JP2008286394A - 冷却流体流れ配列を備えたトルクコンバータ及びダンパへのトルク伝達のための装置 - Google Patents

冷却流体流れ配列を備えたトルクコンバータ及びダンパへのトルク伝達のための装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却流れをも改良しながら、トルクコンバータモードにおける作動中のトルクコンバータクラッチにおけるがたつきを回避しかつ引きずりを低減する手段を備えたトルクコンバータを提供する。
【解決手段】トルクコンバータクラッチ202を介して第2の圧力チャンバ206と流体連通しておりかつ環状空間230と流体連通した第1の圧力チャンバ204が設けられており、トルクコンバータのためのトルクコンバータモードの間に第1及び第2のチャンバの間に開口を形成するように配置された流れ制御エレメント208が設けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、回転駆動ユニット(例えば、自動車のエンジン)と、回転被駆動ユニット(例えば、自動車における変速トランスミッション)との間で力を伝達するための装置の改良に関する。特に、本発明は、トルクコンバータモード中の摩擦損失を最小限にしながらロックアップモードの間にタービンハブにトルクを提供しかつ、改良された冷却流れを提供する、トルクコンバータクラッチを備えたトルクコンバータに関する。
図1は、典型的な車両における、エンジン7と、トルクコンバータ10と、トランスミッション8と、ディファレンシャル/車軸アセンブリ9との関係を示す概略的なブロック線図を示している。自動車のエンジンからトランスミッションへトルクを伝達するためにトルクコンバータが使用されることがよく知られている。
トルクコンバータの3つの主要な構成要素は、ポンプ37と、タービン38と、ステータ39とである。トルクコンバータは、ポンプがカバー11に溶接されると、シールされたチャンバとなる。カバーはフレックスプレート41に結合されており、このフレックスプレート41自体はエンジン7のクランクシャフト42にボルト留めされている。カバーは、カバーに溶接されたラグ又はスタッドを用いてフレックスプレートに結合されることができる。ポンプとカバーとの間の溶接された結合はエンジントルクをポンプに伝達する。したがって、ポンプは常にエンジン速度で回転する。ポンプの機能は、この回転運動を利用し、流体を半径方向外方及び軸方向へタービンに向かって送ることである。したがって、ポンプは、流体を小さな半径の入口から大きな半径の出口へ推進する遠心ポンプであり、流体のエネルギを増大させる。トランスミッションクラッチとトルクコンバータクラッチとを係合させるための圧力は、ポンプハブによって駆動される、トランスミッションにおける付加的なポンプによって提供される。
トルクコンバータ10において、流体回路は、ポンプ(インペラと呼ばれる場合もある)と、タービンと、ステータ(リアクタと呼ばれる場合もある)とによって構成されている。流体回路は、車両が停止させられている場合にエンジンを回転させ続け、運転手によって望まれた場合に車両を加速する。流体回路は、車両が停止させられている場合にエンジンを回転させ続け、運転手によって望まれた場合に車両を加速する。トルク比は、入力トルクに対する出力トルクの比である。トルク比は、タービン回転速度が低い又はゼロである(ストールとも呼ばれる)場合に最も高くなる。ストールトルク比は通常1.8〜2.2の範囲である。これは、トルクコンバータの出力トルクが入力トルクよりも1.8〜2.2倍だけ大きいことを意味する。しかしながら、出力速度は入力速度よりも著しく低い。なぜならば、タービンは出力部に結合されておりかつ回転していないが、入力部はエンジン速度で回転しているからである。
タービン38は、車両を推進するために、ポンプ37から受け取る流体エネルギを利用する。タービンシェル22はタービンハブ19に結合されている。タービンハブ19は、タービントルクをトランスミッションシャフト43に伝達するためにスプライン結合を利用する。入力軸は、トランスミッション8における歯車及び軸と、車軸ディファレンシャル9とを介して、車輪に結合されている。タービン羽根に衝突する流体の力は、トルクとしてタービンから出力される。軸方向スラスト軸受31は、構成要素を、流体によって与えられる軸方向の力から支持する。出力トルクが、静止中の車両の慣性を克服するのに十分であると、車両は動き始める。
流体エネルギはタービンによってトルクに変換された後、依然として流体には僅かなエネルギが残されている。小さな半径の出口44から出てくる流体は、通常は、ポンプの回転に対抗するような形式でポンプに進入する。ステータ39は、ポンプの加速を助けるために流体を方向転換させるために使用され、これにより、トルク比を増大させる。ステータ39は一方向クラッチ46を介してステータシャフト45に結合されている。ステータシャフトはトランスミッションハウジング47に結合されており、回転しない。一方向クラッチ46は、ステータ39が低速比(ポンプがタービンよりも速く回転している)において回転するのを阻止する。タービン出口44からステータ39に進入する流体は、ステータ羽根48によって方向転換させられ、回転方向でポンプ37に進入する。
羽根の入口角度及び出口角度、ポンプ及びタービンシェルの形状、トルクコンバータの総直径とが、その性能に影響する。設計パラメータは、トルク比と、効率と、エンジンを"ランアウェイ"させることなくエンジントルクを吸収するためのトルクコンバータの能力とを含む。これは、トルクコンバータが小さすぎ、ポンプがエンジンを減速させることができない場合に起こる。
低速比においては、トルクコンバータは正常に機能し、車両が静止した状態でエンジンを回転させ、増大した性能のためにエンジントルクを補足する。1よりも小さな速度比では、トルクコンバータの効率は100%に満たない。タービンの回転速度がポンプの回転速度に近づくにしたがって、トルクコンバータのトルク比は、約1.8〜2.2から、約1のトルク比まで次第に減少する。トルク比が1に達したときの速度比はカップリングポイントと呼ばれる。このポイントにおいては、ステータに進入する流体はもはや方向転換される必要はなく、ステータにおける一方向クラッチが、流体を、ポンプ及びタービンと同じ方向に回転させる。ステータが流体を方向転換していないので、トルクコンバータから出力されるトルクは、トルク入力と同じである。流体回路全体はユニットとして回転する。
最大トルクコンバータ効率は、流体における損失に基づき92〜93%に限定される。したがって、トルクコンバータクラッチ49は、トルクコンバータ入力部を出力部に機械的に結合するために使用され、効率を100%に改善する。クラッチピストンプレート17は、トランスミッションコントローラによって命令されると、液圧によって作動させられる。ピストンプレート17は、内径においてOリング18によってタービンハブ19に対してシールされており、外径において摩擦材料リング51によってカバー11に対してシールされている。これらのシールは、圧力チャンバを形成し、ピストンプレート17をカバー11と係合させる。この機械的な結合は、トルクコンバータ流体回路をバイパスする。
トルクコンバータクラッチ49の機械的結合は、ドライブトレーンに、より多くのエンジンねじれ変動を伝達する。ドライブトレーンが基本的にばね質量系であるので、エンジンからのねじれ変動は、系の固有振動数を励起することができる。ダンパは、ドライブトレーンの固有振動数を、駆動範囲から外れさせるように使用される。ダンパは、エンジン7及びトランスミッション8と直列に配置されたばね15を有しており、これにより、系の有効ばね定数を減衰させ、固有振動数を低下させる。
トルクコンバータクラッチ49は、4つの構成要素、すなわちピストンプレート17と、カバープレート12及び16と、ばね15と、フランジ13とを有している。カバープレート12及び16はトルクをピストンプレート17から圧縮ばね15に伝達する。カバープレートウィング52は、軸方向保持のためにばね15の周囲に形成されている。ピストンプレート17からのトルクは、リベット結合部を介してカバープレート12及び16に伝達される。カバープレート12及び16は、ばね窓の縁部と接触することによって、トルクを圧縮ばね15に提供する。両カバープレートは、ばねの中心軸線の両側においてばねを支持するように協働する。ばね力は、フランジばね窓縁部との接触によって、フランジ13に伝達される。時には、フランジは、高トルク時にばねの過剰圧縮を回避するために、カバープレートの一部に係合する回転タブ又はスロットも有している。フランジ13からのトルクは、タービンハブ19と、トランスミッション入力軸43とに伝達される。
エネルギ吸収は、望まれるならば、時にはヒステリシスと呼ばれる摩擦によって達せられることができる。ヒステリシスは、ダンパプレートの巻き上げ及び巻出しからの摩擦を含み、したがって実際の摩擦トルクの2倍である。ヒステリシスパッケージは、概して、ダイアフラムばね(又は皿ばね)14から成り、このダイアフラムばね(又は皿ばね)は、フランジ13と、カバープレート16の一方との間に配置されており、フランジ13を他方のカバープレート12と接触させる。ダイアフラムばね14によって加えられる力の大きさを制御することによって、摩擦トルクの大きさも制御されることができる。典型的なヒステリシスの値は、10〜30Nmの範囲である。
トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、タービンハブ19に提供されるトルクはほとんど又は全くない。同時に、カバープレート16はダンパを介してエンジントルクを受け取っている。すなわち、プレートとハブとの間のスプライン結合において、カバープレート16とタービンハブとの間の断続的な接触が存在し、望ましくない振動及び騒音を生じる。換言すれば、カバープレートは、エンジントルクの変動によりスプライン結合においてタービンハブに対して衝突し、上述の振動及び騒音を生じる。2006年6月28日に出願された、共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書は、トルクコンバータモードにおけるトルクコンバータの作動中の上述の振動及び騒音を回避するための手段を開示している。しかしながら、トルクコンバータモードにおける作動中のトルクコンバータクラッチにおける引きずりをさらに低減することが望ましい。
したがって、トルクコンバータモードにおける作動中のトルクコンバータクラッチにおけるがたつきを回避しかつ引きずりを低減する手段を備えたトルクコンバータを提供することが長い間必要とされている。
したがって、本発明の全体的な目的は、冷却流れをも改良しながら、トルクコンバータモードにおける作動中のトルクコンバータクラッチにおけるがたつきを回避しかつ引きずりを低減する手段を備えたトルクコンバータを提供することである。
発明の概要
本発明は、広くは、トルクコンバータクラッチを介して第2の圧力チャンバと流体連通しておりかつ環状空間と流体連通した第1の圧力チャンバが設けられており、トルクコンバータのためのトルクコンバータモードの間に第1のチャンバと第2のチャンバとの間に開口を形成するように配置された流れ制御エレメントが設けられているトルクコンバータを含む。幾つかの態様において、トルクコンバータは、トルクコンバータクラッチと、クラッチにおける空間を通って第1及び第2のチャンバの間を流れるように配置された冷却流体とを有しており、開口は空間とは別個である。幾つかの態様において、トルクコンバータのためのロックアップモードの間開口は閉鎖されている。幾つかの態様において、トルクコンバータはピストンプレートを有しており、クラッチは駆動プレートを有しており、ピストンプレートはクラッチを操作するようには位置されており、流れ制御エレメントは、ピストンプレートと摩擦プレートとの間に配置された圧縮可能な弾性エレメントを有する。
幾つかの態様において、クラッチが切断されている場合、弾性エレメントは、ピストンプレートと摩擦プレートとの間に開口を生ぜしめるようにピストンプレートと摩擦プレートとを押し離すように配置されており、クラッチがつながれている場合、ピストンプレートは、開口を閉じるように弾性エレメントを摩擦プレートに対して圧縮するように配置されている。幾つかの態様において、流れ制御エレメントは、チャンバのための、圧力制御可能なフラップを備えた、オリフィスを有している。幾つかの態様において、フラップは、閉じたままであるように予負荷されており、フラップは、第1のチャンバにおける圧力が、フラップに対する予負荷と第2のチャンバにおける圧力との組合せよりも大きい場合に、第1のチャンバからの冷却流体の流れを可能にするために変位するように配置されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、少なくとも部分的に第1及び第2のチャンバの間に配置された摩擦プレートを有しており、オリフィスは摩擦プレートに配置されている。
幾つかの態様において、クラッチは摩擦材料を有しており、クラッチがつながれている場合、冷却流体は第2のチャンバに供給され、フラップを閉鎖し、摩擦材料を通って第1のチャンバへ冷却流体の流れを強制する。幾つかの態様において、フラップは、摩擦プレートに固定されたエッジを備えたばねを有する。幾つかの態様において、トルクコンバータは、ダンパに回転方向で結合されたタービンハブを有しており、摩擦プレートはタービンハブに回転方向で結合されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、クラッチのための提供チャンバを有しており、提供圧力チャンバにおける圧力は、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。
本発明は、広くは、第1の圧力チャンバのための境界の一部を形成する第1の面と、第2の圧力チャンバのための境界の一部を形成する第2の面とを有する摩擦プレートを備えたトルクコンバータクラッチが設けられており、第1及び第2の面における個々の圧力の差を調整するために第1のチャンバにおける冷却流体のための圧力を調整するようには位置された流れ制御エレメントが設けられている、トルクコンバータをも含む。幾つかの態様において、クラッチは摩擦材料を有しており、クラッチがつながれている場合、流れ制御エレメントは、流れ制御エレメントを通ってチャンバから出る冷却流体の流れを遮断する。幾つかの態様において、流れ制御エレメントは、所定の差を生ぜしめるために、流れ制御エレメントを通ってチャンバから出る冷却流体の流れを可能にする。
幾つかの態様において、トルクコンバータは、内面を備えたカバーを有しており、クラッチは、内面に固定されたバッキングプレートと、クラッチがつながれた場合に、摩擦プレートとバッキングプレートとに摩擦を生じながら係合するように配置された摩擦材料とを有しており、摩擦プレートとバッキングプレートとの間の引きずりを最小限にするために、摩擦プレートをバッキングプレートから引き離すように差が調整される。幾つかの態様において、トルクコンバータはピストンプレートを有しており、クラッチは駆動プレートを有しており、ピストンプレートはクラッチを操作するようには位置されており、流れ制御エレメントは、ピストンプレートと摩擦プレートとの間に配置された圧縮可能な弾性エレメントを有する。幾つかの態様において、クラッチが切断されている場合、弾性エレメントは、ピストンプレートと摩擦プレートとの間に解放チャンバにおける間隙を生ぜしめるようにピストンプレートと摩擦プレートとを押し離すように配置されており、クラッチがつながれている場合、ピストンプレートは、ピストンプレートと摩擦プレートとの間の間隙を閉じるように弾性エレメントを摩擦プレートに対して圧縮するように配置されている。
幾つかの態様において、流れ制御エレメントは、チャンバのための、圧力制御可能なフラップを備えた、オリフィスを有している。幾つかの態様において、フラップは、閉じたままであるように予負荷されており、フラップは、第1のチャンバにおける圧力が、フラップに対する予負荷と第2のチャンバにおける圧力との組合せよりも大きい場合に、第1のチャンバからの冷却流体の流れを可能にするために変位するように配置されている。幾つかの態様において、オリフィスは摩擦プレートに配置されている。幾つかの態様において、クラッチは摩擦材料を有しており、クラッチがつながれている場合、冷却流体は第2のチャンバに供給され、フラップを閉鎖し、摩擦材料を通って第1のチャンバへ冷却流体の流れを強制する。幾つかの態様において、フラップは、摩擦プレートに固定されたエッジを備えたばねを有する。
幾つかの態様において、トルクコンバータは、ダンパに回転方向で結合されたタービンハブを有しており、摩擦プレートはタービンハブに回転方向で結合されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、環状空間と、クラッチのための提供チャンバとを有しており、第1の圧力チャンバは、第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しておりすなわち第1の圧力チャンバと、第2の圧力チャンバ及び環状空間とを流体が往き来するようになっており、提供圧力チャンバにおける圧力が、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。
本発明はさらに、広くは、クラッチのための第1のチャンバの境界の一部を形成するためのメンブレンと、トルクコンバータクラッチのための摩擦プレートとが設けられており、摩擦プレートが、タービンハブに回転方向で結合されておりかつ第1のチャンバ内に配置されており、タービンハブ及びトルクコンバータクラッチに回転方向で結合されたダンパエレメントが設けられている、トルクコンバータを含む。幾つかの態様において、トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、摩擦プレートは、タービンハブにトルクを伝達するように配置されている。幾つかの態様において、ダンパアセンブリは、カバープレートと複数のばねとを有しており、摩擦プレートが、少なくとも部分的にカバープレートの輪郭に従うように形成されており、かつ少なくとも1つの開口を有しており、この開口に、複数のばねが部分的に配置されている。幾つかの態様において、摩擦プレートが、互いに反対に配置された第1及び第2の半径方向の面を有しており、第1及び第2の面に対する個々の圧力が、実質的に等しい。幾つかの態様において、実質的に等しい個々の圧力に応答して、摩擦プレートは、トルクコンバータのためのトルクコンバータモードの間、トルクコンバータクラッチとの引きずりを最小限にするように位置決めされている。
幾つかの態様において、トルクコンバータは、内面を備えたカバーを有しており、クラッチは、内面に固定されたバッキングプレートを有しており、メンブレンは、バッキングプレートとタービンハブとの間に配置されており、バッキングプレートとタービンハブとの間にシールを形成している。幾つかの態様において、トルクコンバータは、冷却流体及び環状空間を有しており、クラッチは摩擦材料を有しており、バッキングプレートは、摩擦材料を通って環状空間まで冷却流体が流れることを可能にするように配置されたオリフィスを有する。幾つかの態様において、コンバータは、メンブレンとタービンハブとの間に配置された運動用シールを有する。幾つかの態様において、メンブレンはバッキングプレートに回転方向で結合されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、環状空間と、クラッチのための提供チャンバと、第2の圧力チャンバとを有しており、第1の圧力チャンバは、第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、提供圧力チャンバにおける圧力が、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。
本発明は、広くは、タービンシェルに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチと、クラッチのための提供チャンバと、第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通した第1の圧力チャンバとを有するトルクコンバータを含む。提供圧力チャンバにおける圧力は第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。幾つかの態様において、トルクコンバータは、タービンシェルに回転方向で結合されたタービンハブを有する。幾つかの態様において、トルクコンバータは、タービンハブに回転方向で結合されたカバープレートを備えたダンパを有する。幾つかの態様において、タービンシェルは、クラッチからカバープレートにトルクを伝達するように配置されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、タービンシェルに固定された部分を有する。幾つかの態様において、クラッチは、少なくとも1つの摩擦プレートを有しており、部分は、少なくとも1つの摩擦プレートに回転方向で結合されたキャリヤを有する。幾つかの態様において、少なくとも1つの摩擦プレートは、1つ又は2つの摩擦プレートである。
幾つかの態様において、クラッチは、タービンシェルに固定された、第2の圧力チャンバの部分を形成した部分を有する。幾つかの態様において、トルクコンバータは、カバー及びダンパを有しており、クラッチは、ダンパ及びタービンシェルに結合されており、これにより、トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、第1のトルク経路が、カバーからクラッチを介してダンパまで形成され、第2のトルク経路が、カバーからクラッチを介してタービンシェルまで形成される。幾つかの態様において、トルクコンバータは、少なくとも部分的に第1及び第2のチャンバの間に配置された摩擦プレートを有しており、オリフィスは摩擦プレートに配置されている。幾つかの態様において、トルクコンバータはカバーを有しており、クラッチはタービンに結合されており、これにより、トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、トルク経路はカバーからクラッチを介してタービンシェルまで形成される。
本発明は、広くは、タービンハブに回転方向で結合されたカバープレートを備えたダンパと、トルクコンバータクラッチのための摩擦プレートとが設けられており、摩擦プレートが、カバープレートに回転方向で結合されておりかつ、カバープレートと相俟って、トルクコンバータにおける第1及び第2の圧力チャンバの間の境界の一部を形成している、トルクコンバータをも含む。幾つかの態様において、トルクコンバータは、クラッチのための提供チャンバを有しており、提供圧力チャンバにおける圧力は、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。
本発明はさらに、広くは、カバープレートにおける複数の開口に配置された複数のばねを備えたダンパが設けられており、カバープレートがタービンハブに書いて方向で結合されており、複数の開口をシールするためにカバープレートと係合させられたメンブレンが設けられており、トルクコンバータクラッチのための摩擦プレートが設けられており、摩擦プレートが、カバープレートに回転方向で結合されておりかつ、カバープレートと相俟って、トルクコンバータにおける第1及び第2の圧力チャンバの間の境界の一部を形成している、トルクコンバータを含む。幾つかの態様において、トルクコンバータは、クラッチのための提供チャンバを有しており、提供圧力チャンバにおける圧力は、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。
本発明は、広くは、カバーと、カバーに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチと、クラッチのためのピストンプレートとを有しており、ピストンプレートが、クラッチのための提供圧力チャンバのための境界の一部を形成している、トルクコンバータを含む。圧力チャンバは流体供給チャネルを除いてシールされており、ピストンプレートは、クラッチをつなぐためにカバーに向かって移動するように配置されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、環状体と、第1及び第2の圧力チャンバとを有しており、第1の圧力チャンバは第2の圧力チャンバ及び環状体と流体連通しており、提供圧力チャンバにおける圧力は、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。幾つかの態様において、トルクコンバータが、タービンシェルに回転方向で結合された、ダンパのためのカバープレートを有しており、トルクコンバータのためのトルクコンバータモードにおいて、タービンシェルは、カバープレートを介してダンパアセンブリに直接にトルクを伝達するように配置されている。幾つかの態様において、カバープレートはタービンシェルに固定されている。
本発明のこれらの目的及び利点並びにその他の目的及び利点は、本発明の好適な実施形態の以下の説明と、添付の図面及び請求項とから容易に認められるであろう。
本発明の性質及び態様がここで、添付の図面を参照した発明の以下の詳細な説明により完全に説明される。
まず、異なる図面における同じ参照符号は、発明の同じ又は機能的に類似の構造エレメントを表していることが認識されるべきである。本発明は、現時点で好適な態様であると考えられるものに関して説明されるが、請求項に記載の発明は開示された態様に限定されないと理解されるべきである。
さらに、発明は、記載された特定の方法、材料及び変化態様に限定されず、もちろん変更することができる。ここで使用されている用語は、特定の態様だけを説明するためのものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではなく、発明の範囲は、添付の請求項によってのみ限定される。
特に定義されない限りは、ここで使用される全ての技術的及び科学的用語は、本発明が属する技術分野における当業者にとって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。ここに説明されたものと同じ又は均等のあらゆる方法、装置又は材料が発明の実施又は試験において使用されることができるが、好適な方法、装置及び材料がここでは説明されている。
図7Aは、本願において用いられる空間に関する用語を説明する円筒座標系80の斜視図である。本発明は、少なくとも部分的に円筒座標系に関連して説明される。系80は長手方向軸線81を有しており、この長手方向軸線は、以下の方向及び空間の用語のための基準として使用される。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という形容詞は、軸線81、半径82(軸線81に対して直交する)及び円周83のそれぞれに対して平行な方向に関する。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という形容詞は、個々の平面に対して平行な方向にも関する。様々な平面の配置を明らかにするために、物体84,85及び86が用いられている。物体84の面87は軸方向平面を形成している。すなわち、軸線81はこの面に沿った線を形成している。物体85の面88は半径方向平面を形成している。すなわち、軸線82はこの面に沿った線を形成している。物体86の面89は周方向平面を形成している。すなわち、軸線83はこの面に沿った線を形成している。別の例として、軸方向の移動又は配置は軸線81に対して平行であり、半径方向の移動又は配置は半径82に対して平行であり、周方向の移動又は配置は円周83に対して平行である。回転は軸線81に関する。
"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という副詞は、軸線81、半径82又は円周83のそれぞれに対して平行な方向に関する。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という副詞は、個々の平面に対して平行な方向にも関する。
図7Bは、本願において用いられる空間に関する用語を説明する図7Aの円筒座標系における物体90の斜視図である。円筒状物体90は、円筒座標系における円筒状物体を表しており、本願発明をどのようにも限定しようとするものではない。物体90は、軸方向の面91と、半径方向の面92と、周方向の面93とを有している。面91は軸方向平面の一部であり、面92は半径方向平面の一部であり、面93は周方向平面の一部である。
図8は、マルチファンクションダンパカバープレートを備えた本発明のトルクコンバータ100である。トルクコンバータ100はクラッチ106とダンパ104とを有する。ダンパ104は、チャンバ115及び128の一部を形成したシールされたばね領域148を備えたカバープレート155を有しており、すなわち、カバープレートは、チャンバのための境界の一部を形成している。開放チャンバ28もピストンプレート110によって部分的に形成されている又は仕切られている。カバープレート155はクラッチ106に回転方向で結合されている。回転方向で結合又は固定されているとは、2つの構成要素が一緒に回転する、すなわち2つの構成要素が回転に関して固定されているようにプレートとクラッチとが結合されていることを意味する。2つの構成要素を回転方向で結合することは、必ずしも他の方向での相対移動を制限するわけではない。例えば、回転方向で結合された2つの構成要素が、スプライン結合を介して互いに対して軸方向移動を行うことが可能である。しかしながら、回転方向での結合は、他の方向での移動が必ずしも存在することを意味すると理解されるべきではない。例えば、回転方向で結合された2つの構成部材は、軸方向で互いに固定されていることができる。回転方向での結合の前記説明は、以下の説明にも適用可能である。
幾つかの態様において、カバープレートはクラッチのための摩擦プレートであり、例えば部分134は摩擦プレートとして作用する。幾つかの態様(図示せず)において、カバープレートはクラッチのための別個の摩擦プレートに結合されている。幾つかの態様において、クラッチ106は、プレート155に回転方向で結合された摩擦プレート126を有する。クラッチ106は、プレート155に回転方向で結合された特定の数の摩擦プレートに制限されない。クラッチは摩擦材料122をも有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート126に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート155とバッキングプレート112との間に配置される別個のエレメントであることができる。バッキングプレート112は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば溶接160、によってカバー162の内面164に固定されている。幾つかの態様(図示せず)において、バッキングプレートはポンプシェル166に結合されている。プレート112は、カバーからクラッチ106へトルクを伝達し、プレート110によって提供される圧力に応答して、クラッチをつなぐ。チャンバ113における流体圧力がチャンバ128における流体圧力よりも大きい場合、クラッチを介してトルク伝達が生じ、ピストンプレート110はバッキングプレート112に向かって軸方向に変位させられる。
カバープレート155はシール150を用いてタービンハブに対してもシールされており、シール150もチャンバ115の一部を形成している。カバープレート155はシールされたばね領域148を有するので、有利には、シールプレートを有する必要がなく、これにより、トルクコンバータにおける所要の軸方向空間を減じる。
チャンバ115は環状空間123及びチャンバ128と流体連通している。クラッチが切断されている場合、流体(図示せず)はチャンバ128から摩擦材料の間をチャンバ115及び環状空間まで流れ、環状空間のための冷却流を提供する。クラッチがつながれている場合、冷却流体は、圧力チャンバ128から摩擦材料を通り、例えば摩擦材料における溝を通り、チャンバ115及び環状空間へ流れるように配置されている。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ115へ、チャンバ128へ流れる。つまり、トルクコンバータ100は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。幾つかの態様において、バッキングプレート112は、チャンバ128から摩擦材料を通ってチャンバ115及び環状空間への冷却流体の流れを可能にするように配置されたオリフィス168を有する。例えば、オリフィスは、流れのための寸法的に安定した通路を提供する。
チャンバ113、クラッチのための提供圧力チャンバの動作は、チャンバ115及び128の動作から独立している。特に、チャンバ113の充填及び排出、ひいてはクラッチ106の作動は、チャンバ115及び128及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ113は独立してチャネル132を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ113はチャンバ115及び128における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ128は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ115及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
摩擦プレート171及び170は、技術分野において知られたあらゆる手段によってカバー162に結合されている。幾つかの態様において、プレートをばね172及び174にそれぞれ結合するためにファスナ176及び178が使用される。リベットを含むがリベットに限定されない、技術分野において知られたあらゆるファスナが使用されることができる。ばねはカバー162に固定されており、エンジントルクをカバーから個々の摩擦プレートに伝達する。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート180によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。幾つかの態様(図示せず)において、プレート126及び170をカバーに結合するためにスプライン配列が使用される。有利には、スプライン結合の代わりにばね結合を使用することは、スプライン結合の使用時に固有の望ましくない振動を減じる。
幾つかの態様において、シールされたばね領域148は使用されず、その代わりに、メンブレンと成層された、ばね窓を備えた標準的なカバープレートが使用される。メンブレン(図示せず)はカバープレートにリベット締めされることができるので、ダンパ140の両方のカバープレートは類似している。
図9は、圧縮可能な弾性エレメントを備えた本発明によるトルクコンバータ200の部分的な断面図である。コンバータ200は、トルクコンバータクラッチ202と、圧力チャンバ204及び206と、流れ制御エレメント208とを有する。クラッチ202は、摩擦/シールプレート210を有しており、この摩擦/シールプレート210は、圧力チャンバ204のための境界の一部を形成した面212と、圧力チャンバ206のための境界の一部を形成した面214とを有する。流れ制御エレメントは、チャンバ204及び206それぞれから面212及び214に対する圧力の差を調整するために、チャンバ204における冷却流体(図示せず)のための圧力又は流量を調整するように、配置されている。
クラッチは摩擦材料216をも有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート210に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート210とバッキングプレート218との間に配置される別個のエレメントであることができる。バッキングプレート218は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば溶接220、によってカバー222の内面224に固定されている。幾つかの態様(図示せず)において、バッキングプレートはポンプシェル226に結合されている。プレート218は、カバーからクラッチ202へトルクを伝達し、ピストンプレート228によって提供される圧力に応答して、クラッチをつなぐ。さらに以下に説明されるように、クラッチがつながれた場合、すなわちコンバータ200がロックアップモードで動作している場合、流れ制御エレメントは、流れ制御エレメントを通ってチャンバ204から出てくる冷却流体の流れを遮断する。
チャンバ206はチャンバ204及び環状空間230と流体連通している。クラッチが切断されている場合、すなわちトルクコンバータがトルクコンバータモードにおいて作動している場合、環状空間のための冷却要求は最大であり、冷却流体(図示せず)は、チャンバ204から摩擦材料の間を通ってチャンバ206及び環状空間へ流れ、環状空間のための冷却流れを提供する。有利には、クラッチが切断されている場合、エレメント208は開放しており、チャンバ204から環状空間への冷却流れを増大する。クラッチがつながれている場合、すなわちトルクコンバータがロックアップモードにおいて作動している場合、摩擦材料のための冷却要求は最大であり、冷却流体は、圧力チャンバ204から摩擦材料、例えば摩擦材料における溝を通って圧力チャンバ206及び環状空間へ流れるように配置されている。有利には、エレメント208はロックアップモードにおいて閉じられ、摩擦材料を介してチャンバ204からの冷却流れを増大する。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ206へ、チャンバ204へ流れる。つまり、トルクコンバータ200は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。幾つかの態様において、プレート218は、チャンバ204から摩擦材料を通ってチャンバ206及び環状空間への冷却流体の流れを可能にするように配置されたオリフィス232を有する。例えば、オリフィスは、流れのための寸法的に安定した通路を提供する。
クラッチ202が切断されている場合、例えば、上述のように、面212に対するチャンバ204における冷却流体の圧力と、面214に対するチャンバ206における冷却流体の圧力との所定の差を生ぜしめるために、流れ制御エレメント208は、流れ制御エレメントを通るチャンバ204からの冷却流体の流れ234を可能にする。特に、エレメント208を通る流れは、面212及び214に対する個々の圧力の平衡を可能にし、上述の引きずり問題に対応する。すなわち、圧力を平衡することは有利には、摩擦プレート210とバッキングプレートとの間の引きずりを減じる。
幾つかの態様において、エレメント208は、ピストンプレート228と駆動プレート238との間に配置された圧縮可能な弾性エレメントである。圧縮可能な弾性エレメントは、解放チャンバから環状空間への冷却流体の流れを調整するために配置されている。幾つかの態様において、弾性エレメントは波形座金である。しかしながら、技術分野において知られたあらゆる圧縮可能な弾性エレメントが使用されることができることが理解されるべきである。波形座金は、プレート228及びプレート238に軸方向圧力を加える。例えば、座金は、プレート228を方向236へ押し付け、プレート238を、プレート236とは反対の方向240へ押し付ける。すなわち、波形座金は、プレート228及び238を互いから離れるように押し付ける。クラッチが切断されている場合、波形座金によって加えられる力は、プレート228及び238を離しておくために十分であり、プレート228と238との間に間隙242を形成する。間隙242は、チャンバ204からチャンバ206への流体流れ234を可能にする。クラッチがつながれた場合、チャンバ244における圧力は、波形座金によって加えられる軸方向の力を克服するのに十分であり、波形座金はプレート228と238との間で圧縮され、間隙242を閉鎖する。次いで、上述のように、チャンバ204からの流体流れは、摩擦エレメント216a,b,cを通ってチャンバ204へ強制される。
チャンバ244の動作は、チャンバ204及び206の動作から独立している。特に、チャンバ244の充填及び排出、ひいてはクラッチ202の作動は、チャンバ204及び206及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ244は独立してチャネル246を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ244はチャンバ204及び206における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ204は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ206及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
ダンパ250のカバープレート248は、スプライン結合254を介してタービンハブ252に回転方向で結合されている。有利には、摩擦プレート210はタービンハブに回転方向で結合されており、これにより、ロックアップモードにおいて、プレート210はエンジントルクをタービンハブに伝達し、これはタービンハブを"予負荷"し、上述の振動及び騒音問題を排除する。すなわち、プレート210はエンジントルクを、さもなければほとんど又は全くトルクを支持しないタービンハブに伝達し、プレート210とハブ252との間のスプライン結合をロックする。すなわち、プレートとハブとの間の接触はスプライン結合において維持される。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合はさらに、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
摩擦プレート238及び256は、技術分野において知られたあらゆる手段によってカバー222に結合されている。幾つかの態様において、プレートをばね258及び260にそれぞれ結合するためにファスナ262及び264が使用される。リベットを含むがリベットに限定されない、技術分野において知られたあらゆるファスナが使用されることができる。ばねはカバー222に固定されており、エンジントルクをカバーから個々の摩擦プレートに伝達する。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート266によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。幾つかの態様(図示せず)において、プレート238及び256をカバーに結合するためにスプライン配列が使用される。有利には、スプライン結合の代わりにばね結合を使用することは、スプライン結合の使用時に固有の望ましくない振動を減じる。
図10は、オリフィスと圧力制御可能なフラップとを備えた本発明のトルクコンバータ300の部分的な断面図である。コンバータ300は、トルクコンバータクラッチ302と、圧力チャンバ304及び306と、流れ制御エレメント308とを有する。クラッチ302は、摩擦プレート310を有しており、この摩擦プレート310は、圧力チャンバ304のための境界の一部を形成した面312と、圧力チャンバ306のための境界の一部を形成した面314とを有する。流れ制御エレメントは、チャンバ304及び306それぞれから面312及び314に対する圧力の差を調整するために、チャンバ304における冷却流体(図示せず)のための圧力及び流量を調整するように、配置されている。
クラッチは摩擦材料316をも有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート310に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート310とバッキングプレート318との間に配置される別個のエレメントであることができる。バッキングプレート318は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば溶接324、によってカバー322の内面320に固定されている。幾つかの態様(図示せず)において、バッキングプレートはポンプシェル326に結合されている。プレート318は、カバーからクラッチ302へトルクを伝達し、ピストンプレート328によって提供される圧力に応答して、クラッチをつなぐ。さらに以下に説明されるように、クラッチがつながれた場合、すなわちコンバータ300がロックアップモードで動作している場合、流れ制御エレメントは、流れ制御エレメントを通ってチャンバ304から出てくる冷却流体の流れを遮断する。
チャンバ306はチャンバ304及び環状空間330と流体連通している。クラッチが切断されている場合、すなわちトルクコンバータがトルクコンバータモードにおいて作動している場合、環状空間のための冷却要求は最大であり、冷却流体(図示せず)は、チャンバ304から摩擦材料の間を通ってチャンバ306及び環状空間へ流れ、環状空間のための冷却流れを提供する。有利には、クラッチが切断されている場合、エレメント308は開放しており、チャンバ304から環状空間への冷却流れを増大する。クラッチがつながれている場合、すなわちトルクコンバータがロックアップモードにおいて作動している場合、摩擦材料のための冷却要求は最大であり、冷却流体は、環状空間から圧力チャンバ306へ、及び、摩擦材料を通って、例えば摩擦材料に設けられた溝を通って圧力チャンバ304へ流れるように配置されている。有利には、エレメント308はロックアップモードにおいて閉じられ、摩擦材料を介してチャンバ306からの冷却流れを増大する。つまり、トルクコンバータ300は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。幾つかの態様において、プレート318は、チャンバ306から摩擦材料を通ってチャンバ304への冷却流体の流れを可能にするように配置されたオリフィス332を有する。例えば、オリフィスは、流れのための寸法的に安定した通路を提供する。
クラッチ302が切断されている場合、例えば、上述のように、面312に対するチャンバ304における冷却流体の圧力と、面314に対するチャンバ306における冷却流体の圧力との所定の差を生ぜしめるために、流れ制御エレメント308は、流れ制御エレメントを通るチャンバ304からの冷却流体の流れ334を可能にする。特に、エレメント308を通る流れは、面312及び314に対する個々の圧力の平衡を可能にし、上述の引きずり問題に対応する。すなわち、圧力を平衡させることは、有利には、摩擦プレート310と、バッキングプレートと、材料316dとの間の引きずりを減じ、これにより、コンバータ300の効率を増大させる。
幾つかの態様において、エレメント308は、解放チャンバのための、オリフィス308a及び圧力制御可能なフラップ308bである。オリフィス及びフラップは、チャンバ304と306との間の冷却流体の流れを調整するために配置されている。圧力制御可能とは、フラップの面338及び340に作用する差圧に応じてフラップがオリフィスから離れるように(ほぼ方向342に)変位させられ、オリフィスを通る流れを可能にするか、又はオリフィスに対して(ほぼ方向336に)押し付けられ、オリフィスをシールしてオリフィスを通る流れを遮断することを意味する。技術分野において知られたあらゆるオリフィス及びフラップ配列が使用されることができる。幾つかの態様において、オリフィスはプレート310に配置されており、フラップ308bは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えばリベット344によってプレート310に結合されたばねである。しかしながら、オリフィスは、図10に示された位置だけに限定されないことが理解されるべきである。オリフィス及びフラップは、1つ又は複数のオリフィス、1つ又は複数のフラップ、又は1つ及び複数のオリフィス及びフラップの組合せから成ることができる。
ばね308bは、ばねがプレート310に対して押し付けられてオリフィスを閉鎖するように、所定の力で予負荷されている。トルクコンバータモードにおいて、チャンバ304における圧力が、チャンバ306における圧力と組み合わされたばね負荷の力よりも大きい場合、ばねは方向342へ移動させられ、オリフィスを開放する。すなわち、望ましくなくプレート310をバッキングプレート上でひきずらせる、方向342でプレート310に作用する力は、ばねのための予負荷力の大きさだけ制限される。ロックアップモードにおいて、冷却流体は、環状空間からチャンバ306内へ強制され、フラップを閉鎖する。すなわち、チャンバ306からの冷却流れは、摩擦材料316を通ってチャンバ304へ流れるように完全に方向付けられる。
ダンパ348のカバープレート346は、スプライン結合352を介してタービンハブ350に回転方向で結合されている。有利には、摩擦プレート310はタービンハブに回転方向で結合されており、これにより、ロックアップモードにおいて、プレート310はエンジントルクをタービンハブに伝達し、これはタービンハブを"予負荷"し、上述の振動及び騒音問題を排除する。すなわち、プレート310はエンジントルクを、さもなければほとんど又は全くトルクを支持しないタービンハブに伝達し、プレート310とハブ350との間のスプライン結合をロックする。すなわち、プレートとハブとの間の接触はスプライン結合において維持される。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合はさらに、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
摩擦プレート354及び356は、技術分野において知られたあらゆる手段によってカバー322に結合されている。幾つかの態様において、プレートをばね362及び364にそれぞれ結合するためにファスナ358及び360が使用される。リベットを含むがリベットに限定されない、技術分野において知られたあらゆるファスナが使用されることができる。ばねはカバー322に固定されており、エンジントルクをカバーから個々の摩擦プレートに伝達する。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート366によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。幾つかの態様(図示せず)において、プレート354及び356をカバーに結合するためにスプライン配列が使用される。有利には、スプライン結合の代わりにばね結合を使用することは、スプライン結合の使用時に固有の望ましくない振動を減じる。
チャンバ368、クラッチのための提供圧力チャンバの動作は、チャンバ304及び306の動作から独立している。特に、チャンバ368の充填及び排出、ひいてはクラッチ302の作動は、チャンバ304及び306及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ368は独立してチャネル370を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ368はチャンバ304及び306における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ306は、ロックアップモードの間に、環状空間からクラッチ摩擦材料を介してチャンバ304へ冷却流体を提供し続ける。
図11は、トルクコンバータクラッチに回転方向で結合されたタービンシェルを備えた本発明のトルクコンバータ400の部分的な断面図である。トルクコンバータ400は、技術分野において知られたあらゆる手段によってタービンシェル402に回転方向で結合されたキャリヤ450を備えたトルクコンバータクラッチ406を有する。幾つかの態様において、キャリヤとシェルとの間の遊びを排除するために、キャリヤは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば溶接又はリベット締めによってシェルに固定されている。
バッキングプレート412は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば溶接、によってカバー408の内面に固定された環状のプレートである。しかしながら、バッキングプレート412は、ポンプシェル411の内面に固定されることができる。クラッチ406は、摩擦プレート414と、ダンパ係合プレート426と、技術分野において知られたあらゆる手段によって、例えばキャリヤに設けられた個々の開口472と係合させられた曲げ区分470を介して、キャリヤと回転方向で係合させられた摩擦プレート434とをも有する。プレート434とキャリヤとの間のシール421は、チャンバ428と415との間の境界の一部を形成している。プレート434とキャリヤと回転方向で結合されているので、シール421は固定シールであることができ、すなわち、より高価な運動用シールは必要とされない。
トルクコンバータのためのロックアップモードの間、例えば、クラッチ406がつながれた場合、クラッチ406は、キャリヤ450及びタービンシェル402を介してタービンハブ476にトルクを伝達するように配置されている。クラッチからのトルクはタービンハブを"予負荷"し、上述のような振動及び騒音問題を排除する。すなわち、キャリヤ450はエンジントルクを、さもなければほとんど又は全くトルクを支持しないタービンハブに伝達し、ダンパ404のカバープレート480と、タービンハブとの間の結合478、通常はスプライン結合をロックする。すなわち、プレートとハブとの間の接触はスプライン結合において維持される。タービンハブへのトルクコンバータクラッチ及びダンパの結合はさらに、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
チャンバ415はチャンバ428及び環状空間480と流体連通している。クラッチが切断されている場合、冷却流体(図示せず)は、チャンバ428からクラッチのための摩擦材料422の間をチャンバ415及び環状空間まで流れ、環状空間のための冷却流を提供する。クラッチがつながれている場合、冷却流体は、圧力チャンバ428から摩擦材料422を通り、例えば摩擦材料における溝を通り、チャンバ415及び環状空間へ流れるように配置されている。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ415へ、チャンバ428へ流れる。つまり、トルクコンバータ400は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。幾つかの態様において、バッキングプレート412は、チャンバ428から摩擦材料を通ってチャンバ415及び環状空間への冷却流体の流れを可能にするように配置されたオリフィス482を有する。例えば、オリフィスは、流れのための寸法的に安定した通路を提供する。
チャンバ413の動作は、チャンバ415及び428の動作から独立している。特に、チャンバ413の充填及び排出、ひいてはクラッチ406の作動は、チャンバ415及び428及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ413は独立してチャネル432を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ413はチャンバ415及び428における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ428は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ415及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料422が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えば摩擦プレートに取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレートの間に配置される別個のエレメントであることができる。
トルクコンバータクラッチの全体的な構成及び動作、クラッチのコンポーネントの相互結合、カバー408へのクラッチの結合は、以下に説明されることを除き、図9におけるクラッチ202に関して説明されたのと実質的に同じである。
図12は、図11に示されたトルククラッチ配列の変更態様を示す詳細である。以下の説明は図11及び図12が参照されるべきである。キャリヤ550は、キャリヤ450に関して説明されたように、シェル402に結合されている。しかしながら、摩擦プレート534とキャリヤとの回転結合は、図11におけるプレート434及びキャリヤに関して示されたものと異なる。例えば、幾つかの態様において、プレート534及びキャリヤは、スプライン結合584によって結合されている。
図13は、図11に示されたトルククラッチ配列の変更態様を示す詳細である。以下の説明は図11及び図13が参照されるべきである。キャリヤ650は、キャリヤ450に関して説明されたように、シェル402に結合されている。しかしながら、摩擦プレート634とキャリヤとの回転結合は、図11におけるプレート434及びキャリヤに関して示されたものと異なる。
バッキングプレート612は、バッキングプレートの内側半径においてスロット616を備えて半径方向内方へ延びている。シール621はスロット616から内方へ延びている。シール621は運動用シールであり、キャリヤ650及びバッキングプレート612を異なる速度で回転させることができる。プレート634は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えばスプライン結合684によってキャリヤ650に回転方向で結合されている。
図14は、メンブレンを備えた本発明によるトルクコンバータ700の部分的な断面図である。コンバータ700は、タービンハブ702と、タービンハブに回転方向で結合されたダンパエレメント704と、ダンパエレメント及びタービンハブに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチ706と、メンブレン708とを有する。メンブレンは、クラッチのためのチャンバ710の一部を形成している。チャンバ710の一部とは、メンブレン708が少なくともチャンバのための境界の一部を形成していることを意味する。すなわち、メンブレンは、チャンバ内に完全に配置されているのと比較して、チャンバの外部の一部を形成している。
トルクコンバータのためのロックアップモードの間、例えば、クラッチ706がつながれている場合、クラッチ706は、トルクをタービンハブに伝達するように配置されており、有利にはコンバータ700のためのロックアップモードにおける作動中にクラッチ706からタービンハブ702へのエンジントルクの伝達を可能にする。幾つかの態様において、クラッチは、タービンハブに回転方向で結合された、ロックアップモードの間にタービンハブにトルクを伝達するように配置された摩擦プレート726を有する。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合は、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
クラッチは摩擦材料728をも有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート726に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート726とバッキングプレート730との間に配置される別個のエレメントであることができる。バッキングプレート730は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば溶接734、によってカバー718の内面732に固定されている。幾つかの態様(図示せず)において、バッキングプレートはポンプシェル736に結合されている。プレート730は、カバーからクラッチ706へトルクを伝達し、プレート714によって提供される圧力に応答して、クラッチをつなぐ。
トルクコンバータ700は、圧力チャンバ738及び環状空間740をも有する。チャンバ738は、チャンバ710及び環状空間と流体連通している。クラッチが切断されている場合、流体(図示せず)はチャンバ710から摩擦材料の間をチャンバ738及び環状空間まで流れ、環状空間のための冷却流を提供する。クラッチがつながれている場合、冷却流体は、圧力チャンバ710から摩擦材料を通り、例えば摩擦材料における溝を通り、圧力チャンバ738及び環状空間へ流れるように配置されている。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ738へ、チャンバ710へ流れる。つまり、トルクコンバータ700は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。幾つかの態様において、プレート730は、チャンバ710から摩擦材料を通ってチャンバ738及び環状空間への冷却流体の流れを可能にするように配置されたオリフィス742を有する。例えば、オリフィスは、流れのための寸法的に安定した通路を提供する。
チャンバ712、クラッチのための提供圧力チャンバの動作は、チャンバ710及び738の動作から独立している。特に、チャンバ712の充填及び排出、ひいてはクラッチ706の作動は、チャンバ710及び738及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ712は独立してチャネル741を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ710はチャンバ710及び738における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ710は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ738及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
ダンパ704はカバープレート744を有しており、カバープレート744はばね746を保持している。幾つかの態様において、プレート726は、カバープレートの輪郭に少なくとも部分的に従うように形成されており、プレート744におけるばね窓750を提供するように構成された少なくとも1つの開口748を有する。すなわち、ばね746は、部分的に開口748内に、ひいてはプレート726内に配置されている。カバープレートの輪郭に従いかつばね746を提供することによって、プレート726は有利には軸方向でダンパの近くに配置されることができ、これにより、トルクコンバータにおいてプレート726によって使用される軸方向空間を減じる。
プレート726は、互いに反対に向けられた半径方向の面752及び754を有する。プレート726はチャンバ710内に配置されている。したがって、全てのトルクコンバータモードにおいて、チャンバ738における冷却流体からの面752及び754に対する個々の圧力は、有利には実質的に等しい。つまり、プレート726はチャンバにおける圧力によって平衡されている(方向716に押し付けられていない)ので、上述の引きずり問題が解決される。したがって、プレート726及び730と材料728dとの間の引きずりは、有利には減じられる。換言すれば、実質的に等しい個々の圧力に応答して、摩擦プレートは、例えばトルクコンバータのためのトルクコンバータモードの間、トルクコンバータクラッチとの引きずりを最小限にするように位置決めされている。
メンブレン708は、バッキングプレートとタービンハブとの間に配置されており、バッキングプレートとタービンハブとの間にシールを形成している。幾つかの態様において、コンバータ700は、メンブレンとタービンハブとの間に配置された運動用シール756を有する。運動用シールの使用は、メンブレン及びハブ702を異なる速度で回転させることができる。概して、メンブレンは、技術分野において知られたあらゆる手段によってバッキングプレートに回転方向で結合されている。幾つかの態様において、メンブレンと一体的なクリップ758は、メンブレンをバッキングプレートに結合するために使用される。幾つかの態様(図示せず)において、リベット等のその他のファスナが、メンブレンをバッキングプレートに結合するために使用される。
ダンパ704のカバープレート744は、スプライン結合を介してタービンハブ702に回転方向で結合されている。有利には、摩擦プレート726はタービンハブに回転方向で結合されており、これにより、ロックアップモードにおいて、プレート726はエンジントルクをタービンハブに伝達し、これはタービンハブを"予負荷"し、上述の振動及び騒音問題を排除する。すなわち、プレート726はエンジントルクを、さもなければほとんど又は全くトルクを支持しないタービンハブに伝達し、プレート726とハブ702との間のスプライン結合をロックする。すなわち、プレートとハブとの間の接触はスプライン結合において維持される。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合はさらに、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
摩擦プレート720及び760は、技術分野において知られたあらゆる手段によってカバー718に結合されている。幾つかの態様において、プレートをばね766及び768にそれぞれ結合するためにファスナ762及び764が使用される。リベットを含むがリベットに限定されない、技術分野において知られたあらゆるファスナが使用されることができる。ばねはカバー718に固定されており、エンジントルクをカバーから個々の摩擦プレートに伝達する。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート770によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。幾つかの態様(図示せず)において、プレート720及び760をカバーに結合するためにスプライン配列が使用される。有利には、スプライン結合の代わりにばね結合を使用することは、スプライン結合の使用時に固有の望ましくない振動を減じる。
図15は、本発明のトルクコンバータ800の断面図である。トルクコンバータ800は、カバー802と、カバーに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチ804と、クラッチのためのピストンプレート806とを有する。ピストンプレートは、クラッチのための提供圧力チャンバ808の部分を形成している。つまり、ピストンプレートは、チャンバ808の境界の部分を形成している。圧力チャンバは、チャンバを充填及び排出するために使用される、流体供給チャネル810を除いて、シールされている。ピストンプレートは、トルクコンバータのためのロックアップモードの間、すなわちクラッチ804がつながれている時、カバー802に向かって、すなわち方向812に変位するように配置されている。
トルクコンバータ800は、圧力チャンバ814及び816及び環状空間818をも有する。チャンバ816は、チャンバ814及び環状空間と流体連通している。クラッチは摩擦材料820a,820b,820c及び820dを有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えば駆動プレート822に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネントの間、例えば駆動プレート822と摩擦プレート824との間に配置される別個のエレメントであることができる。クラッチが切断されている場合、流体(図示せず)はチャンバ814から摩擦材料の間をチャンバ816及び環状空間まで流れ、環状空間のための冷却流を提供する。クラッチがつながれている場合、冷却流体は、圧力チャンバ814から摩擦材料を通り、例えば摩擦材料における溝を通り、圧力チャンバ816及び環状空間へ流れるように配置されている。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ816へ、チャンバ814へ流れる。つまり、トルクコンバータ800は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。
チャンバ808の動作は、チャンバ814及び816の動作から独立している。特に、チャンバ808の充填及び排出、ひいてはクラッチ804の作動は、チャンバ814及び816及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ812は独立してチャネル810を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ808はチャンバ814及び816における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ814は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ816及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
トルクコンバータ800は、フランジ830及びスプライン結合832を介してタービンハブ828に回転方向で結合されたダンパアセンブリ826を有する。ダンパアセンブリは、カバープレート834を介してクラッチに回転方向で結合されており、カバープレート838を介してタービンシェル836に回転方向で結合されている。幾つかの態様において、プレート838は、例えば溶接840によってシェルに固定されている。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合は、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
トルクコンバータモードの間、タービン842はトルクを直接にプレート838を介してダンパ826へ伝達する。つまり、米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されたような、タービンハブとダンパとの間のスプライン結合、及び付随の潜在的な振動及びがたつき問題が排除される。例えば、ダンパをタービンに結合するための上記出願において使用されたカバープレートは、タービンシェルへのプレート838の直接結合によって不要にされる。つまり、トルクコンバータ800は、上述の振動及び騒音問題を排除する。ロックアップモードにおいて、エンジントルクは、カバーから、キャリヤ844、プレート822,824,846,848、カバープレート834、及びダンパ826へ伝達される。
キャリヤ844は、技術分野において知られたあらゆる手段によってカバーに取り付けられている。幾つかの態様において、プレート822,824,846,848は、個々のスプライン結合によってカバープレート834及びキャリヤ844に結合されている。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート850によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。
本発明のトルクコンバータは、図示されたコンポーネントのタイプ、寸法、数又は構成に限定されず、コンポーネントのその他のタイプ、寸法、数又は構成が、請求項に記載された発明の精神及び範囲に含まれている。例えば、本発明のトルクコンバータは、示された構成を備えたトルクコンバータクラッチ又はダンパの使用に限定されず、トルクコンバータクラッチ又はダンパのための、その他のタイプのコンポーネント及びコンポーネントのその他の数、寸法及び構成が、請求された発明の精神及び範囲に含まれる。
したがって、本発明の目的は効率的に達成されるが、発明に対する修正及び変更が当業者に容易に明らかであるべきであり、これらの修正は、請求項に記載された発明の精神及び範囲に含まれるものである。前記説明は、本発明の例を示しており、限定するものと考えられるべきでないことも理解される。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明のその他の実施形態が可能である。
ドライブトレーンにおけるトルクコンバータの関係及び機能を説明することを助けるための、自動車における動力伝達経路の概略的なブロック線図である。 自動車のエンジンに固定されて示されている、従来のトルクコンバータの断面図である。 図2に示された線3−3に沿って見た、図2に示されたトルクコンバータの平面図である。 概して図3に示された線4−4に沿って見た、図2及び図3に示されたトルクコンバータの断面図である。 図2に示されたトルクコンバータの第1の分解図であり、分解されたトルクコンバータを左から見たものとして示されている。 図2に示されたトルクコンバータの第2の分解図であり、分解されたトルクコンバータを右から見たものとして示されている。 本願において用いられた空間的な用語を示している、円筒座標系の斜視図である。 本願において用いられる空間に関する用語を説明する図7Aの円筒座標系における物体の斜視図である。 マルチファンクションダンパカバープレートを備えた本発明によるトルクコンバータの部分的な断面図である。 圧力チャンバ流れ制御エレメントを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。 圧力チャンバ流れ制御エレメントを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。 トルクコンバータクラッチに回転方向で結合されたタービンシェルを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。 図11に示されたトルククラッチ配列の変更態様を示す詳細である。 図11に示されたトルククラッチ配列の変更態様を示す詳細である。 圧力チャンバの一部を形成するメンブレンを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。 本発明のトルクコンバータの断面図である。
符号の説明
28 開放チャンバ、 48 ばね領域、 100 トルクコンバータ、 104 ダンパ、 106 クラッチ、 110 ピストンプレート、 112 バッキングプレート、 115 チャンバ、 122 摩擦材料、 123 環状空間、 126 摩擦プレート、 128 チャンバ、 132 チャネル、 148 ばね領域、 150 シール、 155 カバープレート、 160 溶接、 162 カバー、 164 内面、 166 ポンプシェル、 168 オリフィス、 170,171 摩擦プレート、 172,174 ばね、 176,178 ファスナ、 180 駆動プレート、 200 トルクコンバータ、 202 トルクコンバータクラッチ、 204,206 圧力チャンバ、 208 流れ制御エレメント、 210 摩擦/シールプレート、 212,214 面、 216 摩擦材料、 218 バッキングプレート、 220 溶接、 222 カバー、 224 内面、 226 ポンプシェル、 228 ピストンプレート、 232 オリフィス、 234 流れ、 238 駆動プレート、 242 間隙、 244 チャンバ、 248 カバープレート、 252 ハブ、 254 スプライン結合、 256 摩擦プレート、 258,260 ばね、 262,264 ファスナ、 266 駆動プレート、 300 コンバータ、 302 トルクコンバータクラッチ、 304,306 圧力チャンバ、 308 流れ制御エレメント、 208a オリフィス、 208b フラップ、 310 摩擦プレート、 312,314 面、 316 摩擦材料、 318 バッキングプレート、 320 内面、 322 カバー、 324 溶接、 326 ポンプシェル、 328 ピストンプレート、 330 環状空間、 334 流れ、 338,340 面、 344 リベット、 346 カバープレート、 348 ダンパ、 350 タービンハブ、 354,356 摩擦プレート、 358,360 ファスナ、 362,364 ばね、 366 駆動プレート、 368 チャンバ、 370 チャネル、 400 トルクコンバータ、 402 タービンシェル、 404 ダンパ、 406 トルクコンバータクラッチ、 411 ポンプシェル、 412 パッキングプレート、 413 チャンバ、 414 摩擦プレート、 415 チャンバ、 421 シール、 422 摩擦材料、 426 ダンパ係合プレート、 428 チャンバ、 432 チャネル、 434 摩擦プレート、 450 キャリヤ、 470 曲げ区分、 472 開口、 476 タービンハブ、 478 結合、 480 カバープレート、 482 オリフィス、 534 プレート、 550 キャリヤ、 584 スプライン結合、 612 バッキングプレート、 616 スロット、 621 シール、 634 摩擦プレート、 650 キャリヤ、 684 スプライン結合、 700 トルクコンバータ、 702 タービンハブ、 704 ダンパエレメント、 706 トルクコンバータクラッチ、 708 メンブレン、 710 チャンバ、 712 チャンバ、 718 カバー、 726 摩擦プレート、 728 摩擦材料、 730 バッキングプレート、 732 内面、 734 溶接、 736 ポンプシェル、 738 圧力チャンバ、 740 環状空間、 741 チャネル、 742 オリフィス、 744 カバープレート、 746 ばね、 748 開口、 752,754 面、 756 運動用シール、 758 クリップ、 760 摩擦プレート、 762,764 ファスナ、 766,768 ばね、 770 駆動プレート、 800 トルクコンバータ、 802 カバー、 804 トルクコンバータクラッチ、 806 提供圧力チャンバ、 810 流体供給チャネル、 814,816 圧力チャンバ、 818 環状空間、 820 摩擦材料、 822,824 駆動プレート、 826 ダンパアセンブリ、 828 タービンハブ、 830 フランジ、 832 スプライン結合、 834 カバープレート、 836 タービンシェル、 838 プレート、 840 溶接、 842 タービン、 844 キャリヤ、 846,848 プレート、 850 駆動プレート

Claims (58)

  1. トルクコンバータにおいて、
    トルクコンバータクラッチを介して第2の圧力チャンバと流体連通しておりかつ環状空間と流体連通した第1の圧力チャンバが設けられており、
    トルクコンバータのためのトルクコンバータモードの間に第1及び第2のチャンバの間に開口を形成するように配置された流れ制御エレメントが設けられていることを特徴とする、トルクコンバータ。
  2. トルクコンバータクラッチと、クラッチにおける空間を介して第1及び第2のチャンバの間を流れるように配置された冷却流体とが設けられており、開口が空間とは別個である、請求項1記載のトルクコンバータ。
  3. トルクコンバータのためのロックアップモードの間は開口が閉鎖されている、請求項1記載のトルクコンバータ。
  4. ピストンプレートが設けられており、クラッチが駆動プレートを有しており、ピストンプレートがクラッチを操作するように配置されており、流れ制御エレメントが、ピストンプレートと摩擦プレートとの間に配置された圧縮可能な弾性エレメントを有する、請求項1記載のトルクコンバータ。
  5. クラッチが切断されている場合、ピストンプレートと摩擦プレートとの間に開口を形成するようにピストンプレートと摩擦プレートとを押し離すように弾性エレメントが配置されており、クラッチがつながれた場合、開口を閉鎖するように弾性エレメントを摩擦プレートに対して圧縮するようにピストンプレートが配置されている、請求項4記載のトルクコンバータ。
  6. 流れ制御エレメントが、チャンバのための、圧縮制御可能なフラップを備えた、オリフィスを有する、請求項1記載のトルクコンバータ。
  7. フラップが、閉鎖されたままであるように予負荷されており、第1のチャンバ内の圧力が、フラップに対する予負荷と第2のチャンバ内の圧力との組合せよりも大きい場合に、第1のチャンバからオリフィスを通って冷却流体が流れることを可能にするように変位するようにフラップが配置されている、請求項6記載のトルクコンバータ。
  8. トルクコンバータが、少なくとも部分的に第1のチャンバと第2のチャンバとの間に配置された摩擦プレートを有しており、オリフィスが摩擦プレートに配置されている、請求項6記載のトルクコンバータ。
  9. クラッチが摩擦材料を有しており、クラッチがつながれている場合、冷却流体が第2のチャンバに供給され、フラップを閉鎖し、摩擦材料を通って第1のチャンバへ冷却流体を流れさせるようになっている、請求項6記載のトルクコンバータ。
  10. フラップがばねを有しており、該ばねのエッジが摩擦プレートに固定されている、請求項7記載のトルクコンバータ。
  11. ダンパに回転方向で結合されたタービンハブが設けられており、摩擦プレートがタービンハブに回転方向で結合されている、請求項1記載のトルクコンバータ。
  12. クラッチのための提供チャンバが設けられており、提供チャンバ内の圧力が、第1及び第2の圧力チャンバ内の圧力から独立して制御される、請求項1記載のトルクコンバータ。
  13. トルクコンバータにおいて、
    摩擦プレートを備えたトルクコンバータクラッチが設けられており、前記摩擦プレートが、第1の圧力チャンバのための境界の一部を形成する第1の面と、第2の圧力チャンバのための境界の一部を形成する第2の面とを有しており、
    流れ制御エレメントが設けられており、該流れ制御エレメントが、第1の面と第2の面とにおける個々の圧力の差を調整するために、第1のチャンバにおける冷却流体のための圧力を調整するように配置されていることを特徴とする、トルクコンバータ。
  14. クラッチがつながれている場合、流れ制御エレメントが、流れ制御エレメントを通って第1のチャンバから出る冷却流体の流れを遮断する、請求項13記載のトルクコンバータ。
  15. 流れ制御エレメントが、所定の差を生ぜしめるために、流れ制御エレメントを通ってチャンバから出る冷却流体の流れを可能にする、請求項13記載のトルクコンバータ。
  16. 流れ制御エレメントが、第1及び第2の面における個々の圧力を平衡させるために、第1のチャンバにおける冷却流体のための圧力を調整するように配置されている、請求項13記載のトルクコンバータ。
  17. ピストンプレートが設けられており、クラッチが駆動プレートを有しており、ピストンプレートがクラッチを操作するように配置されており、流れ制御エレメントが、ピストンプレートと摩擦プレートとの間に配置された圧縮可能な弾性エレメントを有する、請求項13記載のトルクコンバータ。
  18. クラッチが切断されている場合、ピストンプレートと摩擦プレートとの間における解放チャンバにおいて間隙を形成するためにピストンプレートと摩擦プレートとを押し離すように弾性エレメントが配置されており、クラッチがつながれている場合、ピストンプレートと摩擦プレートとの間の間隙を閉鎖するように弾性エレメントを摩擦プレートに対して圧縮するようにピストンプレートが配置されている、請求項17記載のトルクコンバータ。
  19. 流れ制御エレメントが、チャンバのための、圧力制御可能なフラップを備えた、オリフィスを有する、請求項13記載のトルクコンバータ。
  20. フラップが閉鎖されたままであるように予負荷されており、第1のチャンバ内の圧力が、フラップにおける予負荷と第2のチャンバ内の圧力との組合せよりも大きい場合に、第1のチャンバからオリフィスを通る冷却流体の流れを可能にするように変位するようにフラップが配置されている、請求項19記載のトルクコンバータ。
  21. オリフィスが摩擦プレートに配置されている、請求項19記載のトルクコンバータ。
  22. クラッチが摩擦材料を有しており、クラッチがつながれている場合、冷却流体が第2のチャンバに供給され、フラップを閉鎖し、冷却流体を摩擦材料を通って第1のチャンバへ流れさせる、請求項19記載のトルクコンバータ。
  23. フラップがばねを有しており、ばねのエッジが摩擦プレートに固定されている、請求項19記載のトルクコンバータ。
  24. ダンパに回転方向で結合されたタービンハブが設けられており、摩擦プレートがタービンハブに回転方向で結合されている、請求項13記載のトルクコンバータ。
  25. 環状空間と、クラッチのための提供チャンバとが設けられており、第1の圧力チャンバが、第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、提供圧力チャンバにおける圧力が、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される、請求項13記載のトルクコンバータ。
  26. トルクコンバータにおいて、
    クラッチのための第1のチャンバの境界の一部を形成するメンブレンが設けられており、
    トルクコンバータクラッチのための摩擦プレートが設けられており、該摩擦プレートが、タービンハブに回転方向で結合されておりかつ第1のチャンバ内に配置されており、
    タービンハブ及びトルクコンバータクラッチに回転方向で結合されたダンパエレメントが設けられていることを特徴とする、トルクコンバータ。
  27. トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、摩擦プレートがトルクをタービンハブに伝達するように配置されている、請求項26記載のトルクコンバータ。
  28. ダンパアセンブリが、カバープレートと、複数のばねとを有しており、摩擦プレートが、少なくとも部分的にカバープレートの輪郭に従うように形成されておりかつ、少なくとも1つの開口を有しており、該開口に複数のばねが部分的に配置されている、請求項26記載のトルクコンバータ。
  29. 摩擦プレートが、互いに反対に配置された第1の半径方向の面及び第2の半径方向の面を有しており、第1の面及び第2の面にかかる個々の圧力が実質的に等しい、請求項26記載のトルクコンバータ。
  30. 実質的に等しい個々の圧力に応答して、摩擦プレートが、トルクコンバータのためのトルクコンバータモードの間にトルクコンバータクラッチとの引きずりを最小限にするように位置決めされる、請求項29記載のトルクコンバータ。
  31. 内面を備えたカバーが設けられており、クラッチが、内面に固定されたバッキングプレートを有しており、メンブレンが、バッキングプレートとタービンハブとの間に配置されている、バッキングプレートとタービンハブとの間にシールを形成している、請求項26記載のトルクコンバータ。
  32. 冷却流体と、環状空間とが設けられており、クラッチが摩擦材料を有しており、バッキングプレートがオリフィスを有しており、該オリフィスが、冷却流体が摩擦材料を通って環状空間へ流れることを可能にするように配置されている、請求項31記載のトルクコンバータ。
  33. メンブレンとタービンハブとの間に配置された運動用シールが設けられている、請求項31記載のトルクコンバータ。
  34. メンブレンが、バッキングプレートに回転方向で結合されている、請求項31記載のトルクコンバータ。
  35. 環状空間と、クラッチのための提供チャンバと、第2の圧力チャンバとが設けられており、第1の圧力チャンバが、第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、提供圧力チャンバにおける圧力が、第1及び第2の圧力チャンバ内の圧力から独立して制御される、請求項26記載のトルクコンバータ。
  36. トルクコンバータにおいて、
    タービンシェルに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチと、
    クラッチのための提供チャンバと、
    第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通した第1の圧力チャンバが設けられており、提供圧力チャンバにおける圧力が、第1及び第2の圧力チャンバ内の圧力から独立して制御されることを特徴とする、トルクコンバータ。
  37. タービンシェルに回転方向で結合されたタービンハブが設けられている、請求項36記載のトルクコンバータ。
  38. タービンハブに回転方向で結合されたカバープレートを備えたダンパが設けられている、請求項37記載のトルクコンバータ。
  39. タービンシェルが、トルクをクラッチからカバープレートに伝達するように配置されている、請求項38記載のトルクコンバータ。
  40. クラッチがさらに、タービンシェルに固定された部分を有する、請求項36記載のトルクコンバータ。
  41. クラッチが、少なくとも1つの摩擦プレートを有しており、部分が、少なくとも1つの摩擦プレート回転方向で結合されたキャリヤを有する、請求項40記載のトルクコンバータ。
  42. 少なくとも1つの摩擦プレートが1つの摩擦プレートである、請求項41記載のトルクコンバータ。
  43. 少なくとも1つの摩擦プレートが2つの摩擦プレートである、請求項41記載のトルクコンバータ。
  44. クラッチがさらに、タービンシェルに固定されておりかつ第2の圧力チャンバの部分を形成した部分を有する、請求項36記載のトルクコンバータ。
  45. カバーとダンパとが設けられており、クラッチが、ダンパとタービンシェルとに結合されており、これにより、トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、第1のトルク経路が、クラッチを介してカバーからダンパまで形成され、第2のトルク経路が、クラッチを介してカバーからタービンシェルまで形成される、請求項36記載のトルクコンバータ。
  46. クラッチがタービンに結合されており、これにより、トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、トルク経路が、クラッチを介してカバーからタービンシェルまで形成される、請求項36記載のトルクコンバータ。
  47. トルクコンバータにおいて、
    タービンハブに回転方向で結合されたカバープレートを備えたダンパと、
    トルクコンバータクラッチのための摩擦プレートとが設けられており、該摩擦プレートが、カバープレートに回転方向で結合されておりかつ、カバープレートと相俟って、トルクコンバータにおける第1の圧力チャンバと第2の圧力チャンバとの間の境界の一部を形成していることを特徴とする、トルクコンバータ。
  48. クラッチのための提供チャンバが設けられており、提供圧力チャンバ内の圧力が、第1及び第2の圧力チャンバ内の圧力から独立して制御される、請求項47記載のトルクコンバータ。
  49. 摩擦プレートがカバープレートと一体である、請求項47記載のトルクコンバータ。
  50. 摩擦プレートが、カバープレートとは別個であり、カバープレートに回転方向で結合されている、請求項47記載のトルクコンバータ。
  51. トルクコンバータにおいて、
    カバープレートに設けられた複数の開口に配置された複数のばねを備えたダンパが設けられており、カバープレートがタービンハブに回転方向で結合されており、
    複数の開口をシールするためにカバープレートと係合させられたメンブレンが設けられており、
    トルクコンバータクラッチのための摩擦プレートが設けられており、該摩擦プレートが、カバープレートに回転方向で結合されておりかつ、カバープレートと相俟って、トルクコンバータにおける第1の圧力チャンバと第2の圧力チャンバとの間の境界の一部を形成していることを特徴とする、トルクコンバータ。
  52. クラッチのための提供チャンバが設けられており、提供圧力チャンバ内の圧力が、第1及び第2の圧力チャンバ内の圧力から独立して制御される、請求項51記載のトルクコンバータ。
  53. 摩擦プレートがカバープレートと一体である、請求項51記載のトルクコンバータ。
  54. 摩擦プレートが、カバープレートとは別個でありかつカバープレートに回転方向で結合されている、請求項51記載のトルクコンバータ。
  55. トルクコンバータにおいて、
    カバーと、
    該カバーに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチと、
    クラッチのためのピストンプレートとが設けられており、該ピストンプレートが、クラッチのための提供圧力チャンバのための境界の一部を形成しており、圧力チャンバが、流体供給チャネルを除いてシールされており、クラッチを閉鎖するためにピストンプレートがカバーに向かって変位するように配置されていることを特徴とする、トルクコンバータ。
  56. 環状空間と、第1の圧力チャンバと、第2の圧力チャンバとが設けられており、第1の圧力チャンバが、第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、提供圧力チャンバ内の圧力が、第1及び第2の圧力チャンバ内の圧力から独立して制御される、請求項55記載のトルクコンバータ。
  57. タービンシェルに回転方向で結合された、ダンパのための、カバープレートが設けられており、トルクコンバータのためのトルクコンバータモードにおいて、カバープレートを介してダンパアセンブリに直接にトルクを伝達するようにタービンシェルが配置されている、請求項55記載のトルクコンバータ。
  58. カバープレートがタービンシェルに固定されている、請求項57記載のトルクコンバータ。
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