことを判断したときにはステップS22でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットし、始動信号があることを判断したときにはステップS23でフラグ格納部143の始動信号フラグをオン状態にセットする。
[2−2]カウンタ更新処理2
図44はステップS12のカウンタ更新処理2の詳細を示すものであり、CPU51はステップS31でカウンタ格納部145のランダムカウンタMR1を単位値「1」だけ更新し、ステップS32でカウンタ格納部145のランダムカウンタMR2を単位値「1」だけ更新し、ステップS33でカウンタ格納部145のランダムカウンタMR4を単位値「1」だけ更新する。ランダムカウンタMR1は大当り判定用のものであり、図14に示すように、初期値「0」から上限値「316」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタMR2は外れリーチ判定用のものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタMR4は確変判定用のものであり、初期値「0」から上限値「9」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[2−3]データ取得処理
図45はステップS13のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS41でフラグ格納部143の始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が始動口24内に入賞したときにはステップS11の入力処理でフラグ格納部143の始動信号フラグがオン状態にセットされている。この場合にはCPU51は図45のステップS41でフラグ格納部143の始動信号フラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS42でカウンタ格納部145からランダムカウンタMR1の計測値を取得する。そして、ステップS43へ移行し、保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。
CPU51はステップS43で保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断すると、ステップS44でランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号1の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS45で演出制御回路70に保留コマンド「A100(h)」を送信することに基づいて1回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS43で保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS47で保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS48へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号2の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS49で演出制御回路70に保留コマンド「A101(h)」を送信することに基づいて2回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS47で保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS50で保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS51へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号3の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS52で演出制御回路70に保留コマンド「A102(h)」を送信することに基づいて3回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS50で保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS53で保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS54へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号4の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS55で演出制御回路70に保留コマンド「A103(h)」を送信することに基づいて4回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS53で保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS56でランダムカウンタMR1の取得結果をクリアする。即ち、特別図柄遊技の保留回数には上限値「4」が設定されており、4回の特別図柄遊技が既に保留されている状態で遊技球が始動口24内に入賞したときにはランダムカウンタMR1の記録処理および保留コマンドの送信処理のそれぞれが行われず、遊技球が始動口24内に入賞したことが無効化される。
[2−4]特別図柄プロセス処理
図46はステップS14の特別図柄プロセス処理の詳細を示すものである。この特別図柄プロセス処理はステップS61の大当り判定処理とステップS62の特別図柄変動開始時処理とステップS63の特別図柄変動処理とステップS64の特別図柄変動停止時処理とステップS65のウェイト処理とステップS66の大当り遊技処理とステップS67のインターバル処理を有するものであり、ステップS61の大当り判定処理〜ステップS67のインターバル処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−4−1]大当り判定処理
図47はステップS61の大当り判定処理の詳細を示すものである。この大当り判定処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグが「0」に設定されているときに実行されるものであり、フラグ格納部143の特図プロセスフラグは図41のステップS2の初期設定処理で「0」に初期設定される。
CPU51は図47のステップS71で保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断したときにはステップS72へ移行し、保留番号1の保留データ格納部141からランダムカウンタMR1の取得結果を検出する。
CPU51はステップS72で保留番号1の保留データ格納部141からランダムカウンタMR1の取得結果を検出すると、ステップS73でフラグ格納部143から確変フラグの記録結果を検出し、確変フラグの検出結果がオン状態であるか否かを判断する。ここで確変フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS74でROM52から図15の(b)の確変時の大当り判定テーブルを選択し、確変フラグがオフ状態にリセットされていることを判断したときには図47のステップS75でROM52から図15の(a)の通常時の大当り判定テーブルを選択する。
CPU51は確変時の大当り判定テーブルまたは通常時の大当り判定テーブルを選択すると、図47のステップS76で確変時の大当り判定テーブルまたは通常時の大当り判定テーブルからランダムカウンタMR1の検出結果に応じた判定結果を選択する。ここで外れの判定結果を選択したときにはステップS77でフラグ格納部143の大当りフラグをオフ状態にリセットし、ステップS83でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「1」をセットする。例えばランダムカウンタMR1の検出結果が「30」であるときには確変時の大当り判定テーブルからは大当りの判定結果が選択され、通常時の大当り判定テーブルからは外れの判定結果が選択される。
CPU51は図47のステップS76で大当りの判定結果を選択すると、ステップS78でフラグ格納部143の大当りフラグをオン状態にセットし、ステップS79でカウンタ格納部145から確変判定用のランダムカウンタMR4の計測結果を取得する。そして、ステップS80へ移行し、ランダムカウンタMR4の取得結果を5個の確変値「1,3,5,7,9」のそれぞれと比較する。これら5個の確変値のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS80でランダムカウンタMR4の取得結果が5個の確変値のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS81へ移行し、フラグ格納部143の確変フラグをオン状態にセットする。そして、ステップS83へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「1」をセットする。
CPU51はステップS80でランダムカウンタMR4の取得結果が5個の確変値のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS82でフラグ格納部143の確変フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS83へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「1」をセットする。
[2−4−2]特別図柄変動開始時処理
図48はステップS62の特別図柄変動開始時処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動開始時処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグが「1」に設定されているときに実行されるものであり、CPU51は図48のステップS91でフラグ格納部143の大当りフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部143の大当りフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS92へ移行し、フラグ格納部143の確変フラグの設定状態を判断する。
CPU51はステップS92でフラグ格納部143の確変フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS93へ移行する。ここで特別図柄の変動停止時の態様を確変大当り図柄「3」に設定し、特別図柄格納部142に確変大当り図柄「3」を記録する。そして、ステップS94へ移行し、ROM52から図18の(b)の大当り用の変動開始コマンドテーブルを検出する。
CPU51は図48のステップS92でフラグ格納部143の確変フラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS95へ移行する。ここで特別図柄の変動停止時の態様を通常大当り図柄「5」に設定し、特別図柄格納部142に通常大当り図柄「5」を記録する。そして、ステップS94へ移行し、ROM52から図18の(b)の大当り用の変動開始コマンドテーブルを検出する。
CPU51は図48のステップS91でフラグ格納部143の大当りフラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS96でROM52から図16の外れ図柄テーブルを選択し、図48のステップS97でカウンタ格納部145からランダムカウンタMR5の計測結果を取得し、ステップS98へ移行する。ここで外れ図柄テーブルからランダムカウンタMR5の取得結果に応じた外れ図柄を選択し、外れ図柄の選択結果を特別図柄格納部142に記録する。例えばランダムカウンタMR5の取得結果が「50」であるときには外れ図柄「1」が選択され、特別図柄格納部142に外れ図柄「1」が記録される。
CPU51は図48のステップS98で特別図柄格納部142に外れ図柄を記録すると、ステップS99でカウンタ格納部145からランダムカウンタMR2の計測値を取得し、ステップS100でランダムカウンタMR2の取得結果をROM52に予め記録された5個の外れリーチ値「0,1,2,3,4」のそれぞれと比較する。ここでランダムカウンタMR2の取得結果が5個の外れリーチ値のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS101へ移行してROM52から図18の(a)の外れリーチ用の変動開始コマンドテーブルを選択し、ランダムカウンタMR2の取得結果が5個の外れリーチ値のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS102へ移行してROM52から図18の(c)の完全外れ用の変動開始コマンドテーブルを選択する。
CPU51は大当り用の変動開始コマンドテーブルと外れリーチ用の変動開始コマンドテーブルと完全外れ用の変動開始コマンドテーブルのいずれかを選択すると、図48のステップS103でカウンタ格納部145からランダムカウンタMR3の計測結果を取得する。そして、ステップS104へ移行し、変動開始コマンドテーブルの選択結果からランダムカウンタMR3の取得結果に応じた変動開始コマンドを選択する。例えばランダムカウンタMR3の取得結果が「90」であるときには図18の(a)の外れリーチ用の変動開始コマンドテーブルからは変動開始コマンド#40「8040(h)」が選択され、図18の(b)の大当り用の変動開始コマンドテーブルからは変動開始コマンド#51「8051(h)」が選択され、図18の(c)の完全外れ用の変動開始コマンドテーブルからは変動開始コマンド#01「8001(h)」が選択される。
CPU51は図48のステップS104で変動開始コマンドを選択すると、ステップS105で演出制御回路70に変動開始コマンドの選択結果を送信し、ステップS106で特別図柄格納部142の記録結果に応じた図柄情報コマンドを設定する。例えば特別図柄格納部142に確変大当り図柄「3」が記録されているときには確変大当り用の図柄情報コマンド「9000(h)」が設定され、特別図柄格納部142に通常大当り図柄「5」が記録されているときには通常大当り用の図柄情報コマンド「9001(h)」が設定され、特別図柄格納部142に「1」「2」「4」のいずれかの外れ図柄が記録されているときには外れ用の図柄情報コマンド「9002(h)」が設定される。
CPU51はステップS106で図柄情報コマンドを設定すると、ステップS107で演出制御回路70に図柄情報コマンドの設定結果を送信する。そして、ステップS108で図13の変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間を選択し、変動表示時間の選択結果をタイマ格納部144の変動タイマMT1に初期値としてセットする。例えば変動開始コマンドの選択結果が変動開始コマンド#11「8011(h)」であるときには変動表示時間「12000」が選択され、変動タイマMT1に変動表示時間「12000」がセットされる。
CPU51は図48のステップS108で変動タイマMT1に変動表示時間の選択結果をセットすると、ステップS109で保留番号1の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1の取得結果をクリアし、ステップS110で保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS116へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS110で保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS111で保留番号2の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号1の保留データ格納部141にシフトする。そして、ステップS112へ移行し、保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS116へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS112で保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS113で保留番号3の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号2の保留データ格納部141にシフトする。そして、ステップS114へ移行し、保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS116へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS114で保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS115で保留番号4の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号3の保留データ格納部141にシフトする。そして、ステップS116へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
[2−4−3]特別図柄変動処理
図49はステップS63の特別図柄変動処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動処理は特図プロセスフラグが「2」に設定されているときに実行されるものであり、CPU51はステップS121で特別図柄表示器32のLEDを点滅制御することに基づいて特別図柄を変動状態で表示し、ステップS122でタイマ格納部144の変動タイマMT1の計測値からROM52に予め記録された単位値ΔTを減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS123へ移行し、タイマ格納部144の変動タイマMT1の減算結果を「0」と比較する。ここで「MT1=0」を検出したときには特別図柄遊技の終了を判断し、ステップS124で演出制御回路70に変動停止コマンド「A000(h)」を送信することに基づいて特別図柄遊技が終了することを通知し、ステップS125でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「3」をセットする。
[2−4−4]特別図柄変動停止時処理
図50はステップS64の特別図柄変動停止時処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動停止時処理は特図プロセスフラグが「3」に設定されているときに実行されるものであり、CPU51はステップS131で特別図柄の変動表示を停止する。この特別図柄の変動停止は特別図柄格納部142に記録された特別図柄の設定結果で行われるものであり、確変大当りが判定されたときには特別図柄表示器32の特別図柄が確変大当り図柄「3」で停止表示され、通常大当りが判定されたときには通常大当り図柄「5」で停止表示され、外れリーチおよび完全外れのいずれかが判定されたときには外れ図柄「1」「2」「4」のいずれかで停止表示される。
CPU51はステップS131で特別図柄の変動表示を終えると、ステップS132でタイマ格納部144のウェイトタイマMT2にウェイト時間の初期値(例えば2.0sec)をセットし、ステップS133でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「4」をセットする。このウェイト時間の初期値はROM52に予め記録されたものであり、特別図柄遊技が保留されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してからウェイト時間が経過した後に次の特別図柄遊技が開始される。
[2−4−5]ウェイト処理
図51はステップS65のウェイト処理の詳細を示すものである。このウェイト処理は特図プロセスフラグが「4」に設定されているときに実行されるものであり、CPU51はステップS141でタイマ格納部144のウェイトタイマMT2の計測値からROM52に予め記録された単位値ΔTを減算することで残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS142でタイマ格納部144のウェイトタイマMT2の減算結果を「0」と比較し、「MT2=0」であることを判断したときにはステップS143へ移行する。
CPU51はステップS143へ移行すると、フラグ格納部143の大当りフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部143の大当りフラグがオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS144へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「0」をセットする。
CPU51はステップS143でフラグ格納部143の大当りフラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS145でカウンタ格納部145の大当りラウンドカウンタMN1に初期値「0」をセットする。この大当りラウンドカウンタMN1は大当りラウンドの継続回数を計測するものであり、CPU51はステップS145でカウンタ格納部145の大当りラウンドカウンタMN1を初期設定したときにはステップS146へ移行し、1回目の大当りラウンドコマンド「B001(h)」を設定する。そして、ステップS147で大当りラウンドコマンド「B001(h)」の設定結果を演出制御回路70に送信し、ステップS148でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「5」をセットする。
[2−4−6]大当り遊技処理
図52はステップS66の大当り遊技処理の詳細を示すものである。この大当り遊技処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグが「5」に設定されているときに実行されるものであり、CPU51はステップS151で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口26内に上限値(例えば10個)の遊技球が入賞あるいは特別入賞口26の開放時間が上限値(例えば30sec)に到達するまで特別入賞口26を開放するものであり、CPU51はステップS151の大当りラウンド処理で特別入賞口26内に上限値の遊技球が入賞あるいは特別入賞口26の開放時間が上限値に到達したことを判断したときには特別入賞口26を閉鎖し、ステップS152で今回の大当りラウンドが終了したことを判断する。
CPU51はステップS152で今回の大当りラウンドが終了したことを判断すると、ステップS153でROM52に予め記録された単位値「1」をカウンタ格納部145の大当りラウンドカウンタMN1に加算する。そして、ステップS154でインターバルコマンド「B100(h)」を設定し、ステップS155で演出制御回路70にインターバルコマンドの設定結果を送信する。このインターバルコマンドの設定処理および送信処理のそれぞれは各回の大当りラウンドが終了することに基づいて行われるものであり、最終の15回目の大当りラウンドの終了時にもCPU51から演出制御回路70にインターバルコマンド「B100(h)」が送信される。
CPU51はステップS155でインターバルコマンドを演出制御回路70に送信すると、ステップS156でROM52に予め記録されたインターバル時間の初期値(例えば3.0sec)をタイマ格納部144のインターバルタイマMT3にセットする。そして、ステップS157へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「6」をセットする。
[2−4−7]インターバル処理
図53はステップS67のインターバル処理の詳細を示すものである。このインターバル処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグが「6」に設定されているときに実行されるものであり、CPU51はステップS161でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3からROM52に予め記録された単位時間ΔTを減算することで残りインターバル時間を計測する。
CPU51はステップS161でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3を減算すると、ステップS162でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の減算結果をROM52に予め記録された限度値「0」と比較する。ここで「MT3=0」を判断したときにはステップS163へ移行し、カウンタ格納部145の大当りラウンドカウンタMN1をROM52に予め記録された最終値「15」と比較する。
CPU51はステップS163で「MN1<最終値」を判断すると、ステップS164で大当りラウンドコマンドを設定する。そして、ステップS165で大当りラウンドコマンドの設定結果を演出制御回路70に送信し、ステップS166でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「5」をセットする。この大当りラウンドコマンドはカウンタ格納部145の大当りラウンドカウンタMN1に応じて設定されるものであり、例えば「MN=1」であるときには2回目の大当りラウンドコマンド「B002(h)」が設定され、「MN=14」であるときには最終の15回目の大当りラウンドコマンド「B00E(h)」が設定される。
CPU51はステップS163で「MN1=最終値(15)」を判断すると、ステップS167でフラグ格納部143の大当りフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS168へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「0」をセットする。図54は大当りラウンドコマンドおよびインターバルコマンドのそれぞれの送信タイミングを示すものであり、大当りラウンドコマンドは各回の大当りラウンドが始まるときに送信され、インターバルコマンドは各回のインターバルが始まるとき(各回の大当りラウンドが終了するとき)に送信される。
[11]メイン処理
図55は演出制御回路70のCPU71が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU71は電源が投入されたときにはステップS201でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS202でRAM73のコマンド格納部151とフラグ格納部152とタイマ格納部153とカウンタ格納部154と確定図柄格納部155と仮図柄格納部156と予告図柄格納部157と演出要素格納部158と大演出要素格納部159と特大演出要素格納部160のそれぞれを初期設定し、ステップS203で表示制御回路80のフレーム周波数に同期する10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を設定する。
CPU71はステップS203でCTCを初期設定すると、ステップS204のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はカウンタ格納部154のランダムカウンタSR1〜ランダムカウンタSR3のそれぞれを単位値「1」だけ更新するものであり、図29に示すように、ランダムカウンタSR1は初期値「0」から上限値「249」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR2は初期値「0」から上限値「162」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR3は初期値「0」から上限値「72」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新される。
[12]外部割込み処理
メイン制御回路50から変動開始コマンドと図柄情報コマンドと変動停止コマンドと保留コマンドと大当りラウンドコマンドとインターバルコマンドのそれぞれが送信されたときにはCPU71で外部割込みが発生する。この外部割込みはタイマ割込みとは別に発生するものであり、CPU71は外部割込みが発生することに基づいて割込み禁止状態になる。この外部割込みが発生したときにはCPU71は変動開始コマンド〜インターバルコマンドのそれぞれを受信コマンドバッファに格納し、割込み禁止状態を解除する。
[13]タイマ割込み処理
図56はCPU71がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU71はタイマ割込みが発生する毎にステップS211のコマンド解析処理とステップS212のカウンタ更新処理2とステップS213の保留コマンド処理とステップS214の装飾図柄遊技処理とステップS215の大当り遊技処理を当該順序で実行する。
[13−1]コマンド解析処理
図57はステップS211のコマンド解析処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS221で受信コマンドバッファをチェックし、受信コマンドバッファに変動開始コマンド〜インターバルコマンドのいずれかが記録されているか否かを判断する。ここで受信コマンドバッファに変動開始コマンド〜インターバルコマンドのいずれかが記録されていることを判断したときにはステップS222へ移行し、受信コマンドバッファから変動開始コマンド〜インターバルコマンドのうち1つの制御コマンドを検出する。
CPU71はステップS222で受信コマンドバッファから制御コマンドを検出すると、ステップS223で制御コマンドの検出結果を保留コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が保留コマンドであることを判断したときにはステップS224へ移行し、コマンド格納部151に保留コマンドの検出結果を記録する。
CPU71はステップS223で制御コマンドの検出結果が保留コマンドではないことを判断すると、ステップS225で制御コマンドの検出結果を図柄情報コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が図柄情報コマンドであることを判断したときにはステップS226へ移行し、コマンド格納部151に図柄情報コマンドの検出結果を記録する。
CPU71はステップS225で制御コマンドの検出結果が図柄情報コマンドではないことを判断すると、ステップS227で制御コマンドの検出結果を変動開始コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が変動開始コマンドであることを判断したときにはステップS228へ移行し、コマンド格納部151に変動開始コマンドの検出結果を記録する。そして、ステップS229へ移行し、フラグ格納部152の装飾図柄遊技開始フラグをオン状態にセットする。
CPU71はステップS227で制御コマンドの検出結果が変動開始コマンドではないことを判断すると、ステップS230で制御コマンドの検出結果を変動停止コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が変動停止コマンドであることを判断したときにはステップS231へ移行し、コマンド格納部151に変動停止コマンドの検出結果を記録する。そして、ステップS232へ移行し、フラグ格納部152の装飾図柄遊技停止フラグをオン状態にセットする。
CPU71はステップS230で制御コマンドの検出結果が変動停止コマンドではないことを判断すると、ステップS233で制御コマンドの検出結果を大当りラウンドコマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が大当りラウンドコマンドであることを判断したときにはステップS234へ移行し、コマンド格納部151に大当りラウンドコマンドの検出結果を記録する。そして、ステップS235へ移行し、フラグ格納部152の大当りラウンドフラグをオン状態にセットする。
CPU71はステップS233で制御コマンドの検出結果が大当りラウンドコマンドではないことを判断すると、ステップS236で制御コマンドの検出結果をインターバルコマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果がインターバルコマンドであることを判断したときにはステップS237へ移行し、コマンド格納部151にインターバルコマンドの検出結果を記録する。そして、ステップS238へ移行し、フラグ格納部152のインターバルフラグをオン状態にセットする。
[13−2]カウンタ更新処理2
図58はステップS212のカウンタ更新処理2の詳細を示すものであり、CPU71はステップS241でカウンタ格納部154のランダムカウンタSR4を単位値「1」だけ更新し、ステップS242でカウンタ格納部154のランダムカウンタSR5を単位値「1」だけ更新する。そして、ステップS243でカウンタ格納部154のランダムカウンタSR6を単位値「1」だけ更新し、ステップS244でカウンタ格納部154のランダムカウンタSR7を単位値「1」だけ更新する。ランダムカウンタSR4は演出映像1で演出要素を停止表示する場合に演出要素を選択するために使用されるものであり、図29に示すように、初期値「0」から上限値「10」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタSR5およびランダムカウンタSR6のそれぞれは演出映像2で大演出要素を停止表示する場合に使用されるものであり、ランダムカウンタSR5は初期値「0」から上限値「222」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR6は初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタSR7は演出映像3で特大演出要素を停止表示する場合に特大演出要素を選択するために使用されるものであり、初期値「0」から上限値「22」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[13−3]保留コマンド処理
図59はステップS213の保留コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS251でコマンド格納部151に保留コマンドが格納されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部151に保留コマンドが格納されていることを判断したときにはステップS252へ移行し、コマンド格納部151から保留コマンドを検出する。
CPU71はステップS252でコマンド格納部151から保留コマンドを検出すると、ステップS253で保留コマンドの検出結果からEXTデータを検出し、EXTデータの検出結果を「00(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「00(h)」であることを判断したときにはステップS254で表示制御回路80に保留表示コマンド1を送信し、ステップS255でコマンド格納部151から保留コマンド「A100(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド1を受信したときにはVROMから保留表示コマンド1に応じた画像データを検出し、図2に示すように、装飾図柄表示器33に画像データの検出結果に基づいて1個の保留絵柄34を表示する。この装飾図柄表示器33には下隅部に位置して保留表示領域35が設定されており、保留絵柄34は保留表示領域35内に表示される。
CPU71は図59のステップS253でEXTデータの検出結果が「00(h)」と相違していることを判断すると、ステップS256でEXTデータの検出結果を「01(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「01(h)」であることを判断したときにはステップS257で表示制御回路80に保留表示コマンド2を送信し、ステップS258でコマンド格納部151から保留コマンド「A101(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド2を受信したときにはVROMから保留表示コマンド2に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器33の保留表示領域35内に画像データの検出結果に基づいて2個の保留絵柄34を表示する。
CPU71はステップS256でEXTデータの検出結果が「01(h)」と相違していることを判断すると、ステップS259でEXTデータの検出結果を「02(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「02(h)」であることを判断したときにはステップS260で表示制御回路80に保留表示コマンド3を送信し、ステップS261でコマンド格納部151から保留コマンド「A102(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド3を受信したときにはVROMから保留表示コマンド3に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器33の保留表示領域35内に画像データの検出結果に基づいて3個の保留絵柄34を表示する。
CPU71はステップS259でEXTデータの検出結果が「02(h)」と相違していることを判断すると、ステップS262でEXTデータの検出結果を「03(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「03(h)」であることを判断したときにはステップS263で表示制御回路80に保留表示コマンド4を送信し、ステップS264でコマンド格納部151から保留コマンド「A103(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド4を受信したときにはVROMから保留表示コマンド4に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器33の保留表示領域35内に画像データの検出結果に基づいて4個の保留絵柄34を表示する。
[13−4]装飾図柄遊技処理
図60はステップS214の装飾図柄遊技処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS271でフラグ格納部152の装飾図柄遊技開始フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の装飾図柄遊技開始フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS272へ移行し、フラグ格納部152の装飾図柄遊技開始フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS273でフラグ格納部152の装飾図柄遊技中フラグをオン状態にセットし、ステップS274の装飾図柄遊技開始処理で装飾図柄遊技を開始するための準備処理を行う。
CPU71はステップS271でフラグ格納部152の装飾図柄遊技開始フラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS275でフラグ格納部152の装飾図柄遊技中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。例えばステップS274の装飾図柄遊技開始処理を終えた状態ではステップS275でフラグ格納部152の装飾図柄遊技中フラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS276の装飾図柄遊技中処理で装飾図柄遊技を実行する。この装飾図柄遊技の実行状態でフラグ格納部152の装飾図柄遊技停止フラグがオン状態にセットされたときにはステップS277からステップS278へ移行し、フラグ格納部152の装飾図柄遊技中フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS279でフラグ格納部152の装飾図柄遊技停止フラグをオフ状態にリセットし、ステップS280の装飾図柄遊技停止処理を実行する。
[13−4−1]装飾図柄遊技開始処理
図61〜図63のそれぞれはステップS274の装飾図柄遊技開始処理の詳細を示すものであり、CPU71は図61のステップS281でコマンド格納部151から変動開始コマンドの受信結果を検出し、変動開始コマンドの検出結果からEXTデータを検出する。そして、ステップS282でROM72から図20のプロセスデータテーブルを検出し、プロセスデータテーブルからEXTデータの検出結果に応じたプロセスデータ番号を選択する。次に図61のステップS283へ移行し、図20のプロセスデータテーブルからプロセスデータ番号の選択結果に応じたプロセスデータを選択する。例えばEXTデータの検出結果が「40(h)」であるときにはプロセスデータ番号P40が選択され、プロセスデータ番号P40が選択されたときにはプロセスデータ#40が選択される。
CPU71は図61のステップS283でプロセスデータを選択すると、ステップS284でタイマ格納部153の変動タイマST1にROM72に予め記録された初期値「0」をセットする。そして、ステップS285でコマンド格納部151から図柄情報コマンドの受信結果を検出し、ステップS286で図柄情報コマンドの検出結果が確変大当りであるか否かを判断する。例えば図柄情報コマンドの検出結果が「9000(h)」であるときには確変大当りであることを判断し、ステップS287の確変大当り図柄設定処理で装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する。次にステップS288へ移行し、確定図柄格納部155に確変大当り図柄の組合せの設定結果を記録する。
図64はステップS287の確変大当り図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS351でROM72から図30の(a)の確変大当り図柄テーブルを検出する。そして、図64のステップS352でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS353へ移行する。ここでランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を確変大当り図柄テーブルから選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する。例えばランダムカウンタSR1の検出結果が「200」であるときには図柄要素「7」が選択され、各列の図柄要素が「7」に設定されることで装飾図柄が確変大当りの組合せ「777」に設定され、確定図柄格納部155に装飾図柄が確変大当りの組合せ「777」で記録される。
CPU71は図61のステップS286で図柄情報コマンドの検出結果が確変大当り図柄ではないことを判断すると、ステップS289で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り図柄であるか否かを判断する。例えば図柄情報コマンドの検出結果が「9001(h)」であるときには通常大当り図柄であることを判断し、ステップS290の通常大当り図柄設定処理で装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する。そして、ステップS291へ移行し、確定図柄格納部155に通常大当りの組合せの設定結果を記録する。
図65はステップS290の通常大当り図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS361でROM72から図30の(b)の通常大当り図柄テーブルを検出する。そして、図65のステップS362でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS363へ移行する。ここでランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を通常大当り図柄テーブルから選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定することで装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する。例えばランダムカウンタSR1の検出結果が「200」であるときには図柄要素「8」が選択され、各列の図柄要素が「8」に設定されることで装飾図柄が通常大当りの組合せ「888」に設定され、確定図柄格納部155に装飾図柄が通常大当りの組合せ「888」で記録される。
CPU71は図61のステップS289で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り図柄ではないことを判断すると、ステップS292でコマンド格納部151から変動開始コマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS293で変動開始コマンドの検出結果からEXTデータを検出し、EXTデータの検出結果をROM72に予め記録された外れリーチ判定値「10(h)」「20(h)」「30(h)」「40(h)」のそれぞれと比較する。ここでEXTデータの検出結果が外れリーチ判定値「10(h)」〜「40(h)」のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS294の外れリーチ図柄設定処理へ移行し、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する。そして、ステップS295へ移行し、確定図柄格納部155に外れリーチの組合せの設定結果を記録する。
図66はステップS294の外れリーチ図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS371でROM72から図30の(c)のリーチ図柄テーブルを検出し、図66のステップS372でROM72から図31の(a)のリーチ外れ図柄テーブルを検出する。そして、図66のステップS373でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS374でリーチ図柄テーブルからランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR1=200」であるときには図柄要素「7」が選択され、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが共通の「7」に設定される。
CPU71はステップS374で左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを設定すると、ステップS375でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR2の計測結果を検出する。そして、ステップS376でリーチ外れ図柄テーブルからランダムカウンタSR2の検出結果に応じた図柄要素を選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR2=50」であるときには図柄要素「3」が選択され、中列の図柄要素が「3」に設定される。
CPU71は図66のステップS376で中列の図柄要素を設定すると、ステップS377へ移行する。ここで中列の図柄要素の設定結果を左列の図柄要素の設定結果と比較し、両者が相違していることを判断したときには図61のステップ295へ移行する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「7」で中列の図柄要素の設定結果が「8」であるときには確定図柄格納部155に装飾図柄が外れリーチの組合せ「787」で記録される。
CPU71は図66のステップS377で中列の図柄要素の設定結果および左列の図柄要素の設定結果が相互に同一であることを判断すると、ステップ378で中列の図柄要素をステップS376で設定した図柄要素の次の図柄要素に変更する。例えば左列の図柄要素の設定結果および中列の図柄要素の設定結果のそれぞれが「8」であるときには中列の図柄要素が「8」の次の「1」に変更され、確定図柄格納部155に装飾図柄が外れリーチの組合せ「818」で記録される。
CPU71は図61のステップS293でEXTデータの検出結果が外れリーチ判定値「10(h)」〜「40(h)」のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS296の完全外れ図柄設定処理へ移行し、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する。そして、ステップS297へ移行し、確定図柄格納部155に完全外れの組合せの設定結果を記録する。
図67はステップS296の完全外れ図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS381でROM72から図30の(d)の左図柄テーブルを検出し、図67のステップS382でROM72から図31の(b)の中図柄テーブルを検出し、図67のステップS383でROM72から図32の右図柄テーブルを検出する。そして、図67のステップS384でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS385で左図柄テーブルからランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を選択して左列の図柄要素に設定する。例えば「SR1=200」であるときには図柄要素「7」が選択され、左列の図柄要素が「7」に設定される。
CPU71はステップS385で左列の図柄要素を設定すると、ステップS386でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR2の計測結果を検出する。そして、ステップS387で中図柄テーブルからランダムカウンタSR2の検出結果に応じた図柄要素を選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR2=100」であるときには図柄要素「5」が選択され、中列の図柄要素が「5」に設定される。
CPU71はステップS387で中列の図柄要素を設定すると、ステップS388でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR3の計測結果を検出する。そして、ステップS389で右図柄テーブルからランダムカウンタSR3の検出結果に応じた図柄要素を選択し、右列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR3=50」であるときには図柄要素「6」が選択され、右列の図柄要素が「6」に設定される。
CPU71はステップS389で右列の図柄要素を設定すると、ステップS390へ移行する。ここで左列の図柄要素の設定結果を右列の図柄要素の設定結果と比較し、両者が相違していることを判断したときには図61のステップ297へ移行する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「8」で右列の図柄要素の設定結果が「7」で中列の図柄要素の設定結果が「1」であるときには確定図柄格納部155に装飾図柄が完全外れの組合せ「817」で記録される。
CPU71は図67のステップS390で左列の図柄要素の設定結果および右列の図柄要素の設定結果が相互に同一であることを判断すると、ステップS391で右列の図柄要素をステップS389で設定した図柄要素の次の図柄要素に変更する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「8」で右列の図柄要素の設定結果が「8」で中列の図柄要素の設定結果が「1」であるときには右列の図柄要素が「8」の次の「1」に変更され、確定図柄格納部155に装飾図柄が完全外れの組合せ「811」で記録される。
CPU71は図61のステップS288とステップS291とステップS295とステップS297のいずれかで確定図柄格納部155を設定すると、図62のステップS298でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#00であるか否かを判断する。このプロセスデータ#00は、図79に示すように、予告図柄を未完成の組合せで変動停止させるものであり、CPU71は図62のステップS298でプロセスデータの設定結果が完全外れ用のプロセスデータ#00であることを判断したときにはステップS299の予告図柄設定処理1へ移行する。このステップS299の予告図柄設定処理1で予告図柄を未完成の組合せに設定し、ステップS300で予告図柄格納部157に未完成の組合せの設定結果を記録する。
図68はステップS299の予告図柄設定処理1の詳細を示すものであり、CPU71はステップS401でROM72から図33の(c)の未完成左図柄テーブルを検出し、図68のステップS402でROM72から図34の未完成中図柄テーブルを検出し、図68のステップS403でROM72から図35の未完成右図柄テーブルを検出する。そして、図68のステップS404でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS405で未完成左図柄テーブルからランダムカウンタSR1の検出結果に応じた左列の予告柄要素を選択する。例えば「SR1=200」であるときには左列の予告要素「頭部C」が選択される。
CPU71はステップS405で左列の予告要素を選択すると、ステップS406でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR2の計測結果を検出する。そして、ステップS407へ移行し、未完成中図柄テーブルからランダムカウンタSR2の検出結果に応じた中列の予告要素を選択する。例えば「SR2=100」であるときには中列の予告要素「胴部B」が選択される。
CPU71はステップS407で中列の予告要素を選択すると、ステップS408でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR3の計測結果を検出する。そして、ステップS409へ移行し、未完成右図柄テーブルからランダムカウンタSR3の検出結果に応じた右列の予告要素を選択する。例えば「SR3=50」であるときには右列の予告要素「脚部C」が選択される。
CPU71はステップS409で右列の予告要素を選択すると、ステップS410で左列の予告要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果が完成直前の組合せとなるか否かを判断する。ここで両者が完成直前の組合せとならないことを判断したときには図62のステップ300へ移行する。例えば左列の予告要素の選択結果が「頭部A」で右列の予告要素の選択結果が「脚部C」で中列の予告要素の選択結果が「胴部A」であるときには左列の予告要素の選択結果および右列の予告要素の選択結果が完成直前の組合せとならないことが判断され、予告図柄格納部157に予告図柄が未完成の組合せ「頭部A 胴部A 脚部C」で記録される。
CPU71は図68のステップS410で左列の予告要素の選択結果および右列の予告要素の選択結果が完成直前の組合せになることを判断すると、ステップS411で右列の予告要素をステップS409で選択した予告要素の次の予告要素に変更する。例えば左列の予告要素の選択結果が「頭部C」で右列の予告要素の設定結果が「脚部C」で中列の予告要素の設定結果が「胴部A」であるときには左列の予告要素の選択結果および右列の予告要素の選択結果が完成直前の組合せになることが判断される。この場合には右列の予告要素の選択結果が「脚部C」の次の「脚部A」に変更され、予告図柄格納部157に予告図柄が未完成の組合せ「頭部C 胴部A 脚部A」で記録される。
CPU71は図62のステップS298でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#00ではないことを判断すると、ステップS301でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#01であるか否かを判断する。このプロセスデータ#01は、図79に示すように、予告図柄を完成崩れの組合せで変動停止させるものであり、CPU71は図62のステップS301でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#01であることを判断したときにはステップS302の予告図柄設定処理2へ移行する。このステップS302の予告図柄設定処理2で予告図柄を完成崩れの組合せに設定し、ステップS303で予告図柄格納部157に完成崩れの組合せの設定結果を記録する。
図69はステップS302の予告図柄設定処理2の詳細を示すものであり、CPU71はステップS421でROM72から図33の(b)の完成崩れ図柄テーブルを検出し、図69のステップS422でROM72から図34の未完成中図柄テーブルを検出する。そして、図69のステップS423でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS424で完成崩れ図柄テーブルからランダムカウンタSR1の検出結果に応じた左列の予告柄要素および右列の予告要素のそれぞれを選択する。例えば「SR1=100」であるときには左列の予告要素「頭部B」および右列の予告要素「脚部B」が選択される。
CPU71はステップS424で左列の予告要素および右列の予告要素を選択すると、ステップS425でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR2の計測結果を検出する。そして、ステップS426へ移行し、未完成中図柄テーブルからランダムカウンタSR2の検出結果に応じた中列の予告要素を選択する。例えば「SR2=150」であるときには中列の予告要素「胴部C」が選択される。
CPU71はステップS426で中列の予告要素を選択すると、ステップS427へ移行する。ここで左列の予告要素の選択結果と中列の予告要素の選択結果と右列の予告要素の選択結果が完成の組合せとなるか否かを判断し、3者が完成の組合せとならないことを判断したときには図62のステップ303へ移行する。例えば左列の予告要素の選択結果が「頭部A」で右列の予告要素の選択結果が「脚部A」で中列の予告要素の選択結果が「胴部B」であるときには3者が完成の組合せとならないことが判断され、予告図柄格納部157に予告図柄が完成崩れの組合せ「頭部A 胴部B 脚部A」で記録される。
CPU71は図69のステップS427で左列の予告要素の選択結果と中列の予告要素の選択結果と右列の予告要素の選択結果が完成の組合せとなることを判断すると、ステップS428で中列の予告要素をステップS426で選択した予告要素の次の予告要素に変更する。例えば左列の予告要素の選択結果が「頭部C」で右列の予告要素の設定結果が「脚部C」で中列の図柄要素の設定結果が「胴部C」であるときには3者が完成の組合せになることが判断される。この場合には中列の予告要素の選択結果が「胴部C」の次の「胴部A」に変更され、予告図柄格納部157に予告図柄が完成崩れの組合せ「頭部C 胴部A 脚部C」で記録される。
CPU71は図62のステップS301でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#01でないことを判断すると、ステップS304でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のいずれかであるか否かを判断する。これらプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のそれぞれは、図82に示すように、予告図柄を未完成の組合せで変動停止させるものであり、CPU71は図62のステップS304でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のいずれかであることを判断したときにはステップS305の予告図柄設定処理1へ移行する。このステップS305の予告図柄設定処理1はステップS299と同一の手順で予告図柄を未完成の組合せに設定するものであり、CPU71はステップS305で予告図柄を未完成の組合せに設定したときにはステップS306へ移行し、予告図柄格納部157に未完成の組合せの設定結果を記録する。
CPU71は図62のステップS304でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のいずれでもないことを判断すると、ステップS307でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のいずれかであるか否かを判断する。これらプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれは、図84に示すように、装飾図柄を仮の外れリーチの組合せで変動停止させた後に予告図柄を完成の組合せで変動停止させるものであり、CPU71は図62のステップS307でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のいずれかであることを判断したときにはステップS308の予告図柄設定処理3へ移行する。ここで予告図柄を完成の組合せに設定し、ステップS309で予告図柄格納部157に完成の組合せの設定結果を記録する。
図70はステップS308の予告図柄設定処理3の詳細を示すものであり、CPU71はステップS431でROM72から図33の(a)の完成図柄テーブルを検出する。そして、図70のステップS432でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS433で完成図柄テーブルからランダムカウンタSR1の検出結果に応じた左列の予告柄要素と中列の予告要素と右列の予告要素のそれぞれを選択する。例えば「SR1=0」であるときには左列の予告要素「頭部A」と中列の予告要素「胴部A」と右列の予告要素「脚部A」が選択され、予告図柄格納部157に予告図柄が完成の組合せ「頭部A 胴部A 脚部A」で記録される。
CPU71は図62のステップS309で予告図柄の設定結果を予告図柄格納部157に記録すると、ステップS310の外れリーチ図柄設定処理へ移行する。このステップS310の外れリーチ図柄設定処理は図61のステップS294と同一の手順で装飾図柄を外れリーチの組合せに設定するものであり、CPU71は図62のステップS310で装飾図柄を外れリーチの組合せに設定したときにはステップS311へ移行し、外れリーチの組合せの設定結果を仮図柄格納部156に記録する。
CPU71は図62のステップS307でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のいずれでもないことを判断すると、図63のステップS312でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のいずれかであるか否かを判断する。これらプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれは、図86に示すように、左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryを相互に連結することから予告連結領域Yを表示し、演出要素を予告連結領域Y内に変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、CPU71は図63のステップS312でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のいずれかであることを判断したときにはステップS313の予告図柄設定処理3へ移行する。この予告図柄設定処理3は図62のステップS308と同一の手順で予告図柄を完成の組合せに設定するものであり、CPU71は図63のステップS313で予告図柄を完成の組合せに設定したときにはステップS314へ移行し、完成の組合せの設定結果を予告図柄格納部157に記録する。
CPU71はステップS314で完成の組合せの設定結果を予告図柄格納部157に記録すると、ステップS315の演出要素設定処理で演出要素を設定し、ステップS316で演出要素の設定結果を演出要素格納部158に記録する。図71はステップS315の演出要素設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS441でROM72から図36の演出要素テーブルを検出する。そして、図71のステップS442でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR4の計測結果を検出し、ステップS443で演出要素テーブルからランダムカウンタSR4の検出結果に応じた演出要素を選択する。例えば「SR4=5」であるときには演出要素「予告図柄B」が選択され、演出要素格納部158に演出要素「予告図柄B」が記録される。
CPU71は図63のステップS312でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のいずれでもないことを判断すると、ステップS317でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のいずれかであるか否かを判断する。これらプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれは、図92および図93に示すように、予告連結領域Yを表示した後に左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを表示し、左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、CPU71は図63のステップS317でプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のいずれかであることを判断したときにはステップS318の予告図柄設定処理3へ移行する。この予告図柄設定処理3は図62のステップS308と同一の手順で予告図柄を完成の組合せに設定するものであり、CPU71は図63のステップS318で予告図柄を完成の組合せに設定したときにはステップS319へ移行し、完成の組合せの設定結果を予告図柄格納部157に記録する。
CPU71はステップS319で予告図柄の設定結果を予告図柄格納部157に記録すると、ステップS320でコマンド格納部151から図柄情報コマンドの受信結果を検出し、図柄情報コマンドの検出結果が確変大当り用の「9000(h)」であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が「9000(h)」であることを判断したときにはステップS321の大演出図柄設定処理1で大演出図柄を確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと完成の組合せのいずれかに設定し、ステップS325で大演出要素格納部159に確変大当りの組合せの設定結果または通常大当りの組合せの設定結果または完成の組合せの設定結果を記録する。
図72はステップS321の大演出図柄設定処理1の詳細を示すものであり、CPU71はステップS451でROM72から図37の(a)の大演出図柄テーブル1を検出する。そして、図72のステップS452でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR5の計測結果を検出し、ステップS453へ移行する。ここでランダムカウンタSR5の検出結果に応じた左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素のそれぞれを大演出図柄テーブル1から選択し、大演出図柄を確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと完成の組合せのいずれかに設定する。例えばランダムカウンタSR5の検出結果が「200」であるときには左列の大演出要素「頭部C」が選択され、中列の大演出要素「胴部C」が選択され、右列の大演出要素「脚部C」が選択され、大演出図柄が完成の組合せ「頭部C 胴部C 脚部C」で大演出要素格納部159に記録される。また、ランダムカウンタSR5の検出結果が「120」であるときには左列の大演出要素「7」が選択され、中列の大演出要素「7」が選択され、右列の大演出要素「7」が選択され、大演出図柄が確変大当りの組合せ「777」で大演出要素格納部159に記録される。
CPU71は図63のステップS320で図柄情報コマンドの検出結果が確変大当り用ではないことを判断すると、ステップS322で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り用の「9001(h)」であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が「9001(h)」であることを判断したときにはステップS323の大演出図柄設定処理2で大演出図柄を通常大当りの組合せおよび完成の組合せのいずれかに設定し、ステップS325で大演出要素格納部159に通常大当りの組合せの設定結果または完成の組合せの設定結果を記録する。
図73はステップS323の大演出図柄設定処理2の詳細を示すものであり、CPU71はステップS461でROM72から図37の(b)の大演出図柄テーブル2を検出する。そして、図72のステップS462でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR5の計測結果を検出し、ステップS463へ移行する。ここでランダムカウンタSR5の検出結果に応じた左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素のそれぞれを大演出図柄テーブル2から選択し、演出図柄を通常大当りの組合せおよび完成の組合せのいずれかに設定する。例えばランダムカウンタSR5の検出結果が「140」であるときには左列の大演出要素「頭部A」が選択され、中列の大演出要素「胴部A」が選択され、右列の大演出要素「脚部A」が選択され、大演出図柄が完成の組合せ「頭部A 胴部A 脚部A」で大演出要素格納部159に記録される。また、ランダムカウンタSR5の検出結果が「30」であるときには左列の大演出要素「2」が選択され、中列の大演出要素「2」が選択され、右列の大演出要素「2」が選択され、大演出図柄が通常大当りの組合せ「222」で大演出要素格納部159に記録される。
CPU71は外れリーチ用のプロセスデータ#40が設定されている場合には図63のステップS322で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り用ではないことを判断し、ステップS324の大演出図柄設定処理3へ移行する。この大演出図柄設定処理3で大演出図柄を外れリーチの組合せおよび完成崩れの組合せのいずれかに設定し、ステップS325で外れリーチの組合せの設定結果または完成崩れの組合せの設定結果を大演出要素格納部159に記録する。
図74はステップS324の大演出図柄設定処理3の詳細を示すものであり、CPU71はステップS471でROM72から図38の(a)の大演出図柄テーブル3を検出し、図74のステップS472でROM72から図38の(b)の大演出図柄テーブル4を検出する。そして、図74のステップS473でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR5の計測結果を検出し、ステップS474で大演出図柄テーブル3からランダムカウンタSR5の検出結果に応じた左列の大演出要素および右列の大演出要素のそれぞれを選択する。例えば「SR5=50」であるときには左列の大演出要素「頭部A」が選択され、右列の大演出要素「脚部A」が選択される。
CPU71はステップS474で左列の大演出要素および右列の大演出要素のそれぞれを選択すると、ステップS475でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR6の計測結果を検出する。そして、ステップS476へ移行し、大演出図柄テーブル4からランダムカウンタSR6の検出結果に応じた中列の大演出要素を選択する。例えば「SR6=50」であるときには中列の大演出要素「6」が選択される。
CPU71は図74のステップS476で中列の大演出要素を選択すると、ステップS477へ移行する。ここで左列の大演出要素の選択結果と中列の大演出要素の選択結果と右列の大演出要素の選択結果が確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと完成の組合せのいずれかになるか否かを判断し、左列の大演出要素の選択結果〜右列の大演出要素の選択結果が確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと完成の組合せのいずれにもならないことを判断したときには図63のステップ325へ移行する。例えば左列の大演出要素の選択結果が「頭部A」で中列の大演出要素の選択結果が「8」で右列の大演出要素の選択結果が「脚部A」であるときには3者が確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと完成の組合せのいずれにもならないことが判断され、大演出要素格納部159に大演出図柄が完成崩れの組合せ「頭部A 8 脚部A」で記録される。
CPU71は図74のステップS477で左列の大演出要素の選択結果〜右列の大演出要素の選択結果が確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと完成の組合せのいずれかになることを判断すると、ステップ478で中列の大演出要素をステップS476で選択した大演出要素の次の大演出要素に変更する。例えば左列の大演出要素の選択結果が「8」で中列の大演出要素の選択結果が「8」で右列の大演出要素の選択結果が「8」であるときには中列の大演出要素が「8」の次の「胴部A」に変更され、大演出要素格納部159に大演出図柄が外れリーチの組合せ「8 胴部A 8」で記録される。また、左列の大演出要素の選択結果が「頭部C」で中列の大演出要素の選択結果が「胴部C」で右列の大演出要素の選択結果が「脚部C」であるときには中列の大演出要素が「胴部C」の次の「1」に変更され、大演出要素格納部159に大演出図柄が完成崩れの組合せ「頭部C 1 脚部C」で記録される。
CPU71はプロセスデータの設定結果がプロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のいずれかである場合には図63のステップS317からステップS326へ移行する。これらプロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれは、図96および図97に示すように、予告連結領域Yを表示した後に左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを表示し、左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素を変動停止状態で表示することなく特大連結領域Bを表示し、特大連結領域B内に特大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、CPU71は図63のステップS326へ移行したときには図62のステップS308と同一の手順で予告図柄を完成の組合せに設定し、図63のステップS327で完成の組合せの設定結果を予告図柄格納部157に記録する。
CPU71はステップS327で予告図柄の設定結果を予告図柄格納部157に記録すると、ステップS328でコマンド格納部151から図柄情報コマンドの受信結果を検出し、図柄情報コマンドの検出結果が確変大当り用の「9000(h)」であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が「9000(h)」であることを判断したときにはステップS329の特大演出要素設定処理1で特大演出要素を設定し、ステップS333で特大演出要素格納部160に特大演出要素の設定結果を記録する。
図75はステップS329の特大演出要素設定処理1の詳細を示すものであり、CPU71はステップS481でROM72から図39の(a)の特大演出要素テーブル1を検出する。そして、図75のステップS482でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR7の計測結果を検出し、ステップS483で特大演出要素テーブル1からランダムカウンタSR7の検出結果に応じた特大演出要素を選択する。例えば「SR7=20」であるときには特大演出要素「7」が選択され、特大演出要素格納部160に特大演出要素「7」が記録される。
CPU71は図63のステップS328で図柄情報コマンドの検出結果が確変大当り用ではないことを判断すると、ステップS330で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り用の「9001(h)」であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が「9001(h)」であることを判断したときにはステップS331の特大演出要素設定処理2で特大演出要素を設定し、ステップS333で特大演出要素格納部160に特大演出要素の設定結果を記録する。
図76はステップS331の特大演出要素設定処理2の詳細を示すものであり、CPU71はステップS491でROM72から図39の(b)の特大演出要素テーブル2を検出する。そして、図76のステップS492でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR7の計測結果を検出し、ステップS493で特大演出要素テーブル2からランダムカウンタSR7の検出結果に応じた特大演出要素を選択する。例えば「SR7=10」であるときには特大演出要素「4」が選択され、特大演出要素格納部160に特大演出要素「4」が記録される。
CPU71は外れリーチ用のプロセスデータ#50が設定されている場合には図63のステップS330で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り用ではないことを判断し、ステップS332の特大演出要素設定処理3へ移行する。この特大演出要素設定処理3で特大演出要素を設定し、ステップS333で特大演出要素格納部160に特大演出要素の設定結果を記録する。
図77はステップS332の特大演出要素設定処理3の詳細を示すものであり、CPU71はステップS501でROM72から図39の(c)の特大演出要素テーブル3を検出する。そして、図77のステップS502でカウンタ格納部154からランダムカウンタSR7の計測結果を検出し、ステップS503で特大演出要素テーブル3からランダムカウンタSR7の検出結果に応じた特大演出要素を選択する。例えば「SR7=10」であるときには特大演出要素「予告図柄B」が選択され、特大演出要素格納部160に特大演出要素「予告図柄B」が記録される。
CPU71は図63のステップS334へ移行すると、ROM72から図27の装飾図柄遊技用のビデオデータテーブルを検出する。そして、プロセスデータ番号の選択結果がP30およびP31のいずれかであるときにはビデオデータテーブルからプロセスデータ番号の選択結果および演出要素の設定結果の双方に応じたビデオデータ番号を選択し、プロセスデータ番号の選択結果がP30およびP31のいずれでもないときにはビデオデータテーブルからプロセスデータ番号の選択結果に応じたビデオデータ番号を選択する。例えばプロセスデータ番号P30が選択されているときにはビデオデータ番号V30A〜V30Cのうちから予告図柄の設定結果に応じたものが選択され、プロセスデータ番号P41が選択されているときにはビデオデータ番号#V41が選択される。
CPU71は図63のステップS334でビデオデータ番号を選択すると、ステップS335でビデオデータ番号の選択結果を表示制御回路80に送信し、ステップS336で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信する。この表示制御回路80はビデオデータ番号の選択結果を受信したときにはVROMからビデオデータ番号の受信結果に応じた装飾図柄遊技用のビデオデータを選択し、ビデオデータの選択結果をRAMに展開する。そして、再生開始コマンドを受信することに基づいてVRAMに展開しているビデオデータの選択結果を再生開始する。
CPU71はステップS336で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信すると、ステップS337で表示制御回路80に保留消去コマンドを送信する。この表示制御回路80は保留消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器33の保留表示領域35内から1個の保留絵柄34を消去する。
[13−3−2]装飾図柄遊技中処理
図60のステップS276の装飾図柄遊技中処理はタイマ格納部153の変動タイマST1に単位時間を加算することに基づいて装飾図柄遊技の経過時間を計測し、タイマ格納部153の変動タイマST1の加算結果がプロセスデータの設定結果に応じた複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致しているときにはプロセスデータの設定結果から変動タイマST1の加算結果に応じた表示制御データと音声制御データと電飾制御データのそれぞれを検出し、表示制御回路80に表示制御データの検出結果を送信し、音声制御回路90に音声制御データの検出結果を送信し、電飾制御回路100に電飾制御データの検出結果を送信するものであり、装飾図柄遊技は表示制御回路80が装飾図柄表示器33の表示内容を表示制御データの受信結果に基づいて制御し、音声制御回路90が両スピーカ14のそれぞれを音声制御データの受信結果に基づいて制御し、電飾制御回路100が複数の電飾LED17のそれぞれを電飾制御データの受信結果に基づいて制御することで行われる。
図78はプロセスデータ#00が設定されたときのCPU71の処理内容を示すものであり、CPU71はステップS511でタイマ格納部153の変動タイマST1に単位時間を加算することに基づいて装飾図柄遊技の経過時間を計測する。そして、ステップS512へ移行し、プロセスデータ#00から全図変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、全図変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が全図変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS513へ移行し、表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信する。すると、表示制御回路80はVROMから全図柄変動開始コマンドに応じた映像データを検出し、ビデオデータに映像データの検出結果を重ねることに基づいて装飾図柄表示器33に左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを表示し、左変動領域Lm内に左列の図柄要素を変動状態で表示開始し、中変動領域Cm内に中列の図柄要素を変動状態で表示開始し、右変動領域Rm内に右列の図柄要素を変動状態で表示開始し、左予告領域Ly内に左列の予告要素を変動状態で表示開始し、中予告領域Cy内に中列の予告要素を変動状態で表示開始し、右予告領域Ry内に右列の予告要素を変動状態で表示開始する。図79の(a)は各列の図柄要素および各列の予告要素のそれぞれが変動状態で表示開始された映像を示している。
CPU71は図78のステップS514へ移行すると、プロセスデータ#00から左列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、左列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が左列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS515へ移行し、確定図柄格納部155から左列の図柄要素の設定結果を検出する。そして、左列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS516で表示制御回路80に左列の図柄要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、装飾図柄表示器33の左変動領域Lm内に左列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。図79の(b)は左列の図柄要素が変動停止した映像を示している。
CPU71は図78のステップS517へ移行すると、プロセスデータ#00から左列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、左列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が左列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS518へ移行し、予告図柄格納部157から左列の予告要素の設定結果を検出する。そして、左列の予告要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS519で表示制御回路80に左列の予告要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は左列の予告要素の変動表示を受信結果で停止し、装飾図柄表示器33の左予告領域Ly内に左列の予告要素の受信結果を静止状態で表示する。図79の(c)は左列の予告要素が変動停止した映像を示している。
CPU71は図78のステップS520へ移行すると、プロセスデータ#00から右列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、右列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が右列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS521へ移行し、確定図柄格納部155から右列の図柄要素の設定結果を検出する。そして、右列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS522で表示制御回路80に右列の図柄要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、装飾図柄表示器33の右変動領域Rm内に右列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#00の設定時には装飾図柄が完全外れの組合せに設定されており、右列の図柄要素が変動停止した状態では、図79の(d)に示すように、装飾図柄がリーチ状態にならない。
CPU71は図78のステップS523へ移行すると、プロセスデータ#00から右列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、右列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が右列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS524へ移行し、予告図柄格納部157から右列の予告要素の設定結果を検出する。そして、右列の予告要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS525で表示制御回路80に右列の予告要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は右列の予告要素の変動表示を受信結果で停止し、装飾図柄表示器33の右予告領域Ry内に右列の予告要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#00の設定時には予告図柄が未完成の組合せに設定されており、右列の予告要素が変動停止した状態では、図79の(e)に示すように、予告図柄がリーチ状態に相当する完成直前の組合せにならない。
CPU71は図78のステップS526へ移行すると、プロセスデータ#00から中列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、中列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が中列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS527へ移行し、確定図柄格納部155から中列の図柄要素の設定結果を検出する。そして、中列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS528で表示制御回路80に中列の図柄要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、装飾図柄表示器33の中変動領域Cm内に中列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#00は完全外れ用のものであり、中列の図柄要素が変動停止したときには、図79の(f)に示すように、装飾図柄が完全外れの組合せになる。
CPU71は図78のステップS529へ移行すると、プロセスデータ#00から中列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、中列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が中列の予告要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS530へ移行し、予告図柄格納部157から中列の予告要素の設定結果を検出する。そして、中列の予告要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS531で表示制御回路80に中列の予告要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は中列の予告要素の変動表示を受信結果で停止し、装飾図柄表示器33の中予告領域Cy内に中列の予告要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#00の設定時には予告図柄が未完成の組合せに設定されており、最終の中列の予告要素が変動停止した状態では、図79の(g)に示すように、予告図柄が未完成の組合せになる。
図80はプロセスデータ#01が設定されたときのCPU71の処理内容を示すものである。このプロセスデータ#01は完全外れの判定時に設定されるものであり、図21の(b)に示すように、右列の予告要素停止コマンドの直後のタイミングに予告要素低速変動コマンドが設定されている点でプロセスデータ#00に対して相違する。このプロセスデータ#01の設定時にはCPU71は図80のステップS513で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信し、ステップS515で確定図柄格納部155の左列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS516で左列の図柄要素停止コマンドを送信する。そして、ステップS518で予告図柄格納部157の左列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS519で左列の予告要素停止コマンドを送信し、ステップS521で確定図柄格納部155の右列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS522で右列の図柄要素停止コマンドを送信する。次にステップS524で予告図柄格納部157の右列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS525で右列の予告要素停止コマンドを送信する。従って、左列の図柄要素が確定図柄格納部155の記録結果で1番目に変動停止し、左列の予告要素が予告図柄格納部157の記録結果で2番目に変動停止し、右列の図柄要素が確定図柄格納部155の記録結果で3番目に変動停止し、右列の予告要素が予告図柄格納部157の記録結果で4番目に変動停止する。このプロセスデータ#01の設定時には予告図柄が完成崩れの組合せに設定されており、図79の(h)に示すように、左列の予告要素および右列の予告要素のそれぞれが変動停止することに基づいてリーチ状態に相当する完成直前の組合せになる。
CPU71は図80のステップS541へ移行すると、プロセスデータ#01から予告要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS542へ移行し、表示制御回路80に予告要素低速変動コマンドを送信する。この予告要素低速変動コマンドは左列の予告要素および右列の予告要素が完成直前の組合せで変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告要素低速変動コマンドを受信することに基づいて中列の予告要素の変動速度を全図変動開始コマンドに応じた変動速度に比べて遅め、装飾図柄表示器33の中予告領域Cy内に中列の予告要素を低速変動状態で表示する。この変動速度とは予告要素が次の予告要素に切換えられるインターバル時間を称する。
CPU71は図80のステップS542で表示制御回路80に予告要素低速変動コマンドを送信すると、ステップS527で表示制御回路80に確定図柄格納部155の中列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS528で中列の図柄要素停止コマンドを送信し、ステップS530で予告図柄格納部157の中列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS531で中列の予告要素停止コマンドを送信する。このプロセスデータ#01は完全外れ用のものであり、中列の図柄要素が変動停止したときには、図79の(i)に示すように、装飾図柄が完全外れの組合せになる。このプロセスデータ#01の設定時には予告図柄が完成崩れの組合せに設定されており、最終の中列の予告要素が変動停止した状態では、図79の(j)に示すように、予告図柄が完成崩れの組合せになる。
図81は外れリーチ用のプロセスデータ#10および大当り用のプロセスデータ#11のそれぞれが設定されたときのCPU71の処理内容を示すものであり、プロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のそれぞれは、図22に示すように、右列の予告要素停止コマンドの直後のタイミングに図柄要素低速変動コマンドが設定されている点でプロセスデータ#00に対して相違する。これらプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のそれぞれの設定時にはCPU71は図81のステップS513で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信し、ステップS515で確定図柄格納部155の左列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS516で左列の図柄要素停止コマンドを送信する。そして、ステップS518で予告図柄格納部157の左列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS519で左列の予告要素停止コマンドを送信し、ステップS521で確定図柄格納部155の右列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS522で右列の図柄要素停止コマンドを送信する。次にステップS524で予告図柄格納部157の右列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS525で右列の予告要素停止コマンドを送信する。従って、左列の図柄要素が確定図柄格納部155の記録結果で1番目に変動停止し、左列の予告要素が予告図柄格納部157の記録結果で2番目に変動停止し、右列の図柄要素が確定図柄格納部155の記録結果で3番目に変動停止し、右列の予告要素が予告図柄格納部157の記録結果で4番目に変動停止する。プロセスデータ#10の設定時には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定され、プロセスデータ#11の設定時には装飾図柄が大当りの組合せに設定されており、プロセスデータ#10の設定時およびプロセスデータ#11の設定時のそれぞれには、図82の(d)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが変動停止した時点で装飾図柄がリーチの組合せになる。これらプロセスデータ#10の設定時およびプロセスデータ#11の設定時のそれぞれには予告図柄が未完成の組合せに設定されており、図82の(e)に示すように、左列の予告要素および右列の予告要素のそれぞれが変動停止しても予告図柄が完成直前の組合せにならない。
CPU71は図81のステップS551へ移行すると、プロセスデータ#10またはプロセスデータ#11から図柄要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、図柄要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が図柄要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS552へ移行し、表示制御回路80に図柄要素低速変動コマンドを送信する。この図柄要素低速変動コマンドは左列の図柄要素および右列の図柄要素がリーチの組合せで変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は図柄要素低速変動コマンドを受信することに基づいて中列の図柄要素の変動速度を全図変動開始コマンドに応じた変動速度に比べて遅め、装飾図柄表示器33の中変動領域Cm内に中列の図柄要素を低速変動状態で表示する。この変動速度とは図柄要素が次の図柄要素に切換えられるインターバル時間を称する。
CPU71は図81のステップS552で表示制御回路80に図柄要素低速変動コマンドを送信すると、ステップS527で確定図柄格納部155の中列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS528で中列の図柄要素停止コマンドを送信し、ステップS530で予告図柄格納部157の中列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS531で中列の予告要素停止コマンドを送信する。プロセスデータ#10は外れリーチ用のものであり、中列の図柄要素が変動停止したときには、図82の(f)に示すように、装飾図柄が外れリーチの組合せになる。プロセスデータ#11は大当り用のものであり、中列の図柄要素が変動停止したときには、図82の(h)に示すように、装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになる。これらプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のそれぞれの設定時には予告図柄が未完成の組合せに設定されており、最終の中列の予告要素が変動停止した状態では、図82の(g)および(i)のそれぞれに示すように、予告図柄が未完成の組合せになる。
図83は外れリーチ用のプロセスデータ#20および大当り用のプロセスデータ#21のそれぞれが設定されたときのCPU71の処理内容を示すものであり、プロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれは、図23に示すように、右列の予告要素停止コマンドの直後のタイミングに図柄要素低速変動コマンドおよび予告要素低速変動コマンドが設定されている点でプロセスデータ#00に対して相違し、中列の予告要素停止コマンドの直後のタイミングに図柄要素消去コマンドと図柄要素再現コマンドと中列の再変動開始コマンドと中列の再変動停止コマンドが設定されている点でもプロセスデータ#00に対して相違する。
プロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれの設定時にはCPU71は図83のステップS513で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信し、ステップS515で仮図柄格納部156の左列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS516で左列の図柄要素停止コマンドを送信する。そして、ステップS518で予告図柄格納部157の左列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS519で左列の予告要素停止コマンドを送信し、ステップS521で仮図柄格納部156の右列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS522で右列の図柄要素停止コマンドを送信する。次にステップS524で予告図柄格納部157の右列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS525で右列の予告要素停止コマンドを送信する。従って、左列の図柄要素が仮図柄格納部156の記録結果で1番目に変動停止し、左列の予告要素が予告図柄格納部157の記録結果で2番目に変動停止し、右列の図柄要素が仮図柄格納部156の記録結果で3番目に変動停止し、右列の予告要素が予告図柄格納部157の記録結果で4番目に変動停止する。これらプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれの設定時には装飾図柄が仮図柄格納部156に仮の外れリーチの組合せで記録されており、図84の(d)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが仮図柄格納部156の記録結果で変動停止した時点では装飾図柄が仮のリーチの組合せになる。これらプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれの設定時には予告図柄が完成の組合せに設定されており、図84の(e)に示すように、左列の予告要素および右列の予告要素のそれぞれが変動停止した時点で予告図柄が完成直前の組合せになる。
CPU71は図83のステップS525で表示制御回路80に右列の予告要素停止コマンドを送信すると、ステップS552で図柄要素低速変動コマンドを送信し、ステップS542で予告要素低速変動コマンドを送信する。図柄要素低速変動コマンドは左列の図柄要素および右列の図柄要素が仮のリーチの組合せで変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は図柄要素低速変動コマンドを受信することに基づいて中列の図柄要素を低速変動状態で表示する。予告要素低速変動コマンドは左列の予告要素および右列の予告要素が完成直前の組合せで変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告要素低速変動コマンドを受信することに基づいて中列の予告要素を低速変動状態で表示する。
CPU71は図83のステップS542で表示制御回路80に予告要素低速変動コマンドを送信すると、ステップS527で仮図柄格納部156の中列の図柄要素の設定結果を送信した後にステップS528で中列の図柄要素停止コマンドを送信し、ステップS530で予告図柄格納部157の中列の予告要素の設定結果を送信した後にステップS531で中列の予告要素停止コマンドを送信する。これらプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれの設定時には装飾図柄が仮図柄格納部156に仮の外れリーチの組合せで記録されており、中列の図柄要素が変動停止したときには、図84の(f)に示すように、装飾図柄が仮の外れリーチの組合せになる。これらプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれの設定時には予告図柄が完成の組合せに設定されており、最終の中列の予告要素が変動停止した状態では、図84の(g)に示すように、予告図柄が完成の組合せになる。
CPU71は図83のステップS561へ移行すると、プロセスデータ#20またはプロセスデータ#21から図柄要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、図柄要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が図柄要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS562へ移行し、表示制御回路80に図柄要素消去コマンドを送信する。この図柄要素消去コマンドは装飾図柄が仮の外れリーチの組合せで変動停止し且つ予告図柄が完成の組合せで変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図84の(h)に示すように、図柄要素消去コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を消去する。
CPU71は図83のステップS563へ移行すると、プロセスデータ#20またはプロセスデータ#21から図柄要素再現コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、図柄要素再現コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が図柄要素再現コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS564へ移行し、確定図柄格納部155から左列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。そして、ステップS565で確定図柄格納部155から右列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信し、ステップS566で表示制御回路80に図柄要素再現コマンドを送信する。この図柄要素再現コマンドは各列の図柄要素が消去された直後に送信されるものであり、表示制御回路80は図柄要素再現コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素の受信結果を左変動領域Lm内に静止状態で表示し、右列の図柄要素の受信結果を右変動領域Rm内に静止状態で表示する。プロセスデータ#20の設定時には装飾図柄が外れリーチの組合せで確定図柄記録部155に記録され、プロセスデータ#21の設定時には装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかで確定図柄記録部155に記録されており、左列の図柄要素および右列の図柄要素が図柄要素再現コマンドに基づいて再表示されたときには、図84の(i)に示すように、リーチの組合せになる。
CPU71は図83のステップS567へ移行すると、プロセスデータ#20またはプロセスデータ#21から中列の再変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、中列の再変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が中列の再変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS568へ移行し、表示制御回路80に中列の再変動開始コマンドを送信する。この中列の再変動開始コマンドは左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれがリーチの組合せで再表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図84の(i)に示すように、中列の再変動開始コマンドを受信することに基づいて中変動領域Cm内に図柄要素を低速変動状態で再表示する。
CPU71は図83のステップS569へ移行すると、プロセスデータ#20またはプロセスデータ#21から中列の再変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、中列の再変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が中列の再変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS570へ移行し、確定図柄格納部155から中列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。そして、ステップS571へ移行し、表示制御回路80に中列の再変動停止コマンドを送信する。この中列の再変動停止コマンドは中列の図柄要素の低速変動状態で送信されるものであり、表示制御回路80は中列の再変動停止コマンドを受信することに基づいて中列の図柄要素の低速変動表示を受信結果で停止する。プロセスデータ#20は外れリーチ用のものであり、中列の図柄要素が確定図柄格納部155の記録結果で変動停止したときには、図84の(j)に示すように、装飾図柄が最終の外れリーチの組合せになる。プロセスデータ#21は大当り用のものであり、中列の図柄要素が確定図柄記録部155の記録結果で変動停止したときには、図84の(k)に示すように、装飾図柄が最終の確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになる。
図85は外れリーチ用のプロセスデータ#30および大当り用のプロセスデータ#31のそれぞれが設定されたときのCPU71の処理内容を示すものであり、プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれは、図24に示すように、全図変動開始コマンドが設定されている点を除く全ての点でプロセスデータ#00に対して相違する。
プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれの設定時にはCPU71は図85のステップS513で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信し、ステップS581でプロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から予告領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS582へ移行し、表示制御回路80に予告領域移動コマンドを送信する。この予告領域移動コマンドは左変動領域Lm内と中変動領域Cm内と右変動領域Rm内のそれぞれに図柄要素が変動表示され且つ左予告領域Ly内と中予告領域Cy内と右予告領域Ry内のそれぞれに予告要素が変動表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告領域移動コマンドを受信したときには左予告領域Lyおよび右予告領域Ryのそれぞれを中予告領域Cyに向って移動表示する。これら左予告領域Lyの移動表示および右予告領域Ryの移動表示のそれぞれは予告要素の変動状態で行われるものであり、左予告領域Lyの予告要素は左予告領域Lyと共に移動し、右予告領域Ryの予告要素は右予告領域Ryと共に移動する。
CPU71はステップS583へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から予告要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS584へ移行し、表示制御回路80に予告要素消去コマンドを送信する。この予告要素消去コマンドは左予告領域Lyおよび右予告領域Ryのそれぞれが予告要素と共に中予告領域Cyに向って移動する移動途中で送信されるものであり、表示制御回路80は予告要素消去コマンドを受信したときには左予告領域Ly内の予告要素と中予告領域Cy内の予告要素と右予告領域Ry内の予告要素のそれぞれを消去する。
CPU71はステップS585へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から予告領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS586へ移行し、表示制御回路80に予告領域消去コマンドを送信する。この予告領域消去コマンドは各列の予告要素が消去された直後に送信されるものであり、表示制御回路80は、図86の(b)に示すように、予告領域消去コマンドを受信したときには左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを移動途中で消去する。
CPU71は図85のステップS587へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から予告連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS588へ移行し、表示制御回路80に予告連結領域表示コマンドを送信する。この予告連結領域表示コマンドは左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図86の(c)に示すように、予告連結領域表示コマンドを受信したときには予告連結領域YをROMに予め記録された表示位置に表示する。即ち、表示制御回路80は左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryが相互に連結することに基づいて予告連結領域Yが生成された映像を表示する。
CPU71は図85のステップS589へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS590へ移行し、表示制御回路80に演出要素変動開始コマンドを送信する。この演出要素変動開始コマンドは予告連結領域Yが表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図86の(d)に示すように、演出要素変動開始コマンドを受信することに基づいて予告連結領域Y内に演出要素を「予告図柄A」「予告図柄B」「予告図柄C」「予告図柄A」・・の順序で循環的に変動表示する。
CPU71は図85のステップS591へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から左列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、左列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が左列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS592へ移行し、確定図柄格納部155から左列の図柄要素の設定結果を検出する。そして、左列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS593で表示制御回路80に左列の図柄要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、左変動領域Lm内に左列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。図86の(e)は左列の図柄要素が変動停止した映像を示している。
CPU71は図85のステップS594へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から右列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、右列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が右列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS595へ移行し、確定図柄格納部155から右列の図柄要素の設定結果を検出する。そして、右列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS596で表示制御回路80に右列の図柄要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、右変動領域Rm内に右列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#30の設定時には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定され、プロセスデータ#31の設定時には装飾図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せに設定されており、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが変動停止した状態では、図86の(f)に示すように、装飾図柄がリーチの組合せになる。
CPU71は図85のステップS597へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から図柄要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、図柄要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が図柄要素低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS598へ移行し、表示制御回路80に図柄要素低速変動コマンドを送信する。この図柄要素低速変動コマンドは左列の図柄要素および右列の図柄要素がリーチの組合せで変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は図柄要素低速変動コマンドを受信することに基づいて中列の図柄要素を低速変動状態で表示する。
CPU71はステップS599へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から演出要素変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、演出要素変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が演出要素変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS600へ移行し、演出要素格納部158から演出要素の設定結果を検出する。そして、演出要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS601で表示制御回路80に演出要素変動停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は演出要素の変動表示を受信結果で停止し、図86の(g)に示すように、予告連結領域Y内に演出要素の受信結果を静止状態で表示する。
CPU71は図85のステップS602へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から中列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、中列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が中列の図柄要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS603へ移行し、確定図柄格納部155から中列の図柄要素の設定結果を検出する。そして、中列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS604で表示制御回路80に中列の図柄要素停止コマンドを送信する。この中列の図柄要素停止コマンドは中列の図柄要素が低速変動している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は中列の図柄要素停止コマンドを受信することに基づいて中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、中変動領域Cm内に中列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#30の設定時には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、中列の図柄要素が変動停止した状態では、図86の(k)に示すように、装飾図柄が外れリーチの組合せになる。プロセスデータ#31の設定時には装飾図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せに設定されており、中列の図柄要素が変動停止した状態では、図86の(h)に示すように、装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになる。
CPU71は図85のステップS605へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS606へ移行し、表示制御回路80に演出要素消去コマンドを送信する。この演出要素消去コマンドは予告連結領域Y内に演出要素が変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は演出要素消去コマンドを受信したときには予告連結領域Y内の演出要素を消去する。
CPU71はステップS607へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から予告連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS608へ移行し、表示制御回路80に予告連結領域消去コマンドを送信する。この予告連結領域消去コマンドは予告連結領域Y内の演出要素が消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図86の(i)および(l)に示すように、予告連結領域消去コマンドを受信したときには予告連結領域Yを消去する。
CPU71は図85のステップS609へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS610へ移行し、表示制御回路80に予告領域再現コマンドを送信する。この予告領域再現コマンドは予告連結領域Yが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告領域再現コマンドを受信したときには左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを全図変動開始コマンドの受信時と同一の初期位置に再表示する。
CPU71は図85のステップS611へ移行すると、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31から予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS612へ移行し、予告図柄格納部157から左列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。そして、ステップS613で予告図柄格納部157から中列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信し、ステップS614で予告図柄格納部157から右列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。次にステップS615へ移行し、表示制御回路80に予告図柄表示コマンドを送信する。この予告図柄表示コマンドは左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれが初期位置に再表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告図柄表示コマンドを受信することに基づいて左列の予告要素の受信結果を左予告領域Ly内に静止状態で表示し、中列の予告要素の受信結果を中予告領域Cy内に静止状態で表示し、右列の予告要素の受信結果を右予告領域Ry内に静止状態で表示する。プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれの設定時には予告図柄が完成の組合せに設定されており、左予告領域Ly内〜右予告領域Ry内には、図86の(j)および(m)に示すように、予告図柄が完成の組合せで表示される。
プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれの設定時には演出要素の設定結果に応じたビデオデータが再生されている。例えば演出要素として予告図柄Aが設定されているときには予告図柄Aに応じたビデオデータ#V30Aおよびビデオデータ#V31Aのいずれかが再生され、装飾図柄表示器33にビデオデータ#V30Aおよびビデオデータ#V31Aのいずれかに応じた映像が表示されている。図87はビデオデータ#V30Aおよびビデオデータ#V31Aのそれぞれに応じた映像の一部を示すものである。この映像は演出要素が停止表示されてから中列の予告要素が変動停止するまでの期間に表示されるものであり、ビデオデータ#V30Aおよびビデオデータ#V31Aのそれぞれが再生されているときには予告図柄Aと同一のキャラクタ図柄Aが綱渡りをするリーチアクション映像Aが表示される。このリーチアクション映像Aの結末はビデオデータ#V30Aではキャラクタ図柄Aが綱渡りに失敗する結果に設定され、ビデオデータ#V31Aではキャラクタ図柄Aが綱渡りに成功する結果に設定されており、遊技者は装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになることをキャラクタ図柄Aの挙動から楽しむことができる。
演出要素として予告図柄Bが設定されているときには予告図柄Bに応じたビデオデータ#V30Bおよびビデオデータ#V31Bのいずれかが再生され、装飾図柄表示器33にビデオデータ#V30Bおよびビデオデータ#V31Bのいずれかに応じた映像が表示されている。図88はビデオデータ#V30Bおよびビデオデータ#V31Bのそれぞれに応じた映像の一部を示すものである。この映像は演出要素が停止表示されてから中列の図柄要素が変動停止するまでの期間に表示されるものであり、ビデオデータ#V30Bおよびビデオデータ#V31Bのそれぞれが再生されているときには予告図柄Bと同一のキャラクタ図柄Bが空中ブランコをするリーチアクション映像Bが表示される。このリーチアクション映像Bの結末はビデオデータ#V30Bではキャラクタ図柄Bが空中ブランコに失敗する結果に設定され、ビデオデータ#V31Bではキャラクタ図柄Bが空中ブランコに成功する結果に設定されており、遊技者は装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになることをキャラクタ図柄Bの挙動から楽しむことができる。
演出要素として予告図柄Cが設定されているときには予告図柄Cに応じたビデオデータ#V30Cおよびビデオデータ#V31Cのいずれかが再生され、装飾図柄表示器33にビデオデータ#V30Cおよびビデオデータ#V31Cのいずれかに応じた映像が表示されている。図89はビデオデータ#V30Cおよびビデオデータ#V31Cのそれぞれに応じた映像の一部を示すものである。この映像は演出要素が停止表示されてから中列の図柄要素が変動停止するまでの期間に表示されるものであり、ビデオデータ#V30Cおよびビデオデータ#V31Cのそれぞれが再生されているときには予告図柄Cと同一のキャラクタ図柄Cが玉乗りをするリーチアクション映像Cが表示される。このリーチアクション映像Cの結末はビデオデータ#V30Cではキャラクタ図柄Cが玉乗りに失敗する結果に設定され、ビデオデータ#V31Cではキャラクタ図柄Cが玉乗りに成功する結果に設定されており、遊技者は装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになることをキャラクタ図柄Cの挙動から楽しむことができる。即ち、プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれの設定時には予告連結領域Yに停止表示されている予告図柄と同種のキャラクタ図柄を使用したリーチアクションの映像がリーチ状態で表示される。
図90および図91のそれぞれは外れリーチ用のプロセスデータ#40および大当り用のプロセスデータ#41のそれぞれが設定されたときのCPU71の処理内容を示すものであり、プロセスデータ#40は、図25に示すように、全図変動開始コマンド〜演出要素変動開始コマンドのそれぞれが設定されている点でプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれに対して同一であり、演出要素消去コマンド〜装飾図柄確定表示コマンドのそれぞれが設定されている点でプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれに対して相違する。この同一点および相違点の双方はプロセスデータ#41についても同様である。
プロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれの設定時にはCPU71は図90のステップS513で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信し、ステップS582で表示制御回路80に予告領域移動コマンドを送信する。そして、ステップS584で表示制御回路80に予告要素消去コマンドを送信し、ステップS586で表示制御回路80に予告領域消去コマンドを送信する。次にステップS588で表示制御回路80に予告連結領域表示コマンドを送信し、ステップS590で表示制御回路80に演出要素変動開始コマンドを送信する。即ち、プロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれの設定時には左変動領域Lm内と中変動領域Cm内と右変動領域Rm内のそれぞれに図柄要素が変動表示され、左予告領域Ly内と中予告領域Cy内と右予告領域Ry内のそれぞれに予告要素が変動表示され、図92の(a)〜(d)に示すように、プロセスデータ#30またはプロセスデータ#31が設定された場合と同一の展開で予告連結領域Yが表示され、予告連結領域Y内に演出要素が変動表示される。
CPU71は図90のステップS621へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS622へ移行し、表示制御回路80に演出要素消去コマンドを送信する。この演出要素消去コマンドは予告連結領域Y内に演出要素が変動表示されている状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図92の(e)に示すように、演出要素消去コマンドを受信したときには予告連結領域Y内の演出要素を変動状態で消去する。
CPU71は図90のステップS623へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から予告連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS624へ移行し、表示制御回路80に予告連結領域消去コマンドを送信する。この予告連結領域消去コマンドは予告連結領域Y内の演出要素が消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図92の(f)に示すように、予告連結領域消去コマンドを受信したときには予告連結領域Yを消去する。
CPU71は図90のステップS625へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS626へ移行し、表示制御回路80に予告領域再現コマンドを送信する。この予告領域再現コマンドは予告連結領域Yが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告領域再現コマンドを受信したときには、図92の(g)に示すように、左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを全図変動開始コマンドの受信時と同一の初期位置に再表示することに基づいて予告連結領域Yが左予告領域Ly〜右予告領域Ryの3つに分割された映像を表示する。
CPU71は図90のステップS627へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から図柄要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、図柄要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が図柄要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS628へ移行し、表示制御回路80に図柄要素消去コマンドを送信する。この図柄要素消去コマンドは予告連結領域Yが3分割された映像の表示状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図92の(h)に示すように、図柄要素消去コマンドを受信したときには左変動領域Lm内の図柄要素と中変動領域Cm内の図柄要素と右変動領域Rm内の図柄要素のそれぞれを変動状態で消去する。
CPU71は図90のステップS629へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から全領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、全領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が全領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS630へ移行し、表示制御回路80に全領域移動コマンドを送信する。この全領域移動コマンドは各列の図柄要素および各列の予告要素のそれぞれが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は全領域移動コマンドを受信したときには左変動領域Lmおよび左予告領域LyのそれぞれをRONに予め記録された移動データに基づいて相互に接近する方向に移動表示し、中変動領域Cmおよび中予告領域CyのそれぞれをRONに予め記録された移動データに基づいて相互に接近する方向に移動表示し、右変動領域Rmおよび右予告領域RyのそれぞれをRONに予め記録された移動データに基づいて相互に接近する方向に移動表示する。
CPU71は図90のステップS631へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から全領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、全領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が全領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS632へ移行し、表示制御回路80に全領域消去コマンドを送信する。この全領域消去コマンドは左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれの移動中に送信されるものであり、表示制御回路80は全領域消去コマンドを受信したときには左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを消去する。
CPU71は図90のステップS633へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS634へ移行し、表示制御回路80に連結領域表示コマンドを送信する。この連結領域表示コマンドは左変動領域Lm〜右変動領域Rmおよび左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図92の(i)に示すように、連結領域表示コマンドを受信したときには左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域RcのそれぞれをROMに予め記録された表示位置に表示する。即ち、表示制御回路80は左変動領域Lmおよび左予告領域Lyが相互に連結することに基づいて左連結領域Lcが生成され、中変動領域Cmおよび中予告領域Cyが相互に連結することに基づいて中連結領域Ccが生成され、右変動領域Rmおよび右予告領域Ryが相互に連結することに基づいて右連結領域Rcが生成された映像を表示する。
CPU71は図91のステップS635へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から大演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、大演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が大演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS636へ移行し、表示制御回路80に大演出要素変動開始コマンドを送信する。この大演出要素変動開始コマンドは左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれが表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図92の(j)に示すように、大演出要素変動開始コマンドを受信することに基づいて左連結領域Lc内に左列の大演出要素を「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「頭部A」「頭部B」「頭部C」「1」・・の順序で循環的に変動表示し、中連結領域Cc内に中列の大演出要素を「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「胴部A」「胴部B」「胴部C」「1」・・の順序で循環的に変動表示し、右連結領域Rc内に右列の大演出要素を「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「脚部A」「脚部B」「脚部C」「1」・・の順序で循環的に変動表示する。
CPU71は図91のステップS637へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から左列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、左列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が左列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS638へ移行し、大演出要素格納部159から左列の大演出要素の設定結果を検出する。そして、左列の大演出要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS639で表示制御回路80に左列の大演出要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は左列の大演出要素の変動表示を受信結果で停止し、左連結領域Lc内の上下方向の中央部に左列の大演出要素の受信結果を静止状態で表示する。図93の(a)は左列の大演出要素が変動停止した映像を示している。
CPU71は図91のステップS640へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から右列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、右列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が右列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS641へ移行し、大演出要素格納部159から右列の大演出要素の設定結果を検出する。そして、右列の大演出要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS642で表示制御回路80に右列の大演出要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は右列の大演出要素の変動表示を受信結果で停止し、右連結領域Rc内の上下方向の中央部に右列の大演出要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#40の設定時には大演出図柄が外れリーチの組合せまたは完成崩れの組合せに設定され、プロセスデータ#41の設定時には大演出図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せまたは完成の組合せに設定されており、左列の大演出要素および右列の大演出要素のそれぞれが変動停止した状態では、図93の(b)に示すように、大演出図柄がリーチの組合せになる。
CPU71は図92のステップS643へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から中列の低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、中列の低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が中列の低速変動コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS644へ移行し、表示制御回路80に中列の低速変動コマンドを送信する。この中列の低速変動コマンドは左列の大演出要素および右列の大演出要素がリーチの組合せで停止表示されている状態で送信されるものであり、表示制御回路80は中列の低速変動コマンドを受信することに基づいて中列の大演出要素を低速変動状態で表示する。この低速変動状態とは変動速度が大演出要素変動開始コマンドに基づいて変動表示されている状態に比べて遅い状態を称する。
CPU71は図91のステップS645へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から中列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、中列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が中列の大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS646へ移行し、大演出要素格納部159から中列の大演出要素の設定結果を検出する。そして、中列の大演出要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS647で表示制御回路80に中列の大演出要素停止コマンドを送信する。この中列の大演出要素停止コマンドは中列の大演出要素が低速変動している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は中列の大演出要素停止コマンドを受信することに基づいて中列の大演出要素の変動表示を受信結果で停止し、中連結領域Cc内の上下方向の中央部に中列の大演出要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#40の設定時には大演出図柄が外れリーチの組合せまたは完成崩れの組合せに設定されており、中列の大演出要素が変動停止した状態では、図93の(c)に示すように、大演出図柄が外れリーチの組合せおよび完成崩れの組合せのいずれかになる。プロセスデータ#41の設定時には大演出図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せまたは完成の組合せに設定されており、中列の大演出要素が変動停止した状態では、図93の(g)に示すように、大演出図柄が確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと完成の組合せのいずれかになる。
CPU71は図91のステップS648へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から全図消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、全図消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が全図消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS649へ移行し、表示制御回路80に全図消去コマンドを送信する。この全図消去コマンドは左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素のそれぞれが変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は全図消去コマンドを受信したときには左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを残して左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素のそれぞれを消去する。
CPU71は図91のステップS650へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から全領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、全領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が全領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS651へ移行し、表示制御回路80に全領域消去コマンドを送信する。この全領域消去コマンドは左列の大演出要素と中列の大演出要素と右列の大演出要素のそれぞれが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図93の(d)および(h)に示すように、全領域消去コマンドを受信したときには左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを消去する。
CPU71は図91のステップS652へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から変動領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、変動領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が変動領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS653へ移行し、表示制御回路80に変動領域再現コマンドを送信する。この変動領域再現コマンドは左連結領域Lc〜右連結領域Rcのそれぞれが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図93の(e)および(i)に示すように、変動領域再現コマンドを受信したときには左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmのそれぞれを全図変動開始コマンドの受信時と同一の初期位置に再表示する。
CPU71は図91のステップS654へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS655へ移行し、表示制御回路80に予告領域再現コマンドを送信する。この予告領域再現コマンドは左変動領域Lm〜右変動領域Rmのそれぞれが再表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図93の(e)および(i)に示すように、予告領域再現コマンドを受信したときには左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを全図変動開始コマンドの受信時と同一の初期位置に再表示する。
CPU71は図91のステップS656へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS657へ移行し、予告図柄格納部157から左列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。そして、ステップS658で予告図柄格納部157から中列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信し、ステップS659で予告図柄格納部157から右列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。次にステップS660へ移行し、表示制御回路80に予告図柄表示コマンドを送信する。この予告図柄表示コマンドは左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれが初期位置に再表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告図柄表示コマンドを受信することに基づいて左列の予告要素の受信結果を左予告領域Ly内に静止状態で表示し、中列の予告要素の受信結果を中予告領域Cy内に静止状態で表示し、右列の予告要素の受信結果を右予告領域Ry内に静止状態で表示する。プロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれの設定時には予告図柄が完成の組合せに設定されており、左予告領域Ly〜右予告領域Ryには、図93の(f)および(j)に示すように、予告図柄が完成の組合せで表示される。
CPU71は図91のステップS661へ移行すると、プロセスデータ#40またはプロセスデータ#41から装飾図柄確定表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、装飾図柄確定表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が装飾図柄確定表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS662へ移行し、確定図柄格納部155から左列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。そして、ステップS663で確定図柄格納部155から中列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信し、ステップS664で確定図柄格納部155から右列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。次にステップS665へ移行し、表示制御回路80に装飾図柄確定表示コマンドを送信する。この装飾図柄確定表示コマンドは左変動領域Lm〜右変動領域Rmが再表示されている状態で送信されるものであり、表示制御回路80は装飾図柄表示コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素の受信結果を左変動領域Lm内に静止状態で表示し、中列の図柄要素の受信結果を中変動領域Cm内に静止状態で表示し、右列の図柄要素の受信結果を右変動領域Rm内に静止状態で表示する。プロセスデータ#40の設定時には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、左変動領域Lm〜右変動領域Rmには、図93の(f)に示すように、装飾図柄が外れリーチの組合せで表示される。プロセスデータ#41の設定時には装飾図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せに設定されており、左変動領域Lm〜右変動領域Rmには、図93の(j)に示すように、装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかで表示される。
図94および図95のそれぞれは外れリーチ用のプロセスデータ#50および大当り用のプロセスデータ#51のそれぞれが設定されたときのCPU71の処理内容を示すものであり、プロセスデータ#50は、図26に示すように、全図変動開始コマンド〜大演出要素変動開始コマンドのそれぞれが設定されている点でプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれに対して同一であり、連結領域移動コマンド〜装飾図柄確定表示コマンドのそれぞれが設定されている点でプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれに対して相違する。この同一点および相違点の双方はプロセスデータ#51についても同様である。
プロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれの設定時にはCPU71は図94のステップS513で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信し、ステップS582で予告領域移動コマンドを送信する。そして、ステップS584で予告要素消去コマンドを送信し、ステップS586で予告領域消去コマンドを送信する。次にステップS588で予告連結領域表示コマンドを送信し、ステップS590で演出要素変動開始コマンドを送信する。即ち、プロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれの設定時には左変動領域Lm内と中変動領域Cm内と右変動領域Rm内のそれぞれに図柄要素が変動表示され、左予告領域Ly内と中予告領域Cy内と右予告領域Ry内のそれぞれに予告要素が変動表示され、図96の(a)〜(d)に示すように、プロセスデータ#30とプロセスデータ#31とプロセスデータ#40とプロセスデータ#41のそれぞれが設定された場合と同一の展開で予告連結領域Yが表示され、予告連結領域Y内に演出要素が変動表示される。
CPU71は図94のステップS590で表示制御回路80に演出要素変動開始コマンドを送信すると、ステップS622で演出要素消去コマンドを送信し、ステップS624で予告連結領域消去コマンドを送信する。そして、ステップS626で予告領域再現コマンドを送信し、ステップS628で図柄要素消去コマンドを送信し、ステップS630で全領域移動コマンドを送信する。次にステップS632で全領域消去コマンドを送信し、ステップS634で連結領域表示コマンドを送信し、ステップS636で大演出要素変動開始コマンドを送信する。即ち、プロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれの設定時には予告連結領域Y内に演出要素が変動表示されると、図96の(e)〜(j)に示すように、演出要素が停止表示されることなくプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれが設定された場合と同一の展開で左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcが生成され、左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素が変動状態で表示される。
CPU71は図95のステップS671へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から連結領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、連結領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が連結領域移動コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS672へ移行し、表示制御回路80に連結領域移動コマンドを送信する。この連結領域移動コマンドは左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素が変動表示されている状態で送信されるものであり、表示制御回路80は連結領域移動コマンドを受信したときには、図96の(j)に示すように、左連結領域Lcおよび右連結領域Rcのそれぞれを中連結領域Ccに向って移動表示する。これら左連結領域Lcの移動表示および右連結領域Rcの移動表示のそれぞれは大演出要素の変動状態で行われるものであり、左連結領域Lc内の大演出要素は左連結領域Lcと共に移動し、右連結領域Rc内の大演出要素は右連結領域Rcと共に移動する。
CPU71は図95のステップS673へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から大演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、大演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が大演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS674へ移行し、表示制御回路80に大演出要素消去コマンドを送信する。この大演出要素消去コマンドは左連結領域Lc〜右連結領域Rcのそれぞれが大演出要素と共に移動している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は大演出要素消去コマンドを受信したときには左連結領域Lc内の大演出要素と中連結領域Cc内の大演出要素と右連結領域Rc内の大演出要素のそれぞれを変動状態で消去する。
CPU71は図95のステップS675へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS676へ移行し、表示制御回路80に連結領域消去コマンドを送信する。この連結領域消去コマンドは左連結領域Lc内の大演出要素〜右連結領域Rc内の大演出要素のそれぞれが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図96の(k)に示すように、連結領域消去コマンドを受信したときには左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを消去する。
CPU71は図95のステップS677へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から特大連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、特大連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が特大連結領域表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS678へ移行し、表示制御回路80に特大連結領域表示コマンドを送信する。この特大連結領域表示コマンドは左連結領域Lc〜右連結領域Rcのそれぞれが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は特大連結領域表示コマンドを受信したときには、図96の(l)に示すように、ROMに予め記録された表示位置に特大連結領域Bを表示する。即ち、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51が設定されているときには左連結領域Lcおよび右連結領域Rcのそれぞれが中連結領域Ccに向って移動することで左連結領域Lcと右連結領域Rcと中連結領域Ccが相互に連結され、特大連結領域Bが生成された映像が表示される。
CPU71は図95のステップS679へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から特大演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、特大演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が特大演出要素変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS680へ移行し、表示制御回路80に特大演出要素変動開始コマンドを送信する。この特大演出要素変動開始コマンドは特大連結領域Bが表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図97の(a)に示すように、特大演出要素変動開始コマンドを受信することに基づいて特大連結領域B内に特大演出要素を「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「予告図柄A」「予告図柄B」「予告図柄C」「1」・・の順序で循環的に変動表示する。
CPU71は図95のステップS681へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から特大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、特大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が特大演出要素停止コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS682へ移行し、特大演出要素格納部160から特大演出要素の設定結果を検出する。そして、特大演出要素の検出結果を表示制御回路80に送信し、ステップS683で表示制御回路80に特大演出要素停止コマンドを送信する。すると、表示制御回路80は特大演出要素の変動表示を受信結果で停止し、特大連結領域B内の中央部に特大演出要素の受信結果を静止状態で表示する。プロセスデータ#50の設定時には特大演出要素が「予告図柄A」「予告図柄B」「予告図柄C」のいずれかに設定されており、特大連結領域B内には、図97の(f)に示すように、特大演出要素として「予告図柄A」〜「予告図柄C」のいずれかが表示される。プロセスデータ#51の設定時には特大演出図柄が「1」〜「8」のいずれかに設定されており、特大連結領域B内には、図97の(b)に示すように、特大演出要素として「1」〜「8」のいずれかが表示される。
CPU71は図95のステップS684へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から特大演出要素コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、特大演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が特大演出要素消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS685へ移行し、表示制御回路80に特大演出要素消去コマンドを送信する。この特大演出要素消去コマンドは特大演出要素が変動停止している状態で送信されるものであり、表示制御回路80は特大演出要素消去コマンドを受信したときには特大演出要素を消去する。
CPU71は図95のステップS686へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から特大連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、特大連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が特大連結領域消去コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS687へ移行し、表示制御回路80に特大連結領域消去コマンドを送信する。この特大連結領域消去コマンドは特大演出要素が消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図97の(c)および(g)に示すように、特大連結領域消去コマンドを受信したときには特大連結領域Bを消去する。
CPU71は図95のステップS688へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から変動領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、変動領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が変動領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS689へ移行し、表示制御回路80に変動領域再現コマンドを送信する。この変動領域再現コマンドは特大連結領域Bが消去された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図97の(d)および(h)に示すように、変動領域再現コマンドを受信したときには左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmのそれぞれを全図変動開始コマンドの受信時と同一の初期位置に再表示する。
CPU71は図95のステップS690へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告領域再現コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS691へ移行し、表示制御回路80に予告領域再現コマンドを送信する。この予告領域再現コマンドは左変動領域Lm〜右変動領域Rmのそれぞれが再表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は、図97の(d)および(h)に示すように、予告領域再現コマンドを受信したときには左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryのそれぞれを全図変動開始コマンドの受信時と同一の初期位置に再表示する。
CPU71は図95のステップS692へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が予告図柄表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS693へ移行し、予告図柄格納部157から左列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。そして、ステップS694で予告図柄格納部157から中列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信し、ステップS695で予告図柄格納部157から右列の予告要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。次にステップS696へ移行し、表示制御回路80に予告図柄表示コマンドを送信する。この予告図柄表示コマンドは左予告領域Ly〜右予告領域Ryのそれぞれが初期位置に再表示された状態で送信されるものであり、表示制御回路80は予告図柄表示コマンドを受信することに基づいて左列の予告要素の受信結果を左予告領域Ly内に静止状態で表示し、中列の予告要素の受信結果を中予告領域Cy内に静止状態で表示し、右列の予告要素の受信結果を右予告領域Ry内に静止状態で表示する。プロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれの設定時には予告図柄が完成の組合せに設定されており、左予告領域Ly〜右予告領域Ryには、図97の(e)および(i)に示すように、予告図柄が完成の組合せで表示される。
CPU71は図95のステップS697へ移行すると、プロセスデータ#50またはプロセスデータ#51から装飾図柄確定表示コマンド用のプロセスタイマ設定値を検出し、装飾図柄確定表示コマンド用のプロセスタイマ設定値の検出結果を変動タイマST1の加算結果と比較する。ここで変動タイマST1の加算結果が装飾図柄確定表示コマンド用のプロセスタイマ設定値に到達したことを判断したときにはステップS698へ移行し、確定図柄格納部155から左列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。そして、ステップS699で確定図柄格納部155から中列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信し、ステップS700で確定図柄格納部155から右列の図柄要素の設定結果を検出して表示制御回路80に送信する。次にステップS701へ移行し、表示制御回路80に装飾図柄確定表示コマンドを送信する。この装飾図柄確定表示コマンドは左変動領域Lm〜右変動領域Rmが再表示されている状態で送信されるものであり、表示制御回路80は装飾図柄表示コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素の受信結果を左変動領域Lm内に静止状態で表示し、中列の図柄要素の受信結果を中変動領域Cm内に静止状態で表示し、右列の図柄要素の受信結果を右変動領域Rm内に静止状態で表示する。プロセスデータ#50の設定時には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、左変動領域Lm〜右変動領域Rmには、図97の(i)に示すように、装飾図柄が外れリーチの組合せで表示される。プロセスデータ#51の設定時には装飾図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せに設定されており、左変動領域Lm〜右変動領域Rmには、図97の(e)に示すように、装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかで表示される。
外れリーチ用のプロセスデータ#20は外れリーチ用の変動開始コマンド#20が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「25/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#21は大当り用の変動開始コマンド#21が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「15/101」の確率で設定される。これらプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれは予告連結領域Yと左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcと特大連結領域Bのいずれも発生させないものである。即ち、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryの合計6個の変動表示領域が減少しなかったときには「37.5%(=15*100/25+15)」の低確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになる。
外れリーチ用のプロセスデータ#30は外れリーチ用の変動開始コマンド#30が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「20/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#31は大当り用の変動開始コマンド#31が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「20/101」の確率で設定される。これらプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれは左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryを相互に連結することから予告連結領域Yを表示し、演出要素を予告連結領域Y内に変動状態および変動停止状態で順に表示する演出映像1を発生させるものである。即ち、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryの合計6個の変動表示領域が左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと予告連結領域Yの4個の変動表示領域に減少したときには「50%(=20*100/20+20)」の中確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになる。
外れリーチ用のプロセスデータ#40は外れリーチ用の変動開始コマンド#40が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「15/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#41は大当り用の変動開始コマンド#41が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「25/101」の確率で設定される。これらプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれは演出映像1で演出要素を停止表示することなく左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcを表示し、左連結領域Lc内〜右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示する演出映像2を発生させるものである。即ち、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryの合計6個の変動表示領域が左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと予告連結領域Yの4個の変動表示領域に減少し、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと予告連結領域Yの4個の変動表示領域が左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcの3個の変動表示領域に減少したときには「62.5%(=25*100/15+25)」の高確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになる。
外れリーチ用のプロセスデータ#50は外れリーチ用の変動開始コマンド#50が選択された場合に設定されるものであり、外れリーチが判定された場合に「6/101」の確率で設定される。大当り用のプロセスデータ#51は大当り用の変動開始コマンド#51が選択された場合に設定されるものであり、大当りが判定された場合に「36/101」の確率で設定される。これらプロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれは演出映像1で演出要素を停止表示することなく演出映像2を表示し、演出映像2で大演出要素を停止表示することなく特大連結領域B内に特大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示する演出映像3を発生させるものである。即ち、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryの合計6個の変動表示領域が左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと予告連結領域Yの4個の変動表示領域に減少し、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと予告連結領域Yの4個の変動表示領域が左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcの3個の変動表示領域に減少し、左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcの3個の変動表示領域が1個の特大連結領域Bに減少したときには「85.7%(=36*100/6+36)」の極高確率で装飾図柄が確変大当りの組合せおよび通常大当りの組合せのいずれかになる。
[13−3−3]装飾図柄遊技停止処理
図98はステップS280の装飾図柄遊技停止処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS711で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信する。そして、ステップS712でコマンド格納部151の変動停止コマンドをクリアし、ステップS713でコマンド格納部151の図柄情報コマンドをクリアし、ステップS714でコマンド格納部151の変動開始コマンドをクリアする。すると、表示制御回路80は再生停止コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。
CPU71はステップS714でコマンド格納部151の変動開始コマンドをクリアすると、ステップS715で確定図柄格納部155から左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれをクリアし、ステップS716で仮図柄格納部156から左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれをクリアする。そして、ステップS717で予告図柄格納部157から左列の予告要素の設定結果と中列の予告要素の設定結果と右列の予告要素の設定結果のそれぞれをクリアし、ステップS718で演出要素格納部158から演出要素の設定結果をクリアする。次にステップS719で大演出要素格納部159から左列の大演出要素の設定結果と中列の大演出要素の設定結果と右列の大演出要素の設定結果のそれぞれをクリアし、ステップS720で特大演出要素格納部160から特大演出要素の設定結果をクリアし、ステップS721でタイマ格納部153の変動タイマST1を「0」にリセットする。
[13−4]大当り遊技処理
図99はステップS215の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS731でフラグ格納部152の大当りラウンドフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の大当りラウンドフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS732へ移行し、フラグ格納部152の大当りラウンドフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS733の大当りラウンド処理へ移行し、装飾図柄表示器33に現在の大当りラウンド数に応じた映像を表示する。
CPU71はステップS731でフラグ格納部152の大当りラウンドフラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS734でフラグ格納部152のインターバルフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152のインターバルフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS735へ移行し、フラグ格納部152のインターバルフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS736のインターバル処理へ移行し、現在の大当りラウンド数に応じた映像の再生処理を停止する。
[13−4−1]大当りラウンド処理
図100はステップS733の大当りラウンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS741でコマンド格納部151から大当りラウンドコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS742で大当りラウンドコマンドの検出結果からEXTデータを検出し、ステップS743で図28の大当り遊技用のビデオデータテーブルからEXTデータの検出結果に応じたビデオデータ番号を検出する。次に図100のステップS744で表示制御回路80に大当り遊技用のビデオデータ番号の検出結果を送信し、ステップS745で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信する。
表示制御回路80は大当り遊技用のビデオデータ番号を受信すると、VROMから大当り遊技用のビデオデータ番号の受信結果に応じた大当り遊技用のビデオデータを検出する。そして、CPU71からの再生開始コマンドを受信したときには大当り遊技用のビデオデータの検出結果を再生し、装飾図柄表示器33に大当りラウンドコマンドのEXTデータに応じた演出映像を表示する。これら各回の演出映像には大当りラウンド数の図柄が設定されており、遊技者は大当りラウンド数の図柄から現在の大当りラウンドが何回目であるかを認識することができる。
[13−4−2]インターバル処理
図101はステップS736のインターバル処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS751で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信したときには大当り遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。即ち、1回目の大当りラウンド〜15回目の大当りラウンドが終了したときには直前の大当り遊技用のビデオデータに応じた映像が静止画像で表示される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
確変大当りまたは通常大当りであることが判定されたときにはプロセスデータ#51を高い確率で選択し、外れリーチであることが判定されたときにはプロセスデータ#50を低い確率で選択したので、左変動領域Lm〜右変動領域Rmおよび左予告領域Ly〜右予告領域Ryの6個の表示領域が1個の特大連結領域Bに減少する演出映像3が発生するときには大当りの信頼度が高くなる。確変大当りまたは通常大当りであることが判定されたときにはプロセスデータ#41をプロセスデータ#51に比べて低い確率で選択し、外れリーチであることが判定されたときにはプロセスデータ#40をプロセスデータ#50に比べて高い確率で選択したので、左変動領域Lm〜右変動領域Rmおよび左予告領域Ly〜右予告領域Ryの6個の表示領域が左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcの3個の表示領域に減少する演出映像2が発生するときには演出映像3に比べて大当りの信頼度が低くなる。確変大当りまたは通常大当りであることが判定されたときにはプロセスデータ#21をプロセスデータ#41に比べて低い確率で選択し、外れリーチが判定されたときにはプロセスデータ#20をプロセスデータ#40に比べて高い確率で選択したので、演出映像2および演出映像3のいずれも発生しないときには演出映像2が発生する場合に比べて大当りの信頼度が低くなる。即ち、左変動領域Lm〜右変動領域Rmおよび左予告領域Ly〜右予告領域Ryの合計個数が数多く減少することに応じて大当りの信頼度が実際に高くなる演出映像を的確に発生させることができる。このため、遊技者が左変動領域Lm〜右変動領域Rmおよび左予告領域Ly〜右予告領域Ryの合計個数の減少状態から実際の大当り信頼度を把握することができるので、装飾図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せになることに対する遊技者の期待感が真に高まる。しかも、左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに1つの大演出要素を停止表示し、特大連結領域B内に1つの特大演出要素を停止表示した。このため、表示領域の数が減る程に演出要素の種類を視覚的に認識し易くなるので、表示領域の数が減る程に装飾図柄が最終的に確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せになる確率が高まる印象を映像の上でも与えることができる。
上記実施例1においては、大当り用の変動開始コマンド#21と大当り用の変動開始コマンド#31と大当り用の変動開始コマンド#41と大当り用の変動開始コマンド#51のそれぞれに同数個のランダムカウンタMR3を割付け、大当り用のプロセスデータ#21と大当り用のプロセスデータ#31と大当り用のプロセスデータ#41と大当り用のプロセスデータ#51のそれぞれの選択確率を相互に同一に設定しても良い。この構成の場合、左予告領域Lyと中予告領域Cyと右予告領域Ryと左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmが特大演出領域Bの1つに連結される映像の信頼度が1番目に高くなり、左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcの3つに連結される映像の信頼度が2番目に高くなり、左変動領域Lmと中変動領域Cmと右変動領域Rmと予告連結領域Yの4つになる映像の信頼度が3番目に高くなり、6つのままの映像の信頼度が4番目になる。
上記実施例1においては、外れリーチ用の変動開始コマンド#20と外れリーチ用の変動開始コマンド#30と外れリーチ用の変動開始コマンド#40と外れリーチ用の変動開始コマンド#50のそれぞれに同数個のランダムカウンタMR3を割付け、外れリーチ用のプロセスデータ#20と外れリーチ用のプロセスデータ#30と外れリーチ用のプロセスデータ#40と外れリーチ用のプロセスデータ#50のそれぞれの選択確率を相互に同一に設定しても良い。
上記実施例1においては、プロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれの設定時に予告連結領域Yを表示することなく左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを出現させ、左連結領域Lc内と中連結領域Cc内と右連結領域Rc内のそれぞれに大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示しても良い。
上記実施例1においては、プロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれの設定時に予告連結領域Yと左連結領域Lcと中連結領域Ccと右連結領域Rcのそれぞれを表示することなく特大連結領域Bを出現させ、特大連結領域B内に特大演出要素を変動状態および変動停止状態で順に表示しても良い。
上記実施例1においては、プロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれが設定されたときには、プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれが設定された場合と同様、予告図柄の完成の組合せの種類に応じてビデオデータ番号を選択し、ビデオデータ番号の選択結果に応じた背景映像を表示することに基づいて図87〜図89のいずれかのリーチアクションの映像を表示しても良い。このリーチアクションの映像は中列の図柄要素が低速変動状態で再表示される図84の(i)のタイミングに合せて表示開始し、中列の図柄要素が低速変動状態から変動停止する図84の(j)および(k)のそれぞれのタイミングに合せて表示停止すると良い。
上記実施例1においては、プロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれが設定されたときには、大演出図柄が予告図柄Aとなる組合せに設定された場合に図87のリーチアクションの映像を発生させるためのビデオデータを選択し、大演出図柄が予告図柄Bとなる組合せに設定された場合に図88のリーチアクションの映像を発生させるためのビデオデータを選択し、大演出図柄が予告図柄Cとなる組合せに設定された場合に図89のリーチアクションの映像を発生させるためのビデオデータを選択し、ビデオデータの選択結果に応じた背景映像を表示することに基づいて図87〜図89のいずれかのリーチアクションの映像を表示しても良い。このリーチアクションの映像は予告図柄A〜Cのいずれかの組合せで停止表示された大演出図柄が消去される図93の(h)のタイミングに合せて表示開始し、装飾図柄が確定表示される図93の(j)のタイミングに合せて表示停止すると良い。
上記実施例1においては、プロセスデータ#50およびプロセスデータ#51のそれぞれが設定されたときには、特大演出図柄が予告図柄Aに設定された場合に図87のリーチアクションの映像を発生させるためのビデオデータを選択し、特大演出図柄が予告図柄Bに設定された場合に図88のリーチアクションの映像を発生させるためのビデオデータを選択し、特大演出図柄が予告図柄Cに設定された場合に図89のリーチアクションの映像を発生させるためのビデオデータを選択し、ビデオデータの選択結果に応じた背景映像を表示することに基づいて図87〜図89のいずれかのリーチアクションの映像を表示しても良い。このリーチアクションの映像は予告図柄A〜Cのいずれかで停止表示された特大演出図柄が消去される図97の(g)のタイミングに合せて表示開始し、装飾図柄が確定表示される図97の(i)のタイミングに合せて表示停止すると良い。
18は遊技盤、22は遊技領域、24は始動口、26は特別入賞口、33は装飾図柄表示器、50はメイン制御回路、70は演出制御回路、80は表示制御回路を示している。