JP2011050455A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】確率変動モードがオン状態に設定されているか否かを遊技者が推測することが可能なパチンコ遊技機を提供すること。
【解決手段】小当りであると判定された場合には特殊演出モードがオン状態に設定される。この特殊演出モードはプロポーズリーチ演出の背景映像を予め決められた確率で表示するモードであり、確率変動モードのオン状態では特殊演出モードのオン期間が高頻度で長期間に設定される上に特殊演出モードのオン期間内の各回の装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の背景映像が高確率で表示される。このため、確率変動モードのオン状態ではプロポーズリーチ演出の背景映像が表示される頻度が確率変動モードのオフ状態に比べて高くなるので、遊技者はプロポーズリーチ演出の背景映像が表示される頻度の高さから確率変動モードがオン状態に設定されているか否かを推測できる。
【選択図】図11

Description

本発明は複数の図柄要素のそれぞれが可変状態および可変停止状態で順に表示される図柄表示器を備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には遊技球が特別図柄始動口に入球した場合に大当りであるか否かを判定する構成のものがある。この大当りはワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている状態では通常大当り確率で判定され、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている状態では高大当り確率で判定されるものであり、大当りであると判定された場合にはワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかが判定され、ワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかが判定された場合には図柄表示器に図柄遊技の映像が表示開始される。この図柄遊技の映像は複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示するものであり、大当りであると判定された場合には複数の図柄要素が大当りの組合せで可変停止状態になる。この大当りの組合せはワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定された場合およびオフ状態で記録すると判定された場合相互間で同一に設定されたものであり、遊技者は高確率フラグがオン状態およびオフ状態のいずれで記録されるかを大当りの組合せから識別することができない。
特開2009−89832号公報
特許文献1には大当りであると判定されたことを基準に設定回数の図柄遊技の映像が表示された時点でワークメモリに高確率フラグがオン状態およびオフ状態のいずれで記録されているかを図柄表示器に表示することが記載されている。この特許文献1は大当りであると判定されてから一定回数の図柄遊技の映像が表示される前までの期間をワークメモリに高確率フラグがオン状態およびオフ状態のいずれで記録されているかを遊技者に全く知らせない秘匿期間とするものであり、遊技者がワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されていることを知らずに遊技を秘匿期間内に止めてしまうことがある。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の説明
請求項1記載のパチンコ遊技機は次の[1]遊技盤〜[15]特殊演出フラグ記録手段を備え、演出情報を[16]の内容で選択するものである。この請求項1記載のパチンコ遊技機は発明を実施するための形態に実施例2としてサポートされている。
[1]遊技盤は遊技球が発射されるものであり、図65の符号16は遊技盤に相当する。
[2]特別図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球することが可能なものである。図65の上特別図柄始動口25および下特別図柄始動口27のそれぞれは特別図柄始動口に相当する。
[3]特別入球口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球することが不能な閉鎖状態および遊技球が入球することが可能な開放状態相互間で切換えられるものである。図65の特別入賞口34は特別入球口に相当する。
[4]図柄表示器は遊技球が特別図柄始動口に入球した場合に複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示されるものである。図65の装飾図柄表示器41は図柄表示器に相当する。
[5]ワークメモリは高確率フラグおよび特殊演出フラグのそれぞれが予め決められたオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるものであり、図3のメイン制御回路50のRAM53はワークメモリに相当する。
[6]大当り判定手段は遊技球が特別図柄始動口に入球した場合に特別入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するものであり、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて高い大当り確率で大当りであると判定する。図71のステップS199およびステップS201は大当り判定手段に相当する。
[7]高確率フラグ判定手段は大当り判定手段が大当りであると判定した場合にワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかを判定するものであり、図71のステップS223は高確率フラグ判定手段に相当する。
[8]小当り判定手段は大当り判定手段が大当りでないと判定した場合に特別入球口を開放状態にする小当りであるか否かを判定するものであり、ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合には小当りであると予め決められた第1の小当り確率で判定すると共にワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合には小当りであると第1の小当り確率に比べて高い第2の小当り確率で判定する。図71のステップS214およびステップS216は小当り判定手段に相当する。
[9]演出情報メモリは図柄表示器の図柄遊技の映像を視覚的に演出する演出映像の内容を決めるための演出情報として特定の演出映像を表示するための特定の演出情報を含む複数の演出情報が予め記録されたものである。図3のメイン制御回路50のROM52は演出情報メモリに相当し、図19および図20の変動開始コマンド8000h〜8014hの9つのそれぞれは演出情報に相当する。図20の変動開始コマンド8014hは特定の演出情報に相当し、図11のプロポーズリーチ演出の映像は特定の演出映像に相当する。
[10]演出情報選択手段は大当り判定手段が大当りであると判定した場合には大当り判定手段が大当りであると判定することで演出情報メモリから一つの演出情報を選択するものであり、大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には小当り判定手段が小当りであるか否かを判定することで演出情報メモリから一つの演出情報を選択する。図72のステップS251は演出情報選択手段に相当する。
[11]図柄遊技手段は遊技球が特別図柄始動口に入球した場合に図柄表示器に図柄遊技の映像を表示すると共に図柄遊技の映像を演出情報選択手段の演出情報の選択結果に応じた内容の演出映像で演出するものであり、大当り判定手段が大当りであると判定した場合には図柄遊技の映像で複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せで可変停止状態にすると共に大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には図柄遊技の映像で複数の図柄要素を大当りの組合せと異なる外れの組合せで可変停止状態にする。図3の表示制御回路80は図柄遊技手段に相当する。
[12]小当り遊技手段は小当り判定手段が小当りであると判定した場合に特別入球口を開放状態にする小当り遊技を行うものであり、小当り遊技を図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が外れの組合せで表示された後に開始する。図42のステップS186は小当り遊技手段に相当する。
[13]大当り遊技手段は大当り判定手段が大当りであると判定した場合に特別入球口を開放状態にする大当り遊技を行うものであり、大当り遊技を図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が大当りの組合せで表示された後に開始する。図42のステップS187は大当り遊技手段に相当する。
[14]高確率フラグ記録手段は高確率フラグ判定手段がワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定した場合にはワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録し、高確率フラグ判定手段がワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定した場合にはワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録するものである。図52のステップS424およびステップS427は高確率フラグ記録手段に相当する。
[15]特殊演出フラグ記録手段は小当り判定手段が小当りであると判定した場合にはワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するものであり、ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録した場合には予め決められた条件が成立することでワークメモリの特殊演出フラグをオン状態からオフ状態に書換えるものである。図48のステップS344および図51のステップS401は特殊演出フラグ記録手段に相当する。
[16]演出情報選択手段はワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されている状態では少なくとも小当り判定手段が小当りでないと判定した場合に演出情報メモリから特定の演出情報を予め決められた高確率で選択するものであり、ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されていない状態では少なくとも小当り判定手段が小当りでないと判定した場合に演出情報メモリから特定の演出情報を高確率に比べて低い低確率で選択または演出情報メモリから特定の演出情報を選択しない。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の説明
請求項2記載のパチンコ遊技機は次の[1]遊技盤〜[23]特殊演出フラグ記録手段を備え、演出情報を[24]の内容で選択するものである。この請求項2記載のパチンコ遊技機は発明を実施するための形態に実施例1としてサポートされている。
[1]遊技盤は遊技球が発射されるものであり、図2の符号16は遊技盤に相当する。
[2]普通図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球することが可能なものである。図2の符号23は普通図柄始動口に相当する。
[3]第1の特別図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球することが可能なものである。図2の上特別図柄始動口25は第1の特別図柄始動口に相当する。
[4]第2の特別図柄始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球することが不能な外れ状態および遊技球が入球することが可能な当り状態相互間または遊技球が入球することが可能な外れ状態および遊技球が当該外れ状態に比べて容易に入球することが可能な当り状態相互間で切換えられるものである。図2の下特別図柄始動口27は第2の特別図柄始動口に相当するものであり、下特別図柄始動口27の閉鎖状態は外れ状態に相当し、下特別図柄始動口27の開放状態は当り状態に相当する。
[5]特別入球口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球することが不能な閉鎖状態および遊技球が入球することが可能な開放状態相互間で切換えられるものである。図2の特別入賞口34は特別入球口に相当する。
[6]図柄表示器は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球した場合および第2の特別図柄始動口に入球した場合のそれぞれに複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示されるものである。図2の装飾図柄表示器41は図柄表示器に相当するものであり、装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。
[7]ワークメモリは高確率フラグとサポートフラグと特殊演出フラグのそれぞれが予め決められたオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるものである。図3のメイン制御回路50のRAM53はワークメモリに相当するものであり、確変フラグは高確率フラグに相当し、時短フラグはサポートフラグに相当する。
[8]当り判定手段は遊技球が普通図柄始動口に入球した場合に第2の特別図柄始動口を当り状態にする当りであるか否かを判定するものであり、図37のステップS104は当り判定手段に相当する。
[9]当り遊技手段は当り判定手段が当りであると判定した場合に第2の特別図柄始動口を当り状態にする当り遊技を行うものであり、ワークメモリにサポートフラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて第2の特別図柄始動口に多くの遊技球が入球することを許容するように当り遊技を行う。図36のステップS95は当り遊技手段に相当するものであり、サポートフラグのオン状態ではオフ状態に比べて第2の特別図柄始動口を時間的に長く当り状態にすることで多くの遊技球が入球することを許容する。
[10]第1の大当り判定手段は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球した場合に特別入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するものであり、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて高い大当り確率で大当りであると判定する。図43のステップS199およびステップS201は第1の大当り判定手段に相当するものであり、ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合には大当りであると通常大当り確率(1/101)で判定し、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合には大当りであると高大当り確率(10/101)で判定する。
[11]第1の高確率フラグ判定手段は第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合にワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかを判定するものである。図43のステップS206は第1の高確率フラグ判定手段に相当する。この第1の高確率フラグ判定手段は確変大当り図柄(7)を選択することでワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定し、通常大当り図柄(3)を選択することでワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定する。
[12]第1の小当り判定手段は第1の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合に特別入球口を開放状態にする小当りであるか否かを判定するものであり、ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合およびオン状態で記録されている場合のそれぞれで小当りであると予め決められた相互に同一の第1の小当り確率で判定する。図43のステップS214は第1の小当り判定手段に相当するものであり、小当りであると第1の小当り確率(1/101)で判定する。
[13]第2の大当り判定手段は遊技球が第2の特別図柄始動口に入球した場合に大当りであるか否かを判定するものであり、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて高い大当り確率で大当りであると判定する。図43のステップS199およびステップS201は第2の大当り判定手段に相当する。
[14]第2の高確率フラグ判定手段は第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合にワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかを判定するものである。図43のステップS208は第2の高確率フラグ判定手段に相当する。この第2の高確率フラグ判定手段は確変大当り図柄(7)を選択することでワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定し、通常大当り図柄(3)を選択することでワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定する。
[15]第2の小当り判定手段は第2の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合に小当りであるか否かを判定するものであり、ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合およびオン状態で記録されている場合のそれぞれで小当りであると第1の小当り判定手段の第1の小当り確率に比べて高い相互に同一の第2の小当り確率で判定する。図43のステップS216は第2の小当り判定手段に相当するものであり、小当りであると第2の小当り確率(10/101)で判定する。
[16]演出情報メモリは図柄表示器の図柄遊技の映像を視覚的に演出する演出映像の内容を決めるための演出情報として特定の演出映像を表示するための特定の演出情報を含む複数の演出情報が予め記録されたものである。図3のメイン制御回路50のROM52は演出情報メモリに相当し、図19および図20の変動開始コマンド8000h〜8014hの9つのそれぞれは演出情報に相当する。図20の変動開始コマンド8014hは特定の演出情報に相当するものであり、図11のプロポーズリーチ演出の映像は変動開始コマンド8014hが選択された場合に表示される特定の演出映像に相当する。
[17]演出情報選択手段は第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合には第1の大当り判定手段が大当りであると判定することで演出情報メモリから一つの演出情報を選択し、第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合には第2の大当り判定手段が大当りであると判定することで演出情報メモリから一つの演出情報を選択するものであり、第1の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には第1の小当り判定手段が小当りであるか否かを判定することで演出情報メモリから一つの演出情報を選択し、第2の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には第2の小当り判定手段が小当りであるか否かを判定することで演出情報メモリから一つの演出情報を選択する。図44のステップS251は演出情報選択手段に相当する。
[18]図柄遊技手段は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球した場合および第2の特別図柄始動口に入球した場合のそれぞれに図柄表示器に図柄遊技の映像を表示すると共に図柄遊技の映像を演出情報選択手段の演出情報の選択結果に応じた内容の演出映像で演出するものであり、第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合および第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合のそれぞれには図柄遊技の映像で複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せで可変停止状態にすると共に第1の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合および第2の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合のそれぞれには図柄遊技の映像で複数の図柄要素を大当りの組合せと異なる外れの組合せで可変停止状態にする。図3の表示制御回路80は図柄遊技手段に相当するものであり、図5の(b)の外れリーチの組合せおよび図5の(c)の完全外れの組合せのそれぞれは外れの組合せに相当する。
[19]小当り遊技手段は第1の小当り判定手段が小当りであると判定した場合および第2の小当り判定手段が小当りであると判定した場合のそれぞれに特別入球口を開放状態にする小当り遊技を行うものであり、小当り遊技を図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が外れの組合せで表示された後に開始する。図42のステップS186は小当り遊技手段に相当する。
[20]大当り遊技手段は第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合および第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合のそれぞれに特別入球口を開放状態にする大当り遊技を行うものであり、大当り遊技を図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が大当りの組合せで表示された後に開始する。図42のステップS187は大当り遊技手段に相当する。
[21]高確率フラグ記録手段は第1の高確率フラグ判定手段がワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定した場合および第2の高確率フラグ判定手段がワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定した場合のそれぞれにはワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録し、第1の高確率フラグ判定手段がワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定した場合および第2の高確率フラグ判定手段がワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定した場合のそれぞれにはワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録するものである。図52のステップS424およびステップS427は高確率フラグ記録手段に相当する。
[22]サポートフラグ記録手段は第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合および第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合のそれぞれにワークメモリにサポートフラグを予め決められた確率でオン状態で記録するものであり、ワークメモリにサポートフラグにサポートフラグをオン状態で記録した場合には予め決められた条件が成立することでワークメモリのサポートフラグをオン状態からオフ状態に書換える。図52のステップS425およびステップS426はサポートフラグ記録手段に相当する。
[23]特殊演出フラグ記録手段は第1の小当り判定手段が小当りであると判定した場合および第2の小当り判定手段が小当りであると判定した場合のそれぞれにワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するものであり、ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録した場合には予め決められた条件が成立することでワークメモリの特殊演出フラグをオン状態からオフ状態に書換えるものである。図48のステップS344および図51のステップS401は特殊演出フラグ記録手段に相当する。
[24]演出情報選択手段はワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されている状態では少なくとも第1の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合および第2の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合のそれぞれに演出情報メモリから特定の演出情報を予め決められた高確率で選択するものであり、ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されていない状態では少なくとも第1の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合および第2の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合のそれぞれに演出情報メモリから特定の演出情報を高確率に比べて低い低確率で選択または演出情報メモリから特定の演出情報を選択しない。
3.請求項3記載のパチンコ遊技機の説明
請求項3記載のパチンコ遊技機は次の[1]継続回数メモリ〜[3]表示回数計測手段を備え、特殊演出フラグを[4]の条件でオン状態からオフ状態に書換えるものである。この請求項3記載のパチンコ遊技機は発明を実施するための形態の実施例1および実施例2のそれぞれにサポートされている。
[1]継続回数メモリは特殊演出フラグ記録手段がワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録してからワークメモリの特殊演出フラグをオフ状態に書換えるまでの期間である継続回数が「1)ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合に選択される相互に異なる複数の継続回数からなる第1の継続回数テーブル」および「2)ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合に選択される相互に異なる複数の継続回数からなるものであって複数の継続回数の平均が第1の継続回数テーブルでの平均以上の第2の継続回数テーブル」として予め記録されたものであり、図3のメイン制御回路50のROM52は継続回数メモリに相当する。図18の(c)の継続回数選択テーブル3は第1の継続回数テーブルに相当するものであり、複数の継続回数の平均(1+2+3+4+5+6+7/7)が第1の回数(4)に設定されている。図18の(a)の継続回数選択テーブル1は第2の継続回数テーブルに相当するものであり、複数の継続回数の平均(1+2+8+9+10+10+10/7)が第2の回数(7.14)に設定されている。
[2]継続回数選択手段はワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合には特殊演出フラグ記録手段がワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するときに継続回数メモリの第1の継続回数テーブルから一つの継続回数を選択し、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合には特殊演出フラグ記録手段がワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するときに継続回数メモリの第2の継続回数テーブルから一つの継続回数を選択するものであり、図51のステップS394およびステップS399は継続回数選択手段に相当する。
[3]表示回数計測手段はワークメモリに特殊演出フラグがオン状態で記録されている場合に図柄遊技の映像の表示回数を計測するものであり、図48のステップS342は表示回数計測手段に相当する。
[4]特殊演出フラグ記録手段は表示回数計測手段の表示回数の計測結果が継続回数選択手段の継続回数の選択結果に到達したか否かを判断するものであり、表示回数計測手段の表示回数の計測結果が継続回数選択手段の継続回数の選択結果に到達したと判断した場合にワークメモリの特殊演出フラグをオン状態からオフ状態に書換える。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機について
ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合の第2の小当り確率はオフ状態で記録されている場合の第1の小当り確率に比べて高く設定されている。このため、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて小当りであると判定される頻度が高く、特殊演出フラグがオン状態に頻繁に設定される。このワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されている状態では遊技球が特別図柄始動口に入球することで大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合に複数の演出情報のうちから特定の演出情報が高確率で選択され、ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されていない状態では遊技球が特別図柄始動口に入球することで大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合に複数の演出情報から特定の演出情報が低確率で選択または特定の演出情報が選択されない。このため、特定の演出映像が高確率フラグの設定状態に応じた相互に異なる頻度で表示されるようになる。従って、特定の演出映像が表示される頻度の高さから高確率フラグがオン状態に設定されているか否かを遊技者が推測できるので、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されていることを知らずに遊技を止めてしまう可能性が低くなる。
1)ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合には特殊演出フラグが頻繁にオン状態に設定される上に特殊演出フラグのオン期間内の各回の図柄遊技の映像で特定の演出映像が高確率で表示されるので、特定の演出映像が高頻度で表示される。
2)ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合には特殊演出フラグが頻繁にオン状態に設定されない上に特殊演出フラグのオン期間内の各回の図柄遊技の映像で特定の演出映像が高確率で表示されないので、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合に比べて特定の演出映像が低頻度で表示される。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機について
ワークメモリにサポートフラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて当り遊技で遊技球が第2の特別図柄始動口に入球し易い。この第2の特別図柄始動口に遊技球が入球した場合の第2の小当り確率は遊技球が第1の特別図柄始動口に入球した場合の第1の小当り確率に比べて高く設定されており、ワークメモリにサポートフラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて小当りであると判定される頻度が高く、特殊演出フラグがオン状態に頻繁に設定される。このワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されている状態では遊技球が第1の特別図柄始動口および第2の特別図柄始動口のいずれかに入球することで大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合に複数の演出情報から特定の演出情報が高確率で選択され、ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されていない状態では遊技球が第1の特別図柄始動口および第2の特別図柄始動口のいずれかに入球することで大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合に複数の演出情報から特定の演出情報が低確率で選択または特定の演出情報が選択されない。このため、特定の演出映像が次の1)〜3)の遊技状態に応じた相互に異なる頻度で表示されるようになる。従って、特定の演出映像が表示される頻度の高さから高確率フラグがオン状態に設定されているか否かを遊技者が推測できるので、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されていることを知らずに遊技を止めてしまう可能性が低くなる。
1)ワークメモリに高確率フラグおよびサポートフラグの双方がオン状態で記録されている場合には特殊演出フラグが頻繁にオン状態に設定される上に特殊演出フラグのオン期間内の各回の図柄遊技の映像で特定の演出映像が高確率で表示されるので、特定の演出映像が表示される頻度が高くなる。
2)ワークメモリにサポートフラグのみがオン状態で記録されている場合には特殊演出フラグが頻繁にオン状態に設定されるものの特殊演出フラグのオン期間内の各回の図柄遊技の映像で特定の演出映像が高確率で表示されず、ワークメモリに高確率フラグのみがオン状態で記録されている場合には特殊演出フラグが頻繁にオン状態に設定されないものの特殊演出フラグのオン期間内の各回の図柄遊技の映像で特定の演出映像が高確率で表示されるので、いずれの場合にもワークメモリに高確率フラグおよびサポートフラグの双方がオン状態で記録されている場合に比べて特定の演出映像が表示される頻度が低くなる。
3)ワークメモリに高確率フラグおよびサポートフラグの双方がオフ状態で記録されている場合には特殊演出フラグが頻繁にオン状態に設定されない上に特殊演出フラグのオン期間内の各回の図柄遊技の映像で特定の演出映像が高確率で表示されないので、ワークメモリにサポートフラグのみがオン状態で記録されている場合に比べて特定の演出映像が表示される頻度が低くなる。
3.請求項3記載のパチンコ遊技機について
小当りであると判定された場合にはワークメモリに特殊演出フラグがオン状態で記録され、ワークメモリの特殊演出フラグをオン状態からオフ状態に書換えるまでの継続回数が選択される。この継続回数はワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合には第1の継続回数テーブルから選択され、ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合には第2の継続回数テーブルから選択されるものである。この第2の継続回数テーブルは継続回数の平均が第1の継続回数テーブルでの平均以上に設定されたものであり、特殊演出フラグが高確率フラグのオン状態でオン状態に記録された場合には高確率フラグのオフ状態でオン状態に記録された場合に比べて特殊演出フラグがオン状態からオフ状態に書換えられるまでのオン期間が高確率で長期間に設定される。このため、高確率フラグのオン状態では特定の演出映像が表示される頻度が高確率モードのオフ状態に比べて一層高くなるので、遊技者は特定の演出映像が表示される頻度の高さから高確率フラグがオン状態に設定されているか否かを容易に推測できる。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を斜め前方から示す図) 遊技盤を前方から示す図 電気的な構成を示す図 (a)は遊技モードの機能の一覧を示す図、(b)は小当り報知絵柄を示す図 装飾図柄の組合せを示す図 図柄要素の配列を示す図 リーチ演出の映像の一覧を示す図 障子リーチ演出の映像を示す図 カードリーチ演出の映像を示す図 風呂リーチ演出の映像を示す図 プロポーズリーチ演出の映像を示す図 メイン制御回路から演出制御回路に送信される制御コマンドの一覧を示す図 メイン制御回路が更新するランダムカウンタの一覧を示す図 メイン制御回路に記録された大当り判定用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された特別図柄選択用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された小当り判定用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された当り判定用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された特殊演出モードの継続回数判定用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された変動開始コマンド選択用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された変動開始コマンド選択用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された変動表示時間選択用の制御データを示す図 メイン制御回路の制御データ格納領域を示す図 演出制御回路に記録されたプロセスデータ選択用の制御データを示す図 演出制御回路に記録されたプロセスデータを示す図 演出制御回路に記録されたビデオコマンド選択用の制御データを示す図 表示制御回路に記録された装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧を示す図 演出制御回路が更新するランダムカウンタの一覧を示す図 演出制御回路に記録された図柄要素選択用の制御データを示す図 演出制御回路の演出制御データ格納領域を示す図 メイン制御回路のメイン処理を示すフローチャート メイン制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート メイン制御回路の入力処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄データ取得処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄データ取得処理1を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄データ取得処理2を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄プロセス処理を示すフローチャート メイン制御回路の当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄変動処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄変動停止時処理を示すフローチャート メイン制御回路のインターバル処理を示すフローチャート メイン制御回路の当り遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄プロセス処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動開始時処理を示すフローチャート メイン制御回路の変動開始コマンド選択処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄変動停止時処理を示すフローチャート メイン制御回路の特殊演出モード停止処理を示すフローチャート メイン制御回路のインターバル処理を示すフローチャート メイン制御回路の小当り遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の特殊演出モード開始処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り遊技処理を示すフローチャート 演出制御回路のメイン処理を示すフローチャート 演出制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート 演出制御回路の保留コマンド処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技開始処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り図柄設定処理を示すフローチャート 演出制御回路の外れリーチ図柄設定処理を示すフローチャート 演出制御回路の完全外れ図柄設定処理を示すフローチャート 装飾図柄遊技の映像を示す図 演出制御回路の装飾図柄遊技停止処理を示すフローチャート 演出制御回路の小当り遊技演出処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り遊技演出処理を示すフローチャート 実施例2を示す図2相当図 図12相当図 図15相当図 図22相当図 図31相当図 図32相当図 図43相当図 図45相当図 図46相当図 図47相当図
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠2には上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板5が装着されており、下皿板5には下皿6が固定されている。この下皿6は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板5の右端部には、図1に示すように、ハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が装着されている。この発射ハンドル8は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回動可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌9が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌9の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が予め決められた発射停止位置から時計回り方向へ回動操作された状態では電源回路から発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌9が駆動することで上皿4内の遊技球を上皿4内から弾き出す。この電源回路は打球槌9が遊技球を予め決められた一定の割合(99個/1分)で上皿4内から弾き出すように発射ソレノイドを駆動する。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠10が装着されている。この前枠10は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠10には円形状をなす透明なガラス窓11が固定されている。この前枠10の左上隅部および右上隅部のそれぞれにはスピーカカバー12が固定されている。これら両スピーカカバー12のそれぞれは網状をなすものであり、両スピーカカバー12のそれぞれの後方にはスピーカ13が配置されている。これら両スピーカ13のそれぞれは前枠10に固定されたものであり、両スピーカ13のそれぞれが再生する効果音は前方のスピーカカバー12を通して放出される。前枠10には両スピーカカバー12のそれぞれの下方に位置して2個のランプカバー14が固定されている。これら合計4個のランプカバー14のそれぞれは有色透明なものであり、4個のランプカバー14のそれぞれの後方には複数の電飾LED15(図3参照)が配置されている。これら複数の電飾LED15のそれぞれは前枠10に固定されたものであり、4個のランプカバー14のそれぞれは後方の電飾LED15が点灯することに基づいて照明される。
内枠2には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤16が装着されている。この遊技盤16は前枠10の後方に配置されたものであり、前枠10のガラス窓11は遊技盤16を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤16には外レール17と内レール18と球止めゴム19のそれぞれが固定されている。これら外レール17〜球止めゴム19のそれぞれは遊技盤16の前方に配置されたものであり、外レール17および内レール18のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止めゴム19は外レール17および内レール18相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤16には、図2に示すように、発射通路20および遊技領域21のそれぞれが形成されている。発射通路20は外レール17および内レール18相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域21は外レール17と内レール18と球止めゴム19で囲まれた領域のうち発射通路20を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌9が弾いた遊技球は発射通路20を通して遊技領域21内に放出される。この遊技領域21内には複数の障害釘22が固定されており、発射通路20から遊技領域21内に放出された遊技球は障害釘22に当りながら遊技領域21内を落下する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して普通図柄始動口23が固定されている。この普通図柄始動口23は遊技領域21内を転動する遊技球が通過することが可能なものであり、上面および下面のそれぞれが開口するコ字枠状をなしている。この普通図柄始動口23内には普通図柄始動口センサ24(図3参照)が固定されている。この普通図柄始動口センサ24は検出領域内に金属物が進入した場合に発振状態が変化する近接スイッチからなるものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には普通図柄始動口センサ24の発振状態が変化することで普通図柄始動口センサ24から普通図柄始動信号が出力される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して上特別図柄始動口25が固定されている。この上特別図柄始動口25は遊技領域21内を転動する遊技球が入賞することが可能なものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この上特別図柄始動口25内には近接スイッチからなる上特別図柄始動口センサ26(図3参照)が固定されており、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には上特別図柄始動口センサ26から上特別図柄始動信号が出力される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して下特別図柄始動口27が固定されている。この下特別図柄始動口27は上面が開口するポケット状をなすものであり、上特別図柄始動口25の下方に配置されている。この下特別図柄始動口27には2枚の羽根板28が装着されている。これら両羽根板28のそれぞれは垂直な閉鎖状態(実線参照)および水平な開放状態(二点鎖線参照)相互間で前後方向へ指向する軸29を中心に回動可能にされたものであり、両羽根板28のそれぞれの閉鎖状態では上特別図柄始動口25が両羽根板28相互間の隙間を下特別図柄始動口27内に遊技球が入賞することが不能に閉鎖し、両羽根板28のそれぞれの開放状態では遊技球が両羽根板28のそれぞれに乗って下特別図柄始動口27内に入賞することが許容される。即ち、下特別図柄始動口27は遊技球が入賞することが不能な外れ状態および遊技球が入賞することが可能な当り状態相互間で切換えられるものである。
下特別図柄始動口27内には近接スイッチからなる下特別図柄始動口センサ30(図3参照)が固定されており、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には下特別図柄始動口センサ30から下特別図柄始動信号が出力される。この下特別図柄始動口27の両羽根板28のそれぞれは共通の特別図柄始動口ソレノイド31(図3参照)の出力軸に連結されている。この特別図柄始動口ソレノイド31は電気的なオフ状態で両羽根板28のそれぞれを閉鎖状態に操作するものであり、両羽根板28のそれぞれは特別図柄始動口ソレノイド31の電気的なオン状態で開放状態に操作される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して表示台枠32が固定されており、表示台枠32には普通図柄表示器33が固定されている。この普通図柄表示器33はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当りであるか否かが判定され、当りであるか否かが判定された場合には普通図柄表示器33に普通図柄遊技の映像が表示される。この普通図柄遊技の映像は普通図柄「○」および普通図柄「×」を交互に表示するものであり、当りであると判定された場合には普通図柄遊技の映像が普通図柄「○」で停止し、当りでない外れであると判定された場合には普通図柄遊技の映像が普通図柄「×」で停止する。この普通図柄「○」を当り図柄と称し、普通図柄「×」を外れ図柄と称する。この普通図柄遊技で当り図柄「○」が停止表示された場合には当り遊技が開始される。この当り遊技は下特別図柄始動口27を閉鎖状態から開放状態に切換えることで下特別図柄始動口27内に遊技球が入賞することを許容するものであり、下特別図柄始動口27は下特別図柄始動口27の開放時間が可変的な上限値に到達することで開放状態から閉鎖状態に戻される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して特別入賞口34が固定されている。この特別入賞口34は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口34内には特別入賞口センサ35(図3参照)が固定されている。この特別入賞口センサ35は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口34内に入賞した場合には特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力される。この特別入賞口34には扉36が左右方向へ指向する軸37を中心に回動可能に装着されている。この扉36は特別入賞口ソレノイド38(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド38の電気的なオフ状態で垂直な閉鎖状態になることで特別入賞口34の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉36は特別入賞口ソレノイド38の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉36の開放状態では遊技領域21内を転動する遊技球が扉36に乗って特別入賞口34内に入賞することが許容される。
表示台枠32には、図2に示すように、上特別図柄表示器39が固定されている。この上特別図柄表示器39はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には大当りであるか否かが判定されると共に小当りであるか否かが判定され、上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像が表示開始される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を予め決められた順序(1)→(2)→(3)→(7)→(1)・・・で循環的に変化させるものであり、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合には上特別図柄表示器39の特別図柄の循環的な変動表示が(3)または(7)で停止し、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで小当りであると判定された場合には上特別図柄表示器39の特別図柄の循環的な変動表示が(2)で停止し、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りおよび小当りのいずれでもない外れであると判定された場合には上特別図柄表示器39の特別図柄の循環的な変動表示が(1)で停止する。この特別図柄(1)を外れ図柄と称し、特別図柄(2)を小当り図柄と称し、特別図柄(3)を通常大当り図柄と称し、特別図柄(7)を確変大当り図柄と称する。
表示台枠32には、図2に示すように、下特別図柄表示器40が固定されている。この下特別図柄表示器40はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には大当りであるか否かが判定されると共に小当りであるか否かが判定され、下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像が表示開始される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合と同一の順序(1)→(2)→(3)→(7)→(1)・・・で循環的に変化させるものであり、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合には下特別図柄表示器40の特別図柄の循環的な変動表示が通常大当り図柄(3)または確変大当り図柄(7)で停止し、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで小当りであると判定された場合には下特別図柄表示器40の特別図柄の循環的な変動表示が小当り図柄(2)で停止し、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで外れであると判定された場合には下特別図柄表示器40の特別図柄の循環的な変動表示が外れ図柄(1)で停止する。
上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合と上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合と下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合と下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合のそれぞれには大当りラウンドが開始される。この大当りラウンドは特別入賞口34を開放状態にすることで特別入賞口34内に遊技球が入賞することを許容するものであり、上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合と上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合と下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合と下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合のそれぞれで相互に同一な一定回数(4回)だけ繰返される。この大当りラウンドは上限個数(10個)の遊技球が特別入賞口34内に入賞した場合および特別入賞口34の開放時間が上限時間(30sec)に到達した場合のいずれかに終了するものであり、大当りラウンドの一定回数の繰返しを大当り遊技と称する。この大当りラウンドは特別入賞口34の開放時間が上限時間に到達する前に上限個数の遊技球が特別入賞口34内に入賞するように設定されたものであり、大当り遊技は遊技者有利の状態に相当する。
上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示された場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示された場合のそれぞれには小当りラウンドが開始される。この小当りラウンドは特別入賞口34を開放状態にすることで特別入賞口34内に遊技球が入賞することを許容するものであり、上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示された場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示された場合のそれぞれで相互に同一な一定回数(2回)だけ繰返される。この小当りラウンドは上限個数(10個)の遊技球が特別入賞口34内に入賞した場合および特別入賞口34の開放時間が上限時間(0.5sec)に到達した場合のいずれかに終了するものであり、小当りラウンドの一定回数の繰返しを小当り遊技と称する。この小当りラウンドは上限個数の遊技球が特別入賞口34内に入賞する前に特別入賞口34の開放時間が上限時間に到達するように設定されたものであり、小当り遊技は大当り遊技に比べて遊技者有利の度合が小さな遊技者有利の状態に相当する。
上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合のそれぞれには大当り遊技で最終の4回目の大当りラウンドが終了する時点で確率変動モードがオン状態に設定される。この確率変動モードは遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合に大当りであると判定される大当り確率および遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合に大当りであると判定される大当り確率のそれぞれを予め決められた高確率に設定するものであり、確率変動モードのオン状態で上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合のそれぞれにオン状態からオフ状態に切換えられる。
上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示された場合のそれぞれには大当り遊技で最終の4回目の大当りラウンドが終了する時点で時間短縮モードがオン状態に設定される。この時間短縮モードは普通図柄遊技の所要時間を時間短縮モードのオフ状態に比べて短い短時間(1.0sec)に設定すると共に当り遊技での下特別図柄始動口27の開放時間を時間短縮モードのオフ状態に比べて長い長時間(4.0sec)に設定することで時間短縮モードのオフ状態に比べて多くの遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することを許容するものである。この時間短縮モードのオン状態では特別図柄遊技で予め決められた最短の変動表示時間(2.0sec)が設定される。この変動表示時間は上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像を表示開始してから表示停止するまでの所要時間および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像を表示開始してから表示停止するまでの所要時間のそれぞれを称するものであり、最短の変動表示時間は外れであると判定された場合に予め決められた一定確率で選択される。
上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示された場合のそれぞれには大当り遊技で最終の4回目の大当りラウンドが終了する時点で確率変動モードがオフ状態に設定されると共に時間短縮モードがオン状態に設定される。この確率変動モードのオフ状態での時間短縮モードは時間短縮モードのオン状態で予め決められた限度回数(70回)の特別図柄遊技の映像が表示されても大当りであると判定されない場合にオン状態からオフ状態に切換えられるものであり、確率変動モードのオン状態での時間短縮モードは時間短縮モードのオン状態で予め決められた限度回数(70回)の特別図柄遊技の映像が表示されてもオン状態からオフ状態に切換えられない。図4の(a)は遊技モードの機能の一覧を示すものであり、時間短縮モードのオン状態では大当り確率および当り確率のそれぞれが高確率に設定されない。
表示台枠32には、図2に示すように、カラー液晶表示器からなる装飾図柄表示器41が固定されている。この装飾図柄表示器41の表示領域内には保留領域42が設定されており、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれには特別図柄遊技の保留回数が加算され、いずれの場合にも保留領域42内に保留回数の加算結果が表示される。これら両特別図柄遊技の保留回数の加算結果のそれぞれは共通の保留絵柄43の個数として表示されるものであり、遊技者は保留領域42内の保留絵柄43の表示個数から両特別図柄遊技の合計の保留回数を認識することができる。装飾図柄表示器41は大当り遊技演出の映像が表示されるものである。この大当り遊技演出の映像は大当り遊技を視覚的に演出するものであり、大当り遊技で1回目の大当りラウンドが開始される場合に始まり、大当り遊技で4回目の大当りラウンドが停止する場合に終了する。
装飾図柄表示器41は装飾図柄遊技の映像が表示されるものである。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ13のそれぞれから装飾図柄遊技の映像に応じた内容の音声が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが装飾図柄遊技の映像に応じた内容で発光し、装飾図柄遊技の映像が音および光の双方によって演出される。この装飾図柄遊技の映像は背景映像の前方に重ねて表示されるものであり、図5に示すように、装飾図柄遊技の映像では装飾図柄表示器41の表示領域内に左変動領域Lと中変動領域Cと右変動領域Rが横一列に設定され、左変動領域L〜右変動領域Rのそれぞれに図柄要素が変動状態および変動停止状態で順に表示される。図6の(a)は装飾図柄遊技で左変動領域L内に表示される左列の図柄要素の種類を示すものであり、図6の(b)は装飾図柄遊技で中変動領域C内に表示される中列の図柄要素の種類を示すものであり、図6の(c)は装飾図柄遊技で右変動領域R内に表示される右列の図柄要素の種類を示すものである。これら各列の図柄要素には(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)の8種類が共通に設定されており、各列の図柄要素の変動表示は図柄要素を予め決められた順序(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→(8)→(1)・・・で循環的に変化させることで行われる。
左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3つは上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像が表示される場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像が表示される場合のそれぞれに特別図柄が変動開始することに時間的に同期して変動開始し、特別図柄が変動停止することに時間的に同期して変動停止するものであり、左列の図柄要素は1番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止し、右列の図柄要素は2番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止し、中列の図柄要素は3番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3つは装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄の組合せには大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せの3種類が設定されている。
大当りの組合せは、図5の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、大当りの組合せには「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」「888」の8種類が設定されている。外れリーチの組合せは、図5の(b)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれに対して異なる組合せを称するものであり、完全外れの組合せは、図5の(c)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せを称する。この装飾図柄は上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示される場合と上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示される場合と下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(3)が停止表示される場合と下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄(7)が停止表示される場合のそれぞれには大当りの組合せになり、上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で外れ図柄(1)が停止表示される場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で外れ図柄(1)が停止表示される場合のそれぞれには外れリーチの組合せまたは完全外れの組合せになるものである。この装飾図柄は上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示される場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示される場合のそれぞれに外れリーチの組合せになるものであり、上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示される場合および下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像で小当り図柄(2)が停止表示される場合のそれぞれには、図4の(b)に示すように、装飾図柄遊技の背景映像の前方に小当り報知絵柄44(小当り!)が表示されることで小当りであると判定されたことが報知される。
装飾図柄表示器41にはリーチ演出の映像が表示される。このリーチ演出の映像は装飾図柄が大当りの組合せになることを遊技者に期待させるものであり、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一なもので変動停止したリーチ状態で装飾図柄遊技の背景映像として表示される。図7はリーチ演出の映像の一覧であり、リーチ演出の映像には障子リーチとカードリーチと風呂リーチとプロポーズリーチの4種類が設定されている。これら障子リーチとカードリーチと風呂リーチとプロポーズリーチのそれぞれのリーチ演出の映像は女性のキャラクタが橋の上を歩く共通演出の映像から切換えられるものであり、障子リーチとカードリーチと風呂リーチとプロポーズリーチのそれぞれのリーチ演出の映像が表示される前には共通演出の映像が表示される。
図8は障子リーチ演出の映像である。この障子リーチ演出の映像は障子を閉じた状態から開いた状態にするものであり、装飾図柄が大当りの組合せになる場合には障子が開いた状態で「花魁」のキャラクタが表示され、装飾図柄が外れリーチの組合せになる場合には障子が開いた状態で「偽の花魁」のキャラクタが表示される。図9はカードリーチ演出の映像である。このカードリーチ演出の映像は2種類のカードのそれぞれを裏向きの状態で表示し、1種類のカードを裏向きの状態から表向きの状態にするものであり、装飾図柄が大当りの組合せになる場合には1種類のカードが表向きの状態になることで「大当り」の文字が表示され、装飾図柄が外れリーチの組合せになる場合には1種類のカードが表向きの状態になることで「外れ」の文字が表示される。
図10は風呂リーチ演出の映像である。この風呂リーチ演出の映像は男性のキャラクタがお湯を沸かし、別の男性のキャラクタが熱さに耐えてお湯に浸かるものであり、装飾図柄が大当りの組合せになる場合には別の男性のキャラクタがお湯の熱さに耐える結末で終了し、装飾図柄が外れリーチの組合せになる場合には別の男性のキャラクタがお湯から飛び出す結末で終了する。図11はプロポーズリーチ演出の映像である。このプロポーズリーチ演出の映像は男性のキャラクタが女性のキャラクタにプロポーズするものであり、女性のキャラクタがプロポーズを断る結末で終了する。このプロポーズリーチ演出の映像は特殊演出モードのオン状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合に表示されるものである。この特殊演出モードは小当りであると判定された場合にオン状態に設定されるものであり、特殊演出モードがオン状態に設定されたことを基準に可変的な回数の変動表示の映像が表示されることでオフ状態に設定される。
図3のメイン制御回路50は普通図柄遊技と当り遊技と特別図柄遊技と大当り遊技のそれぞれの遊技内容を制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよびROM52の制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。センサ回路54は普通図柄始動口センサ24から出力される普通図柄始動信号と上特別図柄始動口センサ26から出力される上特別図柄始動信号と下特別図柄始動口センサ30から出力される下特別図柄始動信号と特別入賞口センサ35から出力される特別入賞信号のそれぞれをメイン制御回路50に送信するものであり、メイン制御回路50はセンサ回路54を介して普通図柄始動信号を検出した場合には制御コマンドのみを設定し、上特別図柄始動信号を検出した場合および下特別図柄始動信号を検出した場合のそれぞれには制御コマンドおよび賞球コマンドの双方を設定し、特別入賞信号を検出した場合には賞球コマンドのみを設定する。
図3のソレノイド回路55は特別図柄始動口ソレノイド31を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路55を駆動制御することで下特別図柄始動口27を開閉操作する。LED回路56は普通図柄表示器33の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路56を駆動制御することで普通図柄表示器33に普通図柄遊技の映像を表示する。ソレノイド回路57は特別入賞口ソレノイド38を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路57を駆動制御することで特別入賞口34を開閉操作する。LED回路58は上特別図柄表示器39の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路58を駆動制御することで上特別図柄表示器39に特別図柄遊技の映像を表示する。LED回路59は下特別図柄表示器40の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50はLED回路59を駆動制御することで下特別図柄表示器40に特別図柄遊技の映像を表示する。
図3の払出制御回路60は遊技球を上皿4内に賞品として払出す払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドの設定結果が送信されるものであり、賞球コマンドの設定結果を受信した場合に駆動信号を設定する。モータ回路61は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられた場合に払出モータ62を駆動する。この払出モータ62は遊技球を上皿4内に賞品として払出す賞球払出し装置の駆動源に相当するものであり、上皿4内には払出モータ62が駆動することで賞球コマンドに応じた設定個数の遊技球が賞品として払出される。
図3の演出制御回路70はメイン制御回路50から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU71は制御コマンドの設定結果を受信した場合にはRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよびROM72の制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。
図3の表示制御回路80は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路80は演出制御コマンドの設定結果を受信した場合に装飾図柄表示器41に演出制御コマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技の映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは保留絵柄43を表示するための画像データと小当り報知絵柄44を表示するための画像データと図柄要素「1」〜「8」のそれぞれを表示するための画像データと装飾図柄遊技の背景映像を表示するためのビデオデータと大当り遊技演出の映像を表示するためのビデオデータが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器41にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路90は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路90は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた音信号を設定するものであり、両スピーカ13のそれぞれを音信号の設定結果に応じて駆動することで両スピーカ13のそれぞれから演出制御コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。電飾制御回路100は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路100は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED15のそれぞれを電飾信号の設定結果に応じて駆動することで演出制御コマンドに応じたパターンで点滅させる。
図12はメイン制御回路50から演出制御回路70に送信される制御コマンドの一覧であり、制御コマンドには変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと上保留コマンドと下保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドと小当り遊技開始コマンドと小当り遊技停止コマンドのそれぞれが設定されている。変動開始コマンドの1バイト目(80h)は特別図柄遊技を開始することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は変動開始コマンドの2バイト目のデータに基づいて装飾図柄遊技の映像と音と光のそれぞれの演出内容を設定する。変動停止コマンドは特別図柄遊技が終了することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は変動停止コマンドを受信することで装飾図柄遊技を終える。図柄情報コマンドの1バイト目(90h)は特別図柄遊技の映像で停止表示する特別図柄の種類を送信することを演出制御回路70に通知するものであり、図柄情報コマンドの2バイト目(XXh)は特別図柄遊技の映像で停止表示する特別図柄の種類を演出制御回路70に通知するものである。
上保留コマンドの1バイト目(A0h)は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで特別図柄遊技を保留したことを演出制御回路70に通知するものであり、上保留コマンドの2バイト目(XXh)は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで得られた特別図柄遊技の保留回数を演出制御回路70に通知するものである。下保留コマンドの1バイト目(A1h)は遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで特別図柄遊技を保留したことを演出制御回路70に通知するものであり、下保留コマンドの2バイト目(XXh)は遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで得られた特別図柄遊技の保留回数を演出制御回路70に通知するものである。
大当り遊技開始コマンドは大当り遊技を開始することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は大当り遊技開始コマンドを受信することで大当り遊技演出の映像を開始する。大当り遊技停止コマンドは大当り遊技を停止することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は大当り遊技停止コマンドを受信することで大当り遊技演出の映像を停止する。小当り遊技開始コマンドは小当り遊技を開始することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は小当り遊技開始コマンドを受信することで小当り報知絵柄44の表示を開始する。小当り遊技停止コマンドは小当り遊技を停止することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は小当り遊技停止コマンドを受信することで小当り報知絵柄44の表示を停止する。
図13はメイン制御回路50が更新するランダムカウンタの一覧である。ランダムカウンタMR1は特別入賞口34を開放状態にする大当りであるか否かを判定するためのものである。このランダムカウンタMR1は特別入賞口34を開放状態にする小当りであるか否かを判定するためのものでもあり、ランダムカウンタMR1の下限値は(0)に設定され、ランダムカウンタMR1の上限値は(100)に設定されている。ランダムカウンタMR2は変動開始コマンドを選択するためのものであり、ランダムカウンタMR2の下限値は(0)に設定され、ランダムカウンタMR2の上限値は(1000)に設定されている。ランダムカウンタMR3は特別図柄遊技の映像で停止表示する特別図柄の種類を選択するためのものであり、ランダムカウンタMR3の下限値は(0)に設定され、ランダムカウンタMR3の上限値は(62)に設定されている。ランダムカウンタMR4は下特別図柄始動口27を開放状態にする当りであるか否かを判定するためのものであり、ランダムカウンタMR4の下限値は(0)に設定され、ランダムカウンタMR4の上限値は(32)に設定されている。ランダムカウンタMR5は特殊演出モードの継続回数を選択するためのものであり、ランダムカウンタMR5の下限値は(0)に設定され、ランダムカウンタMR5の上限値は(6)に設定されている。
図14の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された大当り判定テーブル1である。この大当り判定テーブル1は確率変動モードのオフ状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれに大当りであるか否かをランダムカウンタMR1の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、大当り判定テーブル1にはランダムカウンタMR1の1個の値(7)に対して大当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1の残りの100個の値(0〜6,8〜100)のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードのオフ状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のいずれであっても大当りであると一定の通常確率(1/101)で判定される。
図14の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された大当り判定テーブル2である。この大当り判定テーブル2は確率変動モードのオン状態で遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のそれぞれに大当りであるか否かをランダムカウンタMR1の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、大当り判定テーブル2にはランダムカウンタMR1の10個の値(7,17,27,37,47,57,67,77,87,97)のそれぞれに対して大当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1の残りの91個の値のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードのオン状態では遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合および下特別図柄始動口27内に入賞した場合のいずれであっても大当りであると一定の高確率(10/101)で判定される。
図15の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブル1である。この特別図柄選択テーブル1は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合に特別図柄として通常大当り図柄(3)および確変大当り図柄(7)のいずれを選択するかをランダムカウンタMR3の更新結果に基づいて決めるための制御データであり、特別図柄選択テーブル1にはランダムカウンタMR3の51個の値(0〜50)に対して通常大当り図柄(3)の選択結果が割付けられ、ランダムカウンタMR3の残りの12個の値(51〜62)のそれぞれに対して確変大当り図柄(7)の選択結果が割付けられている。即ち、遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りであると判定された場合には確率変動モードが一定の通常確率(12/63)でオン状態に設定される。
図15の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブル2である。この特別図柄選択テーブル2は遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合に特別図柄として通常大当り図柄(3)および確変大当り図柄(7)のいずれを選択するかをランダムカウンタMR3の更新結果に基づいて決めるための制御データであり、特別図柄選択テーブル2にはランダムカウンタMR3の11個の値(0〜10)に対して通常大当り図柄(3)の選択結果が割付けられ、ランダムカウンタMR3の残りの52個の値(11〜62)のそれぞれに対して確変大当り図柄(7)の選択結果が割付けられている。即ち、遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りであると判定された場合には確率変動モードが一定の高確率(52/63)でオン状態に設定される。
図16の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された小当り判定テーブル1である。この小当り判定テーブル1は遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞することで大当りでないと判定された場合に小当りであるか否かをランダムカウンタMR1の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、小当り判定テーブル1にはランダムカウンタMR1の1個の値(10)に対して小当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1の残りの100個の値(0〜9,11〜100)のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードのオフ状態およびオン状態のそれぞれで遊技球が上特別図柄始動口25内に入賞した場合には小当りであると一定の通常確率(1/101)で判定される。
図16の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された小当り判定テーブル2である。この小当り判定テーブル2は遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞することで大当りでないと判定された場合に小当りであるか否かをランダムカウンタMR1の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、小当り判定テーブル2にはランダムカウンタMR1の10個の値(10,20,30,40,50,60,70,80,90,100)のそれぞれに対して小当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1の残りの91個の値のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードのオフ状態およびオン状態のそれぞれで遊技球が下特別図柄始動口27内に入賞した場合には小当りであると一定の高確率(10/101)で判定される。
図17はメイン制御回路50のROM52に予め記録された当り判定テーブルである。この当り判定テーブルは遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合に当りであるか否かをランダムカウンタMR4の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、当り判定テーブルにはランダムカウンタMR4の10個の値(0〜9)のそれぞれに対して当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR4の残りの23個の値(10〜32)のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードのオフ状態およびオン状態のそれぞれで遊技球が普通図柄始動口23内を通過した場合には当りであると一定確率(10/33)で判定される。
図18の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された継続回数選択テーブル1であり、継続回数選択テーブル1は確率変動モードのオン状態で小当りであると判定された場合に特殊演出モードの継続回数をランダムカウンタMR5の更新結果に基づいて判定するための制御データである。図18の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された継続回数選択テーブル2であり、継続回数選択テーブル2は時間短縮モードのオン状態で小当りであると判定された場合に特殊演出モードの継続回数をランダムカウンタMR5の更新結果に基づいて判定するための制御データである。図18の(c)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された継続回数選択テーブル3であり、継続回数選択テーブル3は確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれのオフ状態で小当りであると判定された場合に特殊演出モードの継続回数をランダムカウンタMR5の更新結果に基づいて判定するための制御データである。
図19の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル1である。この変動開始コマンドテーブル1は変動開始コマンド8001h〜8003hのそれぞれにランダムカウンタMR2の値を割付けたものであり、確率変動モードと時間短縮モードと特殊演出モードのそれぞれの設定状態とは無関係に大当りであると判定された場合には変動開始コマンドテーブル1からランダムカウンタMR2の値の更新結果に応じた変動開始コマンドが選択される。変動開始コマンド8001hは装飾図柄遊技の背景映像として図8の(a)(b)(c)の障子リーチ演出を表示するためのものであり、変動開始コマンド8002hは装飾図柄遊技の背景映像として図9の(a)(b)(c)のカードリーチ演出を表示するためのものであり、変動開始コマンド8003hは装飾図柄遊技の背景映像として図10の(a)(b)(c)の風呂リーチ演出を表示するためのものであり、大当りであると判定された場合には障子リーチ演出とカードリーチ演出と風呂リーチ演出のいずれかが表示される。
図19の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル2である。この変動開始コマンドテーブル2は変動開始コマンド8011h〜8013hのそれぞれにランダムカウンタMR2の値を割付けたものであり、確率変動モードと時間短縮モードと特殊演出モードのそれぞれの設定状態とは無関係に小当りであると判定された場合には変動開始コマンドテーブル2からランダムカウンタMR2の値の更新結果に応じた変動開始コマンドが選択される。変動開始コマンド8011hは装飾図柄遊技の背景映像として図8の(a)(b)(d)の障子リーチ演出を表示するためのものであり、変動開始コマンド8012hは装飾図柄遊技の背景映像として図9の(a)(b)(d)のカードリーチ演出を表示するためのものであり、変動開始コマンド8013hは装飾図柄遊技の背景映像として図10の(a)(b)(d)の風呂リーチ演出を表示するためのものであり、小当りであると判定された場合には障子リーチ演出とカードリーチ演出と風呂リーチ演出のいずれかが表示される。
図19の(c)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル3である。この変動開始コマンドテーブル3は変動開始コマンド8010h〜8013hのそれぞれにランダムカウンタMR2の値を割付けたものであり、確率変動モードと時間短縮モードと特殊演出モードのそれぞれのオフ状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル3からランダムカウンタMR2の値の更新結果に応じた変動開始コマンドが選択される。変動開始コマンド8010hは装飾図柄遊技の背景映像として図7の共通演出の映像を継続的に表示するものであり、確率変動モードと時間短縮モードと特殊演出モードのそれぞれのオフ状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には共通演出と障子リーチ演出とカードリーチ演出と風呂リーチ演出のいずれかが表示される。
図19の(d)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル4である。この変動開始コマンドテーブル4は変動開始コマンド8000hおよび8011h〜8013hのそれぞれにランダムカウンタMR2の値を割付けたものであり、確率変動モードおよび時間短縮モードのいずれか一方がオン状態に設定されていると共に特殊演出モードがオフ状態に設定されている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル4からランダムカウンタMR2の値の更新結果に応じた変動開始コマンドが選択される。変動開始コマンド8000hは装飾図柄遊技の背景映像として図7の共通演出の映像を継続的に表示する時間短縮用のものであり、確率変動モードおよび時間短縮モードのいずれか一方がオン状態に設定されていると共に特殊演出モードがオフ状態に設定されている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には共通演出と障子リーチ演出とカードリーチ演出と風呂リーチ演出のいずれかが表示される。
図20の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル5である。この変動開始コマンドテーブル5は変動開始コマンド8000hおよび8011h〜8014hのそれぞれにランダムカウンタMR2の値を割付けたものであり、確率変動モードおよび特殊演出モードのそれぞれのオン状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル5からランダムカウンタMR2の値の更新結果に応じた変動開始コマンドが選択される。変動開始コマンド8014hは装飾図柄遊技の背景映像として図11のプロポーズリーチ演出の映像を表示するものであり、確率変動モードおよび特殊演出モードのそれぞれのオン状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には共通演出と障子リーチ演出とカードリーチ演出と風呂リーチ演出とプロポーズリーチ演出のいずれかが表示される。
図20の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル6である。この変動開始コマンドテーブル6は変動開始コマンド8000hおよび8011h〜8014hのそれぞれにランダムカウンタMR2の値を割付けたものであり、時間短縮モードおよび特殊演出モードのそれぞれのオン状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル6からランダムカウンタMR2の値の更新結果に応じた変動開始コマンドが選択され、共通演出と障子リーチ演出とカードリーチ演出と風呂リーチ演出とプロポーズリーチ演出のいずれかが表示される。
図20の(c)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル7である。この変動開始コマンドテーブル7は変動開始コマンド8010h〜8014hのそれぞれにランダムカウンタMR2の値を割付けたものであり、確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれがオフされていると共に特殊演出モードがオンされている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル7からランダムカウンタMR2の値の更新結果に応じた変動開始コマンドが選択され、共通演出と障子リーチ演出とカードリーチ演出と風呂リーチ演出とプロポーズリーチ演出のいずれかが表示される。
プロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hは特殊演出モードのオン状態のみに選択される特殊なものである。この変動開始コマンド8014hの選択確率は変動開始コマンドテーブル7で(50/1001)に設定され、変動開始コマンドテーブル6で(500/1001)に設定され、変動開始コマンドテーブル5で(770/1001)に設定されており、確率変動モードおよび特殊演出モードのそれぞれのオン状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には特殊なプロポーズリーチ演出の映像が高確率で表示され、時間短縮モードおよび特殊演出モードのそれぞれのオン状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には特殊なプロポーズリーチ演出の映像が高確率に比べて低い中確率で表示され、確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれがオフされていると共に特殊演出モードがオンされている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には特殊なプロポーズリーチ演出の映像が中確率に比べて低い低確率で表示される。
図21はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動表示時間テーブルである。この変動表示時間テーブルは変動開始コマンド8000h〜8014hの9つのそれぞれに変動表示時間を割付けたものであり、変動開始コマンドが選択された場合には変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間が選択される。この変動表示時間テーブルでは変動開始コマンド8000hに対して変動表示時間(2×1000msec)が割付けられ、変動開始コマンド8010hに対して変動表示時間(6×1000msec)が割付けられている。変動開始コマンド8000hは共通演出の映像を短時間で表示するものであり、時短用の変動開始コマンドと称する。変動開始コマンド8010hは変動開始コマンド8000hと同一の共通演出の映像を変動開始コマンド8000hに比べて長時間で表示するものであり、非時短用の変動開始コマンドと称する。
図22はメイン制御回路50のRAM53に設定された制御データ格納領域110である。この制御データ格納領域110は普通図柄遊技と特別図柄遊技と当り遊技と大当り遊技のそれぞれを行うために必要なデータを格納するための領域であり、上特別図柄始動口25用の特別図柄保留データ格納部111と下特別図柄始動口27用の特別図柄保留データ格納部112と普通図柄保留データ格納部113と特別図柄格納部114と普通図柄格納部115とフラグ格納部116とタイマ格納部117とカウンタ格納部118を有している。
上特別図柄始動口25用の特別図柄保留データ格納部111はランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれの検出結果が記録される領域であり、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合にはランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれの更新結果が検出され、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれが特別図柄保留データ格納部111に記録される。この特別図柄保留データ格納部111には保留番号1の特別図柄保留データ格納部111と保留番号2の特別図柄保留データ格納部111と保留番号3の特別図柄保留データ格納部111と保留番号4の特別図柄保留データ格納部111の4つが設定されており、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果は保留番号1〜保留番号4のいずれかの特別図柄保留データ格納部111に記録される。
下特別図柄始動口27用の特別図柄保留データ格納部112はランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれの検出結果が記録される領域であり、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合にはランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれの更新結果が検出され、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれが特別図柄保留データ格納部112に記録される。この特別図柄保留データ格納部112には保留番号1の特別図柄保留データ格納部112と保留番号2の特別図柄保留データ格納部112と保留番号3の特別図柄保留データ格納部112と保留番号4の特別図柄保留データ格納部112の4つが設定されており、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果は保留番号1〜保留番号4のいずれかの特別図柄保留データ格納部112に記録される。
普通図柄保留データ格納部113はランダムカウンタMR4の値の検出結果が記録される領域であり、遊技球が普通図柄始動口23を通過した場合にはランダムカウンタMR4の値の更新結果が検出され、ランダムカウンタMR4の値の検出結果が普通図柄保留データ格納部113に記録される。この普通図柄保留データ格納部113には保留番号1の普通図柄保留データ格納部113と保留番号2の普通図柄保留データ格納部113と保留番号3の普通図柄保留データ格納部113と保留番号4の普通図柄保留データ格納部113の4つが設定されており、ランダムカウンタMR4の値の検出結果は保留番号1〜保留番号4のいずれかの普通図柄保留データ格納部113に記録される。
特別図柄格納部114は今回の特別図柄遊技で上特別図柄表示器39または下特別図柄表示器40に停止表示する特別図柄の設定結果が記録される領域であり、普通図柄格納部115は今回の普通図柄遊技で停止表示する普通図柄の設定結果が記録される領域である。フラグ格納部116は普通図柄始動信号フラグと当りフラグと普通図柄プロセスフラグと上特別図柄始動信号フラグと下特別図柄始動信号フラグと大当りフラグと小当りフラグと確変フラグと時短フラグと特殊演出フラグと優先処理フラグと特別図柄プロセスフラグとのそれぞれが記録される領域である。普通図柄始動信号フラグは遊技球が普通図柄始動口23を通過したか否かを示すものであり、当りフラグは今回の普通図柄遊技で当りであると判定されたか否かを示すものであり、普通図柄プロセスフラグは図36の普通図柄プロセス処理でステップS91の当り判定処理〜ステップS95の当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものである。上特別図柄始動信号フラグは遊技球が上特別図柄始動口25に入賞したか否かを示すものであり、下特別図柄始動信号フラグは遊技球が下特別図柄始動口27に入賞したか否かを示すものであり、大当りフラグは今回の特別図柄遊技で大当りであると判定されたか否かを示すものであり、小当りフラグは今回の特別図柄遊技で小当りであると判定されたか否かを示すものである。確変フラグは確率変動モードがオンされているか否かを示すものであり、時短フラグは時間短縮モードがオンされているか否かを示すものであり、特殊演出フラグは特殊演出モードがオンされているか否かを示すものである。優先処理フラグは遊技球が下特別図柄始動口27に入賞したことを契機に処理が行われているか否かを示すものであり、特別図柄プロセスフラグは図42の特別図柄プロセス処理でステップS181の大当り判定処理〜ステップS187の大当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものである。これら普通図柄始動信号フラグと当りフラグと上特別図柄始動信号フラグと下特別図柄始動信号フラグと大当りフラグと小当りフラグと確変フラグと時短フラグと特殊演出フラグと優先処理フラグのそれぞれはROM52に予め記録されたオン値(1)が投入されることでオン状態に設定されるものであり、ROM52に予め記録されたオフ値(0)が投入されることでオフ状態に設定される。
タイマ格納部117はタイマMT1およびタイマMT2のそれぞれが記録される領域である。タイマMT1は普通図柄遊技および当り遊技の双方で時間を計測するために使用されるものであり、タイマMT2は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合および下特別図柄始動口27に入賞した場合のそれぞれに特別図柄遊技および大当り遊技の双方で時間を計測するために使用される。カウンタ格納部118はランダムカウンタMR1の値とランダムカウンタMR2の値とランダムカウンタMR3の値とランダムカウンタMR4の値とランダムカウンタMR5の値とカウンタMN1の値とカウンタMN2の値とカウンタMN3の値とカウンタMN4の値のそれぞれが記録される領域である。カウンタMN1は特殊演出モードの継続回数を計測するために使用されるものであり、カウンタMN2は時間短縮モードの継続回数を計測するために使用されるものである。カウンタMN3は大当り遊技および小当り遊技のそれぞれで特別入賞口34の開放回数を計測するために使用されるものであり、カウンタMN4は大当りラウンドおよび小当りラウンドのそれぞれで特別入賞口34に対する遊技球の入賞個数を計測するために使用されるものである。
図23は演出制御回路70のROM72に予め記録されたプロセスデータテーブルである。このプロセスデータテーブルは変動開始コマンドの2バイト目のデータ00h〜14hの9つのそれぞれにプロセスデータを割付けたものであり、変動開始コマンドが選択された場合にはプロセスデータP00〜P14の9つのうちから変動開始コマンドの2バイト目のデータに応じた1つのものが選択される。これらプロセスデータP00〜P14のそれぞれは演出制御回路70のROM72に予め記録されたものであり、図24にプロセスデータP10を代表して示すように、プロセスタイマ設定値および演出制御コマンドから構成されている。これらプロセスデータP00〜P14のそれぞれの演出制御コマンドは表示制御コマンドと音制御コマンドと電飾制御コマンドを含んで設定されている。表示制御コマンドは装飾図柄遊技で装飾図柄表示器41に表示する映像の演出内容を表示制御回路80に通知するものであり、音制御コマンドは装飾図柄遊技で両スピーカ13のそれぞれから出力する効果音の演出内容を音制御回路90に通知するものであり、電飾制御コマンドは装飾図柄遊技で複数の電飾LED15のそれぞれを点滅する演出内容を電飾制御回路100に通知するものであり、プロセスタイマ設定値は表示制御コマンドと音制御コマンドと電飾制御コマンドのそれぞれを送信する時間的なタイミングを装飾図柄遊技の開始時を基準に示すものである。
図25は演出制御回路70のROM72に予め記録されたビデオコマンドテーブルである。このビデオコマンドテーブルはプロセスデータP00〜P14の9つのそれぞれに装飾図柄遊技用のビデオコマンドを割付けたものであり、プロセスデータが選択された場合には装飾図柄遊技用のビデオコマンド0000h〜0014hの9つのうちからプロセスデータの選択結果に応じた1つのものが選択される。
図26は表示制御回路80のVROMに予め記録された装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧である。これらビデオデータV00〜V14の9つのそれぞれにはビデオコマンドが割付けられており、装飾図柄遊技用のビデオコマンドが選択された場合には装飾図柄遊技用のビデオデータV00〜V14のうちからビデオコマンドの選択結果に応じた1つのものが選択される。この表示制御回路80のVROMには大当り遊技演出用のビデオデータV20が予め記録されており、大当り遊技の開始時にはVROMから大当り遊技演出用のビデオデータV20が選択される。
ビデオデータV00およびビデオデータV10のそれぞれは装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像を表示するものであり、時短用のビデオデータV00の再生時間は非時短用のビデオデータV10の再生時間に比べて短く設定されている。ビデオデータV01は装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像および大当り用の障子リーチ演出の映像(図8のabc)を順に表示するものであり、ビデオデータV11は装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像および外れ用の障子リーチ演出の映像(図8のabd)を順に表示するものである。ビデオデータV02は装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像および大当り用のカードリーチ演出の映像(図9のabc)を順に表示するものであり、ビデオデータV12は装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像および外れ用のカードリーチ演出の映像(図9のabd)を順に表示するものである。ビデオデータV03は装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像および大当り用の風呂リーチ演出の映像(図10のabc)を順に表示するものであり、ビデオデータV13は装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像および外れ用の風呂リーチ演出の映像(図10のabd)を順に表示するものである。ビデオデータV14は装飾図柄遊技の背景として共通演出の映像および外れ用のプロポーズリーチ演出の映像(図11のabc)を順に表示するものであり、装飾図柄遊技では左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれがビデオデータの選択結果に応じた背景映像の前方に重ねて表示される。
図27は演出制御回路70が更新するランダムカウンタの一覧である。ランダムカウンタSR1とSR2とSR3のそれぞれは図柄要素を(1)〜(8)の8種類のうちから選択するためのものであり、ランダムカウンタSR1とSR2とSR3のそれぞれの下限値は(0)に設定され、ランダムカウンタSR1の上限値は(249)に設定され、ランダムカウンタSR2の上限値は(162)に設定され、ランダムカウンタSR3の上限値は(72)に設定されている。
図28の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル1である。この図柄テーブル1は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1の値を割付けたものであり、装飾図柄を大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せのそれぞれに設定する場合には図柄テーブル1からランダムカウンタSR1の値の更新結果に応じた図柄要素が選択される。図28の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル2である。この図柄テーブル2は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR2の値を割付けたものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せおよび完全外れの組合せのそれぞれに設定する場合には図柄テーブル2からランダムカウンタSR2の値の更新結果に応じた図柄要素が選択される。図28の(c)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル3である。この図柄テーブル3は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR3の値を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には図柄テーブル3からランダムカウンタSR3の値の更新結果に応じた図柄要素が選択される。
図29は演出制御回路70のRAM73に設定された演出制御データ格納領域120であり、演出制御データ格納領域120にはコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125が設定されている。コマンド格納部121はメイン制御回路50から送信される変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと上保留コマンドと下保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドと小当り遊技開始コマンドと小当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録される領域である。
フラグ格納部122は装飾図柄遊技中フラグが記録される領域であり、装飾図柄遊技中フラグは装飾図柄表示器41に装飾図柄遊技の映像が表示されているか否かを示すものである。タイマ格納部123はタイマST1が記録される領域であり、タイマST1は装飾図柄遊技で時間を計測するために使用されるものである。カウンタ格納部124はランダムカウンタSR1の値とランダムカウンタSR2の値とランダムカウンタSR3の値とカウンタSN1の値とカウンタSN2の値とカウンタSN3の値のそれぞれが記録される領域であり、確定図柄格納部125は今回の装飾図柄遊技で装飾図柄表示器41に停止表示する装飾図柄の組合せが記録される領域である。カウンタSN1は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数が投入されるものであり、カウンタSN2は遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数が投入されるものであり、カウンタSN3は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数および遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数の合計回数が投入されるものである。
[1]メイン処理
図30はメイン制御回路50のCPU51が実行するメイン処理であり、CPU51は電源が投入された場合にはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2でRAM53の特別図柄保留データ格納部111と特別図柄保留データ格納部112と普通図柄保留データ格納部113と特別図柄格納部114と普通図柄格納部115とフラグ格納部116とタイマ格納部117とカウンタ格納部118のそれぞれを初期設定し、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
CPU51はステップS3でCTCを初期設定すると、ステップS4のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はカウンタ格納部118のランダムカウンタMR2の値およびランダムカウンタMR5の値のそれぞれにROM52に予め記録された一定値(1)を加算するものである。これらランダムカウンタMR2の値およびランダムカウンタMR5の値のそれぞれはステップS2で下限値(0)に初期設定されるものであり、ランダムカウンタMR2の値は下限値(0)から上限値(1000)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタMR5の値は下限値(0)から上限値(6)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(1000)と上限値(6)のそれぞれはROM52に予め記録されたものである。
[2]タイマ割込み処理
図31はCPU51がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU51はタイマ割込みが発生する毎にステップS11の入力処理とステップS12のカウンタ更新処理2とステップS13の普通図柄データ取得処理とステップS14の特別図柄データ取得処理1とステップS15の特別図柄データ取得処理2とステップS16の普通図柄プロセス処理とステップS17の特別図柄プロセス処理を当該順序で実行する。
[2−1]入力処理
図32はステップS11の入力処理であり、CPU51はステップS21でセンサ回路54から普通図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路54から普通図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS22でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路54から普通図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS23でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS24へ移行すると、センサ回路54から上特別図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路54から上特別図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS25でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路54から上特別図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS26でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS27へ移行すると、センサ回路54から下特別図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路54から下特別図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS28でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路54から下特別図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS29でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。これら下特別図柄始動信号フラグと上特別図柄始動信号フラグと普通図柄始動信号フラグのそれぞれはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、遊技球が普通図柄始動口23を通過した場合には普通図柄始動信号フラグがオン状態に設定され、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合には上特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定され、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合には下特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定される。
[2−2]カウンタ更新処理2
図31のステップS12のカウンタ更新処理2はROM52に予め記録された一定値(1)をカウンタ格納部118のランダムカウンタMR1の値とランダムカウンタMR3の値とランダムカウンタMR4の値のそれぞれに加算するものである。このカウンタ格納部118のランダムカウンタMR1の値とランダムカウンタMR3の値とランダムカウンタMR4の値のそれぞれはステップS2で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS12のカウンタ更新処理2ではランダムカウンタMR1の値が下限値(0)から上限値(100)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタMR3の値が下限値(0)から上限値(62)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタMR4の値が下限値(0)から上限値(32)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(100)と上限値(62)と上限値(32)のそれぞれはROM52に予め記録されたものである。
[2−3]普通図柄データ取得処理
図33はステップS13の普通図柄データ取得処理であり、CPU51はステップS31でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。例えばフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS32でカウンタ格納部118からランダムカウンタMR4の値の更新結果を検出し、ステップS33で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS34でランダムカウンタMR4の値の検出結果を保留番号1の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS33で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS36で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS37でランダムカウンタMR4の値の検出結果を保留番号2の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS36で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS38で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS39でランダムカウンタMR4の値の検出結果を保留番号3の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS38で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS40で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS41でランダムカウンタMR4の値の検出結果を保留番号4の普通図柄保留データ格納部113に記録し、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS40で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS42でランダムカウンタMR4の値の検出結果をクリアし、ステップS35でフラグ格納部116の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。即ち、普通図柄遊技の保留回数には上限値(4回)が設定されており、4回の普通図柄遊技が既に保留されている状態で遊技球が普通図柄始動口23を通過した場合にはランダムカウンタMR4の値の記録処理が行われず、遊技球が普通図柄始動口23を通過したことが無効化される。
[2−4]特別図柄データ取得処理1
図34はステップS14の特別図柄データ取得処理1であり、CPU51はステップS51でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS52でカウンタ格納部118からランダムカウンタMR1の値の更新結果を検出し、ステップS53でカウンタ格納部118からランダムカウンタMR3の値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS53でランダムカウンタMR3の値の更新結果を検出すると、ステップS54で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS55でランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号1の特別図柄保留データ格納部111に記録し、ステップS56で演出制御回路70に上保留コマンド(A001h)を送信することで1回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS54で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS58で保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS59へ移行し、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号2の特別図柄保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS60で演出制御回路70に上保留コマンド(A002h)を送信することで2回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS58で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS61で保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS62へ移行し、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号3の特別図柄保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS63で演出制御回路70に上保留コマンド(A003h)を送信することで3回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS61で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS64で保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS65へ移行し、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号4の特別図柄保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS66で演出制御回路70に上保留コマンド(A004h)を送信することで4回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS64で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS67でランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれをクリアし、ステップS57でフラグ格納部116の上特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。即ち、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数には上限値(4回)が設定されており、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数が上限値に到達している状態で遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合にはランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれの記録処理が行われず、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞したことが無効化される。
[2−5]特別図柄データ取得処理2
図35はステップS15の特別図柄データ取得処理2であり、CPU51はステップS71でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS72でカウンタ格納部118からランダムカウンタMR1の値の更新結果を検出し、ステップS73でカウンタ格納部118からランダムカウンタMR3の値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS73でランダムカウンタMR3の値の更新結果を検出すると、ステップS74で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS75でランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号1の特別図柄保留データ格納部112に記録し、ステップS76で演出制御回路70に下保留コマンド(A101h)を送信することで1回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS74で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS78で保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS79へ移行し、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号2の特別図柄保留データ格納部112に記録する。そして、ステップS80で演出制御回路70に下保留コマンド(A102h)を送信することで2回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS78で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS81で保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS82へ移行し、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号3の特別図柄保留データ格納部112に記録する。そして、ステップS83で演出制御回路70に下保留コマンド(A103h)を送信することで3回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS81で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS84で保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS85へ移行し、ランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれを保留番号4の特別図柄保留データ格納部112に記録する。そして、ステップS86で演出制御回路70に下保留コマンド(A104h)を送信することで4回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。
CPU51はステップS84で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS87でランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれをクリアし、ステップS77でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。即ち、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数には上限値(4回)が設定されており、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合の特別図柄遊技の保留回数が上限値に到達している状態で遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合にはランダムカウンタMR1の値の検出結果およびランダムカウンタMR3の値の検出結果のそれぞれの記録処理が行われず、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞したことが無効化される。
[2−6]普通図柄プロセス処理
図36はステップS16の普通図柄プロセス処理である。この普通図柄プロセス処理はステップS91の当り判定処理とステップS92の普通図柄変動処理とステップS93の普通図柄変動停止時処理とステップS94のインターバル処理とステップS95の当り遊技処理を有するものであり、ステップS91の当り判定処理〜ステップS95の当り遊技処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−6−1]当り判定処理
図37はステップS91の当り判定処理である。この当り判定処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(0)に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグはステップS2で(0)に初期設定される。
CPU51はステップS101で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断した場合にはステップS102へ移行し、保留番号1の普通図柄保留データ格納部113からランダムカウンタMR4の値を検出する。
CPU51はステップS102でランダムカウンタMR4の値を検出すると、ステップS103でROM52から図17の当り判定テーブルを検出する。そして、ステップS104で当り判定テーブルからランダムカウンタMR4の値の検出結果に応じた判定結果を選択し、ステップS105で判定結果が当りであるか否かを判断する。ここで判定結果が当りであると判断した場合にはステップS106でフラグ格納部116の当りフラグをオン状態に設定し、ステップS107で普通図柄格納部115に当り図柄(○)を記録する。このフラグ格納部116の当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS105で判定結果が外れであると判断した場合にはステップS108でフラグ格納部116の当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS109で普通図柄格納部115に外れ図柄(×)を記録する。
CPU51は普通図柄格納部115に当り図柄(○)および外れ図柄(×)のいずれかを記録すると、ステップS111でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。このフラグ格納部116の時短フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS111でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS112でタイマ格納部117のタイマMT1の値に短値ST1(1×1000msec)を設定し、ステップS111でフラグ格納部116の時短フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS113でタイマ格納部117のタイマMT1の値に長値LT1(4×1000msec)を設定する。これら長値LT1および短値ST1のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、時間短縮モードがオン状態に設定されている場合にはタイマMT1の値が短値ST1に設定され、時間短縮モードがオフ状態に設定されている場合にはタイマMT1の値が短値ST1に比べて長い長値LT1に設定される。
CPU51はステップS112またはステップS113でタイマMT1の値を設定すると、ステップS114で保留番号1の普通図柄保留データ格納部113からランダムカウンタMR4の値をクリアし、ステップS115で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS121へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS115で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS116で保留番号2の普通図柄保留データ格納部113に記録されているランダムカウンタMR4の値を保留番号1の普通図柄保留データ格納部113にシフトする。そして、ステップS117へ移行し、保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS121へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS117で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS118で保留番号3の普通図柄保留データ格納部113に記録されているランダムカウンタMR4の値を保留番号2の普通図柄保留データ格納部113にシフトする。そして、ステップS119へ移行し、保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていないと判断した場合にはステップS121へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS119で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113にランダムカウンタMR4の値が記録されていると判断すると、ステップS120で保留番号4の普通図柄保留データ格納部113に記録されているランダムカウンタMR4の値を保留番号3の普通図柄保留データ格納部113にシフトする。そして、ステップS121へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
[2−6−2]普通図柄変動処理
図38はステップS92の普通図柄変動処理である。この普通図柄変動処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(1)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS131で普通図柄表示器33のLEDを点滅制御することで普通図柄表示器33に当り図柄(○)および外れ図柄(×)を交互に表示する。そして、ステップS132でタイマ格納部117のタイマMT1の値からROM52に予め記録された一定値ΔT(4msec)を減算することで普通図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS133でタイマMT1の値の減算結果をROM52に予め記録された限度値(0)と比較する。ここで「MT1=0」であると判断した場合には普通図柄遊技の終了を判断し、ステップS134でフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
[2−6−3]普通図柄変動停止時処理
図39はステップS93の普通図柄変動停止時処理である。この普通図柄変動停止時処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(2)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS141で普通図柄の変動表示を停止する。この普通図柄の停止表示は普通図柄格納部115に記録されている普通図柄の設定結果で行われるものであり、当りであると判定された場合には普通図柄の変動表示が当り図柄(○)で停止し、外れであると判定された場合には普通図柄の変動表示が外れ図柄(×)で停止する。
CPU51はステップS141で普通図柄の変動表示を停止すると、ステップS142で普通図柄格納部115から普通図柄の設定結果をクリアする。そして、ステップS143でタイマ格納部117のタイマMT1の値にインターバル時間(1×1000msec)を設定する。このインターバル時間はROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS143でタイマ格納部117のタイマMT1の値を設定した場合にはステップS144でフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(3)を設定する。
[2−6−4]インターバル処理
図40はステップS94のインターバル処理である。このインターバル処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(3)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS151でタイマ格納部117のタイマMT1の値から一定値ΔT(4msec)を減算することで残りインターバル時間を更新する。そして、ステップS152でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較し、「MT1=0」であると判断した場合にはステップS153でフラグ格納部116の当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS154へ移行し、フラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(0)を設定する。
CPU51はステップS153でフラグ格納部116の当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS155でフラグ格納部116の当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS157でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS158へ移行し、タイマ格納部117のタイマMT1の値に長値LT2(4×1000msec)を設定する。この長値LT2はROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS157でフラグ格納部116の時短フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS159でタイマ格納部117のタイマMT1の値に短値ST2(0.8×1000msec)を設定する。この短値ST2はROM52に予め記録されたものであり、時間短縮モードのオン状態で当りであると判定された場合には下特別図柄始動口27の開放時間が長値LT2に設定され、時間短縮モードのオフ状態で当りであると判定された場合には下特別図柄始動口27の開放時間が長値LT2に比べて短い短値ST2に設定される。
CPU51はステップS158またはステップS159でタイマ格納部117のタイマMT1の値を設定すると、ステップS160で特別図柄始動口ソレノイド31を電気的なオフ状態からオン状態に切換えることで下特別図柄始動口27を閉鎖状態から開放状態に切換え、ステップS161でフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(4)を設定する。
[2−6−5]当り遊技処理
図41はステップS95の当り遊技処理である。この当り遊技処理はフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグが(4)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS171でタイマ格納部117のタイマMT1の値から一定値ΔT(4msec)を減算することで下特別図柄始動口27の残り開放時間を更新する。そして、ステップS172でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較し、「MT1=0」であると判断した場合にはステップS173で特別図柄始動口ソレノイド31を電気的なオン状態からオフ状態に切換えることで下特別図柄始動口27を開放状態から閉鎖状態に切換え、ステップS174でフラグ格納部116の普通図柄プロセスフラグに(0)を設定する。
[2−7]特別図柄プロセス処理
図42はステップS17の特別図柄プロセス処理である。この特別図柄プロセス処理はステップS181の大当り判定処理とステップS182の特別図柄変動開始時処理とステップS183の特別図柄変動処理とステップS184の特別図柄変動停止時処理とステップS185のインターバル処理とステップS186の小当り遊技処理とステップS187の大当り遊技処理を有するものであり、ステップS181の大当り判定処理〜ステップS187の大当り遊技処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−7−1]大当り判定処理
図43はステップS181の大当り判定処理である。この大当り判定処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(0)に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグはステップS2で(0)に初期設定される。
CPU51はステップS191で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値が記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値が記録されていると判断した場合にはステップS192で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112からランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを検出し、ステップS193でフラグ格納部116の優先処理フラグをオン状態に設定する。このフラグ格納部116の優先処理フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものである。
CPU51はステップS191で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値が記録されていないと判断すると、ステップS194で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値が記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値が記録されていると判断した場合にはステップS195で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111からランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを検出し、ステップS196でフラグ格納部116の優先処理フラグをオフ状態に設定する。即ち、下特別図柄始動口27用の保留データは上特別図柄始動口25用の保留データに比べて優先的に処理されるものであり、上特別図柄始動口25用の保留データは下特別図柄始動口27用の保留データが存在していない場合に処理される。
CPU51はステップS193またはステップS196でフラグ格納部116の優先処理フラグを設定すると、ステップS197でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS198でROM52から図14の(b)の大当り判定テーブル2を検出し、ステップS199で大当り判定テーブル2からステップS192またはステップS195のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。
CPU51はステップS197でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS200でROM52から図14の(a)の大当り判定テーブル1を検出し、ステップS201で大当り判定テーブル1からステップS192またはステップS195のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。即ち、確率変動モードのオン状態では遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合および下特別図柄始動口27に入賞した場合のそれぞれで大当りであると相互に同一の高確率で判定され、確率変動モードのオフ状態では遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合および下特別図柄始動口27に入賞した場合のそれぞれで大当りであると相互に同一の通常確率で判定される。
CPU51はステップS199またはステップS201で判定結果を選択すると、ステップS202でステップS199の判定結果またはステップS201の判定結果が大当りであるか否かを判断する。ここでステップS199の判定結果またはステップS201の判定結果が大当りであると判断した場合にはステップS203でフラグ格納部116の大当りフラグをオン状態に設定し、ステップS204でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このフラグ格納部116の大当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものである。
CPU51はステップS204でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS205でROM52から図15の(a)の特別図柄選択テーブル1を検出し、ステップS206で特別図柄選択テーブル1からステップS192またはステップS195のランダムカウンタMR3の値の検出結果に応じた特別図柄を選択する。そして、ステップS209で特別図柄格納部114にステップS206の特別図柄の選択結果を記録し、ステップS210でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS204でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS207でROM52から図15の(b)の特別図柄選択テーブル2を検出し、ステップS208で特別図柄選択テーブル2からステップS192またはステップS195のランダムカウンタMR3の値の検出結果に応じた特別図柄を選択する。そして、ステップS209で特別図柄格納部114にステップS208の特別図柄の選択結果を記録し、ステップS210でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。この特別図柄選択テーブル2では確変大当り図柄(7)の選択確率が特別図柄選択テーブル1に比べて高く設定されており、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで大当りであると判定された場合には上特別図柄始動口25に入賞することで大当りであると判定された場合に比べて高確率で確変大当り図柄(7)が選択される。
CPU51はステップS202で判定結果が外れであると判断すると、ステップS211でフラグ格納部116の大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS212でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS213でROM52から図16の(a)の小当り判定テーブル1を検出し、ステップS214で小当り判定テーブル1からステップS192またはステップS195のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。
CPU51はステップS212でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS215でROM52から図16の(b)の小当り判定テーブル2を検出し、ステップS216で小当り判定テーブル2からステップS192またはステップS195のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。この小当り判定テーブル2は小当り判定テーブル1に比べて小当りの判定結果の選択確率が高く設定されたものであり、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで大当りでないと判定された場合には上特別図柄始動口25に入賞することで大当りでないと判定された場合に比べて小当りの判定結果が高確率で選択される。
CPU51はステップS214またはステップS216で判定結果を選択すると、ステップS217でステップS214の判定結果またはステップS216の判定結果が小当りであるか否かを判断する。ここでステップS214の判定結果またはステップS216の判定結果が小当りであると判断した場合にはステップS218でフラグ格納部116の小当りフラグをオン状態に設定し、ステップS219で特別図柄格納部114に小当り図柄(2)を記録する。このフラグ格納部116の小当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS219で特別図柄格納部114を設定した場合にはステップS210でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS217でステップS214の判定結果またはステップS216の判定結果が外れであると判断すると、ステップS220でフラグ格納部116の小当りフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS221で特別図柄格納部114に外れ図柄(1)を記録し、ステップS210でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
[2−7−2]特別図柄変動開始時処理
図44はステップS182の特別図柄変動開始時処理である。この特別図柄変動開始時処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(1)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS251の変動開始コマンド選択処理でROM52から変動開始コマンドテーブル1〜変動開始コマンドテーブル7のいずれか1つを検出し、変動開始コマンドテーブル1〜変動開始コマンドテーブル7のいずれか1つから1つの変動開始コマンドを選択する。そして、ステップS252で変動開始コマンドの選択結果を演出制御回路70に送信し、ステップS253でROM52から図21の変動表示時間テーブルを検出する。次にステップS254で変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間を選択し、ステップS255でタイマ格納部117のタイマMT2の値に変動表示時間の選択結果を設定する。
CPU51はステップS255でタイマ格納部117のタイマMT2を設定すると、ステップS256で図柄情報コマンドを設定し、ステップS257で演出制御回路70に図柄情報コマンドの設定結果を送信する。この図柄情報コマンドの設定処理は特別図柄格納部114の設定結果に応じて行われるものであり、特別図柄格納部114に外れ図柄(1)が記録されている場合には図柄情報コマンド(9001h)が設定され、特別図柄格納部114に小当り図柄(2)が記録されている場合には図柄情報コマンド(9002h)が設定され、特別図柄格納部114に時短大当り図柄(3)が記録されている場合には図柄情報コマンド(9003h)が設定され、特別図柄格納部114に確変大当り図柄(7)が記録されている場合には図柄情報コマンド(9007h)が設定される。
CPU51はステップS257で図柄情報コマンドの設定結果を送信すると、ステップS258でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS259で上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111からランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれをクリアし、ステップS260で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS266へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS260で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS261で上特別図柄始動口25用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部111に記録されているランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号1の特別図柄保留データ格納部111にシフトし、ステップS262で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS266へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS262で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS263で上特別図柄始動口25用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部111に記録されているランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号2の特別図柄保留データ格納部111にシフトし、ステップS264で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS266へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS264で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS265で上特別図柄始動口25用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部111に記録されているランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号3の特別図柄保留データ格納部111にシフトし、ステップS266でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。即ち、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞したことを契機に特別図柄遊技が開始される場合にはランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが上特別図柄始動口25用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部111から消去され、上特別図柄始動口25用の保留番号2〜保留番号4のいずれかの特別図柄保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には前段の領域にシフトされる。
CPU51はステップS258でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS267で下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112からランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれをクリアし、ステップS268で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS266へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS268で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS269で下特別図柄始動口27用の保留番号2の特別図柄保留データ格納部112に記録されているランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にシフトし、ステップS270で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS266へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS270で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS271で下特別図柄始動口27用の保留番号3の特別図柄保留データ格納部112に記録されているランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号2の特別図柄保留データ格納部112にシフトし、ステップS272で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されているか否かを判断する。ここで下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていないと判断した場合にはステップS266へ移行し、フラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。
CPU51はステップS272で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されていると判断すると、ステップS273で下特別図柄始動口27用の保留番号4の特別図柄保留データ格納部112に記録されているランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを保留番号3の特別図柄保留データ格納部112にシフトし、ステップS266でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(2)を設定する。即ち、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞したことを契機に特別図柄遊技が開始される場合にはランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが下特別図柄始動口27用の保留番号1の特別図柄保留データ格納部112から消去され、下特別図柄始動口27用の保留番号2〜保留番号4のいずれかの特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には前段の領域にシフトされる。
図45はステップS251の変動開始コマンド選択処理であり、CPU51はステップS281でカウンタ格納部118からランダムカウンタMR2の値の更新結果を検出し、ステップS282でフラグ格納部116の大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の大当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS283でROM52から図19の(a)の変動開始コマンドテーブル1を検出し、ステップS284で変動開始コマンドテーブル1からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。即ち、大当りであると判定された場合には確率変動モードの設定状態と時間短縮モードの設定状態と特殊演出モードの設定状態のそれぞれに拘らず変動開始コマンドテーブル1から障子リーチ演出用の変動開始コマンド8001hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8002hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8003hのいずれか1つが選択される。
CPU51はステップS282でフラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS285でフラグ格納部116の小当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の小当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS286でROM52から図19の(b)の変動開始コマンドテーブル2を検出し、ステップS287で変動開始コマンドテーブル2からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。即ち、小当りであると判定された場合には確率変動モードの設定状態と時間短縮モードの設定状態と特殊演出モードの設定状態のそれぞれに拘らず変動開始コマンドテーブル2から障子リーチ演出用の変動開始コマンド8011hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8012hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8013hのいずれか1つが選択される。
CPU51はステップS285でフラグ格納部116の小当りフラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS288でフラグ格納部116の特殊演出フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の特殊演出フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS289でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断し、ステップS290でフラグ格納部116の時短フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。
CPU51はステップS289でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断し、ステップS290でフラグ格納部116の時短フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS291でROM52から図19の(c)の変動開始コマンドテーブル3を検出し、ステップS292で変動開始コマンドテーブル3からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。即ち、特殊演出モードと確率変動モードと時間短縮モードのそれぞれがオフされている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル3から非時短共通演出用の変動開始コマンド8010hと障子リーチ演出用の変動開始コマンド8011hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8012hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8013hのいずれか1つが選択される。
CPU51はステップS289でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されていると判断またはステップS290でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS293でROM52から図19の(d)の変動開始コマンドテーブル4を検出し、ステップS294で変動開始コマンドテーブル4からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。即ち、特殊演出モードがオフされていると共に確率変動モードまたは時間短縮モードがオンされている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル4から時短共通演出用の変動開始コマンド8000hと障子リーチ演出用の変動開始コマンド8011hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8012hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8013hのいずれか1つが選択される。
CPU51はステップS288でフラグ格納部116の特殊演出フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS295でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS296でROM52から図20の(a)の変動開始コマンドテーブル5を検出し、ステップS297で変動開始コマンドテーブル5からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。即ち、特殊演出モードおよび確率変動モードのそれぞれがオンされている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル5から時短共通演出用の変動開始コマンド8000hと障子リーチ演出用の変動開始コマンド8011hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8012hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8013hとプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hのいずれか1つが選択される。
CPU51はステップS295でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS298でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS299でROM52から図20の(b)の変動開始コマンドテーブル6を検出し、ステップS300で変動開始コマンドテーブル6からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。即ち、特殊演出モードおよび時間短縮モードのそれぞれがオンされている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル6から時短共通演出用の変動開始コマンド8000hと障子リーチ演出用の変動開始コマンド8011hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8012hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8013hとプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hのいずれか1つが選択される。
CPU51はステップS298でフラグ格納部116の時短フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS301でROM52から図20の(c)の変動開始コマンドテーブル7を検出し、ステップS302で変動開始コマンドテーブル7からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。即ち、特殊演出モードがオンされていると共に確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれがオフされている状態で大当りおよび小当りのいずれでもないと判定された場合には変動開始コマンドテーブル7から非時短共通演出用の変動開始コマンド8010hと障子リーチ演出用の変動開始コマンド8011hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8012hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8013hとプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hのいずれか1つが選択される。
[2−7−3]特別図柄変動処理
図46はステップS183の特別図柄変動処理である。この特別図柄変動処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(2)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS311でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断したときにはステップS312へ移行し、上特別図柄表示器39のLEDを点滅制御することで上特別図柄表示器39に特別図柄を変動状態で表示する。
CPU51はステップS311でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS313で下特別図柄表示器40のLEDを点滅制御することで下特別図柄表示器40に特別図柄を変動状態で表示する。即ち、特別図柄遊技の映像は遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合に上特別図柄表示器39に表示され、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞した場合に下特別図柄表示器40に表示されるものである。
CPU51はステップS312またはステップS313で特別図柄遊技の映像を表示すると、ステップS314でタイマ格納部117のタイマMT2の値から一定値ΔT(4msec)を減算することで特別図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS315でタイマMT2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MT2=0」であると判断した場合にはステップS316で演出制御回路70に変動停止コマンド(8100h)を送信することで特別図柄遊技を停止することを通知し、ステップS317でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(3)を設定する。
[2−7−4]特別図柄変動停止時処理
図47はステップS184の特別図柄変動停止時処理である。この特別図柄変動停止時処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(3)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS321でフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の優先処理フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS322で上特別図柄表示器39の特別図柄の変動表示を停止し、ステップS325へ移行する。この上特別図柄表示器39の特別図柄の停止表示は特別図柄格納部114に記録されている特別図柄の設定結果で行われるものであり、特別図柄格納部114に外れ図柄(1)が記録されている場合には上特別図柄表示器39の特別図柄の変動表示が外れ図柄(1)で停止し、特別図柄格納部114に小当り図柄(2)が記録されている場合には上特別図柄表示器39の特別図柄の変動表示が小当り図柄(2)で停止し、特別図柄格納部114に通常大当り図柄(3)が記録されている場合には上特別図柄表示器39の特別図柄の変動表示が通常大当り図柄(3)で停止し、特別図柄格納部114に確変大当り図柄(7)が記録されている場合には上特別図柄表示器39の特別図柄の変動表示が確変大当り図柄(7)で停止する。
CPU51はステップS321でフラグ格納部116の優先処理フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS323で下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示を停止する。そして、ステップS324でフラグ格納部116の優先処理フラグをオフ状態に設定し、ステップS325へ移行する。この下特別図柄表示器40の特別図柄の停止表示は特別図柄格納部114に記録されている特別図柄の設定結果で行われるものであり、特別図柄格納部114に外れ図柄(1)が記録されている場合には下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示が外れ図柄(1)で停止し、特別図柄格納部114に小当り図柄(2)が記録されている場合には下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示が小当り図柄(2)で停止し、特別図柄格納部114に通常大当り図柄(3)が記録されている場合には下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示が通常大当り図柄(3)で停止し、特別図柄格納部114に確変大当り図柄(7)が記録されている場合には下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示が確変大当り図柄(7)で停止する。
CPU51はステップS325へ移行すると、フラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の大当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS330の特殊演出モード停止処理を経てステップS331へ移行し、フラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS326でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。
CPU51はステップS325でフラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS320でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS326でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されているか否かを判断し、ステップS326でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS327へ移行する。
CPU51はステップS327へ移行すると、カウンタ格納部118のカウンタMN2の値から一定値(1)を減算し、ステップS328でカウンタMN2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN2=0」であると判断した場合にはステップS329でフラグ格納部116の時短フラグをオフ状態に設定し、ステップS330の特殊演出モード停止処理を経てステップS331へ移行する。即ち、カウンタ格納部118のカウンタMN2の値は確率変動モードがオン状態に設定されることなく時間短縮モードがオン状態に設定されることで一定値(70)に設定されるものであり、確率変動モードがオン状態に設定されることなく時間短縮モードがオン状態に設定された場合には時間短縮モードがオン状態に設定されたことを基準に大当りであると判定されずに一定回数(70)の特別図柄遊技の映像が表示された場合には時間短縮モードがオフ状態に設定される。
CPU51はステップS331へ移行すると、タイマ格納部117のタイマMT2の値にインターバル時間(1×1000msec)を設定し、ステップS336でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(4)を設定する。このインターバル時間はROM52に予め記録されたものであり、大当りおよび小当りのいずれでもない外れであると判定されている状態で特別図柄遊技が保留されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してからインターバル時間が経過した時点で新たな特別図柄遊技が開始され、小当りであると判定されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してからインターバル時間が経過した時点で小当り遊技が開始され、大当りであると判定されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してからインターバル時間が経過した時点で大当り遊技が開始される。
図48はステップS330の特殊演出モード停止処理であり、CPU51はステップS341でフラグ格納部116の特殊演出フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の特殊演出フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS342でカウンタ格納部118のカウンタMN1の値からROM52に予め記録された一定値(1)を減算し、ステップS343でカウンタMN1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。このカウンタMN1の値は特殊演出モードをオン状態に設定する場合に複数の継続回数のいずれか1つが初期値として設定されるものであり、CPU51はステップS343で「MN1=0」であると判断した場合にはステップS344でフラグ格納部116の特殊演出フラグをオフ状態に設定することで特殊演出モードをオフする。
[2−7−5]インターバル処理
図49はステップS185のインターバル処理である。このインターバル処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(4)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS351でタイマ格納部117のタイマMT2の値から一定値ΔT(4msec)を減算することで残りインターバル時間を更新する。そして、ステップS352でタイマMT2の値の減算結果を限度値(0)と比較し、「MT2=0」であると判断した場合にはステップS353へ移行する。
CPU51はステップS353へ移行すると、フラグ格納部116の小当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の小当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS354でフラグ格納部116の小当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS355でカウンタ格納部118のカウンタMN3の値に小当りラウンド数(2)を設定する。そして、ステップS356でカウンタ格納部118のカウンタMN4の値に入賞限度数(10)を設定し、ステップS357でタイマ格納部117のタイマMT2の値に開放限度時間(0.5×1000msec)を設定する。これら小当りラウンド数(2)と入賞限度数(10)と開放限度時間(0.5×1000msec)のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS357でタイマ格納部117のタイマMT2の値を設定した場合にはステップS358で特別入賞口34を閉鎖状態から開放状態に切換えることで1回目の小当りラウンドを開始し、ステップS359で演出制御回路70に小当り遊技開始コマンド(C000h)を送信することで小当り遊技を開始することを通知し、ステップS360でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(5)を設定する。
CPU51はステップS353でフラグ格納部116の小当りフラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS361でフラグ格納部116の大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の大当りフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS362でフラグ格納部116の大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS363でカウンタ格納部118のカウンタMN3の値に大当りラウンド数(4)を設定する。そして、ステップS364でカウンタ格納部118のカウンタMN4の値に入賞限度数(10)を設定し、ステップS365でタイマ格納部117のタイマMT2の値に開放限度時間(30×1000msec)を設定する。これら大当りラウンド数(4)と入賞限度数(10)と開放限度時間(30×1000msec)のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、CPU51はステップS365でタイマ格納部117のタイマMT2の値を設定した場合にはステップS366で特別入賞口34を閉鎖状態から開放状態に切換えることで1回目の大当りラウンドを開始し、ステップS367で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンド(B000h)を送信することで大当り遊技を開始することを通知し、ステップS368でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(6)を設定する。
CPU51はステップS361でフラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS369で特別図柄格納部114から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS370でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(0)を設定する。即ち、小当りであると判定された場合には上特別図柄表示器39または下特別図柄表示器40に小当り図柄(2)が停止表示された後に1回目の小当りラウンドが開始され、大当りであると判定された場合には上特別図柄表示器39または下特別図柄表示器40に通常大当り図柄(3)および確変大当り図柄(7)のいずれかが停止表示された後に1回目の大当りラウンドが開始される。
[2−7−6]小当り遊技処理
図50はステップS186の小当り遊技処理である。この小当り遊技処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(5)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS371でタイマ格納部117のタイマMT2の値から一定値(4msec)を減算することで特別入賞口34の残り開放時間を更新し、ステップS372でタイマMT2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MT2=0」であると判断した場合にはステップS376へ移行し、特別入賞口ソレノイド38をオフすることで特別入賞口34を開放状態から閉鎖状態に切換える。
CPU51はステップS372で「MT2>0」であると判断すると、ステップS373で特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力されているか否かを判断する。ここで特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力されていると判断した場合にはステップS374へ移行し、カウンタ格納部118のカウンタMN4の値からROM52に予め記録された一定値(1)を減算することで特別入賞口34に対する遊技球の残り入賞限度数を更新し、ステップS375へ移行する。
CPU51はステップS375へ移行すると、カウンタ格納部118のカウンタMN4の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN4=0」であると判断した場合にはステップS376へ移行し、特別入賞口34を開放状態から閉鎖状態に切換える。即ち、特別入賞口34は特別入賞口34内に限度数(10)の遊技球が入賞または特別入賞口34の開放時間が限度時間(0.5×1000msec)に到達することで閉鎖されるものである。この限度時間(0.5×1000msec)内に限度数(10)の遊技球が特別入賞口34に入賞することは遊技者が発射ハンドル8を操作することで遊技盤16に遊技球を発射している状態では不能にされており、特別入賞口34は特別入賞口34の開放時間が限度時間(0.5×1000msec)に到達することで閉鎖される。
CPU51はステップS376で特別入賞口34を閉鎖すると、ステップS377でカウンタ格納部118のカウンタMN3の値から一定値(1)を減算することで特別入賞口34の残り開放回数を更新し、ステップS378でカウンタMN3の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN3>0」であると判断した場合にはステップS379でカウンタ格納部118のカウンタMN4の値に入賞限度数(10)を設定し、ステップS380でタイマ格納部117のタイマMT2の値に開放限度時間(0.5×1000msec)を設定し、ステップS381で特別入賞口34を再び開放状態にする。
CPU51はステップS376で特別入賞口34を2回目に閉鎖すると、ステップS377でカウンタ格納部118のカウンタMN3の値を限度値(0)に減算する。そして、ステップS378で「MN3=0」であると判断し、ステップS382で演出制御回路70に小当り遊技停止コマンド(C100h)を送信することで小当り遊技が停止することを通知する。次にステップS383で特別図柄格納部114から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS384の特殊演出モード開始処理を経てステップS385でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(0)を設定する。
図51はステップS384の特殊演出モード開始処理であり、CPU51はステップS391でカウンタ格納部118からランダムカウンタMR5の値の更新結果を検出し、ステップS392でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。例えばフラグ格納部116の確変フラグが時短フラグのオン状態でオン状態に設定されている場合と時短フラグのオフ状態でオン状態に設定されている場合のそれぞれにはステップS392からステップS393へ移行し、ROM52から図18の(a)の継続回数選択テーブル1を検出する。そして、ステップS394へ移行し、継続回数選択テーブル1からランダムカウンタMR5の値の検出結果に応じた継続回数を選択する。
CPU51はステップS392でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS395でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。例えばフラグ格納部116の時短フラグが確変フラグのオフ状態でオン状態に設定されている場合にはステップS395からステップS396へ移行し、ROM52から図18の(b)の継続回数選択テーブル2を検出する。そして、ステップS397へ移行し、継続回数選択テーブル2からランダムカウンタMR5の値の検出結果に応じた継続回数を選択する。
CPU51はステップS395でフラグ格納部116の時短フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS398でROM52から図18の(c)の継続回数選択テーブル3を検出し、ステップS399で継続回数選択テーブル3からランダムカウンタMR5の値の検出結果に応じた継続回数を選択する。この継続回数選択テーブル3は継続回数の平均値(1+2+3+4+5+6+7/7)が少値に設定され、継続回数選択テーブル2は継続回数の平均値(1+1+1+2+8+9+10/7)が中値に設定され、継続回数選択テーブル1は継続回数の平均値(1+2+8+9+10+10+10/7)が多値に設定されたものであり、確率変動モードのオン状態では小当りであると判定された場合には特殊演出モードの継続回数が多値に設定され、確率変動モードのオフ状態および時間短縮モードがオン状態で小当りであると判定された場合には特殊演出モードの継続回数が確率変動モードのオン状態に比べて少ない中値に設定され、確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれのオフ状態で小当りであると判定された場合には特殊演出モードの継続回数が時間短縮モードのオン状態に比べて少ない少値に設定される。
CPU51はステップS394またはステップS397またはステップS399で継続回数を選択すると、ステップS400でカウンタ格納部118のカウンタMN1の値に継続回数の選択結果を設定し、ステップS401でフラグ格納部116の特殊演出フラグをオン状態に設定することで特殊演出モードをオンする。このフラグ格納部116の特殊演出フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、小当りであると判定された場合には確率変動モードのオン状態と確率変動モードのオフ状態と時間短縮モードのオン状態と時間短縮モードのオフ状態のそれぞれで特殊演出モードがオンされ、カウンタMN1の値に複数の継続回数のいずれか1つが初期値として設定される。
[2−7−7]大当り遊技処理
図52はステップS187の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理はフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグが(6)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS411でタイマ格納部117のタイマMT2の値から一定値(4msec)を減算することで特別入賞口34の残り開放時間を更新し、ステップS412でタイマMT2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MT2=0」であると判断した場合にはステップS416へ移行し、特別入賞口34を開放状態から閉鎖状態に切換える。
CPU51はステップS412で「MT2>0」であると判断すると、ステップS413で特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力されているか否かを判断する。ここで特別入賞口センサ35から特別入賞信号が出力されていると判断した場合にはステップS414へ移行し、カウンタ格納部118のカウンタMN4の値から一定値(1)を減算することで特別入賞口34に対する遊技球の残り入賞限度数を更新し、ステップS415へ移行する。
CPU51はステップS415へ移行すると、カウンタ格納部118のカウンタMN4の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN4=0」であると判断した場合にはステップS416へ移行し、特別入賞口34を開放状態から閉鎖状態に切換える。即ち、特別入賞口34は特別入賞口34内に限度数(10)の遊技球が入賞または特別入賞口34の開放時間が限度時間(30×1000msec)に到達することで閉鎖されるものである。この限度時間(30×1000msec)内に限度数(10)の遊技球が特別入賞口34に入賞することは遊技者が発射ハンドル8を操作することで遊技盤16に遊技球を発射している状態では可能にされており、特別入賞口34は特別入賞口34の開放時間が限度時間(30×1000msec)に到達または遊技球の入賞数が入賞限度数(10)に到達することで閉鎖される。
CPU51はステップS416で特別入賞口34を閉鎖すると、ステップS417でカウンタ格納部118のカウンタMN3の値から一定値(1)を減算することで特別入賞口34の残り開放回数を更新し、ステップS418でカウンタMN3の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN3>0」であると判断した場合にはステップS419でカウンタ格納部118のカウンタMN4の値に入賞限度数(10)を設定し、ステップS420でタイマ格納部117のタイマMT2の値に開放限度時間(30×1000msec)を設定し、ステップS421で特別入賞口34を再び開放状態にする。
CPU51はステップS416で特別入賞口34を4回目に閉鎖すると、ステップS417でカウンタ格納部118のカウンタMN3の値を限度値(0)に減算する。そして、ステップS418で「MN3=0」であると判断し、ステップS422で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンド(B100h)を送信することで大当り遊技が停止することを通知する。次にステップS423で特別図柄格納部114から特別図柄の記録結果を検出し、特別図柄の検出結果が確変大当り図柄(7)であるか否かを判断する。
CPU51はステップS423で特別図柄の検出結果が確変大当り図柄(7)であると判断すると、ステップS424でフラグ格納部116の確変フラグをオン状態に設定することで確率変動モードをオンし、ステップS425でフラグ格納部116の時短フラグをオン状態に設定することで時間短縮モードをオンする。そして、ステップS429で特別図柄格納部114から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS430でフラグ格納部116の特殊演出フラグをオフ状態に設定することで特殊演出モードをオフし、ステップS431でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(0)を設定する。即ち、上特別図柄表示器39および下特別図柄表示器40のいずれかに確変大当り図柄(7)が停止表示された場合には大当り遊技が終了するときに確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれがオン状態に設定され、新たに大当りであると判定されるまで確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれがオン状態に維持される。
CPU51はステップS423で特別図柄の検出結果が通常大当り図柄(3)であると判断すると、ステップS426でフラグ格納部116の時短フラグをオン状態に設定することで時間短縮モードをオンし、ステップS427でフラグ格納部116の確変フラグをオフ状態に設定することで確率変動モードをオフする。そして、ステップS428でカウンタ格納部118のカウンタMN2の値に一定値(70)を設定することで時間短縮モードの継続回数を初期設定し、ステップS429で特別図柄格納部114から特別図柄の記録結果をクリアする。次にステップS430でフラグ格納部116の特殊演出フラグをオフ状態に設定することで特殊演出モードをオフし、ステップS431でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(0)を設定する。即ち、上特別図柄表示器39および下特別図柄表示器40のいずれかに通常大当り図柄(3)が停止表示された場合には大当り遊技が終了するときに確率変動モードがオフ状態に設定されると共に時間短縮モードがオン状態に設定され、時間短縮モードの継続回数が確率変動モードのオフ状態での大当り確率の分母の値(100)に比べて小さな(70)に設定される。
電源が投入された場合には図30のステップS2で確率変動モードと時間短縮モードと特殊演出モードのそれぞれがオフ状態に初期設定される。この時間短縮モードのオフ状態では当り遊技での下特別図柄始動口27の開放時間が短値ST2に設定される。このため、遊技球が時間短縮モードのオン状態に比べて下特別図柄始動口27に入賞し難く、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで特別図柄遊技が行われる。この上特別図柄始動口25に遊技球が入賞した場合の小当り確率は下特別図柄始動口27に遊技球が入賞した場合の小当り確率に比べて低く設定されており、時間短縮モードのオフ状態では小当りであると時間短縮モードのオン状態に比べて判定され難い。
確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態で小当りであると判定された場合には小当り遊技の終了時に図50のステップS384で特殊演出モードの継続回数が選択され、カウンタMN1の値に継続回数の選択結果が設定され、特殊演出モードがオンされる。この特殊演出モードがオンされていると共に確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフされている状態では図45のステップS301で変動開始コマンドテーブル7が選択され、図45のステップS302で変動開始コマンドテーブル7からプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hが低確率で選択される。この特殊演出モードは継続回数の選択結果の特別図柄遊技が終了する前に大当りであると判定された場合および大当りであると判定される前に継続回数の選択結果の特別図柄遊技が終了した場合のそれぞれにオフされるものであり、特殊演出モードがオンされている期間内にはプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hが低確率で選択され、装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が低い頻度で表示される。
確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態で大当りであると判定された場合には大当り遊技の終了時に図52のステップS424およびステップS425で確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオンまたは図52のステップS426およびステップS427で時間短縮モードのみがオンされる。確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオン状態では当り遊技での下特別図柄始動口27の開放時間が長値LT2に設定されるので、遊技球が確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態に比べて下特別図柄始動口27に容易に入賞する。この下特別図柄始動口27に遊技球が入賞した場合の小当り確率は上特別図柄始動口25に遊技球が入賞した場合の小当り確率に比べて高く設定されており、確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオン状態では小当りであると確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態に比べて判定され易い。これら確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオン状態で小当りであると判定された場合には小当り遊技の終了時に図50のステップS384で特殊演出モードの継続回数が選択され、カウンタMN1の値に継続回数の選択結果が設定され、特殊演出モードが確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態に比べて高い頻度でオンされる。この確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオン状態で特殊演出モードがオンされた場合には図45のステップS296で変動開始コマンドテーブル5が選択され、図45のステップS297で変動開始コマンドテーブル5からプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hが高確率で選択され、装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が高い頻度で表示される。
時間短縮モードのみのオン状態では当り遊技での下特別図柄始動口27の開放時間が確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオン状態と同一の長値LT2に設定される。このため、時間短縮モードのみのオン状態では遊技球が確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態に比べて下特別図柄始動口27に容易に入賞するので、小当りであると確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態に比べて判定され易い。この時間短縮モードのみのオン状態で小当りであると判定された場合には小当り遊技の終了時に図50のステップS384で特殊演出モードの継続回数が選択され、カウンタMN1の値に継続回数の選択結果が設定され、特殊演出モードが確率変動モードのオン状態と同一の高い頻度でオンされる。この時間短縮モードのみのオン状態で特殊演出モードがオンされた場合には図45のステップS299で変動開始コマンドテーブル6が選択され、図45のステップS300で変動開始コマンドテーブル6からプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hが中確率で選択され、装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が中の頻度で表示される。
確率変動モードのオフ状態および時間短縮モードのオン状態で大当りであると判定されることなく継続回数(70)の特別図柄遊技が終了した場合には時間短縮モードがオフ状態に設定され、確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフ状態に設定された初期モードに戻る。この初期モードで小当りであると判定された場合には特殊演出モードがオン状態に設定され、電源投入時と同様に装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が低い頻度で表示される。即ち、プロポーズリーチ演出の映像は1)確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオン状態で特殊演出モードがオン状態に設定された場合と2)時間短縮モードのみのオン状態で特殊演出モードがオン状態に設定された場合と3)確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態で特殊演出モードがオン状態に設定された場合のうちで1)が最も高い頻度で表示され、2)が2番目に高い頻度で表示され、3)が最も低い頻度で表示されるものであり、遊技者はプロポーズリーチ演出の映像が表示される頻度の高さに応じて確率変動モードがオンされているか、または、時間短縮モードのみがオンされているか、または、確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフされているかを推測できる。従って、確率変動モードがオン状態に設定されていることを知らずに遊技を止めてしまう可能性が低くなる。
[11]メイン処理
図53は演出制御回路70のCPU71が電源投入に基づいて実行するメイン処理であり、CPU71は電源が投入された場合にはステップS501でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS502でRAM73のコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125のそれぞれを初期設定し、ステップS503で10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を設定する。
CPU71はステップS503でCTCを初期設定すると、ステップS504のカウンタ更新処理でカウンタ格納部124のランダムカウンタSR1の値とランダムカウンタSR2の値とランダムカウンタSR3の値のそれぞれにROM72に予め記録された一定値(1)を加算する。これらランダムカウンタSR1〜SR3のそれぞれの値はステップS502で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS504のカウンタ更新処理ではランダムカウンタSR1の値が下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR2の値が下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR3の値が下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(249)と上限値(162)と上限値(72)のそれぞれはROM72に予め記録されたものである。
[12]外部割込み処理
メイン制御回路50から上保留コマンドと下保留コマンドと変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドと小当り遊技開始コマンドと小当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信された場合にはCPU71が外部割込み処理を起動する。このCPU71は外部割込み処理を起動することで割込み禁止状態になり、上保留コマンド〜小当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理で受信コマンドバッファに格納して割込み禁止状態を解除する。
[13]タイマ割込み処理
図54はCPU71がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU71はタイマ割込みが発生する毎にステップS511のコマンド処理とステップS512の保留コマンド処理とステップS513の装飾図柄遊技処理とステップS514の小当り遊技演出処理とステップS515の大当り遊技演出処理を当該順序で実行する。
[13−1]コマンド処理
図54のステップS511のコマンド処理は受信コマンドバッファに上保留コマンドと下保留コマンドと変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドと小当り遊技開始コマンドと小当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、受信コマンドバッファに上保留コマンドが記録されていると判断した場合には上保留コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに下保留コマンドが記録されていると判断した場合には下保留コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに変動開始コマンドが記録されていると判断した場合には変動開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに変動停止コマンドが記録されていると判断した場合には変動停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに図柄情報コマンドが記録されていると判断した場合には図柄情報コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに小当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合には小当り遊技開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに小当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合には小当り遊技停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトする。
[13−2]保留コマンド処理
図55はステップS512の保留コマンド処理であり、CPU71はステップS521でコマンド格納部121に上保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に上保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS522でコマンド格納部121から上保留コマンドの2バイト目のデータを検出し、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数を2バイト目のデータの検出結果に基づいて検出する。この保留回数は2バイト目のデータの検出結果が01hである場合には1回であると検出され、2バイト目のデータの検出結果が02hである場合には2回であると検出され、2バイト目のデータの検出結果が03hである場合には3回であると検出され、2バイト目のデータの検出結果が04hである場合には4回であると検出されるものであり、CPU71はステップS522で保留回数を検出した場合にはステップS523でカウンタ格納部124のカウンタSN1の値に保留回数の検出結果を設定し、ステップS524でコマンド格納部121から上保留コマンドをクリアする。
CPU71はステップS521でコマンド格納部121に上保留コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS525でコマンド格納部121に下保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に下保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS526でコマンド格納部121から下保留コマンドの2バイト目のデータを検出し、遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで保留された特別図柄遊技の保留回数を2バイト目のデータの検出結果に基づいて検出する。この保留回数は2バイト目のデータの検出結果が01hである場合には1回であると検出され、2バイト目のデータの検出結果が02hである場合には2回であると検出され、2バイト目のデータの検出結果が03hである場合には3回であると検出され、2バイト目のデータの検出結果が04hである場合には4回であると検出されるものであり、CPU71はステップS526で保留回数を検出した場合にはステップS527でカウンタ格納部124のカウンタSN2の値に保留回数の検出結果を設定し、ステップS528でコマンド格納部121から下保留コマンドをクリアする。
CPU71はステップS524でコマンド格納部121から上保留コマンドをクリアまたはステップS528でコマンド格納部121から下保留コマンドをクリアすると、ステップS529でカウンタ格納部124からカウンタSN1の値およびカウンタSN2の値のそれぞれを検出し、カウンタ格納部124のカウンタSN3の値にカウンタSN1の値の検出結果およびカウンタSN2の値の検出結果相互間の加算結果を設定する。そして、ステップS530で表示制御回路80に保留全消去コマンドを送信し、ステップS531へ移行する。この表示制御回路80は保留全消去コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器41の保留領域42内から全ての保留図柄43を消去する。
CPU71はステップS531へ移行すると、保留表示コマンドを設定する。この保留表示コマンドはカウンタ格納部124のカウンタSN3の値に応じて設定されるものであり、カウンタSN3の値が(1)である場合には保留表示コマンド1が設定され、カウンタSN3の値が(2)である場合には保留表示コマンド2が設定され、カウンタSN3の値が(3)である場合には保留表示コマンド3が設定され、カウンタSN3の値が(4)である場合には保留表示コマンド4が設定され、カウンタSN3の値が(5)である場合には保留表示コマンド5が設定され、カウンタSN3の値が(6)である場合には保留表示コマンド6が設定され、カウンタSN3の値が(7)である場合には保留表示コマンド7が設定され、カウンタSN3の値が(8)である場合には保留表示コマンド8が設定される。
CPU71はステップS531で保留表示コマンドを設定すると、ステップS532で表示制御回路80に保留表示コマンドの設定結果を送信する。この表示制御回路80は保留表示コマンドを受信した場合にはVROMから保留表示コマンドの受信結果に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器41の保留領域42内に画像データの検出結果に基づいて保留図柄43を表示する。この保留図柄43は保留表示コマンドの種類に応じた個数だけ表示されるものであり、保留表示コマンド1の受信時には1個の保留図柄43が表示され、保留表示コマンド2の受信時には2個の保留図柄43が表示され、保留表示コマンド3の受信時には3個の保留図柄43が表示され、保留表示コマンド4の受信時には4個の保留図柄43が表示され、保留表示コマンド5の受信時には5個の保留図柄43が表示され、保留表示コマンド6の受信時には6個の保留図柄43が表示され、保留表示コマンド7の受信時には7個の保留図柄43が表示され、保留表示コマンド8の受信時には8個の保留図柄43が表示される。
[13−3]装飾図柄遊技処理
図56はステップS513の装飾図柄遊技処理であり、CPU71はステップS541でコマンド格納部121に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断し、コマンド格納部121に変動開始コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS545へ移行する。
CPU71はステップS541でコマンド格納部121に変動開始コマンドが記録されていると判断すると、ステップS542でフラグ格納部122の装飾図柄遊技中フラグをオン状態に設定する。このフラグ格納部122の装飾図柄遊技中フラグはステップS502でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU71はステップS542でフラグ格納部122の装飾図柄遊技中フラグをオン状態に設定した場合にはステップS543の装飾図柄遊技開始処理を経てステップS544へ移行し、コマンド格納部121から変動開始コマンドをクリアする。
CPU71はステップS545へ移行すると、フラグ格納部122の装飾図柄遊技中フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の装飾図柄遊技中フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS546へ移行し、ROM72に予め記録された一定値ΔT(10msec)をタイマ格納部123のタイマST1の値に加算する。このタイマST1の値はステップS543の装飾図柄遊技開始処理で初期値(0)に設定されるものであり、CPU71はステップS546でタイマ格納部123のタイマST1の値を加算することで装飾図柄遊技の経過時間を計測する。
CPU71はステップS546でタイマ格納部123のタイマST1の値を加算すると、ステップS547の装飾図柄遊技中処理で装飾図柄遊技を実行し、ステップS548でコマンド格納部121に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS549でフラグ格納部122の装飾図柄遊技中フラグをオフ状態に設定し、ステップS550でコマンド格納部121から変動停止コマンドをクリアし、ステップS551の装飾図柄遊技停止処理へ移行する。
[13−3−1]装飾図柄遊技開始処理
図57はステップS543の装飾図柄遊技開始処理であり、CPU71はステップS561でコマンド格納部121から変動開始コマンドの2バイト目のデータを検出し、ステップS562で図23のプロセスデータテーブルから2バイト目のデータの検出結果に応じたプロセスデータを選択し、ステップS563でタイマ格納部123のタイマST1の値にROM72に予め記録された初期値(0)を設定する。
CPU71はステップS563でタイマ格納部123のタイマST1の値を初期設定すると、ステップS564で図25のビデオコマンドテーブルからプロセスデータの選択結果に応じたビデオコマンドを選択し、ステップS565でビデオコマンドの選択結果を表示制御回路80に送信する。この表示制御回路80はビデオコマンドの選択結果を受信した場合にはVROMからビデオコマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技用のビデオデータを選択し(図26参照)、ビデオデータの選択結果をVRAMに展開する。
CPU71はステップS565でビデオコマンドの選択結果を送信すると、ステップS566でコマンド格納部121から図柄情報コマンドの2バイト目のデータを検出し、ステップS567で2バイト目のデータの検出結果をROM72に予め記録された大当り判定値03hおよび07hのそれぞれと比較する。ここで2バイト目のデータの検出結果が両大当り判定値のいずれかと同一であると判断した場合にはステップS568の大当り図柄設定処理で装飾図柄を大当りの組合せに設定し、ステップS572で確定図柄格納部125に大当りの組合せの設定結果を記録する。即ち、特別図柄遊技で通常大当り図柄(3)が設定された場合および確変大当り図柄(7)が設定された場合のそれぞれには装飾図柄が大当りの組合せに設定される。
図58はステップS568の大当り図柄設定処理であり、CPU71はステップS581でROM72から図28の(a)の図柄テーブル1を検出する。そして、ステップS582でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS583へ移行する。ここでランダムカウンタSR1の値の検出結果に応じた図柄要素を図柄テーブル1から選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタSR1の値の検出結果が(200)である場合には図柄要素(7)が選択され、各列の図柄要素が(7)に設定されることで装飾図柄が大当りの組合せ(777)に設定され、確定図柄格納部125に装飾図柄が大当りの組合せ(777)で記録される。
CPU71は図57のステップS567で図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が両大当り判定値のいずれでもないと判断すると、ステップS569で変動開始コマンドの2バイト目のデータの検出結果をROM72に予め記録された完全外れ判定値00hおよび10hのそれぞれと比較する。ここで2バイト目のデータの検出結果が両完全外れ判定値のいずれでもないと判断した場合にはステップS570の外れリーチ図柄設定処理で装飾図柄を外れリーチの組合せに設定し、ステップS572で確定図柄格納部125に外れリーチの組合せの設定結果を記録する。即ち、メイン制御回路50が障子リーチ演出用の変動開始コマンド8011hとカードリーチ演出用の変動開始コマンド8012hと風呂リーチ演出用の変動開始コマンド8013hとプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hのそれぞれを選択した場合には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定される。
図59はステップS570の外れリーチ図柄設定処理であり、CPU71はステップS591でROM72から図28の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS592でROM72から図28の(b)の図柄テーブル2を検出する。そして、ステップS593でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS594で図柄テーブル1からランダムカウンタSR1の値の検出結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR1=200」である場合には図柄要素(7)が選択され、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが共通の(7)に設定される。
CPU71はステップS594で左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを設定すると、ステップS595でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR2の値の更新結果を検出し、ステップS596で図柄テーブル2から中列の図柄要素としてランダムカウンタSR2の値の検出結果に応じたものを選択する。例えば「SR2=50」である場合には図柄要素(3)が選択される。
CPU71はステップS596で中列の図柄要素を選択すると、ステップS597へ移行する。ここで中列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と同一であるか否かを判断し、両者が相違していると判断した場合にはステップS599へ移行し、中列の図柄要素の選択結果を中列の図柄要素に設定する。そして、図57のステップ572へ移行し、確定図柄格納部125に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果および右列の図柄要素の設定結果のそれぞれが(7)で中列の図柄要素の選択結果が(3)である場合には中列の図柄要素(3)が変更されることなく、確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ(737)で記録される。
CPU71は図59のステップS597で中列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と同一であると判断すると、ステップ598で中列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更する。そして、ステップS599で中列の図柄要素の変更結果を中列の図柄要素に設定し、図57のステップ572で確定図柄格納部125に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果および中列の図柄要素の選択結果のそれぞれが(8)である場合には中列の図柄要素の選択結果が(8)の次の(1)に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ(818)で記録される。
CPU71は図57のステップS569で変動開始コマンドの2バイト目のデータの検出結果が両完全外れ判定値のいずれかと同一であると判断すると、ステップS571の完全外れ図柄設定処理で装飾図柄を完全外れの組合せに設定し、ステップS572で確定図柄格納部125に完全外れの組合せの設定結果を記録する。即ち、メイン制御回路50が非時短用の変動開始コマンド8010hを選択した場合および時短用の変動開始コマンド8000hを選択した場合のそれぞれには装飾図柄が完全外れの組合せに設定される。
図60はステップS571の完全外れ図柄設定処理であり、CPU71はステップS601でROM72から図28の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS602でROM72から図28の(b)の図柄テーブル2を検出し、ステップS603でROM72から図28の(c)の図柄テーブル3を検出する。そして、ステップS604でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS605で図柄テーブル1からランダムカウンタSR1の値の検出結果に応じた図柄要素を選択して左列の図柄要素に設定する。
CPU71はステップS605で左列の図柄要素を設定すると、ステップS606でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR2の値の更新結果を検出し、ステップS607で図柄テーブル2からランダムカウンタSR2の値の検出結果に応じた図柄要素を選択して中列の図柄要素に設定する。そして、ステップS608でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR3の値の更新結果を検出し、ステップS609で図柄テーブル3から右列の図柄要素としてランダムカウンタSR3の値の検出結果に応じたものを選択し、ステップS610で左列の図柄要素の設定結果をステップS609の右列の図柄要素の選択結果と比較する。
CPU71はステップS610で右列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と相違していると判断すると、ステップS612で右列の図柄要素の選択結果を右列の図柄要素に設定し、図57のステップ572で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果が(8)で右列の図柄要素の選択結果が(7)で中列の図柄要素の設定結果が(1)である場合には右列の図柄要素の選択結果(7)が変更されず、確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ(817)で記録される。
CPU71は図60のステップS610で右列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と同一であると判断すると、ステップS611で右列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更する。そして、ステップS612で右列の図柄要素の変更結果を右列の図柄要素に設定し、図57のステップ572で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果が(8)で右列の図柄要素の選択結果が(8)で中列の図柄要素の設定結果が(1)である場合には右列の図柄要素の選択結果が(8)の次の(1)に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ(811)で記録される。
CPU71は図57のステップS572で確定図柄格納部125を設定すると、ステップS573で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信し、ステップS574で表示制御回路80に保留消去コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生開始コマンドを受信した場合にはVRAMに展開している装飾図柄遊技用のビデオデータの選択結果を再生開始し、装飾図柄表示器41にビデオデータの選択結果に応じた装飾図柄遊技用の背景映像を表示開始する。この表示制御回路80は保留消去コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器41の保留領域42内から1個の保留図柄43を消去する。
[13−3−2]装飾図柄遊技中処理
図56のステップS547の装飾図柄遊技中処理はタイマ格納部123のタイマST1の値の加算結果がプロセスデータの選択結果に応じた複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致しているか否かを判断し、タイマST1の値の加算結果が複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致していると判断した場合にプロセスデータの選択結果からタイマST1の値の加算結果に応じた表示制御コマンドと音制御コマンドと電飾制御コマンドのそれぞれを検出し、表示制御回路80に表示制御コマンドの検出結果を送信し、音制御回路90に音制御コマンドの検出結果を送信し、電飾制御回路100に電飾制御コマンドの検出結果を送信するものであり、表示制御回路80は装飾図柄表示器41の表示内容を表示制御コマンドの受信結果に応じて制御し、音制御回路90は両スピーカ13のそれぞれを音制御コマンドの受信結果に応じて制御し、電飾制御回路100は複数の電飾LED15のそれぞれを電飾制御コマンドの受信結果に応じて制御する。
図23のプロセスデータP00〜P14の9つのそれぞれには全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが共通に設定されており、装飾図柄遊技中処理ではプロセスデータP00〜P14のいずれが選択された場合であってもCPU71から表示制御回路80に全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが当該順序で送信される。
全図変動開始コマンドは装飾図柄表示器41の左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに図柄要素を変動状態で表示開始することを通知するものであり、表示制御回路80は全図変動開始コマンドを受信した場合にはVROMから全図柄変動開始コマンドに応じた画像データを検出し、図61の(a)に示すように、装飾図柄表示器41の左変動領域L内に画像データの検出結果に基づいて左列の図柄要素を変動状態で表示開始し、中変動領域C内に画像データの検出結果に基づいて中列の図柄要素を変動状態で表示開始し、右変動領域R内に画像データの検出結果に基づいて右列の図柄要素を変動状態で表示開始する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれは装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方に重ねて表示されるものであり、左列の図柄要素は装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方で変動状態および変動停止状態のそれぞれになり、中列の図柄要素は装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方で変動状態および変動停止状態のそれぞれになり、右列の図柄要素は装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方で変動状態および変動停止状態のそれぞれになる。
左列の変動停止コマンドは左変動領域L内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを通知するものであり、CPU71は左列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から左列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に左列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は左列の図柄要素の検出結果および左列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図61の(b)に示すように、左変動領域L内に左列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
右列の変動停止コマンドは右変動領域R内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを通知するものであり、CPU71は右列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から右列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に右列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は右列の図柄要素の検出結果および右列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図61の(c)に示すように、右変動領域R内に右列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。これら右列の図柄要素および左列の図柄要素は変動開始コマンド8001hと変動開始コマンド8002hと変動開始コマンド8003hと変動開始コマンド8011hと変動開始コマンド8012hと変動開始コマンド8013hと変動開始コマンド8014hのそれぞれが選択された場合に相互に同一に設定されるものであり、変動開始コマンド8001h〜8014hのそれぞれが選択された場合には右列の図柄要素が変動停止状態になることで左変動領域L内および右変動領域R内に相互に同一の図柄要素が並ぶリーチ状態が発生する。
中列の変動停止コマンドは中変動領域C内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを通知するものであり、CPU71は中列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から中列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に中列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は中列の図柄要素の検出結果および中列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には、図61の(d)に示すように、中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、中変動領域C内に中列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。中列の図柄要素は変動開始コマンド8001hと変動開始コマンド8002hと変動開始コマンド8003hのそれぞれが選択された場合に左列の図柄要素および右列の図柄要素の双方と同一に設定されるものであり、変動開始コマンド8001h〜8003hのそれぞれが選択された場合には中列の図柄要素が変動停止状態になることで相互に同一の3つの図柄要素が並ぶ大当りの組合せが完成する。中列の図柄要素は変動開始コマンド8011hと変動開始コマンド8012hと変動開始コマンド8013hと変動開始コマンド8014hのそれぞれが選択された場合に左列の図柄要素および右列の図柄要素の双方と異なるものに設定されるものであり、変動開始コマンド8011h〜8014hのそれぞれが選択された場合には中列の図柄要素が変動停止状態になることで中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれと異なる外れリーチの組合せが完成する。
[13−3−3]装飾図柄遊技停止処理
図62はステップS551の装飾図柄遊技停止処理であり、CPU71はステップS621で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信し、ステップS622で確定図柄格納部125から左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれをクリアし、ステップS623でコマンド格納部121から図柄情報コマンドをクリアする。表示制御回路80は再生停止コマンドを受信した場合には装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止し、新たに全図変動開始コマンドを受信するまで装飾図柄表示器41に左列の図柄要素の受信結果と中列の図柄要素の受信結果と右列の図柄要素の受信結果のそれぞれを変動停止状態で継続的に表示する。
[13−4]小当り遊技演出処理
図63はステップS514の小当り遊技演出処理であり、CPU71はステップS631でコマンド格納部121に小当り遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に小当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS632で表示制御回路80に小当り遊技演出開始コマンドを送信し、ステップS633でコマンド格納部121から小当り遊技開始コマンドをクリアする。この表示制御回路80は小当り遊技演出開始コマンドを受信した場合にはVROMから小当り遊技演出開始コマンドに応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器41に画像データの検出結果に基づいて小当り報知絵柄44を表示する。この小当り遊技演出開始コマンドの受信時には装飾図柄表示器41に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が外れリーチの組合せで表示されており、小当り報知絵柄44は装飾図柄遊技用の背景映像の前方に左列の図柄要素〜右列の図柄要素と共に表示される。
CPU71はステップS631でコマンド格納部121に小当り遊技開始コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS634でコマンド格納部121に小当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に小当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS635で表示制御回路80に小当り遊技演出停止コマンドを送信し、ステップS636でコマンド格納部121から小当り遊技停止コマンドをクリアする。この表示制御回路80は小当り遊技演出停止コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器41から小当り報知絵柄44を消去する。この小当り遊技演出停止コマンドの受信時には装飾図柄表示器41に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が外れリーチの組合せで表示されており、小当り報知絵柄44は左列の図柄要素〜右列の図柄要素が外れリーチの組合せで表示されたままの状態で装飾図柄遊技用の背景映像の前方から消去される。
[13−5]大当り遊技演出処理
図64はステップS515の大当り遊技演出処理であり、CPU71はステップS641でコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS642で大当り遊技演出用のビデオコマンドを表示制御回路80に送信する。この大当り遊技演出用のビデオコマンドはROM72に予め記録されたものであり、表示制御回路80は大当り遊技演出用のビデオコマンドを受信した場合にはVROMから大当り遊技演出用のビデオコマンドに応じた大当り遊技演出用のビデオデータを選択する。
CPU71はステップS642で大当り遊技演出用のビデオコマンドを送信すると、ステップS643で表示制御回路80に大当り遊技演出用の再生開始コマンドを送信し、ステップS644でコマンド格納部121から大当り遊技開始コマンドをクリアする。この表示制御回路80は大当り遊技演出用の再生開始コマンドを受信した場合には大当り遊技演出用のビデオデータを再生開始し、装飾図柄表示器41に大当り遊技演出の映像を表示開始する。
CPU71はステップS641でコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS645でコマンド格納部121に大当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS646で表示制御回路80に大当り遊技演出用の再生停止コマンドを送信し、ステップS647でコマンド格納部121から大当り遊技停止コマンドをクリアする。この表示制御回路80は大当り遊技演出用の再生停止コマンドを受信した場合には大当り遊技演出用のビデオデータを再生停止し、大当り遊技演出の映像を停止する。
上記実施例1においては、上特別図柄始動口25および下特別図柄始動口27相互間に遊技球が通過することが可能な大きさの隙間を設け、下特別図柄始動口27に両羽根板28の閉鎖状態で遊技球が隙間を通って入賞することが可能な構成にしても良い。即ち、下特別図柄始動口27を遊技球が入賞することが可能な縮小状態および遊技球が縮小状態に比べて容易に入賞することが可能な拡大状態相互間で切換える構成としても良い。
上記実施例1においては、メイン制御回路50が図43のステップS207でROM52から図15の(a)の特別図柄選択テーブル1を検出し、図43のステップS208で特別図柄選択テーブル1から通常大当り図柄(3)および確変大当り図柄(7)のうちステップS192のランダムカウンタMR3の値の検出結果に応じたものを選択し、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで大当りであると判定した場合および下特別図柄始動口27に入賞することで大当りであると判定した場合のそれぞれで確変大当り図柄(7)を相互に同一の確率で選択する構成としても良い。即ち、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで大当りであると判定した場合および下特別図柄始動口27に入賞することで大当りであると判定した場合のそれぞれで確率変動モードを相互に同一の確率でオン状態に設定すると判定する構成としても良い。
上記実施例1においては、メイン制御回路50が特殊演出モードおよび確率変動モードのそれぞれのオン状態で遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで小当りであると判定した場合および遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで小当りであると判定した場合のそれぞれに図20の(a)の変動開始コマンドテーブル5からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択し、特殊演出モードおよび時間短縮モードのそれぞれのオン状態で遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで小当りであると判定した場合および遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで小当りであると判定した場合のそれぞれには図20の(b)の変動開始コマンドテーブル6からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択し、特殊演出モードがオン状態に設定されていると共に確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフ状態に設定された状態で遊技球が上特別図柄始動口25に入賞することで小当りであると判定した場合および遊技球が下特別図柄始動口27に入賞することで小当りであると判定した場合のそれぞれには図20の(c)の変動開始コマンドテーブル7からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択する構成としても良い。即ち、特殊演出モードのオン状態で小当りであると判定した場合にプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hを選択する構成としても良い。
図65は遊技盤16を示すものであり、遊技盤16には上特別図柄表示器39が固定されていない。図66はメイン制御回路50から演出制御回路70に送信される制御コマンドの一覧であり、制御コマンドからは上保留コマンドが廃止されている。図67はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブルである。この特別図柄選択テーブルは図15の(a)の特別図柄選択テーブル1および図15の(b)の特別図柄選択テーブル2の双方に換わるものであり、図67の特別図柄選択テーブルにはランダムカウンタMR3の31個の値(0〜30)のそれぞれに対して通常大当り図柄(3)の選択結果が割付けられ、ランダムカウンタMR3の残りの32個の値(31〜62)のそれぞれに対して確変大当り図柄(7)の選択結果が割付けられている。即ち、確率変動モードは一定確率(32/63)でオン状態に設定される。
図68はメイン制御回路50のRAM53に設定された制御データ格納領域110であり、制御データ格納領域110からは特別図柄保留データ格納部111が廃止されている。図69はメイン制御回路50のCPU51が図31のタイマ割込み処理に換えて実行するタイマ割込み処理であり、図69のタイマ割込み処理では遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合の特別図柄データ取得処理1が廃止されている。図70はメイン制御回路50のCPU51が図32の入力処理に換えて実行する入力処理であり、CPU51はステップS24で上特別図柄始動口センサ26から上特別図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS28でフラグ格納部116の下特別図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、ステップS24で上特別図柄始動口センサ26から上特別図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS27へ移行する。即ち、下特別図柄始動信号フラグは遊技球が上特別図柄始動口25および下特別図柄始動口27のいずれかに入賞した場合にオン状態に設定され、遊技球が上特別図柄始動口25および下特別図柄始動口27のいずれにも入賞しなかった場合にオフ状態に設定されるものであり、遊技球が上特別図柄始動口25に入賞した場合および下特別図柄始動口27に入賞した場合のそれぞれには図69のステップS15の特別図柄データ取得処理2で図68の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録される。
図71はメイン制御回路50のCPU51が図43の大当り判定処理に換えて実行する大当り判定処理であり、CPU51はステップS191で保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値が記録されていると判断した場合にはステップS192で保留番号1の特別図柄保留データ格納部112からランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれを検出し、ステップS197でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS198でROM52から図14の(b)の大当り判定テーブル2を検出し、ステップS199で大当り判定テーブル2からステップS192のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。
CPU51はステップS197でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS200でROM52から図14の(a)の大当り判定テーブル1を検出し、ステップS201で大当り判定テーブル1からステップS192のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。
CPU51はステップS199またはステップS201で判定結果を選択すると、ステップS202でステップS199の判定結果またはステップS201の判定結果が大当りであるか否かを判断する。ここでステップS199の判定結果またはステップS201の判定結果が大当りであると判断した場合にはステップS203でフラグ格納部116の大当りフラグをオン状態に設定し、ステップS222でROM52から図67の特別図柄選択テーブルを検出し、ステップS223で特別図柄選択テーブルからステップS192のランダムカウンタMR3の値の検出結果に応じた特別図柄を選択する。そして、ステップS209で特別図柄格納部114にステップS223の特別図柄の選択結果を記録し、ステップS210でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS202で判定結果が外れであると判断すると、ステップS211でフラグ格納部116の大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS224でフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の確変フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS215でROM52から図16の(b)の小当り判定テーブル2を検出し、ステップS216で小当り判定テーブル2からステップS192のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。
CPU51はステップS224でフラグ格納部116の確変フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS225でフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部116の時短フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS215でROM52から図16の(b)の小当り判定テーブル2を検出し、ステップS216で小当り判定テーブル2からステップS192のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。
CPU51はステップS225でフラグ格納部116の時短フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS213でROM52から図16の(a)の小当り判定テーブル1を検出し、ステップS214で小当り判定テーブル1からステップS192のランダムカウンタMR1の値の検出結果に応じた判定結果を選択する。この小当り判定テーブル1は小当り判定テーブル2に比べて小当りの判定結果の選択確率が低く設定されたものであり、確率変動モードのオン状態および時間短縮モードのオン状態のそれぞれでは確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態に比べて小当りであると高確率で判定される。
CPU51はステップS214またはステップS216で判定結果を選択すると、ステップS217でステップS214の判定結果またはステップS216の判定結果が小当りであるか否かを判断する。ここでステップS214の判定結果またはステップS216の判定結果が小当りであると判断した場合にはステップS218でフラグ格納部116の小当りフラグをオン状態に設定し、ステップS219で特別図柄格納部114に小当り図柄(2)を記録し、ステップS210でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
CPU51はステップS217でステップS214の判定結果またはステップS216の判定結果が外れであると判断すると、ステップS220でフラグ格納部116の小当りフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS221で特別図柄格納部114に外れ図柄(1)を記録し、ステップS210でフラグ格納部116の特別図柄プロセスフラグに(1)を設定する。
図72はメイン制御回路50のCPU51が図44の特別図柄変動開始時処理に換えて実行する特別図柄変動開始時処理であり、CPU51はステップS257で演出制御回路70に図柄情報コマンドの設定結果を送信した場合にはステップS267で保留番号1の特別図柄保留データ格納部112からランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれをクリアし、ステップS268へ移行する。即ち、特別図柄遊技が開始される場合にはランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが保留番号1の特別図柄保留データ格納部112から消去され、保留番号2〜保留番号4のいずれかの特別図柄保留データ格納部112にランダムカウンタMR1の値およびランダムカウンタMR3の値のそれぞれが記録されている場合には前段の領域にシフトされる。
図73はメイン制御回路50のCPU51が図46の特別図柄変動処理に換えて実行する特別図柄変動処理であり、CPU51はステップS313で下特別図柄表示器40のLEDを点滅制御することで下特別図柄表示器40に特別図柄を変動状態で表示する。
図74はメイン制御回路50のCPU51が図47の特別図柄変動停止時処理に換えて実行する特別図柄変動停止時処理であり、CPU51はステップS323で下特別図柄表示器40の特別図柄の変動表示を特別図柄格納部114に記録されている特別図柄の設定結果で停止し、ステップS325でフラグ格納部116の大当りフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。
電源が投入された場合には図30のステップS2で確率変動モードと時間短縮モードと特殊演出モードのそれぞれがオフ状態に初期設定される。これら確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態での小当り確率は確率変動モードのオン状態での小当り確率および時間短縮モードのオン状態での小当り確率のそれぞれに比べて低く設定されており、確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態では小当りであると確率変動モードのオン状態および時間短縮モードのオン状態のそれぞれに比べて低確率で判定される。これら確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態で小当りであると判定された場合には小当り遊技の終了時に図50のステップS384で特殊演出モードの継続回数が選択され、カウンタMN1の値に継続回数の選択結果が設定され、特殊演出モードがオンされる。この特殊演出モードがオンされていると共に確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフされている状態では図45のステップS301で変動開始コマンドテーブル7が選択され、図45のステップS302で変動開始コマンドテーブル7からプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hが低確率で選択され、装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が低い頻度で表示される。
確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態で大当りであると判定された場合には大当り遊技の終了時に図52のステップS424で確率変動モードがオンまたは図52のステップS426で時間短縮モードがオンされる。確率変動モードのオン状態での小当り確率は確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態での小当り確率に比べて高く設定されており、確率変動モードのオン状態では小当りであると確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態に比べて高確率で判定される。この確率変動モードのオン状態で小当りであると判定された場合には小当り遊技の終了時に図50のステップS384で特殊演出モードの継続回数が選択され、特殊演出モードがオンされる。この確率変動モードのオン状態で特殊演出モードがオンされた場合には図45のステップS296で変動開始コマンドテーブル5が選択され、図45のステップS297で変動開始コマンドテーブル5からプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hが高確率で選択され、装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が高い頻度で表示される。
時間短縮モードのオン状態での小当り確率は確率変動モードのオン状態での小当り確率と同一の高確率に設定されており、時間短縮モードのオン状態では小当りであると確率変動モードのオン状態と同一の高確率で判定される。この時間短縮モードのオン状態で小当りであると判定された場合には小当り遊技の終了時に図50のステップS384で特殊演出モードの継続回数が選択され、カウンタMN1の値に継続回数の選択結果が設定され、特殊演出モードがオンされる。この時間短縮モードのオン状態で特殊演出モードがオンされた場合には図45のステップS299で変動開始コマンドテーブル6が選択され、図45のステップS300で変動開始コマンドテーブル6からプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hが中確率で選択され、装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が中の頻度で表示される。
時間短縮モードがオン状態に設定されたまま大当りであると判定されることなく継続回数(70)の特別図柄遊技が終了した場合には時間短縮モードがオフ状態に設定され、確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフ状態に設定された電源投入時の初期モードに戻る。この初期モードで小当りであると判定された場合には特殊演出モードがオン状態に設定され、電源投入時と同様に装飾図柄遊技の映像でプロポーズリーチ演出の映像が低い頻度で表示される。即ち、プロポーズリーチ演出の映像は1)確率変動モードのオン状態で特殊演出モードがオン状態に設定された場合と2)時間短縮モードのオン状態で特殊演出モードがオン状態に設定された場合と3)確率変動モードおよび時間短縮モードの双方のオフ状態で特殊演出モードがオン状態に設定された場合のうちで1)が最も高い頻度で表示され、2)が2番目に高い頻度で表示され、3)が最も低い頻度で表示されるものであり、遊技者はプロポーズリーチ演出の映像が表示される頻度の高さに応じて確率変動モードがオンされているか、または、時間短縮モードがオンされているか、または、確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフされたかを推測できる。
上記実施例2においては、メイン制御回路50が特殊演出モードおよび確率変動モードのそれぞれのオン状態で小当りであると判定した場合に図20の(a)の変動開始コマンドテーブル5からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択し、特殊演出モードおよび時間短縮モードのそれぞれのオン状態で小当りであると判定した場合に図20の(b)の変動開始コマンドテーブル6からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択し、特殊演出モードがオン状態に設定されていると共に確率変動モードおよび時間短縮モードの双方がオフ状態に設定された状態で小当りであると判定した場合に図20の(c)の変動開始コマンドテーブル7からランダムカウンタMR2の値の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択する構成としても良い。即ち、特殊演出モードのオン状態で小当りであると判定した場合にプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hを選択する構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50が確率変動モードのオン状態ではオフ状態に比べて当りであると高い確率で判定することで下特別図柄始動口27に多くの遊技球が入球することを許容するように当り遊技を行う構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50が「確率変動モードのオン状態ではオフ状態に比べて下特別図柄始動口27の開放時間を長く設定する」「確率変動モードのオン状態ではオフ状態に比べて当りであると高い高確率で判定する」「確率変動モードのオン状態ではオフ状態に比べて普通図柄遊技の所要時間を短く設定する」のうちのいずれか1つまたは2つ以上の組合せで確率変動モードのオン状態ではオフ状態に比べて下特別図柄始動口27に多くの遊技球が入球することを許容するように当り遊技を行う構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50が特殊演出モードをオン状態に設定した場合には予め決められた時間が経過することで特殊演出モードをオン状態からオフ状態に切換える構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50が特殊演出モードをオン状態に設定した場合には特別図柄遊技を開始する毎に特殊演出モードをオフ状態に設定するか否かを判定し、特殊演出モードをオフ状態に設定すると判定した場合に特殊演出モードをオン状態からオフ状態に切換える構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、メイン制御回路50が特殊演出モードをオン状態に設定した場合には大当りの判定結果を選択することで特殊演出モードをオン状態からオフ状態に切換える構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、ステップS384の特殊演出モード開始処理をステップS251の変動開始コマンド選択処理の直後に行っても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、図18の(a)の継続回数選択テーブル1に換えて複数の継続回数の平均が図18の(c)の継続回数選択テーブル3と同一回数に設定されたものを用いても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、特殊演出モードのオン状態で特定の演出情報が選択された場合に装飾図柄遊技の背景映像に特定の絵柄を重ねて表示する構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、図20の(c)の変動開始コマンドテーブル7からプロポーズリーチ演出用の変動開始コマンド8014hを廃止し、確率変動モードおよび時間短縮モードのそれぞれのオン状態で特殊演出モードがオンされた場合には装飾図柄遊技でプロポーズリーチ演出の映像が表示されない構成としても良い。
上記実施例1および実施例2のそれぞれにおいては、図19の(b)の変動開始コマンドテーブル2と図19の(c)の変動開始コマンドテーブル3と図19の(d)の変動開始コマンドテーブル4のそれぞれに選択肢として変動開始コマンド8014hを追加しても良い。これら変動開始コマンドテーブル2〜変動開始コマンドテーブル4のそれぞれでは変動開始コマンド8014hの選択確率を図20の(c)の変動開始コマンドテーブル7に比べて低く設定することが好ましい。
16は遊技盤、23は普通図柄始動口、25は上特別図柄始動口(第1の特別図柄始動口,特別図柄始動口)、27は下特別図柄始動口(第2の特別図柄始動口,特別図柄始動口)、34は特別入賞口(特別入球口)、41は装飾図柄表示器(図柄表示器)、50はメイン制御回路、52はROM(演出情報メモリ,継続回数メモリ)、53はRAM(ワークメモリ)、70は演出制御回路、80は表示制御回路を示している。

Claims (3)

  1. 遊技球が発射される遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球することが可能な特別図柄始動口と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球することが不能な閉鎖状態および遊技球が入球することが可能な開放状態相互間で切換えられる特別入球口と、
    遊技球が前記特別図柄始動口に入球した場合に複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示される図柄表示器と、
    高確率フラグおよび特殊演出フラグのそれぞれが予め決められたオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるワークメモリと、
    遊技球が前記特別図柄始動口に入球した場合に前記特別入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するものであって、前記ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて高い大当り確率で大当りであると判定する大当り判定手段と、
    前記大当り判定手段が大当りであると判定した場合に前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかを判定する高確率フラグ判定手段と、
    前記大当り判定手段が大当りでないと判定した場合に前記特別入球口を開放状態にする小当りであるか否かを判定するものであって、前記ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合には小当りであると予め決められた第1の小当り確率で判定すると共に前記ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合には小当りであると第1の小当り確率に比べて高い第2の小当り確率で判定する小当り判定手段と、
    前記図柄表示器の図柄遊技の映像を視覚的に演出する演出映像の内容を決めるための演出情報として特定の演出映像を表示するための特定の演出情報を含む複数の演出情報が予め記録された演出情報メモリと、
    前記大当り判定手段が大当りであると判定した場合には前記大当り判定手段が大当りであると判定することで前記演出情報メモリから一つの演出情報を選択するものであって、前記大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には前記小当り判定手段が小当りであるか否かを判定することで前記演出情報メモリから一つの演出情報を選択する演出情報選択手段と、
    遊技球が前記特別図柄始動口に入球した場合に前記図柄表示器に図柄遊技の映像を表示すると共に当該図柄遊技の映像を前記演出情報選択手段の演出情報の選択結果に応じた内容の演出映像で演出するものであって、前記大当り判定手段が大当りであると判定した場合には当該図柄遊技の映像で複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せで可変停止状態にすると共に前記大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には当該図柄遊技の映像で複数の図柄要素を大当りの組合せと異なる外れの組合せで可変停止状態にする図柄遊技手段と、
    前記小当り判定手段が小当りであると判定した場合に前記特別入球口を開放状態にする小当り遊技を行うものであって、小当り遊技を前記図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が外れの組合せで表示された後に開始する小当り遊技手段と、
    前記大当り判定手段が大当りであると判定した場合に前記特別入球口を開放状態にする大当り遊技を行うものであって、大当り遊技を前記図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が大当りの組合せで表示された後に開始する大当り遊技手段と、
    前記高確率フラグ判定手段が前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定した場合には前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録し、前記高確率フラグ判定手段が前記ワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定した場合には前記ワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録する高確率フラグ記録手段と、
    前記小当り判定手段が小当りであると判定した場合には前記ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するものであって、前記ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録した場合には予め決められた条件が成立することで前記ワークメモリの特殊演出フラグをオン状態からオフ状態に書換える特殊演出フラグ記録手段を備え、
    前記演出情報選択手段は、
    前記ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されている状態では少なくとも前記小当り判定手段が小当りでないと判定した場合に前記演出情報メモリから特定の演出情報を予め決められた高確率で選択し、
    前記ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されていない状態では少なくとも前記小当り判定手段が小当りでないと判定した場合に前記演出情報メモリから特定の演出情報を前記高確率に比べて低い低確率で選択または前記演出情報メモリから特定の演出情報を選択しないことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技球が発射される遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球することが可能な普通図柄始動口と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球することが可能な第1の特別図柄始動口と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球することが不能な外れ状態および遊技球が入球することが可能な当り状態相互間または遊技球が入球することが可能な外れ状態および遊技球が当該外れ状態に比べて容易に入球することが可能な当り状態相互間で切換えられる第2の特別図柄始動口と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球することが不能な閉鎖状態および遊技球が入球することが可能な開放状態相互間で切換えられる特別入球口と、
    遊技球が前記第1の特別図柄始動口に入球した場合および前記第2の特別図柄始動口に入球した場合のそれぞれに複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示される図柄表示器と、
    高確率フラグとサポートフラグと特殊演出フラグのそれぞれが予め決められたオン状態およびオフ状態のいずれかで記録されるワークメモリと、
    遊技球が前記普通図柄始動口に入球した場合に前記第2の特別図柄始動口を当り状態にする当りであるか否かを判定する当り判定手段と、
    前記当り判定手段が当りであると判定した場合に前記第2の特別図柄始動口を当り状態にする当り遊技を行うものであって、前記ワークメモリにサポートフラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて前記第2の特別図柄始動口に多くの遊技球が入球することを許容するように当り遊技を行う当り遊技手段と、
    遊技球が前記第1の特別図柄始動口に入球した場合に前記特別入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するものであって、前記ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて高い大当り確率で大当りであると判定する第1の大当り判定手段と、
    前記第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合に前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかを判定する第1の高確率フラグ判定手段と、
    前記第1の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合に前記特別入球口を開放状態にする小当りであるか否かを判定するものであって、前記ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合およびオン状態で記録されている場合のそれぞれで小当りであると予め決められた相互に同一の第1の小当り確率で判定する第1の小当り判定手段と、
    遊技球が前記第2の特別図柄始動口に入球した場合に大当りであるか否かを判定するものであって、前記ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合にはオフ状態で記録されている場合に比べて高い大当り確率で大当りであると判定する第2の大当り判定手段と、
    前記第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合に前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態およびオフ状態のいずれで記録するかを判定する第2の高確率フラグ判定手段と、
    前記第2の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合に小当りであるか否かを判定するものであって、前記ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合およびオン状態で記録されている場合のそれぞれで小当りであると前記第1の小当り判定手段の第1の小当り確率に比べて高い相互に同一の第2の小当り確率で判定する第2の小当り判定手段と、
    前記図柄表示器の図柄遊技の映像を視覚的に演出する演出映像の内容を決めるための演出情報として特定の演出映像を表示するための特定の演出情報を含む複数の演出情報が予め記録された演出情報メモリと、
    前記第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合には前記第1の大当り判定手段が大当りであると判定することで前記演出情報メモリから一つの演出情報を選択し、前記第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合には前記第2の大当り判定手段が大当りであると判定することで前記演出情報メモリから一つの演出情報を選択するものであって、前記第1の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には前記第1の小当り判定手段が小当りであるか否かを判定することで前記演出情報メモリから一つの演出情報を選択し、前記第2の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合には前記第2の小当り判定手段が小当りであるか否かを判定することで前記演出情報メモリから一つの演出情報を選択する演出情報選択手段と、
    遊技球が前記第1の特別図柄始動口に入球した場合および前記第2の特別図柄始動口に入球した場合のそれぞれに前記図柄表示器に図柄遊技の映像を表示すると共に当該図柄遊技の映像を前記演出情報選択手段の演出情報の選択結果に応じた内容の演出映像で演出するものであって、前記第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合および前記第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合のそれぞれには当該図柄遊技の映像で複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せで可変停止状態にすると共に前記第1の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合および前記第2の大当り判定手段が大当りでないと判定した場合のそれぞれには当該図柄遊技の映像で複数の図柄要素を大当りの組合せと異なる外れの組合せで可変停止状態にする図柄遊技手段と、
    前記第1の小当り判定手段が小当りであると判定した場合および前記第2の小当り判定手段が小当りであると判定した場合のそれぞれに前記特別入球口を開放状態にする小当り遊技を行うものであって、小当り遊技を前記図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が外れの組合せで表示された後に開始する小当り遊技手段と、
    前記第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合および前記第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合のそれぞれに前記特別入球口を開放状態にする大当り遊技を行うものであって、大当り遊技を前記図柄表示器に図柄遊技の映像で複数の図柄要素が大当りの組合せで表示された後に開始する大当り遊技手段と、
    前記第1の高確率フラグ判定手段が前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定した場合および前記第2の高確率フラグ判定手段が前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録すると判定した場合のそれぞれには前記ワークメモリに高確率フラグをオン状態で記録し、前記第1の高確率フラグ判定手段が前記ワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定した場合および前記第2の高確率フラグ判定手段が前記ワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録すると判定した場合のそれぞれには前記ワークメモリに高確率フラグをオフ状態で記録する高確率フラグ記録手段と、
    前記第1の大当り判定手段が大当りであると判定した場合および前記第2の大当り判定手段が大当りであると判定した場合のそれぞれに前記ワークメモリにサポートフラグを予め決められた確率でオン状態で記録するものであって、前記ワークメモリにサポートフラグにサポートフラグをオン状態で記録した場合には予め決められた条件が成立することで前記ワークメモリのサポートフラグをオン状態からオフ状態に書換えるサポートフラグ記録手段と、
    前記第1の小当り判定手段が小当りであると判定した場合および前記第2の小当り判定手段が小当りであると判定した場合のそれぞれに前記ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するものであって、前記ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録した場合には予め決められた条件が成立することで前記ワークメモリの特殊演出フラグをオン状態からオフ状態に書換える特殊演出フラグ記録手段を備え、
    前記演出情報選択手段は、
    前記ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されている状態では少なくとも前記第1の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合および前記第2の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合のそれぞれに前記演出情報メモリから特定の演出情報を予め決められた高確率で選択し、
    前記ワークメモリに特殊演出フラグおよび高確率フラグの双方がオン状態で記録されていない状態では少なくとも前記第1の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合および前記第2の小当り判定手段が小当りでないと判定した場合のそれぞれに前記演出情報メモリから特定の演出情報を前記高確率に比べて低い低確率で選択または前記演出情報メモリから特定の演出情報を選択しないことを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 前記特殊演出フラグ記録手段が前記ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録してから前記ワークメモリの特殊演出フラグをオフ状態に書換えるまでの期間である継続回数が次の1)第1の継続回数テーブルおよび次の2)第2の継続回数テーブルとして予め記録された継続回数メモリと、
    1)前記ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合に選択される相互に異なる複数の継続回数からなる第1の継続回数テーブル
    2)前記ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合に選択される相互に異なる複数の継続回数からなるものであって、複数の継続回数の平均が第1の継続回数テーブルでの平均以上の第2の継続回数テーブル
    前記ワークメモリに高確率フラグがオフ状態で記録されている場合には前記特殊演出フラグ記録手段が前記ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するときに前記継続回数メモリの第1の継続回数テーブルから一つの継続回数を選択し、前記ワークメモリに高確率フラグがオン状態で記録されている場合には前記特殊演出フラグ記録手段が前記ワークメモリに特殊演出フラグをオン状態で記録するときに前記継続回数メモリの第2の継続回数テーブルから一つの継続回数を選択する継続回数選択手段と、
    前記ワークメモリに特殊演出フラグがオン状態で記録されている場合に図柄遊技の映像の表示回数を計測する表示回数計測手段を備え、
    前記特殊演出フラグ記録手段は、
    前記表示回数計測手段の表示回数の計測結果が前記継続回数選択手段の継続回数の選択結果に到達したか否かを判断するものであって、前記表示回数計測手段の表示回数の計測結果が前記継続回数選択手段の継続回数の選択結果に到達したと判断した場合に前記ワークメモリの特殊演出フラグをオン状態からオフ状態に書換えることを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
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