JP5527943B2 - トルクコンバータ - Google Patents

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Description

関連出願とのクロスリファレンス
本願は、合衆国第35法典第119条(e)に基づいて、引用したことにより本明細書に記載されたものとする、2007年7月5日に出願された米国特許仮出願第60/958346号明細書、及び2007年5月9日に出願された米国特許仮出願第60/928437号明細書の利益を請求する。
発明の分野
本発明は、回転駆動ユニット(例えば、自動車のエンジン)と、回転被駆動ユニット(例えば、自動車における変速トランスミッション)との間で力を伝達するための装置の改良に関する。特に、本発明は、トルクコンバータモード中の摩擦損失を最小限にしながらロックアップモードの間にタービンハブにトルクを提供しかつ、改良された冷却流れを提供する、トルクコンバータクラッチを備えたトルクコンバータに関する。
発明の背景
図1は、典型的な車両における、エンジン7と、トルクコンバータ10と、トランスミッション8と、ディファレンシャル/車軸アセンブリ9との関係を示す概略的なブロック線図を示している。自動車のエンジンからトランスミッションへトルクを伝達するためにトルクコンバータが使用されることがよく知られている。
トルクコンバータの3つの主要な構成要素は、ポンプ37と、タービン38と、ステータ39とである。トルクコンバータは、ポンプがカバー11に溶接されると、シールされたチャンバとなる。カバーはフレックスプレート41に結合されており、このフレックスプレート41自体はエンジン7のクランクシャフト42にボルト留めされている。カバーは、カバーに溶接されたラグ又はスタッドを用いてフレックスプレートに結合されることができる。ポンプとカバーとの間の溶接された結合はエンジントルクをポンプに伝達する。したがって、ポンプは常にエンジン速度で回転する。ポンプの機能は、この回転運動を利用し、流体を半径方向外方及び軸方向へタービンに向かって送ることである。したがって、ポンプは、流体を小さな半径の入口から大きな半径の出口へ推進する遠心ポンプであり、流体のエネルギを増大させる。トランスミッションクラッチとトルクコンバータクラッチとを係合させるための圧力は、ポンプハブによって駆動される、トランスミッションにおける付加的なポンプによって提供される。
トルクコンバータ10において、流体回路は、ポンプ(インペラと呼ばれる場合もある)と、タービンと、ステータ(リアクタと呼ばれる場合もある)とによって構成されている。流体回路は、車両が停止させられている場合にエンジンを回転させ続け、運転手によって望まれた場合に車両を加速する。流体回路は、車両が停止させられている場合にエンジンを回転させ続け、運転手によって望まれた場合に車両を加速する。トルク比は、入力トルクに対する出力トルクの比である。トルク比は、タービン回転速度が低い又はゼロである(ストールとも呼ばれる)場合に最も高くなる。ストールトルク比は通常1.8〜2.2の範囲である。これは、トルクコンバータの出力トルクが入力トルクよりも1.8〜2.2倍だけ大きいことを意味する。しかしながら、出力速度は入力速度よりも著しく低い。なぜならば、タービンは出力部に結合されておりかつ回転していないが、入力部はエンジン速度で回転しているからである。
タービン38は、車両を推進するために、ポンプ37から受け取る流体エネルギを利用する。タービンシェル22はタービンハブ19に結合されている。タービンハブ19は、タービントルクをトランスミッションシャフト43に伝達するためにスプライン結合を利用する。入力軸は、トランスミッション8における歯車及び軸と、車軸ディファレンシャル9とを介して、車輪に結合されている。タービンブレードに衝突する流体の力は、トルクとしてタービンから出力される。軸方向スラスト軸受31は、構成要素を、流体によって与えられる軸方向の力から支持する。出力トルクが、静止中の車両の慣性を克服するのに十分であると、車両は動き始める。
流体エネルギはタービンによってトルクに変換された後、依然として流体には僅かなエネルギが残されている。小さな半径の出口44から出てくる流体は、通常は、ポンプの回転に対抗するような形式でポンプに進入する。ステータ39は、ポンプの加速を助けるために流体を方向転換させるために使用され、これにより、トルク比を増大させる。ステータ39は一方向クラッチ46を介してステータシャフト45に結合されている。ステータシャフトはトランスミッションハウジング47に結合されており、回転しない。一方向クラッチ46は、ステータ39が低速比(ポンプがタービンよりも速く回転している)において回転するのを阻止する。タービン出口44からステータ39に進入する流体は、ステータブレード48によって方向転換させられ、回転方向でポンプ37に進入する。
ブレードの入口角度及び出口角度、ポンプ及びタービンシェルの形状、トルクコンバータの総直径とが、その性能に影響する。設計パラメータは、トルク比と、効率と、エンジンを"ランアウェイ"させることなくエンジントルクを吸収するためのトルクコンバータの能力とを含む。これは、トルクコンバータが小さすぎ、ポンプがエンジンを減速させることができない場合に起こる。
低速比においては、トルクコンバータは正常に機能し、車両が静止した状態でエンジンを回転させ、増大した性能のためにエンジントルクを補足する。1よりも小さな速度比では、トルクコンバータの効率は100%に満たない。タービンの回転速度がポンプの回転速度に近づくにしたがって、トルクコンバータのトルク比は、約1.8〜2.2から、約1のトルク比まで次第に減少する。トルク比が1に達したときの速度比はカップリングポイントと呼ばれる。このポイントにおいては、ステータに進入する流体はもはや方向転換される必要はなく、ステータにおける一方向クラッチが、流体を、ポンプ及びタービンと同じ方向に回転させる。ステータが流体を方向転換していないので、トルクコンバータから出力されるトルクは、トルク入力と同じである。流体回路全体はユニットとして回転する。
最大トルクコンバータ効率は、流体における損失に基づき92〜93%に限定される。したがって、トルクコンバータクラッチ49は、トルクコンバータ入力部を出力部に機械的に結合するために使用され、効率を100%に改善する。クラッチピストンプレート17は、トランスミッションコントローラによって命令されると、液圧によって作動させられる。ピストンプレート17は、内径においてOリング18によってタービンハブ19に対してシールされており、外径において摩擦材料リング51によってカバー11に対してシールされている。これらのシールは、圧力チャンバを形成し、ピストンプレート17をカバー11と係合させる。この機械的な結合は、トルクコンバータ流体回路をバイパスする。
トルクコンバータクラッチ49の機械的結合は、ドライブトレーンに、より多くのエンジンねじれ変動を伝達する。ドライブトレーンが基本的にばね質量系であるので、エンジンからのねじれ変動は、系の固有振動数を励起することができる。ダンパは、ドライブトレーンの固有振動数を、駆動範囲から外れさせるように使用される。ダンパは、エンジン7及びトランスミッション8と直列に配置されたばね15を有しており、これにより、系の有効ばね定数を減衰させ、固有振動数を低下させる。
トルクコンバータクラッチ49は、4つの構成要素、すなわちピストンプレート17と、カバープレート12及び16と、ばね15と、フランジ13とを有している。カバープレート12及び16はトルクをピストンプレート17から圧縮ばね15に伝達する。カバープレートウィング52は、軸方向保持のためにばね15の周囲に形成されている。ピストンプレート17からのトルクは、リベット結合部を介してカバープレート12及び16に伝達される。カバープレート12及び16は、ばね窓の縁部と接触することによって、トルクを圧縮ばね15に提供する。両カバープレートは、ばねの中心軸線の両側においてばねを支持するように協働する。ばね力は、フランジばね窓縁部との接触によって、フランジ13に伝達される。時には、フランジは、高トルク時にばねの過剰圧縮を回避するために、カバープレートの一部に係合する回転タブ又はスロットも有している。フランジ13からのトルクは、タービンハブ19と、トランスミッション入力軸43とに伝達される。
エネルギ吸収は、望まれるならば、時にはヒステリシスと呼ばれる摩擦によって達せられることができる。ヒステリシスは、ダンパプレートの巻き上げ及び巻出しからの摩擦を含み、したがって実際の摩擦トルクの2倍である。ヒステリシスパッケージは、概して、ダイアフラムばね(又は皿ばね)14から成り、このダイアフラムばね(又は皿ばね)は、フランジ13と、カバープレート16の一方との間に配置されており、フランジ13を他方のカバープレート12と接触させる。ダイアフラムばね14によって加えられる力の大きさを制御することによって、摩擦トルクの大きさも制御されることができる。典型的なヒステリシスの値は、10〜30Nmの範囲である。
トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、タービンハブ19に提供されるトルクはほとんど又は全くない。同時に、カバープレート16はダンパを介してエンジントルクを受け取っている。すなわち、プレートとハブとの間のスプライン結合において、カバープレート16とタービンハブとの間の断続的な接触が存在し、望ましくない振動及び騒音を生じる。換言すれば、カバープレートは、エンジントルクの変動によりスプライン結合においてタービンハブに対して衝突し、上述の振動及び騒音を生じる。2006年6月28日に出願された、共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書は、トルクコンバータモードにおけるトルクコンバータの作動中の上述の振動及び騒音を回避するための手段を開示している。しかしながら、トルクコンバータモードにおける作動中のトルクコンバータクラッチにおける抗力をさらに低減することが望ましい。
したがって、トルクコンバータモードにおける作動中のトルクコンバータクラッチにおけるがたつきを回避しかつ抗力を低減する手段を備えたトルクコンバータを提供することが長い間必要とされている。
したがって、本発明の全体的な目的は、冷却流れをも改良しながら、トルクコンバータモードにおける作動中のトルクコンバータクラッチにおけるがたつきを回避しかつ抗力を低減する手段を備えたトルクコンバータを提供することである。
発明の概要
本発明は、広くは、ポンプシェルと、カバーと、カバー及びポンプシェルと接触することによって固定された、トルクコンバータクラッチのためのバッキングプレートとを有するトルクコンバータを含む。幾つかの態様において、バッキングプレートは、バッキングプレートに対してカバー及びポンプによって加えられる軸方向圧力によって固定されている。幾つかの態様において、ポンプシェル及びカバーは個々の内周面を有しており、バッキングプレートは、個々の内周面のうちの少なくとも1つと接触した外周面を有する。幾つかの態様において、外周面は、鋸歯状であり、個々の内周面のうちの少なくとも1つと摩擦を生じながら係合させられている。幾つかの態様において、カバーは内周面を有しており、バッキングプレートは、内周面と摩擦を生じながら係合させられた、鋸歯状の外周面を有している。幾つかの態様において、ポンプシェルは半径方向の面を有しており、バッキングプレートは、ポンプシェルのための半径方向の面と接触した半径方向の面を有する。幾つかの態様において、バッキングプレートは、クラッチがつながれた時にクラッチからの軸方向の力に反応するように配置されている。
本発明は、トルクコンバータクラッチのためのバッキングプレートをカバーとポンプシェルとの間に配置するステップと、バッキングプレートをカバーとポンプシェルとの間に固定するためにカバー及びポンプシェルのうちの1つをバッキングプレートに対して軸方向に押し付けるステップと、カバーをポンプシェルに固定するステップとを含む、トルクコンバータを組み立てる方法をも含む。幾つかの態様において、ポンプシェル及びカバーは個々の内周面を有しており、バッキングプレートは外周面を有しており、バッキングプレートを配置することが、個々の内周面のうちの少なくとも1つと接触するように外周面を配置することを含む。幾つかの態様において、バッキングプレートを固定するためにカバー及びポンプシェルのうちの1つをバッキングプレートに対して軸方向に押し付けることが、バッキングプレートをポンプシェル及びカバーと摩擦を生じながら係合させることを含む。幾つかの態様において、ポンプシェルは個々の半径方向の面を有しており、バッキングプレートは半径方向の面を有しており、バッキングプレートを配置することが、ポンプシェルのための半径方向面と接触するようにバッキングプレートの半径方向の面を配置することを含む。
本発明はさらに、広くは、クラッチパックの高さを測定するステップと、トルクコンバータクラッチのためのバッキングプレートをカバーとポンプシェルとの間に配置するステップと、クラッチパックの高さに基づいて所望の据付け深さを固定するためにポンプシェルをバッキングプレートに対して軸方向に押し付けるステップと、カバーをポンプシェルに固定するステップを有する、トルクコンバータを組み立てるための方法を含む。
本発明は、広くは、軸方向でポンプシェルとカバーとの間に配置された複数のコンポーネントと、ポンプシェルに固定されたポンプハブとを有するトルクコンバータを含む。ポンプシェルに対するポンプハブの位置は、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間の個々の軸方向距離を決定するために選択される。幾つかの態様において、複数のコンポーネントはさらに、出力ハブを含み、ポンプハブの位置は、カバーとポンプハブとの間の軸方向距離を決定するために選択される。幾つかの態様において、複数のコンポーネントはさらに、軸受を含み、ポンプハブの位置は、軸受とポンプハブとの間の軸方向距離を決定するために選択される。
本発明は広くは、複数のコンポーネントをカバーにおいて軸方向に積層するステップと、ポンプシェルをコンポーネント及びカバー上に配置するステップと、ポンプシェルとカバーに固定するステップと、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間に個々の軸方向の距離を決定するためにカバーからの特定の軸方向距離においてポンプハブをポンプシェルに対して位置決めするステップと、ポンプハブをポンプシェルに固定するステップとを有する、トルクコンバータを組み立てる方法をも含む。幾つかの態様において、複数のコンポーネントは出力ハブを有しており、ポンプハブを位置決めすることが、カバーと出力ハブとの間の軸方向距離を決定することを含む。幾つかの態様において、複数のコンポーネントは軸受を有しており、ポンプハブを位置決めすることが、軸受とポンプハブとの間の軸方向距離を決定することを含む。
本発明はさらに、広くは、軸方向でポンプシェルとカバーとの間に配置された複数のコンポーネントと、ポンプシェルに固定されたポンプハブとを有するトルクコンバータを含む。ポンプハブのフランジ付き部分の軸方向長さは、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間の個々の軸方向距離を決定するために選択される。幾つかの態様において、複数のコンポーネントは、出力ハブを含み、ポンプハブの長さは、カバーとポンプハブとの間の軸方向距離を決定するために選択される。幾つかの態様において、複数のコンポーネントはさらに、軸受を含み、ポンプハブの長さは、軸受とポンプハブとの間の軸方向距離を決定するために選択される。
本発明は広くは、複数のコンポーネントをカバーに軸方向に積層するステップと、ポンプシェルをコンポーネント及びカバー上に配置するステップと、ポンプシェルとカバーに固定するステップと、カバーの前側とポンプシェルの後側との間の軸方向距離を決定するステップと、軸方向距離に対して特定の比例関係を有する長さを有するポンプハブを選択するステップとを有し、特定の比例関係が、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間の所定の個々の軸方向距離を生じ、ポンプハブをポンプシェルに固定するステップを有する、トルクコンバータを組み立てる方法を含む。幾つかの態様において、複数のコンポーネントは出力ハブを有しており、ポンプハブを選択することが、カバーと出力ハブとの間の軸方向距離を決定することを含む。幾つかの態様において、複数のコンポーネントは軸受を有しており、ポンプハブを選択することが、軸受とポンプハブとの間の軸方向距離を決定することを含む。
本発明は、広くは、軸方向でポンプシェルとカバーとの間に配置された複数のコンポーネントと、ポンプシェルに対する複数の位置から選択された、ポンプシェルに対する位置においてポンプシェルに固定されたポンプハブとを有し、位置が、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間の個々の軸方向距離を決定するように選択されている、トルクコンバータをも含む。
本発明はさらに、広くは、タービンシェルと、トルクコンバータクラッチのためのバッキングプレートとを有し、バッキングプレートがタービンシェルに回転方向で結合されておりかつ第1の圧力チャンバと第2の圧力チャンバとの間の境界の一部を形成している、トルクコンバータを含む。クラッチのための提供圧力チャンバにおける圧力は、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。幾つかの態様において、トルクコンバータは、ダンパ及びタービンシェルに回転方向で結合されたタービンハブを有する。幾つかの態様において、ダンパは、タービンハブに回転方向で結合されたカバープレートを有する。幾つかの態様において、トルクコンバータのためのロックアップモードにおいて、第1のトルク経路は、クラッチからダンパまで形成されており、第2のトルク経路は、タービンシェル及びカバープレートを介してクラッチからダンパまで形成されている。幾つかの態様において、クラッチは、ダンパに回転方向で結合された摩擦プレートを有しており、第1のトルク経路が摩擦プレートを通過している。幾つかの態様において、トルクコンバータは、ポンプシェルと、軸方向でタービンシェルとポンプシェルとの間に配置された回転スラスト移転エレメントとを有する。幾つかの態様において、バッキングプレートはタービンシェルに固定されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、ポンプハブと、ステータと、軸方向でタービンハブとステータとの間及びステータとポンプハブとの間に配置された第1及び第2の摩耗ワッシャとを有する。
本発明は、広くは、カバーと、カバーに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチと、クラッチのためのピストンプレートとを有しており、ピストンプレートが、クラッチのための提供圧力チャンバのための境界の一部を形成している、トルクコンバータを含む。圧力チャンバは流体供給チャネルを除いてシールされており、ピストンプレートは、クラッチをつなぐためにカバーに向かって移動するように配置されている。幾つかの態様において、トルクコンバータは、環状空間と、第1及び第2の圧力チャンバとを有しており、第1の圧力チャンバは第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、提供圧力チャンバにおける圧力は、第1及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される。幾つかの態様において、トルクコンバータは、冷却流体と、環状空間と、第1及び第2の圧力チャンバとを有しており、第1の圧力チャンバは、第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、クラッチは摩擦材料を有しており、クラッチがつながれると、冷却流体は、摩擦材料を介して第1及び第2の圧力チャンバの間を流れるように配置されている。
幾つかの態様において、トルクコンバータは、提供圧力チャンバのための境界の一部を形成したタービンシェルを有している。幾つかの態様において、ピストンプレートはタービンシェルに回転方向で結合されている。幾つかの態様において、トルクコンバータはタービンハブを有しており、クラッチがつながれると、ピストンプレートは、エンジントルクをタービンシェルを介してタービンハブに伝達するように配置されている。
本発明のこれらの目的及び利点並びにその他の目的及び利点は、本発明の好適な実施形態の以下の説明と、添付の図面及び請求項とから容易に認められるであろう。
本発明の性質及び態様がここで、添付の図面を参照した発明の以下の詳細な説明により完全に説明される。
まず、異なる図面における同じ参照符号は、発明の同じ又は機能的に類似の構造エレメントを表していることが認識されるべきである。本発明は、現時点で好適な態様であると考えられるものに関して説明されるが、請求項に記載の発明は開示された態様に限定されないと理解されるべきである。
さらに、発明は、記載された特定の方法、材料及び変化態様に限定されず、もちろん変更することができる。ここで使用されている用語は、特定の態様だけを説明するためのものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではなく、発明の範囲は、添付の請求項によってのみ限定される。
特に定義されない限りは、ここで使用される全ての技術的及び科学的用語は、本発明が属する技術分野における当業者にとって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。ここに説明されたものと同じ又は均等のあらゆる方法、装置又は材料が発明の実施又は試験において使用されることができるが、好適な方法、装置及び材料がここでは説明されている。
図7Aは、本願において用いられる空間に関する用語を説明する円筒座標系80の斜視図である。本発明は、少なくとも部分的に円筒座標系に関連して説明される。系80は長手方向軸線81を有しており、この長手方向軸線は、以下の方向及び空間の用語のための基準として使用される。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という形容詞は、軸線81、半径82(軸線81に対して直交する)及び円周83のそれぞれに対して平行な方向に関する。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という形容詞は、個々の平面に対して平行な方向にも関する。様々な平面の配置を明らかにするために、物体84,85及び86が用いられている。物体84の面87は軸方向平面を形成している。すなわち、軸線81はこの面に沿った線を形成している。物体85の面88は半径方向平面を形成している。すなわち、軸線82はこの面に沿った線を形成している。物体86の面89は周方向平面を形成している。すなわち、軸線83はこの面に沿った線を形成している。別の例として、軸方向の移動又は配置は軸線81に対して平行であり、半径方向の移動又は配置は半径82に対して平行であり、周方向の移動又は配置は円周83に対して平行である。回転は軸線81に関する。
"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という副詞は、軸線81、半径82又は円周83のそれぞれに対して平行な方向に関する。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という副詞は、個々の平面に対して平行な方向にも関する。
図7Bは、本願において用いられる空間に関する用語を説明する図7Aの円筒座標系における物体90の斜視図である。円筒状物体90は、円筒座標系における円筒状物体を表しており、本願発明をどのようにも限定しようとするものではない。物体90は、軸方向の面91と、半径方向の面92と、周方向の面93とを有している。面91は軸方向平面の一部であり、面92は半径方向平面の一部であり、面93は周方向平面の一部である。
図8は、締りばめを用いてトルクコンバータに結合されたバッキングプレートを有する本発明のトルクコンバータの部分的な分解図である。
図8Aは、図8に示されたトルクコンバータの部分的な斜視図である。以下の説明は図8及び図8Aが参照されるべきである。部分的にのみ示されたトルクコンバータは、バッキングプレート102と、カバー104と、ポンプシェル106とを有する。バッキングプレート102は、特に、プレートに対してカバー及びポンプシェルによって加えられる軸方向圧力によって、カバー及びポンプシェルと接触することによって固定されている。カバー104は、摺動係合のためにポンプ106に対して相補的な、段状の係合フィーチャ108を有している。幾つかの態様において、バッキングプレート102は、矢印107の方向にポンプ106が軸方向に移動するとカバー104に係合するように配置されている。
カバー及びシェルは個々の内周面110及び112を有しており、バッキングプレートは、面110又は112の一方と接触した外周面114を有している。幾つかの態様において、面114は不規則であり、例えば鋸歯状であり、例えば領域118において、例えばカバー104とバッキングプレート102との間の摩擦結合若しくは締めしろ結合を可能にしている。当業者は、カバー104がバッキングプレート102の挿入時に変形可能でもあることを即座に認識するべきである。例えば、バッキングプレートはカバー内へ突入する、若しくはカバーにおける材料を変位させる。ポンプシェルは半径方向の面120をも有しており、バッキングプレートは、それぞれ面120と接触した半径方向の面124を有する。
係合段状部108は、ポンプ106の相補的な係合段状部128と滑り係合するように配置されている。カバー104とバッキングプレート102との締りばめ結合により、カバー104からパッキングプレート102を介してクラッチ(図示せず)へトルクが受け渡される。例えば、カバー104とのバッキングプレート102の締りばめにより、バッキングプレート102はカバー104と共に回転する。バッキングプレート102は有利にはクラッチにおける摩擦プレートとして使用されており、この場合、トルクはバッキングプレート102から摩擦面を介してクラッチに伝達されることができる。バッキングプレートは、クラッチをつなぐことによって生ぜしめられる軸方向の力にも反応する。最後に、カバー104とポンプ106とは例えばクロージャ溶接によって結合され、これは、流体漏れを回避するためにカバー104とポンプ106とが継目において溶接されることを意味する。
トルクコンバータを組み立てる場合、適切な抗力なし動作のために、クラッチリフトオフ、若しくはクラッチコンポーネントの自由回転のための軸方向空間が必要とされる。材料及びコンポーネント仕様が様々であることにより、トルクコンバータの最終組立て時に適切なリフトオフが得られなければならない。クラッチのリフトオフを設定する第1の方法は、クラッチプレート(図示せず)をバッキングプレート102のカバー側122に据え付けることである。次に、バッキングプレート102がクラッチに対して緊密になるまで、ポンプ106の挿入時に、バッキングプレート102が締りばめされる。トルクコンバータをクロージャ溶接する前にクラッチのリフトオフを設定するために、ポンプ106が引き戻され、適切な深さにおいて再据付けされる。
適切なクラッチリフトオフを得る別の方法は、組立ての前にクラッチパックの高さを測定することである。クラッチパックの高さが次いで組立ての前に知られるので、パッキングプレートは、十分なリフトオフを提供するためにカバー104に必要な深さだけ挿入されることができる。
図9は、可変据付け深さを有するポンプハブ202を備えた本発明のトルクコンバータ200の部分的な断面図である。ポンプハブ202は軸受面204と溶接面206とを有する。技術分野においてよく知られているように、クラッチを介して積層するのと比較してコンバータを介して積層するトルクコンバータのために、軸受面204の位置、例えば、面が軸受208の面207に係合する軸方向位置は、適切なトルクコンバータ作動のために必要な、トルクコンバータにおける軸方向に積層されたコンポーネントのための空間を決定する。すなわち、コンポーネントの積層ではなく、ハブ202の位置が、カバー212内へのポンプ210の所要の据付け深さを決定する。言い換えれば、ハブ202の位置は、積層されたコンポーネントの中での個々の軸方向関係を決定する。したがって、面207が浮遊しないように、据付け深さ、すなわち面204の位置を適切に設定することが決定的である。浮遊とは、コンポーネントの間の過剰な自由空間が、コンポーネントの望ましくない移動及び可能な故障につながることを意味する。これに対して、不十分な軸方向空間はコンポーネントを詰まらせることがあり、やはり、性能を妥協する。トルクコンバータのコンポーネント積層体は、少なくとも、カバー212とポンプ210との間に軸方向に配置された、ピストンプレート、ダンパアセンブリ、クラッチ、タービン、タービンハブ、ステータ、及び軸受208等の軸受を含む。
コンバータを介して積層されたトルクコンバータのために、軸方向間隔を制御するためにクラッチリフトオフが使用されるならば、面207は浮遊する。したがって、幾つかの態様において、コンポーネントはカバー212において積層されており、ポンプシェル210はカバーと係合させられており、カバーとシェルとは溶接されている。ハブ202は据え付けられている。ハブの軸方向位置は、面204及び207の適切な軸方向関係を提供するためにハブをポンプに対して摺動させることによって制御される。ハブ202が位置決めされると、ハブはポンプシェルに溶接される。言い換えれば、複数のコンポーネントはポンプシェルとカバーとの間に軸方向に配置されており、ポンプハブはポンプシェルに固定されており、ポンプシェルに対するポンプハブの位置は、ハブをシェルに固定する前に、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間の個々の軸方向距離を決定するために、選択される。すなわち、ポンプハブの位置は、カバーとポンプハブとの間の軸方向距離を決定するために選択される。
幾つかの態様において、ハブのフランジ付き領域、例えばセグメント214のための種々異なる個々の軸方向長さを有する複数のポンプハブ202は、面204及び207の所望の軸方向関係を決定するために使用される。例えば、コンポーネントがカバー212において積層されると、ポンプシェル210はカバーと係合させられ、カバーとシェルとは溶接され、所望の軸方向長さを有するセグメント214を備えたハブ202が、選択され、ポンプシェル面214と係合するように挿入され、次いでポンプシェルに溶接される。
図10は、トルクコンバータクラッチ306とタービンシェル302とを回転方向で結合するバッキングプレート350を備えた本発明のトルクコンバータ300の部分的な断面図である。プレート350は、圧力チャンバ328及び315の間の境界の少なくとも部分を形成したシールプレートにも作用する。以下にさらに説明するように、クラッチのための提供圧力チャンバ313における圧力は、チャンバ328及び315における圧力とは無関係に制御される。幾つかの態様において、シールプレート350は、技術分野において知られるあらゆる手段、例えばリベット307を使用してタービンハブ319においてタービンシェル302に固定される。回転方向で結合又は固定されているとは、2つの構成要素が一緒に回転する、すなわち2つの構成要素が回転に関して固定されているようにバッキングプレートとクラッチとが結合されていることを意味する。2つの構成要素を回転方向で結合することは、必ずしも他の方向での相対移動を制限するわけではない。例えば、回転方向で結合された2つの構成要素が、スプライン結合を介して互いに対して軸方向移動を行うことが可能である。しかしながら、回転方向での結合は、他の方向での移動が必ずしも存在することを意味すると理解されるべきではない。例えば、回転方向で結合された2つの構成部材は、軸方向で互いに固定されていることができる。回転方向での結合の前記説明は、以下の説明にも適用可能である。
クラッチは摩擦材料322をも有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えばプレート358に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート358の間に配置される別個のエレメントであることができる。シールプレート350はピストンプレート310によって提供される圧力に応答し、クラッチをつなぐ。ピストンプレート310からの圧力に反応するために必要な剛性を得るために、幾つかの態様において、バッキングプレートは、不規則な形状に形成されており、例えばリブが設けられている。
例えばトルクコンバータのためのロックアップモードの間に、クラッチ306がつながれると、クラッチ306は、プレート350及びリベット307を介してタービンハブにトルクを伝達するように配置され、有利にはクラッチ306からタービンハブ319へのトルクの伝達を可能にする。トルクはタービンハブを"予負荷"し、上述のような振動及び騒音問題を排除する。すなわち、プレート350はエンジントルクを、さもなければほとんど又は全くトルクを支持しないタービンハブに伝達し、ダンパ304のカバープレート311とハブ319との間のスプライン結合309をロックする。すなわち、プレートとハブとの間の接触はスプライン結合において維持される。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合はさらに、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
チャンバ315は環状空間317及びチャンバ328と流体連通している。クラッチが切断されている場合、流体(図示せず)はチャンバ328から摩擦材料の間をチャンバ315及び環状空間まで流れ、環状空間のための冷却流を提供する。クラッチがつながれている場合、冷却流体は、圧力チャンバ328から摩擦材料を通り、例えば摩擦材料における溝を通り、チャンバ315及び環状空間へ流れるように配置されている。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ315へ、チャンバ328へ流れる。つまり、トルクコンバータ300は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。
チャンバ313の動作は、チャンバ315の動作から独立している。特に、チャンバ313の充填及び排出、ひいてはクラッチ306の作動は、チャンバ315及び328及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ313は独立してチャネル332を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ313はチャンバ315及び328における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ328は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ315及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
摩擦プレート358は、技術分野において知られたあらゆる手段によってカバー308に結合されている。幾つかの態様において、プレートをばね335及び337にそれぞれ結合するためにファスナ331及び333が使用される。リベットを含むがリベットに限定されない、技術分野において知られたあらゆるファスナが使用されることができる。ばねはカバー308に固定されており、エンジントルクをカバーから個々の摩擦プレートに伝達する。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート339によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。幾つかの態様(図示せず)において、プレート358をカバーに結合するためにスプライン配列が使用される。有利には、スプライン結合の代わりにばね結合を使用することは、スプライン結合の使用時に固有の望ましくない振動を減じる。
図11は、トルクコンバータクラッチ406とタービンシェル402とを回転方向で結合するバッキングプレート450を備えた本発明のトルクコンバータ400の部分的な断面図である。プレート450は、圧力チャンバ428及び415の間の境界の少なくとも部分を形成したシールプレートとしても作用する。以下にさらに説明するように、クラッチのための提供圧力チャンバ413における圧力は、チャンバ428及び415における圧力とは無関係に制御される。幾つかの態様において、シールプレート450は、技術分野において知られるあらゆる手段、例えば溶接403を使用してタービンシェル402に固定される。
クラッチは摩擦材料422をも有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えばプレート450に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート458の間に配置される別個のエレメントであることができる。シールプレート450はピストンプレート410によって提供される圧力に応答し、クラッチをつなぐ。幾つかの態様において、バッキングプレートの反応機能は、タービンシェル402における軸方向撓みを生ぜしめる。したがって、幾つかの態様において、回転スラスト受渡しエレメント470は、例えば技術分野において知られるあらゆるこのようなエレメント、例えば軸受470、であることができ、スラストをクラッチからポンプシェルに受け渡すために、軸方向でタービンシェルとポンプシェル405との間に配置されている。幾つかの態様(図示せず)において、ポンプシェル405とステータ407との間及びステータ407とハブ419との間にそれぞれ配置された軸受471及び473は、個々の摩耗ワッシャと交換される。
例えばトルクコンバータのためのロックアップモードの間に、クラッチ406がつながれると、クラッチ406は、プレート450及び溶接403を介してタービンハブにトルクを伝達するように配置され、有利にはクラッチ406からタービンハブ419へのトルクの伝達を可能にする。トルクはタービンハブを"予負荷"し、上述のような振動及び騒音問題を排除する。すなわち、プレート450はエンジントルクを、さもなければほとんど又は全くトルクを支持しないタービンハブに伝達し、ダンパ404のカバープレート409とハブ419との間のスプライン結合411をロックする。すなわち、プレートとハブとの間の接触はスプライン結合において維持される。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合はさらに、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
チャンバ415は環状空間417及びチャンバ428と流体連通している。クラッチが切断されている場合、流体(図示せず)はチャンバ428から摩擦材料の間をチャンバ415及び環状空間まで流れ、環状空間のための冷却流を提供する。クラッチがつながれている場合、冷却流体は、圧力チャンバ428から摩擦材料を通り、例えば摩擦材料における溝を通り、チャンバ415及び環状空間へ流れるように配置されている。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ415へ、チャンバ428へ流れる。つまり、トルクコンバータ400は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。
チャンバ413の動作は、チャンバ415及び428の動作から独立している。特に、チャンバ413の充填及び排出、ひいてはクラッチ406の作動は、チャンバ415及び428及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ413は独立してチャネル432を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ415はチャンバ413及び428における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ428は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ415及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
摩擦プレート458は、技術分野において知られたあらゆる手段によってカバー408に結合されている。幾つかの態様において、プレートをばね435及び437にそれぞれ結合するためにファスナ431及び433が使用される。リベットを含むがリベットに限定されない、技術分野において知られたあらゆるファスナが使用されることができる。ばねはカバー413に固定されており、エンジントルクをカバーから個々の摩擦プレートに伝達する。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート439によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。幾つかの態様(図示せず)において、プレート458をカバーに結合するためにスプライン配列が使用される。有利には、スプライン結合の代わりにばね結合を使用することは、スプライン結合の使用時に固有の望ましくない振動を減じる。
図12は、本発明のトルクコンバータ500の部分的な断面図である。トルクコンバータ500は、カバー502と、カバーに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチ504と、クラッチのためのピストンプレート506とを有する。ピストンプレートは、クラッチのための提供圧力チャンバ508の部分を形成している。すなわち、ピストンプレートは、チャンバ508の境界の部分を形成している。圧力チャンバは、チャンバを充填及び排出するために使用される流体供給チャネル510を除いてシールされている。ピストンプレートは、トルクコンバータのためのロックアップモードの間、すなわちクラッチ504がつながれているときには、カバー502に向かって、すなわち方向512へ変位するように配置されている。
トルクコンバータ500は、圧力チャンバ514及び516及び環状空間518をも有する。チャンバ516は、チャンバ514及び環状空間と流体連通している。クラッチは摩擦材料520a,520b,520c及び520dを有する。技術分野において知られたあらゆるタイプの摩擦材料が使用されることができる。摩擦材料は、技術分野において知られたあらゆる形式で構成されることができる。例えば、摩擦材料は別のコンポーネント、例えば駆動プレート522に取り付けられることができるか、又は別のコンポーネント、例えば摩擦プレート522と摩擦プレート524との間に配置される別個のエレメントであることができる。クラッチが切断されている場合、流体(図示せず)はチャンバ514から摩擦材料の間をチャンバ516及び環状空間まで流れ、環状空間のための冷却流を提供する。クラッチがつながれている場合、冷却流体は、圧力チャンバ514から摩擦材料を通り、例えば摩擦材料における溝を通り、圧力チャンバ516及び環状空間へ流れるように配置されている。幾つかの態様において、冷却流れが反転され、すなわち冷却流体は環状空間からチャンバ516へ、チャンバ514へ流れる。つまり、トルクコンバータ500は摩擦材料を通る有利な冷却流れを提供し、環状空間への冷却流れを供給し続けながら、摩擦材料の性能及び耐久性を高める。
チャンバ508の動作は、チャンバ514及び516の動作から独立している。特に、チャンバ508の充填及び排出、ひいてはクラッチ504の作動は、チャンバ514及び516及び環状空間を通る圧力及び冷却流体流れから独立して行われる。例えば、チャンバ508は独立してチャネル510を介して冷却流体が供給されるので、チャンバ508はチャンバ514及び516における圧力を中断することなく充填される。したがって、チャンバ514は、ロックアップモードの間にクラッチ摩擦材料を介してチャンバ516及び環状空間に冷却流体を提供し続ける。
トルクコンバータ500は、カバープレート530及びスプライン結合532を介してタービンハブ528に回転方向で結合されたダンパアセンブリ526を有する。タービンハブへのトルクコンバータクラッチの結合は、引用により本明細書に記載されたこととされる2006年6月28日に出願された共同で所有された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。トルクコンバータはタービンシェル534をも有する。タービンシェル534はチャンバ508のための境界の部分を形成している。幾つかの態様において、トルクコンバータは、シェルをピストンプレート506に回転方向で結合した回転防止装置536を有する。回転装置は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば、シェルにおける突出部540と結合されたピストンプレートにおける凹所538によって、提供されることができる。ピストンプレートはロックアップモードにおいてプレート522と摩擦を生じながら係合させられている。つまり、トルクコンバータのためのロックアップモードの間、クラッチ540は、トルクをピストンプレート及び装置536を介してタービンハブに伝達するように配置されており、有利には、コンバータ500のためのロックアップモードにおける作動中にクラッチ504からタービンハブ528へのエンジントルクの伝達を可能にする。伝達されたエンジントルクはタービンハブを"予負荷"し、上述のような振動及び騒音問題を排除する。すなわち、プレート506はエンジントルクを、さもなければほとんど又は全くトルクを支持しないタービンハブに伝達し、プレート530とハブ528との間のスプライン結合をロックする。すなわち、プレートとハブとの間の接触はスプライン結合において維持される。
幾つかの態様において、プレート541は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば溶接542によってカバー502に固定されている。幾つかの態様において、プレート544及び522は、技術分野において知られたあらゆる手段によってプレート541及びカバー502に結合されている。幾つかの態様において、プレートをばね546及び548にそれぞれ結合するためにファスナ550及び552が使用される。リベットを含むがリベットに限定されない、技術分野において知られたあらゆるファスナが使用されることができる。ファスナ及びばねは、エンジントルクをカバーから個々の摩擦プレート及びバッキングプレートに伝達する。カバーは、技術分野において知られたあらゆる手段、例えば駆動プレート554によって、エンジン又はフレックスプレート(図示せず)に結合されている。幾つかの態様(図示せず)において、プレート522,524及び544をカバーに結合するためにスプライン配列が使用される。有利には、スプライン結合の代わりにばね結合を使用することは、スプライン結合の使用時に固有の望ましくない振動を減じる。
プレート554及び506及びシール564及び566はチャンバ508をも仕切っている。プレート554は、技術分野において知られたあらゆる手段、例えばリベット568によってタービンシェル及び/又はタービンハブに固定されている。プレート562は、技術分野において知られたあらゆる手段によってタービンシェルに固定されている。シール564及び566は、クラッチ504を操作するためにプレート506の変位を可能にする。
本発明のトルクコンバータは、図示されたコンポーネントのタイプ、寸法、数又は構成に限定されず、コンポーネントのその他のタイプ、寸法、数又は構成が、請求項に記載された発明の精神及び範囲に含まれている。例えば、その他のタイプのコンポーネント、及びその他の数、寸法及び構成のコンポーネントは、請求項に記載された発明の精神及び範囲に含まれている。
したがって、本発明の目的は効率的に達成されるが、発明に対する修正及び変更が当業者に容易に明らかであるべきであり、これらの修正は、請求項に記載された発明の精神及び範囲に含まれるものである。前記説明は、本発明の例を示しており、限定するものと考えられるべきでないことも理解される。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明のその他の実施形態が可能である。
図1は、ドライブトレーンにおけるトルクコンバータの関係及び機能を説明することを助けるための、自動車における動力伝達経路の概略的なブロック線図である。 自動車のエンジンに固定されて示されている、従来のトルクコンバータの断面図である。 図2に示された線3−3に沿って見た、図2に示されたトルクコンバータの平面図である。 概して図3に示された線4−4に沿って見た、図2及び図3に示されたトルクコンバータの断面図である。 図2に示されたトルクコンバータの第1の分解図であり、分解されたトルクコンバータを左から見たものとして示されている。 図2に示されたトルクコンバータの第2の分解図であり、分解されたトルクコンバータを右から見たものとして示されている。 本願において用いられた空間的な用語を示している、円筒座標系の斜視図である。 本願において用いられる空間に関する用語を説明する図7Aの円筒座標系における物体の斜視図である。 締りばめを用いてトルクコンバータに結合されたバッキングプレートを有する本発明のトルクコンバータの部分的な分解図である 図8に示されたトルクコンバータの部分的な斜視図である。 可変据付け深さを有するポンプハブを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。 トルクコンバータクラッチとタービンシェルとを回転方向で結合するバッキングプレートを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。 タービンシェルに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。 タービンシェルに回転方向で結合されたピストンプレートを備えた本発明のトルクコンバータの部分的な断面図である。
符号の説明
102 バッキングプレート、 104 カバー、 106 ポンプシェル、 108 段状の係合フィーチャ、 110,112 内周面、 114 面、 118 領域、 120 面、 122 カバー側、 128 係合段状部、 200 トルクコンバータ、 202 ポンプハブ、 204 軸受面、 206 溶接面、 207 面、 208 軸受、 210 ポンプ、 212 カバー、 214 セグメント、 300 トルクコンバータ、 302 タービンシェル、 304 ダンパ、 306 トルクコンバータクラッチ、 307 リベット、 311 カバープレート、 313 提供圧力チャンバ、 315 圧力チャンバ、 319 タービンハブ、 322 摩擦材料、 328 チャンバ、 331,333 ファスナ、 350 バッキングプレート、 358 摩擦プレート、 400 トルクコンバータ、 402 タービンシェル、 403 溶接、 406 トルクコンバータクラッチ、 407 ステータ、 411 スプライン結合、 413 提供圧力チャンバ、 415 圧力チャンバ、 419 ハブ、 422 摩擦材料、 428 圧力チャンバ、 431 ファスナ、 432 チャネル、 433 ファスナ、 435,437 ばね、 439 駆動プレート、 450 バッキングプレート、 458 摩擦プレート、 471,473 軸受、 500 トルクコンバータ、 504 クラッチ、 506 プレート、 514,516 圧力チャンバ、 518 環状空間、 520 摩擦材料、 522 駆動プレート、 524 摩擦プレート、 526 ダンパアセンブリ、 528 タービンハブ、 530 プレート、 534 タービンシェル、 536 回転防止装置、 538 凹所、 540 クラッチ、 544 プレート、 554 駆動プレート、 546,548 ばね、 550,552 ファスナ、 562 プレート、 564,566 シール、 568 リベット

Claims (15)

  1. トルクコンバータにおいて、
    ポンプシェルと、
    カバーと、
    カバー及びポンプシェルとの接触により固定されたトルクコンバータクラッチのためのバッキングプレートであって、カバー及びポンプシェルによってバッキングプレートに対して加えられる軸方向圧力によって固定されているバッキングプレートと、を備え、
    ポンプシェル及びカバーがさらに個々の内周面を有しており、
    バッキングプレートがさらに鋸歯状の外周面を有しており、
    バッキングプレートがカバーの内周面側からカバー内に突入することによって、バッキングプレートとカバーとが締りばめ結合され且つバッキングプレートの外周面とカバーの内周面とが摩擦接触されており、摩擦接触がバッキングプレートをカバーの内周面に回転方向で固定していることを特徴とする、トルクコンバータ。
  2. ポンプシェルが半径方向面を有しており、バッキングプレートがさらに、ポンプシェルのための半径方向面と接触した半径方向面を有している、請求項1記載のトルクコンバータ。
  3. クラッチが設けられており、バッキングプレートが、クラッチがつながれたときのクラッチからの軸方向の力に反応するように配置されている、請求項1又は2記載のトルクコンバータ。
  4. 軸方向でポンプシェルとカバーとの間に配置された複数のコンポーネントが設けられており、
    ポンプシェルに固定されたポンプハブが設けられており、ポンプシェルに対するポンプハブの位置が、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間の個々の軸方向間隔を決定するように選択されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のトルクコンバータ。
  5. 複数のコンポーネントがさらに出力ハブを含み、ポンプハブの位置が、カバーと出力ハブとの間の軸方向間隔を決定するように選択されている、請求項記載のトルクコンバータ。
  6. 複数のコンポーネントがさらに軸受を含み、ポンプハブの位置が、軸受とポンプハブとの間の軸方向間隔を決定するために選択されている、請求項又は記載のトルクコンバータ。
  7. 軸方向でポンプシェルとカバーとの間に配置された複数のコンポーネントが設けられており、
    ポンプシェルに固定されたポンプハブが設けられており、ポンプハブのフランジ付き領域の軸方向長さが、複数のコンポーネントにおけるコンポーネントの間の個々の軸方向間隔を決定するために選択される、請求項1からまでのいずれか1項記載のトルクコンバータ。
  8. 複数のコンポーネントがさらに出力ハブを含み、フランジ付き領域の長さが、カバーとポンプハブとの間の軸方向間隔を決定するために選択される、請求項記載のトルクコンバータ。
  9. 複数のコンポーネントがさらに軸受を含み、フランジ付き領域の長さが、軸受とポンプハブとの間の軸方向間隔を決定するために選択される、請求項又は記載のトルクコンバータ。
  10. 前記カバーに回転方向で結合されたトルクコンバータクラッチと、
    該トルクコンバータクラッチのためのピストンプレートと、が設けられており、該ピストンプレートが、トルクコンバータクラッチのための提供圧力チャンバのための境界の部分を形成しており、前記提供圧力チャンバが、流体供給チャネルを除いてシールされており、ピストンプレートが、トルクコンバータクラッチをつなぐために前記カバーに向かって変位するように配置されている、請求項1からまでのいずれか1項記載のトルクコンバータ。
  11. 環状空間と、第1の圧力チャンバと、第2の圧力チャンバとが設けられており、第1の圧力チャンバが第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、提供圧力チャンバにおける圧力が、第1の圧力チャンバ及び第2の圧力チャンバにおける圧力から独立して制御される、請求項10記載のトルクコンバータ。
  12. 冷却流体と、環状空間と、第1の圧力チャンバと、第2の圧力チャンバとが設けられており、第1の圧力チャンバが第2の圧力チャンバ及び環状空間と流体連通しており、クラッチが摩擦材料を有しており、クラッチがつながれた場合、冷却流体が、摩擦材料を通って第1の圧力チャンバと第2の圧力チャンバとの間を流れるように配置されている、請求項10又は11記載のトルクコンバータ。
  13. 提供圧力チャンバのための境界の部分を形成したタービンシェルが設けられている、請求項10から12までのいずれか1項記載のトルクコンバータ。
  14. ピストンプレートがタービンシェルに回転方向で結合されている、請求項10から13までのいずれか1項記載のトルクコンバータ。
  15. タービンハブが設けられており、クラッチがつながれた場合、ピストンプレートが、エンジントルクをタービンシェルを介してタービンハブに伝達するように配置されている、請求項10から13までのいずれか1項記載のトルクコンバータ。
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