JP2008289613A - ヘッドレスト用インサートのシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発泡成形時における発泡原料のインサート内への進入を阻止して品質安定維持を図るヘッドレスト用インサートのシール構造を提供する。
【解決手段】 一のインサート半割品2に凹状枠23が設けられる一方、他のインサート半割品3に凹状枠23に嵌合する凸状枠33が設けられ且つ該凸状枠が寸断されて係止爪35が設けられて、両者の一体化でインサートを形成するヘッドレスト用インサートのシール構造にあって、係止爪35の基端水平部内縁部分を隆起させて鍔部36が設けられ、該鍔部が前記内縁部分から寸断切欠部34の内縁部分、更にその先の凸状枠33に係る基端水平部内縁部分を隆起させて延設され、他のインサート半割品を下側にして両インサート半割品でステーを挟み込み一体化させたときに鍔部36の稜線部分が凹状枠23の内側立壁下縁よりも高く且つインサート内側に配され、発泡成形で傾倒する内側立壁23bが鍔部36に当接する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、発泡成形におけるヘッドレスト用インサートのシール構造に関し、特に車両用ヘッドレストのうちでも可動式ヘッドレスト用インサートのシール構造に関するものである。
車両用ヘッドレストのうちで、シートバック上端に支持されるステーに対し、枕部が傾倒可動するように取付けられる可動式ヘッドレストが存在する。可動式ヘッドレストは、ステーに対し枕部が円滑に可動できる機能性,品質安定性ある構造のものが追及されてきた。と同時に、可動機構をシンプルにして、製造のし易さや組立作業性の向上、低コスト化等が求められている。そして、斯かる要求に応える提案がなされてきた(例えば特許文献1)。
特開2003−225137公報
特許文献1は、「シートバックに支持される一対の縦支持棒部と該両縦支持棒部を連結する横支持棒部とを備えるステーと、前記横支持棒部に所定の摩擦力を保持しながら揺動可能に固定されたプレートと、樹脂材料により前記プレートと別体で成形された後に前記プレートに固定されかつ前記プレート及びステーの少なくとも一部を覆うと共に、前記縦支持棒部の移動を許容する空間を備えるカバーとを備えるヘッドレスト装置」で、「前記カバーが、第一カバー、第二カバー及び前記第一カバーと前記第二カバーとを回動可能に連係する連係部とを備えると共に前記第一カバーと前記第二カバーが前記ステー及び前記プレートを挟むこことを特徴とするヘッドレスト装置」が開示されている。
具体的には、第一カバー2A、第二カバー3Aとでステー4を挟む構造が、図9のようなインサート(特許文献1ではカバー)として開示されている。インサートを椀状に半割成形した第一カバー2Aの外周部に断面凹状の凹状枠23が設けられ且つ該凹状枠の凹みをつくる外側立壁23aの一部に通孔23aが設けられる。一方、第二カバー3Aの外周部31に沿わせた嵌め合せ対向面に、凹状枠23に嵌合する凸状枠33が設けられ、且つ凸状枠33の一部が寸断され、寸断切欠部34を介して係止爪35が設けられる(図10)。そして、ステー水平部41とステー垂直部40の上端部分とに、第一,二カバー2A,3Aを前後から挟み込むことにより、ステー4に対し揺動可能なるようにして嵌合一体化されるインサートを形成するのである(図11)。より詳しくは、ステー4の水平部に回動可能に取着された保持板5(特許文献1ではプレート)を第一カバー2Aのボス24に組付けた後、ステー水平部41とステー垂直部40の上端部分とに、両インサート半割品2,3を前後から挟み込むことにより、凹状枠23に凸状枠33が嵌合すると共に係止爪35の突起部35bが通孔23aに嵌入して嵌合一体化する(図12)。
しかしながら、こうして出来上がったステー付きインサートは次のような問題があった。ステー付きインサートは、その後、ヘッドレスト用発泡型内にインサートを配した後、発泡成形し、図11のごとく枕部本体となる発泡体6で埋設されるが、発泡成形段階で発泡原料が前記係止爪35の突起部35bと前記通孔23aとの嵌合部からインサート内へと進入する不具合があった。
図10〜図13で説明すると、係止爪35と通孔23aとの嵌合部では、係止爪35がその弾発力で変形して通孔23aに嵌合するが(図10)、通孔23aの箇所は係止爪35が嵌合し易いように一回り大きくしていることから、通孔23aを通って溝部23c内に進入した発泡原料6aがその発泡圧6bで凹状枠23の内側立壁23bを押して変形させ、嵌合隙間を広げて図12の矢印のごとくインサート内10へ入り込むのである。凹状枠23と凸状枠33の一般嵌合部では、図13(イ)のごとく凹状枠23の外側内壁23aから溝部23cを経て内側立壁23bに至るまで、凸状枠33の凸部33a,基端水平部33cと当接又は近接状態にあるため、発泡原料6aが嵌合隙間を縫ってインサート内10に進入しようとしても途中で硬化するので特に問題はないが、図13(イ)に比べ外側立壁23aが欠落して進入抵抗が少ない図12のような嵌合域では、発泡成形時に発泡原料6aがインサート内10に入り込んでしまうのである。さらに、図10の矢印で示すところでは障害抵抗になる箇所が、図13(ロ)のごとく僅かに内側立壁23bと基端水平部33cとの当接部分しか存在せず、発泡原料6aがその発泡圧6bで凹状枠23の内側立壁23bを押し容易にインサート内10へ進入することができた。そうでなくても、凹状枠23,凸状枠33の製造誤差によって前記当接部分に隙間ができれば、発泡成形時に発泡原料6aが難なくインサート内10へ入り込めた。そして、入り込んだ発泡原料6aはその後、硬化するがインサートの内壁に固着したままであれば特に問題は生じない。しかし、硬化物が何かのはずみで剥がれ落ちると、車両運転中の振動などでカタカタ音を発し品質不良を招いた。
そこで、従来は係止爪35の突起部35bを通孔23aに嵌入して嵌合一体化させた後、発泡成形に先立ち、これら嵌合部にシールテープ等で外側から封止して、発泡成形時に発泡原料6aのインサート内への進入を阻止するが、その前処理による労力負担やテープ等の資材を必要としていた。
本発明は、上記問題点を解決するもので、テープなどの資材を使った前処理の労力負担、資材負担を強いることなく、発泡成形時における発泡原料のインサート内への進入を阻止して品質安定維持,生産性向上を図ることのできるヘッドレスト用インサートのシール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、一のインサート半割品の外周部に凹状枠が設けられ且つ該凹状枠の外側立壁に通孔が設けられる一方、他のインサート半割品の外周部に前記凹状枠に嵌合する凸状枠が設けられ且つ該凸状枠の一部を寸断して係止爪が設けられて、ステーを両インサート半割品で挟み込んで前記通孔と前記係止爪、前記凹状枠と前記凸状枠が嵌合して、一体化されるインサートを形成し、該インサートを発泡成形で発泡体に埋設するヘッドレスト用インサートのシール構造にあって、前記係止爪の基端水平部の内縁部分を隆起させて鍔部が設けられ、該鍔部が前記基端水平部の内縁部分から両脇の寸断切欠部の底面の内縁部分、さらにその先の凸状枠に係る凸部の基端水平部の内縁部分を隆起させて延設され、他のインサート半割品を下側にして、両インサート半割品でステーを上下から挟み込み嵌合一体化させたときに、鍔部の稜線部分が前記凹状枠の内側立壁の下縁よりも高く且つインサート内側に配されるようにして、該内側立壁が該鍔部に当接するか又は発泡成形でその発泡圧を受けて傾倒する該内側立壁が該鍔部に当接することを特徴とするヘッドレスト用インサートのシール構造にある。
請求項2の発明たるヘッドレスト用インサートのシール構造は、請求項1で、鍔部がインサート内側に向けて上昇傾斜する斜面を有し、且つ少なくとも該鍔部のある領域で、前記凹状枠の凹みをつくる内側立壁が先端に向けてその肉厚を薄くすることを特徴とする。
請求項1の発明のごとく、鍔部の稜線部分が凹状枠の内側立壁の下縁よりも高く且つインサート内側に配されるようにして、該内側立壁に該鍔部がそのまま当接するか又は発泡成形でその発泡圧を受けて傾倒する該内側立壁に該鍔部が当接すると、鍔部が存在する領域では該鍔部と内側立壁とでインサート内へ入り込む通路を塞ぐので、その領域で発泡原料のインサート内への進入を阻止できる。
請求項2の発明のごとく、内側立壁が先端に向けてその肉厚を薄くすると、発泡成形でその発泡圧を受けて内側立壁がより傾倒し易くなり、鍔部との当接によるシールが一層円滑に進む。鍔部がインサート内側に向けて上昇傾斜する斜面を有し、且つ内側立壁が先端に向けてその肉厚を薄くすると、発泡圧を受けて傾倒する該内側立壁の密着面積を増して鍔部斜面に当接することになるので、シール性が一段と高まる。
本発明のヘッドレスト用インサートのシール構造によれば、内側立壁がインサート内側に隆起部分を設けた鍔部にそのまま当接するか、又は発泡成形でその発泡圧を受けて傾倒する内側立壁が鍔部に当接して、鍔部が存在する領域を封止するので、発泡原料のインサート内への進入を容易に阻止でき、人件費,製品コストの低減化や品質安定維持,生産性向上等に優れた効果を発揮する。
以下、本発明に係る発泡成形におけるヘッドレスト用インサートのシール構造の実施形態について詳述する。図1〜図8は本発明のヘッドレスト用インサートのシール構造(以下、単に「インサートのシール構造」という。)の一形態を示したもので、図1はステー付きインサートの分解斜視図、図2は図1のインサートに係るシール構造の拡大斜視図、図3は凸状枠が在る方のインサート半割品で、係止爪付近の拡大斜視図である。図4は両インサート半割品が嵌合した後の図2のIV-IV線矢視に相当する箇所での断面図、図5は両インサート半割品が嵌合した後の図2のV-V線矢視に相当する箇所での断面図、図6は両インサート半割品が嵌合した後の図2のVII-VII線矢視に相当する箇所での断面図である。図7は図1〜図6の内側立壁と異なる別態様の内側立壁を用いたインサート半割品を使って、両インサート半割品が嵌合した後の図2のIV-IV線矢視に相当する箇所での別態様断面図、図8は図7の内側立壁を用いたインサート半割品を使って、両インサート半割品が嵌合した後の図2のV-V線矢視に相当する箇所での別態様断面図である。
本発明のヘッドレスト用インサートのシール構造で用いるインサート1は、図1のごとく、ステー4を回動可能なるよう取付け且つ発泡成形で発泡体6に埋設一体化されるインサートであって、二分割構成の半割品として準備される。詳しくは、外周部21の嵌め合せ対向面22に凹状枠23を設け且つ該凹状枠23の外側立壁23aの一部に通孔23aを設けた一のインサート半割品2(以下、「第一半割品」という。)と、外周部の嵌め合せ対向面32に、前記凹状枠23に嵌合する凸状枠33を設けると共に該凸状枠33の一部が寸断され、寸断切欠部34,34を介して係止爪35を設けた他のインサート半割品3(以下、「第二半割品」という。)とが準備される。
そして、係止爪35の基端水平部35cの内縁部分35dを隆起させて鍔部36が設けられ、該鍔部が基端水平部35cの内縁部分35dから両脇の寸断切欠部34の底面34cの内縁部分34d、さらにその先の凸状枠33に係る凸部33aの基端水平部33cの内縁部分33dを隆起させて延設される構成とする。加えて、第二半割品3を下側にして、該第二半割品32と第一半割品とで、保持板5とステー水平部41と該ステー垂直部40の上端部分とを上下から挟み込み、
通孔23aと係止爪35が嵌合すると共に凹状枠23と凸状枠33が嵌合し、両インサート半割品2,3を嵌合一体化させたときに、鍔部36の稜線部分が凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く且つインサート内10側に配される構成とし、内側立壁23bが鍔部36にそのまま当接するか、又は発泡成形でその発泡圧6bを受けて傾倒する該内側立壁23bが鍔部36に当接するシール構造になっている。
前述の第一半割品2は、凹状枠23のある方の半割品で、図11に示すインサート製品を図1,図2のごとく椀状に半割成形した樹脂成形品である。第一半割品2にはその外周部21に沿わせた嵌め合せ対向面22に断面凹状の凹状枠23が設けられ、さらに該凹状枠23の凹みをつくる外側立壁23aの一部には外周縁に添う細長の通孔23aが設けられる。ここでの通孔23aは平面視略四角形した凹状枠23の四隅近くの四箇所に形成する。凹状枠23は図2,図6のごとく第一半割品2の外周部21の外面をそのまま延設してなる外側立壁23aと、第一半割品2の内周部の内面をそのまま延設してなる内側立壁23bと、両者に挟まれた溝部23cとで形成される。該溝部23cは前述の第二半割品3に設けた凸状枠33の凸部33aが嵌合する隙間と深さを備える。ここでの凹状枠23は外側立壁23aよりも内側立壁23bを高くする。尚、図10では通孔23a寄りの凹状枠23に、外側立壁23aと内側立壁23bとを連結するリブ29を設けるが、図2では設けていない。
符号24はボスで、該ボスに対向する第二半割品3の位置にピンが立設する。図1は椀状本体部30の陰にこのピンが隠れている。該ピンを板状保持板5の透孔52に挿通した後、ボス20に挿着することになるが、このピンのボス24への挿着が、前記凹状枠23と前記凸状枠33の嵌合と、また前記係止爪35の突起部35bと前記通孔23aとの嵌合と、同時進行して第一半割品2と第二半割品3とが一体化される。また、前記ピンが板状保持板5の透孔52へ挿通することによって、ステー4に対し揺動可能にして嵌合一体化されるインサート1が形成される。符号25はステー用筒部で、第一半割品2と第二半割品3とを一体化したとき、ステー4付きインサート1にして、保持板5に回動自在に取付けられたステー4の垂直部40が、該筒部25の抜孔25aを通ってインサート外方へ突き出す。
第二半割品3は、凸状枠33のある方の半割品で、図11に示すインサート製品を図1〜図3のごとく椀状に半割成形した樹脂成形品である。インサート製品を半割した前記第一半割品2の相方となる半割品である。第二半割品3はその外周部31に沿わせた嵌め合せ対向面32に、前記凹状枠23に嵌合する凸状枠33が設けられる(図3)。さらに、該凸状枠33の一部が寸断され、寸断切欠部34を介して断面凸状の凸壁35aの上端部分で外方向へ突起部35bを突出させた係止爪35が設けられる。尚、係止爪35の両脇に寸断切欠部34を設けるのは、係止爪35が通孔23aに嵌合する際、突起部35bが通孔23a上の外側立壁23aの内面を擦りつつ、係止爪35を背面側に弾性変形でそらさせて該外側立壁23aの内面上を円滑移動させるためである。
該係止爪35は前記通孔23aの対応位置の四箇所に形成される。そして、前記凸壁35aの基端水平部35cの内縁部分35dを隆起させてなる鍔部36が設けられる。該鍔部36は前記凸壁35aから両脇の寸断切欠部34の底面34cの内縁部分34d、さらにその先の凸状枠33に係る凸部33aの基端水平部33cの内縁部分33dを隆起させて延設される(図3)。
前記鍔部36が設けられる領域は、図4で図示する係止爪35のある箇所では紙面垂直方向の全域に鍔部36が設けられ、また図5で図示する寸断切欠部34の箇所では紙面垂直方向の全域に鍔部36が設けられる。一方、寸断切欠部34の底面の内縁部分34dに近い凸状枠33の箇所では、図6で図示する紙面垂直方向に鍔部36を設けるが、凸状枠33に係る基端水平部33cの内縁部分33dを隆起させる鍔部36の領域は、図4,図5の通孔23aから進入した発泡原料6aが図4(ロ)〜図6(ロ)の紙面垂直方向に移動する間に硬化する距離を満たす領域に設ければ足りる。発泡成形時、発泡原料6aがその移動途中で隙間壁に付着,硬化し、発泡原料6aが大きな空間のインサート内10に入り込まなければ、硬化した硬化物が剥がれ落ちてカタカタ音を発する不具合を招くことがないからである。尚、図3では凸状枠33の領域でその内縁部分33dを隆起させてなる鍔部36を図示するが、図中、右下手前方向に伸びる方の鍔部36の領域端までの長さを短めに図示する。鍔部36を分かり易く図面するためで、実際はもう少し右下手前側へ延設されている。
発泡成形時に、通孔23aから進入した発泡原料6aが凹状枠23と凸状枠33の嵌合部内に留まるように、鍔部36は係止爪35の部位から両側に在る寸断切欠部34の部位を越え、両側凸状枠33の部位に延設される所定長さが設定される。勿論、凸状枠33の箇所にも、係止爪35,寸断切欠部34の箇所と同様、全域に鍔部36を設けることができる。
そして、前記第一半割品2と第二半割品3とで、前記第二半割品3を下側にして、ステー水平部41と該ステー垂直部40の上端部分とを上下から挟み込み嵌合一体化させたときに、鍔部36の稜線部分が前記凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く且つインサート内10側に配されるようにして、内側内壁23bと鍔部36がそのままで当接するか、又は発泡成形でその発泡圧6bを受けて傾倒する該内側立壁23bが鍔部36に当接するシール構造とする。内側立壁23bが鍔部36に当接することによって、発泡成形時に鍔部36がある領域を封止し、発泡原料6aのインサート内10への進入を阻止する。
本実施形態は、第一半割品2と第二半割品3が嵌合一体化した段階で、係止爪35のある箇所では、図4(イ)ごとくの姿態となり、上から第一半割品2の内側立壁23bが垂下し、第二半割品3の凸壁35aよりもインサート内10側の基端水平部35cに近接する。そして、鍔部36が内側立壁23bよりもインサート内10側に配されるようにし、且つ該鍔部36の稜線部分が凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く隆起する。斯かる嵌合状態にして、発泡成形で通孔23aから入り込む発泡原料6aの発泡圧6bを受けて傾倒する該内側立壁23bに、鍔部36が当接して封止する構造である(図4のロ)。
第一半割品2と第二半割品3が嵌合一体化した段階で、図2のV-V線矢視に相当する寸断切欠部34の箇所でも、図5(イ)のごとくの姿態となり、上から第一半割品の内側立壁23bが垂下し、第二半割品3の底面34cに近接する。そして、鍔部36が該内側立壁23bよりもインサート内10側の内縁部分34dに配されるようにし、且つ該鍔部36が凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く隆起する。斯かる嵌合状態にして、発泡成形で通孔23aから寸断切欠部34を経由して入り込む発泡原料6aの発泡圧6bを受けて傾倒する該内側立壁23bに、鍔部36が当接して封止する(図5のロ)。
第一半割品2と第二半割品3が嵌合一体化した段階で、図2のVII-VII線矢視に相当する寸断切欠部34寄りの凸状枠33の箇所でも、図6(イ)のごとくの姿態となり、上から第一半割品の内側立壁23bが垂下し、第二半割品3の基端水平部33cに近接する。そして、鍔部36が内側立壁23bよりもインサート内10側の内縁部分33dに配されるようにし、且つ該鍔部36が凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く隆起する。斯かる嵌合状態にして、発泡成形で通孔23aから入り込む発泡原料6aの発泡圧6bを受けて傾倒する該内側立壁23bに、鍔部36が当接して封止する(図6のロ)。
すなわち、第一,第二半割品2,3の嵌合一体化で、鍔部36を内側立壁23bよりもインサート内10側に配する。且つ該鍔部36は発泡成形時の発泡圧6bで該内側立壁23bがインサート内10側へ傾倒したときにこれに当接する高さを有する。そして、該鍔部36を、通孔23aから発泡原料6aがインサート内10へ進入する領域に形成し、発泡成形時の発泡圧6bの圧力を利用して自己シールするインサート1のシール構造とする。
発泡成形時に発泡原料6aが通孔23aから凹状枠23,凸状枠33の嵌合部を乗り越えてそのままインサート内10へ入り込まないように、通孔23aに対応する係止爪35,寸断切欠部34の箇所に鍔部36を設け(図4のイ,図5のイ)、さらに該鍔部36はその両サイドの凸状枠33の領域にまで広げて設け(図6のイ)、発泡成形時に通孔23aから進入する発泡原料6aが内側立壁23bを押す力を利用しシールする(図4のロ,図5のロ,図6のロ)。発泡成形時には、通孔23aから進入する発泡原料6aの発泡圧6bで該内側立壁23bがインサート内10側へ傾倒するが、その背後に鍔部36を設けることにより、逆に発泡原料6aの圧力をうまく利用して封をする。発泡成形時に、通孔23aを通ってインサート内10へ進入しようとする発泡原料6aは、その先で内側立壁23bと鍔部36との当接によって封止されているため、その手前で進路方向を変え、図4(ロ),図5(ロ)の紙面垂直方向へと進行する。そして、鍔部36を設ける範囲を係止爪35,寸断切欠部34よりもその先の凸状枠33の所定領域にまで広げることによって、紙面垂直方向の進路途中で該発泡原料6aを硬化させてしまう。
図7,図8は、図1〜図6の内側立壁23bに代え、内側立壁23bが先端に向けてその肉厚を薄くする別態様の第一半割品2を用いた断面図である。図7が図4に対応し、図8が図5に対応する。ここでは、第一半割品2に係る内側立壁23bの根元側半部23bに対し、先端側半部23bを一段薄くする。また、第二半割品3に係る鍔部36が、図7,図8のごとくインサート内10側に向けてなだらかな上昇傾斜する斜面を有し、鍔部36そのものが頑強になっている。発泡圧で傾倒する内側立壁23bを、鍔部36がしっかりと受け止めて当接シールすることができる。
そして、該第一半割品2と該第二半割品3を用い、第二半割品3を下側にして、ステー水平部41と該ステー垂直部40の上端部分とを上下から挟み込み嵌合一体化させたときに、鍔部36の稜線部分が前記凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く且つインサート内10側に配されるようにして、発泡成形でその発泡圧6bを受けて傾倒する該内側立壁23bに、鍔部36が当接して鍔部36が存在する領域を封止し、発泡原料6aのインサート内10への進入を阻止するインサート1のシール構造とする。
詳しくは、第一半割品2と第二半割品3が嵌合一体化した段階で、係止爪35のある箇所では、図7(イ)のごとくの姿態となり、上から第一半割品2の内側立壁23bが垂下し、第二半割品3の凸部33aよりもインサート内10側で、鍔部36が上昇し始める地点に当接(又は近接)する。そして、鍔部36の稜線部分が内側立壁23bよりもインサート内10側に配されるようにし、且つ該鍔部36の稜線部分が凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く隆起する。また、第一半割品2と第二半割品3が嵌合一体化した段階で、図2のV-V線矢視に相当する寸断切欠部34の箇所でも、図8(イ)のごとくの姿態となり、上から第一半割品の内側立壁23bが垂下し、第二半割品3の鍔部36が上昇し始める地点に当接(又は近接)する。そして、鍔部36の稜線部分が内側立壁23bよりもインサート内10側に配されるようにし、且つ該鍔部36の稜線部分が凹状枠23の内側立壁23bの下縁よりも高く隆起する。
斯かる嵌合状態下、発泡成形で通孔23aから入り込む発泡原料6aの発泡圧6bを受けて傾倒する該内側立壁23bに、鍔部36が当接して封止する(図7のロ,図8のロ)。鍔部36が上昇し始める地点に内側立壁23bが既に当接している図7,図8のような場合は、発泡成形時に発泡原料6aの発泡圧6bを受けて、内側立壁23bの薄くなった先端側半部23bの先が傾倒して弾性変形しながら鍔部36の傾斜面36aに密着していく。内側立壁23bの先端部分が鍔部36へより強力に当接、密着するインサート1のシール構造となる。
このように構成したインサート1のシール構造は、従来必要であったシールテープなどの資材、さらにこれを使った前処理作業等をすることなく、発泡成形で発泡原料6aのもつ発泡圧6bを有効活用して自己シールを実現させることができる。製造の労力削減,製造コストの低下につながる。発泡成形で発泡原料6aが通孔23aを通って入り込む領域では、発泡原料6aが通孔23a,寸断切欠部34をかいくぐり、そのままインサート内10へ入り込んだり、発泡原料6aのもつ発泡圧6bが内側立壁23bをインサート内10側へ傾倒させ、その開いた隙間から発泡原料6aがインサート内10へ入り込んだりする問題を引き起こしていた。しかるに、本発明のシール構造では、内側立壁23bのインサート内10側の背後に前記鍔部36を設けることにより、内側立壁23bの傾倒を逆に利用して、該内側立壁23bに該鍔部36が当接して該鍔部36が在る領域で発泡原料6aのインサート内10への進入を止めるので、発泡成形に先立ち何ら前処理等を要しない。極めて理にかなったシール構造になっている。内側立壁23bよりもインサート内10側に隆起部分を設けた鍔部36が、内側内壁23bにそのまま当接するか又は発泡成形でその発泡圧6bを受けて傾倒する内側立壁23bに当接して、該鍔部36が在る領域を封止するので、発泡原料6aのインサート内10への進入を確実に阻止し、品質安定維持,生産性向上等に優れた効果を発揮する。
また、実施形態2のごとく、内側立壁23bが先端に向けてその肉厚を薄くすると、発泡成形時に、発泡成形の発泡圧6bを受けて傾倒する内側立壁23bは、肉厚が薄くなった先端部分が簡単に弾性変形を促され、鍔部36に一層強力に当接、密着して該鍔部36が在る領域を封止するので、発泡原料6aのインサート内10への進入阻止をより確かなものにする。さらに、図7,図8のごとく、鍔部36がインサート内10側に向けて上昇傾斜する斜面36aを有すると、該斜面が発泡成形の発泡圧6bを受けて傾倒する内側立壁23bに係る先端部分の弾性変形を促し、発泡成形の発泡圧6bを受けて内側立壁23bの先端部分が容易に傾倒し弾性変形するので、該先端部分の面でもって斜面36aへ強力に当接し、インサート1のシール構造に一層威力を発揮する。
尚、本発明においては、前記実施例に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。第一半割品2,凹状枠23,第二半割品3,凸状枠,寸断切欠部34,係止爪35,鍔部36,ステー4,保持板5等の形状,大きさ,個数などは用途に応じて適宜選択できる。
本発明のヘッドレスト用インサートのシール構造の一形態を示したもので、その分解斜視図を示す。 図1のインサートに係るシール構造の拡大斜視図である。 凸状枠が在る方のインサート半割品で、係止爪付近の拡大斜視図である。 両インサート半割品が嵌合した後の図2のIV-IV線矢視に相当する箇所での断面図である。 両インサート半割品が嵌合した後の図2のV-V線矢視に相当する箇所での断面である。 両インサート半割品が嵌合した後の図2のVII-VII線矢視に相当する箇所での断面図である。 図1〜図6の別態様のインサート半割品を使って、両インサート半割品が嵌合した後の図2のIV-IV線矢視に相当する箇所での別態様断面図である。 図7の内側立壁を用いたインサート半割品を使って、両インサート半割品が嵌合した後の図2のV-V線矢視に相当する箇所での別態様断面図である。 従来技術のヘッドレスト用インサートのシール構造の一形態を示したもので、その分解斜視図を示す。 従来技術の説明斜視図である。 従来技術の説明斜視図である。 従来技術の説明断面図である。 従来技術の説明断面図である。
符号の説明
1 インサート
10 インサート内
2 一のインサート半割品(第一半割品)
23 凹状枠
23a 通孔
3 他のインサート半割品(第二半割品)
33 凸状枠
33d 内縁部分
34 寸断切欠部
34d 内縁部分
35 係止爪
35d 内縁部分
36a 斜面
4 ステー
6 発泡体

Claims (2)

  1. 一のインサート半割品の外周部に凹状枠が設けられ且つ該凹状枠の外側立壁に通孔が設けられる一方、他のインサート半割品の外周部に前記凹状枠に嵌合する凸状枠が設けられ且つ該凸状枠の一部を寸断して係止爪が設けられて、ステーを両インサート半割品で挟み込んで前記通孔と前記係止爪、前記凹状枠と前記凸状枠が嵌合して、一体化されるインサートを形成し、該インサートを発泡成形で発泡体に埋設するヘッドレスト用インサートのシール構造にあって、
    前記係止爪の基端水平部の内縁部分を隆起させて鍔部が設けられ、該鍔部が前記基端水平部の内縁部分から両脇の寸断切欠部の底面の内縁部分、さらにその先の凸状枠に係る凸部の基端水平部の内縁部分を隆起させて延設され、他のインサート半割品を下側にして、両インサート半割品でステーを上下から挟み込み嵌合一体化させたときに、鍔部の稜線部分が前記凹状枠の内側立壁の下縁よりも高く且つインサート内側に配されるようにして、該内側立壁が該鍔部に当接するか又は発泡成形でその発泡圧を受けて傾倒する該内側立壁が該鍔部に当接することを特徴とするヘッドレスト用インサートのシール構造。
  2. 前記鍔部がインサート内側に向けて上昇傾斜する斜面を有し、且つ少なくとも該鍔部のある領域で、前記凹状枠の内側立壁が先端に向けてその肉厚を薄くする請求項1記載のヘッドレスト用インサートのシール構造。
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