JP2009077857A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】変動停止時の確定停止図柄が確率変動型大当り態様である場合において、仮停止後の再変動演出を行わない場合、図柄変動時間を短縮することなく、図柄変動途中の仮停止後の再変動演出の開始から停止までの期間を有効に活用し、弾球遊技機としての遊技性を高める。
【解決手段】演出制御手段34aにより、仮停止時の停止図柄を確率変動型大当り態様とし、仮停止後、再変動演出を表示する代わりに、その後の大当り遊技実行中に行う演出パターンを選択する選択画面を表示させてから確率変動型大当り態様の確定停止図柄を表示させる第3モードが設定される。
【選択図】 図16

Description

本発明は、図柄表示手段での図柄変動表示において、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄が特定態様の場合に、仮停止後の再変動演出を行わない弾球遊技機に関するものである。
従来の弾球遊技機においては、特別図柄を表示可能な特別図柄表示手段や、この特別図柄に対応する演出図柄を表示可能な演出表示手段などが設けられている。始動入賞口に遊技球が入賞すると、特別図柄の変動表示に連動して演出図柄が付随的に変動表示され、特別図柄が停止するタイミングで演出図柄も停止表示される。この演出図柄は大当りに対する遊技者の期待感を喚起する為に演出目的で表示される数字等からなる複数の図柄列である。
特別図柄が所定時間変動表示され、始動入賞口に入賞した際に抽出された抽選値に基づいて変動停止後の確定停止図柄が特定態様で表示されると、所謂「大当り」として遊技状態が遊技者に有利な利益状態を発生させる大当り遊技状態に移行される。このとき、遊技者が大当りである旨を認識しやすい態様で演出図柄も特定態様で停止表示されるので、遊技者はこの演出図柄の停止態様を見て特別図柄表示手段の特別図柄の停止態様が当りか否かを認識することができる。
演出表示手段で変動表示される図柄の変動制御においては、主制御手段が、当り外れデータと図柄変動の開始から停止までの図柄変動時間を指令する変動時間データとからなる図柄制御コマンドを作成し演出制御手段に送信する。演出制御手段は、主制御手段から受信した図柄制御コマンドに基づいて変動停止後の確定停止図柄の図柄態様、図柄変動パターンなどを決定する。この場合、主制御手段は、図柄制御コマンドを演出制御手段に送信するだけでよく、主制御手段における演出図柄の変動制御に対する制御負荷の軽減を図ることができる。
ところで、このような弾球遊技機においては、演出図柄変動途中において図柄が非確率変動型大当り態様(例えば、444)で仮停止表示され、その後に、その停止図柄が確率変動型大当り態様(例えば、777)に昇格することを予告する昇格演出(再変動演出)が実行されるものがある。例えば、特許文献1のパチンコ機においては、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄が非特定態様で表示され、その停止図柄が再変動した後特定態様で確定停止表示される。
特開平11−313938号公報
特許文献1のパチンコ機においては、仮停止時の停止図柄が特定態様で表示された場合、その停止図柄が再変動することなく確定停止表示される。そのため、再変動演出が行われない分、図柄変動時間が短縮されることになる。この場合、主制御手段に再変動演出時間を含む図柄変動時間を指令する変動パターンコマンドと、再変動演出時間を除いた図柄変動時間を指令する変動パターンとを設けることが考えられる。そのため、主制御手段において変動パターンコマンドが増えることになる。
また、図柄制御手段において仮停止図柄が特定態様に決定された場合、主制御手段は、図柄変動開始時に再変動演出時間を含む変動パターンコマンドを送信した後、再変動演出時間を除いた変動パターンコマンドを図柄制御手段に送信することになるので、主制御手段の図柄変動制御に対する制御負荷の軽減を図ることができないという問題がある。
本発明の目的は、変動停止時の確定停止図柄が第1大当り態様よりも遊技者に有利な第2大当り態様の場合において、仮停止後の再変動演出を行わない場合、図柄変動時間を短縮することなく、仮停止後の再変動演出の開始から確定停止表示されるまでの期間を有効に活用し、弾球遊技機としての遊技性を高めること、主制御手段の図柄変動制御に対する制御負荷を増大させないことである。
請求項1の弾球遊技機は、図柄を表示可能な図柄表示手段と、主に遊技を制御する主制御手段と、この主制御手段から送信される図柄制御コマンドを受信しその図柄制御コマンドに基づいて図柄表示手段の図柄の変動制御を行う図柄制御手段とを備え、図柄表示手段に表示される変動停止時の確定停止図柄が複数の大当り態様の何れかになったとき遊技者に有利な利益状態を発生させる弾球遊技機において、複数の大当り態様は、複数の第1大当り態様と、第1大当り態様よりも遊技者に有利な複数の第2大当り態様とを含み、変動停止時の確定停止図柄が第1大当り態様である場合、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄を第1大当り態様とし、再変動演出表示を経て第1大当り態様の確定停止図柄を表示させる第1モードを設定する第1の演出制御手段と、変動停止時の確定停止図柄が第2大当り態様である場合、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄を第1大当り態様とし、再変動演出表示を経て第2大当り態様の確定停止図柄を表示させる第2モードと、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄を第2大当り態様とし、その後の大当り遊技実行中に行う演出の演出パターンを選択する為の選択画面を図柄表示手段に表示させてから第2大当り態様の確定停止図柄を表示させる第3モードのうちの何れかのモードを設定する第2の演出制御手段とを備えたことを特徴としている。
確定停止図柄が第1大当り態様である場合、第1の演出制御手段により、仮停止図柄が第1大当り態様で表示された後再変動演出が実行される。確定停止図柄が第2大当り態様である場合、第2の演出制御手段により、仮停止図柄が第1大当り態様で表示された後再変動演出が実行されるか又は、仮停止図柄が第2大当り態様で表示された後再変動演出を行わずに大当り用演出パターンを選択する選択画面が表示される。
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、前記第1,第2の演出制御手段は、主制御手段から送信される1つの図柄制御コマンドに基づいて第1モード、第2モード、第3モードの何れかを設定することを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項1又2の発明において、第2大当り態様の確定停止図柄になった場合に、確率変動型の大当り状態が発生することを特徴としている。
本願の弾球遊技機によれば、確定停止図柄が第2大当り態様である場合、第2の演出制御手段により、仮停止時の停止図柄を第1大当り態様とし、再変動演出表示を経て第2大当り態様の確定停止図柄を表示させる第2モードが設定されるので、遊技者の大当りに対する期待感が高揚され、遊技の興趣の向上を図ることができる。
また、第2の演出制御手段により、仮停止時の停止図柄を第2大当り態様とし、その後の大当り遊技実行中に行う演出パターンを選択する選択画面を表示させてから第2大当り態様の確定停止図柄を表示させる第3モードが設定されるので、仮停止後に再変動演出を行わない場合でも図柄変動時間を短縮することなく、仮停止後の再変動演出の開始から確定停止表示までの期間を有効に活用し、弾球遊技機としての遊技性を高めることができる。また、主制御手段に再変動演出時間を含まない図柄制御コマンドを設ける必要がなく、しかも主制御手段が1つの図柄制御コマンドを演出制御手段に送信するだけでよく、主制御手段の図柄変動制御に対する制御負荷を増大させることがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機1は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機2をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、複数の上部ランプ6と、これら上部ランプ6よりも下側の窓部7aとを有するガラス扉7と発射用の遊技球Pを貯留する上皿8の前面板9とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板9の下部には、上皿8から貯留し又は抜き取った遊技球Pを貯留する下皿10と、発射ハンドル11とが設けられている。
上皿8の右部には、遊技者が操作可能な演出選択ボタン12と演出決定ボタン13と、カード式球貸し機2に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられている。操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球Pの球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。
演出選択ボタン12及び演出決定ボタン13は、大当り遊技実行中に行う演出に関し、複数の大当り遊技用演出パターンの中から遊技者が所望の演出パターンを選択し決定する為のボタンであり、押しボタンスイッチ(メカニカルスイッチ)により構成されている。
図3に示すように、鉛直な盤面を形成する遊技盤5にはガイドレール16がほぼ環状に設けられ、ガイドレール16の内側に遊技領域5aが形成され、発射ハンドル11を回動操作して発射された遊技球Pは、このガイドレール16により遊技領域5aへ案内される。
遊技領域5aには、多数の障害釘(図示略)と、風車17と、センターケース18と、そのセンターケース18に一体的に設けられた液晶ディスプレイ(LCD)15と、装飾ランプ19と、特別図柄表示装置20と、複数の普通入賞口21と、第1,第2特別図柄始動入賞口22,23と、ゲート式の普通図柄始動口24と、大入賞口25と、入賞しなかった遊技球Pをアウト球として回収する球排出口26などが設けられている。
遊技領域5aに投入された遊技球Pは、多数の障害釘や風車17に当たって方向を換えながら落下していき、普通入賞口21、第1,第2特別図柄始動入賞口22,23、大入賞口25の何れかに入賞するか、最下端まで落下して球排出口26から排出される。これら入賞口21〜23,25の何れかに遊技球Pが入賞した場合には、予め定めた数の遊技球Pが上皿8又は下皿10に払い出される。
図3に示すように、特別図柄表示装置20には、第1特別図柄表示部27と、第2特別図柄表示部28と、遊技状態報知表示部29とが設けられ、これら表示部27〜29が独立に表示可能に構成されている。特別図柄表示装置20よりも上側には複数(4つ)の普通図柄変動保留ランプ30が設けられている。特別図柄表示装置20よりも下側には普通図柄の当り外れランプ表示部31a,31bが設けられている。
第1,第2特別図柄表示部27,28と遊技状態報知表示部29には、夫々、7セグメントLED表示器が設けられている。第1,第2特別図柄は、夫々、そのLED表示装置により表示される数字、記号や絵柄等からなる図柄である。第1,第2特別図柄として、例えば、「0」〜「9」の数字や、「−」の絵柄を用いる。遊技状態報知表示部29は、確率変動型大当り、非確率変動型大当り、第1,第2特別図柄の変動時間を短くする時短や大当り遊技状態のラウンド回数を示唆する情報等がLED表示装置にて記号や絵柄により表示される。
第1特別図柄始動入賞口22に入賞した遊技球Pを検出した場合には、第1特別図柄表示部27の第1特別図柄が変動表示される。第1特別図柄の変動停止時の表示結果が確率変動型大当り態様(例えば、7)や非確率変動型大当り態様(例えば、6)の場合には、大入賞口25が開閉され遊技者に有利な利益状態を発生させる大当り遊技に遊技状態が移行される。一方、第1特別図柄の変動停止時の表示結果が外れ態様(例えば、−)の場合には、大当り遊技には移行されない。
第2特別図柄始動入賞口23に入賞した遊技球Pを検出した場合には、第2特別図柄表示部28の第2特別図柄が変動表示される。変動停止時の表示結果が大当り態様の場合には、遊技状態が大当り遊技状態に移行される。
第1,第2特別図柄の変動中に第1,第2図柄始動入賞口22,23に遊技球Pが入賞した場合には、その入賞数が最大4個まで保留球として夫々記憶され、その保留球に相当する数が、第1,第2特別図柄表示部27,28のLED表示装置により表示される。そして、その保留数に相当する回数の第1,第2特別図柄の変動表示が連続的に行なわれる。
普通図柄始動口24に入球した遊技球Pを検出した場合には、普通図柄ランプ表示部31の当りランプ表示部31aと外れランプ表示部31bとの何れかにおいて、普通図柄の当り/外れの抽選結果がランプにて点灯表示され、当りランプ表示部31aのランプが点灯表示された場合、第2特別図柄始動入賞口23の開閉羽根23aが所定回数開閉動作を行う。
当り/外れランプ表示部31a,31bの何れかのランプの点灯表示中に普通図柄始動口24に遊技球Pが入球した場合には、その入球数が最大で4個まで保留数として記憶され、普通図柄ランプ表示部31の当り外れランプ表示部31a,31bの点灯表示実行回数が普通図柄変動保留ランプ表示部30に点灯される。そして、その保留数に相当する回数分の普通図柄の当り/外れに関する抽選値が抽出され、その抽選値に基づく当り/外れの判定結果が当り外れランプ表示部31a,31bにて連続的に点灯表示される。
液晶ディスプレイ15(図柄表示手段)の表示画面には、複数の図柄列からなる演出図柄、キャラクタ等による動画像、背景画像や大当り遊技用演出パターン選択画面などが表示される。この大当り遊技用演出パターン選択画面には、大当り実行中に行う演出の演出パターンを遊技者が選択する為に複数の大当り遊技用演出パターンが表示される。遊技者は、演出選択ボタン12と演出決定ボタン13を操作して、これら複数の大当り遊技用演出パターンの中から所望の大当り遊技用演出パターンを選択し決定する。
演出図柄は、例えば、数字等の図柄列からなり、遊技者に大当りへの期待感を喚起する為の演出目的で変動表示される。また、遊技者は、この演出図柄の変動停止後の図柄態様を見て第1,第2特別図柄表示部27,28の特別図柄の変動停止後の図柄態様が当りか否かを認識することができる。
演出図柄は、第1,第2特別図柄表示部27,28の第1,第2特別図柄の変動表示に連動して変動表示され、第1,第2特別図柄の夫々の変動停止タイミングに合わせて停止表示され、それら図柄列の組合せが特定の組合せの図柄態様、つまり確率変動型大当り態様(例えば、「777」などの奇数図柄)や非確率変動型大当り態様(例えば、「666」などの偶数図柄)で停止表示された場合には、遊技状態が大当り遊技状態に移行される。
次に、パチンコ機1の制御系について説明する。
図2に示すように、パチンコ機1の前枠4の裏側には、パチンコ機1を制御する各種制御手段(主制御手段32a、払出制御手段33a、演出制御手段34a、液晶表示制御手段35a、電源手段)が装備された基板として、主制御手段32aが装備された主制御基板32、払出制御手段33aが装備された払出制御基板33、演出制御手段34aが装備された演出制御基板34、液晶表示制御手段35aが装備された液晶表示制御基板35、電源手段が装備された電源基板36が夫々所定位置に配設されている。これら制御基板32〜36は別体に構成されて電気的に接続され、主制御基板32と払出制御基板33と演出制御基板34と液晶表示制御基板35には、夫々、CPUとROMとRAMからなるマイクロコンピュータと入出力インターフェースが夫々設けられている。
図4に示すように、主制御基板32には、普通入賞口SW群37、第1特別図柄始動入賞口SW38、第2特別図柄始動入賞口SW39、普通図柄始動口SW40、大入賞口SW41、第2特別図柄始動入賞口23の開閉SOL42、大入賞口25の開閉SOL43、払出制御基板33、演出制御基板34、図柄表示基板44、ランプ表示基板45などが接続されている。
主制御基板32の主制御手段32aは、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品21〜25や検出SW37〜41等に対する信号の入出力に関わる遊技制御を行う。主制御手段32aは、検出SW37〜41からのSW信号に基づいて、第2特別図柄始動入賞口23の開閉SOL42、大入賞口25の開閉SOL43、図柄表示基板44の第1,第2特別図柄表示部27,28及び遊技状態報知表示部29、ランプ表示基板45の普通図柄変動保留ランプ表示部30及び普通図柄ランプ表示部31を直接的に制御すると共に、払出制御基板33の払出制御手段33aと、演出制御基板34の演出制御手段34aと、液晶表示制御基板35の液晶表示制御手段35aに制御コマンドを出力し、これら制御基板33〜35の制御手段33a〜35aを介して他の制御機器を間接的に制御する。尚、SWはスイッチを意味し、SOLはソレノイドアクチュエータのことである。
普通入賞口21、第1,第2特別図柄始動入賞口22,23、大入賞口25への遊技球Pの入賞に応じた賞球を払出す為の払出機構46が設けられ、払出制御基板33の払出制御手段33aは、主制御手段32から受信した賞球に関する制御コマンドを入力し、払出機構46の払出モータ47へ駆動制御信号を出力し、払出機構46の払出計数SW48から検出信号を入力する。
遊技領域5aへ遊技球Pを発射する発射機構49が設けられ、遊技者が発射ハンドル11を握って発射SW50をオンすると、発射制御基板51の発射制御手段を介して発射機構49の発射SOL52へ駆動制御信号が出力される。ここで、発射機構49において、発射制御手段から発射制御許可信号が入力された場合にだけ、発射SOL52への駆動制御信号の出力が許可される。
演出制御基板34には、スピーカ53、装飾ランプ19、演出選択SW54、演出決定SW55などが接続されている。演出制御基板34の演出制御手段(図柄制御手段)34aは、主制御手段32aから送信されてくる図柄制御コマンドに基づいて液晶表示制御基板35を介して液晶ディスプレイ15の表示画面において演出図柄の変動制御を行う。
演出制御手段34aは、演出図柄の変動開始から変動停止までの図柄変動パターン、変動停止時の確定停止図柄の図柄態様、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄の図柄態様、仮停止後に実行される再変動演出パターン、大当り遊技用演出選択画面などを決定し、スピーカ53、装飾ランプ群19を駆動制御すると共に、液晶表示制御基板35の液晶表示制御手段35aに図柄変動パターンコマンド、仮停止図柄コマンド、確定停止図柄コマンド、再変動演出パターンコマンド、大当り遊技用演出選択画面設定コマンド、演出選択SW54と演出決定SWからのSW信号に基づいて大当り遊技実行中に行う大当り遊技用演出パターンコマンドなどを出力する。液晶表示制御手段35aは、演出制御手段34aからの制御コマンドに基づいてLCDユニットの液晶ディスプレイ15に駆動制御信号を出力する。
次に、主制御手段32aに予め格納した制御プログラムにより達成される種々の機能(手段)のうち主要なものは図5に示すとおりである。
図5に示すように、主制御手段32aは、各手段56〜62を有する。
抽選手段56は、抽選用カウンタを用いて微小な更新周期(例えば、2msec周期)で数値を所定の範囲(例えば、0〜299)で更新し、第1,第2特別図柄始動入賞口22,23に遊技球Pが入賞したときの数値を抽出することにより、当り外れに関する抽選を行う。判定手段57は、第1,第2特別図柄始動入賞口22,23に遊技球Pが入賞したときに抽選手段で抽選された数値に基づいて、「確率変動型大当り」、「非確率変動型大当り」、「外れ(外れリーチを含む)」の何れかであるかを判定する。
例えば、その抽選された数値が予め設定された特定数値「71」のときに「確率変動型大当り」と判定し、その数値が特定数値「93」のときに「非確率変動型大当り」と判定し、それ以外の数値のときに「外れ」であると判定する。
特別図柄決定手段58は、判定手段57の判定結果に応じて、第1,第2特別図柄に関し、乱数抽選により、「大当り」のときには大当り図柄態様を決定し、「外れ」のときには外れ図柄態様を決定する。変動パターン決定手段59は、第1,第2特別図柄の変動開始から変動停止までの変動パターンを乱数抽選により決定する。
利益状態発生手段60は、判定手段57の判定結果を受けて、大当りの場合には、第1,第2特別図柄が予め設定された大当り図柄態様になった場合に、所定の入賞条件に基づいて大入賞口25を開閉するように、大入賞口開閉SOL43を制御して、遊技者に有利な利益状態を発生させる。確率変動手段61は、判定手段57が利益状態の終了時から所定回数(例えば、4回)判定するまでの間、大当りと判定する抽選確率を通常確率よりも高確率に変動させる。例えば、大当り判定の確率を通常状態で1/150(例えば、大当り数値「71」,「93」)であるが、大当り数値を2個から20個に増やすことで1/15にする。
コマンド出力手段62は、判定手段57からの判定結果を受け、図6に示すように、演出図柄の図柄変動に際して1バイトの当り外れデータと1バイトの変動時間データとからなる図柄制御コマンド(図柄変動開始コマンド)を作成し、図7に示すように、変動停止に際しては1バイトの図柄変動停止指令データと1バイトの全図柄停止データとからなる図柄制御コマンド(図柄変動停止コマンド)を作成して演出図柄制御手段34aに出力する。図8に示すように、図柄変動開始コマンドに用いる当り外れデータとして、確率変動型大当りのときには42[H]を適用し、非確率変動型大当りのときには43[H]を適用し、外れのときには44[H]を適用する。
図9に示すように、図柄変動開始コマンドに用いる変動時間データとして、「確率変動型大当り」又は「非確率変動型大当り」のときに長時間(約60秒間)図柄変動させる01[H]又は中時間(約30秒間)図柄変動させる02[H]を適用し、「外れ」のときに短時間(約10秒間)図柄変動させる03[H]を適用する。ここで、3つの変動時間データ01[H]〜03[H]の何れかを用いるかは、送信する毎に抽選により決定される。尚、符号Hは、16進数を意味する記号である。
次に、演出制御手段34aに予め格納した制御プログラムにより達成させる種々の機能(手段)のうちの主要なものは図10に示すとおりである。
図10に示すように、演出制御手段34aは、各手段63〜67を有する。
図柄変動パターン決定手段63は、コマンド出力手段62から受信した図柄変動開始コマンドを解析するとともに、解析により得られた図柄変動開始コマンドに基づいて、演出図柄の変動パターンを決定する。図柄変動パターン決定手段63は、図11に示す変動パターンテーブルを有する。この図柄変動パターンテーブルには、「確率変動型大当り」、「非確率変動型大当り」、「外れリーチ」、「外れ」の各々について、3つの演出図柄(左、右、中図柄)を変動表示させるための複数の変動パターンデータがテーブル形式で区別して記憶されている。
確定停止図柄決定手段64は、コマンド出力手段62から受信した図柄変動開始コマンドに含まれる当り外れデータに基づいて、演出図柄の変動停止後の確定停止図柄の図柄態様を図柄態様テーブルに記憶されている複数の図柄態様データから抽選により決定する。この図柄態様テーブルには、「確率変動型大当り図柄態様」、「非確率変動型大当り図柄態様」、「外れリーチ図柄態様」、「外れ図柄態様」の各々に対応した複数の図柄態様データがテーブル型式で区別して記憶されている。尚、複数の大当り態様のうち非確率変動型大当り図柄態様が第1大当り態様、確率変動型大当り図柄態様が第2大当り態様に相当する。
仮停止図柄決定手段65は、確定図柄決定手段64で決定した非確率変動型大当り図柄態様又は確率変動型大当り図柄態様に基づいて、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄の図柄態様を前記の図柄態様テーブルから抽選により決定する。再変動演出パターン決定手段66は、確定停止図柄決定手段64で決定された確定停止図柄態様と、仮停止図柄決定手段65で決定された仮停止図柄態様とに基づいて再変動演出を実行するか否かを判定し、その判定結果に基づいて再変動演出パターンを決定する。この再変動演出パターン決定手段66は、仮停止図柄の図柄態様に対応付けて複数の再変動演出パターンデータ(非確率変動型大当り再変動演出パターンデータ、確率変動型大当り再変動演出パターンデータ等)が記憶された再変動演出パターンテーブルを有し、このテーブルから再変動変演出パターンが抽選により決定される。
選択画面設定手段67は、仮停止図柄の図柄態様が確率変動型大当り態様の場合、図柄変動において仮停止表示後に仮停止図柄が確定停止図柄として表示されるまでの期間、再変動演出を実行する代わりに、大当り遊技実行中に行う演出パターンを遊技者が選択する為の選択画面(大当り遊技用演出パターン選択画面)を液晶ディスプレイ15の表示画面に表示するように設定する。この大当り遊技用演出パターンには、大当り遊技中に実行される演出として、動画像、背景画像パターンと、スピーカ53から出力されるサウンド(楽曲)と、装飾ランプ19の点灯点滅表示パターンとが含まれる。選択画面設定手段67には、液晶ディスプレイ15の表示画面に表示する為の複数の大当り遊技用演出パターンデータが記憶されている。
次に、演出制御手段34aが実行する演出図柄の変動制御処理について図12〜図13のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=1、2、3・・・)は各ステップである。尚、これらの処理の制御プログラムは、演出制御手段34aのROMに予め格納されている。
図12に示すように、先ず、主制御手段32aから図柄変動開始コマンドを受信した否かが判定される(S1)。主制御手段32aから図柄変動開始コマンドを受信していない場合には、S1が繰り返し実行される(S1;No)。
主制御手段32aから図柄変動開始コマンドを受信した場合(S1;Yes)、図柄変動開始コマンドに含まれる図柄変動時間データと当り外れコマンドデータとが解析される。S2において、当り外れコマンドデータが当りか否かが判定される(S2)。当り外れコマンドデータが外れの場合(S2;No)、「外れリーチ」もしくは「外れ」の何れかの図柄変動パターンが設定され(S3)、変動停止後の外れ図柄態様が、複数の外れ図柄態様の中から選択される(S4)。設定後、演出図柄の変動表示が開始される(S5)。
一方、当り外れコマンドデータが当りの場合(S2;Yes)、その当りの利益状態が第1,第2利益状態のうちの何れの利益状態であるか判定される(S6)。第1利益状態の場合(S6;第1利益)、つまり、非確率変動型大当り状態の場合、第1大当り変動パターン(非確率変動型大当り変動パターン)が設定される(S7)。第1大当り変動パターン設定後、変動停止時の確定停止図柄の第1大当り態様(非確率変動型大当り態様)が複数の第1大当り図柄態様の中から選択され、その選択された第1大当り態様が設定される(S8)。
次に、S9において、仮停止図柄態様がS8で選択された確定停止図柄と同一の図柄態様に設定される。なお、仮停止図柄態様を複数の第1大当り態様の中から抽選により決定してもよい。仮停止後の再変動演出が複数の非確率変動型大当り再変動演出パターンの中から選択され、その選択された非確率変動型大当り再変動演出パターンが設定された後(S10)、3つの演出図柄(左、右、中図柄)の変動が開始される(S11)。
一方、S6において、第2利益状態の場合(S2;第2利益)、つまり、確率変動型大当り状態の場合、第2大当り変動パターン(確率変動型大当り変動パターン)が設定される(S12)。第2大当り変動パターン設定後、変動停止時の確定停止図柄の第2大当り態様(確率変動型大当り態様)が、複数の第2大当り図柄態様の中から選択され、その選択された第2大当り図柄態様が設定される(S13)。次に、仮停止図柄態様が複数の第1,第2大当り態様の中から選択され、その選択された第1,第2大当り様態の何れかが設定される(S14)。
S15において、選択された仮停止図柄態様が第1,第2大当り態様のうちの何れの図柄態様であるか判定される。仮停止図柄態様が第1大当り態様の場合(S15;第1大当り態様)、仮停止後に表示される再変動演出(昇格演出)が複数の確率変動型大当り再変動演出パターンの中から選択され、その選択された確率変動型大当り再変動演出パターンが設定された後(S16)、演出図柄の変動が開始される(S11)。
一方、仮停止図柄態様が第2大当り態様の場合(S15;第2大当り態様)、仮停止後に、複数の大当り用演出パターンを液晶ディスプレイ15の表示画面に表示させる為の大当り遊技用演出パターン選択画面データが設定された後(S17)、演出図柄の変動が開始される(S11)。
次に、図13に示すように、3つの演出図柄の変動が開始された後(S11)、予め設定された所定時間が経過したか否かが判定される(S18)。所定時間が経過していない場合(S18;No)、S18の処理が繰り返し実行される。一方、所定時間が経過した場合(S18;Yes)、S9やS14で設定された仮停止図柄態様が液晶ディスプレイの表示画面に仮停止図柄として表示される(S19)。その後仮停止図柄が上下に揺動した状態で所定時間表示された後(S20)、再変動演出の何れかが設定されているか否かが判定される(S21)。
再変動演出が設定されている場合(S21;Yes)、3つの演出図柄を同時に同期させる再変動演出表示処理が実行される(S22)。次に、再変動演出が開始されてから予め設定された所定時間が経過したか否かが判定される(S23)。所定時間が経過していない場合(S23;No)、再変動演出表示が継続して実行される。一方、所定時間が経過している場合(S23;Yes)、S8やS13で設定された確定停止図柄態様が液晶ディスプレイ15の表示画面に表示される(S24)。確定停止図柄が表示された後、遊技状態が大当り遊技に移行され、大当り演出が開始される(S25)。
他方、S21において、再変動演出が設定されていない場合(S21;No)、つまり、S17の演出選択画面データが設定されている場合、大当り遊技用演出選択画面表示処理が実行される(S26)。この演出選択画面表示処理は、大当り遊技実行中に行う演出の演出パターンを遊技者が選択する為の選択画面を液晶ディスプレイ15の表示画面に表示させる処理である。仮停止後、液晶ディスプレイ15の表示画面に複数の大当り遊技用演出パターンを表示した演出選択画面が表示される。
次に、演出選択画面に表示された複数の大当り遊技用演出パターンの中から大当り遊技用演出パターンが遊技者による演出選択ボタン11と演出決定ボタン12の操作により選択されて決定されたか否かが判定される(S27)。大当り遊技用演出パターンがこれら操作ボタン11,12により選択された場合(S27;Yes)、その選択された大当り遊技用演出パターンが設定される(S28)。
次に、演出選択画面が表示されてから所定時間経過した否かが判定され(S23)、所定時間が経過していない場合(S23;No)、その選択画面が継続して表示される。一方、所定時間経過した場合(S23;Yes)、S24、S25の処理が実行される。
他方、S27において、大当り遊技用演出パターンが演出選択ボタン11と演出決定ボタン12により選択されなかった場合(S27;No)、演出選択画面が表示されてから所定時間経過した否かが判定され(S29)、所定時間経過していない場合(S29;No)、S27の処理が繰り返し実行される。一方、所定時間経過した場合(S29;Yes)、予め設定された大当り遊技用演出パターンが設定され(S30)、S24、S25の処理が実行される。
ここで、S1,S2,S6〜S11,S18〜S25の処理が第1の演出制御手段34aにより設定される第1モードである。S1,S2,S6,S11,S12〜S16,S18〜S25の処理が第2の演出制御手段34aにより設定される第2モードであり、S1,S2,S6,S11,S12〜S15,S17〜S21,S24〜S30,の処理が第2の演出制御手段34aにより設定される第3モードに相当する。
次に、第1の演出制御手段34aにより設定された第1モードによる演出図柄の変動表示の具体例について、図14、図17を参照しながら説明する。
第1,第2特別図柄始動入賞口22,23への遊技球Pの入賞が検出されたとき、抽選手段56は入賞時のタイミングで抽選用数値を抽選する。判定手段57によりその抽選された数値が、「確率変動型大当り」、「非確率変動型大当り」、「外れ」のうちの何れであるかが判定される。このとき、コマンド出力手段62は、この判定結果に基づいて、「非確率変動型大当り」のときには、抽選により変動時間データ「02[H]」を決定する。
これにより、コマンド出力手段62は、当たり外れデータ「43[H]」と変動時間データ「02[H]」とをセットにした2バイトの図柄制御コマンド(変動開始コマンド)を作成し、時点T1のときに、その図柄開始コマンドを演出図柄制御手段34aに送信する。その結果、演出図柄制御手段34aにおいては、先ず受信した図柄変動開始コマンドが解析され、当たり外れコード「43[H]」に基づいて「確率変動型大当り」であることを認識するとともに、変動時間データ「02[H]」に基づいて変動時間が「中時間(約30秒)」であることを認識する。
次に、図柄変動パターンテーブルの「非確率変動型大当り」に関する複数の変動パターンデータの中から、例えば第1非確率変動型大当たりパターンデータが抽選により決定される。このとき、決定された第1非確変型大当たりパターンデータが読み込まれ、3つの図柄が変動時間以内に仮停止するように、例えば、指示された変動時間(約30秒) に基づいて、仮停止までの時間(例えば、20秒)が設定される。また、図柄態様テーブルから確定停止図柄態様と仮停止図柄態様とが抽選により決定される。例えば、仮停止図柄態様が「666」、確定停止図柄態様が「666」に決定される。
その後、液晶ディスプレイ15の表示画面において各演出図柄が変動を開始する。この場合、時点T1から3つの図柄(左図柄、中図柄、右図柄)が同時に変動開始される(図17(a))。そして、変動開始から約16秒経過した時点T2のときに左図柄が「6」で仮停止され(図17(b))、約18秒経過した時点T3のときに右図柄が「6」で仮停止され(図17(c))、約20秒経過した時点T4のときに中図柄が「6」で仮停止され、3つの図柄が上下にユラユラと揺動状態で表示される(図17(d))。
これら3つの図柄「6、6、6」により非確率変動型の大当りではあるが、この揺れ状態により、再変動演出が行われる。この再変動演出により、この非確率変動型大当りが確率変動型の大当りになるのではないかという期待感を遊技者に持たせる演出が可能になる。そして、変動開始時点T1から約24秒経過した時点T5のときに、遊技者の期待通りに3つの図柄が同期して同時に再変動され(図17(e))、再変動開始から変動時間(約30秒)が経過した時点T6のときに、3つの図柄が「6」で同時に確定停止表示され(図17(f))、非確率変動型大当たりの文字が表示され(図17(g))、遊技者に有利な利益状態の発生が約束されたことを意味する。
次に、第2の演出制御手段34aにより設定された第2モードによる演出図柄の変動表示の具体例について、図15、図17を参照しながら説明する。尚、第1モードによる演出図柄の変動表示で説明した内容と同一の内容については説明を省略する。
コマンド出力手段62が、抽選判定結果に基づいて、「確率変動型大当り」のときには、抽選により変動時間データ「02[H]」を決定する。これにより、コマンド出力手段62は、当たり外れデータ「42[H]」と変動時間データ「02[H]」とをセットにした図柄変動開始コマンドを作成し、時点T1のときに、その図柄変動開始コマンドを演出図柄制御手段34aに送信する。その結果、演出図柄制御手段34aにおいては、先ず受信した図柄変動開始コマンドが解析され、当たり外れコード「42[H]」に基づいて「確率変動型大当り」であることを認識するとともに、変動時間データ「02[H]」に基づいて変動時間が「中時間(約30秒) 」であることを認識する。
次に、図柄変動パターンテーブルの「確率変動型大当り」に関する複数の変動パターンデータの中から、例えば第1確率変動型大当たりパターンデータが抽選により決定される。このとき、決定されたこの第1確変型大当たりパターンデータが読み込まれ、3つの図柄が変動時間以内に仮停止するように、例えば、指示された変動時間(約30秒) に基づいて、仮停止までの時間(例えば、20秒)が設定される。また、図柄態様テーブルから確定停止図柄態様と仮停止図柄態様とが抽選により決定される。例えば、仮停止図柄態様が「666」、確定停止図柄態様が「777」に決定される。
その後、液晶ディスプレイ15の表示画面において各演出図柄が変動を開始する。この場合、時点T1から3つの図柄(左図柄、中図柄、右図柄)が同時に変動開始される(図17(a))。そして、変動開始から約16秒経過した時点T2のときに左図柄が「6」で仮停止され(図17(b))、約18秒経過した時点T3のときに右図柄が「6」で仮停止され(図17(c))、約20秒経過した時点T4のときに中図柄が「6」で仮停止され、3つの図柄が上下にユラユラと揺動状態で表示される(図17(d))。
そして、変動開始時点T1から約24秒経過した時点T5のときに、3つの図柄が同期して同時に再変動され(図17(e))、変動開始から変動時間(約30秒)が経過した時点T6のときに、3つの図柄が「7」で同時に確定停止表示され(図17(h))、確率変動型の大当たりの文字が表示され(図17(i)、遊技者に有利な利益状態の発生が約束されたことを意味する。
次に、第2の演出制御手段34aにより設定された第3モードによる演出図柄の変動表示の具体例について、図16、図17を参照しながら説明する。尚、第1,2モードによる演出図柄の変動表示で説明した内容と同一の内容については説明を省略する。
コマンド出力手段62が、抽選判定結果に基づいて、「確率変動型大当り」のときには、抽選により変動時間データ「02[H]」を決定する。これにより、コマンド出力手段62は、当たり外れデータ「42[H]」と変動時間データ「02[H]」とをセットにした図柄変動開始コマンドを作成し、時点T1のときに、その図柄変動開始コマンドを演出図柄制御手段34aに送信する。その結果、演出図柄制御手段34aにおいては、先ず受信した図柄変動開始コマンドが解析され、当たり外れコード「42[H]」に基づいて「確率変動型大当り」であることを認識するとともに、変動時間データ「02[H]」に基づいて変動時間が「中時間(約30秒) 」であることを認識する。
次に、図柄変動パターンテーブルの「確率変動型大当り」に関する複数の変動パターンデータの中から、例えば第1確率変動型大当たりパターンが抽選により決定される。このとき、決定されたこの第1確変型大当たりパターンデータが読み込まれ、3つの図柄が変動時間以内に仮停止するように、例えば、指示された変動時間(約30秒) に基づいて、仮停止までの時間(例えば、20秒)が設定される。また、図柄態様テーブルから確定停止図柄態様と仮停止図柄態様とが抽選により決定される。例えば、仮停止図柄態様が「777」、確定停止図柄態様が「777」に決定される。
その後、各演出図柄が変動を開始する。この場合、時点T1から3つの図柄(左図柄、中図柄、右図柄)が同時に変動開始される(図17(a))。そして、変動開始から約16秒経過した時点T2のときに左図柄が「7」で仮停止され(図17(j))、約18秒経過した時点T3のときに右図柄が「7」で仮停止され(図17(k))、約20秒経過した時点T4のときに中図柄が「7」で仮停止され、3つの図柄が上下にユラユラと揺動状態で表示される(図17(l))。
そして、変動開始時点T1から約24秒経過した時点T5のときに、大当り遊技用演出パターン選択画面が表示される(図17(m))。この選択画面には、例えば、複数の大当り遊技用演出パターン1〜3が表示され、遊技者は演出選択ボタン11と演出決定ボタン12を押下して、複数の大当り遊技用演出パターン1〜3の中から所望の演出パターンを選択し決定する。変動開始から変動時間(約30秒)が経過した時点T6のときに、3つの図柄が「7」で同時に確定停止表示され(図17(n))、確率変動型の大当たりの文字が表示され(図17(o))、遊技者に有利な利益状態の発生が約束されたことを意味する。
以上説明した実施例のパチンコ機1の作用効果について説明する。
確定停止図柄が非確率変動型大当り態様である場合、第1の演出制御手段34aにより、仮停止図柄が非確率変動型大当り態様で表示された後再変動演出が実行される。確定停止図柄が確率変動型大当り態様である場合、第2の演出制御手段34aにより、仮停止図柄が非確率変動型大当り態様で表示された後再変動演出が実行されるか又は、仮停止図柄が確率変動型大当り態様で表示された後再変動演出を行わずに大当り遊技用演出パターンを選択する選択画面が表示される。
第2の演出制御手段34aにより、仮停止時の停止図柄を非確率変動型大当り態様とし、再変動演出表示を経て確率変動型大当り態様の確定停止図柄を表示させる第2モードが設定されるので、遊技者の確率変動型大当りに対する期待感が高揚され、遊技の興趣の向上を図ることができる。
また、仮停止時の停止図柄を確率変動型大当り態様とし、その後の大当り遊技実行中に行う演出パターンを選択する選択画面を表示させてから確率変動型大当り態様の確定停止図柄を表示させる第3モードが設定されるので、図柄変動時間を短縮することなく、仮停止表示後の再変動演出の開始から確定停止表示までの期間を有効に活用し、弾球遊技機としての遊技性を高めることができる。また、主制御手段32aに再変動演出を含まない図柄制御コマンドを設ける必要がなく、しかも主制御手段32aが1つの図柄制御コマンドを演出制御手段34aに送信するだけでよく、主制御手段32aの図柄変動制御に対する制御負荷を増大させることがない。さらに、遊技者が所望の大当り遊技用の演出パターンを選択できるので、大当り遊技において遊技者のニーズにマッチした演出制御を行うことができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕第2の演出制御手段34aにより第3モードが設定された場合、図18に示すように、演出図柄が確率変動型大当り態様で仮停止した時、その後の確定停止図柄が確率変動型大当りである旨を表示するようにしてもよい(図18(p))。この時点で、遊技者に有利な利益状態の発生が約束される。
2〕前記実施例の演出制御手段34aによる図柄変動制御において、仮停止図柄態様を決定してから再変動演出を決定したが、仮変動演出を決定した後に仮停止図柄態様を決定してもよい。
3〕前記実施例においては、演出制御手段34aで確定停止後の図柄態様を決定したが、主制御手段32aで決定してもよい。
4〕前記実施例では3つの図柄が上下に揺動している仮停止を説明したが、遊技者から見て揺れ変動等していない、あたかも確定のような仮停止であってもよい。
5〕図柄制御コマンドは、2バイト構成に限られるものではなく、1バイトであってもよく、又は3バイト以上の構成であってもよい。
6〕その他、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
パチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の側面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の制御系ブロック図である。 主制御手段の機能ブロック図である。 図柄変動開始コマンドのデータ構成を説明する図表である。 図柄変動停止コマンドのデータ構成を説明する図表である。 当り外れの種類とそのデータとを対応づけた図表である。 変動時間の種類とそのデータとを対応づけた図表である。 演出制御手段の機能ブロック図である。 当り外れの種類と図柄変動パターンとを対応づけた図表である。 演出図柄の変動制御処理のフローチャートである。 演出図柄の変動制御処理のフローチャートである。 第1モードが設定された場合の図柄変動のタイムチャートである。 第2モードが設定された場合の図柄変動のタイムチャートである。 第3モードによる図柄変動のタイムチャートである。 液晶ディスプレイでの演出図柄表示の変動状態を示す図である。(a)は演出図柄表示の最初の変動状態である。(b)は左図柄の仮停止状態を示す図である。(c)は右図柄の仮停止状態を示す図である。(d)は中図柄の仮停止状態(非確率変動型大当り)を示す図である。(e)は再変動状態を示す図である。(f)は確定停止状態(非確率変動型大当り状態)を示す図である。(g)は大当り表示を示す図である。(h)は確定停止状態(確率変動型大当り)を示す図である。(i)は確率変動型大当りである旨を示す図である。(j)は左図柄の仮停止状態を示す図である。(k)は右図柄の仮停止状態を示す図である。(l)は中図柄の仮停止状態(確率変動型大当り状態)を示す図である。(m)は大当り遊技用演出パターン選択画面を表示した状態を示す図である。(n)は確定停止状態(確率変動型大当り)を示す図である。(o)は確率変動型大当りである旨を示す図である。 変更形態の液晶ディスプレイでの演出図柄表示の変動状態を示す図である。(a),(j)〜(o)は図17と同様であり、(p)は仮停止後にその後の確定停止図柄が確率変動型大当りである旨を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ機
15 液晶ディスプレイ
32a 主制御手段
34a 第1の演出制御手段、第2の演出制御手段

Claims (3)

  1. 図柄を表示可能な図柄表示手段と、主に遊技を制御する主制御手段と、この主制御手段から送信される図柄制御コマンドを受信しその図柄制御コマンドに基づいて図柄表示手段の図柄の変動制御を行う図柄制御手段とを備え、前記図柄表示手段に表示される変動停止時の確定停止図柄が複数の大当り態様の何れかになったとき遊技者に有利な利益状態を発生させる弾球遊技機において、
    前記複数の大当り態様は、複数の第1大当り態様と、第1大当り態様よりも遊技者に有利な複数の第2大当り態様とを含み、
    前記変動停止時の確定停止図柄が第1大当り態様である場合、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄を第1大当り態様とし、再変動演出表示を経て第1大当り態様の確定停止図柄を表示させる第1モードを設定する第1の演出制御手段と、
    前記変動停止時の確定停止図柄が第2大当り態様である場合、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄を第1大当り態様とし、再変動演出表示を経て第2大当り態様の確定停止図柄を表示させる第2モードと、図柄変動途中の仮停止時の停止図柄を第2大当り態様とし、その後の大当り遊技実行中に行う演出の演出パターンを選択する為の選択画面を図柄表示手段に表示させてから第2大当り態様の確定停止図柄を表示させる第3モードのうちの何れかのモードを設定する第2の演出制御手段と、
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記第1,第2の演出制御手段は、主制御手段から送信される1つの図柄制御コマンドに基づいて第1モード、第2モード、第3モードの何れかを設定することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記第2大当り態様の確定停止図柄になった場合に、確率変動型の大当り状態が発生することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
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