JP2008288168A - 組電池、組電池システム、及び組電池システムの運転方法 - Google Patents

組電池、組電池システム、及び組電池システムの運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】積層体に加わる締結荷重の変化に応じて積層体の締結荷重を調整することができる組電池、当該組電池を備える組電池システム、及び組電池システムの運転方法を提供する。
【解決手段】複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池であって、前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変手段と、前記積層体の締結荷重及び前記積層体の電気特性のうち少なくともいずれか一方を検出する検出手段と、前記検出した締結荷重及び電気特性のうち少なくともいずれか一方の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御手段とを備えることを特徴とする組電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、組電池、組電池システム、及び組電池システムの運転方法の技術に関する。
二次電池、燃料電池等の単電池を複数積層した組電池及び当該組電池を並列接続させた組電池システムは、電気容量が大きく、かつ高電圧が要求される電気自動車等のエネルギー源として利用されつつある。
図15は、一般的な組電池システムの構成を説明するための模式図である。図15に示すように、組電池システム7は、並列接続した複数の組電池8(図15では、一例として、並列接続した3個の組電池8)と、各組電池8に接続したDCDCコンバータ43とを備える。DCDCコンバータ43は、各組電池8の内部抵抗のばらつき等によって、各組電池8に入出力される電流のばらつきを防ぐものである。
図16は、組電池システムに用いられる組電池の構成を示す側面模式図である。図16に示すように、組電池8は、単電池44が複数個積層した積層体45と、積層体45の積層方向(矢印A)の両端に配置される拘束板46と、拘束板46に固定される連結部材48とを備える。
連結部材48は、連結部材48の端部48aをねじ切り加工等して、拘束板46に設けられた孔部(不図示)に挿通させ、挿通させた連結部材48の端部48aをナット50により締め付けて、固定されている。
また、ナット50を締め付けることによって、積層体45に締結荷重が加わり、積層体45が固定される。
積層体45を構成する単電池44は、使用によって膨張し、締結荷重が必要以上に積層体45に加わる場合がある。このような場合、積層体45に必要以上に締結荷重が加わることを防止するために、単電池44間に波板状のばねにより構成されるスペーサを挟み込んだ組電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、積層体45を固定する方法としては、ナットの締め付けによるものに限られず、例えば、連結部材48にばね部材を用いて、ばね部材の引張弾性を利用して積層体45を締め付け固定する組電池が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、上記一般的な組電池(図16に示す組電池8)、特許文献2の組電池では、連結部材48、ばね部材等は、経年変化により劣化して、伸びてしまい、積層体45を締め付ける圧力、すなわち積層体45の締結荷重が低下してしまう場合がある。積層体45の締結荷重が低下すると、積層体45からの単電池44の脱落、積層体45の内部抵抗の増加等、組電池8の電池性能を低下させてしまう場合がある。
また、特許文献1の組電池も、波板状のばねが、経年変化により劣化して、伸びてしまう場合がある。波板状のばねが伸びてしまうと、積層体45に必要以上に加わる締結荷重を緩和することができない場合がある。締結荷重が必要以上に加わると、連結部材48等が伸びて、上記説明した、組電池8の電池性能の低下に繋がる場合がある。
特開2000−48867号公報 特開2005−116429号公報
本発明は、積層体に加わる締結荷重の変化に応じて積層体の締結荷重を調整することができる組電池、当該組電池を備える組電池システム、及び組電池システムの運転方法である。
本発明は、複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池であって、前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変手段と、前記積層体の締結荷重及び前記積層体の電気特性のうち少なくともいずれか一方を検出する検出手段と、前記検出した締結荷重及び電気特性のうち少なくともいずれか一方の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御手段とを備える。
また、前記組電池において、前記組電池は、前記積層体の積層方向両端に備えられた拘束板に固定される連結部材を含み、前記締結荷重可変手段は、前記連結部材を伸縮させることにより前記締結荷重を変えることが好ましい。
また、前記組電池において、前記締結荷重可変手段は、圧力媒体が供給・排出されることにより膨張・収縮する圧力パックであることが好ましい。
また、前記組電池において、前記締結荷重可変手段は、駆動信号に応じて伸縮する圧電素子であることが好ましい。
また、前記組電池において、前記積層体の電気特性とは、前記積層体の内部抵抗であることが好ましい。
また、前記組電池において、前記積層体の電気特性とは、前記積層体のSOCであることが好ましい。
また、前記組電池において、前記積層体の温度を検出する温度検出手段を備え、前記制御手段は、さらに前記積層体のSOCの値に基づいて制御される締結荷重の値を前記検出した積層体の温度に応じて補正することが好ましい。
また、本発明は、複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムであって、前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変手段と、前記積層体の締結荷重及び前記積層体の電気特性のうち少なくともいずれか一方を検出する検出手段と、前記検出した締結荷重及び電気特性のうち少なくともいずれか一方の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御手段とを備える。
また、前記組電池システムにおいて、前記組電池システムは、前記積層体の積層方向両端に備えられた拘束板に固定される連結部材を含み、前記締結荷重可変手段は、前記連結部材を伸縮させることにより前記締結荷重を変えることが好ましい。
また、前記組電池システムにおいて、前記締結荷重可変手段は、圧力媒体が供給・排出されることにより膨張・収縮する圧力パックであることが好ましい。
また、前記組電池システムにおいて、前記締結荷重可変手段は、駆動信号に応じて伸縮する圧電素子であることが好ましい。
また、前記組電池システムにおいて、前記積層体の電気特性とは、前記積層体の内部抵抗であることが好ましい。
また、前記組電池システムにおいて、前記積層体の電気特性とは、前記積層体のSOCであることが好ましい。
また、前記組電池システムにおいて、前記積層体の温度を検出する温度検出手段を備え、前記制御手段は、さらに前記積層体のSOCの値に基づいて制御される締結荷重の値を前記検出した積層体の温度に応じて補正することが好ましい。
また、本発明は、複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体の締結荷重を検出する検出ステップと、前記検出した締結荷重の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御ステップとを備える。
また、本発明は、複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体の内部抵抗を検出する検出ステップと、前記検出した内部抵抗の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御ステップとを備える。
また、本発明は、複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体の内部抵抗を検出する検出ステップと、前記組電池システムの発電時に要求される充放電量から組電池毎の充放電割合を決定し、前記検出した内部抵抗及び前記決定した充放電割合に基づいて前記締結荷重を制御する締結荷重制御ステップとを備える。
また、本発明は、複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体のSOCを検出する検出ステップと、前記検出した積層体のSOCの値に基づいて前記締結荷重を制御する制御ステップとを備える。
また、組電池システムの運転方法において、前記積層体の温度を検出する温度検出ステップを有し、前記制御ステップは、さらに前記積層体のSOCに基づいて制御する締結荷重を前記検出した積層体の温度に応じて補正することが好ましい。
本発明によれば、積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変手段と、積層体の締結荷重及び積層体の電気特性のうち少なくともいずれか一方を検出する検出手段と、検出した締結荷重及び電気特性のうち少なくともいずれか一方の値に基づいて締結荷重を制御する制御手段とを備えることにより、積層体に加わる締結荷重の変化に応じて積層体の締結荷重を調整することができる組電池及び当該組電池を備える組電池システムを提供することができる。
また、本発明によれば、積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、積層体の締結荷重を検出する検出ステップと、検出した締結荷重の値に基づいて締結荷重を制御する制御ステップとを備えることにより、積層体に加わる締結荷重の変化に応じて積層体の締結荷重を調整することができる組電池システムの運転方法を提供することができる。
本発明の実施の形態について以下説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る組電池システムの構成の一例を説明するための模式図である。図1に示すように、組電池システム1は、組電池2を並列接続させたものである。なお、図1に示す組電池システム1は、3個の組電池2を並列接続させているが、組電池2の個数は、特に限定されるものではない。
図2は、本発明の実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。図2に示すように、組電池2は、単電池3を積層した積層体4と、モータ10と、積層体の締結荷重を検出する検出手段としての圧力センサ12と、制御手段としてのコントローラ14と、拘束板16と、連結部材18とを備えるものである。図2に示す積層体4は、6個の単電池3を積層したものを例としているが、単電池3の個数は特に限定されるものではない。本実施形態に用いられる単電池3は、二次電池、キャパシタ等の蓄電体や、燃料電池等の発電体等であれば特に制限されるものではない。
拘束板16は、積層体4の積層方向(矢印A)の端部に配置されるものである。拘束板16の材質は、積層体4に加わる締結荷重に耐える強度を有するものであれば特に制限されるものではなく、例えば、ステンレス、チタン等の金属等が挙げられる。
連結部材18は、連結部材18の両端部18aをねじ切り加工等して、拘束板16に設けられた孔部(不図示)に挿通させ、挿通させた連結部材18の両端部18aをナット20により締め付けて、固定されている。また、組電池2の製造時には、ナット20の締め付けによって、積層体4に締結荷重を加え、積層体4を固定することができる。
連結部材18の固定は、ナット20に限定されるものではなく、例えば、上記拘束板16に設けられている孔部にねじきり加工等を施し、連結部材18が、直接拘束板16に設けられる孔部によって締め付け固定できるものでもよい。
本実施形態に用いられる締結加重可変手段は、積層体4の積層方向に加わる締結荷重を変えることができるものであれば特に制限されるものではなく、図2に示すモータ10及び連結部材18、又は後述する圧力パック、ピエゾ(PZT)素子(圧電素子)等を用いることができる。特に、積層体4に加わる締結荷重を細かく変えることができる点、荷重保持力を小さくすることができる点等から、締結荷重可変手段としては、モータ10(及び連結部材18)を用いることが好ましく、面で均一の荷重を掛け易い点等から、後述する圧力パック、ピエゾ(PZT)素子等を用いることが好ましい。
図2に示すように、モータ10は、各連結部材18に取り付けられ、コントローラ14と電気的に接続されている。モータ10の稼動に応じて、連結部材18を伸縮させることにより、締結荷重を変えることができる。この場合、モータ10及び連結部材18が、締結荷重可変手段として機能する。以下に、連結部材18の伸縮方法の一例を説明する。
図3は、連結部材の伸縮方法の一例を説明するための本実施形態の組電池の一部拡大模式図である。図3に示すように、連結部材18は、一方の拘束板16に固定された連結部材18bと他方の拘束板16に固定された連結部材18cとを締結する締結部材22を備える。締結部材22は、連結部材18b,18cが挿通する孔部24が設けられている。また孔部24及び連結部材18b,18cは、ねじ構造(不図示)になっている。そして、締結部材22は、モータ10の稼動に応じて回転する。すなわち、締結部材22の回転方向によって連結部材18を伸ばしたり、縮めたりすることができる。したがって、モータ10の稼動に応じて連結部材18を伸縮させることにより、拘束板16間の距離(図3に示すL)を伸縮させることができるため、拘束板16の間にある積層体4の締結荷重を可変させることができる(すなわち、モータ10及び連結部材18が締結荷重可変手段として機能する)。
積層体4の締結荷重を可変させるには、必ずしも上記に限定されるものではない。図4は、本発明の実施形態に係る組電池の他の構成の一例を示す側面模式図である。図4に示すように、組電池2aは、単電池3を積層した積層体4と、モータ10aと、積層体の締結荷重を検出する検出手段としての圧力センサ12と、制御手段としてのコントローラ14と、拘束板16と、連結部材19と、ドライバ21とを備えるものである。図4に示す組電池2aにおいて、図2に示す組電池2と同様の構成については同一の符号を付してある。モータ10aは、各連結部材19の一端に取り付けられ、ドライバ21を介してコントローラ14と電気的に接続されている。ドライバ21は、モータ10aの駆動信号を発生するものであり、モータ10aに組付けられるものであってもよい。各連結部材19は、直接拘束板16に設けられる孔部によって締め付け固定されているものであり、モータ10aの稼動により回転する。各連結部材19が回転することによって、拘束板16同士の距離を伸縮させ、積層体4の締結荷重を可変させることができる(同様にモータ10a及び連結部材19が締結荷重可変手段として機能する)。
圧力検出手段は、積層体4に加えられている締結荷重を検出し、締結荷重データを出力するものであれば、特に制限されるものではなく、圧力センサ等を用いることができる。圧力センサ12は、積層体4の端部の単電池3と拘束板16との間に設けられているものであるが、積層体4に加えられている締結荷重を検出することができれば、どの位置(例えば、単電池3同士間)に設けられていてもよい。また、本実施形態では、積層体4の締結荷重を検出する検出手段(圧力センサ12等)の代わりに、積層体4の電気特性を検出する電気特性検出手段としての電気特性検出器を用いてもよいし、それらを組み合わせて用いてもよい。圧力センサ及び電気特性検出器を併用することは、検出精度を高める点等で好ましい。図5は、電気特性検出器を用いた本発明の他の実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。図5に示す電気特性検出器26は、積層体4の端子電圧を検出する電圧検出器、積層体4を流れる電流を検出する電流検出器、積層体4の内部抵抗を検出する内部抵抗検出器、積層体4のSOC(State of charge:充電量)を検出するSOC検出器のうち少なくともいずれか1つを備えるものである。上記でも説明したように、組電池システム1の電池性能は、並列接続された組電池2を構成する積層体4の内部抵抗の影響を受ける点で、電気特性検出器26としては、内部抵抗検出器を備えることが好ましい。
また、組電池システム1の性能を十分に発揮することができる点で、電気特性検出器26としては、SOC検出器を備えることが好ましい。例えば、単電池3がLiイオン電池である場合、Liイオン電池のSOCが低い状態では、Liイオン電池内の極板間距離が開いてしまい、その空間に析出物が発生してしまう場合がある。一方、Liイオン電池のSOCが高い状態では、Liイオン電池の極板間が膨張することで、極板間に存在するセパレータが圧縮され、内部抵抗の上昇、セパレータのイオン透過率の減少等が起こり電池として機能しなくなる場合がある。したがって、SOC検出器によって検出された電池のSOCに基づいて、その後の制御手段としてのコントローラ14により、締結荷重を制御することができれば、組電池システムの性能を十分に発揮させることができる。SOC検出器は、積層体4のSOCを検出することができるものであれば特に制限されるものではない。
制御手段としてのコントローラ14は、モータ10と、図2,4に示す圧力センサ12、図5に示す電気特性検出器26と電気的に接続されている。コントローラ14は、図2,4に示す圧力センサ12に検出された締結荷重、図5に示す電気特性検出器26により検出された電気特性の値に基づいてモータ10により加えられる締結荷重を制御することができるものである。また、コントローラ14は、組電池システムを構成する組電池毎に備えるものであってもよいし、組電池システム全体で1つ備えるものでもよいし、その数については特に制限されるものではない。なお、締結荷重の制御の詳細については後述するが、例えば、コントローラ14は、拘束板16間の距離と締結荷重との関係、必要締結荷重と電気特性(内部抵抗、SOC)の関係等を表す制御マップと、圧力センサ12に検出された締結荷重、電気特性検出器26により検出された電気特性(内部抵抗、SOC等)とから、積層体4に加える締結荷重値等を決定し、決定した締結荷重値等となるようにモータ10により加えられる締結荷重を制御する。
図6は、締結荷重可変手段として圧力パックを用いた本実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。図6に示すように、組電池5は、単電池3を積層した積層体4と、締結荷重可変手段としての圧力パック28と、レギュレータ30と、圧力ポンプ32と、油圧配管34と、制御手段としてのコントローラ14と、拘束板16と、連結部材18とを備えるものである。なお、図1に示す組電池2を構成する部材と同様のものは同一の符号を付している。
油圧配管34は、レギュレータ30を介して圧力ポンプ32の吐出側と圧力パック28の供給口(不図示)とを接続させるものである。
圧力パック28は、圧力パック28中に圧力媒体が供給又は排出されることにより、圧力パック28が膨張・収縮し、積層体の締結荷重を変えることができるものである。圧力パック28の配置、個数は特に制限されるものではなく、例えば、積層体4の一端に設けてもよいし、両端に設けてもよいし、単電池3同士間に設けてもよい。圧力パック28に供給される圧力媒体は、水、オイル等の液体、空気等の液体等を用いることができる。
レギュレータ30は、圧力ポンプ32から圧力パック28へ供給される圧力媒体の流れを停止又は開放等の制御を行うものであり、例えば、減圧バルブや、リリーフバルブ等のバルブ等を用いることができる。また、圧力媒体の流れの停止又は開放時間等は、コントローラ14によって、制御されている。
本実施形態において、圧力センサを用いる場合には、上記説明したように積層体4の端部に配置してもよいが、図6に示すようにレギュレータ30に圧力センサ12aを備えるものであってもよい。
圧力ポンプ32は、圧力パック28に圧力媒体を供給するものである。
図7は、締結荷重可変手段としてピエゾ(PZT)素子を用いた本実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。図7に示すように、組電池6は、単電池3を積層した積層体4と、締結荷重可変手段としてのピエゾ素子36と、ドライバ38と、電源40と、制御手段としてのコントローラ14と、圧力検出手段としての圧力センサ12と、拘束板16と、連結部材18とを備えるものである。なお、図1に示す組電池2を構成する部材と同様のものは同一の符号を付している。
ピエゾ素子36、ドライバ38、電源40は、電気的に接続されているものであればよいが、接続には、高圧ハーネス42を用いることが好ましい。
本実施形態に用いられるピエゾ素子(圧電素子)36は、ドライバ38から発生する駆動信号に応じて伸縮することにより、積層体4の締結荷重を変えることができるものである。ピエゾ素子36の配置、個数は特に制限されるものではなく、例えば、積層体4の一端に設けてもよいし、両端に設けてもよいし、単電池3同士間に設けてもよい。また、ドライバ38の信号発生時間等は、コントローラ14によって制御されている。
図8は、本実施形態に係る組電池の他の構成の一例を示す側面模式図である。図8に示すように、組電池2bは、単電池3を積層した積層体4と、モータ10aと、圧力センサ12と、制御手段としてのコントローラ14aと、拘束板16と、連結部材19と、ドライバ21と、電気特性検出器としてのSOC検出器26とを備えるものである。
コントローラ14aは、モータ10a、圧力センサ12、SOC検出器26と電気的に接続されている。コントローラ14aは、SOC検出器26により検出されたSOCの値に基づいてドライバ21を介してモータ10aに加えられる締結荷重を制御するものである。締結荷重の制御の詳細については後述するが、例えば、コントローラ14aは、締結荷重とSOCとの関係を表す制御マップから、検出したSOCをあてはめて、積層体に加える締結荷重値を決定し、決定した締結荷重値となるようにモータ10aにより加えられる締結荷重を制御する。このように、積層体4のSOCに基づいて、締結荷重を制御することができれば、上記でも説明したように、単電池3内の極板間の膨張等による電池性能の低下を抑制することができるため、組電池システムの性能を十分に発揮させることができる。
図9は、本実施形態に係る組電池の他の構成の一例を示す側面模式図である。図9に示す組電池2cは、図8に示す組電池2bの構成に加え、積層体4の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ23を備えるものである。
温度センサ23は、コントローラ14aと電気的に接続されている。温度センサ23は、積層体4の端部の単電池3に設けられているが、積層体4の温度を検出することができれば、個数、位置等特に制限されるものではなく、単電池3それぞれに設けられていてもよい。温度センサ23は、コントローラ14aと電気的に接続されている。詳細は後述するが、コントローラ14aは、温度センサ23により検出した温度に応じて、上記決定した締結荷重値を補正する。単電池3の充放電時においては、自身の熱の影響により単電池3が膨張収縮する場合がある。したがって、温度センサ23により積層体4の温度を検出し、コントローラ14aにより積層体4の温度に応じて、上記決定した締結荷重を補正することにより、より精度のよい締結荷重を設定することができる。
以上のように、本実施形態に係る組電池システム及び組電池は、上記締結荷重可変手段、検出手段、制御手段を備えることにより、組電池システムを構成する部材の経年変化等から積層体に加わる締結荷重が変化しても、その変化に応じて積層体の締結荷重を調整することができる。したがって、積層体からの単電池の脱落、積層体の内部抵抗の増加等、組電池の電池性能の低下を抑制することができる。
さらに、図15に示すような通常の組電池システム7では、各組電池8の内部抵抗のばらつきによって一部の組電池(内部抵抗の低い組電池等)から集中的に充放電することを防ぐために、DCDCコンバータ43を備えている。しかし、DCDCコンバータ43を備えることにより、組電池システム全体の電力効率が損なわれる場合がある。一方、本実施形態では、積層体の締結荷重を調整することによって、積層体の内部抵抗も制御できるため、DCDCコンバータを必要とせず、組電池システム全体の電力効率のロスを抑えることができる。
また、積層体の内部抵抗を検出する内部抵抗検出器を用いて検出した内部抵抗の値に基づいて締結荷重を制御することにより、各組電池の内部抵抗のばらつきを制御し、入出力される電流のばらつきを制御することができる。また、積層体のSOCを検出するSOC検出器を用いて検出したSOCの値に基づいて締結荷重を制御することにより、SOCの値による電極板間距離の膨張収縮を抑え、組電池の性能を十分に発揮させることができる。
次に、本実施形態に係る組電池システムの運転方法について説明する。図10は、検出した締結荷重に基づいて積層体の締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。図10に示す組電池システムの運転方法においては、図1に示す組電池システム1、及び図2に示す組電池2を用いて説明する。
図10に示すように、まず、ステップS10では、圧力センサ12により積層体4に加わる締結荷重が検出される(S10:検出ステップ)。ステップS12では、コントローラ14により、基準締結荷重値が設定される。基準締結荷重値は、組電池システムの充放電時に要求される締結荷重値であり、例えば、締結荷重と内部抵抗との関係を表す制御マップから求められる。制御マップは、上記に限られるものではなく、締結荷重値と相関関係を示すものであれば特に制限されるものではない。また、本実施形態では、制御マップにより基準締結荷重値が設定されるが、予め所定の基準締結荷重値が設定されているものであってもよい。
ステップS14では、コントローラ14によって、上記検出された締結荷重が、上記設定された基準締結荷重値(予め規定した所定の基準締結荷重値も含む)の所定の範囲内となるように、各組電池の積層体4に加える(又は抜く)締結荷重調整値が決定される。ステップS16では、コントローラ14によって、決定した締結荷重値になるようにモータ10を制御し(S12〜S16:制御ステップ)、ステップS18では、モータ10により連結部材18を伸縮させ(圧力パック等を用いる場合は油圧パックに供給される圧力媒体の圧力を変える)、締結荷重が変えられる(S18:締結荷重可変ステップ)。以上により、検出した締結荷重に基づいて積層体の締結荷重を制御する組電池システムの運転方法が終了する。
次に、本実施形態に係る組電池の運転方法の他の一例について説明する。図11は、検出した内部抵抗に基づいて積層体の締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。図11に示す組電池システムの運転方法においては、図1に示す組電池システム1、及び図5に示す組電池2を用いて説明する。
図11に示すように、まず、ステップS20では、内部抵抗検出器26により積層体4の内部抵抗が検出される(S20:検出ステップ)。ステップS22では、コントローラ14により、基準内部抵抗値が設定される。基準内部抵抗値は、組電池システムの充放電時に要求される内部抵抗値であり、例えば、締結荷重と内部抵抗との関係を表す制御マップから求められる。制御マップは、上記に限られるものではなく、内部抵抗値と相関関係を示すものであれば特に制限されるものではない。また、本実施形態では、内部抵抗値を例としているが、上記例示したように、端子電圧、電流値等でもよい。しかし、上記説明したように、組電池システムの電池性能は、内部抵抗の影響を受ける点で、必要締結荷重と内部抵抗の関係を表す制御マップから、基準内部抵抗値が設定されることが好ましい。さらに、本実施形態では、制御マップにより基準内部抵抗値が設定されているが、予め所定の基準内部抵抗値が設定されているものであってもよい。
ステップS24では、コントローラ14によって、上記検出された内部抵抗が、上記設定された基準内部抵抗値(予め規定した所定の基準内部抵抗値も含む)の所定の範囲となるように、各組電池の積層体の内部抵抗調整値が決定される。ステップS26では、コントローラ14によって、決定された締結荷重になるようにモータ10を制御し(S22〜S26:制御ステップ)、ステップS28では、モータ10により連結部材18を伸縮させ、各積層体4の締結荷重が変えられる(S28:締結荷重可変ステップ)。以上により、検出した内部抵抗に基づいて積層体の締結荷重を制御する組電池システムの運転方法が終了する。
図12は、各組電池の充放電割合に基づいて締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。図12に示す組電池システムの運転方法においては、図1に示す組電池システム1、及び図5に示す組電池2を用いて説明する。
図12に示すように、まず、ステップS30では、内部抵抗検出器26により、積層体4の内部抵抗が検出される(S30:検出ステップ)。ステップ32では、コントローラ14により、発電時等により要求される組電池システム全体の充放電量から各組電池の充放電割合が決定される。ステップS34では、コントローラ14によって、上記決定された充放電割合の範囲となるように、検出された内部抵抗値から内部抵抗値調整値が決定される。充放電割合は、例えば、充放電割合と内部抵抗との関係を組電池の電圧を振りながら求めることができる。
ステップS36では、コントローラ14によって、決定された内部抵抗調整値となるようにモータ10を制御し(S32〜S36:制御ステップ)、ステップS38では、モータ10により連結部材18を伸縮させ、締結荷重が変えられる(S38:締結荷重可変ステップ)。以上により、充放電割合に基づいて積層体の締結荷重を制御する組電池システムの運転方法が終了する。
図13は、検出した積層体のSOCに基づいて積層体の締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。図13に示す組電池システムの運転方法においては、図1に示す組電池システム1、及び図8に示す組電池2bを用いて説明する。
図13に示すように、まず、ステップS40では、SOC検出器26により、積層体4のSOCが検出される(S40:検出ステップ)。ステップS42では、コントローラ14aにより、基準締結荷重値が設定される。基準締結荷重値は、例えば、締結荷重値と積層体のSOCとの関係を表す制御マップに検出した積層体4のSOCを当てはめることにより算出される。
ステップS44では、圧力センサ12により、積層体4のSOC検出時の締結荷重が検出される。ステップS46では、検出された締結荷重が、上記設定した基準締結荷重値の所定の範囲内となるように、各組電池の積層体4に加える(又は抜く)締結荷重調整値が決定される。ステップS48では、コントローラ14aによって、決定された締結荷重値となるようにモータを制御し(S42〜S48:制御ステップ)、ステップS50では、モータ10aにより連結部材19を伸縮させ、締結荷重が変えられる(S50:締結荷重可変ステップ)。以上により、検出した積層体のSOCに基づいて積層体の締結荷重を制御する組電池システムの運転方法が終了する。
図14は、検出した積層体の温度に応じて、積層体のSOCに基づいて制御される締結荷重の値を補正する場合の組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。図14に示す組電池システムの運転方法においては、図1に示す組電池システム1及び図9に示す組電池2cを用いて説明する。
図14に示すように、まず、ステップS60では、SOC検出器26により、積層体4のSOCが検出される(S60:検出ステップ)。ステップS62では、温度センサ23により、積層体4の温度が検出される(S62:温度検出ステップ)。
ステップS64では、コントローラ14aにより、基準締結荷重値が設定される。基準締結荷重値は、例えば、締結荷重値と積層体4のSOCとの関係を表す制御マップに、検出された積層体4のSOCをあてはめることにより算出されるものである。ステップS66では、コントローラ14aにより、上記検出された温度に応じて上記設定された基準締結荷重値が補正される。同じ締結荷重でも温度により内部抵抗等は変化するため、温度係数補正マップを用いて基準締結荷重値が補正される。ステップS68では、圧力センサ12により、検出された積層体4のSOC時の締結荷重が検出される。ステップS70では、検出された締結荷重が、上記補正された基準締結荷重値の所定の範囲内となるように、各組電池の積層体4に加える(又は抜く)締結荷重調整値が決定される。ステップS72では、コントローラ14aによって、決定された締結荷重調整値となるようにモータ10aを制御し(S64〜S72:制御ステップ)、ステップS74では、モータ10aにより連結部材19を伸縮させ、締結荷重が変えられる(S74:締結荷重可変ステップ)。以上により、積層体4のSOCに基づいて積層体4の締結荷重を制御する組電池システムの運転方法が終了する。
以上のように、本実施形態に係る組電池システムの運転方法は、上記検出ステップ、制御ステップ、締結荷重可変ステップを備えることにより、組電池システムを構成する部材の経年変化等から積層体に加わる締結荷重が変化しても、その変化に応じて積層体の締結荷重を調整することができる。積層体の内部抵抗を調整。したがって、積層体からの単電池の脱落、積層体の内部抵抗の増加等、組電池の電池性能の低下を抑制することができる。また、積層体の締結荷重を調整することができれば、発電時に要求される充放電量から、各組電池の充放電割合を決定することも可能である。
上記本実施形態に係る組電池及び組電池システムは、例えば、自動車用電源、家庭用電源等として用いることができる。
本発明の実施形態に係る組電池システムの構成の一例を説明するための模式図である。 本発明の実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。 連結部材の伸縮方法の一例を説明するための本実施形態の組電池の一部拡大模式図である。 本発明の実施形態に係る組電池の他の構成の一例を示す側面模式図である。 電気特性検出器を用いた本発明の他の実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。 締結荷重可変手段として圧力パックを用いた本実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。 締結荷重可変手段としてピエゾ(PZT)素子を用いた本実施形態に係る組電池の構成の一例を示す側面模式図である。 本実施形態に係る組電池の他の構成の一例を示す側面模式図である。 本実施形態に係る組電池の他の構成の一例を示す側面模式図である。 検出した締結荷重に基づいて積層体の締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。 検出した内部抵抗に基づいて積層体の締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。 各組電池の充放電割合に基づいて締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。 検出した積層体のSOCに基づいて積層体の締結荷重を制御する場合の本実施形態に係る組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。 検出した積層体の温度に応じて、積層体のSOCに基づいて制御される締結荷重の値を補正する場合の組電池システムの運転方法の一例を説明するためのフロー図である。 一般的な組電池システムの構成を説明するための模式図である。 組電池システムに用いられる組電池の構成を示す側面模式図である。
符号の説明
1,7 組電池システム、2,2a〜2c,5,6,8 組電池、3,44 単電池、4,45 積層体、10,10a モータ、12,12a 圧力センサ、14,14a コントローラ、16,46 拘束板、18,18b〜18c,19,48 連結部材、18a,48a 端部、20,50 ナット、21 ドライバ、22 締結部材、23 温度センサ、24 孔部、26 電気特性検出器(内部抵抗検出器、SOC検出器)、28 圧力パック、30 レギュレータ、32 圧力ポンプ、34 油圧配管、36 ピエゾ素子、38 ドライバ、40 電源、42 高圧ハーネス、43 DCDCコンバータ。

Claims (19)

  1. 複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池であって、
    前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変手段と、前記積層体の締結荷重及び前記積層体の電気特性のうち少なくともいずれか一方を検出する検出手段と、前記検出した締結荷重及び電気特性のうち少なくともいずれか一方の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御手段とを備えることを特徴とする組電池。
  2. 請求項1記載の組電池であって、前記組電池は、前記積層体の積層方向両端に備えられた拘束板に固定される連結部材を含み、前記締結荷重可変手段は、前記連結部材を伸縮させることにより前記締結荷重を変えることを特徴とする組電池。
  3. 請求項1記載の組電池であって、前記締結荷重可変手段は、圧力媒体が供給・排出されることにより膨張・収縮する圧力パックであることを特徴とする組電池。
  4. 請求項1記載の組電池であって、前記締結荷重可変手段は、駆動信号に応じて伸縮する圧電素子であることを特徴とする組電池。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の組電池であって、前記積層体の電気特性とは、前記積層体の内部抵抗であることを特徴とする組電池。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の組電池であって、前記積層体の電気特性とは、前記積層体のSOCであることを特徴とする組電池。
  7. 請求項6記載の組電池であって、前記積層体の温度を検出する温度検出手段を備え、前記制御手段は、さらに前記積層体のSOCの値に基づいて制御される締結荷重の値を前記検出した積層体の温度に応じて補正することを特徴とする組電池。
  8. 複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムであって、
    前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変手段と、前記積層体の締結荷重及び前記積層体の電気特性のうち少なくともいずれか一方を検出する検出手段と、前記検出した締結荷重及び電気特性のうち少なくともいずれか一方の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御手段とを備えることを特徴とする組電池システム。
  9. 請求項8記載の組電池システムであって、前記組電池システムは、前記積層体の積層方向両端に備えられた拘束板に固定される連結部材を含み、前記締結荷重可変手段は、前記連結部材を伸縮させることにより前記締結荷重を変えることを特徴とする組電池システム。
  10. 請求項8記載の組電池システムであって、前記締結荷重可変手段は、圧力媒体が供給・排出されることにより膨張・収縮する圧力パックであることを特徴とする組電池システム。
  11. 請求項8記載の組電池システムであって、前記締結荷重可変手段は、駆動信号に応じて伸縮する圧電素子であることを特徴とする組電池システム。
  12. 請求項8〜11のいずれか1項に記載の組電池システムであって、前記積層体の電気特性とは、前記積層体の内部抵抗であることを特徴とする組電池システム。
  13. 請求項8〜11のいずれか1項に記載の組電池システムであって、前記積層体の電気特性とは、前記積層体のSOCであることを特徴とする組電池システム。
  14. 請求項13記載の組電池システムであって、前記積層体の温度を検出する温度検出手段を備え、前記制御手段は、さらに前記積層体のSOCの値に基づいて制御される締結荷重の値を前記検出した積層体の温度に応じて補正することを特徴とする組電池システム。
  15. 複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、
    前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体の締結荷重を検出する検出ステップと、前記検出した締結荷重の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御ステップとを備えることを特徴とする組電池システムの運転方法。
  16. 複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、
    前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体の内部抵抗を検出する検出ステップと、前記検出した内部抵抗の値に基づいて前記締結荷重を制御する制御ステップとを備えることを特徴とする組電池システムの運転方法。
  17. 複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、
    前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体の内部抵抗を検出する検出ステップと、前記組電池システムの発電時に要求される充放電量から組電池毎の充放電割合を決定し、前記検出した内部抵抗及び前記決定した充放電割合に基づいて前記締結荷重を制御する締結荷重制御ステップとを備えることを特徴とする組電池システムの運転方法。
  18. 複数個の単電池を積層した積層体を含む組電池が、複数個並列接続した組電池システムの運転方法であって、
    前記積層体の積層方向に加わる締結荷重を変える締結荷重可変ステップと、前記積層体のSOCを検出する検出ステップと、前記検出したSOCの値に基づいて前記締結荷重を制御する制御ステップとを備えることを特徴とする組電池システムの運転方法。
  19. 請求項18記載の組電池システムの運転方法であって、前記積層体の温度を検出する温度検出ステップを有し、前記制御ステップは、さらに前記積層体のSOCに基づいて制御される締結荷重の値を前記検出した積層体の温度に応じて補正することを特徴とする組電池システムの運転方法。
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